JP2002008787A - 多極コネクタ - Google Patents

多極コネクタ

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JP2002008787A
JP2002008787A JP2000185042A JP2000185042A JP2002008787A JP 2002008787 A JP2002008787 A JP 2002008787A JP 2000185042 A JP2000185042 A JP 2000185042A JP 2000185042 A JP2000185042 A JP 2000185042A JP 2002008787 A JP2002008787 A JP 2002008787A
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connector
terminal
housing
locking position
difference
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JP2000185042A
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Hiroyuki Miyashita
広行 宮下
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多極コネクタへ導入する電線の起点からの寸
法が、端子収容室の位置に係わりなく一定となるように
する。 【解決手段】 多極コネクタにおいて、一方のコネクタ
13のハウジング13aは、各端子収容室13b内の端
子係止位置Aが、ハウジング13の中心から外周へ向か
うに従い、電線挿入口13d側に近接するように差異を
有するように設定する。相手側コネクタ14における各
雄端子16は、各雌端子15の係止位置Aの差異に対応
して、中心から外周へ向かうに従い、その突出量が増大
するように差異を持たせた設定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多極コネクタに関
し、詳しくは、多極コネクタにおける端子収容室の配置
に関連することなく端子収容室に導入すべき各電線の長
さを統一化できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤハーネスW/Hは、図7
(A)に示すように、組立作業板1に立設されたU字状
の電線保持具2に沿って、電線を所定経路に布線すると
共に、多数の分岐した電線束Wの端末には、コネクタC
を取り付けることで組み立てられる。コネクタCのうち
には、水平方向および/または垂直方向に多数の端子収
容室Caを配列することで多数の端子Tを収容可能な多
極コネクタCAを用いる場合がある。
【0003】多極コネクタCAに対する電線Waの挿入
は、図7(B)に示すように、電線束Wの端末付近の起
点Pを中心として各端子収容室Caに対し、端子Tが取
り付けられた電線Waを放射状に導入するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の場合、起点Pか
ら中央の端子収容室Caまでの距離Laと、両端の端子
収容室Caまでの距離Lbとの間に寸法差(La<L
b)が生じる。例えば、二つの多極コネクタCA、CB
間に布線される電線Wa、Wbは、通常前工程で同一長
さに加工される。しかしながら、多極コネクタCA、C
Bに対する導入位置が中央と端部で異なる位置に設定さ
れている場合、上記の寸法差(La<Lb)によって、
中央位置では弛み、端部位置では突っ張りが生じること
となる。この問題を解消するには、多極コネクタCA、
CBの端子収容室Caの位置に応じて電線Wa、Wbの
寸法を異ならせる設定しなければならないが、電線W
a、Wbの加工工数および種別管理が増加するため、対
応が困難であった。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、多極コネクタへ導入する電線の起点からの寸法
が、端子収容室の位置に係わりなく一定となるようにす
る多極コネクタを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ワイヤハーネスの電線端末に取り付けら
れた一方のコネクタと、機器側に取り付けられ上記一方
のコネクタと雌雄嵌合するた相手側コネクタとからな
り、上記一方のコネクタのハウジングには多数の雌端子
を収容可能な端子収容室が水平方向および/または垂直
方向に連設されると共に、上記相手側コネクタのハウジ
ングには、上記雌端子に接続可能な雄端子が多数突設さ
れてなる多極コネクタにおいて、上記一方のコネクタの
ハウジングは、上記各端子収容室内の端子係止位置が、
上記ハウジングの中心から外周へ向かうに従い、電線挿
入口側に近接するように差異を持たせた設定とされる一
方、上記相手側コネクタにおける各雄端子は、上記各雌
端子の係止位置の差異に対応して、中心から外周へ向か
うに従い、その突出量が増大するように差異を持たせた
設定としていることを特徴とする多極コネクタを提供し
ている。
【0007】上記構成によれば、多極コネクタにおける
各端子収容室内の端子係止位置が、各端子収容室に導入
される各電線の起点からの距離が遠いほど近い位置とな
るため、端子収容室の位置によって生じる電線の寸法差
を減少させることができる。よって、端子収容室の中央
と外周端部との間において、導入された電線に突っ張り
や弛みが生じるのを防止できる。また、相手側コネクタ
の雄端子も、一方のコネクタの雌端子の端子係止位置に
対応しているため、最適な雌雄嵌合状態を得ることがで
きる。
【0008】具体的には、上記各端子係止位置は、多極
コネクタに導入される電線束の起点を中心とする円弧軌
道に沿って位置をずらせて設定するのが好ましい。この
ようにすれば、端子収容室の位置に応じて導入される電
線の寸法差を更に少なくすることができる。
【0009】上記一方のコネクタのハウジングは、上記
電線挿入口側の端面を、上記端子係止位置の差異に沿っ
て扇状に形成し、上記各端子収容室内における各端子係
止位置を、上記電線挿入口から同一深さ位置に設定する
のが好ましい。更に、上記扇状としたハウジングの上記
電線挿入口は、段差状に位置をずらせて形成するように
してもよい。上記構成によれば、端子収容室内における
端子係止位置に差異があるにも拘わらず、電線挿入口か
ら端子係止位置までの距離は各端子収容室において一定
となるため、雌端子の挿入操作時に端子挿入寸法にバラ
ツキが生じることなく、よって、端子挿入作業の作業性
が低下するおそれがない。
【0010】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を図面を参
照して説明する。図1〜3は多極コネクタ11の第1実
施形態であり、ワイヤハーネスにおける電線束12の端
末に取り付けられるワイヤハーネス側の一方のコネクタ
13と、機器側に取り付けられ、上記コネクタ13と雌
雄嵌合する相手側コネクタ14とからなっている。一方
のコネクタ13のハウジング13aは、多数の雌端子1
5を収容可能な端子収容室13bを水平方向に多数(図
示の実施形態においては、7個)連設している。一方、
相手側コネクタ14のハウジング14aには、雌端子1
5の配列に対応して接続可能な多数の雄端子16を突設
している。
【0011】ハウジング13aの各端子収容室13bに
は、図2に示すように、電線束12から1本毎に分離さ
れ、先端に雌端子15が取り付けられた電線12aが導
入され、端子収容室13b内の所要位置に設定した端子
係止位置Aで雌端子15を係止固定可能としている。端
子係止位置Aにおいて雌端子15を係止する手段として
は、例えば、端子収容室13b内に片持ち梁状に突設し
たランス13cと、該ランス13cに係合するようにし
て雌端子15の底部に形成した係止孔15aとから構成
している。
【0012】各端子収容室13bにおける端子係止位置
Aは、図 に示すように、ハウジング13aの中心から
外周へ向かうに従い、電線挿入口13d側に順次近接す
るように差異を持たせた設定としている。この差異の度
合いとしては、ハウジング13aに導入すべき電線束1
2の各電線12aが1本毎に分離される点を起点Pとす
ると、起点Pを中心とする半径Rの円弧軌道Cに沿って
各端子係止位置Aを配置したときの差異が最適である。
このようにすることで、起点Pから各端子収容室13b
へ導入される電線12aの長さを略同一寸法とすること
ができる。
【0013】一方、相手側コネクタ14における各雄端
子16は、コネクタ13の雌端子15との接続のため
に、雌端子15の端子係止位置Aの差異に対応して、中
心から外周へ向かうに従い、その突出量が順次増大する
ように差異を持たせた設定としている。
【0014】上記構成からなる多極コネクタ11では、
特にワイヤハーネス側のコネクタ13へ導入される電線
12aの長さを、端子収容室13bの位置に応じて寸法
差を設けなくても、起点Pからの寸法を一定とすること
ができる。このため、電線12aの長さ調整等の前処理
の必要がなく、コネクタ13への電線12aの導入後
は、各端子収容室13bに導入された電線12aに突っ
張りや弛みを生じることもない。そして、図3に示すよ
うに、コネクタ13を相手側コネクタ14に嵌合した状
態においては、雌端子15の端子係止位置Aの差異に対
応して相手側コネクタ14の雄端子16が全て同一深さ
まで外嵌された状態で適正に接続させることができる。
なお、コネクタ13と相手側コネクタ14との接続に
は、通常用いられるレバー機構等の倍力機構を付加する
ことで嵌合時の操作性を向上させるようにするのが好ま
しい。
【0015】図4は、多極コネクタ21の第2実施形態
を示し、本実施形態においては、一方のコネクタ23の
ハウジング23aの電線挿入口23dの端面および相手
側コネクタ24との嵌合口23eの端面を、端子係止位
置Aの円弧軌道Cに沿った形状としてハウジング23a
全体を扇状としている。このようにすることで、端子収
容室23b内における各端子係止位置Aを、電線挿入口
23dから同一深さB位置に設定可能としている。これ
により、各端子収容室23bへの雌端子25の挿入時の
挿入深さが一定となるため、雌端子25の挿入作業性を
向上することができる。また、相手側コネクタ24のハ
ウジング24aもこれに対応して、コネクタ23との嵌
合口24b側を円弧状に形成している。なお、その他の
構成は、上記第1実施形態と同様のため、同一符号を付
して説明を省略する。また、図5は上記第2実施形態の
変形例であり、扇状としたハウジング23、24の電線
挿入口23d側および嵌合口23e、24b側を更に段
差23f、24c状に位置をずらせて形成している。
【0016】図6は、多極コネクタ31の第3実施形態
を示し、コネクタ33のハウジング33aに設けた端子
収容室33bを水平垂直両方向に多数配列するようにし
たものである。この場合においても、端子係止位置Aは
中心から外周方向へ至るに従い電線挿入口33d側に順
次近接するように差異を持たせた設定としている。即
ち、起点Pを中心とする球面の軌道上に沿って端子係止
位置Aを設定するようにしている。また、相手側コネク
タ34のハウジング34a内の雄端子36突出状態もこ
れに対応するようにして設定している。なお、その他の
構成は、上記第1実施形態と同様のため、同一符号を付
して説明を省略する。
【0017】
【発明の効果】以上の説明より明きらかなように、本発
明の多極コネクタは、コネクタの端子収容室内に設定さ
れる端子係止位置が、中心から外周方向へ至るに従い電
線挿入口側に近接するように設定されているため、所要
の起点から各端子収容室内に導入される電線の寸法に差
異が生じるのを防止できる。よって、端子収容室の配置
に対応して電線長を予め調整する必要がなく、また、多
極コネクタに導入される電線に突っ張りや弛みが生じる
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の多極コネクタの第1実施形態を示す
平面図である。
【図2】 図1のX−X断面図である。
【図3】 多極コネクタの嵌合状態の平面図である。
【図4】 第2実施形態を示す平面図である。
【図5】 第2実施形態の変形例を示す平面図である。
【図6】 第3実施形態を示す概略図である。
【図7】 (A)(B)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
11、21、31 多極コネクタ 12 電線束 12a 電線 13、23、33 コネクタ 13a、23a、33a ハウジング 13b、23b、33b 端子収容室 13d、23d、33d 電線挿入口 23f 段差 14、24、34 相手側コネクタ 14a、24a、34a ハウジング 24b 嵌合口 24c 段差 15、25 雌端子 16、36 雄端子 A 端子係止位置 P 起点 C 円弧軌道

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスの電線端末に取り付けら
    れた一方のコネクタと、機器側に取り付けられ上記一方
    のコネクタと雌雄嵌合するた相手側コネクタとからな
    り、上記一方のコネクタのハウジングには多数の雌端子
    を収容可能な端子収容室が水平方向および/または垂直
    方向に連設されると共に、上記相手側コネクタのハウジ
    ングには、上記雌端子に接続可能な雄端子が多数突設さ
    れてなる多極コネクタにおいて、 上記一方のコネクタのハウジングは、上記各端子収容室
    内の端子係止位置が、上記ハウジングの中心から外周へ
    向かうに従い、電線挿入口側に近接するように差異を持
    たせた設定とされる一方、 上記相手側コネクタにおける各雄端子は、上記各雌端子
    の端子係止位置の差異に対応して、中心から外周へ向か
    うに従い、その突出量が増大するように差異を持たせた
    設定としていることを特徴とする多極コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記一方のコネクタのハウジングは、上
    記電線挿入口側の端面を、上記端子係止位置の差異に沿
    って扇状に形成し、上記各端子収容室内における各端子
    係止位置を、上記電線挿入口から同一深さ位置に設定し
    ている請求項1に記載の多極コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記扇状としたハウジングの上記電線挿
    入口は、更に段差状に位置をずらせて形成している請求
    項2に記載の多極コネクタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20070904