JP2002006684A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002006684A
JP2002006684A JP2000193164A JP2000193164A JP2002006684A JP 2002006684 A JP2002006684 A JP 2002006684A JP 2000193164 A JP2000193164 A JP 2000193164A JP 2000193164 A JP2000193164 A JP 2000193164A JP 2002006684 A JP2002006684 A JP 2002006684A
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JP2000193164A
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Kazuo Suzuki
一生 鈴木
Takao Ogata
隆雄 尾形
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全濃度域で現像剤像の現像剤濃度を検知する
ことができる高性能な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 濃度1.0以下となる画像比率20%,
40%,60%の低濃度域から中濃度域のバッチは正反
射光センサ13aで濃度検知し、濃度1.0以上となる
画像比率80%,100%の高濃度域のバッチは乱反射
光センサ13bで濃度検知するので、正反射光センサ1
3aは低濃度域から中濃度域では検知出力が飽和しない
ので、良好に濃度検知することができると共に、乱反射
光センサ13bは高濃度域だけを濃度検知する場合には
検知出力からトナー像濃度が一意に決定できるので、良
好に濃度検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザビー
ムプリンタ、静電記録装置等の現像剤像を形成する画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9に、従来のカラー画像形成装置の概
略構成図を示す。本例のカラー画像形成装置は、上部に
デジタルカラー画像リーダ部、下部にデジタルカラー画
像プリンタ部を有する。
【0003】デジタルカラー画像リーダ部において、原
稿30を原稿台ガラス31上に載せ、露光ランプ32に
より露光走査した原稿30からの反射光像を、レンズ3
3によりフルカラーセンサ34に集光し、カラー色分解
画像信号を得る。
【0004】カラー色分解画像信号は、不図示の増幅回
路を経て、不図示のビデオ処理ユニットにて処理が施さ
れ、デジタルカラー画像プリンタ部に送出される。
【0005】デジタルカラー画像プリンタ部において
は、像担持体である感光ドラム1を矢印方向R1に回転
自在に担持している。この感光ドラム1の周りには、前
露光ランプ11、コロナ帯電器2、レーザビーム露光光
学系3、電位センサ12、4個の現像器4y,4c,4
m,4bk、濃度検知手段としての濃度検知センサ1
3、転写装置5、クリーニング器6が配置される。
【0006】レーザビーム露光光学系3には、デジタル
カラー画像リーダ部からのカラー色分解画像信号が入力
され、カラー色分解画像信号を不図示のレーザ出力部に
て光信号に変換した後、レーザ光をポリゴンミラー3a
で反射し、レンズ3b及びミラー3cを通って、感光ド
ラム1の面を線状に走査(ラスタスキャン)する光像E
に変換する。
【0007】デジタルカラー画像プリンタ部にての画像
形成時には、まず、感光ドラム1を矢印方向R1に回転
させ、前露光ランプ11で表面を除電した後、コロナ帯
電器2により一様に帯電し、この帯電面に各分解色ごと
に光像Eを照射して静電潜像を形成する。
【0008】次に、各分解色ごとに所定の現像器4を動
作させて、感光ドラム1上の静電潜像を現像して顕像化
し、感光ドラム1上に樹脂を基体とした現像剤としての
トナーによる画像を形成する。
【0009】ここで、現像器4y,4c,4m,4bk
は、偏心カム24y,24c,24m,24bkの動作
により、各分解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近
するようにしている。
【0010】さらに、感光ドラム1上の現像剤像として
のトナー画像を、記録材カセット7より搬送系及び転写
装置5を介して感光ドラム1と対向した位置に供給され
たシートとしての記録材に転写する。
【0011】転写装置5は、本例では転写ドラム5a、
転写帯電器5b、記録材を静電吸着させるための吸着帯
電器5c、吸着帯電器5cと対向する吸着ローラ5g、
内側帯電器5d、外側帯電器5eを有し、回転駆動され
るように軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘
電体からなる記録材担持シート5fを円筒状に一体的に
張設している。
【0012】記録材担持シート5fは、ポリカーボネー
トフィルム等の誘電体シートを使用している。
【0013】この転写ドラム5aを回転させるに従っ
て、感光ドラム1上のトナー像は転写帯電器5bにより
記録材担持シート5fに担持された記録材上に転写され
ていく。
【0014】このように、記録材担持シート5fに吸着
搬送される記録材には所望数の色画像が転写され、最終
的に記録材上にフルカラー画像が形成される。
【0015】4色モードの場合、このようにして記録材
へ4色のトナー像の転写を終了すると、記録材を記録材
担持シート5fから分難爪8a、分離押し上げコロ8b
及び分離帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定
着器9を介して記録材上にトナー像を定着させてトレイ
10に排紙する。
【0016】また、転写後の感光ドラム1は、表面の残
留トナーをクリーニング器6で清掃した後、再度画像形
成工程に供する。
【0017】記録材の両面に画像を形成する場合には、
記録材が定着器9から排出された後すぐに搬送パス切替
ガイド19を駆動し、排紙縦パス20を経て、記録材を
反転パス21aに導いた後、記録材を一旦停止させ、反
転ローラ21bの逆転により送り込まれた際の後端を先
頭にして送り込まれた方向と反対向きに退出させ、記録
材を裏返して中間トレイ22にストックする。その後再
び上述した画像形成工程によってもう一方の面に画像を
形成する。
【0018】また、転写ドラム5a上の記録材担持シー
ト5fは、感光ドラム1、現像器4、クリーニング器6
等からの粉体の飛散付着、また記録材のジャム(紙づま
り)時にトナーが付着すること、両面画像形成時に記録
材上のオイルが付着する場合があること等により汚染さ
れるが、ファーブラシ14と記録材担持シート5fを介
してファーブラシ14に対向するバックアップブラシ1
5や、オイル除去ローラ16と記録材担持シート5fを
介してオイル除去ローラ16に対向するバックアップブ
ラシ17の作用により清掃された後、再度画像形成工程
に供せられる。このような清掃は前回転時、後回転時に
行い、また、ジャム発生時に随時行う。
【0019】ここで、本例においては、転写ドラム偏心
カム25を動作させ、転写ドラム5aと一体化している
カムフォロワ5iを作動させることにより、記録材担持
シート5fと感光ドラム1とのギャップを所定タイミン
グで所定間隔に設定可能な構成としている。例えば、ス
タンバイ中または電源オフ時には、転写ドラム5aと感
光ドラム1の間隔を離し、感光ドラム1の回転駆動から
転写ドラム5aの回転を独立させることが可能な構成で
ある。
【0020】また、各現像器4は2つの第1,第2攪拌
・搬送手段を備えており、両者はトナーを互いに反対方
向に搬送するように構成されている。また、第1攪拌・
搬送手段の上方には現像スリーブが配置されている。
【0021】上記の一連の画像形成動作において現像器
4は、以下のように動作している。感光ドラム1が回転
して静電潜像が現像位置に達するときに、現像バイアス
電源からAC、DCが重畳された現像バイアスが現像ス
リーブに印加され、不図示の現像スリーブ駆動装置によ
り現像スリーブが回転し、現像器4は現像加圧カムによ
り感光ドラム1の方へと加圧され、静電潜像をトナーで
顕像化する。
【0022】また、濃度検知センサ13は、図2(a)
に示すように発光素子として近赤外光のLED13c
と、受光素子としてフォトダイオード13dと、を用い
て、感光ドラム1上の顕像化されたトナー像への照射光
に対する正反射光量を検知する正反射光検知手段として
の正反射光センサ13aである。そして、検知した正反
射光量から換算されたトナー像のトナー濃度から、現像
剤として2成分現像剤を用いた場合のトナー/キャリア
濃度を制御したり、コロナ帯電器2による帯電バイアス
を制御したりしている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の正反射光量を検知する正反射光センサ
13aである濃度検知センサ13では、図2(b)に示
すようにトナー濃度の高濃度域での濃度変化時、検知出
力が飽和してしまい、濃度検知するのが困難であった。
そのため、低濃度域から中濃度域の濃度検知制御は可能
であったが、最大濃度付近の高濃度域での濃度検知制御
はできなかった。
【0024】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、全濃
度域で現像剤像の現像剤濃度を検知することができる高
性能な画像形成装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、帯電面を露光して形成された静電
潜像を現像剤によって現像剤像に顕像化する画像形成手
段と、該画像形成手段が顕像化した現像剤像の現像剤濃
度を検知する濃度検知手段と、を備えた画像形成装置に
おいて、前記濃度検知手段は、現像剤像への照射光に対
する正反射光量を検知する正反射光検知手段と、現像剤
像への照射光に対する乱反射光量を検知する乱反射光検
知手段と、を備えたことを特徴とする。
【0026】したがって、正反射光検知手段で濃度検知
できない濃度域を乱反射光検知手段で濃度検知すること
ができ、全濃度域で現像剤像の現像剤濃度を検知するこ
とができる。
【0027】前記正反射光検知手段は、現像剤像の現像
剤濃度の高濃度域での検知出力が飽和する特性を有する
と共に、前記乱反射光検知手段は、現像剤像の現像剤濃
度の中濃度域での検知出力が底となり、低濃度域及び高
濃度域に向かって検知出力が上昇する特性を有すること
が好ましい。
【0028】これにより、正反射光検知手段で濃度検知
できない高濃度域を乱反射光検知手段で濃度検知するこ
とができ、全濃度域で現像剤像の現像剤濃度を検知する
ことができる。
【0029】前記濃度検知手段は、現像剤像の現像剤濃
度の高濃度域を前記乱反射光検知手段で検知すると共
に、現像剤像の現像剤濃度の低濃度域を前記正反射光検
知手段で検知することが好ましい。
【0030】これにより、正反射光検知手段で濃度検知
できない高濃度域を乱反射光検知手段で濃度検知するこ
とができ、また、乱反射光検知手段では低濃度域及び高
濃度域を濃度検知すると検知出力が同様に上昇してしま
うが一方の高濃度域だけを乱反射光検知手段で濃度検知
するので精度のよい濃度検知ができ、全濃度域で現像剤
像の現像剤濃度を良好に検知することができる。
【0031】現像剤像の現像剤濃度の最大濃度を所定濃
度に決定する最大濃度制御では前記乱反射光検知手段で
現像剤像の現像剤濃度を検知すると共に、現像剤像の現
像剤濃度の階調性を所定の階調性に決定する階調制御で
は前記正反射光検知手段で現像剤像の現像剤濃度を検知
することが好ましい。
【0032】これにより、最大濃度の現像剤像を用いる
最大濃度制御と、中間濃度の現像剤像を用いる階調制御
と、を良好に行うことができる。
【0033】前記濃度検知手段は、検知する正反射光量
が所定光量未満である時は前記乱反射光検知手段で現像
剤像の現像剤濃度を検知すると共に、検知する乱反射光
量が所定光量未満である時は前記正反射光検知手段で現
像剤像の現像剤濃度を検知することが好ましい。
【0034】これにより、正反射光検知手段と乱反射光
検知手段のいずれか一方が濃度検知し難い濃度域を他方
で濃度検知することで良好な濃度検知ができるので、全
濃度域で現像剤像の現像剤濃度を良好に検知することが
できる。
【0035】前記濃度検知手段は、前記正反射光検知手
段と前記乱反射光検知手段を一体的に設けたことが好ま
しい。
【0036】これにより、濃度検知手段が小型化でき、
配置スペースが小さくて済む。
【0037】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0038】なお、下記の実施の形態の説明において本
発明は従来技術と同様の画像形成装置に具現化するもの
であるので、画像形成装置の全体的構成、機能について
の詳しい説明は省略し、本発明の特徴部分について説明
する。
【0039】(第1の実施の形態)第1の実施の形態に
ついて図1〜図3を用いて説明する。図1に示すよう
に、本実施の形態では感光ドラム1上の現像剤像として
のトナー像を検知する濃度検知手段としての濃度検知セ
ンサ13は感光ドラム1に対向して配置された2つの正
反射光検知手段としての正反射光センサ13aと、乱反
射光検知手段としての乱反射光センサ13bと、で構成
されている。
【0040】正反射光センサ13aは、図2(a)に示
すように、LED13cからの照射光でトナー像を照射
し、その正反射光をフォトダイオード13dで受光す
る。
【0041】乱反射光センサ13bは、図3(a)に示
すように、LED13eからの照射光でトナー像を照射
し、その乱反射光をフォトダイオード13fで受光す
る。
【0042】各々のセンサ13a,13bでのトナー像
濃度に対する検知出力の特性の関係を示すグラフを図2
(b),3(b)に示す。
【0043】図2(b)に示すように正反射光センサ1
3aの検知出力は濃度1.0以上の高濃度域では飽和状
態となる特性であり、高濃度域では十分なセンサ感度が
得られず、高濃度域の濃度検知が困難である。
【0044】一方、図3(b)に示すように乱反射光セ
ンサ13bの検知出力は濃度1.0近傍の中濃度域を底
とし、低濃度域及び高濃度域に向かって検知出力が上昇
するU字型の特性であり、検知出力から濃度を一意に決
定できない。
【0045】そこで、本実施の形態では、正反射光セン
サ13aと乱反射光センサ13bを組み合わせることで
低濃度域から高濃度域までの全域の濃度を一意に検知す
る方法として以下のような構成を用いている。
【0046】本実施の形態では、トナー像濃度である画
像比率20%,40%,60%,80%,100%のバ
ッチを感光ドラム1上に形成し、本体の耐久、環境変動
等を考慮しても必ず濃度1.0以下となる画像比率20
%,40%,60%のバッチは正反射光センサ13aで
濃度検知し、本体の耐久、環境変動等を考慮しても必ず
濃度1.0以上となる画像比率80%,100%のバッ
チは乱反射光センサ13bで濃度検知する。
【0047】正反射光センサ13aと乱反射光センサ1
3bは、図2(b),3(b)に示すように、それぞれ
のセンサ感度のリニアリティが良い領域で濃度検知する
ことができるため、全域のトナー像濃度を精度良く濃度
検知することができる。
【0048】即ち、濃度1.0以下となる画像比率20
%,40%,60%のバッチは低濃度域から中濃度域で
あり、図2(b)の特性を有する正反射光センサ13a
はこの濃度域では検知出力が飽和しないので、良好に濃
度検知することができる。
【0049】一方、濃度1.0以上となる画像比率80
%,100%のバッチは高濃度域であり、図3(b)の
特性を有する乱反射光センサ13bはこの濃度域だけを
濃度検知する場合には検知出力からトナー像濃度が一意
に決定できるので、良好に濃度検知することができる。
【0050】以上説明したように本実施の形態では、濃
度検知センサとして、顕像化されたトナー像濃度を正反
射光量で検知する正反射光センサ13aと乱反射光量で
検知する乱反射光センサ13bとを備え、トナー像濃度
を検知する際、高濃度域は乱反射光センサ13bで、
低,中濃度域は正反射光センサ13aで濃度検知を行う
ことによりトナー像濃度を低濃度から高濃度までの全域
を精度良く検知することができる。
【0051】(第2の実施の形態)本実施の形態は、第
1の実施の形態を応用した例である。第1の実施の形態
と同様の部分は省略し、特徴部分について詳しく説明す
る。
【0052】第1の実施の形態では、画像比率20%,
40%,60%のバッチは正反射光センサ13aで、画
像比率80%,100%のバッチは乱反射光センサ13
bでそれぞれ濃度検知するように設定していた。しか
し、環境変化や耐久劣化等による濃度変動の大きい装置
にこの第1の実施の形態の構成を適用すると、例えばあ
る時は画像比率60%バッチは正反射光センサ13aで
感度のリニアリティの良い領域で濃度検知可能な領域で
あるのに、別な時には画像比率60%バッチは正反射光
センサ13aでは感度のリニアリティの悪い領域になっ
てしまうことがあった。
【0053】そこで、本実施の形態では以下のようにバ
ッチの濃度検知を行っている。画像比率の小さい20%
のバッチから順次形成し、正反射光センサ13aで濃度
検知していく。そして、正反射光センサ13aの検知出
力が55mV未満となり、所定光量を検知できなくなっ
たバッチについては乱反射光センサ13bで濃度検知
し、以降の画像比率が大きくなる高濃度域のバッチも乱
反射光センサ13bで濃度検知していく。
【0054】このような濃度検知方法を用いると、正反
射光センサ13aの感度のリニアリティが良い領域から
悪い領域となる境界で生じる上述した問題点を解決する
ことができ、環境変化や耐久劣化等による濃度変動が大
きい場合にも低濃度から高濃度までの全域のトナー像濃
度を精度良く濃度検知することができる。
【0055】(第3の実施の形態)本実施の形態は、最
大濃度制御と階調制御に応用した例である。第1の実施
の形態と同様な部分は省略し、特徴部分について詳しく
説明する。
【0056】本実施の形態の濃度制御は大きく分けて最
大濃度制御と階調制御の2種類が有る。
【0057】最大農度を検出して最大濃度を制御するた
めに帯電電位や現像バイアス値を制御する最大濃度制御
としてのDmax制御と、ハイライト濃度を検出してハ
イライト農度を制御するためにγ−LUTを制御する階
調制御としてのDhalf制御と、である。
【0058】まず、Dmax制御について説明する。本
実施の形態ではDmax制御は環境や耐久が変化しても
最大濃度を一定に保つよう制御している。図4に示すよ
うに、最大濃度Dmaxはコントラスト電位(Vcon
t)を変えることで制御することができる。そこで、図
5に示すようにコントラスト電位を変化させながら画像
比率100%のバッチを複数形成し、目標の最大濃度D
maxとなる所望のコントラスト電位を決定する。
【0059】次に、Dhalf制御について説明する。
本実施の形態ではDhalf制御は環境や耐久が変化し
ても階調性を一定に保つようγ−LUTを最適なものに
選択制御している。階調性の変化は図6に示すような変
化をするため、図7に示すように画像比率50%のバッ
チを形成し、正反射光センサ13aで濃度検知してγ−
LUTをa〜eの5種類の中から選択している。
【0060】ここで、上記のように本実施の形態では最
大濃度制御には画像比率100%のバッチを使用するた
め、その高濃度域で感度のリニアリティの良い乱反射光
センサ13bで濃度検知し、階調性の制御には画像比率
50%のバッチを使用するため、その濃度域で感度のリ
ニアリティの良い正反射光センサ13aで濃度検知する
ようしている。
【0061】以上、本実施の形態においても、最大農度
制御・階調性制御にそれぞれ用いられるバッチの画像比
率に応じて正反射光センサ13a及び乱反射光センサ1
3bを的確に使い分けることで、濃度制御の精度を向上
することができる。
【0062】(第4の実施の形態)本実施の形態は、濃
度検知センサ13として、第1の実施の形態で用いた正
反射光センサ13a及び乱反射光センサ13bの2つの
センサを一体化した一体型センサを用いる例である。第
1の実施の形態と同一の部分は省略し、特徴部分につい
て詳しく説明する。
【0063】本実施の形態では、図8に示すような正反
射光量と乱反射光量を同時に検知することができるセン
サを用いた。
【0064】13gはLED、13h,13i,13j
はフォトダイオード、13k,13lはプリズムであ
る。
【0065】LED13gによる照射光は、プリズム1
3kにより、入射面に対して垂直方向に振動する成分
(S1波光)と、入射面に対して平行方向に振動する成
分(P1波光)と、に分離される。S1波光はフォトダ
イオード13hに照射され、P1波光はトナー像の形成
されたトナー面に照射される。トナー面に照射されたP
1波光は反射し、プリズム13lを通過してS2波光と
P2波光とに分離され、P2波光はフォトダイオード1
3iで受光されて正反射光量が検知され、S2波光はフ
ォトダイオード13jで受光されて乱反射光量が検知さ
れる。
【0066】このような正反射光量と乱反射光量を同時
に検知することのできる一体型センサにおいても、トナ
ー像濃度に対する正反射光量,乱反射光量の検知出力は
図2(b),3(b)に示した特性と同様となった。
【0067】したがって、第1の実施の形態と同様に画
像比率20%,40%,60%のバッチは正反射光量を
検知し、画像比率80%,100%のバッチは乱反射光
量を検知することで、低濃度域から高濃度域までの全域
を精度良く濃度検知することができ、さらに濃度検知セ
ンサが一体型センサの一つで済むことから、設置スペー
スが小さくて済み、従来の装置構成において濃度検知セ
ンサ13だけを交換すればよいだけで設計変更などの必
要がなくコストの点でも効果的であった。
【0068】なお、以上説明した実施の形態で示してい
ない補正方法を用いることや、トナー像濃度を感光ドラ
ム1上ではなく、転写体や中間転写体等の上で濃度検知
しても同様の効果を得ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、濃度検
知手段は、現像剤像への照射光に対する正反射光量を検
知する正反射光検知手段と、現像剤像への照射光に対す
る乱反射光量を検知する乱反射光検知手段と、を備えた
ことで、正反射光検知手段で濃度検知できない濃度域を
乱反射光検知手段で濃度検知することができ、全濃度域
で現像剤像の現像剤濃度を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す概
略構成図である。
【図2】正反射光センサの構成及び特性を示す概略構成
図及び特性グラフである。
【図3】乱反射光センサの構成及び特性を示す概略構成
図及び特性グラフである。
【図4】最大濃度Dmaxとコントラスト電位(Vco
nt)の関係を示すグラフである。
【図5】目標の最大濃度Dmaxを得るための所望のコ
ントラスト電位を決定する最大濃度制御を示すグラフで
ある。
【図6】階調性の変化を示すグラフである。
【図7】一定の階調性を得る階調制御を示すグラフであ
る。
【図8】第4の実施の形態に係る濃度検知センサを示す
概略構成図である。
【図9】従来の画像形成装置を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム 2 コロナ帯電器 3 レーザビーム露光光学系 4 現像器 5 転写装置 6 クリーニング器 7 記録材カセット 9 熱ローラ定着器 10 トレイ 11 前露光ランプ 12 電位センサ 13 濃度検知センサ 13a 正反射光センサ 13b 乱反射光センサ 13c,13e,13g LED 13d,13f,13h,13i,13j フォトダイ
オード 13k,13l プリズム 14 ファーブラシ 15 バックアップブラシ 16 オイル除去ローラ 17 バックアップブラシ 19 搬送パス切替ガイド 20 排紙縦パス 22 中間トレイ 24 偏心カム 25 転写ドラム偏心カム 30 原稿 31 原稿台ガラス 32 露光ランプ 33 レンズ 34 フルカラーセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA02 BB09 BB10 DD12 EE02 FF06 GG02 GG03 KK03 MM18 NN08 2H027 DA10 DE02 DE07 EA01 EA05 EC03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯電面を露光して形成された静電潜像を現
    像剤によって現像剤像に顕像化する画像形成手段と、 該画像形成手段が顕像化した現像剤像の現像剤濃度を検
    知する濃度検知手段と、を備えた画像形成装置におい
    て、 前記濃度検知手段は、現像剤像への照射光に対する正反
    射光量を検知する正反射光検知手段と、現像剤像への照
    射光に対する乱反射光量を検知する乱反射光検知手段
    と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記正反射光検知手段は、現像剤像の現像
    剤濃度の高濃度域での検知出力が飽和する特性を有する
    と共に、 前記乱反射光検知手段は、現像剤像の現像剤濃度の中濃
    度域での検知出力が底となり、低濃度域及び高濃度域に
    向かって検知出力が上昇する特性を有することを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記濃度検知手段は、現像剤像の現像剤濃
    度の高濃度域を前記乱反射光検知手段で検知すると共
    に、現像剤像の現像剤濃度の低濃度域を前記正反射光検
    知手段で検知することを特徴とする請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】現像剤像の現像剤濃度の最大濃度を所定濃
    度に決定する最大濃度制御では前記乱反射光検知手段で
    現像剤像の現像剤濃度を検知すると共に、 現像剤像の現像剤濃度の階調性を所定の階調性に決定す
    る階調制御では前記正反射光検知手段で現像剤像の現像
    剤濃度を検知することを特徴とする請求項2又は3に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記濃度検知手段は、検知する正反射光量
    が所定光量未満である時は前記乱反射光検知手段で現像
    剤像の現像剤濃度を検知すると共に、検知する乱反射光
    量が所定光量未満である時は前記正反射光検知手段で現
    像剤像の現像剤濃度を検知することを特徴とする請求項
    1、2、又は3に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】前記濃度検知手段は、前記正反射光検知手
    段と前記乱反射光検知手段を一体的に設けたことを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれか一つに記載の画像形成
    装置。
JP2000193164A 2000-02-04 2000-06-27 画像形成装置 Pending JP2002006684A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7218870B2 (en) 2004-03-23 2007-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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