JP2002003193A - 産業車両のリフトシリンダ支持装置 - Google Patents

産業車両のリフトシリンダ支持装置

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JP2002003193A
JP2002003193A JP2000193359A JP2000193359A JP2002003193A JP 2002003193 A JP2002003193 A JP 2002003193A JP 2000193359 A JP2000193359 A JP 2000193359A JP 2000193359 A JP2000193359 A JP 2000193359A JP 2002003193 A JP2002003193 A JP 2002003193A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトシリンダの横方向の振動を抑えると共
に、シリンダの脱落を確実に防止することのできる産業
車両のリフトシリンダ支持装置を提供する。 【解決手段】 マスト1に沿って立設されたリフトシリ
ンダ5のシリンダチューブ5bの外側面を略対向する方
向から挟持して支持する一対の支持部材を備えた産業車
両のリフトシリンダ支持装置10において、前記一対の
支持部材11,12の少なくともいずれか一方に前記シ
リンダチューブ5bの上端面に当接可能な当接部12a
を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォークリフト等
の産業車両のリフトシリンダ支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフト等の産業車両におけるリ
フト装置は、左右一対のリフトシリンダによって昇降駆
動される。図10に示すように一対のリフトシリンダ
5,5は、それぞれ左右一対の固定マスト1,1に平行
に装着されており、その下端部と上部とをそれぞれ固定
マスト1に突設された支持部材にて支持されている。一
般に、リフトシリンダの下端部の支持方法は、図11に
示すように、左右の固定マスト1,1の下部間にわたっ
て架設したロアステー6に形成した孔6aに、シリンダ
5の下端面中央部に突設した凸部5aを嵌入して横方向
の動きを制限している。
【0003】図12は、リフトシリンダの上側の支持装
置として、特開平8−119594号公報に開示された
装置である。取付座81は、リフトシリンダ5のシリン
ダチューブ5bの外周径と略同等の凹状円弧面を有し、
固定マスト1の上部後面に固着されている。また、クラ
ンプ82は、リフトシリンダ5のシリンダチューブ5b
の外周径と略同等の凹状円弧面を有する略J字型断面の
平板状部材である。そして、リフトシリンダ5を固定マ
スト1に組み付ける場合には、シリンダチューブ5bを
緩衝体83,84を介して取付座81とクランプ82と
で挟持した状態でクランプ82を取付座81に螺設す
る。
【0004】図13は、リフトシリンダ5の上側の支持
装置の別の例を示している。ホルダ91は、上部が小径
で下部が大径の段付き貫通孔を有しており、上部の孔径
はピストンロッド5cの外径よりも十分に大きく、下部
の孔径はシリンダチューブ5bの上端部外径よりもやや
大きい。そして、リフトシリンダ5を固定マスト1に組
み付ける場合には、ホルダ91をシリンダチューブ5b
上端部に被せた状態で、ホルダ91を固定マスト1の上
部に後方に向かって突設されたブラケット92に螺設す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては以下のような問題がある。図11に示
すような2つの部材81,82でシリンダチューブ5b
を側面から挟持して支持する方法においては、シリンダ
チューブ5bの外径に対して密着した状態に調整できる
ので、横方向に対して拘束力を持ち振動を防止するが、
上下方向(軸方向)に対しては十分な拘束力を得ること
ができない。このため、悪路走行等によりリフトシリン
ダ5に軸方向の大きな外力がかかった場合、リフトシリ
ンダ5が上方向に浮いてシリンダ下端の凸部5aがロア
ステー6の孔6aから抜けてしまうおそれがある。そし
て、このリフトシリンダ5の抜けを防止する場合には、
例えば、シリンダ下端部に抜け止め防止構造を設ける必
要があり、シリンダ下端側での組み付け作業が複雑とな
ってしまうと共にコストがかかる。また、図12に示す
ような段付き環状部材91でシリンダチューブ5bの上
端部を支持する方法においては、軸方向に対して拘束力
をもちリフトシリンダ5の脱落を防止できるが、部品寸
法のばらつきと組立て性とを考慮して、シリンダ上端部
とホルダ91の内径との間に径方向の隙間を設けている
ため、横方向に振動が発生してしまう。
【0006】本発明は、上記の課題を解決するために、
リフトシリンダの横方向の振動を抑えると共に、シリン
ダの脱落を確実に防止することのできる産業車両のリフ
トシリンダ支持装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明は、マストに沿って立設さ
れたリフトシリンダのシリンダチューブの外側面を略対
向する方向から挟持して支持する一対の支持部材を備え
た産業車両のリフトシリンダ支持装置において、前記一
対の支持部材の少なくともいずれか一方に前記シリンダ
チューブの上端面に当接可能な当接部を有することを特
徴としている。また、前記一対の支持部材のうち、前記
当接部を有する方の支持部材は、車体側への取付部と、
前記取付部の上端から曲折して延出し前記シリンダチュ
ーブの上端面に当接可能な上脚部と、前記取付部の下端
から前記上脚部と同側に曲折して延出し前記シリンダチ
ューブの側面に当接可能な下脚部とを有する板材である
ことを特徴としている。
【0008】本発明によると、リフトシリンダのシリン
ダチューブの外側面を、2つの支持部材により対向方向
から支持するので、リフトシリンダの横方向に対し拘束
力を持ち、横方向の振動を抑えることができると共に、
2つの支持部材のうち少なくともいずれか一方の支持部
材が、シリンダチューブの上端面に当接可能な当接部を
備えているので、車両の悪路走行等によりリフトシリン
ダに軸方向の大きな外力がかかってリフトシリンダが脱
落する程度に浮こうとしても、前記当接部がシリンダチ
ューブの上端面を押さえてリフトシリンダの上方向への
動きを拘束できるので、リフトシリンダの脱落を確実に
防止できる。また、当接部を有する方の支持部材は、車
体側への取付部と、前記シリンダチューブの上端面に当
接可能な上脚部と、前記シリンダチューブの側面に当接
可能な下脚部とを有する部材であり、板材を板金加工し
て容易に製作できる。特に、上脚部はその下面でシリン
ダチューブの上端面に当接する機能を有するだけでよい
ので、下脚部との位置関係を含む上脚部の寸法精度は荒
くてよいのでコストを低く製作できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明に係る実施形態について詳細に説明する。図1に示す
ように、フォークリフト等の産業車両におけるリフト装
置は、車両の前部に装着された左右一対の固定マスト
1,1と、固定マスト1,1に沿って昇降自在に固定マ
スト1,1に装着された左右一対の可動マスト2,2
と、可動マスト2,2に沿って昇降自在に可動マスト
2,2に装着されたフィンガーボード3と、フィンガー
ボード3の前部に装着された左右一対のフォーク4,4
とを有している。固定マスト1,1の後方には、固定マ
スト1,1と平行に一対のリフトシリンダ5,5がそれ
ぞれ固定マスト1,1に装着されている。リフトシリン
ダ5の下端部は、左右の固定マスト1,1の下部間にわ
たって架設したロアステー6に形成した孔6a(図11
参照)に、リフトシリンダ5のシリンダチューブ5bの
下端面中央部に突設した凸部5aを嵌入して支持され、
リフトシリンダ5のシリンダチューブ5bの上端部は、
後述する支持装置10により支持されている。
【0010】リフトシリンダ5のピストンロッド5c
は、左右の可動マスト2,2の上部間にわたって架設し
たヘッドステー6に固着されている。可動マスト2の上
部にはプーリ7が装着されており、一端が固定マスト1
に、他端がフィンガーボード3に固着されたチェーン8
がこのプーリ7に巻架されている。上記構成により、リ
フトシリンダ5を伸縮駆動することにより、可動マスト
2を昇降駆動し、そしてチェーン8を介してフィンガー
ボード3及びフォーク4が昇降駆動される。
【0011】リフトシリンダ5の上側の支持装置の第1
実施形態について、図2及び図3を用いて詳細に説明す
る。支持装置10は、支持部材であるクランプ11とサ
ポート12とでシリンダチューブ5bを挟持して、固定
マスト1に取着されたブラケット9に螺設することでリ
フトシリンダ5を支持している。クランプ11は、部材
の幅方向を上下方向とする板材を平面視で略D字型をな
すように成形したものであり、シリンダチューブ5bの
外周面よりもやや大きい内周面を有する半円筒部11a
と、半円筒部11aから延びる脚部11b,11bと、脚
部11b,11bの先端からそれぞれ内方に曲折し先端が
対向する取付部11c,11cとを有している。取付部1
1cにはそれぞれ、先端からU字型の切欠き11d,11
dが設けられている。
【0012】サポート12は、シリンダチューブ5bの
外径よりもやや狭い幅Hを有し、部材の幅方向を車両の
前後方向とする板材を前後方向から見て略コ字型をなす
ように成形したものであり、内面に前後2個のナット1
2d,12dが溶接された取付部12cと、取付部12c上
端から曲折し水平方向に延出する上脚部12aと、取付
部12c下端から曲折し水平方向に延出する下脚部12b
とを有している。下脚部12bの先端は、シリンダチュ
ーブ5bの外周面と略同等の凹状円弧面を有している。
上脚部12aの先端は、下脚部12bの先端の凹状円弧面
と同心で、かつピストンロッド5cの外径よりも大きく
シリンダチューブ5bの外径よりも小さい径を有する凹
状円弧面を有している。
【0013】ブラケット9は、シリンダチューブ5bの
上端部と略同等の高さの位置に、固定マスト1の左右外
側面から後方に突設された平板状のもので、後方突出部
には前後2個の縦方向の長孔9a,9aを備えている。支
持装置10の装着時に用いる部品として、ボルト15,
15と、金属プレート16に固着された緩衝用のブッシ
ュ17と、ブッシュ17の締め代を管理するカラー1
8,18と、シム19とがある。
【0014】上記支持装置10を用いて、リフトシリン
ダ5を固定マスト1に組み付ける作業について説明す
る。まず、リフトシリンダ5の下端部の凸部5aをロア
ステー6の孔6aに嵌入する。ついで、サポート12
を、その上脚部12aの下面がシリンダチューブ5bの上
端面に、そしてその下脚部12bの凹状円弧面がシリン
ダチューブ5bの外周にそれぞれ当接する状態で、クラ
ンプ11をシリンダチューブ5bの上端部側面及びサポ
ート12を覆うようにして配置し、クランプ11の半円
筒部11aの内面とサポート12の下脚部12bの凹状円
弧面とがシリンダチューブ5bの外周に密着するよう
に、クランプ11の取付部11cとサポート12の取付
部12cとの間にシム19を押入して、クランプ11と
サポート12とでシリンダチューブ5bを挟持する。つ
いで、ブラケット9とカラー18とブッシュ17とを挟
んでボルト15をサポート12のナット12dに螺合す
ることにより、リフトシリンダ5の固定マスト1への組
み付けが完了する。なお、必要に応じてクランプ11の
取付部11cとブラケット9との間にシム19を挿入し
て、リフトシリンダ5と固定マスト1との平行度を調整
する。
【0015】本実施形態によれば、車両の悪路走行等に
よりリフトシリンダ5に軸方向の外力が作用しても、サ
ポート12の上脚部12aがシリンダチューブ5bの上端
面を拘束するので、リフトシリンダ5の下端部の凸部5
aがロアステー6の孔6aから抜けることはない。これに
より、リフトシリンダ5の脱落を防止できると共に、リ
フトシリンダ5の下端部には抜け止め構造を設ける必要
がなく上端部のみに取り付けるだけでよく、凸部5aと
孔6aとの組み合わせでよいので、組立作業が複雑にな
ることもなくコストも抑えることができる。また、支持
装置10は、クランプ11の半円筒部11aの内面とサ
ポート12の下脚部12bの凹状円弧面との2つの対向
する支持面を用いているので、シリンダチューブ5bの
外周面に対して2つの支持面が密着するようにシム19
による調整ができる。これにより、支持装置10はリフ
トシリンダ5の横方向に対しても拘束力を有し、リフト
シリンダ5の横方向の振動を抑えることができる。ま
た、当接部である上脚部12aを有するサポート12
は、板材を板金加工して容易に製作できる。特に、上脚
部12aはその下面でシリンダチューブ5bの上端面に当
接する機能を有するだけでよいので、下脚部12bとの
位置関係を含む上脚部12aの寸法精度は荒くてよいの
でコストを低く製作できる。
【0016】リフトシリンダ5の上側の支持装置20の
第2実施形態について、図4を用いて説明する。第1実
施形態と同一のものは、同一符号を付して説明を省略す
る。クランプ21は、部材の幅方向を上下方向とする板
材を平面視で略D字型をなすように成形したものであ
り、シリンダチューブ5bの外周面よりもやや大きい内
周面を有する半円筒部21aと、半円筒部21aから延び
る脚部21b,21bと、脚部21b,21bの先端からそ
れぞれ内方に曲折し先端が対向する取付部21cとを有
している。取付部21cの内面にはそれぞれ、ナット2
1d,21dが溶接されている。
【0017】サポート22は、シリンダチューブ5bの
外径程度の幅を有し、部材の幅方向を車両の前後方向と
する板材を前後方向から見て略コ字型をなすように成形
したものであり、前後2個の取付孔22d,22dが設け
られた取付部22cと、取付部22c上端から曲折し水平
方向に延出する上脚部22aと、取付部22c下端から曲
折し水平方向に延出する下脚部22bとを有している。
下脚部22bの先端は、シリンダチューブ5bの外周面と
略同等の凹状円弧面を有している。上脚部22aの先端
は、下脚部22bの先端の凹状円弧面と同心で、かつピ
ストンロッド5cの外径よりも大きくシリンダチューブ
5bの外径よりも小さい径を有する凹状円弧面を有して
いる。また、上脚部22aと下脚部22bとの間隔は、ク
ランプ21の幅よりもやや大きい。
【0018】上記支持装置20を用いて、リフトシリン
ダ5を固定マスト1に組み付ける作業について説明す
る。まず、リフトシリンダ5の下端部の凸部5aをロア
ステー6の孔6aに嵌入する。ついで、クランプ21を
シリンダチューブ5bの上端部側面を覆うようにして配
置し、サポート22を、その上脚部22aの下面がシリ
ンダチューブ5bの上端面に、そしてその下脚部22bの
凹状円弧面がシリンダチューブ5bの外周にそれぞれ当
接する状態(このとき、クランプ21の取付部22cは
サポート22の上脚部22aと下脚部22bとの間に位置
する)で、ブラケット9とカラー18とブッシュ17と
を挟んでボルト15をクランプ21のナット21dに仮
止めし、必要に応じてサポート22の取付部22cとブ
ラケット9との間にシム19を挿入して、リフトシリン
ダ5と固定マスト1との平行度を調整する。ついで、仮
止めしたボルト15を締め込んでリフトシリンダ5の固
定マスト1への組み付けが完了する。
【0019】本実施形態によれば、第1実施形態と同様
に、車両の悪路走行等によりリフトシリンダ5に軸方向
の外力が作用しても、サポート22の上脚部22aがシ
リンダチューブ5bの上端面を拘束するので、リフトシ
リンダ5の下端部の凸部5aがロアステー6の孔6aから
抜けることはない。これにより、リフトシリンダ5の脱
落を防止できると共に、リフトシリンダ5の下端部には
抜け止め構造を設ける必要がなく上端部のみに取り付け
るだけでよく、凸部5aと孔6aとの組み合わせでよいの
で、組立作業が複雑になることもなくコストも抑えるこ
とができる。また、ボルト15の締め付け力を大きくす
るにつれて、クランプ21の半円筒部21aの内面とサ
ポート22の下脚部22bの凹状円弧面との2つの対向
する支持面による挟持力を大きくできる。これにより、
リフトシリンダ5の横方向に対しても十分な拘束力を有
し、リフトシリンダ5の横方向の振動を抑えることがで
きると共に、ある程度の軸方向の外力を支持することも
可能となり、サポート22の上脚部22aの負担を軽く
することができ、耐久性を向上できる。また、当接部で
ある上脚部22aを有するサポート22は、板材を板金
加工して容易に製作できる。特に、上脚部22aはその
下面でシリンダチューブ5bの上端面に当接する機能を
有するだけでよいので、下脚部22bとの位置関係を含
む上脚部22aの寸法精度は荒くてよいのでコストを低
く製作できる。
【0020】以上説明した実施形態においては、シリン
ダチューブ5bの上端面への当接可能な部材として、サ
ポート12,22の上脚部12a,22aを用いた例にて
説明したが、図5に示すように、クランプ31の半円筒
部31aの上端部から内方に突出する1以上の爪31eに
その機能を持たせるように構成してもよい。この場合、
サポート32側にはシリンダチューブ5bの上端面への
当接可能な部材は不要で、上脚部32aも下脚部32bと
同形状でよく、シリンダチューブ5bの外周に当接する
ようになる。爪31eは、曲げ加工によって形成するよ
うに図示したが、溶接等の他の方法によって形成しても
よい。また、サポート12は板材をプレス成形し、ナッ
ト12dを溶接した例にて説明したが、ブロック状でも
よい。例えば、図6のサポート42は図5に示したサポ
ート32の代わりになり、図7のサポート52(上脚部
12aに対応する突出部52aを有している)は図3にて
説明したサポート12の代わりになる。サポート42,
52はそれぞれ前後2つのネジ孔42d,42d,52
d,52dを備えている。また、シリンダチューブ5bの
外周に当接する部位の形状は円弧の例にて説明したが、
図8に示すように、シリンダチューブ5bの外周への当
接面が平面であるクランプ61及びサポート62を用い
てもよい。また、図9に示すように、略D字型の断面の
代わりに略J字型の断面のクランプ71でもかまわな
い。
【0021】さらに、シリンダチューブ5bの上端面へ
の当接可能な部材を、サポート及びクランプのいずれか
一方に設けた例にて説明したが、両方に設けてもかまわ
ない。また、実施形態の説明においては、シリンダチュ
ーブ5bの上端面への当接可能な部材(サポート12の
上脚部12aやクランプ31の爪31e等)をシリンダチ
ューブ5bの上端面に当接した状態でリフトシリンダ5
を組み付ける例にて説明したが、この当接可能な部材と
シリンダチューブ5bの上端面とを所定距離(シリンダ
下端の凸部5aがロアステー6の孔6aから抜けない程
度)離間させて組み付けてもよい。これにより、通常の
作業時や通常の走行時に生じる小さな振動を押さえる場
合に受ける繰り返し荷重を受けず、悪路走行等によりリ
フトシリンダ5が脱落する程度に浮いたときのみシリン
ダチューブ5bの上端面を押さえる反力を受けるだけな
ので、シリンダチューブ5bの上端面への当接可能な部
材の耐久性を向上することができる。
【0022】以上説明したように、本発明によれば、シ
リンダチューブの上端部側面を、2つの支持部材を密着
させて支持するので、リフトシリンダの横方向の振動を
抑えることができ、また、シリンダチューブの上端面へ
の当接可能な部材を備えているので、悪路走行等により
リフトシリンダが脱落する程度に浮いてもリフトシリン
ダの脱落を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するリフト装置の側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態の部分平面断面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態の分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態の分解斜視図及び部分平
面断面図である。
【図5】本発明の実施形態の別態様の分解斜視図及び平
面図である。
【図6】本発明の実施形態の別態様の斜視図である。
【図7】本発明の実施形態の別態様の斜視図である。
【図8】本発明の実施形態の別態様の分解斜視図及び平
面図である。
【図9】本発明の実施形態の別態様の斜視図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【図11】従来技術の説明図である。
【図12】従来技術の支持装置の平面断面図である。
【図13】従来技術の支持装置の側面図である。
【符号の説明】
1…固定マスト、2…可動マスト、5…リフトシリン
ダ、5b…シリンダチューブ、5c…ピストンロッド、9
…ブラケット、10,20…支持装置、11,21,3
1,61,71…クランプ、11a,21a,31a…半
円筒部、11c,21c…取付部、12,22,32,4
2,52,62…サポート、12a,22a,32a,5
2a…上脚部、12b,22b,32b…下脚部、12c,
22c…取付部、17…ブッシュ、18…カラー、19
…シム、31e…爪。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスト(1)に沿って立設されたリフトシ
    リンダ(5)のシリンダチューブ(5b)の外側面を略対向す
    る方向から挟持して支持する一対の支持部材を備えた産
    業車両のリフトシリンダ支持装置(10)において、 前記一対の支持部材(11,12)の少なくともいずれか一方
    に前記シリンダチューブ(5b)の上端面に当接可能な当接
    部(12a)を有することを特徴とする産業車両のリフトシ
    リンダ支持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の産業車両のリフトシリン
    ダ支持装置(10)において、 前記一対の支持部材のうち、前記当接部を有する方の支
    持部材(12)は、車体側への取付部(12c)と、前記取付部
    (12c)の上端から曲折して延出し前記シリンダチューブ
    (5b)の上端面に当接可能な上脚部(12a)と、前記取付部
    (12c)の下端から前記上脚部(12a)と同側に曲折して延出
    し前記シリンダチューブ(5b)の側面に当接可能な下脚部
    (12b)とを有する板材であることを特徴とする産業車両
    のリフトシリンダ支持装置。
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JP2007320679A (ja) * 2006-05-30 2007-12-13 Toyota Industries Corp シリンダの固定装置
KR100991331B1 (ko) 2005-12-28 2010-11-02 현대중공업 주식회사 지게차 리프트 실린더 고정장치

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