JP2002004088A - 押出形材の接合構造 - Google Patents

押出形材の接合構造

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JP2002004088A
JP2002004088A JP2000182356A JP2000182356A JP2002004088A JP 2002004088 A JP2002004088 A JP 2002004088A JP 2000182356 A JP2000182356 A JP 2000182356A JP 2000182356 A JP2000182356 A JP 2000182356A JP 2002004088 A JP2002004088 A JP 2002004088A
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Takeshi Kobori
健 小堀
Hiroshi Horikawa
浩志 堀川
Kanekiyo Riku
鐘清 陸
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Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表面に陽極酸化被膜層および電着塗膜層が被覆
されているアルミニウム合金の押出形材同士を接着剤に
より接合する共に、長期間にわたり安定した接着強度が
得られる押出形材の接合構造を提供する。 【解決手段】アルミニウム合金からなり表面に陽極酸化
被膜層4および電着塗膜層5が被覆された複数の押出形
材1a,1bの接合構造であって、押出形材1a,1b
における一方の側端に設けた側端面7と突出片8とから
なる接合部6,6を、ヤング率が0.5〜50N/mm
と低い弾性型接着剤9を介して接着している、押出形
材1a,1bの接合構造10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
からなる複数の押出形材の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、バス停留所や建物同士間の通路
上に設けられる雨除け用のシェルタ、或いはトラックの
アオリは、これらを能率良く製造するため、アルミニウ
ム合金からなる複数の押出形材を、互い接着して接合し
たパネルによって、構成することが検討されている。こ
れまで、押出形材同士を、接着剤を介して接合する場
合、接着された各形材の接着強度(通常、せん断強度で
評価)を高めるには、電着塗装を行う前の陽極酸化皮膜
を施した後で且つ封孔処理をしていない状態、またはア
ルミニウムの生地の状態で、ヤング率の高い剛性型接着
剤を用いて接着することが考えられていた。係る剛性型
接着剤のヤング率は、1000N/mm以上が一般的
である。
【0003】上記剛性型接着剤は、塗布した直後におけ
る初期の接合強度を大きくできる。しかしながら、長期
間にわたり過酷な環境下、例えば温度や湿度の変動が繰
り返される屋外で使用されると、急激に接合強度が低下
する場合があった。このため、剛性型接着剤により接着
した複数の押出形材の接合部同士が互いに離間し、雨水
が浸透したり、甚だしくは形材同士も離間し合ってパネ
ルが分解しかねない、という問題があった。従って、シ
ェルタのパネルやトラックのアオリのように、屋外で長
期間にわたり使用されるパネルを構成する押出形材同士
の接合に、接着剤を用いることは信頼性の点で不十分で
あった。
【0004】
【発明が解決すべき課題】一般に、押出形材は、アルミ
ニウム生地の表面に陽極酸化被膜層および電着塗膜層が
被覆された状態で最終的に使用されている。このため、
前記従来のようにアルミニウム材の生地状態での接着
や、陽極酸化被膜を施した後で且つ未封孔処理の状態で
接着を行うことは、工程上から困難であり、アルミニウ
ムの押出形材を接着した状態で使用される製品は、一般
化していなかった。この点に関し、出願人は、押出形材
の表面に陽極酸化被膜を生成し且つ電着塗装膜を形成し
た後で、係る形材同士の接着を行う発明を提案している
(特願平11−141687)。
【0005】更に、上記ような電着塗装膜を形成した後
で接着する場合について、発明者らが調査した結果、前
述した剛性型接着剤を用いた場合における接着部の破壊
は、当該接着剤と電着塗膜層との界面、または陽極酸化
被膜層と電着塗膜層との界面において、発生することが
確認された。また、この破壊は、場合により接着直後に
も生じるケースがあることも判明した。本発明は、表面
に陽極酸化被膜層および電着塗膜層が被覆されているア
ルミニウム合金の押出形材同士を接着剤により接合する
と共に、長期間にわたり安定した接着強度が得られる押
出形材の接合構造を提供する、ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、発明者らが研究および調査した結果、ヤン
グ率の低い弾性型接着剤を用いることに着想して成され
たものである。即ち、本発明の押出形材の接合構造は、
アルミニウム合金からなり表面に陽極酸化被膜層および
電着塗膜層が被覆された複数の押出形材の接合構造であ
って、上記各押出形材の側端に設けた接合部同士を、ヤ
ング率の低い弾性型接着剤を介して接着している、こと
を特徴とする。これによれば、アルミニウム合金の押出
形材への所要の表面処理である陽極酸化被膜の生成およ
び電着塗装を施した後に、係る形材同士を強固に接着で
きるため、一貫した生産ラインで表面処理を行った後、
接着工程を行うことができる。しかも、ヤング率の低い
弾性型接着剤を用いることにより、接着界面である上記
接着剤と電着塗膜層との界面、または陽極酸化被膜と電
着塗膜層との界面において発生する応力(歪応力)を小さ
くし、係る界面に及ぶ負荷を軽減できる。
【0007】上記の発生する応力は、接着時に接着剤が
硬化する際における当該接着剤の収縮により発生する応
力と、アルミニウム材と上記接着剤との熱膨張率の差に
より生じる応力とが主なものである。また、これらの応
力が作用した際に、接着剤のヤング率が高い場合は、当
該接着剤の弾性変形量が少ないため、上述した各界面
(即ち、接着剤と電着塗膜層との界面、または陽極酸化被
膜と電着塗膜層との界面)に大きな歪応力が作用するこ
とになる。更に、歪応力が作用している状態で押出形材
が高温または高温高湿下に曝されると、電着塗膜層が水
分を吸収し、これが更に脆弱化するため、接着強度が低
下する。一方、ヤング率の低い接着剤を用いた場合は、
接着時における当該接着剤の収縮やアルミニウム材との
熱膨張率の差が生じても、接着剤自体の弾性変形が容易
に行われるため、前記各界面に作用する歪応力を小さく
することができる。このため、互いに隣接する複数の押
出形材の接合部における接着強度の耐久性を、確実に向
上させることができる。
【0008】また、前記接着剤のヤング率は、0.5〜
50N/mmの範囲内にある、押出形材の接合構造も
含まれる。これによれば、複数の押出形材の接合部にお
ける接着強度の耐久性を、一層確実に向上させることが
できる。尚、上記ヤング率が0.5N/mm未満で
は、各形材の接合部間に介在する接着剤の変形が大きく
なり、且つ接着剤自体の強度も小さいため、接合部の強
度を構造的に保つことができなくなる。一方、上記ヤン
グ率が50N/mmを越えると、前記接着剤と電着塗
膜層との界面等に前記接着時における接着剤の収縮や熱
膨張率の差により生じる応力による負荷が過大になり、
各形材の接合部における接着強度の耐久性を確保できな
くなる。これらの理由により、ヤング率を上記範囲に限
定したものである。
【0009】更に、前記押出形材の接合部と隣接する押
出形材の接合部とが、隣接する押出形材が互いに離間す
る方向に平行か、ほぼ平行な面、或いは傾斜した面を含
んでいる、押出形材の接合構造も含まれる。これによれ
ば、互いに隣接する押出形材同士を互いに離間する外力
が作用しても、両者の接合部間に介在する前記接着剤が
高い引張せん断強度を発揮するので、接合部における接
着強度の耐久性を、確実に高めることが可能となる。
尚、上記接合部の断面形状には、互いに嵌合し合う凹断
面形状または凸断面形状も含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態および実施例】以下において本発明
の実施に好適な形態と実施例を図面等と共に説明する。
図1(A),(B)は、本発明の接合構造10およびこれに
用いる押出形材1a,1bの断面を示す。押出形材1
a,1bは、アルミニウム合金(JIS:A60603−T5
等)からなり、互いに同じ断面を有し、断面矩形の中空
部3を内臓する偏平な箱形状の本体2と、その一側端の
接合部6と、を図示で奥行き(押出)方向の全長に沿って
有する。図1(B)に示すように、接合部6は、互いに対
向する側端面7と、本体2の一方の表面から延び且つ平
行な面を含む突出片8とからなる。
【0011】また、上記接合部6を含む押出形材1a,
1b(アルミニウム生地)の表面には、陽極酸化皮膜層4
と電着塗膜層5とが、予め被覆されている。陽極酸化
(硫酸)皮膜層4の平均厚さは5μm、電着塗膜層5の平
均厚さは10μmである。図1(B)に示すように、押出
形材1a,1bの接合部6,6における側端面7,7間
および各突出片8の内面と相手材の本体2の外側面との
間に、一定の厚みの接着剤9を断面クランク状に介在さ
せるた後、所定時間拘束することにより、押出形材1
a,1bを接着して接合した接合構造10を得ることが
できる。
【0012】ここで、押出形材1a,1bを接着して得
た実施例の接合構造10と、同じ形材1a,1bを接着
して得た比較例の接合構造とについて、JIS K6850
「接着剤の引張せん断接着強さ試験方法」に準じて、引張
せん断強度を測定した。先ず、押出方向に沿った幅W
(図1(C)参照)を25mmに切断した同じサイズの押出
形材1a,1bの組を6組用意した。予め、各組の押出
形材1a,1bの各接合部6における側端面7と突出片
8の内面とを、アセトンで脱脂した。次に、図1(B)に
示すように、各組毎に押出形材1bの接合部6に接着剤
9を断面クランク状に一定の厚みで塗布した後、押出形
材1aの接合部6を接近させて接着し、所定時間拘束し
た。
【0013】上記接着剤9には、本発明に属するヤング
率が3.5N/mmと低い弾性型接着剤9(商品名:セ
メダインEP−001)と、従来から用いられているヤ
ング率が1000N/mm代と高い剛性型接着剤(商
品名:アラルダイトAW−106)とを、使い分けた。前
者の接着剤9を用いた接合構造10を実施例とし、後者
の接着剤を用いた接合構造を比較例とし、各接着剤(9)
により、3組ずつの押出形材1a,1b接着して、3組
ずつの接合構造(10)を得た。実施例および比較例の接
合構造(10)から図1(C)に示す一対の板状部分からな
る試験片Tを複数組切り出した。各試験片Tの接着長さ
Lは12.5mm、接着幅Wは25mmである。試験片
Tのうちの1つの組は接着した直後に各例の押出形材1
a,1bを互いに離間させるよう引張り、引張せん断強
度(破断した際の単位接着面積当たりの荷重)を測定し
た。これらを実施例1と比較例1とした。
【0014】また、残りの実施例および比較例の試験片
Tを、+60℃で且つ相対湿度95%下で500時間ま
たは2000時間にわたって暴露した。500時間経過
した後で引張せん断強度を測定したものを実施例2と比
較例2とし、2000時間経過した後で引張せん断強度
を測定したものを実施例3と比較例3とした。実施例1
〜3および比較例1〜3の接合構造(10)における引張
せん断強度の各測定結果を、表1に示した。尚、各例に
おける引張せん断強度は、実質的には、図1(B)におい
て上下の各突出片8の内面(離間する方向に平行な面)と
本体2の外側面との間に、介在している接着剤(9)のせ
ん断強度に相当する。
【0015】
【表1】
【0016】表1によれば、実施例1〜3は、接着直後
でも2000時間におよぶ高温高湿度下の暴露後であっ
ても、せん断強度は約7N/mmと殆ど変化しなかっ
た。一方、接着直後の比較例1のせん断強度は12.4
N/mmと高く、高温高湿度下で500時間暴露され
た比較例2も10.9N/mmと高かったのに対し
て、2000時間暴露された比較例3は5.4N/mm
と実施例1〜3の何れよりも低くなった。また、各例
の接合構造(10)について、破断した面を調べた。その
結果、実施例1〜3は、全て接着剤9内で破断した接着
剤凝集破壊であった。一方、比較例1では、接着剤凝集
破壊と共に、接着剤と電着塗膜層5との界面でも破断し
ていた。また、比較例2では、接着剤と電着塗膜層5と
の界面と共に、電着塗膜層5と陽極酸化被膜層4との界
面でも破断していた。更に、比較例3では、電着塗膜層
5と陽極酸化被膜層4との界面でのみ破断していた。
【0017】以上のような結果から、実施例1〜3は、
ヤング率の低い弾性型接着剤9を用いることにより、接
着剤9と電着塗膜層5との界面や電着塗膜層5と陽極酸
化被膜層4との界面に発生する歪応力を小さくし、且つ
これらの界面への負荷を軽減できたことが理解される。
また、屋外に置かれたと同様に、長時間にわたり高温高
湿度下に曝されても、せん断強度は低下することなく安
定しており、破断は常に接着剤9の内部で発生すること
も容易に理解できる。一方、比較例3は、ヤング率の高
い剛性型接着剤を用いが、長時間にわたり高温高湿度下
に曝されたため、当初接着剤付近に発生する応力の発生
位置が、電着塗膜層5と陽極酸化被膜層4との界面にシ
フトした。これにより、比較例3ではせん断強度が低下
したものと思われる。以上のことから、本発明の接合構
造10の効果が裏付けられたことが判る。
【0018】図2(A),(B)は、異なる形態の押出形材
11a,11b、およびこれらを接着して得られる接合
構造20の断面を示す。図2(A)に示すように、押出形
材11a,11bは、前記同様のアルミニウム合金から
なる互いに同じ断面を有し、断面ほぼ矩形の中空部13
を内臓する本体12と、上記形材11aの右側端に位置
する接合部14と、形材11bの左側端に位置する接合
部22と、を図示で奥行き(押出)方向の全長に沿って有
する。接合部14は、図2(A)に示すように、本体12
の上下に隣接して順に位置する斜め溝15、斜め突片1
6、および小溝17と、各小溝17から延びる断面角形
の凸条18と、その先端面の中央に設けた断面V字状の
凹部19とからなる。
【0019】また、接合部22は、本体12の上下から
それぞれ連続した延びる上下一対の突出片24と、これ
らの間に位置し且つ上記凸条18と嵌合する凹溝26
と、凹溝26の底壁25の中央に位置し且つ上記凹み1
9と嵌合する断面V字状の凸部27とを含む。各突出片
24の先端の内面に、断面三角形の突片23を有する。
尚、接合部14,22を含む押出形材11a,11bの
表面には、前記同様の図示しない陽極酸化被膜層および
電着塗膜層が、それぞれ被覆されている。図2(A)に示
すように、接合部14における凹部19の底部には、予
め前記同様の弾性型接着剤28を充填しておく。
【0020】次いで、上記形材11aの接合部14と形
材11bの接合部22とを接近させて、図2(B)に示す
ように、凹溝26と凸条18とを嵌合し、且つ凹部19
と凸部27とを嵌合する。この際、各突出片24は一旦
外側に弾性変形し、その先端に位置する突片23は、斜
め突片16を乗り越えて斜め溝15内に嵌合する。この
間に接着剤28は、図2(B)に示すように、一対の傾斜
した面をそれぞれ含む凹部19と凸部27との間、およ
び、離間する方向に平行な面をそれぞれ含む凹溝26
(各突出片24を含む)と凸条18との間に薄く拡がる。
この状態で、押出形材11a,11bを所定時間拘束す
ることにより、接合構造20が得られる。
【0021】ここで、接着剤28に前記と同じヤング率
が3.5N/mmの弾性型接着剤とヤング率が100
0N/mmの剛性型接着剤とを使い分け、せん断強度
を測定した。即ち、押出形材11a,11bをその押出
方向に沿い幅W150mmに切断した3つの試験材11
x,11y,11zを2組用意し、これらを図2(C)に示
すように、接合部14,22間で接着長さL1をそれぞ
れ100mmとし且つ試験材yを中間にして接着し、上
記各接着剤を個別に用いて接着した2組の試験片を作成
した。これら2組の試験片を、各々の試験材11x,1
1y,11zを密着させた状態で拘束し、各接着剤を完
全に硬化させるため7日間常温で放置した。
【0022】その後拘束を解き、各組の中間の試験材1
1yに押出方向に沿った荷重Pを加え、この荷重Pと試
験材11yの図2(C)で上端部における変位とを測定し
た。上記弾性型接着剤を用いた組により得られた実施例
の接合構造20と、上記剛性型接着剤を用いた組により
得られた比較例の接合構造のそれぞれに対して、上記せ
ん断試験を行った。尚、図2(B)において、接着剤28
の断面における接着長さは約87mmであり、形材11
a,11bの接合部14,22間における設計上での接
着剤28の厚みは0.2mmである。各例における荷重
Pと変位との推移を図2(D)のグラフに示した。
【0023】図2(D)のグラフによれば、各例ともに当
初から荷重が約60kNまでは約1mm程度の変位とな
る弾性変形を示した。その後、図2(D)中の実線で示す
実施例の接合構造20は、荷重と変位が当初と同様に増
大し、約80kNの荷重で且つ約1.5mmの変位の際
にピークとなり、その後は荷重が徐々に低下しつつ変位
した。しかし、破線で示す比較例の接合構造では、約6
0kNの荷重で且つ約1mm変位した際にピークとな
り、その後は直ちに荷重が低下して破断した。また、最
終的な破壊の形態は、実施例の接合構造20では、接着
剤28自体の凝集破壊と、部分的に接着剤28と電着塗
膜層との界面における破壊であった。これに対し、比較
例のものでは全て接着剤と電着塗膜層との界面で破壊し
た。以上の結果から、実施例の接合構造20における接
着部のせん断強度は、接着剤28自体のせん断強度に依
存し、且つ接着剤28自体の破断により荷重が上記ピー
クから低下したと思われる。即ち、ヤング率の低い接着
剤28を用いたため、当該接着剤28の硬化時における
収縮により発生する、接着剤28と電着塗膜層との界面
や電着塗膜層と陽極酸化被膜層との界面に発じる歪応力
を小さくでき、これらの界面への負荷が低減されたこと
による結果と思われる。
【0024】一方、比較例の接合構造では、ヤング率の
高い接着剤を用いたことにより、接着剤の硬化時におけ
る当該接着剤の収縮とこれによる歪応力が大きくなり、
接着剤と電着塗膜層との界面に歪応力が負荷された状態
が維持される。この結果、接着剤と電着塗膜層との界面
ないし電着塗膜層と陽極酸化被膜層との界面が上記歪応
力により脆弱化された状態となる。このため、上記界面
において低い荷重で破断したものと思われる。これらか
ら、本発明の弾性型接着剤28を用いる接合構造20の
効果が裏付けられたことが容易に理解される。尚、以上
の結果においては、前記表1の場合と異なり、高温高湿
度下での暴露を行わなかったにも拘わらず、ヤング率の
高い剛性型接着剤を用いた比較例の方が、実施例よりも
せん断強度は低い結果となった。これは、前記表1の場
合に比べ本実施例の接合構造20では接着部分の面積が
大きく、上記歪応力の作用が顕著に現れたものと理解さ
れる。
【0025】図3(A),(B)は、更に異なる形態の押出
形材31a,31b、およびこれらを接着して得られる
接合構造30の断面を示す。図3(A)に示すように、押
出形材31a,31bは、前記同様のアルミニウム合金
からなる互いに同じ断面を有し、断面ほぼ矩形の中空部
33を内臓する本体32と、上記形材31aの右側端に
位置する接合部34と、形材31bの左側端に位置する
接合部40と、を図示で奥行き(押出)方向の全長に沿っ
て有する。接合部34は、図3(A)に示すように、本体
32の上下から延びる一対の菱形突片35と、これらの
内側に位置する一対のL形片36と、これらの先端から
斜めに延びる対称な一対の傾斜片38と、その先端の外
面に位置する断面三角形の突片39と、上記一対の傾斜
片38間に挟まれ且つ一対の傾斜した面を含む断面台形
状の凹部37とからなる。
【0026】また、接合部40は、図3(A)に示すよう
に、本体32の上下から延びる一対の突出片41と、こ
れらの先端に外向きの底広溝42を有する一対の斜め片
43と、上下の突出片41間に位置し且つ上記L形片3
6や傾斜片38が進入する凹溝46と、その底壁44の
中央に位置し且つ上記凹部37と嵌合する断面台形状で
且つ一対の傾斜した面を含む凸部48と、を含む。上下
の底壁44には、凸部48寄りに細溝47を介して断面
が細長い三角形で且つ傾斜した面を含む三角片45がそ
れぞれ突設されている。尚、接合部34,40を含む押
出形材31a,31bの表面にも、前記同様の図示しな
い陽極酸化被膜層および電着塗膜層が、それぞれ被覆さ
れている。図3(A)に示すように、形材31aの接合部
34における凹部37の底部には、予め前記同様の弾性
型接着剤49を充填しておく。
【0027】次に、上記形材31aの接合部34と形材
31bの接合部40とを接近させ、図3(B)に示すよう
に、凹溝46内に各傾斜片38やL形片36を進入させ
て、凹部37と凸部48とを嵌合し、且つ各突片39と
各細溝47とを個別に嵌合する。この際、各突出片41
は、一旦内側に弾性変形した後、その先端における各斜
め片43の底広溝42内に、前記菱形突片35がそれぞ
れ個別に嵌合する。この間に、接着剤49は、図3(B)
に示すように、凹部37と凸部48との間と、各細溝4
7と各突片39との間に薄くなって拡がる。この状態
で、押出形材31a,31bを所定時間拘束することに
より、接合構造30が得られる。
【0028】ここで、接着剤49に前記と同じヤング率
が3.5N/mmの弾性型接着剤とヤング率が100
0N/mmの剛性型接着剤とを使い分けて、せん断強
度を測定した。前者により得られた実施例の接合構造3
0と、後者により得られた比較例の接合構造とに対し、
前記図2(C)に示したと同じ方法で試験片を作成し、且
つ同じ方法によりせん断試験をそれぞれ行った。尚、図
3(B)において、接着剤49の断面における接着長さは
約42mmであり、形材31a,31bの接合部34,
40間における隙間は0.2mmである。各例のせん断
試験における荷重と変位との推移を図3(C)のグラフに
示した。
【0029】図3(C)のグラフによれば、実線で示す実
施例の接合構造30は、荷重と変位が当初から増大し、
約40〜55kNの荷重で且つ約1.0mm前後に変位
した際に複数のピークを示し、その後は荷重が徐々に低
下しつつ変位した後、変位が約1.8mm付近になった
際に、荷重は急激に低下した。一方、図3(C)中の破線
で示す比較例の接合構造では、約20kNの荷重で且つ
約0.5mm変位した付近でピークとなり、その後は変
位しつつも荷重は低下して破壊した。また、最終的な破
壊の形態は、実施例の接合構造30では、接着剤49自
体の凝集破壊および、部分的に接着剤49と電着塗膜層
との界面における破壊であった。これに対し、比較例の
接合構造では、全て接着剤と電着塗膜層との界面で破壊
した。
【0030】以上の結果から、実施例の接合構造30で
は、ヤング率の低い接着剤49を用いたため、接着剤4
9の硬化時における収縮により、接着剤49と電着塗膜
層との界面や電着塗膜層と陽極酸化被膜層との界面に発
生する歪応力を小さくでき、これらの界面への負荷が低
減されたものと思われる。換言すれば、接着剤49自体
のせん断強度に依存し且つその破断により荷重が上記各
ピークを経て低下したと思われる。一方、比較例の接合
構造では、ヤング率の高い接着剤を用いたことで、この
接着剤の硬化時における収縮とこれによる歪応力が大き
くなり、当該接着剤と電着塗膜層との界面に上記歪応力
を負荷した状態が維持される。この結果、接着剤と電着
塗膜層との界面ないし電着塗膜層と陽極酸化被膜層との
界面が、上記歪応力により脆弱化された状態となるた
め、少ない荷重によりこれらの界面において破断したも
のと思われる。これらから、弾性型接着剤49を用いる
本発明の接合構造30の効果が裏付けられたことが容易
に理解されよう。
【0031】図4(A)は、バス停留所の屋根等や、建物
と建物との間における歩道の上を覆うシェルタのパネル
を形成するもので、前記同様のアルミニウム合金からな
る押出形材51の断面を示す。押出形材51は、図4
(A)に示すように、仕切壁53cを挟んで断面ほぼ長方
形の中空部53a,53bを有する箱形状の本体52
と、図示で左側端に位置する接合部54と、右側端に位
置する接合部64とからなる。上記本体52は、図示で
左側端の幅が右側端よりも僅かに幅広とされている。
尚、接合部54,64を含む押出形材51の表面にも、
前記同様の図示しない陽極酸化被膜層および電着塗膜層
が、それぞれ被覆されている。
【0032】また、接合部54は、図4(B)に示すよう
に、本体52の上下から延びる突出片56,56と、こ
れらの間に位置する接合端面57と、この端面57の厚
さ方向における略中央に設けた凹溝58と、この凹溝5
8の底面62における厚さ方向の中央に設けた小突起6
0と、を図示で奥行き(押出)方向の全長に沿って有す
る。図4(B)にて下側の突出片56の先端寄りの内面に
は縦片55が立設し、これの右側に対向する接合端面5
7との間に樋部63を形成している。更に、断面台形状
の凹溝58は、接合端面57寄りに一対の傾斜片61
と、一対の段部59とを有する。上記小突起60は、そ
の先端寄りを断面半円形状としている。
【0033】一方、図4(B)に示すように、押出形材5
1の右側端に位置する接合部64は、図示で上端から縦
片65、段部67、接合端面66、上下一対の傾斜片6
8、上下一対の段部69、およびこの段部69間に位置
する断面台形状で且つ上記凹溝58と嵌合する凸条70
とを備えている。凸条70の先端面71における厚さ方
向の中央には、底部が断面半円形状で、且つ上記接合部
54の小突起60と嵌合する小溝72が形成されてい
る。尚、一対の傾斜した面を含む凸条70と上記凹溝5
8、および、小溝72と上記小突起60とは、互いに相
似形の断面形状である。また、図4(B)で下側の傾斜片
68の基端からは、水平片74、縦片75、および、段
部76が本体52との間に設けられ、且つ傾斜片68と
水平片74との接続部からは、短い水切り片73が垂下
している。上記段部76には上記接合部54の下側の突
出片56の先端部が入り込み、縦片75には上記縦片5
5が隣接するように形成されている。
【0034】図4(B)に示すように、同じ断面形状を有
する押出形材51a,51bの接合部54,64を隣接
させる。押出形材51aの接合部54における凹溝58
内には、小突起60を挟んだ両側の底面62上に、前記
と同様にヤング率が0.5〜50N/mmの弾性型接
着剤78が、それぞれ均等に予め充填されている。図4
(B)の状態で、矢印のように上記形材51aの接合部5
4に、形材51bの接合部64を接近させる。この結
果、図4(C)に示すように、押出形材51aの接合部5
4の凹溝58と押出形材51bの接合部64の凸条70
とが嵌合し、且つ小突起60と小溝72とが嵌合する。
同時に、上記形材51aの上側の突出片56は、形材5
1bの本体52の外側面に接触し、形材51aの下側の
突出片56の先端部は、段部76に入り込むと共に、縦
片55,75は互いに面接触し、且つ水切り片73は、
下側の接合端面57に面接触する。
【0035】この際、前記接着剤78は、小突起60と
小溝72との嵌合部を中心にして、図4(C)に示すよう
に、凹溝58と凸条70との間、接合端面57,66間
および傾斜片61,68間等の隙間を、押出形材51
a,51b間の両表面の目地に向けて流動する。係る状
態で、押出形材51a,51bを所定時間にわたり拘束
する。その結果、図4(C)に示すように、接着剤78が
小突起60と小溝72との嵌合部や、凹溝58と凸条7
0との間等の隙間でほぼ均一な厚みで固まって、押出形
材51a,51bを接着した接合構造50を得ることが
できる。尚、図4(C)において、突出片56の樋部63
上にあって、縦片55、水平片74、水切り片73、お
よび、接合端面57に囲まれた空間は、経年変化により
接着剤78の一部が劣化して破れた場合に、接合部5
4,64間を浸透した雨水を排水する通水路として機能
する。また、接合部54,64の段部59,69間に形
成される隙間79は、接着剤78の溜まり部であり、余
剰の接着剤78が接合端面59,69から外側に流動し
にくくし、その劣化を抑制している。
【0036】以上のような接合構造50も、ヤング率の
低い弾性型接着剤78を用いて、押出形材51a,51
bを接着したので、長期間にわたり安定した接着強度を
保つことが可能である。また、断面台形状の凹溝58と
凸条70、断面半円形状の小突起60と小溝72とに挟
まれて固まった接着剤78により、各種の方向からの外
力に対しても十分に耐えることができる。更に、万一接
着剤78が劣化して破れた場合でも、これを浸透する雨
水を前記樋部63上を通じて、外部に自動的に排水する
こともできる。
【0037】尚、押出形材51a,51bに隣接する同
じ断面形状の押出形材51nを、上記同様に接着する接
合構造50にて接合することにより、所要サイズのパネ
ルからなる平坦なシェルタを形成できる。これにより、
長期間に渉り強固でメンテナンスも不要なシェルタを提
供することが可能となる。また、前記図4(A)におい
て、押出形材51の本体52を図示で左右方向に沿って
上向きに僅かに湾曲した断面形状とし、係る複数の押出
形材51a,51b,51nを接着剤78を用いて接合
構造50により接合することにより、断面円弧形または
略半円形のシェルタを形成することができる。
【0038】本発明は以上に説明した各実施形態および
実施例に限定されるものではない。例えば、押出形材1
a,1b,11a,11b等は、中空部3,13等を必須
とせず、本体2,12等と同等の形態であれば、所謂オ
ープン形材としても良い。また、前記接合部14,64
の凸条18,70および接合部22,54の凹溝26,
58は、1つの押出形材の同じ側端において2つ以上を
併設することもできる。この場合、同じ接合部に凹溝と
凸条の双方を併設し、これらと嵌合する凸条と凹溝を接
合すべき隣接する形材の接合部に設けても良い。更に、
接合すべき複数の形材のうち、少なくとも1つの形材の
本体を断面略へ字形やL字形としても良く、これにより
例えば切妻屋根形のシェルタや、平面視でL形または鋸
歯形の間仕切壁などを形成するパネルを得ることが可能
となる。尚、本発明に使用する接着剤はヤング率の低い
弾性型に限定されるが、JISK 6800に定義され
ている構造用接着剤も、上記ヤング率が低いものであれ
ば使用し得る。
【0039】
【発明の効果】以上にて説明した本発明の押出形材の接
合構造によれば、アルミニウム合金の押出形材に対する
所要の表面処理である陽極酸化被膜の生成および電着塗
装を施した後に、係る形材同士を強固に接着できるた
め、一貫した生産ラインで表面処理を行った後、接着工
程を行うことができる。しかも、ヤング率の低い弾性型
接着剤を用いることにより、接着界面である上記接着剤
と電着塗膜層との界面などにおいて、発生する歪応力を
小さくし、係る界面への負荷を軽減することができる。
従って、互いに隣接し合う複数の押出形材の接合部付近
における接着強度の耐久性を、確実に向上させることが
できる。また、請求項2の接合構造によれば、複数の押
出形材の接合部付近における接着強度の耐久性を、一層
確実に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の接合構造等を示す概略断面図、
(B)は(A)中の一点鎖線部分Bの拡大断面図、(C)は実
施例などを得るために切り出す試験片を示す概略図。
【図2】(A)は異なる形態の接合構造を得るための押出
形材を示す断面図、(B)は得られた接合構造を示す断面
図、(C)は実施例などを得るため上記形材同士を接着し
た状態の概略図、(D)はこの接合構造の実施例と比較例
の特性を示すグラフ。
【図3】(A)は更に異なる形態の接合構造を得るための
押出形材を示す断面図、(B)はこれらにより得られた接
合構造を示す断面図、(C)はこの接合構造の実施例と比
較例の特性を示すグラフ。
【図4】(A)は別形態の接合構造を得るための押出形材
を示す断面図、(B)はこれらの形材の接合直前の状態を
示す断面図、(D)は得られた接合構造を示す断面図。
【符号の説明】
1a,1b,11a,11b,31a,31b,51a,5
1b…押出形材 4………………………………………………………………
………陽極酸化皮膜層 5………………………………………………………………
……電着塗膜層 6,14,22,34,40,54,64………………
……接合部 8,24………………………………………………………
……突出片(平行な面) 9,28,49,78………………………………………
……接着剤 18……………………………………………………………
……凸条(平行な面) 19,37……………………………………………………
……凹部(傾斜した面) 26……………………………………………………………
……凹溝(平行な面) 27,48……………………………………………………
……凸部(傾斜した面) 58……………………………………………………………
……凹溝(傾斜した面) 70……………………………………………………………
……凸条(傾斜した面)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04C 2/30 E04B 1/60 503N 1/68 B K (72)発明者 陸 鐘清 静岡県庵原郡蒲原町蒲原一丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 2E001 DA01 DH00 FA51 GA20 HB04 HE00 HF00 HF02 LA04 MA02 MA06 2E002 FB08 FB11 GA04 GA06 MA04 MA07 MA22 2E125 AA51 AD02 AE14 AG23 AG25 AG41 CA53 CA81 DA03 EA01 EA12 EA27 EA33 2E162 CB08 EA00 EA11 GA02 GB01 GB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム合金からなり表面に陽極酸化
    被膜層および電着塗膜層が被覆された複数の押出形材の
    接合構造であって、 上記各押出形材の側端に設けた接合部同士を、ヤング率
    の低い弾性型接着剤を介して接着している、ことを特徴
    とする押出形材の接合構造。
  2. 【請求項2】前記接着剤のヤング率は、0.5〜50N
    /mmの範囲内にある、ことを特徴とする請求項1に
    記載の押出形材の接合構造。
  3. 【請求項3】前記押出形材の接合部と隣接する押出形材
    の接合部とが、互いに離間する方向に平行か、ほぼ平行
    な面、或いは傾斜した面を含んでいる、 ことを特徴とする請求項1または2に記載の押出形材の
    接合構造。
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