JP2002006060A - 少なくとも2つの表示機構の修正及び巻上げ用メカニズムを備える腕時計 - Google Patents

少なくとも2つの表示機構の修正及び巻上げ用メカニズムを備える腕時計

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JP2002006060A
JP2002006060A JP2001135826A JP2001135826A JP2002006060A JP 2002006060 A JP2002006060 A JP 2002006060A JP 2001135826 A JP2001135826 A JP 2001135826A JP 2001135826 A JP2001135826 A JP 2001135826A JP 2002006060 A JP2002006060 A JP 2002006060A
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Pierre-Alain Graemiger
グラーミジェール ピエール−アラン
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    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/24Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars
    • G04B19/243Clocks or watches with date or week-day indicators, i.e. calendar clocks or watches; Clockwork calendars characterised by the shape of the date indicator
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    • G04HOROLOGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 修正装置の制御モードによって誘発されるブ
ロッキング、巻真の移行の際に誘発される意図せぬ修正
を少なくとも部分的に修正する。 【解決手段】 きち車(2)と噛み合う第1の歯車
(9、10)は第2の歯車(11、14)と噛合う。巻
上げ用(8)及び修正用(15)切替えレバーは、夫
々、第2の歯車のそれぞれの旋回軸(8b、15a)に
対し同軸的に旋回し、第2の歯車と噛み合った状態で1
方はリバーサ歯車(12)を又他方は修正用歯車(1
6)を支持する。リバーサ歯車を巻上げ用角穴車(1
3)と、修正用歯車を前記時刻から派生する一機能の表
示機構(19、20)と選択的に噛み合わせるべく巻真
(1)の軸方向位置に応じて切替えレバーに作用するた
めの2つの切替えレバーの各々とおしどり(6)の間の
リンク手段(7、17、15'c、15'd)を含む、3
位置をもつ巻真(1)を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも2つの
表示機構の修正及び巻上げ用メカニズムを備える腕時計
において、巻真、一方ではこの巻真と、他方ではそれぞ
れ巻上げ位置、時刻から派生する一機能を表示する少な
くとも1つの機構の修正位置及び時合せ位置に対応する
前記巻真の3つの軸方向位置を規定する位置決めバネと
係合したおしどりを有し、前記巻真には、それぞれ前記
巻真の極限位置内で日の裏輪列及びきち車とつづみ車を
選択的に係合せしめるため前記おしどりと連結されバネ
による応力を受けている切替えレバーと係合したつづみ
車及びきち車が備わっている腕時計に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるメカニズムはすでに知られてお
り、その月の日付、曜日、月相、特に異なる同一標準時
刻帯といったような時刻から派生する一機能の表示装置
を伴う機械式時計製品全てにおいて利用されている。
【0003】これらの異なる機能の制御には、一般に巻
真と呼ばれる操作軸が3つの位置を移動することが必要
である。巻真がムーブメントの中心に向かって押された
位置を占めている第1の位置は通常の巻上げ位置であ
り、残る2つの位置のうちの1方は、日付又は類似の派
生的機能の修正位置であり、もう1方は時合せ位置であ
る。
【0004】一般に、巻真上を旋回するきち車は、つづ
み車と係合された時点で巻上げの役割のみを果たし、こ
のつづみ車は、時合せ輪列及び日付合せ輪列又は派生す
るその他のあらゆる機能の輪列と交互に接続される歯車
と係合するように他の2つの位置を軸方向に移動せしめ
られる。腕時計がその月の日付及び曜日を表示する場合
には、一般に、修正位置において修正歯車を日付表示装
置又は曜日表示装置と係合するように導くため2つの角
位置の間で交互に巻真の回転方向に従って移動すること
のできる切替えレバーが利用される。このような修正用
メカニズムについては、例えば英国特許GB1,23
4,004、フランス国特許FR2,169,861さ
らにはスイス国特許CH571,734に記述されてい
る。
【0005】3つの機能の制御によって提起された問題
の1つは、きち車が巻上げのためにしか利用されず、そ
のためつづみ車が2つの機能を制御しなければならない
という事実に由来するものである。ところが端部に2つ
の歯を有するつづみ車は、軸の非円形断面部分上で軸方
向に移動せしめられている状態で、軸方向位置において
は回転方向にきち車を駆動しもう1つの軸方向位置にお
いては時合せを実施するべく日の裏輪列と係合すること
を可能にするような機構である。この機構は、従って、
3つではないが2つの機能を果たすことかでき、そのた
め3機能をもつメカニズムにおいては、日の裏輪列と直
接係合する代りに、つづみ車は、日の裏輪列に又は日付
又はその他の時刻から派生する機能の表示装置の修正輪
列に交互に接続され得るように設計された輪列と係合す
ることになる。
【0006】従って、3つの機能をもつこれらのメカニ
ズムにおいて修正機能からもう1つの機能に移行するた
めには、歯が互いに貫入し合うという問題、ひいては、
摩耗及び歯の欠陥による歯車の停止という問題を誘起す
る可能性のある多数の歯車、リバーサ歯車及び噛み合い
解除装置をもつシステムを利用する、多少の差こそあ
れ、複雑な装置を用いることが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらのメカニズムに
おいて遭遇する問題の1つは、修正装置の制御モードに
よって誘起されるブロッキングの問題であり、これは即
ち、軸方向位置の変更時における修正装置の機能不良の
場合に、巻真が1つの位置からもう1つの位置まで移行
するときに軸方向でブロックされるという問題である。
もう1つの問題は、巻真の1つの軸方向位置からもう1
つの位置への移行の際に誘起される意図せぬ修正という
問題である。
【0008】本発明の目的は、上述の欠点を少なくとも
部分的に修正することにある。
【0009】このため、本発明の目的は、請求項1に規
定されているような少なくとも2つの表示機構の修正及
び巻上げ用メカニズムをもつ腕時計にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】先行技術の機構とは異な
り、きち車は、2つの機能すなわち時刻から派生する機
能の表示装置の修正及び巻上げという機能を連続的に制
御し、かくして、つづみ車が巻真上で軸方向に移動せし
められる場合、それは日の裏輪列と直接係合することを
目的としている。従って、巻上げ、時合せ及び時刻から
派生するその他の表示修正用メカニズムのつづみ車は、
巻真の3つの軸方向位置のうちの2つにおいてきち車と
係合した状態にとどまる従来のつづみ車と同じように機
能する。
【0011】きち車の方はというと、竜頭の横歯と係合
する代りに、切替えレバーの単なる移動により巻真を巻
上げ用角穴車、又は時刻から派生する表示の修正装置に
それぞれ交互に連結できるようにする2つのそれぞれの
切替えレバーと同軸の2つのそれぞれの第2の歯車とそ
れ自体噛み合っている2つの固定歯車と同時に係合して
いる。最後に、つづみ車は、2機能をもつ従来のおしど
り及び切替えレバー式の巻上げ装置の場合と同様に、時
合せ位置への移行の際にのみ移動する。
【0012】有利には、巻上げ位置から時刻派生表示の
修正位置まで移行する際の巻真のブロックを避けるた
め、つづみ車は、その歯がきち車とも日の裏輪列とも係
合しないように中間軸方向位置で移動せしめられる。
【0013】この配置により、巻上げ位置から時刻派生
表示の修正位置まで移行する際の巻真の軸方向ブロック
を避けることができる。この操作によって、巻上げ用切
替えレバーは、巻上げ位置から、この切替えレバーによ
り支持され、かつ、1つの回転方向では香箱車のバネの
張力下に付され、もう1つの回転方向では保持用歯止め
によりブロックされている巻上げ用角穴車と当初係合状
態にあるリバーサ歯車から外れた位置まで移動が誘発さ
れる。この配置は同様に、逆方向への巻真の移動の際
に、時刻から派生する機能の表示装置の時ならぬ修正の
誘発を回避することも可能にする。
【0014】本発明のその他の特徴及び利点は、概略的
にかつ一例として、本発明の目的である巻上げ及び修正
用メカニズム付き腕時計の一実施形態及びさまざまな変
形形態を例示する添付図面ならびに以下の記述を用いて
明らかになることだろう。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び2に例示されているよう
な腕時計の巻上げ及び修正メカニズムの実施形態は、3
つの位置の制御に対応する3つの軸方向位置を占めるこ
とのできる巻真1を有している。この巻真1は、巻真1
上を自由に旋回せしめられるきち車2及び巻真1の正方
形断面をもつ区間上で軸方向に移動可能であり、かくし
て、この巻真と回転するよう一体化されているつづみ車
3を支持している。
【0016】つづみ車3は、バネ5により応力が加わっ
ている切替えレバー4が中に係合せしめられた溝3aを
有している。バネ5は、巻真1の溝1aの中に係合され
たもう1本のピンを有し、おしどりネジの軸6bを中心
に旋回せしめられるおしどり6と一体化された1本のピ
ン6aに対しこの切替えレバー4を適用する。このおし
どり6はさらに、一方では巻上げ用切替えレバー8の制
御用ハンドル7と、又他方では位置決めバネ24と係合
した状態にあり巻真1の異なる軸方向位置を決定する第
3のピン6d(図2)を有している。切替えレバー8
は、ハンドル7が、戻しバネ(図示せず)によりこの切
替えレバー8上に及ぼされるトルクに対抗して腕時計の
針とは反対の方向にその旋回軸8bを中心として切替え
レバー8を回転せしめることができるようにするための
アーム8aを有している。
【0017】円錐歯車であるきち車2は、2つの歯車
9、10(図1及び2)と同時に噛み合っており、これ
らの歯車のうち1方の歯車9は、巻上げ装置が存在する
巻上げ用軸1の側すなわちムーブメントの側にあり、他
方の歯車10は腕時計の文字板又は時合せの側にある。
これら2つの歯車9、10は、受(図示せず)と同一視
できる支持機構によりムーブメントの枠組に連結された
固定軸を中心として旋回せしめられている。
【0018】歯車9は、巻上げ用切替えレバー8のもの
と同軸の軸8bを中心として旋回する第2の固定歯車1
1と噛み合っている。この第2の歯車11は、巻上げ用
切替えレバー8と一体を成しかつ巻上げ用切替えレバー
8上に戻しバネによって加えられるトルクのおかげで香
箱シャフト(図示せず)と一体化した巻上げ用角穴車1
3と通常係合することになる巻上げ用リバーサ歯車12
と噛み合っている。図1では、巻上げ位置が実線で表わ
され、一方日付及び時刻合せ位置は破線で表わされてい
る。
【0019】歯車10(図2)は、修正用切換えレバー
15の旋回軸15aと同軸である固定軸を中心に旋回す
る第2の歯車14と係合している。この歯車14は、こ
の実施形態では、日付及び曜日の修正を目的とした修正
用歯車16と噛み合う。このため、曜日表示装置と一体
化した車19と係合することのできるその歯の他に、こ
の修正用歯車16は、日付表示リング20と係合するこ
とになる星車16aを支持している。
【0020】歯車14よりもさらに小さい直径をもつも
う1つの歯車21は、この歯車14及び修正用切換えレ
バー15の旋回軸と同軸的に旋回する。この歯車21は
時合せ輪列の日の裏車22と噛み合う。
【0021】修正用切換えレバー15は、ロック用ハン
ドル17のロックピン17aが中に係合している三角形
の開口部15bによって制限される、その旋回軸15a
を中心とした幾分かの自由度を呈している。このロック
ハンドル17は、それにトルクを加えて腕時計の針とは
反対の方向にそれを回転せしめようとするバネ18によ
り、おしどり6のピン6aに対し押しつけられる。
【0022】図2を見ればわかるように、三角形の開口
部15bは、反対側のこの三角形の頂点Aと修正用切換
えレバー15の旋回中心15aを結ぶ1本の直線とほぼ
垂直な側面を有する。この配置の結果、ロックハンドル
17のロックピン17aがおしどり6のピン6aにより
三角形開口部15aの頂点Aに置かれた時点で、切替え
レバー15は、修正用歯車16及びその星車16aが日
付表示リング20とも曜日表示車19とも係合すること
のできないような位置に固定されることになる。ここで
わかるように、不活動位置での修正用切換えレバー15
のこのロッキングは、それぞれ巻上げ及び時合せ位置に
対応する巻上げ用軸1の2つの軸方向極限位置に対応す
る。
【0023】図2上に実線で例示され日付及び曜日の修
正位置に対応する位置においては、ロックハンドル17
のロックピン17aは三角形開口部15bの頂点Aと相
対する底辺に隣接して位置づけられ、かくして、このと
き切替えレバー15は、ロックピン17aとの関係にお
いて三角形開口部15bの2つの極限位置の間での移動
角度によって定められた限界内で、いずれかの方向で旋
回軸15aを中心として自由に旋回できるようになる。
【0024】実線で表わされたこれらの極限位置の1つ
は、修正歯車16の星車16aと日付リング20の係合
に対応する。これらの極限位置のうちのもう1方の位置
は、曜日表示車19と修正歯車16の噛み合いに対応す
る。1つの位置からもう1つの位置への移行は単に、巻
真1により歯車14に伝達された回転方向の結果として
もたらされる。
【0025】つづみ車3の溝3aと係合した状態にある
切替えレバー4は、このタイプのあらゆる切替えレバー
がそうであるように、巻真1の軸方向位置に応じて巻真
1上のつづみ車3の軸方向位置を制御するために、おし
どり6のピン6aと連動するカム4aの形を呈してい
る。このタイプの従来の切替えレバーとは異なり、カム
4aは、巻上げ位置と日付修正位置の間でおしどり6の
ピン6aが描く軌道上にあるその部分の中に、これら2
つの位置のいずれか一方から他方への移行の際のつづみ
車3の交互の軸方向移動を誘発する効果をもつ隆起部分
4'aを有している。つづみ車3のこの交互の移動の振
幅は、それが歯車21と係合することができるようにす
る行程よりも小さく、かくして、巻上げ位置から日付修
正位置までの移行の際に、巻真1は、それが起動するこ
とのできる異なる輪列から完全に連結解除される。
【0026】この配置のおかげで、巻上げ位置から日付
修正位置まで移行することによっても、この動作中きち
車2がこの巻真からの噛み合い解除されることから、角
穴車13からのリバーサ歯車12(図1)の離脱の際
に、巻真1がブロックされる可能性はない。同じ理由
で、日付修正位置から巻上げ位置までの移行の際に、日
付表示機構の時ならぬ移動が発生する危険性はない。
【0027】一方日付修正位置から巻真1がその外側極
限位置にある軸方向位置に対応する時合せ位置までの移
行はというと、それは、日の裏輪列の歯車21と係合せ
しめるべくつづみ車3の軸方向移動を誘発することか
ら、かくして他の2つの機能を制御するきち車2は、こ
の動作の初めから巻真1から噛み合い解除された状態に
ある。
【0028】ここでわかるように、修正を起動せしめる
のがきち車2でもあることから巻真の第3の機能に対応
する修正位置が巻上げ位置から派生しているため、ここ
で記述されているメカニズムは、2位置をもつ従来の時
合せメカニズムの基本的部分を保持するものである。第
1の歯車9、10、第2の歯車11、14、リバーサ歯
車12及び修正用歯車16は、巻上げ位置でも日付修正
位置でも駆動される。巻上げ位置では、修正用切換えレ
バー15は、ロックハンドル17のロックピン17aに
より無効位置にブロックされ、かくして修正用回転体は
空回りすることになる。日付修正位置では、噛み合い解
除されるのは切替えレバー8であり、このとき空回りす
るのは巻上げ用回転体9、11、12である。
【0029】上述の実施形態は、日付及び曜日の表示を
伴う腕時計に関する。図3により例示された変形形態
は、日付単独の表示を伴う腕時計に関する。図1により
例示されている該メカニズムの巻上げに関する部分なら
びに時合せに関する部分は変更のないままである。その
日付修正に関する部分では、ロックハンドル17は削除
され、BD15'は、おしどり6のピン6aと連動する
カム15'dの支持アーム15'cを有する。この修正用
切換えレバー15'のカム15'dは、バネ23によりピ
ン6aに対し押しつけられている。
【0030】この修正用切換えレバー15'と図2の実
施形態のものとの相違点は、切替えレバー15'が切替
えレバー15のように自由になることもロック状態にな
ることも決してなく、戻しバネ23によりおしどり6の
ピン6aに対し押しつけられるカム15'dが規定する
位置につねに追従する、という点にある。この図3を見
ればわかるように、修正用歯車16により支持されてい
る星車16aは、図3上に実線で例示されている位置す
なわち日付修正位置では日付リング20と係合してお
り、一方、巻真1の極限位置に対応するその他2つの位
置では日付リング20から噛み合い解除されている。
【0031】図4に例示された変形形態は、前述の形態
と比べ、その修正用歯車16がもはや修正用星車を支持
せず修正用切換えレバー15”により規定されたそれぞ
れの2つの位置において、中央の車19'が表示機構
(図示せず)を駆動している状態で離脱位置及び係合位
置という2つの位置を占めることのできる修正用切換え
レバー15”の形状によって相違している。この中央表
示機構は、中央の車19'により1時間ごとに飛び越して
移動せしめられる既知のタイプの同一標準時刻帯表示装
置を構成する。このタイプのメカニズムは既知のもので
あり、本発明の一部を成すものでないことから、本発明
を理解するのにそれについて記述する必要はない。
【0032】車19'は、車25の一回転毎に1ピッチ
だけ日付リング20を駆動することを目的とするフィン
ガー25aの支持車25と噛み合っており、かくして日
付リング20の修正は、中央車19'及び車25を介し
て行なわれることになる。
【0033】図5に例示されている変形形態は、カム4
aの隆起部分4'が、巻上げ位置から日付修正位置まで
か又はその逆に移行する際のつづみ車3ときち車2の間
の噛み合い解除周期をできるかぎり延ばすことを目的と
したわずかな平坦部4*aを有しているような1つの切
替えレバー4を表わしている。当然のことながら、平坦
部4*aを連結するためにカム4aに与えられる傾斜
は、巻真1の2つの移動方向で1つの位置からもう1つ
の位置まで過度の応力なく穏やかに移動できるようにす
るべく選択されなくてはならない。
【0034】
【発明の効果】以上の記述からわかったように、本発明
に従った少なくとも2つの表示装置の修正及び巻上げ用
メカニズムによると、巻真1の各々の位置は唯一の機能
に対応し、その他の機能は2つの切替えレバー8及び1
5の唯一回の起動により非使用状態にされ、つづみ車3
は、時分秒の唯一の表示しかもたない腕時計の場合と同
様に、時合せ位置においてのみきち車2から噛み合い解
除される。巻上げ用リバーサ歯車12及び修正用歯車1
6を除いて、メカニズムのその他の回転体はすべて、固
定した回転軸を有する。噛み合い解除及び連動の回数は
最小限におさえられる。
【0035】修正用切換えレバー15のおかげで、日付
修正は、巻上げ用軸のブロック又はメカニズムの損傷の
危険性なく、いつでも実施できる。
【0036】きち車2としての円錐歯車の利用により、
このきち車は、横歯付き車を必要とせずに、それぞれ巻
上げ用輪列及び修正用輪列の2つの歯車9及び10と直
接噛み合うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻上げ用メカニズムを示すムーブメント側の腕
時計の一部分を示す、この実施形態の平面図である。
【図2】日付及び曜日の表示装置の修正用メカニズムを
提示する文字盤側の腕時計の部分を示すこの実施形態の
平面図である。
【図3】図1及び2の実施形態の第1の変形形態を例示
する、図2と類似した平面図である。
【図4】第2の変形形態を例示する図2に類似した平面
図である。
【図5】図1〜4のメカニズムに適用可能なもう1つの
変形形態を例示し、修正を受けた該メカニズムの要素に
ついてのみ示した、図2に類似した平面図である。
【符号の説明】
1…巻真 2…きち車 3…つづみ車 3a…溝 4…切替えレバー 5…バネ 6…おしどり 6a…ピン 7…ハンドル 8…巻上げ用切替えレバー 8a…アーム 9、10…第1の歯車 11、14…第2の歯車 12…リバーサ歯車 13…巻上げ用角穴車 15…修正用切替えレバー 16…修正用歯車 16a…星車 17…ロック用ハンドル 17a…ロックピン 18…ばね 19…曜日表示車 20…日付表示リング 24…位置決めバネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの表示機構の修正及び巻
    上げ用メカニズムを備える腕時計であって、 巻真(1)と、一方ではこの巻真(1)と他方ではそれ
    ぞれ巻上げ位置、時刻から派生する一機能を表示する少
    なくとも1つの機構(19、20)の修正位置、及び時
    合せ位置、に対応する前記巻真(1)の3つの軸方向位
    置を規定する位置決めバネ(24)と係合するおしどり
    (6)とを有し、前記巻真(1)は、バネ(5)による
    応力を受け、それぞれ前記巻真(1)の極限位置内で、
    つづみ車(3)を、日の裏輪列(21、22)及びきち
    車(2)と選択的に係合せしめるために前記おしどり
    (6)と連結されている切替えレバー(4)と係合して
    いるきち車(2)及びつづみ車(3)を支持していて、 前記メカニズムが、 それぞれの2本の固定軸を中心として旋回せしめられ前
    記きち車(2)と噛み合っている前記巻真(1)の両側
    に配置され積み重ねられた2つの第1の歯車(9、1
    0)と、 それぞれの2つの固定軸(8b、15a)を中心として
    旋回せしめられ前記第1の歯車(9、10)とそれぞれ
    噛み合った2つの第2の歯車(11、14)と、 それぞれ、前記第2の歯車(11、14)の旋回軸(8
    b、15a)に対し同軸的に旋回せしめられ、前記それ
    ぞれの第2の歯車(11、14)と噛み合った状態で一
    方は巻上げ用リバーサ歯車(12)を又他方は修正用歯
    車(16)を支持する2つのそれぞれ巻上げ用(8)及
    び修正用(15)切替えレバーと、 前記巻上げ位置で前記巻上げ用リバーサ歯車(12)を
    巻上げ用角穴車(13)と、又前記修正位置で前記修正
    用歯車(16)を前記時刻から派生する一機能の表示機
    構(19、20)と選択的に噛み合せるべく前記制御用
    軸(1)の軸方向位置に応じて前記切替えレバー(8、
    15)に作用する、前記2つの切替えレバー(8、1
    5)の各々と前記おしどり(6)の間のリンク手段
    (7、17、15'c、15'd)と、を具備することを
    特徴とする腕時計。
  2. 【請求項2】 前記メカニズムには、巻真(1)が巻上
    げ位置から1つの時刻派生機能の少なくとも1つの表示
    機構(19、20)の修正位置まで又はその逆に移行し
    た時点できち車(2)及び日の裏輪列(21、22)か
    ら同時につづみ車(3)が噛み合い解除される中間位置
    において、前記切替えレバー(4)を前記つづみ車
    (3)と係合せしめるための手段(4'a)が含まれて
    いることを特徴とする請求項1に記載の腕時計。
  3. 【請求項3】 前記1つの時刻派生機能の表示機構(1
    9、20)の前記修正用歯車(16)を支持する前記切
    替えレバーのうちの1つ(15)と前記おしどり(6)
    の間のリンク手段が、前記巻真(1)の軸方向位置に応
    じた前記切替えレバー(15)のロック及びロック解除
    用手段(17)であることを特徴とする請求項1〜2の
    いずれか1項に記載の腕時計。
  4. 【請求項4】 前記ロック及びロック解除手段(17)
    は、前記ロック解除位置において前記修正用切換えレバ
    ー(15)が、その修正用歯車(16)が日付表示装置
    (20)と係合する位置から、曜日表示装置(19)と
    係合する位置まで、前記巻真(1)の回転方向に従って
    移動できるような形態となっていることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の腕時計。
  5. 【請求項5】 前記きち車(2)が円錐歯を有すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の腕時
    計。
  6. 【請求項6】 前記時刻から派生する一機能の表示装置
    が、同一標準時帯の表示装置(19')であることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の腕時計。
  7. 【請求項7】 運動リンク手段(25、25a)が、前
    記同一標準時帯表示装置(19')を日付表示装置(2
    0)に連結していることを特徴とする請求項6に記載の
    腕時計。
  8. 【請求項8】 前記おしどり(6)が、前記修正用切換
    えレバー(15)及び前記おしどり(6)及びつづみ車
    (3)と係合した前記切替えレバー(4)の間の前記リ
    ンク手段(15'c、15'd)を制御するための共通ピ
    ン(6a)を有し、前記つづみ車(3)がきち車(2)
    及び日の裏輪列(21、22)から同時に噛み合い解除
    される中間位置にこの切替えレバー(4)を導くための
    前記手段(4'a)が、前記切替えレバー(4)と一体
    化されたカム(4'a)によって構成されていることを
    特徴とする請求項2に記載の腕時計。
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