JP2002005687A - 磁気センサ、磁気センサ装置およびトルクセンサ - Google Patents

磁気センサ、磁気センサ装置およびトルクセンサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転角度の変化が微小でも精度良く検出でき
るとともに、構成の簡素な非接触タイプの磁気センサ、
磁気センサ装置およびトルクセンサを提供する。 【解決手段】 円筒形状の回転体12の外周面には、被
検出体としての磁性体13が、回転体12の回転方向に
対して略直線的に傾斜しながら回転体12の外周面を一
周するように配置されている。磁性体13の両端部13
a,13bの位置は、回転体12の径方向において略一
致している。磁気抵抗素子33,34は、磁性体13の
回転方向に対して垂直な方向(言い換えると、回転体1
2の軸方向)に間隔を設けて並置されるとともに、磁性
体13に対向するように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気センサ、磁気
センサ装置およびトルクセンサ、特に、自動車の電動パ
ワーステアリング装置等に使用される磁気センサ、磁気
センサ装置およびトルクセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転角度変化を磁気センサ装置に
より非接触で検出する場合、図28および図29に示す
ように、非検出体にギア1を用い、磁気センサ2で擬似
正弦波(図30参照)を発生させ、そのパルス数をカウ
ントして位置を求めたり、擬似正弦波を逓倍回路処理し
てパルスの分解能を上げて位置精度を上げたりするのが
一般的であった。通常、磁気センサ2は、1信号当たり
二つの感磁部3a,3bを有している。感磁部3a,3
bは、ギア1の回転方向に並んで配置されており、その
ピッチ間隔はギア1の歯ピッチの1/2に設定されてい
る。
【0003】また、自動車の操舵輪を操作する力を補助
するパワーステアリング装置として、電動式の装置が開
発されている。これは、運転者の操舵トルクを検出し、
その検出トルクに応じて操舵機構に設けた電動機が操舵
補助力を発生する装置である。
【0004】この操舵トルクを検出するセンサとして
は、信頼性やコストの点から、非接触でかつ構成の簡素
なトルクセンサが望ましい。従来のトルクセンサは、磁
気歪みで検出するもの、インダクタンス変化で検出する
もの、摺動抵抗で検出するもの、あるいは、ポテンショ
メータで検出するもの等であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気センサ装置は、検出精度がパルスの分解能に制限さ
れ、微小な回転角度変化を精度良く検出するには限界が
あった。
【0006】また、従来のトルクセンサの場合、摺動抵
抗やポテンショメータで検出するトルクセンサは、摺動
子や抵抗体等の接触部分が摩耗するという不具合があ
る。さらに、トルクセンサは、通常、運転席に近い場所
に配置されるので、摺動子や抵抗体等の接触部分から発
生するノイズで運転者に不快感を与えるという問題もあ
る。また、トルクをスライダ部材の直線方向移動量に変
換する構造を採用した場合、機械的接触部分が存在する
ため接触部分の摩耗による耐久性の問題がある。さら
に、その他の従来のトルクセンサは、複雑な形状で寸法
精度を要求される機械加工部品が存在したり、機械加工
部品点数が多いため、トルクセンサが高価になるという
問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、回転角度の変化
が微小でも精度良く検出できるとともに、構成の簡素な
非接触タイプの磁気センサ、磁気センサ装置およびトル
クセンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係る磁気センサは、回転方向に対し
て略直線的に傾斜するように配置されている磁性体の回
転方向に対して垂直な方向に、複数の感磁部を間隔を設
けて配置して前記磁性体に臨ませ、かつ、前記磁性体の
回転方向に対して垂直な方向において、それぞれの前記
感磁部の少なくとも一部分の位置が前記磁性体の端部の
位置にオーバラップし、回転による前記磁性体の位置変
化を検出することを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る磁気センサ装置は、
(a)回転体の表面に、該回転体の回転方向に対して略
直線的に傾斜するように配置されている磁性体と、
(b)前記磁性体の回転方向に対して垂直な方向に複数
の感磁部を間隔を設けて配置して前記磁性体に臨ませ、
かつ、前記磁性体の回転方向に対して垂直な方向におい
て、それぞれの前記感磁部の少なくとも一部分の位置が
前記磁性体の端部の位置にオーバラップし、回転体の回
転による前記磁性体の位置変化を検出する磁気センサ
と、を備えたことを特徴とする。
【0010】より具体的には、感磁部と磁性体との間隔
は、0.3mm以上に設定することが好ましい。そし
て、感磁部は、例えば半導体磁気抵抗素子からなる。
【0011】磁気センサを、回転体に固定された磁性体
に臨ませて配置することにより、該磁気センサは回転体
に対して機械的に独立した状態で、回転体の回転による
磁性体の位置変化を非接触検出する。そして、磁気セン
サからの出力信号は擬似のこぎり波となり、直線領域の
広い波形が得られる。
【0012】また、感磁部の間隔を磁性体の両端部の間
隔以上に設定することにより、磁性体の回転移動によっ
て生じる感磁部の抵抗値変化がより円滑なものになる。
あるいは、磁性体の回転方向に対して垂直な方向におい
て、複数の感磁部の全体を前記磁性体に対向させること
により、感磁部の感度が大きくなる。あるいは、磁性体
の回転方向に対して垂直な方向において、複数の感磁部
の略全体を前記磁性体の両端部にそれぞれ対向させるこ
とにより、擬似のこぎり波の直線領域が広くなるととも
に、感磁部の感度も大きくなる。
【0013】さらに、磁性体を回転方向に複数個配列す
ることにより、回転体が一回転する毎に、磁気センサか
ら2周期以上の出力信号が出力される。
【0014】また、本発明に係るトルクセンサは、トー
ションバーを介して同軸的に連結され、かつ、回転トル
クが加わった際にトーションバーの捻れにより相対的に
回転変位可能な複数の軸における前記回転トルクを検出
するトルクセンサであって、前記複数の軸のそれぞれに
前述の特徴を有する磁気センサや磁気センサ装置を設け
たことを特徴とする。
【0015】以上の構成により、複数の軸の間に捻れが
生じないときは、それぞれの磁気センサから出力される
出力信号間の電圧値差は不変である。しかし、複数の軸
の間に捻れが生じると、それぞれの回転体に設けた磁性
体の相対位置が変化するため、出力信号間の電圧値差が
トルク量に応じて変化する。この出力信号間の電圧値差
の変化から前記軸間の相対角度差を検出し、トーション
バーのヤング率からトルク量を算出する。
【0016】さらに、本発明に係るトルクセンサは、複
数の軸のそれぞれに二つ以上の磁気センサを設け、該磁
気センサからのそれぞれの出力信号が互いに略180度
あるいは略120度などの位相差を有するようにしたこ
とを特徴とする。これにより、一方の出力信号が電圧値
差を検出することが困難である場合には、他方の出力信
号を用いて電圧値差を検出することができる。これによ
り、より正確なトルク検出が行われる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る磁気センサ、
磁気センサ装置およびトルクセンサの実施形態について
添付図面を参照して説明する。各実施形態において、同
一部品及び同一部分には同じ符号を付した。
【0018】[第1実施形態、図1〜図5]本発明に係
る磁気センサ装置の一つの実施形態を図1および図2に
示す。図1は磁気センサ装置11の正面図を示し、図2
は平面図を示す。磁気センサ装置11は、概略、回転体
12と磁気センサ20にて構成されている。
【0019】円筒形状の回転体12の外周面12aに
は、被検出体としての磁性体13が、回転体12の回転
方向に対して略直線的に傾斜しながら回転体12の外周
面を一周するように配置されている。磁性体13の両端
部13a,13bの位置は、回転体12の径方向におい
て略一致している。回転体12は、金属やプラスチック
などで形成されている。また、磁性体13は強磁性体が
望ましく、例えば鉄やニッケルなどが含有された金属や
フェライトなどで形成されている。また、回転体12と
磁性体13は一体で形成されていてもよい。
【0020】一方、磁気センサ20は、概略、磁気抵抗
素子21,22と、磁気抵抗素子21,22にバイアス
磁界を印加する磁石M1とを備えている。磁気抵抗素子
21,22は、磁性体13の回転方向に対して垂直な方
向(言い換えると、回転体12の軸方向)に間隔を設け
て並置されるとともに、磁性体13に対向するように配
置されている。より具体的には、磁性体13の回転方向
に対して垂直な方向において、磁気抵抗素子21,22
の位置が、磁性体13の両端部13a,13bの位置A
の間にある。
【0021】図3に示すように、磁気抵抗素子21,2
2は、基板23とこの基板23の上面23a(以下、検
知面23aとする)に設けられた磁気抵抗パターン27
及び端子電極24a,24bとからなる(ただし図3
は、磁気抵抗素子21を代表例として示している)。磁
気抵抗素子21,22は、例えばInSb,InAs,
GaAs,InSb−NiSb等のキャリア移動度の高
い化合物半導体を、バルク法や真空蒸着法やスパッタリ
ング法やMBE法やCVD法等で基板23上に薄膜状に
設けた後、この化合物半導体薄膜の表面にA1,Au,
Ni,Cr,Ti,Cu,Pt,Pd等のメタル膜を蒸
着法やスパッタリング法、あるいはリフトオフ法等の方
法で所定のピッチにて形成したものである。キャリア移
動度の高い化合物半導体を用いることで、磁気センサ2
0の出力感度を大きくすることができる。
【0022】磁気抵抗素子21,22の基板23として
は、ガラス、サファイア、アルミナ、フェライトや単結
晶のシリコン、GaAsなどの基板、あるいは、SO
I、SOSなどの複合基板が用いられる。これらの基板
23上に半導体薄膜を直接形成したり、別に成膜した半
導体薄膜や単結晶半導体基板を基板23上に接着剤で貼
り付けたもの等が用いられる。特に、サファイアやシリ
コンの基板23上に直接、化合物半導体をヘテロエピタ
キシャル成長により成膜した場合、耐高温性が要求され
る自動車のトルクセンサに適したものが得られる。
【0023】磁気抵抗素子21,22は、磁界が強くな
るにつれて抵抗値が大きくなる。磁気抵抗パターン27
は所定の磁気抵抗値を得るため蛇行形状とされ、磁気抵
抗パターン27のセグメントの幅Wと長さLの比W/L
を大きくして高感度なものにしている。このように、磁
気抵抗素子21,22として、半導体磁気抵抗素子を用
いると、磁性体13と磁気抵抗素子21,22とのギャ
ップGを、他の磁電変換素子と比較して広く設定するこ
とが可能となる。
【0024】磁気抵抗素子21,22は、図4に示すよ
うに、電気的に接続される。つまり、磁気抵抗素子21
と22を直列接続した後、電源用端子V(IN)とグラ
ンド用端子GNDとの間に接続する。そして、電源用端
子V(IN)に定電圧Vdを印加し、磁気抵抗素子21
と22の中間に接続された出力用端子V(OUT)の電
圧変動を出力信号S1として得る。
【0025】次に、以上の構成の磁気センサ装置11の
作用効果について説明する。図2に示すように、回転体
12を矢印K1で示す方向に一回転させると、回転体1
2に固定された磁性体13も略直線的に傾斜した状態で
回転体12を中心に一回転する。このとき、磁性体13
の外周表面13cの位置は磁気抵抗素子21,22に対
して矢印K2(図1参照)で示す方向に変位する。従っ
て、例えば図1に示すように、磁気抵抗素子21に外周
表面13cが対向しているとき、磁石M1によるバイア
ス磁場は磁気抵抗素子21へ集中するので、磁気抵抗素
子21の抵抗値は高い。逆に、磁気抵抗素子22は、磁
石M1によるバイアス磁場が緩和されるので、抵抗値は
低くなり、出力信号S1の電圧値も低くなる。
【0026】磁性体13が回転すると、外周表面13c
は磁気抵抗素子21から離反し、磁気抵抗素子22に接
近する。磁性体13が180度回転すると、外周表面1
3cは磁気抵抗素子22に対向する。このとき、磁石M
1によるバイアス磁場は磁気抵抗素子22へ集中するの
で、磁気抵抗素子22の抵抗値は高い。逆に、磁気抵抗
素子21は、磁石M1によるバイアス磁場が緩和される
ので、抵抗値は低くなり、出力信号S1の電圧値も高く
なる。
【0027】この間、磁性体13の連続して略直線的に
傾斜している部分が、磁気抵抗素子21,22に対向し
ているので、磁気抵抗素子21,22の抵抗値は緩やか
に略直線的に変化する。従って、出力信号S1の電圧値
も緩やかに略直線的に変化する。
【0028】ところが、磁性体13の回転が270度に
近づくと、磁性体13の端部13a,13b(すなわ
ち、磁性体13の不連続部分)が磁気抵抗素子21,2
2に接近する。磁性体13が270度回転すると、磁気
抵抗素子21,22に対する外周表面13cは、端部1
3bから端部13aに不連続的に移動する。従って、磁
気抵抗素子21の抵抗値は急激に上昇するとともに、磁
気抵抗素子22の抵抗値は急激に下降し、出力信号S1
の電圧値も急激に低くなる。
【0029】磁性体13がさらに回転すると、外周表面
13cは磁気抵抗素子21に接近する。磁性体13が3
60度回転して元の位置に戻ると、外周表面13cは再
び磁気抵抗素子21に対向する。従って、磁気抵抗素子
21の抵抗値は元の高い値となり、磁気抵抗素子22の
抵抗値は元の低い値となる。
【0030】こうして、出力用端子V(OUT)には、
回転体12が1回転する毎に、つまり、磁性体13が1
回転する毎に、それぞれ図5に示すような1周期の擬似
のこぎり波の出力信号S1が出力される。出力信号S1
の波形は、立ち上がり領域が立ち下がり領域より多く、
しかも、立ち上がり領域は略リニアに変化している。基
準直線Lに対するリニアリティ偏差W1は約3%であっ
た。この結果、略リニアな立ち上がり領域の出力信号S
1の電圧を測定することにより、微小な回転角度変化を
精度良く検出可能な非接触タイプの磁気センサ装置11
を得ることができる。
【0031】なお、回転体12を矢印K1で示す方向と
は逆の方向に一回転させると、出力信号S1の波形は立
ち上がり領域が立ち下がり領域より少ない擬似のこぎり
波となる。
【0032】[第2実施形態、図6および図7]図6に
示すように、第2実施形態の磁気センサ装置31は、前
記第1実施形態の磁気センサ装置11の磁気センサ20
の代わりに、磁気センサ32を使用したものである。磁
気センサ32の磁気抵抗素子33,34は、回転体12
の軸方向に平行な方向に間隔を設けて並置されるととも
に、磁性体13に臨むように配置されている。より具体
的には、回転体12の軸方向に対して平行な方向におい
て、磁気抵抗素子33,34の一部分の位置が、磁性体
13の両端部13a,13bの位置Aにそれぞれオーバ
ラップしている。
【0033】以上の構成からなる磁気センサ装置31
は、磁気抵抗素子33と34の間隔が前記第1実施形態
の磁気抵抗素子21と22の間隔より離れている。この
ため、回転体12の回転により、磁性体13が連続して
いる部分の外周表面13cが一方の磁気抵抗素子から他
方の磁気抵抗素子に接近する場合、磁石M1によるバイ
アス磁場の磁気抵抗素子への集中が、磁気抵抗素子33
と34の間で円滑に移動する。
【0034】従って、磁気抵抗素子33,34の抵抗値
が円滑に変化し、図7に実線で示すような擬似のこぎり
波の出力信号S1が得られる。出力信号S1の立ち上が
り領域はリニアに変化しており、前記第1実施形態の出
力信号(図7において、点線にて表示)と比較して、リ
ニアリティ偏差は1%以下と少なくなっている。また、
リニアリティ偏差が1%以下の直線領域の範囲は回転角
度で約210度であった。この結果、リニアな立ち上が
り領域の出力信号S1の電圧を測定して、回転角度変化
をより精度良く検出することができる。
【0035】[第3実施形態、図8および図9]図8に
示すように、第3実施形態の磁気センサ装置41は、前
記第2実施形態の磁気センサ装置31の磁気センサ32
の代わりに、磁気センサ42を使用したものである。磁
気センサ42の磁気抵抗素子43,44は、回転体12
の軸方向に平行な方向に間隔を設けて並置されるととも
に、磁性体13に臨むように配置されている。より具体
的には、回転体12の軸方向に対して平行な方向におい
て、磁気抵抗素子43,44の一部分の位置が、磁性体
13の両端部13a,13bの位置Aにそれぞれオーバ
ラップし、かつ、磁気抵抗素子43と44の間隔は磁性
体13の端部13aと13bの間隔B以上になってい
る。そして、磁気抵抗素子43の上部と磁気抵抗素子4
4の下部は、磁性体13の外側に位置して磁性体13に
は対向しない構造になっている。
【0036】以上の構成からなる磁気センサ装置41
は、磁気抵抗素子43と44の間隔が磁性体13の端部
13aと13bの間隔B以上になっている。このため、
前記第2実施形態の場合と比較して、磁石M1によるバ
イアス磁場の磁気抵抗素子への集中が、磁気抵抗素子4
3と44の間でより円滑に移動する。従って、磁気抵抗
素子43,44の抵抗値が円滑に変化し、図9に実線で
示すような擬似のこぎり波の出力信号S1が得られる。
出力信号S1の立ち上がり領域はリニアに変化してお
り、前記第2実施形態の出力信号(図9において点線に
て表示)と比較して、リニアリティ偏差が1%以下の直
線領域の範囲は回転角度で約230度に拡大していた。
この結果、回転角度変化を精度良く検出することができ
るとともに、検出可能な回転角度領域を拡大することが
できる。
【0037】[第4実施形態、図10および図11]図
10に示すように、第4実施形態の磁気センサ装置51
は、前記第2実施形態の磁気センサ装置31の磁気セン
サ32の代わりに、磁気センサ52を使用したものであ
る。磁気センサ52の磁気抵抗素子53,54は、回転
体12の軸方向に平行な方向に間隔を設けて並置される
とともに、磁性体13に対向するように配置されてい
る。より具体的には、回転体12の軸方向に対して平行
な方向において、磁気抵抗素子53,54の一部分の位
置が、磁性体13の両端部13a,13bの位置Aにそ
れぞれオーバラップしている。しかも、磁気抵抗素子5
3,54の残りの部分、すなわち、磁気抵抗素子53の
下部と磁気抵抗素子54の上部も、磁性体13の端部1
3aと13bの間隔B内に位置して、磁気抵抗素子5
3,54の全体が磁性体13に対向する構造になってい
る。
【0038】以上の構成からなる磁気センサ装置51
は、磁気抵抗素子53,54の全体が磁性体13に対向
しているため、前記第2実施形態の場合と比較して、磁
気抵抗素子53,54の抵抗値変化が大きくなり、感度
は大きくなる。従って、図11に実線で示すように、ピ
ーク−ピーク値V(p−p)の大きい(より具体的に
は、前記第2実施形態の出力信号のV(p−p)の1.
2〜1.5倍程度である)擬似のこぎり波の出力信号S
1が得られる。比較のために、図11には前記第2実施
形態の出力信号も併せて記載している(点線参照)。な
お、リニアリティ偏差が1%以下の直線領域の範囲は、
回転角度で約210度である。こうして、直線領域の回
転角度変化に対して大きな感度を有する磁気センサ装置
51が得られる。また、微小な回転角度変化に対して出
力変化が大きくなるため、安定した出力信号S1が得ら
れるとともに、信号処理も容易になる。
【0039】[第5実施形態、図12〜図14]図12
に示すように、第5実施形態の磁気センサ装置61は、
前記第2実施形態の磁気センサ装置31の磁気センサ3
2の代わりに、磁気センサ62を使用したものである。
磁気センサ62の磁気抵抗素子63,64は、回転体1
2の軸方向に平行な方向に間隔を設けて並置されるとと
もに、磁性体13に対向するように配置されている。よ
り具体的には、回転体12の軸方向に対して平行な方向
において、磁気抵抗素子63,64の位置が、磁性体1
3の両端部13a,13bの位置Aの範囲内に含まれる
構造になっている。
【0040】以上の構成からなる磁気センサ装置61に
おいて、磁性体13の端部13a,13bが磁気抵抗素
子63,64に接近したときには、磁気抵抗素子63,
64の全体が端部13a,13bに対向するので、磁気
抵抗素子63,64の抵抗値変化が大きくなり、感度は
大きくなる。さらに、磁気抵抗素子63と64の間隔が
磁性体13の端部13aと13bの間隔B以上になって
いるため、磁石M1によるバイアス磁場の磁気抵抗素子
へ集中が、磁気抵抗素子63と64の間でより円滑に移
動する。
【0041】従って、磁気抵抗素子63,64の抵抗値
が円滑に変化し、図13に実線で示すような擬似のこぎ
り波の出力信号S1が得られる。この出力信号S1は、
前記第2実施形態の出力信号と比較して、立ち上がり領
域におけるリニアリティ偏差が1%以下の直線領域の範
囲が回転角度で約20度増え、かつ、ピーク−ピーク値
V(p−p)が1.2〜1.5倍程度大きくなる。この
結果、検出可能な回転角度領域を拡大できるとともに、
回転角度変化に対して大きな感度を有する磁気センサ装
置61が得られる。
【0042】ここで、磁性体13の外周表面13cと磁
気抵抗素子63,64間のギャップGを種々設定し、出
力信号S1の波形を評価した。この結果、ギャップGが
0.3mm未満になると、波形のピーク部分で急俊な立
ち上がりが見られ、リニアリティ偏差が1%以下の直線
領域の範囲が減少する。図14の(A)は、ギャップG
が0.1mmの場合の出力信号S1の波形を示した図で
ある。従って、擬似のこぎり波の直線領域を利用する磁
気センサ装置として使い難くなる。
【0043】一方、ギャップGが0.3mm以上になる
と、直線領域のリニアリティが良好になる。図14の
(B),(C)は、それぞれギャップGが0.3mmお
よび0.5mmの場合の出力信号S1の波形を示した図
である。このように、出力信号波形の直線領域を拡大
し、リニアリティを良好にするには、ギャップGを0.
3mm以上にすることが有効であるため、磁気抵抗素子
としてギャップGを大きく設定しても高感度を得られる
半導体磁気抵抗素子を使用することが有効である。
【0044】[第6実施形態、図15および図16]図
15は第6実施形態の磁気センサ装置71の正面図を示
し、図16はその平面図を示す。円筒形状の回転体72
の外周面72aには、複数の被検出体としての磁性体7
3が、回転体72の回転方向(図16に矢印K1にて表
示)に対して略直線的に傾斜しながら配置されている。
隣り合う磁性体73は互いに平行に配置される。磁性体
73の両端部73a,73bのそれぞれの位置は、回転
体72の径方向において、隣り合う磁性体73の端部7
3bおよび端部73aの位置に略一致している。
【0045】一方、磁気センサ80は、概略、磁気抵抗
素子81,82と磁石M1とを備えている。磁気抵抗素
子81,82は、回転体72の軸方向に平行な方向に間
隔を設けて並置されるとともに、磁性体73に対向する
ように配置されている。より具体的には、回転体72の
軸方向に対して平行な方向において、磁気抵抗素子8
1,82の位置が、磁性体73の両端部73a,73b
の位置Aの範囲内に含まれる構造になっている。ただ
し、磁気抵抗素子81,82と磁性体73の位置関係は
任意であり、前記第1〜第5実施形態に示した位置関係
であってもよい。
【0046】以上の構成からなる磁気センサ装置71
は、回転体72の外周面72aに複数の磁性体73を配
設しているので、回転体72が1回転する毎に、磁性体
73の個数分だけの擬似のこぎり波を出力する。つま
り、本第6実施形態の場合、回転体72が1回転する
と、12周期分の擬似のこぎり波の出力信号S1が出力
される。このように、回転体72の外周面に磁性体を複
数個設けることによって、磁性体を1個設けた場合と比
較して、単位角度変化に対する出力信号S1の電圧変化
量を大きくすることができる。この結果、回転角度の変
化を精度良くかつ安定して検出することができる磁気セ
ンサ装置71を得ることができる。
【0047】[第7実施形態、図17〜図20]本発明
に係るトルクセンサの一つの実施形態を図17および図
18に示す。該トルクセンサ101は、図示しない操舵
輪を取り付けている操舵側軸102と、同じく図示しな
い操舵機構を取り付けている操舵機構側軸103とが、
トーションバー104を介して同軸的にかつ相対的に回
転変位可能に連結されている。操舵側軸102と操舵機
構側軸103との間にトルクが生じたときは、弾性変形
し易いトーションバー104が捻れる構造になってい
る。
【0048】操舵側軸102および操舵機構側軸103
には、それぞれ前記第6実施形態で説明した磁気センサ
装置71と略同様の構造を有する磁気センサ装置71A
および71Bが取り付けられている。操舵側軸102の
先端部には磁気センサ装置71Aの円筒形状の回転体7
2が挿通され、固定されている。同様に、操舵機構側軸
103の先端部には磁気センサ装置71Bの円筒形状の
回転体72が挿通され、固定されている。このとき、磁
気センサユニット120からの出力信号S1,S2を同
期させるために、操舵側軸102の磁性体73の位置と
操舵機構側軸103の磁性体73の位置が、軸102,
103の軸方向に揃うように、各回転体72は配置され
る。
【0049】一方、磁気センサ装置71Aおよび71B
共通の磁気センサユニット120は、二つの磁気センサ
を内蔵したものであり、概略、磁気抵抗素子121〜1
24と、磁石M1,M2とを備えている。磁気抵抗素子
121〜124は、軸102,103の軸方向に間隔を
設けて並置されるとともに、磁気抵抗素子121,12
2は磁気センサ装置71Aの磁性体73に対向するよう
に配置され、かつ、磁気抵抗素子123,124は磁気
センサ装置71Bの磁性体73に対向するように配置さ
れている。なお、磁気センサは、装置71A,71B毎
に独立して配置してもよい。
【0050】磁気抵抗素子121〜124は、図19に
示すように、電気的に接続される。つまり、磁気抵抗素
子121と122を直列接続し、磁気抵抗素子123と
124を直列接続した後、両者を電源用端子V(IN)
とグランド用端子GNDとの間に並列接続する。そし
て、電源用端子V(IN)に定電圧Vdを印加し、磁気
抵抗素子121と122の中間に接続された出力用端子
V1(OUT)の電圧変動を出力信号S1として得ると
ともに、磁気抵抗素子123と124の中間に接続され
た出力用端子V2(OUT)の電圧変動を出力信号S2
として得る。
【0051】次に、以上の構成のトルクセンサ101の
作用効果について説明する。図17に示すように、トル
クセンサ101において、操舵側軸102を矢印K5で
示す方向に一回転させると、操舵側軸102に固定され
た回転体72も操舵側軸102を中心に一回転する。こ
のとき、回転体72の外周面72aに設けられている各
磁性体73の外周表面73cの位置は磁気抵抗素子12
1,122に対して矢印K7で示す方向に変位する。
【0052】操舵側軸102を一回転させると、トーシ
ョンバー104を介して操舵機構側軸103も矢印K6
で示す方向に回転する。同時に、操舵機構側軸103に
固定された回転体72も操舵機構側軸103を中心に回
転する。このとき、回転体72の外周面に設けられてい
る各磁性体73の外周表面73cの位置は磁気抵抗素子
123,124に対して矢印K8で示す方向に変位す
る。操舵側軸102と操舵機構側軸103との間にトル
クが生じないときは、操舵側軸102の磁性体73と操
舵機構側軸103の磁性体73との相対位置は不変であ
る。
【0053】従って、例えば、磁気抵抗素子121に操
舵側軸102の磁性体73の外周表面73cが対向して
いるときは、磁石M1によるバイアス磁場は磁気抵抗素
子121へ集中するので、磁気抵抗素子121の抵抗値
は高い。逆に、磁気抵抗素子122は、磁石M1による
バイアス磁場が緩和されるので、抵抗値は低い。従っ
て、出力信号S1の電圧値も低くなる。一方、操舵機構
側軸103の磁性体73の外周表面73cは磁気抵抗素
子123に対向しており、磁石M2によるバイアス磁場
は磁気抵抗素子123へ集中するので、磁気抵抗素子1
23の抵抗値は高い。逆に、磁気抵抗素子124の抵抗
値は低い。従って、出力信号S2の電圧値も低くなる。
【0054】軸102,103が回転すると、それぞれ
の磁性体73の外周表面73cは磁気抵抗素子121,
123から離反し、磁気抵抗素子122,124に接近
する。操舵側軸102の磁性体73の外周表面73cが
磁気抵抗素子122に対向すると、磁気抵抗素子122
の抵抗値は高くなり、逆に、磁気抵抗素子121の抵抗
値は低くなる。一方、操舵機構側軸103の磁性体73
の外周表面73cも磁気抵抗素子124に対向し、磁気
抵抗素子124の抵抗値は高くなり、逆に、磁気抵抗素
子123の抵抗値は低くなる。従って、出力信号S1,
S2の電圧値は高くなる。
【0055】軸102,103がさらに回転して、磁性
体73の端部73a,73b(すなわち、磁性体73の
不連続部分)が磁気抵抗素子121〜124に対向する
と、磁気抵抗素子121,122に対する外周表面73
c、並びに、磁気抵抗素子123,124に対する外周
表面73cは、それぞれ端部73bから端部73aに不
連続的に移動する。従って、磁気抵抗素子121,12
3の抵抗値は急激に上昇するとともに、磁気抵抗素子1
22,124の抵抗値は急激に下降し、出力信号S1,
S2の電圧値も急激に低くなる。
【0056】軸102,103がさらに回転すると、そ
れぞれの磁性体73の外周表面73cは再び磁気抵抗素
子121,123に対向する。従って、磁気抵抗素子1
21,123の抵抗値は元の高い値となり、磁気抵抗素
子122,124の抵抗値は元の低い値となる。
【0057】こうして、出力用端子V1(OUT),V
2(OUT)には、回転体72が1回転する毎に、それ
ぞれ図20に示すような12周期分の擬似のこぎり波の
出力信号S1,S2が出力される。軸102,103の
それぞれの磁性体73は、軸102,103の軸方向に
その位置が相互に揃うような状態で軸102,103に
固定されているので、出力信号S1とS2は位相差が0
度となる。この出力信号S1とS2は、電動パワーステ
アリング装置の制御回路用信号として使用される。
【0058】ここに、操舵側軸102と操舵機構側軸1
03との間にトルクが発生し、トーションバー104に
捻れが発生したときは、操舵側軸102の磁性体73と
操舵機構側軸103の磁性体73との相対位置が変化す
る。従って、出力信号S2は点線S2’で表示した出力
信号波形となり、出力信号S1とS2の間に電圧値差が
生じる。そして、トーションバー104の捻れ量は、出
力信号S1とS2の電圧値差に略比例する。トルクセン
サ101は、この電圧値差の変化から軸102と103
の間の相対角度差を検出して、トーションバー104の
ヤング率からトルク量を算出するものである。このよう
に、軸102,103に対して機械的に独立した磁気抵
抗素子121〜124を配設し、軸102と軸103と
の間に発生したトルクを非接触で測定することで、耐久
性の高いトルクセンサ101にすることができる。
【0059】また、回転体72が1回転する毎に複数の
擬似のこぎり波を出力するので、波形数をカウントする
ことで操舵角度センサとしての機能も待つことができ
る。従って、従来、別途取り付けられていた操舵角専用
の検出センサが不要になり、電動パワーステアリング装
置のコストダウンになる。
【0060】[第8実施形態、図21〜図24]図21
および図22に示すように、第8実施形態のトルクセン
サ131は、前記第7実施形態のトルクセンサ101に
おいて、さらに、磁気センサを増設したものと略同様の
ものである。
【0061】磁気センサユニット120Aは二つの磁気
センサを内蔵したものであり、磁気抵抗素子121〜1
24と磁石M1,M2とを備えている。同様に、磁気セ
ンサユニット120Bも二つの磁気センサを内蔵したも
のであり、磁気抵抗素子125〜128(図23参照)
と磁石M1,M2とを備えている。磁気抵抗素子121
〜124および125〜128は、それぞれ軸102,
103の軸方向に間隔を設けて並置されるとともに、磁
気抵抗素子121,122,125,126は磁気セン
サ装置71Aの磁性体73に対向するように配置され、
かつ、磁気抵抗素子123,124,127,128は
磁気センサ装置71Bの磁性体73に対向するように配
置されている。これらの磁気抵抗素子121〜128
は、図23に示すように電気的に接続される。
【0062】さらに、磁気センサユニット120Aと磁
気センサユニット120Bは、一方の磁気センサユニッ
ト120Aの磁気抵抗素子121〜124が磁性体73
の中央部に対向したときに、他方の磁気センサ120B
の磁気抵抗素子125〜128が磁性体73の不連続部
分、すなわち、端部73a,73bに対向するように配
置される。
【0063】次に、以上の構成のトルクセンサ131の
作用効果について説明する。トルクセンサ131におい
て、操舵側軸102と操舵機構側軸103との間にトル
クが生じないときは、出力用端子V1(OUT)〜V4
(OUT)には、回転体72が1回転する毎に、それぞ
れ図24に示すような12周期分の擬似のこぎり波の出
力信号S1〜S4が出力される。出力信号S1,S2と
出力信号S3,S4とは、位相差が略180度である。
【0064】一方、操舵側軸102と操舵機構側軸10
3との間にトルクが発生し、トーションバー104に捻
れが発生したときは、操舵側軸102の磁性体73と操
舵機構側軸103の磁性体73との相対位置が変化す
る。従って、出力信号S2,S4は点線S2’,S4’
で表示した出力信号波形となり、出力信号S2,S4
は、それぞれ出力信号S1,S3との間に電圧値差が生
じる。トルクセンサ131は、この電圧値差の変化から
軸102と103の間の相対角度差を検出して、トーシ
ョンバー104のヤング率からトルク量を算出するもの
である。
【0065】ここに、出力信号S1,S2が擬似のこぎ
り波の直線領域から外れているときには、出力信号S1
とS2の電圧値差でトルク量を正確に検出することが困
難となる。これに対して、出力信号S3とS4は擬似の
こぎり波の直線領域に位置しており、高感度を得られる
位置にある。そこで、このような場合には、出力信号S
3とS4でトルク量を検出する。こうして、トルク量を
より正確に検出することができるトルクセンサ131を
得ることができる。
【0066】なお、磁気センサユニット120A,12
0Bの位置関係は、出力信号S1とS3の位相差及び出
力信号S2とS4の位相差がそれぞれ略180度になる
ようにするのが好ましいが、必ずしもこれに限るもので
はなく、出力信号S1〜S4が位相差を有するように配
置されていればその位置関係は問わない。
【0067】[第9実施形態、図25]図25に示すよ
うに、第9実施形態のトルクセンサ141は、前記第8
実施形態のトルクセンサ131において、磁気センサユ
ニット120A,120Bの代わりに、磁気センサユニ
ット142を使用したものである。
【0068】磁気センサユニット142は、四つの磁気
センサを内蔵したものであり、磁気抵抗素子121〜1
28と磁石M1〜M4を備えている。磁気抵抗素子12
1〜124および125〜128は、それぞれ軸10
2,103の軸方向に間隔を設けて並置されるととも
に、磁気抵抗素子121,122,125,126は磁
気センサ装置71Aの磁性体73に対向するように配置
され、かつ、磁気抵抗素子123,124,127,1
28磁気センサ装置71Bの磁性体73に対向するよう
に配置されている。これらの磁気抵抗素子121〜12
8は図23に示したのと同様に接続される。
【0069】さらに、本第9実施形態では、磁気センサ
ユニット142からの出力信号S1とS3の位相差及び
出力信号S2とS4の位相差が、図24に示すように、
それぞれ略180度になるように、磁気抵抗素子121
〜128が配置されている。つまり、磁気抵抗素子12
1〜124と磁気抵抗素子125〜128との間隔が、
軸102,103側から見て以下の(1)式を満足する
寸法Pになるようにする。
【0070】 P≒(Dπ/2)×(W/360)+(Dπ)×(W/360)×n…(1) ただし、D:磁性体73を設けた回転体72の直径(m
m) W:磁性体73のピッチ間隔(度) n=0,1,2,3,…
【0071】以上の構成のトルクセンサ141は、前記
第8実施形態のトルクセンサ131と同様の作用効果を
奏する。
【0072】なお、磁気センサからの出力信号の位相差
は180度に限るものではなく、任意である。例えば、
図26に示すように、12個の磁気抵抗素子153と6
個の磁石Mを備えた、六つの磁気センサを内蔵した磁気
センサユニット152を使うことにより、120度の位
相差の出力信号を出力することができる。このとき、磁
気抵抗素子153相互の間隔は、軸102,103側か
ら見て以下の(2)式を満足する寸法Pになるようにす
る。 P≒(Dπ/3)×(W/360)+(Dπ)×(W/360)×n…(2)
【0073】[他の実施形態]なお、本発明に係る磁気
センサ、磁気センサ装置およびトルクセンサは前記実施
形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々
に変更することができる。前記実施形態では、磁気セン
サの感磁部として磁気抵抗素子を使用したが、必ずしも
これに限るものではなく、ホール素子、強磁性体薄膜素
子、MR素子等を使用してもよい。
【0074】また、被検出体としての磁性体は、前記実
施形態のように円筒形状の回転体に凸状に形成する以外
に、図27に示すように、磁性体からなる回転体163
に被検出部分164を残して溝を掘り込んで形成しても
よい。また、被検出体としての磁性体は、必ずしも円筒
形状の回転体外周面に設ける必要はなく、円板のような
回転板の主面に磁性体を設けるものであってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、回転体に固定された磁性体に臨ませて配置して
いるので、磁気センサは回転体に対して機械的に独立し
た状態で、磁性体の位置変化を非接触検出することがで
きる。機構部も接触部分を有さないので、完全非接触で
の検出が可能である。また、機械加工部品も少なく、構
成も簡素であるため低コストの磁気センサ装置やトルク
センサを得ることができる。そして、磁気センサから
は、直線領域の広い擬似のこぎり波の出力信号を発生さ
せることができ、微小な回転角度変化を精度良く検出す
ることができる。
【0076】また、感磁部の間隔を磁性体両端部の間隔
以上に設定することにより、磁性体の回転移動によって
生じる感磁部の抵抗値変化をより円滑なものにすること
ができる。あるいは、磁性体の回転方向に対して垂直な
方向において、複数の感磁部の全体を前記磁性体に対向
させることにより、感磁部の感度を大きくすることがで
きる。あるいは、磁性体の回転方向に対して垂直な方向
において、複数の感磁部の略全体を前記磁性体両端部に
それぞれ対向させることにより、擬似のこぎり波の直線
領域を広くすることができ、感磁部の感度も大きくでき
る。
【0077】さらに、磁性体を回転方向に複数個配列す
ることにより、回転体が一回転する毎に、磁気センサか
ら2周期以上の出力信号を出力することができる。この
結果、微小角度変位に対する出力信号の感度を大きくす
ることができる。しかも、パルス数をカウントすること
で、操舵角度センサとして兼用できる。
【0078】また、磁気センサからのそれぞれの出力信
号が互いに位相差を有するように、例えば複数の軸のそ
れぞれに二つの磁気センサを略180度の位相差を持た
せて配置することにより、一方の出力信号が電圧値差を
検出することが困難である場合には、他方の出力信号を
用いて電圧値差を検出することができる。これにより、
より正確なトルク検出を行うことができる。
【0079】さらに、複数の軸のそれぞれに三つの磁気
センサを略120度の位相差を持たせて配置することに
より、一つの磁気センサが出力信号を検出することが困
難な位置にある場合、他の二つの磁気センサのどちらか
で確実に検出することができる。更に、三つの磁気セン
サのどれか一つが故障した場合、故障した磁気センサを
確実に特定することができ、故障発生時に必ずしも電源
を切る必要がなく、当面は動作している二つの磁気セン
サでトルクや操舵角を検出することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気センサ装置の一実施形態を示
す正面図。
【図2】図1に示した磁気センサ装置の平面図。
【図3】図1に示した磁気センサ装置に使用される磁気
抵抗素子の斜視図。
【図4】図1に示した磁気センサ装置の電気回路図。
【図5】図1に示した磁気センサ装置の出力信号波形を
示すグラフ。
【図6】本発明に係る磁気センサ装置の別の実施形態を
示す正面図。
【図7】図6に示した磁気センサ装置の出力信号波形を
示すグラフ。
【図8】本発明に係る磁気センサ装置のさらに別の実施
形態を示す正面図。
【図9】図8に示した磁気センサ装置の出力信号波形を
示すグラフ。
【図10】本発明に係る磁気センサ装置のさらに別の実
施形態を示す正面図。
【図11】図10に示した磁気センサ装置の出力信号波
形を示すグラフ。
【図12】本発明に係る磁気センサ装置のさらに別の実
施形態を示す正面図。
【図13】図12に示した磁気センサ装置の出力信号波
形を示すグラフ。
【図14】磁性体と磁気抵抗素子間のギャップを変えた
ときの出力信号波形を示すグラフ。
【図15】本発明に係る磁気センサ装置のさらに別の実
施形態を示す正面図。
【図16】図15に示した磁気センサ装置の平面図。
【図17】本発明に係るトルクセンサの一実施形態を示
す一部縦断面図。
【図18】図17に示したトルクセンサの横断面図。
【図19】図17に示したトルクセンサの電気回路図。
【図20】図17に示したトルクセンサの出力信号波形
を示すグラフ。
【図21】本発明に係るトルクセンサの別の実施形態を
示す一部縦断面図。
【図22】図21に示したトルクセンサの横断面図。
【図23】図21に示したトルクセンサの電気回路図。
【図24】図21に示したトルクセンサの出力信号波形
を示すグラフ。
【図25】本発明に係るトルクセンサのさらに別の実施
形態を示す一部縦断面図。
【図26】本発明に係るトルクセンサのさらに別の実施
形態に使用される磁気センサの正面図。
【図27】磁性体を設けた回転体の変形例を示す正面
図。
【図28】従来の磁気センサ装置を示す正面図。
【図29】図28に示した磁気センサ装置の平面図。
【図30】図28に示した磁気センサ装置の出力信号波
形を示すグラフ。
【符号の説明】
11,31,41,51,61,71,71A,71B
…磁気センサ装置 12,72,163…回転体 13,73…磁性体 13a,13b,73a,73b…端部 20,32,42,52,62,80…磁気センサ 120,120A,120B,142,152…磁気セ
ンサユニット 21,22,33,34,43,44,53,54,6
3,64,81,82,121〜128,153…磁気
抵抗素子(感磁部) 101,131,141…トルクセンサ 102…操舵側軸 103…操舵機構側軸 104…トーションバー 164…被検出部分 G…ギャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01L 5/22 G01L 5/22 G01R 33/09 G01R 33/06 R (72)発明者 柴 真人 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 徳本 欣智 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 2F051 AA01 AB05 BA03 2F063 AA36 CA09 CB05 DA05 DD03 EA03 GA52 GA67 GA69 KA01 KA02 2F077 AA12 AA25 CC02 JJ01 JJ09 JJ21 NN03 NN22 PP14 QQ05 VV01 2G017 AA02 AA10 AC09 AD55 BA02 CB15 CC04 3D033 CA28 CA29 CA31 CA32

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転方向に対して略直線的に傾斜するよ
    うに配置されている磁性体の回転方向に対して垂直な方
    向に複数の感磁部を間隔を設けて配置して前記磁性体に
    臨ませ、かつ、前記磁性体の回転方向に対して垂直な方
    向において、それぞれの前記感磁部の少なくとも一部分
    の位置が前記磁性体の端部の位置にオーバラップし、回
    転による前記磁性体の位置変化を検出することを特徴と
    する磁気センサ。
  2. 【請求項2】 前記感磁部の間隔が前記磁性体の両端部
    の間隔以上であることを特徴とする請求項1記載の磁気
    センサ。
  3. 【請求項3】 前記磁性体の回転方向に対して垂直な方
    向において、前記複数の感磁部の全体が前記磁性体に対
    向していることを特徴とする請求項1記載の磁気セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記磁性体の回転方向に対して垂直な方
    向において、前記複数の感磁部の略全体が前記磁性体両
    端部にそれぞれ対向していることを特徴とする請求項1
    記載の磁気センサ。
  5. 【請求項5】 前記感磁部と前記磁性体との間隔を0.
    3mm以上に設定したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4に記載の磁気センサ。
  6. 【請求項6】 前記磁性体が回転方向に複数個配列され
    ていることを特徴とする請求項1ないし請求項5記載の
    磁気センサ。
  7. 【請求項7】 前記感磁部が半導体磁気抵抗素子である
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項6記載の磁気セ
    ンサ。
  8. 【請求項8】 回転体の表面に、該回転体の回転方向に
    対して略直線的に傾斜するように配置されている磁性体
    と、 前記磁性体の回転方向に対して垂直な方向に複数の感磁
    部を間隔を設けて配置して前記磁性体に臨ませ、かつ、
    前記磁性体の回転方向に対して垂直な方向において、そ
    れぞれの前記感磁部の少なくとも一部分の位置が前記磁
    性体の端部の位置にオーバラップし、回転体の回転によ
    る前記磁性体の位置変化を検出する請求項1ないし請求
    項7のいずれか一つに記載の磁気センサと、 を備えたことを特徴とする磁気センサ装置。
  9. 【請求項9】 トーションバーを介して同軸的に連結さ
    れ、かつ、回転トルクが加わった際にトーションバーの
    捻れにより相対的に回転変位可能な複数の軸における前
    記回転トルクを検出するトルクセンサにおいて、 前記複数の軸のそれぞれに請求項1ないし請求項7記載
    の磁気センサを二つ以上設け、該磁気センサからのそれ
    ぞれの出力信号が互いに位相差を有していることを特徴
    とするトルクセンサ。
  10. 【請求項10】 トーションバーを介して同軸的に連結
    され、かつ、回転トルクが加わった際にトーションバー
    の捻れにより相対的に回転変位可能な複数の軸における
    前記回転トルクを検出するトルクセンサにおいて、 前記複数の軸のそれぞれに請求項8記載の磁気センサ装
    置を設け、前記複数の軸のそれぞれに設けた二つ以上の
    磁気センサからのそれぞれの出力信号が互いに位相差を
    有していることを特徴とするトルクセンサ。
  11. 【請求項11】 前記複数の軸のそれぞれに設けられて
    いる磁気センサが二つであり、該磁気センサからのそれ
    ぞれの出力信号が互いに略180度の位相差を有してい
    ることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のトル
    クセンサ。
  12. 【請求項12】 前記複数の軸のそれぞれに設けられて
    いる磁気センサが三つであり、該磁気センサからのそれ
    ぞれの出力信号が互いに略120度の位相差を有してい
    ることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のトル
    クセンサ。
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