JP2002006454A - 白黒セピア調色キット - Google Patents

白黒セピア調色キット

Info

Publication number
JP2002006454A
JP2002006454A JP2001148852A JP2001148852A JP2002006454A JP 2002006454 A JP2002006454 A JP 2002006454A JP 2001148852 A JP2001148852 A JP 2001148852A JP 2001148852 A JP2001148852 A JP 2001148852A JP 2002006454 A JP2002006454 A JP 2002006454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
black
toning
white
image
silver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001148852A
Other languages
English (en)
Inventor
David J Valvo
ジェイ.バルボ デビッド
Hugh G Mcguckin
ジー.マクガッキン フュー
John S Badger
エス.バッジャー ジョン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eastman Kodak Co filed Critical Eastman Kodak Co
Publication of JP2002006454A publication Critical patent/JP2002006454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C5/00Photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents
    • G03C5/26Processes using silver-salt-containing photosensitive materials or agents therefor
    • G03C5/40Chemically transforming developed images
    • G03C5/46Toning

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非常に多くの種類のハロゲン化銀写真ポジ材
料を用いて「暖」セピア調色画像を提供し、かつ安定性
の改良された画像を提供する改良手段を提供する。 【解決手段】 白黒写真プリントのような白黒写真ポジ
又はネガ材料中に所望の安定な暖セピア調色画像を与え
るために、二パートセピア調色キットを使用することが
できる。このキットの一つのパートには、少なくとも
2.25:1のモル比で、漂白剤としてのヘキサシアノ
鉄酸塩イオン及びハロゲン化物イオンからなる銀漂白組
成物が含有されている。第二のパートは、硫黄含有調色
剤を含有する調色組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、改良されたセピア
画像調色キットに関し、特に白黒写真ハロゲン化銀ポジ
又はネガ材料中の画像の修正に使用するのに適した白黒
セピア調色キットに関する。
【0002】
【従来の技術】白黒写真プリント又は画像は、一般的
に、白黒写真ハロゲン化銀ポジ材料の画像様露光によっ
て得られる。潜像は、次いで、適当な写真薬品を使用し
て銀の適当な現像を与え、そして脱銀(「定着」)して
未露光の銀を除去するように処理される。
【0003】白黒写真ハロゲン化銀ポジ材料は、白黒反
射プリント、白黒ポジトランスパレンシー並びに白黒映
画インターミディエイト並びにプリントフィルムなど
の、ポジ白黒画像を得ることができる材料を指す。ネガ
材料は、ネガ画像を作り、次いでこれを後に見るポジ画
像を与えるために使用することができる材料を指す。こ
のような材料には、白黒ネガフィルム及び映画ネガフィ
ルムがある。
【0004】「調色」は、一般的な写真化学方法で得ら
れる通常の中性グレー白黒画像が、酸化性でない安定な
形に転換される方法をいう。更に、画像の色を変えるこ
とができる。或る種の調色方法に於いて、現像後に得ら
れる金属銀画像は、硫化銀画像に転換されて、色の範囲
が黄色を帯びた褐色から紫色に近い色までである、一般
的に「セピア」プリントとして知られているものが作ら
れる。
【0005】硫化物調色方法は、銀画像が一度に硫化銀
画像に転換される直接的なものであってよく又は二段階
が必要である間接的なものであってよい。従って、間接
法では、金属銀を(臭化銀のような)ハロゲン化銀に漂
白すること及び次いでハロゲン化銀を硫化銀に転換する
ことが必要である。
【0006】一つの一般的に使用される二パートセピア
調色キットは、イーストマン・コダック社からコダック
・セピア・トナー・キットとして入手可能である。この
キットを使用することによって、多数の従来の画像形成
された白黒写真ハロゲン化銀ポジ材料で品質の高い暖色
のセピア画像が得られる。
【0007】しかしながら、硫化物調色写真材料の色又
は色合いは、使用するハロゲン化銀粒子のサイズ及び構
造並びにこれらの粒子の組成及び最近の白黒乳剤中に使
用される添加剤に依存する。更に、画像形成された材料
の露光及び写真処理(例えば、現像工程)のタイプによ
って、最終調色画像に影響を与えることができる。例え
ば、現像された銀表面領域の密集性又は残留する乳剤添
加剤は、望ましくない画像を促進するであろう。
【0008】調色された画像は、調色された画像が、a
* 値及びb* 値(国際照明委員会)を使用する一般的な
CIEカラースケール内に入る場合に依存して、「冷」
又は「暖」として同定することができる。「冷」色調
は、中性(即ち、負のb* )の青みを帯びた側にある画
像であろうし、そして「暖」色調は、中性の黄色又は正
のb* (そして部分的に赤又は正のa* )側にある画像
であろう。「冷」調色画像を得るための方法は、例え
ば、米国特許第2,607,686号(Curren
t)、同第5,037,727号(McLean)及び
同第5,688,635号(Parker等)に記載さ
れている。
【0009】白黒写真ハロゲン化銀ポジ材料が、近年、
例えば、異なったハロゲン化銀粒子組成及びサイズを有
するように設計変更され、他の成分がハロゲン化銀乳剤
に添加されるようになったので、従来の調色溶液の効果
も変化した。従来のセピア調色組成物は、特に、中性の
「暖」側への所望の色シフトを、必ずしも与えるとは限
らない。更に、公知の調色組成物は、所望される画像安
定性を必ずしも与えるとは限らない。換言すると、白黒
画像は、長期間の画像品質を与えるために現在の調色製
品を使用して十分に安定化することができない(調色後
に、酸化の影響を受けやすい、銀塩に転換されなかった
金属銀が残留する)。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、非常に多くの
種類のハロゲン化銀写真ポジ材料を用いて「暖」セピア
調色画像を提供し、かつ安定性の改良された画像を提供
する改良手段についてのニーズが産業界において存在す
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、 a)漂白剤としてのヘキサシアノ鉄酸塩イオン及びハロ
ゲン化物イオンを含む銀漂白組成物並びに b)硫黄調色剤を含む調色組成物を含んでなり、ヘキサ
シアノ鉄酸塩イオンのハロゲン化物イオンに対するモル
比が少なくとも2.25:1であることを特徴とする調
色キットを提供する。
【0012】本発明はまた、画像様露光され、現像され
そして定着された、白黒写真ハロゲン化銀ポジ又はネガ
材料を、上記の組成物a)及びb)の水溶液と接触さ
せ、二つの工程の間で洗浄することを含んでなる、暖セ
ピア調色された画像の提供方法を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のセピア調色キットは画像
様露光し、従来の処理方法を使用して現像し、定着させ
た後、ポジ白黒プリント又は他の白黒ポジ若しくはネガ
写真材料中に安定化した「暖」セピア色調を与えるのに
使用することができる。所望の暖セピア色又は色合い
は、パートA銀漂白組成物中の修正のために、それらの
増加したハロゲン化銀乳剤複雑性にも拘わらず、非常に
多くの種類の写真材料中で可能である。更に、より多く
の臭化銀が、この調色組成物を使用して銀塩への転換に
利用されるので、画像安定性が改良され、そうして画像
品質がより長く持続する。
【0014】これらの利点は、セピア調色方法で修正さ
れた銀漂白組成物を使用することによって達成された。
この銀漂白組成物に於いて、ヘキサシアノ鉄酸塩漂白剤
のハロゲン化物イオンに対するモル比を、少なくとも
2.25:1まで顕著に増加させた。
【0015】本発明の実施に於いて、a* 値及びb*
の両方が考慮される従来のCIEラボスケールによって
定義されるような「暖」セピア色調を与えることが望ま
れる。a* 値は、画像の赤さ(正のa* 値)又は緑さ
(負のa* 値)の尺度であり、そしてb* 値は、画像の
青さ(負のb* 値)又は黄さ(正のb* 値)の尺度であ
る。当該技術分野に於いて、正のb* 値は「暖」画像色
調の指標であるが、a*値も、暖「セピア」(褐色を帯
びた)画像色調を与えるために正でなくてはならない。
【0016】本発明の主な利点は、本発明のセピア調色
キットを使用することによって、0.8の画像濃度を測
定したとき、少なくともb* 値が、標準a** カラー
スケール上で+0.1より多く変化する画像が得られる
ことである。好ましくは、a * 値及びb* 値の両方が独
立に、0.8の画像濃度で、少なくとも+0.1、好ま
しくは少なくとも+0.7、更に好ましくは少なくとも
+1.0変化する。これらの変化は、従来のコダック・
セピア・トナー・キット及び条件(コダック技術紀要
(Kodak Technical Bulleti
n)G−23、「コダック白黒材料の調色(Tonin
g KODAK Black−and−White M
aterials)」、1989年、第11〜12頁参
照)を使用して、同じ白黒印画紙を調色することによっ
て得られた従来のa* 値及びb* 値に対して決定され
る。この商業的調色キットは、ヘキサシアノ鉄酸塩が
0.015モル/Lで存在し、そしてヘキサシアノ鉄酸
塩イオンの臭化物イオンに対するモル比が0.36:1
であるパートAを有する。
【0017】絶対スケールで、本発明は、例えば、コダ
ック・ポリマックス・ファイン・アートF白黒印画紙中
で得られた画像で、3より大きい、好ましくは3.5よ
り大きいab* 値及び2より大きい、好ましくは2.5
より大きいa* 値を有するセピア色調を与える。現在の
コダック・セピア・トナー・キットは、同じ印画紙中の
画像で1のab* 値及び1のa* 値を与えるであろう。
【0018】本発明の調色キットには、最小限2個のパ
ート、即ち、銀漂白剤及びハロゲン化物塩を含有するパ
ートA銀漂白組成物並びにこの漂白組成物を使用して形
成されたハロゲン化銀と反応して調色された画像中で硫
化銀を形成するための硫黄調色剤を含有するパートB調
色組成物が含まれている。各パートは独立に、水溶液と
して又は乾燥形(例えば、粉末、錠剤又は顆粒)で与え
ることができる。好ましくは、各パートは、改良された
貯蔵安定性のために乾燥粉末として与えられる。
【0019】銀漂白組成物には、銀漂白剤としてヘキサ
シアノ鉄酸塩イオン[Fe(CN) 6 -3 ]又はフェリシ
アン化物イオンが含まれている。これらのイオンは、ア
ンモニウムイオン又はアルカリ金属イオン(例えば、ナ
トリウムイオン又はカリウムイオン)のような適当なカ
チオンと錯化することができる。ヘキサシアノ鉄酸カリ
ウム(フェリシアン化カリウム)のようなヘキサシアノ
鉄酸アルカリ金属が最も好ましい。所望により、異なっ
たヘキサシアノ鉄酸塩化合物の混合物を使用することが
できる。
【0020】水溶液に於いて、パートA組成物中のヘキ
サシアノ鉄酸塩イオンの濃度は、一般的に少なくとも
0.045モル/L、好ましくは少なくとも0.055
モル/Lである。上限濃度は、一般的に0.09モル/
L、好ましくは0.082モル/Lであってよい。乾燥
組成物に於いて、当業者は、必要なモル比に基づいて、
ヘキサシアノ鉄酸塩イオンとハロゲン化物イオンの量の
配合方法を容易に知るであろう。
【0021】銀漂白組成物は、再ハロゲン化漂白組成物
であり、これにはまた、ハロゲン化物(例えば、塩化
物、臭化物又はヨウ化物)のアンモニウム塩、アルカリ
金属塩又はアルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム又
はマグネシウム)のような、ハロゲン化物イオンの源泉
も含まれている。好ましくは、ハロゲン化物イオンの源
泉は、臭化ナトリウム、臭化カリウム又は臭化マグネシ
ウムである。この組成物に於いて、臭化カリウムが最も
好ましい。所望により、ハロゲン化物塩の混合物を使用
することができる。
【0022】ヘキサシアノ鉄酸塩イオン及びハロゲン化
物イオンは、漂白組成物中に臨界的モル関係で存在す
る。ヘキサシアノ鉄酸塩イオンのハロゲン化物イオンに
対するモル比は、少なくとも2.25:1であり、好ま
しくは、それは少なくとも2.75:1である。このモ
ル比は、一般的に4.5:1のように大きくてよく、好
ましくは4:1のように大きくてよい。これらの範囲内
の最適モル比は、日常的実験によって決定することがで
き、使用する特定のハロゲン化物及び処理する写真材料
に依存するであろう。反対に、市販のコダック・セピア
・トナー・キットは、ヘキサシアノ鉄酸塩イオンのハロ
ゲン化物イオンに対するモル比が0.36:1である、
ヘキサシアノ鉄酸カリウム及び臭化カリウムからなるパ
ートA銀漂白組成物からなる。
【0023】銀漂白組成物には、セピア調色以外の種々
の目的のために一般的に存在する添加剤も含まれていて
よい。例えば、この組成物には、1種又はそれ以上の金
属イオン又はカルシウムイオン封鎖剤(例えば、一般的
なポリホスホン酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリアミノ
ポリカルボン酸塩)、緩衝剤及び界面活性剤が、当業者
に容易に明らかであろう濃度で含有されていてよい。漂
白組成物が水溶液として提供される場合には、そのpHは
一般的に3〜8である。
【0024】本発明に於いて有用であるパートB(又は
調色)組成物は、漂白工程の間に生成されたハロゲン化
銀と反応して硫化銀を生成する硫黄の源泉(即ち、調色
剤)からなる。好ましくはこのような調色剤は無機化合
物である。有用な調色剤は当業者によく知られており、
これには、これらに限定されないが、アルカリ金属硫化
物(例えば、硫化ナトリウム又は硫化カリウム)、チオ
ウレア(並びに、アルキルチオウレア、アセチルチオウ
レア、チオアセトアミド及びチオアセトアニリドのよう
なその誘導体)又はこれらの化合物の任意の混合物が含
まれる。アルカリ金属硫化物が好ましく、硫化ナトリウ
ムが最も好ましい。
【0025】硫黄の源泉は、一般的に、パートB組成物
中に、少なくとも0.006モル/L、好ましくは少な
くとも0.025モル/Lの量で(水溶液中で、普通、
硫化物イオンとして)存在する。上限は使用する具体的
な化合物(群)に依存して変化させることができる。
【0026】調色組成物には、また、水酸化物、緩衝
剤、金属若しくはカルシウムイオン封鎖剤又は界面活性
剤のような添加剤が、当業者に容易に明らかであろう量
で含まれていてもよい。水溶液として提供される場合に
は、調色組成物は一般的に7〜13のpHを有する。
【0027】本発明を使用して処理された白黒写真材料
には、ポジ又はネガの調色された白黒画像を提供するた
めに使用することができる任意のハロゲン化銀材料が含
まれる。このような材料には、消費者及び職業人白黒印
画紙、消費者及び職業人白黒ネガフィルム、ポジトラン
スパレンシー材料、映画ネガ、プリント及びインターミ
ディエイトフィルム並びにハロゲン化銀拡散転写プリン
ト材料が含まれる。
【0028】処理材料は、この目的のために公知である
任意の適当なハロゲン化銀乳剤を有していてよく、それ
らの詳細は、リサーチディスクロージャー(Resea
reh Disclosure)、刊行(public
ation)38957(1996年9月)に記載され
ている。リサーチディスクローシャーは、Kennet
h Mason Publications Lt
d.,Dudley House,12 North
Street,Emsworth,Hampshire
P010 7DQ、英国の刊行物である。
【0029】ハロゲン化銀乳剤層は、適当な電磁放射線
(UV、可視及び赤外放射線を含む)に応答性である1
種又はそれ以上のハロゲン化銀粒子を含む。このような
乳剤には、例えば、臭化銀、塩化銀、ヨウ臭化銀、塩臭
化銀、ヨウ塩臭化銀及び塩ヨウ臭化銀から構成されたハ
ロゲン化銀粒子が含まれる。ヨウ化物は一般的に、より
迅速な処理を容易にするために(全銀基準で)5モル%
以下に限定される。好ましくは、ヨウ化物は、(全銀基
準で)2モル%以下に限定されるか又は粒子から完全に
排除される。塩化銀は、幾つかの乳剤に於いてハロゲン
化銀の少なくとも40モル%を含んでいてよい。各ハロ
ゲン化銀乳剤単位(又はハロゲン化銀乳剤層)中のハロ
ゲン化銀粒子は、同じものであるか若しくは異なってい
るか又は異なった種類の粒子の混合物であってよい。
【0030】本発明を使用して処理することができる市
販のボジ写真材料の例には、これらに限定されないが、
コダック・ポリマックス(KODAK POLYMA
X)II RC白黒印画紙、コダック・コダブロム(K
ODAK KODABROME)II RC F白黒印
画紙、コダック・ピーマックス(KODAK PMA
X)アートRC V白黒印画紙、コダック・ポリコント
ラスト(KODAK POLYCONTRAST)II
I RC白黒印画紙、コダック・パナルアー(KODA
K PANALURE)セレクトRC白黒印画紙、コダ
ック・ポリマックス・ファイン・アート(KODAK
POLYMAX FINE ART)白黒印画紙、コダ
ック・アゾ(KODAK AZO)白黒印画紙、イルフ
ォード・マルチグレード(ILFORD MULTIG
RADE)IV RC及びFB白黒印画紙、イルフォー
ド・イルフォブロム・ギャラリー(ILFORD IL
FOBROME GALARIE)白黒印画紙並びにア
グファ・マルチコントラスト・クラシック(AGFA
MULTICONTRAST CLASSIC)及びプ
レミアム(PREMIUM)白黒印画紙が含まれる。
【0031】画像様露光した後、白黒写真ポジ又はネガ
材料を、一般的に、少なくとも従来の白黒現像組成物及
び定着組成物を使用し、従来の条件及び処理時間を使用
して処理する。このような組成物は当該技術分野でよく
知られており、これらの多数のものが、イーストマン・
コダック社から、コダック・デクトール(KODAKD
EKTOL)現像液(通常、使用するために水で1:2
に希釈される)及びコダック・ラピッド・フィックス・
パートA(KODAK RAPID Fixpart
A)(通常、使用するために1:7に希釈される)とし
て市販されている。硬膜剤(例えば、コダック・ラピッ
ド・フィックス・パートB)の使用は、調色の前には勧
められない。
【0032】所望の白黒ポジ又はネガ画像が得られたと
き、写真画像を、本発明の調色キットを使用する漂白及
び調色に付して、所望の暖セピア調色したポジ又はネガ
画像を得る。
【0033】銀漂白工程に於いて、本明細書に記載した
漂白組成物を、乾燥形で又はコンセントレートとして水
中で混合し、適当に希釈する。殆どの例に於いて、乾燥
組成物を水中で混合し、如何なる希釈もしないで使用す
る。画像形成された材料を、漂白水溶液と、少なくとも
5秒間から20分間以下まで(好ましくは、6〜10分
間)、15〜25℃の温度で、満足できる画像が得られ
るまで接触させる。
【0034】次いで、乾燥させて又は乾燥させることな
く、漂白された画像を、本明細書に記載した調色組成物
と、調色工程で接触させる。これは、乾燥形で又はコン
セントレートとして水中で混合し、適当に希釈するか又
は希釈しないで使用する。漂白された画像を、作用強度
調色溶液と、少なくとも25秒間から60秒間以下まで
(好ましくは、30〜40秒間)、15〜25℃の温度
で接触させる。
【0035】好ましい方法に於いて、漂白工程と調色工
程との間で、水洗工程を使用する。洗浄溶液は、所望に
より緩衝剤又は界面活性剤を含んでいてもよい。
【0036】
【実施例】最良の形態を含む下記の実施例を、本発明の
実施を例示するために示すが、これらは如何なる点に於
いても限定であるとは意味されない。 例1:好ましいセピア調色キット 本発明の好ましいセピア調色キットの二つの組成物を水
中で混合し、これは下記の成分からなっていた。 パートA: ヘキサシアノ鉄酸カリウム 0.0609モル/L 臭化カリウム 0.0197モル/L ヘキサシアノ鉄酸塩イオンの臭化物イオンに対するモル
比は、約3.09:1であった。 パートB: 硫化ナトリウム 0.05モル/L
【0037】例2:白黒印画紙の調色方法 例1に記載したセピア調色キットを使用して、イースト
マン・コダック社から市販されている数種の白黒印画紙
中で暖セピア調色された画像を得た。これらの白黒印画
紙のサンプルを、画像様露光し、コダック・デクトール
現像液(1:2に希釈)及びコダック・ラピッド・フィ
ックス・パートA(1:7に希釈)を使用して処理し
て、所望の白黒画像を得た。次いで、これらの画像形成
された材料を、水で数分間、18〜21℃で洗浄し、そ
して下記のプロトコルを使用して、例1のセピア調色キ
ットのパートA及びパートBで処理した。
【0038】漂白工程 パートAと6〜8分間18.5〜21℃で接触させる。水洗工程 水と約2分間18.5〜21℃で接触させる。調色工程 パートBと約60秒間18.5〜21℃で接触させる。
【0039】水による30秒間の更なる濯ぎを実施する
こともでき、調色された材料を、従来の硬膜浴中に2〜
5分間室温で浸漬させることができる。この硬膜浴は、
水13部をコダック液体硬膜剤1部と混合することによ
って製造した。繊維ベースのプリントは水中で18.5
〜21℃で30分間洗浄し、樹脂ベースのプリントは水
中で同じ温度で4分間洗浄した。
【0040】図1は、従来のコダック・セピア・トナー
・キットの使用と本発明のトナーキットの使用との間の
Δ(デルタ)又は差異を、下記の通り同定される種々の
印画紙中の調色された画像についてa* 値及びb* 値で
示す。
【0041】 データ点 白黒印画紙サンプル 1 コダック・アゾ白黒印画紙 2 コダック・ポリマックス繊維F白黒印画紙 3 コダック・ポリマックス・ファイン・アートF白黒印画紙 4 コダック・ポリマックス・ファイン・アートC白黒印画紙 5 コダック・コダブロムII RC F 6 コダック・ピーマックス・アートV白黒印画紙 7 コダック・ポリコントラストIII F白黒印画紙 8 コダック・ポリコントラストIII F+BT白黒印画紙 9 コダック・ポリマックスII F白黒印画紙 10 コダック・ポリマックスII RC(温調)白黒印画紙 11 コダック・パナルアー・セレクト白黒印画紙
【0042】図1に於いて、Δa* 値及びΔb* 値は、
同じ画像、化学処理及び従来のコダック・セピア・トナ
ー・キット(下記に示すパートA及びパートB組成物)
を使用する調色を使用して得られたa* 及びb* に関し
て測定する。従って、従来のトナーキットを使用して得
られた色調を、図1でそれぞれ0、0のa* 値及びb *
値を有するとして考慮する。本発明の実施によって、b
* 値について、殆どの場合にa* 値及びb* 値の両方に
ついて、少なくとも+0.1のこれらの値に於ける変化
が得られたことが明らかである。3種の印画紙サンプル
の他は全部、a * 値及びb* 値の両方で+0.7より大
きい変化を有する調色された画像を与え、幾つかの印画
紙は、a* 値及びb* 値の両方で+1.0より大きい変
化を有する調色された画像を与えた。
【0043】 パートA(従来のキット): ヘキサシアノ鉄酸カリウム 0.0146モル/L 臭化カリウム 0.0403モル/L ヘキサシアノ鉄酸塩イオンの臭化物イオンに対するモル
比は、約0.36:1であった。パートB(従来のキット) :前記と同じ
【0044】例3:追加の市販印画紙の調色方法 例2を、イーストマン・コダック社以外の数社のメーカ
ーからの種々の市販の白黒印画紙を調色するのに繰り返
した。図2は、下記に同定される種々の印画紙について
のa* カラー値及びb* カラー値に於ける変化を同定す
る。
【0045】 データ点 白黒印画紙サンプル 1 イルフォード・マルチグレード白黒印画紙 2 イルフォード・イルフォブロム・ギャラリー白黒印画紙 3 アグファ・マルチコントラスト・クラシックFB白黒印画紙 4 アグファ・ポルトリガ(PORTRIGA)白黒印画紙 5 イルフォード・マルチグレードIV RC白黒印画紙 6 イルフォード・マルチグレードRCウォームトーン (WARMTONE)白黒印画紙 7 イルフォード・マルチグレードRC IIIポートフォリオ (PORTFOLIO)白黒印画紙 8 イルフォード・マルチグレードRC IIIラピッド白黒印画紙 9 アグファ・マルチコントラスト・プレミアム白黒印画紙 10 アグファ・ボビア・スピード(BOVIA SPEED) 白黒印画紙 11 フォルテ・ポリグレード(FORTE POLYGRADE) RC白黒印画紙 12 フォルテ・ポリウォームトーン(FORTE POLYWARMTONE)RC白黒印画紙
【図面の簡単な説明】
【図1】イーストマン・コダック社から市販されている
種々の画像形成された白黒印画紙上で、本発明の好まし
いセピア調色キットを使用して達成されたカラー値に於
ける差異を示す、CIEラボa** カラースケールの
グラフ表示である。これらのデータは、前記の例2で更
に詳細に説明する。
【図2】イーストマン・コダック社以外の会社から市販
されている種々の画像形成された白黒印画紙上で、本発
明の好ましいセピア調色キットを使用して達成されたカ
ラー値に於ける差異を示す、CIEラボa** カラー
スケールのグラフ表示である。これらのデータは、前記
の例3で更に詳細に説明する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フュー ジー.マクガッキン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14615, ロチェスター,アルダーウッド レーン 35 (72)発明者 ジョン エス.バッジャー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,パインビル レーン 428 Fターム(参考) 2H016 AF07 AF08 AG00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)漂白剤としてのヘキサシアノ鉄酸塩
    イオン及びハロゲン化物イオンを含む銀漂白組成物並び
    に b)硫黄調色剤を含む調色組成物を含んでなり、ヘキサ
    シアノ鉄酸塩イオンのハロゲン化物イオンに対するモル
    比が少なくとも2.25:1であることを特徴とする調
    色キット。
  2. 【請求項2】 ヘキサシアノ鉄酸塩イオンのハロゲン化
    物イオンに対するモル比が2.75:1〜4:1である
    請求項1に記載の調色キット。
  3. 【請求項3】 漂白組成物を水溶液として提供する場
    合、ヘキサシアノ鉄酸塩が少なくとも0.045モル/
    Lの濃度で存在する請求項1に記載の調色キット。
  4. 【請求項4】 漂白組成物及び調色組成物を乾燥粉末と
    して提供する請求項1に記載の調色キット。
  5. 【請求項5】 漂白組成物が水溶液中3〜8のpHを有
    し、そして調色組成物が水溶液中7〜13のpHを有する
    請求項1に記載の調色キット。
JP2001148852A 2000-05-23 2001-05-18 白黒セピア調色キット Pending JP2002006454A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/576,728 US6261747B1 (en) 2000-05-23 2000-05-23 Black-and-white sepia toning kit and method for its use
US09/576728 2000-05-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002006454A true JP2002006454A (ja) 2002-01-09

Family

ID=24305728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001148852A Pending JP2002006454A (ja) 2000-05-23 2001-05-18 白黒セピア調色キット

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6261747B1 (ja)
EP (1) EP1158357A1 (ja)
JP (1) JP2002006454A (ja)
AU (1) AU4618401A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6479225B1 (en) * 2001-07-30 2002-11-12 Eastman Kodak Company Chromogenic sepia silver halide print material

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB497481A (en) 1937-06-14 1938-12-14 Cecil Leopold Philippson Improvements in or relating to the treatment of photographic prints
US2607686A (en) 1949-10-18 1952-08-19 Gen Aniline & Film Corp Process of obtaining cold sepia tones
US3515555A (en) 1967-03-08 1970-06-02 Eastman Kodak Co Toning composition for direct positive paper
JPS5026543A (ja) * 1973-07-07 1975-03-19
US4609616A (en) 1984-03-15 1986-09-02 Agfa Gevaert Aktiengesellschaft Bath composition for bleaching photographic recording materials and bleaching process
US4816384A (en) * 1986-10-09 1989-03-28 E. I. Du Pont De Nemours And Company Powdered packaged developer
US4965177A (en) 1989-08-02 1990-10-23 Eastman Kodak Company Activator solution with cold image tone-providing agent
US5037727A (en) 1989-08-02 1991-08-06 Eastman Kodak Company Activator solution with cold image tone-providing agent
GB9509757D0 (en) 1995-05-13 1995-07-05 Ilford Ltd Toning of photographic print material
US5851720A (en) 1995-11-14 1998-12-22 Sony Corporation Transfer material for use in thermal transfer and method of forming thermal transfer images
US5728511A (en) 1996-06-19 1998-03-17 Oriental Photo Industrial Co., Ltd. Silver halide photographic material and image-forming process

Also Published As

Publication number Publication date
US6261747B1 (en) 2001-07-17
AU4618401A (en) 2001-11-29
EP1158357A1 (en) 2001-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06505580A (ja) 写真要素及び黒白像の形成方法
JPH0670709B2 (ja) 増加した露出ラチチュードを有する写真プリント材料
US5051345A (en) Silver halide reversal photographic light-sensitive material
JPH07117718B2 (ja) カラー写真感光材料
JP2002006454A (ja) 白黒セピア調色キット
JP3390064B2 (ja) 写真要素
JP3455277B2 (ja) 写真カラー画像の生成方法
JPH0833605B2 (ja) 直接ポジ型ハロゲン化銀カラ−写真感光材料
US2657139A (en) Process of removing color developer stain in azine dye images
GB2302411A (en) Silver halide materials
US5491053A (en) Chromogenic black-and-white motion picture film
US5063144A (en) Photographic color developer solution and a process for the development of a color photographic material
US3126282A (en) Najcoj-hzo
JPS62229143A (ja) 写真材料の現像方法
US5972575A (en) Method for the selective silvering of photographic materials
US4194911A (en) Inhibitor removing bath for direct positive color photographic development
US3764331A (en) Color photographic material
US3563746A (en) Use of boranocarbonates in a photographic reversal process
US3585032A (en) Production of colored photographic images by the silver dye bleach process
US5418116A (en) Image toning of black-and-white images formed utilizing color dye forming couplers
US3486895A (en) Process for obtaining artistic effects in photosoluble direct positive silver halide emulsions
RU2009534C1 (ru) Способ получения полихромных изображений на черно-белых малосеребряных фотоматериалах
USH1112H (en) Silver halide color photographic light-sensitive material having a wide latitude
JPH03116041A (ja) 脱銀性が改良されたハロゲン化銀カラー写真感光材料
JPH01136151A (ja) カラー写真現像剤溶液及びカラー写真材料の現像法