JP2005213015A - フォークリフト用リフトシリンダの固定装置 - Google Patents

フォークリフト用リフトシリンダの固定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リフトシリンダの回動防止及び抜け出し防止専用の部品を用いなくても済み、サポートを適用できるリフトシリンダの機種の制約を緩和できるフォークリフト用リフトシリンダの固定装置を提供する。
【解決手段】アウターマスト12の側面に固定されたブラケット23にスペーサ24を取り付ける。リフトシリンダ18の外周面に嵌合固定されたサポータ本体25のアーム部25b,25cの先端部をブラケット23及びスペーサ24に対応し、連結ボルト26によってブラケット23とサポータ本体25を連結する。アーム部25b,25cの間に介在された緩衝部材27をリフトシリンダ18に設けられたオーバーフローパイプ22の湾曲部22aに係合する。パイプ22によってシリンダ18の上方への移動と回動が防止される。緩衝部材27の係合凹部27bにパイプ22を係合するため、サポータ本体25を適用できるリフトシリンダ18の機種の制約が緩和される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、フォークリフトのマストを昇降させるリフトシリンダの固定装置に関する。
フォークリフト用リフトシリンダの固定装置として、従来、特許文献1又は特許文献2に記載されたものが提案されている。特許文献1に記載された固定装置は、平断面を表す図9に示すようにアウターマスト12の側端縁にブラケット35を取り付け、このブラケット35に弾性体36を介してネジ軸部37を貫通支持し、このネジ軸部37の先端に連結したフランジ部37aに横U字状の保持部38を連結している。この保持部38をリフトシリンダ18のシリンダ本体18Aの外周面に嵌合し、保持部38の両端部に架橋した締め金39を、保持部38に形成した雄ネジ部38aに螺合したナット40によってリフトシリンダ18に締め付け、リフトシリンダ18をアウターマスト12に連結するようになっている。
一方、特許文献2に記載された固定装置は、正面を表す図10に示すようにアウターマスト12に取り付られたブラケット35に支持ボルト41を貫通し、該支持ボルト41に螺合されたナット42,43により支持ボルト41をブラケット35に固定している。一方、リフトシリンダ18のシリンダ本体18Aの上端部に嵌合されたキャップ44の外周面に形成された廻止螺孔45に対し、前記ナット42,43を緩めた状態で支持ボルト41の先端部を螺合してリフトシリンダ18を前記アウターマスト12に連結し、シリンダ本体18Aに対してキャップ44を廻止めするようになっている。
又、図11に示すようにリフトシリンダ18のキャップ44の外周面の上側に小径の段差部46を形成し、この段差部46に対しアウターマスト12側のブラケット35に連結される連結リング47を嵌合するようにしたリフトシリンダの固定装置も提案されている。
特開昭61−226497号公報 特開平8−91791号公報
ところが、特許文献1に記載されたリフトシリンダの固定装置は、リフトシリンダ18の外周面を保持部38と締め金39によって単に挟着保持しているため、次のような対策が必要となる。即ち、リフトシリンダ18の下端部に対して、図12に示すように左右一対のアウターマスト12(一方のみ図示)の下端部間を連結するマストサポート14に設けた嵌合穴14aに対してリフトシリンダ18の下端部に設けた嵌合凸部21を嵌合してリフトシリンダ18の取付位置を設定する。そして、マストサポート14上でリフトシリンダ18が回動しないようにするために、マストサポート14に導入溝14bと係止溝14cを形成し、この係止溝14cにリフトシリンダ18の下端面に設けた回動防止ピン51を導入溝14bから導入して係止しなければならず、リフトシリンダ18の回動防止専用の部品が別途必要になるという問題があった。又、マストサポート14の嵌合穴14aからリフトシリンダ18の嵌合凸部21が上方に抜けないようにするため、前記嵌合凸部21の下端面にネジ孔21aを形成し、このネジ孔21aに螺合される抜け止めボルト52によって座金53をマストサポート14の下面に当接する必要がある。このため、抜け止め防止専用の部品も必要になって、部品点数が多くなり、製造及び組み付け作業が面倒で、コストの低減を図ることができないという問題があった。
一方、特許文献2のリフトシリンダの固定装置は、キャップ44に設けられた廻止螺孔45に支持ボルト41を螺合しているので、前述したリフトシリンダ18の嵌合凸部21の抜け止め防止構造を別途設ける必要はない。しかしながら、支持ボルト41はシリンダ本体18Aとキャップ44の廻止めの機能を発揮するが、マストサポート14とシリンダ本体18Aの廻止めの機能はないので、シリンダ本体18Aの回動防止専用の回動防止ピン51を省略することができない。又、キャップ44に廻止螺孔45を形成する必要があるので、加工が面倒であるという問題もあった。さらに、キャップ44に廻止螺孔45を形成するので、キャップ44の外径寸法及び長さ寸法が制約を受け、又、シリンダ本体18Aに廻止螺孔45を形成することも難しく、従って、適用できるリフトシリンダの機種に制約があるという問題があった。
さらに、図11に示すキャップ44に段差部46を設けたリフトシリンダ18の固定装置には、前述した抜け止め防止専用の部品は不要となる。しかし、リフトシリンダ18の廻止め構造が必要なうえに、キャップ44に段差部46を加工する面倒な作業も必要になり、キャップ44に段差部46を形成するので、適用できるリフトシリンダの機種にも制約があるという問題があった。
本発明の第1の目的は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、リフトシリンダの抜け止め防止専用の部品を無くして、構造を簡素化し、製造及び組付け作業を容易に行い、コストの低減を図ることができるとともに、適用できるリフトシリンダの機種の制約を緩和することができるフォークリフト用リフトシリンダの固定装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、上記第1の目的に加えて、リフトシリンダの回動防止専用の部品を無くして、構造を簡素化し、製造及び組付け作業を容易に行い、コストの低減を図ることができるフォークリフト用リフトシリンダの固定装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、アウターマストに設けたブラケットに対し、リフトシリンダを支持するためのサポータを取り付けたリフトシリンダの固定装置において、前記リフトシリンダの外周面に側方に張り出す突起部を設け、前記サポータに対し前記突起部を係合して、該突起部の上方への移動及び旋回を防止するための係合凹部を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記突起部はリフトシリンダのシリンダ本体に設けられていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、前記突起部はリフトシリンダに予め設けられたオーバーフローパイプ又はエア抜きプラグであることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項において、前記サポータはサポータ本体と緩衝部材よりなり、前記係合凹部が緩衝部材に形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、前記サポータ本体はリフトシリンダの外周面に嵌合される切り欠き筒状の胴部と、該胴部の両端部に二股状に形成された一対のアーム部とによって構成され、前記アーム部は連結手段によって前記ブラケットに連結されていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、前記緩衝部材は前記一対のアーム部の間に介在され、リフトシリンダの外周面と接触する緩衝部材の内側面には、前記突起部の係合凹部が設けられ、緩衝部材の下端部左右両側には前記アーム部の下端縁に係止されて緩衝部材の上方への移動を防止するためのストッパーが設けられているこことを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6において、前記ブラケットには前記サポータ本体の一対のアーム部の間に介在されるスペーサが配設され、該スペーサの貫通孔には前記連結手段としての連結ボルト又は連結ピンが貫通されていることを要旨とする。
請求項1記載の発明は、サポータに設けた係合凹部に対して、リフトシリンダの突起部が係合され、リフトシリンダの上方への移動が防止される。このため、リフトシリンダの下端部に抜け止め防止専用の部品を別途設ける必要がなく、部品点数を低減して製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。又、リフトシリンダに対して突起部を設ける構造のため、従来のキャップに廻止螺孔を形成する構造と比較して、適用できるリフトシリンダの機種の制約を緩和することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、前記突起部がリフトシリンダのシリンダ本体に設けられているので、リフトシリンダの回動が防止され、リフトシリンダの下端部に回動防止専用の部品を設ける必要がなく、部品点数を低減して製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、突起部がオーバーフローパイプ又はエアー抜きプラグであるため、リフトシリンダに対して新たに専用の突起部を加工しなくても済み、さらにコストを低減することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、前記係合凹部が緩衝部材に形成されているので、マストの振動が突起部に伝達されるのを緩和して、突起部の疲労による破損を防止することができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の効果に加えて、リフトシリンダに対するサポータの脱着作業を容易に行うことができるとともに、一対のアーム部の間に緩衝部材を保持することができる。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、前記一対のアーム部の間に緩衝材料を専用の連結具を用いることなく容易に組み込むことができる。
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載の効果に加えて、ブラケットに対してサポータ本体のアーム部を安定して取り付けることができる。
以下、本発明を具体化したフォークリフト用リフトシリンダの固定装置の一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1はマスト組立体11をフォークリフトの後方から見た正面図、図2は同じくマスト組立体11の平面図である。図1に示すように、左右一対のアウターマスト12の上下両端部は上部及び下部のマストサポート13,14によって互いに平行に連結されている。前記アウターマスト12,12の内側には左右一対のインナーマスト15,15が互いに平行に装設され、インナーマスト15,15の上端部は上部及び下部のマストサポート16,17によって連結されている。
前記アウターマスト12,12に近接するように前記マストサポート14の上面には左右一対のリフトシリンダ18,18が互いに平行に立設されている。両リフトシリンダ18,18のピストンロッド19,19は前記マストサポート16の両端部に連結されている。そして、ピストンロッド19,19の上下方向への移動によって前記マストサポート16を介してインナーマスト15,15が昇降動作されるようになっている。なお、インナーマスト15,15には図示しないがリフトブラケットを介してフォークが装着されるようになっている。
前記リフトシリンダ18,18の上部は、次に詳述する左右一対の固定装置20,20によってアウターマスト12,12の上部に連結されている。前記リフトシリンダ18,18の下端面に突設した嵌合凸部21は、前記マストサポート14に設けた嵌合穴14aに嵌入され、リフトシリンダ18,18のマストサポート14上での横方向の移動が規制されるようになっている。
前記一対の固定装置20,20は左右対称に、かつ同一構成となっているので、右側の固定装置20のみについて説明する。
図3は右側のリフトシリンダ18の上端部を右側のアウターマスト12の上端部に連結する固定装置20を拡大して示す斜視図である。又、図4は固定装置20を分解して示す斜視図である。
図3に示すように前記アウターマスト12の右側面には側面横U字状をなすブラケット23が溶接によって固着されている。このブラケット23は垂直板23aと、その垂直板23aの上下両端部にそれぞれ一体に折り曲げ形成された水平板23b,23cとによって形成されている。前記垂直板23aの中央部には取付穴23dが形成され、この取付穴23dには横円筒状をなすスペーサ24が横向きに配置され、連結ボルト26によってブラケット23に連結されるようになっている。
図3に示すように前記リフトシリンダ18のシリンダ本体18Aの上端部にはキャップ44が嵌合固定され、キャップ44の上面からピストンロッド19が突出されている。前記ブラケット23と前記シリンダ本体18Aの上端部は、スペーサ24、サポータ本体25及び連結ボルト26によって連結されている。サポータ本体25は、前記シリンダ本体18Aに設けられたオーバーフローパイプ22と対応するように、シリンダ本体18Aの外周面に取り外し可能に装着されている。このサポータ本体25はシリンダ本体18Aの外周面に嵌合される切り欠き円筒状をなす胴部25aと、この胴部25aの両端部に一体に、かつ二股状に連結された一対のアーム部25b,25cとによって構成されている。右側の前記アーム部25cには前記ブラケット23とサポータ本体25を連結するための連結ボルト26を貫通する挿通穴25dが形成されている。左側の前記アーム部25bには前記挿通穴25dと対応して同じく連結ボルト26の先端雄ネジ部を螺合するためのリング状の雌ネジ部25eが一体に形成されている。
前記サポータ本体25のアーム部25b,25cの間には、ゴム製の緩衝部材27が介在されている。この実施形態では前記サポータ本体25と緩衝部材27によりサポータが形成されている。この緩衝部材27のシリンダ本体18Aの外周面と接触する面は円弧面27aに形成され、その下部には図5に示すようにシリンダ本体18Aに設けられた突起部としてのオーバーフローパイプ22を係合するための係合凹部27bが形成されている。前記緩衝部材27の下端部左右両側には前記サポータ本体25をアーム部25b,25cの下端縁に係止させて、緩衝部材27が上方へ移動するのを防止するためのストッパー27c,27cが一体に形成されている。
次に、スペーサ24、サポータ本体25、連結ボルト26及び緩衝部材27を用いて前記リフトシリンダ18と前記ブラケット23を連結する方法について説明する。
最初に、緩衝部材27の円弧面27aをシリンダ本体18Aの外周面に接触するとともに、係合凹部27bをオーバーフローパイプ22の上部の湾曲部22aに係合する。
次に、ブラケット23の取付穴23dにスペーサ24の一端を嵌入し、サポータ本体25のアーム部25b,25cを胴部25aの弾性変形を利用して互い離隔する水平方向に拡開させた状態で、胴部25aをシリンダ本体18Aの外周面に嵌合接触してアーム部25b,25cにより前記緩衝部材27の左右両側面をクランプするとともに、スペーサ24の他端面と、垂直板23aの内側面をクランプする。この状態ではアーム部25b,25cの下端縁が緩衝部材27のストッパー27c,27cに支持される。又、挿通穴25d、雌ネジ部25eがスペーサ24の貫通穴24aと対応する。この状態で、図6に示すように連結ボルト26をスペーサ24の貫通穴24aに貫通し、連結ボルト26の先端雄ネジ部をサポータ本体25の雌ネジ部25eに螺合する。
以上のようにして、スペーサ24、サポータ本体25、連結ボルト26及び緩衝部材27を用いてリフトシリンダ18の上端部がブラケット23に固定されることになる。
上記実施形態のフォークリフト用リフトシリンダの固定装置によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、リフトシリンダ18をブラケット23に連結するためのサポータ本体25のアーム部25b,25cの間に保持された緩衝部材27の係合凹部27bをリフトシリンダ18に設けられた既製のオーバーフローパイプ22の湾曲部22aに係合するようにした。又、緩衝部材27の下端部にストッパー27cを設けてアーム部25b,25cの下端縁に係止するようにした。このため、リフトシリンダ18の上方への移動が緩衝部材27、サポータ本体25及びブラケット23によって防止される。従って、リフトシリンダ18の上方への抜け出し防止専用の部品を省略して、製造及び組み付け作業を容易に行いコストの低減を図ることができる。
(2)上記実施形態では、突起部としてのオーバーフローパイプ22を緩衝部材27の係合凹部27bに係合するようにした。このため、背景の技術で述べたキャップ44に廻止螺孔45を形成する構成或いはキャップ44に段差部46を形成する構成と比較して、サポータ本体25を装着できるリフトシリンダ18の適用機種の制約を緩和することができる。
(3)上記実施形態では、突起部がオーバーフローパイプであるため、リフトシリンダ18に対して新たに専用の突起部を加工しなくても済み、コストを低減することができる。
(4)上記実施形態では、緩衝部材27の係合凹部27bにリフトシリンダ18のオーバーフローパイプ22の湾曲部22aを係合するようにしたので、リフトシリンダ18が垂直線を中心に回動するのを防止することができる。このため、リフトシリンダ18の回動防止専用の部品を省略して、部品点数を低減し製造及び組み付け作業を容易に行いコストを低減することができる。
(5)上記実施形態では、ゴム製の緩衝部材27によってオーバーフローパイプ22を保持するようにしたので、アウターマスト12の振動がブラケット23、スペーサ24及びサポータ本体25を介して緩衝部材27に伝達されても、オーバーフローパイプ22に作用する振動が緩和される。このため、オーバーフローパイプ22の振動による疲労を低減して、耐久性を向上することができる。
(6)上記実施形態では、サポータ本体25を弾性変形可能な胴部25aとアーム部25b,25cによって形成した。このため、シリンダ本体18Aの側方からサポータ本体25の胴部25aを、該シリンダ本体18Aの外周面に嵌合することができ、リフトシリンダ18に対するサポータ本体25の取り付け作業を容易に行うことができる。
(7)上記実施形態では、ブラケット23の取付穴23dに対してスペーサ24の一端を嵌入し、前記スペーサ24及びブラケット23の垂直板23aを前記サポータ本体25のアーム部25b,25cの先端部間に介在して連結ボルト26によってサポータ本体25をブラケット23及びスペーサ24に連結するようにした。又、緩衝部材27の係合凹部27bにオーバーフローパイプ22の湾曲部22aを係合するとともに、緩衝部材27の下端部にストッパー27cを一体に形成し、アーム部25b,25cの下端縁にストッパー27cを係止するようにした。このため、緩衝部材27をアーム部25b,25cの間の所定位置に保持することができ、サポータ本体25に緩衝部材27を取り付けるための専用の部品を省略して、構造を簡素化し製造を容易に行いコストを低減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図7に示すように、サポータ本体25の胴部25aに対してオーバーフローパイプ22に上方から係合される係合凹部25fを形成し、オーバーフローパイプ22と係合凹部25fの間にゴムなどにより形成された緩衝部材27を介在するようにしてもよい。
○ 図8に示すように、サポータ本体25の胴部25aに対してリフトシリンダ18に予め設けられ、かつリフトシリンダ18のロッド側シリンダ室のエアを外部に放出するための突起部としてのエア抜きプラグ29を係合するための係合凹部25fを設けるようにしてもよい。
○ 図示しないが、オーバーフローパイプ22又はエア抜きプラグ29に代えて、新たにリフトシリンダ18のシリンダ本体18Aの外周面又はキャップ44の外周面に突起部を溶接などにより取り付けるようにしてもよい。
キャップ44に突起部を設けた場合には、リフトシリンダ18の抜け出し防止専用の部品を省略するとともに、サポータ本体25を適用できるリフトシリンダ18の機種範囲を広くする効果はあるが、シリンダ本体18Aの回動防止構造が必要となる。
○ キャップ44に設けられたオーバーフローパイプ22又はエア抜きプラグ29を突起部として用いてもよい。
○ 連結手段としての連結ボルト26及び雌ネジ部25eに代えて、連結ピン及びサークリップを用いてもよい。
○ リフトシリンダ18によってフォークを支持したブラケットを昇降動作させるマスト組立体に適用してもよい。
○ ブラケット23の取付穴23dにスペーサ24を溶接により連結してもよい。
(定義)この明細書においてサポータの係合凹部とは、サポータ本体25自体に形成した係合凹部以外に、サポータ本体25に保持される緩衝部材27等の他部材に形成された係合凹部も含むものとする。
この発明を具体化したフォークリフトのリフトシリンダの固定装置を装着したマスト組立体の正面図。 図1のマスト組立体の平面図。 リフトシリンダの固定装置の斜視図。 リフトシリンダの固定装置の分解斜視図。 リフトシリンダの固定装置の拡大縦断面図。 リフトシリンダの固定装置の拡大平断面図。 この発明の別例を示す部分縦断面図。 この発明の別例を示す部分縦断面図。 従来のフォークリフトのリフトシリンダの固定装置を示す平断面図。 従来のフォークリフトのリフトシリンダの固定装置を示す正面図。 従来のリフトシリンダの固定装置を示す正断面図。 従来のリフトシリンダの下端部の取付構造を示す分解斜視図。
符号の説明
18…リフトシリンダ、18A…シリンダ本体、20…固定装置、22…突起部としてのオーバーフローパイプ、23…ブラケット、25f,27b…係合凹部、24…スペーサ、25…サポータ本体、25a…胴部、25b,25c…アーム部、26…連結手段を構成する連結ボルト、27…緩衝部材、27c…ストッパー、29…突起部としてのエア抜きプラグ。

Claims (7)

  1. アウターマストに設けたブラケットに対し、リフトシリンダを支持するためのサポータを取り付けたリフトシリンダの固定装置において、
    前記リフトシリンダの外周面に側方に張り出す突起部を設け、前記サポータに対し前記突起部を係合して、該突起部の上方への移動及び旋回を防止するための係合凹部を設けたことを特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
  2. 請求項1において、前記突起部はリフトシリンダのシリンダ本体に設けられていることを特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
  3. 請求項1又は2において、前記突起部はリフトシリンダに予め設けられたオーバーフローパイプ又はエア抜きプラグであることを特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項において、前記サポータはサポータ本体と緩衝部材よりなり、前記係合凹部が緩衝部材に形成されていることを特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
  5. 請求項4において、前記サポータ本体はリフトシリンダの外周面に嵌合される切り欠き筒状の胴部と、該胴部の両端部に二股状に形成された一対のアーム部とによって構成され、前記アーム部は連結手段によって前記ブラケットに連結されていることを特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
  6. 請求項5において、前記緩衝部材は前記一対のアーム部の間に介在され、リフトシリンダの外周面と接触する緩衝部材の内側面には、前記突起部の係合凹部が設けられ、緩衝部材の下端部左右両側には前記アーム部の下端縁に係止されて緩衝部材の上方への移動を防止するためのストッパーが設けられていること特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
  7. 請求項5又は6において、前記ブラケットには前記サポータ本体の一対のアーム部の間に介在されるスペーサが配設され、該スペーサの貫通孔には前記連結手段としての連結ボルト又は連結ピンが貫通されていることを特徴とするフォークリフト用リフトシリンダの固定装置。
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