JP2002003786A - ガラスペースト用ビヒクルおよびガラスペースト - Google Patents

ガラスペースト用ビヒクルおよびガラスペースト

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JP2002003786A
JP2002003786A JP2000182063A JP2000182063A JP2002003786A JP 2002003786 A JP2002003786 A JP 2002003786A JP 2000182063 A JP2000182063 A JP 2000182063A JP 2000182063 A JP2000182063 A JP 2000182063A JP 2002003786 A JP2002003786 A JP 2002003786A
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glass paste
vehicle
glass
organic solvent
present
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Yumiko Aoki
由美子 青木
Tsuneo Manabe
恒夫 真鍋
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C3/00Glass compositions
    • C03C3/04Glass compositions containing silica
    • C03C3/062Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight
    • C03C3/07Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing lead
    • C03C3/072Glass compositions containing silica with less than 40% silica by weight containing lead containing boron

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  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Glass Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ペースト塗布層平滑性を向上させ、粘度時間変
化が小さく、かつその焼成体の絶縁性が大きいガラスペ
ーストに好適なビヒクルの提供。 【解決手段】有機溶剤がRO(R’O)nHで表される
エーテル化合物を含有し、ビヒクル中の該エーテル化合
物含有量が0.5〜29質量%であるガラスペースト用
ビヒクル。Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基ま
たはn−ブチル基、R’はプロピレン基、nは2または
3。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスペーストに
用いられるビヒクルおよびガラスペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大型の薄型平板型カラー表示装置
としてガス放電表示パネルの1種であるカラープラズマ
ディスプレイパネル(以下PDPという。)が注目を集
めている。PDPは、前面ガラス基板、背面ガラス基板
および隔壁によりセルが区画形成されており、該セル中
でプラズマ放電を発生させてセル内壁の蛍光体層を発光
させ画像を形成するものである。
【0003】前面ガラス基板上には、前記プラズマ放電
を発生させるための細線状の電極(透明電極)が形成さ
れている。この透明電極は誘電体層によって被覆されて
おり、これにより、透明電極間の絶縁性を確保してプラ
ズマ発生を安定化させ、また透明電極のプラズマによる
侵食を防止している。
【0004】前記誘電体層には絶縁性、光透過性等が求
められ、従来、ガラス焼成体が使用されている。このガ
ラス焼成体は、ガラスペーストをスクリーン印刷等によ
り塗布して形成したガラスペースト塗布層を乾燥後焼成
して得られる。ここでいうガラスペーストは、ガラス粉
末の他に、有機バインダと該有機バインダを溶解する有
機溶剤とからなるビヒクルを必須成分として含有してい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ガラスペーストには、
その粘度の時間変化が小さいこと、ガラスペースト塗布
層表面が平滑であること等が求められる。このような課
題を解決するために、従来、α−テルピネオール(沸
点:220℃)等の溶剤に、より沸点の高い高沸点溶剤
であるフタル酸エステル、典型的にはフタル酸ジブチル
(沸点:340℃)等が混合された有機溶剤が使用され
ている。
【0006】α−テルピネオールとフタル酸エステルを
混合した有機溶剤は、α−テルピネオールのみからなる
有機溶剤に比べ、乾燥後のガラスペースト塗布層表面は
より平滑になる。すなわち、乾燥工程におけるガラスペ
ースト塗布層の平滑化は有機バインダの粘度低下による
ものであるが、有機溶剤が乾燥工程初期に過度に速く揮
発するとこの平滑化は起らない。フタル酸エステル等の
高沸点溶剤は有機溶剤の揮発速度を適切な範囲に止め、
これによりガラスペースト塗布層表面の平滑化がより進
行するものと考えられる。しかし、近年、ガラスペース
ト塗布層表面がより平滑であるものが求められている。
【0007】一方、前記誘電体層形成に際して行われる
スクリーン印刷は、所望の厚さの誘電体層を得るために
通常は複数回行われ、焼成は2回以上行われる。たとえ
ば、誘電体層厚さが30μmの場合、スクリーン印刷は
通常、3回行われる。前記従来の有機溶剤を使用する場
合、焼成は、たとえば1回目のスクリーン印刷終了後に
1回、3回目のスクリーン印刷終了後に1回、計2回行
われる(2回目のスクリーン印刷終了後には焼成は行わ
れない。)。スクリーン印刷が3回終了した段階で1回
だけ焼成を行うのではなく、上述のように焼成を2回行
うのは次のような理由による。
【0008】すなわち、焼成前のガラスペースト塗布層
が厚すぎると、焼成時におけるビヒクルの熱分解が完全
には行われずガラス焼成体中に有機物またはカーボンが
残留し、この残留に付随してガラス焼成体中に気泡また
は孔が生成する。この気泡または孔(以下気泡等とい
う。)は、ガラス焼成体の絶縁性または光透過性を低下
させる。したがって、前記有機物またはカーボンの残留
を防止するために、スクリーン印刷を複数回行う場合、
通常は未焼成のガラスペースト塗布層が厚くなりすぎな
い段階(途中段階)で焼成が行われる。すなわち、複数
回のスクリーン印刷がすべて終了した段階で焼成する他
に、途中段階で1回以上焼成される。
【0009】このように途中段階で焼成を行うことによ
り、前記有機物またはカーボンの残留の問題の解決が図
られているが、一方で、焼成工程が多いという問題があ
る。本発明は、上記問題を解決するガラスペースト用ビ
ヒクルおよびガラスペーストの提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機バインダ
および該有機バインダを溶解する有機溶剤を含有するガ
ラスペースト用ビヒクルであって、該有機溶剤が下記式
1で表されるエーテル化合物を含有し、前記ビヒクル中
の該エーテル化合物の含有量が質量百分率表示で0.5
〜29%であるガラスペースト用ビヒクルを提供する。 RO(R’O)nH・・・式1 ここで、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基また
はn−ブチル基であり、R’はプロピレン基であり、n
は2または3である。また、本発明は、ガラス粉末およ
び前記ガラスペースト用ビヒクルを含有するガラスペー
ストを提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明におけるガラスペースト
は、ガラスペースト用ビヒクルおよびガラス粉末を必須
成分として含有し、通常は、スクリーン印刷法、ダイコ
ート法、ロールコート法等によりガラス基板等に塗布さ
れ、乾燥されてガラスペースト塗布層とされる。このガ
ラスペースト塗布層は焼成されてガラス焼成体とされ
る。
【0012】本発明のガラスペースト用ビヒクル(以下
単に本発明のビヒクルという。)は、有機バインダおよ
び該有機バインダを溶解する有機溶剤を必須成分として
含有する。
【0013】本発明のビヒクルにおける有機溶剤(以下
単に本発明における有機溶剤という。)は、前記式1で
表されるエーテル化合物を必須成分として含有する。該
エーテル化合物は、有機バインダの溶解性に優れ、ガラ
スペーストの粘度の時間変化を小さくでき、またガラス
ペースト塗布層表面の平滑性を向上させることができ
る。
【0014】また、該エーテル化合物は、ガラスペース
ト塗布後の乾燥工程における揮発速度が大きく、その結
果、乾燥工程後の焼成時における有機バインダの熱分解
・揮発が未揮発有機溶剤によって妨げられるおそれが少
ない。これにより、有機バインダの熱分解・揮発が不充
分であることに起因して発生するガラス焼成体中の気
泡、孔等を減少できる。さらに、該エーテル化合物はガ
ラスペースト中のガラス粉末等無機成分への吸着性が弱
く、ガラス焼成体中に有機物またはカーボンとして残留
するおそれが少ない。
【0015】本発明のビヒクル中の前記エーテル化合物
含有量が質量百分率表示で0.5%未満では、ガラスペ
ーストの粘度の時間変化が大きくなりすぎる、またはガ
ラスペースト塗布層表面の平滑性が低下する。好ましく
は3%以上、より好ましくは5%以上である。29%超
では、有機バインダが有機溶剤中に充分溶解できなくな
り、この未溶解有機バインダに起因する有機物またはカ
ーボンの残留が増加する。好ましくは27%以下、より
好ましくは25%以下である。以下、含有量は質量百分
率表示で表す。
【0016】本発明における有機溶剤は、前記エーテル
化合物以外の成分を本発明の目的を損なわない範囲で含
有してもよい。本発明における有機溶剤は、有機バイン
ダをより多く溶解するために、またはガラスペーストの
粘度の時間変化をより小さくするためにエステル化合物
を含有することが好ましい。
【0017】本発明のビヒクル中のエステル化合物含有
量は50〜94%であることが好ましい。50%未満で
は、かえって有機バインダを充分溶解できなくなるおそ
れがある。より好ましくは55%以上である。94%超
ではガラスペースト塗布層表面の平滑性が低下するおそ
れがある。より好ましくは90%以下である。
【0018】エステル化合物は、2,2,4−トリメチ
ルペンタン−1,3−ジオールモノイソブチレートまた
は2,2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオール
ジイソブチレート(以下これら2種のエステル化合物を
特定イソブチレートという。)であることが好ましい。
本発明のビヒクル中のエステル化合物は特定イソブチレ
ートの1種以上であることが好ましいが、この他のも
の、たとえばエチレングリコールエーテルアセテート化
合物、ジエチレングリコールエーテルアセテート化合物
等であってもよい。
【0019】本発明における有機溶剤は、この他に、た
とえば、エチレングリコールエーテル化合物、ジエチレ
ングリコールエーテル化合物等を含有してもよい。
【0020】なお、本発明における有機溶剤は芳香族化
合物および脂環式化合物のいずれも実質的に含有しない
ことが好ましい。芳香族化合物および脂環式化合物はい
ずれもガラスペースト中の無機成分または有機バインダ
への吸着性が強く、その結果有機溶剤が揮発しにくくな
るために、または、その結果有機バインダの熱分解が不
充分になるために、ガラス焼成体中に有機物またはカー
ボンとして残留するおそれがあるからである。芳香族化
合物および脂環式化合物の両者以外の炭素環式化合物も
実質的に含有しないことがより好ましい。
【0021】本発明のビヒクルにおける有機バインダの
含有量は5〜25%であることが好ましい。5%未満で
は、ガラス粉末等無機成分の分散安定性が低下しガラス
ペーストの粘度の時間変化が大きくなるおそれがある。
より好ましくは8%以上である。25%超では、有機バ
インダが熱分解して発生する気体が多くなりすぎてガラ
ス焼成体から該気体が逸出しきれず、ガラス焼成体に膨
れを生じさせるおそれがある。より好ましくは20%以
下である。
【0022】前記有機バインダとしては、ガラスペース
トの粘度の調整が容易であり、また、ガラスペースト中
の無機成分の分散性、ガラス基板等へのガラスペースト
塗布層の接着性、焼成時の熱分解性等において優れてい
るものであれば特に限定されない。たとえば、エチルセ
ルロース等のセルロース誘導体、アクリル酸樹脂等が挙
げられる。
【0023】本発明のビヒクルは、上述した有機溶剤、
有機バインダの他に、本発明の目的を損なわない範囲で
従来知られている分散剤、湿潤剤、消泡剤等を含有して
もよい。
【0024】本発明のビヒクルは、焼成温度が650℃
以下であるガラスペーストのビヒクルとして好適であ
る。焼成温度が600℃以下であることがより好まし
い。
【0025】本発明のガラスペーストは、ガラス粉末お
よび本発明のビヒクルを必須成分として含有し、通常
は、スクリーン印刷法、ダイコート法、ロールコート法
等によりガラス基板等に塗布され、乾燥されてガラスペ
ースト塗布層とされる。このガラスペースト塗布層は乾
燥、焼成されてガラス焼成体とされる。
【0026】前記ガラス粉末の軟化点は650℃以下で
あることが好ましい。650℃超ではPDPへの適用が
困難になるおそれがある。より好ましくは600℃以下
である。
【0027】本発明のガラスペーストは、必須ではない
が、セラミックスフィラー、耐熱顔料等の無機成分を含
有してもよい。本発明のガラスペーストの無機成分(ガ
ラス粉末を含む)中におけるセラミックスフィラーおよ
び耐熱顔料の含有量はそれぞれ0〜33%であることが
好ましく、それぞれ0.5〜33%であることがより好
ましい。また、これらの含有量の合計は33%以下であ
ることが好ましい。
【0028】本発明のガラスペーストの焼成温度は65
0℃以下であることが好ましい。650℃超ではPDP
への適用が困難になるおそれがある。より好ましくは6
00℃以下である。
【0029】本発明のガラスペーストは、たとえば次の
ようにして製造される。すなわち、ガラス粉末等の無機
成分と本発明のビヒクルとを乳鉢、3本ロールミル等に
より混練して製造される。
【0030】本発明のガラスペーストは、たとえばPD
Pの前面ガラス基板上の透明電極を被覆する透明誘電体
層、背面ガラス基板上の電極を被覆する誘電体層の形成
に好適である。
【0031】
【実施例】表のTPGMBEからエチルセルロースまで
の欄に質量百分率表示で示す組成を有するビヒクル20
gを作製した(例1〜8)。なお、エチルセルロースは
有機バインダであり、例1〜4は実施例、例5〜8は比
較例である。
【0032】表中、TPGMBEはトリプロピレングリ
コールモノn−ブチルエーテル(沸点:274℃)、D
PGMPEはジプロピレングリコールモノn−プロピル
エーテル(沸点:212℃)、DPGMBEはジプロピ
レングリコールモノn−ブチルエーテル(沸点:229
℃)であり、いずれも前記エーテル化合物に該当する。
表中、TMPDMIBは2,2,4−トリメチルペンタ
ン−1,3−ジオールモノイソブチレート(沸点:24
8℃)であり、特定イソブチレートである。
【0033】一方、質量百分率表示の組成が、PbO:
66%、B23:10%、SiO2:24%であり、軟
化点が570℃であるガラス粉末80gを用意し、これ
と前記ビヒクル20gを混練してガラスペースト100
gを作製した。
【0034】これらガラスペーストについてガラスペー
スト塗布層の平滑性を次のようにして評価した。すなわ
ち、ガラス基板上の50mm×50mmの領域に、25
0メッシュのステンレス鋼製スクリーンを用いて厚さ2
0μmのガラスペースト塗布層を形成した。次に120
℃で10分間乾燥し、乾燥後の該塗布層表面における凹
凸の有無を目視観察で調べた。表中、○は凹凸が認めら
れなかったもの、△は凹凸が認められたがその数が少な
かったもの、×は凹凸の数が多かったものをそれぞれ示
す。
【0035】また、これらガラスペーストの粘度の経時
変化の大小を次のようにして評価した。すなわち、25
0メッシュのステンレス鋼製スクリーンの100mm×
100mmの領域にガラスペースト30gを厚さが均一
となるように広げ、25℃、相対湿度50%の空気中に
2時間静置後、該ガラスペーストを回収してその粘度を
回転粘度計により測定した。なお、該測定はスピンドル
回転数を10rpmとして行った。これはずり速度=4
-1に相当する。
【0036】この粘度ηから、前記静置前のガラスペー
ストの同様にして測定された粘度η 0を減じた値η−η0
とη0の比Δη=(η−η0)/η0を表に示す。Δηは
0.29以下であることが好ましい。より好ましくは
0.20以下、特に好ましくは0.10以下である。
【0037】これらガラスペーストを用いてガラス焼成
体を作製し、その絶縁性を次のようにして評価した。厚
さ2.8mm、大きさ75mm×75mmのガラス基板
を用意し、その基板の一方の表面全面に厚さ300nm
のCr膜(Cr電極層)を蒸着法により形成した。Cr
電極層の中央の50mm×50mmの領域に、ガラス焼
成体の厚さが30μmとなるようにガラスペーストを均
一に塗布した。該塗布は、スクリーン印刷を3回行うこ
とによって行った。
【0038】次に120℃で10分間乾燥し、さらに速
度10℃/分で590℃まで昇温し、590℃に10分
間保持して焼成し、厚さ30μmのガラス焼成体を得
た。該ガラス焼成体の上に銀ペーストを塗布し、120
℃で20分間乾燥しAg電極層を作製した。
【0039】該Ag電極層と前記Cr電極層との間にま
ず100Vを印加して5秒保持し、絶縁破壊が起るか否
かを調べた。絶縁破壊が起らない場合は印加電圧を10
V増加させて5秒保持し、絶縁破壊が起るか否かを調べ
た。このようにして絶縁破壊するときの電圧Vを求め
た。Vの測定は前記50mm×50mmの領域の10ヶ
所で行った。
【0040】表には、前記Vの10個の測定値の平均V
av(単位:kV)および最小値Vmi n(単位:kV)を
示す。Vavは1.2kV以上であることが好ましい。よ
り好ましくは1.3kV以上である。Vminは0.7k
V以上であることが好ましい。より好ましくは0.8k
V以上である。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ガラスペースト塗布層
の平滑性を向上でき、またガラスペースト粘度の時間変
化を小さくできる。さらに、絶縁性に優れたガラス焼成
体を作製でき、たとえばPDP前面基板透明電極間の絶
縁性を向上させることができる。
【0044】また、本発明のガラスペーストを用いれ
ば、複数回、たとえば3回スクリーン印刷を行う場合で
も焼成は1回行うだけでよく焼成工程増加を抑制でき
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G062 AA08 AA09 AA15 BB04 DA04 DB01 DC03 DD01 DE01 DF06 EA01 EA10 EB01 EC01 ED01 EE01 EF01 EG01 FA01 FA10 FB01 FC01 FD01 FE01 FF01 FG01 FH01 FJ01 FK01 FL01 GA01 GA10 GB01 GC01 GD01 GE01 HH03 HH05 HH07 HH09 HH11 HH13 HH15 HH17 HH20 JJ01 JJ03 JJ05 JJ07 JJ10 KK01 KK03 KK05 KK07 KK10 MM05 NN32 PP01 PP13 PP14 PP16 4J038 BA021 CG001 HA486 JA26 JA58 KA06 KA08 NA11 NA14 NA21 PA19 PB09 PB11 PC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有機バインダおよび該有機バインダを溶解
    する有機溶剤を含有するガラスペースト用ビヒクルであ
    って、該有機溶剤が下記式1で表されるエーテル化合物
    を含有し、前記ビヒクル中の該エーテル化合物の含有量
    が質量百分率表示で0.5〜29%であるガラスペース
    ト用ビヒクル。 RO(R’O)nH・・・式1 ここで、Rはメチル基、エチル基、n−プロピル基また
    はn−ブチル基であり、R’はプロピレン基であり、n
    は2または3である。
  2. 【請求項2】有機溶剤が、2,2,4−トリメチルペン
    タン−1,3−ジオールモノイソブチレートまたは2,
    2,4−トリメチルペンタン−1,3−ジオールジイソ
    ブチレートを含有する請求項1に記載のガラスペースト
    用ビヒクル。
  3. 【請求項3】有機溶剤が芳香族化合物および脂環式化合
    物のいずれも実質的に含有しない請求項1または2に記
    載のガラスペースト用ビヒクル。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3に記載のガラスペー
    スト用ビヒクルおよびガラス粉末を含有するガラスペー
    スト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156551A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラスペースト

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008156551A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Nippon Electric Glass Co Ltd ガラスペースト

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