JP2002007625A - 中古遊技機管理システム - Google Patents

中古遊技機管理システム

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JP2002007625A
JP2002007625A JP2000185671A JP2000185671A JP2002007625A JP 2002007625 A JP2002007625 A JP 2002007625A JP 2000185671 A JP2000185671 A JP 2000185671A JP 2000185671 A JP2000185671 A JP 2000185671A JP 2002007625 A JP2002007625 A JP 2002007625A
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gaming machine
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットインフラを活用して回線コス
トの削減と使い勝手の改善を図った中古遊技機管理シス
テムを提供する。 【解決手段】 サーバマシン305は、遊技機の基板の
識別情報(基板ID)と該基板に実装された遊技用演算
チップの識別情報(チップID)とを対応付けて記憶す
る記憶手段と、クライアントに対して基板ID入力用の
Webドキュメントを提供する第1提供手段と、前記W
ebドキュメントに入力された基板IDに対応するチッ
プIDを前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検
索手段によって検索されたチップIDを記載したWeb
ドキュメントを前記クライアントに提供する第2提供手
段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中古遊技機管理シ
ステムに関し、詳しくは、中古遊技機を遊技店に導入し
て営業する際の当該中古遊技機の主要構成品(例えば、
ぱちんこ遊技機における役物制御装置用の基板。以下単
に「基板」という。)の正当性検査を支援する中古遊技
機管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ぱちんこ遊技機、回胴式遊技
機、アレンジボール遊技機、じゃん球遊技機などの遊技
の場を提供する遊技店(以下「ホール」ともいう。)の
多くは、顧客をつなぎとめるためや新規顧客を獲得する
ために、適宜に新型の遊技機(以下「新台」という。)
への入れ替えを行っており、これに伴って発生する中古
遊技機の一部は、他の遊技店にまわされて再び営業に供
されている。
【0003】ところで、中古遊技機の移動や移動先ホー
ルへの設置作業自体は、新台のそれと基本的に変わりな
いが、基板の不正交換や改ざん等の防止対策の点で見た
場合、新台の完璧さに比べて中古遊技機の不十分さは否
めない。新台の場合、その遊技機の市場イメージ低下
(言い換えればメーカの信頼性低下)を回避するため
に、出荷から設置に至るまでの間、もっぱらメーカ主導
による強固なガードが講じられているものの、中古遊技
機の場合はその多くがメーカ以外の専門業者(以下「中
古販売業者」という。)の手によって輸送や設置などが
行われており、かかる中古販売業者にメーカと同レベル
の責任感を期待することが難しいからである。
【0004】このように、新台に比べて不正改造等の可
能性を否定しきれない中古遊技機の存在は、その遊技機
メーカへの不信感にもつながりかねないので、何らかの
対策を講じる必要があり、例えば、次のような「中古遊
技機管理システム」を考えることができる。
【0005】図21は、そのシステム概念図であり、こ
のシステムは、中古遊技機のメーカ1、中古販売業者
2、中古遊技機の移動先ホール3および移動先ホール3
に設置された中古遊技機の正当性を評価する検査機関4
の四者によって構成される。メーカ1は、自社製遊技機
の出荷時における基板の管理IDと当該基板に実装され
た遊技用演算チップに書き込まれたチップIDとの対応
関係を記録して管理する。出荷以降に遊技用演算チップ
が交換された場合はこの管理データと照合することによ
り、不正を見抜くことができる。
【0006】一方、中古販売業者2は、検査機関4に対
して、移動対象の中古遊技機のメーカ名(および機種
名)とその基板の管理IDならびに移動先ホール名を通
知し、検査機関4は、この通知を受け取ると、メーカ1
に対して当該管理IDに対応するチップIDの報告を求
める。検査機関4の担当者は、報告を受け取った後、移
動先ホール3に出向き、当該移動先ホール3に設置され
た中古遊技機の基板の管理IDとチップIDを読み取
り、中古販売業者2から通知された管理IDおよびメー
カ1から報告されたチップIDとの照合をとる。
【0007】この対策によれば、仮に中古遊技機の移動
途中等で基板の交換が行われていたり、遊技用演算チッ
プの交換が行われていたりした場合は、上記照合結果が
不一致になるので、当該不正行為を見抜くことができ、
移動先ホール3での中古遊技機の正当性を担保(保証)
することができる。
【0008】この対策は、図22のように簡素化するこ
ともできる。この簡素化例では検査機関は存在しない。
移動先ホール3の従業員等がメーカ1に対して、所要の
情報(中古遊技機の基板管理IDに対応するチップI
D)提供を要求し、検査機関の担当者に代わって上記照
合動作を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記対
策にあっては、いずれも関係者間における一対一の通信
路を確保する必要があり、例えば、図21の対策例にあ
っては、中古販売業者2と検査機関4の間、さらに、検
査機関4とメーカ1の間の二つ通信路を確保しなければ
ならない。このため、回線コストがかさむという問題点
がある上、仮にそれぞれの通信路に公衆回線網を利用し
たとしても、相手側の電話番号を調べなければならない
など、使い勝手が悪いという問題点がある。
【0010】また、図22の対策例にあっては、必要な
通信路をメーカ1と移動先ホール3の間の一つにして回
線コストを削減できるものの、その通信路に公衆回線網
を利用した場合は、やはり相手側の電話番号を調べなけ
ればならないから同様に使い勝手が悪いという問題点が
ある。
【0011】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、インターネットインフラを活用して、回線コスト
の削減と使い勝手の改善を図った中古遊技機管理システ
ムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
遊技機の基板の識別情報(基板ID)と該基板に実装さ
れた遊技用演算チップの識別情報(チップID)とを対
応付けて記憶する記憶手段と、クライアントに対して基
板ID入力用のWebドキュメントを提供する第1提供
手段と、前記Webドキュメントに入力された基板ID
に対応するチップIDを前記記憶手段から検索する検索
手段と、前記検索手段によって検索されたチップIDを
記載したWebドキュメントを前記クライアントに提供
する第2提供手段とを備える。この発明では、インター
ネット接続環境とWebドキュメントの閲覧環境を有す
るクライアントマシンから中古遊技機管理システムにア
クセスして基板IDを入力することにより、その基板I
Dに対応したチップIDが中古遊技機管理システムから
クライアントマシンに返される。請求項2記載の発明
は、遊技機の基板の識別情報(基板ID)と該基板に実
装された遊技用演算チップの識別情報(チップID)と
を対応付けて記憶すると共に、登録ユーザの電子メール
アドレスを記憶する記憶手段と、クライアントに対して
基板ID入力用のWebドキュメントを提供する提供手
段と、前記Webドキュメントに入力された基板IDに
対応するチップIDを前記記憶手段から検索すると共
に、該基板IDを入力したユーザの電子メールアドレス
を前記記憶手段から検索する検索手段と、前記検索手段
によって検索されたチップIDを記載した電子メールを
生成する生成手段と、該生成手段によって生成された電
子メールを前記検索手段によって検索された電子メール
アドレス宛てに送信する送信手段とを備える。この発明
では、インターネット接続環境とWebドキュメントお
よび電子メールの閲覧環境を有するクライアントマシン
から中古遊技機管理システムにアクセスして基板IDを
入力することにより、その基板IDに対応したチップI
Dを含む電子メールがあらかじめ登録された電子メール
アドレス宛てに配信される。請求項1または請求項2記
載の発明に従属する請求項3記載の発明は、前記クライ
アントを認証する認証手段を含む。この発明では、認証
をパスしたクライアントのみ中古遊技機管理システムへ
のアクセスが許容される。請求項1記載の発明に従属す
る請求項4記載の発明は、前記第2提供手段は、前記検
索手段によって検索されたチップIDを符号化する符号
化手段を含み、該符号化データを記載したWebドキュ
メントを前記クライアントに提供する。この発明では、
チップIDを符号化したデータがネットワークに流され
る。請求項5記載の発明は、クライアントに対して基板
ID入力用のWebドキュメントを提供する第1提供手
段、前記Webドキュメントに入力された基板IDに対
応するチップIDを記憶手段から検索する検索手段、お
よび、前記検索手段によって検索されたチップIDを記
載したWebドキュメントを前記クライアントに提供す
る第2提供手段を実現するためのプログラムを格納す
る。この発明では、該プログラムとマイクロコンピュー
タを含むハードウェア資産との有機的結合によって中古
遊技機管理システムに必要な各手段が実現される。請求
項6記載の発明は、クライアントに対して基板ID入力
用のWebドキュメントを提供する提供手段、前記We
bドキュメントに入力された基板IDに対応するチップ
IDを記憶手段から検索すると共に、該基板IDを入力
したユーザの電子メールアドレスを記憶手段から検索す
る検索手段、前記検索手段によって検索されたチップI
Dを記載した電子メールを生成する生成手段、および、
該生成手段によって生成された電子メールを前記検索手
段によって検索された電子メールアドレス宛てに送信す
る送信手段を実現するためのプログラムを格納する。こ
の発明では、該プログラムとマイクロコンピュータを含
むハードウェア資産との有機的結合によって中古遊技機
管理システムに必要な各手段が実現される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、例
えば、ぱちんこ遊技を行うための遊技装置を例にして、
図面を参照しながら説明する。 <ぱちんこ遊技機の外観構成>図1は、遊技装置10の
正面構成図である。遊技装置10は、ぱちんこ遊技機
(以下「遊技機」と省略する。)11と、この遊技機1
1に併設される球貸機12とにより構成されている。球
貸機12は、赤外線受光窓13やプリペイドカードの挿
入口14およびプリペイドカードの未使用金額や不正状
態を表示するための表示窓15などを有し、プリペイド
カードの残高範囲内で遊技機11へ球貸しを行う。
【0014】遊技機11は、額縁状の前面枠16および
前面ガラスを支持する金枠17ならびに遊技領域が形成
された遊技盤18を有すると共に、その下に中間パネル
19や操作パネル20などを有している。中間パネル1
9には賞球や貸球を受けるための上皿21が取り付けら
れており、操作パネル20には球発射用の操作ハンドル
22、球貯留皿23および灰皿24などが取り付けられ
ている。なお、上皿21には上皿21の球を球貯留皿2
3に移すために両者を接続する通路を開閉するための開
閉レバー21a、プリペイドカードの未使用金額を表示
する残高表示器21b、球貸機12に対して所定数量の
球貸を要求する際に操作される球貸スイッチ21c、球
貸可能状態を表示する球貸可能表示器21dおよびプリ
ペイドカードの返却(球貸機12からの排出)を要求す
る際に操作される返却スイッチ21eなどが設けられて
おり、球貯留皿23には貯留球を外部下方に抜くための
球抜きレバー23aが設けられている。
【0015】遊技盤18には前面の略円形領域をガイド
レール25で取り囲んだ遊技領域が形成されており、こ
の遊技領域には、複数の識別情報(いわゆる特別図柄;
以下「特図」という)を複数列で変動表示する特図表示
装置26、大入賞口を有する特別変動入賞装置27、特
図始動口28、複数の一般入賞口29、風車と呼ばれる
複数の打球方向変換部材30、左右のサイドランプ3
1、アウト穴32などが備えられているほか、特図表示
装置26の上部に複数の一般入賞口29の一つが配置さ
れ、その下に特図の始動記憶数を表示するための4個の
特図始動記憶表示器33が設けられている。さらに、上
述の各入賞口、すなわち、特図始動口28、一般入賞口
29および特別変動入賞装置27には図示しない入賞ス
イッチが設けられており、各入賞口への入賞球を検出す
る。なお、遊技盤18の遊技領域には図示を略している
が天釘やヨロイ釘などと呼ばれる多数の障害釘が設けら
れていると共に、その他の各種装飾ランプやLEDなど
も設けられている。
【0016】図2は、遊技装置10の裏機構を示す図で
ある。遊技機11の裏面に向かって左側には遊技制御装
置101が設けられており、その下側には音出力制御装
置102と排出制御装置103が設けられ、さらにその
下側には発射ユニット104と発射制御装置105が設
けられている。また、裏機構の中央部付近には装飾制御
装置106と表示制御装置107が設けられており、そ
の下側には電源供給ユニット108が設けられている。
これらの装置はいずれも中身が透けて見えるケース内
に、各々の制御機能を実現するための制御基板を実装し
てユニット化したものであるが、特に役物遊技に必要な
各種制御を行う遊技制御装置101については、一般に
そのユニット全体を指して“基板”と呼ぶことが多いの
で、本明細書においても単に“基板”という場合は、遊
技制御装置101の全体を指すものとする。
【0017】遊技機11の裏機構の上部付近から右側端
部付近を経由して下部付近に至る経路上には、貯留タン
ク109、横方向の誘導路110、屈曲接続ユニット1
11、排出ユニット112、縦方向の誘導路113、入
賞球集合棚(他の部材に隠れて見えない)、入賞球流下
樋(同様に見えない)および球排出口114が順番に設
けられている。貯留タンク109は排出される前の球を
予め貯留しておくもので、この貯留タンク109の球数
不足は不図示の補給センサによって検出され、不足のと
きはホールの島設備から球が補給されるようになってい
る。貯留タンク109に貯留された球は誘導路110と
屈曲接続ユニット111によって排出ユニット112に
導かれ、排出ユニット112は導かれた球を所定の球排
出指令信号(排出制御装置103からの信号)に従って
遊技機11の前面に設けられた上皿21へと排出する。
【0018】排出ユニット112は例えば2条の排出通
路を有し、各通路に設けられた不図示のソレノイドを上
記球排出指令信号に従って駆動して賞球用の球排出と球
貸し用の球排出を行い、且つ、各通路から排出された排
出球を不図示のセンサで検出して排出制御装置103に
通知するとともに、さらに、賞球用の球排出数(賞球払
い出し数)を専用のセンサ112eで検出して遊技制御
装置101に通知する。
【0019】遊技盤18の各入賞口に入った球(入賞
球)ならびにアウト穴32に入った球(アウト球)は、
遊技盤18の裏面に設けられた不図示の入賞球集合棚に
集められ、同じく不図示の入賞球流下樋を介して球排出
口114からホールの島設備に戻されるようになってお
り、同様に、排出ユニット112の上流側に待機中の球
も遊技店の営業終了時等に不図示の球抜きソレノイドを
駆動することによって球排出口114から島設備に戻さ
れるようになっている。なお、排出ユニット112の上
流側に待機球が有るかどうかは、屈曲接続ユニット11
1の内部に設けられた半端センサ111aによって検出
されるようになっている。
【0020】117は基枠体である。この基枠体117
は合成樹脂製の一体成型品で形成されており、遊技機1
1の前面枠16の裏側に固定された金属フレーム119
に着脱可能に取り付けられている。そして、この基枠体
117に上記各構成品のうちのいくつかの構成品、すな
わち、排出制御装置103、発射ユニット104、発射
制御装置105、貯留タンク109、誘導路110、屈
曲接続ユニット111、排出ユニット112、誘導路1
13、入賞球集合棚(不図示)、入賞球流下樋(不図
示)および球排出口114などが着脱可能に取り付けら
れていると共に、球貸し機接続ユニット121やセンサ
ケーブル接続ユニット122および遊技店用第1ケーブ
ル接続ユニット123なども着脱可能に取り付けられて
いる。
【0021】金属フレーム119には遊技盤収納部12
0が形成されており、この遊技盤収納部120には遊技
盤18が着脱可能に取り付けられている。そして、遊技
盤18の裏側には上記各構成品のうち基枠体117に取
り付けられた構成品以外のもの、すなわち、遊技制御装
置101、音出力制御装置102、装飾制御装置10
6、表示制御装置107および電源供給ユニット108
などが着脱可能に取り付けられているとともに、遊技店
用第2ケーブル接続ユニット124や検査用ケーブル接
続ユニット125なども着脱可能に取り付けられてい
る。
【0022】<遊技制御装置101の内部ブロック構成
とその動作>図3は、遊技制御装置101の電気的構成
を示すブロック図である。遊技制御装置101は、パチ
ンコ遊技等に必要な役物制御を行うアミューズメントチ
ップ(遊技用演算処理装置200)と、高精度な発振周
波数を分周して所定のクロック信号CLKを発生する発
振器131と、各種センサ信号を入力する入力インター
フェース133と、各種駆動信号を出力する出力インタ
ーフェース134と、外部の情報管理装置(例えば、球
貸機12や後述の検査端末101hなど)との間のデー
タ接続を行う外部通信端子138とを含んで構成されて
いる。
【0023】入力インターフェース133は、遊技盤1
8に設けられた各入賞センサ、すなわち、特図始動スイ
ッチ139や入賞スイッチ140、継続スイッチ141
およびカウントスイッチ142からの信号を選択的に取
り込んで遊技用演算処理装置200の外部バスインター
フェース204(図4参照)に入力するものであり、そ
の選択動作は遊技用演算処理装置200からのチップセ
レクト信号CS0〜CS7(図4参照)に従って行われ
る。なお、入賞スイッチ140を表す矩形状図形の中に
記載した“1〜n”は、この入賞スイッチ140がn個
設けられていることを表している。但し、nは一般入賞
口の数である。
【0024】出力インターフェース134は、遊技用演
算処理装置200の外部バスインターフェース204
(図4参照)から取り出された信号を、例えば、外部情
報端子群143(図2の遊技店用第1ケーブル接続ユニ
ット123および第2ケーブル接続ユニット124なら
びに検査用ケーブル接続ユニット125に相当)を介し
てホールコンピュータなどに出力したり、また、表示制
御装置107や大入賞口ソレノイド144、排出制御装
置103、装飾制御装置106および音出力制御装置1
02などに選択的に出力したりするものであり、その選
択動作は入力インターフェース133と同様に遊技用演
算処理装置200からのチップセレクト信号CS0〜C
S7(図4参照)に従って行われる。遊技制御装置10
1には、電源供給ユニット108からの各種電源電圧や
パワーオンリセット信号(PWR_RST)が入力して
おり、遊技用演算処理装置200は、これらの電源供給
を受けて動作すると共に、そのPWR_RSTに応答し
て所定の初期化動作(システムリセット動作)を実行す
る。なお、電源供給ユニット108は、バックアップ電
源を兼ねることが可能なように構成されており、停電時
に遊技用演算処理装置200の内部データの保持を行う
場合には遊技用演算処理装置200にバッテリバックア
ップ電源を供給すると共に、電源遮断を検出してその検
出信号も遊技用演算処理装置200に供給するようにな
っている。
【0025】<遊技用演算チップの内部ブロック構成と
その動作>図4は、遊技用演算処理装置200の内部構
成を示すブロック図である。遊技用演算処理装置200
は共通の半導体基板上に所要の電子回路を集積してワン
チップ化し、パッケージングして製造されたアミューズ
メントチップである。なお、単に「遊技用演算チップ」
または「遊技用チップ」と呼ばれることもある。
【0026】図示の遊技用演算処理装置200は、特に
限定しないが、遊技制御を行う遊技ブロック200A
と、情報管理を行う管理ブロック200Bとに区分され
ており、各ブロックごとに以下に説明する様々な構成要
素を実装する。まず、遊技ブロック200Aは、CPU
コア201やプログラムROM202およびユーザーワ
ークRAM203といった構成要素を含むとともに、外
部バスインターフェース204、クロックジェネレータ
205、リセットコントローラ206、アドレスデコー
ダ207、入出力制御回路208、乱数生成回路20
9、ユーザー定期リセット発生回路210およびアトリ
ビュートレジスタ211などの構成要素を含み、さら
に、これらの構成要素間を接続するためのCPUバス2
12を含む。
【0027】CPUコア201は、図示は略すが、各種
のレジスタ群、算術・論理演算ユニット(ALU:Arit
hmetic and Logic Unit)、命令レジスタ(IR:Inst
ruction Register)、デコーダ、プログラムカウンタ
(PC:Program Counter)、スタックポインタ(S
P:Stack Pointer)、これらを結ぶデータバス、アド
レスバスおよび各種の制御部などをコア内に含み、例え
ば、Z80アーキテクチャなどの汎用CPUコアが用い
られる。プログラムROM202は、データの書き込み
回数が1回だけの不揮発性半導体メモリ(例えば、ワン
タイムPROM)であり、その記憶内容は遊技プログラ
ムおよびチェックコードなどである。なお、チェックコ
ードとは遊技プログラムを所定の符号化アルゴリズムで
符号化する際に生成されるデータのことである。
【0028】ユーザーワークRAM203は、CPUコ
ア201の主記憶に相当し、例えば、SRAM等の高速
半導体デバイスで構成され、遊技ブロック200Aにお
ける遊技プログラムに基づく処理を実行する際にワーク
エリア(作業領域)として用いられる。外部バスインタ
ーフェース204は、図3の入力インターフェース13
3や出力インターフェース134との間で、複数ビット
(例えば、16ビット)の外部アドレス信号A0〜A1
5、複数ビット(例えば、8ビット)の外部データ信号
D0〜D7、メモリリクエスト信号MREQ、入出力リ
クエスト信号IORQ、メモリ書込み信号WR、メモリ
読み出し信号RDおよびモード信号MODEなどの信号
インターフェース処理を行うものである。
【0029】例えば、MODE信号をアクティブにした
状態で、外部アドレス信号A0〜A15を順次にインク
リメントしながら、外部データ信号D0〜D7を外から
加えると、プログラムROM202への書き込みモード
となって遊技機のメーカあるいは第三者機関による遊技
プログラムの書き込みが可能になる。但し、プログラム
ROM202への遊技プログラムの書き込みが終了する
と、後述のハードウェアパラメータROM214(図で
はHWパラメータROMと略記している)の所定領域に
書込終了コードが記録されるようになっており、ハード
ウェアパラメータROM214に書込終了コードが記録
されている場合には、プログラムROM202への遊技
プログラムの書き込みができないようになっている。
【0030】また、MREQ信号またはIOREQ信号
をアクティブにした状態でWR信号をアクティブにする
と、所定の外部I/Oに外部データ信号D0〜D7を書
き込むことができ、RD信号をアクティブにすると、所
定の外部I/Oから外部データ信号D0〜D7を取り込
むことができるようになっている。なお、所定の外部I
/Oとは、図3の入力インターフェース133の各ポー
トまたは出力インターフェース134の各ポートもしく
はサウンドジェネレータ135のうち、チップセレクト
信号CS0〜CS7の状態とWR信号またはRD信号の
状態に応じて選択される一つの要素のことである。
【0031】クロックジェネレータ205は外部(図3
の発振器131)からのクロック信号CLKを基に内部
クロック信号iCLKを発生してCPUコア201やユ
ーザー定期リセット発生回路210などの各ブロックに
供給する。リセットコントローラ206はCPUコア2
01のリセット端子に加えるCPUリセット信号CPU
_RSTを発生するものであり、このCPUリセット信
号CPU_RSTは、電源投入時に外部(図3のパワー
オンリセット発生器132)から入力するパワーオンリ
セット信号PWR_RSTに同期し、さらに、電源投入
後にユーザー定期リセット発生回路210から周期的に
入力するユーザー定期リセット信号USR_RSTにも
同期する。アドレスデコーダ207はCPUバス212
のアドレスバスの情報をデコードし、そのデコード結果
に応じたI/Oリソース選択用の内部信号を発生する。
【0032】入出力制御回路208はアドレスデコーダ
207からのI/Oリソース選択用内部信号に基づいて
チップセレクト信号CS0〜CS7のアクティブ/イン
アクティブ状態をコントロールし、図3の入力インター
フェース133のポートの一つ、または、出力インター
フェース134のポートの一つ、もしくは、サウンドジ
ェネレータ135を選択する。乱数生成回路209は、
遊技の実行過程において遊技価値(例えば、大当り)を
付加するか否か等に係わる乱数(乱数は、大当たりの決
定や停止時の図柄の決定等に使用)を生成するもので、
例えば、一様性乱数を生成する数学的手法(例えば、合
同法あるいはM系列法等)を利用する。ユーザー定期リ
セット発生回路210は、CPUコア201に対するユ
ーザー定期リセット信号USR_RSTを発生するもの
で、その発生間隔(ユーザー定期リセット間隔)は、ア
トリビュートレジスタ211に設定された値で決められ
る。アトリビュートレジスタ211は、ユーザー定期リ
セット間隔などのハードウェアパラメータ設定値を保持
するもので、アトリビュートレジスタ211の出力ポー
トは少なくともユーザー定期リセット発生回路210に
接続され、入力ポートは管理バス221を介して管理ブ
ロック200Bに接続されている。アトリビュートレジ
スタ211へのユーザー定期リセット間隔設定値の書き
込みは、管理バス221を介して管理ブロック200B
から行われるようになっており、その設定タイミング
は、遊技用演算処理装置200のシステムリセット(パ
ワーオンリセットと同義語)時である。
【0033】CPUバス212は、図示は略すがデータ
バス、アドレスバスおよびコントロールバスを含み、C
PUコア201と周辺回路、すなわち、プログラムRO
M202、ユーザーワークRAM203、外部バスイン
ターフェース204、クロックジェネレータ205、リ
セットコントローラ206、アドレスデコーダ207お
よび乱数生成回路209との間を接続するとともに、管
理ブロック200Bの一部の構成要素(ブートROM2
13、ハードウェアパラメータROM214およびバス
モニタ回路216)にも接続されている。
【0034】次に、遊技用演算処理装置200における
情報管理を行う管理ブロック200Bの構成を説明す
る。管理ブロック200Bは、ブートROM213、ハ
ードウェアパラメータROM214、管理用ワークRA
M215、バスモニタ回路216、セキュリティメモリ
217、IDプロパティRAM218、制御回路21
9、外部通信制御回路220および管理バス221を含
むとともに、遊技ブロック200Aから延びるCPUバ
ス212の一部を含んで構成されており、CPUバス2
12は、ブートROM213、ハードウェアパラメータ
ROM214およびバスモニタ回路216に接続されて
いる。
【0035】ブートROM213はブートプログラムや
管理ブロックの自己診断プログラムを格納しており、遊
技用演算処理装置200のシステムリセット時(正確に
は、システムリセット直後に実行される管理ブロック2
00Bの初期化処理の正常完了後に)、このブートプロ
グラムが立ち上がって、遊技プログラムの正当性判定処
理を行い、遊技プログラムの正当性が確認(言い換えれ
ば改竄された遊技プログラムでないことが確認)された
場合に遊技プログラムのスタートアドレス(CPUコア
201のアドレス空間内における所定アドレス;一般に
当該アドレス空間の先頭番地0000h;実際にはCP
Uコア201のプログラムカウンタの値を0に戻す)に
処理を渡すようになっている。
【0036】ハードウェアパラメータROM214は所
定の書込終了コードを格納するとともに、システムリセ
ット時に遊技ブロック200Aのアトリビュートレジス
タ211などにセットするためのハードウェアパラメー
タ設定情報を格納している。書込終了コードとは、先に
も述べたとおり、プログラムROM202に遊技プログ
ラムを書き込んだことを明示する情報である。また、ハ
ードウェアパラメータ設定情報とは、CPUコア201
の動作速度(いわゆるクロックスピード)、プログラム
ROM202やユーザーワークRAM203の使用アド
レス範囲(アドレス上下限値)、チップセレクト信号C
S0〜CS7の使用用途(入力用/出力用)およびユー
ザー定期リセット間隔の設定値などである。
【0037】これらのハードウェアパラメータは、遊技
用演算処理装置200のシステムリセット時にCPUバ
ス212、バスモニタ回路216を介して管理ブロック
200Bの制御回路219に読み込まれ、遊技制御に必
要なハードウェアパラメータ設定値として各部にセット
されるようになっており、例えば、ユーザー定期リセッ
ト間隔の設定値は、管理バス221を介して遊技ブロッ
ク200Aのアトリビュートレジスタ211にセットさ
れるようになっている。
【0038】管理用ワークRAM215は、バスモニタ
回路216を介して読み込まれた遊技ブロック200A
の情報(プログラムROM202の記憶内容やユーザー
ワークRAM203の記憶内容など)を一時的に保持す
るための記憶領域である。バスモニタ回路216は、C
PUバス212の状態監視を行い、CPUバス212が
CPUコア201によって使用されていないとき(例え
ば、遊技用演算処理装置200のシステムリセット期間
やユーザーワークRAM203のリフレッシュ期間)
に、必要に応じてCPUバス212を介して遊技ブロッ
ク200AのプログラムROM202やユーザーワーク
RAM203などをアクセスし、所要のデータ(遊技プ
ログラムやユーザーワークRAM203の内容など)を
管理ブロック200Bに取り込む。
【0039】セキュリティメモリ217は、遊技用演算
処理装置200の個体識別情報、すなわち、あらかじめ
チップメーカ(その遊技用演算処理装置200の製造
者)によって割り当てられたユニークな“チップID”
(少なくとも遊技用演算処理装置200の全製造個体の
中でユニークなチップIDであること)を書き換え不能
な状態で格納しており、さらに、このチップIDに加え
て、遊技種別コード、ランクコード、メーカコード、機
種コードおよび検査番号などの情報を書き換え不能に格
納している。なお、遊技種別コードとはパチンコ機や回
胴式遊技機等を区別するための情報であり、例えば、パ
チンコ機の場合は“P”、回胴式遊技機の場合は“G”
を表す情報である。また、ランクコードとは遊技機の機
種ランクコード(第1種、第2種、第3種または他種を
区別するためのコード)を表す情報であり、メーカコー
ドとは当該遊技機またはアミューズメントチップの製造
者を識別するためのメーカID(またはメーカ番号)を
表す情報であり、機種コードとはメーカが設定する当該
遊技機の製品コードを表す情報であり、検査番号(また
は検定コード)とは第三者機関による検査に合格した遊
技機に付与される番号を表す情報である。
【0040】IDプロパティRAM218は、セキュリ
ティメモリ217の記憶内容のうち少なくともチップI
Dをコピーして揮発的に記憶するとともに、ブート処理
の中で行われる遊技プログラムの正当性判定処理の結果
情報を記憶し、且つ、その記憶内容を電源オンの期間中
保持する。なお、上記情報記憶のタイミングは、遊技用
演算処理装置200のシステムリセット時であり、例え
ば、システムリセット直後に管理ブロック200Bで実
行される初期化処理の中で情報記憶が行われる。
【0041】制御回路219は所定のシーケンスを実行
して、管理ブロック200Bの動作を制御するもので、
例えば、システムリセット時に(正確にはシステムリセ
ット直後に管理ブロック200Bで実行される初期化処
理で)セキュリティメモリ217に保持されているチッ
プIDをIDプロパティRAM218にコピーして記憶
させたり、遊技中にバスモニタ回路216を介してCP
Uコア201のバス解放期間を検出し、同期間中に遊技
ブロック200AのプログラムROM202の内容(特
に遊技プログラム)やユーザーワークRAM203の内
容を読み出して管理用ワークRAM215に書き込んだ
りするほか、球貸機12やその他の検査装置(例えば、
後述の検査端末101h;図6(b)参照)からの情報
要求指令に応答して管理用ワークRAM201の記憶内
容やIDプロパティRAM218の記憶内容(特にチッ
プIDや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を外部
に転送するために、外部通信制御回路220の不図示の
通信バッファに設定したりする。
【0042】外部通信制御回路220は外部通信端子1
38(図3参照)を介して行われる球貸機12やその他
の検査装置(例えば、後述の検査端末101h;図6
(b)参照)と遊技用演算処理装置200との間の通信
を制御するもので、例えば、後述の検査端末101hか
らの管理情報要求に応答して、不図示の通信バッファの
内容、すなわち、管理用ワークRAM215の記憶内容
やIDプロパティRAM218の記憶内容(特にチップ
IDや遊技プログラムの正当性判定結果情報)を読み出
し、その読み出した情報を要求元の検査端末101hに
送信するという制御を行ったりする。
【0043】<遊技用演算処理装置200の状態遷移>
図5は、遊技用演算処理装置200の動作状態遷移図で
ある。図において、230〜233は状態、234〜2
43は遷移線である。まず、電源投入によってシステム
リセットが発生(遷移線234)すると、管理ブロック
200Bで初期化処理を実行し(状態230)、その結
果がNG(遷移線235)であれば、所要の警報等を発
生して待機状態に移行し、OK(遷移線236、23
7)であれば、管理ブロック200Bをアイドル状態
(遷移線238:管理情報要求の待ち受け状態)にする
とともに、ブートROM213に格納されているブート
プログラムをCPUコア201で実行する(状態23
2)。
【0044】そして、ブート結果がNG(遷移線24
1)であれば、所要の警報等を発生して待機状態に移行
し、OK(遷移線242)であれば、ブートリセット
(遊技プログラムのスタートアドレス発生)を発生して
プログラムROM202に格納されている遊技プログラ
ムをCPUコア201で実行し(状態233)、以降、
ユーザー定期リセット信号USR_RSTが発生(遷移
線243)する度に遊技プログラムを繰り返す。
【0045】ここで、状態231に入力する遷移線23
9は、球貸機12や後述の検査端末101hからの管理
情報要求を表し、状態231から出力する遷移線240
は、要求元(球貸機12や後述の検査端末101h)へ
の管理情報応答を表す。例えば、後述の検査端末101
hからの管理情報要求であれば、遊技プログラムの正当
性判定結果情報とチップIDを管理情報応答として要求
元(検査端末101h)に返送する。
【0046】<遊技制御装置101の外観構成とそのチ
ップIDの読み出し>図6は、遊技制御装置101の外
観構成を示す図である。遊技制御装置101は、透明な
ケース101aで覆われた遊技制御基板101bの端子
形成部分101cをケース101aから引き出した状態
で組み立てられている。端子形成部分101cには、遊
技機12の各部に接続するための端子群が設けられてい
るほか、検査端子101dが設けられており、この検査
端子101dに、専用ケーブル101fを介して所定の
検査端末101gを接続することにより、検査端末10
1gのディスプレイ101hに遊技用演算処理装置20
0のチップIDを読み出して確認できるようになってい
る。
【0047】ケース101aのよく見える面には基板の
管理IDを印刷したラベル101eが貼付されており、
この管理IDは、遊技制御装置101の組み立て時にメ
ーカによって割り当てられたユニークな値を持ってい
る。管理IDは、その遊技制御装置101に実装された
遊技用演算処理装置200のチップIDとの対応関係が
とられており、且つ、その対応関係情報が当該メーカに
よって厳重に記録管理されている。例えば、ある遊技制
御装置101に貼付されたラベル101eに“ABC1
2345”という管理IDが印刷されていたとし、さら
に、当該遊技制御装置101に実装された遊技用演算処
理装置200のチップIDを“XYZ00AFG”とす
ると、これらの対応関係(“ABC1234”←→
“XYZ00AFG”)は当該メーカによって記録管理
されており、もし、遊技店で読み出されたチップIDと
管理IDとの対応関係が上記記録管理されているものと
異なっていた場合に、遊技用演算処理装置200または
遊技制御基板101bが不正交換された可能性のあるこ
とを知ることができるようになっている。
【0048】ところで、遊技用演算処理装置200また
は遊技制御基板101bの不正交換、とりわけ中古遊技
機における不正交換を知るためには、上記のように、必
要の都度、チップIDと管理IDとの対応関係情報をメ
ーカから入手しなければならないが、冒頭で説明したと
おり、このような情報提供のサービスシステムは未だ確
立されていないのが実情であるから、いちいちメーカの
担当部署に電話をかけて情報を聞き出さなければならな
いものの、手間がかかって大変であるし、そもそも電話
によるやり取りは聞き間違いによるミスを否めないか
ら、充分な信頼性を得られないという欠点がある。
【0049】また、メーカとの間をデータ通信で接続す
るシステム(図21または図22のシステム)を構築し
た場合は、音声による聞き間違いを防止できるメリット
があるものの、例えば、データ通信に公衆電話網を利用
した場合は、いちいち相手側の電話番号を調べなければ
ならず、使い勝手を改善できないうえ、さらに、データ
通信専用の端末を用意しなければならないという欠点も
ある。
【0050】以下に説明する本実施の形態は、インター
ネットインフラを活用することによってかかる欠点を克
服し、使い勝手がよく、しかも特別な専用端末も必要と
しないネットワークサービスを実現し、以って、特に中
古遊技機管理システムに用いて好適な遊技機データ管理
サービスを提供するものである。
【0051】<遊技機データ管理サービスの概念>図7
は、本実施の形態における遊技機データ管理サービスの
ビジネスモデル構造を示す模式図である。ちなみに、ビ
ジネスモデル構造とは、対象となるビジネスの事業活動
または事業構想を模式化したもので、一般に「戦略モデ
ル」、「運用モデル」および「収益モデル」の三つのモ
デルを中心に構造化されたもののことをいうが、図示の
モデルは説明の便宜上これら三つのモデルを混在して示
している。
【0052】遊技機データ管理サービス事業者301
は、ホールその他の関連会社(例えば、中古販売業者)
等のユーザ群302に対して所要の遊技機データ管理サ
ービスを提供し、ユーザ群302を構成する各ユーザ3
02a〜302cは、その見返りにサービス利用料(会
員基本料金や会費等)を遊技機データ管理サービス事業
者301に支払い、遊技機データ管理サービス事業者3
01は、この対価支払いを収益基盤としてビジネス活動
を行う。なお、図では省略しているが、いわゆるバナー
広告(商品や会社名を図案化した画像オブジェクトのこ
と。一般にその商品または会社のホームページへのリン
クが張られる。)などを併用してもよい。広告収入も収
益基盤の一部とすることができる。
【0053】遊技機データ管理サービス事業者301の
ビジネスモデル構造は、上記のとおり、戦略モデル、運
用モデルおよび収益モデルの三つの要素に分けることが
できる。このうち収益モデルは先に説明したとおりであ
る。すなわち、魅力のある遊技機データ管理サービスを
提供して多くのユーザ302a〜302cを募り、各ユ
ーザ302a〜302cからのチャット利用料を収益基
盤とするものである。これに対して、戦略モデルは上記
遊技機データ管理サービスの“魅力”を直接左右する重
要な要素であり、また、運用モデルは、戦略モデルの継
続性や安定性および信頼性ならびにパフォーマンスなど
をバックグランドで支える重要な要素である。
【0054】<サービスに必要なシステム>本実施の形
態における遊技機データ管理サービスのポイントは、前
記のとおり、「インターネットインフラを活用して、回
線コストの削減と使い勝手の改善を図った中古遊技機管
理システムを提供する」仕組みを構築する点にある。か
かる仕組みは、上記三要素のうちの「戦略モデル」に該
当する。以下の説明においては、この戦略モデルについ
て、詳細に述べることとする。
【0055】図8は、遊技機データ管理サービスの全体
イメージを示す概念図である。便宜的に示す3台のクラ
イアントマシン303a〜303cは、いずれもブラウ
ザソフトの実行環境とインターネット304への接続環
境を備えている。ここに、それぞれの操作者を便宜的に
「ユーザA」、「ユーザB」および「ユーザC」という
ことにすると、これらのユーザA〜Cは遊技機データ管
理サービスの利用者(すなわち図7のユーザ302a〜
302c)である。インターネット304は、各ユーザ
A〜C(正確にはクライアントマシン303a〜303
c)からインターネットサービスプロバイダまでの公衆
電話回線網(ユーザ宅に設置されたモデムやターミナル
アダプタを含む)およびインターネットサービスプロバ
イダ内のDNS(Domain Name System)サーバやネット
ワークなどを包括的に模式化して示しており、このイン
ターネット304には、遊技機データ管理サービスを提
供するためのサーバマシン305が接続されている。
【0056】なお、サーバマシン305は、インターネ
ットプロバイダが用意したレンタルサーバまたは遊技機
データ管理サービスの提供者(事業者)が自前で用意し
た専用サーバのいずれであってもよい。専用サーバの場
合、インターネットプロバイダ内に設置されることもあ
るし、遊技機データ管理サービス事業者の事務所内に設
置されることもある。
【0057】図9は、クライアントマシン303a〜3
03cとサーバマシン305のモデル構造をそれぞれ示
す図であり、(a)のモデル構造310は、クライアン
トマシン303a〜303cのもの、(b)のモデル構
造320は、サーバマシン305のものである。なお、
図示のモデル構造310、320は、いずれもOSI
(Open System Interconnection:開放型システム間相
互接続)参照モデルを模したものである。以下、説明の
便宜上、(a)のモデル構造310を「クライアントマ
シン310」といい、(b)のモデル構造320を「サ
ーバマシン320」ということにする。
【0058】図において、クライアントマシン310お
よびサーバマシン320は、いずれも最下位層を物理層
311、321とし、その上にオペレーティングシステ
ム312、322や所要のアプリケーションプログラム
313、314、323〜326を階層的に実装した多
層構造を有している。
【0059】ここに、物理層311、321はイーサネ
ット(登録商標)カードや通信ポート等の物理的リソー
スである。アプリケーションプログラム313、31
4、323〜326は、オペレーティングシステム31
2、322のAPI(Application Programmable Inter
face)を介してこれらのリソースを間接的に利用する。
オペレーティングシステム312、322は、インター
ネットプロトコル(TCP/IP)を標準でサポートす
るか、または、実装可能なものであり、望ましくは、N
OS(Network Operating System)を標準実装した、例
えば、Microsoft Windows CE/95/98/NT/2000(マイ
クロソフト社の登録商標)やLinuxなどの汎用オペ
レーティングシステムである。但し、サーバマシン32
0のオペレーティングシステム3222については、
「運用モデル」の堅牢さを確保するために、安定性や信
頼性に優れたサーバ専用のもの(例えば、Microsoft Wi
ndows NT Server/2000 Server)を使用すべきである。
【0060】クライアントマシン310に実装されたア
プリケーションプログラム313、314はそれぞれブ
ラウザソフトとメーラ(電子メールソフト)である。以
下、アプリケーションプログラム313のことをブラウ
ザソフト313といい、アプリケーションプログラム3
14のことをメーラ314ということにする。ブラウザ
ソフト313は遊技機データ管理サービスで提供される
Webコンテンツ(HTML文法で記述された各種サー
ビス画面)を閲覧するのために欠くことのできないもの
であり、また、メーラ314はサーバマシン320から
のメール配信を受ける場合に必要となるものである。
【0061】一方、サーバマシン320に実装されたア
プリケーションプログラム323〜326は、それぞれ
WWW(World Wide Web)サーバサービスプログラム、
CGI(Common Gateway Interface)処理プログラム、
データベースサービスプログラム、メールサービスプロ
グラムである。以下、アプリケーションプログラム32
3〜326のことを、それぞれ、WWWサーバサービス
プログラム323、CGI処理プログラム324、デー
タベースサービスプログラム325およびメールサービ
スプログラム326ということにする。CGI処理プロ
グラム324は発明の要旨に記載の第1提供手段、検索
手段、第2提供手段、提供手段、生成手段、送信手段、
認証手段、符号化手段に相当し、データベースサービス
プログラム325は同記憶手段に相当する。
【0062】WWWサーバサービスプログラム323
は、Webコンテンツの公開サービスを実行するもの
で、例えば、マイクロソフト社のIIS(Internet Inf
ormationServer)などを使用することができる。また、
CGI処理プログラム324は、サーバサイドスクリプ
ト言語を用いて設計された、本実施の形態の主要なポイ
ントを実現するためのプログラムの集まりであり、サー
バサイドスクリプト言語としては、Perl(Practica
l extension reporting Language)やASP(Active S
erver Pages)などを使用することができる。
【0063】なお、サーバマシン320のオペレーティ
ングシステム322に、例えば、Microsoft Windows NT
/2000を使用した場合は、上記のPerlやASPの実
行環境が標準で実装されているため問題ないが、もし、
非実装のオペレーティングシステムを使用する場合は、
上記のサーバサイドスクリプト言語に対応したPerl
やASPなどの実行環境を別途にインストールする必要
があることはいうまでもない。
【0064】データベースサービスプログラム325
は、上記のCGI処理プログラム324に対してデータ
ベースサービスを提供するもので、例えば、SQL Server
などのSQL(Structured Query Language)対応リレ
ーショナルデータベースシステムを使用することが望ま
しい。最後に、メールサービスプログラム326は、C
GI処理プログラム324によって適宜に生成されたメ
ールを受け取り、各々の宛先アドレス(電子メールアド
レス)に配送するもので、一般的なSMTP(Simple M
ail Transfer Protocol)サーバプログラムが用いられ
る。
【0065】これらのプログラム323〜326は、ク
ライアントマシン310のブラウザソフト313と共
に、いわゆる“三階層クライアント/サーバモデル”
(以下「3CSモデル」という。)を構築する。すなわ
ち、ブラウザソフト313をユーザインターフェース
層、WWWサーバサービスプログラム323とCGI処
理プログラム324を処理層、データベースサービスプ
ログラム325をデータベース層とする3CSモデルを
構築する。これら三つの層のうち前記「戦略モデル」と
密接な関係にあるものはCGI処理プログラム324で
ある。「インターネットインフラを活用して、回線コス
トの削減と使い勝手の改善を図った中古遊技機管理シス
テムを提供する」のに必要な処理ルール(ビジネスルー
ルともいう。)を実装しているからである。
【0066】なお、以上の説明では、クライアントマシ
ン310とサーバマシン320について、敢えて一般的
な呼び方(例えば、パーソナルコンピュータ)をしてい
ないが、これは、呼び方から推測される固定的な解釈を
避けるためである。例えば、サーバマシン320にあっ
ては、遊技機データ管理サービスの規模に応じて大は並
列処理型の高性能サーバコンピュータから、小はパーソ
ナルコンピュータ等の比較的低性能なコンピュータまで
幅広く、また、クライアントマシン310にあっては、
パーソナルコンピュータのみならず、携帯情報端末やイ
ンターネット対応の携帯電話(またはPHS:Personal
Handy Phone System)まで多種多様な形態をとり得る
からである。
【0067】<3階層クライアント/サーバモデルの構
成>次に、本実施の形態における3CSモデルについ
て、具体的に説明する。図10は、その概略的なモデル
構造図である。前述のとおり、クライアントマシン31
0のブラウザソフト313はユーザインターフェース層
F1を構成し、サーバマシン320のWWWサーバサー
ビスプログラム323とCGI処理プログラム324は
処理層F2を構成する。また、データベースサービスプ
ログラム325はデータベース層F3を構成し、これら
の三つの層(F1〜F3)によって、3CSモデルが構
築される。
【0068】なお、COM/DCOM(Component Obje
ct Model/Distributed ComponentObject Model)など
の分散化テクノロジーを利用する場合、処理層F2とデ
ータベース層F3とを異なるプラットフォーム上で動作
させることも可能であり、または、処理層F2やデータ
ベース層F3の一部若しくはそのすべてを同様に分散化
することも可能であるが、ここでは、説明の簡単化のた
めに、同一のプラットフォーム(すなわち、サーバマシ
ン320)上で動作させるものとする。
【0069】図において、CGI処理プログラム324
は、概念的に、コマンドインターフェース324a、ロ
グイン認証部324b、入力データ検査部324c、応
答データ生成部324d、メール生成部324eおよび
データベースコネクション324fに分割することがで
きる。ログイン認証部324b、入力データ検査部32
4c、応答データ生成部324dおよびメール生成部3
24eは、遊技機データ管理サービス特有の処理機能を
実現するための部分であり、特に、本実施の形態におけ
るポイント、すなわち、「インターネットインフラを活
用して、回線コストの削減と使い勝手の改善を図った中
古遊技機管理システムを提供する」仕組みを実装した部
分である。
【0070】なお、コマンドインターフェース324a
は、WWWサーバサービスプログラム323と上記特有
の処理機能部分(ログイン認証部324b、入力データ
検査部324c、応答データ生成部324dおよびメー
ル生成部324e)との間のコマンド中継やデータ中継
を行う部分であり、PerlやASPなどのサーバサイ
ドスクリプト実行環境によって提供される部分である。
さらに、データベースコネクション324fもPerl
やASPなどのサーバサイドスクリプト実行環境によっ
て提供される機能部分であり、データベースサービスプ
ログラム325と上記特有の処理機能部分(ログイン認
証部324b、入力データ検査部324c、応答データ
生成部324dおよびメール生成部324e)との間の
コマンド中継やデータ中継を行う部分であるが、データ
ベースコネクション324fについては、例えば、デー
タベースサービスプログラム325に対応したODBC
(Open Data-Base Connectivity)であってもよい。
【0071】データベースサービスプログラム325
は、会員データベーステーブル(図では“データベース
テーブル”を「DB」と省略している。)325a、基
板管理データベーステーブル325bおよびホールデー
タベーステーブル325cを含む。会員データベーステ
ーブル325aには、所定の会員登録申し込み手続きに
従って正式に受理されたすべての会員の申告情報が格納
されており、基板管理データベーステーブル325bに
は、管理の対象となるすべての基板IDとその基板に実
装された遊技用演算チップのチップIDとの対応関係の
情報が格納されている。さらに、ホールデータベーステ
ーブル325cには、遊技店に関する情報(望ましくは
既に営業中または今後営業予定の全国の遊技店情報)が
格納されている。
【0072】図11は、会員データベーステーブル32
5a、基板管理データベーステーブル325bおよびホ
ールデータベーステーブル325cのテーブル構造概念
図である。図において、会員データベーステーブル32
5aは、会員IDを格納する会員IDフィールド325
a_1、会員のパスワードを格納するパスワードフィー
ルド325a_2、会員区分(例えば、ホール関係者や
中古販売業者など)を格納する会員区分フィールド32
5a_3、会員の氏名を格納する氏名フィールド325
a_4、会員の連絡先住所を格納する住所フィールド3
25a_5、会員の連絡先電話番号を格納する電話番号
フィールド325a_6および会員の電子メールアドレ
スを格納するE−mailフィールド325a_7など
を有している。また、基板管理データベーステーブル3
25bは、遊技機に実装された遊技用演算チップのチッ
プIDを格納するチップIDフィールド325b_1、
その遊技用演算チップを収めた基板の基板IDを格納す
る基板IDフィールド325b_2およびリレーション
IDフィールド325b_3などを有しており、さら
に、ホールデータベーステーブル325cは、ホールの
固有IDを格納するホールIDフィールド325c_
1、ホール名を格納するホール名フィールド325c_
2およびホールの所在地を格納する所在地フィールド3
25c_3などを有している。
【0073】ここに、データベースサービスプログラム
325は、リレーショナル構造のデータベースプログラ
ムであり、上記三つのデータベースのうち、少なくと
も、基板管理データベーステーブル325bとホールデ
ータベーステーブル325cの間には、次のリレーショ
ンシッププロパティが設定されている。すなわち、ホー
ルデータベーステーブル325cのホールIDフィール
ド325c_1を“1”側とし、基板管理データベース
テーブル325bのリレーションIDフィールド325
b_3を“多”側とする「1対多」のリレーションシッ
ププロパティが設定されている。このリレーションシッ
ププロパティにより、上記二つのデータベーステーブル
(基板管理データベーステーブル325bおよびホール
データベーステーブル325c)の正規化を行い、重複
した値の保持を回避すると共に、さらに、一般にリレー
ションシップが設定されたデータベーステーブルでは、
SQLコマンドなどデータベースアクセス言語を用いて
任意のフィールドデータを抽出し、その抽出データで一
つの論理レコードセットを生成することができるので、
例えば、ホールデータベーステーブル325cの各フィ
ールド325c_1〜3と基板管理データベーステーブ
ル325bの任意フィールドとを結合した論理レコード
を自由に生成できるようになっている。
【0074】<遊技機データ管理サービスの処理フロー
>次に、以上のシステム構成を用いた、本実施の形態に
おける遊技機データ管理サービスの処理フローを説明す
る。図12は、サーバマシン320で実行される遊技機
データ管理サービスプログラムの概略的なフローチャー
トである。今、サーバマシン320の公開URL(Unif
orm Resource Locator)を便宜的に“www.serv
ice.xx.jp”とすると、インターネットに接続
されたクライアントマシン310のブラウザソフト31
3のアドレスボックスに、使用プロトコル(一般にHT
TP:HyperText Transfer Protocol)を明示して、こ
のURLを入力(“http://www.servi
ce.xx.jp/”)することにより、サーバマシン
320の公開Webフォルダ323aに格納されたメイ
ンホームページ(例えば、index.htmという名前をもつ
ディフォルトHTMLドキュメント)をダウンロード
し、ブラウザソフト313に表示させることができる。
【0075】本実施の形態におけるディフォルトHTM
Lドキュメントは、特に限定しないが、遊技機データ管
理サービスのログイン受付画面(以下「ログイン画面」
という。)用のドキュメントである。今、あるユーザ
(便宜的に「ユーザA」とする。)がブラウザソフト3
13のアドレスボックスにURL(“http://w
ww.service.xx.jp/”)を入力したと
すると、ユーザAのブラウザソフト313には、所定の
ログイン画面が表示される(ステップS11)。
【0076】図13(a)は、ログイン画面330のレ
イアウト例である。ログイン画面330は、画面説明用
のタイトル文字列(例えば、“遊技機データ管理サービ
スログイン画面”)の表示エリア331を有すると共
に、操作案内文字列(例えば、“会員IDを入力してく
ださい”)の表示エリア332、会員IDテキストボッ
クスコントロール333、パスワードテキストボックス
コントロール334、送信コマンドボタンコントロール
335およびキャンセルコマンドボタンコントロール3
36などを有している。ユーザAは会員IDテキストボ
ックスコントロール333とパスワードテキストボック
スコントロール334に自分の会員IDとパスワードを
入力し、送信コマンドボタンコントロール335をクリ
ックして遊技機データ管理サービスにログインする(ス
テップS12)。
【0077】ログイン画面330の“METHOD”オ
プションには「GET」または「POST」が指定され
ており、ログイン画面330の“ACTION”オプシ
ョンにはそのGET先またはPOST先のアドレス情報
(この場合、CGI処理プログラム324のログイン認
証部324bを示すアドレス情報)が指定されている。
また、送信コマンドボタンコントロール335の“TY
PE”オプションには「SUBMIT」が指定されてお
り、キャンセルコマンドボタンコントロール336の
“TYPE”オプションには「RESET」が指定され
ている。
【0078】したがって、ログイン画面330の送信コ
マンドボタンコントロール335をクリックすると、会
員IDテキストボックスコントロール333およびパス
ワードテキストボックスコントロール334の入力情報
(会員IDとパスワード)がGETメソッドまたはPO
STメソッドによってサーバマシン320のCGI処理
プログラム324へ送信される。
【0079】なお、会員IDテキストボックスコントロ
ール333またはパスワードテキストボックスコントロ
ール334の入力情報を修正する場合、キャンセルコマ
ンドボタンコントロール45をクリックして修正を行う
ことができる。会員IDテキストボックスコントロール
333またはパスワードテキストボックスコントロール
334の入力情報がディフォルト値(この場合、空白ま
たは長さ0の文字列若しくはNull値)にリセットさ
れる。
【0080】CGI処理プログラム324は、GETメ
ソッドまたはPOSTメソッドによってブラウザソフト
313から送信された会員IDおよびパスワードを受け
取ると、ログイン認証部324bのプロセスを起動し、
正規登録会員であるか否かの認証処理を実行する(ステ
ップS13)。
【0081】この認証処理は、ブラウザソフト313か
ら受け取った会員IDをキー情報にして、会員データベ
ーステーブル325aから同一会員IDのレコードを抽
出し、その抽出レコードのパスワードフィールド325
a_2の値とユーザAから受け取ったパスワードとを比
較して、両者が一致した場合に“OK”を返すというも
のである。
【0082】今、認証処理で“OK”が返されなかった
場合、入力された会員IDが未登録であるか、または、
会員IDやパスワードに入力ミスがあるので、ログイン
のやり直しを促すための確認画面をブラウザソフト31
3に送信する(ステップS14)。図13(b)は、確
認画面340のレイアウト例である。確認画面340
は、認証失敗を示す文字列(例えば、“会員IDまたは
パスワードが不正です”)の表示エリア341を有して
おり、ユーザAはこの文字列を確認し、必要であれば、
ブラウザソフト313の戻るボタンをクリックしてログ
イン画面(図13(a)参照)を再表示し、ログインを
やり直す。
【0083】一方、認証結果が“OK”であれば、CG
I処理プログラム324は、所定のデータ入力画面をブ
ラウザソフト313に送信する(ステップS15)。図
14(a)は、発明の要旨に記載の「基板ID入力用の
Webドキュメント」に相当するデータ入力画面350
のレイアウト例である。データ入力画面350は、入力
操作用の説明文字列(例えば、“必要なデータをすべて
入力し、送信ボタンを押して下さい。”)の表示エリア
351を有すると共に、移動元ホールIDテキストボッ
クスコントロール352、移動先ホールIDテキストボ
ックスコントロール353、基板IDテキストボックス
コントロール354、送信コマンドボタンコントロール
355およびキャンセルコマンドボタンコントロール3
56などを有している。ユーザAは、移動元ホールID
テキストボックスコントロール352と移動先ホールI
Dテキストボックスコントロール353にそれぞれ所要
のホールIDを入力すると共に、基板IDテキストボッ
クスコントロール354に所要の基板IDを入力し、送
信コマンドボタンコントロール355をクリックする
(ステップS16)。
【0084】データ入力画面350の“METHOD”
オプションには「GET」または「POST」が指定さ
れており、データ入力画面350の“ACTION”オ
プションにはそのGET先またはPOST先のアドレス
情報(この場合、CGI処理プログラム324のデータ
入力検査部324cを示すアドレス情報)が指定されて
いる。また、送信コマンドボタンコントロール3355
の“TYPE”オプションには「SUBMIT」が指定
されており、キャンセルコマンドボタンコントロール3
56の“TYPE”オプションには「RESET」が指
定されている。
【0085】したがって、データ入力画面350の送信
コマンドボタンコントロール355をクリックすると、
移動元ホールIDテキストボックスコントロール35
2、移動先ホールIDテキストコントロールボックス3
53および基板IDテキストボックスコントロール35
4の入力情報(移動元ホールと移動先ホールの各ホール
IDおよび基板ID)がGETメソッドまたはPOST
メソッドによってサーバマシン320のCGI処理プロ
グラム324へ送信される。
【0086】CGI処理プログラム324は、GETメ
ソッドまたはPOSTメソッドによってブラウザソフト
313から送信された入力データ(移動元ホールと移動
先ホールの各ホールIDおよび基板ID)を受け取る
と、その入力データを用いてデータ確認画面を動的に生
成し、ブラウザソフト313に送信して、そのデータ確
認画面をブラウザソフト313に表示させる(ステップ
S17)。
【0087】図14(b)は、データ確認画面360の
レイアウト例である。データ確認画面360は、データ
の確認を促す文字列(例えば、“以下のデータでよろし
いですか?”)の表示エリア361を有すると共に、移
動元ホールIDの表示エリア362、移動先ホールID
の表示エリア363および基板IDの表示エリア364
を有し、さらに、“はい”コマンドボタンコントロール
365ならびに“いいえ”コマンドボタンコントロール
366などを有している。ユーザAは、表示エリア36
1〜364の文字列(移動元ホールと移動先ホールの各
ホールIDおよび基板ID)を確認して間違いがなけれ
ば、“はい”コマンドボタンコントロール365をクリ
ックし、ミスを見つけた場合は“いいえ”コマンドボタ
ンコントロール366をクリックする(ステップS1
8)。
【0088】“はい”コマンドボタンコントロール36
5の“A(アンカー)”タグには、CGI処理プログラ
ム324の入力データ検査部324cのアドレス情報が
指定されている。CGI処理プログラム324は、“は
い”コマンドボタンコントロール365のクリックに応
答して、入力データ検査部324cのプロセスを起動
し、所要のデータ照合処理を実行する(ステップS1
9)。
【0089】図15は、データ照合処理のサブルーチン
フローである。データ照合処理を開始すると、まず、ホ
ールデータベーステーブル325cから移動元ホールI
Dと移動先ホールIDのレコードを検索し(ステップS
19a)、該当レコードが見つかったか否かを判定する
(ステップS19b)。検索キーワードは、上述のステ
ップS16でブラウザソフト313から送信された移動
元ホールIDおよび移動先ホールIDである。この検索
によって該当レコードが見つからなかった場合、ブラウ
ザソフト313から送信された移動元ホールIDまたは
移動先ホールID若しくはその両方にミスがある、ある
いは、ホールデータベーステーブル325cに未登録の
ホールIDであるので、以降の処理をキャンセルするた
めに、所要のデータエラー画面をブラウザソフト313
に送信し(ステップS19c)、照合フラグをOFF
(ステップS19d)にしてフローを抜ける。
【0090】図16(a)は、データエラー画面370
のレイアウト例である。データエラー画面370は、デ
ータエラーを示す文字列(例えば、“データエラー”)
の表示エリア371を有すると共に、エラー内容を示す
文字列(例えば、“移動元または移動先ホールIDにエ
ラーがあります。”)の表示エリア372、操作案内を
示す文字列(例えば、“データ入力をやり直しますか
?”)の表示エリア373、“はい”コマンドボタンコ
ントロール374および“いいえ”コマンドボタンコン
トロール375などを有している。ユーザAは、データ
入力をやり直す場合は“はい”コマンドボタンコントロ
ール374をクリックし、作業を中止する場合は“いい
え”コマンドボタンコントロール375をクリックす
る。
【0091】一方、ステップS19bで該当レコードが
見つかった場合は、ブラウザソフト313から送信され
た基板IDをキーワードにして基板管理データベーステ
ーブル325bを検索し、該当レコードのチップIDフ
ィールド325b_1の値(チップID)をルックアッ
プ(ステップS19e)すると共に、該当レコードが見
つかったか否かを判定する(ステップS19f)。この
検索によって該当レコードが見つからなかった場合、ブ
ラウザソフト313から送信された基板IDにミスがあ
る、あるいは、ホールデータベーステーブル325cに
登録されていない基板IDであるので、以降の処理をキ
ャンセルするために、所要のデータエラー画面をブラウ
ザソフト313に送信し(ステップS19g)、照合フ
ラグをOFF(ステップS19d)にしてフローを抜け
る。
【0092】図16(b)は、データエラー画面380
のレイアウト例である。データエラー画面380は、デ
ータエラーを示す文字列(例えば、“データエラー”)
の表示エリア381を有すると共に、エラー内容を示す
文字列(例えば、“該当する基板IDが未登録で
す。”)の表示エリア382、操作案内を示す文字列
(例えば、“データ入力をやり直しますか?”)の表示
エリア383、“はい”コマンドボタンコントロール3
84および“いいえ”コマンドボタンコントロール38
5などを有している。ユーザAは、データ入力をやり直
す場合は“はい”コマンドボタンコントロール384を
クリックし、作業を中止する場合は“いいえ”コマンド
ボタンコントロール385をクリックする。
【0093】一方、ステップS19fで該当レコードが
見つかった場合は、照合フラグをON(ステップS19
h)にしてフローを抜け、図12の遊技機データ管理サ
ービスプログラムのステップS20以降を実行する。図
12において、まず、照合フラグを検査し(ステップS
20)、ONでなければそのままフローを終了し、ON
であればチップIDの取り出し処理(ステップS21)
を実行した後、以上の処理を繰り返すか否かを判定し
(ステップS22)、処理を繰り返す場合はステップS
15に戻り、繰り返さない場合はフローを終了する
【0094】図17(a)は、チップIDの取り出し処
理(ステップS21)のサブルーチンフローである。こ
のフローでは、まず、ブラウザソフト313から送信さ
れた基板IDをキーワードにして基板管理データベース
テーブル325bからチップIDフィールド325b_
1の値(チップID)をルックアップし(ステップS2
2a)、そのチップIDを用いてデータ応答画面を動的
に生成(ステップS22b)した後、生成したデータ応
答画面をブラウザソフト313に送信(ステップS22
c)するという処理を実行する。
【0095】図17(b)は、発明の要旨に記載の「チ
ップIDを記載したWebドキュメント」に相当するデ
ータ応答画面400のレイアウト例である。データ応答
画面400は、説明用の文字列(例えば、“照会のチッ
プIDは以下のとおりです。”)の表示エリア401、
基板管理データベーステーブル325bからルックアッ
プしたチップID(例えば、“XYZ00AFG”)の
表示エリア402、基板IDの表示エリア403および
“データ入力に戻る”コマンドボタンコントロール40
4などを有している。ユーザAは、ブラウザソフト31
3に表示されたデータ応答画面400をハードコピーす
るなどして、そのチップID情報を手元に残すと共に、
他の基板IDについてもチップIDを要求する場合は、
“データ入力に戻る”コマンドボタンコントロール40
4をクリックして、データ入力画面表示のステップ(ス
テップS15)移行を繰り返す。
【0096】次に、以上の遊技機データ管理サービスプ
ログラムの実行過程を時系列的に追ってみる。図18
は、そのタイムランである。このタイムランの時系列順
は、以下のとおりである。すなわち、(1)クライアン
トマシン310からログインすると、(2)サーバマシ
ン320でログインユーザの認証を行い、(3)その認
証結果がOKであるか否かを判定し、(4)認証NGの
場合はサーバマシン320からクライアントマシン31
0に認証NG画面(図13(b)参照)を送信する一
方、(5)認証OKの場合はサーバマシン320からク
ライアントマシン310にデータ入力画面(図14
(a)参照)を送信する。(6)クライアントマシン3
10の操作者(ログインユーザ)はデータ入力画面に移
動元と移動先のホールIDおよび基板IDを入力し、
(7)その入力情報をサーバマシン320に送信する。
(8)サーバマシン320は入力情報のデータ照合(図
15参照)を行い、(9)照合結果の良否を判定する。
そして、(10)照合結果がNGであればサーバマシン
320からクライアントマシン310にデータエラー画
面(図13(a)参照)を送信し、一方、(11)照合
結果がOKであれば基板管理データベーステーブル32
5bを検索してチップIDをルックアップし、(12)
チップIDの有無を判定して、(13)チップIDがな
い場合はサーバマシン320からクライアントマシン3
10にデータエラー画面(図13(b)参照)を送信
し、(14)チップIDがある場合はそのチップIDを
含むチップID画面(図17(b)参照)を生成してサ
ーバマシン320からクライアントマシン310に送信
する。(15)最後に、クライアントマシン310の操
作者(ログインユーザ)は、チップID画面(図17
(b)参照)で示されたチップIDと、遊技機11から
読み出したチップIDとの照合をとり、一致している場
合に、その遊技機11に装着されている基板の正当性、
すなわち、メーカ出荷時の基板とその基板に実装された
遊技用演算チップとの組み合わせに変化がないこと、要
するに、基板や遊技用演算チップ等の不正交換が行われ
ていないことを知ることができる。
【0097】したがって、本実施の形態によれば、ユー
ザからの要求に応じて、基板IDとチップIDとの対応
関係を示す情報を確実かつ速やかに回答することがで
き、その回答情報を用いて移動先ホールに設置された中
古遊技機の基板と遊技用演算チップとの組み合わせの正
当性を検査することができるというメリットが得られる
うえ、さらに、以下の様々なメリットも得られる。
【0098】(A)クライアントマシン310に要求さ
れる機能は、少なくともインターネットへの接続機能と
Webコンテンツの閲覧機能である。これらの機能は今
日のほとんどのパーソナルコンピュータ等に標準搭載さ
れているから、しかも当該パーソナルコンピュータ等の
廉価化が著しいから、クライアントマシン310の入手
をきわめて低コスト且つ容易に行うことができるという
メリットが得られる。
【0099】(B)上記3階層クライアント/サーバモ
デルによって実現される遊技機データ管理サービスは、
その主要な処理ルールをサーバマシン320のみに実装
すればよい。このことは、クライアントマシン310に
当該サービスに関わる一切の仕組みを実装する必要がな
いことを意味しているから、ユーザ側に専用ソフトのイ
ンストールや設定等の負担を強いることがない。このた
め、上記(A)で示した機能を有する汎用のパーソナル
コンピュータ等を用意し、且つ、所要の会員登録を行う
だけで、直ちにサービスの提供を受けることができると
いうメリットが得られる。
【0100】(C)クライアントマシン310とサーバ
マシン320との間の通信路に既存のインターネットイ
ンフラを使用するため、各々のユーザは任意のインター
ネットサービスプロバイダに加入するだけで、当該通信
路を介していつでも好きなときにサーバマシン320に
ログインすることができるというメリットが得られる。
しかも、サーバマシン320のアドレス(URL)を様
々な検索サービスに登録しておけば、サーバマシン32
0のURLを覚えておく必要もなく、必要なときにいつ
でも検索サービスからログインすることができるという
メリットも得られる。
【0101】なお、上記実施の形態では、認証をパスし
たログインユーザに対してそのままチップIDを回答し
ているが、不正なログインユーザへのチップID回答を
回避するために、以下のように改良してもよい。
【0102】図19は、その改良例を示すタイムランで
ある。(1)〜(13)までは、図18と同一である
が、(12)チップIDありを判定した後、(16)事
前に会員データベーステーブル325aに登録されてい
た当該ログインユーザの電子メールアドレス(E−ma
ilフィールド325a_7のデータ)を取り出して、
その電子メールアドレス宛てのチップID回答メールを
生成する点、および、(17)そのチップID回答メー
ルを、当該ログインユーザのメールボックスが置かれた
POP(Post Office Protocol)サーバ宛てに送信する
点、当該ログインユーザからのメール確認に応答して、
そのPOPサーバからクライアントマシン310のメー
ラ314にメールをダウンロード(受信)する点で相違
する。
【0103】これによれば、不正に入手した会員IDや
パスワードを使ってサーバマシン320にログインして
も、そのサーバマシン320からのチップID回答は、
あらかじめ登録されたユーザ宛てにメールで送信される
ため、不正にログインしたユーザの手に渡ることがな
く、遊技機データ管理サービスのセキュリティを高める
ことができる。
【0104】また、以上の実施の形態では、チップID
を平文(生文ともいう。)でログインユーザに回答して
いるが、セキュリティの観点から以下のようにすると好
ましい。すなわち、図20(a)に示すように、サーバ
マシン320のCGI処理プログラム324に、基板管
理データベース325bからチップIDを取り出す処理
ステップ411と、そのチップIDの例えばCRC(Cy
clic Redundancy Check)を生成する処理ステップ41
2と、このCRCをクライアントマシン310に送信す
る処理ステップ413とを設ける。あるいは、図20
(b)に示すように、サーバマシン320のCGI処理
プログラム324に、基板管理データベース325bか
らチップIDを取り出す処理ステップ421と、そのチ
ップIDを所定の公開鍵で暗号化する処理ステップ42
2と、この暗号化データをクライアントマシン310に
送信する処理ステップ423とを設ける。
【0105】いずれの方法も、チップIDの平文がネッ
トワーク上に流れず、しかも、CRCデータや暗号化デ
ータを平文に戻す(解読)ことは困難(とりわけ暗号化
データの場合は計算量的に不可能)であるから、高いセ
キュリティ性を確保することができる。
【0106】本発明に係るビジネスモデルの戦略モデル
を実現するためのCGI処理プログラム324は、Pe
rlやASPなどのサーバサイドスクリプト言語による
ほか、例えば、スクリプトブロックの全部または一部を
DLL(Dynamic Link Library)やOCX(OLE Contro
l)またはActiveXなどのコンポーネント部品で
実装してもよく、あるいは、XML(eXtensible Marku
p Language)技術を活用してもよい。
【0107】また、本実施の形態の主要な機能は、マイ
クロコンピュータを含むハードウェア資産と、オペレー
ティングシステムや各種プログラムなどのソフトウェア
資産との有機的結合によって機能的に実現されるもので
あるが、ハードウェア資産およびオペレーティングシス
テムは汎用のものを使用できるから、本発明にとって欠
くことのできない必須の事項は、実質的に、3C/Sモ
デルの処理層F2(図10参照)に実装されたCGI処
理プログラム324に集約されているということがいえ
る。したがって、本発明は、CGI処理プログラム32
4(特にログイン認証部324b、入力データ検査部3
24c、応答データ生成部324dおよびメール生成部
324e)のすべてまたはその要部を格納した、フロッ
ピィディスク、光ディスク、コンパクトディスク、磁気
テープ、ハードディスクまたは半導体メモリなどの記録
媒体若しくはこれらの記録媒体を含む構成品(ユニット
品や完成品または半完成品)を包含する。なお、上記記
録媒体または構成品は、それ自体が流通経路にのるもの
はもちろんのこと、ネットワーク上にあって記録内容だ
けを提供するものも含まれる。
【0108】また、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではない。また、本発
明の範囲は、特許請求の範囲に示されるもので、特許請
求の範囲内でのすべての変更を含むものである。
【0109】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、インター
ネット接続環境とWebドキュメントの閲覧環境を有す
るクライアントマシンから中古遊技機管理システムにア
クセスして基板IDを入力することにより、その基板I
Dに対応したチップIDが中古遊技機管理システムから
クライアントマシンに返される。したがって、汎用のパ
ーソナルコンピュータ等を利用できると共に、広く普及
したインターネットインフラも利用することができ、コ
ストをかけずに、かつ、手軽に、ネットワークを介し
て、基板IDに対応するチップIDをいつでも好きなと
きに入手できるという格別有益な効果が得られる。請求
項2記載の発明によれば、インターネット接続環境とW
ebドキュメントおよび電子メールの閲覧環境を有する
クライアントマシンから中古遊技機管理システムにアク
セスして基板IDを入力することにより、その基板ID
に対応したチップIDを含む電子メールがあらかじめ登
録された電子メールアドレス宛てに配信される。したが
って、例えば、不正なログインユーザにチップIDを奪
取されることがなく、セキュリティを確保することがで
きる。請求項3記載の発明によれば、認証をパスしたク
ライアントのみ中古遊技機管理システムへのアクセスが
許容される。したがって、匿名ユーザのログインを排除
でき、サービスの保全性を確保できる。請求項4記載の
発明によれば、チップIDを符号化したデータがネット
ワークに流される。したがって、例えば、ネットワーク
上で盗み読みされた場合のセキュリティを確保すること
ができる。請求項5記載の発明によれば、該プログラム
とマイクロコンピュータを含むハードウェア資産との有
機的結合によって中古遊技機管理システムに必要な各手
段を実現できる。請求項6記載の発明によれば、該プロ
グラムとマイクロコンピュータを含むハードウェア資産
との有機的結合によって中古遊技機管理システムに必要
な各手段を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技装置10の正面構成図である。
【図2】遊技装置10の裏機構を示す図である。
【図3】遊技制御装置101の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】遊技用演算処理装置200の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】遊技用演算処理装置200の動作状態遷移図で
ある。
【図6】遊技制御装置101の外観構成を示す図であ
る。
【図7】本実施の形態における遊技機データ管理サービ
スのビジネスモデル構造を示す模式図である。
【図8】遊技機データ管理サービスの全体イメージを示
す概念図である。
【図9】クライアントマシン303a〜303cとサー
バマシン305のモデル構造をそれぞれ示す図である。
【図10】本実施の形態における3階層クライアント/
サーバモデルの構成図である。
【図11】会員データベーステーブル325a、基板管
理データベーステーブル325bおよびホールデータベ
ーステーブル325cのテーブル構造概念図である。
【図12】サーバマシン320で実行される遊技機デー
タ管理サービスプログラムの概略的なフローチャートで
ある。
【図13】ログイン画面330のレイアウト例および確
認画面340のレイアウト例を示す図である。
【図14】データ入力画面350のレイアウト例および
データ確認画面360のレイアウト例を示す図である。
【図15】データ照合処理のサブルーチンフローであ
る。
【図16】データエラー画面370のレイアウト例およ
びデータエラー画面380のレイアウト例を示す図であ
る。
【図17】チップIDの取り出し処理(ステップS2
1)のサブルーチンフローおよびデータ応答画面400
のレイアウト例を示す図である。
【図18】遊技機データ管理サービスプログラムの実行
過程を時系列的に示す図である。
【図19】図18の改良例を示すタイムランである。
【図20】セキュリティの観点から改良したCGI処理
プログラムのルール概念図である。
【図21】従来技術のシステム概念図である。
【図22】図21を簡素化したシステム概念図である。
【符号の説明】
11 ぱちんこ遊技機(遊技機) 101 遊技制御装置(基板) 200 遊技用演算処理装置(遊技用演算チップ) 303a〜303b クライアントマシン(クライアン
ト) 310 クライアントマシン(クライアント) 324 CGI処理プログラム(第1提供手段、検索手
段、第2提供手段、提供手段、生成手段、送信手段、認
証手段、符号化手段) 325 データベースサービスプログラム(記憶手段) 350 データ入力画面(基板ID入力用のWebドキ
ュメント) 400 データ応答画面(チップIDを記載したWeb
ドキュメント)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の基板の識別情報(基板ID)と
    該基板に実装された遊技用演算チップの識別情報(チッ
    プID)とを対応付けて記憶する記憶手段と、 クライアントに対して基板ID入力用のWebドキュメ
    ントを提供する第1提供手段と、 前記Webドキュメントに入力された基板IDに対応す
    るチップIDを前記記憶手段から検索する検索手段と、 前記検索手段によって検索されたチップIDを記載した
    Webドキュメントを前記クライアントに提供する第2
    提供手段と、 を備えたことを特徴とする中古遊技機管理システム。
  2. 【請求項2】 遊技機の基板の識別情報(基板ID)と
    該基板に実装された遊技用演算チップの識別情報(チッ
    プID)とを対応付けて記憶すると共に、登録ユーザの
    電子メールアドレスを記憶する記憶手段と、 クライアントに対して基板ID入力用のWebドキュメ
    ントを提供する提供手段と、 前記Webドキュメントに入力された基板IDに対応す
    るチップIDを前記記憶手段から検索すると共に、該基
    板IDを入力したユーザの電子メールアドレスを前記記
    憶手段から検索する検索手段と、 前記検索手段によって検索されたチップIDを記載した
    電子メールを生成する生成手段と、 該生成手段によって生成された電子メールを前記検索手
    段によって検索された電子メールアドレス宛てに送信す
    る送信手段と、 を備えたことを特徴とする中古遊技機管理システム。
  3. 【請求項3】 前記クライアントを認証する認証手段を
    含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の中
    古遊技機管理システム。
  4. 【請求項4】 前記第2提供手段は、前記検索手段によ
    って検索されたチップIDを符号化する符号化手段を含
    み、該符号化データを記載したWebドキュメントを前
    記クライアントに提供することを特徴とする請求項1記
    載の中古遊技機管理システム。
  5. 【請求項5】 クライアントに対して基板ID入力用の
    Webドキュメントを提供する第1提供手段、前記We
    bドキュメントに入力された基板IDに対応するチップ
    IDを記憶手段から検索する検索手段、および、前記検
    索手段によって検索されたチップIDを記載したWeb
    ドキュメントを前記クライアントに提供する第2提供手
    段を実現するためのプログラムを格納したことを特徴と
    する記録媒体。
  6. 【請求項6】 クライアントに対して基板ID入力用の
    Webドキュメントを提供する提供手段、前記Webド
    キュメントに入力された基板IDに対応するチップID
    を記憶手段から検索すると共に、該基板IDを入力した
    ユーザの電子メールアドレスを記憶手段から検索する検
    索手段、前記検索手段によって検索されたチップIDを
    記載した電子メールを生成する生成手段、および、該生
    成手段によって生成された電子メールを前記検索手段に
    よって検索された電子メールアドレス宛てに送信する送
    信手段を実現するためのプログラムを格納したことを特
    徴とする記録媒体。
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