JP2002009608A - 出力回路及び入力回路並びに半導体集積回路装置 - Google Patents

出力回路及び入力回路並びに半導体集積回路装置

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JP2002009608A JP2000190112A JP2000190112A JP2002009608A JP 2002009608 A JP2002009608 A JP 2002009608A JP 2000190112 A JP2000190112 A JP 2000190112A JP 2000190112 A JP2000190112 A JP 2000190112A JP 2002009608 A JP2002009608 A JP 2002009608A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造プロセスを増加させず、入力信号,出力
信号の遅延を無くし、入力回路,出力回路の信頼性が向
上された内部降圧の半導体回路装置を提供する。 【解決手段】 本発明の出力回路は、出力端子TOに各々
ドレインが接続され、各々のゲートに所定の電圧が印加
されたMOSトランジスタ2及びMOSトランジスタ3と、電圧
VEXの外部電源にソースが接続され、MOSトランジスタ2
のソースにドレインが接続されたMOSトランジスタ1と、
ソースが接地され、MOSトランジスタ3のソースにドレイ
ンが接続され、かつゲートに前記内部信号が入力される
MOSトランジスタ4と、信号SAの電圧を制御してMOSトラ
ンジスタ1のゲートへ、信号SBとして出力するレベルシ
フタ5と、MOSトランジスタ2のゲートとMOSトランジスタ
1のゲートとの間に介挿されたキャパシタ7と、MOSトラ
ンジスタ3のゲートとMOSトランジスタ4のゲートとの間
に介挿されたキャパシタ8とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部で使用する電
圧を外部電圧から降圧して用いる内部降圧回路を有する
半導体集積回路装置に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路装置の集積度を向
上させ、1チップに多くの機能を搭載させるため、各M
OSトランジスタの微細化が進んでいる。また、プロセ
ス装置の精度の向上のため、MOSトランジスタの構造
の微細化は容易に行われる様になってきている。
【0003】しかしながら、MOSトランジスタの構造
を微細化していくと、半導体集積回路を使用して構成す
る回路の電源電圧、すなわち、半導体集積回路の内部の
回路からすると、外部電源の電圧が内部のMOSトラン
ジスタの劣化を引き起こすようになる。これは、MOS
トランジスタの微細化に合わせて、MOSトランジスタ
の動作電圧が変化(低下)しないため、MOSトランジ
スタの耐圧を超えてしまい、信頼性を低下させてしまう
ためである。ここで、MOSトランジスタの動作電圧
は、規格(ユーザの使用条件)で設定される値であり、
MOSトランジスタの微細化と関係なく設定される。従
って、MOSトランジスタが微細化されたことにより、
このMOSトランジスタを使用する半導体装置の規格が
変わる、すなわち規格としての動作電圧が下がる訳では
ない。
【0004】このため、図9に示す様に、半導体集積回
路の内部に、内部降圧回路100を設けて、外部電源の
電圧VEX(例えば、3.3V)を、微細化したMOSトラ
ンジスタの耐圧を満足させる内部電圧VINT(例えば、
2.0V)に低下させて、内部回路101に供給させるこ
とが行われている。これにより、半導体集積回路装置の
動作において、消費電力を低下させることも可能であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た半導体集積回路装置においては、入力回路102と出
力回路103とを外部電源の電圧VEXに対応させる必要
がある。すなわち、入力回路102のpチャネル型のM
OSトランジスタ104は、入力信号INの電圧が
「H」レベルのとき、ドレイン及び基板とゲートとの間
の耐圧が問題となり、入力信号INの電圧が「L」レベ
ルのとき、ソースとゲートとの間の耐圧が問題となる。
【0006】また、入力回路102のnチャネル型のM
OSトランジスタ105は、入力信号INの電圧が
「H」レベルのとき、ソースとゲートとの耐圧が問題と
なり、入力信号INが「L」レベルのとき、ドレイン及
び基板とゲートとの耐圧が問題となる。
【0007】同様に、出力回路103のpチャネル型の
MOSトランジスタ106は、信号INOが「H」レベ
ルの場合、ドレイン及び基板とゲートとの間の耐圧が問
題となり、信号INOの電圧が「L」レベルのとき、ソ
ースとゲートとの間の耐圧が問題となる。
【0008】また、入力回路103のnチャネル型のM
OSトランジスタ107は、信号INOの電圧が「H」
レベルのとき、ソースとゲートとの耐圧が問題となり、
信号INOが「L」レベルのとき、ドレイン及び基板と
ゲートとの耐圧が問題となる。ここで、信号INOは、
レベルシフト回路108により、「H」レベルの電圧
を、内部電圧VINTから外部電圧VEXへ変更している。
【0009】上述のように、入力回路102及び出力回
路103は、外部回路との信号の入出力処理を行うた
め、外部電源の電圧VEXに対応している必要がある。す
なわち、外部電源の電圧VEXに耐える耐圧のゲートを有
するMOSトランジスタとするため、このMOSトラン
ジスタのゲートのゲート酸化膜の膜厚を、外部電源の電
圧VEXに耐える厚さとする必要がある。
【0010】上述の構成により、外部電源の電圧に耐え
るゲートを有する入力回路102及び出力回路103を
有する半導体集積回路を構成することが可能である。し
かしながら、上記半導体集積回路のプロセスにおいて、
内部回路101を構成する薄い膜厚(4nm程度)のゲ
ート酸化膜のMOSトランジスタと、入力回路102と
出力回路103とを構成する厚い膜厚(9nm程度)の
ゲート酸化膜のMOSトランジスタとの2種類のMOS
トランジスタを形成する必要がある。
【0011】このため、膜厚の異なるゲート酸化膜を2
種類形成する必要があり、1種類のみの膜厚のゲート酸
化膜を形成する製造プロセスに比較して、少なくとも4
つのプロセスを余計に行わなければならなくなり、製造
コストが増加してチップの価格が上昇してしまう欠点が
ある。
【0012】この欠点を解決するために、入力回路及び
出力回路を構成するMOSトランジスタのゲート酸化膜
と、内部回路を構成するMOSトランジスタのゲート酸
化膜との膜厚を同一とすることが可能な回路構成が提案
されている。すなわち、図10に示す入力回路は、降圧
回路115により外部電圧VEXを内部電圧VINTへ低下
させ入力回路に供給しており、これにより、入力信号I
Nの電圧が「L」レベルのときのpチャネル型のMOS
トランジスタ110のソースとゲートとの耐圧が満足さ
れる。
【0013】また、ゲートの接地されたpチャネル型の
トランジスタ112がMOSトランジスタ110とnチ
ャネル型のMOSトランジスタ113との間に介挿され
ているため、MOSトランジスタ110のドレインの電
圧が分圧されて低下し、入力信号INの電圧が「H」レ
ベルのとき、MOSトランジスタ110のドレインとゲ
ートとの間の耐圧が満足される。耐圧が満足されると
は、通常の使用状態において、MOSトランジスタのゲ
ート酸化膜の耐圧以下の電圧のみが、ゲートとソース及
びドレインとの間に印加されることを示している。
【0014】同様に、nチャネル型のMOSトランジス
タ113のゲートと入力端子116(外部のパッドに接
続されている)との間には、nチャネル型のMOSトラ
ンジスタ114が介挿されている。このため、MOSト
ランジスタ113のゲートに印加される信号の電圧は、
入力信号INが「H」レベルのとき、「H」レベルの電
圧(外部電源の電圧VEX)がMOSトランジスタ114
のしきい値電圧VTNにより低下され、「VEX−VTN」と
なり緩和され、MOSトランジスタ113のゲートとソ
ースとの耐圧を満足させる。
【0015】また、MOSトランジスタ113のゲート
に印加される信号の電圧は、入力信号INが「L」レベ
ルのとき、「L」レベルの電圧(接地電圧)がMOSト
ランジスタ114のしきい値電圧VTPにより浮き、「V
TP」となり緩和され、かつ、降圧回路115によりドレ
インへ印加される電圧が内部電圧VINTとに変換されて
いるため、MOSトランジスタ113のゲートとドレイ
ンとの耐圧を満足させる。
【0016】次に、図11に示す出力回路は、pチャネ
ル型のMOSトランジスタ120,pチャネル型のMO
Sトランジスタ121,nチャネル型のMOSトランジ
スタ122及びnチャネル型のMOSトランジスタ12
3が直列に接続され、構成されている。MOSトランジ
スタ120は、ソースが外部電圧VEXの端子に接続さ
れ、ゲートにレベルシフタ125の出力する信号SBが
入力され、ドレインにMOSトランジスタ121のソー
スが接続されている。MOSトランジスタ121のゲー
トには、基準電源126から電圧VSPの制御信号SPが
常時入力され、MOSトランジスタ122のゲートに
は、基準電源126から電圧VSNの制御信号SNが常時
入力されている。
【0017】ここで、制御信号SPの電圧VSPは、MO
Sトランジスタ120がオン状態のとき、MOSトラン
ジスタ121のゲートとソース及びドレインとの間にか
かる電圧を、ゲート酸化膜の耐圧以下とさせる値であ
り、かつMOSトランジスタ121がオン状態となる電
圧である。同様に、制御信号SNの電圧VSNは、MOS
トランジスタ123がオフ状態のとき、MOSトランジ
スタ122のゲートとドレイン及びソースとの間にかか
る電圧を、ゲート酸化膜の耐圧以下とさせる値であり、
かつMOSトランジスタ122がオン状態となる電圧で
ある。
【0018】また、MOSトランジスタ120のゲート
には、レベルシフタ125により、信号SAの電圧が変
換された信号SBが入力される。ここで、レベルシフタ
125は、内部回路からの内部電圧VINTである「H」
レベルの信号SAを、電圧VEXの「H」レベルへ変換し
て出力し、また内部回路からの接地電圧である「L」レ
ベルの信号SAを、電圧VLの「L」レベルへ変換して
出力する。この電圧VLは、MOSトランジスタ120
のゲートとドレイン及びソースとの間にかかる電圧を、
ゲート酸化膜の耐圧以下とさせる値であり、かつMOS
トランジスタ120がオン状態となる電圧である。
【0019】これにより、MOSトランジスタ121と
MOSトランジスタ122とが常時オン状態であり、信
号SAが「H」レベルで入力されると、信号SBが
「H」レベルとなることでMOSトランジスタ120が
オフ状態となり、信号SAが内部電圧VINTである
「H」レベルとなることでMOSトランジスタ123が
オン状態となり、出力回路は電圧が接地レベルである
「L」レベルの出力信号OUTを出力する。
【0020】一方、MOSトランジスタ121とMOS
トランジスタ122とが常時オン状態であり、信号SA
が「L」レベルで入力されると、信号SBが電圧VLと
なることでMOSトランジスタ120がオン状態とな
り、信号SAが「L」レベルとなることでMOSトラン
ジスタ123がオフ状態となり、出力回路は電圧が外部
電圧VEXである「H」レベルの出力信号OUTを出力す
る。
【0021】しかしながら、上述した入力回路には、M
OSトランジスタ113のゲートと入力端子116との
間に、外部からの入力信号INの電圧VEXを緩和させる
MOSトランジスタ114を介挿したため、MOSトラ
ンジスタ113のゲートに印可される信号の立ち上がり
及び立ち下がりが鈍り、かつ、MOSトランジスタ11
4のしきい値電圧により、MOSトランジスタ113の
ゲートに印可される信号の電圧が「VINT−VTN」へ下
がり、内部回路への信号INSが遅延されて半導体回路
装置の動作速度が低下するという問題がある。
【0022】すなわち、入力信号INが「L」レベルか
ら「H」レベルへの立ち上がり、及び「H」レベルから
「L」レベルへの立ち下がりが、MOSトランジスタ1
14の抵抗成分と、MOSトランジスタ113のゲート
容量とで決まる時定数により、MOSトランジスタ11
3のゲートに入力される信号の信号レベルの変化が遅延
される。
【0023】次に、上述の出力回路には、出力信号OU
Tの電圧レベルが「L」レベルから「H」レベルへ遷移
する場合、MOSトランジスタ121のドレイン及びソ
ースの電圧が急激に上昇することにより、MOSトラン
ジスタ121におけるゲートとソースとの寄生容量によ
り、ゲートの電位がドレイン及びソースの電圧上昇の変
動に伴って制御信号SPの電圧VSPが上昇し、MOSト
ランジスタ121がオフ状態となり、出力信号OUTの
「L」レベルから「H」への立ち上がりが遅延されると
いう問題がある。このゲートとソースとの寄生容量は、
MOSトランジスタにおいて、ソース及びゲート電極の
オーバーラップ部分の容量成分と、ソース及びゲート電
極側面の間の容量成分とを指している。
【0024】また、上述の出力回路には、出力信号OU
Tの電圧レベルが「H」レベルから「L」レベルへ遷移
する場合、MOSトランジスタ122のドレイン電圧が
下降することにより、MOSトランジスタ122におけ
るゲートとドレインとの寄生容量により制御信号SNの
電圧VSNが低下し、MOSトランジスタ122がオフ状
態となり、出力信号OUTの「H」レベルから「L」へ
の立ち上がりが遅延されるという問題がある。
【0025】さらに、上述の出力回路における電圧VSP
及び電圧VSNの変動を防止するため、基準電源126に
おける制御信号SP及び制御信号SNの駆動能力を増加
させることが考えられるが、この方法には、基準電源1
26の消費電力を大幅に増加させてしまうという欠点が
ある。
【0026】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、製造工程のプロセスの数を増加させず、入力信号
及び出力信号における信号遅延を無くし、かつ入力回路
及び出力回路の信頼性が向上された内部降圧の半導体回
路装置を提供する。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の電圧を降圧した第2の電圧レベルを有する内
部信号を、前記第1の電圧レベルに変換して出力端子か
ら出力する出力回路であって、前記内部信号の電圧レベ
ルを前記第1の電圧レベルに変換して第1の信号として
出力するレベル変換手段と、各ドレインが前記出力端子
に接続され各ゲートに所定の電圧の制御信号が入力され
た第1および第2のMOSトランジスタと、前記第1の
電圧の電源と前記第1のMOSトランジスタのソースと
の間に接続されゲートに前記第1の信号が入力された第
3のMOSトランジスタと、接地と前記第2のMOSト
ランジスタのソースとの間に接続されゲートに前記内部
信号が入力された第4のMOSトランジスタとを具備
し、前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第3
のMOSトランジスタのゲートとを第1のキャパシタを
介して接続し、前記第2のMOSトランジスタのゲート
と前記第4のMOSトランジスタのゲートとを第2のキ
ャパシタを介して接続することにより、前記制御信号の
レベル変動を抑制したことを特徴とする。
【0028】請求項2に記載の発明は、出力回路におい
て、第1の電圧を降圧回路で降圧した第2の電圧により
内部回路が駆動されている半導体集積回路に設けられ、
内部回路の第2の電圧レベルの内部信号を、前記第1の
電圧のレベルの外部信号に変換して出力端子から出力す
る出力回路において、前記出力端子に各々ドレインが接
続され、各々のゲートに所定の電圧の制御信号が入力さ
れた第1のMOSトランジスタ及び第2のMOSトラン
ジスタと、前記第1の電圧の電源にソースが接続され、
前記第1のMOSトランジスタのソースにドレインが接
続された第3のMOSトランジスタと、ソースが接地さ
れ、前記第2のMOSトランジスタのソースにドレイン
が接続され、かつゲートに前記内部信号が入力される第
4のMOSトランジスタと、前記内部信号の電圧をレベ
ル変換して、この変換後の内部信号を第3のMOSトラ
ンジスタのゲートへ出力するレベル変換手段と、前記第
1のMOSトランジスタのゲートと前記第3のMOSト
ランジスタのゲートとの間に介挿された第1のキャパシ
タと、前記第2のMOSトランジスタのゲートと前記第
4のMOSトランジスタのゲートとの間に介挿された第
2のキャパシタとを具備することを特徴とする。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の出力回路において、前記第1のキャパ
シタの容量値が、前記第1のMOSトランジスタのゲー
トとドレインとの寄生容量の容量値に合わせて設定さ
れ、前記第2のキャパシタの容量値が、前記第2のMO
Sトランジスタのゲートとドレインとの寄生容量の容量
値に合わせて設定されることを特徴とする。
【0030】請求項4に記載の発明は、請求項1から請
求項3のいずれかに記載の出力回路において、前記レベ
ル変換手段が、内部信号が接地電圧である場合、前記制
御信号を前記第1の電圧として出力し、内部信号が第2
の電圧である場合、前記制御信号を、第3のMOSトラ
ンジスタのゲートとソース及びドレインとの間の電圧が
ゲート酸化膜の耐圧以下となる電圧として出力すること
を特徴とする。
【0031】請求項5に記載の発明は、第1の電圧を降
圧した第2の電圧レベルを有する内部信号を、前記第1
の電圧レベルに変換して出力端子から出力する出力回路
であって、前記内部信号の電圧レベルを前記第1の電圧
レベルに変換して第1の信号として出力するレベル変換
手段と、各ドレインが前記出力端子に接続され各ゲート
に所定の電圧の制御信号が入力された第1および第2の
MOSトランジスタと、前記第1の電圧の電源と前記第
1のMOSトランジスタのソースとの間に接続されゲー
トに前記第1の信号が入力された第3のMOSトランジ
スタと、接地と前記第2のMOSトランジスタのソース
との間に接続されゲートに前記内部信号が入力された第
4のMOSトランジスタとを具備し、前記第1のMOS
トランジスタのゲートと前記第3のMOSトランジスタ
のゲートとを第1のダイオードを介して接続し、前記第
2のMOSトランジスタのゲートと前記第4のMOSト
ランジスタのゲートとを第2のダイオードを介して接続
することにより、前記制御信号のレベル変動を抑制した
ことを特徴とする。
【0032】請求項6に記載の発明は、出力回路におい
て、第1の電圧を降圧回路で降圧した第2の電圧により
内部回路が駆動されている半導体集積回路に設けられ、
前記内部回路の前記第2の電圧レベルの内部信号を、前
記第1の電圧のレベルの外部信号に変換して出力端子か
ら出力する出力回路において、前記出力端子に各々ドレ
インが接続され、各々のゲートに所定の電圧の制御信号
が入力された第1のMOSトランジスタ及び第2のMO
Sトランジスタと、前記第1の電圧の電源にソースが接
続され、前記第1のMOSトランジスタのソースにドレ
インが接続された第3のMOSトランジスタと、ソース
が接地され、前記第2のMOSトランジスタのソースに
ドレインが接続され、かつゲートに前記内部信号が入力
される第4のMOSトランジスタと、前記内部信号の電
圧をレベル変換して第3のMOSトランジスタのゲート
へ出力するレベル変換手段と、前記第1のMOSトラン
ジスタのゲートと前記第3のMOSトランジスタのゲー
トとの間に介挿された第1のダイオードと、前記第2の
MOSトランジスタのゲートと前記第4のMOSトラン
ジスタのゲートとの間に介挿された第2のダイオードと
を具備することを特徴とする。
【0033】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の出力回路において、直列に介挿される
前記第1のダイオードの数が、前記第3のトランジスタ
のゲートと前記第1のトランジスタのゲートとの間の電
位差に合わせて設定され、前記第2のダイオードの数
が、前記第2のトランジスタのゲートと前記第4のトラ
ンジスタのゲートとの間の電位差に合わせて設定される
ことを特徴とする。
【0034】請求項8に記載の発明は、請求項5から請
求項7のいずれかに記載の出力回路において、前記レベ
ル変換手段が、内部信号が接地電圧である場合、前記制
御信号を前記第1の電圧として出力し、内部信号が第2
の電圧である場合、前記制御信号を、第3のMOSトラ
ンジスタのゲートとソース及びドレインとの間の電圧が
ゲート酸化膜の耐圧以下となる電圧として出力すること
を特徴とする。
【0035】請求項9に記載の発明は、第1の電圧のレ
ベルを有する外部信号を第2の電圧レベルに降圧し、前
記第2の電圧のレベルで駆動される内部回路の入力端子
に入力する入力回路であって、前記内部回路の入力端子
にドレインが接続されゲートが接地された第1のMOS
トランジスタと、前記第2の電圧を出力する第1の端子
と前記第1のMOSトランジスタのソースとの間に接続
されゲートに前記外部信号を入力された第2のMOSト
ランジスタと、前記内部回路の入力端子と接地との間に
接続された第3のMOSトランジスタと、前記第3のM
OSトランジスタのゲートと前記外部入力信号の入力さ
れる端子との間に接続され、前記第1の端子にゲートが
接続された第4のMOSトランジスタとを具備し、前記
外部入力信号の入力される端子と前記第3のMOSトラ
ンジスタのゲートとをキャパシタを介して接続すること
により、前記第3のMOSトランジスタのゲート入力の
電圧変動を抑制したことを特徴とする。
【0036】請求項10に記載の発明は、第1の電圧を
第1の降圧回路で降圧した第2の電圧により内部回路が
駆動されている半導体集積回路に設けられ、前記第1の
電圧のレベルの外部信号を、前記第2の電圧のレベルの
内部信号に変換して前記内部回路の入力端子へ入力す
る、請求項1に記載の入力回路において、第2の降圧回
路の前記第2の電圧のレベルを出力する第1の端子にソ
ースが接続され、ゲートに前記入力端子が接続された第
1のMOSトランジスタと、この第1のMOSトランジ
スタのドレインにソースが接続され、ゲートが接地され
た第2のMOSトランジスタと、この第2のMOSトラ
ンジスタのドレインにドレインが接続され、ソースが接
地された第3のMOSトランジスタと、この第3のMO
Sトランジスタのゲートとソースが接続され、ゲートに
前記第2の電圧が印加され、ドレインが入力端子に接続
された第4のトランジスタと、前記第3のMOSトラン
ジスタのゲートと前記入力端子との間に介挿されたキャ
パシタとを具備することを特徴とする。
【0037】請求項11に記載の発明は、請求項9また
は請求項10に記載の入力回路において、前記第3のM
OSトランジスタのゲートと前記入力端子との間に、前
記キャパシタと並列に介挿されたダイオードを具備する
ことを特徴とする。
【0038】請求項12に記載の発明は、請求項9から
請求項11のいずれかに記載の入力回路において、前記
第1の電圧の電源と前記第1の端子とがダイオードを介
して接続されていることを特徴とする。
【0039】請求項13に記載の発明は、請求項9から
請求項12のいずれかに記載の入力回路において、前記
入力端子が第1の電圧に上昇した場合に、前記第3のM
OSトランジスタのゲートとソース及びドレインとの間
の電圧がゲート酸化膜の耐圧を超えない値に、前記キャ
パシタの容量が設定されていることを特徴とする。
【0040】請求項14に記載の発明は、半導体集積回
路装置において、前記第1の電圧が降圧回路により降圧
された前記第2の電圧により内部回路が駆動され、請求
項1から請求項8までの何れかに記載の出力回路と、請
求項9から請求項13のいずれかに記載の入力回路とを
具備することを特徴とする。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 <第1の実施形態>図1は本発明の第1の実施形態によ
る出力回路の構成を示すブロック図である。この出力回
路O1は、図9に示す半導体集積回路における出力回路
103の代わりに用いられる。この半導体集積回路に
は、外部端子により外部電源の電圧VEXが供給され、内
部降圧回路100により、この電圧VEXを内部回路に供
給する内部電圧VINTに変換して、内部回路101に駆
動電圧として供給している。
【0042】この図1において、出力回路O1は、pチ
ャネル型のMOSトランジスタ1,pチャネル型のMO
Sトランジスタ2,nチャネル型のMOSトランジスタ
3及びnチャネル型のMOSトランジスタ4が直列に接
続され、構成されている。これらのMOSトランジスタ
のゲート酸化膜は、内部回路101を構成しているMO
Sトランジスタのゲート酸化膜と同一の厚さで形成され
ている。
【0043】すなわち、内部回路101のMOSトラン
ジスタは、微細化のスケーリング測に対応した厚さのゲ
ート酸化膜により形成されている。そして、内部降圧回
路100は、この内部回路101のMOSトランジスタ
のゲート酸化膜の耐圧を満足させる内部電圧VINTに外
部電圧VEXを降圧させている。MOSトランジスタ1
は、ソースが電圧VEXの外部電源の端子に接続され、ゲ
ートにレベルシフタ5の出力する信号SBが入力され、
ドレインにMOSトランジスタ2のソースが接続されて
いる。
【0044】MOSトランジスタ2は、ドレインがMO
Sトランジスタ3のドレインと接続されている。このM
OSトランジスタ2のドレインとMOSトランジスタ3
のドレインとの接続点が外部端子TOに接続されてい
る。そして、出力回路O1は、内部信号SAの電圧を変
換し、外部端子TOから信号DOUTとして出力する。M
OSトランジスタ2のゲートには、微小電流電源6から
電圧VRPの制御信号RPが常時入力され、MOSトラン
ジスタ3のゲートには、微小電流電源6から電圧VRNの
制御信号RNが常時入力されている。MOSトランジス
タ4は、ドレインがMOSトランジスタ3のソースと接
続され、ゲートに信号SAが入力され、ソースが接地さ
れている。
【0045】ここで、制御信号RPの電圧VRPは、MO
Sトランジスタ1がオン状態のとき、MOSトランジス
タ2のゲートとソース及びドレインとの間にかかる電圧
を、MOSトランジスタ2のゲート酸化膜の耐圧以下と
させる値であり、かつMOSトランジスタ2がオン状態
となる電圧である。この耐圧とは、ゲート酸化膜の膜厚
に応じて決定される、ゲート酸化膜の信頼性を保持する
ために許容される上限の電圧を意味している。同様に、
制御信号RNの電圧VRNは、MOSトランジスタ4がオ
フ状態のとき、MOSトランジスタ3のゲートとドレイ
ン及びソースとの間にかかる電圧を、MOSトランジス
タ3のゲート酸化膜の耐圧以下とさせる値であり、かつ
MOSトランジスタ3がオン状態となる電圧である。
【0046】レベルシフタ5は、直列に接続されたpチ
ャネル型のMOSトランジスタ5a,ダイオード5c及
びnチャネル型のMOSトランジスタ5eと、同様に、
直列に接続されたpチャネル型のMOSトランジスタ5
b,ダイオード5d及びnチャネル型のMOSトランジ
スタ5fと、信号SAのレベルを反転させるインバータ
5gとから構成されている。
【0047】すなわち、MOSトランジスタ5aは、ソ
ースが電圧VEXの外部電源の端子に接続され、ゲートが
MOSトランジスタ5bのドレインへ接続され、ソース
がダイオード5cのアノードへ接続されている。ダイオ
ード5cは、信号SBの「L」レベルを電圧VLとする
ために介挿されており、カソードがMOSトランジスタ
5eのドレインへ接続されている。MOSトランジスタ
5eは、ゲートがインバータ5gの出力端子へ接続され
ているため、ゲートに信号SAのレベルが反転された信
号が入力され、ソースが接地されている。
【0048】MOSトランジスタ5bは、ソースが電圧
VEXの外部電源の端子に接続され、ゲートがMOSトラ
ンジスタ5aのドレインへ接続され、ソースがダイオー
ド5dのアノードへ接続されている。ダイオード5d
は、信号SCの「L」レベルを電圧VLとするために介
挿されており、カソードがMOSトランジスタ5fのド
レインへ接続されている。MOSトランジスタ5fは、
ゲートに信号SAが入力され、ソースが接地されてい
る。
【0049】上述の構成により、レベルシフタ5は、内
部回路101からの内部電圧VINTである「H」レベル
の信号SAを、電圧VEXの「H」レベルの信号SBへ変
換して出力する。すなわち、信号SAが「H」レベルと
なることにより、MOSトランジスタ5fがオン状態と
なり、信号SCが電圧VLとなり、MOSトランジスタ
5aがオン状態となり、MOSトランジスタ5eがオフ
状態となる。そして、信号SBが電圧VEXの「H」レベ
ルとなり、MOSトランジスタ5bがオフ状態となる。
これにより、レベルシフタ5は、信号SBを電圧VEXの
「H」レベルとして出力する。
【0050】また、レベルシフタ5は、内部回路101
からの接地電圧である「L」レベルの信号SAを、電圧
VLの「L」レベルの信号SBへ変換して出力する。す
なわち、信号SAが「L」レベルとなることにより、M
OSトランジスタ5fがオフ状態となり、MOSトラン
ジスタ5eがオン状態となることにより、信号SBが電
圧VLとなり、MOSトランジスタ5bがオン状態とな
る。そして、信号SCが電圧VEXの「H」レベルとな
り、MOSトランジスタ5aがオフ状態となる。これに
より、レベルシフタ5は、信号SBを電圧VLの「L」
レベルとして出力する。
【0051】この電圧VLは、MOSトランジスタ1の
ゲートとドレイン及びソースとの間にかかる電圧を、ゲ
ート酸化膜の耐圧以下とさせる値であり、かつMOSト
ランジスタ1がオン状態となる電圧である。これによ
り、MOSトランジスタ2とMOSトランジスタ3とが
常時オン状態であり、信号SAが「L」レベルで入力さ
れることにより、MOSトランジスタ4がオフ状態とな
り、かつ、信号SBが電圧VLで入力されることによ
り、MOSトランジスタ1がオン状態となり、出力回路
O1は、信号SAが「L」レベルとなることで外部電源
の電圧VEXである「H」レベルの出力信号OUTを出力
する。
【0052】一方、MOSトランジスタ2とMOSトラ
ンジスタ3とが常時オン状態であり、信号SAが内部電
源の電圧VINTである「H」レベルで入力されると、信
号SBが外部電源の電圧VEXである「H」レベルとな
り、MOSトランジスタ1がオフ状態となり、かつ、信
号SAが「H」レベルで入力されることにより、MOS
トランジスタ4がオン状態となり、出力回路O1は、電
圧が接地レベルである「L」レベルの出力信号OUTを
出力する。
【0053】キャパシタCpは、MOSトランジスタ1
のゲートと、MOSトランジスタ2のゲートとの間に介
挿されている。また、キャパシタCpは、出力信号DOUT
の電圧が「L」レベルから「H」レベルに遷移すると
き、MOSトランジスタ2のゲートとドレインとの寄生
容量により、出力信号DOUTが上昇する変動に伴ってM
OSトランジスタ2のゲートに印加される電圧VRPが上
昇する効果を、信号SBが「L」レベルに遷移するとき
の電位の下降の変動に伴って、ゲートに印加される電圧
VRPを下降させる効果によりキャンセルすることによ
り、電圧VRPの変動を抑える。
【0054】キャパシタCnは、MOSトランジスタ3
のゲートと、MOSトランジスタ4のゲートとの間に介
挿されている。また、キャパシタCnは、出力信号DOUT
の電圧が「H」レベルから「L」レベルに遷移すると
き、MOSトランジスタ3のゲートとドレインとの寄生
容量により、出力信号DOUTが下降する変動に伴ってM
OSトランジスタ3のゲートに印加される電圧VRNが下
降する効果を、信号SAが「H」レベルに遷移するとき
の電位の上昇の変動に伴って、ゲートに印加される電圧
VRNを上昇させる効果によりキャンセルすることによ
り、電圧VRNの変動を抑える。
【0055】このとき、キャパシタCpの容量値は、M
OSトランジスタ2のゲートとドレインとの寄生容量の
容量値に合わせて作成されており、キャパシタCnの容
量値は、MOSトランジスタ3のゲートとドレインとの
寄生容量の容量値に合わせて作成されている。また、こ
のキャパシタCp及びキャパシタCnは、それぞれ対応す
るMOSトランジスタ2及びMOSトランジスタ3と特
性を合わせ込むため、各々同様の形状のMOSトランジ
スタを用いて形成する。
【0056】次に、図1及び図2を参照し、一実施形態
の動作を説明する。図2は、図1の動作例を説明するタ
イミングチャートである。時刻t1において、内部回路
101が信号SAを「L」レベルから「H」レベルへの
遷移を開始させると、信号SAの電圧の上昇に伴い、信
号SBの電圧が電圧VLから上昇を開始する。そして、
信号SAの電圧及び信号SBの電圧が徐々に上昇するた
め、MOSトランジスタ4がオン状態に移行し、MOS
トランジスタ1がオフ状態に移行する過程において、出
力信号DOUTの電圧レベルが電圧VEXから徐々に下降し
ていく。
【0057】この図2において、出力信号DOUTが実線
と破線との2つの線で示されているが、実線が図1に示
す本発明の第1の実施形態による出力回路O1の動作を
示した線であり、破線が図11に示す従来例の出力回路
の動作を示した線である。図2から判るように、従来例
の出力回路において、MOSトランジスタ3のソース及
びドレイン電圧が変化するのに伴い、MOSトランジス
タ3のドレイン電圧が低下すると、MOSトランジスタ
3のドレインとゲートとの間の寄生容量によって制御信
号SNの電圧VSNが低下している。また、従来例の出力
回路において、MOSトランジスタ2のソース及びドレ
イン電圧が変化するのに伴い、MOSトランジスタ2の
ドレイン電圧が低下すると、MOSトランジスタ2のド
レインとゲートとの寄生容量によって、制御信号SPの
電圧VSPが低下している。
【0058】そして、制御信号SNの電圧VSN及び制御
信号SPの電圧VSPが低下することにより、MOSトラ
ンジスタ3のオン抵抗が増加し、MOSトランジスタ2
のオン抵抗が減少するため、出力信号DOUTの電圧が低
下する速度が遅く、すなわち、信号SAが「L」レベル
から「H」レベルへの遷移から、出力信号DOUTの
「H」レベルから「L」レベルへの変化の遅延(ディレ
イ)が増加する。
【0059】一方、第1の実施形態による出力回路O1
において、キャパシタCpの一端に入力される信号SA
の電圧が上昇するのに伴い、他端に接続されている配線
の信号RPの電圧VRPを上昇させようとする。このた
め、第1の実施形態の出力回路O1は、出力信号DOUT
の電圧の下降により、MOSトランジスタ2のソース及
びドレイン電圧の低下、すなわち、MOSトランジスタ
2の寄生容量の一端であるドレインの電圧の低下に伴
う、この寄生容量の他端であるゲートに印加されている
制御信号RPの電圧VRPの低下を、上述のキャパシタC
pの電圧VRPを上昇させようとする効果によりキャンセ
ルすることができる。
【0060】同様に、第1の実施形態による出力回路O
1において、キャパシタCnの一端に入力される信号S
Bの電圧が上昇するのに伴い、他端に接続されている配
線の信号RNの電圧VRNを上昇させようとする。このた
め、第1の実施形態の出力回路O1は、出力信号DOUT
の電圧の下降により、MOSトランジスタ3のソース及
びドレイン電圧の低下、すなわち、MOSトランジスタ
3の寄生容量の一端であるドレインの電圧の低下に伴
う、この寄生容量の他端であるゲートに印加されている
制御信号RNの電圧VRNの低下を、上述のキャパシタC
nの電圧VRNを上昇させようとする効果によりキャンセ
ルすることができる。
【0061】次に、時刻t2において、第1の実施形態
による出力回路O1による出力信号DOUTは接地電位ま
で低下する。一方、従来の出力回路による出力信号DOU
Tにおいて、制御信号SNの電圧VSN及び制御信号SP
の電圧VSPが低下することにより、MOSトランジスタ
3のオン抵抗が増加し、MOSトランジスタ2のオン抵
抗が減少しているため、出力信号DOUTの「H」レベル
から「L」レベルへの遷移における遅延時間が長くな
り、出力信号DOUTの電圧は、接地電位まで低下してい
ない。
【0062】このように、キャパシタCp及びキャパシ
タCnにより、信号SB及び信号SAの電圧上昇の変動
を、各々制御信号RPの配線及び制御信号RNの配線へ
伝達することにより、制御信号RPの電圧VRP,制御信
号RNの電圧VRNの出力DOUTの変動に基づく低下を、
キャンセルまたは逆に上昇させることで、信号SAの変
化から出力信号DOUTの変化するまでの遅延時間を低減
させ、動作速度を向上することができる。
【0063】ここで、制御信号RPの電圧VRP,制御信
号RNの電圧VRNが所定の電圧の値よりも上昇した場合
でも、MOSトランジスタM2のオン抵抗が増加し、M
OSトランジスタ3のオン抵抗が減少するため、出力信
号DOUTの電圧を接地電位に低下させるためには、出力
信号DOUTの電圧の低下する効率が上昇するので都合が
良くなる。
【0064】次に、時刻t3において、内部回路101
が信号SAを「H」レベルから「L」レベルへの遷移を
開始させると、信号SAの電圧の下降に伴い、信号SB
の電圧が電圧VEXから下降を開始する。そして、信号S
Aの電圧及び信号SBの電圧が徐々に下降するため、M
OSトランジスタ4がオフ状態に移行し、MOSトラン
ジスタ1がオン状態に移行する過程において、出力信号
DOUTの電圧レベルが接地電位から徐々に上昇してい
く。
【0065】図2から判るように、従来例の出力回路に
おいて、MOSトランジスタ3のソース及びドレイン電
圧が変化するのに伴い、MOSトランジスタ3のドレイ
ン電圧が上昇すると、MOSトランジスタ3のドレイン
とゲートとの間の寄生容量によって、ゲートに印加され
る制御信号RNの電圧VRNが上昇している。また、従来
例の出力回路において、MOSトランジスタ2のソース
及びドレイン電圧が変化するのに伴い、MOSトランジ
スタ2のドレイン電圧が上昇すると、MOSトランジス
タ2のドレインとゲートとの間の寄生容量によって、M
OSトランジスタ2のゲートに印加されている制御信号
RPの電圧VRPが上昇している。
【0066】そして、制御信号SNの電圧VSN及び制御
信号SPの電圧VSPが上昇することにより、MOSトラ
ンジスタ3のオン抵抗が減少し、MOSトランジスタ2
のオン抵抗が増加するため、出力信号DOUTの電圧が上
昇する速度が遅く、すなわち、信号SAが「H」レベル
から「L」レベルへの遷移から、出力信号DOUTの
「L」レベルから「H」レベルへの変化の遅延(ディレ
イ)が増加する。
【0067】一方、第1の実施形態による出力回路O1
において、キャパシタCpの一端に入力される信号SA
の電圧が下降するのに伴い、他端に接続されている配線
の信号RPの電圧VRPを下降させようとする。このた
め、第1の実施形態の出力回路O1は、出力信号DOUT
の電圧の上昇により、MOSトランジスタ2のソース及
びドレイン電圧の低下、すなわち、MOSトランジスタ
2のドレイン電圧の上昇に伴う、MOSトランジスタ2
のドレインとゲートとの間の寄生容量によって、ゲート
に印加されている制御信号RPの電圧VRPの上昇を、上
述のキャパシタCpの電圧VRPを下降させようとする効
果によりキャンセルすることができる。
【0068】同様に、第1の実施形態による出力回路O
1において、キャパシタCnの一端に入力される信号S
Bの電圧が下降するのに伴い、他端に接続されている配
線の信号RNの電圧VRNを下降させようとする。このた
め、第1の実施形態の出力回路O1は、出力信号DOUT
の電圧の上昇により、MOSトランジスタ3のソース及
びドレイン電圧の上昇、すなわち、MOSトランジスタ
3のドレイン電圧の上昇に伴う、MOSトランジスタ3
のドレインとゲートとの間の寄生容量によって、ゲート
に印加されている制御信号RNの電圧VRNの上昇を、上
述のキャパシタCnの電圧VRNを下降させようとする効
果によりキャンセルすることができる。
【0069】次に、時刻t4において、第1の実施形態
による出力回路O1による出力信号DOUTは外部電源の
電圧VEXまで上昇する。一方、従来の出力回路による出
力信号DOUTにおいて、制御信号SNの電圧VSN及び制
御信号SPの電圧VSPが上昇することにより、MOSト
ランジスタ3のオン抵抗が減少し、MOSトランジスタ
2のオン抵抗が増加しているため、出力信号DOUTの
「L」レベルから「H」レベルへの遷移における遅延時
間が長くなり、出力信号DOUTの電圧は、電圧VEXまで
上昇していない。
【0070】このように、キャパシタCp及びキャパシ
タCnにより、信号SB及び信号SAAの電圧低下の変
動を、各々制御信号RPの配線及び制御信号RNの配線
へ伝達することにより、制御信号RPの電圧VRP,制御
信号RNの電圧VRNの出力信号DOUTの変動に基づく上
昇を、キャンセルまたは逆に低下させることで、信号S
Aの変化から出力信号DOUTの変化するまでの遅延時間
を低減させ、動作速度を向上することができる。
【0071】ここで、制御信号RPの電圧VRP,制御信
号RNの電圧VRNが所定の電圧の値よりも低下した場合
でも、MOSトランジスタM2のオン抵抗が減少し、M
OSトランジスタ3のオン抵抗が増加するため、出力信
号DOUTの電圧を電圧VEXへ上昇させるためには、出力
信号DOUTの電圧の上昇する効率が向上するので都合が
良くなる。
【0072】また、第1の実施形態による出力回路O1
は、制御信号RP及び制御信号RNの電圧の変動を、キ
ャパシタCp及びキャパシタCnにより防止しているた
め、特に、微小電流電源6の制御信号RP及び制御信号
RNを出力する電流容量を増加させる必要が無く、各々
の電圧VRP,電圧VRNの電圧レベルを所定の範囲に保持
するのに必要な電流のみで済むために、消費電流を減少
させる事が可能である。
【0073】<第2の実施形態>図3は本発明の第2の
実施形態による出力回路の構成を示すブロック図であ
る。この出力回路O2は、図9に示す半導体集積回路に
おける出力回路103の代わりに用いられる。この半導
体集積回路には、外部端子により外部電源の電圧VEXが
供給され、内部降圧回路100により、この電圧VEXを
内部回路に供給する内部電圧VINTに変換して、内部回
路101に駆動電圧として供給している。図2におい
て、従来例及び第1の実施形態と同様な構成には、同一
の符号を付し、説明を省略する。
【0074】この図3において、出力回路O2は、pチ
ャネル型のMOSトランジスタ1,pチャネル型のMO
Sトランジスタ2,nチャネル型のMOSトランジスタ
3及びnチャネル型のMOSトランジスタ4が直列に接
続され、構成されている。これらのMOSトランジスタ
のゲート酸化膜は、内部回路101を構成しているMO
Sトランジスタのゲート酸化膜と同一の厚さで形成され
ている。
【0075】すなわち、内部回路101のMOSトラン
ジスタは、微細化のスケーリング測に対応した厚さのゲ
ート酸化膜により形成されている。そして、内部降圧回
路100は、この内部回路101のMOSトランジスタ
のゲート酸化膜の耐圧を満足させる内部電圧VINTに外
部電圧VEXを降圧させている。MOSトランジスタ1
は、ソースが電圧VEXの外部電源の端子に接続され、ゲ
ートにレベルシフタ5の出力する信号SBが入力され、
ドレインにMOSトランジスタ2のソースが接続されて
いる。
【0076】MOSトランジスタ2は、ドレインがMO
Sトランジスタ3のドレインと接続されている。このM
OSトランジスタ2のドレインとMOSトランジスタ3
のドレインとの接続点が外部端子TOに接続されてい
る。そして、出力回路O2は、内部信号SAの電圧を変
換し、外部端子TOから信号DOUTとして出力する。M
OSトランジスタ2のゲート及びMOSトランジスタ3
のゲートには、微小電流電源10から電圧VRRの制御信
号RRが常時入力されている。MOSトランジスタ4
は、ドレインがMOSトランジスタ3のソースと接続さ
れ、ゲートに信号SAが入力され、ソースが接地されて
いる。
【0077】ここで、制御信号RRの電圧VRRは、MO
Sトランジスタ1がオン状態のとき、MOSトランジス
タ2のゲートとソース及びドレインとの間にかかる電圧
を、MOSトランジスタ2のゲート酸化膜の耐圧以下と
させる値であり、かつMOSトランジスタ2がオン状態
となる電圧である。この耐圧とは、ゲート酸化膜の膜厚
に応じて決定される、ゲート酸化膜の信頼性を保持する
ために許容される上限の電圧を意味している。同様に、
制御信号RRの電圧VRRは、MOSトランジスタ4がオ
フ状態のとき、MOSトランジスタ3のゲートとドレイ
ン及びソースとの間にかかる電圧を、MOSトランジス
タ3のゲート酸化膜の耐圧以下とさせる値であり、かつ
MOSトランジスタ3がオン状態となる電圧である。例
えば、電圧VRRは、(1/2)VEXに設定される。
【0078】これにより、MOSトランジスタ2とMO
Sトランジスタ3とが常時オン状態であり、信号SAが
「L」レベルで入力されることにより、MOSトランジ
スタ4がオフ状態となり、かつ、信号SBが電圧VLで
入力されることにより、MOSトランジスタ1がオン状
態となり、出力回路O1は、信号SAが「L」レベルと
なることで外部電源の電圧VEXである「H」レベルの出
力信号OUTを出力する。
【0079】一方、MOSトランジスタ2とMOSトラ
ンジスタ3とが常時オン状態であり、信号SAが内部電
源の電圧VINTである「H」レベルで入力されると、信
号SBが外部電源の電圧VEXである「H」レベルとな
り、MOSトランジスタ1がオフ状態となり、かつ、信
号SAが「H」レベルで入力されることにより、MOS
トランジスタ4がオン状態となり、出力回路O1は、電
圧が接地レベルである「L」レベルの出力信号OUTを
出力する。
【0080】ダイオードD1は、MOSトランジスタ1
のゲートと、MOSトランジスタ2のゲートとの間に、
順方向に介挿されている。また、ダイオードD1は、出
力信号DOUTの電圧が「H」レベルから「L」レベルに
遷移するとき、MOSトランジスタ2のゲートとドレイ
ンとの寄生容量により、出力信号DOUTが下降する変動
に伴ってMOSトランジスタ2のゲートに印加される電
圧VRRが下降する効果を、「H」レベル状態の電圧VEX
の信号SBの配線から信号RRの配線へ、順方向に電流
を流して電荷を供給することにより、制御信号RRの電
圧を上昇させることにより、電圧VRRの変動を抑える。
【0081】ダイオードD2は、MOSトランジスタ3
のゲートと、MOSトランジスタ4のゲートとの間に介
挿されている。また、ダイオードD2は、出力信号DOUT
の電圧が「L」レベルから「H」レベルに遷移すると
き、MOSトランジスタ3のゲートとドレインとの寄生
容量により、出力信号DOUTが上昇する変動に伴ってM
OSトランジスタ3のゲートに印加される電圧VRRが上
昇する効果を、信号RRの配線から「L」レベル状態の
接地電圧の信号SAの配線へ、順方向に電流を流して電
荷引き抜くことにより、制御信号RRの電圧を低下させ
てキャンセルすることにより、電圧VRRの変動を抑え
る。
【0082】ここで、ダイオードD1を介して、「H」
レベル状態の電圧VEXの信号SBの配線から信号RRの
配線へ、順方向に電流が流れるとき、信号SAの電圧が
上昇しているため、ダイオードD2には電流が流れな
い。同様に、ダイオードD2を介して、信号RRの配線
から「L」レベル状態の接地電圧の信号SAの配線へ、
順方向に電流が流れるとき、信号SBの電圧が低下して
いるため、ダイオードD1には電流が流れない。このと
き、ダイオードD1の数は、電圧VEXが電圧VRRの所定
の値(例えば、1/2VEX)に電圧降下するように設定さ
れ、ダイオードD2の数は、接地電圧に対して電圧VRR
が上昇した電圧の値から所定の値(例えば、1/2VEX)
に降下するように設定される。
【0083】次に、図3及び図4を参照し、第2の実施
形態の動作を説明する。図4は、図3の動作例を説明す
るタイミングチャートである。時刻t11において、内部
回路101が信号SAを「L」レベルから「H」レベル
への遷移を開始させると、信号SAの電圧の上昇に伴
い、信号SBの電圧が電圧VLから上昇を開始する。そ
して、信号SAの電圧及び信号SBの電圧が徐々に上昇
するため、MOSトランジスタ4がオン状態に移行し、
MOSトランジスタ1がオフ状態に移行する過程におい
て、出力信号DOUTの電圧レベルが電圧VEXから徐々に
下降していく。
【0084】図3の第2の実施形態による出力回路O2
において、出力信号DOUTが下降することにより、MO
Sトランジスタ2のゲートとドレインとの寄生容量によ
り信号RRの電圧VRRが低下を始める。そして、信号S
Bの電圧と制御信号RRの電圧VRRとの差が、ダイオー
ドD1に順方向に電流が流れる電圧の値となると、信号
SBの配線から制御信号RRの配線へ電流がながれ、カ
ソードに接続されている配線の制御信号RRの電圧VRR
を上昇させようとする。
【0085】このため、第2の実施形態の出力回路O2
は、出力信号DOUTの電圧の下降により、MOSトラン
ジスタ2のソース及びドレインの電圧の低下、すなわ
ち、MOSトランジスタ2のドレイン電圧の低下に伴
う、MOSトランジスタ2のドレインとゲートとの間の
寄生容量による、ゲートに印加されている制御信号RR
の電圧VRRの低下を、上述のダイオードD1を介し、信
号SBの配線から電荷を制御信号RRの配線へ供給させ
て、電圧VRRを上昇させようとする効果によりキャンセ
ルすることができる。
【0086】このとき、信号SAの電圧も上昇している
ため、ダイオードD2の両端の電圧が順方向の電流が流
れる値となることはなく、ダイオードD2を介して、制
御信号RRの配線から信号SAの配線へ電流は流れな
い。このため、ダイオードD2により制御信号RRの配
線から配線SAへ電流が流れ、制御信号RRの配線から
電荷が引き抜かれ、制御信号RRの電圧が低下すること
はない。
【0087】次に、時刻t12において、第2の実施形態
による出力回路O2による出力信号DOUTは接地電位ま
で低下する。一方、図2の従来の出力回路による出力信
号DOUTにおいて、制御信号SNの電圧VSN及び制御信
号SPの電圧VSPが低下することにより、MOSトラン
ジスタ3のオン抵抗が増加し、MOSトランジスタ2の
オン抵抗が減少しているため、出力信号DOUTの「H」
レベルから「L」レベルへの遷移における遅延時間が長
くなり、出力信号DOUTの電圧は、接地電位まで低下し
ていない。このように、ダイオードD1により、各々制
御信号RRの電圧VRRの低下を、キャンセルさせること
により、信号SAの変化から出力信号DOUTの変化する
までの遅延時間を低減させ、動作速度を向上することが
できる。
【0088】次に、時刻t13において、内部回路101
が信号SAを「H」レベルから「L」レベルへの遷移を
開始させると、信号SAの電圧の下降に伴い、信号SB
の電圧が電圧VEXから下降を開始する。そして、信号S
Aの電圧及び信号SBの電圧が徐々に下降するため、M
OSトランジスタ4がオフ状態に移行し、MOSトラン
ジスタ1がオン状態に移行する過程において、出力信号
DOUTの電圧レベルが接地電位から徐々に上昇してい
く。
【0089】図3の第2の実施形態による出力回路O2
において、出力信号DOUTが上昇することにより、MO
Sトランジスタ2のゲートとドレインとの寄生容量によ
り信号RRの電圧VRRが上昇を始める。そして、制御信
号RRの電圧VRRと信号SAの電圧との差が、ダイオー
ドD2に順方向に電流が流れる電圧の値となると、制御
信号RRの配線から信号SBの配線へ電流がながれ、ア
ノードに接続されている配線の制御信号RRの電圧VRR
を低下させようとする。
【0090】このため、第2の実施形態の出力回路O1
は、出力信号DOUTの電圧の上昇により、MOSトラン
ジスタ2のソース及びドレインの電圧の上昇、すなわ
ち、MOSトランジスタ2のドレイン電圧の上昇に伴
い、MOSトランジスタ2のドレインとゲートとの間の
寄生容量によって、ゲートに印加されている制御信号R
Rの電圧VRRの上昇を、上述のダイオードD2を介し、
制御信号RRの配線から信号SBの配線へ電荷を供給さ
せて、電圧VRRを低下させようとする効果によりキャン
セルすることができる。
【0091】このとき、信号SBの電圧も低下している
ため、ダイオードD1の両端の電圧が順方向の電流が流
れる値となることはなく、ダイオードD1を介して、信
号SBの配線から制御信号RRの配線へ電流は流れな
い。このため、ダイオードD1により制御信号SAの配
線から制御信号RRの配線へ電流が流れ、制御信号RR
の配線に電荷が供給され、制御信号RRの電圧が上昇す
ることはない。
【0092】次に、時刻t14において、第2の実施形態
による出力回路O2による出力信号DOUTは外部電源の
電圧VEXまで上昇する。一方、図2の従来の出力回路に
よる出力信号DOUTにおいて、制御信号SNの電圧VSN
及び制御信号SPの電圧VSPが上昇することにより、M
OSトランジスタ3のオン抵抗が減少し、MOSトラン
ジスタ2のオン抵抗が増加しているため、出力信号DOU
Tの「L」レベルから「H」レベルへの遷移における遅
延時間が長くなり、出力信号DOUTの電圧は、外部電源
の電圧VEXまで上昇していない。このように、ダイオー
ドD2により、各々制御信号RRの電圧VRRの上昇を、
キャンセルさせることにより、信号SAの変化から出力
信号DOUTの変化するまでの遅延時間を低減させ、動作
速度を向上することができる。このように、ダイオード
D1及びダイオードD2により、制御信号RRの電圧VRR
の上昇を、キャンセルさせることにより、信号SAの変
化から出力信号DOUTの変化するまでの遅延時間を低減
させ、動作速度を向上することができる。
【0093】また、第2の実施形態による出力回路O2
は、第1の実施形態と同様に、制御信号RRの電圧の変
動を、ダイオードD1及びダイオードD2により防止して
いるため、特に、微小電流電源10の制御信号RRを出
力する電流容量を増加させる必要が無く、電圧VRRの電
圧レベルを所定の範囲に保持するのに必要な電流のみで
済むために、消費電流を減少させる事が可能である。
【0094】<第3の実施形態>図5は本発明の第3の
実施形態による入力回路の構成を示すブロック図であ
る。この入力回路I1は、図9に示す半導体集積回路に
おける入力回路102の代わりに用いられる。この半導
体集積回路には、外部端子により外部電源の電圧VEX
(VDD)が供給され、内部降圧回路100により、この
電圧VEXを内部回路に供給する内部電圧VINTに変換し
て、内部回路101に駆動電圧として供給している。
【0095】この図1において、入力回路I1は、ダイ
オード20,pチャネル型のMOSトランジスタ21,
pチャネル型のMOSトランジスタ22,及びnチャネ
ル型のMOSトランジスタ23が直列に接続されて構成
されている。これらのMOSトランジスタのゲート酸化
膜は、内部回路101を構成しているMOSトランジス
タのゲート酸化膜と同一の厚さで形成されている。
【0096】すなわち、内部回路101のMOSトラン
ジスタは、微細化のスケーリング測に対応した厚さのゲ
ート酸化膜により形成されている。そして、内部降圧回
路100は、この内部回路101のMOSトランジスタ
のゲート酸化膜の耐圧を満足させる内部電圧VINTに外
部電圧VEXを降圧させている。
【0097】ダイオード20は、アノードが外部電源の
電圧VEXの配線に接続され、カソードがMOSトランジ
スタ21のソースへ接続されている。また、ダイオード
20は、電圧VEXを内部電源の電圧VINTへ降下させ、
この電圧VINTを入力回路I1の駆動電圧として供給
している。MOSトランジスタ1は、ゲートが入力端子
TINへ接続され、ドレインにMOSトランジスタ22の
ソースが接続されている。
【0098】MOSトランジスタ22は、ゲートが接地
され、ドレインがMOSトランジスタ23のドレインと
接続されている。このMOSトランジスタ22のドレイ
ンとMOSトランジスタ23のドレインとの接続点が、
内部回路101へ接続され、入力信号INの電圧を変換
された出力信号OUTを出力する内部端子TINTとな
る。また、MOSトランジスタ22は、出力信号OUT
が接地電圧の「L」レベルで出力されるとき、MOSト
ランジスタ21のドレインの電圧を接地電圧とさせない
ように、電圧VINTを分圧するために設けられている。
【0099】これにより、入力信号INが電圧VEXの
「H」レベルとなり、内部端子TINが「L」レベル(接
地電位)に低下したとしても、MOSトランジスタ21
のドレインの電圧は、MOSトランジスタ22により分
圧されているために接地電圧へ下がらない。この結果、
MOSトランジスタ21のゲートとドレインとの間に印
加される電圧は、MOSトランジスタ21のゲート酸化
膜の耐圧を満足させる値となる。
【0100】MOSトランジスタ23は、ゲートがnチ
ャネル型のMOSトランジスタ24のソースへ接続さ
れ、ソースが接地されている。微小電流電源6から電圧
VRPの制御信号RPが常時入力され、MOSトランジス
タ3のゲートには、微小電流電源6から電圧VRNの制御
信号RNが常時入力されている。MOSトランジスタ2
4は、ゲートが点Sに接続され、ドレインが入力端子T
INが接続されている。ここで、点Sは、ダイオード20
のカソードとMOSトランジスタ21のソースとの接続
点である。点Gの電圧値は、電圧VINTである。
【0101】キャパシタ25は、入力端子TINと点Gと
の間に介挿されている。ここで、点GはMOSトランジ
スタ23のゲートとMOSトランジスタ24のソースと
の接続点である。また、キャパシタ25は、入力信号I
Nが「L」レベルから「H」レベルへ遷移するとき、M
OSトランジスタ23のゲート電圧を上昇させるために
用いられる。
【0102】すなわち、入力信号INが「L」レベルか
ら「H」レベルへ遷移するとき、MOSトランジスタ2
4を介して、「L」レベルから「H」レベルへの入力信
号INの変化がMOSトランジスタ23のゲートへ供給
される。しかしながら、MOSトランジスタ23のゲー
ト、すなわち点Gの電圧は、電圧「VINT−VTN」以上
に上昇しない。ここで、「VTN」はMOSトランジスタ
24のしきい値の電圧である。
【0103】さらに、MOSトランジスタ24のオン抵
抗とMOSトランジスタ23のゲートの容量とによる時
定数により、点Gの電圧の「H」レベルへの遷移に時間
がかかり、MOSトランジスタ23のオン状態における
オン抵抗は十分低くならずに、出力信号OUTの電圧が
接地電圧に低下するために要する時間が長くなり、入力
信号INの変化が出力信号OUTに現れる遅延時間が増
大する。
【0104】このとき、キャパシタ25は、入力端子T
INに接続された一方の端子の電圧が、入力信号INが
「L」レベルから「H」レベルへ遷移することにより上
昇することで、点Gに接続された他方の端子の電圧も上
昇し、MOSトランジスタ23のゲートの電圧を上昇さ
せる。これにより、入力回路IN1は、MOSトランジ
スタ23のオン抵抗を低下させることができ、出力信号
OUTの「H」レベルから「L」レベルへの遷移を高速
に行うことが可能である。
【0105】さらに、キャパシタ25は、入力信号IN
が「H」レベルから「L」レベルへ遷移するとき、MO
Sトランジスタ23のゲート電圧を下降させるために用
いられる。すなわち、入力信号INが「H」レベルから
「L」レベルへ遷移するとき、MOSトランジスタ24
を介して、「H」レベルから「L」レベルへの入力信号
INの変化がMOSトランジスタ23のゲートへ供給さ
れる。
【0106】しかしながら、MOSトランジスタ23の
ゲート、すなわち点Gの電圧は、MOSトランジスタ2
3を介して電荷が引き抜かれるため、MOSトランジス
タ24のオン抵抗とMOSトランジスタ23のゲートの
容量とによる時定数により、点Gの電圧が接地電位まで
低下するために時間がかかり、入力信号INの変化が出
力信号OUTに現れる遅延時間が増大する。
【0107】このとき、キャパシタ25は、入力端子T
INに接続された一方の端子の電圧が、入力信号INが
「H」レベルから「L」レベルへ遷移することにより下
降することで、点Gに接続された他方の端子の電圧も下
降し、MOSトランジスタ23のゲートの電圧を下降さ
せる。これにより、入力回路IN1は、MOSトランジ
スタ23をオフ状態に高速に移行させることができ、出
力信号OUTの「Lレベルから「H」レベルへの遷移を
高速に行うことが可能である。
【0108】ここで、キャパシタ25の容量は、入力信
号INが「L」レベルから「H」レベルへ遷移すると
き、点Gの電圧を、MOSトランジスタ23のゲート酸
化膜の耐圧を超える電圧へ上昇させない値で、かつ、入
力信号INが「H」レベルから「L」レベルへ遷移する
とき、点Gの電圧を、MOSトランジスタ23のゲート
酸化膜の耐圧を超える電圧へ下降させない値に設定され
る。
【0109】次に、図5及び図6を参照し、第3の実施
形態の動作を説明する。図6は、図5の動作例を説明す
るタイミングチャートである。この図6において、出力
信号OUTが実線と破線との2つの線で示されているが、
実線が図5に示す本発明の第3の実施形態による入力回
路I1の動作を示した線であり、破線が図10に示す従
来例の入力回路の動作を示した線である。時刻t21にお
いて、外部回路からの入力信号INが、「L」レベルか
ら「H」レベルへの遷移を開始させると、MOSトラン
ジスタ24を介して点Gに電荷が供給されとともに、キ
ャパシタ25により点Gの電圧が引き上げられて、点G
の電圧は電圧「VINT−VTN」より上昇する。これによ
り、MOSトランジスタ23のオン抵抗が低下し、MO
Sトランジスタ23に多くの電流が流れるため、出力信
号OUTの電圧は高速に低下する。
【0110】これにより、図10における、MOSトラ
ンジスタ114のオン抵抗とMOSトランジスタ113
の寄生容量の容量値による時定数の遅れにより、点Pの
電圧の上昇が遅いため、MOSトランジスタ113のオ
ン抵抗が低下せず、出力信号OUTの電圧の低下が入力
回路I1に比較して遅い。時刻t22において、入力回路
I1は、出力信号OUTの電圧を接地電圧へ低下させて
いるが、一方の図10の入力回路は、点Pの電圧が上昇
しないため、MOSトランジスタ113のオン抵抗が低
下せず、出力信号OUTの電圧を接地電圧に低下させる
ことが出来ない。
【0111】次に、時刻t23において、外部回路からの
入力信号INが、「H」レベルから「L」レベルへの遷
移を開始させると、MOSトランジスタ24を介して点
Gから電荷が引き抜かれるとともに、キャパシタ25に
より点Gの電圧が引き下げられて、点Gの電圧は急速に
接地電圧へ低下する。このとき、「H」レベルから
「L」レベルへの遷移のとき、点Gの電圧が線G(1)で
示したように放電していない場合、点Gの電圧は、キャ
パシタ25により、急速に電圧「VINT−VTN」へ下が
り、その後、MOSトランジスタ24がオン状態となる
ことにより、入力信号INの電圧変化に追従する。
【0112】また、「H」レベルから「L」レベルへの
遷移のとき、点Gの電圧が線G(2)で示したように、点
Pと同様な電圧まで低下している場合、このときすでに
MOSトランジスタ24がオン状態にあるため、キャパ
シタ25による電圧の低下はそれほど影響がないが、入
力信号INの電圧が線G(2)で示す点Gの電圧以下に下
がると、点Gの電圧は、キャパシタ25により入力信号
INの電圧の変化に追従して急速に低下させられる。
【0113】これにより、MOSトランジスタ23はオ
フ状態に移行し、MOSトランジスタ23に電流が流れ
無くなるため、出力信号OUTの電圧は急速に上昇す
る。時刻t24において、入力回路I1は、出力信号OU
Tの電圧を内部電源の電圧VINTへ上昇させているが、
一方の図10の入力回路は、点Pの電圧が低下しないた
め、MOSトランジスタ113がオフ状態へ移行せず、
出力信号OUTの電圧を電圧VINTへ上昇させることが
出来ない。
【0114】上述したように、第3の実施形態の入力回
路I1によれば、キャパシタ25により、MOSトラン
ジスタ23のゲートの電圧を入力信号INの電圧変化に
追従させることで、MOSトランジスタ23のゲートに
印加される電圧を入力信号に合わせて急速に変化させる
ことができるため、MOSトランジスタ23のオン/オ
フの動作を高速に行うことが可能となり、入力信号IN
の変化が出力信号OUTに反映される遅延時間を減少さ
せ、入力信号INの電圧を変化させる処理の動作速度を
向上させることができる。
【0115】<第4の実施形態>図7に示す第4の実施
形態の入力回路I2が図5に示す第3の実施形態と異な
るのは、入力端子TINと点Gとの間にダイオード26
が、キャパシタ25と並列に介挿された点である。他の
構成については、第3の実施形態と同様のため、説明を
省略する。
【0116】入力信号INの電圧が「L」レベルから
「H」レベルへ(接地電圧から電圧VEXへ)遷移すると
き、ダイオード26により、点Gの電圧が電圧「VINT
−Vf」まで上昇し、MOSトランジスタ23のオン抵
抗を低下させ、第3の実施形態の入力回路I1に比較し
て、高速に出力信号OUTの電圧を接地電圧に低下させ
る。ここで、「Vf」は、ダイオード26の順方向に電
流が流れた場合の降下電圧である。また、ダイオード2
6を、p型拡散層とn型拡散層とのPN接合で構成する
と、同時に、ダイオード26とキャパシタ25とを1つ
の構成で、またはダイオード26をキャパシタ25の1
部として形成することが可能である。
【0117】次に、図7及び図8を参照し、第4の実施
形態の動作を説明する。図8は、図7の動作例を説明す
るタイミングチャートである。時刻t31において、外部
回路からの入力信号INが、「L」レベルから「H」レ
ベルへの遷移を開始させると、MOSトランジスタ24
を介して点Gに電荷が供給されとともに、キャパシタ2
5により点Gの電圧が引き上げられ、さらにダイオード
26の順方向電流により、点Gの電圧は電圧「VINT−
Vf」へ、急速に上昇する。これにより、MOSトラン
ジスタ23のオン抵抗が低下し、MOSトランジスタ2
3に多くの電流が流れるため、出力信号OUTの電圧は
高速に低下する。そして、時刻t32において、入力回路
I2は、出力信号OUTの電圧を接地電圧へ低下させて
いる。
【0118】次に、時刻t33において、外部回路からの
入力信号INが、「H」レベルから「L」レベルへの遷
移を開始させると、MOSトランジスタ24を介して点
Gから電荷が引き抜かれるとともに、キャパシタ25に
より点Gの電圧が引き下げられて、点Gの電圧は急速に
接地電圧へ低下する。このとき、「H」レベルから
「L」レベルへの遷移のとき、点Gの電圧は、キャパシ
タ25により、急速に電圧「VINT−VTN」へ下がり、
その後、MOSトランジスタ24がオン状態となること
により、入力信号INの電圧変化に追従して急速に低下
させられる。
【0119】これにより、MOSトランジスタ23はオ
フ状態に移行し、MOSトランジスタ23に電流が流れ
無くなるため、出力信号OUTの電圧は急速に上昇す
る。そして、時刻t24において、入力回路I1は、出力
信号OUTの電圧を内部電源の電圧VINTへ上昇させて
いる。
【0120】上述したように、第4の実施形態の入力回
路I2によれば、入力信号INが「L」レベルから
「H」レベルへの遷移において、第3の実施形態の効果
に加え、ダイオード26により点Gの電圧が電圧「VIN
T−Vf」へ上昇するため、オフの動作を高速に行うこと
が可能となり、入力信号INの変化が出力信号OUTに
反映される遅延時間を減少させることができ、動作速度
を向上させることができる。
【0121】上述してきた第1の実施形態の出力回路O
1,第2の実施形態の出力回路O2,第3の実施形態の
入力回路I1及び第4の実施形態の入力回路I2の各々
の出力回路及び入力回路を組み合わせて、図9の入力回
路102と出力回路103に代えて用いることにより、
ゲート酸化膜の膜厚が同一なMOSトランジスタにより
半導体集積回路装置を構成することが出来る。また、入
力回路102の出力する信号の電圧レベルと、内部回路
が出力回路に出力する信号の電圧レベルとは、必ずしも
一致したものである必要がない。すなわち、内部回路
は、入力回路102からの信号の電圧レベルを、昇圧ま
たは降圧し、出力回路103に出力する場合もある。
【0122】この結果、入力回路及び出力回路のMOS
トランジスタの膜厚を、内部回路の膜厚と異なった厚さ
に作成する従来の構成の半導体集積回路装置に比べ、製
造工程におけるプロセスの工程数を削減(4プロセス程
度)でき、製造期間が短縮でき、かつ製造コストを削減
でき、チップ価格を低下させることが可能となる。
【0123】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。
【0124】
【発明の効果】本発明の出力回路によれば、制御信号,
内部信号の変動を第1のキャパシタと第2のキャパシタ
により、それぞれ、第1のMOSトランジスタのゲート
及び第2のMOSトランジスタのゲートに伝達すること
により、第1のMOSトランジスタのゲートに入力され
る電圧と、第2のMOSトランジスタのゲートに入力さ
れる電圧との外部信号に基づく変動(上昇及び下降)を
キャンセルさせることで、第1のMOSトランジスタ及
び第2のMOSトランジスタの動作を安定させ、内部信
号の変化から外部信号の変化までの遅延時間を低減さ
せ、動作速度を向上させることができる効果がある。
【0125】また、本発明の入力回路によれば、第3の
MOSトランジスタ(MOSトランジスタ23)のゲー
トの電圧を入力信号の電圧変化にキャパシタで追従させ
ることにより、第3のMOSトランジスタのオン/オフ
の動作を高速に行うことが可能となり、入力信号の変化
が内部信号に反映される遅延時間を減少させることがで
き、動作速度を向上させることができる。
【0126】さらに、本発明の出力回路及び入力回路を
用いることにより、ゲート酸化膜の膜厚が同一なMOS
トランジスタにより半導体集積回路装置を構成すること
が出来き、入力回路及び出力回路のMOSトランジスタ
の膜厚を、内部回路の膜厚と異なった厚さに作成する従
来の構成の半導体集積回路装置に比べ、製造工程におけ
るプロセスの工程数を削減(4プロセス程度)でき、製
造期間が短縮でき、かつ製造コストを削減できるため、
チップ価格を低下させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態による出力回路の構
成例を示すブロック図である。
【図2】 図1の出力回路の動作例を示すタイミングチ
ャートである。
【図3】 本発明の第2の実施形態による出力回路の構
成例を示すブロック図である。
【図4】 図3の出力回路の動作例を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】 本発明の第3の実施形態による入力回路の構
成例を示すブロック図である。
【図6】 図5の入力回路の動作例を示すタイミングチ
ャートである。
【図7】 本発明の第4の実施形態による入力回路の構
成例を示すブロック図である。
【図8】 図7の入力回路の動作例を示すタイミングチ
ャートである。
【図9】 従来の内部電圧を降下する降圧回路を有する
半導体集積回路の構成を示す概念図である。
【図10】 従来例による入力回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】 従来例による出力回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,2,5a,5b,21,22 MOSトランジスタ 3,4,5e,5f,23,24 MOSトランジスタ 5 レベルシフタ 5c,5d,20,26 ダイオード 5g インバータ 6,10 微小電流電源 7,8,25 キャパシタ D1,D2 キャパシタ O1,O2 出力回路 I1,I2 入力回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5J056 AA01 AA04 AA11 BB02 BB17 BB59 CC03 DD13 DD28 DD29 DD51 DD55 EE12 FF08 GG10 KK01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の電圧を降圧した第2の電圧レベル
    を有する内部信号を、前記第1の電圧レベルに変換して
    出力端子から出力する出力回路であって、 前記内部信号の電圧レベルを前記第1の電圧レベルに変
    換して第1の信号として出力するレベル変換手段と、 各ドレインが前記出力端子に接続され各ゲートに所定の
    電圧の制御信号が入力された第1および第2のMOSト
    ランジスタと、 前記第1の電圧の電源と前記第1のMOSトランジスタ
    のソースとの間に接続されゲートに前記第1の信号が入
    力された第3のMOSトランジスタと、 接地と前記第2のMOSトランジスタのソースとの間に
    接続されゲートに前記内部信号が入力された第4のMO
    Sトランジスタとを具備し、 前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第3のM
    OSトランジスタのゲートとを第1のキャパシタを介し
    て接続し、 前記第2のMOSトランジスタのゲートと前記第4のM
    OSトランジスタのゲートとを第2のキャパシタを介し
    て接続することにより、 前記制御信号のレベル変動を抑制したことを特徴とする
    出力回路。
  2. 【請求項2】 第1の電圧を降圧回路で降圧した第2の
    電圧により内部回路が駆動されている半導体集積回路に
    設けられ、内部回路の第2の電圧レベルの内部信号を、
    前記第1の電圧のレベルの外部信号に変換して出力端子
    から出力する出力回路において、 前記出力端子に各々ドレインが接続され、各々のゲート
    に所定の電圧の制御信号が入力された第1のMOSトラ
    ンジスタ及び第2のMOSトランジスタと、 前記第1の電圧の電源にソースが接続され、前記第1の
    MOSトランジスタのソースにドレインが接続された第
    3のMOSトランジスタと、 ソースが接地され、前記第2のMOSトランジスタのソ
    ースにドレインが接続され、かつゲートに前記内部信号
    が入力される第4のMOSトランジスタと、 前記内部信号の電圧をレベル変換して、この変換後の内
    部信号を第3のMOSトランジスタのゲートへ出力する
    レベル変換手段と、 前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第3のM
    OSトランジスタのゲートとの間に介挿された第1のキ
    ャパシタと、 前記第2のMOSトランジスタのゲートと前記第4のM
    OSトランジスタのゲートとの間に介挿された第2のキ
    ャパシタとを具備することを特徴とする出力回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のキャパシタの容量値が、前記
    第1のMOSトランジスタのゲートとドレインとの寄生
    容量の容量値に合わせて設定され、前記第2のキャパシ
    タの容量値が、前記第2のMOSトランジスタのゲート
    とドレインとの寄生容量の容量値に合わせて設定される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の出力
    回路。
  4. 【請求項4】 前記レベル変換手段が、内部信号が接地
    電圧である場合、前記制御信号を前記第1の電圧として
    出力し、内部信号が第2の電圧である場合、前記制御信
    号を、第3のMOSトランジスタのゲートとソース及び
    ドレインとの間の電圧がゲート酸化膜の耐圧以下となる
    電圧として出力することを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 第1の電圧を降圧した第2の電圧レベル
    を有する内部信号を、前記第1の電圧レベルに変換して
    出力端子から出力する出力回路であって、 前記内部信号の電圧レベルを前記第1の電圧レベルに変
    換して第1の信号として出力するレベル変換手段と、 各ドレインが前記出力端子に接続され各ゲートに所定の
    電圧の制御信号が入力された第1および第2のMOSト
    ランジスタと、 前記第1の電圧の電源と前記第1のMOSトランジスタ
    のソースとの間に接続されゲートに前記第1の信号が入
    力された第3のMOSトランジスタと、 接地と前記第2のMOSトランジスタのソースとの間に
    接続されゲートに前記内部信号が入力された第4のMO
    Sトランジスタとを具備し、 前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第3のM
    OSトランジスタのゲートとを第1のダイオードを介し
    て接続し、 前記第2のMOSトランジスタのゲートと前記第4のM
    OSトランジスタのゲートとを第2のダイオードを介し
    て接続することにより、 前記制御信号のレベル変動を抑制したことを特徴とする
    出力回路。
  6. 【請求項6】 第1の電圧を降圧回路で降圧した第2の
    電圧により内部回路が駆動されている半導体集積回路に
    設けられ、前記内部回路の前記第2の電圧レベルの内部
    信号を、前記第1の電圧のレベルの外部信号に変換して
    出力端子から出力する出力回路において、 前記出力端子に各々ドレインが接続され、各々のゲート
    に所定の電圧の制御信号が入力された第1のMOSトラ
    ンジスタ及び第2のMOSトランジスタと、 前記第1の電圧の電源にソースが接続され、前記第1の
    MOSトランジスタのソースにドレインが接続された第
    3のMOSトランジスタと、 ソースが接地され、前記第2のMOSトランジスタのソ
    ースにドレインが接続され、かつゲートに前記内部信号
    が入力される第4のMOSトランジスタと、 前記内部信号の電圧をレベル変換して第3のMOSトラ
    ンジスタのゲートへ出力するレベル変換手段と、 前記第1のMOSトランジスタのゲートと前記第3のM
    OSトランジスタのゲートとの間に介挿された第1のダ
    イオードと、 前記第2のMOSトランジスタのゲートと前記第4のM
    OSトランジスタのゲートとの間に介挿された第2のダ
    イオードとを具備することを特徴とする出力回路。
  7. 【請求項7】 直列に介挿される前記第1のダイオード
    の数が、前記第3のトランジスタのゲートと前記第1の
    トランジスタのゲートとの間の電位差に合わせて設定さ
    れ、前記第2のダイオードの数が、前記第2のトランジ
    スタのゲートと前記第4のトランジスタのゲートとの間
    の電位差に合わせて設定されることを特徴とする請求項
    5または請求項6に記載の出力回路。
  8. 【請求項8】 前記レベル変換手段が、内部信号が接地
    電圧である場合、前記制御信号を前記第1の電圧として
    出力し、内部信号が第2の電圧である場合、前記制御信
    号を、第3のMOSトランジスタのゲートとソース及び
    ドレインとの間の電圧がゲート酸化膜の耐圧以下となる
    電圧として出力することを特徴とする請求項5から請求
    項7のいずれかに記載の出力回路。
  9. 【請求項9】 第1の電圧のレベルを有する外部信号を
    第2の電圧レベルに降圧し、前記第2の電圧のレベルで
    駆動される内部回路の入力端子に入力する入力回路であ
    って、 前記内部回路の入力端子にドレインが接続されゲートが
    接地された第1のMOSトランジスタと、 前記第2の電圧を出力する第1の端子と前記第1のMO
    Sトランジスタのソースとの間に接続されゲートに前記
    外部信号を入力された第2のMOSトランジスタと、 前記内部回路の入力端子と接地との間に接続された第3
    のMOSトランジスタと、 前記第3のMOSトランジスタのゲートと前記外部入力
    信号の入力される端子との間に接続され、前記第1の端
    子にゲートが接続された第4のMOSトランジスタとを
    具備し、 前記外部入力信号の入力される端子と前記第3のMOS
    トランジスタのゲートとをキャパシタを介して接続する
    ことにより、前記第3のMOSトランジスタのゲート入
    力の電圧変動を抑制したことを特徴とする入力回路。
  10. 【請求項10】 第1の電圧を第1の降圧回路で降圧し
    た第2の電圧により内部回路が駆動されている半導体集
    積回路に設けられ、前記第1の電圧のレベルの外部信号
    を、前記第2の電圧のレベルの内部信号に変換して前記
    内部回路の入力端子へ入力する入力回路において、 第2の降圧回路の前記第2の電圧のレベルを出力する第
    1の端子にソースが接続され、ゲートに前記入力端子が
    接続された第1のMOSトランジスタと、 この第1のMOSトランジスタのドレインにソースが接
    続され、ゲートが接地された第2のMOSトランジスタ
    と、 この第2のMOSトランジスタのドレインにドレインが
    接続され、ソースが接地された第3のMOSトランジス
    タと、 この第3のMOSトランジスタのゲートとソースが接続
    され、ゲートに前記第2の電圧が印加され、ドレインが
    入力端子に接続された第4のトランジスタと、 前記第3のMOSトランジスタのゲートと前記入力端子
    との間に介挿されたキャパシタとを具備することを特徴
    とする入力回路。
  11. 【請求項11】 前記第3のMOSトランジスタのゲー
    トと前記入力端子との間に、前記キャパシタと並列に介
    挿されたダイオードを具備することを特徴とする請求項
    9または請求項10に記載の入力回路。
  12. 【請求項12】 前記第1の電圧の電源と前記第1の端
    子とがダイオードを介して接続されていることを特徴と
    する請求項9から請求項11のいずれかに記載の入力回
    路。
  13. 【請求項13】 前記入力端子が第1の電圧に上昇した
    場合に、前記第3のMOSトランジスタのゲートとソー
    ス及びドレインとの間の電圧がゲート酸化膜の耐圧を超
    えない値に、前記キャパシタの容量が設定されているこ
    とを特徴とする請求項9から請求項12のいずれかに記
    載の入力回路。
  14. 【請求項14】 前記第1の電圧が降圧回路により降圧
    された前記第2の電圧により内部回路が駆動され、請求
    項1から請求項8までの何れかに記載の出力回路と、請
    求項9から請求項13のいずれかに記載の入力回路とを
    具備することを特徴とする半導体集積回路装置。
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