JP2002005499A - 吹出口装置 - Google Patents

吹出口装置

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JP2002005499A
JP2002005499A JP2000189367A JP2000189367A JP2002005499A JP 2002005499 A JP2002005499 A JP 2002005499A JP 2000189367 A JP2000189367 A JP 2000189367A JP 2000189367 A JP2000189367 A JP 2000189367A JP 2002005499 A JP2002005499 A JP 2002005499A
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洋一 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気流吹出方向の調整が容易且つ効率よく行え
ると共に、方向調整可能な吹出気流に対する風量調整を
行っても吹出口への供給風量を一様に保って他の吹出口
への悪影響を防げる吹出口装置を提供する。 【解決手段】 吹出口本体2の側面位置に分岐筒3を配
設すると共に、分岐筒3内には気流分岐制御手段6を、
吹出口本体2内には気流案内手段4と風量調整手段5を
それぞれ配設し、気流案内手段4で気流吹出方向を調整
する一方、この吹出気流の風量を風量調整手段5で調整
し、風量調整手段5で絞られて吹出口本体2から吹出さ
ない分の空気調和用気体は分岐筒3から吹出されること
から、供給された空気調和用気体が全て空気調和対象空
間に吹出され、風量調整が吹出口本体2への気体供給量
に影響を与えず、吹出方向と風量を適切に調整して局所
的に効率よく空気調和が行えると共に、空気調和対象空
間全体の空気調和が常時バランスのとれたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和の対象と
なる空間に面する天井面又は壁面もしくは床面から突出
させて配設され、前記空気調和対象空間への空気調和用
気体の吹出方向を変化させ、前記気体を空気調和対象空
間内の所定箇所に適切に到達させられる吹出口装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】空気調和設備において、ダクトを通じて
送られる調和空気を室内空間に吹出す吹出口装置のう
ち、調和空気を天井又は壁から室内空間下方の任意箇所
に到達させられる吹出方向可変型のものとしては、従
来、フレキシブルダクトを流用したノズル型の吹出口装
置が用いられていた。このような従来の吹出口装置を図
8に示す。この図8は従来の吹出口装置の概略構成図で
ある。
【0003】前記図8において従来の吹出口装置100
は、所定長さの変形可能なフレキシブルダクトで形成さ
れ、天井(又は壁)50に一端部を取付けられ、天井5
0の内側のダクト51と接続されて調和空気を供給され
る吹出口本体101と、天井50の内側に配設される風
量調整用のダンパー102とを備える構成である。上記
した構成の従来の吹出口装置100においては、気流を
吹出口本体101の他端側開口からそのまま真っ直ぐ室
内に吹出しており、風向調整は、使用者が吹出口本体1
01他端部を直接手で掴んで動かし、吹出させたい方向
へ吹出口本体101他端を向けることで行っていた。ま
た、吹出す気流の風量調整を行う場合は、風量調整用の
ダンパー102を直接、又は遠隔で調整していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の吹出口装置は以
上のように構成されていたことから、フレキシブルダク
トである吹出口本体101は弾性を有し、他端部を手で
動かして向きを変えても元の位置寄りに若干戻ってしま
い、正確に所望の向きに合わせることが難しいという課
題を有していた。また、風向調整では吹出口本体101
をなすフレキシブルダクト全体を変形させるため、吹出
口本体101自体の強度、及び、力が加わる天井50の
強度を十分に確保する必要があり、コスト高になりやす
い上、吹出口本体101外周側への植毛や断熱材配設な
どの保温加工が行えず、冷房時には表面への結露が発生
しやすいという課題を有していた。
【0005】一方、風量調整については、天井50内の
ダンパー102で行うが、調整や保守等でダンパー10
2に対し直接作業を行うために、作業者が天井50内の
ダンパー102に近付くことを可能とする点検口がいず
れかの場所に必要となり、この点検口設置のための加工
にも手間とコストが別途かかってしまうという課題を有
していた。
【0006】さらに、ダクト51に複数の吹出口装置1
00を接続している場合に、各吹出口装置100毎にダ
ンパー102で風量調整を行うと、室内空間に対する各
吹出口装置100毎の風量バランスが崩れて、あらかじ
め設定された室内空間全体の熱負荷処理が困難になると
いう課題を有していた。本発明は前記課題を解消するた
めになされたもので、気流吹出方向を確実に変化させて
所定箇所へ向けての吹出が容易且つ効率よく行えると共
に、方向調整可能な吹出気流に対する風量調整を行って
も吹出口への供給風量を一様に保って他の吹出口への悪
影響を防げる吹出口装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吹出口装置
は、両端開放状態の略筒状体で形成され、当該略筒状体
の一端側を支持されて空気調和の対象空間内に突設さ
れ、前記一端側の開口部から空気調和用の気体を供給さ
れる吹出口本体と、当該吹出口本体の一端側から所定寸
法離れた周側面位置で吹出口本体から前記空気調和対象
空間へ所定長さ突出させ且つ内部を吹出口本体内に連通
させて一体に配設される略筒状体の分岐筒と、前記分岐
筒と前記吹出口本体他端側開口部との中間の吹出口本体
内部所定位置に配設され、吹出口本体内の開口面積を変
化させる風量調整手段と、前記分岐筒内に分岐筒内開口
領域を開閉可能として配設され、前記風量調整手段の全
開状態で分岐筒を閉止すると共に、前記風量調整手段が
吹出口本体内の開口面積を小さくすると開いて吹出口本
体から分岐筒内への気流の流入及び分岐筒から前記空気
調和対象空間への気流の吹出を許容する気流分岐制御手
段とを備えるものである。このように本発明において
は、空気調和対象空間に突出する吹出口本体の所定側面
位置に分岐筒を配設すると共に、分岐筒内部に気流分岐
制御手段を配設し、さらに吹出口本体内に風量調整手段
を配設し、吹出口本体の他端側開口部から空気調和用気
体を空気調和対象空間に吹出す一方、この吹出気流の風
量を風量調整手段で調整し、風量調整手段で絞られて吹
出口本体他端側から吹出さない分の空気調和用気体は開
いた気流分岐制御手段を越えて分岐筒先端から吹出され
ることにより、吹出口本体に供給された空気調和用気体
が全て空気調和対象空間に吹出されることとなり、吹出
口本体他端側から吹出す気流に対する風量調整が吹出口
本体への空気調和用気体の供給量に影響を与えず、吹出
方向と風量を適切に調整して吹出口本体突出方向へ局所
的に効率よく空気調和が行えると共に、空気調和対象空
間全体の風量を常時バランスのとれたものとすることが
できる。
【0008】また、本発明に係る吹出口装置は必要に応
じて、前記分岐筒が、前記吹出口本体内に所定長さ突出
すると共に、前記気流分岐制御手段が、前記分岐筒内を
閉塞可能な一又は複数の略板状体で形成され、分岐筒に
所定角度範囲傾動可能に配設され、前記風量調整手段に
よる吹出口本体内の開口面積減少で前記略板状体の吹出
口本体寄り側の圧力が所定の圧力以上になると開く逆止
めダンパーであるものである。このように本発明におい
ては、分岐筒を吹出口本体内に所定長さ突出させると共
に、気流分岐制御手段として分岐筒内に逆止めダンパー
を配設し、風量調整手段が全開状態の場合には分岐筒の
吹出口本体突出部分内側の圧力を十分低くして逆止めダ
ンパーを開放させないと共に、風量調整手段を絞った場
合には吹出口本体内の圧力増加に伴って逆止めダンパー
が開き、分岐筒からの気流吹出しを許容することによ
り、分岐筒内の開閉切替が吹出口本体内の圧力変化で制
御され、風量調整手段の動作との連動が不要な簡略な分
岐筒内開閉切替機構とすることができ、コストダウンが
図れる上、風量調整手段の全開状態では確実に全ての空
気調和用気体を吹出口本体他端から吹出せ、所望の箇所
への空気調和効率を向上させられる。
【0009】また、本発明に係る吹出口装置は必要に応
じて、一又は複数の略板状体又は略筒状体で形成され、
前記略板状体の所定接線方向又は前記略筒状体の筒軸方
向を前記吹出口本体の筒軸方向に対し所定角度範囲傾動
可能且つ吹出口本体の筒軸周りに回動可能として吹出口
本体の他端側開口部内に配設される気流案内手段を備え
るものである。このように本発明においては、吹出口本
体他端側に気流案内手段を配設し、吹出口本体に対する
気流案内手段の回動位置及び傾斜角度を変化させて、吹
出口本体他端から気流を所望の方向へ吹出せることによ
り、吹出口本体全体を動かさずに済むこととなり、天井
又は壁の強度を強化する必要がなくなる上、吹出口本体
外側に保温加工を施して結露防止が可能となる。
【0010】また、本発明に係る吹出口装置は必要に応
じて、前記吹出口本体他端内周側に、前記吹出口本体よ
り小さい略筒状体で形成される回動筒が吹出口本体の筒
軸周りに回動自在として保持されると共に、前記気流案
内手段として、前記回動筒より小さい略筒状体で形成さ
れ、回動筒内側に吹出口本体の筒軸方向と直交する軸周
りに所定角度傾動自在に軸支される中ノズルを備えるも
のである。このように本発明においては、吹出口本体他
端側に回動筒を配設すると共に、回動筒内側に気流案内
手段として中ノズルを配設し、吹出口本体に対する中ノ
ズルの回動位置及び傾斜角度を変化させて、吹出口本体
他端から気流を所望の方向へ吹出せることにより、簡略
な構成で吹出方向の調整が確実且つ容易に行え、気流吹
出方向を所望の箇所へ向くように即座に調整でき、様々
な状況に迅速に対応した空気調和が行える。
【0011】また、本発明に係る吹出口装置は必要に応
じて、前記風量調整手段が、前記吹出口本体内を閉塞可
能な一又は複数の略板状体で形成され、吹出口本体に所
定角度範囲傾動可能に配設され、吹出口本体外部から傾
動角度を調整されるダンパーであるものである。このよ
うに本発明においては、吹出口本体内に風量調整手段と
してダンパーが配設され、吹出口本体外側からダンパー
の傾動角度を調整して風量調整を行うことにより、風量
調整が空気調和対象空間で行え、点検口を別途設ける必
要がなく、吹出口設置に係る手間とコストを低減でき
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態に係
る吹出口装置について、図1ないし図6に基づいて説明
する。この図1は本実施の形態に係る吹出口装置の正面
図、図2は本実施の形態に係る吹出口装置の側面図、図
3は本実施の形態に係る吹出口装置の底面図、図4は本
実施の形態に係る吹出口装置のダンパー全開状態縦断面
図、図5は本実施の形態に係る吹出口装置のダンパー半
開状態縦断面図、図6は本実施の形態に係る吹出口装置
のダンパー全閉状態縦断面図である。
【0013】前記各図において本実施の形態に係る吹出
口装置1は、両端開放状態の略筒状体で形成され、この
略筒状体の一端側を天井(又は壁)50に固定されて空
気調和対象となる室内空間内に突設され、前記一端側か
ら調和空気を供給される吹出口本体2と、この吹出口本
体2の一端側から所定寸法離れた周側面位置で吹出口本
体2から室内空間へ所定長さ突出させ且つ内部を吹出口
本体2内に連通させて一体に配設される略筒状体の分岐
筒3と、略筒状体で形成され、前記略筒状体の筒軸方向
を吹出口本体2の筒軸方向に対し所定角度範囲傾動可能
且つ吹出口本体2の筒軸周りに回動可能として吹出口本
体2の他端側開口部内に配設される気流案内手段として
の中ノズル4と、前記分岐筒3と中ノズル4との中間の
前記吹出口本体2内部所定位置に配設され、吹出口本体
2内の開口面積を変化させる風量調整手段としてのダン
パー5と、前記分岐筒3内に分岐筒内開口領域を開閉可
能として配設され、前記ダンパー5の全開状態で分岐筒
3を閉止すると共に、ダンパー5が吹出口本体2内の開
口面積を小さくすると開いて吹出口本体2から分岐筒3
内への気流の流入及び分岐筒3から室内空間への気流の
吹出を許容する気流分岐制御手段としての逆止めダンパ
ー6とを備える構成である。
【0014】前記吹出口本体2は、所定の略円筒体の周
側面所定箇所に別の円筒体を略T字状に突出状態で一体
化されたT字管として形成され、外側に断熱材2aが配
設され、室内空間の天井50に一端部を固定して下方に
突設されてなり、一端部が天井50内側のダクト51に
接続されて調和空気を取込み、この調和空気を他端側の
開口部から室内空間へ吹出す構成である。また、T字管
の分岐部分の内側に内接する径の円筒体を吹出口本体2
内に一部突出させて一体に配設し、T字管の分岐部分と
合わせて分岐筒3としている。この分岐筒3内には、前
記逆止めダンパー6を傾動自在に支持するための蝶番部
3aが配設される。さらに、吹出口本体2の他端側内周
には、吹出口本体2の内側に内接する径の円筒体で形成
される回動筒2bが吹出口本体2の筒軸周りに回動自在
として保持される構成である。
【0015】前記中ノズル4は、前記回動筒2bより小
径の円筒体で形成され、回動筒2b内側に吹出口本体2
の筒軸方向と直交する軸周りに傾動自在に軸支される構
成であり、回動筒2b毎吹出口本体2に対し動かして回
動位置を調整可能であることと合わせて、中ノズル4の
開口の向きを吹出口本体2の他端より下方の任意方向に
調整自在とされる。この中ノズル4で、吹出口本体2内
を通った気流を中ノズル4の筒軸方向へ案内して室内空
間に吹出させる仕組みである。
【0016】前記ダンパー5は、前記吹出口本体2内を
閉塞可能な円形の板状体で形成され、吹出口本体2に所
定角度範囲傾動可能に配設され、吹出口本体2外部に設
けられる操作部5aを介して吹出口本体2外側から傾動
角度を調整される構成である。前記逆止めダンパー6
は、分岐筒3の内周面に沿う略円形状の板状体で形成さ
れ、所定箇所を前記分岐筒3の蝶番部3aに固着されて
分岐筒3の内側に所定角度範囲傾動自在に配設され、気
流の分岐筒3内の通過を制御する構成である。この逆止
めダンパー6は、分岐筒3先端側には開くが、吹出口本
体2寄り側には開かない仕組みとなっている。逆止めダ
ンパー6の周りの分岐筒3が吹出口本体2内に所定長さ
突出していることで、ダンパー5全開時における逆止め
ダンパー6より上流側の分岐筒3内の圧力を逆止めダン
パー6の下流側より低く抑えられると共に、吹出口本体
2からの気流が分岐筒11内に流れ込んで直接逆止めダ
ンパー6を押開けるのを防ぐことができ、ダンパー5全
開時には分岐筒3を閉塞して全風量を吹出口本体2下端
のみから吹出せる。逆止めダンパー6の開閉がダンパー
5の風量調整に伴う吹出口本体2内の圧力変化のみで制
御されるため、他の調整部分との連動がない簡略な機構
となり、コストダウンが図れる。
【0017】次に、前記構成に基づく吹出口装置におけ
る気流吹出方向及び風量調整動作について説明する。吹
出方向調整は、吹出口本体2下端の中ノズル4の吹出口
本体2に対する回動位置及び傾斜角度をそれぞれ調整し
て、中ノズル4の開口が気流を送りたい所望の箇所に向
くようにすればよく、中ノズル4に案内された気流が中
ノズル4の開口正面方向に吹出し、求める方向への気流
が得られる状態となる。
【0018】一方、風量調整は、吹出口本体2外側から
ダンパー5の傾斜角度を調整して行う。ダンパー5を吹
出口本体2の筒軸方向に平行とすると、吹出口本体2内
部を下方へ向う気流に抵抗を与えず、吹出口本体2下端
から吹出す風量が最大となる。この風量最大状態では、
ダンパー5上流側の圧力は高くならないために、分岐筒
3内の逆止めダンパー6は開かず、気流はスムーズに吹
出口本体2を下方のみに進んで、中ノズル4に案内され
て所定方向へ吹出す(図4参照)。
【0019】ダンパー5を吹出口本体2の筒軸方向に対
し傾け、吹出口本体2内の開口領域を絞ると、吹出口本
体2下端から吹出す風量が減少すると共に、ダンパー5
上流側の圧力が高くなり、逆止めダンパー6がその前後
の圧力差により開き、気流は吹出口本体2内を下方に進
むと共に分岐筒3内へも進み、分岐筒3先端開口からも
調和空気が室内空間に吹出すこととなる(図5参照)。
【0020】さらに、ダンパー5を吹出口本体2の筒軸
方向に対し直角として吹出口本体2内部を閉塞する状態
では、吹出口本体2下端からの吹出しが止る一方、供給
された調和空気が全て吹出口本体2から分岐筒3へ進
み、分岐筒3先端開口からのみ調和空気が室内空間へ吹
出す(図6参照)。いずれの状態も、ダンパー5で下方
への進行を妨げられた分の気流が分岐筒3から水平に吹
出すことで、特に冷気の場合、局所的な冷房の他に、室
内空間全体に効率よく冷気を行渡らせることができ、冷
房効果が高くなる。
【0021】このように、本実施の形態に係る吹出口装
置では、天井50から室内空間に突出する吹出口本体2
側面に分岐筒3を一体に配設すると共に、分岐筒3内部
には逆止めダンパー6を、吹出口本体2内には中ノズル
4とダンパー5をそれぞれ配設し、中ノズル4の向きで
調和空気の吹出方向を調整可能に、且つこの吹出気流の
風量をダンパー5で調整可能にし、ダンパー5が全開状
態の場合には逆止めダンパー6上流側の分岐筒3内の圧
力を十分低く保って逆止めダンパー6を開放させない一
方、ダンパー5を絞った場合には吹出口本体2内の圧力
増加で逆止めダンパー6を開放させ、分岐筒3からの気
流吹出を許容させることから、ダンパー5で吹出口本体
2他端側からの吹出を制限された分の調和空気を分岐筒
3から吹出せ、吹出口本体2に供給された調和空気を全
て室内空間に吹出せることとなり、吹出口本体2他端か
ら吹出す気流に対する風量調整が吹出口本体2への調和
空気供給量に影響を与えず、吹出方向と風量を適切に調
整して局所的に効率よく空気調和が行えると共に、常時
室内空間全体の風量を当初の設定に基づいたバランスの
とれたものとすることができる。また、吹出口本体2他
端の中ノズル4の向き調整のみで所望の方向へ吹出せ、
吹出方向調整で吹出口本体2全体を動かさずに済むこと
となり、天井50の強度を強化する必要がなくなる上、
吹出口本体2外側に断熱材2aを配設して保温でき、冷
房の場合でも吹出口本体2外面に結露を生じさせない。
さらに、吹出口本体2外側からダンパー5の傾動角度を
調整して風量調整を室内で行え、点検口を別途設ける必
要もない。
【0022】なお、前記実施の形態に係る吹出口装置に
おいては、吹出口本体2他端の気流案内手段として円筒
体の中ノズル4を配設する構成としているが、これに限
らず、気流案内手段として、一又は複数の略板状体で形
成され、この略板状体の所定接線方向を吹出口本体2の
筒軸方向に対し所定角度範囲傾動可能且つ吹出口本体2
の筒軸周りに回動可能として吹出口本体2の他端側開口
部内に配設される案内羽根を用いる構成とすることもで
きる。また、吹出口本体2及び分岐筒3をそれぞれ円筒
体とする構成としているが、方形、矩形など他の開口断
面形状の筒体とする構成としてもよい。
【0023】また、前記実施の形態に係る吹出口装置に
おいては、吹出口本体2と分岐筒3を一体の固定状態に
形成する構成としているが、これに限らず、吹出口本体
2の分岐筒3連結部分を別体として残りの部分に対し分
岐筒3ごと吹出口本体2筒軸周りに回動自在に配設し、
分岐筒3からの気流吹出し方向を水平各方向に調整可能
にする構成とすることもでき、吹出口本体2の他端側か
らの吹出と合わせて室内空間の様々な状況により適切に
対応した空気調和が行える。
【0024】また、前記実施の形態に係る吹出口装置に
おいては、天井50に吹出口本体2の一端側を取付けて
室内空間に配設する構成としているが、これに限らず、
吹出口本体2の一端側を床60に固定して上方へ突出す
る状態に配設する構成とすることもでき、一例として図
7に示すように、吹出口本体2の他端側開口部に上下動
可能な気流案内部7を配設し、この気流案内部7に間接
照明器具としてランプ7a及び傘7bを取付けると共
に、冷気が供給されると気流案内部7を上昇させて吹出
口本体2の他端側開口部を全開状態とし、且つ暖気が供
給されると気流案内部7を下げて他端側開口部を全閉状
態とする温度感知機能付のアクチュエータ(図示を省
略)を配設し、気流案内部7を前記風量調整手段として
も用いる構成とすることもでき、床側から冷気が供給さ
れる場合は冷気が吹出口本体2内を通って他端側開口部
から気流案内部7に沿って略水平に吹出し(図7(A)
参照)、冷気を室内空間に広範囲に拡散させられる一
方、暖気が供給される場合は、暖気が床60近くの二つ
の分岐筒3から吹出す(図7(B)参照)こととなり、
温かい空気を室内に効率よく供給できる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空気調和
対象空間に突出する吹出口本体の所定側面位置に分岐筒
を配設すると共に、分岐筒内部に気流分岐制御手段を配
設し、さらに吹出口本体内に風量調整手段を配設し、吹
出口本体の他端側開口部から空気調和用気体を空気調和
対象空間に吹出す一方、この吹出気流の風量を風量調整
手段で調整し、風量調整手段で絞られて吹出口本体他端
側から吹出さない分の空気調和用気体は開いた気流分岐
制御手段を越えて分岐筒先端から吹出されることによ
り、吹出口本体に供給された空気調和用気体が全て空気
調和対象空間に吹出されることとなり、吹出口本体他端
側から吹出す気流に対する風量調整が吹出口本体への空
気調和用気体の供給量に影響を与えず、吹出方向と風量
を適切に調整して吹出口本体突出方向へ局所的に効率よ
く空気調和が行えると共に、空気調和対象空間全体の風
量を常時バランスのとれたものとすることができるとい
う効果を奏する。
【0026】また、本発明によれば、分岐筒を吹出口本
体内に所定長さ突出させると共に、気流分岐制御手段と
して分岐筒内に逆止めダンパーを配設し、風量調整手段
が全開状態の場合には分岐筒の吹出口本体突出部分内側
の圧力を十分低くして逆止めダンパーを開放させないと
共に、風量調整手段を絞った場合には吹出口本体内の圧
力増加に伴って逆止めダンパーが開き、分岐筒からの気
流吹出しを許容することにより、分岐筒内の開閉切替が
吹出口本体内の圧力変化で制御され、風量調整手段の動
作との連動が不要な簡略な分岐筒内開閉切替機構とする
ことができ、コストダウンが図れる上、風量調整手段の
全開状態では確実に全ての空気調和用気体を吹出口本体
他端から吹出せ、所望の箇所への空気調和効率を向上さ
せられるという効果を有する。
【0027】また、本発明によれば、吹出口本体他端側
に気流案内手段を配設し、吹出口本体に対する気流案内
手段の回動位置及び傾斜角度を変化させて、吹出口本体
他端から気流を所望の方向へ吹出せることにより、吹出
口本体全体を動かさずに済むこととなり、天井又は壁の
強度を強化する必要がなくなる上、吹出口本体外側に保
温加工を施して結露防止が可能となるという効果を有す
る。
【0028】また、本発明によれば、吹出口本体他端側
に回動筒を配設すると共に、回動筒内側に気流案内手段
として中ノズルを配設し、吹出口本体に対する中ノズル
の回動位置及び傾斜角度を変化させて、吹出口本体他端
から気流を所望の方向へ吹出せることにより、簡略な構
成で吹出方向の調整が確実且つ容易に行え、気流吹出方
向を所望の箇所へ向くように即座に調整でき、様々な状
況に迅速に対応した空気調和が行えるという効果を有す
る。
【0029】また、本発明によれば、本発明に係る吹出
口装置は必要に応じて、前記風量調整手段が、前記吹出
口本体内を閉塞可能な一又は複数の略板状体で形成さ
れ、吹出口本体に所定角度範囲傾動可能に配設され、吹
出口本体外部から傾動角度を調整されるダンパーである
ものである。このように本発明においては、吹出口本体
内に風量調整手段としてダンパーが配設され、吹出口本
体外側からダンパーの傾動角度を調整して風量調整を行
うことにより、風量調整が空気調和対象空間で行え、点
検口を別途設ける必要がなく、吹出口設置に係る手間と
コストを低減できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る吹出口装置の正面
図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る吹出口装置の側面
図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る吹出口装置の底面
図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る吹出口装置のダン
パー全開状態縦断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る吹出口装置のダン
パー半開状態縦断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態に係る吹出口装置のダン
パー全閉状態縦断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る吹出口装置の吹出
位置切替状態説明図である。
【図8】従来の吹出口装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1、100 吹出口装置 2、101 吹出口本体 2a 断熱材 2b 開口筒 3 分岐筒 3a 蝶番部 4 中ノズル 5、102 ダンパー 5a 操作部 6 逆止めダンパー 7 気流案内部 7a ランプ 7b 傘 50 天井 51 ダクト 60 床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 晴幸 福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目14−1 前田建設工業株式会社九州支店内 (72)発明者 前野 俊幸 福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目1−1 三建設備工業株式会社九州支店内 (72)発明者 宮崎 清二 福岡県福岡市中央区大濠公園2番39号 空 研工業株式会社内 (72)発明者 中島 洋一 福岡県糸島郡志摩町大字小富士968 空調 技研工業株式会社内 Fターム(参考) 3L080 BA03 BA07 BA09 BA10 BB01 3L081 AA02 AA03 AB04 BA04 BA05 DA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端開放状態の略筒状体で形成され、当
    該略筒状体の一端側を支持されて空気調和の対象空間内
    に突設され、前記一端側の開口部から空気調和用の気体
    を供給される吹出口本体と、 当該吹出口本体の一端側から所定寸法離れた周側面位置
    で吹出口本体から前記空気調和対象空間へ所定長さ突出
    させ且つ内部を吹出口本体内に連通させて一体に配設さ
    れる略筒状体の分岐筒と、 前記分岐筒と前記吹出口本体他端側開口部との中間の吹
    出口本体内部所定位置に配設され、吹出口本体内の開口
    面積を変化させる風量調整手段と、 前記分岐筒内に分岐筒内開口領域を開閉可能として配設
    され、前記風量調整手段の全開状態で分岐筒を閉止する
    と共に、前記風量調整手段が吹出口本体内の開口面積を
    小さくすると開いて吹出口本体から分岐筒内への気流の
    流入及び分岐筒から前記空気調和対象空間への気流の吹
    出を許容する気流分岐制御手段とを備えることを特徴と
    する吹出口装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の吹出口装置におい
    て、 前記分岐筒が、前記吹出口本体内に所定長さ突出すると
    共に、 前記気流分岐制御手段が、前記分岐筒内を閉塞可能な一
    又は複数の略板状体で形成され、分岐筒に所定角度範囲
    傾動可能に配設され、前記風量調整手段による吹出口本
    体内の開口面積減少で前記略板状体の吹出口本体寄り側
    の圧力が所定の圧力以上になると開く逆止めダンパーで
    あることを特徴とする吹出口装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の吹出口装置
    において、 一又は複数の略板状体又は略筒状体で形成され、前記略
    板状体の所定接線方向又は前記略筒状体の筒軸方向を前
    記吹出口本体の筒軸方向に対し所定角度範囲傾動可能且
    つ吹出口本体の筒軸周りに回動可能として吹出口本体の
    他端側開口部内に配設される気流案内手段を備えること
    を特徴とする吹出口装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の吹出口装置におい
    て、 前記吹出口本体他端内周側に、前記吹出口本体より小さ
    い略筒状体で形成される回動筒が吹出口本体の筒軸周り
    に回動自在として保持されると共に、 前記気流案内手段として、前記回動筒より小さい略筒状
    体で形成され、回動筒内側に吹出口本体の筒軸方向と直
    交する軸周りに所定角度傾動自在に軸支される中ノズル
    を備えることを特徴とする吹出口装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の吹出口装置において、 前記風量調整手段が、前記吹出口本体内を閉塞可能な一
    又は複数の略板状体で形成され、吹出口本体に所定角度
    範囲傾動可能に配設され、吹出口本体外部から傾動角度
    を調整されるダンパーであることを特徴とする吹出口装
    置。
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