JP2002003184A - 車両リフト装置 - Google Patents

車両リフト装置

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JP2002003184A
JP2002003184A JP2000185180A JP2000185180A JP2002003184A JP 2002003184 A JP2002003184 A JP 2002003184A JP 2000185180 A JP2000185180 A JP 2000185180A JP 2000185180 A JP2000185180 A JP 2000185180A JP 2002003184 A JP2002003184 A JP 2002003184A
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Japan
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vehicle
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chain
lift holder
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JP2000185180A
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English (en)
Inventor
Toru Akoin
徹 安居院
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Anzen Motor Car Co Ltd
Original Assignee
Anzen Motor Car Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リフトホルダのリフト受台への組み付け、及
びリフトホルダの高さ調整を簡単かつ小さい労力で実施
可能として、組立、調整工数が低減され、装置コストが
低減された車両リフト装置を提供する。 【解決手段】 車両の点検、整備を行うようにした車両
リフト装置において、リフト受台に直状の溝を対をなし
て設け、前記リフトホルダのベース部を前記溝内に上方
から挿入可能とする切欠部が形成され溝内への挿入状態
で前記リフトホルダを回転することによりこれを前記溝
内に係止可能に構成し、前記リフトホルダは、本体上に
上下移動可能な上下スライダに取り付けられ、係合端を
前記本体に張設されたチェーンに係合して上下スライダ
を一定位置に係止せしめる係止機構を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リフトにより上下
動せしめられるリフト受台上に取り付けられたリフトホ
ルダ上に、車両のシャーシフレーム、車軸等の支持部を
載せ、該車両を上下動可能に支持して点検、整備を行う
ようにした車両リフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は本発明が適用される車両用リフト
装置、即ち車両を上下動可能に支持して点検、整備を行
うようにした車両リフト装置の全体構成を示す概略側面
図である。図4において、100は点検、整備用の車
両、101は該車両の車輪、102は車軸、103はシ
ャーシフレームで、該車両100は前後2箇所をリフト
装置に上下動可能に支持されている。即ち、250はリ
フト、20はリフト受台で、該リフト受台20は前記リ
フト250に上下動可能に取り付けられている。該リフ
ト受台20の上面にはリフトホルダ30が取り付けら
れ、該リフトホルダ30上に前記車両100のシャーシ
フレーム103あるいは車軸102が載置されている。
【0003】かかる車両リフト装置において、車両の進
入時には前記リフト250を床面104の近くまで縮小
しリフト受台20を下方に下げておいて、リフトホルダ
30をリフト受台20と車両100のシャーシフレーム
103あるいは車軸102との間に挿入し、該リフトホ
ルダ30の受台20の高さを所要の高さに調整する。そ
して、車両がリフト装置の所定の位置に来たときリフト
250を伸長させ、リフト受台20及びリフトホルダ3
0を介して車両を所定の高さまで持ち上げ、点検、整備
の態勢に入る。
【0004】図5は、前記受台を有するリフトホルダ3
0をリフト受台20と車両100のシャーシフレーム1
03あるいは車軸102との間に挿入する手段の従来技
術を示す。同図の(A)においては前記リフト受台20
の幅方向両端部にコの字状の溝21を形成し、前記リフ
トホルダ30を水平方向(Y矢方向)に移動させて、該
リフトホルダ30のベース部31両端に形成された嵌合
部031を前記溝21に嵌合している。図5の(B)に
おいては前記リフトホルダ30の幅方向両端部にコの字
状の溝032を形成し、該リフトホルダ30を水平方向
(Z矢方向)に移動させて、前記リフト受台20の両端
に形成された嵌合部33を前記溝032に嵌合してい
る。
【0005】図6は前記リフトホルダ30の高さを調整
する手段の従来技術を示す。同図の(A)に示すネジ方
式おいては、オネジ35が形成された上下移動部34を
本体36の上のメネジ37にねじ込み、そのねじ込み量
によりリフトホルダ30の高さを調整している。同図の
(B)においては、本体36に嵌合された上下移動部3
4の高さ方向に複数のピン穴38を穿孔し、該上下移動
部34を高さが所要の高さになった部位において、本体
36に挿入された止めピン39をピン穴38に係止して
いる。同図の(C)においては、長さの異なる上下移動
部41、42等を複数個用意し、所要の長さの上下移動
部41あるいは42を本体36に組み付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術においては、次のような問題点を有している。
前記リフトホルダ30は、重量の大なる車両100を支
持するため、厚肉の高剛性構造に構成されており、その
重量もきわめて重い。然るに、図5(A)(B)に示さ
れる従来技術にあっては、車両100の下側でかかる大
重量のリフトホルダ30を水平方向にスライドさせてリ
フト受台20に嵌合するため、リフトホルダ30とリフ
ト受台20との組立作業が困難を伴い、多大な組立工数
を要する。また、前記リフトホルダ30の高さを調整す
るにあたっても、図6(A)の手段にあっては、オネジ
35が形成された上下移動部34を、メネジ37を回転
させて本体36との関係位置を調整するため、受台9の
向きと上下移動部34の高さとの調整が面倒であり、リ
フトホルダ30の高さ調整に多大な工数を要する。図6
(B)の手段にあっては、止めピン39とピン穴38と
の合わせ作業に時間を要し、リフトホルダ30の高さ調
整に多大な工数を要する。図6(C)の手段にあって
は、長さの異なる上下移動部41、42等を複数個用意
することを要し、装置コストが増大する。
【0007】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、リ
フトホルダのリフト受台への組み付け、及びリフトホル
ダの高さ調整を簡単かつ小さい労力で実施可能として、
組立、調整工数が低減され、装置コストが低減された車
両リフト装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、リフトにより
上下動せしめられるリフト受台上にリフトホルダを取り
付け、該リフトホルダの受台上に車両のシャーシフレー
ム、車軸等の支持部を載せ、該車両を上下動可能に支持
して点検、整備を行うようにした車両リフト装置であっ
て、前記リフト受台に、その上部に直状の溝を該リフト
受台の長手方向に設け、前記リフトホルダの前記リフト
受台に取り付けられる板状のベース部には、該ベース部
を前記溝内に上方から挿入可能とする切欠部が形成され
るとともに、該ベース部の前記溝内への挿入状態で前記
リフトホルダを所定量回転することにより前記溝内に係
止可能に構成したことを特徴とする車両リフト装置を提
案する。
【0009】かかる発明によれば、厚肉の高剛性構造に
構成され重量もきわめて重いリフトホルダをリフト受台
に取り付ける際に、該リフトホルダのベース部に切欠部
を備えたことにより、該ベース部を前記リフト受台の溝
内に上方から容易に挿入でき、次いで前記リフトホルダ
を所定量回転することにより、そのベース部の嵌合部を
前記溝の底面に嵌合することにより、前記ベース部を該
溝内に確実に嵌め込み、係止することができる。従って
かかる発明によれば、従来技術のように、リフトホルダ
を水平方向にスライドさせてリフト受台に嵌合する作業
が不要となり、車両の下側の狭隘な場所での大重量のリ
フトホルダとリフト受台との組立作業が容易化され作業
時間が短縮される。
【0010】請求項2記載の発明は、リフトにより上下
動せしめられるリフト受台上にリフトホルダを取り付
け、該リフトホルダの受台上に車両のシャーシフレー
ム、車軸等の支持部を載せ、該車両を上下動可能に支持
して点検、整備を行うようにした車両リフト装置におい
て、前記リフトホルダは、前記リフト受台に取り付けら
れるベース部を下側に備えた本体と、該本体上に上下移
動可能に取り付けられるとともに上部に前記受台が設け
られた上下スライダと、前記本体に上下方向に張設され
たチェーンと、前記上下スライダに取り付けられるとと
もに該チェーンに係合可能な係合端を有し該係合端を前
記チェーンに係合して前記上下スライダを一定位置に係
止せしめる係止機構とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、前記チェーン及び
係止機構の具体的構成に係り、請求項2において、前記
チェーンはローラチェーンからなり、前記係止機構は、
一端側に設けた作用端に加わる力により前記上下スライ
ダに取り付けられた軸の廻りに回動可能に支持されると
ともに、他端側に前記チェーンに係合可能なチェーン係
合端が設けられたロック部材と、前記上下スライダに対
して上下移動可能に支持されるとともに、自重により前
記ロック部材の作用端に当接可能にされ該作用端を押圧
して前記チェーン係合端を前記チェーンに係合する重錘
部材とを備えてなることを特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3に加え
て、前記重錘部材を上方に引き揚げて、前記ロック部材
の作用端を介して前記チェーン係合端をチェーンから架
け外すロック解除手段を備えたことを特徴とする。
【0013】請求項2ないし4記載の発明によれば、上
昇レバーの操作による上下スライダ上昇時においては、
ウェイトの重量をロック部材に作用させることにより、
該ロック部材のチェーン係合端を好ましくはローラチェ
ーンからなるチェーンの溝に係合せしめて、リフトホル
ダの高さを所望の位置に調整することができる。また、
下降レバーを操作してウェイトを上方に引き上げ、前記
ロック部材を自由状態として、該ロック部材とローラチ
ェーンとの係合を解除することにより、リフトホルダの
上下スライダを下方に移動せしめ、該リフトホルダを車
両の支持部から離すことができる。さらに、前記ローラ
チェーンは、市販品を使用可能であるので汎用性があ
り、装置コストが低廉となる。従って、かかる発明によ
れば、上下スライダの上昇レバー及び下降レバーを操作
するのみ、つまりワンタッチでかつ確実にリフトホルダ
を所望の高さに調整することができる。これにより、従
来技術のように、リフトホルダの高さを送りネジ式等の
複雑かつ大掛りな装置で以って行うことが不要となり、
車両の下側の狭隘な場所での大重量のリフトホルダとリ
フト受台との組立作業及びリフトホルダの高さ調整作業
が容易化される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0015】図1は本発明の第1実施例に係る車両リフ
ト装置を構成するリフトホルダの側面図、図2はリフト
ホルダのリフト受台への組み付け手段(その1)を示す
構造図、図3は前記組み付け手段(その2)を示す構造
図、図4は本発明が適用される車両リフト装置の概要を
示す側面図である。
【0016】本発明が適用される車両リフト装置を示す
図4において、100は点検、整備用の車両、101は
該車両の車輪、102は車軸、103はシャーシフレー
ムで、該車両100は前後2箇所をリフト装置に上下動
可能に支持されている。即ち、250はリフト、20は
リフト受台で、該リフト受台20は前記リフト250に
上下動可能に取り付けられている。該リフト受台20の
上面にはリフトホルダ30が取り付けられ、該リフトホ
ルダ30上に前記車両100のシャーシフレーム103
あるいは車軸102が載置されて、該車両を支持するよ
うになっている。
【0017】本発明はかかる車両リフト装置において、
前記リフトホルダ30とリフト受台20との組立手段及
び前記リフトホルダ30の高さ調整手段に係るものであ
る。本発明の実施例に係るリフトホルダ30を示す図1
において、10は本体、010は該本体10の下部に固
着され、後述する手段により、前記リフト受台20に組
み付けられるベース部である。7は上下スライダで、そ
の上部に前記車両100のシャーシフレーム103ある
いは車軸102等の支持部に当接して該支持部を受ける
受台9が固定されている。該上下スライダ7は4角形状
の断面に形成されて、前記本体10に形成された4角形
状の嵌合溝に上下移動可能に嵌合されている。尚、前記
上下スライダ7と本体10との嵌合部の形状は4角形状
に限らず、両者が相対回転不能な形状であればよい。
【0018】4は前記本体10の上部に固定されたチェ
ーン連結部材04と前記ベース部010との間に、上下
に張設されたローラチェーンである。3は前記上下スラ
イダ7の下部に、軸2に回転可能に支持されたロック爪
である。該ロック爪3の一端には前記ローラチェーン4
の下面に当接されるチェーン係止端3b、他端には後述
するウェイト1の下面に当接されるウェイト接触端3a
が夫々構成されている。また該ロック爪3は、その支点
である前記軸2に対して前記チェーン係止端3b側の重
量が前記ウェイト接触端3a側の重量よりも大きくなる
ように構成され、自由状態において該ロック爪3の自重
によりチェーン係止端3b側が下がるようになってい
る。
【0019】8は前記上下スライダ7の上部に支持ピン
08により回転可能に支持されたリンクカムである。該
リンクカム8の支持ピン08の周りに直角なレバー部の
一端にはウェイト1が吊下されており、該ウェイト1の
下端面が前記ロック爪3のウェイト接触端3aに当接す
るようになっている。5は前記上下スライダ7を上昇さ
せるための上昇レバー、6は前記リンクカム8を介して
前記ウェイト1を上方に引き上げて、前記ロック爪3と
ローラチェーン4との係合を解除するための下降レバー
である。
【0020】図2ないし図3は前記リフトホルダ30の
リフト受台20への組み付け手段を示しており、図にお
いて前記リフト受台20には、前記リフトホルダ30の
ベース部010がスライド可能に嵌合される取付面2
5、及び該取付面25の両端部に連設されガイド爪02
1により覆われた直状の溝21が、リフト受台20の長
手方向に貫設されている。そして、該リフト受台20に
取り付けられる前記リフトホルダ30のベース部010
は、該リフトホルダ30をリフト受台20に取り付ける
際に、前記ベース部010が前記リフト受台20のガイ
ド爪021に干渉することなく、取付面25及び溝21
内に上方から挿入可能となるように、前記対をなすガイ
ド爪021間の開口部の幅L2よりも若干小さい幅L2
1を有する切欠部22が形成されるとともに、該ベース
部010をリフト受台20に取り付け後は、該ベース部
010が、後述するように、これを回転させて前記溝2
1内に確実に嵌め込まれるように、対をなす嵌合部23
の幅L11を前記溝21間の幅L1よりも若干小さく形
成されている。
【0021】かかる構成からなる車両リフト装置を用い
て車両の点検、整備を行う際において、車両の進入時に
は前記リフト250を床面104の近くまで縮小し、リ
フト受台20を下方に下げておいて、リフトホルダ30
をリフト受台20と車両100のシャーシフレーム10
3あるいは車軸102との間に置き、次いで該リフトホ
ルダ30の受台9の高さを所要の高さに調整する。そし
て、車両がリフト装置の所定の位置に来たときリフト2
50を伸長させ、リフト受台20及びリフトホルダ30
を介して該車両100を所定の高さまで持ち上げ、点
検、整備の態勢に入る。
【0022】かかる車両リフト装置による車両100の
リフト作業時において、前記リフトホルダ30をリフト
受台20上に取り付けるにあたっては、図2に示される
ように、前記リフトホルダ30のベース部010は、前
記リフト受台20の対をなすガイド爪021間の開口部
の幅L2よりも若干小さい幅L21を有する切欠部22
が形成されているため、該ベース部010は前記リフト
受台20のガイド爪021に干渉することなく、取付面
25及び溝21内に上方から挿入することができる。
【0023】前記のようにして、ベース部010をリフ
ト受台20の取付面25に挿入後、図3に示されるよう
に、前記リフトホルダ30を同図矢印のように回転し、
ベース部010の嵌合部23を前記溝21の底面に嵌合
する。この際において、前記のように、リフトホルダ3
0側の嵌合部23の幅L11を、リフト受台20側の溝
21間の幅L1よりも若干小さく形成されているため、
前記リフトホルダ30のベース部010は、上部の受台
9が所定の方向を向くように、前記溝21内に確実に嵌
め込まれる。
【0024】従って、かかる手段によれば、厚肉の高剛
性構造に構成され重量もきわめて重いリフトホルダ30
をリフト受台に取り付ける際に、該リフトホルダ30の
ベース部010に切欠部22を備えたことにより、該ベ
ース部010を前記リフト受台20の溝21内に上方か
ら容易に挿入でき、次いで前記リフトホルダ30を所定
量回転することにより、そのベース部010の嵌合部2
3を前記溝21の底面に嵌合することにより、前記ベー
ス部010を該溝21内に確実に嵌め込むことができ
る。
【0025】次に、前記リフトホルダ30の高さを調整
するにあたっては、前記上昇レバー5を操作し、上下ス
ライダ7を上昇させると、該上下スライダ7はウェイト
1の重量に抗して前記ロック爪3のチェーン係止端3b
がローラチェーン4に接触しながら上方に移動する。そ
して、前記リフトホルダ30の受台9を車両100のシ
ャーシフレーム103、車軸102等の支持部に当て、
前記上昇レバー5を離して前記上下スライダ7を自由状
態にすれば、ウェイト1の重量により前記ロック爪3の
ウェイト接触端3aに下向きの力が掛かり、該ロック爪
3が図1のM矢方向に回転し、該ロック爪3のチェーン
係止端3bがローラチェーン4の溝に嵌り込み、該上下
スライダ7はその位置で係止され、前記車両はその位置
のままでリフトアップされる。
【0026】また、前記リフトホルダ30を車両の支持
部から離して下降させる際には、前記下降レバー6を図
1のS矢方向に引くと、リンクカム8がT矢方向に回動
し、前記ウェイト1が上方(U矢方向)に引き上げられ
る。前記のように、ロック爪3は、その支点である軸2
に対して前記チェーン係止端3b側の重量が前記ウェイ
ト接触端3a側の重量よりも大きくなるように構成され
ているため、前記ウェイト1が上方に引き上げられる
と、該ロック爪3は自由状態となり、これの自重により
チェーン係止端3b側が下がってローラチェーン4から
外れる。これにより、前記ロック爪3とローラチェーン
4との係合が解除され上下スライダ7は下方に移動し、
リフトホルダ30は車両の支持部から離される。
【0027】かかる手段によれば、上昇レバー5の操作
による上下スライダ7上昇時においては、ウェイト1の
重量をロック爪3に作用させることにより、該ロック爪
3のチェーン係止端3bをローラチェーン4の溝に係合
せしめて、リフトホルダ30の高さを所望の位置に調整
することができる。また、下降レバー6を操作してウェ
イト1を上方に引き上げ、前記ロック爪3を自由状態と
して、該ロック爪3とローラチェーン4との係合を解除
することにより、リフトホルダ30の上下スライダ7を
下方に移動せしめ、リフトホルダ30を車両の支持部か
ら離すことができる。さらに、前記ローラチェーン4
は、市販品を使用可能であるので汎用性があり、装置コ
ストが低廉となる。従って、かかる手段によれば、リフ
ト操作用の上昇レバー5及び下降レバー6を操作するの
み、つまりワンタッチでかつ確実にリフトホルダ30を
所望の高さに調整することができる。
【0028】従って、かかる実施例によれば、従来技術
のように、リフトホルダ30を水平方向にスライドさせ
てリフト受台20に嵌合する作業や、リフトホルダ30
の高さを送りネジ式等の複雑かつ大掛りな装置で以って
行うことが不要となり、車両100の下側の狭隘な場所
での大重量のリフトホルダ30とリフト受台20との組
立作業及びリフトホルダ30の高さ調整作業が容易化さ
れる。
【0029】
【発明の効果】以上記載の如く請求項1記載の発明によ
れば、従来技術のように、リフトホルダを水平方向にス
ライドさせてリフト受台に嵌合する作業が不要となり、
車両の下側の狭隘な場所での大重量のリフトホルダとリ
フト受台との組立作業が容易化され作業時間が短縮され
る。
【0030】また、請求項1ないし3記載の発明によれ
ば、リフト操作用の上昇レバー及び下降レバーを操作す
るのみ、つまりワンタッチでかつ確実にリフトホルダを
所望の高さに調整することができる。これにより、従来
技術のように、リフトホルダの高さを送りネジ式等の複
雑かつ大掛りな装置で以って行うことが不要となり、車
両の下側の狭隘な場所での大重量のリフトホルダとリフ
ト受台との組立作業及びリフトホルダの高さ調整作業が
容易化される
【0031】要するに、本発明によれば、リフトホルダ
のリフト受台への組み付け、及びリフトホルダの高さ調
整が、簡単な作業かつ小さい労力で以って実施でき、車
両リフト装置の組立、調整工数を低減できるとともに、
装置コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る車両リフト装置を
構成するリフトホルダの側面図である。
【図2】 リフトホルダのリフト受台への組み付け手段
(その1)を示す構造図である。
【図3】 前記組み付け手段(その2)を示す構造図で
ある。
【図4】 本発明が適用される車両リフト装置の概要を
示す側面図である。
【図5】 従来技術に係るリフトホルダとリフト受台と
の組立要領を示す斜視図である。
【図6】 従来技術に係るリフトホルダの高さ調整要領
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ウェイト 2 軸 3 ロック爪 3a ウェイト接触端 3b チェーン係止端 4 ローラチェーン 5 上昇レバー 6 下降レバー 7 上下スライダ 8 リンクカム 08 支持ピン 9 受台 10 本体 010 ベース部 20 リフト受台 21 溝 021 ガイド爪 22 切欠部 23 嵌合部 25 取付面 30 リフトホルダ 100 車両 102 車軸 103 シャーシフレーム 250 リフト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフトにより上下動せしめられるリフト
    受台上にリフトホルダを取り付け、該リフトホルダの受
    台上に車両のシャーシフレーム、車軸等の支持部を載
    せ、該車両を上下動可能に支持して点検、整備を行うよ
    うにした車両リフト装置において、前記リフト受台に、
    その上部に直状の溝を該リフト受台の長手方向に設け、
    前記リフトホルダの前記リフト受台に取り付けられる板
    状のベース部には、該ベース部を前記溝内に上方から挿
    入可能とする切欠部が形成されるとともに、該ベース部
    の前記溝内への挿入状態で前記リフトホルダを所定量回
    転することにより前記溝内に係止可能に構成したことを
    特徴とする車両リフト装置。
  2. 【請求項2】 リフトにより上下動せしめられるリフト
    受台上にリフトホルダを取り付け、該リフトホルダの受
    台上に車両のシャーシフレーム、車軸等の支持部を載
    せ、該車両を上下動可能に支持して点検、整備を行うよ
    うにした車両リフト装置において、前記リフトホルダ
    は、前記リフト受台に取り付けられるベース部を下側に
    備えた本体と、該本体上に上下移動可能に取り付けられ
    るとともに上部に前記受台が設けられた上下スライダ
    と、前記本体に上下方向に張設されたチェーンと、前記
    上下スライダに取り付けられるとともに該チェーンに係
    合可能な係合端を有し該係合端を前記チェーンに係合し
    て前記上下スライダを一定位置に係止せしめる係止機構
    とを備えたことを特徴とする車両リフト装置。
  3. 【請求項3】 前記チェーンはローラチェーンからな
    り、前記係止機構は、一端側に設けた作用端に加わる力
    により前記上下スライダに取り付けられた軸の廻りに回
    動可能に支持されるとともに、他端側に前記チェーンに
    係合可能なチェーン係合端が設けられたロック部材と、
    前記上下スライダに対して上下移動可能に支持されると
    ともに、自重により前記ロック部材の作用端に当接可能
    にされ該作用端を押圧して前記チェーン係合端を前記チ
    ェーンに係合する重錘部材とを備えてなることを特徴と
    する請求項2記載の車両リフト装置。
  4. 【請求項4】 前記重錘部材を上方に引き上げて、前
    記ロック部材の作用端を介して前記チェーン係合端をチ
    ェーンから架け外すロック解除手段を備えたことを特徴
    とする請求項3記載の車両リフト装置。
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