JP2003323567A - アーティスト活動支援システムおよび方法ならびにプログラム - Google Patents

アーティスト活動支援システムおよび方法ならびにプログラム

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JP2003323567A
JP2003323567A JP2002124358A JP2002124358A JP2003323567A JP 2003323567 A JP2003323567 A JP 2003323567A JP 2002124358 A JP2002124358 A JP 2002124358A JP 2002124358 A JP2002124358 A JP 2002124358A JP 2003323567 A JP2003323567 A JP 2003323567A
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Daisuke Mukai
大輔 向
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Original Assignee
APRICOT EYES CORP
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】アーティストを広告塔のような位置付けで利用
してユーザの購買意欲を掻き立てるとともに、アーティ
スト自身にもその見返りを還元することによりアーティ
ストの活動を支援する方法を提供する。 【解決手段】アーティスト端末3に対し、アーティスト
等自身に係る人物情報と、アーティスト等の人物の嗜好
等によって選ばれた商品や店舗等に関する嗜好情報とを
含む情報の入力を促し、上記アーティスト端末3で入力
された人物情報とその人物の嗜好情報とを関連付けて格
納し、上記格納された人物情報と嗜好情報とをユーザ端
末2に対して閲覧させるとともに、ユーザによる嗜好情
報に係る商品等の購入等を可能にし、上記ユーザによる
商品等の購買等が行なわれた場合にそれに応じた広告料
を算出するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータネッ
トワークを利用してアーティスト等の人物に関する情報
を提供することによりアーティスト活動を支援するアー
ティスト活動支援システムおよび方法ならびにプログラ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータ端末を用いたネット
上で各種情報の送受信が行われている。ネット上では既
に、楽曲名,アーティスト名,CDアルバム名等の音楽
関連の情報を相互に検索可能なシステムが構築されてお
り、例えば、アーティスト名から、リリースされている
CD,MDのタイトル名に関する情報や、発売元等の音
楽ソフトに関する情報、生年月日や血液型等の個人に関
する情報、ビデオ,書籍やグッズ等の関連商品に関する
情報等をインターネットを介した検索で得られるように
なっている。
【0003】ところが、音楽ソフト等の商品から派生す
る楽曲名やヒットチャートランキング等の情報、個人を
認識するための生年月日等の個人情報は、アーティスト
本人に直接会うことなく得られるものであるが、プライ
ベートな情報、例えば「影響を受けたアーティスト」
「感銘を受けた本」「よく遊びに行く場所」「好きなフ
ァッション」「好きな食べ物」等の感性情報について
は、アーティストへの取材を通じて初めて得られるの
で、情報ソースとなりにくかった。
【0004】一方、アーティストのファンとしては、プ
ライベート情報からそのアーティストをより身近に感
じ、感銘を受けた本を読んだり、よく行く場所に出かけ
る等、ファン自身が体験可能な情報もあるため、ファン
心理としてアーティストに関する情報を多く知りたいと
いう要望がある。
【0005】そこで、コンピュータ端末を用いたネット
上等でアーティスト等の人物についての感性情報を検索
することができるシステムとして、特開2000−33
1030号に開示された情報検索システムが考案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記情
報検索システムでは、単に、アーティストの人名等の識
別情報からプライベート情報を検索して閲覧等を行なう
ことができるに止まる。例えば、あるアーティストにつ
いて、その人物が「感銘を受けた本」を知ることができ
たとしても、それを入手しようとすれば、ユーザが自ら
捜し歩かなければならず、目的のものにたどり着くのに
膨大な時間と手間がかかっていた。
【0007】一方、「アーティストが好むファッション
ブランド」や「アーティストがよく利用するブティッ
ク,喫茶店等の店舗」等は、「アーティストが好んで用
いる」というだけでユーザにとっては購買意欲をそそら
れるものであり、アーティストはいわば広告塔のような
存在になっているのも事実である。
【0008】このような状況のもと、従来の情報検索シ
ステムのような単に情報を提供するだけのものではな
く、アーティストを広告塔のような位置付けで利用して
ユーザの購買意欲を掻き立てるシステムは提供されてい
なかったのが実情である。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、アーティストを広告塔のような位置付けで利用
してユーザの購買意欲を掻き立てるとともに、アーティ
スト自身にもその見返りを還元することによりアーティ
ストの活動を支援するシステムおよび方法ならびにプロ
グラムの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のアーティスト活動支援システムは、コンピ
ュータネットワークを介してアーティスト等の人物に関
する情報を提供することによりアーティスト活動を支援
するシステムであって、情報を提供するアーティストが
用いるアーティスト端末に対し、アーティスト等自身に
係る人物情報と、アーティスト等の人物の嗜好等によっ
て選ばれた商品や店舗等に関する嗜好情報とを含む情報
の入力を促す手段と、上記アーティスト端末で入力され
た人物情報とその人物の嗜好情報とを関連付けて格納す
る手段と、上記格納された人物情報と嗜好情報とをユー
ザが使用するユーザ端末に対して閲覧させるとともに、
ユーザによる嗜好情報に係る商品等の購入等を可能にす
る手段と、上記ユーザによる商品等の購買等が行なわれ
た場合にそれに応じた広告料を算出する手段とを備えた
ことを要旨とする。
【0011】また、本発明のアーティスト活動支援方法
は、コンピュータネットワークを介してアーティスト等
の人物に関する情報を提供することによりアーティスト
活動を支援する方法であって、情報を提供するアーティ
ストが用いるアーティスト端末に対し、アーティスト等
自身に係る人物情報と、アーティスト等の人物の嗜好等
によって選ばれた商品や店舗等に関する嗜好情報とを含
む情報の入力を促すステップと、上記アーティスト端末
で入力された人物情報とその人物の嗜好情報とを関連付
けて格納するステップと、上記格納された人物情報と嗜
好情報とをユーザが使用するユーザ端末に対して閲覧さ
せるとともに、ユーザによる嗜好情報に係る商品等の購
入等を可能にするステップと、上記ユーザによる商品等
の購買等が行なわれた場合にそれに応じた広告料を算出
するステップとを備えたことを要旨とする。
【0012】また、本発明のアーティスト活動支援プロ
グラムは、コンピュータネットワークを介してアーティ
スト等の人物に関する情報を提供することによりアーテ
ィスト活動を支援するプログラムであって、情報を提供
するアーティストが用いるアーティスト端末に対し、ア
ーティスト等自身に係る人物情報と、アーティスト等の
人物の嗜好等によって選ばれた商品や店舗等に関する嗜
好情報とを含む情報の入力を促す手順と、上記アーティ
スト端末で入力された人物情報とその人物の嗜好情報と
を関連付けて格納する手順と、上記格納された人物情報
と嗜好情報とをユーザが使用するユーザ端末に対して閲
覧させるとともに、ユーザによる嗜好情報に係る商品等
の購入等を可能にする手順と、上記ユーザによる商品等
の購買等が行なわれた場合にそれに応じた広告料を算出
する手順とをコンピュータ装置に実行させることを要旨
とする。
【0013】すなわち、本発明は、情報を提供するアー
ティストが用いるアーティスト端末に対し、アーティス
ト等自身に係る人物情報と、アーティスト等の人物の嗜
好等によって選ばれた商品や店舗等に関する嗜好情報と
を含む情報の入力を促し、上記アーティスト端末で入力
された人物情報とその人物の嗜好情報とを関連付けて格
納する。そして、上記格納された人物情報と嗜好情報と
をユーザが使用するユーザ端末に対して閲覧させるとと
もに、ユーザによる嗜好情報に係る商品等の購入等を可
能とし、上記ユーザによる商品等の購買等が行なわれた
場合にそれに応じた広告料を算出する。
【0014】このように、本発明では、単にアーティス
トの嗜好情報を閲覧させるだけでなく、ユーザによる嗜
好情報に係る商品等の購入等を可能としているため、あ
るアーティストについて、その人物が「感銘を受けた
本」や「好みのファッションブランド」「よく利用する
店舗」等に対する購買活動を手間をかけずに短時間で行
なうことができる。また、上記嗜好情報は、認証された
アーティスト本人等が入力して登録することから情報の
信憑性が高く、ユーザが購買意欲を強くそそられて直接
の購買活動に繋がりやすく、優れた宣伝広告効果が得ら
れる。しかも、ユーザによる商品等の購買等が行なわれ
た場合にそれに応じた広告料を算出するため、宣伝広告
に寄与したことに対する見返りをアーティスト自身に還
元することにより、アーティストの活動を支援すること
ができる。
【0015】本発明において、上記ユーザによる嗜好情
報に係る商品等の購入等を可能にする手段は、商品等の
販売を行なうウェブサイトへのリンクを含む場合には、
ユーザによる嗜好情報に係る商品等の購入等をリンクと
いう極めて簡単な方法で可能にすることができる。ま
た、リンクであれば、クリック数のカウントが比較的容
易であるため、宣伝広告効果の評価が行いやすく、広告
料の算出の基礎としやすい。
【0016】本発明において、商品等の販売を行なうウ
ェブサイトへのリンクに対するクリック数をカウントす
る手段を備え、上記広告料の算出を上記クリック数に基
づいて行なう場合には、宣伝広告効果の評価が行いやす
く、広告料の算出が容易である。
【0017】本発明において、ユーザ端末やアーティス
ト端末等の端末装置に対し、発言の入力を促すとともに
入力された発言を端末装置に対して閲覧可能に表示する
掲示板機能を有する手段と、アーティスト端末からのア
クセスに対してアーティスト本人であることの認証を行
なう手段と、本人認証が行なわれたアーティスト端末か
らの発言を表示する際にアーティスト本人であることの
表示を付する手段とを備えた場合には、掲示板機能を有
することにより、アーティストのファンであるユーザ達
のコミュニティサイトとして機能するようになり、多く
のユーザが閲覧するようになるため、優れた宣伝広告効
果が得られる。また、アーティスト本人による発言に
は、本人表示が付されるため、お気に入りのアーティス
ト本人が発言することにより、多くのファンが盛り上が
ることから、一層優れた宣伝広告効果が得られる。しか
も、アーティスト本人を認証し、第三者によるなりすま
し等を防止できて確実に本人であることが保証されるこ
とから、ファンのアクセスに対するインセンティブとし
て働き、アクセス数の向上による一層の宣伝広告効果を
期待できる。
【0018】本発明において、本人認証が行なわれたア
ーティスト端末からのアクセスを受け付けた際に、アー
ティスト本人がアクセス中であることの通知をユーザ端
末に対して出力する場合には、アーティスト本人がアク
セス中であることがファンに対して通知され、アクセス
に対するインセンティブとして働くことから、アクセス
数の向上による一層の宣伝広告効果を期待できる。
【0019】本発明において、広告主による所望のアー
ティストページへの広告掲載依頼を受け付ける手段と、
広告主による広告掲載依頼に基づいて、そのアーティス
トのアーティスト端末に対して広告掲載の可否を確認す
る手段と、アーティスト端末から受信した広告掲載許可
の通知に基づいてアーティストページに当該広告主の広
告を掲載する手段とを備えた場合には、アーティストを
広告塔として利用を希望する広告主が、商品イメージに
合うと考える所望のアーティストを選んで、そのアーテ
ィストページへの広告掲載を依頼でき、アーティストの
宣伝広告効果を有効に活用できるようになる。また、広
告掲載にあたってはアーティスト自身の許可を必要とす
ることから、アーティストが自分のイメージに合わない
と判断したり、あるいは既に競合する広告主の広告掲載
を行なっていたりする場合に、不本意な広告掲載を防止
できる。
【0020】なお、本発明において「アーティスト」と
は、例えば、歌手や演奏家等の音楽アーティストをはじ
め、作詞家,作曲家,イラストレーター,アニメータ
ー,デジタルクリエーター,漫画家,画家,彫刻家,陶
芸家,工芸家,版画家,落語家,漫才師,女優,俳優,
舞踊家,演出家,小説家,脚本家,エッセイスト,詩
人,歌人,建築家,映画監督,写真家,ゲーム作家等、
芸術活動を行なう各種のアーティストを含むだけでな
く、例えば、スポーツ選手や棋士,お笑いタレントやア
イドルタレント等、いわゆる人気商売の有名人が行なう
ものであれば、特に限定するものではなく各種の職業を
含む趣旨であり、アーティストはひとりの場合だけでな
くグループ等も含む趣旨である。
【0021】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0022】図1は、本発明のシステムの一実施の形態
を示す図である。
【0023】図において、1は経路制御装置および電話
回線等の通信回線を経由してインターネット5に接続さ
れ、本システムによりアーティストの活動支援を行なう
ウェブサーバである。図ではウェブサーバ1を1つの装
置として示しているが、複数でもよい。また、上記ウェ
ブサーバ1内には、WWWサーバ機能,メールサーバ機
能,データベースサーバ機能等の各種機能を実現するた
めに必要なハードウェア資源やソフトウェア等、本シス
テムで必要とされる各種のソフトウェアおよびハードウ
ェアが備わっている。
【0024】2,3,4は、それぞれ端末装置であっ
て、2はユーザが用いるユーザ端末、3はアーティスト
が用いるアーティスト端末、4は広告主やアイテムの販
売店等が用いるショップ端末である。
【0025】上記各端末装置2,3,4は、プログラム
処理を行う中央演算装置(CPU)と、キーボードやマ
ウス等の入力手段と、CRTディスプレイなどの表示手
段と、RAM,ROM,ハードディスクドライブ,フレ
キシブルディスクドライブ,CD−ROMドライブ等の
記憶手段と、モデムやルータなどのコンピュータネット
ワークに接続するための通信手段とを備えた一般的なコ
ンピュータを使用することができる。また、上記各端末
装置2,3,4として、iモード(登録商標)等の情報
閲覧機能を備えた携帯電話端末等を用いることもでき
る。
【0026】上記各端末装置2,3,4は、それぞれウ
ェブサーバ1と同様にインターネット5に接続されると
ともに、それぞれインターネット5上に存在する各種の
WWWサーバに存在するウェブページを閲覧するWWW
ブラウザを備え、それぞれインターネット5を介してウ
ェブサーバ1と接続されて通信を行ない得るようになっ
ている。
【0027】そして、このシステムの上記ウェブサーバ
1は、まず、アーティスト端末3に対し、アーティスト
等自身に係る人物情報と、アーティスト等の人物の嗜好
等によって選ばれた商品や店舗等に関する嗜好情報とを
含む情報の入力を促す。ついで、上記アーティスト端末
3で入力された人物情報とその人物の嗜好情報とを関連
付けて格納する。つぎに、上記格納された人物情報と嗜
好情報とをユーザ端末2に対して閲覧させるとともに、
ユーザによる嗜好情報に係る商品等の購入等を可能にす
る。そして、上記ユーザによる商品等の購買等が行なわ
れた場合にそれに応じた広告料を算出し、この広告料を
アーティストに還元しうるようになっている。
【0028】図2は、上記ウェブサーバ1を示すシステ
ム構成図である。
【0029】図において、11は送受信制御部であり、
インターネット5を介して行なわれる端末装置2,3,
4との間でのデータの送受信を含む通信の制御を行な
う。
【0030】12は格納部であり、会員データベース1
3,アーティストデータベース14,ショップデータベ
ース15,ウェブページ格納部16,プログラム格納部
17をはじめとし、本発明を実現するために必要な各種
のデータやプログラムが格納されている。
【0031】上記会員データベース13には、少なくと
も、登録されたユーザである会員の情報が格納されてい
る。この会員データベース13に格納されるユーザ情報
としては、例えば、ユーザ端末2の電子メールアドレ
ス,会員ごとに割り当てられた会員IDやパスワード等
の認証情報、会員の氏名,住所,電話番号,ファックス
番号,生年月日,年齢,性別,居住地域,学校名,職
業,購読紙,講読雑誌,趣味嗜好等のデータ等をあげる
ことができきる。
【0032】上記趣味嗜好とは、例えば、ユーザが興味
を示すアーティストのカテゴリー等をいい、例えば、
「ロック系」「ビジュアル系」「パンク系」「フォーク
系」「アイドル系」「アカペラコーラス系」「演歌系」
「伝統音楽系」等を設定することができる。これらの情
報の入力は、ウェブページ上または電子メールによりオ
ンラインで行なっても良いし、郵送やFAX等のオフラ
インで行なっても良い。
【0033】なお、この例では、アーティストが主とし
て音楽アーティストである場合について説明するが、も
ちろん本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】このような会員の個人情報や趣味嗜好情報
を格納しておくことにより、登録会員がアクセスを行な
ったウェブページにおいてアクセス履歴の情報を蓄積
し、当該趣味嗜好情報等と照合することにより、マーケ
ットリサーチ等に利用したり、あるいはダイレクトメー
ルを送信したりする際の属性情報として利用したりする
ことができる。
【0035】上記アーティストデータベース14には、
当該システムにおいて情報の発信等を行なう登録された
アーティストの情報が格納される。このアーティストデ
ータベース14に格納されるアーティストの情報として
は、アーティストの個人情報や活動情報等を含むアーテ
ィスト自身に係る「人物情報」と、アーティストの嗜好
等によって選ばれた商品や店舗等に関するもので広告宣
伝等に活用できる「嗜好情報」とを含むものである。
【0036】上記「人物情報」としては、例えば、アー
ティストの名称(個人の場合は氏名であり、グループの
場合はユニット名),ユニットの構成メンバー,所属事
務所,出身地,生年月日,血液型等の個人的な「プロフ
ィール」が格納される。また、登録されたアーティスト
ごとに付与される識別IDやパスワード等の認証情報も
「人物情報」として格納される。
【0037】上記「嗜好情報」としては、例えば、「影
響を受けたアーティスト」「最近読んだ本」「最近観た
映画」「好きなファッション」「好きなブランド」「よ
く行く飲食店」「よく買い物に行くブティック」「よく
遊びに行く場所」「好きな食べ物」等が「お気に入りア
イテム情報」として格納される。上記「嗜好情報」は、
例えば、「影響を受けたアーティスト」であればアーテ
ィスト名、「最近読んだ本」であれば書名、「最近観た
映画」であれば映画のタイトル、「好きなファッショ
ン」「好きなブランド」であればブランド名、「よく行
く飲食店」「よく買い物に行くブティック」であれば店
名等、具体的な情報として格納される。
【0038】このような「お気に入りアイテム情報」に
より、アーティストのファン自身が同じ本を読んだり、
よく行く場所に出かける等、ファン自身による同様の体
験を可能とすることでそのアーティストをより身近に感
じることができる。したがって、上記アーティスト名等
の「プロフィール(人物情報)」と「お気に入りアイテ
ム情報(嗜好情報)」とをセットにしてユーザに提供す
ることにより、そのアーティストが好む「ファッション
ブランド」「お店」等の「お気に入りアイテム」に対す
るユーザの購買意欲がそそられ、極めて優れた宣伝広告
効果を発揮するのである。
【0039】また、上記アーティストデータベース14
には、予定されているライブ情報,テレビやラジオへの
出演情報,イベント情報,オリジナルグッズに関する情
報,チケット予約情報,CDやDVDの発売情報,新譜
のリリース予定情報,これまでの活動履歴情報等のアー
ティスト自身の「活動情報」も格納され、アーティスト
自身がファンであるユーザに対して情報発信できるよう
になっている。また、アーティスト自身の手による日
記,ファンに対するメッセージ,写真データ集,ファン
クラブ入会情報等のファンに対する「サービス情報」も
格納される。
【0040】上記「人物情報(プロフィール)」と「嗜
好情報(お気に入りアイテム情報)」ならびに「活動情
報」「サービス情報」は、アーティスト自身がアーティ
スト端末3をウェブサーバ1に接続してデータ入力し、
ここで入力されたデータがアーティストデータベース1
4に格納されるようになっている。
【0041】上記「人物情報(プロフィール)」と「嗜
好情報(お気に入りアイテム情報)」ならびに「活動情
報」「サービス情報」はそれぞれ関連付けてアーティス
トデータベース14に格納され、人物情報に含まれる情
報(例えばユニット名や所属事務所名等)をキーワード
として検索して抽出しうるようになっている。
【0042】上記ショップデータベース15には、会員
登録されたお気に入りアイテムの販売店や広告主等に関
する情報が格納される。例えば、店名,所在地,担当者
名,電話番号,ファックス番号,電子メールアドレス,
URL,ID,パスワード,取扱い商品等の情報が格納
される。
【0043】上記ウェブページ格納部16には、サービ
スを提供するウェブサイトを構成するウェブページのフ
ァイルが格納されている。このウェブページにより、ア
ーティストデータベース14に格納された「プロフィー
ル(人物情報)」と「お気に入りアイテム情報(嗜好情
報)」とをユーザ端末2を使用するユーザに対して閲覧
させるようになっている。
【0044】また、上記ウェブページにより、「お気に
入りアイテム情報(嗜好情報)」を閲覧するページに、
「お気に入りアイテム」の販売を行なうショップのウェ
ブサイトへのリンクを設け、上記リンクをクリックして
ショップページにジャンプしてユーザによるお気に入り
アイテムの購入等が可能となるようになっている。な
お、お気に入りアイテムを販売するショップページは、
当該ウェブサーバ1のウェブページ格納部16に格納さ
れていてもよいし、当該ウェブサーバ1以外のWWWサ
ーバに格納されていてもよい。
【0045】さらに、上記ウェブページにおいて、アー
ティストデータベース14に登録されたアーティストが
リリースするCDやDVDを通信販売できるようにして
もよい。CDやDVDの販売は、当該ウェブページに販
売用のページを設けて直接販売受付を行なうようにして
もよいし、CDやDVDの販売を行なうショップのペー
ジへのリンクを設け、ユーザによる購入を可能としても
良い。
【0046】上記プログラム格納部17にはメインプロ
グラムが格納されている。このメインプログラムは、後
述するデータ処理部10において用いられるものであ
り、後述するような各種の動作をつかさどるプログラム
から構成されている。
【0047】10はデータ処理部であり、電子メールの
送受信やそれにともなうデータ検索,データ作成等、後
述する本発明のシステムにおける各種の機能を実現させ
る。
【0048】上記データ処理部10は、認証手段22,
電子メール手段23,データベース管理手段24,広告
料算出手段25,クリック数カウント手段26,掲示板
手段27等をはじめとし、本発明を実現するためのデー
タ処理を行なう各種の手段を備えている。
【0049】上記認証手段22は、端末装置2,3,4
に入力されたIDやパスワードからアクセスされたユー
ザやアーティストが登録された本人であるか否かの認証
を行なう。また、この認証手段22は、未登録のユー
ザ,アーティスト,ショップ等について、IDやパスワ
ードを発行することによる初期登録も行なう。
【0050】上記電子メール手段23は、電子メールの
送受信や電子メールの作成等を行なう。例えば、後述す
るように、掲示板において本人認証が行なわれたアーテ
ィスト端末3からのアクセスを受け付けた際に、アーテ
ィスト本人がアクセス中であることをユーザ端末2に対
して通知するための電子メールを作成し送信することが
行なわれる。
【0051】上記データベース管理手段24は、格納部
12内の会員データベース13,アーティストデータベ
ース14およびショップデータベース15に格納されて
いるデータにつき、新規データの書込み,データの抽
出,読み出し,更新等、データベースの管理を行なう。
具体的には、後述するように、ログインしたユーザ端末
2に入力されたアーティスト名等の検索条件をもとに、
アーティストデータを検索して抽出し、ユーザ端末2に
対して表示して閲覧させること等が行なわれる。
【0052】上記広告料算出手段25は、後述するよう
に、ユーザによるお気に入りアイテムの購入が行なわれ
たときの購買金額や、ショップページへのリンクがクリ
ックされたときのクリック数等に応じて、それらに応じ
た広告料を算出する。ここで算出された広告料は、アー
ティストに対して還元され、アーティストの活動を支援
するようになっている。
【0053】上記クリック数カウント手段26は、ユー
ザによるお気に入りアイテムの購入を行う際にショップ
ページへのリンクをクリックしたときのクリック数をカ
ウントし、上記広告料算出手段25による広告料算出の
基礎としうるようになっている。
【0054】上記掲示板手段27は、ユーザ端末2やア
ーティスト端末3等の端末装置2,3,4に対し、発言
の入力を促すとともに入力された発言を端末装置2,
3,4に対して閲覧可能に表示する掲示板機能を有す
る。そして、上記掲示板手段27は、認証手段22によ
る本人認証が行なわれたアーティスト端末3からの発言
を表示する際に、アーティスト本人であることの表示を
付するようになっている。
【0055】つぎに、本発明の方法である上記システム
の基本的な動作の第1例について図3に示すフローチャ
ートおよび図4〜図6に示す表示画面の一例をもとに説
明する。以後の説明において「S」は「ステップ」を意
味する。
【0056】最初に、アーティストによるアーティスト
登録と、アーティストデータの入力操作について説明す
る(S1〜S7)。
【0057】まず、アーティスト端末3をインターネッ
ト5を介してウェブサーバ1に接続し、通信可能な状態
にログインする(S1)。ついで、未登録のアーティス
トの場合は、アーティスト名やメールアドレス等の基本
的な登録情報をアーティスト端末3に入力することによ
り(S2)、IDやパスワードが発行されるとともに、
登録情報がアーティストデータベース14に格納されて
アーティスト登録が行なわれる(S3)。
【0058】つぎに、発行された認証情報をアーティス
ト端末3に入力し(S4)、認証手段22による本人認
証が行なわれる(S5)。本人認証が行なわれると、例
えば、図4に示すようなデータ入力画面がアーティスト
端末3に表示され、「人物情報(プロフィール)」「嗜
好情報(お気に入りアイテム情報)」「活動情報」「サ
ービス情報」等に関するデータ入力が行なわれ(S
6)、入力されたデータがアーティストデータベース1
4に格納される(S7)。
【0059】上記データ入力画面には、例えば、「名
称」「最新情報」「ライブ情報」「プロフィール」「ア
ーティスト日記」「お気に入りアイテム情報」等の入力
項目を選択するメニューボタン30と、上記メニューボ
タン30で選択された入力項目についてのデータ入力を
行う入力ボックス31とが表示されている。また、上記
データ入力画面には、上記入力ボックス31に入力され
たデータをウェブサーバ1に送信開始する「送信」ボタ
ン32と、入力ボックス31に入力したデータを送信せ
ずにキャンセルするキャンセルボタン33とが表示され
ている。
【0060】つぎに、ユーザによるアーティスト情報の
検索と閲覧操作について説明する(S8〜S12)。
【0061】まず、ユーザ端末2をインターネット5を
介してウェブサーバ1に接続し、通信可能な状態にログ
インする(S8)。ここで、未登録のユーザによるユー
ザ登録や、登録ユーザの認証等が行なわれるが、上記ア
ーティストによる操作と同様であるため、説明は省略す
る。
【0062】ついで、ユーザ端末2に検索条件を入力す
る(S9)。このときの検索条件としては、「アーティ
スト名」を直接入力してもよいし、「ロック」「ポップ
ス」等のジャンルや属性等を入力してもよい。検索条件
が入力されて「検索」ボタン等がクリックされると、デ
ータ検索が行なわれ(S10)、検索条件にヒットする
データが抽出される(S11)。そして、抽出されたデ
ータは、例えば図5に示すような応援公式サイト画面が
ユーザ端末2のブラウザ装置に表示されることにより、
ユーザによる閲覧に供される(S12)。
【0063】上記応援公式サイト画面には、「最新情
報」「ライブ情報」「プロフィール」「アーティスト日
記」「お気に入りアイテム情報」等の表示項目を選択す
るメニューボタン30と、上記メニューボタン30で選
択された表示項目についてのデータを表示する表示欄3
4とが表示されている。
【0064】上記メニューボタン30で表示項目を選択
することにより、上記アーティスト名等の「プロフィー
ル(人物情報)」「お気に入りアイテム情報(嗜好情
報)」「活動情報」「サービス情報」等が順次表示欄3
4に表示され、それらの情報を閲覧することができるよ
うになっている。
【0065】このように、上記アーティスト名等の「プ
ロフィール(人物情報)」と「お気に入りアイテム情報
(嗜好情報)」とがセットにされてユーザの閲覧に供さ
れることにより、そのアーティストが好む「ファッショ
ンブランド」「お店」等の「お気に入りアイテム」に対
するユーザの購買意欲がそそられ、極めて優れた宣伝広
告効果を発揮する。
【0066】また、上記「プロフィール」および「お気
に入りアイテム情報」以外に、ライブ情報,テレビ出演
情報,チケット予約情報,新譜のリリース情報等の活動
情報や、アーティスト自身の手による日記,ファンに対
するメッセージ等のサービス情報がセットにされてユー
ザの閲覧に供され、ファンに対する情報発信やファンサ
ービスが行なわれる。
【0067】また、上記表示欄34に表示されたデータ
のうち、「お気に入りアイテム」に属する情報には下線
37や反転表示等により強調表示され、このアイテムが
ショップページで購入可能であることがユーザに対して
示されるようになっている。さらに、上記応援公式サイ
ト画面には、強調表示等によって購入可能であることが
示されたアイテムを購入するアイテム購入ページにジャ
ンプする「アイテム購入」ボタン35が表示されてい
る。
【0068】つぎに、ユーザによるお気に入りアイテム
の購入と広告料の算出操作について説明する(S13〜
S16)。
【0069】上記「アイテム購入」ボタン35をクリッ
クすると、ユーザ端末2には例えば図6に示すアイテム
購入ページが表示される。上記アイテム購入ページに
は、『映画「スペーストラクターズ」DVD』『小説
「スペーストラクターズ」』等のアイテムの商品名38
と、その商品を購入できるショップ名が表示されたリン
ク36とが表示されている。上記リンク36をクリック
することにより、リンク先であるショップページにジャ
ンプする(S13)。このとき、リンク36へのクリッ
ク数がクリック数カウント手段26でカウントされ、ア
ーティストごとに累積記憶される(S14)。
【0070】そして、リンク先のショップページにおい
てユーザは上記アイテムを購入でき(S15)、広告料
算出手段25による広告料の算出が行なわれる(S1
6)。この広告料の算出は、カウントされたクリック数
に基づいて算出してもよいし、実際に商品が購入された
購入額等の金額に基づいて算出してもよい。なお、図示
していないが、購入額に基づいて算出する場合は、ユー
ザによる購入が行なわれるごとに、販売額が累積記憶さ
れる。
【0071】なお、ユーザがお気に入りアイテム等につ
いて実際にその商品の購入を行なうだけでなく、お気に
入りアイテムを販売等している店舗において使用できる
クーポンを入手できるようにしてもよい。また、広告料
の算出の基礎とするのは、上記クリック数や販売額以外
にも、クーポンの発行数を用いてもよいし、実際に使用
されたクーポン数をショップから報告させてそのクーポ
ン数を基準として算出してもよい。
【0072】このようなクリック数,購入額,クーポン
発行数等の広告料算出の基礎となる数値や算出された広
告料等の数値は、アーティスト端末3やショップ端末4
によって閲覧できる確認画面に表示し、必要に応じてア
ーティストやショップによって確認できるようになって
いる。上記数値を広告料を支払う広告主と広告料を受け
取るアーティストとの間でオープンにすることにより、
アーティストと広告主の双方に安心感を与えることがで
きる。
【0073】以上のように、本発明によれば、単にアー
ティストの嗜好情報を閲覧させるだけでなく、ユーザに
よる嗜好情報に係る商品等の購入等を可能としているた
め、あるアーティストについて、その人物が「感銘を受
けた本」や「好みのファッションブランド」「よく利用
するブティック等の店舗」に対する購買活動を短時間で
手間をかけずに行なうことができる。また、上記嗜好情
報は、認証されたアーティスト本人等が入力して登録す
ることから情報の信憑性が高く、ユーザが購買意欲を強
くそそられて直接の購買活動に繋がりやすく、優れた宣
伝広告効果が得られる。しかも、ユーザによる商品等の
購買等が行なわれた場合にその購買等に応じた広告料を
算出するため、宣伝広告に寄与したことに対する見返り
をアーティスト自身に還元することにより、アーティス
トの活動を支援することができる。
【0074】また、ユーザによるアイテムの購入等を可
能にする手段が、商品等の販売を行なうウェブサイトへ
のリンクであるため、ユーザによる嗜好情報に係る商品
等の購入等をリンクという極めて簡単な方法で可能にす
ることができる。また、リンクであれば、クリック数の
カウントが比較的容易であるため、宣伝広告効果の評価
が行いやすく、広告料の算出の基礎としやすい。さら
に、上記広告料の算出を上記クリック数に基づいて行な
う場合には、宣伝広告効果の評価が行いやすく、広告料
の算出が容易である。
【0075】なお、上記嗜好情報等の入力は、認証され
ていれば必ずしもアーティスト本人である必要はない趣
旨である。例えば、嗜好情報のうち、雑誌のインタビュ
ー等においていつも掲載している程度の定型的な内容で
あれば、アーティスト本人ではなく、マネージャー等の
所属事務所員が入力することもできる。このような場合
も、認証された者だけに入力を許可することから、情報
の信憑性は低下せず、同様の効果が得られる。また、
「プロフィール(人物情報)」や「活動情報」「サービ
ス情報」等の入力も、同様に、認証されていれば必ずし
もアーティスト本人である必要はない趣旨である。
【0076】図7は、本発明の方法の第2例を示すフロ
ーチャートである。
【0077】この例は、本システムの掲示板機能につい
て説明したものである。
【0078】すなわち、まず、上述したのと同様にし
て、アーティストによるアーティスト登録と、アーティ
ストデータの入力操作および本人認証が行なわれる(S
1〜S5)。
【0079】ついで、本人認証が行なわれると、掲示板
画面がアーティスト端末3に表示され、発言の入力が行
なわれ(S6)、入力された発言の内容は、端末装置
2,3,4で閲覧可能な状態に格納部12に格納される
(S7)。このとき、本人認証が行なわれたアーティス
ト端末3からの発言を表示する際には、アーティスト本
人であることの表示を付した本人表示が行なわれる(S
8)。
【0080】そして、本人認証が行なわれたアーティス
ト端末3からのアクセスを受け付けた際には、アーティ
スト本人がアクセス中であることの通知をユーザ端末2
に対して電子メール等で行なう(S9)。そして、上記
通知を受信したユーザは、ユーザ端末2によりログイン
し(S10)、発言の閲覧や自らの発言の入力等が行な
われる(S11〜S13)。
【0081】この例では、掲示板機能を有することによ
り、アーティストのファンであるユーザ達のコミュニテ
ィサイトとして機能するようになり、多くのユーザが閲
覧するようになるため、優れた宣伝広告効果が得られ
る。また、アーティスト本人による発言には、本人表示
が付されるため、お気に入りのアーティスト本人が発言
することにより、多くのファンが盛り上がることから、
一層優れた宣伝広告効果が得られる。しかも、アーティ
スト本人を認証することから、第三者によるなりすまし
等を防止できて確実に本人であることが保証されること
から、ファンのアクセスに対するインセンティブとして
働き、アクセス数の向上による一層の宣伝広告効果を期
待できる。さらに、アーティスト本人がアクセス中であ
ることがファンに対して通知されることから、アクセス
に対するインセンティブとして働き、アクセス数の向上
による一層の宣伝広告効果を期待できる。
【0082】図8は、本発明の方法の第3例を示すフロ
ーチャートである。
【0083】この例は、本システムにおいてショップ等
の広告主からアーティストのページに対して広告掲載依
頼を行なうようにしたものである。
【0084】すなわち、まず、ショップ端末4によりウ
ェブサーバ1にログインする(S1)。このとき、上述
したのと同様にして、ここで、未登録のショップによる
ショップ登録や、登録ショップの認証等が行なわれる
が、説明は省略する。
【0085】ついで、ショップ端末4に検索条件を入力
する(S2)。このときの検索条件としては、「アーテ
ィスト名」を直接入力してもよいし、「ロック」「ポッ
プス」等のジャンルや「癒し系」「清純派」「健康的」
等の属性情報等を入力してもよい。検索条件が入力され
て「検索」ボタン等がクリックされると、アーティスト
の検索が行なわれ(S3)、検索条件にヒットするアー
ティストが抽出される(S4)。そして、抽出されたデ
ータは、ショップ端末4のブラウザ装置に表示されるこ
とにより、広告主による閲覧に供される(S5)。
【0086】つぎに、広告主は、検索結果のなかから広
告掲載を希望する所望のアーティストを選択し、アーテ
ィストページへの広告掲載依頼をウェブサーバ1に送信
する(S6)。ウェブサーバ1では、上記広告掲載依頼
を受け付けると、それに基づいて、そのアーティストの
アーティスト端末3に対して広告掲載の可否を確認する
通知を送信する(S7)。
【0087】上記通知を受信したアーティストにおい
て、広告掲載を許可する場合は、その通知をアーティス
ト端末3からウェブサーバ1に送信し(S8)、受信し
た広告掲載許可の通知に基づいてアーティストページに
当該広告主の広告を掲載する(S9)。上記広告掲載依
頼には、広告主のショップにおいて行なうイベント等へ
のアーティストへの出演依頼や、日時を指定したショッ
プへの来店依頼を含めることができる。この場合、掲載
される広告にアーティストのイベント参加や来店に関す
る告知が含められ、ユーザの来店を促す刺激となり極め
て効果的な宣伝広告効果が得られる。
【0088】そして、必要に応じて広告料を算出するこ
とが行なわれ(S10)、算出された広告料はアーティ
ストに返還されてアーティストの活動を支援する。上記
広告料の算出は、上述したように、掲載した広告へのク
リック数や販売額,クーポンの発行数,実際に使用され
たクーポン数等を基礎として算出することができる。ま
た、この場合も、クリック数,購入額,クーポン発行数
等の広告料算出の基礎となる数値や算出された広告料等
の数値をアーティスト端末3やショップ端末4によって
閲覧できる確認画面に表示し、必要に応じてアーティス
トやショップによって確認できるようになっている。
【0089】この例では、アーティストを広告塔として
利用を希望する広告主が、商品イメージに合うと考える
所望のアーティストを選んで、そのアーティストページ
への広告掲載を依頼でき、宣伝広告効果を有効に活用で
きるようになる。また、広告掲載にあたってはアーティ
スト自身の許可を必要とすることから、アーティストが
自分のイメージに合わないと判断したり、あるいは既に
競合する広告主の広告掲載を行なっていたりする場合
に、広告掲載を防止できる。
【0090】上記システムおよび方法は、コンピュータ
装置上で実行されるプログラムにより実現することがで
き、上記プログラムは、CD−ROM等の記憶媒体や通
信回線を介して供給することができる。
【0091】なお、上記各実施の形態では、各データベ
ース13,14,15とウェブページ格納部16とを1
つのウェブサーバ1内に設けた例を示したが、これに限
定するものではなく、例えば、データベースが格納され
たデータベースサーバとウェブページが格納されたウェ
ブページサーバとを別個に設けるようにすることもでき
る。この場合、ウェブページサーバは、上記ウェブサー
バ1内に設ける必要はなく、インターネット5上のいず
れかの場所に存在すればよい。
【0092】また、上記各実施の形態では、ウェブペー
ジ格納部16とプログラム格納部17とを分離させてい
るが、これに限定するものではなく、使用するページ記
述言語やデータベースの制御方法によって、ウェブペー
ジ格納部16とプログラム格納部17とを同一としても
よい。
【0093】また、上記実施の形態では、端末装置2,
3,4としてコンピュータ装置や携帯電話端末を使用し
た例を示したが、これに限定するものではなく、携帯電
話以外のPDA等の携帯情報端末等を端末装置として使
用することもできる。
【0094】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、単にア
ーティストの嗜好情報を閲覧させるだけでなく、ユーザ
による嗜好情報に係る商品等の購入等を可能としている
ため、あるアーティストについて、その人物が「感銘を
受けた本」や「好みのファッションブランド」「よく利
用するブティック等の店舗」に対する購買活動を短時間
で手間をかけずに行なうことができる。また、上記嗜好
情報は、認証されたアーティスト本人等が入力して登録
することから情報の信憑性が高く、ユーザが購買意欲を
強くそそられて直接の購買活動に繋がりやすく、優れた
宣伝広告効果が得られる。しかも、ユーザによる商品等
の購買等が行なわれた場合にその購買等に応じた広告料
を算出するため、宣伝広告に寄与したことに対する見返
りをアーティスト自身に還元することにより、アーティ
ストの活動を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステムの周辺構造を示す図である。
【図2】ウェブサーバを示すシステム構成図である。
【図3】本発明の方法の第1例を示すフローチャートで
ある。
【図4】アーティスト用データ入力画面の1例を示す図
である。
【図5】アーティストページの1例を示す図である。
【図6】アイテム購入ページの1例を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の方法の第2例を示すフローチャートで
ある。
【図8】本発明の方法の第3例を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ウェブサーバ 2 端末装置(ユーザ端末) 3 端末装置(アーティスト端末) 4 端末装置(ショップ端末) 5 インターネット 10 データ処理部 11 送受信制御部 12 格納部 13 会員データベース 14 アーティストデータベース 15 ショップデータベース 16 ウェブページ格納部 17 プログラム格納部 22 認証手段 23 電子メール手段 24 データベース管理手段 25 広告料算出手段 26 クリック数カウント手段 27 掲示板手段 30 メニューボタン 31 入力ボックス 32 送信ボタン 33 キャンセルボタン 34 表示欄 35 アイテム購入ボタン 36 リンク 37 下線 38 アイテムの商品名

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワークを介してアー
    ティスト等の人物に関する情報を提供することによりア
    ーティスト活動を支援するシステムであって、 情報を提供するアーティストが用いるアーティスト端末
    に対し、アーティスト等自身に係る人物情報と、アーテ
    ィスト等の人物の嗜好等によって選ばれた商品や店舗等
    に関する嗜好情報とを含む情報の入力を促す手段と、 上記アーティスト端末で入力された人物情報とその人物
    の嗜好情報とを関連付けて格納する手段と、 上記格納された人物情報と嗜好情報とをユーザが使用す
    るユーザ端末に対して閲覧させるとともに、ユーザによ
    る嗜好情報に係る商品等の購入等を可能にする手段と、 上記ユーザによる商品等の購買等が行なわれた場合にそ
    れに応じた広告料を算出する手段とを備えたことを特徴
    とするアーティスト活動支援システム。
  2. 【請求項2】 上記ユーザによる嗜好情報に係る商品等
    の購入等を可能にする手段は、商品等の販売を行なうウ
    ェブサイトへのリンクを含む請求項1記載のアーティス
    ト活動支援システム。
  3. 【請求項3】 商品等の販売を行なうウェブサイトへの
    リンクに対するクリック数をカウントする手段を備え、
    上記広告料の算出を上記クリック数に基づいて行なう請
    求項2記載のアーティスト活動支援システム。
  4. 【請求項4】 ユーザ端末やアーティスト端末等の端末
    装置に対し、発言の入力を促すとともに入力された発言
    を端末装置に対して閲覧可能に表示する掲示板機能を有
    する手段と、アーティスト端末からのアクセスに対して
    アーティスト本人であることの認証を行なう手段と、本
    人認証が行なわれたアーティスト端末からの発言を表示
    する際にアーティスト本人であることの表示を付する手
    段とを備えた請求項1〜3のいずれか一項に記載のアー
    ティスト活動支援システム。
  5. 【請求項5】 本人認証が行なわれたアーティスト端末
    からのアクセスを受け付けた際に、アーティスト本人が
    アクセス中であることの通知をユーザ端末に対して出力
    する請求項3記載のアーティスト活動支援システム。
  6. 【請求項6】 広告主による所望のアーティストページ
    への広告掲載依頼を受け付ける手段と、広告主による広
    告掲載依頼に基づいて、そのアーティストのアーティス
    ト端末に対して広告掲載の可否を確認する手段と、アー
    ティスト端末から受信した広告掲載許可の通知に基づい
    てアーティストページに当該広告主の広告を掲載する手
    段とを備えた請求項1〜5のいずれか一項に記載のアー
    ティスト活動支援システム。
  7. 【請求項7】 コンピュータネットワークを介してアー
    ティスト等の人物に関する情報を提供することによりア
    ーティスト活動を支援する方法であって、 情報を提供するアーティストが用いるアーティスト端末
    に対し、アーティスト等自身に係る人物情報と、アーテ
    ィスト等の人物の嗜好等によって選ばれた商品や店舗等
    に関する嗜好情報とを含む情報の入力を促すステップ
    と、 上記アーティスト端末で入力された人物情報とその人物
    の嗜好情報とを関連付けて格納するステップと、 上記格納された人物情報と嗜好情報とをユーザが使用す
    るユーザ端末に対して閲覧させるとともに、ユーザによ
    る嗜好情報に係る商品等の購入等を可能にするステップ
    と、 上記ユーザによる商品等の購買等が行なわれた場合にそ
    れに応じた広告料を算出するステップとを備えたことを
    特徴とするアーティスト活動支援方法。
  8. 【請求項8】 コンピュータネットワークを介してアー
    ティスト等の人物に関する情報を提供することによりア
    ーティスト活動を支援するプログラムであって、 情報を提供するアーティストが用いるアーティスト端末
    に対し、アーティスト等自身に係る人物情報と、アーテ
    ィスト等の人物の嗜好等によって選ばれた商品や店舗等
    に関する嗜好情報とを含む情報の入力を促す手順と、 上記アーティスト端末で入力された人物情報とその人物
    の嗜好情報とを関連付けて格納する手順と、 上記格納された人物情報と嗜好情報とをユーザが使用す
    るユーザ端末に対して閲覧させるとともに、ユーザによ
    る嗜好情報に係る商品等の購入等を可能にする手順と、 上記ユーザによる商品等の購買等が行なわれた場合にそ
    れに応じた広告料を算出する手順とをコンピュータ装置
    に実行させることを特徴とするアーティスト活動支援プ
    ログラム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065363A (ja) * 2006-09-04 2008-03-21 Dainippon Printing Co Ltd 情報提供システム、情報提供方法、メモ情報管理装置、及び販促情報管理装置等
JP2010086382A (ja) * 2008-10-01 2010-04-15 Yasunobu Shimooka エイジェント機能を持った組織的アフィリエイト販売システム
JP2011523129A (ja) * 2008-05-23 2011-08-04 グーグル・インコーポレーテッド ステータス・メッセージング・サービス経由のパーソナライズされた招待案内を使った、ウェブ・サービスのオンライン・口コミ・マーケティング
JP2019003346A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 株式会社Mgrシステム企画 活動応援方法および活動応援装置

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