JP2002008023A - 顔面情報照合システム - Google Patents

顔面情報照合システム

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JP2002008023A
JP2002008023A JP2000187385A JP2000187385A JP2002008023A JP 2002008023 A JP2002008023 A JP 2002008023A JP 2000187385 A JP2000187385 A JP 2000187385A JP 2000187385 A JP2000187385 A JP 2000187385A JP 2002008023 A JP2002008023 A JP 2002008023A
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JP
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camera
face
collation
person
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JP2000187385A
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English (en)
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Sumiaki Adachi
澄昭 安達
Hiroshi Yano
博司 矢野
Yoshiharu Sakuragi
美春 櫻木
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、照合対象者の顔画像を取得する
際、照明装置の照明位置を特定したり、赤外線を用いる
などカメラの画像取得に適した照明機能を持たせること
により、照合対象者の顔画像を正確に取込む高画像取得
性能を有する顔面情報照合システムの提供を目的とす
る。 【解決手段】この発明は、照合対象者の顔面情報をカメ
ラで撮影し、当該撮影した顔面情報が予め記憶手段に記
憶されている顔面情報と一致するか否かを照合する際、
照合対象者の顔面を照らす照明装置の設置位置をカメラ
の上方5cmから60cmの領域に設置して照明するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、人間の顔画像を
照合して入退室を管理するような顔面情報照合システム
に関し、さらに詳しくは照合対象者の顔情報を鮮明に取
得する高照明性能を有する顔面情報照合システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の顔画像の照合に際して
は、実開平6ー24168号公報に示すように、カメラ
を用いて取得した照合対象者の顔画像と、予め登録して
おいた登録情報とを照合して照合対象者本人か否かを確
認している。この場合、カメラを設置するだけでなく、
照合対象者の顔画像を照らすためにカメラの上方に照明
装置を設置し、この照明装置により照合対象者の顔を鮮
明に照射して顔画像を取得している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにカ
メラと照明装置とを併設する場合、照明装置を天井近く
の高い位置に設定した場合は、この照明装置がカメラよ
り上方に大きく離れて照度が小さくなってしまう。ま
た、上方からの照射により照合対象者の鼻の下側に影が
できるなど顔の各部の下側に影ができてしまい、正確な
顔画像を取得できなくなる。
【0004】それゆえ、影の発生を解決するため、照明
装置をできる限りカメラに近接することが考えられる
が、この場合は照合対象者が眼鏡をかけていると、この
眼鏡に照射光が直接反射してカメラに入射してしまい、
この結果、適正な顔画像を取得できなくなる。
【0005】またこの他にも、照明装置の光源を多配す
ることが考えられるが、この場合は明るくなる反面、複
数の照射光が悪反射してカメラの画像取得性能を低下さ
せてしまう問題を有していた。
【0006】そこでこの発明は、照合対象者の顔画像を
取得する際、照明装置の照明位置を特定したり、赤外線
を用いるなどカメラの画像取得に適した照明機能を持た
せることにより、照合対象者の顔画像を正確に取込む高
画像取得性能を有する顔面情報照合システムの提供を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、照合対象者
の顔面情報をカメラで撮影し、当該撮影した顔面情報が
予め記憶手段に記憶されている照合確認用の顔面登録情
報を満たすか否かを照合する際、照合対象者の顔面を照
らす照明装置の設置位置をカメラの上方5cmから60
cmの領域に設置することを特徴とする。
【0008】この照明装置の設置位置を定めた理由は、
照明装置がカメラの位置に近過ぎても遠過ぎても画像取
得に大きな影響を与える他に、照合利用する人の身長を
統計的に考察して求めた最適なカメラの画像取得角度で
照合対象者の顔面を撮影したとき、照明装置の照射光が
眼鏡のレンズに反射しても、その反射光がカメラに直接
入射しないように設定した値である。このため、カメラ
は反射光による悪影響を受けなくなり、顔画像を安定し
て取得できる。
【0009】具体的には、照明装置の設置位置がカメラ
の上方5cm未満になると、カメラの存在自体が影を作
ったり、相互の配設位置に支障が生じたり、近過ぎて高
照度になるなどカメラの画像障害になるためカメラより
上方5cm以上離して設置する。また、照明装置の設置
位置がカメラの上方60cmを超えると、遠過ぎて低照
度になり十分な照明機能が得られないのでカメラの上方
60cm以下に設定する。
【0010】また別の発明では、赤外線を照射する発光
ダイオードを用いて照明装置を構成することもでき、こ
の場合は赤外線を照射するので蛍光灯などの外乱光の影
響が少なくなり、被写体の明るさの変化を抑制できる。
ことに、高輝度の発光ダイオードを使用した場合は、高
輝度の照射能力のためダイオード設置数を削減でき、こ
れに比例して光源全体の大きさも小さくなるので同時に
被写体からの反射光を弱めることができる。
【0011】また別の発明では、カメラを中心とする左
右対称の位置に照明装置を配設して構成することもで
き、この場合は照明装置が左右対称に位置するので両側
より照射される顔画像の均一照明化が図れる。例えば、
眼鏡を掛けている人の場合は眼鏡のフレームによる影の
部分ができるが、その影の部分が左右から照射されるた
めに眼鏡のフレームの影が薄れて顔画像の取得性能が高
まる。
【0012】また別の発明では、照射角度を上下方向に
可変調整する照射角度可変調整手段を備えた照明装置を
用いることもでき、この場合は照射角度を変化させるこ
とにより被写体からの反射光の悪影響を回避した照射角
度に設定できる。さらに、この照明装置の照明角度を上
下方向に可変調整することによって、身長の高い人や低
い人であっても照らすことができる。
【0013】また別の発明では、照明装置に近赤外線を
用い、カメラには可視光を遮光する遮光フィルタを設け
て構成することもできる。この場合は、近赤外線を用い
て画像取得するので蛍光灯などの外乱光の影響が少なく
なり、被写体の明るさの変化を抑制して、顔画像を安定
して取得することができる。また、照射に際しては赤外
線の中でも光(可視光)の性質に最も近く、熱量を要し
ない近赤外線が適している。
【0014】また別の発明では、カメラの下方位置に注
視用のマークを設けることもでき、この場合は照合対象
者が注視用のマークを注視したときに撮影する確立が高
いため画像取得時に照合対象者の視線および顔の向きを
固定することができ、顔画像を安定して取得できる。ま
た、視線角度がカメラの画像取得に適した角度になるよ
うにマークの位置を設定すればよいため、照合対象者の
顔の傾き角度に左右されることがなくなり、また眼鏡を
掛けている照合対象者の場合であっても、レンズからの
反射光を防ぐ角度で画像を取得できる。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の一実施の形態を以下図
面に基づいて詳述する。図面は人の顔画像を照合する顔
情報照合システムを示し、図1において、この顔情報照
合システム11は入退室ゲート側の壁面に設置される操
作パネル12と、入退室監視室側に配設される制御装置
13と、モニタ14と、キーボード15とを備えて構成
される。
【0016】上述の操作パネル12は人の顔高さ位置に
取付けられ、上部には顔を照らすための照明装置16を
有し、中間部にはカメラ17と、人検知センサ18と、
照合結果表示LED19と、照合開始ボタン20とを有
し、下部には暗証キー21と、カードリーダ22とを有
している。
【0017】照明装置12は複数の照明用LEDを配列
してカメラ前方の顔高さ位置に向けて照射する。これに
より、人の顔の凹凸状態を鮮明に照らしてカメラ17の
顔画像取得性能を高めている。
【0018】上述のカメラ17はCCDカメラ等を用い
て顔画像を撮影し、通常はOFFで撮影待機し、照合対
象者が利用するときだけONするようにしてカメラの無
駄な撮影時間を省略して寿命延長を図っている。このカ
メラ17の前面に人が近づけば、反射型赤外線センサ等
の人検知センサ18を介して人が近づいたことを検知
し、さらに照合開始ボタン20が押下操作されると、照
合対象者の照合要請と判定してカメラ17の撮影が開始
される。このとき、照合された照合対象者の一致、不一
致の照合結果が照合結果表示LED19に表示出力され
る。この照合結果表示LED19は色別の2個のLED
の一方に青色や赤色の判定結果を点灯させて明瞭に認識
できるようにしている。
【0019】上述の照合利用に際しては、照合開始ボタ
ン20に限らず、暗証キー21を用いてもよく、またカ
ードリーダ22を用いてもよく、さらにこれらを併用す
ることもできる。
【0020】このうち、暗証キー21は独立した照合機
能を有しており、照合対象者が予め与えられた本人を特
定する暗証番号を暗証キー21を用いて入力操作し、照
合確認すれば、入退室ゲートを開錠する。また、カード
リーダ22を利用するときは個人を特定するIDデータ
が記憶されたカードのIDデータを読取ったとき撮影を
開始する。
【0021】このようにして入退室ゲート側で取得した
照合データは、接続ケーブル23を介して入退室監視室
側の後述する制御装置13に導かれ、ここで照合データ
の適否が判定される。また、制御装置13に接続された
モニタ14により入退室状態が監視され、さらにキーボ
ード15を用いて監視者によるデータ入力およびゲート
制御を許容している。
【0022】上述の制御装置13には予め定められた各
登録者の顔情報を登録しておき、カメラ17で撮影した
照合対象者の顔画像情報と制御装置13の登録情報とを
照合することにより、照合対象者の一致、不一致を判定
し、このときに照合した判定結果に基づいて入退室許容
または入退室規制を施す。
【0023】ところで、操作パネル12の前面に形成さ
れるカメラ17と照合開始ボタン20との配設位置に際
しては、照合対象者が照合開始ボタン20を入力操作す
るとき、図2(A)および図2(B)に示すように、そ
の入力操作する照合対象者の手24がカメラ17の撮影
する視野角2θに入らない位置に、照合開始ボタン20
を配設している。
【0024】図3はカードリーダ22を利用して照合開
始する場合を示し、このカードリーダ22は操作パネル
12の下部右側に縦方向のカード読取り溝25を有し、
ここに照合開始用のカード26を上下方向にスライドさ
せてカード26に記録されたデータを読取らせる。この
とき、適正カードであれば受付けて照合開始され、不適
であれば受付け拒否される。
【0025】次に、照明装置16の照明機能について説
明する。この照明装置16は、図4および図5に示すよ
うに、操作パネル12の上部に支柱27を介して立設
し、カメラ17の真上に対応する位置に取付けて接近し
て来た照合対象者の顔面を斜め上方より照らしている。
【0026】この場合、照明装置16の設置位置はカメ
ラの上方5cmから60cmの領域に設定する。この領
域に設定する理由は、照明装置16がカメラ17の位置
に近過ぎても遠過ぎても画像取得に大きな影響を与える
他に、照合利用する人の身長を統計的に観察し、かつ分
析して求めた最適なカメラ17の画像取得角度で照合対
象者の顔面を撮影したとき、照明装置16の照射光が眼
鏡のレンズに反射しても、その反射光がカメラに直接入
射しないように設定した値である。
【0027】このため、照明装置16の設置位置がカメ
ラ17の上方5cm未満になると、反射光がカメラ17
に直接入射したり、カメラの存在自体が影を作ったり、
相互の配設位置に支障が生じたり、近過ぎて高照度にな
るなどカメラの画像障害になるためカメラより上方5c
m以上離して設置するのが適している。また、照明装置
16の設置位置がカメラ17の上方60cmを超える
と、反射光がカメラ17に直接入射したり、遠過ぎて低
照度になったり、影を作りやすくなり、十分な照明機能
が得られないのでカメラ17の上方60cm以下に設定
する。このように設定すれば、カメラ17は眼鏡からの
反射光による悪影響を受けなくなり、顔画像を安定して
取得できる。
【0028】この場合、照明素子には近赤外線を高輝度
に照射する高輝度発光ダイオード(高輝度LED)28
を用いる。この高輝度LED28を用いることにより、
同LED28…の設置数を削減でき、これに比例して光
源全体の大きさも小さくなるので同時に被写体からの反
射光を弱めることができる。
【0029】また、照射に際しては赤外線の中でも光
(可視光)の性質に最も近く、熱量を要しない近赤外線
を用いることにより、蛍光灯などの外乱光の影響が少な
くなり、被写体の明るさの変化を抑制することができ
る。
【0030】さらに、照明装置16の前面およびカメラ
17の前面には可視光カットフィルタ29を取付けて、
近赤外線だけを照射光に利用するためカメラ17は近赤
外線だけを入射して外乱光が入射するのを防止して顔画
像の取得性能を高めている。
【0031】さらに、この高輝度LED28は照射角度
を可変許容する構造を備えており、図6および図7に示
すように、照明装置16の内部に上下2段に横長の上可
動板30と下可動板31を並列配設し、両可動板30,
31のそれぞれに下方のカメラ17を中心とする左右対
称の位置に取付け、合計4個の高輝度LED28…を配
設している。
【0032】カメラ17を中心とする左右対称の位置に
高輝度LED28を配設することにより、照射方向の中
心に向けて両側より照射して顔画像を均一に照射する均
一照明化ができる。特に、眼鏡を掛けている人の場合は
眼鏡のフレームによる影の部分ができるが、その影の部
分が左右から照射されるために眼鏡のフレームの影が薄
れて、顔画像の取得性能が高まる。
【0033】上述の上可動板30と下可動板31は、照
射角度を上下方向に可変調整する照射角度可変調整機構
32を備えており、この照射角度可変調整機構32は両
側の固定フレーム33間に介在する各可動板30,31
の両端部をネジ34止めして取付けており、各可動板3
0,31の角度を任意の位置でネジ34止め固定するこ
とにより、各可動板30,31と一体の高輝度LED2
8の向きが同方向に設定される。
【0034】このように高輝度LED28の照射角度を
変化させることにより、被写体からの反射角度を所望の
角度に変更させることができ、この結果、反射光の悪影
響を回避した照射角度になる。例えば、上下2段の各可
動板30,31の照明角度を上下方向に可変調整して広
い照射領域に設定すれば、図8に示すように、身長の高
い照合対象者35や身長の低い照合対象者36であって
も照らすことができる。
【0035】また、設置環境の変更によって照明装置1
6とカメラ17との上下間の距離に変更が生じても、照
明装置16を角度調整することによって照射領域を調整
して対処することができる。ことに、上下2段に設けて
いるため、個別に角度調整して狭い照射領域から広い照
射領域まで任意の方向に照射利用できる。
【0036】図9は顔情報照合システム11の制御回路
ブロック図を示し、CPU91はメモリ92に格納され
たプログラムに沿って各回路装置を制御し、その制御デ
ータをメモリ92に記憶する。
【0037】画像キャプチャ93はカメラ17で撮影し
た画像を取得し、これをメモリ92に記憶させる。ま
た、取得した画像は表示制御部94を介して監視用にモ
ニタ14に表示させる。
【0038】第1入出力制御部95は操作パネル12の
照明装置16、人検知センサ18、照合開始ボタン20
および照合結果表示LED19の各入出力データを制御
し、第2入出力制御部96は入退室監視室側のキーボー
ド15からの入力を制御する。
【0039】RS232C通信部97はカードリーダ2
2および暗証キー21からのデータをCPU91に接続
する通信接続機能を有している。
【0040】登録ファイル98は顔画像登録時の顔特徴
量のデータベースファイルとして設けられ、ここに各登
録者の顔画像データが保存される。
【0041】このように構成された顔情報照合システム
11の照合処理動作を図10のフローチャートを参照し
て説明する。今、室の入退室ゲートに人が近づいて来る
と、先ず、これを人検知センサ18が検知する(ステッ
プn1 )。
【0042】その後、カメラ17の前に来た照合対象者
が照合開始ボタン20を押下操作すると(ステップn2
)、CPU91は照合対象者の存在を確認し、カメラ
17を駆動して照合対象者の顔画像を撮影する(ステッ
プn3 )。
【0043】この撮影時に、図11(A)に示すよう
に、眼鏡37を掛けたやや身長の高い照合対象者38a
がカメラ17の前に来ても、その照合対象者38aの顔
面は照明装置16より照射される領域にあり、このとき
カメラ17の上方5cmから60cmの領域に照明装置
16が配設されているため、照射光が眼鏡37のレンズ
に反射しても、その反射光39はカメラ17に入射しな
い角度で反射される。
【0044】図11(B)は眼鏡37を掛けた普通の身
長の高さの照合対象者38bの場合を示し、この場合も
その照合対象者38bの顔面は照明装置16より照射さ
れる領域にあり、照明装置16がカメラ17の上方の設
定位置にあるため、眼鏡37のレンズから反射した反射
光39がカメラ17に入射せずに撮影される。
【0045】同じく、図11(C)は眼鏡37を掛けた
身長の高い照合対象者38cの場合を示し、この場合も
その照合対象者38cの顔面は照明装置16より照射さ
れる領域にあり、照明装置16がカメラ17の上方の設
定位置にあるため、眼鏡37のレンズから反射した反射
光39がカメラ17に入射せずに撮影される。
【0046】同じく、図11(D)は眼鏡37を掛けた
身長の低い照合対象者38dの場合を示し、この場合も
その照合対象者38dの顔面は照明装置16より照射さ
れる領域にあり、照明装置16がカメラ17の上方の設
定位置にあるため、眼鏡37のレンズから反射した反射
光39がカメラ17に入射せずに撮影される。
【0047】このように、身長の高さが異なる各照合対
象者38a〜38dが眼鏡37を掛けていても、カメラ
17には悪影響を与えずに顔画像を取得することができ
る(ステップn4 )。
【0048】ところで、CPU91は照合対象者の顔画
像を取得する際、目、鼻、口…などの各部分および顔全
体の形状や大きさ、髪形、眼鏡の有無、色、皺、化粧度
合い等の本人固有の顔情報を取得する(ステップn5
)。
【0049】この取得した顔情報から顔の特徴量を求め
(ステップn6 )、この特徴量を照合対象者の照合要素
に用い、CPU91は撮影した顔画像と、予め登録ファ
イル98に登録しておいた顔画像とを比較照合して類似
度を判定する。この判定に際しては、照合対象者の特徴
となる目、鼻、口…などの顔の特徴量から最大類似者を
決定する(ステップn7 〜n8 )。
【0050】このようにして照合判定結果が求まれば、
照合結果表示LED19に認証した旨を点灯表示し、入
退室ゲートを開錠して照合対象者の入退室を許容する
(ステップn9 〜n10)。
【0051】これに対し、照合不可と判定された場合
は、予め定められた照合限度回数になるまで繰返し照合
判定し(ステップn11)、この照合限度回数になるまで
に、照合対象者が暗証キー21を用いて暗証番号を入力
操作すると、その暗証番号の適否を判定し、適正であれ
ば入退室ゲートを開錠して入退室許容する(ステップn
12〜n13)。
【0052】しかし、予め定められた照合限度回数にな
っても照合確認できなかった場合や暗証キー21により
暗証番号のデータが不可の場合は入退室規制する(ステ
ップn14)。
【0053】図12は操作パネルの他の実施の形態を示
し、この操作パネル121は上部位置のカメラ17と、
その下部位置の人検知センサ18との間に注視マーク1
22を設けたものであり、他の構成は既述した実施の形
態と同じのため、異なる部分についてのみ説明する。
【0054】この注視マーク122は中央部に色彩鮮や
かな○印を表記し、その両側にも中央の○印に向けて複
数の色鮮やかな矢印を表記して、一際目をひくように構
成している。この結果、画像取得時に照合対象者は自然
に注視マーク122を注視する傾向が強くなり、このた
め照合対象者が注視マーク122を注視したときに撮影
する確立が高くなり、この結果、画像取得時に照合対象
者の視線および顔の向きを固定することが多くなって顔
画像を安定して取得できる。
【0055】また、視線角度がカメラの画像取得に適し
た角度になるようにマークの上下位置を設定すればよい
ため、照合対象者の顔の大きな傾き角度に左右されるこ
とがなくなり、また眼鏡を掛けている照合対象者の場合
であっても、レンズからの反射光を防ぐ角度で画像を取
得できる。
【0056】上述のように、照合対象者の顔面を照らす
照明装置の設置位置をカメラの上方5cmから60cm
の領域に設置することにより、照明装置の照射光が照合
対象者の眼鏡のレンズに反射しても、その反射光がカメ
ラに直接入射しない値であるため、カメラは反射光によ
る悪影響を受けなくなり、顔画像を安定して取得でき
る。また、カメラを中心とする左右対称の位置に照明装
置が位置するので両側より照射される顔画像の均一照明
化が図れる。さらに、照射角度を任意に調整できるので
反射光の悪影響を回避した照射角度に設定でき、この結
果、身長の高い照合対象者や身長の低い照合対象者であ
っても照射することができる。また、照明装置に近赤外
線を用い、カメラには可視光を遮光する可視光カットフ
ィルタを設けて構成するので、近赤外線を用いることに
より蛍光灯などの外乱光の影響が少なくなり、被写体の
明るさの変化を抑制して、顔画像を安定して取得するこ
とができる。また、カメラの下方位置に注視マークを設
けた場合は、照合対象者が注視マークを注視したときに
撮影する確立が高くなり、画像取得時に照合対象者の視
線および顔の向きを固定することができ、顔画像を安定
して取得できる。
【0057】この発明と、上述の一実施の形態の構成と
の対応において、この発明の記憶手段は、実施の形態の
登録ファイル98に対応し、以下同様に、発光ダイオー
ドは、高輝度LED28に対応し、照射角度可変調整手
段は、照射角度可変調整機構32に対応し、遮光フィル
タは、可視光カットフィルタ29に対応し、注視用のマ
ークは、注視マーク122に対応するも、この発明は、
請求項に示される技術思想に基づいて応用することがで
き、上述の一実施の形態の構成のみに限定されるもので
はない。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、照明装置の照射光が
眼鏡のレンズに反射しても、その反射光がカメラに直接
入射しないように設定しているため、カメラは反射光に
よる悪影響を受けなくなり顔画像を安定して取得するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 顔情報照合システムを示す概略構成図。
【図2】 顔情報照合システムの入力操作状態を示す要
部説明図。
【図3】 顔情報照合システムのカードリーダを使用し
たときの説明図。
【図4】 操作パネルの要部内部側面図。
【図5】 操作パネルの要部内部側面図。
【図6】 照明装置の内部構造を示す正面図。
【図7】 照明装置の内部構造を示す要部平面図。
【図8】 身長の異なる照合対象者の照合状態を示す説
明図。
【図9】 顔情報照合システムの制御回路ブロック図。
【図10】 顔情報照合システムの照合処理動作を示す
フローチャート。
【図11】 眼鏡を掛けた身長の異なる照合対象者の照
射状態を示す説明図。
【図12】 他の実施の形態の注視マークを備えた操作
パネルを示す要部正面図。
【符号の説明】
11…顔情報照合システム 16…照明装置 17…カメラ 28…高輝度LED 29…可視光カットフィルタ 32…照射角度可変調整機構 35…身長の高い照合対象者 36…身長の低い照合対象者 37…眼鏡 38a…やや身長の高い照合対象者 38b…普通の身長の高さの照合対象者 38c…身長の高い照合対象者 38d…身長の低い照合対象者 91…CPU 98…登録ファイル 122…注視マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻木 美春 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 Fターム(参考) 5B047 AA23 BC07 BC11 BC12 BC16 CA19 CB18 DC09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】照合対象者の顔面情報をカメラで撮影し、
    当該撮影した顔面情報が予め記憶手段に記憶されている
    照合確認用の顔面登録情報を満たすか否かを照合する顔
    面情報照合システムであって、前記照合対象者の顔面を
    照らす照明装置の設置位置を、前記カメラの上方5cm
    から60cmの領域に設置したことを特徴とする顔面情
    報照合システム。
  2. 【請求項2】照明装置は赤外線を照射する発光ダイオー
    ドで構成したことを特徴とする請求項1記載の顔面情報
    照合システム。
  3. 【請求項3】照明装置はカメラを中心とする左右対称の
    位置に配設したことを特徴とする請求項1または2記載
    の顔面情報照合システム。
  4. 【請求項4】照明装置は照射角度を上下方向に可変調整
    する照射角度可変調整手段を備えたことを特徴とする請
    求項1、2または3記載の顔面情報照合システム。
  5. 【請求項5】照明装置には近赤外線を用い、カメラには
    可視光を遮光する遮光フィルタを設けたことを特徴とす
    る請求項1、2、3または4記載の顔面情報照合システ
    ム。
  6. 【請求項6】カメラの下方位置に注視用のマークを設け
    たことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載
    の顔面情報照合システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101004629B1 (ko) 2009-02-06 2011-01-03 연세대학교 산학협력단 비강압적 3차원 얼굴 데이터 획득 시스템 및 그 방법

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