JP2002007918A - 決済処理方法 - Google Patents

決済処理方法

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JP2002007918A
JP2002007918A JP2000189462A JP2000189462A JP2002007918A JP 2002007918 A JP2002007918 A JP 2002007918A JP 2000189462 A JP2000189462 A JP 2000189462A JP 2000189462 A JP2000189462 A JP 2000189462A JP 2002007918 A JP2002007918 A JP 2002007918A
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Junichi Horie
淳一 堀江
Miwako Sasaki
美和子 佐々木
Kazunori Kamo
和徳 加茂
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AKESESU KK
Axess Corp
Original Assignee
AKESESU KK
Axess Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引に際する決済要求額を、デビット決済と
クレジット決済とを併用して処理可能とした決済処理方
法を提供する。 【解決手段】 決済要求額を第1の金額と第2の金額と
に二分する決済額分割ステップと、第1の金額をデビッ
ト決済により、第2の金額をクレジット決済により、そ
れぞれ決済可能か否かを判定する決済可否判定ステップ
と、両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件
として、第1の金額をデビット決済により、第2の金額
をクレジット決済により処理する分割決済ステップと、
を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カード決済端末
と決済機関(例えば、銀行やクレジット会社のホスト
等)とをネットワークを介して結んでなる決済処理シス
テム等に好適な決済処理方法に係り、特に、決済要求額
をデビット決済とクレジット決済とを併用して処理可能
とした決済処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カード決済端末と決済機関(例えば、銀
行やクレジット会社のホスト等)とをネットワークを介
して結んでなる決済処理システムは従来よりよく知られ
ている。この種の決済処理システムにおける決済種別に
は、デビット決済処理とクレジット決済処理とが存在す
る。
【0003】それら2つの決済処理には、通常、それぞ
れ専用のカードが使用される。すなわち、デビット決済
処理にはデビットカード(例えば、銀行のキャッシュカ
ード)が使用され、クレジット決済処理にはクレジット
カードが使用される。銀行系クレジット会社が発行する
カードには、両決済処理に兼用可能なものも存在する。
将来的には、1枚のICカードに、デビット決済処理と
クレジット決済処理との双方の機能を含ませたいわゆる
多機能ICカードも導入が計画されている。さらに、遠
い将来にあっては、個人照合に指紋や人相等のバイオメ
トリクスを利用することによって、カードレス決済とす
ることも開発が進められている。
【0004】デビット決済処理の原理は、取引に際する
決済要求額を、即座に、顧客のデビット口座(普通預金
口座や総合預金口座など)から引き落として、取引相手
方である店側の口座に振り込むものである。これに対し
て、クレジット決済処理の原理は、取引に際する決済要
求額を、直ちに顧客の銀行口座などから引き落とすこと
はせず、その代わりに、当該顧客の信用を条件として、
クレジット会社が取引相手方である店側の口座に代金等
の振込みを行い、顧客の口座からの代金引き落としは、
1乃至2ヶ月後の特定日に行うものである。尚、クレジ
ット決済処理の場合、販売店などへの代金振込みは、取
引時点よりも数週間遅れるのが一般的である。
【0005】デビット決済処理に際して、決済機関であ
る銀行などは、取引相手方である店側より所定の手数料
を徴収する。同様にして、クレジット決済処理に際して
は、決済機関であるクレジット会社は、取引相手方であ
る店側より所定の手数料を徴収する。これらの手数料
は、デビット決済処理の場合よりも、クレジット決済処
理の場合のほうが割高であるのが通例である。
【0006】そのため、店側とすれば、取引に際して
は、クレジット決済処理よりもデビット決済処理のほう
が、手数料が安いこと及び入金が早いことなどの点から
好ましいと言える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般に、デビット決済
処理のための口座としては、銀行の普通預金口座や総合
口座などの普段よく利用する口座が使用される。これら
の口座の残高は、不測の自動引き落とし処理などによっ
て、知らぬ間に減少していることが多い。そのため、デ
ビット決済処理を使用するためには、それに先立ち、デ
ビット口座の残高を確認しておく必要があり、これを怠
ると、残高不足により決済不能となる場合もあり得る。
これは、利用者にとって、デビット決済処理の使用を敬
遠乃至躊躇する原因ともなる。
【0008】デビット決済処理が残高不足により決済不
能な場合には、これに代えてカード決済処理を採用する
ことが考えられる。この場合、決済要求額の全額をデビ
ット決済により処理不能な場合には、その代わりに、決
済要求額の全額をクレジット決済により処理することと
なる。すなわち、利用者にとっては、デビット決済単独
の処理か、クレジット決済単独の処理かを選択する他は
なく、両者を併用するといった複合決済処理の選択の余
地はない。
【0009】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであり、その目的とするところは、
取引に際する決済要求額を、デビット決済とクレジット
決済とを併用して処理可能とした決済処理方法を提供す
ることにある。
【0010】この発明の他の目的とするところは、取引
に際する決済要求額を、デビット決済とクレジット決済
とを併用して処理可能とした決済処理システムを提供す
ることにある。
【0011】この発明の他の目的とするところは、同決
済処理システムに好適な、決済端末、データ中継装置を
提供することにある。
【0012】この発明の他の目的並びに作用効果につい
ては、以下の明細書中の記載を参照することにより、当
業者であれば容易に理解されるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の決済処理方法
は、決済要求額を第1の金額と第2の金額とに二分する
決済額分割ステップと、第1の金額をデビット決済によ
り、第2の金額をクレジット決済により、それぞれ決済
可能か否かを判定する決済可否判定ステップと、両金額
がそれぞれ決済可能と判定されることを条件として、第
1の金額をデビット決済により、第2の金額をクレジッ
ト決済により処理する分割決済ステップと、を含むもの
である。
【0014】このような構成によれば、一取引に関する
決済要求額を、デビット決済とクレジット決済とを併用
して処理することができ、2つの単独処理のいずれかを
選択せざるを得なかった従来例に比べ、取引における決
済自由度を格段に向上させることができる。
【0015】このような決済処理方法は、決済要求額が
デビット決済可能な最大金額を超えているときに実施す
ると特に効果的である。すなわち、顧客と店とが取引を
行う場合、店側としては、手数料や入金時期の点からし
て、デビット決済の採用を望むのであるから、まず最初
に決済要求額の全額をデビット決済で試み、デビット口
座の残高不足などにより決済不能な場合に限り、上述の
両決済併用処理を導入することによって、初期の目的を
達成することができる。
【0016】又、上述の決済額分割ステップにおいて
は、デビット決済可能な最大金額を第1の金額とすると
共に、決済要求額から第1の金額を差し引いた残額を第
2の金額とすれば、一層効果的である。すなわち、この
ようにすれば、決済要求額のうちのできる限り多くをデ
ビット決済により処理させることができる。
【0017】尚、上述の決済処理方法において、『デビ
ット決済可能な最大金額』としては、デビット口座の現
在残高又は所定の引き落とし限度額を挙げることができ
る。ここで、『所定の引き落とし限度額』とは、様々な
規定の仕方が存在する。例えば、1回当たりの口座引き
落とし額を一定限度としている場合には、当該一定限度
がデビット決済可能な最大金額とされる。又、デビット
口座に最低残高が規定されている場合には、現在残高か
ら最低残高を差し引いた値がデビット決済可能な最大金
額とされる。
【0018】次に、本発明の決済処理システムは、決済
端末とデビット決済機関やクレジット決済機関をネット
ワークで結んでなるものである。ここで、『決済端末』
としては、一般にCATなどと称されるカード認証端末
が挙げられる。又、『デビット決済機関』としては、銀
行などの金融機関が挙げられる。さらに、『クレジット
決済機関』としては、様々なクレジット会社などが挙げ
られる。
【0019】このような決済処理システムを構成する決
済端末側には、決済要求額を第1の金額と第2の金額と
に二分する決済額分割手段と、第1の金額をデビット決
済により決済可能か否かをデビット決済機関への照会を
通じて判定すると共に、第2の金額をクレジット決済に
より決済可能か否かをクレジット決済機関への照会を通
じて判定する決済可否判定手段と、両金額がそれぞれ決
済可能と判定されることを条件として、第1の金額をデ
ビット決済により、第2の金額をクレジット決済により
処理するように、デビット決済機関及びクレジット決済
機関に決済要求を送信する分割決済要求送信手段と、が
設けられる。
【0020】又、デビット決済機関側には、決済端末側
からの決済要求が受信されると、第1の金額をデビット
口座から引き落とすデビット決済手段が設けられる。
【0021】さらに、クレジット決済機関側には、決済
端末側からの決済要求が受信されると、第2の金額に関
して与信処理を実行するクレジット決済手段が設けられ
る。
【0022】次に、本発明の他の決済処理システムは、
決済端末とデビット決済機関やクレジット決済機関をデ
ータ中継装置を介してネットワークで結んでなるもので
ある。
【0023】ここで、『データ中継装置』とは、決済端
末とそれらの決済機関とを結ぶ通信経路上に介在される
ものであって、それ自体で通信先振り分け作業などを司
るものである。具体的には、本出願人により先に提案さ
れた、データ振り分け機能や電文変換機能などを備えた
ディストリビュータを挙げることができる。
【0024】上述の決済処理システムに含まれる決済端
末側には、決済要求額をデータ中継装置に宛てて送信す
る決済要求送信手段が設けられる。
【0025】又、データ中継装置側には、決済端末から
受信される決済要求額を第1の金額と第2の金額とに二
分する決済額分割手段と、第1の金額をデビット決済に
より決済可能か否かをデビット決済機関への照会を通じ
て判定すると共に、第2の金額をクレジット決済により
決済可能か否かをクレジット決済機関への照会を通じて
判定する決済可否判定手段と、両金額がそれぞれ決済可
能と判定されることを条件として、第1の金額をデビッ
ト決済により、第2の金額をクレジット決済により処理
するように、デビット決済機関及びクレジット決済機関
に決済要求を送信する分割決済要求送信手段と、が設け
られる。
【0026】さらに、デビット決済機関側には、データ
中継装置側からの決済要求が受信されると、第1の金額
をデビット口座から引き落とすデビット決済手段が設け
られる。
【0027】さらに、クレジット決済機関側には、デー
タ中継装置からの決済要求が受信されると、第2の金額
に関して与信処理を実行するクレジット決済手段が設け
られる。
【0028】上述した2つの方式の決済処理システムに
おいても、決済額分割手段が、決済要求額がデビット決
済可能な最大金額を超えているときに、決済金額を第1
の金額と第2の金額とに分割するものであることが好ま
しい。
【0029】このような構成にすれば、決済要求額の全
額をデビット決済処理にて試み、それがかなわぬ場合に
限り、両決済処理の併用を行わせることができる。
【0030】又、上述した2つの方式の決済処理システ
ムにおいては、決済額分割手段が、デビット決済可能な
最大金額を第1の金額とするものであり、且つ決済要求
額から第1の金額を差し引いた残額を第2の金額とする
ものであることが好ましい。
【0031】このような構成によれば、決済要求額ので
きるだけ多くをデビット決済により処理させることがで
きる。
【0032】又、上述の2つの方式の決済処理システム
においては、デビット決済可能な最大金額が、デビット
口座の現在残高又は所定の引き落とし限度額とすること
が好ましい。
【0033】次に、本発明の決済端末は、決済要求額を
第1の金額と第2の金額とに二分する決済額分割手段
と、第1の金額をデビット決済により決済可能か否かを
デビット決済機関への照会を通じて判定すると共に、第
2の金額をクレジット決済により決済可能か否かをクレ
ジット決済機関への照会を通じて判定する決済可否判定
手段と、両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを
条件として、第1の金額をデビット決済により、第2の
金額をクレジット決済により処理するように、デビット
決済機関及びクレジット決済機関に決済要求を送信する
分割決済要求送信手段と、を含むものである。
【0034】このような構成によれば、決済額の分割、
決済可否の判定、分割決済要求の送信といった基本的な
機能を決済端末側に組み込むことで、ネットワーク側並
びに決済機関側に負担を与えることなく、この種の両決
済併用による処理を実現することできる。
【0035】又、本発明の他の決済端末は、決済要求額
の決済可否をデビット決済機関に照会すると共に、それ
が決済不能とされることを条件として当該デビット口座
の引き落とし可能最大金額を第1の金額とし、さらに、
決済要求額から第1の金額を差し引いた残額の決済可否
をクレジット決済機関に照会すると共に、それが決済可
能とされることを条件として当該残額を第2の金額とす
る決済額分割手段と、第1の金額をデビット決済によ
り、第2の金額をクレジット決済により処理するよう
に、デビット決済機関及びクレジット決済機関に決済要
求を送信する分割決済要求送信手段と、を含むものであ
る。
【0036】このような構成によれば、決済要求額の全
額をまずデビット決済により試みると共に、それがかな
わない場合には、デビット決済可能な最大金額を第1の
金額とすることにより、常に決済要求額の最大限をデビ
ット決済により処理することが可能となり、加えて、残
額をクレジット決済により処理させることによって、取
引不能となる恐れを可及的に低減することができる。
【0037】次に、本発明のデータ中継装置は、決済要
求額を第1の金額と第2の金額とに二分する決済額分割
手段と、第1の金額をデビット決済により決済可能か否
かをデビット決済機関への照会を通じて判定すると共
に、第2の金額をクレジット決済により決済可能か否か
をクレジット決済機関への照会を通じて判定する決済可
否判定手段と、両金額がそれぞれ決済可能と判定される
ことを条件として、第1の金額をデビット決済により、
第2の金額をクレジット決済により処理するように、デ
ビット決済機関及びクレジット決済機関に決済要求を送
信する分割決済要求送信手段と、を含むものである。
【0038】このような構成によれば、データ中継装置
側に、決済額の分割機能、決済可否の判定機能、分割決
済要求の送信機能を持たせたことにより、決済端末側の
負担が軽くなり、決済端末を低コストに製作することが
可能となる。
【0039】次に、本発明の他のデータ中継装置は、決
済要求額の決済可否をデビット決済機関に照会すると共
に、それが決済不能とされることを条件として当該デビ
ット口座の引き落とし可能最大金額を第1の金額とし、
さらに、決済要求額から第1の金額を差し引いた残額の
決済可否をクレジット決済機関に照会すると共に、それ
が決済可能とされることを条件として当該残額を第2の
金額とする決済額分割手段と、第1の金額をデビット決
済により、第2の金額をクレジット決済により処理する
ように、デビット決済機関及びクレジット決済機関に決
済要求を送信する分割決済要求送信手段と、を含むもの
である。
【0040】このような構成によれば、データ中継装置
の側では、デビット決済可能な最大金額を自動的に第1
の金額とすることによって、決済要求額のうちの最大限
をデビット決済処理させることができ、その残額を第2
の金額としてクレジット決済処理させることにより、決
済端末の負荷を軽減しつつも、自動的に、決済要求額の
できるだけ多くをデビット決済により処理させることが
できるのである。
【0041】尚、以上説明した本発明の決済処理方法、
決済処理システム、決済端末、データ中継装置において
は、第1の金額並びに第2の金額を、利用者からのキー
操作などによる指定を受けて、任意に分割することもで
きる。
【0042】又、デビット決済を優先させるのではな
く、クレジット決済を逆に優先させるように構成するこ
ともできる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適ないくつ
かの実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明
する。尚、本発明は以下の実施の形態に限定されるもの
ではないことは言うまでもない。
【0044】本発明の第1実施形態である決済処理シス
テムの構成図が図1に概略的に示されている。
【0045】同図に示されるように、この決済処理シス
テムは、決済端末(カード決済モバイル端末1a,カー
ド決済端末1b)と、デビット決済機関(金融機関ホス
ト31〜3n)やクレジット決済機関(クレジット会社
ホスト41,42〜4n)とをネットワーク(セキュリ
ティーネットワーク5a,金融系ネットワーク5b,ク
レジット系ネットワーク5c)で結んでなるものであ
る。
【0046】尚、図において、2aは決済用カードであ
るデビットカード、2bは決済用カードであるクレジッ
トカード、31−1は金融機関ホストの外部記憶装置、
4n−1はクレジット会社ホストの外部記憶装置、6は
無線基地局である。
【0047】金融機関ホストの外部記憶装置31−1に
は個人口座データ(D1)が、またクレジット会社ホス
トの外部記憶装置4n−1には個人与信データ(D2)
が格納されている。
【0048】決済端末であるカード決済モバイル端末1
a並びにカード決済端末1bには、決済要求額を第1の
金額と第2の金額とに二分する決済額分割手段と、第1
の金額をデビット決済により決済可能か否かをデビット
決済機関への照会を通じて判定すると共に、第2の金額
をクレジット決済により決済可能か否かをクレジット決
済機関への照会を通じて判定する決済可否判定手段と、
両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件とし
て、第1の金額をデビット決済により、第2の金額をク
レジット決済により処理するように、デビット決済機関
及びクレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済
要求送信手段とが設けられている。これら各手段の具体
的内容については、後にフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0049】又、デビット決済機関である金融機関ホス
ト31〜3n側には、決済端末側からの決済要求が受信
されると、第1の金額をデビット口座から引き落とすデ
ビット決済手段が設けられる。
【0050】さらに、クレジット決済機関であるクレジ
ット会社ホスト41,42〜4nの側には、決済端末側
からの決済要求が受信されると、第2の金額に関して与
信処理を実行するクレジット決済手段が設けられる。
【0051】決済端末の一例であるカード決済モバイル
端末のハードウェア構成図が図2のブロック図に示され
ている。同図に示されるように、このカードモバイル端
末1aには、制御部101と、電源部102と、表示部
103と、入力部104と、カードリーダ部105と、
印刷部106と、メモリ部107と、通信部108とが
設けられている。
【0052】制御部101は、マイクロプロセッサを主
体として構成されており、メモリ部107に格納された
システムプログラムを読み出して実行することにより、
カードモバイル端末全体の動作を統括制御するものであ
る。
【0053】電源部102は、商用電源とバッテリとが
併用可能になされており、装置全体に電源を安定的に供
給する。
【0054】表示部103は、液晶表示器やCRT表示
器などで構成されており、各種操作のガイド表示を行っ
たり、あるいは入力データ並びに出力データの表示など
に使用される。
【0055】入力部104は、各種テンキーやファンク
ションキーなどで構成されており、カード決済モバイル
端末1aに対して各種の入力操作を行うために使用され
る。
【0056】カードリーダ部105は、決済用カードで
あるデビットカード2aとクレジットカード2bとか
ら、その記録されたデータを読み取るために使用され
る。
【0057】印刷部106は、感熱式やインクジェット
式などのジャーナルプリンタで構成されており、決済完
了後のレシート発行などの機能を果たすものである。
【0058】メモリ部107は、半導体ROMやRAM
などで構成されており、制御部101を構成するマイク
ロプロセッサの動作を規定するシステムプログラムや動
作中のワークエリアなどとして使用されるものである。
【0059】通信部108は、当該カード決済モバイル
端末を無線基地局6と無線通信にて結ぶために使用され
るものであり、送受信機やモデムなどで構成される。
【0060】次に、決済端末におけるデビット単独決済
処理のフローチャート(第1実施形態)が図3に示され
ている。
【0061】同図において、電源投入などにより処理が
開始されると、まずカードモバイル端末の側では、カー
ドリーダ105からカードの挿入を待機する状態となる
(ステップ301,302NO)。
【0062】この状態において、カードリーダ105に
対してデビットカードが挿入されると(ステップ302
YES)、続いて、入力部104からキー操作の読み込
みを待機する状態となる(ステップ303,304N
O)。
【0063】この状態において、入力部104のキー操
作によって、購入商品額などに相当する決済要求額
(A)が入力されると(ステップ304YES)、決済
端末の側ではデビット決済要求が指示されたものと認識
して、口座残高(B)の照会処理を実行する(ステップ
305)。
【0064】この口座残高(B)照会処理では、デビッ
トカードで指定の金融機関ホスト31〜3nに対して、
口座残高(B)の問い合わせを行う。すると、金融機関
ホストの側では、外部記憶装置に格納された個人口座デ
ータ(D1)を参照することにより、当該口座の残高を
回答する(ステップZ101)。
【0065】このようにして、口座残高(B)の照会が
終了すると(ステップ305)、続いて、決済要求額
(A)と口座残高(B)との大小比較が行われる(ステ
ップ306)。
【0066】ここで、口座残高(B)が決済要求額
(A)よりも大きいと判定されると(ステップ306Y
ES)、決済要求額(A)はデビット決済により決済可
能と認識されて、以後、決済要求額(A)の全額をデビ
ット決済により処理する動作が実行される。
【0067】すなわち、まず、入力部104におけるキ
ー操作を待機する状態となる(ステップ307,308
NO)。
【0068】この状態において、顧客が入力部104の
キー操作によって暗証番号を入力すると(ステップ30
8YES)、第1の金額である決済要求額(A)をデビ
ット決済により処理するように、デビット決済機関であ
る金融機関ホスト31〜3nに対して決済要求が送信さ
れる(ステップ309)。
【0069】すると、該当する金融機関ホストの側で
は、当該顧客のデビット口座から、決済要求額(A)の
全額を引き落とし、引き落としの完了と共に、その旨を
決済端末の側へと返送する(ステップZ102)。
【0070】その間、決済端末の側では、金融機関ホス
トからの引き落とし完了通知を受信待機しておき(ステ
ップ310,311NO)、決済完了が受信されると
(ステップ311YES)、印刷部106を駆動して、
レシートの発行を行い(ステップ312)、一連の処理
を終了する。
【0071】これに対して、決済要求額(A)と口座残
高(B)との大小比較の結果、口座残高(B)が決済要
求額(A)に不足していると判定されると(ステップ3
06NO)、本発明の要部であるところのデビット
(B)とクレジット(A−B)との併用決済処理が実行
される(ステップ313)。
【0072】決済端末におけるデビット・クレジット併
用決済処理のフローチャート(その1)(第1実施形
態)が図4に示されている。
【0073】同図において、処理が開始されると、決済
端末の表示部103には、併用決済選択の問い掛けが行
われ(ステップ401)、それに対するキー操作による
回答を待機する状態となる(ステップ402,403N
O)。
【0074】この状態において、回答ありと判定され
(ステップ403YES)、第2の金額である不足額
(A−B)をクレジット決済すると判定されると(ステ
ップ404YES)、次いで、カードリーダ部105に
おいてクレジットカードの挿入を待機する状態となる
(ステップ406,407NO)。
【0075】この状態において、クレジットカードの挿
入が確認されると(ステップ407右YES)、第2の
金額である金額(A−B)の与信照会が、クレジット会
社ホスト41,42〜4nに対して行われる。
【0076】すると、クレジット会社ホストの側では、
個人与信データ(D2)を参照することにより、与信可
否の判断を行って、その結果を決済端末1へと返送する
(ステップZ103)。
【0077】このようにして、第2の金額である金額
(A−B)の与信照会が完了すると(ステップ40
8)、続いて、与信OKが判定され(ステップ40
9)、ここで与信OKとされると(ステップ409YE
S)、続いて、キー操作を介して暗証番号が入力されの
を待機する状態となる(ステップ411,412N
O)。
【0078】この状態において、暗証番号が入力される
と(ステップ412YES)、第1の金額である金額
(B)に関するデビット決済要求が金融機関ホストに対
して送信され(ステップ413)、同時に、第2の金額
である金額(A−B)に関するクレジット決済要求がク
レジット会社ホストへとそれぞれ送信される(ステップ
414)。
【0079】すると、金融機関ホストの側では、受信さ
れた決済要求に応答して、該当する個人口座から第1の
金額である金額(B)の引き落としを行う(ステップZ
104)。
【0080】又、クレジット会社ホストの側では、個人
与信データ(D2)を参照することによって、第2の金
額である金額(A−B)に関する与信処理を行う(ステ
ップZ105)。
【0081】続いて、図5に移って、金融機関ホスト並
びにクレジット会社ホストからの決済完了レスポンスを
待機する状態となり(ステップ501,502NO)、
両方の決済が確認するのを待って(ステップ502YE
S)、印刷部106の駆動によりレシートの発行を行い
(ステップ503)、その後、顧客がクレジットサイン
を行うことによって(ステップ504)、一連の処理が
完了するのである。
【0082】このように、第1の実施形態に係る決済処
理システムにあっては、まず最初に、決済要求額(A)
の全額に関して、デビット決済による処理を試み(図3
参照)、それがかなわぬ場合に、初めて、デビット・ク
レジット併用決済処理を試みるようしている(図4,図
5参照)。
【0083】又、デビット・クレジット併用決済処理に
あっては、口座残高(B)を第1の金額として決定する
と共に、不足額(A−B)を第2の金額として決定し、
加えて、第1の金額に関してはデビット決済可能なもの
として、第2の金額についてだけクレジット会社ホスト
に対して与信照会を行い、その後、両金額が共に決済可
能であることを確認した後、デビット・クレジット併用
決済を金融機関ホスト並びにクレジット会社ホストへと
指令するようにしている。
【0084】そのため、口座残高(B)が決済要求額
(A)よりも大きい場合は勿論のこと、口座残高(B)
が決済要求額(A)に満たない場合にあっても、デビッ
ト決済可能な最大額が口座残高から引き落とされること
になり、クレジット決済に対してデビット決済を優先さ
せた併用処理が可能となるのである。
【0085】次に、本発明に係る決済処理システムの構
成図(第2実施形態)が図6に示されている。尚、同図
において図1の第1実施形態と同一構成部分については
同符号を付して説明は省略する。
【0086】この第2実施形態の決済処理システムにあ
っては、セキュリティーネットワーク5aと金融系ネッ
トワーク5bやクレジット系ネットワーク5cとの間
に、データ中継装置7が介在されている。このデータ中
継装置7は、カード決済端末から金融機関ホストやクレ
ジット会社ホストへ至るデータの振り分け作業並びに電
文変換作業などを司るものである。
【0087】すなわち、カード決済端末(1a,1b)
から金融機関ホスト31〜3nやクレジット会社ホスト
41〜4nへとデータを送信する場合、それらカード決
済端末はデータ中継装置7に宛ててデータを送信すれば
よく、該当する金融機関ホスト31〜3nやクレジット
会社ホスト41〜4nへの振り分け作業は、データ中継
装置7がこれを行うのである。逆に、それらホスト31
〜3n,41〜4nから返送されるデータについては、
データ中継装置7へ宛てて返送すればよく、該当するカ
ード決済端末への振り分けはあるいは電文変換が、デー
タ中継装置7がこれを実行するのである。決済端末にお
ける決済要求処理のフローチャート(第2実施形態)が
図7に示されている。
【0088】同図において電源投入などにより処理が開
始されると、カードリーダからデビットカードの挿入を
待機する状態となる(ステップ701,702NO)。
【0089】この状態において、カードリーダに対して
デビットカードが挿入されると(ステップ702YE
S)、続いて、キー操作によって決済要求額(A)が入
力するのを待機する状態となる(ステップ703,70
4NO)。
【0090】この状態において、決済要求額の入力が確
認されると(ステップ704YES)、続いて、キー操
作により暗証番号が入力されるのを待機する状態となる
(ステップ705,706NO)。
【0091】この状態において、暗証番号の入力が確認
されると(ステップ706YES)、さらに、カードリ
ーダを介してクレジットカードが挿入されることを待機
する状態となる(ステップ707,708NO)。
【0092】この状態において、クレジットカードの挿
入が確認されると(ステップ708YES)、決済要求
額(A)に関する決済要求がデータ中継装置7へ宛てて
送信される(ステップ709)。
【0093】以後、決済端末の側では、データ中継装置
7から決済完了の返信が来るのを待機する状態となり
(ステップ701,711NO)、決済完了が到来する
のを待って(ステップ711YES)、レシートの発行
を行って(ステップ712)、一連の処理を終了する。
【0094】一方、決済要求額(A)に関する決済要求
を受信したデータ中継装置7の側では、図8に示される
デビット単独決済処理と図9に示されるデビット・クレ
ジット併用決済処理のいずれかを実行する(ステップZ
201)。
【0095】データ中継装置におけるデビット単独決済
処理のフローチャート(第2実施形態)が図8に示され
ている。
【0096】同図において、処理が開始されると、デー
タ中継装置の側では、決済端末からの決済要求が受信さ
れるのを待機する状態となる(ステップ801,802
NO)。
【0097】この状態において、決済端末から決済要求
が受信されると(ステップ802YES)、金融機関ホ
ストに対する口座残高(B)の照会処理が実行される
(ステップ803)。この口座残高(B)に関する照会
処理にあっては、金融機関ホストに向けて口座残高の問
い掛けが行われる。すると、金融機関ホストの側では、
指定された個人口座データ(D1)を参照することによ
り、残高の確認を行い、これをデータ中継装置へと返送
する(ステップZ202)。
【0098】このようにして、口座残高(B)の照会が
完了すると(ステップ803)、続いて、第1実施形態
の場合と同様にして、決済要求額(A)と口座残高
(B)との大小比較が行われる(ステップ804)。
【0099】ここで、口座残高(B)が決済要求額
(A)よりも大きいと判定されると(ステップ804Y
ES)、第1の金額である決済要求額(A)に関するデ
ビット決済要求が金融機関ホストへと送信される(ステ
ップ805)
【0100】すると、金融機関ホストの側では、指定さ
れた個人口座より決済要求額(A)を引き落とす処理を
実行し、実行完了と共にレスポンスをデータ中継装置へ
と返送する(ステップZ203)。
【0101】一方、データ中継装置の側では、決済要求
を送信した後、金融機関ホストからの受信を待機する状
態となり(ステップ806,807NO)、決済完了が
確認されると(ステップ807YES)、決済端末に対
して決済完了を送信して(ステップ808)、一連の処
理を完了する。
【0102】これに対して、決済要求額(A)と口座残
高(B)との大小比較の結果(ステップ804)、口座
残高(B)が決済要求額(A)に不足すると判定される
と(ステップ804NO)、図9に移って、デビット・
クレジット併用決済処理が実行される。
【0103】データ中継装置におけるデビット・クレジ
ット併用処理のフローチャート(第2実施形態)が図9
に示されている。
【0104】同図において、処理が開始されると、まず
最初に、第2の金額である金額(A−B)に関して、ク
レジット会社ホストに対し与信照会が行われる(ステッ
プ901)。この与信照会では、データ中継装置の側か
らクレジット会社ホストに対し問い掛けが行われ、この
問い掛けに対してクレジット会社ホストは個人与信デー
タ(D2)を参照することによって、与信可否の判定を
行い、その判定結果をデータ中継装置の側へと返送する
(ステップZ204)。
【0105】続いて、与信OKと判定された場合には
(ステップ902YES)、第1の実施形態の場合と同
様にして、第1の金額である口座残高(B)に関するデ
ビット決済要求が金融機関ホストに対して行われ(ステ
ップ904)、同時に、第2の金額である(A−B)に
関するクレジット決済要求がクレジット会社ホストに対
して行われる(ステップ905)。
【0106】すると、第1の実施形態で説明したよう
に、金融機関ホストの側では口座引き落とし処理が行わ
れ(ステップZ205)、クレジット会社ホストの側で
は当該個人に関する与信処理が行われる(ステップZ2
06)。
【0107】その後、それらホストからはデータ中継装
置の側へと決済完了レスポンスが送信され、これをデー
タ中継装置の側で受け取ることによって(ステップ90
6,907YES)、両方の決済完了の確認が行われ、
最後にデータ中継装置の側から決済端末の側へと決済完
了レスポンスが送信される(ステップ908)。
【0108】すると、決済端末の側では、先に説明した
ように、決済完了の確認の後(ステップ711YE
S)、レシート発行処理を行って(ステップ712)、
一連の処理を完了する。
【0109】以上説明した第2実施形態の決済処理シス
テムによれば、データ中継装置の側に、第1の金額
(B)に関するデビット決済要求送信処理や第2の金額
である(A−B)に関するクレジット決済要求信号送信
処理を含めたため、決済端末側の処理が簡素化され、そ
の分だけ決済端末を安価に製作することが可能となるの
である。
【0110】最後に、口座残高と決済態様との関係を図
10にまとめて示す。同図(a)に示されるように、口
座残高(B)が決済要求額(A)よりも大きい場合に
は、デビット単独決済処理が実行される。これに対し
て、口座残高(B)が決済要求額(A)に不足する場合
には、口座残高(B)目一杯にデビット決済処理が行わ
れ、不足分についてはクレジット決済が行われるのであ
る。そのため、このような決済処理方法によれば、常に
口座残高目一杯にデビット決済が行われ、不足分につい
てのみクレジット決済が行われるため、デビット決済の
良さを最大限発揮して、効率の良い決済処理が可能とな
るのである。
【0111】
【発明の効果】以上の実施形態の説明でも明らかなよう
に、この発明によれば、一の取引に関する決済要求額
を、デビット決済とクレジット決済とを併用して処理す
ることが可能となり、従前のように、デビット口座の残
高が不足していても、デビット単独決済かクレジット単
独決済かを択一的に選択を迫られることがなくなり、決
済の自由度が高まる。
【0112】加えて、デビット決済をクレジット決済に
優先するように構成すれば、デビット決済の顧客並びに
店側への利点を生かして、効率の良い決済処理を行うこ
とが可能となって、デビット決済の広く一般への普及に
も資するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る決済処理システム
の構成図である。
【図2】カードモバイル端末のハードウェア構成図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態である決済端末における
デビット単独決済処理のフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態である決済端末における
デビット・クレジット併用決済処理のフローチャート
(その1)である。
【図5】本発明の第1実施形態である決済端末における
デビット・クレジット併用決済処理のフローチャート
(その2)である。
【図6】本発明の第2実施形態である決済処理システム
の構成図である。
【図7】本発明の第2実施形態である決済端末における
決済要求処理のフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態であるデータ中継装置に
おけるデビット単独決済処理のフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態であるデータ中継装置に
おけるデビット・クレジット併用決済処理のフローチャ
ートである。
【図10】口座残高と決済態様との関係を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1a カード決済モバイル端末 1b カード決済端末 2a デビットカード 2b クレジットカード 31〜3n 金融機関ホスト 31−1 外部記憶装置 41〜4n クレジット会社ホスト 4n−1 外部記憶装置 D1 個人口座データ D2 個人与信データ 5a セキュリティーネットワーク 5b 金融系ネットワーク 5c クレジット系ネットワーク 6 無線基地局 101 制御部 102 電源部 103 表示部 104 入力部 105 カードリーダ部 106 印刷部 107 メモリ部 108 通信部 7 データ中継装置 7−1 外部記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 321 G07G 1/12 321L (72)発明者 加茂 和徳 東京都千代田区西神田二丁目5番8号 株 式会社アケセス内 Fターム(参考) 3E042 AA01 BA18 CC03 CD04 EA01 5B055 CB09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 決済要求額を第1の金額と第2の金額と
    に二分する決済額分割ステップと、 第1の金額をデビット決済により、第2の金額をクレジ
    ット決済により、それぞれ決済可能か否かを判定する決
    済可否判定ステップと、 両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件とし
    て、第1の金額をデビット決済により、第2の金額をク
    レジット決済により処理する分割決済ステップと、 を含む決済処理方法。
  2. 【請求項2】 決済要求額がデビット決済可能な最大金
    額を超えているときに実施されるものである請求項1に
    記載の決済処理方法。
  3. 【請求項3】 決済額分割ステップが、デビット決済可
    能な最大金額を第1の金額とするものであり、かつ決済
    要求額から第1の金額を差し引いた残額を第2の金額と
    するものである請求項1に記載の決済処理方法。
  4. 【請求項4】 デビット決済可能な最大金額が、デビッ
    ト口座の現在残高又は所定の引落限度額である請求項2
    又は3に記載の決済処理方法。
  5. 【請求項5】 決済端末とデビット決済機関やクレジッ
    ト決済機関をネットワークで結んでなる決済処理システ
    ムであって、 決済端末側には、 決済要求額を第1の金額と第2の金額とに二分する決済
    額分割手段と、 第1の金額をデビット決済により決済可能か否かをデビ
    ット決済機関への照会を通じて判定すると共に、第2の
    金額をクレジット決済により決済可能か否かをクレジッ
    ト決済機関への照会を通じて判定する決済可否判定手段
    と、 両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件とし
    て、第1の金額をデビット決済により、第2の金額をク
    レジット決済により処理するように、デビット決済機関
    及びクレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済
    要求送信手段と、が設けられ、 デビット決済機関側には、 決済端末側からの決済要求が受信されると、第1の金額
    をデビット口座から引き落とすデビット決済手段が設け
    られ、 クレジット決済機関側には、 決済端末側からの決済要求が受信されると、第2の金額
    に関して与信処理を実行するクレジット決済手段が設け
    られている、決済処理システム。
  6. 【請求項6】 決済端末とデビット決済機関やクレジッ
    ト決済機関をデータ中継装置を介してネットワークで結
    んでなる決済処理システムであって、 決済端末側には、 決済要求額をデータ中継装置に宛てて送信する決済要求
    送信手段が設けられ、 データ中継装置側には、 決済端末から受信される決済要求額を第1の金額と第2
    の金額とに二分する決済額分割手段と、 第1の金額をデビット決済により決済可能か否かをデビ
    ット決済機関への照会を通じて判定すると共に、第2の
    金額をクレジット決済により決済可能か否かをクレジッ
    ト決済機関への照会を通じて判定する決済可否判定手段
    と、 両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件とし
    て、第1の金額をデビット決済により、第2の金額をク
    レジット決済により処理するように、デビット決済機関
    及びクレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済
    要求送信手段と、が設けられ、 デビット決済機関側には、 データ中継装置側からの決済要求が受信されると、第1
    の金額をデビット口座から引き落とすデビット決済手段
    が設けられ、 クレジット決済機関側には、 データ中継装置側からの決済要求が受信されると、第2
    の金額に関して与信処理を実行するクレジット決済手段
    が設けられている、決済処理システム。
  7. 【請求項7】 決済額分割手段が、決済要求額がデビッ
    ト決済可能な最大金額を超えているときに、決済金額を
    第1の金額と第2の金額とに分割するものである請求項
    5又は6に記載の決済処理システム。
  8. 【請求項8】 決済額分割手段が、デビット決済可能な
    最大金額を第1の金額とするものであり、かつ決済要求
    額から第1の金額を差し引いた残額を第2の金額とする
    ものである請求項5又は6に記載の決済処理システム。
  9. 【請求項9】 デビット決済可能な最大金額が、デビッ
    ト口座の現在残高又は所定の引落限度額である請求項7
    又は8に記載の決済処理システム。
  10. 【請求項10】 決済要求額を第1の金額と第2の金額
    とに二分する決済額分割手段と、 第1の金額をデビット決済により決済可能か否かをデビ
    ット決済機関への照会を通じて判定すると共に、第2の
    金額をクレジット決済により決済可能か否かをクレジッ
    ト決済機関への照会を通じて判定する決済可否判定手段
    と、 両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件とし
    て、第1の金額をデビット決済により、第2の金額をク
    レジット決済により処理するように、デビット決済機関
    及びクレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済
    要求送信手段と、を含む決済端末。
  11. 【請求項11】 決済要求額の決済可否をデビット決済
    機関に照会すると共に、それが決済不能とされることを
    条件として当該デビット口座の引落可能最大金額を第1
    の金額とし、さらに、決済要求額から第1の金額を差し
    引いた残額の決済可否をクレジット決済機関に照会する
    と共に、それが決済可能とされることを条件として当該
    残額を第2の金額とする決済額分割手段と、 第1の金額をデビット決済により、第2の金額をクレジ
    ット決済により処理するように、デビット決済機関及び
    クレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済要求
    送信手段と、を含む決済端末。
  12. 【請求項12】 決済要求額を第1の金額と第2の金額
    とに二分する決済額分割手段と、 第1の金額をデビット決済により決済可能か否かをデビ
    ット決済機関への照会を通じて判定すると共に、第2の
    金額をクレジット決済により決済可能か否かをクレジッ
    ト決済機関への照会を通じて判定する決済可否判定手段
    と、 両金額がそれぞれ決済可能と判定されることを条件とし
    て、第1の金額をデビット決済により、第2の金額をク
    レジット決済により処理するように、デビット決済機関
    及びクレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済
    要求送信手段と、を含むデータ中継装置。
  13. 【請求項13】 決済要求額の決済可否をデビット決済
    機関に照会すると共に、それが決済不能とされることを
    条件として当該デビット口座の引落可能最大金額を第1
    の金額とし、さらに、決済要求額から第1の金額を差し
    引いた残額の決済可否をクレジット決済機関に照会する
    と共に、それが決済可能とされることを条件として当該
    残額を第2の金額とする決済額分割手段と、 第1の金額をデビット決済により、第2の金額をクレジ
    ット決済により処理するように、デビット決済機関及び
    クレジット決済機関に決済要求を送信する分割決済要求
    送信手段と、を含むデータ中継装置。
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