JP2000228630A - デルタシグマ方式d/a変換器 - Google Patents

デルタシグマ方式d/a変換器

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JP2000228630A JP11029170A JP2917099A JP2000228630A JP 2000228630 A JP2000228630 A JP 2000228630A JP 11029170 A JP11029170 A JP 11029170A JP 2917099 A JP2917099 A JP 2917099A JP 2000228630 A JP2000228630 A JP 2000228630A
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    • H03M3/458Analogue/digital converters using delta-sigma modulation as an intermediate step
    • H03M3/464Details of the digital/analogue conversion in the feedback path

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 デルタシグマ方式D/A変換器において構成
する抵抗やコンデンサ等の素子数を減少させる。 【解決手段】 サーモメータコード変換部3、偶奇ビッ
ト切換部4によって量子化器1の発生する第1デジタル
信号の出力レベルを2等分またはそれに近い整数値の出
力レベルの第2、第3デジタル信号の出力レベルの和で
表されるように分割する。第1、第2加算器7、8はサ
ンプリング周期の前半の1/2周期に第2のデジタル信
号に対応したレベル信号、第3デジタル信号の反転信号
に対応した反転レベル信号を発生し、後半の1/2周期
に第3デジタル信号に対応したレベル信号、第2デジタ
ル信号の反転信号に対応した反転レベル信号を発生す
る。オペアンプ6はレベル信号から反転レベル信号を減
算して第1デジタル信号の出力レベルに対応するアナロ
グ信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は高精度、高S/Nのデルタ
シグマ方式D/A変換器に関するものであり、特に3以
上の量子化レベルを持つ量子化器の出力をアナログ量に
変換する構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、コンパクトディスク(CD)プレ
ーヤー等のデジタルオーディオ装置では、デルタシグマ
変調方式D/A変換器を用いるものがある。これは、C
Dから読み出される多ビットデジタル信号をオーバーサ
ンプリングし、マルチレベルのデジタル信号に変換し、
このデジタル信号をD/A変換するものである。例え
ば、図7に示すように、多ビットデジタル信号を受ける
ノイズシェーパ演算を行い後述の量子化器より発生する
量子化雑音の低周波成分をキャンセルするノイズシェー
パ演算器X1と、ノイズシェーパ演算器X1に含まれて
おり、入力を複数のレベルと比較してマルチレベル量子
化する量子化器X2と、量子化器からの出力をD/A変
換を行うためのローカルD/A変換器X3とからなる。
ノイズシェーパ演算器としては、例えば、図8に示すよ
うな3次ノイズシェーパ演算器があり、乗算器Y1、Y
2、遅延回路Y3、Y4、Y5、加算器Y6、Y7から
なる。遅延回路Y3、Y4、Y5はそれぞれ1サンプル
周期の遅延を有し、順次縦列に接続されている。入力さ
れた多ビットデジタル信号は加算器Y6で、遅延回路Y
5の出力と、乗算器Y1、Y2を介してそれぞれ係数
3、−3を乗算された遅延回路Y3、Y4の出力と加算
され、量子化器X2に出力される。量子化器の出力は加
算器Y7でその入力から減算され、遅延回路Y3の入力
となっている。なお、図8では22ビットのデジタル信
号を入力とし、11レベルのデジタル信号に変換するも
のを示してある。
【0003】デルタシグマ変調方式D/A変換器におい
て、高精度・高S/N化するには、ノイズシェーパ演算
器の次数、サンプリング周波数、量子化器のレベル数を
増加することが理論上必要である。ノイズシェーパ演算
器の次数を上げることは、すなわち、ノイズシェーパ演
算器を構成する積分器、乗算器、遅延回路の組を増加さ
せ、回路量の増大を招く。また、むやみに次数を大きく
しても逆に高周波数域の雑音を増大させる。サンプリン
グ周波数にしても、デジタルオーディオ装置のシステム
クロック周波数を上げることとなるが、これとともにク
ロックジッタに弱くなるので限界がある。また、コスト
アップは他ならず、消費電力の上昇、アナログオーディ
オ回路系への干渉ノイズの発生の恐れを招く。このた
め、量子化器のレベル数を増加することが不可欠であ
る。
【0004】デルタシグマ変調方式におけるローカルD
/A変換器は、量子化器の出力レベル数に応じて、たか
だか数10レベル程度の少ない分解能しか持っていな
い。しかし、その各々のレベル値の精度については、非
常に高い相対精度が要求されている。例えば、16ビッ
トを越える精度が要求されるような場合、D/A変換用
の変換エレメントとして単に抵抗やコンデンサ等を並べ
ただけでは、D/A変換器のICの製造に用いられる半
導体プロセスに起因する各変換エレメントの相対ばらつ
きのため、この相対精度に対する厳しい要求を満たすこ
とは出来ない。そのため、単に量子化器のレベル数を増
加させるだけでなくPWM(パルス幅変調)方式やDE
M(ダイナミック・エレメント・マッチング)方式のロ
ーカルD/A変換器が用いられている。
【0005】PWM方式のものでは、1サンプル期間内
のパルス幅を変えることにより複数のレベルを表現する
方式であり、主として時間軸方向のクロック精度によっ
て変換精度が決定される。このため、IC等の製造誤差
によって変換精度が影響されることが少なく、高い精度
を簡単に実現できるという特徴を持っている。その反
面、サンプリング周波数の数倍以上の高いシステムクロ
ックを必要とする。また、そのクロックのジッタによ
り、変換精度が大きく影響されるという欠点を持ってい
る。
【0006】DEM方式は、量子化器の出力レベルに対
応し、抵抗やコンデンサ等からなる同一変換能力の複数
の変換エレメントを持ったD/A変換器である。具体的
には図7に示すように、量子化器X2の出力レベル数N
に応じたN個の出力を有するDEM変換器30、変換エ
レメントとしての同一抵抗値の2N個の抵抗r1〜r1
2、反転部31、オペアンプ32からなり、DEM変換
器30によって量子化器X2の出力レベルに応じた数の
抵抗r1〜rN、r’1〜r’Nに選択的に電流(単位
量)を供給し、各抵抗に供給される単位量をアナログ加
算してオペアンプ32に入力し、量子化器X2の出力レ
ベルに応じたアナログ出力を発生させる。これはPWM
方式とは違ってサンプリング周波数以上の変換クロック
を必要としない。この方式は、抵抗やコンデンサ等のア
ナログ的な変換エレメントを複数もっているため、各エ
レメントの相対的なばらつきの影響を受けて変換精度が
悪くなってしまう。DEM方式では、各エレメントを順
番に使用して、平均して全てのエレメントが同じ時間だ
け使用する。これにより、変換エレメントの相対ばらつ
きによって発生する雑音成分を高周波数域に追いやり、
実際に使用される低周波数成分については高い変換精度
を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DEM
方式の欠点は抵抗やコンデンサ等の変換エレメントを多
く使用するため、ICのチップ面積が増大してしまい、
その結果コストアップを招くことである。さらに、一般
的には電源ハム等の直流成分のノイズをキャンセルする
ために、図7に示すようにオペアンプ32の正相入力、
逆相入力に互いにレベル反転した入力を与える差動方式
を取っており、必要とされる変換エレメントの数は量子
化レベル数Nの2倍となっていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、量
子化器のサンプリング周期を前半の1/2周期、後半の
1/2周期に分け、量子化器の出力レベルをその2等分
またはそれに近い整数値の出力レベルの第2、第3のデ
ジタル信号の出力レベルの和で表されるように分割し、
サンプリング周期の前半の1/2周期に第2のデジタル
信号に対応したレベル信号より第3のデジタル信号の反
転信号に対応した反転レベル信号を減算し、後半の1/
2周期に第3のデジタル信号に対応したレベル信号より
第2のデジタル信号の反転信号に対応した反転レベル信
号を減算してアナログ信号を発生する。これによって、
サンプリング周波数の2倍のクロックを使用するのみ
で、従来のDEM方式と比較して変換エレメントを構成
する抵抗やコンデンサ等の素子数を1/2に減少させ
る。言い換えれば、従来の素子数をそのままに高精度の
D/A変換器を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明では、所定のサンプリング
周期で、複数出力レベルの第1のデジタル信号を発生す
るものであり、出力レベルの数はN(3以上の整数)で
ある量子化器と、上記量子化器より発生する量子化雑音
の低周波成分をキャンセルするノイズシェーパ演算器
と、上記第1のデジタル信号をその出力レベルの2等分
またはそれに近い整数値の出力レベルを示す第2、第3
のデジタル信号の出力レベルの和で表されるように分割
する分割器と、上記サンプリング周期の前半の1/2周
期に第2のデジタル信号に対応したレベル信号より第3
のデジタル信号に対応したレベル信号を反転した反転レ
ベル信号を減算し、後半の1/2周期に第3のデジタル
信号に対応したレベル信号より第2のデジタル信号に対
応したレベル信号を反転した反転レベル信号を減算して
量子化器の出力レベルに対応したアナログ信号を発生す
る差動増幅器とを備えるデルタシグマ方式D/A変換器
を構成する。
【0010】上記第1のデジタル信号の出力レベルをQ
(Qは0以上、(N−1)の整数)とすれば、上記分割
器は、Qが偶数の場合は第2、第3のデジタル信号の出
力レベルA、Bを共にQ/2とし、Qが奇数の場合は第
2、第3のデジタル信号の出力レベルA、Bをそれぞれ
(Q+1)/2、(Q−1)/2とするように第1のデ
ジタル信号を分割することが好ましい。
【0011】また、互いに等価な重み付けをされたL
(Lは(N−1)/2以上の整数)個の変換エレメント
を有し、上記前半の1/2周期に上記第2のデジタル信
号を受けて当該第2のデジタル信号レベルAに対応した
A個の上記変換エレメントに単位量を与えて当該単位量
をアナログ加算して上記第2のデジタル信号に対応した
上記レベル信号を発生し、上記後半の1/2周期に上記
第3のデジタル信号を受けて当該第3のデジタル信号の
レベルBに対応したB個の上記変換エレメントに単位量
を与えて当該単位量を加算して上記第3のデジタル信号
に対応した上記レベル信号を発生する第1の加算器と、
互いに等価な重み付けをされたL個の変換エレメントを
有し、上記前半の1/2周期に上記第3のデジタル信号
を受けて当該第3のデジタル信号のレベルBに対応して
(L−B)個の上記変換エレメントに単位量を与えて当
該単位量をアナログ加算して上記第3のデジタル信号に
対応した上記反転レベル信号を発生し、上記後半の1/
2周期に上記第2のデジタル信号を受けて当該第2のデ
ジタル信号のレベルAに対応して(L−A)個の上記変
換エレメントに単位量を与えて当該単位量をアナログ加
算して上記第2のデジタル信号に対応した上記反転レベ
ル信号を発生する第2の加算器とを備えることも好まし
い。
【0012】
【実施例】次に本発明の一実施例のデルタシグマ方式D
/A変換器について説明する。まず、図1を参照しなが
ら、本例の構成について説明する。同図において1は量
子化器、2はノイズシェーパ演算器であり、これらは従
来より用いられているものと同様の構成、例えば図8に
示すようなのものである。なお、3次のノイズシェーパ
演算器に限らず、2次のノイズシェーパ演算器でも良い
し、量子化器の出力レベル数も11レベルに限らず、3
レベル以上のものであればよい。以降、便宜上本例で
は、量子化器1の出力レベル数Nを8として説明する。
ノイズシェーパ演算器2は複数ビット構成のデジタル信
号を受け、所定のサンプリング周期Tでノイズシェーパ
演算を行って量子化器1より発生する量子化雑音の低周
波成分をキャンセルする。量子化器1はノイズシェーパ
演算出力を所定のサンプリング周期で量子化し、複数出
力レベルの第1のデジタル信号を発生する。
【0013】3はサーモメータコード変換部であり、量
子化器1の出力レベル数Nと同じN(本例では、N=
8)個の出力端子SB1〜SB8を有し、量子化器1よ
り入力される出力レベルQに応じてQ個の出力を選択し
“1”とする。図2に示すように、量子化器1の出力レ
ベルQに対応するバイナリーコード001〜111に対
応して、出力端子SB1〜SB7を順次“1”とする。
例えば、バイナリーコード001では出力端子SB1が
“1”、010では出力端子SB1、SB2が“1”と
なる。なお、出力端子SB8は常に“0”とする。
【0014】4は偶奇ビット切換部であり、出力端子P
1〜P4及びN1〜N4を備える。初期状態では、出力
端子P1、N1、P2、N2、P3、N3、P4はそれ
ぞれ出力端子SB1〜SB8からの出力をそのままに出
力する。偶奇ビット切換部4はサンプリング周期の1/
2周期毎に反転される切換信号に応じて、出力端子SB
1〜SB8からの出力の偶奇ビットを入れ換えて出力す
る。この入れ替えは、例えば、切り換え信号が“1”の
ときは入力、出力の対応は初期状態のままに、“0”の
ときは出力端子P1と出力端子N1とに対する入力信号
を入れ替え、出力端子P2と出力端子N2とに対する入
力信号を入れ替え、出力端子P3と出力端子N3とに対
する入力信号を入れ替え、出力端子P4と出力端子N4
とに対する入力信号を入れ替える。これによってサンプ
リング周期の1/2周期毎に、出力端子P1〜P4、出
力端子N1〜N4からは出力レベルQの2等分またはそ
れに近い整数値の出力レベルを示す第2のデジタル信
号、第3のデジタル信号が交互に発生する。
【0015】RP1〜RP4、RN1〜RN4は変換エ
レメントとしての抵抗であり、互いに同一の抵抗値を有
し、互いに等価な重み付けされたものてある。なお、変
換エレメントとしては抵抗に限らずコンデンサを用いて
も良い。5は反転部であり、6は差動増幅器としてのオ
ペアンプである。抵抗RP1〜RP4はそれぞれ一方の
端子を偶奇ビット切換部4の出力端子P1〜P4に接続
し、他方の端子を互いに接続し、オペアンプ6の正相入
力に接続している。これにより、出力端子P1〜P4の
“1”に応じて各抵抗にには単位量として所定の電流が
供給され、これら単位量が加算されてオペアンプ6の正
相入力に与えられる。この単位量の加算値によって第2
または第3のデジタル信号に対応するレベル信号が与え
られる。抵抗RN1〜RN4はそれぞれ一方の端子に反
転部5を介して偶奇ビット切換部4の出力端子N〜N4
に接続し、他方の端子を互いに接続し、オペアンプ6の
逆相入力に接続している。これにより、出力端子N1〜
N4の“0”に応じて各抵抗に単位量として所定の電流
が供給され、これらの加算値によって第2または第3の
デジタル信号に対応するレベル信号を反転した反転レベ
ル信号が与えられ、オペアンプ6の逆相入力に印加され
る。すなわち、抵抗RP1〜RP4によって第1の加算
器7が構成され、反転部5及び抵抗RN1〜RN4によ
っては第2の加算器8が構成される。第1、第2の加算
器7、8はそれぞれL=4個の変換エレメントを有す
る。第1の加算器7は第2、第3のデジタル信号の出力
レベル値A、Bに応じてサンプリング周期の前半でA
個、後半でB個の単位量を加算し、第2の加算器8は前
半で(L−B)個、後半で(L−A)個の単位量を加算
する。オペアンプ6はレベル信号から反転レベル信号を
減算して量子化器1の出力レベルに対応したアナログ信
号を発生する。
【0016】次に本例の動作について説明する。第1〜
第8のサンプリング周期T〜8Tに量子化器1の出力レ
ベル、言い換えればサーモメータコードの出力値が0〜
7まで順次増加したとし、図3及び図4を参照しながら
本例の動作について説明する。図3はサーモメータコー
ド変換部3の出力値、偶奇ビット切替部4の出力端子P
1〜P4、N1〜N4それぞれの出力状態及びその加算
値ΣPi、ΣNiを示してあり、半周期のオペアンプ6
のによるレベル信号から反転レベル信号を減算して得ら
れる加算値ΣPi−ΣNiバーを示してあり、1周期に
わたるオペアンプ6によって加算される単位量の全加算
値を示してある。また、抵抗RP1〜RP4、RN1〜
RN4への単位量の供給状態をonとして示している。
図4(a)には、第1の周期T〜第8の周期8Tにおけ
るオペアンプ6の正相入力に与えられるレベル信号を実
線+として示してあり、逆相入力に与えられる反転レベ
ル信号を一点鎖線−で示してあり、同図(b)にはオペ
アンプ6の出力するアナログ信号を示してある。
【0017】まず、第1のサンプリング周期Tでは、量
子化器1の出力レベルは0であり、サーモメータコード
変換部3の出力端子SB1〜SB8は全て“0”であ
り、これらは周期の前半T1の間偶奇ビット切替部4の
出力端子P1、N1、P2、〜N4からそのまま出力さ
れる。図3に示すように出力端子P1、N1、P2、〜
N4は全て“0”になる。このため、出力端子P1、P
2、P3、P4からそれぞれ“0”、“0”、“0”、
“0”が出力されており、これらの加算値ΣPiが第2
のデジタル信号の出力レベルであり、ここでは出力レベ
ル0である。このため、第1の加算器7では0個の単位
量が加算される。すなわち、抵抗RP1〜RP4に単位
量の供給が行われておらず、これらの加算によるレベル
信号は図4(a)に示されるように0レベルとなる。ま
た、また、出力端子N1、N2、N3、N4からそれぞ
れ“0”、“0”、“0”、“0”が出力されており、
これらの加算値ΣNiが第3のデジタル信号の出力レベ
ルであり、ここでは出力レベル0である。このため、第
2の加算器8では、4個の単位量が加算されることとな
る。すなわち、出力端子N1、N2、N3、N4の状態
は反転部5により反転されて“1”となり、抵抗RN1
〜RN4の全てに単位量供給がなされ、これらの加算に
よるレベル信号は図4(b)に示されるように0レベル
となる。これにより、オペアンプ6の加算値ΣPi−Σ
Niバーは0レベルとなり、図4(b)に示されるよう
に0レベルのアナログ信号が出力される。後半T2にお
いて、偶奇ビット切替部4によって偶奇ビット切り替え
が行われ、サーモメータコード変換部の出力端子SB1
〜SB8の出力はそれぞれ出力端子N1、P1、N2、
P2〜N4、P4から出力される。出力端子SB1〜S
B8の出力は全て“0”であるから、オペアンプ6から
出力されるアナログ信号は前半T1と同じく0レベルと
なる。
【0018】次に第2のサンプリング周期2Tでは、量
子化器1の出力レベルは1であり、サーモメータコード
変換部3の出力端子SB1は“1”となる。出力端子S
B2〜SB8は“0”のままである。これらは周期の前
半T1では、間偶奇ビット切替部4の出力端子P1、N
1、P2、〜N4からそのまま出力され、図3に示すよ
うに出力端子P1、P2、P3、P4からそれぞれ
“1”、“0”、“0”、“0”が出力されており、こ
れらの加算値ΣPiは1であり、第1の加算器7では0
個の単位量が加算されるものである。出力端子P1から
抵抗RP1にのみ単位量の供給が行われ、図4(a)に
示されるようにレベル信号+は1レベルとなる。また、
出力端子N1、N2、N3、N4からそれぞれ“0”、
“0”、“0”、“0”が出力されており、これらの加
算値ΣNiは0となる。抵抗RN1〜RN4の全てに単
位量供給がなされ、これらの加算による反転レベル信号
−は図4(a)に示されるように0レベルとなる。これ
により、オペアンプ6の加算値ΣPi−ΣNiバーは1
レベルとなり、図4(b)に示されるようにオペアンプ
6からは1レベルのアナログ信号が出力される。後半T
2において、偶奇ビット切替部4によって偶奇ビット切
り替えが行われ、出力端子P1、P2、P3、P4から
それぞれ“0”、“0”、“0”、“0”が出力され、
これらの加算値ΣPiは0である。出力端子N1、N
2、N3、N4からそれぞれ“1”、“0”、“0”、
“0”が出力され、これらの加算値ΣNiは1となる。
出力端子N1が“1”となり、この状態は反転部5によ
って反転されて“0”となり、抵抗RN1への単位量供
給は途絶える。抵抗RN1〜RN4に供給される単位量
は1つ減り、これらの加算による反転レベル信号−は図
4(a)に示されるように−1レベルとなる。また、加
算値ΣPiは0となり、図4(a)に示されるようにレ
ベル信号+は0レベルとなる。これにより、前半T1と
同様にオペアンプ6の加算値ΣPi−ΣNiバーは1レ
ベルとなり、図4(b)に示されるようにオペアンプ6
からは1レベルのアナログ信号が出力される。また、1
周期にわたる単位量の全加算値は2となる。
【0019】次に第3のサンプリング周期3Tでは、量
子化器1の出力レベルは2であり、サーモメータコード
変換部3の出力端子SB1及びSB2が“1”となる。
出力端子SB3〜SB8は“0”のままである。これら
は周期の前半T1では、間偶奇ビット切替部4の出力端
子P1、N1、P2〜N4からそのまま出力され、図3
に示すように出力端子P1、P2、P3、P4からそれ
ぞれ“1”、“0”、“0”、“0”が出力され、これ
らの加算値ΣPiは1である。出力端子P1から抵抗R
P1に単位量の供給が行われ、図4(a)に示されるよ
うにレベル信号+は1レベルとなる。また、出力端子N
1、N2、N3、N4からそれぞれ“1”、“0”、
“0”、“0”が出力されており、これらの加算値ΣN
iは1となる。出力端子N1の状態は反転部4によって
反転されて“0”となり、抵抗RN1への単位量の供給
が途絶え、抵抗RN2〜RN4に単位量供給がなされ
る。これらの加算による反転レベル信号−は図4(a)
に示されるように−1レベルとなる。これにより、オペ
アンプ6の加算値ΣPi−ΣNiバーは2レベルとな
り、図4(b)に示されるようにオペアンプ6からは2
レベルのアナログ信号が出力される。後半T2におい
て、偶奇ビット切替部4によって偶奇ビット切り替えが
行われるが、抵抗RP2〜RP4、RN2〜RN4への
単位量供給に変化はなく図4(a)に示されるようにレ
ベル信号+、反転レベル信号−はそれぞれ1レベル、−
1レベルとなり、前半T1と同様にオペアンプ6の加算
値ΣPi−ΣNiバーは2レベルとなり、図4(b)に
示されるようにオペアンプ6からは2レベルのアナログ
信号が出力される。また、1周期にわたる単位量の全加
算値は4となる。
【0020】次に第4のサンプリング周期4Tでは、量
子化器1の出力レベルは3であり、サーモメータコード
変換部3の出力端子SB1、SB2及びSB3が“1”
となる。出力端子SB4〜SB8は“0”のままであ
る。これらは周期の前半T1では、間偶奇ビット切替部
4の出力端子P1、N1、P2、〜N4からそのまま出
力され、図3に示すように出力端子P1、P2、P3、
P4からそれぞれ“1”、“1”、“0”、“0”が出
力され、これらの加算値ΣPiは2である。出力端子P
1、P2からそれぞれ抵抗RP1、RP2に単位量の供
給が行われ、図4(a)に示されるようにレベル信号+
は2レベルとなる。また、出力端子N1、N2、N3、
N4からそれぞれ“1”、“0”、“0”、“0”が出
力され、これらの加算値ΣNiは1となる。N1の状態
は反転部4によって反転されて“0”となり、抵抗RN
1への単位量の供給が途絶え、抵抗RN2〜RN4に単
位量供給がなされる。これらの加算による反転レベル信
号−は図4(a)に示されるように−1レベルとなる。
これにより、オペアンプ6による加算値ΣPi−ΣNi
バーは3レベルとなり、図4(b)に示されるようにオ
ペアンプ6からは3レベルのアナログ信号が出力され
る。後半T2において、偶奇ビット切替部4によって偶
奇ビット切り替えが行われ、図3に示すように出力端子
P1、P2、P3、P4からそれぞれ“1”、“0”、
“0”、“0”が出力され、これらの加算値ΣPiは1
となる。抵抗RP2への単位量供給が途絶え、図4
(a)に示されるようにレベル信号+は1レベルとな
る。また、出力端子N1、N2、N3、N4からそれぞ
れ“1”、“1”、“0”、“0”が出力され、これら
の加算値ΣNiは2となる。抵抗RN2への単位量供給
が途絶え、図4(a)に示されるように反転レベル信号
−は−2レベルとなり、前半T1と同様にオペアンプ6
の加算値ΣPi−ΣNiバーは3レベルとなり、図4
(b)に示されるようにオペアンプ6からは3レベルの
アナログ信号が出力される。また、1周期にわたる単位
量の全加算値は6となる。
【0021】以降同様にして、量子化器1の出力レベル
4の第5のサンプリング周期5Tの前半T1、T2とも
にレベル信号+は2レベル、反転レベル信号−は−2レ
ベルとなり、アナログ信号は4レベルとなる。量子化器
1の出力レベル5の第6のサンプリング周期6Tの前半
T1では、レベル信号+は3レベル、反転レベル信号−
は−2レベルとなり、アナログ信号は5レベルとなる。
後半T2では、レベル信号+は2レベル、反転レベル信
号−は−3レベルとなり、アナログ信号は5レベルとな
る。量子化器1の出力レベル6の第7のサンプリング周
期7Tの前半T1、T2ともにレベル信号+は3レベ
ル、反転レベル信号−は−3レベルとなり、アナログ信
号は6レベルとなる。量子化器1の出力レベル7の第8
のサンプリング周期7Tの前半T1では、レベル信号+
は4レベル、反転レベル信号−は−3レベルとなり、ナ
ログ信号は7レベルとなる。後半T2では、レベル信号
+は3レベル、反転レベル信号−は−4レベルとなり、
アナログ信号は7レベルとなる。
【0022】本例の動作をまとめると次のようになる。
サーモメータコード変換部3の出力端子SB1〜SB8
は、偶奇ビット切替部2によって偶数番目のグループと
奇数番目のグループとに分けられ、サンプリング周期の
前半では奇数番目のグループは第1の加算器7に入力さ
れ、偶数番目のグループは第2の加算器8に入力され
る。量子化器1の出力レベルQが奇数の場合は第1の加
算器7では(Q+1)/2個の単位量が、偶数の場合は
Q/2個の単位量が加算されてレベル信号が発生され
る。第2の加算器8では、奇数の場合は(Q−1)/2
の単位量が、偶数の場合はQ/2個の単位量が加算され
て得られるレベル信号を反転したものに相当する反転レ
ベル信号が発生される。これらをそれぞれオペアンプ6
の正相入力、逆相入力に与え、出力レベルQに相当する
アナログ信号を発生する。サンプリング周期の後半では
奇数番目のグループと偶数番目のグループを切替え、偶
数番目のグループは第1の加算器7に入力され、奇数番
目のグループは第2の加算器8に入力される。量子化器
1の出力レベルQが奇数の場合、第1の加算器7では
(Q−1)/2個の単位量が、偶数の場合はQ/2個の
単位量が加算されてレベル信号が発生される。第2の加
算器では、奇数の場合は(Q+1)/2の単位量が、偶
数の場合はQ/2個の単位量が加算されて得られるレベ
ル信号を反転したものに相当する反転レベル信号が発生
される。これらをそれぞれオペアンプ6の正相入力、逆
相入力に与え、出力レベルQに相当するアナログ信号を
発生する。
【0023】本例では、単位量加算のための変換エレメ
ント、例えば、抵抗やコンデンサの数を従来の差動方式
のD/A変換器に比べて1/2とすることができる。ま
た、オペアンプ6の正相入力、逆相入力のバランス誤差
は、Qが偶数の場合は0、奇数の場合は単位量1個分と
少なく、サンプリング周期の1/2周期毎に正相入力、
逆相入力に与えられるレベルの絶対値が入れ替わるの
で、バランス誤差による問題もサンプリング周期毎にう
ち消され、オーディオ帯域に問題が及ぶことを防ぐこと
ができる。すなわち、前半、後半のバランス誤差、ノイ
ズ等はたすき掛けで相殺される。
【0024】次に第2実施例について説明する。上記第
1実施例では偶奇ビット切替部4を用いてサンプリング
周期の1/2周期毎にオペアンプ6の正相入力、逆相入
力に与えられるレベルの絶対値を入れ替えたが、本発明
はこれに限るものではなく、本例では偶奇ビット切替部
4に代えてバレルシフタ部を設けたものである。図5は
本例の構成を示す説明図であり、同図において図1の符
号と同じものは図1と同じ構成を示している。同図にお
て、9はバレルシフタ部であり、サーモメータコード変
換部3の出力端子SB1〜SB8の出力を受けるもので
あり、偶奇ビット切替部4と同様に出力端子SB1〜S
B8と同数の出力端子を有し、これらの出力端子は便宜
上同じ符号で、出力端子P1、N1、P2、N2、P
3、N3、P4、N4として示す。バレルシフタ部9
は、初期状態において出力端子P1、N1、P2、N
2、P3、N3、P4、N4からそれぞれ出力端子SB
1、SB2、SB3、SB4、SB5、SB6、SB
7、SB8の状態を出力しているものとすると、次のサ
ンプリング周期の1/2周期ではそれぞれ出力端子SB
8、SB1、SB2、SB3、SB4、SB5、SB
6、SB7の状態を出力し、さらに次のサンプリング周
期の1/2周期では、それぞれ出力端子SB7、SB
8、SB1、SB2、SB3、SB4、SB5、SB6
の状態を出力するというようにサンプリング周期の1/
2周期毎に各入力に対する出力端子をサイクリックにシ
フトさせて出力するものである。これによって平均して
全ての変換エレメント(すなわち、抵抗RP1〜RP
4、RN1〜RN4)が同じ時間だけ使用されるのであ
る。
【0025】本例の動作は、バレルシフタ部9の動作以
外は第1実施例と同様のものであり、各出力端子の状態
及び加算される単位量の状態を図3に対応して示すと図
6のようになる。同図の加算値ΣPi、ΣNi、ΣPi
−ΣNiバーは図3のものと同じものとなる。これから
分かるように本例でも第1実施例と同じく、量子化器1
の出力レベルは2等分またはそれに近い値で分割され、
一方はそのままオペアンプ6の正相入力に与えられ、他
方は反転されて逆相入力に与えられ、サンプリング周期
の1/2周期毎にこれらを入れ替えられており、第1実
施例の作用効果を奏する。加えて全エレメントが平均し
て同じ時間だけ使用されるので、エレメントの相対ばら
つきによって発生する雑音成分を従来のDEM方式と同
様に実質的に無くすことが可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、量子化器のサンプリン
グ周期を前半の1/2周期、後半の1/2周期に分け、
量子化器の出力レベルをその2等分またはそれに近い整
数値の出力レベルの第2、第3のデジタル信号の出力レ
ベルの和で表されるように分割し、サンプリング周期の
前半の1/2周期に第2のデジタル信号に対応したレベ
ル信号より第3のデジタル信号の逆相信号に対応したレ
ベル信号を減算し、後半の1/2周期に第3のデジタル
信号に対応したレベル信号より第2のデジタル信号の逆
相信号に対応したレベル信号を減算してアナログ信号を
発生する。このため、サンプリング周波数の2倍のクロ
ックを使用するのみで、DEM方式における変換エレメ
ントを構成する抵抗やコンデンサ等の素子数を1/2に
減少させることが可能となる。ひいてはデルタシグマ方
式D/A変換器のICのチップサイズを抑えることが可
能となる。また、従来の素子数はそのままに高精度のD
/A変換器を提供することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のデルタシグマ方式D/A
変換器の構成を説明するための説明図。
【図2】図1の動作説明のための説明図。
【図3】図1の動作説明のための説明図。
【図4】図1の動作説明のための説明図。
【図5】本発明の第2実施例のデルタシグマ方式D/A
変換器の構成を説明するための説明図。
【図6】図5の動作説明のための説明図。
【図7】従来のデルタシグマ方式D/A変換器の構成を
説明するための説明図。
【図8】図7の要部の構成を説明するための説明図。
【符号の説明】
1 量子化器 2 ノイズシェーパ演算器 3 サーモメータコード変換部(分割部) 4 偶奇ビット切換部(分割部) RP1〜RP4 抵抗(変換エレメント) RN1〜RN4 抵抗(変換エレメント) 6 オペアンプ(差動増幅器) 7 第1の加算器 8 第2の加算器 9 バレルシフタ部(分割部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J022 AB00 BA01 BA06 CB06 CD05 CF02 CG01 5J064 AA01 AA04 BA03 BB07 BB11 BB13 BC07 BC08 BC15 BC16 BC19 BC23 BD03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のサンプリング周期で、複数出力レ
    ベルの第1のデジタル信号を発生するものであり、出力
    レベルの数はN(3以上の整数)である量子化器と、 上記量子化器より発生する量子化雑音の低周波成分をキ
    ャンセルするノイズシェーパ演算器と、 上記第1のデジタル信号をその出力レベルの2等分また
    はそれに近い整数値の出力レベルを示す第2、第3のデ
    ジタル信号の出力レベルの和で表されるように分割する
    分割器と、 上記サンプリング周期の前半の1/2周期に第2のデジ
    タル信号に対応したレベル信号より第3のデジタル信号
    に対応したレベル信号を反転した反転レベル信号を減算
    し、後半の1/2周期に第3のデジタル信号に対応した
    レベル信号より第2のデジタル信号に対応したレベル信
    号を反転した反転レベル信号を減算して量子化器の出力
    レベルに対応したアナログ信号を発生する差動増幅器と
    を備えることを特徴とするデルタシグマ方式D/A変換
    器。
  2. 【請求項2】 上記第1のデジタル信号の出力レベルを
    Q(Qは0以上、(N−1)の整数)とすれば、上記分
    割器は、Qが偶数の場合は第2、第3のデジタル信号の
    出力レベルA、Bを共にQ/2とし、Qが奇数の場合は
    第2、第3のデジタル信号の出力レベルA、Bをそれぞ
    れ(Q+1)/2、(Q−1)/2とするように第1の
    デジタル信号を分割することを特徴とする請求項1に記
    載のデルタシグマ方式D/A変換器。
  3. 【請求項3】 互いに等価な重み付けをされたL(Lは
    (N−1)/2以上の整数)個の変換エレメントを有
    し、上記前半の1/2周期に上記第2のデジタル信号を
    受けて当該第2のデジタル信号レベルAに対応したA個
    の上記変換エレメントに単位量を与えて当該単位量をア
    ナログ加算して上記第2のデジタル信号に対応した上記
    レベル信号を発生し、上記後半の1/2周期に上記第3
    のデジタル信号を受けて当該第3のデジタル信号のレベ
    ルBに対応したB個の上記変換エレメントに単位量を与
    えて当該単位量を加算して上記第3のデジタル信号に対
    応した上記レベル信号を発生する第1の加算器と、 互いに等価な重み付けをされたL個の変換エレメントを
    有し、上記前半の1/2周期に上記第3のデジタル信号
    を受けて当該第3のデジタル信号のレベルBに対応して
    (L−B)個の上記変換エレメントに単位量を与えて当
    該単位量をアナログ加算して上記第3のデジタル信号に
    対応した上記反転レベル信号を発生し、上記後半の1/
    2周期に上記第2のデジタル信号を受けて当該第2のデ
    ジタル信号のレベルAに対応して(L−A)個の上記変
    換エレメントに単位量を与えて当該単位量をアナログ加
    算して上記第2のデジタル信号に対応した上記反転レベ
    ル信号を発生する第2の加算器とを備えることを特徴と
    する請求項2に記載のデルタシグマ方式D/A変換器。
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