JP2002008016A - 道路表示監視装置 - Google Patents

道路表示監視装置

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JP2002008016A
JP2002008016A JP2000192515A JP2000192515A JP2002008016A JP 2002008016 A JP2002008016 A JP 2002008016A JP 2000192515 A JP2000192515 A JP 2000192515A JP 2000192515 A JP2000192515 A JP 2000192515A JP 2002008016 A JP2002008016 A JP 2002008016A
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road
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JP2000192515A
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Hideo Urata
秀夫 浦田
Tokumi Satake
徳己 佐竹
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路通行者に的確な交通流情報を知らせる。 【解決手段】 道路1の状況を撮影する魚眼レンズ3付
のCCD カメラ2と、CCDカメラ2で撮影された動画像を
平面画像に変換する画像処理装置5と、画像処理装置5
で変換された平面画像を表示して知らせる道路表示盤4
とを備え、見通しの利かない道路1の状況を平面画像と
して確認することを可能にし、車間距離の判定等瞬間的
な判断を容易にし、道路通行者に的確な交通流情報を知
らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通状況の表示及
び監視を行う道路表示監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カーブ等の見通しが利かない道路では、
凸面鏡のミラーが設置され、道路通行者(運転者)がミ
ラーを目視して安全を確認している。また、高速道路等
で、例えば、交通量が多い場合、事故等により渋滞につ
ながるのか、自然渋滞なのか、渋滞が解消されるのか等
の情報は文字や音声情報によって得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、見通しが利かな
い道路では、凸面鏡のミラーを目視することで安全を確
認しているが、接近している車両の有無を確認すること
はできるが、距離を知ることはできず、認識違いを起こ
す虞があった。また、夜間においては前照灯に幻惑され
て車両の確認が極めて困難であった。一方、高速道路等
での文字情報や音声情報では、十分な危険予知の情報に
はなっていないのが現状であった。
【0004】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、道路通行者に的確な交通流情報を知らせることがで
きる道路表示監視装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、道路の状況を撮影するカメラと、カ
メラで撮影された動画像を平面画像に変換する画像処理
手段と、画像処理手段で変換された平面画像を表示して
知らせる表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】そして、表示手段は文字情報を表示する文
字表示部を有し、画像処理手段には、通行する車両の状
況を判断する判断機能と、判断機能により車両の異常状
況が判断された際に表示手段の文字表示部にその旨を文
字表示させる文字表示機能とが備えられていることを特
徴とする。
【0007】また、上記目的を達成するための本発明の
構成は、道路の状況を撮影するカメラと、カメラで撮影
された動画像を平面動画像に変換する画像処理手段と、
画像処理手段で変換された平面動画像を表示して道路通
行者に知らせる表示手段と、画像処理手段に接続され情
報の授受を行う管理部位とが備えられ、表示手段は文字
情報を表示する文字表示部を有し、画像処理手段は、通
行する車両の状況を判断すると共に管理部位に異常情報
を送る判断機能と、判断機能により車両の異常状況が判
断された際に表示手段の文字表示部にその旨を文字表示
させる文字表示機能とを有し、管理部位は、画像処理手
段で変換された平面動画像を表示する管理表示手段と、
管理表示手段の表示情報に応じて表示手段の文字表示部
に任意の文字表示を指示す0管理文字表示機能とを有し
ていることを特徴とする。
【0008】そして、カメラは広角レンズを有するカメ
ラであることを特徴とする。また、広角レンズを有する
カメラは、見通しの悪い場所に設置されることを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る道路表示監視装置の据え付け概要状況、図2には機
器のブロック構成、図3には画像処理手段の制御ブロッ
ク、図4には動作の流れ状況を示してある。
【0010】図1に示すように、見通しの利かない、例
えば、S字カーブ状の道路1のカーブ箇所には1台のテ
レビカメラ(CCD カメラ)2が設置され、CCD カメラ2
には広角レンズとしての魚眼レンズ3が取り付けられて
いる。魚眼レンズ3が取り付けられたCCD カメラ2によ
り、道路1のカーブの前後が一つの映像に映し出される
ようになっている。道路1の脇部には表示手段としての
道路表示盤4が設置され、道路表示盤4は、例えば、LE
D 表示(マトリックス状LED 表示盤)で構成されてい
る。
【0011】CCD カメラ2で撮影された動画像は画像処
理装置5に取り込まれ、画像処理装置5は取り込まれた
動画像を変換処理して道路表示盤4に平面動画像として
表示させる。図中の符号で6は道路1を走行する車両で
ある。尚、広角レンズを用いずに複数台のテレビカメラ
を設置することで、カーブの前後を複数の映像に映し出
すことも可能である。
【0012】図2に示すように、CCD カメラ2の設置現
場には無線機7が設けられ、画像処理装置5からの信号
が道路表示盤4に送られると共に、無線機7から通信網
8を介してサーバ9に送られる。尚、サーバ9は専用の
サーバもしくはプロバイダのサーバ等が適用される。管
理部位としての交通管制室、管理事務所や工事事務所等
の事務所10がサーバ9に電話回線等の通信回線で直接
または他のプロバイダを経由してつながれ、事務所10
からサーバ9にアクセスすることにより、CCDカメラ2
の画像や道路状況の情報及び画像処理装置5で変換処理
した平面動画像を事務所10で表示することが可能とな
っている。
【0013】つまり、事務所10は画像処理装置5に接
続され、現場からの情報を得ることが可能となってい
る。例えば、サーバ9には複数の現場の情報が送られ、
事務所10は必要な現場の情報をインターネットで得る
ことができる。また、サーバ9には複数の機能の事務所
10が通信回線で接続され、例えば、電子メール機能等
を付加して現場の状況を必要な事務所10に必要な時に
配信することも可能である。
【0014】図3に基づいて画像処理装置5の制御ブロ
ックを説明する。
【0015】図に示すように、CCD カメラ2には照度測
定装置11がつながり、外部環境等によってCCD カメラ
2の絞り等の調整が行われる。CCD カメラ2で撮影され
た画像は濃度補正二値化回路12を介して画像処理回路
13に送られ、画像処理回路13で画像情報が画像処理
される。画像処理回路13からはモニタ表示部18(例
えば監視所等に設置)に画像が送られる。また、画像処
理回路13で画像処理された画像(魚眼レンズ3による
歪みのある原画像)は画像更正回路14に送られ、画像
更正回路14で通常の視野で見られる平面動画像に変換
される。画像更正回路14で変換された平面動画像は、
信号増幅回路15で信号増幅され、LEDを直接発光させ
る表示ドライバ回路16を介して道路表示盤4に送られ
る。
【0016】これにより、魚眼レンズ3付きのCCD カメ
ラ2によりカーブの前後が一つの映像に映し出された道
路1の動画像が、平面動画像に変換されて道路表示盤4
に表示される。従って、車両6を運転する運転者は、見
通しの利かないS字カーブ状の道路1のカーブの先の状
況を確認することができる。
【0017】図4に基づいて画像処理装置5の制御の流
れを説明する。
【0018】システムがスタートした後、ステップA1
で魚眼レンズ3付きのCCD カメラ2から入力した歪画像
の形状補正を行い、二値化の前処理としてステップA2
で画面全体の濃度補正及び平均化を行った、ステップA
3で二値化処理を行う。二値化処理は固定二値化処理方
式、浮動二値化処理方式等の手法があるが、ステップA
2の処理による画像処理結果によってどちらかの方式が
選択される。その後、ステップA4で画像全体のノイズ
除去、車両候補選択、車両部分の切り出しを行い、ステ
ップA5で再度二値化処理を行う。そして、ステップA
6でラベリング処理、車両認識処理を行い、ステップA
7で後処理として車両形状の補正等を行って人が目視し
易いように平面動画像にする。この形状は、そのまま道
路表示盤4(図1、図2参照)に表示され、運転者に知
らされる。
【0019】図5に基づいて画像処理装置5の制御の流
れの他の実施形態を説明する。図5には他の実施形態に
係る動作の流れ状況を示してある。
【0020】システムがスタートした後、ステップB1
の補正処理によって魚眼レンズ3付きのCCD カメラ2の
歪のある原画像の形状を補正し、人の見やすい通常の平
面画像に画像変換する。次に、ステップB2で逐次取り
込んだ画像の濃度、特に背景画像の濃度が外乱光の影響
で異常な状態になったときに濃度補正、平均化する。そ
の後ステップB3で外部環境に基づいた基準的な背景画
像を、逐次取り込む動画像と比較照合するために取り込
む。
【0021】ステップB4でCCD カメラ2より画像信号
を取り込み、ステップB5で双方の信号の減算を行う。
この画像は自動車のような動く画像のみが残り、背景画
像は消去された状態になり、後述する車両判別処理を行
うときに正確な車両判別が可能になる。ステップB5で
差分演算された画像はステップB6で二値化処理され、
ステップB7で画素数が計算され、ステップB8で車両
判別処理される。そして、ステップB8で後処理として
車両形状の補正を行い、視認しやすい形状に画像処理す
る。実際には、運転者にとって即座に車両と判明できる
形状にすることである。
【0022】上述した道路表示監視装置では、高輝度の
LED 表示の道路表示盤4を適用しているので、昼間、夜
間を問わず道路利用者に対し鮮明な車両の走行状態を提
供することが可能である。この画像は、車両の形状を模
式化して平面動画像としたものであるため、利用者にと
っても車間距離の判定等瞬間的な判断に適しており、視
界の狭い道路でしばしば発生する交通事故等を未然に防
止することができる。
【0023】また、魚眼レンズ3付きのCCD カメラ2を
使用しているので、1台のCCD カメラ2で見通しの利か
ない道路においても死角をなくして撮影することができ
る。従って、見通しの利かない、例えば、S字カーブ状
の道路1において、運転者に前方の見通しがきかない状
況の平面動画像を提供することができる。また、事務所
10側でも現地のCCD カメラ2の画像及び道路表示盤4
に表示した画像を表示することができるので、道路状況
の管理等を適切に行うことができる。尚、上述した道路
表示監視装置は、見通しの利かない道路状況である坂道
の頂上付近やT字路の交差点等にも設置可能である。
【0024】図6乃至図8に基づいて本発明の道路表示
監視装置の第2実施形態例を説明する。図6には本発明
の第2実施形態例に係る道路表示監視装置の据え付け概
要状況、図7には画像処理手段の制御ブロック、図8に
は動作の流れ状況を示してある。尚、図1乃至図5に示
した部材と同一構成部材には同一符号を付して重複する
説明は省略してある。基本的な機器のブロック構成は、
図2で示したものと同一である。
【0025】本実施形態例は、画像処理装置21に、移
動体(車両)の移動ベクトルの変化等により交通事故や
渋滞(異常情報)を判断する判断機能が備えられ、見通
しの利かない道路で、実際に交通事故や渋滞が発生した
場合に、道路利用者に対してその旨の情報を画像情報と
合わせて文字情報により道路表示盤22に表示するよう
にしたものである。また、事務所10にはCCD カメラ2
で撮影された広角画像及び車両の移動状況の情報が逐次
送られ、事務所10では、異常情報に応じて道路表示盤
22に表示される画像情報が適宜取り込めるようになっ
ている(管理表示手段)。
【0026】そして、取り込んだ画像情報に応じて、道
路表示盤22に適切な任意の文字情報を表示するように
指示することができる(管理文字表示機能)。事務所1
0には、画像処理装置21から移動体(車両)の移動ベ
クトルの変化等があったときに異常情報として情報が送
られるため、CCD カメラ2で撮影された広角画像等を監
視員が四六時中注視して監視する必要がなくなる。
【0027】図6に示すように、見通しの利かない、例
えば、S字カーブ状の道路1のカーブ箇所には1台のテ
レビカメラ(CCD カメラ)2が設置され、CCD カメラ2
には広角レンズとしての魚眼レンズ3が取り付けられて
いる。魚眼レンズ3が取り付けられたCCD カメラ2によ
り、道路1のカーブの前後が一つの映像に映し出される
ようになっている。道路1の脇部には表示手段としての
道路表示盤22が設置され、道路表示盤22は、例え
ば、LED 表示(マトリックス状LED 表示盤)で、平面画
像を表示する画像表示部23と、「前方衝突事故発生」
等の文字情報を表示する文字表示部24とで構成されて
いる。
【0028】CCD カメラ2で撮影された動画像は画像処
理装置21に取り込まれ、画像処理装置21は取り込ま
れた動画像を変換処理して道路表示盤22の画像表示部
23に平面動画像として表示させる。また、画像処理装
置21には、通行する車両6の移動ベクトルの変化等か
ら交通事故や渋滞(車両の状況)を判断する機能を備え
ている。機器の構成状況は、図2に示したものと同一で
あり、画像処理装置21と事務所10とはサーバ9を介
して通信手段により接続されている。
【0029】画像処理装置21で交通事故や渋滞が判断
されると、事務所10にはその旨の情報が送られるよう
になっている。事務所10では、CCD カメラ2の画像や
道路状況の情報及び画像処理装置5で変換処理した平面
動画像を表示する(管理表示手段)ことが可能となって
いる。また、事務所10は、平面動画像の状態に応じて
事故や渋滞の状況を道路表示盤22の文字表示部24に
任意の文字で表示するように指示する機能を備えている
(管理文字表示機能)。
【0030】つまり、上述した道路表示監視装置では、
見通しの利かない道路1の状況を平面動画像及び文字情
報として道路表示盤22に表示させると共に、車両の状
況を判断して交通事故や渋滞を判断して平面動画像及び
文字情報として道路表示盤22に表示させることができ
る。また、異常情報が画像処理装置21から事務所10
に送られ、事務所10では異常情報が送られたときに平
面動画像等を確認して適切な文字情報を道路表示盤22
の文字表示部24に任意の文字で表示させるようになっ
ている。このため、事務所10の監視員は道路1の状況
を四六時中注視して監視する必要がなくなる。
【0031】図7に基づいて画像処理装置21の制御ブ
ロックを説明する。画像処理装置21の制御ブロック
は、図3に示した制御ブロックに加え、判断機能を文字
表示機能が付加されたものである。このため、図3で示
した部材と同一部材には同一符号を付して重複する説明
は省略してある。
【0032】画像処理装置21には、画像表示部23と
文字表示部24が備えられている。画像更正回路14で
変換された平面動画像は、信号増幅回路15で信号増幅
されてLED を直接発光させる表示ドライバ回路16を介
して画像表示部23に送られる。画像処理回路13から
の信号が突発事象判定画像処理回路26に送られ、突発
事象判定画像処理回路26では、画像処理回路13で画
像処理された画像の軌跡判定、速度の第1微分係数の判
定(加速度測定)、ラベリングされた動画像の接触の有
無等の測定の判定を行う。
【0033】突発事象判定画像処理回路26からの信号
は突発事象メッセージ選択及び送信回路27に送られ、
突発事象の種別によって突発事象メッセージ選択及び送
信回路27の記憶部に記憶されている突発事故の事象毎
の情報が突発事象メッセージ表示ドライバ回路28に送
られる。突発事象メッセージ表示ドライバ回路28によ
り文字表示部24のLED 等の表示電力制御が行われる。
【0034】これにより、魚眼レンズ3付きのCCD カメ
ラ2によりカーブの前後が一つの映像に映し出された道
路1の動画像が、平面動画像に変換されて道路表示盤2
2の画像表示部23に表示されると共に、突発事故等が
発生した場合にその旨の文字情報が文字表示部24に表
示される。従って、車両6を運転する運転者は、見通し
の利かないS字カーブ状の道路1のカーブの先の状況を
確認することができ、突発事故等が発生した場合にその
状況を事前に確認することができる。
【0035】図8に基づいて画像処理装置21の制御の
流れを説明する。
【0036】システムがスタートした後、ステップC1
の形状補正処理によって魚眼レンズ3付きのCCD カメラ
2の歪のある原画像の形状を補正し、人の見やすい通常
の平面画像に画像変換する。次に、ステップC2で逐次
取り込んだ画像の濃度、特に背景画像の濃度が外乱光の
影響で異常な状態になったときに濃度補正、平均化す
る。その後ステップC3で外部環境に基づいた基準的な
背景画像を、逐次取り込む車両を含む動画像と比較照合
するために取り込む。
【0037】ステップC4でCCD カメラ2より画像信号
を取り込み、ステップC5で双方の信号の減算処理を行
う。この画像は自動車のような動く画像のみが残り、背
景画像は消去された状態になり、後述する車両判別処理
を行うときに正確な車両判別が可能になる。ステップC
5で差分演算された画像はステップC6で二値化処理さ
れ、ステップC7で画素数が計算され、ステップC8で
車両判別処理される。そして、ステップC9で後処理と
して車両形状の補正を行い、視認しやすい形状に画像処
理する。実際には、運転者にとって即座に車両と判明で
きる形状にすることである。
【0038】ステップC8及びステップC9で画像処理
した車両に相当する画像に、ステップC10でラベリン
グ処理を施す。ラベリング処理された動画像に対してス
テップC11で動画像速度計測を行い、動画像速度計測
されたラベリング画像に対しステップC12で速度微分
処理を行う。ステップC13では、速度微分処理された
情報を判断、分析し、車両の走行状態を判断する。一例
として、異常な加速度が検出された場合、車両が何かに
衝突したか、あるいは、何かの事情で車両が急制動状態
になったことを示している。
【0039】次に、ステップC14でラベリング画像軌
跡の追跡処理を行い、ステップC15で軌跡形状の判定
を行う。これにより、例えば、軌跡が接触したり衝突し
たりした場合には、何らかの事情で車両の接触事故、あ
るいは衝突事故が発生したことをステップC16で判定
する(異常状態判定)。ステップC16の判定によっ
て、交通事故等の異常状態が道路上で発生したことを道
路利用者に知らせる。具体的には、図6の道路表示盤2
2の文字表示部24にその旨のメッセージを表示する。
【0040】また、ステップC16の異常状態判定結果
の情報は、通信回線により事務所10に送られ、事務所
10では道路表示盤22の画像表示部23に表示された
平面動画像を取り込んで、異常状態を検証する。検証の
結果、画像処理装置21からの指令に基づくメッセージ
以外に更に詳しい情報や訂正情報等を文字情報とし表示
する必要がある場合には、事務所10側から道路表示盤
22の文字表示部24にメッセージを送って任意の情報
を表示する。
【0041】上述した道路表示監視装置では、見通しの
利かない道路1で交通事故等の突発事象が発生しても、
道路表示盤22にその旨を文字表示することができるの
で、道路利用者は突発事象の状況を平面動画像とメッセ
ージとして簡単に認識することが可能になる。また、こ
のメッセージは交通管制室等の事務所10にデータ送信
することにより、道路上で発生した突発事象を四六時中
注視することなくリアルタイムで事務所10で確認する
ことができ、速やかに必要な対策を施すことが可能にな
る。
【0042】図9乃至図11に基づいて本発明の道路表
示監視装置の第3実施形態例を説明する。図9には本発
明の第3実施形態例に係る道路表示監視装置の据え付け
概要状況、図10には画像処理手段の制御ブロック、図
11には動作の流れ状況を示してある。本実施形態例の
道路表示監視装置は、トンネル等の見通しが利かない道
路に設置され、先の状況を平面画像で表示できるように
したものである。
【0043】例えば、トンネル内の直線道路31の上方
にはテレビカメラ32が設置され、テレビカメラ32に
より直線道路31の前方部が撮影される。直線道路31
の脇部には表示手段としての道路表示盤33が設置さ
れ、道路表示盤33は、例えば、LED 表示(マトリック
ス状LED 表示盤)で構成されている。テレビカメラ32
で撮影された動画像は、交通管制室等の管理部位である
事務所に設置されたCRTディスプレイ装置34に画像表
示され、画像処理装置35に送られる。
【0044】CRT ディスプレイ装置34に画像表示する
場合、画像に遠近感が生じるため、道路管理者は、車両
の通行状況、渋滞状況(例えば、どの程度の渋滞が生じ
ているか)を把握するのが困難である。そこで、画像処
理装置35では、取り込まれた遠近感が生じたままの動
画像を変換処理して道路表示盤33に平面画像として表
示させる。図中の符号で36はトンネル内の直線道路3
1を走行する車両である。
【0045】図10に基づいて画像処理装置35の制御
ブロックを説明する。
【0046】図に示すように、テレビカメラ32から送
られたCRT 画像41は規格画像変換処理回路42に送ら
れて遠近感のない平面画像に変換される。そして、二次
元スキャニング回路43で規格化された平面画像を道路
表示盤33に表示すべくスキャニングする。そして、LE
D ドライバ回路44から道路表示盤33のLED に電力供
給されて平面画像が模式化されて表示される。
【0047】これにより、テレビカメラ32により映し
出された遠近感のある画像が、平面動画像に変換されて
道路表示盤33に表示される。従って、車両36を運転
する運転者は、トンネル等の見通しの利かない直線道路
31の車両36の通行状況、渋滞状況を確認することが
できる。また、交通管制室等の事務所に同様の画像を送
ることにより、道路管理者は、車両36の通行状況や渋
滞状況を容易に把握することができる。
【0048】図11に基づいて画像処理装置35の制御
の流れを説明する。
【0049】システムがスタートした後、テレビカメラ
32の原画像が逐次画像処理装置35に送られていく。
ステップD1で画像の濃度、特に背景の濃度が、外乱光
の影響で異常な状態になったときに、濃度補正及び平均
化される。この平均化処理は、トンネル等においては車
両36のライトの影響で、背景画像がハレーションを起
こすが、このような場合に後述する画像処理に有効とな
る。
【0050】この後、ステップD2で画像全体を二値化
して車両部分が背景画像から切り出され、ステップD3
で切り出された各車両の二値化画像に対しラベリング処
理を行う。更に、ステップD4でノイズ除去を主目的と
して二値化処理を行う。そして次に、車種判別を目的と
してステップD5でラベリングされた連続画像の形状判
定を行い、ステップD6で形状補正のため、膨張、周辺
処理を行う。そして、膨張、周辺処理を行った画像から
ステップD7で車種判別を行い、ステップD8でノイズ
除去等の目的のために後処理を行う。
【0051】上述した道路表示監視装置では、トンネル
等の直線道路31に設置されたテレビカメラ32の画像
を、平面画像に変換して表示するようにしているので、
運転者や管理者が直線道路31の車両の通常状況や渋滞
・混雑状況を容易にしかも的確に把握することができ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明の道路表示監視装置は、道路の状
況を撮影するカメラと、カメラで撮影された動画像を平
面画像に変換する画像処理手段と、画像処理手段で変換
された平面画像を表示して知らせる表示手段とを備えた
ので、見通しの利かない道路の状況を平面画像として確
認することが可能になる。この結果、道路通行者に的確
な交通流情報を知らせて、車間距離の判定等瞬間的な判
断が容易となり、視界の狭い道路でしばしば発生する交
通事故等を未然に防止することができる。
【0053】また、表示手段は文字情報を表示する文字
表示部を有し、画像処理手段には、通行する車両の状況
を判断する判断機能と、判断機能により車両の異常状況
が判断された際に表示手段の文字表示部にその旨を文字
表示させる文字表示機能とが備えられているので、突発
事象が発生しても、道路利用者は突発事象の状況を平面
動画像とメッセージとして簡単に認識することが可能に
なる。
【0054】また、本発明の道路表示監視装置は、道路
の状況を撮影するカメラと、カメラで撮影された動画像
を平面動画像に変換する画像処理手段と、画像処理手段
で変換された平面動画像を表示して道路通行者に知らせ
る表示手段と、画像処理手段に接続され情報の授受を行
う管理部位とが備えられ、表示手段は文字情報を表示す
る文字表示部を有し、画像処理手段は、通行する車両の
状況を判断すると共に管理部位に異常情報を送る判断機
能と、判断機能により車両の異常状況が判断された際に
表示手段の文字表示部にその旨を文字表示させる文字表
示機能とを有し、管理部位は、画像処理手段で変換され
た平面動画像を表示する管理表示手段と、管理表示手段
の表示情報に応じて表示手段の文字表示部に任意の文字
表示を指示する管理文字表示機能とを有しているので、
見通しの利かない道路の状況を平面画像及び文字メッセ
ージとして確認することができ、道路利用者は突発事象
の状況を平面動画像とメッセージとして簡単に認識する
ことが可能になる。また、このメッセージを管理部位と
の間でデータ送信することにより、道路上で発生した突
発事象を四六時中注視することなくリアルタイムで管理
部位で確認することができ、文字表示部に任意の文字表
示を指示したり速やかに必要な対策を施すことが可能に
なる。
【0055】そして、カメラは広角レンズを有するカメ
ラであるので、1台のカメラであっても広範囲を撮影す
ることができ、少ない機器で道路表示監視装置を構築す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例に係る道路表示監視装置
の据え付け概要状況説明図。
【図2】機器のブロック構成図。
【図3】画像処理手段の制御ブロック図。
【図4】動作の流れ状況を表すフローチャート。
【図5】他の実施形態例に係る動作の流れ状況を表すフ
ローチャート。
【図6】本発明の第2実施形態例に係る道路表示監視装
置の据え付け概要状況説明図。
【図7】画像処理手段の制御ブロック図。
【図8】動作の流れ状況を表すフローチャート。
【図9】本発明の第3実施形態例に係る道路表示監視装
置の据え付け概要状況説明図。
【図10】画像処理手段の制御ブロック図。
【図11】動作の流れ状況を表すフローチャート。
【符号の説明】
1 道路 2 テレビカメラ(CCD カメラ) 3 魚眼レンズ 4,22,33 道路表示盤 5,21,35 画像処理装置 6,36 車両 7 無線機 8 通信網 9 サーバ 10 事務所 11 照度測定装置 12 濃度補正二値化回路 13 画像処理回路 14 画像更正回路 15 信号増幅回路 16 表示ドライバ回路 18 モニタ表示部 23 画像表示部 24 文字表示部 26 突発事象判定画像処理回路 27 突発事象メッセージ選択及び送信回路 28 突発事象メッセージ表示ドライバ回路 31 直線道路 32 テレビカメラ 34 CTR ディスプレイ装置 41 CTR 画像 42 規格画像変換処理回路 43 二次元スキャニング回路 44 LED ドライバ回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA16 AA19 BA15 CD12 CE02 DA06 DA15 DB02 DB08 DC04 DC08 DC14 DC32 5H180 AA01 BB05 CC04 DD02 DD04 EE01 EE11 LL15 5L096 BA02 BA04 CA04 DA01 DA03 EA05 EA12 EA43 FA26 FA54 GA02 GA08 GA34 HA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の状況を撮影するカメラと、カメラ
    で撮影された動画像を平面画像に変換する画像処理手段
    と、画像処理手段で変換された平面画像を表示して知ら
    せる表示手段とを備えたことを特徴とする道路表示監視
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、表示手段は文字情報
    を表示する文字表示部を有し、画像処理手段には、通行
    する車両の状況を判断する判断機能と、判断機能により
    車両の異常状況が判断された際に表示手段の文字表示部
    にその旨を文字表示させる文字表示機能とが備えられて
    いることを特徴とする道路表示監視装置。
  3. 【請求項3】 道路の状況を撮影するカメラと、カメラ
    で撮影された動画像を平面動画像に変換する画像処理手
    段と、画像処理手段で変換された平面動画像を表示して
    道路通行者に知らせる表示手段と、画像処理手段に接続
    され情報の授受を行う管理部位とが備えられ、表示手段
    は文字情報を表示する文字表示部を有し、画像処理手段
    は、通行する車両の状況を判断すると共に管理部位に異
    常情報を送る判断機能と、判断機能により車両の異常状
    況が判断された際に表示手段の文字表示部にその旨を文
    字表示させる文字表示機能とを有し、管理部位は、画像
    処理手段で変換された平面動画像を表示する管理表示手
    段と、管理表示手段の表示情報に応じて表示手段の文字
    表示部に任意の文字表示を指示する管理文字表示機能と
    を有していることを特徴とする道路表示監視装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    おいて、カメラは広角レンズを有するカメラであること
    を特徴とする道路表示監視装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、広角レンズを有する
    カメラは、見通しの悪い場所に設置されることを特徴と
    する道路表示監視装置。
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