JP2002005929A - 排泄物測定装置 - Google Patents
排泄物測定装置Info
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- JP2002005929A JP2002005929A JP2000187150A JP2000187150A JP2002005929A JP 2002005929 A JP2002005929 A JP 2002005929A JP 2000187150 A JP2000187150 A JP 2000187150A JP 2000187150 A JP2000187150 A JP 2000187150A JP 2002005929 A JP2002005929 A JP 2002005929A
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- Japan
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- urine
- excrement
- toilet
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- measuring device
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- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の排泄物測定装置では、採尿器内部に駆
動手段を配置しているため、採尿器と測定機の間に電力
を供給する必要があり、使用者の尿を採取するという動
作を行う必要がある採尿器動作の信頼性が劣ったり、採
尿器と測定機の間の接続部分が大きくなる場合がある。 【解決手段】 排泄物に含まれる成分を分析する機能を
有する測定機5と、便器1に取り付けられる採尿器2と
を備えると共に、採尿器2は測定機5に設けられた駆動
源8と、採尿器2と駆動源8の間に介在する駆動力伝達
手段9とによって移動するので、採尿器2を単純な構造
とすることができる。使用者の排泄物で汚れたり、便器
清掃用の洗剤による影響を受けやすい採尿器を単純な構
成として動作信頼性を上げることができる。
動手段を配置しているため、採尿器と測定機の間に電力
を供給する必要があり、使用者の尿を採取するという動
作を行う必要がある採尿器動作の信頼性が劣ったり、採
尿器と測定機の間の接続部分が大きくなる場合がある。 【解決手段】 排泄物に含まれる成分を分析する機能を
有する測定機5と、便器1に取り付けられる採尿器2と
を備えると共に、採尿器2は測定機5に設けられた駆動
源8と、採尿器2と駆動源8の間に介在する駆動力伝達
手段9とによって移動するので、採尿器2を単純な構造
とすることができる。使用者の排泄物で汚れたり、便器
清掃用の洗剤による影響を受けやすい採尿器を単純な構
成として動作信頼性を上げることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、採尿器を測定機側
より駆動する排泄物測定装置に関する。
より駆動する排泄物測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、トイレ内で用便行為により得ら
れた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置と
して、特開平7−198716号に見られるものを詳述
すると、以下の通りである。排泄物測定装置は、便器と
便器には非固定の排泄物に含まれる成分を分析する機能
を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿器とを備
えると共に、採尿器は便器リムに係止され、両者は可擣
性のある部材によって結合されると共に、測定機によっ
て採尿器内部の駆動手段を制御して、採尿器を移動する
ように構成されている。
れた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置と
して、特開平7−198716号に見られるものを詳述
すると、以下の通りである。排泄物測定装置は、便器と
便器には非固定の排泄物に含まれる成分を分析する機能
を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿器とを備
えると共に、採尿器は便器リムに係止され、両者は可擣
性のある部材によって結合されると共に、測定機によっ
て採尿器内部の駆動手段を制御して、採尿器を移動する
ように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の排泄物測定装置
では、採尿器内部に駆動手段を配置しているため、採尿
器と測定機の間に電力を供給する必要があり、使用者の
尿を採取するという動作を行う必要がある採尿器動作の
信頼性が劣ったり、採尿器と測定機の間の接続部分が大
きくなる場合がある。本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、本発明の目的は、採尿器の動作信
頼性を向上させると共に、採尿器と測定機の間の接続部
分が必要以上に大きくならない排泄物測定装置を提供す
ることにある。
では、採尿器内部に駆動手段を配置しているため、採尿
器と測定機の間に電力を供給する必要があり、使用者の
尿を採取するという動作を行う必要がある採尿器動作の
信頼性が劣ったり、採尿器と測定機の間の接続部分が大
きくなる場合がある。本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、本発明の目的は、採尿器の動作信
頼性を向上させると共に、採尿器と測定機の間の接続部
分が必要以上に大きくならない排泄物測定装置を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
便器には非固定の、排泄物に含まれる成分を分析する機
能を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿器と、
測定機に内蔵された駆動源と、採尿器と駆動源の間に介
在する駆動力伝達手段とを備えると共に、前記駆動源に
よって採尿器を移動可能としたことを特徴とするので、
使用者の排泄物で汚れたり、便器清掃用の洗剤による負
荷を受けやすい採尿器を単純な構成として動作信頼性を
上げることができる。また、前記採尿器は、男性または
女性から排泄された尿を採集する採尿位置に移動するこ
とを特徴とするので、使用者は簡単な操作で採尿が可能
である。
に請求項1は、トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
便器には非固定の、排泄物に含まれる成分を分析する機
能を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿器と、
測定機に内蔵された駆動源と、採尿器と駆動源の間に介
在する駆動力伝達手段とを備えると共に、前記駆動源に
よって採尿器を移動可能としたことを特徴とするので、
使用者の排泄物で汚れたり、便器清掃用の洗剤による負
荷を受けやすい採尿器を単純な構成として動作信頼性を
上げることができる。また、前記採尿器は、男性または
女性から排泄された尿を採集する採尿位置に移動するこ
とを特徴とするので、使用者は簡単な操作で採尿が可能
である。
【0005】上記目的を達成するために請求項3は、ト
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器は少なくと
も採尿位置と採尿された尿を吸引する吸引位置とに移動
可能であって、吸引位置に採尿器がある場合、採尿され
た尿の吸引を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
るので、使用者は採尿動作と測定開始を一連の動作で容
易に操作可能である。
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器は少なくと
も採尿位置と採尿された尿を吸引する吸引位置とに移動
可能であって、吸引位置に採尿器がある場合、採尿され
た尿の吸引を制御する制御手段を設けたことを特徴とす
るので、使用者は採尿動作と測定開始を一連の動作で容
易に操作可能である。
【0006】上記目的を達成するために請求項4は、ト
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器は少なくと
も採尿位置と採尿された尿を吸引する吸引位置とに移動
可能であって、吸引位置に採尿器がある場合、使用者の
手動指示により採尿された尿の吸引を開始する指令手段
を設けたことを特徴とするので、使用者は採尿動作と測
定開始を一連の動作で容易に操作可能である。
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器は少なくと
も採尿位置と採尿された尿を吸引する吸引位置とに移動
可能であって、吸引位置に採尿器がある場合、使用者の
手動指示により採尿された尿の吸引を開始する指令手段
を設けたことを特徴とするので、使用者は採尿動作と測
定開始を一連の動作で容易に操作可能である。
【0007】上記目的を達成するために請求項5は、ト
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器は採尿可能
な範囲内で連続的に移動、および、停止可能に制御する
制御手段を設けたことを特徴とするので、使用者は簡単
な操作で採尿が可能であることに加え、採尿位置が使用
者の個人差によってばらつきやすいことにも容易に対応
可能である。
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器は採尿可能
な範囲内で連続的に移動、および、停止可能に制御する
制御手段を設けたことを特徴とするので、使用者は簡単
な操作で採尿が可能であることに加え、採尿位置が使用
者の個人差によってばらつきやすいことにも容易に対応
可能である。
【0008】上記目的を達成するために請求項6は、ト
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器を便器内で
移動させる駆動源を設け、該駆動源は、使用者の手動操
作により駆動を開始すると共に、使用者が手動操作を止
めたときには、便器の開口位置近傍に採尿器を移動させ
る機構を備えることを特徴とするので、採尿器が便器内
に停留することがなく、使用者の用便行為の邪魔になっ
たり、その用便行為によって採尿器が破損したりする恐
れがない。
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器を便器内で
移動させる駆動源を設け、該駆動源は、使用者の手動操
作により駆動を開始すると共に、使用者が手動操作を止
めたときには、便器の開口位置近傍に採尿器を移動させ
る機構を備えることを特徴とするので、採尿器が便器内
に停留することがなく、使用者の用便行為の邪魔になっ
たり、その用便行為によって採尿器が破損したりする恐
れがない。
【0009】上記目的を達成するために請求項7は、ト
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器を便器内で
移動させる駆動源を設け、該駆動源は使用者の手動操作
により駆動を開始すると共に、採尿器は便器の開口位置
近傍を原点位置とし、便器上面を採尿器移動の回転中心
として便器溜水面との間で、採尿位置と採尿された尿の
吸引、並びに、測定開始位置とにわたり回動することを
特徴とするので、採尿器が便器内に溜まった水に浸され
ることがなく、測定値に異常値が出たりする恐れがな
い。
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、採尿器を便器内で
移動させる駆動源を設け、該駆動源は使用者の手動操作
により駆動を開始すると共に、採尿器は便器の開口位置
近傍を原点位置とし、便器上面を採尿器移動の回転中心
として便器溜水面との間で、採尿位置と採尿された尿の
吸引、並びに、測定開始位置とにわたり回動することを
特徴とするので、採尿器が便器内に溜まった水に浸され
ることがなく、測定値に異常値が出たりする恐れがな
い。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
測定状態を示す斜視図である。排泄物測定装置は、便器
にて尿を採取する採尿器2と、便器1の側に置かれて便
器に対して非固定とされ、採取した尿の成分を測定する
測定機5とで構成されている。便器1に係止される採尿
器2は、便器リム1−aの上面に配置される取付部2−
a、採尿アーム2−b、および、採尿皿2−cによって
構成されている。採尿器は少なくとも1つ以上の回動部
3をヒンジとして、支持部材4を介して、使用者が排泄
した排泄物を吸引すると共に、その成分を分析する測定
機5に連結されている。支持部材4と測定機5の間に
は、測定器5に向かって左右に移動が可能なレール機構
6が形成されている。レール機構6によって採尿器2と
測定機5の相対位置を変更可能であるため、使用者は測
定機の位置を自分自身の左右どちらにも配置可能である
し、足の位置に測定機5が干渉しないようにトイレの奥
行き方向の配置を変更することも可能であり、排泄物測
定装置を設置することによる使用者のトイレ使い勝手が
悪くなることを極力低減することができる。支持部材4
はその途中に長さを変更できるための調節機構7が形成
されている。
測定状態を示す斜視図である。排泄物測定装置は、便器
にて尿を採取する採尿器2と、便器1の側に置かれて便
器に対して非固定とされ、採取した尿の成分を測定する
測定機5とで構成されている。便器1に係止される採尿
器2は、便器リム1−aの上面に配置される取付部2−
a、採尿アーム2−b、および、採尿皿2−cによって
構成されている。採尿器は少なくとも1つ以上の回動部
3をヒンジとして、支持部材4を介して、使用者が排泄
した排泄物を吸引すると共に、その成分を分析する測定
機5に連結されている。支持部材4と測定機5の間に
は、測定器5に向かって左右に移動が可能なレール機構
6が形成されている。レール機構6によって採尿器2と
測定機5の相対位置を変更可能であるため、使用者は測
定機の位置を自分自身の左右どちらにも配置可能である
し、足の位置に測定機5が干渉しないようにトイレの奥
行き方向の配置を変更することも可能であり、排泄物測
定装置を設置することによる使用者のトイレ使い勝手が
悪くなることを極力低減することができる。支持部材4
はその途中に長さを変更できるための調節機構7が形成
されている。
【0011】取付部2−aの厚さは、便器リム1−aと
その便器リムに当接する図示しない裏面に緩衝部材を設
けた便座の空隙間隔寸法以下の高さで構成されている。
取付部2−aは図示しない便座の緩衝用部材の間で干渉
しない位置に配置すれば、便座の座面位置が取付部2−
aの高さによって上がることがなく、使用者が便座に座
るときの座り勝手が変化することがない。採尿器2と測
定機5の間は必要最低限の長さであるから、排泄物を吸
引するポンプの容量に余裕を確保する必要がなく、吸引
する排泄物の量も最低限で良い。測定機5をコンパクト
にできるだけでなく、測定に要する時間の低減や測定精
度の向上が計れる。
その便器リムに当接する図示しない裏面に緩衝部材を設
けた便座の空隙間隔寸法以下の高さで構成されている。
取付部2−aは図示しない便座の緩衝用部材の間で干渉
しない位置に配置すれば、便座の座面位置が取付部2−
aの高さによって上がることがなく、使用者が便座に座
るときの座り勝手が変化することがない。採尿器2と測
定機5の間は必要最低限の長さであるから、排泄物を吸
引するポンプの容量に余裕を確保する必要がなく、吸引
する排泄物の量も最低限で良い。測定機5をコンパクト
にできるだけでなく、測定に要する時間の低減や測定精
度の向上が計れる。
【0012】操作つまみ8と採尿アーム2−bは、図2
に示すような自在軸機構9で連結されており、操作つま
み8の回動に応じて採尿アーム2−bも回動し、採尿皿
2−cを使用者の排泄物の排出される経路に移動させる
ことができる。なお、採尿器2の駆動源として、本例で
は測定機5に設けられた操作つまみ8を使用者が手動で
動かす例を示したが、採尿器2の駆動手段としては手動
に限定されず、測定機5の内部に設けられた電動機とし
ても、採尿器2を単純にして動作信頼性を向上させる効
果がある点で同等である。
に示すような自在軸機構9で連結されており、操作つま
み8の回動に応じて採尿アーム2−bも回動し、採尿皿
2−cを使用者の排泄物の排出される経路に移動させる
ことができる。なお、採尿器2の駆動源として、本例で
は測定機5に設けられた操作つまみ8を使用者が手動で
動かす例を示したが、採尿器2の駆動手段としては手動
に限定されず、測定機5の内部に設けられた電動機とし
ても、採尿器2を単純にして動作信頼性を向上させる効
果がある点で同等である。
【0013】採尿皿2−cは便器1の開口位置近傍に配
されている状態を本図では示しているが、これは使用者
が測定を行う前の原点位置であり、手動で採尿アーム2
−cを回動させる場合に操作つまみ8から手を離すと戻
る位置である。この位置で採尿皿2−cが停止している
と、採尿皿2−cが便器1内に停留することがなく、使
用者の用便行為の邪魔になったり、その用便行為によっ
て採尿器が破損したりする恐れがない。
されている状態を本図では示しているが、これは使用者
が測定を行う前の原点位置であり、手動で採尿アーム2
−cを回動させる場合に操作つまみ8から手を離すと戻
る位置である。この位置で採尿皿2−cが停止している
と、採尿皿2−cが便器1内に停留することがなく、使
用者の用便行為の邪魔になったり、その用便行為によっ
て採尿器が破損したりする恐れがない。
【0014】図2は本発明の実施例における採尿器駆動
機構を示す図である。測定機5に設けられた操作つまみ
8と採尿アーム2−bは、駆動力伝達手段としての自在
軸機構9で連結されている。自在軸機構9の実例として
は、密着巻きしたコイルスプリングやリンク機構などが
あげられる。自在軸機構9には採尿アーム2−bを便器
1の開口位置近傍に向ける負荷を発生させる反転力発生
機構10が設けられており、手動で採尿アーム2−bを
回動させる場合に操作つまみ8から手を離すと、採尿ア
ーム2−bは便器1の開口位置近傍に移動することにな
る。反転力発生機構のその他の例としては、スプリング
やゼンマイ機構などを使用することができる。
機構を示す図である。測定機5に設けられた操作つまみ
8と採尿アーム2−bは、駆動力伝達手段としての自在
軸機構9で連結されている。自在軸機構9の実例として
は、密着巻きしたコイルスプリングやリンク機構などが
あげられる。自在軸機構9には採尿アーム2−bを便器
1の開口位置近傍に向ける負荷を発生させる反転力発生
機構10が設けられており、手動で採尿アーム2−bを
回動させる場合に操作つまみ8から手を離すと、採尿ア
ーム2−bは便器1の開口位置近傍に移動することにな
る。反転力発生機構のその他の例としては、スプリング
やゼンマイ機構などを使用することができる。
【0015】図3は本発明の実施例における採尿状態を
示す断面図である。採尿皿2−cは便器リム1−aの上
方に設けられた軸2−dを回動中心として移動可能とさ
れ、男性採尿位置11、および、女性採尿位置12にて
採尿器2を固定して尿を採取可能とすると共に、測定位
置13で採尿開始に伴う吸引動作を測定機5が実施する
ことになる。この実施例は、使用者の操作つまみ8の手
動操作量に基づき、操作つまみ8に連動された採尿皿2
−cを移動させているので、個人差のある排尿位置に対
応させるべく、操作つまみ8の操作加減により採尿皿2
−cを移動させて採尿位置を適宜設定することができ、
さらに、操作つまみ8の回転調節操作で容易に対応でき
るし、採尿皿2−cを原点位置から採尿位置11,1
2、測定位置13への移動を、操作つまみ8の一連の回
転操作で実施可能である。
示す断面図である。採尿皿2−cは便器リム1−aの上
方に設けられた軸2−dを回動中心として移動可能とさ
れ、男性採尿位置11、および、女性採尿位置12にて
採尿器2を固定して尿を採取可能とすると共に、測定位
置13で採尿開始に伴う吸引動作を測定機5が実施する
ことになる。この実施例は、使用者の操作つまみ8の手
動操作量に基づき、操作つまみ8に連動された採尿皿2
−cを移動させているので、個人差のある排尿位置に対
応させるべく、操作つまみ8の操作加減により採尿皿2
−cを移動させて採尿位置を適宜設定することができ、
さらに、操作つまみ8の回転調節操作で容易に対応でき
るし、採尿皿2−cを原点位置から採尿位置11,1
2、測定位置13への移動を、操作つまみ8の一連の回
転操作で実施可能である。
【0016】図4は本発明の実施例における操作つまみ
部の平面図である。操作つまみ8の周囲には、男性採尿
指示位置14、女性採尿指示位置15、および、測定指
示位置16が表示されており、一連の回転動作で容易に
採尿と測定開始の指示が可能である。すなわち、最初は
停止位置にあった操作つまみ8を反時計回りに回して、
採尿のために採尿指示位置14(15)に移動させて採
尿を行う。さらに、操作つまみ8を回して測定指示位置
16に移動させて採尿皿2−cを測定位置13に移動さ
せると共に尿を測定機5に吸引するために制御手段から
図示せぬ吸引ポンプに駆動信号を送り、尿の吸引を指令
し、加えて測定機5内のセンサーにより尿成分の測定を
開始するのである。このようにして、尿の成分の採取か
ら測定までの作業が進められる。この例では、操作つま
み8の操作により、採尿の指示に加えて尿成分の測定開
始指示を行うことができるので、操作が簡単で使いやす
い装置となる。なお、図のように、採尿指示位置14,
15は所定の幅を持たせてあるが、これは個人により排
尿位置が異なるため、採尿皿2−cの位置をその差に合
うように移動させるためである。使用者は、操作つまみ
8を回す位置を適宜調節して、採尿皿2−cを適切な位
置に自由に移動させることができるものであり、採尿皿
2−cは採尿指示位置14,15の所定幅の範囲であれ
ばいずれであっても停止させることができる。
部の平面図である。操作つまみ8の周囲には、男性採尿
指示位置14、女性採尿指示位置15、および、測定指
示位置16が表示されており、一連の回転動作で容易に
採尿と測定開始の指示が可能である。すなわち、最初は
停止位置にあった操作つまみ8を反時計回りに回して、
採尿のために採尿指示位置14(15)に移動させて採
尿を行う。さらに、操作つまみ8を回して測定指示位置
16に移動させて採尿皿2−cを測定位置13に移動さ
せると共に尿を測定機5に吸引するために制御手段から
図示せぬ吸引ポンプに駆動信号を送り、尿の吸引を指令
し、加えて測定機5内のセンサーにより尿成分の測定を
開始するのである。このようにして、尿の成分の採取か
ら測定までの作業が進められる。この例では、操作つま
み8の操作により、採尿の指示に加えて尿成分の測定開
始指示を行うことができるので、操作が簡単で使いやす
い装置となる。なお、図のように、採尿指示位置14,
15は所定の幅を持たせてあるが、これは個人により排
尿位置が異なるため、採尿皿2−cの位置をその差に合
うように移動させるためである。使用者は、操作つまみ
8を回す位置を適宜調節して、採尿皿2−cを適切な位
置に自由に移動させることができるものであり、採尿皿
2−cは採尿指示位置14,15の所定幅の範囲であれ
ばいずれであっても停止させることができる。
【0017】なお、本実施例では、採尿皿2−cを定め
られた位置に手動で移動させる方法を示したが、移動機
構を電動機とするとともに、各動作の位置への移動操作
をスイッチで指示しても良い。
られた位置に手動で移動させる方法を示したが、移動機
構を電動機とするとともに、各動作の位置への移動操作
をスイッチで指示しても良い。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、トイレ内で用便行為により得られ
た使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置にお
いて、便器には非固定の、排泄物に含まれる成分を分析
する機能を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿
器と、測定機に設けられた駆動源と、採尿器と駆動源の
間に介在する駆動力伝達手段とを備えると共に、前記駆
動源によって採尿器を移動可能としたので、使用者の排
泄物で汚れたり、便器清掃用の洗剤による負荷を受けや
すい採尿器を単純な構成として動作信頼性を上げること
ができる。
する。請求項1では、トイレ内で用便行為により得られ
た使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置にお
いて、便器には非固定の、排泄物に含まれる成分を分析
する機能を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿
器と、測定機に設けられた駆動源と、採尿器と駆動源の
間に介在する駆動力伝達手段とを備えると共に、前記駆
動源によって採尿器を移動可能としたので、使用者の排
泄物で汚れたり、便器清掃用の洗剤による負荷を受けや
すい採尿器を単純な構成として動作信頼性を上げること
ができる。
【0019】請求項2では、採尿器は、男性または女性
から排泄された尿を採集する採尿位置に移動可能とした
ので、使用者は簡単な操作で採尿が可能である。
から排泄された尿を採集する採尿位置に移動可能とした
ので、使用者は簡単な操作で採尿が可能である。
【0020】請求項3では、トイレ内で用便行為により
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器は少なくとも採尿位置と採尿された
尿を吸引する吸引位置とに移動可能であって、吸引位置
に採尿器がある場合、採尿された尿の吸引を制御する制
御手段を設けたので、使用者は採尿動作と測定開始を一
連の動作で容易に操作可能である。
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器は少なくとも採尿位置と採尿された
尿を吸引する吸引位置とに移動可能であって、吸引位置
に採尿器がある場合、採尿された尿の吸引を制御する制
御手段を設けたので、使用者は採尿動作と測定開始を一
連の動作で容易に操作可能である。
【0021】請求項4では、トイレ内で用便行為により
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器は少なくとも採尿位置と採尿された
尿を吸引する吸引位置とに移動可能であって、吸引位置
に採尿器がある場合、使用者の手動指示により採尿され
た尿の吸引を開始する指令手段を設けたので、使用者は
採尿動作と測定開始を一連の動作で容易に操作可能であ
る。
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器は少なくとも採尿位置と採尿された
尿を吸引する吸引位置とに移動可能であって、吸引位置
に採尿器がある場合、使用者の手動指示により採尿され
た尿の吸引を開始する指令手段を設けたので、使用者は
採尿動作と測定開始を一連の動作で容易に操作可能であ
る。
【0022】請求項5では、トイレ内で用便行為により
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器は採尿可能な範囲内で連続的に移
動、および、停止可能に制御する制御手段を設けたの
で、使用者は簡単な操作で採尿が可能であることに加
え、採尿位置が使用者の個人差によってばらつきやすい
ことにも容易に対応可能である。
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器は採尿可能な範囲内で連続的に移
動、および、停止可能に制御する制御手段を設けたの
で、使用者は簡単な操作で採尿が可能であることに加
え、採尿位置が使用者の個人差によってばらつきやすい
ことにも容易に対応可能である。
【0023】請求項6では、トイレ内で用便行為により
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器を便器内で移動させる駆動源を設
け、該駆動源は、使用者の手動操作により駆動を開始す
ると共に、使用者が手動操作を止めたときには、便器の
開口位置近傍に採尿器を移動させる機構を備えるので、
採尿器が便器内に停留することがなく、使用者の用便行
為の邪魔になったり、その用便行為によって採尿器が破
損したりする恐れがない。
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器を便器内で移動させる駆動源を設
け、該駆動源は、使用者の手動操作により駆動を開始す
ると共に、使用者が手動操作を止めたときには、便器の
開口位置近傍に採尿器を移動させる機構を備えるので、
採尿器が便器内に停留することがなく、使用者の用便行
為の邪魔になったり、その用便行為によって採尿器が破
損したりする恐れがない。
【0024】請求項7では、トイレ内で用便行為により
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器を便器内で移動させる駆動源を設
け、該駆動源は使用者の手動操作により駆動を開始する
と共に、採尿器は便器の開口位置近傍を原点位置とし、
便器上面を採尿器移動の回転中心として便器溜水面との
間で、採尿位置と採尿された尿の吸引および測定開始位
置とにわたり回動するので、採尿器が便器内に溜まった
水に浸されることがなく、測定値に異常値が出たりする
恐れがない。
得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装
置において、採尿器を便器内で移動させる駆動源を設
け、該駆動源は使用者の手動操作により駆動を開始する
と共に、採尿器は便器の開口位置近傍を原点位置とし、
便器上面を採尿器移動の回転中心として便器溜水面との
間で、採尿位置と採尿された尿の吸引および測定開始位
置とにわたり回動するので、採尿器が便器内に溜まった
水に浸されることがなく、測定値に異常値が出たりする
恐れがない。
【図1】 本発明の排泄物測定装置の一実施例における
測定状態を示す斜視図である。
測定状態を示す斜視図である。
【図2】 本発明の一実施例における採尿器駆動機構を
示す図である。
示す図である。
【図3】 本発明の一実施例における採尿状態を示す断
面図である。
面図である。
【図4】 本発明の一実施例における操作つまみ部の平
面図である。
面図である。
1 便器 1−a 便器リム 2 採尿器 2−a 取付部 2−b 採尿アーム 2−c 採尿皿 2−d 回動中心 3 回動部 4 支持部材 5 測定機 6 レール機構 7 調節機構 8 操作つまみ(駆動源) 9 自在軸機構(駆動力伝達手段) 10 反転力発生機構 11 男性採尿位置 12 女性採尿位置 13 測定位置(吸引位置) 14 男性採尿指示位置 15 女性採尿指示位置 16 測定指示位置
Claims (7)
- 【請求項1】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
便器には非固定の、排泄物に含まれる成分を分析する機
能を有する測定機と、便器に取り付けられる採尿器と、
測定機に設けられた駆動源と、採尿器と駆動源の間に介
在する駆動力伝達手段とを備えると共に、前記駆動源に
よって採尿器を移動可能としたことを特徴とする排泄物
測定装置。 - 【請求項2】 前記採尿器は、男性または女性から排泄
された尿を採集する採尿位置に移動可能としたことを特
徴とする請求項1の排泄物測定装置。 - 【請求項3】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
採尿器は少なくとも採尿位置と採尿された尿を吸引する
吸引位置とに移動可能であって、吸引位置に採尿器があ
る場合、採尿された尿の吸引を制御する制御手段を設け
たことを特徴とする排泄物測定装置。 - 【請求項4】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
採尿器は少なくとも採尿位置と採尿された尿を吸引する
吸引位置とに移動可能であって、吸引位置に採尿器があ
る場合、使用者の手動指示により採尿された尿の吸引を
開始する指令手段を設けたことを特徴とする排泄物測定
装置。 - 【請求項5】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
採尿器は採尿可能な範囲内で連続的に移動、および、停
止可能に制御する制御手段を設けたことを特徴とする排
泄物測定装置。 - 【請求項6】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
採尿器を便器内で移動させる駆動源を設け、該駆動源
は、使用者の手動操作により駆動を開始すると共に、使
用者が手動操作を止めたときには、便器の開口位置近傍
に採尿器を移動させる機構を備えることを特徴とする排
泄物測定装置。 - 【請求項7】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
採尿器を便器内で移動させる駆動源を設け、該駆動源は
使用者の手動操作により駆動を開始すると共に、採尿器
は便器の開口位置近傍を原点位置とし、便器上面を採尿
器移動の回転中心として便器溜水面との間で、採尿位置
と採尿された尿の吸引および測定開始位置とにわたり回
動することを特徴とする排泄物測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187150A JP2002005929A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 排泄物測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187150A JP2002005929A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 排泄物測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002005929A true JP2002005929A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18687180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000187150A Pending JP2002005929A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | 排泄物測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002005929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108130943A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-06-08 | 深圳碳云智能科技有限公司 | 智能感应采样便器 |
CN108252379A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-07-06 | 深圳碳云智能科技有限公司 | 隐藏式智能采样便器 |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000187150A patent/JP2002005929A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108130943A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-06-08 | 深圳碳云智能科技有限公司 | 智能感应采样便器 |
CN108252379A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-07-06 | 深圳碳云智能科技有限公司 | 隐藏式智能采样便器 |
CN108130943B (zh) * | 2018-01-29 | 2023-12-15 | 深圳碳云智能数字生命健康管理有限公司 | 智能感应采样便器 |
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