JP2002009224A - Icカード及びその製造方法 - Google Patents

Icカード及びその製造方法

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JP2002009224A
JP2002009224A JP2000182752A JP2000182752A JP2002009224A JP 2002009224 A JP2002009224 A JP 2002009224A JP 2000182752 A JP2000182752 A JP 2000182752A JP 2000182752 A JP2000182752 A JP 2000182752A JP 2002009224 A JP2002009224 A JP 2002009224A
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card
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英晃 佐藤
Futoshi Hosoya
太 細谷
Toshiaki Kakinuma
寿昭 柿沼
Hitoyoshi Matsuno
仁吉 松野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードのアンテナコイル形成工程を簡略
化して、ICカードの製造コストを削減すること。 【解決手段】 ICカード基材の上に、ジェットプリン
ティング方式や、メタルマスクを用いた真空蒸着または
スパッタリングなどを代表とする、選択成膜方式を用い
ることにより、アンテナコイルを直接形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリあるいはC
PUからなるICチップと外部リーダライタと通信する
ためアンテナからなるICカードに関し、具体的には身
分証明、プリペイド、商品管理などに利用される非接触
ICカードまたはICタグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アンテナとICチップからなる非
接触通信媒体を製造するに当たり、アンテナを形成する
には大きく二つの方法が採られていた。その一つはエッ
チングによる手法であり、もう一つは巻線でアンテナを
予め形成しておいて、基材に貼り付けまたは埋め込むと
いう方法であった。
【0003】より具体的には、エッチング方式を用いる
場合、銅あるいはアルミニウムなどの金属箔をベース基
材に転写した後、半導体製造プロセスで一般的に用いら
れるフォトリソグラフィー(PR技術)を用いて選択開孔
し、化学的に不要部分を溶解して所望の形状のアンテナ
を形成するのであるが、この方法の場合、エッチング設
備が規模、金額的にも膨大であり、工数がかかるため製
造コストが高額となる。また種々の化学薬品類を使用す
る必要があり、環境への負荷が大きいという欠点もあっ
た。
【0004】また、巻線方式の場合は、一本の導体を、
治具を用いて所要の形状に成形した後にベース基材に転
写、あるいは成形された導体を直接ベース基材に、加熱
あるいは超音波などの方式により埋め込むという方法が
とられていた。この場合は、処理に長時間を要し、必ず
しも大量生産に適していないという欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、安価で大量生産可能なアンテナ形成方法を提供し、
コストメリットのあるカードあるいはタグを市場に提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、導体パターン
を直接形成する方法として、パターン形成面にマスキン
グを施して、真空蒸着やスパッタリングなどを行う方
法、金属の超微粒子をノズルからパターン形成面に高速
噴射して、直接パターン形成するジェットプリンティン
グ方式などを検討した結果なされたものである。
【0007】即ち、本発明は、少なくとも一つのICチ
ップとアンテナからなるICカードを製造する方法にお
いて、導電性材料を用いる成膜により、直接アンテナを
形成することを特徴とするICカードの製造方法であ
る。
【0008】また、本発明は、前記のICカード製造方
法において、直接成膜の手段としてジェットプリンティ
ング方式、もしくはメタルマスクを用いた真空蒸着また
はスパッタリングなどを代表とする、選択成膜方式を用
いることを特徴とするICカードの製造方法である。
【0009】また、本発明は、前記の方法で、基材に直
接アンテナを形成してなることを特徴とするICカード
である。
【0010】
【作用】本発明によれば、前記のエッチングや埋め込み
などの従来方法のように、大型の設備や多岐に亘る工程
を必要とせず、アンテナを直接形成できるので、ICカ
ードを安価に大量に生産することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態ついて
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によるI
Cカード10の概略を示す図で、図1(a)は平面図
を、図1(b)は図1(a)のAA′に対応する断面図
である。図中11はICカードの基材であり、ICベア
チップ12とアンテナコイル13及び、これらを接続す
るための導電性配線帯14が基材11中に埋め込まれて
機能部分が構成される。また、上記機能部分の表層に印
刷図柄5及び保護層16が形成されてICカードが完成
される。
【0012】
【実施例】(実施例1)次に、図1に示した本発明のI
Cカードの製造工程の一例を、第1の実施例として図を
参照して説明する。図2ないし図7は、本実施例の製造
工程の説明図である。図2は、非晶質のポリエチレンテ
レフタレート(以下、PET−Gと称する)からなる基
材11に、導電性配線体14を設けた積層体20を示す
図である。この導電性配線体14は、真空冶金工業株式
会社製のジェットプリンティングシステム(型式:PJ
−930)を用い、純銅の超微粒子を吹き付けて成膜し
た。
【0013】図3は、図2に示した積層体20の上に貼
り合わせ、アンテナを形成するためのシート30を示す
図である。これは、PET−Gの基材11からなり、I
Cベアチップの電極パッドと図2に示した導電性配線体
14の一方の端部に対応した窓31と、導電性配線体1
4のもう一方の端部とアンテナの一方の端部を接続する
ための窓32とが設けられている。
【0014】図4は、図2に示した積層体20と、図3
に示したシート30とを貼り合わせた積層体40を示す
図である。図に示したように、窓31及び窓32に、導
電性配線体14の両端部が露出している。ここでは、貼
り合わせに通常のラミネート法である加熱プレスを用い
た。貼り合わせに際しては、二つの窓の位置を導電性配
線体の両端部に合わせることが重要なのは勿論である。
また、貼り合わせには、適当な接着剤を用いてもよい。
【0015】図5は、図4に示した積層体40の窓部3
1に、ICベアチップ12を貼り付けた積層体50を示
す図である。図中の51、52は、アンテナとICベア
チップを接続するための電極パッドである。ここでは、
電極パッド52を起点としてアンテナの形成を行った。
【0016】図6は、図5に示した積層体50にコイル
アンテナ13を形成した積層体60を示す図である。コ
イルアンテナ13は、断面の寸法が幅50μm、膜厚3
0μmであり、材質が銅である。コイルアンテナ形成に
は、導電性配線体14の形成の場合と同様に、ジェット
プリンティングシステムを用いた。
【0017】電極パッド52を起点として、アンテナコ
イル13は所定のターン数で形成された後、窓32に露
出している導電性配線帯14の端部に接続して形成を一
旦、終わり、引き続き窓31に露出している導電性配線
帯14の他方の端部と、ICベアチップのもう一方の電
極パッド51を接続する導電性配線帯61を形成する。
これにより、ICベアチップ12とアンテナコイル13
が接続される。
【0018】更に、積層体60にPET−G基材からな
るシートを加熱プレスまたは接着剤を用いて貼り合わ
せ、機能部分を構成する。この機能部分の表層に保護層
及び印刷層(図示せず)を形成してICカードが完成さ
れる。図7は、機能部分70の概略を示す図である。
【0019】(実施例2)次に、他の方法による本発明
のICカードの製造工程を、第2の実施例として説明す
る。図8ないし図12は、本実施例の製造工程の説明図
である。図8は、PET−G基材11の表面に、ICベ
アチップ31を貼り付け、電極パッド52を起点とし
て、アンテナコイル13を形成した積層体80を示す図
である。アンテナコイル13は、第1の実施例と同様
に、純銅を用いてジェットプリンティング方式で形成し
た。
【0020】次に、この積層体80に、ICベアチップ
31の電極パッド51と、アンテナコイル13のもう一
方の端部を接続するための導電性配線帯を形成するため
に、PET−G基材からなるシートを貼り付けた。図9
は、このPET−G基材からなるシート90を示す図で
あり、電極パッド51に対応する窓91と、アンテナコ
イル13のもう一方の端部に対応する窓92が穿たれて
いる。
【0021】図10は、積層体80にシート90を貼り
合わせた積層体100を示す図である。ここでは、第1
の実施例と同様に、加熱プレスを用いて貼り合わせた。
貼り合わせに際して、二つの窓の位置を、電極パッド5
1アンテナコイル13の端部に、それぞれ合わせること
が重要なのは、第1の実施例と同様である。また、この
場合も貼り合わせには、接着剤を用いてもよい。
【0022】図11は、積層体80の上に導電性配線帯
14を形成して、アンテナコイル13の端部と電極パッ
ド51を接続した状態の積層体110を示す図である。
更に、この上にPET−G基材からなるシートを貼り合
わせることにより、ICの機能部分が得られる。この機
能部分の表層に保護層及び印刷層(図示せず)を形成し
てICカードが完成される。図12は、機能部分120
の概略を示す図である。
【0023】前記の実施例においては、アンテナコイル
13と導電性配線帯14の形成に、ジェットプリンティ
ング方式を使用したが、アンテナコイル13は、アンテ
ナコイル及び導電性配線帯の形状の孔が穿たれた、例え
ばステンレスなどからなるメタルマスクを被せて真空蒸
着やスパックリングなどで直接形成することも可能であ
る。
【0024】また、前記実施例では、ICベアチップの
電極パッドと、アンテナコイル及び導電性配線帯との接
続を、すべてジェットプリンティング方式で行っている
が、当然のことながら、このプロセスは通常の超音波や
熱圧着などによるワイヤーボンディング方式によっても
何ら差し支えないし、更にまた、ICベアチップの表裏
を反転して、直接ベアチップの電極パッドと、アンテナ
コイル及び導電性配線帯とを導電性接着剤など用いて接
続するという、いわゆるフェイスダウン方式で実施する
ことも可能である。
【0025】
【発明の効果】以上に詳しく説明したように、本発明に
よれば、従来のように、設備が大規模で高価なフォトリ
ソグラフィーや、エッチング方式が不要となるため、I
Cカードのアンテナ形成プロセスが簡略化できる。これ
によって、製造のための工数及び所要時間が削減でき、
また歩留が向上するために、コストメリットのあるカー
ドあるいはタグを市場に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの概略図、図1(a)は平
面図、図1(b)は断面図。
【図2】本発明の第1の実施例に示した工程における、
PET−G基材に導電性配線帯を貼り合わせた状態を示
す図。
【図3】本発明の第1の実施例に用いる、窓を形成した
PET−G基材を示す図。
【図4】本発明の第1の実施例に示した工程における、
窓付きPET−G基材を貼り合わせた積層体を示す図。
【図5】本発明の第1の実施例に示した工程における、
PET−G基材にICベアチップを貼り付けた積層体を
示す図。
【図6】本発明の第1の実施例に示した工程における、
PET−G基材にアンテナコイルと導電性配線帯を形成
した積層体を示す図。
【図7】本発明の第1の実施例に関わる、ICカードを
示す図。
【図8】本発明の第2の実施例に示した工程における、
PET−G基材にICベアチップとアンテナコイルを取
り付けた状態を示す図。
【図9】本発明の第2の実施例に用いる、窓を形成した
PET−G基材を示す図。
【図10】本発明の第2の実施例に示した工程におけ
る、窓付きPET−G基材を貼り合わせた積層体を示す
図。
【図11】本発明の第2の実施例に示した工程におけ
る、導電性配線帯を形成した積層体を示す図。
【図12】本発明の第2の実施例に関わる、ICカード
を示す図。
【符号の説明】
10,70,120 ICカード 20,40,50,60,80,100,110 積
層体 30,90 シート 11 PET−G基材 12 ICベアチップ 13 アンテナコイル 14,61 導電性配線帯 15 保護層 16 印刷層 31,32,91,92 窓 51,52 電極パッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松野 仁吉 宮城県仙台市太白区郡山6丁目7番1号 株式会社トーキン内 Fターム(参考) 2C005 MA18 MA19 MB01 MB02 NA08 NA09 RA04 RA22 5B035 BA03 BB09 CA01 CA23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのICチップとアンテナ
    からなるICカードを製造する方法において、導電性材
    料を用いる成膜により、直接アンテナを形成することを
    特徴とするICカードの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のICカード製造方法に
    おいて、直接成膜の手段としてジェットプリンティング
    方式を用いることを特徴とするICカードの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のICカードの製造方法
    において、直接成膜の手段として、選択成膜方式を用い
    ることを特徴とするICカードの製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のICカードの製造方法
    において、前記選択成膜方式はメタルマスクを用いた真
    空蒸着またはスパッタリングであることを特徴とするI
    Cカードの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の方法で、基材に直接アンテナを形成してなることを
    特徴とするICカード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007537552A (ja) * 2004-05-14 2007-12-20 ウェーブゼロ, インコーポレイテッド 無線周波数アンテナおよび識別タグ、ならびに無線周波数アンテナおよび無線周波数タグの製造方法
JP2011511345A (ja) * 2008-01-23 2011-04-07 タジェオ 無線識別要素の製造方法、及び該方法によって得られる無線識別要素

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