JP2002032320A - ネットワークコミュニケーションサービス方法、ネットワークコミュニケーションサービス装置およびネットワークコミュニケーションサービスプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

ネットワークコミュニケーションサービス方法、ネットワークコミュニケーションサービス装置およびネットワークコミュニケーションサービスプログラムを格納した記録媒体

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JP2002032320A
JP2002032320A JP2000214010A JP2000214010A JP2002032320A JP 2002032320 A JP2002032320 A JP 2002032320A JP 2000214010 A JP2000214010 A JP 2000214010A JP 2000214010 A JP2000214010 A JP 2000214010A JP 2002032320 A JP2002032320 A JP 2002032320A
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Eriko Uchida
絵理子 内田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成りすまし者を排除することができるチャッ
トサービス等のネットワークコミュニケーションサービ
スを提供する。 【解決手段】 サーバマシン30は、会員のクライアン
トマシンからの要求を受け付け、該会員の登録情報を参
照して正式登録された会員であるか否かを判定し、正式
登録会員である場合に当該会員のクライアントマシン2
0上に、当該会員の表白内容を入力するための入力部分
と各会員の表白内容を表示するための表示部分とを含む
所定のグラフィカルユーザインターフェース(GUI)
を表示させると共に、前記グラフィカルユーザインター
フェースを利用する各会員の登録情報のうち少なくとも
性別に関する情報を各々の会員に関連付けて視覚的に表
示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークコミ
ュニケーションサービス方法、ネットワークコミュニケ
ーションサービス装置およびネットワークコミュニケー
ションサービスプログラムを格納した記録媒体に関す
る。詳しくは、インターネット等のネットワーク上にお
いて、匿名参加者相互による会話の場をネット上に提供
するチャットサービス等のネットワークコミュニケーシ
ョンサービス方法、ネットワークコミュニケーションサ
ービス装置およびネットワークコミュニケーションサー
ビスプログラムを格納した記録媒体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、「チャット」と称されるネットワ
ークコミュニケーションサービス(以下「チャットサー
ビス」という。)がインターネット上で提供されてい
る。この種のチャットサービスは、古くからモデムを介
して直接にチャットサーバにログインする、いわゆる草
の根BBS(Bulletin Board System)によって運営さ
れるものが知られていたが、このものは、サーバの運営
場所まで直接電話をかける必要があるうえ、サーバ側で
も多数の電話回線を引かなければならないなどの欠点が
あり、一部の愛好者によってローカル的に利用されてい
るに過ぎないものであった。
【0003】一方、今日のチャットサービスは、そのほ
とんどがインターネット上で提供されており、サービス
の利用者は、インターネットへの接続環境と、いわゆる
ブラウザソフト(例えば、Internet Explorer:マイク
ロソフト社の登録商標)と呼ばれるHTML(Hyper Te
xt Markup Language)対応の閲覧ツールを組み込んだパ
ーソナルコンピュータとを用意するだけでよく、さら
に、サービスの提供者も、インターネット接続業者(第
一種または第二種接続事業者;インターネットサービス
プロバイダという。)が用意したレンタルサーバを利用
することが可能であり、この場合、専用の電話回線を引
く必要がないなど、サービス利用者および提供者の双方
にとってアクセスの容易性や通信コストおよび運営コス
トを軽減できるなどのメリットがあることから、旧チャ
ットサービスに比べて大量のチャット会員を容易に集め
ることができ、例えば、会費を収入基盤とする収益モデ
ル(ビジネスモデルの一要素)への発展も大いに期待で
きるものである。
【0004】チャットサービスの一例を説明する。図1
1はその概念構成図である。便宜的に示す3台のパーソ
ナルコンピュータ1a〜1cは、いずれもブラウザソフ
トの実行環境とインターネット2への接続環境を備えて
いる。ここに、それぞれの操作者を便宜的に「ユーザ
A」、「ユーザB」および「ユーザC」ということにす
ると、これらのユーザA〜Cはチャットサービスの利用
者(すなわちチャット参加者)である。インターネット
2は、各ユーザA〜C(正確にはパーソナルコンピュー
タ1a〜1c)からインターネットサービスプロバイダ
までの公衆電話回線網(ユーザ宅に設置されたモデムや
ターミナルアダプタを含む)、およびインターネットサ
ービスプロバイダ内のDNS(Domain Name System)サ
ーバやネットワークなどを包括的に模式化して示してお
り、このネットワーク2には、チャットサービスを提供
するためのチャットサーバ3が接続されている。
【0005】なお、チャットサーバ3は、インターネッ
トプロバイダが用意したレンタルサーバまたはチャット
サービスの提供者(事業者)が自前で用意した専用サー
バのいずれであってもよい。専用サーバの場合、インタ
ーネットプロバイダ内に設置することもあるし、チャッ
トサービス事業者の事務所内に設置することもある。
【0006】ここで、チャットサービスの利用手順を概
説する。チャットサービスの利用手順は概ね通常のWe
bコンテンツ(例えば、ホームページ)の閲覧手順と共
通するが、違いはWebコンテンツ(この場合、チャッ
ト画面)が利用者の操作に応じてサーバ側で動的に生成
される点にある。すなわち、利用者は、ブラウザソフト
に表示されたチャット画面のテキストボックスに発言メ
ッセージ(一般に文字列によって表白されたメッセー
ド)を入力し、所定のコマンドボタン(送信ボタン)を
クリックして、その発言メッセージをチャットサーバ3
に送信する。チャットサーバ3は、発言メッセージを受
け取って、その発言メッセージと発言者のチャットネー
ムをチャットリストに追加し、新たなチャット画面を生
成すると共に、各利用者からのリロード要求に応答し
て、そのチャット画面を要求元のブラウザソフトに送信
する。
【0007】図12は、チャット画面の一例であり、例
示のチャット画面4は発言操作部4aとメッセージリス
ト表示部4bとから構成されている。発言操作部4aに
は、当該チャットサービスのログイン時に登録した任意
のチャットネーム(図では便宜的に“み〜”)を表示す
るニックネーム表示用テキストボックスコントロール6
と、発言メッセージを入力するための発言用テキストボ
ックスコントロール7と、送信コマンドボタンコントロ
ール8と、チャットを終了するための退室コマンドボタ
ンコントロール9とが設けられており、メッセージリス
ト表示部4bには、現在までの発言メッセージ(または
過去十数回程度分の発言メッセージ)が、その発言順
に、発言者のチャットネームと共にリスト表示されてい
る。
【0008】図12(a)において、発言用テキストボ
ックスコントロール7に任意の発言メッセージ(図では
“こんにちは(^^)”)を入力し、送信コマンドボタンコ
ントロール8をクリックすると、発言用テキストボック
スコントロール7に入力された発言メッセージがチャッ
トサーバ3に送信される。しかる後、ブラウザソフトの
リロードボタン(更新ボタン)をクリックすると、図1
2(b)に示すように、更新されたチャット画面4′が
チャットサーバ3からブラウザソフトにダウンロードさ
れる。
【0009】当該チャット画面4′のメッセージリスト
表示部4bには、新たな発言行(破線で囲まれた部分を
参照)、すなわち、チャットネーム“み〜”の発言メッ
セージ“こんにちは(^^)”が追加されており、このチャ
ット画面4′は、他のチャット参加者も同様にリロード
して見ることができるから、かかる共通のチャット画面
4′を介して発言メッセージを共有することができ、チ
ャット参加者相互の匿名(チャットネーム)による文字
列会話を楽しむことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
チャットサービスにあっては、不心得な参加者の存在が
指摘されており、例えば、性別を偽って会話に参加す
る、いわゆる「成りすまし者」を排除することができな
いという問題点があった。
【0011】これは、従来のチャットサービスが匿名ロ
グインを許可しているからであり、仮にログインの際に
性別の申告を義務付けたとしても、その申告内容に信憑
性はなく、もっぱら参加者のモラルに委ねるしか術がな
かったからである。このような成りすまし者の存在は、
チャットサービスの信頼性を損ない、例えば、有料でチ
ャットサービスを提供する際の障壁となるので、この点
において、未だ解決すべき技術課題があった。
【0012】したがって、本発明は、成りすまし者を排
除することができるチャットサービス等のネットワーク
コミュニケーションサービスを提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、会員のクライアントマシンからの要求を
受け付け、該会員の登録情報を参照して正式登録された
会員であるか否かを判定し、正式登録会員である場合に
当該会員のクライアントマシン上に、当該会員の表白内
容を入力するための入力部分と各会員の表白内容を表示
するための表示部分とを含む所定のグラフィカルユーザ
インターフェース(GUI)を表示させると共に、前記
グラフィカルユーザインターフェースを利用する各会員
の登録情報のうち少なくとも性別に関する情報を各々の
会員に関連付けて視覚的に表示させる。
【作用】本発明では、各会員のクライアントマシン上
に、各会員の登録情報のうち少なくとも性別に関する情
報が、各々の会員に関連付けて視覚的に表示される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態にお
けるネットワークコミュニケーションサービス(以下
「チャットサービス」という。)のビジネスモデル構造
を示す図である。なお、ビジネスモデル構造とは、対象
となるビジネスの事業活動または事業構想を模式化した
もので、一般に「戦略モデル」、「運用モデル」および
「収益モデル」の三つのモデルを中心に構造化されたも
ののことをいうが、図示のモデルは説明の便宜上これら
三つのモデルを混在して示している。
【0015】チャットサービス事業者(または提供者)
10は、ユーザ11に対して所要のチャットサービスを
提供する。ユーザ11はその見返りにサービス利用料
(会員基本料金や会費等)をチャットサービス事業者1
0に支払い、チャットサービス事業者10はこの対価支
払いを収益基盤としてビジネス活動を行う。なお、図で
は省略しているが、いわゆるバナー広告(商品や会社名
を図案化した画像オブジェクトのこと。一般にその商品
または会社のホームページへのリンクが張られる。)を
併用してもよい。広告収入も収益基盤の一部とすること
ができる。
【0016】安定した収益を確保してビジネスの発展に
つなげるためには、ユーザ11に提供するチャットサー
ビスの質を高め、且つ、その内容に工夫を凝らして他の
類似サービスとの差別化を図ることが肝要である。多く
のユーザ11は、インターネット上に数多くあるチャッ
トサービスの中から最も魅力を感じるチャットサービス
を取捨選択して比較検討し、対価を支払ってまでもサー
ビスを受けたいと考えるチャットサービスを最終的に絞
り込むという思考過程を辿るからである。
【0017】この点において、本実施の形態におけるチ
ャットサービス事業者10の提供するチャットサービス
は、以下の説明からも明らかとなるように、チャット参
加者の中に性別を偽った「成りすまし者」が含まれない
ような仕組みになっているので、他の類似サービスとの
差別化を図ることができ、例えば、発言相手の性別を信
頼して会話を行い、会話に伴うトラブルを回避できると
いう格別のメリットが得られる点で、最終的にユーザ1
1によって絞り込まれる可能性のあるチャットサービス
であるということができ、上記ビジネスモデルの実現に
大きく貢献することができるものである。
【0018】チャットサービス事業者10のビジネスモ
デル構造は、上記のとおり、戦略モデル、運用モデルお
よび収益モデルの三つの要素に分けることができる。こ
のうち収益モデルは先に説明したとおりである。すなわ
ち、魅力のあるチャットサービスを提供して多くのユー
ザ11を募り、各ユーザ11からのチャット利用料を収
益基盤とするものである。これに対して、戦略モデルは
上記チャットサービスの“魅力”を直接左右する重要な
要素であり、また、運用モデルは、戦略モデルの継続性
や安定性および信頼性ならびにパフォーマンスなどを決
定する点で重要な要素である。
【0019】本実施の形態におけるチャットサービスの
ポイントは、前記のとおり、チャット参加者の中に性別
を偽った「成りすまし者」が含まれないような仕組みを
構築する点にある。かかる仕組みは、上記三要素のうち
の「戦略モデル」に該当する。以下の説明においては、
この戦略モデルについて、詳細に述べることとする。
【0020】図2は、会員登録の流れ図である。なお、
本明細書で言う“会員”とは、以下の登録手続きを経て
所定のデータベース(後述の会員DB35a参照)に登
録されたもの(個人団体などを問わず、アクセスできる
者)のことを言う。会員からのネットワークコミュニケ
ーションサービス利用要求のたびに、そのデータベース
の登録情報に基づいて、当該サービスの利用可否が判断
される。本実施の形態のチャットサービス会員登録を希
望するユーザ11は、郵送やファックスでチャットサー
ビス事業者10に直接申し込み、または、チャットサー
ビス事業者10が別途にインターネット上で公開する会
員登録申し込み用ホームページを用いてオンラインで申
し込む(ステップS1)。チャットサービス事業者10
の申し込み受付担当者は、ユーザ11が申し込み時に申
告した自己の氏名、性別、住所(居住地)および連絡先
電話番号等の属性情報を受付けるが、重要な点は、受付
に際して申告された属性情報の信頼性を確保するため
に、本人確認等の何らかの手段を講じることにある(ス
テップS2)。
【0021】すなわち、理想的には本人との対面審査に
よって確認を行い、それが無理な場合でも、少なくとも
住民票や免許証またはクレジットカード等の写しに基づ
く本人確認を行う。
【0022】今、チャットサービス事業者10が有料で
チャットサービスを提供する場合、チャットサービス事
業者10と登録会員(ユーザ11)との間では、何らか
の支払い方法を取り決めておかなければならない。一般
に他の類似サービスを含めて、かかる支払方法はクレジ
ットカード決済によるものがほとんどであり、本実施の
形態におけるチャットサービスの決済も同様であるとす
ると、上記会員登録申し込み時(ステップS1)に、ユ
ーザ11から自己の所有するクレジットカードの種類
(カード会社名)とカード番号等の通知が行われはずで
ある。
【0023】したがって、本実施の形態においては、こ
の通知情報に基づいて本人確認を行うこととする。一般
にクレジットカード会社には当該カードに関する諸情報
(カード所有者の氏名、性別、住所、電話番号等)が保
管されており、この保管情報と上記申し込み情報とを照
合することにより、十分な信頼性で本人確認を行うこと
ができるからである。
【0024】そして、このような確認手続きを通して、
申込者の申告事項(氏名、性別、住所、電話番号等)が
信頼に足るものと判断できた場合には、次に、当該申込
者宛てに会員IDとパスワードを発行する(ステップS
3)。なお、この発行は郵送で行うことが望ましい。申
告情報のうち氏名と住所を再確認できるからである(宛
先不明で戻ってきたときは申告住所または申告氏名に誤
りがある)。一方、カード会社の保管情報との照合の結
果、申告事項の全部または一部に不正(不一致)が発見
された場合には、登録を拒否し(ステップS4)、望ま
しくは、拒否の理由(例えば、“申告事項の一部に誤り
があったので今回の登録は受け付けられませんでし
た。”)を記載した書面を発送する。
【0025】したがって、図示の会員登録の流れ図によ
れば、会員登録情報の正確を相当の精度で期することが
でき、以降、チャット利用者の氏名、性別、住所および
電話番号等をチャットサービス事業者10の側で確実に
把握することができる。
【0026】次に、チャットサービス事業者10とユー
ザ11の双方に必要なシステムの構成について説明す
る。図3(a)は、ユーザ11のシステム構成図であ
り、図3(b)は、チャットサービス事業者10のシス
テム構成図である。これらは、いずれもOSI(OpenSy
stem Interconnection:開放型システム間相互接続)参
照モデルを模した階層構造で示されている。図におい
て、ユーザ11のシステム(以下「クライアントマシ
ン」という。)20およびチャットサービス事業者10
のシステム(以下「サーバマシン」という。)30は、
いずれも最下位層を物理層21、31とし、その上にオ
ペレーティングシステム22、32や所要のアプリケー
ションプログラム23、33〜35を階層的に実装した
多層構造を有している。サーバマシン30は発明の要旨
に記載のネットワークコミュニケーションサービス装置
に相当する。
【0027】ここに、物理層21、31はイーサネット
(登録商標)カードや通信ポート等の物理的リソースで
ある。アプリケーションプログラム23、33〜35
は、オペレーティングシステム22、32のAPI(Ap
plication Programmable Interface)を介してこれらの
リソースを間接的に利用する。オペレーティングシステ
ム22、32は、インターネットプロトコル(TCP/
IP)を標準でサポートするか、または、実装可能なも
のであり、望ましくは、ネットワークOSを標準実装し
た、例えば、Microsoft Windows CE/95/98/NT/2000
(マイクロソフト社の登録商標)やLinuxなどの汎
用オペレーティングシステムである。但し、サーバマシ
ン30のオペレーティングシステム32については、
「運用モデル」の堅牢さを確保するために、安定性や信
頼性に優れたサーバ専用のもの(例えば、Microsoft Wi
ndows NT Server/2000 Server)を使用すべきである。
【0028】クライアントマシン23に実装されたアプ
リケーションプログラム23の一つは少なくともブラウ
ザソフトである。以下、アプリケーションプログラム2
3のことをブラウザソフト23ということにする。この
ブラウザソフト23は、チャットサービスで提供される
Webコンテンツ(HTML文法で記述されたチャット
画面)を閲覧するのために欠くことのできないものであ
る。一方、サーバマシン30に実装されたアプリケーシ
ョンプログラム33〜35は、それぞれWWW(Wold W
ide Web)サーバサービスプログラム、CGI(Common
Gateway Interface)処理プログラム、データベースサ
ービスプログラムである。以下、アプリケーションプロ
グラム33〜35のことを、それぞれWWWサーバサー
ビスプログラム33、CGI処理プログラム34および
データベースサービスプログラム35ということにす
る。
【0029】WWWサーバサービスプログラム33は、
Webコンテンツの公開サービスを実行するもので、例
えば、マイクロソフト社のIIS(Internet Informati
on Server)などを使用することができる。また、CG
I処理プログラム34は、サーバサイドスクリプト言語
を用いて設計された、本実施の形態の主要なポイントを
実現するためのプログラムの集まりであり、サーバサイ
ドスクリプト言語としては、Perl(Practical exte
nsion reporting Language)やASP(ActiveServer P
ages)などを使用することができる。このWWWサーバ
サービスプログラム33は、会員のクライアントマシン
からのWebコンテンツ要求に応じて、要求されたWe
bコンテンツを要求元のクライアントマシンに送信す
る。Webコンテンツは、クライアントマシンを機能さ
せて一つの結果を得ることができるように、クライアン
トマシンに対する指令を組み合わせたものとして表現さ
れたものであり、本実施の形態におけるWebコンテン
ツとしては、後述の「ログイン画面40」、「確認画面
47」、「チャットネーム登録画面49」、「チャット
ルーム選択画面55」及び「チャット画面58」などが
ある。
【0030】なお、サーバマシン30のオペレーティン
グシステム32に、例えば、Microsoft Windows NT/20
00を使用した場合は、上記のPerlやASPの実行環
境が標準で実装されているため問題ないが、もし、非実
装のオペレーティングシステムを使用する場合は、上記
のサーバサイドスクリプト言語に対応したPerlやA
SPなどの実行環境を別途にインストールする必要があ
ることはいうまでもない。
【0031】最後に、データベースプログラム35は、
上記のCGI処理プログラム34に対してデータベース
サービスを提供するもので、例えば、SQL Serverなどの
SQL(Structured Query Language)対応リレーショ
ナルデータベースシステムを使用することが望ましい。
【0032】これらのプログラム33〜35は、クライ
アントマシン20のブラウザソフト23と共に、いわゆ
る“三階層クライアント/サーバモデル”(以下「3C
Sモデル」という。)を構築する。すなわち、ブラウザ
ソフト23をユーザインターフェース層、WWWサーバ
サービスプログラム33とCGI処理プログラム34を
処理層およびデータベースサービスプログラム35をデ
ータベース層とする3CSモデルを構築する。これら三
つの層のうち前記「戦略モデル」と密接な関係にあるも
のはCGI処理プログラム34である。以下に説明する
ように、チャット参加者の中に性別を偽った「成りすま
し者」が含まれないような仕組みを、サーバサイドスプ
リクト言語を用いてプログラミングしているからであ
る。
【0033】なお、以上の説明では、クライアントマシ
ン20とサーバマシン30について、敢えて一般的な呼
び方(例えば、パーソナルコンピュータ等)をしていな
いが、これは、呼び方から推測される固定的な解釈を避
けるためである。例えば、サーバマシン30にあって
は、チャットサービスの規模に応じて大は並列処理型の
高性能サーバコンピュータから、小はパーソナルコンピ
ュータ等の比較的低性能なコンピュータまで幅広く、ま
た、クライアントマシン20にあっては、パーソナルコ
ンピュータのみならず、携帯情報端末やインターネット
対応の携帯電話(またはPHS:Personal Handy Phone
System)まで多種多様な形態をとり得るからである。
【0034】次に、本実施の形態における3CSモデル
について、説明する。図4は、その概略的なモデル構造
図である。前述のとおり、クライアントマシン20のブ
ラウザソフト23はユーザインターフェース層F1を構
成し、サーバマシン30のWWWサーバサービスプログ
ラム33とCGI処理プログラム34は処理層F2を構
成する。また、データベースサービスプログラム35は
データベース層F3を構成し、これらの三つの層(F1
〜F3)によって、3CSモデルが構築される。
【0035】なお、COM/DCOM(Component Obje
ct Model/Distributed ComponentObject Model)など
の分散化テクノロジーを利用する場合、処理層F2とデ
ータベース層F3とを異なるプラットフォーム上で動作
させることも可能であり、または、処理層F2やデータ
ベース層F3の一部若しくはそのすべてを同様に分散化
することも可能であるが、ここでは、説明の簡単化のた
めに、同一のプラットフォーム(すなわち、サーバマシ
ン30)上で動作させるものとする。
【0036】図4において、CGI処理プログラム34
は、概念的に、コマンドインターフェース34a、ログ
イン認証部34b、チャットネーム登録部34c、チャ
ット画面生成部(発明の要旨に記載の第1の表示制御手
段および第2の表示制御手段に相当する。)34dおよ
びデータベースコネクション34eに分割することがで
きる。ログイン認証部34b、チャットネーム登録部3
4cおよびチャット画面生成部34dは、チャットサー
ビス特有の処理機能を実現するための部分であり、特
に、本実施の形態におけるポイント、すなわち、チャッ
ト参加者の中に性別を偽った「成りすまし者」が含まれ
ないようにするための仕組みを実装した部分である。
【0037】なお、コマンドインターフェース34a
は、WWWサーバサービスプログラム33と上記特有の
処理機能部分(ログイン認証部34b、チャットネーム
登録部34cおよびチャット画面生成部34d)との間
のコマンド中継やデータ中継を行う部分であり、Per
lやASPなどのサーバサイドスクリプト実行環境によ
って提供される部分である。さらに、データベースコネ
クション34eもPerlやASPなどのサーバサイド
スクリプト実行環境によって提供される機能部分であ
り、データベースサービスプログラム35と上記特有の
処理機能部分(ログイン認証部34b、チャットネーム
登録部34cおよびチャット画面生成部34d)との間
のコマンド中継やデータ中継を行う部分であるが、デー
タベースコネクション34eについては、例えば、デー
タベースサービスプログラム35に対応したODBC
(Open Data-Base Connectivity)であってもよい。
【0038】データベースサービスプログラム35は、
会員データベーステーブル(図では“データベーステー
ブル”を「DB」と省略している。)35a、参加者デ
ータベーステーブル35bおよび発言データベーステー
ブル35cを含む。発明の要旨に記載の保持手段に相当
する会員データベーステーブル35aには、前述の会員
登録の申し込み手続き(図2参照)に従って正式に登録
されたすべての会員の申告情報(氏名、性別、住所およ
び電話番号等)が格納されており、参加者データベース
テーブル35bには、現在のチャット参加者の情報(チ
ャットネームやログイン開始日時等)が格納されてい
る。さらに、発言データベーステーブル35cには、す
べてのチャットルームの現在まで(または十数回程度前
まで)の発言メッセージが格納されている。
【0039】図5は、会員データベーステーブル35
a、参加者データベーステーブル35bおよび発言デー
タベーステーブル35cのテーブル構造概念図である。
図において、会員データベーステーブル35aは、会員
IDフィールド35a_1、パスワードフィールド35
a_2、氏名フィールド35a_3、性別フィールド3
5a_4、住所フィールド35a_5および電話番号フ
ィールド35a_6を有している。また、参加者データ
ベーステーブル35bは、レコードIDフィールド35
b_1、リレーションIDフィールド35b_2、チャ
ットネームフィールド35b_3およびログイン開始日
時フィールド35b_4を有しており、さらに、発言デ
ータベーステーブル35cは、リレーションIDフィー
ルド35c_1、発言日時フィールド35c_2および
発言メッセージフィールド35c_3を有している。
【0040】ここに、データベースサービスプログラム
35は、リレーショナル構造のデータベースプログラム
であり、上記三つのデータベース(会員データベーステ
ーブル35a、参加者データベーステーブル35bおよ
び発言データベーステーブル35c)の間には、以下の
リレーションシッププロパティが設定されている。すな
わち、会員データベーステーブル35aの会員IDフィ
ールド35a_1を“1”側とし、且つ、参加者データ
ベーステーブル35bのリレーションIDフィールド3
5b_2を“多”側とする1対多の第1リレーションシ
ップと、参加者データベーステーブル35bのレコード
IDフィールド35b_1を“1”側とし、且つ、発言
データベーステーブル35cのリレーションIDフィー
ルド35c_1を“多”側とする1対多の第2リレーシ
ョンシップが設定されている。
【0041】これら第1および第2リレーションシップ
により、上記三つのデータベーステーブル(会員データ
ベーステーブル35a、参加者データベーステーブル3
5bおよび発言データベーステーブル35c)の正規化
を行い、重複した値の保持を回避するが、さらに、一般
にリレーションシップが設定されたデータベーステーブ
ルでは、SQLコマンドなどデータベースアクセス言語
を用いて任意のフィールドデータを抽出し、その抽出デ
ータで一つの論理レコードセットを生成することができ
るので、例えば、参加者データベーステーブル35bの
各フィールド35b_1〜4と会員データベーステーブ
ル35aの性別フィールド35a_4とを結合した論理
レコードを生成したり、あるいは、発言データベーステ
ーブル35cの各フィールド35c_1〜3と会員デー
タベーステーブル35aの性別フィールド35a_4と
を結合した論理レコードを生成したり自由に行うことが
できる。
【0042】次に、以上のシステム構成を用いた、本実
施の形態におけるチャットサービスの処理フローを説明
する。図6は、サーバマシン30で実行されるチャット
サービスプログラムの概略的なフローチャートである。
今、サーバマシン30の公開URL(Uniform Resource
Locator)を便宜的に“www.chat.xx.j
p”とすると、インターネットに接続されたクライアン
トマシン20のブラウザソフト23のアドレスボックス
に、使用プロトコル(一般にHTTP)を明示してこの
URLを入力(“http://www.chat.x
x.jp/”)することにより、サーバマシン30の公
開Webフォルダに格納されたメインホームページ(例
えば、index.htmという名前をもつディフォルトHTM
Lドキュメント)をダウンロードし、ブラウザソフト2
3で表示させることができる。
【0043】本実施の形態におけるディフォルトHTM
Lドキュメントは、特に限定しないが、チャットサービ
スのログイン受付画面(以下「ログイン画面」とい
う。)用のドキュメントである。今、あるユーザ(便宜
的に「ユーザA」とする。)がブラウザソフト23のア
ドレスボックスにURL(“http://www.c
hat.xx.jp/”)を入力したとすると、ユーザ
Aのブラウザソフト23には、所定のログイン画面が表
示される(ステップS11)。
【0044】図7(a)は、ログイン画面40のレイア
ウト例であり、ログイン画面40は、画面説明用のタイ
トル文字列(例えば、“チャットサービスログイン画
面”)の表示エリア41を有すると共に、操作案内文字
列(例えば、“会員IDを入力してください”)の表示
エリア42、会員IDテキストボックスコントロール4
3、パスワードテキストボックスコントロール44、送
信コマンドボタンコントロール45およびキャンセルコ
マンドボタンコントロール46などを有している。ユー
ザAは会員IDテキストボックスコントロール43とパ
スワードテキストボックスコントロール44に自分の会
員IDとパスワードを入力し、送信コマンドボタンコン
トロール45をクリックしてチャットサービスにログイ
ンする(ステップS12)。
【0045】会員IDテキストボックスコントロール4
3とパスワードテキストボックスコントロール44の
“METHOD”オプションには「GET」または「P
OST」が指定されており、“ACTION”オプショ
ンにはそのGET先またはPOST先のアドレス情報
(この場合、CGI処理プログラム34のログイン認証
部34bを示すアドレス情報)が指定されている。
【0046】また、送信コマンドボタンコントロール4
5の“TYPE”オプションには「SUBMIT」が指
定されており、キャンセルコマンドボタンコントロール
46の“TYPE”オプションには「RESET」が指
定されている。
【0047】したがって、ログイン画面40の送信コマ
ンドボタンコントロール45をクリックすると、会員I
Dテキストボックスコントロール43およびパスワード
テキストボックスコントロール44の入力情報(会員I
Dとパスワード)がGETメソッドまたはPOSTメソ
ッドによってサーバマシン30のCGI処理プログラム
34へ送信される。
【0048】なお、会員IDテキストボックスコントロ
ール43またはパスワードテキストボックスコントロー
ル44の入力情報を修正する場合、キャンセルコマンド
ボタンコントロール45をクリックする。会員IDテキ
ストボックスコントロール43またはパスワードテキス
トボックスコントロール44の入力情報がディフォルト
値(この場合、空白または長さ0の文字列若しくはNu
ll値)にリセットされる。
【0049】CGI処理プログラム34は、GETメソ
ッドまたはPOSTメソッドによってブラウザソフト2
3から会員IDおよびパスワードを受け取ると、ログイ
ン処理部34bのプロセスを起動し、正規登録会員であ
るか否かの認証処理を実行する(ステップS13)。
【0050】この認証処理は、ブラウザソフト23から
受け取った会員IDをキー情報にして、会員データベー
ステーブル35aから同一会員IDのレコードを抽出
し、その抽出レコードのパスワードフィールド35a_
2の値とユーザAから受け取ったパスワードとを比較し
て、両者が一致した場合に“OK”を返すというもので
ある。
【0051】今、認証処理で“OK”が返されなかった
場合、入力された会員IDが未登録であるか、または、
会員IDやパスワードに入力ミスがあるので、ログイン
のやり直しを促すための確認画面をブラウザソフト23
に送信する(ステップS14)。
【0052】図7(b)は、確認画面47のレイアウト
例であり、確認画面47は、認証失敗を示す文字列(例
えば、“会員IDまたはパスワードが不正です”)の表
示エリア48を有しており、ユーザAはこの文字列を確
認し、必要であれば、ブラウザソフト23の戻るボタン
をクリックしてログイン画面(図7(a)参照)を再表
示し、ログインをやり直す。
【0053】一方、認証結果が“OK”であれば、CG
I処理プログラム34は、チャットネーム登録部24c
のプロセスを起動し、チャットネーム登録画面をブラウ
ザソフト23に送信する。
【0054】図8(a)は、チャットネーム登録画面4
9のレイアウト例であり、チャットネーム登録画面49
は、操作案内文字列(例えば、“こんにちは○○さん、
チャットネームを入力してください”;なお、“○○”
は会員データベーステーブル35aからルックアップし
たユーザAの氏名情報である。)の表示エリア50、会
員IDテキストボックスコントロール51、チャットネ
ームテキストボックスコントロール52、送信コマンド
ボタンコントロール53およびキャンセルコマンドボタ
ンコントロール54などを有している。ユーザAはチャ
ットネームテキストボックスコントロール52に自分の
好きなチャットネーム(図では便宜的に“み〜”)を入
力し、送信コマンドボタンコントロール53をクリック
する。
【0055】会員IDテキストボックスコントロール5
1とチャットネームテキストボックスコントロール52
の“METHOD”オプションには「GET」または
「POST」が指定されており、“ACTION”オプ
ションにはそのGET先またはPOST先のアドレス情
報(この場合、CGI処理プログラム34のチャット画
面生成部34dを示すアドレス情報)が指定されてい
る。
【0056】また、送信コマンドボタンコントロール5
3の“TYPE”オプションには「SUBMIT」が指
定されており、キャンセルコマンドボタンコントロール
54の“TYPE”オプションには「RESET」が指
定されている。さらに、会員IDテキストボックスコン
トロール51の“TYPE”オプションには「HIDD
EN」(ユーザに対する不可視属性)が指定されてお
り、また、“VALUE”オプションにはログインユー
ザ(この場合、ユーザA)の会員IDがセットされてい
る。
【0057】したがって、チャットネーム登録画面49
の送信コマンドボタンコントロール53をクリックする
と、会員IDテキストボックスコントロール51および
チャットネームテキストボックスコントロール52の入
力情報(会員IDとチャットネーム)がGETメソッド
またはPOSTメソッドによってサーバマシン30のC
GI処理プログラム34へと送信される。なお、会員I
Dテキストボックスコントロール51の内容(会員I
D)は、その不可視属性により、画面上で見ることがで
きない隠し情報になっている。
【0058】CGI処理プログラム34は、ブラウザソ
フト23から受け取った会員IDをキー情報にして、会
員データベーステーブル35aから同一会員IDのレコ
ードを抽出し、その抽出レコードのリレーションレコー
ドを参加者データベーステーブル35bに新規追加し、
当該追加レコードのチャットネームフィールド35b_
3に、ブラウザソフト23から受け取ったチャットネー
ムを登録する(ステップS15)。
【0059】次に、CGI処理プログラム34は、チャ
ット画面生成部34dのプロセスを起動して、ブラウザ
ソフト23に所要のチャット画面を生成出力するが、例
えば、その前にいくつかのチャットルームの中から一つ
を選択させるチャットルーム選択画面を生成出力する。
【0060】図8(b)は、チャットルーム選択画面5
5のレイアウト例であり、チャットルーム選択画面55
は、操作案内文字列(例えば、“チャットルームを選択
してください”)の表示エリア56を有すると共に、ル
ーム番号や現在の参加者人数等を表示するためのルーム
選択リスト表示エリア57を有する。例えば、ルーム番
号には各チャットルームへのリンクが張られており、ブ
ラウザソフト23で任意のルーム番号(例えば、“ルー
ム1”)をクリックすることにより、そのチャット画面
に入る(「入室する」という。)ことができるようにな
っている(ステップS16)。
【0061】ユーザAは、希望のチャット画面(後述)
に入室し、現在の参加者や発言内容を見てから発言に参
加するかどうかを決める(ステップS17)。もし、発
言をしないのであれば、そのまま他の参加者の発言をモ
ニタ(ステップS20)しながら、ブラウザソフト23
のリロードボタンを適宜にクリックする(ステップS1
9)。
【0062】一方、発言をする場合は、チャット画面の
発言メッセージボックスに発言メッセージを入力して送
信コマンドボタンをクリック(ステップS18)した
後、ブラウザソフト23のリロードボタンをクリックす
る(ステップS19)。このような操作を、退室ボタン
をクリックしてログアウトする(ステップS21)まで
繰り返し実行することにより、チャット会話の継続的モ
ニタ、または、他の参加者との間での匿名(チャットネ
ーム)による文字列会話を楽しむことができる。
【0063】図9は、チャット画面の一例であり、例示
のチャット画面(発明の要旨に記載のネットワークコミ
ュニケーションツールに相当する。)58は発言操作部
58aとメッセージリスト表示部58bとから構成され
ている。発言操作部58aには、チャットルーム識別文
字列(図では“チャットルーム1”)の表示エリア59
と、ユーザAのチャットネーム(“み〜”)を表示する
ニックネーム表示用テキストボックスコントロール60
と、ユーザAの性別表示用テキストボックスコントロー
ル61と、発言メッセージ(すなわち、チャットネーム
“み〜”を有する会員の表白内容)を入力するための発
言用テキストボックスコントロール62と、送信コマン
ドボタンコントロール63と、チャットを終了するため
の退室コマンドボタンコントロール64とが設けられて
いる。
【0064】また、メッセージリスト表示部58bに
は、現在までの発言メッセージ(または過去十数回程度
分の発言メッセージ)、すなわち、各会員の表白内容
が、その発言順に、発言者の性別識別記号やチャットネ
ームと共にリスト表示されている。発言用テキストボッ
クスコントロール62は発明の要旨に記載の“入力部
分”に相当し、メッセージリスト表示部58bは同要旨
に記載の“表示部分”に相当する。また、チャット画面
58の全体は同要旨に記載の“所定のグラフィカルユー
ザインターフェース”に相当する。
【0065】性別表示用テキストボックスコントロール
61の“TYPE”オプションには「HIDDEN」
(ユーザに対する不可視属性)が指定されており、その
“VALUE”オプションにはユーザAの性別識別記号
(会員データベーステーブル35aの性別フィールド3
5a_4からルックアップされた情報;例えば、男性の
場合は“♂”、女性の場合は“♀”)がセットされてい
る。
【0066】また、性別表示用テキストボックスコント
ロール61とニックネーム表示用テキストボックスコン
トロール60および発言用テキストボックスコントロー
ル62の“METHOD”オプションには「GET」ま
たは「POST」が指定されており、“ACTION”
オプションにはそのGET先またはPOST先のアドレ
ス情報(この場合、CGI処理プログラム34のチャッ
ト画面生成部34dを示すアドレス情報)が指定されて
いる。
【0067】また、送信コマンドボタンコントロール6
3の“TYPE”オプションには「SUBMIT」が指
定されており、退室コマンドボタンコントロール46の
“A(アンカー)”タグには前述のチャットルーム選択
画面(図8(b))へのリンク先情報が設定されてい
る。
【0068】したがって、発言操作部58aの発言用テ
キストボックスコントロール62に適当な発言メッセー
ジ(図では“こんにちは(^^)”)を入力し、送信コマン
ドボタンコントロール63をクリックすることにより、
ニックネーム表示用テキストボックスコントロール6
0、性別表示用テキストボックスコントロール61およ
び発言用テキストボックスコントロール62の各々のV
ALUEプロパティ値、すなわち、ニックネーム表示用
テキストボックスコントロール60のニックネーム“み
〜”、性別表示用テキストボックスコントロール61の
性別識別記号“♂”および発言用テキストボックスコン
トロール62の発言メッセージ“こんにちは(^^)”のす
べてを、CGI処理プログラム34のチャット画面生成
部34dにGETメソッドまたはPOSTメソッドで送
信することができる。
【0069】そして、CGI処理プログラム34のチャ
ット画面生成部34dでは、これらの情報に基づいて、
メッセージリスト表示部58bのリスト表示を更新した
チャット画面(発明の要旨に記載のネットワークコミュ
ニケーションツールに相当する。)58′を再構成し、
ネット参加者各々のブラウザソフト23のリロード操作
に応答して、各々のブラウザソフト23に出力する。
【0070】図9(b)において、リロード後のチャッ
ト画面58′のメッセージリスト表示部58bには、新
たな発言行(破線で囲まれた部分を参照)、すなわち、
チャットネーム“み〜”の表白内容(発言メッセージ
“こんにちは(^^)” )が追加されており、このチャッ
ト画面58′は、他のチャット参加者も同様にリロード
して見ることができるから、かかる共通のチャット画面
58′を介して各会員の表白内容(発言メッセージ)を
共有することができ、チャット参加者相互の匿名(チャ
ットネーム)による文字列会話を楽しむことができる。
【0071】ところで、本実施の形態におけるチャット
画面58(または58′)のメッセージリスト表示部5
8bには、各発言者ごとのチャットネームと共に、性別
識別記号が表示されている。そして、この識別記号によ
って、各参加者の性別を容易に知ることができるように
なっている。すなわち、図10は、メッセージリスト表
示部58bの拡大図であり、この例では女性を“♀”、
男性を“♂”として識別する記号群65が表示されてい
る。これらの性別識別記号は、会員データベーステーブ
ル35aの性別フィールド35a_4に格納された情報
であり、この格納情報は、前述の会員登録申し込み手続
き(図2参照)の際に所要の本人確認を行って正確を期
したものであるから、チャット参加者ごとに表示される
性別識別記号もまた充分信頼性に値するものである。
【0072】したがって、本実施の形態においては、チ
ャット発言者ごとの性別を正しく表示できるので、性別
を偽って会話に参加する「成りすまし者」は存在しな
い。その結果、チャットサービスの信頼性を高めること
ができ、例えば、有料でチャットサービスを提供する際
の障壁を取り除いてビジネスモデルの確立に貢献するこ
とができるという格別有益なメリットが得られるのであ
る。
【0073】なお、以上の実施の形態は発明の意図する
範囲で様々な変形が可能であることはもちろんである。
例えば、上記の例ではチャット発言者の性別を識別記号
で表示しているが、これに限らず、男女の顔などを模式
化してデザインした画像オブジェクトを使用したり、チ
ャット発言者を示すシンボル情報(例えば、チャットネ
ーム)を色分け(女性はピンク、男性は紺色等)したり
してもよい。また、本発明に係るビジネスモデルの戦略
モデルを実現するためのCGI処理プログラム34につ
いても、PerlやASPなどのサーバサイドスクリプ
ト言語によるほか、例えば、スクリプトブロックの全部
または一部をDLL(Dynamic Link Library)やOCX
(OLE Control)またはActiveXなどのコンポー
ネント部品にして実装してもよい。
【0074】また、本実施の形態の主要な機能は、マイ
クロコンピュータを含むハードウェア資産と、オペーレ
ーティングシステムや各種プログラムなどのソフトウェ
ア資産との有機的結合によって機能的に実現されるもの
であるが、ハードウェア資産およびオペーレーティング
システムは汎用のものを使用できるから、本発明にとっ
て欠くことのできない必須の事項は、実質的に、3C/
Sモデルの処理層F2(図4参照)に実装されたCGI
処理プログラム34に集約されているということがいえ
る。したがって、本発明は、CGI処理プログラム34
(特にログイン認証部34b、チャットネーム登録部3
4cおよびチャット画面生成部34d)のすべてまたは
その要部を格納した、フロッピィディスク、光ディス
ク、コンパクトディスク、磁気テープ、ハードディスク
または半導体メモリなどの記録媒体若しくはこれらの記
録媒体を含む構成品(ユニット品や完成品または半完成
品)を包含する。なお、上記記録媒体または構成品は、
それ自体が流通経路にのるものはもちろんのこと、ネッ
トワーク上にあって記録内容だけを提供するものも含ま
れる。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、各会員のクライアント
マシン上に、各会員の登録情報のうち少なくとも性別に
関する情報が各々の会員に関連付けて視覚的に表示され
るので、性別を偽った「成りすまし者」を排除でき、例
えば、有料でチャットサービスを提供する際の障壁を取
り除くことができる。前記性別の表示を記号で行えば、
この記号は単なる文字情報であるから、文字列主体のネ
ットワークコミュニケーションツールとの親和性を図る
ことができる。または、男女の性別を模式化してデザイ
ンした画像オブジェクトで表示すれば、見た目の分かり
やすさを向上することができ、若しくは、各会員を示す
シンボル情報の色属性で識別表示すれば、見た目の分か
りやすさを向上しつつ、転送情報量を少なくしてネット
ワークトラフィックの抑制を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるチャットサービスのビジ
ネスモデル構造を示す図である。
【図2】会員登録の流れ図である。
【図3】クライアントマシン20とサーバマシン30の
システム構成図である。
【図4】本実施の形態における3CSモデルの概略的な
モデル構造図である。
【図5】会員データベーステーブル35a、参加者デー
タベーステーブル35bおよび発言データベーステーブ
ル35cのテーブル構造概念図である。
【図6】サーバマシン30で実行されるチャットサービ
スプログラムの概略的なフローチャートである。
【図7】ログイン画面40および確認画面47のレイア
ウト図である。
【図8】チャットネーム登録画面49およびチャットル
ーム選択画面55のレイアウト図である。
【図9】チャット画面58のレイアウト図である。
【図10】チャット画面58のメッセージリスト表示部
58bの拡大図である。
【図11】チャットサービスの概念構成図である。
【図12】従来のチャット画面4のレイアウト図であ
る。
【符号の説明】
30……サーバマシン(ネットワークコミュニケーショ
ンサービス装置)、34d……チャット画面生成部(第
1の表示制御手段、第2の表示制御手段)、35a……
会員データベーステーブル(保持手段)、58、58′
……チャット画面(所定のグラフィカルユーザインター
フェース)、58b……メッセージリスト表示部(表示
部分)、62……発言用テキストボックスコントロール
(入力部分)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 会員のクライアントマシンからの要求を
    受け付け、 該会員の登録情報を参照して正式登録された会員である
    か否かを判定し、正式登録会員である場合に当該会員の
    クライアントマシン上に、 当該会員の表白内容を入力するための入力部分と各会員
    の表白内容を表示するための表示部分とを含む所定のグ
    ラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示さ
    せると共に、 前記グラフィカルユーザインターフェースを利用する各
    会員の登録情報のうち少なくとも性別に関する情報を各
    々の会員に関連付けて視覚的に表示させる、 ことを特徴とするネットワークコミュニケーションサー
    ビス方法。
  2. 【請求項2】 本人確認の過程を経て収集された会員の
    登録情報を保持するステップと、 前記会員に対して当該会員のクライアントマシン上に当
    該会員の表白内容を入力するための入力部分と各会員の
    表白内容を表示するための表示部分とを含む所定のグラ
    フィカルユーザインターフェース(GUI)を表示させ
    るステップと、 前記グラフィカルユーザインターフェースを利用する各
    会員のクライアントマシン上に各会員の登録情報のうち
    少なくとも性別に関する情報を各々の会員に関連付けて
    視覚的に表示させるステップと、 を含むことを特徴とするネットワークコミュニケーショ
    ンサービス方法。
  3. 【請求項3】 本人確認の過程を経て収集された会員の
    登録情報を保持する保持手段と、 前記会員に対して当該会員のクライアントマシン上に当
    該会員の表白内容を入力するための入力部分と各会員の
    表白内容を表示するための表示部分とを含む所定のグラ
    フィカルユーザインターフェース(GUI)を表示させ
    る第1の表示制御手段と、 前記グラフィカルユーザインターフェースを利用する各
    会員のクライアントマシン上に各会員の登録情報のうち
    少なくとも性別に関する情報を各々の会員に関連付けて
    視覚的に表示させる第2の表示制御手段と、 を備えたことを特徴とするネットワークコミュニケーシ
    ョンサービス装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の表示制御手段は、性別に関す
    る情報を記号で表示し、または男女の性別を模式化して
    デザインした画像オブジェクトで表示し、若しくは、各
    会員を示すシンボル情報の色属性で表示することを特徴
    とする請求項3記載のネットワークコミュニケーション
    サービス装置。
  5. 【請求項5】 本人確認の過程を経て収集された会員の
    登録情報を保持する保持手段、前記会員に対して当該会
    員のクライアントマシン上に当該会員の表白内容を入力
    するための入力部分と各会員の表白内容を表示するため
    の表示部分とを含む所定のグラフィカルユーザインター
    フェース(GUI)を表示させる第1の表示制御手段、
    および、前記グラフィカルユーザインターフェースを利
    用する各会員のクライアントマシン上に各会員の登録情
    報のうち少なくとも性別に関する情報を各々の会員に関
    連付けて視覚的に表示させる第2の表示制御手段を実現
    するためのプログラムを格納したことを特徴とする記録
    媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009053804A (ja) * 2007-08-24 2009-03-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コミュニティ管理装置
JP2009122897A (ja) * 2007-11-14 2009-06-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> コミュニティ通信ネットワーク、通信制御方法、コミュニティ管理サーバ、コミュニティ管理方法、およびプログラム

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