JP2002003161A - クレーン限界位置インターロック装置および方法 - Google Patents
クレーン限界位置インターロック装置および方法Info
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- JP2002003161A JP2002003161A JP2000187896A JP2000187896A JP2002003161A JP 2002003161 A JP2002003161 A JP 2002003161A JP 2000187896 A JP2000187896 A JP 2000187896A JP 2000187896 A JP2000187896 A JP 2000187896A JP 2002003161 A JP2002003161 A JP 2002003161A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動クレーンの置き場各エリア限界位置への
接近、進入を低廉にかつ確実に検出するインターロック
装置および方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ICリーダから位置IDを受け取ったシ
ーケンサ1は、その位置IDとクレーンの走行方向信号
とを組み合わせて、次に到達が予測されるエリア限界位
置を推定・記憶するとともに、シーケンサ2に送る。
他方シーケンサ2では、前述した近接スイッチで読み取
られた実測エリア限界位置と、シーケンサ1から送られ
た推定エリア限界位置とを突き合せて比較する。
接近、進入を低廉にかつ確実に検出するインターロック
装置および方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ICリーダから位置IDを受け取ったシ
ーケンサ1は、その位置IDとクレーンの走行方向信号
とを組み合わせて、次に到達が予測されるエリア限界位
置を推定・記憶するとともに、シーケンサ2に送る。
他方シーケンサ2では、前述した近接スイッチで読み取
られた実測エリア限界位置と、シーケンサ1から送られ
た推定エリア限界位置とを突き合せて比較する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動クレーンの
置き場各エリアへの接近、進入限界位置を検出するイン
ターロック装置および方法に関する。
置き場各エリアへの接近、進入限界位置を検出するイン
ターロック装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示すようなヤードにおいて、ヤー
ドのエリアの一部に、作業者が進入する場合(例えば、
図中の作業横断通路など)を考える。自動クレーンは、
作業者進入エリアをエリア進入ロックスイッチなどで認
識した上で、作業者進入エリアを避けて、ルートを設定
する。
ドのエリアの一部に、作業者が進入する場合(例えば、
図中の作業横断通路など)を考える。自動クレーンは、
作業者進入エリアをエリア進入ロックスイッチなどで認
識した上で、作業者進入エリアを避けて、ルートを設定
する。
【0003】しかし、故障などにより自動クレーンが逸
走しないための安全対策として、これまで図6に示すよ
うな従来技術1が知られていた。すなわち、リミットス
イッチなどで作業者進入エリアに異常に接近したことを
検出して、クレーンを減速停止させるなどの適切な動作
制御を行い、また、エリア境界を越えた場合は、緊急停
止を行うなどの、安全インターロック制御を行うという
ものである。信頼性を確保するため、ソフトウエアを介
さずリレー等のハードでのインターロック回路を設ける
ことが一般的に行われ、インターロック用のセンサーと
しては、リミットスイッチ等を使用していた。
走しないための安全対策として、これまで図6に示すよ
うな従来技術1が知られていた。すなわち、リミットス
イッチなどで作業者進入エリアに異常に接近したことを
検出して、クレーンを減速停止させるなどの適切な動作
制御を行い、また、エリア境界を越えた場合は、緊急停
止を行うなどの、安全インターロック制御を行うという
ものである。信頼性を確保するため、ソフトウエアを介
さずリレー等のハードでのインターロック回路を設ける
ことが一般的に行われ、インターロック用のセンサーと
しては、リミットスイッチ等を使用していた。
【0004】しかし、作業者が進入する条件が多いほ
ど、エリアの細分化がすすみ、それに伴ってエリア境界
のインターロック用のセンサーも多くなるという問題点
があった。
ど、エリアの細分化がすすみ、それに伴ってエリア境界
のインターロック用のセンサーも多くなるという問題点
があった。
【0005】これに対して、特公昭56−52803号
公報にみられる従来技術2では、クレーン機上に走行方
向と直角にn個の近接スイッチ(または、リミットスイ
ッチ)を1列に配置し、各エリアの限界位置に、各位置
に対応する数値コードはブール代数の、1,0に対応
(1はストライカ有り、0はストライカ無し)するよう
に、1〜n個の近接スイッチストライカをガータに対し
て垂直に配置するようにしている。
公報にみられる従来技術2では、クレーン機上に走行方
向と直角にn個の近接スイッチ(または、リミットスイ
ッチ)を1列に配置し、各エリアの限界位置に、各位置
に対応する数値コードはブール代数の、1,0に対応
(1はストライカ有り、0はストライカ無し)するよう
に、1〜n個の近接スイッチストライカをガータに対し
て垂直に配置するようにしている。
【0006】これにより近接スイッチストライカは、各
エリアの限界位置番号として2進数の組み合わせで、2
n−1通りの組み合わせを持たせることができる。すな
わち、少数のセンサで、多数のエリア限界位置を判定で
き、安全インターロック装置の機器費用の低廉化を図れ
る。
エリアの限界位置番号として2進数の組み合わせで、2
n−1通りの組み合わせを持たせることができる。すな
わち、少数のセンサで、多数のエリア限界位置を判定で
き、安全インターロック装置の機器費用の低廉化を図れ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来技術2の方
式をインターロックに使用した場合、近接スイッチの読
みとり異常に対する、適当な安全シーケンスがない問題
点がある。 また、読みとりのコード化に必要なコント
ローラ(シーケンサなど)の異常に対する、適当な安全
シーケンスがない問題点もある。
式をインターロックに使用した場合、近接スイッチの読
みとり異常に対する、適当な安全シーケンスがない問題
点がある。 また、読みとりのコード化に必要なコント
ローラ(シーケンサなど)の異常に対する、適当な安全
シーケンスがない問題点もある。
【0008】さらに、クレーンの横行方向について適用
記述がないが、同一の概念で適用しようとすると、移動
体であるクラブにセンサを、クレーン本体フレームにス
トライカを設置すると、クラブとクレーン本体フレーム
設置の制御装置間に可動ケーブルが必要となってくる。
記述がないが、同一の概念で適用しようとすると、移動
体であるクラブにセンサを、クレーン本体フレームにス
トライカを設置すると、クラブとクレーン本体フレーム
設置の制御装置間に可動ケーブルが必要となってくる。
【0009】本発明は、以上の問題点を解決し、自動ク
レーンの置き場各エリア限界位置への接近、進入を低廉
にかつ確実に検出するインターロック装置および方法を
提供することを目的とする。
レーンの置き場各エリア限界位置への接近、進入を低廉
にかつ確実に検出するインターロック装置および方法を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、次の発明
により解決される。本願に係る第1の発明は、クレーン
と該クレーンの進入に対するエリア限界位置が多数設定
されている置き場において、クレーン機上、走行方向と
直角に1列に配置したn個のON/OFFスイッチ群と、各エ
リア限界位置で、各エリア限界位置に対応する数値コー
ドのブール代数の、1,0に対応するように地上ガータ
上に走行方向に直角に配置した1〜n個のON/OFFスイッ
チストライカ群と、前記ON/OFFスイッチストライカ群
を、前記ON/OFFスイッチ群で同時に読みとれる走行位置
に、クレーン機上に設置した1個のON/OFFスイッチ読み
とりトリガ用リミットスイッチと、地上ガータ上の各エ
リア限界位置にそれぞれ設置したON/OFFスイッチ読みと
りトリガ用リミットスイッチストライカと、位置IDを
電波で送受信するための、各エリア限界位置の間および
走行方向前後に配置したICセンサと、クレーン機上に
配置したICリーダとを備えることを特徴とするクレー
ン限界位置インターロック装置である。
により解決される。本願に係る第1の発明は、クレーン
と該クレーンの進入に対するエリア限界位置が多数設定
されている置き場において、クレーン機上、走行方向と
直角に1列に配置したn個のON/OFFスイッチ群と、各エ
リア限界位置で、各エリア限界位置に対応する数値コー
ドのブール代数の、1,0に対応するように地上ガータ
上に走行方向に直角に配置した1〜n個のON/OFFスイッ
チストライカ群と、前記ON/OFFスイッチストライカ群
を、前記ON/OFFスイッチ群で同時に読みとれる走行位置
に、クレーン機上に設置した1個のON/OFFスイッチ読み
とりトリガ用リミットスイッチと、地上ガータ上の各エ
リア限界位置にそれぞれ設置したON/OFFスイッチ読みと
りトリガ用リミットスイッチストライカと、位置IDを
電波で送受信するための、各エリア限界位置の間および
走行方向前後に配置したICセンサと、クレーン機上に
配置したICリーダとを備えることを特徴とするクレー
ン限界位置インターロック装置である。
【0011】本発明はこのような手段を設けたので、ク
レーンの置き場各エリア限界位置への接近、進入を低廉
にかつ確実に検出できる。
レーンの置き場各エリア限界位置への接近、進入を低廉
にかつ確実に検出できる。
【0012】本願に係る第2の発明は、各エリア限界位
置信号の入力位置の適正バンド範囲をチェックする走行
距離計と、前記ICセンサから読み取った位置IDとク
レーンの走行方向信号から、 次に到達するべきエリア
限界位置を予測・記憶するとともに、異常の有無を判定
するためのシーケンサ1と、前記ON/OFFスイッチ読みと
りトリガ用のリミットスイッチからの信号をトリガとし
て、前記ON/OFFスイッチ群からの信号によりエリア限界
位置の特定を行うとともに、該特定されたエリア限界位
置と前記予測・記憶されたエリア限界位置とを比較する
ことにより、ON/OFFスイッチ群からの信号の妥当性およ
び異常の有無を判定するためのシーケンサ2とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のクレーン限界位置イン
ターロック装置である。
置信号の入力位置の適正バンド範囲をチェックする走行
距離計と、前記ICセンサから読み取った位置IDとク
レーンの走行方向信号から、 次に到達するべきエリア
限界位置を予測・記憶するとともに、異常の有無を判定
するためのシーケンサ1と、前記ON/OFFスイッチ読みと
りトリガ用のリミットスイッチからの信号をトリガとし
て、前記ON/OFFスイッチ群からの信号によりエリア限界
位置の特定を行うとともに、該特定されたエリア限界位
置と前記予測・記憶されたエリア限界位置とを比較する
ことにより、ON/OFFスイッチ群からの信号の妥当性およ
び異常の有無を判定するためのシーケンサ2とを備える
ことを特徴とする請求項1記載のクレーン限界位置イン
ターロック装置である。
【0013】本発明はこのような手段を設けたので、ク
レーンの置き場各エリア限界位置への接近、進入を低廉
にかつ確実に検出でき、クレーンの走行を安全にインタ
ーロックできる。
レーンの置き場各エリア限界位置への接近、進入を低廉
にかつ確実に検出でき、クレーンの走行を安全にインタ
ーロックできる。
【0014】本願に係る第3の発明は、クレーンと該ク
レーンの進入に対するエリア限界位置が多数設定されて
いる置き場において、各エリア限界位置の間および走行
方向前後に配置したICセンサからの位置IDとクレー
ンの走行方向信号から、次に到達するべきエリア限界位
置を予測・記憶する工程と、ON/OFFスイッチ読みとりト
リガ用のリミットスイッチからの信号をトリガとして、
各エリア限界位置でのON/OFFスイッチ群からの信号によ
りエリア限界位置の特定を行う工程と、該特定されたエ
リア限界位置と前記予測・記憶されたエリア限界位置と
を比較することにより、異常の有無を判定する工程と、
異常があった場合は、クレーン緊急停止信号を発する工
程とを有することを特徴とするクレーン限界位置インタ
ーロック方法である。
レーンの進入に対するエリア限界位置が多数設定されて
いる置き場において、各エリア限界位置の間および走行
方向前後に配置したICセンサからの位置IDとクレー
ンの走行方向信号から、次に到達するべきエリア限界位
置を予測・記憶する工程と、ON/OFFスイッチ読みとりト
リガ用のリミットスイッチからの信号をトリガとして、
各エリア限界位置でのON/OFFスイッチ群からの信号によ
りエリア限界位置の特定を行う工程と、該特定されたエ
リア限界位置と前記予測・記憶されたエリア限界位置と
を比較することにより、異常の有無を判定する工程と、
異常があった場合は、クレーン緊急停止信号を発する工
程とを有することを特徴とするクレーン限界位置インタ
ーロック方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。ON/OFFスイッチとして、近接
スイッチを用いて以下説明するが、近接スイッチの他
に、反射板を地上ガータ側に持つ通光スイッチまたは、
リミットスイッチなどを用いてもよい。
に基づき詳細に説明する。ON/OFFスイッチとして、近接
スイッチを用いて以下説明するが、近接スイッチの他
に、反射板を地上ガータ側に持つ通光スイッチまたは、
リミットスイッチなどを用いてもよい。
【0016】図3は、本発明の全体装置構成を示す図で
ある。図中1は距離計、2は近接スイッチ、3は近接ス
イッチ読みとりトリガ用リミットスイッチ、4はシーケ
ンサ2、5はICセンサ、6はICリーダ、7はシーケ
ンサ1、8は走行方向信号をそれぞれ表す。
ある。図中1は距離計、2は近接スイッチ、3は近接ス
イッチ読みとりトリガ用リミットスイッチ、4はシーケ
ンサ2、5はICセンサ、6はICリーダ、7はシーケ
ンサ1、8は走行方向信号をそれぞれ表す。
【0017】先ず、限界位置の検出方法を説明する。ク
レーン機上、走行方向に直行する方向に1列にn個の近
接スイッチ群を配置する。これに対する近接スイッチス
トライカ群を各エリアの限界位置に、各限界位置に対応
する数値コードのブール代数の、1,0(1はストライ
カ有り、0はストライカ無しを表す)に対応するよう
に、1〜n個の近接スイッチストライカを地上ガータ上
に垂直に配置する。(設置の様子は、図6のクレーンフ
レーム上のリミットスイッチと走行ガータ上のストライ
カを参照)
レーン機上、走行方向に直行する方向に1列にn個の近
接スイッチ群を配置する。これに対する近接スイッチス
トライカ群を各エリアの限界位置に、各限界位置に対応
する数値コードのブール代数の、1,0(1はストライ
カ有り、0はストライカ無しを表す)に対応するよう
に、1〜n個の近接スイッチストライカを地上ガータ上
に垂直に配置する。(設置の様子は、図6のクレーンフ
レーム上のリミットスイッチと走行ガータ上のストライ
カを参照)
【0018】近接スイッチストライカは、各々のエリア
限界点位置の番号に対応した、ゼロ(ストライカが全く
ない状態)以外の2進数の組み合わせで、2n−1 通
りの組み合わせを持たせる。
限界点位置の番号に対応した、ゼロ(ストライカが全く
ない状態)以外の2進数の組み合わせで、2n−1 通
りの組み合わせを持たせる。
【0019】例えば、n=3 ならば、 1,0,0
/ 0,1,0 / 1,1,0/ 0,0,1 /
1,0,1 / 0,1,1 / 1,1,1の7組の
コードを表すように垂直にストライカ有り無しで配置し
たストライカ群を、7個所のエリア限界点近接位置に設
置する。以上は、従来技術2で開示された範囲である。
/ 0,1,0 / 1,1,0/ 0,0,1 /
1,0,1 / 0,1,1 / 1,1,1の7組の
コードを表すように垂直にストライカ有り無しで配置し
たストライカ群を、7個所のエリア限界点近接位置に設
置する。以上は、従来技術2で開示された範囲である。
【0020】本技術では、正確な読取位置を決めるため
に図4に示すように、1個のリミットスイッチを、n個
の近接スイッチの動作バンドの中央に配置する。このリ
ミットスイッチの信号をトリガにして、近接スイッチの
動作状態をクレーン走行距離計からのエリア限界位置バ
ンド信号でAND処理することにより、限界位置検出の
確実性を上げている。すなわち、距離計からのエリア限
界位置バンド範囲内であり、かつリミットスイッチの動
作(正確な位置トリガ信号がON)した位置で、近接ス
イッチの動作状態の組み合わせ番号(図4の例では、
1,1,1)を読み取り、どのエリア限界点かを特定す
るのである。以上が、図3の右半分に示す機器による限
界位置の検出方法の説明である。次に、図3の左半分の
ICセンサなど利用したエリア限界位置推定について説
明する。
に図4に示すように、1個のリミットスイッチを、n個
の近接スイッチの動作バンドの中央に配置する。このリ
ミットスイッチの信号をトリガにして、近接スイッチの
動作状態をクレーン走行距離計からのエリア限界位置バ
ンド信号でAND処理することにより、限界位置検出の
確実性を上げている。すなわち、距離計からのエリア限
界位置バンド範囲内であり、かつリミットスイッチの動
作(正確な位置トリガ信号がON)した位置で、近接ス
イッチの動作状態の組み合わせ番号(図4の例では、
1,1,1)を読み取り、どのエリア限界点かを特定す
るのである。以上が、図3の右半分に示す機器による限
界位置の検出方法の説明である。次に、図3の左半分の
ICセンサなど利用したエリア限界位置推定について説
明する。
【0021】クレーン機上にICリーダを、置き場の各
エリアに対応する地上ガータの各位置の前後に、ICセ
ンサを設置する。 図5は、ICセンサからの推定エリ
ア限界位置と近接スイッチからの実測エリア限界位置の
突き合わせチェックを示す図である。
エリアに対応する地上ガータの各位置の前後に、ICセ
ンサを設置する。 図5は、ICセンサからの推定エリ
ア限界位置と近接スイッチからの実測エリア限界位置の
突き合わせチェックを示す図である。
【0022】クレーン機上のICリーダからの到達範囲
が狭い電波により、ICセンサに読み取りトリガが送ら
れると、ICセンサはその位置のIDをICリーダに返
信する。
が狭い電波により、ICセンサに読み取りトリガが送ら
れると、ICセンサはその位置のIDをICリーダに返
信する。
【0023】ICリーダから位置IDを受け取ったシー
ケンサ1は、その位置IDとクレーンの走行方向信号
(例えば、走行モータより)とを組み合わせて、次回に
到達が予測されるエリア限界位置を推定・記憶するとと
もに、シーケンサ2に送る。
ケンサ1は、その位置IDとクレーンの走行方向信号
(例えば、走行モータより)とを組み合わせて、次回に
到達が予測されるエリア限界位置を推定・記憶するとと
もに、シーケンサ2に送る。
【0024】他方シーケンサ2では、前述した近接スイ
ッチで読み取られた実測エリア限界位置と、シーケンサ
1から送られた推定エリア限界位置とを突き合せて比較
する。両者が一致しなければ、ICリーダ・近接スイッ
チ・シーケンサなどいずれかに異常があると判断し、ク
レーン緊急停止の信号を出す。
ッチで読み取られた実測エリア限界位置と、シーケンサ
1から送られた推定エリア限界位置とを突き合せて比較
する。両者が一致しなければ、ICリーダ・近接スイッ
チ・シーケンサなどいずれかに異常があると判断し、ク
レーン緊急停止の信号を出す。
【0025】図2に、エリア限界位置検出および異常処
理ロジックの流れを示す。図中「1」のスタートから始ま
って、「12」のエリア限界位置信号を出力するまで正常
処理し、スタートに戻る場合と、途中から「13」のクレ
ーン緊急停止に至る異常処理の場合がある。図中に示さ
れる異常の判断をまとめると、以下の場合があり多重に
判断している。
理ロジックの流れを示す。図中「1」のスタートから始ま
って、「12」のエリア限界位置信号を出力するまで正常
処理し、スタートに戻る場合と、途中から「13」のクレ
ーン緊急停止に至る異常処理の場合がある。図中に示さ
れる異常の判断をまとめると、以下の場合があり多重に
判断している。
【0026】 「2」の工程で判断される異常であり、
距離計・ICリーダ・シーケンサ異常など各ユニットで準
備され出力されるハード的な異常と、各シーケンサの相
互ヘルシーチェックのようにシーケンサ同志で互いの応
答を定期的に通信を介してチェックするなどソフト的に
行うものがある。
距離計・ICリーダ・シーケンサ異常など各ユニットで準
備され出力されるハード的な異常と、各シーケンサの相
互ヘルシーチェックのようにシーケンサ同志で互いの応
答を定期的に通信を介してチェックするなどソフト的に
行うものがある。
【0027】 「4」、「5」の工程で判断される異常で
ある。前者はクレーンが位置ID読込み位置バンド範囲
内に達しないにもかかわらず、位置ID読込みがあると
いう異常であり、後者はクレーンが位置ID読込み位置
バンド範囲内に達したにもかかわらず、位置ID読込み
がないという異常である。ここで、距離計およびICリ
ーダでの異常を検知する。
ある。前者はクレーンが位置ID読込み位置バンド範囲
内に達しないにもかかわらず、位置ID読込みがあると
いう異常であり、後者はクレーンが位置ID読込み位置
バンド範囲内に達したにもかかわらず、位置ID読込み
がないという異常である。ここで、距離計およびICリ
ーダでの異常を検知する。
【0028】 「8」、「9」の工程で判断される異常で
ある。前者はクレーンがエリア限界位置バンド範囲内に
達しないにもかかわらず、リミットスイッチ信号がある
という異常であり、後者はクレーンがエリア限界位置バ
ンド範囲内にあり、リミットスイッチ信号がなければな
らないのに、信号がないという異常である。ここで、距
離計およびリミットスイッチでの異常を検知する。
ある。前者はクレーンがエリア限界位置バンド範囲内に
達しないにもかかわらず、リミットスイッチ信号がある
という異常であり、後者はクレーンがエリア限界位置バ
ンド範囲内にあり、リミットスイッチ信号がなければな
らないのに、信号がないという異常である。ここで、距
離計およびリミットスイッチでの異常を検知する。
【0029】 「11」の工程で判断される異常であ
り、ICセンサからの位置IDを使ったエリア限界位置
コードの推定値と近接スイッチからの読込コードが一致
しないという異常である。これにより、ICセンサ・近
接スイッチ・シーケンサなどの異常を総合的に判断して
いる。
り、ICセンサからの位置IDを使ったエリア限界位置
コードの推定値と近接スイッチからの読込コードが一致
しないという異常である。これにより、ICセンサ・近
接スイッチ・シーケンサなどの異常を総合的に判断して
いる。
【0030】以上、クレーンの走行方向に関して説明し
てきたが、横行方向については、地上ガータをクレーン
クラブに、クレーン機上をクレーンフレームに置き換え
ることにより同様に実施できる。また、クレーン以外に
も、自動台車などの走行位置を検出するためにも使用で
きる。
てきたが、横行方向については、地上ガータをクレーン
クラブに、クレーン機上をクレーンフレームに置き換え
ることにより同様に実施できる。また、クレーン以外に
も、自動台車などの走行位置を検出するためにも使用で
きる。
【0031】
【発明の効果】本発明を実施することにより、各センサ
の読みとり異常、各シーケンサの異常などを確実に検知
し、クレーンの走行を安全に停止できるという効果があ
る。
の読みとり異常、各シーケンサの異常などを確実に検知
し、クレーンの走行を安全に停止できるという効果があ
る。
【0032】さらに、移動体であるクラブ側にストライ
カを、横行の制御装置が設置されているクレーン本体側
にセンサおよびシーケンサを設置することで、クラブと
クレーン本体との間の可動ケーブルが不要となる効果も
ある。
カを、横行の制御装置が設置されているクレーン本体側
にセンサおよびシーケンサを設置することで、クラブと
クレーン本体との間の可動ケーブルが不要となる効果も
ある。
【図1】 クレーン自動化ヤードの区画割の例を示す図
である。
である。
【図2】 エリア限界位置検出及び異常処理ロジックの
流れを示す図である。
流れを示す図である。
【図3】 本発明の全体装置構成を示す図である。
【図4】 リミットスイッチおよび近接スイッチの配置
と動作状態を示す図である。
と動作状態を示す図である。
【図5】 ICセンサからの推定エリア限界位置と近接
スイッチからの実測エリア限界位置の突き合わせチェッ
クを示す図である。
スイッチからの実測エリア限界位置の突き合わせチェッ
クを示す図である。
【図6】 従来技術1を示す図である。
1 距離計 2 近接スイッチ 3 近接スイッチ読みとりトリガ用リミットスイッチ 4 シーケンサ2 5 ICセンサ 6 ICリーダ 7 シーケンサ1 8 走行方向信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 義昭 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 八重本 豊宏 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 Fターム(参考) 3F204 AA02 BA02 CA07 DA08 GA04
Claims (3)
- 【請求項1】 クレーンと該クレーンの進入に対するエ
リア限界位置が多数設定されている置き場において、ク
レーン機上、走行方向と直角に1列に配置したn個のON
/OFFスイッチ群と、各エリア限界位置で、各エリア限界
位置に対応する数値コードのブール代数の、1,0に対
応するように地上ガータ上に走行方向に直角に配置した
1〜n個のON/OFFスイッチストライカ群と、前記ON/OFF
スイッチストライカ群を、前記ON/OFFスイッチ群で同時
に読みとれる走行位置に、クレーン機上に設置した1個
のON/OFFスイッチ読みとりトリガ用リミットスイッチ
と、地上ガータ上の各エリア限界位置にそれぞれ設置し
たON/OFFスイッチ読みとりトリガ用リミットスイッチス
トライカと、位置IDを電波で送受信するための、各エ
リア限界位置の間および走行方向前後に配置したICセ
ンサと、クレーン機上に配置したICリーダとを備える
ことを特徴とするクレーン限界位置インターロック装
置。 - 【請求項2】 各エリア限界位置信号の入力位置の適正
バンド範囲をチェックする走行距離計と、前記ICセン
サから読み取った位置IDとクレーンの走行方向信号か
ら、 次に到達するべきエリア限界位置を予測・記憶す
るとともに、異常の有無を判定するためのシーケンサ1
と、前記ON/OFFスイッチ読みとりトリガ用のリミットス
イッチからの信号をトリガとして、前記ON/OFFスイッチ
群からの信号によりエリア限界位置の特定を行うととも
に、該特定されたエリア限界位置と前記予測・記憶され
たエリア限界位置とを比較することにより、ON/OFFスイ
ッチ群からの信号の妥当性および異常の有無を判定する
ためのシーケンサ2とを備えることを特徴とする請求項
1記載のクレーン限界位置インターロック装置。 - 【請求項3】 クレーンと該クレーンの進入に対するエ
リア限界位置が多数設定されている置き場において、各
エリア限界位置の間および走行方向前後に配置したIC
センサからの位置IDとクレーンの走行方向信号から、
次に到達するべきエリア限界位置を予測・記憶する工程
と、ON/OFFスイッチ読みとりトリガ用のリミットスイッ
チからの信号をトリガとして、各エリア限界位置でのON
/OFFスイッチ群からの信号によりエリア限界位置の特定
を行う工程と、該特定されたエリア限界位置と前記予測
・記憶されたエリア限界位置とを比較することにより、
異常の有無を判定する工程と、異常があった場合は、ク
レーン緊急停止信号を発する工程とを有することを特徴
とするクレーン限界位置インターロック方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000187896A JP2002003161A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | クレーン限界位置インターロック装置および方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000187896A JP2002003161A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | クレーン限界位置インターロック装置および方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002003161A true JP2002003161A (ja) | 2002-01-09 |
Family
ID=18687786
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2000187896A Pending JP2002003161A (ja) | 2000-06-22 | 2000-06-22 | クレーン限界位置インターロック装置および方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002003161A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104512810A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-15 | 新乡市起重设备厂有限责任公司 | 起重机强磁场正常运行的控制系统 |
WO2021147834A1 (zh) * | 2020-01-22 | 2021-07-29 | 中联重科建筑起重机械有限责任公司 | 工程机械控制方法及工程机械控制装置 |
-
2000
- 2000-06-22 JP JP2000187896A patent/JP2002003161A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104512810A (zh) * | 2014-12-26 | 2015-04-15 | 新乡市起重设备厂有限责任公司 | 起重机强磁场正常运行的控制系统 |
WO2021147834A1 (zh) * | 2020-01-22 | 2021-07-29 | 中联重科建筑起重机械有限责任公司 | 工程机械控制方法及工程机械控制装置 |
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