JP2002008425A - バックライトユニット - Google Patents
バックライトユニットInfo
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- JP2002008425A JP2002008425A JP2000187026A JP2000187026A JP2002008425A JP 2002008425 A JP2002008425 A JP 2002008425A JP 2000187026 A JP2000187026 A JP 2000187026A JP 2000187026 A JP2000187026 A JP 2000187026A JP 2002008425 A JP2002008425 A JP 2002008425A
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- ultraviolet
- cathode tube
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、液晶表示装置等に用いられるバック
ライトユニットに関し、冷陰極管外周囲を冷陰極管外壁
のガラス材と概ね同じ屈折率を持つ液体で満たした光源
ユニットを用いても、射出光が導光板から外に逃げてし
まうことのないバックライトユニットを提供することを
目的とする。 【解決手段】冷陰極管2、4を内蔵し、内面に光反射部
材10が形成された筐体6と、筐体6内に充填された透
明液体8と、透明物質で形成されて光射出平面Sを有す
る導光体1とを備えている。光反射部材10は、冷陰極
管2、4から射出され光反射部材10で反射して光射出
平面Sに入射する射出光を、光射出平面Sに臨界角以上
の入射角で入射させる反射面形状X−T−U−V−W−
Yを有している。
ライトユニットに関し、冷陰極管外周囲を冷陰極管外壁
のガラス材と概ね同じ屈折率を持つ液体で満たした光源
ユニットを用いても、射出光が導光板から外に逃げてし
まうことのないバックライトユニットを提供することを
目的とする。 【解決手段】冷陰極管2、4を内蔵し、内面に光反射部
材10が形成された筐体6と、筐体6内に充填された透
明液体8と、透明物質で形成されて光射出平面Sを有す
る導光体1とを備えている。光反射部材10は、冷陰極
管2、4から射出され光反射部材10で反射して光射出
平面Sに入射する射出光を、光射出平面Sに臨界角以上
の入射角で入射させる反射面形状X−T−U−V−W−
Yを有している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
用いられるバックライトユニットに関する。さらに本発
明は、光源ユニット内に透明液体を充填したバックライ
トユニットに関する。また、本発明は、サイドライト型
のバックライトユニットの高輝度化、高効率化を実現す
るリフレクタ構造に関する。また、本発明は、水銀等の
放電発光で射出する紫外光を、蛍光中心に入射させ可視
光を射出する光源、とりわけ液晶表示装置用の光源とし
て用いることができる冷陰極管に関する。
用いられるバックライトユニットに関する。さらに本発
明は、光源ユニット内に透明液体を充填したバックライ
トユニットに関する。また、本発明は、サイドライト型
のバックライトユニットの高輝度化、高効率化を実現す
るリフレクタ構造に関する。また、本発明は、水銀等の
放電発光で射出する紫外光を、蛍光中心に入射させ可視
光を射出する光源、とりわけ液晶表示装置用の光源とし
て用いることができる冷陰極管に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示パネルは、省スペース化
が可能であり、また小電力である点が市場に評価され、
携帯用コンピュータの表示装置や携帯用テレビのモニタ
のみならず、デスクトップ用パソコンのモニタや家庭用
薄型テレビとしての用途が広がっている。この液晶表示
パネルの液晶表示面を背面から照明する照明装置(バッ
クライトユニット)としては、液晶表示面背面直下に拡
散板、冷陰極管、及びリフレクタを配置した直下型と、
液晶表示面背面直下に拡散板及び導光板、反射板を配置
し導光板端面に冷陰極管及び断面C字状あるいはコの字
状のリフレクタを配置したサイドライト型の2種類があ
る。
が可能であり、また小電力である点が市場に評価され、
携帯用コンピュータの表示装置や携帯用テレビのモニタ
のみならず、デスクトップ用パソコンのモニタや家庭用
薄型テレビとしての用途が広がっている。この液晶表示
パネルの液晶表示面を背面から照明する照明装置(バッ
クライトユニット)としては、液晶表示面背面直下に拡
散板、冷陰極管、及びリフレクタを配置した直下型と、
液晶表示面背面直下に拡散板及び導光板、反射板を配置
し導光板端面に冷陰極管及び断面C字状あるいはコの字
状のリフレクタを配置したサイドライト型の2種類があ
る。
【0003】小型化、省スペース化の点では後者の方が
優位である。ところが、直下型であれば、冷陰極管の本
数を増やすことで高輝度化が容易であるが、サイドライ
ト型では冷陰極管の本数を増やすことが難しいため、射
出光の高効率化による高輝度化が望まれている。
優位である。ところが、直下型であれば、冷陰極管の本
数を増やすことで高輝度化が容易であるが、サイドライ
ト型では冷陰極管の本数を増やすことが難しいため、射
出光の高効率化による高輝度化が望まれている。
【0004】(従来技術1)液晶モニタ用として図37
(a)、(b)に示す構造を有するサイドライト型バッ
クライトユニットが一般的に用いられている。図37
(a)は光射出側から見たバックライトユニットを示し
ている。図37(b)は、図37(a)のA−A線で切
断した断面を示している。このバックライトユニット
は、裏面に散乱パターン114が形成された板状のアク
リル板(導光板)100の一側面に、2本の冷陰極管1
02、104をほぼ平行に側面に沿って配置している。
また、2本の冷陰極管102、104を包囲して導光板
100の一側面側が開口している光反射部材(主として
アルミニウム膜が用いられる)110が設けられてい
る。2本の冷陰極管102、104が配置された導光板
100の一側面に対向する他側面にも、2本の冷陰極管
106、108が導光板100の側面に沿って平行に配
置され、導光板100の他側面側に開口して2本の冷陰
極管106、108を包囲する光反射部材112が設け
られている。
(a)、(b)に示す構造を有するサイドライト型バッ
クライトユニットが一般的に用いられている。図37
(a)は光射出側から見たバックライトユニットを示し
ている。図37(b)は、図37(a)のA−A線で切
断した断面を示している。このバックライトユニット
は、裏面に散乱パターン114が形成された板状のアク
リル板(導光板)100の一側面に、2本の冷陰極管1
02、104をほぼ平行に側面に沿って配置している。
また、2本の冷陰極管102、104を包囲して導光板
100の一側面側が開口している光反射部材(主として
アルミニウム膜が用いられる)110が設けられてい
る。2本の冷陰極管102、104が配置された導光板
100の一側面に対向する他側面にも、2本の冷陰極管
106、108が導光板100の側面に沿って平行に配
置され、導光板100の他側面側に開口して2本の冷陰
極管106、108を包囲する光反射部材112が設け
られている。
【0005】このサイドライト型のバックライトユニッ
トでは、高輝度化するために冷陰極管の数を増やした場
合に以下のような問題が生じる。1つは導光板に光を射
出する際の射出効率の問題であり、他の1つは冷陰極管
の温度の問題である。冷陰極管の数を増加させると必然
的に管同士が密集するため、隣り合う冷陰極管が互いに
射出光を一部吸収してしまう領域が発生して射出効率が
低下する。また、冷陰極管が密集することで雰囲気温度
が高くなり、最大輝度が得られる温度に維持するために
冷陰極管を冷却する必要が生じる。
トでは、高輝度化するために冷陰極管の数を増やした場
合に以下のような問題が生じる。1つは導光板に光を射
出する際の射出効率の問題であり、他の1つは冷陰極管
の温度の問題である。冷陰極管の数を増加させると必然
的に管同士が密集するため、隣り合う冷陰極管が互いに
射出光を一部吸収してしまう領域が発生して射出効率が
低下する。また、冷陰極管が密集することで雰囲気温度
が高くなり、最大輝度が得られる温度に維持するために
冷陰極管を冷却する必要が生じる。
【0006】さらに、冷陰極管自体が射出効率を低下さ
せる要因を有している。図38に示すように、例えば冷
陰極管108のある1点から射出した光は、ガラス管の
外表面で一部が反射される。この反射光は、例えば管外
径が2.6mm、管内径が2.0mmの冷陰極管では射
出光全体の30%以上になる。これら反射光のうち、ガ
ラス管内面(例えば、図38のc点及びd点)に到達し
た反射光の25%程度はガラス管内面に塗布された蛍光
体やガラス管内に充填されている水銀ガスで吸収されて
しまう。また、冷陰極管108を射出した光が隣の冷陰
極管106のガラス管内に入射すると、ガラス管内面
(例えば、図38のa点及びb点)に到達した入射光の
うち25%程度はガラス管内面に塗布された蛍光体やガ
ラス管内に充填されている水銀ガスで吸収されてしま
う。
せる要因を有している。図38に示すように、例えば冷
陰極管108のある1点から射出した光は、ガラス管の
外表面で一部が反射される。この反射光は、例えば管外
径が2.6mm、管内径が2.0mmの冷陰極管では射
出光全体の30%以上になる。これら反射光のうち、ガ
ラス管内面(例えば、図38のc点及びd点)に到達し
た反射光の25%程度はガラス管内面に塗布された蛍光
体やガラス管内に充填されている水銀ガスで吸収されて
しまう。また、冷陰極管108を射出した光が隣の冷陰
極管106のガラス管内に入射すると、ガラス管内面
(例えば、図38のa点及びb点)に到達した入射光の
うち25%程度はガラス管内面に塗布された蛍光体やガ
ラス管内に充填されている水銀ガスで吸収されてしま
う。
【0007】上記従来技術における問題を解決するため
に、冷陰極管外周囲を冷陰極管外壁のガラス材と概ね同
じ屈折率を持つ液体で満たす方法が提案されている。こ
の方法によれば、冷陰極管の外表面での反射を低減でき
ると共に、隣の冷陰極管への入射光も減らせるので射出
効率を向上させることができる。また、充填する液体が
冷媒として作用するので冷陰極管を多数実装しても温度
上昇を抑えることができる利点もある。
に、冷陰極管外周囲を冷陰極管外壁のガラス材と概ね同
じ屈折率を持つ液体で満たす方法が提案されている。こ
の方法によれば、冷陰極管の外表面での反射を低減でき
ると共に、隣の冷陰極管への入射光も減らせるので射出
効率を向上させることができる。また、充填する液体が
冷媒として作用するので冷陰極管を多数実装しても温度
上昇を抑えることができる利点もある。
【0008】(従来技術2)次に、サイドライト型のバ
ックライトユニットを用いた液晶表示装置の従来構造を
図41を用いて説明する。液晶パネル134の光入射側
にバックライトユニットが配置される。バックライトユ
ニットは、冷陰極管(蛍光管)102〜108と光反射
部材(リフレクタ)110、112とを有する光源ユニ
ットと、拡散板(光学シート)130と導光板100、
及び反射板132を有する導光ユニットからなる。拡散
板130は、導光ユニットの配光仕様に応じて複数枚で
構成される場合もある。
ックライトユニットを用いた液晶表示装置の従来構造を
図41を用いて説明する。液晶パネル134の光入射側
にバックライトユニットが配置される。バックライトユ
ニットは、冷陰極管(蛍光管)102〜108と光反射
部材(リフレクタ)110、112とを有する光源ユニ
ットと、拡散板(光学シート)130と導光板100、
及び反射板132を有する導光ユニットからなる。拡散
板130は、導光ユニットの配光仕様に応じて複数枚で
構成される場合もある。
【0009】バックライトユニットの高輝度化のため、
冷陰極管102〜108はリフレクタ110、112に
それぞれ2本配置され、導光板100の両端に2組配置
される。冷陰極管102〜108から導光板100側面
に射出された射出光は、導光板100端面より入射し、
導光板100内を概ね全反射しながら導光する。また、
冷陰極管102〜108のリフレクタ110、112側
より射出された光はリフレクタ110、112で反射
し、これも導光板100の端面より入射して同様に導光
板100内を導光する。
冷陰極管102〜108はリフレクタ110、112に
それぞれ2本配置され、導光板100の両端に2組配置
される。冷陰極管102〜108から導光板100側面
に射出された射出光は、導光板100端面より入射し、
導光板100内を概ね全反射しながら導光する。また、
冷陰極管102〜108のリフレクタ110、112側
より射出された光はリフレクタ110、112で反射
し、これも導光板100の端面より入射して同様に導光
板100内を導光する。
【0010】導光中の光の一部L1は反射板132、あ
るいは拡散板130側に射出し、拡散板130側へ射出
した光は拡散板130により液晶パネル134の方向に
拡散する。また、反射板132側へ射出した光L2は反
射板132で反射して導光板100を透過した後、拡散
板130に入射する。この光も液晶パネル134の方向
に拡散する。この2種類の経路からの拡散光により液晶
パネル134が照明される。
るいは拡散板130側に射出し、拡散板130側へ射出
した光は拡散板130により液晶パネル134の方向に
拡散する。また、反射板132側へ射出した光L2は反
射板132で反射して導光板100を透過した後、拡散
板130に入射する。この光も液晶パネル134の方向
に拡散する。この2種類の経路からの拡散光により液晶
パネル134が照明される。
【0011】このように近年のバックライトユニットの
高輝度化の要求に応え、1つのリフレクタに複数本の冷
陰極管を配置する構造が増加している。なお、リフレク
タ形状は、特開平9−274185号公報に開示されて
いるように照明装置の外形や電気回路、あるいは配線上
の都合により決定される場合が多い。
高輝度化の要求に応え、1つのリフレクタに複数本の冷
陰極管を配置する構造が増加している。なお、リフレク
タ形状は、特開平9−274185号公報に開示されて
いるように照明装置の外形や電気回路、あるいは配線上
の都合により決定される場合が多い。
【0012】(従来技術3)次に、従来の直下型バック
ライトユニットに用いられる光源ユニットの概略構造に
ついて図41及び図43を用いて説明する。直下型バッ
クライトユニットは、図41に示した構造において、拡
散板130の下側の導光板100及びその両サイドに設
けられた光源ユニットに代えて、図43に示すように、
面発光部となる拡散板130の下側に直管状の光源であ
る複数の冷陰極管102a〜102d等を配置し、その
周囲を光反射部材110で覆ったものである。直下型バ
ックライトユニットは、冷陰極管102a〜102dか
ら放出された光を直接あるいは光反射部材110で反射
させて、拡散板130で均一化して液晶パネルに照射す
るようになっている。
ライトユニットに用いられる光源ユニットの概略構造に
ついて図41及び図43を用いて説明する。直下型バッ
クライトユニットは、図41に示した構造において、拡
散板130の下側の導光板100及びその両サイドに設
けられた光源ユニットに代えて、図43に示すように、
面発光部となる拡散板130の下側に直管状の光源であ
る複数の冷陰極管102a〜102d等を配置し、その
周囲を光反射部材110で覆ったものである。直下型バ
ックライトユニットは、冷陰極管102a〜102dか
ら放出された光を直接あるいは光反射部材110で反射
させて、拡散板130で均一化して液晶パネルに照射す
るようになっている。
【0013】ところで、エッジライト型及び直下型の何
れにおいても同様の冷陰極管1020、102a〜10
2d、104〜108が用いられている。冷陰極管は、
円筒のガラス管136の両側に電極が設けられ、ガラス
管136の内壁面に塗布された蛍光体138を備えてい
る。また、ガラス管136内には水銀とアルゴンとネオ
ンが封入されている。ガラス管136は、通常、屈折率
1.5程度の硬質ガラスが用いられる。
れにおいても同様の冷陰極管1020、102a〜10
2d、104〜108が用いられている。冷陰極管は、
円筒のガラス管136の両側に電極が設けられ、ガラス
管136の内壁面に塗布された蛍光体138を備えてい
る。また、ガラス管136内には水銀とアルゴンとネオ
ンが封入されている。ガラス管136は、通常、屈折率
1.5程度の硬質ガラスが用いられる。
【0014】ガラス管136に封止された2つの電極間
に電流が流れると、封入された水銀ガスが励起されてU
V光(紫外線、主として波長185nmと254nmの
光)が放射される。ガラス管136に塗布された蛍光体
138は、UV光を吸収して可視光を放出する。可視光
はガラス管136外に放射されて液晶パネルの照明光と
して用いられる。
に電流が流れると、封入された水銀ガスが励起されてU
V光(紫外線、主として波長185nmと254nmの
光)が放射される。ガラス管136に塗布された蛍光体
138は、UV光を吸収して可視光を放出する。可視光
はガラス管136外に放射されて液晶パネルの照明光と
して用いられる。
【0015】(従来技術4)次に、水銀等の放電発光で
射出する紫外光を蛍光中心に入射させ可視光を射出する
光源であって、液晶表示装置等の光源として用いられて
いる従来の冷陰極管について図44を用いて説明する。
液晶表示装置用の光源としては、三原色の帯域に発光す
る蛍光体を塗布した冷陰極管が用いられている。通常の
冷陰極管では、(SrCaBa)5(PO4)3CL:E
uや、LaP04:Ce,Tbや、Y203:Eu等を所
定の比率で混合した蛍光体を、図44(a)に示したガ
ラス管136内面に焼き付けたものを用いている。これ
らの蛍光体は、白色不透明の粉体であり、通常バインダ
ーという水ガラス主体の物質を介して冷陰極管の内壁面
に固定している。このような、冷陰極管及びそれを包囲
するリフレクタ(主にはアルミニウム製)と板状の導光
板(アクリル板)とを用いて図37に示したバックライ
トユニットとして構成し、液晶パネルの後方に配置して
いる。
射出する紫外光を蛍光中心に入射させ可視光を射出する
光源であって、液晶表示装置等の光源として用いられて
いる従来の冷陰極管について図44を用いて説明する。
液晶表示装置用の光源としては、三原色の帯域に発光す
る蛍光体を塗布した冷陰極管が用いられている。通常の
冷陰極管では、(SrCaBa)5(PO4)3CL:E
uや、LaP04:Ce,Tbや、Y203:Eu等を所
定の比率で混合した蛍光体を、図44(a)に示したガ
ラス管136内面に焼き付けたものを用いている。これ
らの蛍光体は、白色不透明の粉体であり、通常バインダ
ーという水ガラス主体の物質を介して冷陰極管の内壁面
に固定している。このような、冷陰極管及びそれを包囲
するリフレクタ(主にはアルミニウム製)と板状の導光
板(アクリル板)とを用いて図37に示したバックライ
トユニットとして構成し、液晶パネルの後方に配置して
いる。
【0016】(従来技術5)放電管を用いた面光源装置
は、既に述べたように直下型とエッジライト型の2種類
に分類することができる。しかし、何れのタイプも図3
7乃至図41や図43に示した構成では、薄型で均一配
光が可能でしかも高輝度を得るのが困難であるという問
題を有している。すなわち直下方式においては、高輝度
化は容易であるが放電管付近と放電管の間で輝度バラツ
キが生じるので均一配光が難しく、また、放電管を発光
面の下側に配置するので薄型化が困難であり、拡散板と
放電管の間に設けたライトカーテンと放電管の位置関係
も重要で位置決めが難しく、製品間の輝度バラツキが生
じ易い。
は、既に述べたように直下型とエッジライト型の2種類
に分類することができる。しかし、何れのタイプも図3
7乃至図41や図43に示した構成では、薄型で均一配
光が可能でしかも高輝度を得るのが困難であるという問
題を有している。すなわち直下方式においては、高輝度
化は容易であるが放電管付近と放電管の間で輝度バラツ
キが生じるので均一配光が難しく、また、放電管を発光
面の下側に配置するので薄型化が困難であり、拡散板と
放電管の間に設けたライトカーテンと放電管の位置関係
も重要で位置決めが難しく、製品間の輝度バラツキが生
じ易い。
【0017】エッジライト方式においては、薄型化及び
均一配光は容易であるが、導光板への入射光の利用率が
低いこともあって高輝度化が難しい。これらの課題に対
して、特開平7−248495号公報に図45に示すよ
うなバックライトユニットが開示されている。図45に
示すバックライトユニットは、一部が反射膜308で覆
われた紫外線ランプ300を有し、導光板302との間
の紫外線ランプ300側にダイクロイックミラー304
を配置し、導光板302側に蛍光膜306を配置してい
る。紫外線領域のみを実質的に通過させる波長選択性を
有するダイクロイックミラー304を用いることによ
り、照明光の利用効率を大幅に向上させている。
均一配光は容易であるが、導光板への入射光の利用率が
低いこともあって高輝度化が難しい。これらの課題に対
して、特開平7−248495号公報に図45に示すよ
うなバックライトユニットが開示されている。図45に
示すバックライトユニットは、一部が反射膜308で覆
われた紫外線ランプ300を有し、導光板302との間
の紫外線ランプ300側にダイクロイックミラー304
を配置し、導光板302側に蛍光膜306を配置してい
る。紫外線領域のみを実質的に通過させる波長選択性を
有するダイクロイックミラー304を用いることによ
り、照明光の利用効率を大幅に向上させている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術1にお
いて、冷陰極管外周囲を冷陰極管外壁のガラス材と概ね
同じ屈折率を持つ液体で満たす方法では、導光板を通し
ての配光分布が悪化してしまう問題がある。図39は、
冷陰極管外周囲を液体で満たすバックライトユニットを
図37(b)と同方向から見た状態を示している。図3
7と同一の構成要素には同一の符号を付している。冷陰
極管102、104のガラス管とほぼ等しい屈折率を有
する透明液体116を充填した光源ユニット(冷陰極管
102、104及び反射部材110)は、光学接着剤1
20を介して導光板100と接続されている。光源ユニ
ット(冷陰極管106、108及び反射部材112)側
も同様の構成を有している。
いて、冷陰極管外周囲を冷陰極管外壁のガラス材と概ね
同じ屈折率を持つ液体で満たす方法では、導光板を通し
ての配光分布が悪化してしまう問題がある。図39は、
冷陰極管外周囲を液体で満たすバックライトユニットを
図37(b)と同方向から見た状態を示している。図3
7と同一の構成要素には同一の符号を付している。冷陰
極管102、104のガラス管とほぼ等しい屈折率を有
する透明液体116を充填した光源ユニット(冷陰極管
102、104及び反射部材110)は、光学接着剤1
20を介して導光板100と接続されている。光源ユニ
ット(冷陰極管106、108及び反射部材112)側
も同様の構成を有している。
【0019】しかしながらこの構成では、冷陰極管10
2、104から導光板100までが実質的に連続体にな
ってしまい、導光板100での導光条件(原則として全
光線が、導光板100側面に臨界角以上の角度で入射す
るという条件)が崩れてしまう。すなわち、図40に示
す光源ユニットにおいて、光学接着剤122及び透明液
体118がないとすると、例えば冷陰極管106からの
射出光は、導光板100端面で屈折して破線Pのように
方向を曲げられて導光板100内で全反射を繰り返しな
がら進む。ところが、光学接着剤122及び透明液体1
18により光路中の屈折率が一様になってしまうと、射
出光は曲がらずに実線Qのように進んで導光板100か
ら外に射出してしまう。
2、104から導光板100までが実質的に連続体にな
ってしまい、導光板100での導光条件(原則として全
光線が、導光板100側面に臨界角以上の角度で入射す
るという条件)が崩れてしまう。すなわち、図40に示
す光源ユニットにおいて、光学接着剤122及び透明液
体118がないとすると、例えば冷陰極管106からの
射出光は、導光板100端面で屈折して破線Pのように
方向を曲げられて導光板100内で全反射を繰り返しな
がら進む。ところが、光学接着剤122及び透明液体1
18により光路中の屈折率が一様になってしまうと、射
出光は曲がらずに実線Qのように進んで導光板100か
ら外に射出してしまう。
【0020】次に、主として従来技術2及び3の課題に
おいて、図41を用いて説明したバックライトユニット
を備えた液晶表示パネルの問題について図42を用いて
説明する。図42は、図41の構成における図中右側の
光源ユニットを示している。冷陰極管102から射出し
た光のうち、導光板100側への射出光m1は、そのま
ま導光板100端面に入射する。導光板100とは逆側
のリフレクタ110側への射出光は、光線m2のように
リフレクタ110で反射された後、導光板100端面に
入射する。
おいて、図41を用いて説明したバックライトユニット
を備えた液晶表示パネルの問題について図42を用いて
説明する。図42は、図41の構成における図中右側の
光源ユニットを示している。冷陰極管102から射出し
た光のうち、導光板100側への射出光m1は、そのま
ま導光板100端面に入射する。導光板100とは逆側
のリフレクタ110側への射出光は、光線m2のように
リフレクタ110で反射された後、導光板100端面に
入射する。
【0021】しかし、光線m3のようにリフレクタ11
0での反射光が再度、冷陰極管102に入射する場合
や、光線m4のように隣接する冷陰極管104に入射す
る場合は、これら光線m3、m4の冷陰極管102、1
04への入射角によって冷陰極管102、104内の蛍
光体で光の吸収や、冷陰極管のガラス内での多重反射が
発生し、導光板100方向に射出できない光が存在す
る。また、冷陰極管102、104から再射出できて
も、再度リフレクタ110で反射して再度冷陰極管10
2、104に入射したりして光が減衰してしまう。この
ため、冷陰極管102、104の射出光を有効に利用で
きず射出効率の低下や照明光量不足の問題が生じる。
0での反射光が再度、冷陰極管102に入射する場合
や、光線m4のように隣接する冷陰極管104に入射す
る場合は、これら光線m3、m4の冷陰極管102、1
04への入射角によって冷陰極管102、104内の蛍
光体で光の吸収や、冷陰極管のガラス内での多重反射が
発生し、導光板100方向に射出できない光が存在す
る。また、冷陰極管102、104から再射出できて
も、再度リフレクタ110で反射して再度冷陰極管10
2、104に入射したりして光が減衰してしまう。この
ため、冷陰極管102、104の射出光を有効に利用で
きず射出効率の低下や照明光量不足の問題が生じる。
【0022】光量を増加するためには冷陰極管の数を増
やしたり冷陰極管への投入電力を増加したりすることが
考えられるが、冷陰極管の数を増やすと照明装置の大型
化が避けられず、投入電力を増加すると光源からの発熱
量の増大や冷陰極管からの放射ノイズの増大など新たな
問題が発生する。
やしたり冷陰極管への投入電力を増加したりすることが
考えられるが、冷陰極管の数を増やすと照明装置の大型
化が避けられず、投入電力を増加すると光源からの発熱
量の増大や冷陰極管からの放射ノイズの増大など新たな
問題が発生する。
【0023】直下型においてはリフレクタ形状を実開平
5−59402号や特許第2874418号の公報に開
示されているように最適化する提案がなされている。と
ころが、直下型はリフレクタから均一に平行光を射出さ
せる必要があり、この条件を満たしつつ高効率化を図る
必要から最適化に限界があるという問題を有している。
これに対して、サイドライト型では光が導光板に入射す
ればよいので、この点は容易である。しかし、照明装置
の厚みの制限により、リフレクタ開口(通常10mm以
下、8mm程度)に対して冷陰極管の直径は3mm以
下、2.6mm程度であるので冷陰極管を増やす方法に
は限界があり高輝度化を困難にしている。
5−59402号や特許第2874418号の公報に開
示されているように最適化する提案がなされている。と
ころが、直下型はリフレクタから均一に平行光を射出さ
せる必要があり、この条件を満たしつつ高効率化を図る
必要から最適化に限界があるという問題を有している。
これに対して、サイドライト型では光が導光板に入射す
ればよいので、この点は容易である。しかし、照明装置
の厚みの制限により、リフレクタ開口(通常10mm以
下、8mm程度)に対して冷陰極管の直径は3mm以
下、2.6mm程度であるので冷陰極管を増やす方法に
は限界があり高輝度化を困難にしている。
【0024】また、上記従来技術において、冷陰極管の
発光効率(光射出効率)は、投入電力当たり30ルーメ
ン/Wと非常に小さいという問題を有している。
発光効率(光射出効率)は、投入電力当たり30ルーメ
ン/Wと非常に小さいという問題を有している。
【0025】次に、従来技術4の課題について説明す
る。上記図44(a)に示した構造では、可視光を冷陰
極管外部に射出する上で効率低下が生じてしまう。その
原因としては、図44(b)に示すように、蛍光体粉末
200とガラス管136との間にガスを含んだ(もしく
は真空の)空間202ができることが挙げられる。蛍光
体表面で発光した可視光線がガラス管136に入射する
際には表面反射X1と透過X2が起きる。通常、冷陰極
管で使われるガラス材の屈折率は1.48前後であるか
ら、表面反射X1により10%前後の反射損が生じるこ
とになる。
る。上記図44(a)に示した構造では、可視光を冷陰
極管外部に射出する上で効率低下が生じてしまう。その
原因としては、図44(b)に示すように、蛍光体粉末
200とガラス管136との間にガスを含んだ(もしく
は真空の)空間202ができることが挙げられる。蛍光
体表面で発光した可視光線がガラス管136に入射する
際には表面反射X1と透過X2が起きる。通常、冷陰極
管で使われるガラス材の屈折率は1.48前後であるか
ら、表面反射X1により10%前後の反射損が生じるこ
とになる。
【0026】次に、冷陰極管に外部から可視光が入射す
る場合について考察する。図44(b)において、ガラ
ス管136外表面(図中下方側)から光(実線で示す)
が入射すると、入射光は上記の空間202に接した蛍光
体粉末200の表面で反射するが、表面が滑らかでない
こと及び粒径が3μm程度と小さいことから巨視的には
散乱光とみなされる。このため、冷陰極管を透過もしく
は反射する光線の指向性が失われ、図中破線で示すよう
に拡散反射光となる。その結果、従来の冷陰極管を用い
る照明装置では、冷陰極管に入射する光線の分だけ光損
失が生じる。この損失は照明装置が小型化するにつれ大
きくなる。現状のバックライトでは全発光量の約60%
が冷陰極管に再入射し、そのうちの30%(総発光量の
約18%)が蛍光体で散乱または吸収されて光損失を生
じる。
る場合について考察する。図44(b)において、ガラ
ス管136外表面(図中下方側)から光(実線で示す)
が入射すると、入射光は上記の空間202に接した蛍光
体粉末200の表面で反射するが、表面が滑らかでない
こと及び粒径が3μm程度と小さいことから巨視的には
散乱光とみなされる。このため、冷陰極管を透過もしく
は反射する光線の指向性が失われ、図中破線で示すよう
に拡散反射光となる。その結果、従来の冷陰極管を用い
る照明装置では、冷陰極管に入射する光線の分だけ光損
失が生じる。この損失は照明装置が小型化するにつれ大
きくなる。現状のバックライトでは全発光量の約60%
が冷陰極管に再入射し、そのうちの30%(総発光量の
約18%)が蛍光体で散乱または吸収されて光損失を生
じる。
【0027】次に、従来技術5の課題について以下に説
明する。上記図45に示した構成であっても、紫外線ラ
ンプ300から射出される紫外線の一部分は紫外線ラン
プ300内で多重反射してガス中に吸収されてしまい、
紫外線量が低下して発光効率を増加できないという問題
が生じる。また光の吸収が多いと管温度が上昇するため
管を小さくできず、その結果、管内で散乱されたりガス
吸収されたりして光損失が大きいことが問題となる。
明する。上記図45に示した構成であっても、紫外線ラ
ンプ300から射出される紫外線の一部分は紫外線ラン
プ300内で多重反射してガス中に吸収されてしまい、
紫外線量が低下して発光効率を増加できないという問題
が生じる。また光の吸収が多いと管温度が上昇するため
管を小さくできず、その結果、管内で散乱されたりガス
吸収されたりして光損失が大きいことが問題となる。
【0028】本発明の目的は、冷陰極管外周囲を冷陰極
管外壁のガラス材と概ね同じ屈折率を持つ液体で満たし
た光源ユニットを用いても、射出光が導光板から外に逃
げてしまうことのないバックライトユニットを提供する
ことにある。
管外壁のガラス材と概ね同じ屈折率を持つ液体で満たし
た光源ユニットを用いても、射出光が導光板から外に逃
げてしまうことのないバックライトユニットを提供する
ことにある。
【0029】また、本発明の目的は、冷陰極管の光を効
率よく導光板側へ反射できるサイドライト型のバックラ
イトユニットを提供することにある。
率よく導光板側へ反射できるサイドライト型のバックラ
イトユニットを提供することにある。
【0030】さらに、本発明の目的は、冷陰極管の発光
効率が低くても実用に耐えるバックライトユニットを提
供することにある。
効率が低くても実用に耐えるバックライトユニットを提
供することにある。
【0031】またさらに、本発明の目的は、冷陰極管の
発光効率を向上させたバックライトユニットを提供する
ことにある。
発光効率を向上させたバックライトユニットを提供する
ことにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的は、内部の空洞
領域に発光物質が封入された屈折率n0の透明体を有す
る発光体と、前記発光体を内蔵し、内面に光反射部材が
形成された筐体と、前記筐体内に充填された屈折率n1
の透明な充填体と、屈折率n2の透明物質で形成されて
光射出面を有する導光体とを備え、前記光反射部材は、
前記発光体から射出され前記光反射部材で反射して前記
光射出面に入射する射出光を、前記光射出面に臨界角以
上の入射角で入射させる反射面形状を有していることを
特徴とするバックライトユニットによって達成される。
領域に発光物質が封入された屈折率n0の透明体を有す
る発光体と、前記発光体を内蔵し、内面に光反射部材が
形成された筐体と、前記筐体内に充填された屈折率n1
の透明な充填体と、屈折率n2の透明物質で形成されて
光射出面を有する導光体とを備え、前記光反射部材は、
前記発光体から射出され前記光反射部材で反射して前記
光射出面に入射する射出光を、前記光射出面に臨界角以
上の入射角で入射させる反射面形状を有していることを
特徴とするバックライトユニットによって達成される。
【0033】上記目的は、光を反射するリフレクタと、
前記リフレクタ内に配置された複数の冷陰極管と、前記
リフレクタの開口部に接続されて前記冷陰極管から射出
された光を導光する導光板とを有するバックライトユニ
ットにおいて、前記リフレクタは、前記冷陰極管壁から
ほぼ垂直に射出した光を前記冷陰極管に再入射しない方
向に反射させる反射面を有していることを特徴とするバ
ックライトユニットによって達成される。
前記リフレクタ内に配置された複数の冷陰極管と、前記
リフレクタの開口部に接続されて前記冷陰極管から射出
された光を導光する導光板とを有するバックライトユニ
ットにおいて、前記リフレクタは、前記冷陰極管壁から
ほぼ垂直に射出した光を前記冷陰極管に再入射しない方
向に反射させる反射面を有していることを特徴とするバ
ックライトユニットによって達成される。
【0034】上記目的は、光を導光して光射出面から射
出する導光体と、前記導光体内部に形成された冷陰極管
とを備えていることを特徴とするバックライトユニット
によって達成される。
出する導光体と、前記導光体内部に形成された冷陰極管
とを備えていることを特徴とするバックライトユニット
によって達成される。
【0035】上記目的は、透明部材と、紫外光発光物質
と、電極とを備える光源であって、前記透明部材は紫外
光を吸収し可視光を発光する蛍光中心を部材内部に有
し、所定の空洞領域を囲む壁材の少なくとも一部を構成
し、前記紫外光発光物質及び前記電極は、前記空洞領域
内に配置されていることを特徴とする光源によって達成
される。
と、電極とを備える光源であって、前記透明部材は紫外
光を吸収し可視光を発光する蛍光中心を部材内部に有
し、所定の空洞領域を囲む壁材の少なくとも一部を構成
し、前記紫外光発光物質及び前記電極は、前記空洞領域
内に配置されていることを特徴とする光源によって達成
される。
【0036】上記目的は、紫外光を発光する紫外光発光
部材と、前記紫外光を受けて可視光を発光する可視光発
光部材と、前記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/
可視光反射部材と、前記可視光を射出する開口部とを有
する光源ユニットであって、前記可視光発光部材は、前
記紫外/可視光反射部材の反射面に設けられていること
を特徴とする光源ユニットによって達成される。
部材と、前記紫外光を受けて可視光を発光する可視光発
光部材と、前記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/
可視光反射部材と、前記可視光を射出する開口部とを有
する光源ユニットであって、前記可視光発光部材は、前
記紫外/可視光反射部材の反射面に設けられていること
を特徴とする光源ユニットによって達成される。
【0037】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
液晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて
図1乃至図5を用いて説明する。本実施の形態では、冷
陰極管外周囲を冷陰極管外壁のガラス材(屈折率n0)
と概ね同じ屈折率n1を持つ液体で満たした光源ユニッ
トを用いても、射出光が全反射せずに導光板から外に逃
げてしまうことのないバックライトユニットを提供す
る。
液晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて
図1乃至図5を用いて説明する。本実施の形態では、冷
陰極管外周囲を冷陰極管外壁のガラス材(屈折率n0)
と概ね同じ屈折率n1を持つ液体で満たした光源ユニッ
トを用いても、射出光が全反射せずに導光板から外に逃
げてしまうことのないバックライトユニットを提供す
る。
【0038】射出光の大部分が導光体内を導光するため
には、以下の方法が考えられる。第1は、導光板に入射
する前段階で射出光線の角度を変えることにより、導光
条件の角度範囲に光線が向くようにする方法である。例
えば、光源ユニットの光反射部材の導光板側に冷陰極管
側に向かって凸状の反射面形状を持たせ、導光板の側面
に大きな入射角で入射する光線成分の入射角度を変化さ
せるようにする。
には、以下の方法が考えられる。第1は、導光板に入射
する前段階で射出光線の角度を変えることにより、導光
条件の角度範囲に光線が向くようにする方法である。例
えば、光源ユニットの光反射部材の導光板側に冷陰極管
側に向かって凸状の反射面形状を持たせ、導光板の側面
に大きな入射角で入射する光線成分の入射角度を変化さ
せるようにする。
【0039】第2は、導光板の光射出平面の冷陰極管に
近い領域からの光射出率を低くする方法である。例え
ば、導光板表面に反射パターンを設け、光量分布に合わ
せ開口の面積比率を分布させる。
近い領域からの光射出率を低くする方法である。例え
ば、導光板表面に反射パターンを設け、光量分布に合わ
せ開口の面積比率を分布させる。
【0040】さらにその他の方法として以下のようなも
のがある。例えば、透明液体の誘電正接が冷陰極管の駆
動条件で低くなるようにする。透明液体の誘電率が、冷
陰極管の駆動条件下で大きくなるようにする。光源ユニ
ットの筐体の一部に冷却機構を設ける。さらに筐体の一
部に放熱フィンを設ける。光源ユニットに充填する液体
の屈折率を調整し、反射による射出効率の低下を防止す
る。筐体の一部にある反射板を金属にする。光源ユニッ
トに充填した透明液体を加熱する手段を設ける。点灯後
の一定時間、透明液体を加熱する機構を設ける。
のがある。例えば、透明液体の誘電正接が冷陰極管の駆
動条件で低くなるようにする。透明液体の誘電率が、冷
陰極管の駆動条件下で大きくなるようにする。光源ユニ
ットの筐体の一部に冷却機構を設ける。さらに筐体の一
部に放熱フィンを設ける。光源ユニットに充填する液体
の屈折率を調整し、反射による射出効率の低下を防止す
る。筐体の一部にある反射板を金属にする。光源ユニッ
トに充填した透明液体を加熱する手段を設ける。点灯後
の一定時間、透明液体を加熱する機構を設ける。
【0041】以下、本実施の形態によるバックライトユ
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。な
お、これ以降の各実施の形態及び各実施例間で同一の作
用機能を有する構成要素、及び上記従来技術と同一の作
用機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複説
明は省略するものとする。
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。な
お、これ以降の各実施の形態及び各実施例間で同一の作
用機能を有する構成要素、及び上記従来技術と同一の作
用機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複説
明は省略するものとする。
【0042】(第1の実施の形態における実施例1)ま
ず、本実施例によるバックライトユニットの概略の構成
について図1を用いて説明する。図1は、図37(b)
と同様の断面を示しており、特に、バックライトユニッ
トの光源ユニット近傍を示している。図1(a)は動作
原理を示し、図1(b)は具体的構成を示している。現
実の液晶モニタ(テレビ)用のバックライトユニットに
は、液晶パネルとの間にプリズムシートや拡散板等が設
けられているが、これらは本実施形態とは関連しないの
で記載を省略し、バックライトユニットのうち、主とし
て、冷陰極管、光反射部材(リフレクタ)、及び導光板
に関する構成について説明する。
ず、本実施例によるバックライトユニットの概略の構成
について図1を用いて説明する。図1は、図37(b)
と同様の断面を示しており、特に、バックライトユニッ
トの光源ユニット近傍を示している。図1(a)は動作
原理を示し、図1(b)は具体的構成を示している。現
実の液晶モニタ(テレビ)用のバックライトユニットに
は、液晶パネルとの間にプリズムシートや拡散板等が設
けられているが、これらは本実施形態とは関連しないの
で記載を省略し、バックライトユニットのうち、主とし
て、冷陰極管、光反射部材(リフレクタ)、及び導光板
に関する構成について説明する。
【0043】図1(a)、(b)に示すように、少なく
とも筐体6、冷陰極管2、4、及び透明液体8を含む光
源ユニットからの射出光が導光板1で導光するために
は、射出光の側面S(またはS’)への入射角が臨界角
以上になる必要がある。そのため本実施例では、光源ユ
ニットの筐体6内面の光反射部材10の反射面形状を変
更して射出光の射出角を調整するようにしている。本例
では、管外径が2.6mmの冷陰極管2、4を2本実装
している。光反射部材10は、冷陰極管2、4から1m
mの最小距離を保って冷陰極管2、4周囲を覆うように
図1(a)に示す角部T−U−V−Wのほぼ矩形断面形
状を有している。
とも筐体6、冷陰極管2、4、及び透明液体8を含む光
源ユニットからの射出光が導光板1で導光するために
は、射出光の側面S(またはS’)への入射角が臨界角
以上になる必要がある。そのため本実施例では、光源ユ
ニットの筐体6内面の光反射部材10の反射面形状を変
更して射出光の射出角を調整するようにしている。本例
では、管外径が2.6mmの冷陰極管2、4を2本実装
している。光反射部材10は、冷陰極管2、4から1m
mの最小距離を保って冷陰極管2、4周囲を覆うように
図1(a)に示す角部T−U−V−Wのほぼ矩形断面形
状を有している。
【0044】光反射部材10のT−X間の形状は以下に
示す要領で決められる。なお、W−Y間の形状はT−X
間の形状と対称である。2本の冷陰極管2、4の内面
(蛍光体が塗布されている面)から射出してT−X間で
反射し、平面S(S’)に入射する光の光路について検
討する。まず、T−X間上の任意の位置、例えば図1
(a)の位置αから冷陰極管4の内面に接する接線l1
を引く。次いで、位置αから平面S(又はS’)への入
射角が臨界角(例えば、42°)になる仮想直線l1’
を引く。そして、接線l1と仮想直線l1’とがなす角
の二等分線が法線となるように、位置αでの光反射部材
10表面の傾斜を決める。この作業をTからXまで順次
繰り返すことにより曲面T−Xを定めることができる。
示す要領で決められる。なお、W−Y間の形状はT−X
間の形状と対称である。2本の冷陰極管2、4の内面
(蛍光体が塗布されている面)から射出してT−X間で
反射し、平面S(S’)に入射する光の光路について検
討する。まず、T−X間上の任意の位置、例えば図1
(a)の位置αから冷陰極管4の内面に接する接線l1
を引く。次いで、位置αから平面S(又はS’)への入
射角が臨界角(例えば、42°)になる仮想直線l1’
を引く。そして、接線l1と仮想直線l1’とがなす角
の二等分線が法線となるように、位置αでの光反射部材
10表面の傾斜を決める。この作業をTからXまで順次
繰り返すことにより曲面T−Xを定めることができる。
【0045】このように、本実施例のバックライトユニ
ットは、内部の空洞領域に発光物質が封入されたガラス
管(屈折率n0の透明体)を有する冷陰極管(発光体)
2、4と、冷陰極管2、4を内蔵し、内面に光反射部材
10が形成された筐体6と、筐体6内に充填された屈折
率n1(≒n0)の透明な透明液体(充填体)8と、屈
折率n2の透明物質で形成されて光射出平面を有する導
光体1とを備え、光反射部材10は、発光体から射出さ
れ光反射部材10で反射して光射出平面Sに入射する射
出光を、光射出平面Sに臨界角以上の入射角で入射させ
る反射面形状を有していることを特徴としている。
ットは、内部の空洞領域に発光物質が封入されたガラス
管(屈折率n0の透明体)を有する冷陰極管(発光体)
2、4と、冷陰極管2、4を内蔵し、内面に光反射部材
10が形成された筐体6と、筐体6内に充填された屈折
率n1(≒n0)の透明な透明液体(充填体)8と、屈
折率n2の透明物質で形成されて光射出平面を有する導
光体1とを備え、光反射部材10は、発光体から射出さ
れ光反射部材10で反射して光射出平面Sに入射する射
出光を、光射出平面Sに臨界角以上の入射角で入射させ
る反射面形状を有していることを特徴としている。
【0046】また、光反射部材10の反射面形状は、面
上の任意の位置αでの法線nと、点位置αから空洞領域
の輪郭へ引いた接線lとがなす角度をθ1とし、光射出
平面S(S’)に平行且つ法線nと接線lとで作られる
平面内にある線分mと法線nとがなす角をθ2とする
と、|θ1−θ2|<cos-1(1/n2)が成り立つ
ことを特徴としている。
上の任意の位置αでの法線nと、点位置αから空洞領域
の輪郭へ引いた接線lとがなす角度をθ1とし、光射出
平面S(S’)に平行且つ法線nと接線lとで作られる
平面内にある線分mと法線nとがなす角をθ2とする
と、|θ1−θ2|<cos-1(1/n2)が成り立つ
ことを特徴としている。
【0047】光射出平面S(S’)に入射する光の入射
角をθ3とし、この光が全反射することを条件とする
と、スネルの法則よりn2sinθ3>1となる。図1
(a)よりθ3+θ4=π、n2cosθ4>1、さら
にθ4=|θ1−θ2|であるから、n2cos(|θ
1−θ2|)>1となり上記式が導かれる。
角をθ3とし、この光が全反射することを条件とする
と、スネルの法則よりn2sinθ3>1となる。図1
(a)よりθ3+θ4=π、n2cosθ4>1、さら
にθ4=|θ1−θ2|であるから、n2cos(|θ
1−θ2|)>1となり上記式が導かれる。
【0048】このようにして、冷陰極管2、4側に向け
て凸の傾斜を有する凸状の光反射部材10がX−T間及
びY−W間に配置されることにより、導光板1の平面
S、S’で全反射せずに透過してしまう光を低減させる
ことができる。
て凸の傾斜を有する凸状の光反射部材10がX−T間及
びY−W間に配置されることにより、導光板1の平面
S、S’で全反射せずに透過してしまう光を低減させる
ことができる。
【0049】図1(b)に示すように、X−Y間は透明
なアクリルシート12で塞がれており、X−T−U−V
−W−Yを結ぶ形状の反射部材10とX−Yを結ぶ透明
アクリルシート12内はシリコンオイル8が充填されて
いる。シリコンオイル8の光学的及び電気的特性は表1
に示す通りである。
なアクリルシート12で塞がれており、X−T−U−V
−W−Yを結ぶ形状の反射部材10とX−Yを結ぶ透明
アクリルシート12内はシリコンオイル8が充填されて
いる。シリコンオイル8の光学的及び電気的特性は表1
に示す通りである。
【0050】
【表1】
【0051】表1に示すように、シリコンオイル8の屈
折率を導光板1の材質であるアクリル樹脂の屈折率
(1.48)と冷陰極管2、4のガラス材の屈折率
(1.49)の中間にすることにより、界面での反射率
を最小にすることができる。また電気的な特性を最適化
して光反射部材10(アルミ成形品)へのリーク電流を
減らすことができる。また、直流成分については、誘電
正接を10-3のオーダにすることでリーク時の電気エネ
ルギ損を小さくすることができる。交流成分については
誘電率を周波数400Hz付近で極大にすることによ
り、冷陰極管2,4−光反射部材10間のコンデンサ容
量を大きくすることができるのでリーク電流を小さくで
きるようになる。
折率を導光板1の材質であるアクリル樹脂の屈折率
(1.48)と冷陰極管2、4のガラス材の屈折率
(1.49)の中間にすることにより、界面での反射率
を最小にすることができる。また電気的な特性を最適化
して光反射部材10(アルミ成形品)へのリーク電流を
減らすことができる。また、直流成分については、誘電
正接を10-3のオーダにすることでリーク時の電気エネ
ルギ損を小さくすることができる。交流成分については
誘電率を周波数400Hz付近で極大にすることによ
り、冷陰極管2,4−光反射部材10間のコンデンサ容
量を大きくすることができるのでリーク電流を小さくで
きるようになる。
【0052】なお、X−T−U−V−W−Yを結ぶ筐体
6と導光板1との間は光学接着剤14を介して支持リン
グ16により接続されている。また、筐体6の外面には
放熱フィン35が形成され、冷陰極管2、4で生じた熱
を筐体6に伝導して放熱フィン35により外気に放出
し、光源ユニットを冷却することができるようになって
いる。
6と導光板1との間は光学接着剤14を介して支持リン
グ16により接続されている。また、筐体6の外面には
放熱フィン35が形成され、冷陰極管2、4で生じた熱
を筐体6に伝導して放熱フィン35により外気に放出
し、光源ユニットを冷却することができるようになって
いる。
【0053】(第1の実施の形態における実施例2)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成を図2
を用いて説明する。本実施例は、上記実施例1に強制空
冷機構を設けたものである。すなわち、筐体6を構成し
ている金属板(例えばアルミ板)の光反射部材10の背
後に、□20mmの軸流ファン18を設け、光反射部材
10外面に空気を流通させることができるようにしてい
る。軸流ファン18には回転数制御機構22が設けられ
ている。回転数制御機構22は、透明液体8の温度に基
づいて軸流ファン18の回転を制御する。透明液体8の
液温は、例えば、光反射部材10の一部に埋め込んだク
ロメル20とアルミ材との熱起電力の差を用いて検出す
る。この機構により液温を10℃程度低下させることが
可能である。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成を図2
を用いて説明する。本実施例は、上記実施例1に強制空
冷機構を設けたものである。すなわち、筐体6を構成し
ている金属板(例えばアルミ板)の光反射部材10の背
後に、□20mmの軸流ファン18を設け、光反射部材
10外面に空気を流通させることができるようにしてい
る。軸流ファン18には回転数制御機構22が設けられ
ている。回転数制御機構22は、透明液体8の温度に基
づいて軸流ファン18の回転を制御する。透明液体8の
液温は、例えば、光反射部材10の一部に埋め込んだク
ロメル20とアルミ材との熱起電力の差を用いて検出す
る。この機構により液温を10℃程度低下させることが
可能である。
【0054】(第1の実施の形態における実施例3)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図3を用いて説明する。本実施例は、上記実施例1
に、透明液体8を加熱する機構を設けたものである。透
明液体8を加熱しない場合には光源ユニットが熱平衡に
達するまでに15分程度かかってしまう。また当初の温
度は熱平衡温度に対し約20℃低いため冷陰極管2、4
の内部の水銀蒸気圧が上がらない。このため冷陰極管
2、4の輝度が通常の6割程度になってしまう。この立
ち上がりでの低輝度状態を解消するため、本実施例では
冷陰極管2、4の点灯後約10分間程度、透明液体8を
加熱する機構を設けている。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図3を用いて説明する。本実施例は、上記実施例1
に、透明液体8を加熱する機構を設けたものである。透
明液体8を加熱しない場合には光源ユニットが熱平衡に
達するまでに15分程度かかってしまう。また当初の温
度は熱平衡温度に対し約20℃低いため冷陰極管2、4
の内部の水銀蒸気圧が上がらない。このため冷陰極管
2、4の輝度が通常の6割程度になってしまう。この立
ち上がりでの低輝度状態を解消するため、本実施例では
冷陰極管2、4の点灯後約10分間程度、透明液体8を
加熱する機構を設けている。
【0055】図3において、冷陰極管2、4は電力を供
給するインバータ電源28に接続されている。スイッチ
30を閉じる(オン状態)ことによりインバータ電源2
8にDC12Vが供給されるようになっている。また、
スイッチ30が閉じられるとタイマ26が作動するよう
になっている。タイマ26は、スイッチ30が閉じるこ
とによりカウントダウンを開始してリボンヒータ24に
通電する。
給するインバータ電源28に接続されている。スイッチ
30を閉じる(オン状態)ことによりインバータ電源2
8にDC12Vが供給されるようになっている。また、
スイッチ30が閉じられるとタイマ26が作動するよう
になっている。タイマ26は、スイッチ30が閉じるこ
とによりカウントダウンを開始してリボンヒータ24に
通電する。
【0056】リボンヒータ24は、図1及び図2に示し
た光源ユニット内の透明液体8と接触するように配置さ
れており、通電により発熱して透明液体8を加熱するよ
うになっている。タイマ26は所定時間、例えば10分
経過するとリボンヒータ24への通電を断つようになっ
ている。これにより、光源ユニットをできるだけ早く熱
平衡状態にさせることができ、低輝度状態を短時間で解
消することができるようになる。
た光源ユニット内の透明液体8と接触するように配置さ
れており、通電により発熱して透明液体8を加熱するよ
うになっている。タイマ26は所定時間、例えば10分
経過するとリボンヒータ24への通電を断つようになっ
ている。これにより、光源ユニットをできるだけ早く熱
平衡状態にさせることができ、低輝度状態を短時間で解
消することができるようになる。
【0057】上記実施例は、射出光の大部分を導光体の
光射出平面で反射させるための第1の方法、つまり、導
光板に入射する前段階で射出光線の角度を変えることに
より、導光条件の角度範囲に光線が向くようにする方法
を用いている。それに対し、次に説明する実施例4は、
第2の方法、つまり導光板の光射出平面の冷陰極管に近
い領域からの光射出率を低くする方法を用いている。
光射出平面で反射させるための第1の方法、つまり、導
光板に入射する前段階で射出光線の角度を変えることに
より、導光条件の角度範囲に光線が向くようにする方法
を用いている。それに対し、次に説明する実施例4は、
第2の方法、つまり導光板の光射出平面の冷陰極管に近
い領域からの光射出率を低くする方法を用いている。
【0058】(第1の実施の形態における実施例4)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図4を用いて説明する。図4(a)は光射出側から見
た状態を示している。図4(b)は、図4(a)のA−
A線で切断した断面を示している。このバックライトユ
ニットは、裏面に散乱パターン114が形成された板状
のアクリル板(導光板)1の一側面に、2本の冷陰極管
2、4をほぼ平行に側面に沿って配置し、導光板1の一
側面側に開口して2本の冷陰極管2、4を包囲する光反
射部材(主としてアルミニウム膜が用いられる)10を
内面に備えた筐体6を有している。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図4を用いて説明する。図4(a)は光射出側から見
た状態を示している。図4(b)は、図4(a)のA−
A線で切断した断面を示している。このバックライトユ
ニットは、裏面に散乱パターン114が形成された板状
のアクリル板(導光板)1の一側面に、2本の冷陰極管
2、4をほぼ平行に側面に沿って配置し、導光板1の一
側面側に開口して2本の冷陰極管2、4を包囲する光反
射部材(主としてアルミニウム膜が用いられる)10を
内面に備えた筐体6を有している。
【0059】2本の冷陰極管2、4が配置された導光板
1の一側面に対向する他側面にも、同様の2本の冷陰極
管2、4をほぼ平行に側面に沿って配置し、導光板1他
側面側に開口して2本の冷陰極管2、4を包囲する光反
射部材10を内面に備えた筐体6が設けられている。本
実施例の筐体6の光反射部材10は矩形断面形状に形成
されており上述の実施例1のような凸形状は有していな
い。冷陰極管2、4(実施例1と同一仕様品)は、最近
接位置で1mmの間隙を有するように配置されている。
1の一側面に対向する他側面にも、同様の2本の冷陰極
管2、4をほぼ平行に側面に沿って配置し、導光板1他
側面側に開口して2本の冷陰極管2、4を包囲する光反
射部材10を内面に備えた筐体6が設けられている。本
実施例の筐体6の光反射部材10は矩形断面形状に形成
されており上述の実施例1のような凸形状は有していな
い。冷陰極管2、4(実施例1と同一仕様品)は、最近
接位置で1mmの間隙を有するように配置されている。
【0060】両筐体6の開口側は不図示のアクリルシー
トで密閉されている。筐体6開口部とアクリルシートと
はシリコン系充填剤で封止されている。筐体6内には実
施例1と同様のシリコン系の透明液体8が充填されてい
る。筐体6と導光板1は、筐体6のアクリルシートと導
光板1の側面とを対向させて光学接着剤14で固着され
ている。
トで密閉されている。筐体6開口部とアクリルシートと
はシリコン系充填剤で封止されている。筐体6内には実
施例1と同様のシリコン系の透明液体8が充填されてい
る。筐体6と導光板1は、筐体6のアクリルシートと導
光板1の側面とを対向させて光学接着剤14で固着され
ている。
【0061】導光板1は、例えば300(mm)×40
0(mm)×8(mm)程度の寸法を有するアクリル板
である。図1(a)に示された面が光射出面として液晶
パネルに対向して配置される。光射出面の反対面に設け
られた散乱パターン114は、白色の散乱体が径2mm
程度の大きさで均一に印刷されている。このドットパタ
ーンによって、導光板1内を導光している光線が散乱さ
れ、光射出面から光線が射出する。
0(mm)×8(mm)程度の寸法を有するアクリル板
である。図1(a)に示された面が光射出面として液晶
パネルに対向して配置される。光射出面の反対面に設け
られた散乱パターン114は、白色の散乱体が径2mm
程度の大きさで均一に印刷されている。このドットパタ
ーンによって、導光板1内を導光している光線が散乱さ
れ、光射出面から光線が射出する。
【0062】光射出面には、複数の銀の反射ドット32
が設けられている。反射ドット32は、全反射せずに導
光板1の光射出面を直接透過しようとする光を再び導光
板1内に戻すために設けられている。反射ドット32を
設けない開口部領域の割合は次のようにして決められ
る。
が設けられている。反射ドット32は、全反射せずに導
光板1の光射出面を直接透過しようとする光を再び導光
板1内に戻すために設けられている。反射ドット32を
設けない開口部領域の割合は次のようにして決められ
る。
【0063】冷陰極管2、4の一点から射出する光線の
角度分布はほぼ一定である。そのため、導光板1の光射
出面の輝度は、冷陰極管2、4から光射出面の単位面積
を見込む見込角に比例することになる。そのため、何も
処理を施さなければ、冷陰極管2、4に近い領域の輝度
が極端に高くなってしまう。上記の見込角は、次の式で
表される。
角度分布はほぼ一定である。そのため、導光板1の光射
出面の輝度は、冷陰極管2、4から光射出面の単位面積
を見込む見込角に比例することになる。そのため、何も
処理を施さなければ、冷陰極管2、4に近い領域の輝度
が極端に高くなってしまう。上記の見込角は、次の式で
表される。
【0064】∂/∂l(tan-1((d/2)/l))
=(d×l/2)/(l2+d2/4) 但し、dは導光板1の板厚、lは冷陰極管2、4からの
距離である。
=(d×l/2)/(l2+d2/4) 但し、dは導光板1の板厚、lは冷陰極管2、4からの
距離である。
【0065】輝度分布を補正するためには、輝度分布の
逆数に比例した開口率になるように反射ドット32を設
ければよい。すなわち、反射ドット32を設けていない
部分の面積が、(l2+d2/4)/(dl/2)に比例
するように反射ドット32のパターンを設けるようにす
る。
逆数に比例した開口率になるように反射ドット32を設
ければよい。すなわち、反射ドット32を設けていない
部分の面積が、(l2+d2/4)/(dl/2)に比例
するように反射ドット32のパターンを設けるようにす
る。
【0066】上記式に基づいて形成した反射ドット32
に基づく開口率分布は、導光板1の厚さが8mmで冷陰
極管2、4が対向していない辺の長さが350mmであ
るとすると図4(c)に示したようになる。図4(c)
において、横軸は開口率(%)を示し、縦軸は図4
(a)に示す導光板1の下方端部からの距離を示してい
る。図4(c)に示すように、光射出面の中央部の開口
率が65%程度、光射出面両端部の開口率が11%程度
になるように反射ドット32を形成することにより、表
2に示すように、散乱パターン114のみを設けた導光
板に対し輝度分布を均一化することができる。
に基づく開口率分布は、導光板1の厚さが8mmで冷陰
極管2、4が対向していない辺の長さが350mmであ
るとすると図4(c)に示したようになる。図4(c)
において、横軸は開口率(%)を示し、縦軸は図4
(a)に示す導光板1の下方端部からの距離を示してい
る。図4(c)に示すように、光射出面の中央部の開口
率が65%程度、光射出面両端部の開口率が11%程度
になるように反射ドット32を形成することにより、表
2に示すように、散乱パターン114のみを設けた導光
板に対し輝度分布を均一化することができる。
【0067】反射ドット32のドットパターンを設ける
ことにより、導光板1の光射出面の開口率が冷陰極管
2、4からの距離に対し単調に増加し、且つ導光体1の
中心近傍の開口率が60〜75%程度で冷陰極管2、4
に近い端での開口率が10〜20%程度になるのが望ま
しい。
ことにより、導光板1の光射出面の開口率が冷陰極管
2、4からの距離に対し単調に増加し、且つ導光体1の
中心近傍の開口率が60〜75%程度で冷陰極管2、4
に近い端での開口率が10〜20%程度になるのが望ま
しい。
【0068】
【表2】
【0069】(第1の実施の形態における実施例5)実
施例4の変形例について説明する。図4に示すバックラ
イトユニットでは、導光板1の両端に光源ユニットがそ
れぞれ配置されている。2つの光源ユニット間の距離、
つまり導光板1の長さをwとし、光源ユニットの筐体6
の開口幅、つまり導光板1の板厚をdとする。
施例4の変形例について説明する。図4に示すバックラ
イトユニットでは、導光板1の両端に光源ユニットがそ
れぞれ配置されている。2つの光源ユニット間の距離、
つまり導光板1の長さをwとし、光源ユニットの筐体6
の開口幅、つまり導光板1の板厚をdとする。
【0070】このとき、20×d<w<45×dの関係
を満たすようにする。これは、導光板1を挟んで2個の
光源ユニットの光路長と光射出光の幅の関係を規定して
いる。光源ユニット間の距離wが20×dより大きくな
ければならないのは射出光の角度特性を均一に近づける
ためである。距離wが20×d以下であると、導光板1
から外に光が射出するまでに導光板1内を光が反射する
回数が減って光路の偏りが生じてしまう可能性がある。
を満たすようにする。これは、導光板1を挟んで2個の
光源ユニットの光路長と光射出光の幅の関係を規定して
いる。光源ユニット間の距離wが20×dより大きくな
ければならないのは射出光の角度特性を均一に近づける
ためである。距離wが20×d以下であると、導光板1
から外に光が射出するまでに導光板1内を光が反射する
回数が減って光路の偏りが生じてしまう可能性がある。
【0071】一方、距離wが45×dより小さくなけれ
ばならないのは、導光板1の光射出平面S’(いわゆる
裏面側)に設けられた散乱パターン114等での光吸収
によるエネルギ損失を抑えるためである。散乱パターン
114等での1回の反射で2%以上の光吸収が生じる。
そこで、導光板1の端部から他端部までの光路での光吸
収によるエネルギロスを概ね25%以下になるように設
定する。距離w=45×dとすると、導光板1の端部か
ら他端部までの光の反射回数は平均13回である。13
回の反射で失うエネルギEは、E=(1−(0.98)
13)=0.23となりエネルギロスを設定値以下にする
ことができる。
ばならないのは、導光板1の光射出平面S’(いわゆる
裏面側)に設けられた散乱パターン114等での光吸収
によるエネルギ損失を抑えるためである。散乱パターン
114等での1回の反射で2%以上の光吸収が生じる。
そこで、導光板1の端部から他端部までの光路での光吸
収によるエネルギロスを概ね25%以下になるように設
定する。距離w=45×dとすると、導光板1の端部か
ら他端部までの光の反射回数は平均13回である。13
回の反射で失うエネルギEは、E=(1−(0.98)
13)=0.23となりエネルギロスを設定値以下にする
ことができる。
【0072】(第1の実施の形態における実施例6)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図5を用いて説明する。図5は、図4(b)と同様の
方向から見た一部断面を示している。実施例4の図4に
示す構成と同様の構成には同一の符号を付してその説明
は省略する。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図5を用いて説明する。図5は、図4(b)と同様の
方向から見た一部断面を示している。実施例4の図4に
示す構成と同様の構成には同一の符号を付してその説明
は省略する。
【0073】導光板1の側面に小さい入射角で入射する
光は、導光板1の光射出平面S(S’)近傍の光反射部
材10の反射面と冷陰極管2、4とに近接する領域を通
過する光である。光路変更要素34を用いてこの領域の
光を導光板1方向に約10°曲げ、導光板1への入射角
度を小さくすることにより導光板1の射出光量分布を改
善できる。光路変更要素34としては、アクリル樹脂製
の中空の三角柱(プリズム)型要素を用いることができ
る。光路変更要素34は、冷陰極管2、4からの射出光
の一部が、導光板1の光射出平面S(S’)の延長上に
ある光反射部材10の反射面に垂直に入射する位置の透
明液体8中に配置される。
光は、導光板1の光射出平面S(S’)近傍の光反射部
材10の反射面と冷陰極管2、4とに近接する領域を通
過する光である。光路変更要素34を用いてこの領域の
光を導光板1方向に約10°曲げ、導光板1への入射角
度を小さくすることにより導光板1の射出光量分布を改
善できる。光路変更要素34としては、アクリル樹脂製
の中空の三角柱(プリズム)型要素を用いることができ
る。光路変更要素34は、冷陰極管2、4からの射出光
の一部が、導光板1の光射出平面S(S’)の延長上に
ある光反射部材10の反射面に垂直に入射する位置の透
明液体8中に配置される。
【0074】以上説明した各実施例は、冷陰極管2、4
と光反射部材10との間の空間に液体を充填した例で説
明しているが、充填物質はパテや接着剤等であってもよ
い。さらに、冷陰極管2、4と光反射部材10との間の
空間の大部分をアクリル板などの透明な固体で埋め、冷
陰極管2、4とアクリル板との隙間を光学オイル(また
は光学接着剤)で埋めるようにしてももちろんよい。要
は、充填物質が「透明であること」と「屈折率が冷陰極
管のガラスや導光体と概ね一致すること」の2条件を満
たせばよい。
と光反射部材10との間の空間に液体を充填した例で説
明しているが、充填物質はパテや接着剤等であってもよ
い。さらに、冷陰極管2、4と光反射部材10との間の
空間の大部分をアクリル板などの透明な固体で埋め、冷
陰極管2、4とアクリル板との隙間を光学オイル(また
は光学接着剤)で埋めるようにしてももちろんよい。要
は、充填物質が「透明であること」と「屈折率が冷陰極
管のガラスや導光体と概ね一致すること」の2条件を満
たせばよい。
【0075】次に、本発明の第2の実施の形態による液
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
6乃至図8を用いて説明する。本実施の形態では、冷陰
極管の光を効率よく導光板側へ反射できるサイドライト
型のバックライトユニットを提供する。
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
6乃至図8を用いて説明する。本実施の形態では、冷陰
極管の光を効率よく導光板側へ反射できるサイドライト
型のバックライトユニットを提供する。
【0076】本実施の形態は、冷陰極管に対して導光板
の逆側に配置され、冷陰極管からリフレクタ側に射出さ
れた光を反射するリフレクタの反射面を、冷陰極管と冷
陰極管の隙間、あるいは、冷陰極管とリフレクタの隙間
に反射光の大部分が向かうように規定したことを特徴と
している。
の逆側に配置され、冷陰極管からリフレクタ側に射出さ
れた光を反射するリフレクタの反射面を、冷陰極管と冷
陰極管の隙間、あるいは、冷陰極管とリフレクタの隙間
に反射光の大部分が向かうように規定したことを特徴と
している。
【0077】本実施の形態では、冷陰極管からリフレク
タ側への射出光が、従来例を示す図42の光線m3、m
4の如くリフレクタで反射後、冷陰極管に再入射せずに
冷陰極管と冷陰極管の隙間や冷陰極管とリフレクタの隙
間を通って導光板に到達する。したがって、冷陰極管へ
の再入射による光の散乱や吸収、あるいは冷陰極管やガ
ラス内での多重反射がなくなり、冷陰極管からの射出光
を効率よく導光板に入射してバックライトユニットを高
輝度化させることができるようになる。
タ側への射出光が、従来例を示す図42の光線m3、m
4の如くリフレクタで反射後、冷陰極管に再入射せずに
冷陰極管と冷陰極管の隙間や冷陰極管とリフレクタの隙
間を通って導光板に到達する。したがって、冷陰極管へ
の再入射による光の散乱や吸収、あるいは冷陰極管やガ
ラス内での多重反射がなくなり、冷陰極管からの射出光
を効率よく導光板に入射してバックライトユニットを高
輝度化させることができるようになる。
【0078】以下、本実施の形態によるバックライトユ
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。
【0079】(第2の実施の形態における実施例1)ま
ず、本実施例によるバックライトユニットの概略の構成
を図6を用いて説明する。図6は、図42と同方向の断
面であって、光源ユニット近傍だけを示している。図6
に示すように、冷陰極管2、4は、光反射面が内面に形
成されたリフレクタ10に囲まれている。リフレクタ1
0の開口側には導光板1の端面が位置している。図6で
は省略しているが、導光板1の逆側の端面にも図示の光
源ユニットが配置されている。各冷陰極管2、4の直径
は2.6mmであり、導光板1の板厚は8mmである。
リフレクタ開口部の高さは8.1mmであり、開口部で
0.1mm程度重なるようにして導光板1端部が配置さ
れている。
ず、本実施例によるバックライトユニットの概略の構成
を図6を用いて説明する。図6は、図42と同方向の断
面であって、光源ユニット近傍だけを示している。図6
に示すように、冷陰極管2、4は、光反射面が内面に形
成されたリフレクタ10に囲まれている。リフレクタ1
0の開口側には導光板1の端面が位置している。図6で
は省略しているが、導光板1の逆側の端面にも図示の光
源ユニットが配置されている。各冷陰極管2、4の直径
は2.6mmであり、導光板1の板厚は8mmである。
リフレクタ開口部の高さは8.1mmであり、開口部で
0.1mm程度重なるようにして導光板1端部が配置さ
れている。
【0080】冷陰極管2、4はリフレクタ10と導光板
1端部のほぼ中央に配置されている。より具体的には、
冷陰極管4の中心軸はリフレクタ10底面から2.3m
mの高さでリフレクタ10開口部から2.2mmの位置
に配置され、冷陰極管2の中心は、リフレクタ10開口
部からの位置は同一で冷陰極管4の中心から3.6mm
直上に位置している。冷陰極管2、4は導光板1端面に
沿って平行に配置されている。冷陰極管2と冷陰極管4
の隙間は1mmである。
1端部のほぼ中央に配置されている。より具体的には、
冷陰極管4の中心軸はリフレクタ10底面から2.3m
mの高さでリフレクタ10開口部から2.2mmの位置
に配置され、冷陰極管2の中心は、リフレクタ10開口
部からの位置は同一で冷陰極管4の中心から3.6mm
直上に位置している。冷陰極管2、4は導光板1端面に
沿って平行に配置されている。冷陰極管2と冷陰極管4
の隙間は1mmである。
【0081】導光板1端部と接続されているリフレクタ
10開口部の反対側に位置するリフレクタ10背面に
は、リフレクタ10内部からみて凹状の曲面C1、C
2、C3、C4が形成されている。図6に示すように、
リフレクタ10上面から下面に沿ってそれぞれ所定位置
に曲率中心を有する半径R=3.2mmの曲面C1と半
径R=4.0mmの曲面C2が形成されている。曲面C
3は、リフレクタ10の上下面のほぼ中央で上下面に平
行な仮想直線について曲面C2と対称に形成され、曲面
C4は同様に曲面C2と対称に形成されている。
10開口部の反対側に位置するリフレクタ10背面に
は、リフレクタ10内部からみて凹状の曲面C1、C
2、C3、C4が形成されている。図6に示すように、
リフレクタ10上面から下面に沿ってそれぞれ所定位置
に曲率中心を有する半径R=3.2mmの曲面C1と半
径R=4.0mmの曲面C2が形成されている。曲面C
3は、リフレクタ10の上下面のほぼ中央で上下面に平
行な仮想直線について曲面C2と対称に形成され、曲面
C4は同様に曲面C2と対称に形成されている。
【0082】この構成により、冷陰極管2、4の半径方
向に射出する冷陰極管2からの射出光の主光線La1は
曲面C1に入射して冷陰極管2とリフレクタ10上壁面
との隙間に反射する。また、冷陰極管2からの射出光の
主光線La2は曲面C2に入射して冷陰極管2と冷陰極
管4の隙間に反射する。冷陰極管2からの射出光の主光
線La3は曲面C3に入射して冷陰極管4とリフレクタ
20下壁面の隙間に反射する。
向に射出する冷陰極管2からの射出光の主光線La1は
曲面C1に入射して冷陰極管2とリフレクタ10上壁面
との隙間に反射する。また、冷陰極管2からの射出光の
主光線La2は曲面C2に入射して冷陰極管2と冷陰極
管4の隙間に反射する。冷陰極管2からの射出光の主光
線La3は曲面C3に入射して冷陰極管4とリフレクタ
20下壁面の隙間に反射する。
【0083】同様に冷陰極管4からの射出光の主光線L
b1は曲面C4に入射して冷陰極管4とリフレクタ10
下壁面の隙間に反射する。また、冷陰極管4からの射出
光の主光線Lb2は曲面C3に入射して冷陰極管2と冷
陰極管4の隙間に反射する。冷陰極管4からの射出光の
主光線Lb3は曲面C2に入射して、冷陰極管2とリフ
レクタ10上壁面の隙間に反射する。
b1は曲面C4に入射して冷陰極管4とリフレクタ10
下壁面の隙間に反射する。また、冷陰極管4からの射出
光の主光線Lb2は曲面C3に入射して冷陰極管2と冷
陰極管4の隙間に反射する。冷陰極管4からの射出光の
主光線Lb3は曲面C2に入射して、冷陰極管2とリフ
レクタ10上壁面の隙間に反射する。
【0084】本実施例であれば、冷陰極管2、4からリ
フレクタ10背面側へ向かう射出光のうち、冷陰極管2
では曲面C1、C2、C3に向かう光を、冷陰極管4で
は曲面C2、C3,C4に向かう光を冷陰極管2または
4に戻さずに導光板1に入射できる。
フレクタ10背面側へ向かう射出光のうち、冷陰極管2
では曲面C1、C2、C3に向かう光を、冷陰極管4で
は曲面C2、C3,C4に向かう光を冷陰極管2または
4に戻さずに導光板1に入射できる。
【0085】したがって、冷陰極管2、4への再入射に
よる光の散乱や吸収、あるいは冷陰極管やガラス内での
多重反射を最小限にできるので、冷陰極管2、4からの
射出光を効率よく導光板に入射でき、バックライトユニ
ットの高輝度化が可能となる。
よる光の散乱や吸収、あるいは冷陰極管やガラス内での
多重反射を最小限にできるので、冷陰極管2、4からの
射出光を効率よく導光板に入射でき、バックライトユニ
ットの高輝度化が可能となる。
【0086】(第2の実施の形態における実施例2)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図7を用いて説明する。図7は、図6と同様の状態の
光源ユニット近傍を示している。図7に示す光源ユニッ
トは、リフレクタ10上面の導光板1端部側からリフレ
クタ10背面に向かって、リフレクタ10内部からみて
凹状の曲面C6、C5がこの順に形成されている。曲面
C6は、所定位置に曲率中心を有する半径R=3.21
の曲面であり、曲面C5は所定位置に曲率中心を有する
半径R=4.46の曲面である。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図7を用いて説明する。図7は、図6と同様の状態の
光源ユニット近傍を示している。図7に示す光源ユニッ
トは、リフレクタ10上面の導光板1端部側からリフレ
クタ10背面に向かって、リフレクタ10内部からみて
凹状の曲面C6、C5がこの順に形成されている。曲面
C6は、所定位置に曲率中心を有する半径R=3.21
の曲面であり、曲面C5は所定位置に曲率中心を有する
半径R=4.46の曲面である。
【0087】リフレクタ10下面の導光板1端部側から
リフレクタ10背面に向かって、リフレクタ10内部か
らみて凹状の曲面C6’、C5’がこの順に形成されて
いる。曲面C6’、C5’は、リフレクタ10の上下面
のほぼ中央で上下面に平行な仮想直線について曲面C
6、C5とそれぞれ対称に形成されている。
リフレクタ10背面に向かって、リフレクタ10内部か
らみて凹状の曲面C6’、C5’がこの順に形成されて
いる。曲面C6’、C5’は、リフレクタ10の上下面
のほぼ中央で上下面に平行な仮想直線について曲面C
6、C5とそれぞれ対称に形成されている。
【0088】本実施例における光源ユニットの上記以外
の構成は図6に示した実施例1と同一である。本構成に
より、リフレクタ10背面に入射する光は、実施例1と
同じに動作する。これらに加え、冷陰極管2からの射出
光の主光線La4は曲面C4に入射して反射した後、曲
面C5に入射する。次いで、曲面C5で冷陰極管4とリ
フレクタ10下壁面との隙間に反射する。また、冷陰極
管2からの射出光の主光線La5は曲面C6に入射して
導光板1方向に反射される。リフレクタ10下面でも同
様の動作が生じる。
の構成は図6に示した実施例1と同一である。本構成に
より、リフレクタ10背面に入射する光は、実施例1と
同じに動作する。これらに加え、冷陰極管2からの射出
光の主光線La4は曲面C4に入射して反射した後、曲
面C5に入射する。次いで、曲面C5で冷陰極管4とリ
フレクタ10下壁面との隙間に反射する。また、冷陰極
管2からの射出光の主光線La5は曲面C6に入射して
導光板1方向に反射される。リフレクタ10下面でも同
様の動作が生じる。
【0089】以上の構成により、実施例1で説明した光
線に加えて、リフレクタ10上下面に向かう光線につい
ても効率よく導光板1に導くことが可能となり、実施例
1より高効率なバックライトユニットが実現できる。
線に加えて、リフレクタ10上下面に向かう光線につい
ても効率よく導光板1に導くことが可能となり、実施例
1より高効率なバックライトユニットが実現できる。
【0090】(第2の実施の形態における実施例3)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図8を用いて説明する。図8は、図6と同様の状態の
光源ユニット近傍を示している。図8に示す光源ユニッ
トは、1つの冷陰極管2とリフレクタ10との構成を有
し、冷陰極管2とリフレクタ10との間に第2の導光板
36を配置していることを特徴とする。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図8を用いて説明する。図8は、図6と同様の状態の
光源ユニット近傍を示している。図8に示す光源ユニッ
トは、1つの冷陰極管2とリフレクタ10との構成を有
し、冷陰極管2とリフレクタ10との間に第2の導光板
36を配置していることを特徴とする。
【0091】冷陰極管2と第2の導光板36との間、及
び第2の導光板36とリフレクタ10との間には空隙が
形成され、空隙には空気層が形成されている。第2の導
光板36はポリカーボネート、アクリル等の透明樹脂、
あるいはガラス製であり、その屈折率は1.5近辺であ
る。冷陰極管2からリフレクタ10背面に射出する射出
光は空気層(屈折率n=1)を介して殆ど全て第2の導
光板36に入射する。入射光は、第2の導光板36内を
通ってリフレクタ10背面側の界面に到達する。
び第2の導光板36とリフレクタ10との間には空隙が
形成され、空隙には空気層が形成されている。第2の導
光板36はポリカーボネート、アクリル等の透明樹脂、
あるいはガラス製であり、その屈折率は1.5近辺であ
る。冷陰極管2からリフレクタ10背面に射出する射出
光は空気層(屈折率n=1)を介して殆ど全て第2の導
光板36に入射する。入射光は、第2の導光板36内を
通ってリフレクタ10背面側の界面に到達する。
【0092】第2の導光板36のリフレクタ10背面側
の界面で反射及び屈折が起こり、反射光の多くは第2の
導光板36内を導光する。また、屈折光はリフレクタ1
0背面に入射して反射し、再度第2の導光板36に入射
する。第1の導光板1端面に対向した第2の導光板36
端面からの射出光は、第1の導光板1端面から第1の導
光板1に入射する。
の界面で反射及び屈折が起こり、反射光の多くは第2の
導光板36内を導光する。また、屈折光はリフレクタ1
0背面に入射して反射し、再度第2の導光板36に入射
する。第1の導光板1端面に対向した第2の導光板36
端面からの射出光は、第1の導光板1端面から第1の導
光板1に入射する。
【0093】この構造にすることにより、第2の導光板
36に入射した光のうち冷陰極管2側に射出する成分を
減らせるため、冷陰極管2への再入射による光の散乱、
吸収や、冷陰極管、ガラス内での多重反射がなく、冷陰
極管2からの射出光を効率よく導光板1に入射でき、バ
ックライトユニットの高輝度化が可能となる。
36に入射した光のうち冷陰極管2側に射出する成分を
減らせるため、冷陰極管2への再入射による光の散乱、
吸収や、冷陰極管、ガラス内での多重反射がなく、冷陰
極管2からの射出光を効率よく導光板1に入射でき、バ
ックライトユニットの高輝度化が可能となる。
【0094】(第2の実施の形態における実施例4)本
実施例は、実施例3における第2の導光板36の冷陰極
管側形状を、冷陰極管外形と相似にすることを特徴とす
る。この形状にすることにより冷陰極管2からの射出光
は第2の導光板36にほぼ垂直に入射して表面反射が最
小になるので、第2の導光板36への入射光量を増加で
きる。このため、実施例3より光射出効率を高くするこ
とができる。これにより、より一層バックライトユニッ
トの高輝度化が可能となる。
実施例は、実施例3における第2の導光板36の冷陰極
管側形状を、冷陰極管外形と相似にすることを特徴とす
る。この形状にすることにより冷陰極管2からの射出光
は第2の導光板36にほぼ垂直に入射して表面反射が最
小になるので、第2の導光板36への入射光量を増加で
きる。このため、実施例3より光射出効率を高くするこ
とができる。これにより、より一層バックライトユニッ
トの高輝度化が可能となる。
【0095】(第2の実施の形態における実施例5)本
実施例5は、実施例3における第2の導光板36のリフ
レクタ側形状を、第2の導光板36と空気層との界面で
光が全反射する形状にしている。すなわち、界面への入
射角が45°以上になることにより、第2の導光板(屈
折率は約1.5)36と空気層(屈折率は、1)との界
面で光が全反射する。これにより、リフレクタ10が不
要になるだけでなく、反射率が95%程度のリフレクタ
10に対して、100%の反射率を実現でき、高反射に
よる効率向上が可能となる。
実施例5は、実施例3における第2の導光板36のリフ
レクタ側形状を、第2の導光板36と空気層との界面で
光が全反射する形状にしている。すなわち、界面への入
射角が45°以上になることにより、第2の導光板(屈
折率は約1.5)36と空気層(屈折率は、1)との界
面で光が全反射する。これにより、リフレクタ10が不
要になるだけでなく、反射率が95%程度のリフレクタ
10に対して、100%の反射率を実現でき、高反射に
よる効率向上が可能となる。
【0096】同様に、第2の導光板36のリフレクタ1
0側に反射膜を形成することにより、同様の効果が期待
できる。
0側に反射膜を形成することにより、同様の効果が期待
できる。
【0097】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、冷陰極管からリフレクタ側に射出した光を冷陰極管
とリフレクタの間や冷陰極管同士の隙間を介して導光板
側に射出させることができる。これにより、冷陰極管射
出光を効率よく導光板側に射出してバックライトユニッ
トの高輝度化を実現することができる。
ば、冷陰極管からリフレクタ側に射出した光を冷陰極管
とリフレクタの間や冷陰極管同士の隙間を介して導光板
側に射出させることができる。これにより、冷陰極管射
出光を効率よく導光板側に射出してバックライトユニッ
トの高輝度化を実現することができる。
【0098】次に、本発明の第3の実施の形態による液
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
9乃至図21を用いて説明する。本実施の形態では、冷
陰極管の発光効率が低くても実用に耐えるバックライト
ユニットを提供する。そのために、本願発明者達は、先
ず光学的な観点から可視光の効率分析を行った。その結
果、上記従来の技術で図43を用いて説明した冷陰極管
においては、蛍光体138から放射される可視光は、全
体の約30〜50%がガラス管136の中に入射する
が、ガラス管136から外部に抜け出る光量は非常に小
さく、全体の約5〜20%に過ぎないことが判った。
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
9乃至図21を用いて説明する。本実施の形態では、冷
陰極管の発光効率が低くても実用に耐えるバックライト
ユニットを提供する。そのために、本願発明者達は、先
ず光学的な観点から可視光の効率分析を行った。その結
果、上記従来の技術で図43を用いて説明した冷陰極管
においては、蛍光体138から放射される可視光は、全
体の約30〜50%がガラス管136の中に入射する
が、ガラス管136から外部に抜け出る光量は非常に小
さく、全体の約5〜20%に過ぎないことが判った。
【0099】すなわち、ガラス管(屈折率l.5前後)
136の外面で反射され、再び放電領域に戻った光は、
ほとんどが水銀、水銀ガス、蛍光体、あるいは電極周囲
の金属によって吸収され、損失となることが判った。
136の外面で反射され、再び放電領域に戻った光は、
ほとんどが水銀、水銀ガス、蛍光体、あるいは電極周囲
の金属によって吸収され、損失となることが判った。
【0100】さらに、一旦、ガラス管136の外に出た
光も、光反射部材110等で反射されて再びガラス管1
36の外面に触れると、屈折してガラス管136の内面
に塗布された蛍光体138にまで必ず到達し、概ね半分
が吸収されて損失になるとともに、反射光もほとんどが
完全散乱されて、損失増大の原因となっていることも判
った。
光も、光反射部材110等で反射されて再びガラス管1
36の外面に触れると、屈折してガラス管136の内面
に塗布された蛍光体138にまで必ず到達し、概ね半分
が吸収されて損失になるとともに、反射光もほとんどが
完全散乱されて、損失増大の原因となっていることも判
った。
【0101】また、光反射部材110等で反射されて再
びガラス管136の近傍を通過する光を遮らないよう
に、冷陰極管自体を小さくすることは現実的でない。そ
の理由は、小径管ほど管温度が高くなって水銀蒸気が濃
くなり、水銀が発生するUV光の増加量よりも吸収する
UV光の増加量が大きくなってしまうからである。その
結果、蛍光体に照射されるUV光の減少と共に可視光発
光量が減少して、光反射部材を含めた光源全体としてみ
ると暗くなってしまう。
びガラス管136の近傍を通過する光を遮らないよう
に、冷陰極管自体を小さくすることは現実的でない。そ
の理由は、小径管ほど管温度が高くなって水銀蒸気が濃
くなり、水銀が発生するUV光の増加量よりも吸収する
UV光の増加量が大きくなってしまうからである。その
結果、蛍光体に照射されるUV光の減少と共に可視光発
光量が減少して、光反射部材を含めた光源全体としてみ
ると暗くなってしまう。
【0102】上記の損失を低減して、光利用効率を高く
するため、ガラス管の外側に透明な液体または不定形体
または固体、すなわち、屈折率がガラス管に近い透明体
を充填することにより、ガラス管の外面を光学的に無く
すようにした。さらに、充填する透明な液体を冷却液と
して利用し、冷陰極管の発光量を維持したまま、直径
(内径、外径とも)を大幅に小さくした。ガラス管(屈
折率は概ね1.5)と外の空間(屈折率1)での全反射
が全くあるいは殆どなくなるため、光射出効率が30〜
50%に増大する。
するため、ガラス管の外側に透明な液体または不定形体
または固体、すなわち、屈折率がガラス管に近い透明体
を充填することにより、ガラス管の外面を光学的に無く
すようにした。さらに、充填する透明な液体を冷却液と
して利用し、冷陰極管の発光量を維持したまま、直径
(内径、外径とも)を大幅に小さくした。ガラス管(屈
折率は概ね1.5)と外の空間(屈折率1)での全反射
が全くあるいは殆どなくなるため、光射出効率が30〜
50%に増大する。
【0103】反射部材等で反射した光はガラス管の外面
に触れても、ガラス管の内面に触れない限り直進し、ま
たはほとんど直進して、有効光として取り出すことがで
きる。すなわち、光を遮る冷陰極管の直径を、従来は外
径で考えなければならなかったが、本実施形態において
は、より小さい内径で考えればよいため、実質的に冷陰
極管が細くなる。例えば、標準の冷陰極管の一例は、外
径2.6mm、内径2.0mmである。
に触れても、ガラス管の内面に触れない限り直進し、ま
たはほとんど直進して、有効光として取り出すことがで
きる。すなわち、光を遮る冷陰極管の直径を、従来は外
径で考えなければならなかったが、本実施形態において
は、より小さい内径で考えればよいため、実質的に冷陰
極管が細くなる。例えば、標準の冷陰極管の一例は、外
径2.6mm、内径2.0mmである。
【0104】2本の当該冷陰極管を、高さ6mmのコの
字型の光反射部材の内方に並べると、光反射部材の背面
で反射されて光反射部材前面の導光板端面に向かう光
は、冷陰極管と冷陰極管の隙間、および、冷陰極管と光
反射部材の天井面または床面との隙間、合計して僅か
0.8mmの隙間を通過しなければ有効光にならない。
これに対して、本実施形態では、冷陰極管の直径を内径
で考えればよいため、実質的に2.8mmの隙間がある
ことになり、光利用効率が大幅に増大する。
字型の光反射部材の内方に並べると、光反射部材の背面
で反射されて光反射部材前面の導光板端面に向かう光
は、冷陰極管と冷陰極管の隙間、および、冷陰極管と光
反射部材の天井面または床面との隙間、合計して僅か
0.8mmの隙間を通過しなければ有効光にならない。
これに対して、本実施形態では、冷陰極管の直径を内径
で考えればよいため、実質的に2.8mmの隙間がある
ことになり、光利用効率が大幅に増大する。
【0105】あるいは、上記の例の場合に、同等の隙間
を保持する場合に、冷陰極管2本のガラス管の肉厚分
1.2mmだけ、薄い光源を作ることができる。従来、
厚さ8mmであった光源では、本実施形態を採用するこ
とにより厚さ6.8mmにすることができる。
を保持する場合に、冷陰極管2本のガラス管の肉厚分
1.2mmだけ、薄い光源を作ることができる。従来、
厚さ8mmであった光源では、本実施形態を採用するこ
とにより厚さ6.8mmにすることができる。
【0106】さらに、冷却効果も付与したことで冷陰極
管の直径を小さくすることができるため、光反射部材を
含めた光源ユニットからの有効な射出光を増大すること
ができる。これにより、明るさを維持したまま、より薄
型の光源ユニットを実現できる。
管の直径を小さくすることができるため、光反射部材を
含めた光源ユニットからの有効な射出光を増大すること
ができる。これにより、明るさを維持したまま、より薄
型の光源ユニットを実現できる。
【0107】以下、本実施の形態によるバックライトユ
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。
【0108】(第3の実施の形態における実施例1)ま
ず、本実施例によるバックライトユニットの概略の構成
について図9を用いて説明する。図9は、エッジライト
型バックライトユニットの光源ユニットの光射出方向に
切った断面を示している。図9に示す光源ユニットは、
金属製の筐体6内に基本構造が従来型の冷陰極管10
2、104を取り付け、透明液体8を充填している。筐
体6の開口部は、例えば、アクリルシート12で封止さ
れている。筐体6内面は光反射部材10が貼り付けられ
ている。
ず、本実施例によるバックライトユニットの概略の構成
について図9を用いて説明する。図9は、エッジライト
型バックライトユニットの光源ユニットの光射出方向に
切った断面を示している。図9に示す光源ユニットは、
金属製の筐体6内に基本構造が従来型の冷陰極管10
2、104を取り付け、透明液体8を充填している。筐
体6の開口部は、例えば、アクリルシート12で封止さ
れている。筐体6内面は光反射部材10が貼り付けられ
ている。
【0109】本例では金属製の筐体6を用いたが、透明
なガラスやプラスチック等で筐体6を作製してもしても
もちろんよい。1本の冷陰極管102の発光量は数W〜
10W程度と小さく、また、冷陰極管102が細長いた
め放熱面積も広くとれるため部材温度を60℃以下に抑
えることができる。
なガラスやプラスチック等で筐体6を作製してもしても
もちろんよい。1本の冷陰極管102の発光量は数W〜
10W程度と小さく、また、冷陰極管102が細長いた
め放熱面積も広くとれるため部材温度を60℃以下に抑
えることができる。
【0110】透明液体8としては、水(屈折率1.33
3)、エチレングリコール(屈折率1.4318)、グ
リセリン(屈折率1.473)、フェニル系シリコンオ
イル等のシリコンオイル(屈折率1.403)、シリコ
ンゲル(屈折率1.405)、シロキサン系液体、グリ
セリン30%とエチレングリコール70%の混合液(屈
折率1.443)、水とエチレングリコールの混合液、
および上記液体の混合液等が使用可能である。
3)、エチレングリコール(屈折率1.4318)、グ
リセリン(屈折率1.473)、フェニル系シリコンオ
イル等のシリコンオイル(屈折率1.403)、シリコ
ンゲル(屈折率1.405)、シロキサン系液体、グリ
セリン30%とエチレングリコール70%の混合液(屈
折率1.443)、水とエチレングリコールの混合液、
および上記液体の混合液等が使用可能である。
【0111】あるいは、フッ素系不活性液体等、例え
ば、住友スリーエム株式会社製のパーフロロカーボン液
等の電気絶縁性液体を用いることもできる。結像を目的
としないため、温度ムラによる屈折率分布が液体内にあ
ってもほとんど問題とならない。全ての光学オイル(マ
ッチングオイル)、冷却オイル、その他すべての透明な
液体が使用可能である。もちろん、ゾルゲル状態の物質
など、空間に充填することができる物質はすべて使用可
能である。
ば、住友スリーエム株式会社製のパーフロロカーボン液
等の電気絶縁性液体を用いることもできる。結像を目的
としないため、温度ムラによる屈折率分布が液体内にあ
ってもほとんど問題とならない。全ての光学オイル(マ
ッチングオイル)、冷却オイル、その他すべての透明な
液体が使用可能である。もちろん、ゾルゲル状態の物質
など、空間に充填することができる物質はすべて使用可
能である。
【0112】冷陰極管102、104は、外径2.6m
m、内径2.0mmのガラス管の内側に蛍光体を塗布し
たものを用いた。ガラス管はホウ珪酸ガラスを用いた
が、その他のシリコンガラス等の硬化ガラス、半硬化ガ
ラスを用いてもよい。蛍光体は、いわゆる三波長蛍光体
である(SrCaBa)5(PO4)3CL:Euや、L
aPO4:Ce、Tbや、Y2O3:Eu等を所定の比率
で混合したものを用いた。ガラス管の内には電極と、水
銀、Ar、Neが混入されている。
m、内径2.0mmのガラス管の内側に蛍光体を塗布し
たものを用いた。ガラス管はホウ珪酸ガラスを用いた
が、その他のシリコンガラス等の硬化ガラス、半硬化ガ
ラスを用いてもよい。蛍光体は、いわゆる三波長蛍光体
である(SrCaBa)5(PO4)3CL:Euや、L
aPO4:Ce、Tbや、Y2O3:Eu等を所定の比率
で混合したものを用いた。ガラス管の内には電極と、水
銀、Ar、Neが混入されている。
【0113】光反射部材10は、反射率の高いフィルム
(ミラーフィルム)を用いた。アルミニウム等の無機部
材、誘電体多層膜等の干渉型反射部材を用いてもよい。
液体との反応性や液体への溶解性等、液体との相互作用
で経時変化をする反射面の場合には、保護のために酸化
シリコン等のハードコートを設けたり、ガラス容器の外
面に反射物を形成すればよい。
(ミラーフィルム)を用いた。アルミニウム等の無機部
材、誘電体多層膜等の干渉型反射部材を用いてもよい。
液体との反応性や液体への溶解性等、液体との相互作用
で経時変化をする反射面の場合には、保護のために酸化
シリコン等のハードコートを設けたり、ガラス容器の外
面に反射物を形成すればよい。
【0114】本実施例における光反射部材10は、筐体
6の形状に沿って概ねコの字型で開口部の高さが6mm
と8mmの二種類を用いている。高さが6mmの光反射
部材10の場合、冷陰極管102、104の背後の光反
射部材10背面で反射して開口部に向かう光が通り抜け
る隙間は、冷陰極管102と冷陰極管104の隙間、お
よび冷陰極管102、104と光反射部材10の隙間で
あって、従来構造(例えば図42)では合計0.8mm
程度しかないのに対して、本実施例では2.0mmとな
る。
6の形状に沿って概ねコの字型で開口部の高さが6mm
と8mmの二種類を用いている。高さが6mmの光反射
部材10の場合、冷陰極管102、104の背後の光反
射部材10背面で反射して開口部に向かう光が通り抜け
る隙間は、冷陰極管102と冷陰極管104の隙間、お
よび冷陰極管102、104と光反射部材10の隙間で
あって、従来構造(例えば図42)では合計0.8mm
程度しかないのに対して、本実施例では2.0mmとな
る。
【0115】開口部の高さが8mmの光反射部材10の
場合、冷陰極管102と冷陰極管104の隙間、および
冷陰極管102、104と光反射部材10の隙間の合計
は、従来構造(例えば図42)では2.8mmしかない
のに対して、本実施例では4.0mmとなる。
場合、冷陰極管102と冷陰極管104の隙間、および
冷陰極管102、104と光反射部材10の隙間の合計
は、従来構造(例えば図42)では2.8mmしかない
のに対して、本実施例では4.0mmとなる。
【0116】図38に示すように、冷陰極管102(1
04)に接触した光はほとんどが反射されて対向する冷
陰極管104(102)に向かうか、あるいはガラス管
136を透過して蛍光体138に接触し概ね半分が蛍光
体138または水銀に吸収され、残りは散乱後蛍光体1
38等に殆どが吸収されて消滅する。これに対して本実
施例では、図9に示すようにガラス管136が無いかの
ように光l1、l2、l3、l4、l5は屈折や反射を
せずに直進するので、そのまま開口部から射出すること
ができる。
04)に接触した光はほとんどが反射されて対向する冷
陰極管104(102)に向かうか、あるいはガラス管
136を透過して蛍光体138に接触し概ね半分が蛍光
体138または水銀に吸収され、残りは散乱後蛍光体1
38等に殆どが吸収されて消滅する。これに対して本実
施例では、図9に示すようにガラス管136が無いかの
ように光l1、l2、l3、l4、l5は屈折や反射を
せずに直進するので、そのまま開口部から射出すること
ができる。
【0117】また、蛍光体138から発生する光、およ
び散乱される光も、従来構造では、ガラス管(屈折率は
概ね1.5で全反射角は概ね42度)の外面で反射され
る(図38参照)ため、約20%しかガラス管の外に射
出されない。これに対して、本実施例では、概ね100
%が射出されるようになる。
び散乱される光も、従来構造では、ガラス管(屈折率は
概ね1.5で全反射角は概ね42度)の外面で反射され
る(図38参照)ため、約20%しかガラス管の外に射
出されない。これに対して、本実施例では、概ね100
%が射出されるようになる。
【0118】(第3の実施の形態における実施例2)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図10を用いて説明する。実施例1と異なるのは、蛍
光体を内部に分散させたガラス管44を用いた冷陰極管
40、42を使用している点にある。蛍光体をできるだ
けガラス管内部の内面側に分散させることで、実質的な
冷陰極管径を小さくすることができる。また、蛍光体を
ガラス管全体に均一に分散させてあっても、局所的な散
乱能は小さいため、やはり実質的な冷陰極管径をガラス
管外径よりも小さくできる。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図10を用いて説明する。実施例1と異なるのは、蛍
光体を内部に分散させたガラス管44を用いた冷陰極管
40、42を使用している点にある。蛍光体をできるだ
けガラス管内部の内面側に分散させることで、実質的な
冷陰極管径を小さくすることができる。また、蛍光体を
ガラス管全体に均一に分散させてあっても、局所的な散
乱能は小さいため、やはり実質的な冷陰極管径をガラス
管外径よりも小さくできる。
【0119】(第3の実施の形態における実施例3)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成を図1
1(a)、(b)を用いて説明する。本実施例の光源ユ
ニットは、透明液体8を充填した筐体6の内側に温度セ
ンサ46と、加熱用のヒータ48と、冷却用のペルチエ
素子50とを配設している点に特徴を有している。温度
センサ46でモニタした筐体6内の温度が所定温度にな
るように、ヒータ48とペルチエ素子50で調節する。
温度センサ46は、冷陰極管102の最冷部の近くに配
置する。温度センサ46を用いた温度モニタにより、冷
陰極管102の最冷部が常に所定温度に維持されるよう
に制御して、冷陰極管102内の水銀ガスが所定の蒸気
圧を維持して発光量が最大となるようにする。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成を図1
1(a)、(b)を用いて説明する。本実施例の光源ユ
ニットは、透明液体8を充填した筐体6の内側に温度セ
ンサ46と、加熱用のヒータ48と、冷却用のペルチエ
素子50とを配設している点に特徴を有している。温度
センサ46でモニタした筐体6内の温度が所定温度にな
るように、ヒータ48とペルチエ素子50で調節する。
温度センサ46は、冷陰極管102の最冷部の近くに配
置する。温度センサ46を用いた温度モニタにより、冷
陰極管102の最冷部が常に所定温度に維持されるよう
に制御して、冷陰極管102内の水銀ガスが所定の蒸気
圧を維持して発光量が最大となるようにする。
【0120】液晶表示装置に組み込まれたバックライト
のなかで、冷陰極管は表示画面の短辺側に配設される場
合と、表示画面の長辺側に配設される場合とがある。ま
た、表示装置の通常の使用形態は、表示画面を傾斜させ
ている。このとき、表示画面の短辺と長辺の一方が水平
になり、他方が傾斜する。
のなかで、冷陰極管は表示画面の短辺側に配設される場
合と、表示画面の長辺側に配設される場合とがある。ま
た、表示装置の通常の使用形態は、表示画面を傾斜させ
ている。このとき、表示画面の短辺と長辺の一方が水平
になり、他方が傾斜する。
【0121】そこで本実施例では、冷陰極管102を水
平に配置した場合に最冷部となるガラス管の表面の近傍
且つ光反射部材の背後に温度センサ46を密着させて配
設する。それと共に、冷陰極管102を垂直(図11
(a)、(b)において、光源ユニット端部B側を下方
にする)に配置したときに温度センサ46の近傍で温度
センサ46の下側となる適当な位置にヒータ48を配設
し、温度センサ46の上側となる適当な位置にペルチエ
素子50を配設している。
平に配置した場合に最冷部となるガラス管の表面の近傍
且つ光反射部材の背後に温度センサ46を密着させて配
設する。それと共に、冷陰極管102を垂直(図11
(a)、(b)において、光源ユニット端部B側を下方
にする)に配置したときに温度センサ46の近傍で温度
センサ46の下側となる適当な位置にヒータ48を配設
し、温度センサ46の上側となる適当な位置にペルチエ
素子50を配設している。
【0122】筐体6を金属材料で作製した場合には、熱
輸送性がよいため優れた冷却効果が得られ、ペルチエ素
子を用いなくても所期の温度制御が可能になる。
輸送性がよいため優れた冷却効果が得られ、ペルチエ素
子を用いなくても所期の温度制御が可能になる。
【0123】意図的に最冷部を所定位置に形成して当該
位置で温度管理するのも効果的である。本実施例の光源
ユニットをバックライトユニットに組み込んで液晶表示
装置に取り付ける際に、温度センサ46とヒータ48と
ペルチエ素子50の周辺部分を除く筐体6の周りを、厚
さ1mm以下のプラスチックシート等の熱伝導性の小さ
い部材で包んで弱い保温性を持たせるようにしてもよ
い。本実施例の構造以外でも、気体を閉じこめる閉空間
を筐体6の周囲に構成したり、空気流動性を防止できる
構造であれば同様の効果が得られる。これは、上述のペ
ルチエ素子を用いない光源ユニットを備えたバックライ
トユニット及び液晶表示装置に適用しても同様の効果を
奏する。
位置で温度管理するのも効果的である。本実施例の光源
ユニットをバックライトユニットに組み込んで液晶表示
装置に取り付ける際に、温度センサ46とヒータ48と
ペルチエ素子50の周辺部分を除く筐体6の周りを、厚
さ1mm以下のプラスチックシート等の熱伝導性の小さ
い部材で包んで弱い保温性を持たせるようにしてもよ
い。本実施例の構造以外でも、気体を閉じこめる閉空間
を筐体6の周囲に構成したり、空気流動性を防止できる
構造であれば同様の効果が得られる。これは、上述のペ
ルチエ素子を用いない光源ユニットを備えたバックライ
トユニット及び液晶表示装置に適用しても同様の効果を
奏する。
【0124】(第3の実施の形態における実施例4)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図12を用いて説明する。本実施例は、実施例1の筐
体6の周辺に、冷陰極管102の軸方向の全面に渡っ
て、放熱のための冷却フィン52を設けている点に特徴
を有している。放熱フィン52は表面積を増やすために
配設しているので、単なる熱伝導性のよい材料の凹凸面
であっても、熱伝導性の良好な多孔性部材であっても本
目的に適うものであれば、全て使用可能である。熱伝導
性のよい材料としては、アルミニウム、銅、鉄などの金
属、カーボン、グラファイト、金属やカーボンやグラフ
ァイトの微粒子または粉末を分散した樹脂、ポリピロー
ルなどの導電性高分子などが使用可能である。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図12を用いて説明する。本実施例は、実施例1の筐
体6の周辺に、冷陰極管102の軸方向の全面に渡っ
て、放熱のための冷却フィン52を設けている点に特徴
を有している。放熱フィン52は表面積を増やすために
配設しているので、単なる熱伝導性のよい材料の凹凸面
であっても、熱伝導性の良好な多孔性部材であっても本
目的に適うものであれば、全て使用可能である。熱伝導
性のよい材料としては、アルミニウム、銅、鉄などの金
属、カーボン、グラファイト、金属やカーボンやグラフ
ァイトの微粒子または粉末を分散した樹脂、ポリピロー
ルなどの導電性高分子などが使用可能である。
【0125】放熱フィン52の形状や分布は、冷陰極管
102を組み込むバックライトや液晶表示装置の構造を
考慮して決める。例えば、放熱フィン52を冷陰極管1
02の軸方向の中央付近、または、温度センサ46とヒ
ータ48とペルチエ素子50の配置してある付近、ある
いは、温度センサ46とヒータ48の配置してある付近
にのみ設けるようにしてもよい。こうすることにより、
冷陰極管102の最冷部の位置を確定するとともに、最
冷部の温度を一定にできるため、冷陰極管102の発光
量を最大に維持できる。
102を組み込むバックライトや液晶表示装置の構造を
考慮して決める。例えば、放熱フィン52を冷陰極管1
02の軸方向の中央付近、または、温度センサ46とヒ
ータ48とペルチエ素子50の配置してある付近、ある
いは、温度センサ46とヒータ48の配置してある付近
にのみ設けるようにしてもよい。こうすることにより、
冷陰極管102の最冷部の位置を確定するとともに、最
冷部の温度を一定にできるため、冷陰極管102の発光
量を最大に維持できる。
【0126】あるいは、冷陰極管102の軸方向の中央
付近、または、温度センサ46とヒータ48とペルチエ
素子50の配置してある付近、または、温度センサ46
とヒータ48の配置してある付近に放熱フィン52の数
を多くし、または、当該位置でのフィンの表面積を大き
くすることで、冷陰極管102の最冷部の位置を確定す
るとともに、最冷部の温度を一定にできるため、冷陰極
管102の発光量を最大に維持できる。
付近、または、温度センサ46とヒータ48とペルチエ
素子50の配置してある付近、または、温度センサ46
とヒータ48の配置してある付近に放熱フィン52の数
を多くし、または、当該位置でのフィンの表面積を大き
くすることで、冷陰極管102の最冷部の位置を確定す
るとともに、最冷部の温度を一定にできるため、冷陰極
管102の発光量を最大に維持できる。
【0127】(第3の実施の形態における実施例4の変
形例1)本変形例によるバックライトユニットの概略の
構成について図13を用いて説明する。本変形例では、
図12の冷陰極管102、104に代えてそれより管径
の小さい冷陰極管102’、104’を用いた点に特徴
を有している。管径を小さくしても、冷陰極管の最冷部
の温度を従来の管径が大きいときとほぼ同じにでき水銀
蒸気圧を概ね等しくできるため発光輝度を同等に得るこ
とができる。
形例1)本変形例によるバックライトユニットの概略の
構成について図13を用いて説明する。本変形例では、
図12の冷陰極管102、104に代えてそれより管径
の小さい冷陰極管102’、104’を用いた点に特徴
を有している。管径を小さくしても、冷陰極管の最冷部
の温度を従来の管径が大きいときとほぼ同じにでき水銀
蒸気圧を概ね等しくできるため発光輝度を同等に得るこ
とができる。
【0128】本変形例における光反射部材10の形状は
コの字型で開口高さが8mmのものを用いている。冷陰
極管102’、104’を効率よく冷却できることによ
り、管電流を従来と同様の5〜8mAにして発光効率を
同じにすると、従来の管内径2.0mmを1.5mmに
短くすることができる。その結果、冷陰極管102’と
冷陰極管104’の隙間、および冷陰極管102’、1
04’と光反射部材10の隙間の合計は、上述のように
従来構造では2.8mmしかないのに対して、本変形例
では5.0mmにすることができる。これにより、実施
例1と同様に開口部からの射出光量を増加させることが
可能になる。
コの字型で開口高さが8mmのものを用いている。冷陰
極管102’、104’を効率よく冷却できることによ
り、管電流を従来と同様の5〜8mAにして発光効率を
同じにすると、従来の管内径2.0mmを1.5mmに
短くすることができる。その結果、冷陰極管102’と
冷陰極管104’の隙間、および冷陰極管102’、1
04’と光反射部材10の隙間の合計は、上述のように
従来構造では2.8mmしかないのに対して、本変形例
では5.0mmにすることができる。これにより、実施
例1と同様に開口部からの射出光量を増加させることが
可能になる。
【0129】(第3の実施の形態における実施例4の変
形例2)本変形例によるバックライトユニットの概略の
構成について図14を用いて説明する。本変形例では、
上記変形例1で用いた小径の冷陰極管102’、10
4’を、冷陰極管102’と冷陰極管104’の隙間、
および冷陰極管102’(104’)と光反射部材10
の隙間の合計が従来の太径の冷陰極管102、104を
用いた場合と同じになるように、筐体6及び光反射部材
10の高さを設定した。
形例2)本変形例によるバックライトユニットの概略の
構成について図14を用いて説明する。本変形例では、
上記変形例1で用いた小径の冷陰極管102’、10
4’を、冷陰極管102’と冷陰極管104’の隙間、
および冷陰極管102’(104’)と光反射部材10
の隙間の合計が従来の太径の冷陰極管102、104を
用いた場合と同じになるように、筐体6及び光反射部材
10の高さを設定した。
【0130】その結果、光反射部材10の高さは、従来
構造で8mmであったものが、本変形例では5.8mm
と小さくすることができた。この効果により、従来のも
のより薄型のバックライトあるいは液晶表示装置を実現
することができる。さらに、導光板も薄くできるので、
より軽量のバックライトあるいは液晶表示装置を実現す
ることができる。
構造で8mmであったものが、本変形例では5.8mm
と小さくすることができた。この効果により、従来のも
のより薄型のバックライトあるいは液晶表示装置を実現
することができる。さらに、導光板も薄くできるので、
より軽量のバックライトあるいは液晶表示装置を実現す
ることができる。
【0131】(第3の実施の形態における実施例5)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図15を用いて説明する。本実施例では、細長い直方
体形状のガラス部材54を筐体6及び透明液体8の代わ
りに用いている点に特徴を有している。ガラス部材54
の長辺に沿って所定の位置に円筒型の貫通孔を2つ設
け、貫通孔の壁に蛍光体138を塗布し、貫通孔内に水
銀やアルゴン等を封入して両側から電極を差し込み封止
して冷陰極管56、58が形成されている。ガラス部材
54の外壁には、光反射部材10が設けられている。ガ
ラス部材54は、硼珪酸ガラスなどの硬質ガラスを用い
ることができる。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図15を用いて説明する。本実施例では、細長い直方
体形状のガラス部材54を筐体6及び透明液体8の代わ
りに用いている点に特徴を有している。ガラス部材54
の長辺に沿って所定の位置に円筒型の貫通孔を2つ設
け、貫通孔の壁に蛍光体138を塗布し、貫通孔内に水
銀やアルゴン等を封入して両側から電極を差し込み封止
して冷陰極管56、58が形成されている。ガラス部材
54の外壁には、光反射部材10が設けられている。ガ
ラス部材54は、硼珪酸ガラスなどの硬質ガラスを用い
ることができる。
【0132】(第3の実施の形態における実施例6)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図16を用いて説明する。本実施例は、実施例5の光
反射部材10の外面に放熱フィン52を設けた点に特徴
を有している。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図16を用いて説明する。本実施例は、実施例5の光
反射部材10の外面に放熱フィン52を設けた点に特徴
を有している。
【0133】実施例4と同様に、放熱フィン52は表面
積を増やすために配設しているので、単なる熱伝導性の
よい材料の凹凸面であっても、熱伝導性の良好な多孔性
部材であっても本目的に適うものであれば全て使用可能
である。具体的材料は実施例4に示したものを用いるこ
とができる。
積を増やすために配設しているので、単なる熱伝導性の
よい材料の凹凸面であっても、熱伝導性の良好な多孔性
部材であっても本目的に適うものであれば全て使用可能
である。具体的材料は実施例4に示したものを用いるこ
とができる。
【0134】また、実施例3で説明した温度センサ46
とヒータ48とペルチエ素子50、あるいは温度センサ
46とヒータ48を冷陰極管56、58の長手方向の中
央付近に設けてもよい。なお、放熱フィン52の形状や
分布は、実施例3と同様にすることができる。
とヒータ48とペルチエ素子50、あるいは温度センサ
46とヒータ48を冷陰極管56、58の長手方向の中
央付近に設けてもよい。なお、放熱フィン52の形状や
分布は、実施例3と同様にすることができる。
【0135】(第3の実施の形態における実施例7)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図17を用いて説明する。本実施例では、実施例1の
光源ユニットをエッジライト方式(サイドライト方式)
のバックライトに適用するのに際し、マッチングオイル
14を用いて光源ユニットを導光板1に接続している。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図17を用いて説明する。本実施例では、実施例1の
光源ユニットをエッジライト方式(サイドライト方式)
のバックライトに適用するのに際し、マッチングオイル
14を用いて光源ユニットを導光板1に接続している。
【0136】導光板1としては、ポリメタクリル酸系、
ポリカーボネート、ガラスなどを用いることができる。
ポリカーボネート、ガラスなどを用いることができる。
【0137】マッチングオイル14としては、実施例1
で用いたのと同じ透明液体8を用いることができる。マ
ッチングオイル14の屈折率は、光源ユニットの開口部
を塞ぐ封止部材12の屈折率と導光板1の屈折率に近い
値であることが望ましい。
で用いたのと同じ透明液体8を用いることができる。マ
ッチングオイル14の屈折率は、光源ユニットの開口部
を塞ぐ封止部材12の屈折率と導光板1の屈折率に近い
値であることが望ましい。
【0138】本実施例では、マッチングオイル14は光
源ユニットと導光板1の間に含浸させただけであるが、
さらに、光源ユニットと導光板1に面していないマッチ
ングオイルの側面部をガラス容器等の固体の壁面によっ
て囲み込むことにより、外気に触れず酸化や揮発を防止
してオイルの長寿命化を実現することができる。また、
光源ユニット内に充填されている透明液体8とマッチン
グオイル14とを一体化して、導光板1の端面を光源ユ
ニットの開口部に一致させることでオイルの長寿命化を
図ることができる。
源ユニットと導光板1の間に含浸させただけであるが、
さらに、光源ユニットと導光板1に面していないマッチ
ングオイルの側面部をガラス容器等の固体の壁面によっ
て囲み込むことにより、外気に触れず酸化や揮発を防止
してオイルの長寿命化を実現することができる。また、
光源ユニット内に充填されている透明液体8とマッチン
グオイル14とを一体化して、導光板1の端面を光源ユ
ニットの開口部に一致させることでオイルの長寿命化を
図ることができる。
【0139】本実施例では、透明液体8を充填した光源
ユニットを用いたが、実施例5に示したガラス材を用い
た光源ユニットを用いても同様の効果が得られる。
ユニットを用いたが、実施例5に示したガラス材を用い
た光源ユニットを用いても同様の効果が得られる。
【0140】図18は、本実施例の効果を説明するた
め、上段に本実施例の光源ユニットが設けられ、下段に
従来の光源ユニットが設けられた仮想のバックライトユ
ニットを示している。図18に示すように、導光板1内
では光射出平面への入射角度が42度以上の光が全反射
するようになっている。ところが、従来の光源ユニット
では、導光板(屈折率が概ね1.5)1の端面から入射
した光は、導光板1の光射出平面で全反射しながら導光
板1内を進むが、光射出平面への入射角度が概ね48度
以上の光しか存在しない。一方、本実施例では、導光板
1内に入射角度が42度の光も導入することができるた
め、従来に比べて1.31倍の立体角内に存在する光を
取り込むことができ、概ね1.31倍の高輝度化が期待
できる。
め、上段に本実施例の光源ユニットが設けられ、下段に
従来の光源ユニットが設けられた仮想のバックライトユ
ニットを示している。図18に示すように、導光板1内
では光射出平面への入射角度が42度以上の光が全反射
するようになっている。ところが、従来の光源ユニット
では、導光板(屈折率が概ね1.5)1の端面から入射
した光は、導光板1の光射出平面で全反射しながら導光
板1内を進むが、光射出平面への入射角度が概ね48度
以上の光しか存在しない。一方、本実施例では、導光板
1内に入射角度が42度の光も導入することができるた
め、従来に比べて1.31倍の立体角内に存在する光を
取り込むことができ、概ね1.31倍の高輝度化が期待
できる。
【0141】(第3の実施の形態における実施例8)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図19を用いて説明する。本実施例は、実施例7にお
いて、筐体6外面に放熱フィン52を配設したものであ
る。放熱フィン52による作用効果は実施例4と同じで
あるのでその説明は省略する。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図19を用いて説明する。本実施例は、実施例7にお
いて、筐体6外面に放熱フィン52を配設したものであ
る。放熱フィン52による作用効果は実施例4と同じで
あるのでその説明は省略する。
【0142】(第3の実施の形態における実施例9)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図20を用いて説明する。本実施例では、導光板1の
端部に貫通孔が設けられており、貫通孔の壁面に蛍光体
が塗布されている。また、導光板1端部外面に光反射部
材10を形成している。すなわち、実施例5に示したガ
ラス部材54に代えて導光板1の端部を流用して冷陰極
管56、58を形成している。この構造により信頼性の
高いバックライトを実現することができる。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図20を用いて説明する。本実施例では、導光板1の
端部に貫通孔が設けられており、貫通孔の壁面に蛍光体
が塗布されている。また、導光板1端部外面に光反射部
材10を形成している。すなわち、実施例5に示したガ
ラス部材54に代えて導光板1の端部を流用して冷陰極
管56、58を形成している。この構造により信頼性の
高いバックライトを実現することができる。
【0143】(第3の実施の形態における実施例10)
本実施例によるバックライトユニットの概略の構成につ
いて図21を用いて説明する。本実施例のバックライト
ユニットは、図43に示した直下型のバックライトに対
し、光反射部材10と開口部とで囲まれた空間に複数の
冷陰極管102a〜102dを配設し、且つそれらを埋
め込むように透明液体8を充填している。開口部上部に
は不図示の拡散板やプリズムアレイ、あるいはレンズア
レイ等の拡散要素が配置され、さらに上部には偏光板や
液晶パネルが配設されて液晶表示装置が実現される。
本実施例によるバックライトユニットの概略の構成につ
いて図21を用いて説明する。本実施例のバックライト
ユニットは、図43に示した直下型のバックライトに対
し、光反射部材10と開口部とで囲まれた空間に複数の
冷陰極管102a〜102dを配設し、且つそれらを埋
め込むように透明液体8を充填している。開口部上部に
は不図示の拡散板やプリズムアレイ、あるいはレンズア
レイ等の拡散要素が配置され、さらに上部には偏光板や
液晶パネルが配設されて液晶表示装置が実現される。
【0144】本実施例においては、冷陰極管102a〜
102dのガラス管136の厚さが光学的に無視できる
ため、ガラス管136からの光射出効率が従来構造の約
5倍になる。冷陰極管102a〜102dのガラス管1
36内に光が侵入しても、蛍光体138に触れない限り
光はそのまま直進することができる。つまり、従来の光
源ユニットがガラス管136の外径で大きさが決まって
いたのに対して、本実施例では、冷陰極管102a〜1
02dの内径が冷陰極管102a〜102dの実質的な
大きさとなり、遮光物としての冷陰極管102a〜10
2dを実質的に小さくすることができる。
102dのガラス管136の厚さが光学的に無視できる
ため、ガラス管136からの光射出効率が従来構造の約
5倍になる。冷陰極管102a〜102dのガラス管1
36内に光が侵入しても、蛍光体138に触れない限り
光はそのまま直進することができる。つまり、従来の光
源ユニットがガラス管136の外径で大きさが決まって
いたのに対して、本実施例では、冷陰極管102a〜1
02dの内径が冷陰極管102a〜102dの実質的な
大きさとなり、遮光物としての冷陰極管102a〜10
2dを実質的に小さくすることができる。
【0145】また、透明液体8を充填するため、発光効
率を維持したままで冷陰極管102a〜102dの内径
を小さくできるため、冷陰極管をさらに小さくすること
ができる。さらに、光反射部材10が液体で冷却される
ため、光反射部材10の熱による劣化を防止できる。そ
のため光反射部材10の寿命を延ばし、ひいてはバック
ライト全体としての寿命及び液晶表示装置の寿命を延ば
すことができるようになる。
率を維持したままで冷陰極管102a〜102dの内径
を小さくできるため、冷陰極管をさらに小さくすること
ができる。さらに、光反射部材10が液体で冷却される
ため、光反射部材10の熱による劣化を防止できる。そ
のため光反射部材10の寿命を延ばし、ひいてはバック
ライト全体としての寿命及び液晶表示装置の寿命を延ば
すことができるようになる。
【0146】以上説明した本実施の形態における実施例
では、サイドライト型バックライトの説明で1又は2本
の冷陰極管を備える光源ユニットを例にとって説明した
が、3本以上の冷陰極管を備える光源ユニットであって
も上記実施例で説明した機能作用を奏することができる
のは言うまでもない。
では、サイドライト型バックライトの説明で1又は2本
の冷陰極管を備える光源ユニットを例にとって説明した
が、3本以上の冷陰極管を備える光源ユニットであって
も上記実施例で説明した機能作用を奏することができる
のは言うまでもない。
【0147】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、冷陰極管のガラス管から射出する光はガラス管外面
で反射しない。このため、従来光源に比して約5倍の高
効率化を達成できる。光反射部材からの反射光や隣接の
冷陰極管から放出された光はガラス管を無視して直進す
る。このため、従来は冷陰極管の外径で光源ユニットの
大きさが決まっていたのに対し、本実施形態によれば冷
陰極管の内径を基準にして光源ユニットの大きさを決め
ることができる。そのため、光源ユニットを実質的に小
さくすることができる。
ば、冷陰極管のガラス管から射出する光はガラス管外面
で反射しない。このため、従来光源に比して約5倍の高
効率化を達成できる。光反射部材からの反射光や隣接の
冷陰極管から放出された光はガラス管を無視して直進す
る。このため、従来は冷陰極管の外径で光源ユニットの
大きさが決まっていたのに対し、本実施形態によれば冷
陰極管の内径を基準にして光源ユニットの大きさを決め
ることができる。そのため、光源ユニットを実質的に小
さくすることができる。
【0148】また、液体冷却の効果により、冷陰極管を
小さくしてもUV光や可視光を吸収する水銀蒸気圧が上
昇しないので高い発光効率が実現できる。さらに、光学
的な障害物あるいは遮光物としての冷陰極管を小さくす
ることができるため、高効率化、光源あるいはバックラ
イトあるいは液晶表示装置を薄く軽くすることができ
る。さらに、反射部材の劣化防止やその他の熱に弱い部
材を合わせて冷却することができるため、光源やバック
ライトあるいは液晶表示装置を長寿命化できる効果があ
る。
小さくしてもUV光や可視光を吸収する水銀蒸気圧が上
昇しないので高い発光効率が実現できる。さらに、光学
的な障害物あるいは遮光物としての冷陰極管を小さくす
ることができるため、高効率化、光源あるいはバックラ
イトあるいは液晶表示装置を薄く軽くすることができ
る。さらに、反射部材の劣化防止やその他の熱に弱い部
材を合わせて冷却することができるため、光源やバック
ライトあるいは液晶表示装置を長寿命化できる効果があ
る。
【0149】次に、本発明の第4の実施の形態による液
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
22乃至図26を用いて説明する。本実施の形態では、
冷陰極管の発光効率を向上させたバックライトユニット
を提供する。
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
22乃至図26を用いて説明する。本実施の形態では、
冷陰極管の発光効率を向上させたバックライトユニット
を提供する。
【0150】上述の従来技術4の課題は、蛍光体粉末と
放電管の壁材(ガラス)とが密着していないことに原因
がある。そこで、このような状態を防止する本実施例で
は以下のような対策を施している。
放電管の壁材(ガラス)とが密着していないことに原因
がある。そこで、このような状態を防止する本実施例で
は以下のような対策を施している。
【0151】まず、放電管の壁材として、蛍光中心を導
入した透明材料を用いる。また、冷陰極管を管状構造に
する。これは、壁材に導入した蛍光中心が不純物として
働き、壁材の機械的強度が低下することを補うためであ
る。
入した透明材料を用いる。また、冷陰極管を管状構造に
する。これは、壁材に導入した蛍光中心が不純物として
働き、壁材の機械的強度が低下することを補うためであ
る。
【0152】さらに、放電管の紫外線源として水銀を用
いる。水銀はもっとも紫外線発光効率が高く、紫外線源
として多用されている。あるいは、放電管の紫外線源と
してXeもしくはNeを用いる。これらの物質を用いた
放電管は、水銀を用いた放電管に比ベ、有害物質を出す
ことがないので廃棄時のコストを削減できる。
いる。水銀はもっとも紫外線発光効率が高く、紫外線源
として多用されている。あるいは、放電管の紫外線源と
してXeもしくはNeを用いる。これらの物質を用いた
放電管は、水銀を用いた放電管に比ベ、有害物質を出す
ことがないので廃棄時のコストを削減できる。
【0153】また、水銀の輝線254nmに対して概ね
透明な硬質ガラス、石英、あるいは金属ハロゲン化物質
を冷陰極管の壁材に用いる。これにより、壁材中の蛍光
中心に到達する紫外光を強くすることができる。また、
壁材内に導入する蛍光中心として、金属原子を用いる。
また蛍光中心として、紫外線を吸収し青帯域の光を発光
する物質と青色を吸収し他の波長域の可視光を発光する
物質とを混在させる。
透明な硬質ガラス、石英、あるいは金属ハロゲン化物質
を冷陰極管の壁材に用いる。これにより、壁材中の蛍光
中心に到達する紫外光を強くすることができる。また、
壁材内に導入する蛍光中心として、金属原子を用いる。
また蛍光中心として、紫外線を吸収し青帯域の光を発光
する物質と青色を吸収し他の波長域の可視光を発光する
物質とを混在させる。
【0154】また、上記壁材を複数貼り合せて構成し、
各々の壁材には1種類以上の蛍光中心を導入する。紫外
線源に近い側に青色発光の物質を導入する。蛍光中心の
濃度を発光が色毎に均等になるよう濃度を調整する。こ
れにより、三原色の発光バランスが良好になり白バラン
スが取り易くなる。また、蛍光中心の量子効率に反比例
して含有量を定める。また、管状の放電管において、管
端の紫外光発光の暗部に当る部分で蛍光中心の数を多く
し、白色蛍光輝度の分布を緩和する。
各々の壁材には1種類以上の蛍光中心を導入する。紫外
線源に近い側に青色発光の物質を導入する。蛍光中心の
濃度を発光が色毎に均等になるよう濃度を調整する。こ
れにより、三原色の発光バランスが良好になり白バラン
スが取り易くなる。また、蛍光中心の量子効率に反比例
して含有量を定める。また、管状の放電管において、管
端の紫外光発光の暗部に当る部分で蛍光中心の数を多く
し、白色蛍光輝度の分布を緩和する。
【0155】以下、本実施の形態によるバックライトユ
ニットに使用する冷陰極管の具体的構成について実施例
を用いて説明する。
ニットに使用する冷陰極管の具体的構成について実施例
を用いて説明する。
【0156】なお、以下に説明する管の母材と導入物質
の組み合わせは一例であり、増感剤の配合や射出させる
可視光の色調により、他の組み合わせで冷陰極管を作り
得ることは言うまでもない。例えば、管の母材として
は、CaF2、MgF2、LiF、NaF等の紫外線に透
明な物質が最適であるが、従来の冷陰極管に用いられて
いる蛍光中心の場合には、ガラス材の石英やシリコンガ
ラスのように近紫外光(波長254nm)を透過するも
のも適している。また、蛍光中心を比較的表面付近に分
布させる場合には硬質ガラスも使用できる。
の組み合わせは一例であり、増感剤の配合や射出させる
可視光の色調により、他の組み合わせで冷陰極管を作り
得ることは言うまでもない。例えば、管の母材として
は、CaF2、MgF2、LiF、NaF等の紫外線に透
明な物質が最適であるが、従来の冷陰極管に用いられて
いる蛍光中心の場合には、ガラス材の石英やシリコンガ
ラスのように近紫外光(波長254nm)を透過するも
のも適している。また、蛍光中心を比較的表面付近に分
布させる場合には硬質ガラスも使用できる。
【0157】また、蛍光中心としては、以下の実施例で
は金属原子(もしくはイオン)のみについて説明してい
るが、CdS(青光を吸収し、オレンシ色を発光する物
質である)などの分子、もしくは通常の蛍光体、例え
ば、Y2O3:Eu(蛍光中心の波長域は赤)や(SrC
aBa)5(PO4)3CL:Eu(蛍光中心の波長域は
緑)、LaPO4:Ce、Tb(蛍光中心の波長域は
青)などの微結晶を導入する方法もある。
は金属原子(もしくはイオン)のみについて説明してい
るが、CdS(青光を吸収し、オレンシ色を発光する物
質である)などの分子、もしくは通常の蛍光体、例え
ば、Y2O3:Eu(蛍光中心の波長域は赤)や(SrC
aBa)5(PO4)3CL:Eu(蛍光中心の波長域は
緑)、LaPO4:Ce、Tb(蛍光中心の波長域は
青)などの微結晶を導入する方法もある。
【0158】また以下の実施例では紫外光源として水銀
を用いているが、他にXe、Arガスを光源とすること
も可能である。
を用いているが、他にXe、Arガスを光源とすること
も可能である。
【0159】(第4の実施の形態における実施例1)金
属ハロゲン化物を透明部材に用いた冷陰極管の実施例に
ついて図22を用いて説明する。図22(a)に示すよ
うに、内面に光反射膜68が貼り付けられ内部に窒素ガ
ス又は乾燥空気が充填された筐体66内に、対向する2
つの電極60、62を中心にして結晶成長した弗化リチ
ウム結晶を半球殻状に研磨仕上げして組み合わせて光学
接着剤で接着した透明部材69が配置されている。
属ハロゲン化物を透明部材に用いた冷陰極管の実施例に
ついて図22を用いて説明する。図22(a)に示すよ
うに、内面に光反射膜68が貼り付けられ内部に窒素ガ
ス又は乾燥空気が充填された筐体66内に、対向する2
つの電極60、62を中心にして結晶成長した弗化リチ
ウム結晶を半球殻状に研磨仕上げして組み合わせて光学
接着剤で接着した透明部材69が配置されている。
【0160】球殻内部64には、0.1気圧程度の不活
性ガス(ArとNeの混合ガス)と水銀(Hg)が封入
されている。透明部材69の部材内には、F中心70が
主として導入されている(このF中心70が重合してM
中心が微量に生じている)。F中心70は、カリウム金
属蒸気雰囲気下で加熱する着色法を用いて導入される。
性ガス(ArとNeの混合ガス)と水銀(Hg)が封入
されている。透明部材69の部材内には、F中心70が
主として導入されている(このF中心70が重合してM
中心が微量に生じている)。F中心70は、カリウム金
属蒸気雰囲気下で加熱する着色法を用いて導入される。
【0161】図22(a)及び図22(b)の外観斜視
図に示すように、筐体66の壁面に透明窓72が設けら
れ、筐体66内部の透明部材69からの射出光が透明窓
72を介して外部に取り出せるようになっている。透明
窓72は、透明部材69の直径とほぼ同径の白板ガラス
を用いている。
図に示すように、筐体66の壁面に透明窓72が設けら
れ、筐体66内部の透明部材69からの射出光が透明窓
72を介して外部に取り出せるようになっている。透明
窓72は、透明部材69の直径とほぼ同径の白板ガラス
を用いている。
【0162】図22(c)は透明部材69の部材内にF
中心70を導入する方法を簡略に示している。図22
(c)において、透明部材69を結晶導入用コンテナ7
5に保持して電気炉73内に搬入してから約500℃に
電気炉73内を加熱する。次いで、カリウム金属蒸気を
透明部材69の内面に当る領域74付近で充満させる。
その結果、金属リチウム蒸気と弗化リチウム結晶の間で
熱平衡に至りF中心70が一定濃度で生成される。これ
により形成された透明部材69を有する放電ランプを筐
体66内に収納して図22(a)、(b)に示す光源が
完成する。
中心70を導入する方法を簡略に示している。図22
(c)において、透明部材69を結晶導入用コンテナ7
5に保持して電気炉73内に搬入してから約500℃に
電気炉73内を加熱する。次いで、カリウム金属蒸気を
透明部材69の内面に当る領域74付近で充満させる。
その結果、金属リチウム蒸気と弗化リチウム結晶の間で
熱平衡に至りF中心70が一定濃度で生成される。これ
により形成された透明部材69を有する放電ランプを筐
体66内に収納して図22(a)、(b)に示す光源が
完成する。
【0163】(第4の実施の形態における実施例2)本
実施例による冷陰極管の概略の構成について図23を用
いて説明する。図23(a)は放電管の管軸に垂直な方
向に切った断面を示している。図23(b)は放電管の
管軸方向の断面を示している。この放電管の壁材は、3
種類のガラス管を光学接着層91でそれぞれ貼り合せて
形成されている。管長軸両端部には円柱形のNi電極9
0が取り付けられている。3種類のガラス管の形状材質
は、外径φ3.0mm肉厚0.2mmのシリカガラス管
78、外径φ2.6mm肉厚0.2mmのシリカガラス
管77、外径φ2.2mm肉厚0.2mmのシリカガラ
ス管76である。最も内側のガラス管76で形成された
空洞領域79には、Neガス、Arガス、及び水銀ガス
が混合されて封入されている。
実施例による冷陰極管の概略の構成について図23を用
いて説明する。図23(a)は放電管の管軸に垂直な方
向に切った断面を示している。図23(b)は放電管の
管軸方向の断面を示している。この放電管の壁材は、3
種類のガラス管を光学接着層91でそれぞれ貼り合せて
形成されている。管長軸両端部には円柱形のNi電極9
0が取り付けられている。3種類のガラス管の形状材質
は、外径φ3.0mm肉厚0.2mmのシリカガラス管
78、外径φ2.6mm肉厚0.2mmのシリカガラス
管77、外径φ2.2mm肉厚0.2mmのシリカガラ
ス管76である。最も内側のガラス管76で形成された
空洞領域79には、Neガス、Arガス、及び水銀ガス
が混合されて封入されている。
【0164】これら各々のガラス管76、77、78に
それぞれ、次の条件で金属イオンを導入している。ガラ
ス管78には、Eu原子の濃度がモル比にして0.18
%になるように単体金属として導入している。ガラス管
77にはTb原子の濃度がモル比にして0.94%にな
るように単体金属として導入している。ガラス管76に
は、Mn原子の濃度がモル比にして0.19%になるよ
うに単体金属として導入している。
それぞれ、次の条件で金属イオンを導入している。ガラ
ス管78には、Eu原子の濃度がモル比にして0.18
%になるように単体金属として導入している。ガラス管
77にはTb原子の濃度がモル比にして0.94%にな
るように単体金属として導入している。ガラス管76に
は、Mn原子の濃度がモル比にして0.19%になるよ
うに単体金属として導入している。
【0165】以上の金属は、ガラス中のSi原子位置に
配位することによりそれぞれ、Euが青色、Tbが緑
色、Mnが赤色を発光し、全体として色バランスのよい
光源となる。またこれら三者を共通の硝材に導入する場
合に比ベ、個々の蛍光中心間のエネルギ輸送が起こら
ず、蛍光の発光効率が高くなる。
配位することによりそれぞれ、Euが青色、Tbが緑
色、Mnが赤色を発光し、全体として色バランスのよい
光源となる。またこれら三者を共通の硝材に導入する場
合に比ベ、個々の蛍光中心間のエネルギ輸送が起こら
ず、蛍光の発光効率が高くなる。
【0166】(第4の実施の形態における実施例3)本
実施例による冷陰極管の概略の構成について図24を用
いて説明する。図24(a)は放電管の管軸に垂直な方
向に切った断面の斜視図を示している。図24(b)は
放電管の管軸方向の断面を示している。この放電管は、
壁材に厚さb=0.7mmの石英ガラスを用いた石英ガ
ラス管80を有している。また、ガラス管80内で直径
c=2.0mmを有する空洞領域79には紫外線源とし
てXe水銀の混合気体が封入されている。このため波長
150nm付近に輝線が現れる。
実施例による冷陰極管の概略の構成について図24を用
いて説明する。図24(a)は放電管の管軸に垂直な方
向に切った断面の斜視図を示している。図24(b)は
放電管の管軸方向の断面を示している。この放電管は、
壁材に厚さb=0.7mmの石英ガラスを用いた石英ガ
ラス管80を有している。また、ガラス管80内で直径
c=2.0mmを有する空洞領域79には紫外線源とし
てXe水銀の混合気体が封入されている。このため波長
150nm付近に輝線が現れる。
【0167】さらに、185nmの紫外線が95%透過
する厚さ、すなわち紫外線源側の管内壁距離a=0.4
mmの範囲内の石英ガラス管80中に、Eu原子、Tb
原子、Mn原子を導入している。内壁から0.4mmの
範囲内の石英ガラス管80中に導入したEu原子、Tb
原子、Mn原子の濃度分布について図25を用いて説明
する。図25において、横軸は石英ガラス管80長手方
向位置を示している。また、左側縦軸はUV光量を示
し、右横軸は蛍光体濃度を示している。
する厚さ、すなわち紫外線源側の管内壁距離a=0.4
mmの範囲内の石英ガラス管80中に、Eu原子、Tb
原子、Mn原子を導入している。内壁から0.4mmの
範囲内の石英ガラス管80中に導入したEu原子、Tb
原子、Mn原子の濃度分布について図25を用いて説明
する。図25において、横軸は石英ガラス管80長手方
向位置を示している。また、左側縦軸はUV光量を示
し、右横軸は蛍光体濃度を示している。
【0168】これら金属Eu原子、Tb原子、Mn原子
は、図25に示すように、石英ガラス管80長手方向に
対する紫外線発生量に反比例するように、且つ各金属原
子の発光時の量子効率に反比例するように濃度が調整さ
れて石英管内に導入されている。
は、図25に示すように、石英ガラス管80長手方向に
対する紫外線発生量に反比例するように、且つ各金属原
子の発光時の量子効率に反比例するように濃度が調整さ
れて石英管内に導入されている。
【0169】すなわち本実施例の蛍光中心は、R(赤)
帯域光を発光する蛍光中心と、G(緑)帯域光を発光す
る蛍光中心と、B(青)帯域光を発光する蛍光中心から
なり、3種の蛍光中心の量子効率を各々σ(R),σ
(G),σ(B)としたとき、3種の蛍光中心の平均濃
度と導入範囲の厚みの積(光学濃度)が各々、1/σ
(R),1/σ(G),1/σ(B)に比例しているこ
とを特徴としている。
帯域光を発光する蛍光中心と、G(緑)帯域光を発光す
る蛍光中心と、B(青)帯域光を発光する蛍光中心から
なり、3種の蛍光中心の量子効率を各々σ(R),σ
(G),σ(B)としたとき、3種の蛍光中心の平均濃
度と導入範囲の厚みの積(光学濃度)が各々、1/σ
(R),1/σ(G),1/σ(B)に比例しているこ
とを特徴としている。
【0170】(第4の実施の形態における実施例4)金
属ハロゲン化物を透明部材に用いた冷陰極管の実施例に
ついて図26を用いて説明する。図26(a)に示すよ
うに、内面に光反射膜68が貼り付けられ、内部に窒素
ガス又は乾燥空気が充填された筐体66内に、対向する
2つの電極60、62を中心にして結晶成長した沃化カ
リウム結晶を半球殻状に研磨仕上げして組み合わせて光
学接着剤で接着した透明部材69が配置されている。
属ハロゲン化物を透明部材に用いた冷陰極管の実施例に
ついて図26を用いて説明する。図26(a)に示すよ
うに、内面に光反射膜68が貼り付けられ、内部に窒素
ガス又は乾燥空気が充填された筐体66内に、対向する
2つの電極60、62を中心にして結晶成長した沃化カ
リウム結晶を半球殻状に研磨仕上げして組み合わせて光
学接着剤で接着した透明部材69が配置されている。
【0171】図26(a)及び図26(b)の外観斜視
図に示すように、筐体66の位置壁面に透明窓72が設
けられ、筐体66内部の透明部材69からの射出光が透
明窓72を介して外部に取り出せるようになっている。
透明窓72は、透明部材69の直径とほぼ同径の白板ガ
ラスを用いている。
図に示すように、筐体66の位置壁面に透明窓72が設
けられ、筐体66内部の透明部材69からの射出光が透
明窓72を介して外部に取り出せるようになっている。
透明窓72は、透明部材69の直径とほぼ同径の白板ガ
ラスを用いている。
【0172】上記沃化カリウム結晶は、1014個/cm
3程度の濃度でGa及びTlが混入されて結晶化してい
る。これらの不純物のA帯と呼ばれる吸収→蛍光過程で
は、それぞれ表3に示す波長で吸収/蛍光帯を持つ。
3程度の濃度でGa及びTlが混入されて結晶化してい
る。これらの不純物のA帯と呼ばれる吸収→蛍光過程で
は、それぞれ表3に示す波長で吸収/蛍光帯を持つ。
【0173】
【表3】
【0174】これらの原子濃度を調整することにより、
所望の色バランスで発光する冷陰極管を作成することが
できる。
所望の色バランスで発光する冷陰極管を作成することが
できる。
【0175】従来の冷陰極管では蛍光中心が多結晶の粉
である蛍光体が塗り付けてある。蛍光体は、微結晶の表
面での乱反射と散乱で見かけ上不透明なものである。こ
れに対して、以上説明した本実施の形態の光源では、蛍
光中心が冷陰極管の管壁内に導入されている。この管壁
は蛍光中心により着色しているが透明であり、従来の冷
陰極管に比ベ冷陰極管に再度入射する光線が散乱するこ
となく透過もしくは反射するため、光源ユニットとして
の高い効率を得ることができる。本実施の形態による光
源を用いることにより、最大18%もの効率増を見込む
ことができる。
である蛍光体が塗り付けてある。蛍光体は、微結晶の表
面での乱反射と散乱で見かけ上不透明なものである。こ
れに対して、以上説明した本実施の形態の光源では、蛍
光中心が冷陰極管の管壁内に導入されている。この管壁
は蛍光中心により着色しているが透明であり、従来の冷
陰極管に比ベ冷陰極管に再度入射する光線が散乱するこ
となく透過もしくは反射するため、光源ユニットとして
の高い効率を得ることができる。本実施の形態による光
源を用いることにより、最大18%もの効率増を見込む
ことができる。
【0176】次に、本発明の第5の実施の形態による液
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
27乃至図36を用いて説明する。本実施の形態では、
冷陰極管の発光効率を向上させたバックライトユニット
を提供する。
晶表示装置等に用いるバックライトユニットについて図
27乃至図36を用いて説明する。本実施の形態では、
冷陰極管の発光効率を向上させたバックライトユニット
を提供する。
【0177】本実施例では、紫外線を発生させる発光管
と、この紫外線から発生する紫外光を受けて可視光を発
光する部材を別空間に配置し、紫外線発光管から発生す
る紫外光を反射させる紫外光反射部材を紫外光発光管と
空間を隔てて構成している。また、紫外線発光管と可視
光発光部材を空間的に離し、紫外光反射部材を紫外光発
光管と空間的に離して構成する。
と、この紫外線から発生する紫外光を受けて可視光を発
光する部材を別空間に配置し、紫外線発光管から発生す
る紫外光を反射させる紫外光反射部材を紫外光発光管と
空間を隔てて構成している。また、紫外線発光管と可視
光発光部材を空間的に離し、紫外光反射部材を紫外光発
光管と空間的に離して構成する。
【0178】発光管での吸収が少なければ管温度が上昇
しないので管径を小さくでき、その結果、発光管に入射
して散乱したりガス吸収されたりする光を減少させて高
輝度化を実現できる。
しないので管径を小さくでき、その結果、発光管に入射
して散乱したりガス吸収されたりする光を減少させて高
輝度化を実現できる。
【0179】本実施の形態によれば、紫外光発光管に対
して、紫外光反射部材によって囲まれた空間が非常に大
きいため、紫外光が紫外光発光管へ再入射する量も減
り、従って、可視光取り出し窓に対して紫外光が最も効
率良く入射することができる。本実施の形態と従来の紫
外光発光管との可視光として取り出される可視エネルギ
を比較した結果を以下に示す。
して、紫外光反射部材によって囲まれた空間が非常に大
きいため、紫外光が紫外光発光管へ再入射する量も減
り、従って、可視光取り出し窓に対して紫外光が最も効
率良く入射することができる。本実施の形態と従来の紫
外光発光管との可視光として取り出される可視エネルギ
を比較した結果を以下に示す。
【0180】 (本実施の形態と従来の紫外光発光管との可視光として取り出される可視エネル ギの比較) 前提: 発光管内で発生した紫外線エネルギ A 蛍光体の発光効率 α=0.4 蛍光体の前方散乱/後方散乱光量比 1:1 蛍光体の透過率 β=0.5 発光管ガラスの透過率 γ=0.95 反射部材の反射率 δ=0.95 管内ガス透過率 η=0.85 UV反射部材反射率 σ=0.95 可視光射出開口部の透過率(本実施例のみ) ε=0.95
【0181】従来の紫外光発光管: (1)蛍光体→管ガラス→反射部材→可視光射出開口部 A・1/2・α・γ・δ=0.181A (2)蛍光体→管内ガス→蛍光体→管ガラス→可視光射
出開口部 A・1/2・α・η・β・γ+A・(1/2)2・α・
η2・β・γ・δ+A・(1/2)4・α・η3・β・γ
+A・(1/2)5・α・η4・β・γ・δ+…=(0.
0807+0.0325+0.0073+0.0029
4+…)・A=0.124A 従って、(1)+(2)=0.305A
出開口部 A・1/2・α・η・β・γ+A・(1/2)2・α・
η2・β・γ・δ+A・(1/2)4・α・η3・β・γ
+A・(1/2)5・α・η4・β・γ・δ+…=(0.
0807+0.0325+0.0073+0.0029
4+…)・A=0.124A 従って、(1)+(2)=0.305A
【0182】本実施の形態による紫外光発光管: 管内ガス→管ガラス→蛍光体/反射部材→可視光射出開
口部 A・γ・1/2・α・(l+β・δ+(β・δ)2+
(β・δ)3+…)・ε=0.340A
口部 A・γ・1/2・α・(l+β・δ+(β・δ)2+
(β・δ)3+…)・ε=0.340A
【0183】従って、本実施の形態による紫外光発光管
の可視光エネルギ/従来の紫外光発光管の可視光エネル
ギ=0.340A/0.305A=1.12すなわち、
本実施形態の構成では12%程度可視エネルギが高くな
り(但し、見積りに用いた各部材の値は上記に限るもの
ではない)、バックライト光源の明るさを12%程度向
上させることができる。
の可視光エネルギ/従来の紫外光発光管の可視光エネル
ギ=0.340A/0.305A=1.12すなわち、
本実施形態の構成では12%程度可視エネルギが高くな
り(但し、見積りに用いた各部材の値は上記に限るもの
ではない)、バックライト光源の明るさを12%程度向
上させることができる。
【0184】以下、本実施の形態によるバックライトユ
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。
ニットについて具体的な実施例を用いて説明する。
【0185】(第5の実施の形態における実施例1)本
実施例による光源ユニットの概略の構成について図27
を用いて説明する。図27は本実施例の光源ユニットを
発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示している。
図27に示すように、水銀とNe、Ar混合ガス封入の
紫外光発光管81には、蛍光体や紫外光を吸収するコー
ティング処理は施されておらず、紫外光を透過するガラ
ス(石英、硬質ガラス、など)で管が構成されている。
紫外/可視光反射部材82として例えば反射率90%以
上のアルミニウム(Al)材が用いられ、図27に示す
ように一部の空間を除いて発光管81を囲むように構成
されている。なお、紫外/可視反射部材82の内表面に
反射率をより高めるための処理(例えば、ダイクロイッ
クコーティング)を施してもよい。
実施例による光源ユニットの概略の構成について図27
を用いて説明する。図27は本実施例の光源ユニットを
発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示している。
図27に示すように、水銀とNe、Ar混合ガス封入の
紫外光発光管81には、蛍光体や紫外光を吸収するコー
ティング処理は施されておらず、紫外光を透過するガラ
ス(石英、硬質ガラス、など)で管が構成されている。
紫外/可視光反射部材82として例えば反射率90%以
上のアルミニウム(Al)材が用いられ、図27に示す
ように一部の空間を除いて発光管81を囲むように構成
されている。なお、紫外/可視反射部材82の内表面に
反射率をより高めるための処理(例えば、ダイクロイッ
クコーティング)を施してもよい。
【0186】紫外/可視光反射部材82で覆っていない
部分には、紫外光反射部材85が設けられている。紫外
光反射部材85は、例えば透明ガラス基板(白板ガラ
ス、パイレックス(登録商標)等)83にUV反射膜8
4を設けている。
部分には、紫外光反射部材85が設けられている。紫外
光反射部材85は、例えば透明ガラス基板(白板ガラ
ス、パイレックス(登録商標)等)83にUV反射膜8
4を設けている。
【0187】紫外光発光管81から射出された紫外光
は、そのほとんどが紫外/可視光反射部材82の内側に
設けてある可視光発光部材、例えば蛍光体86へ入射す
る。蛍光体86は、例えば、(SrCaBa)5(P
O4)3CLl:EuやLaPO4:Ce,Tbあるいは
Y2O3:Euが混ぜ込まれている。この蛍光体86は入
射した紫外光を受けて可視光を放射する。この可視光
は、紫外光反射部材85を通過して光源ユニットの外へ
射出される。
は、そのほとんどが紫外/可視光反射部材82の内側に
設けてある可視光発光部材、例えば蛍光体86へ入射す
る。蛍光体86は、例えば、(SrCaBa)5(P
O4)3CLl:EuやLaPO4:Ce,Tbあるいは
Y2O3:Euが混ぜ込まれている。この蛍光体86は入
射した紫外光を受けて可視光を放射する。この可視光
は、紫外光反射部材85を通過して光源ユニットの外へ
射出される。
【0188】一方、紫外光発光管81から紫外光反射部
材85へ直接射出される紫外光は、紫外光反射部材85
で反射されて紫外/可視光反射部材82へ向かい、蛍光
体86に入射して可視光に変換される。
材85へ直接射出される紫外光は、紫外光反射部材85
で反射されて紫外/可視光反射部材82へ向かい、蛍光
体86に入射して可視光に変換される。
【0189】紫外/可視光反射部材82の形状は図27
では放物面形状としているが、これに限ることはなく、
紫外/可視光反射部材82内面で反射される可視光が紫
外光反射部材85へ最も多く入射される形状にすれれば
よい。例えば、断面が四角形状であっても楕円形状であ
ってもよい。
では放物面形状としているが、これに限ることはなく、
紫外/可視光反射部材82内面で反射される可視光が紫
外光反射部材85へ最も多く入射される形状にすれれば
よい。例えば、断面が四角形状であっても楕円形状であ
ってもよい。
【0190】(第5の実施の形態における実施例2)本
実施例による光源ユニットの概略の構成について図28
を用いて説明する。図28は本実施例の光源ユニットを
発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示している。
実施例1で説明した紫外光発光管81の周囲空間を紫外
/可視光反射部材82で囲っており、光源ユニットから
光源の外へ可視光を取り出す領域には透明ガラス基板8
3が設けられている。さらに紫外光発光管81を向く面
側には、可視光発光部材の例えば蛍光体86が設けられ
ている。透明基板83は、無コート状態で紫外光を吸収
する特性を有するものでもよく、例えば白板ガラスやパ
イレックスでもよい。
実施例による光源ユニットの概略の構成について図28
を用いて説明する。図28は本実施例の光源ユニットを
発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示している。
実施例1で説明した紫外光発光管81の周囲空間を紫外
/可視光反射部材82で囲っており、光源ユニットから
光源の外へ可視光を取り出す領域には透明ガラス基板8
3が設けられている。さらに紫外光発光管81を向く面
側には、可視光発光部材の例えば蛍光体86が設けられ
ている。透明基板83は、無コート状態で紫外光を吸収
する特性を有するものでもよく、例えば白板ガラスやパ
イレックスでもよい。
【0191】紫外光発光管81から射出される紫外光は
大部分が紫外/可視光反射部材82面で反射されて蛍光
体86へ向かい、そこで可視光を発光する。また紫外光
発光管81から直接蛍光体86へ向かう紫外線もあり、
これも蛍光体86で可視光へ変換される。いずれも透明
基板83を通過して光源から外部へ可視光が射出され
る。蛍光体86の表面(紫外光発光管側)に可視光反射
部材(例えば、420〜650nm帯域を反射させるダ
イクロイックコートなど)87を設けてもよい。この場
合、蛍光体86が発光する可視光のうち紫外光発光管側
へ向かう可視光もすべて光源ユニットの外へ反射され
る。
大部分が紫外/可視光反射部材82面で反射されて蛍光
体86へ向かい、そこで可視光を発光する。また紫外光
発光管81から直接蛍光体86へ向かう紫外線もあり、
これも蛍光体86で可視光へ変換される。いずれも透明
基板83を通過して光源から外部へ可視光が射出され
る。蛍光体86の表面(紫外光発光管側)に可視光反射
部材(例えば、420〜650nm帯域を反射させるダ
イクロイックコートなど)87を設けてもよい。この場
合、蛍光体86が発光する可視光のうち紫外光発光管側
へ向かう可視光もすべて光源ユニットの外へ反射され
る。
【0192】(第5の実施の形態における実施例3)本
実施例による光源ユニットの概略の構成について図29
を用いて説明する。図29(a)は本実施例の光源ユニ
ットを示す斜視図であり、図29(b)は図29(a)
の矢印A方向に見た光源ユニットの断面を示している。
また、図29(c)は変形例であって、図29(b)と
同方向から見た状態を示している。紫外光発光管81は
長円筒形状をしており、これに対応して、外/可視光反
射部材82が断面コの字状に紫外光発光管81を囲んで
いる。
実施例による光源ユニットの概略の構成について図29
を用いて説明する。図29(a)は本実施例の光源ユニ
ットを示す斜視図であり、図29(b)は図29(a)
の矢印A方向に見た光源ユニットの断面を示している。
また、図29(c)は変形例であって、図29(b)と
同方向から見た状態を示している。紫外光発光管81は
長円筒形状をしており、これに対応して、外/可視光反
射部材82が断面コの字状に紫外光発光管81を囲んで
いる。
【0193】また、光源ユニットから外部への可視光射
出面(図29(a)参照)も紫外光発光管81の長手方
向に対応して長くなっている。これにより、紫外光発光
管81の射出する紫外光を有効に可視光に変換できる。
図29(b)に示す構成は、外/可視光反射部材82が
断面コの字状である点を除き図27に示す実施例1と同
様である。
出面(図29(a)参照)も紫外光発光管81の長手方
向に対応して長くなっている。これにより、紫外光発光
管81の射出する紫外光を有効に可視光に変換できる。
図29(b)に示す構成は、外/可視光反射部材82が
断面コの字状である点を除き図27に示す実施例1と同
様である。
【0194】図29(c)は、同様に紫外光発光管82
が長円筒形状であり、この長手方向に合わせて蛍光体8
6配置形状も長くなっており、紫外光発光管81の紫外
線を有効に可視光変換できるようになっている。図29
(c)に示す構成は、外/可視光反射部材82が断面コ
の字状である点を除き図28に示す実施例2と同様であ
る。本例についても、実施例2と同様に蛍光体86の紫
外光発光管面側に可視光反射部材87を設けてもよい。
が長円筒形状であり、この長手方向に合わせて蛍光体8
6配置形状も長くなっており、紫外光発光管81の紫外
線を有効に可視光変換できるようになっている。図29
(c)に示す構成は、外/可視光反射部材82が断面コ
の字状である点を除き図28に示す実施例2と同様であ
る。本例についても、実施例2と同様に蛍光体86の紫
外光発光管面側に可視光反射部材87を設けてもよい。
【0195】(第5の実施の形態における実施例4)本
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図30を用いて説明する。図30(a)は本実施例の
光源ユニットを発光管の管軸に垂直な方向に切った断面
を示している。図30(b)は変形例に係る光源ユニッ
トを管軸に垂直な方向に切った断面を示している。図3
0(a)、(b)に示す紫外光発光管81は球状の発光
管である。紫外光発光管81の近傍空間を囲む紫外/可
視光反射部材82は、反射光の進行方向が反射面82’
に効率よく照射されるように傾斜して配置されている。
傾斜角度は反射面82’の長さにもよるため一義的に決
められるものではなく、可視光の光量が最も高くなるよ
うに設定すればよい。
実施例によるバックライトユニットの概略の構成につい
て図30を用いて説明する。図30(a)は本実施例の
光源ユニットを発光管の管軸に垂直な方向に切った断面
を示している。図30(b)は変形例に係る光源ユニッ
トを管軸に垂直な方向に切った断面を示している。図3
0(a)、(b)に示す紫外光発光管81は球状の発光
管である。紫外光発光管81の近傍空間を囲む紫外/可
視光反射部材82は、反射光の進行方向が反射面82’
に効率よく照射されるように傾斜して配置されている。
傾斜角度は反射面82’の長さにもよるため一義的に決
められるものではなく、可視光の光量が最も高くなるよ
うに設定すればよい。
【0196】蛍光体86は、図30(a)では反射面8
2’上に形成され、図30(b)では反射面82’に対
向する光射出面側の透明ガラス基板83の反射面82’
側に形成されている。本例でも蛍光体86の紫外光発光
管81側に可視光反射部材85を設けてもよい。
2’上に形成され、図30(b)では反射面82’に対
向する光射出面側の透明ガラス基板83の反射面82’
側に形成されている。本例でも蛍光体86の紫外光発光
管81側に可視光反射部材85を設けてもよい。
【0197】(第5の実施の形態における実施例5)本
実施例による光源ユニットの概略の構成について図31
を用いて説明する。図31は本実施例の光源ユニットを
発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示している。
本実施例では、紫外/可視光反射部材82内面の紫外光
発光管81と対向する壁部を凸凹状、あるいはΔ状にし
た点に特徴を有している。つまり、紫外/可視光反射部
材82内表面が平坦化されていない。
実施例による光源ユニットの概略の構成について図31
を用いて説明する。図31は本実施例の光源ユニットを
発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示している。
本実施例では、紫外/可視光反射部材82内面の紫外光
発光管81と対向する壁部を凸凹状、あるいはΔ状にし
た点に特徴を有している。つまり、紫外/可視光反射部
材82内表面が平坦化されていない。
【0198】こうすることで、紫外光発光管81を囲む
空間内で紫外線を均一化させ、蛍光体86から射出する
可視光を均一にすることができる。上記実施例1乃至4
において、紫外/可視光反射部材82内面を図31に示
す形状にすることももちろん可能である。この場合も、
蛍光体86の紫外光発光管81側に可視光反射部材85
を設けてもよい。
空間内で紫外線を均一化させ、蛍光体86から射出する
可視光を均一にすることができる。上記実施例1乃至4
において、紫外/可視光反射部材82内面を図31に示
す形状にすることももちろん可能である。この場合も、
蛍光体86の紫外光発光管81側に可視光反射部材85
を設けてもよい。
【0199】(第5の実施の形態における実施例6)本
実施例による光源ユニットの概略の構成について図32
を用いて説明する。図32(a)、(b)は本実施例の
光源ユニットを発光管の管軸に垂直な方向に切った断面
をそれぞれ示している。図32(a)に示す光源ユニッ
トは、紫外/可視光反射部材82の内面に、赤色を発光
する蛍光体86Rと、緑色を発光する蛍光体86Gと、
青色を発光する蛍光体86Bとが交互に配置されている
点に特徴を有している。
実施例による光源ユニットの概略の構成について図32
を用いて説明する。図32(a)、(b)は本実施例の
光源ユニットを発光管の管軸に垂直な方向に切った断面
をそれぞれ示している。図32(a)に示す光源ユニッ
トは、紫外/可視光反射部材82の内面に、赤色を発光
する蛍光体86Rと、緑色を発光する蛍光体86Gと、
青色を発光する蛍光体86Bとが交互に配置されている
点に特徴を有している。
【0200】一方、図32(b)に示す光源ユニット
は、透明ガラス基板(例えば白板ガラス、パイレック
ス、石英)83の内面に、蛍光体86Rと、蛍光体86
Gと、蛍光体86Bとを交互に配置している点に特徴を
有している。
は、透明ガラス基板(例えば白板ガラス、パイレック
ス、石英)83の内面に、蛍光体86Rと、蛍光体86
Gと、蛍光体86Bとを交互に配置している点に特徴を
有している。
【0201】蛍光体86R、86G、86Bの材料とし
ては、実施例1で説明した蛍光体材料を用いることがで
きる。各蛍光体86R、86G、86Bは、他の蛍光体
と混ざっていないため発光効率が優れている。各蛍光体
86R、86G、86Bの寿命を延ばすことを考慮して
蛍光体粒径と層厚を決めればよい。また、白バランスを
とるために各蛍光体86R、86G、86Bの面積比率
を変えてもよい。図32(b)においては、蛍光体86
R、86G、86Bの紫外光発光管81側に可視光反射
部材87を設けるようにしてもよい。
ては、実施例1で説明した蛍光体材料を用いることがで
きる。各蛍光体86R、86G、86Bは、他の蛍光体
と混ざっていないため発光効率が優れている。各蛍光体
86R、86G、86Bの寿命を延ばすことを考慮して
蛍光体粒径と層厚を決めればよい。また、白バランスを
とるために各蛍光体86R、86G、86Bの面積比率
を変えてもよい。図32(b)においては、蛍光体86
R、86G、86Bの紫外光発光管81側に可視光反射
部材87を設けるようにしてもよい。
【0202】また、図32(b)では、隣り合う蛍光体
86R、86G、86Bを各々密着させて透明ガラス基
板の内面全面に配置しているが間引きして配置してもよ
い。
86R、86G、86Bを各々密着させて透明ガラス基
板の内面全面に配置しているが間引きして配置してもよ
い。
【0203】また、各蛍光体86R、86G、86Bを
そのまま配置しているが、紫外光を透過させる部材の中
に蛍光体を混ぜ込むこともできる。例えば、石英、フッ
燐酸塩を用い、これらが融解している状態で蛍光体を混
ぜ込み、冷え固まった後に所定の基板形状に加工すれば
よい。紫外光透過部材に蛍光体を混入することは、上記
実施例1乃至5においても適用可能である。
そのまま配置しているが、紫外光を透過させる部材の中
に蛍光体を混ぜ込むこともできる。例えば、石英、フッ
燐酸塩を用い、これらが融解している状態で蛍光体を混
ぜ込み、冷え固まった後に所定の基板形状に加工すれば
よい。紫外光透過部材に蛍光体を混入することは、上記
実施例1乃至5においても適用可能である。
【0204】(第5の実施の形態における実施例7)本
実施例によるバックライトユニット及びそれを用いた液
晶表示装置の概略の構成について図33を用いて説明す
る。本実施例は、上記実施例1乃至6に示した光源ユニ
ットを用いたバックライトユニットを使用した液晶表示
装置の概略構成を示している。図33(a)は液晶表示
装置の斜視図であり、上から順に液晶パネル134、光
学シート130、バックライトユニット(主として導光
板1と光源ユニットを示している)が配置されている状
態を示している。
実施例によるバックライトユニット及びそれを用いた液
晶表示装置の概略の構成について図33を用いて説明す
る。本実施例は、上記実施例1乃至6に示した光源ユニ
ットを用いたバックライトユニットを使用した液晶表示
装置の概略構成を示している。図33(a)は液晶表示
装置の斜視図であり、上から順に液晶パネル134、光
学シート130、バックライトユニット(主として導光
板1と光源ユニットを示している)が配置されている状
態を示している。
【0205】導光板1の端面側に光源ユニットが水平に
配置されている。光源ユニットの紫外光反射部材85面
から可視光が射出され導光板1の端面に入射するように
なっている。図33(a)では、導光板1の端面の一方
のみに光源ユニットを配置しているが、両端部にそれぞ
れ光源ユニットを配置してもよい。
配置されている。光源ユニットの紫外光反射部材85面
から可視光が射出され導光板1の端面に入射するように
なっている。図33(a)では、導光板1の端面の一方
のみに光源ユニットを配置しているが、両端部にそれぞ
れ光源ユニットを配置してもよい。
【0206】図33(b)も液晶表示装置の斜視図であ
り、上から順に液晶パネル134、光学シート130、
バックライトユニット(主として導光板1と光源ユニッ
トを示している)が配置されている状態を示している。
図33(b)に示す液晶表示装置の特徴は、光源ユニッ
トが導光板1と同一面ではなく斜め方向に配置されてい
る点にある。光源ユニットの紫外光反射部材85面から
射出される可視光は、紫外線反射部材85面と導光板1
端面を囲む周辺を可視光反射部材88で覆っており、こ
の可視光反射部材88により可視光は無駄なく導光板1
へ導入される。
り、上から順に液晶パネル134、光学シート130、
バックライトユニット(主として導光板1と光源ユニッ
トを示している)が配置されている状態を示している。
図33(b)に示す液晶表示装置の特徴は、光源ユニッ
トが導光板1と同一面ではなく斜め方向に配置されてい
る点にある。光源ユニットの紫外光反射部材85面から
射出される可視光は、紫外線反射部材85面と導光板1
端面を囲む周辺を可視光反射部材88で覆っており、こ
の可視光反射部材88により可視光は無駄なく導光板1
へ導入される。
【0207】(第5の実施の形態における実施例8)本
実施例によるバックライトユニット及び液晶表示装置の
概略の構成について図34を用いて説明する。本実施例
は、上記実施例1乃至6に示した光源ユニットを用いた
バックライトユニットを使用した液晶表示装置の概略構
成を示している。図34は液晶表示装置の斜視図であ
り、上から順に、液晶パネル134、光学シート13
0、導光板1、及び光源ユニットが配置されている状態
を示している。
実施例によるバックライトユニット及び液晶表示装置の
概略の構成について図34を用いて説明する。本実施例
は、上記実施例1乃至6に示した光源ユニットを用いた
バックライトユニットを使用した液晶表示装置の概略構
成を示している。図34は液晶表示装置の斜視図であ
り、上から順に、液晶パネル134、光学シート13
0、導光板1、及び光源ユニットが配置されている状態
を示している。
【0208】本実施例は、導光板1下方に光源ユニット
を配置した直下型バックライトの構成を示している。実
施例1乃至6で示したいずれかの光源ユニットを用い、
それらの紫外反射部材85面を導光板1に対向させて複
数並べて全体として1つの光源ユニットを構成してい
る。こうすることにより効率に優れた直下型バックライ
トを実現することができる。
を配置した直下型バックライトの構成を示している。実
施例1乃至6で示したいずれかの光源ユニットを用い、
それらの紫外反射部材85面を導光板1に対向させて複
数並べて全体として1つの光源ユニットを構成してい
る。こうすることにより効率に優れた直下型バックライ
トを実現することができる。
【0209】(第5の実施の形態における実施例9)本
実施例による光源ユニットの概略の構成について図35
を用いて説明する。図35(a)は、本実施例による光
源ユニットの斜視図を示している。図35(a)におい
て、紫外/可視光反射部材82内方に紫外蛍光管81が
配置されている。
実施例による光源ユニットの概略の構成について図35
を用いて説明する。図35(a)は、本実施例による光
源ユニットの斜視図を示している。図35(a)におい
て、紫外/可視光反射部材82内方に紫外蛍光管81が
配置されている。
【0210】また、図35(b)は、紫外蛍光管81の
管軸に直交する方向で切った光射出側近傍断面を示して
いる。図35(b)に示すように、光射出側には可視光
を反射し紫外光を透過する特性を有する可視反射/紫外
透過部材89と可視光発光部材である例えば蛍光体86
とが貼り合わされて設けられている。
管軸に直交する方向で切った光射出側近傍断面を示して
いる。図35(b)に示すように、光射出側には可視光
を反射し紫外光を透過する特性を有する可視反射/紫外
透過部材89と可視光発光部材である例えば蛍光体86
とが貼り合わされて設けられている。
【0211】また、図35(b)に示すように、可視反
射/紫外透過部材89は、紫外光を透過するガラス基板
(例えば石英ガラスなど)83の光入射側面に可視光〜
赤外光を透過させるダイクロイックコート(例えば透過
率90%以上)92が形成されている。そして、ガラス
基板(例えば石英ガラスなど)83の光射出面側に蛍光
体86が塗布されている。
射/紫外透過部材89は、紫外光を透過するガラス基板
(例えば石英ガラスなど)83の光入射側面に可視光〜
赤外光を透過させるダイクロイックコート(例えば透過
率90%以上)92が形成されている。そして、ガラス
基板(例えば石英ガラスなど)83の光射出面側に蛍光
体86が塗布されている。
【0212】図35(c)は図35(b)と同方向から
見た可視反射/紫外透過部材89の変形例であり、ガラ
ス基板83の両面にダイクロイックコート92が形成さ
れている。そして、ダイクロイックコート92を挟んで
ガラス基板83の光射出面側に蛍光体86が塗布されて
いる。
見た可視反射/紫外透過部材89の変形例であり、ガラ
ス基板83の両面にダイクロイックコート92が形成さ
れている。そして、ダイクロイックコート92を挟んで
ガラス基板83の光射出面側に蛍光体86が塗布されて
いる。
【0213】可視反射/紫外透過部材89は、紫外光図
35(a)に示すように、紫外光発光管81側と対向す
るように配置されている。この構成により、発光管81
から射出された紫外光は直接または可視/紫外光反射部
材82で反射して可視反射/紫外透過部材89へ入射す
る。入射した紫外光は吸収/反射されることなくその9
0%以上が蛍光体86へ入射する。蛍光体86は可視光
を発光するが、発光した可視光のうち、紫外光発光管8
1側へ向かう光は可視反射/紫外透過部材89に設けら
れたダイクロイックコート92で反射して射出方向へ戻
される。
35(a)に示すように、紫外光発光管81側と対向す
るように配置されている。この構成により、発光管81
から射出された紫外光は直接または可視/紫外光反射部
材82で反射して可視反射/紫外透過部材89へ入射す
る。入射した紫外光は吸収/反射されることなくその9
0%以上が蛍光体86へ入射する。蛍光体86は可視光
を発光するが、発光した可視光のうち、紫外光発光管8
1側へ向かう光は可視反射/紫外透過部材89に設けら
れたダイクロイックコート92で反射して射出方向へ戻
される。
【0214】図35(d)は、図35(b)と同方向か
ら見た可視反射/紫外透過部材89の他の変形例であ
り、紫外光発光管81側から順に、可視光のみを透過ま
たは可視光〜赤外光を透過させるダイクロイックコート
92、ガラス基板83、蛍光体86、及び可視透過/紫
外反射(または吸収)部材93が配置されている。可視
透過/紫外反射(または吸収)部材93は、例えば波長
420〜650nm帯域の光を透過させ、波長420n
m以下の光を反射させるダイクロイックコートで構成し
てもよいし、少なくとも波長420〜650nm帯域の
光を透過させ、波長420nm以下の光を反射または吸
収するガラス基板(白板ガラス、青板ガラス、BK7や
SF系などの光学ガラスなどであり、さらにARコート
を設けてもよい)で構成してもよい。
ら見た可視反射/紫外透過部材89の他の変形例であ
り、紫外光発光管81側から順に、可視光のみを透過ま
たは可視光〜赤外光を透過させるダイクロイックコート
92、ガラス基板83、蛍光体86、及び可視透過/紫
外反射(または吸収)部材93が配置されている。可視
透過/紫外反射(または吸収)部材93は、例えば波長
420〜650nm帯域の光を透過させ、波長420n
m以下の光を反射させるダイクロイックコートで構成し
てもよいし、少なくとも波長420〜650nm帯域の
光を透過させ、波長420nm以下の光を反射または吸
収するガラス基板(白板ガラス、青板ガラス、BK7や
SF系などの光学ガラスなどであり、さらにARコート
を設けてもよい)で構成してもよい。
【0215】可視反射/紫外透過部材89には、上記構
成の他、紫外帯域での屈折率(実数部または虚数部)が
可視帯域での屈折率(実数部または虚数部)より格段に
大きい部材を用いてもよい。
成の他、紫外帯域での屈折率(実数部または虚数部)が
可視帯域での屈折率(実数部または虚数部)より格段に
大きい部材を用いてもよい。
【0216】本実施例に示した光源ユニットを実施例7
又は8のバックライトユニット及び液晶表示装置に適用
することはもちろん可能である。
又は8のバックライトユニット及び液晶表示装置に適用
することはもちろん可能である。
【0217】(第5の実施の形態における実施例10)
本実施例による光源ユニットの概略の構成について図3
6を用いて説明する。図36は本実施例の光源ユニット
を発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示してい
る。本実施例は、紫外光発光体81の外表面の一部に蛍
光体86’を設けている点に特徴を有している。
本実施例による光源ユニットの概略の構成について図3
6を用いて説明する。図36は本実施例の光源ユニット
を発光管の管軸に垂直な方向に切った断面を示してい
る。本実施例は、紫外光発光体81の外表面の一部に蛍
光体86’を設けている点に特徴を有している。
【0218】蛍光体86’の塗布領域は、紫外光発光体
81の中心点Oと、可視光を外部へ射出する開口部の上
下両端点X、Yを結んでできる角度範囲内である。紫外
光発光体81から射出される紫外光のうち上記範囲内か
らの紫外光は、紫外光発光体81の外表面に設けられた
蛍光体86’で可視光に変換され、その大部分は開口部
へ向かい可視光として取り出されるので可視光取り出し
の効率が高くなる。
81の中心点Oと、可視光を外部へ射出する開口部の上
下両端点X、Yを結んでできる角度範囲内である。紫外
光発光体81から射出される紫外光のうち上記範囲内か
らの紫外光は、紫外光発光体81の外表面に設けられた
蛍光体86’で可視光に変換され、その大部分は開口部
へ向かい可視光として取り出されるので可視光取り出し
の効率が高くなる。
【0219】一方、紫外光発光体81から射出される紫
外光のうち、上記範囲以外からの紫外光は開口部を囲む
紫外/可視光反射部材82へ向かい、紫外/可視光反射
部材82の反射表面に設けられている蛍光体86によっ
て可視光に変換される。変換された可視光は、紫外/可
視光反射部材82で反射して開口部へ向かい可視光とし
て取り出される。図36では、角度X−O−Yの範囲を
規定したが、これに限ることはない。紫外光発光体81
の管径の長さや開口部の大きさ、あるいは紫外/可視光
反射部材82の大きさから、最も可視光取り出し効率が
高くなるように紫外光発光体81への蛍光体86’の塗
布領域を調整すればよい。
外光のうち、上記範囲以外からの紫外光は開口部を囲む
紫外/可視光反射部材82へ向かい、紫外/可視光反射
部材82の反射表面に設けられている蛍光体86によっ
て可視光に変換される。変換された可視光は、紫外/可
視光反射部材82で反射して開口部へ向かい可視光とし
て取り出される。図36では、角度X−O−Yの範囲を
規定したが、これに限ることはない。紫外光発光体81
の管径の長さや開口部の大きさ、あるいは紫外/可視光
反射部材82の大きさから、最も可視光取り出し効率が
高くなるように紫外光発光体81への蛍光体86’の塗
布領域を調整すればよい。
【0220】また、図36では紫外光発光体81は1個
であるが、複数用いるようにしてもよい。また、紫外/
可視光反射部材82内面は平面でなくてもよいし、蛍光
体86の塗布も発光帯域の種類毎に塗り分けてもよい。
であるが、複数用いるようにしてもよい。また、紫外/
可視光反射部材82内面は平面でなくてもよいし、蛍光
体86の塗布も発光帯域の種類毎に塗り分けてもよい。
【0221】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、蛍光体面積を十分に大きくすることができるので、
蛍光体の粒径や密度あるいは厚みなどを最適化して、光
源ユニットの寿命と明るさを確実に向上させることがで
きるようになる。また、表示装置を薄型にするために発
光管を小さくしても蛍光体面積を十分大きくとることが
できるため明るさを損なうことがなく、装置薄型化に十
分貢献することができる。
ば、蛍光体面積を十分に大きくすることができるので、
蛍光体の粒径や密度あるいは厚みなどを最適化して、光
源ユニットの寿命と明るさを確実に向上させることがで
きるようになる。また、表示装置を薄型にするために発
光管を小さくしても蛍光体面積を十分大きくとることが
できるため明るさを損なうことがなく、装置薄型化に十
分貢献することができる。
【0222】以上説明した第1の実施の形態によるバッ
クライトユニットは、以下のようにまとめられる。
クライトユニットは、以下のようにまとめられる。
【0223】(付記1)内部の空洞領域に発光物質が封
入された屈折率n0の透明体を有する発光体と、前記発
光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、
前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体とを
有する光源ユニットと、屈折率n2の透明物質で形成さ
れて光射出面を有する導光体とを備え、前記光反射部材
は、前記発光体から射出され前記光反射部材で反射して
前記光射出面に入射する射出光を、前記光射出面に臨界
角以上の入射角で入射させる反射面形状を有しているこ
とを特徴とするバックライトユニット。
入された屈折率n0の透明体を有する発光体と、前記発
光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、
前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体とを
有する光源ユニットと、屈折率n2の透明物質で形成さ
れて光射出面を有する導光体とを備え、前記光反射部材
は、前記発光体から射出され前記光反射部材で反射して
前記光射出面に入射する射出光を、前記光射出面に臨界
角以上の入射角で入射させる反射面形状を有しているこ
とを特徴とするバックライトユニット。
【0224】(付記2)付記1記載のバックライトユニ
ットにおいて、前記反射面形状は、面上の任意の一点A
での法線nAと、前記点Aから前記空洞領域の輪郭へ引
いた接線lとが成す角度をθ1とし、ほぼ平面をなす前
記光射出面に平行で、且つ前記法線nAと前記接線lと
で作られる平面にある線分mと前記法線nAとが成す角
をθ2とすると、 |θ1−θ2|<cos-1(1/n2) が成り立つことを特徴とするバックライトユニット。
ットにおいて、前記反射面形状は、面上の任意の一点A
での法線nAと、前記点Aから前記空洞領域の輪郭へ引
いた接線lとが成す角度をθ1とし、ほぼ平面をなす前
記光射出面に平行で、且つ前記法線nAと前記接線lと
で作られる平面にある線分mと前記法線nAとが成す角
をθ2とすると、 |θ1−θ2|<cos-1(1/n2) が成り立つことを特徴とするバックライトユニット。
【0225】(付記3)内部の空洞領域に発光物質が封
入された屈折率n0の透明体を有する発光体と、前記発
光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、
前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体と、
前記透明な充填体内に配置され光路を変更する光路変更
要素とを有する光源ユニットと、屈折率n2の透明物質
で形成されて光射出面を有する導光体とを備えているこ
とを特徴とするバックライトユニット。
入された屈折率n0の透明体を有する発光体と、前記発
光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、
前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体と、
前記透明な充填体内に配置され光路を変更する光路変更
要素とを有する光源ユニットと、屈折率n2の透明物質
で形成されて光射出面を有する導光体とを備えているこ
とを特徴とするバックライトユニット。
【0226】(付記4)内部の空洞領域に発光物質が封
入された屈折率n0の透明体を有する発光体と、前記発
光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、
前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体とを
有する光源ユニットと、屈折率n2の透明物質で形成さ
れて光射出面を有する導光体と、前記光射出面に形成さ
れ、開口部を複数有する反射部材とを備えていることを
特徴とするバックライトユニット。
入された屈折率n0の透明体を有する発光体と、前記発
光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、
前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体とを
有する光源ユニットと、屈折率n2の透明物質で形成さ
れて光射出面を有する導光体と、前記光射出面に形成さ
れ、開口部を複数有する反射部材とを備えていることを
特徴とするバックライトユニット。
【0227】(付記5)付記4記載のバックライトユニ
ットにおいて、前記導光体の両端に前記光源ユニットが
それぞれ配置され、前記光源ユニット間の前記導光体の
距離をwとし、前記導光体の厚さをdとすると、20×
d<w<45×dを満足することを特徴とするバックラ
イトユニット。
ットにおいて、前記導光体の両端に前記光源ユニットが
それぞれ配置され、前記光源ユニット間の前記導光体の
距離をwとし、前記導光体の厚さをdとすると、20×
d<w<45×dを満足することを特徴とするバックラ
イトユニット。
【0228】(付記6)付記1乃至5のいずれか1項に
記載のバックライトユニットにおいて、前記発光体は放
電管であり、前記透明な充填体の誘電正接は、前記放電
管の駆動周波数付近で極小になることを特徴とするバッ
クライトユニット。
記載のバックライトユニットにおいて、前記発光体は放
電管であり、前記透明な充填体の誘電正接は、前記放電
管の駆動周波数付近で極小になることを特徴とするバッ
クライトユニット。
【0229】(付記7)付記1乃至6のいずれか1項に
記載のバックライトユニットにおいて、前記発光体は放
電管であり、前記透明な充填体の誘電率は、前記放電管
の駆動周波数付近で極大値を持つことを特徴とするバッ
クライトユニット。
記載のバックライトユニットにおいて、前記発光体は放
電管であり、前記透明な充填体の誘電率は、前記放電管
の駆動周波数付近で極大値を持つことを特徴とするバッ
クライトユニット。
【0230】(付記8)付記1乃至7のいずれか1項に
記載のバックライトユニットにおいて、前記透明な充填
体の屈折率n1は、前記発光体を構成する透明体の屈折
率n0と前記導光体の屈折率n2の間の値であることを
特徴とするバックライトユニット。
記載のバックライトユニットにおいて、前記透明な充填
体の屈折率n1は、前記発光体を構成する透明体の屈折
率n0と前記導光体の屈折率n2の間の値であることを
特徴とするバックライトユニット。
【0231】以上説明した第2の実施の形態によるバッ
クライトユニットは、以下のようにまとめられる。 (付記9)光を反射するリフレクタと、前記リフレクタ
内に配置された複数の冷陰極管と、前記リフレクタの開
口部に接続されて前記冷陰極管から射出された光を導光
する導光板とを有するバックライトユニットにおいて、
前記リフレクタは、前記冷陰極管壁からほぼ垂直に射出
した光を前記冷陰極管に再入射しない方向に反射させる
反射面を有していることを特徴とするバックライトユニ
ット。
クライトユニットは、以下のようにまとめられる。 (付記9)光を反射するリフレクタと、前記リフレクタ
内に配置された複数の冷陰極管と、前記リフレクタの開
口部に接続されて前記冷陰極管から射出された光を導光
する導光板とを有するバックライトユニットにおいて、
前記リフレクタは、前記冷陰極管壁からほぼ垂直に射出
した光を前記冷陰極管に再入射しない方向に反射させる
反射面を有していることを特徴とするバックライトユニ
ット。
【0232】(付記10)付記9記載のバックライトユ
ニットにおいて、前記反射面は、前記冷陰極管と前記リ
フレクタの間、あるいは前記複数の冷陰極管の間に形成
された隙間に前記射出光を反射する角度に配置されてい
ることを特徴とするバックライトユニット。
ニットにおいて、前記反射面は、前記冷陰極管と前記リ
フレクタの間、あるいは前記複数の冷陰極管の間に形成
された隙間に前記射出光を反射する角度に配置されてい
ることを特徴とするバックライトユニット。
【0233】(付記11)付記9又は10に記載のバッ
クライトユニットにおいて、前記反射面は、一方の冷陰
極管からの前記射出光を一方の冷陰極管と他方の冷陰極
管の隙間に反射し、他方の冷陰極管からの前記射出光を
一方の冷陰極管と前記リフレクタ壁面との隙間に光を反
射する角度に配置されていることを特徴とするバックラ
イトユニット。
クライトユニットにおいて、前記反射面は、一方の冷陰
極管からの前記射出光を一方の冷陰極管と他方の冷陰極
管の隙間に反射し、他方の冷陰極管からの前記射出光を
一方の冷陰極管と前記リフレクタ壁面との隙間に光を反
射する角度に配置されていることを特徴とするバックラ
イトユニット。
【0234】(付記12)付記9乃至11のいずれか1
項に記載のバックライトユニットにおいて、前記反射面
は、複数の曲面により構成されていることを特徴とする
バックライトユニット。
項に記載のバックライトユニットにおいて、前記反射面
は、複数の曲面により構成されていることを特徴とする
バックライトユニット。
【0235】(付記13)光を反射するリフレクタと、
前記リフレクタ内に配置された冷陰極管と、前記リフレ
クタの開口部に接続されて前記冷陰極管から射出された
光を導光する導光板とを有するバックライトユニットに
おいて、前記冷陰極管と前記リフレクタの間隙に配置さ
れ、端面が前記導光板端面に対向する端面を有する第2
の導光板を有していることを特徴とするバックライトユ
ニット。
前記リフレクタ内に配置された冷陰極管と、前記リフレ
クタの開口部に接続されて前記冷陰極管から射出された
光を導光する導光板とを有するバックライトユニットに
おいて、前記冷陰極管と前記リフレクタの間隙に配置さ
れ、端面が前記導光板端面に対向する端面を有する第2
の導光板を有していることを特徴とするバックライトユ
ニット。
【0236】(付記14)付記13記載のバックライト
ユニットにおいて、前記第2の導光体の前記冷陰極管外
表面と対向する面形状は、前記冷陰極管外表面形状と相
似であることを特徴とするバックライトユニット。
ユニットにおいて、前記第2の導光体の前記冷陰極管外
表面と対向する面形状は、前記冷陰極管外表面形状と相
似であることを特徴とするバックライトユニット。
【0237】(付記15)付記14記載のバックライト
ユニットにおいて、前記第2の導光体の前記リフレクタ
側の面形状は、前記冷陰極管からの入射光が全反射する
条件を備えていることを特徴とするバックライトユニッ
ト。
ユニットにおいて、前記第2の導光体の前記リフレクタ
側の面形状は、前記冷陰極管からの入射光が全反射する
条件を備えていることを特徴とするバックライトユニッ
ト。
【0238】(付記16)付記14記載のバックライト
ユニットにおいて、前記第2の導光体の前記リフレクタ
側の面は、全反射コーティングが施されていることを特
徴とするバックライトユニット。
ユニットにおいて、前記第2の導光体の前記リフレクタ
側の面は、全反射コーティングが施されていることを特
徴とするバックライトユニット。
【0239】以上説明した第3の実施の形態によるバッ
クライトユニットは、以下のようにまとめられる。
クライトユニットは、以下のようにまとめられる。
【0240】(付記17)冷陰極管と、前記冷陰極管を
内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、前記筐
体内に充填された透明充填体とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体とを備え、前記冷陰極管は、管内部に蛍
光剤が分散されていることを特徴とするバックライトユ
ニット。
内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、前記筐
体内に充填された透明充填体とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体とを備え、前記冷陰極管は、管内部に蛍
光剤が分散されていることを特徴とするバックライトユ
ニット。
【0241】(付記18)冷陰極管と、前記冷陰極管を
内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、前記筐
体内に充填された透明充填体とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体と、前記冷陰極管の温度を制御するため
の温度センサと、前記冷陰極管を加熱する加熱素子とを
備えていることを特徴とするバックライトユニット。
内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、前記筐
体内に充填された透明充填体とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体と、前記冷陰極管の温度を制御するため
の温度センサと、前記冷陰極管を加熱する加熱素子とを
備えていることを特徴とするバックライトユニット。
【0242】(付記19)冷陰極管と、前記冷陰極管を
内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、前記筐
体内に充填された透明充填体とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体と、前記冷陰極管の温度を制御するため
の温度センサと、前記冷陰極管を冷却する放熱フィンと
を備えていることを特徴とするバックライトユニット。
内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐体と、前記筐
体内に充填された透明充填体とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体と、前記冷陰極管の温度を制御するため
の温度センサと、前記冷陰極管を冷却する放熱フィンと
を備えていることを特徴とするバックライトユニット。
【0243】(付記20)光を透過する透明体と、前記
透明体内に形成された冷陰極管とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体とを備えていることを特徴とするバック
ライトユニット。
透明体内に形成された冷陰極管とを有する光源ユニット
と、前記光源ユニットからの光を導光して光射出面から
射出する導光体とを備えていることを特徴とするバック
ライトユニット。
【0244】(付記21)光を導光して光射出面から射
出する導光体と、前記導光体内部に形成された冷陰極管
とを備えていることを特徴とするバックライトユニッ
ト。
出する導光体と、前記導光体内部に形成された冷陰極管
とを備えていることを特徴とするバックライトユニッ
ト。
【0245】以上説明した第4の実施の形態による光源
は、以下のようにまとめられる。
は、以下のようにまとめられる。
【0246】(付記22)透明部材と、紫外光発光物質
と、電極とを備える光源であって、前記透明部材は紫外
光を吸収し可視光を発光する蛍光中心を部材内部に有
し、所定の空洞領域を囲む壁材の少なくとも一部を構成
し、前記紫外光発光物質及び前記電極は、前記空洞領域
内に配置されていることを特徴とする光源。
と、電極とを備える光源であって、前記透明部材は紫外
光を吸収し可視光を発光する蛍光中心を部材内部に有
し、所定の空洞領域を囲む壁材の少なくとも一部を構成
し、前記紫外光発光物質及び前記電極は、前記空洞領域
内に配置されていることを特徴とする光源。
【0247】(付記23)付記22記載の光源におい
て、前記可視光の蛍光中心として、青帯域の可視光線を
発光する物質と、青帯域の可視光を吸収し当該可視光よ
り長波長域の可視光を発光する物質とを混在させている
ことを特徴とする光源。
て、前記可視光の蛍光中心として、青帯域の可視光線を
発光する物質と、青帯域の可視光を吸収し当該可視光よ
り長波長域の可視光を発光する物質とを混在させている
ことを特徴とする光源。
【0248】(付記24)付記22又は23に記載の光
源において、前記透明部材が複数の層からなり、2つ以
上の層にそれぞれ少なくとも1種類の蛍光中心を備えて
いることを特徴とする光源。
源において、前記透明部材が複数の層からなり、2つ以
上の層にそれぞれ少なくとも1種類の蛍光中心を備えて
いることを特徴とする光源。
【0249】(付記25)付記22乃至24のいずれか
1項に記載の光源において、前記蛍光中心は、R(赤)
帯域光を発光する蛍光中心と、G(緑)帯域光を発光す
る蛍光中心と、B(青)帯域光を発光する蛍光中心から
なり、前記3種の蛍光中心の量子効率を各々σ(R),
σ(G),σ(B)としたとき、前記3種の蛍光中心の
光学濃度が各々、1/σ(R),1/σ(G),1/σ
(B)に比例していることを特徴とする光源。
1項に記載の光源において、前記蛍光中心は、R(赤)
帯域光を発光する蛍光中心と、G(緑)帯域光を発光す
る蛍光中心と、B(青)帯域光を発光する蛍光中心から
なり、前記3種の蛍光中心の量子効率を各々σ(R),
σ(G),σ(B)としたとき、前記3種の蛍光中心の
光学濃度が各々、1/σ(R),1/σ(G),1/σ
(B)に比例していることを特徴とする光源。
【0250】(付記26)付記25記載の光源におい
て、前記透明部材は管状であり、管の長手方向に対して
蛍光体の濃度分布があり、管端から全長の10%の範囲
に渡って、前記蛍光中心の光学濃度が増大していること
を特徴とする光源。
て、前記透明部材は管状であり、管の長手方向に対して
蛍光体の濃度分布があり、管端から全長の10%の範囲
に渡って、前記蛍光中心の光学濃度が増大していること
を特徴とする光源。
【0251】以上説明した第5の実施の形態による光源
ユニット等は、以下のようにまとめられる。
ユニット等は、以下のようにまとめられる。
【0252】(付記27)紫外光を発光する紫外光発光
部材と、前記紫外光を受けて可視光を発光する可視光発
光部材と、前記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/
可視光反射部材と、前記可視光を射出する開口部とを有
する光源ユニットであって、前記可視光発光部材は、前
記紫外/可視光反射部材の反射面に設けられていること
を特徴とする光源ユニット。
部材と、前記紫外光を受けて可視光を発光する可視光発
光部材と、前記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/
可視光反射部材と、前記可視光を射出する開口部とを有
する光源ユニットであって、前記可視光発光部材は、前
記紫外/可視光反射部材の反射面に設けられていること
を特徴とする光源ユニット。
【0253】(付記28)付記27記載の光源ユニット
において、前記紫外光を反射する紫外光反射部材が、前
記開口部に設けられていることを特徴とする光源ユニッ
ト。 (付記29)紫外光を発光する紫外光発光部材と、前記
紫外光を受けて可視光を発光する可視光発光部材と、前
記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/可視光反射部
材と、前記可視光を射出する開口部とを有する光源ユニ
ットであって、前記可視光発光部材は、前記開口部に設
けられていることを特徴とする光源ユニット。
において、前記紫外光を反射する紫外光反射部材が、前
記開口部に設けられていることを特徴とする光源ユニッ
ト。 (付記29)紫外光を発光する紫外光発光部材と、前記
紫外光を受けて可視光を発光する可視光発光部材と、前
記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/可視光反射部
材と、前記可視光を射出する開口部とを有する光源ユニ
ットであって、前記可視光発光部材は、前記開口部に設
けられていることを特徴とする光源ユニット。
【0254】(付記30)付記27乃至29のいずれか
1項に記載の光源ユニットにおいて、前記紫外光発光部
材上の前記開口部と対向する領域に、前記紫外光発光部
材の発光する紫外光を受けて可視光を発光する第2の可
視光発光部材を設けたことを特徴とする光源ユニット。
1項に記載の光源ユニットにおいて、前記紫外光発光部
材上の前記開口部と対向する領域に、前記紫外光発光部
材の発光する紫外光を受けて可視光を発光する第2の可
視光発光部材を設けたことを特徴とする光源ユニット。
【0255】(付記31)付記30記載の光源ユニット
において、前記第2の可視光発光部材は、前記紫外光発
光部材の中心点から前記開口部を見込む角度内にある領
域に設けられていることを特徴とする光源ユニット。
において、前記第2の可視光発光部材は、前記紫外光発
光部材の中心点から前記開口部を見込む角度内にある領
域に設けられていることを特徴とする光源ユニット。
【0256】(付記32)付記27乃至31のいずれか
1項に記載の光源ユニットにおいて、前記可視光発光部
材は、発光波長帯域の異なる複数の発光部材を有してい
ることを特徴とする光源ユニット。
1項に記載の光源ユニットにおいて、前記可視光発光部
材は、発光波長帯域の異なる複数の発光部材を有してい
ることを特徴とする光源ユニット。
【0257】(付記33)付記27乃至32のいずれか
1項に記載の光源ユニットにおいて、前記紫外光反射部
材は、光の波長がほぼ150〜300nmの帯域で反射
率が最も高く、光の波長がほぼ400〜650nmの帯
域で透過率が最も高い特性を有することを特徴とする光
源ユニット。
1項に記載の光源ユニットにおいて、前記紫外光反射部
材は、光の波長がほぼ150〜300nmの帯域で反射
率が最も高く、光の波長がほぼ400〜650nmの帯
域で透過率が最も高い特性を有することを特徴とする光
源ユニット。
【0258】(付記34)対向する2枚の基板で液晶を
挟んだ液晶表示装置において、付記1乃至33のいずれ
か1項に記載の光源あるいは光源ユニット、若しくはバ
ックライトユニットを備えていることを特徴とする液晶
表示装置。
挟んだ液晶表示装置において、付記1乃至33のいずれ
か1項に記載の光源あるいは光源ユニット、若しくはバ
ックライトユニットを備えていることを特徴とする液晶
表示装置。
【0259】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、冷陰極管
外周囲を冷陰極管外壁のガラス材と概ね同じ屈折率を持
つ液体で満たした光源ユニットを用いても、射出光が導
光板から外に逃げてしまうことのないバックライトユニ
ットを実現できる。
外周囲を冷陰極管外壁のガラス材と概ね同じ屈折率を持
つ液体で満たした光源ユニットを用いても、射出光が導
光板から外に逃げてしまうことのないバックライトユニ
ットを実現できる。
【0260】また、本発明によれば、冷陰極管の光を効
率よく導光板側へ反射できるようになる。さらに、本発
明によれば、冷陰極管の発光効率が低くても実用に耐え
るバックライトユニットを実現できる。またさらに、本
発明によれば、冷陰極管の発光効率を向上させことがで
きる。
率よく導光板側へ反射できるようになる。さらに、本発
明によれば、冷陰極管の発光効率が低くても実用に耐え
るバックライトユニットを実現できる。またさらに、本
発明によれば、冷陰極管の発光効率を向上させことがで
きる。
【0261】
【図1】本発明の第1の実施の形態における実施例1と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態における実施例2と
してのバックライトユニットの構成の一部を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの構成の一部を示す図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態における実施例3と
してのバックライトユニットの構成の一部を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの構成の一部を示す図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態における実施例4と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態における実施例6と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態における実施例1と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態における実施例2と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態における実施例3と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施の形態における実施例1と
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
してのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図10】本発明の第3の実施の形態における実施例2
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図11】本発明の第3の実施の形態における実施例3
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図12】本発明の第3の実施の形態における実施例4
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図13】本発明の第3の実施の形態における実施例4
の変形例1としてのバックライトユニットの概略構成を
示す図である。
の変形例1としてのバックライトユニットの概略構成を
示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態における実施例4
の変形例2としてのバックライトユニットの概略構成を
示す図である。
の変形例2としてのバックライトユニットの概略構成を
示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態における実施例5
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図16】本発明の第3の実施の形態における実施例6
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図17】本発明の第3の実施の形態における実施例7
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図18】本発明の第3の実施の形態における実施例7
の効果を説明する図である。
の効果を説明する図である。
【図19】本発明の第3の実施の形態における実施例8
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図20】本発明の第3の実施の形態における実施例9
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
としてのバックライトユニットの概略構成を示す図であ
る。
【図21】本発明の第3の実施の形態における実施例1
0としてのバックライトユニットの概略構成を示す図で
ある。
0としてのバックライトユニットの概略構成を示す図で
ある。
【図22】本発明の第4の実施の形態における実施例1
としての光源の概略構成を示す図である。
としての光源の概略構成を示す図である。
【図23】本発明の第4の実施の形態における実施例2
としての光源の概略構成を示す図である。
としての光源の概略構成を示す図である。
【図24】本発明の第4の実施の形態における実施例3
としての光源の概略構成を示す図である。
としての光源の概略構成を示す図である。
【図25】本発明の第4の実施の形態における実施例3
における金属濃度を示す図である。
における金属濃度を示す図である。
【図26】本発明の第4の実施の形態における実施例4
としての光源の概略構成を示す図である。
としての光源の概略構成を示す図である。
【図27】本発明の第5の実施の形態における実施例1
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図28】本発明の第5の実施の形態における実施例2
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図29】本発明の第5の実施の形態における実施例3
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図30】本発明の第5の実施の形態における実施例4
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図31】本発明の第5の実施の形態における実施例5
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図32】本発明の第5の実施の形態における実施例6
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図33】本発明の第5の実施の形態における実施例7
としてのバックライトユニット及び液晶表示装置の概略
構成を示す図である。
としてのバックライトユニット及び液晶表示装置の概略
構成を示す図である。
【図34】本発明の第5の実施の形態における実施例8
としてのバックライトユニット及び液晶表示装置の概略
構成を示す図である。
としてのバックライトユニット及び液晶表示装置の概略
構成を示す図である。
【図35】本発明の第5の実施の形態における実施例9
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図36】本発明の第5の実施の形態における実施例1
0としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
0としての光源ユニットの概略構成を示す図である。
【図37】従来のバックライトユニットの概略構成を示
す図である。
す図である。
【図38】従来のバックライトユニットの問題点を説明
する図である。
する図である。
【図39】従来のバックライトユニットの概略構成を示
す図である。
す図である。
【図40】従来のバックライトユニットの問題点を説明
する図である。
する図である。
【図41】従来のバックライトユニットの概略構成を示
す図である。
す図である。
【図42】従来のバックライトユニットの問題点を説明
する図である。
する図である。
【図43】従来のバックライトユニットの概略構成を示
す図である。
す図である。
【図44】従来のバックライトユニットの問題点を説明
する図である。
する図である。
【図45】従来のバックライトユニットの概略構成を示
す図である。
す図である。
1 導光板 2、4、42、44、56、58 冷陰極管 6 筐体 8 透明液体 10 光反射部材 12 アクリルシート 14 光学接着剤 16 支持リング 18 軸流ファン 20 クロメル 22 回転数制御機構 24 リボンヒータ 26 タイマ 28 インバータ電源 30 スイッチ 32 反射ドット 34 光路変更要素 35 放熱フィン 36 第2の導光板 46 温度センサ 48 ヒータ 50 ペルチエ素子 52 放熱フィン 54 ガラス部材 60、62 電極 64 球殻内部 66 筐体 68 光反射膜 69 透明部材 70 F中心 72 透明窓 73 電気炉 74 領域 75 結晶導入用コンテナ 76、77、78、80 ガラス管 79 空洞領域 81 紫外光発光管 82 紫外/可視光反射部材 83 透明ガラス基板 84 UV反射膜 85 紫外光反射部材 86 蛍光体 87 可視光反射部材 88 可視光反射部材 89 可視反射/紫外透過部材 90 Ni電極 91 光学接着層 92 ダイクロイックコート 93 可視透過/紫外反射(または吸収)部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F21V 8/00 601 F21V 8/00 601Z G02F 1/1335 520 G02F 1/1335 520 1/13357 F21Y 103:00 // F21Y 103:00 G02F 1/1335 530 (72)発明者 鈴木 敏弘 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 久 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 ▲浜▼田 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 菅原 真理 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2H091 FA14Z FA21Z FA23Z FA41Z FA42Z FB02 LA04 LA30
Claims (5)
- 【請求項1】内部の空洞領域に発光物質が封入された屈
折率n0の透明体を有する発光体と、 前記発光体を内蔵し、内面に光反射部材が形成された筐
体と、 前記筐体内に充填された屈折率n1の透明な充填体と、 屈折率n2の透明物質で形成されて光射出面を有する導
光体とを備え、 前記光反射部材は、前記発光体から射出され前記光反射
部材で反射して前記光射出面に入射する射出光を、前記
光射出面に臨界角以上の入射角で入射させる反射面形状
を有していることを特徴とするバックライトユニット。 - 【請求項2】光を反射するリフレクタと、前記リフレク
タ内に配置された複数の冷陰極管と、前記リフレクタの
開口部に接続されて前記冷陰極管から射出された光を導
光する導光板とを有するバックライトユニットにおい
て、 前記リフレクタは、前記冷陰極管壁からほぼ垂直に射出
した光を前記冷陰極管に再入射しない方向に反射させる
反射面を有していることを特徴とするバックライトユニ
ット。 - 【請求項3】光を導光して光射出面から射出する導光体
と、 前記導光体内部に形成された冷陰極管とを備えているこ
とを特徴とするバックライトユニット。 - 【請求項4】透明部材と、紫外光発光物質と、電極とを
備える光源であって、 前記透明部材は紫外光を吸収し可視光を発光する蛍光中
心を部材内部に有し、所定の空洞領域を囲む壁材の少な
くとも一部を構成し、 前記紫外光発光物質及び前記電極は、前記空洞領域内に
配置されていることを特徴とする光源。 - 【請求項5】紫外光を発光する紫外光発光部材と、 前記紫外光を受けて可視光を発光する可視光発光部材
と、 前記紫外光及び前記可視光を反射する紫外/可視光反射
部材と、 前記可視光を射出する開口部とを有する光源ユニットで
あって、 前記可視光発光部材は、前記紫外/可視光反射部材の反
射面に設けられていることを特徴とする光源ユニット。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187026A JP2002008425A (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | バックライトユニット |
US09/821,976 US6655810B2 (en) | 2000-06-21 | 2001-03-30 | Lighting unit |
US10/676,315 US7494259B2 (en) | 2000-06-21 | 2003-10-01 | Lighting unit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187026A JP2002008425A (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | バックライトユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002008425A true JP2002008425A (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=18687085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000187026A Withdrawn JP2002008425A (ja) | 2000-06-21 | 2000-06-21 | バックライトユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002008425A (ja) |
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