JP2002003681A - アクリルアミド系重合体組成物およびその製造方法 - Google Patents
アクリルアミド系重合体組成物およびその製造方法Info
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Abstract
され、アクリルアミド系重合体水溶液の経時による粘度
低下が抑制されたアクリルアミド系重合体組成物および
その製造方法を提供する。 【解決手段】アクリルアミド系重合体にマンガン塩類1
5質量ppm〜1000質量ppm、及び亜硫酸塩0.
1質量%〜15重量%を含有させる。アクリルアミド単
量体および重合開始剤を含む水溶液からアクリルアミド
系重合体を含むゲル状水溶液を作製する重合工程と、該
ゲル状水溶液に、亜硫酸塩およびマンガン塩類を添加
し、含塩ゲル状水溶液を調製する工程と、該含塩ゲル状
水溶液を乾燥する工程と、を含むことを特徴とする、粉
末状のアクリルアミド系重合体組成物の製造方法。
Description
あり、かつ、水溶液の状態であっても経時的粘度低下の
少ないアクリルアミド系重合体組成物およびその製造方
法に関する。
剤、製紙用薬剤、土壌改良剤、石油回収用薬剤、掘削泥
水用増粘剤、高分子吸収体等多くの分野において使用さ
れている。特に高分子凝集剤として使用される場合に
は、充分な凝集作用を発現させるために高分子量で、且
つ、重合体を水に溶解した場合には水不溶物が少ないこ
とが求められる。
を、通常工業的に採用されている方法で製造すると、ア
クリルアミド単量体が残留し、環境負荷、取扱い性の点
で不都合となる場合があり、できるだけ残留単量体濃度
を低減させることが好ましい。例えば高分子凝集剤用途
として用いられる水溶性アクリルアミド系重合体の場
合、業界における残留アクリルアミド単量体濃度の水準
は、一般廃水処理用途の場合0.2質量%以下、水道に
おけるスラッジ処理の場合は0.05質量%以下とされ
ているが、近年さらに低減することが目標とされてきて
いる。
るアクリルアミド系重合体中の残留単量体を低減する方
法として、レドックス開始剤、アゾ開始剤等の開始剤増
量や重合時間の延長による重合過程での低減法がある
が、この方法を採用すると、アクリルアミド系重合体の
分子量の低下、すなわち性能の低下や、生産性が低下す
る等の不具合が発生する場合があった。
後に、後処理により残留単量体を低減する方法が使用さ
れている。この様な方法として、(1)メタノールなど
の抽出溶媒を用いて残留単量体を抽出する方法、(2)
水酸化ナトリウムなどのアルカリを重合終了後含水重合
体に添加する方法、(3)亜硫酸ナトリウムなど単量体
とマイケル付加しやすい化合物を添加する方法(USP
2,960,486、USP3,755,280、特開
昭56−103207号公報、特公昭61−23926
号公報)等が提案されているが、いずれも以下の様な問
題が生じる場合があった。
と回収を必要とし、安全性、経済性の観点から、不都合
が危惧される。(2)の方法はアルカリ添加によるアク
リルアミド等の変成に長時間を要するため、生産性が不
十分となる恐れがある。(3)の方法、中でも亜硫酸塩
を添加する方法は、取扱い性や生産性の良い方法であ
り、残留単量体の低減効果の高い方法であるが、アクリ
ルアミド系重合体の粘度が低下し、更には、水道水や工
業用水で調製した重合体水溶液の粘度が経時的に低下す
る場合があった。
度低下を抑制する方法として、亜硫酸塩と共に、アルカ
リ剤を添加する方法(特開平9−302022号公報)
が提案されているが、この場合、確かにアクリルアミド
系重合体の製造工程における分子量低下は抑制するが、
使用場面おける重合体水溶液の経時的な粘度低下を抑制
する効果は認められない場合があった。
アクリルアミド系重合体組成物として、亜硫酸塩と共に
アミノフェノールを含有する事を特徴とする重合体組成
物(特開平11−343379号公報)が報告されてい
るが、更に粘度低下抑制効果の高い方法が要望されてい
る。
アミド単量体の含有量が低く、アクリルアミド系重合体
水溶液の経時による粘度低下が小さいアクリルアミド系
重合体組成物およびその製造方法を提供することを、本
発明の目的とする。
の本発明によれば、アクリルアミド系重合体と、マンガ
ン塩類と、亜硫酸アルカリ金属塩、亜硫酸水素アルカリ
金属塩およびピロ亜硫酸アルカリ金属塩からなる群より
選ばれる1種以上の亜硫酸塩とを含有することを特徴と
するアクリルアミド系重合体組成物が提供される。
について説明する。
は、マンガン塩類および亜硫酸塩を含有している。この
ため、残留するアクリルアミド単量体の含有量は低減さ
れ、アクリルアミド系重合体水溶液の経時による粘度低
下が抑制される。
用いる技術では、亜硫酸塩を多量に含有させると、物性
の低下、例えばアクリルアミド系重合体の粘度低下、重
合体水溶液の経時的な粘度低下等が発生する場合があっ
た。経時的な物性低下は、一般の水道水や工業用水を使
用した場合に特に著しく、重合体中に含有された亜硫酸
塩と、用いられる水中の微量成分、例えば塩素、金属等
との相乗効果により、アクリルアミド系重合体の主鎖の
切断が急速に進行するためだと考えられる。
作用により、アクリルアミド単量体がマイケル付加物等
の低毒性化合物に誘導されるのと同時に、アクリルアミ
ド系重合体の主鎖が切断されることが、マンガン塩類の
存在により抑制されると推察される。
体は特に制限されないが、アクリルアミド単量体を30
モル%以上含有する単量体混合物から得られる重合体が
好ましい。
リルアミド単量体と共重合可能な単量体としては、メタ
クリルアミド;N,N−ジアルキルアミノアルキル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリレート及びこれらの塩;N,N−ジア
ルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド及びN,
N−ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの
4級アンモニウム塩;N−イソプロピルアクリルアミド
等のN−アルキル置換(メタ)アクリルアミド;N,N
−ジメチルアクリルアミド等のN,N−ジアルキル置換
(メタ)アクリルアミド;N−ビニルピロリドン;N−
ビニル(−N−アルキル)ホルムアミド;N−ビニル
(−N−アルキル)アセトアミド;ビニルピリジン、ア
リルアミン及びこれらの塩;ビニルスルホン酸及びその
塩;2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸等のアクリルアミドアルキルスルホン酸及びこれらの
塩;(メタ)アクリロニトリル;(メタ)アクリル酸お
よびその塩;(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステ
ル等を例示することができる。
合の際または重合後に、部分加水分解、メチロール化、
マンニッヒ反応等により変性されたもの;水溶性重合体
との混合物等を使用することもできる。
ミド等のエチレン性不飽和結合を2個以上有する多官能
性単量体が共重合された、架橋性のアクリルアミド系重
合体を使用することもできる。
体の製造法は特に限定されないが、通常のラジカル重合
開始剤を用いた水溶液重合を例示できる。
上、好ましくは70質量%以下、より好ましくは50質
量%以下の単量体混合物を含む水溶液を調製する。
素等)および/または有機過酸化物(ターシャリーブチ
ルハイドロパーオキサイド、過酸化ベンゾイル、クメン
ヒドロパーオキサイド等)に、3級アミン、亜硫酸塩ま
たは第一鉄塩等の還元剤を組み合わせたレドックス系開
始剤;及び/又は、アゾビスイソブチロニトリル、2,
2’−アゾビス−(2−アミジノプロパン)2塩酸塩、
4,4’−アゾビス−(4−シアノ吉草酸)等のアゾ系
開始剤を、単量体混合物の0.0001質量%以上0.
4質量%以下の範囲で、単量体混合物の水溶液に添加す
る。
することにより、アクリルアミド系重合体を得ることが
できる。なお一般に、アクリルアミド系重合体の重量平
均分子量は、1000以上5000万以下である。高分
子凝集剤用途においては、100万以上3000万以下
のものが主に用いられる。
生成する光開始剤を用いた光重合により、アクリルアミ
ド系重合体を製造することもできる。
例えば、乳化重合、分散重合により、アクリルアミド系
重合体を製造することもできる。
の亜硫酸のアルカリ金属塩としては、ナトリウム塩、カ
リウム塩を例示することができ、単量体低減の効果の観
点から、ナトリウム塩が好ましい。
液として混合またはスプレーする方法、亜硫酸塩の水溶
液を重合体粉末に含浸する方法、亜硫酸塩の粉末を重合
体水溶液に投入する等の方法により、アクリルアミド系
重合体の重合終了後の任意の工程で添加される。
の含水重合体、乾燥後の粒状あるいは粉状の重合体に添
加することができる。また、重合終了後の重合体水溶液
を含むゲル状物、スラリー化物、乳化液または分散液等
に添加することもできる。
度から目標とする単量体濃度とするために適した量とす
ればよいが、通常行われる重合で得られるアクリルアミ
ド系重合体に含まれる残留単量体の量を勘案して、アク
リルアミド系重合体の0.1質量%以上が好ましく、
0.5質量%以上がより好ましく、15質量%以下が好
ましく、10質量%以下がより好ましい。亜硫酸塩の含
有量が以上の範囲内であれば、アクリルアミド系重合体
の特性を損なうことなく、アクリルアミド単量体を十分
低減することができる。
は、塩化マンガン、弗化マンガン、臭化マンガン、硫酸
マンガン、硝酸マンガン、リン酸マンガン、ぎ酸マンガ
ン、酢酸マンガン、蓚酸マンガン、安息香酸マンガン、
アクリル酸マンガン等を例示することができる。
系重合体の重合度低下を十分抑制するために、マンガン
量で、アクリルアミド系重合体の15質量ppm以上が
好ましく、30質量ppm以上がより好ましく、アクリ
ルアミド系重合体の他の特性が低下することを抑制する
ために、1000質量ppm以下が好ましく、500質
量ppm以下がより好ましく、300質量ppm以下が
更に好ましい。
として混合またはスプレーする方法、マンガン塩類の水
溶液を重合体粉末に含浸する方法、マンガン塩類の粉末
を重合体水溶液に投入する方法等を例示することがで
き、アクリルアミド系重合体の重合終了後の任意の工程
で添加することができる。
の含水重合体、乾燥後の粒状あるいは粉状の重合体に添
加することができる。また、重合終了後の重合体水溶液
を含むゲル状物、スラリー化物、乳化液または分散液等
に添加することもできる。
体を製造する方法としては、アクリルアミド単量体およ
び重合開始剤を含む水溶液からアクリルアミド系重合体
を含むゲル状水溶液を作製する重合工程と、得られたゲ
ル状水溶液に、亜硫酸塩およびマンガン塩類を添加し、
含塩ゲル状水溶液を調製する工程と、得られた含塩ゲル
状水溶液を乾燥する工程と、を含む方法を例示すること
ができる。
0℃以下で、0.5時間以上30時間以下とされる。
系重合体組成物は亜硫酸塩を含有しているため、残留す
るアクリルアミド単量体の含有量を、アクリルアミド系
重合体の10質量ppm以下、更には5質量ppm以下
とすることができる。
アミド系重合体組成物はマンガン塩類を含有しているた
め、乾燥工程等において、アクリルアミド系重合体の重
合度が低下することが抑制される。このため、アクリル
アミド系重合体の含有量が1質量%の4質量%食塩水の
粘度を2000mPa・s以上とすることができる。ま
た、操作性の観点から、水溶液の粘度が10000mP
a・s以下となるようアクリルアミド系重合体の重合度
を調製することが好ましい。
(ローター回転数6rpm、ローターNo.2)を使用
し、ブルックフィールド粘度として測定することができ
る。
体をアクリルアミド系重合体の含有量が0.5質量%と
なるよう、0.7質量ppm塩素水に溶解した場合、マ
ンガン塩類の作用により、経時的に水溶液の粘度を実質
的に低下させないようにすることができる。なお、水溶
液粘度が実質的に低下しないとは、重合体水溶液を45
℃で16時間静置した前後で、以下の式で定義される粘
度保持率が、好ましくは90%以上、より好ましくは9
5%以上であることを意味する; 粘度保持率(%)=100×(静置後の粘度)/(静置
前の粘度)。
ド系重合体組成物においては、残留するアクリルアミド
単量体の含有量が低減されており、アクリルアミド系重
合体水溶液の経時による粘度低下が抑制されている。こ
のため、本発明のアクリルアミド系重合体組成物は、高
分子凝集剤、製紙用薬剤、土壌改良剤、石油回収用薬
剤、掘削泥水用増粘剤、高分子吸収体等の分野におい
て、好適に使用することができる。
明するが、これらは、本発明を何ら限定するものではな
い。なお、以下特に明記しない限り、「部」及び「%」
は、それぞれ「質量部」及び「質量%」を意味してお
り、試薬等は市販の高純度品を用いた。
合体組成物の特性を以下の方法で評価した。
及び水の混合液(容量比でメタノール/水=80/2
0)30mLに加え、30℃で16時間振盪し、アクリ
ルアミド系重合体組成物中に残留するアクリルアミド単
量体を抽出した。その後、抽出液を高速液体クロマトグ
ラフィーで分析し、アクリルアミド系重合体組成物の残
留アクリルアミド単量体含有量を定量した。
度(mPa・s) 重合体を1%、食塩を4%含有する水溶液を作成し、こ
の水溶液のブルックフィールド粘度を、B型粘度計(ロ
ーター回転数6rpm、ローターNo.2)を用いて測
定した。
0.5%となるよう、塩素を0.7質量ppm含む水
(モデル水道水)に溶解し、その直後に重合体水溶液の
粘度を上記に従って測定した。その後、重合体水溶液を
45℃で16時間静置し、再び粘度を測定した。
の経時変化の指標として、次式に従い、重合体水溶液の
粘度保持率(%)を計算した; 粘度保持率(%)=100×(静置後の粘度)/(静置
前の粘度)。
体組成物1及び2 アクリルアミド単量体21部およびアクリル酸ソーダ4
部を純水75部に溶解した単量体水溶液をデュワー瓶に
入れ、系内を窒素で置換後、pH6、10℃で、レドッ
クス系開始剤としてターシャリーブチルハイドロパーオ
キサイドを0.0003部と亜ニチオン酸ナトリウムを
0.0004部、アゾ系開始剤として2,2’−アゾビ
ス−(2−アミジノプロパン)2塩酸塩を0.04部と
を添加し、重合により温度が上昇し最高到達温度に達し
てから30分放置した後、得られた含水重合体ゲルをデ
ュワー瓶より抜き出し、アクリルアミド系重合体を含む
ゲル状物を得た。得られたゲル状物に、マンガン量がア
クリルアミド系重合体の0.005%(組成物1)又は
0.01%(組成物2)となるよう硫酸マンガン水溶液
を添加し、混合した。得られた硫酸マンガンを含有する
ゲル状物に、アクリルアミド系重合体の5%となるよう
亜硫酸ナトリウム水溶液を添加、混合した。その後、ゲ
ル状物を60℃で16時間乾燥し、アクリルアミド系重
合体組成物1又は2の粉末を得た。
に示した。これより、残留単量体の含有量は低く、水溶
液粘度の経時による低下も小さいことが分かった。
物3 亜硫酸ナトリウムを亜硫酸水素ナトリウムとした以外
は、アクリルアミド系重合体組成物2の場合と同様にし
て、アクリルアミド系重合体組成物3の粉末を作製し
た。
に示した。これより、残留単量体の含有量は低く、水溶
液粘度の経時による低下も小さいことが分かった。
物4 硫酸マンガンおよび亜硫酸ナトリウムを添加することな
く、アクリルアミド系重合体組成物1の場合と同様にし
て、アクリルアミド系重合体組成物4の粉末を作製し
た。
に示した。これより、水溶液粘度の経時による低下は小
さいものの、残留単量体の含有量が高いことが分かっ
た。
体組成物5及び6 亜硫酸ナトリウムのみ(組成物5)又は亜硫酸水素ナト
リウムのみ(組成物6)を、アクリルアミド系重合体の
5%となるよう添加した以外は、アクリルアミド系重合
体組成物1の場合と同様にして、アクリルアミド系重合
体組成物5又は6の粉末を作製した。
に示した。これより、残留単量体の含有量は低いもの
の、初期重合体水溶液粘度の低下及び、水溶液粘度の経
時による低下が大きいことが分かった。
物7 硫酸マンガンを添加せずに、亜硫酸ナトリウム及び水酸
化ナトリウムを、アクリルアミド系重合体の5%及び
0.5%となるよう、それぞれ添加した以外は、アクリ
ルアミド系重合体組成物1の場合と同様にして、アクリ
ルアミド系重合体組成物7の粉末を作製した。
に示した。これより、残留単量体の含有量は低いもの
の、水溶液粘度の経時による低下が大きいことが分かっ
た。
ルアミド系重合体にマンガン塩類および亜硫酸塩を含有
させることにより、残留するアクリルアミド単量体の含
有量を低減し、アクリルアミド系重合体水溶液の経時に
よる粘度低下を抑制することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 アクリルアミド系重合体と、マンガン塩
類と、亜硫酸アルカリ金属塩、亜硫酸水素アルカリ金属
塩およびピロ亜硫酸アルカリ金属塩からなる群より選ば
れる1種以上の亜硫酸塩とを含有することを特徴とする
アクリルアミド系重合体組成物。 - 【請求項2】 マンガン塩類の含有量は、マンガン量
で、アクリルアミド系重合体の15質量ppm以上10
00質量ppm以下であることを特徴とする請求項1記
載のアクリルアミド系重合体組成物。 - 【請求項3】 亜硫酸塩の含有量は、アクリルアミド系
重合体の0.1質量%以上15質量%以下であることを
特徴とする請求項1又は2記載のアクリルアミド系重合
体組成物。 - 【請求項4】 残留するアクリルアミド単量体の含有量
は、アクリルアミド系重合体の10質量ppm以下であ
ることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のア
クリルアミド系重合体組成物。 - 【請求項5】 アクリルアミド系重合体の含有量が1質
量%の4質量%食塩水の粘度が2000mPa・s以上
10000mPa・s以下であり、経時により該粘度は
実質的に低下しないことを特徴とする請求項1乃至4い
ずれかに記載のアクリルアミド系重合体組成物。 - 【請求項6】 アクリルアミド単量体および重合開始剤
を含む水溶液からアクリルアミド系重合体を含むゲル状
水溶液を作製する重合工程と、該ゲル状水溶液に、亜硫
酸塩およびマンガン塩類を添加し、含塩ゲル状水溶液を
調製する工程と、該含塩ゲル状水溶液を乾燥する工程
と、を含むことを特徴とする、粉末状の請求項1乃至5
いずれかに記載のアクリルアミド系重合体組成物の製造
方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079135A (ja) * | 2007-09-26 | 2009-04-16 | Daiyanitorikkusu Kk | 水溶性重合体の製造方法 |
CN110950997A (zh) * | 2019-12-16 | 2020-04-03 | 西南石油大学 | 一种高分子稠油乳化降粘剂及其制备方法和应用 |
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---|---|---|---|---|
JPS60192713A (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | ポリアクリルアミドの製法 |
JPS61115909A (ja) * | 1984-11-12 | 1986-06-03 | Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd | アクリルアミド残量の少ないアクリルアミド系重合体細粒状物の製法 |
-
2000
- 2000-06-19 JP JP2000183061A patent/JP4495834B2/ja not_active Expired - Fee Related
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