JP2002009338A - 窒化物半導体素子 - Google Patents

窒化物半導体素子

Info

Publication number
JP2002009338A
JP2002009338A JP2000186583A JP2000186583A JP2002009338A JP 2002009338 A JP2002009338 A JP 2002009338A JP 2000186583 A JP2000186583 A JP 2000186583A JP 2000186583 A JP2000186583 A JP 2000186583A JP 2002009338 A JP2002009338 A JP 2002009338A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitride semiconductor
insulating film
semiconductor layer
positive electrode
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000186583A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsunori Toyoda
達憲 豊田
Takeshi Kususe
健 楠瀬
Takashi Ichihara
隆志 市原
Hirobumi Shono
博文 庄野
Shuji Shioji
修司 塩路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to JP2000186583A priority Critical patent/JP2002009338A/ja
Publication of JP2002009338A publication Critical patent/JP2002009338A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一面上に両電極が形成される窒化物半導体
素子において、十分に高い信頼性を有し且つ発光特性に
優れた窒化物半導体素子を提供する。 【解決手段】 基板上に設けられたn型窒化物半導体層
と、該n型窒化物半導体層上に互いに分離して設けられ
た負電極とp型窒化物半導体層と、前記p型窒化物半導
体層上のほぼ全面に設けられた透光性の第1正電極と、
前記第1正電極上に設けられたボンディング用の第2正
電極とを有し、前記負電極上及び前記第2正電極上の各
ボンディング部分を開口部として、少なくとも素子の上
面に連続した第1絶縁膜を有する窒化物半導体素子であ
って、前記各ボンディング部分及び発光面上を開口部と
して、少なくとも素子の側面に連続した第2絶縁膜を有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード
(LED)、レーザーダイオード(LD)、太陽電池、
光センサー等の発光素子、あるいはトランジスタ、パワ
ーデバイス等の電子デバイスに使用される窒化物半導体
(InXAlYGa1-X-YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦
1)よりなる窒化物半導体素子に関する。
【0002】
【従来技術】近年、窒化物化合物半導体を用いた発光素
子が、青色系の発光が可能な発光素子として注目され、
フルカラーLEDディスプレイ、交通信号灯、イメージ
スキャナー光源等の各種光源で実用化されている。
【0003】これらの窒化物半導体素子は、例えば、サ
ファイア基板上にn型窒化物半導体層を成長させ、その
n型窒化物半導体層上に直接又は発光層を介してp型窒
化物半導体層を成長させた構造を有する。また、絶縁体
であるサファイア基板を用いて構成される窒化物半導体
素子では、導電性の半導体基板を用いて構成される他の
発光素子とは異なり、正電極及び負電極が同一面側の半
導体層上に形成される。すなわち、正電極はp型窒化物
半導体層上に形成され、負電極は、所定の位置で、p型
窒化物半導体層側からエッチングされ露出されたn型窒
化物半導体層上に形成される。
【0004】更に、特開平8−148717号公報に
は、青色LEDの発する熱及び光による樹脂の劣化を防
止するために、電極上のボンディング面を除いた素子表
面に主波長より短い波長を吸収する酸化物薄膜を設ける
ことが開示されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0005】しかしながら、発光素子の利用分野の広が
りとともに厳しい条件下で使用されるようになってきた
現在において、上記の窒化物半導体素子は十分ではな
く、更なる改良が求められている。
【0006】そこで、本発明は、厳しい条件下において
も光学特性に優れ且つ十分高い信頼性を有した発光素子
を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】すなわち、本発明に係る窒化物半導体素子
は、基板上に設けられたn型窒化物半導体層と、該n型
窒化物半導体層上に互いに分離して設けられた負電極と
p型窒化物半導体層と、前記p型窒化物半導体層上のほ
ぼ全面に設けられた透光性の第1正電極と、前記第1正
電極上に設けられたボンディング用の第2正電極とを有
し、前記負電極上及び前記第2正電極上の各ボンディン
グ部分を開口部として、少なくとも素子の上面に連続し
た第1絶縁膜を有する窒化物半導体素子であって、前記
各ボンディング部分及び発光面上を開口部として、少な
くとも素子の側面に連続した第2絶縁膜を有することを
特徴とする。
【0008】このように構成することにより、十分高い
信頼性を有した窒化物半導体素子が得られる。
【0009】また、主発光波長は500nm以下であ
り、且つ前記主波長において前記第2絶縁膜の光透過率
は前記第1絶縁膜の光透過率より小さいことを特徴とす
る。
【0010】このように構成することにより、前記波長
領域を有する発光素子において素子寿命を向上させるこ
とができ、且つ発光スペクトルの半値幅を狭くすること
ができ良好な指向特性が得られる。
【0011】また、第2絶縁膜は窒化シリコン膜である
ことを特徴とし、470nmの波長において前記第1絶
縁膜の光透過率は90%以上、前記窒化シリコン膜の光
透過率は65%以下であることを特徴とする。
【0012】このように構成することにより、光学特性
に優れ且つ十分高い信頼性を有した窒化物半導体素子と
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者は、種々の実験の結果、
素子の側面からの光放出を抑制し且つ発光面から主発光
ピークの光を取り出すことで、更に素子の光学特性及び
信頼性を向上させることができることを見いだし、本発
明を成すに至った。
【0014】現状の青色発光の窒化物半導体素子は、半
導体層側を発光面とする場合、電極面を開口部として発
光チップの表面に形成する絶縁膜は、その発光チップの
主発光ピークよりも短波長を吸収する材料で形成されて
いる。
【0015】上記のように構成することにより素子寿命
を向上させ信頼性を高めることができる。
【0016】しかしながら、上記のような素子を高温高
湿条件下で長時間使用すると、例えば、100時間経過
すると発光出力が低下し始め、1000時間後には約1
5%低下してしまう。光は素子のあらゆる方向から放出
され、特に素子の側面からの光放出が著しいと考えられ
る。
【0017】素子の側面から放出される光の取り出し経
路は比較的複雑なため、側面から放出された主波長の光
の多くは樹脂中に吸収されてしまうと考えられる。この
主波長領域の光が原因で、厳しい条件下で長時間使用す
ると素子側面に隣接する樹脂が劣化され発光ムラや光出
力の低下が生じるものと思われる。
【0018】そこで本発明は、主波長領域において透光
性の低い絶縁膜を少なくとも素子の側面に設けると共に
発光面上には主波長付近の光透過率が高い絶縁膜を設け
ることで主波長の光を発光面から効率よく取り出すよう
構成し、十分に高い信頼性を有し且つ光学特性に優れた
窒化物半導体素子を提供するものである。
【0019】以下、図を参照にして本発明に係る実施の
形態について説明する。図1−(a)は本発明の一実施
の形態に係るLED素子の模式的平面図であり、図1−
(b)は図1−(a)のA−A’線についての模式的断
面図である。基板1上に、少なくともn型窒化物半導体
層2、発光層(図示されていない)、及びp型窒化物半
導体層3が順に積層形成されている。p型窒化物半導体
層3のほぼ全面に設けられた透光性の第1正電極4と、
前記第1正電極4の上面の一部に設けられたボンディン
グ用の第2正電極5が形成され、p型窒化物半導体層3
側からエッチング等により露出されたn型窒化物半導体
層2上に負電極6が形成されている。各ボンディング部
分を除いて第1絶縁膜7が連続して形成され、前記第1
絶縁膜上の発光面上を除いて第2絶縁膜8が形成されて
いる。以下、本発明の構成について詳述する。
【0020】(基板1)本発明において基板1は、発光
素子の基板として公知の素材等が用いられ、例えば、サ
ファイアC面の他、R面、A面を主面とするサファイ
ア、スピネル(MgAl24)等のような絶縁性基板を
用いることができる。
【0021】結晶性の良い窒化物半導体を成長させるた
めにはサファイア基板を用いると好ましい。
【0022】(n型窒化物半導体層2、p型窒化物半導
体層3)本発明において、n型窒化物半導体層2及びp
型窒化物半導体層3は特に限定されず、いずれの層構成
のものを用いてもよい。
【0023】(正電極4,5)本発明の実施の形態にお
いて、正電極4,5は、p型窒化物半導体素子のほぼ全
面に設けられた透光性の第1正電極4と、前記第1正電
極上の一部に設けられたボンディング用の第2正電極5
とからなる。このように第2正電極を設けると良好にボ
ンディングを行うことができ好ましい。また第1正電極
は、p型窒化物半導体層とオーミック接触可能な電極材
料であれば特に限定されない。
【0024】例えば、第1正電極としては、Au、P
t、Al、Sn、Cr、Ti、Ni等の1種類以上を用
いることができる。また、実装形態に合わせて、膜厚を
調整することで透光性、不透光性に調整することができ
る。本発明の実施の形態において第1正電極は透光性と
なるように調整されている。
【0025】第2正電極としては、Au、Pt、Al、
Sn、Cr、Ti、Ni等の1種類以上の金属材料を用
いることができる。第2正電極の膜厚は、2000オン
グストローム〜5μm、好ましくは5000オングスト
ローム〜1.5μmに設定される。
【0026】(負電極6)負電極6は、p型窒化物半導
体層の一部を除去して露出されたn型窒化物半導体層上
に形成される。窒化物半導体をエッチングする方法とし
て、共振面となるような平滑な面を形成するには、好ま
しくはドライエッチングを用いるとよい。ドライエッチ
ングには、例えば、反応性イオンエッチング(RIB
E)、電子サイクロトロンエッチング(ECR)、イオ
ンビームエッチング等の装置があり、いずれもエッチン
グガスを適宜選択することにより、窒化物半導体をエッ
チングして平滑面を形成することができる。例えば、特
開平8−17803号公報に記載の窒化物半導体の具体
的なエッチング手段が挙げられる。
【0027】負電極は、n型窒化物半導体とオーミック
接触が可能な電極材料であれば特に限定されない。例え
ば、Ti、Al、Ni、Au、W、V等の金属材料の1
種類以上を用いることができるが、Ti、W、Vをそれ
ぞれベースとするTi/Al、W/Al/W/Au、W
/Al/W/Pt/Au、V/Al等の多層構造とする
ことが好ましい。n型窒化物半導体層とオーミック接触
が可能な電極材料を用いることによりVfを低減するこ
とができる。負電極7の膜厚は、2000オングストロ
ーム〜5μm、好ましくは5000オングストローム〜
1.5μmに設定される。
【0028】(第1絶縁膜7)本発明において第1絶縁
膜7は、正電極及び負電極のボンディング部分を開口部
として、少なくとも半導体層の上面を覆うように設けら
れていれば良く、本実施の形態においては、各ボンディ
ング部分を開口部として半導体層の上面及び側面に連続
して設けられている。このように第1絶縁膜を設けるこ
とで、正負の電極間の短絡を防止することができる。ま
た、半導体層の上面に設けられた第1絶縁膜上に第2絶
縁膜を積層し、後に発光面となる部分の第2絶縁膜をエ
ッチングする場合、下層の第1絶縁膜は保護膜となり発
光面である第1正電極に傷がつくのを防止することがで
きる。また第1絶縁膜は、第2正電極及び負電極の上面
に少しかかるように設けられることが好ましく、このよ
うにすることで各電極と下地層とのはがれを抑制するこ
とができる。
【0029】本発明において発光チップの表面に形成す
る第1絶縁膜は、主波長において透過率が良好で、且つ
第1正電極、第2正電極、及び負電極との接着性が良好
であれば特に限定されない。また、短波長領域の光をカ
ットする材料を用いると好ましい。例えば、ケイ酸アル
カリガラス、ソーダ石灰ガラス、鉛ガラス、バリウムガ
ラス等のガラス組成物、またはSiO2、TiO2、Ge
2、及びTa25等の酸化物が好ましく形成される。
また、膜厚は特に限定されるものではないが、主波長に
おける透過率が90%以上に調整されることが好まし
い。
【0030】(第2絶縁膜8)本発明において第2絶縁
膜8は、少なくとも素子の側面に設けられていれば良
く、本発明の実施の形態において第2絶縁膜は、各ボン
ディング部分を開口部として半導体層の上面及び側面に
連続して設けられた第1絶縁膜上に、第1正電極上を開
口部として連続して設けられている。このように構成す
ることにより、素子の側面からの光放出を抑制して発光
面である第1正電極の上面から光を取り出すことができ
る。また、前記第1正電極上には第1絶縁膜が設けられ
ていることから、放出される光の発光スペクトルの半値
幅を狭くすることができ色純度を向上させることができ
る。
【0031】また、主波長における第2絶縁膜の透過率
は65%以下、好ましくは30%以下に調整することが
好ましい。透過率が65%よりも大きいとLEDの発光
出力の低下が少ないという利点はあるが、素子側面から
放出される光を十分に抑制することができず、モールド
樹脂が劣化されやすくなる。また、膜厚は特に限定され
ないが、前記透過率が維持できる厚さに調整することが
好ましい。材料としては、窒化シリコンが好ましく、例
えばSiNXはシラン(SiN4)とアンモニア(N
3)とからプラズマCVD法により形成される。シラ
ンの割合を大きくすると屈折率nは大きくなり、発光素
子の側面から放出される光を反射させることができ好ま
しい。第2絶縁膜に窒化シリコン膜を用いる場合、屈折
率nはn>1.97が好ましく、より好ましくはn>
2.0である。好ましい膜厚は0.3μm〜5.0μm
であり、より好ましくは0.5μm〜2.0μmであ
る。
【0032】また、本発明は主波長が500nm以下の
高輝度発光素子に適用することが好ましい。500nm
よりも長波長側に発光ピークがある発光素子では短波長
の強度は小さいのでモールド樹脂を劣化させることはほ
とんどない。特に本発明は、主波長が440nm〜50
0nmの発光素子において効果的である。
【0033】
【実施例】以下、本発明に係る実施例の窒化物半導体素
子について説明する。なお、本発明は以下に示す実施例
のみに限定されるものではない。
【0034】[実施例1]サファイア(C面)よりなる
絶縁性基板1上に各半導体層2,3及び青色(470n
m)が発光可能な発光層(図示していない)をMOVP
E法により形成する。アニーリング後、ウェーハを反応
容器から取り出し、最上層のp型窒化物半導体層3の表
面に所定のSiO2からなる絶縁膜を成膜した後、前記
絶縁膜表面上に所定の形状のレジスト膜を形成し、RI
E(反応性イオンエッチング)装置でp型窒化物半導体
層3側からエッチングを行い、負電極6が形成されるn
型窒化物半導体層2の表面を露出させる。
【0035】次に、前記絶縁膜を酸により剥離した後、
最上層にあるp型窒化物半導体層3上のほぼ全面に、リ
フトオフ法によりNi/Auからなる第1正電極4を、
470nmの波長の光透過率が40%で且つ表面抵抗率
が2Ω/□となるように、膜厚200オングストローム
で形成する。
【0036】次に、前記第1正電極4上に、リフトオフ
法によりAuからなる第2正電極5を膜厚0.7μmで
形成する。
【0037】一方、エッチングにより露出されたn型窒
化物半導体層2の表面には、同じくリフトオフ法により
W/Al/W/Auからなる負電極6を膜厚0.8μm
で形成し、LED素子とする。
【0038】次に、パターニングにより、各電極のボン
ディング部分のみを露出させ素子全体を覆うようにSi
2よりなる第1絶縁膜7を470nmの波長において
光透過率が90%となるように膜厚0.2μmで形成す
る。
【0039】次に、同じくパターニングにより、第1絶
縁膜7上にSiN4からなる第2絶縁膜8を470nm
の波長において光透過率が65%となるように屈折率n
=2.08且つ膜厚1.5μmで形成し、エッチングに
より発光面上を覆う第2絶縁膜8の一部を除去する。
【0040】以上のようにして形成された窒化物半導体
素子の200個を、60℃、90%RHの高温高湿条件
下で1000時間連続で使用すると、出力は5%しか低
下しない。またショートを起こす発光素子は0/200
個である。このことから、本発明は厳しい環境条件下で
の長時間の使用においても高い発光出力を保ち且つ信頼
性の高い窒化物半導体素子だといえる。
【0041】[比較例1]これに対して、実施例1と比
較するために、第2絶縁膜を設けない以外は実施例1と
同様にして発光素子を形成し、実施例1と同様の条件下
で同時間使用すると、発光出力は15%低下する。これ
ら出力が低下する発光素子の側面に隣接しているモール
ド樹脂は応変している。これは第1絶縁膜を透過し側面
から放出される青色光が隣接する樹脂を劣化させるため
である。
【0042】[実施例2]第2絶縁膜を第1絶縁膜上の
素子側面のみに形成する以外は実施例1と同様にして発
光素子を形成すると、実施例1と同様に良好な効果が得
られる。
【0043】[実施例3]第1絶縁膜を各電極のボンデ
ィング部分を開口部として素子の上面のみに形成し、第
2絶縁膜を第1絶縁膜上及び素子側面に形成した後、発
光面上の第2絶縁膜をエッチングにより除去する以外は
実施例1と同様にして発光素子を形成すると、実施例1
と同様に良好な効果が得られる。
【0044】[実施例4]第2絶縁膜を素子の側面のみ
に形成する以外は実施例3と同様にして発光素子を形成
すると、実施例1と同様に良好な効果が得られる。
【0045】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、正負の各
電極のボンディング部分を開口部として少なくとも素子
の上面に連続した第1絶縁膜を設け、且つ、前記ボンデ
ィング部分及び発光面上を開口部として少なくとも素子
の側面に連続した第2絶縁膜を設けることにより、素子
寿命を向上させ信頼性の高い窒化物半導体素子を実現す
ることができる。特に、主波長が500nm以下の発光
層を有する窒化物半導体素子とすると本発明の効果が著
しく見られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の一実施例に係る窒化物半導
体素子の模式的平面図であり、(b)は(a)のA−
A’線における模式的断面図である。
【図2】 本発明の他の実施例に係る窒化物半導体素子
の模式的平面図である。
【図3】 (a)は本発明の一比較例に係る従来の窒化
物半導体素子の模式的平面図であり、(b)は(a)の
A−A’線における模式的断面図である。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・n型窒化物半導体層 3・・・p型窒化物半導体層 4・・・第1正電極 5・・・第2正電極 6・・・負電極 7・・・第1絶縁膜 8・・・第2絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 庄野 博文 徳島県阿南市上中町岡491番地100 日亜化 学工業株式会社内 (72)発明者 塩路 修司 徳島県阿南市上中町岡491番地100 日亜化 学工業株式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA43 AA44 CA12 CA40 CA85 CA88 CA91 CA92 CB36

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設けられたn型窒化物半導体層
    と、該n型窒化物半導体層上に互いに分離して設けられ
    た負電極とp型窒化物半導体層と、前記p型窒化物半導
    体層上のほぼ全面に設けられた透光性の第1正電極と、
    前記第1正電極上に設けられたボンディング用の第2正
    電極とを有し、前記負電極上及び前記第2正電極上の各
    ボンディング部分を開口部として、少なくとも素子の上
    面に連続した第1絶縁膜を有する窒化物半導体素子であ
    って、前記各ボンディング部分及び発光面上を開口部と
    して、少なくとも素子の側面に連続した第2絶縁膜を有
    する窒化物半導体素子。
  2. 【請求項2】 主発光波長は500nm以下である請求
    項1に記載の窒化物半導体素子。
  3. 【請求項3】 前記主発光波長において、前記第2絶縁
    膜の光透過率は前記第1絶縁膜の光透過率より小さいこ
    とを特徴する請求項2に記載の窒化物半導体素子。
  4. 【請求項4】 前記第2絶縁膜は窒化シリコン膜である
    請求項3に記載の窒化物半導体素子。
  5. 【請求項5】 470nmの波長において前記第1絶縁
    膜の光透過率は90%以上、前記窒化シリコン膜の光透
    過率は65%以下である請求項4に記載の窒化物半導体
    素子。
JP2000186583A 2000-06-21 2000-06-21 窒化物半導体素子 Pending JP2002009338A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186583A JP2002009338A (ja) 2000-06-21 2000-06-21 窒化物半導体素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000186583A JP2002009338A (ja) 2000-06-21 2000-06-21 窒化物半導体素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002009338A true JP2002009338A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18686716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000186583A Pending JP2002009338A (ja) 2000-06-21 2000-06-21 窒化物半導体素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002009338A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177211A (ja) * 2003-02-07 2009-08-06 Sanyo Electric Co Ltd 半導体素子およびその製造方法
JP2015082612A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 旭化成株式会社 窒化物発光素子および窒化物発光素子の製造方法
JP7269414B1 (ja) 2022-04-28 2023-05-08 日機装株式会社 半導体発光素子および半導体発光素子の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009177211A (ja) * 2003-02-07 2009-08-06 Sanyo Electric Co Ltd 半導体素子およびその製造方法
JP2015082612A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 旭化成株式会社 窒化物発光素子および窒化物発光素子の製造方法
JP7269414B1 (ja) 2022-04-28 2023-05-08 日機装株式会社 半導体発光素子および半導体発光素子の製造方法
JP2023163403A (ja) * 2022-04-28 2023-11-10 日機装株式会社 半導体発光素子および半導体発光素子の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6635903B2 (en) White light emission diode
US7151281B2 (en) Light-emitting diode structure with electrostatic discharge protection
US7687821B2 (en) Gallium nitride based light emitting diode
KR100862453B1 (ko) GaN 계 화합물 반도체 발광소자
US9425361B2 (en) Light-emitting device
JP4699258B2 (ja) フリップチップ発光ダイオード及びその製造方法
KR100708936B1 (ko) 플립칩용 질화물계 반도체 발광소자
JP2005526403A (ja) 標準パッケージで使用される信頼性が高い強固なiii族発光ダイオード
JP2014112713A (ja) 発光素子及びその製造方法
US8022430B2 (en) Nitride-based compound semiconductor light-emitting device
JPH098403A (ja) 窒化物半導体素子の製造方法及び窒化物半導体素子
JPH1140854A (ja) 半導体発光素子
JP2005183911A (ja) 窒化物半導体発光素子及び製造方法
US9647177B2 (en) Semiconductor optoelectronic device with an insulative protection layer and the manufacturing method thereof
JP3503439B2 (ja) 窒化物半導体素子
US20130240940A1 (en) Light emitting device, light emitting device package, and lighting system
EP1821347B1 (en) Light emitting device having vertical structure and method for manufacturing the same
JP2000077713A (ja) 半導体発光素子
US8519417B2 (en) Light emitting device
JP2002246648A (ja) 波長変換型半導体素子
JPH0794783A (ja) 窒化ガリウム系化合物半導体発光素子
JP2003051610A (ja) Led素子
JP2002009338A (ja) 窒化物半導体素子
CN108110116B (zh) 一种发光二极管芯片及其制作方法
JP4312504B2 (ja) 発光ダイオード素子の電極及び発光ダイオード素子