JP2002003023A - プリンタの用紙ホルダ - Google Patents

プリンタの用紙ホルダ

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JP2002003023A
JP2002003023A JP2000187961A JP2000187961A JP2002003023A JP 2002003023 A JP2002003023 A JP 2002003023A JP 2000187961 A JP2000187961 A JP 2000187961A JP 2000187961 A JP2000187961 A JP 2000187961A JP 2002003023 A JP2002003023 A JP 2002003023A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙ロールが簡単に装着でき、丈夫なプリンタ
の用紙ホルダを提供する。 【解決手段】用紙ロールは、一対の押さえ板32a、3
2bに挟持されて回動自在に支持される。一対の押さえ
板32a、32bは、ラック60a、60bとピニオン
52との作用によって、一方を移動させると同じ移動量
をもって他方が移動するように構成されている。また、
この一対の押さえ板32a、32bは、圧縮バネ62に
よって互いに近づく方向に付勢されており、この圧縮バ
ネ62の付勢力によって用紙ロールが挟持される。落下
等による衝撃は、この圧縮バネ62で吸収され、これに
より用紙ホルダの破損が防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタの用紙ホル
ダに係り、特に作業者が携帯して使用するポータブルプ
リンタに用いて好適なプリンタの用紙ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブルプリンタは、作業者が携帯し
て任意の場所で印字ができるようにされた装置である。
このポータブルプリンタでは、使用に際して用紙ロール
を用紙ホルダにセットする必要がある。
【0003】従来の用紙ホルダには、たとえば片持ち支
持された支軸に用紙ロールの円筒状に形成された巻芯を
挿通して支持する方式や、一対のボスを巻芯の両側から
嵌入して支持する方式が採用されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙ロ
ールは比較的重量物であるため、従来の支持方法では、
ポータブルプリンタを落下させたような場合に、用紙ロ
ールの自重による衝撃が直接支軸あるいはボスに加わ
り、ホルダが破損するという問題があった。
【0005】一方、落下時の衝撃にも耐えうる頑丈な構
造とすると、ポータブルプリンタ自体が大型化し、か
つ、重量が増すとともに、用紙ロールの装着がしにくく
なるという欠点があった。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、用紙ロールが簡単に装着でき、丈夫なプリンタ
の用紙ホルダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、用紙ロールを回転自在に支持するプリンタ
の用紙ホルダにおいて、互いに対向する面にボスを有
し、該ボスを前記用紙ロールの円筒状の巻芯に両側から
嵌入させることにより前記用紙ロールを挟持する一対の
押さえ板と、該各押さえ板を支持し、前記用紙ロールの
軸方向に沿って移動自在に設けられた一対の移動部材
と、前記一対の移動部材の間に配設され、回転自在に支
持されたピニオンと、前記一対の移動部材にそれぞれ連
結され、前記ピニオンに噛合する一対のラックと、一方
の移動部材を他方の移動部材に向けて付勢する少なくと
も1つの付勢手段と、からなることを特徴とするプリン
タの用紙ホルダを提供する。
【0008】また、本発明は前記目的を達成するため
に、前記一対の移動部材の間に配設され、前記一対の移
動部材が互いに近づく方向に移動すると、少なくとも一
方の移動部材に係合して前記一対の移動部材間の距離が
一定以上に狭まらないように規制する規制部材を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタの用紙ホル
ダを提供する。
【0009】また、本発明は前記目的を達成するため
に、本体に設けられ、少なくとも一方が移動可能となっ
て用紙ロールを軸方向両側から支持する一対の押さえ板
を設けたプリンタの用紙ホルダにおいて、前記移動可能
な押さえ板は、本体側に形成されたガイド部と、前記押
さえ板を装着後に本体に挿通されるガイドシャフトとに
より、本体に移動可能に抜け止めされることを特徴とす
るプリンタの用紙ホルダを提供する。
【0010】本願発明によれば、用紙ロールは、巻芯の
両側から一対の押さえ板に挟持されてボスが嵌入するこ
とにより、回転自在に支持される。この一対の押さえ板
は、ラックとピニオンとの作用によって、一方を移動さ
せると同じ移動量をもって他方が移動するように構成さ
れている。また、この一対の押さえ板は、付勢手段によ
って互いに近づく方向に付勢されており、この付勢手段
の付勢力によって用紙ロールが一対の押さえ板によって
挟持される。通常の使用状態においては、このような用
紙ロールは、付勢手段の付勢力によって一対の押さえ板
に挟持されるが、落下等により用紙ロールの衝撃がボス
に加わった場合には、その衝撃が付勢手段によって吸収
され、これにより用紙ホルダの破損が防止される。
【0011】ところで、上記のように一対の押さえ板を
付勢手段によって互いに近づく方向に付勢すると、用紙
ロールがない状態では一対の押さえ板の間隔が最小にな
る。この状態から、用紙ロールをセットするためには、
一対の押さえ板を用紙ロールの幅以上に拡げなければな
らなくなり、操作性が低下する。
【0012】請求項3の発明では、一対の移動部材の間
に少なくとも一方の移動部材に当接する規制部材を設
け、一対の押さえ板の間隔が必要以上に狭まらないよう
にした。これにより、押さえ板の間隔が必要以上に狭ま
らなくなり、用紙ロールの装着作業が簡便になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って、本発明
に係るプリンタの用紙ホルダの好ましい実施の形態につ
いて詳説する。
【0014】まず、本発明が適用されるポータブルプリ
ンタ10の構成について概説する。図1に示すように、
ポータブルプリンタ10の本体ケース12の正面部に
は、開閉自在なフロントカバー14が設けられている。
このフロントカバー14は、開閉レバー16を上方に押
し上げることによって、ロック機構(不図示)が解除さ
れ、支軸20を中心に回動して前方に開くようになって
いる。そして、このフロントカバー14を開くと、その
内部に用紙ホルダ(図2中符号30)が露出され、この
用紙ホルダに用紙ロールが装填できるようになってい
る。
【0015】本体ケース12の上面部には、データ受信
部18と操作部22とが設けられている。
【0016】データ受信部18にはデータ受信装置(不
図示)が設けられており、このデータ受信装置でハンデ
ィターミナル等から送信される印字データが受信され
る。データ受信装置で受信された印字データは印字部に
送信され、印字部はこの印字データに基づいてラベル上
に所定の情報を印字する。
【0017】操作部22には、フィードボタン24、プ
リントボタン26等が設けられている。ポータブルプリ
ンタ10は、この操作部22のプリントボタン26を押
すことによって印字が実行される。また、フィードボタ
ン24を押すことによって用紙ロールの空送りが実行さ
れる。
【0018】本体ケース12の正面部には、ラベル取出
口28が設けられている。印字部は、このラベル取出口
28の内側に設けられており、この印字部で印字された
ラベルがラベル取出口28から排出される。印字部は、
たとえばサーマルヘッドとプラテンローラとで構成され
ている。
【0019】本体ケース12の側面部には、電源スイッ
チ13、バッテリー収納蓋15、コネクター17等が設
けられている。ポータブルプリンタ10に装填されるバ
ッテリー(不図示)は、このバッテリー収納蓋15を開
けることにより本体ケース12内に装填される。また、
印字データは、データ受信部18による無線通信の他、
このコネクター17に通信ケーブルを接続して送受信さ
れる。
【0020】図2、図3は、それぞれ本発明に係る用紙
ホルダの構成を示す斜視図、分解斜視図である。
【0021】用紙ホルダ30は、フロントカバー14の
内側に設けられており、円盤状に形成された一対の押さ
え板32a、32bを備えている。この一対の押さえ板
32a、32bには、それぞれ対向する面にボス34
a、34bが設けられており、このボス34a、34b
を用紙ロールの円筒状の巻芯に両側から嵌入して用紙ロ
ールを挟持する。
【0022】押さえ板32a、32bは、一対のスライ
ダ36a、36bに立設されたコラム38a、38bに
互いに対向するように取り付けられており、それぞれボ
ス34a、34bを中心として回転自在に支持されてい
る。この一対のスライダ36a、36bは、それぞれ本
体ケース12内をスライド自在に支持されており、その
支持構造は、次のように構成されている。
【0023】図2、図3に示すように、本体ケース12
の内側には板状に形成されたリブ40が幅方向に沿って
張り出して形成されている。このリブ40の下面と本体
ケース12の底面との間には、図4に示すように、ガイ
ド溝42が形成されており、このガイド溝42にスライ
ダ36a、36bの先端片44a、44bが係合されて
いる。
【0024】一方、スライダ36a、36bの後端部に
は、ボス34a、34bの軸方向に沿って断面U字状の
シャフト溝46a、46bが形成されている。このシャ
フト溝46a、46bには、ガイドシャフト48が嵌合
されている。このガイドシャフト48は、本体ケース1
2の幅方向に沿って配設されており、一端が本体ケース
12の一方側の側面14aに形成されたシャフト孔50
aに嵌合されるとともに、他端が本体ケース12の他方
側の側面14bに形成されたシャフト孔50bに嵌合さ
れて、本体ケース12内に配設されている。
【0025】以上のように、スライダ36a、36b
は、その先端片44a、44bが本体ケース12の内面
に形成されたガイド溝42に係合されるとともに、その
後端部に形成されたシャフト溝46a、46bにガイド
シャフト48が嵌合されることにより、本体ケース12
内をボス34a、34bの軸方向に沿って移動自在に設
けられる。
【0026】前記のごとく移動自在に設けられた一対の
スライダ36a、36bの間には、ピニオン52が設け
られている。このピニオン52は本体ケース12の底面
に突出して形成されたボス54に嵌入されて回動自在に
支持されている。
【0027】なお、ボス54には、ピニオン52の抜け
止めとして押さえ部材56がビス58によって取り付け
られている。この押さえ部材56は、ピニオン52の抜
け止めとともに、ガイドシャフト48の支持部材として
の役割を果たし、その後端部に形成されたU字状の押さ
え溝56aにガイドシャフト48を嵌合させて支持す
る。
【0028】ピニオン52には一対のラック60a、6
0bが噛合されており、このラック60a、60bは、
それぞれスライダ36a、36bに連結されている。こ
のラック60a、60bとピニオン52との作用によっ
て、一対のスライダ36a、36bは、一方を移動させ
ると、他方は同じ移動量をもって反対側に移動する。す
なわち、たとえば一方のスライダ36aを他方のスライ
ダ36bから離れる方向に移動させると、他方のスライ
ダ36bも一方のスライダ36aから離れる方向に同じ
移動量をもって移動する。逆に一方のスライダ36aを
他方のスライダ36bに近づく方向に移動させると、他
方のスライダ36bも一方のスライダ36aに近づく方
向に同じ移動量をもって移動する。
【0029】以上の構成により、一対の押さえ板32
a、32bは、そのいずれか一方を移動させることによ
り、その間隔を拡縮させることができる。したがって、
用紙ロールをセットする際は、この一対の押さえ板32
a、32bの間隔を拡げ、用紙ロールをセットしたの
ち、一対の押さえ板32a、32bの間隔を狭めれば、
互いのボス34a、34bが巻芯の両側に嵌合され、常
に用紙ロールの中心(幅方向の中心)が一定位置にセッ
トされるようになる。
【0030】ところで、用紙ロールを保持するために
は、用紙ロールを挟持した位置で一対の押さえ板32
a、32bをロックする必要がある。
【0031】しかしながら、一対の押さえ板32a、3
2bをロックすると、ポータブルプリンタ10が落下し
たときに、落下時の衝撃が押さえ板32a、32bに加
わり、用紙ホルダ30が破損するおそれがある。
【0032】そこで、本実施の形態の用紙ホルダ30で
は押さえ板32a、32bを互いに近づく方向に付勢す
ることにより、一対の押さえ板32a、32bで用紙ロ
ールを挟持する。すなわち、図2及び図3に示すよう
に、ガイドシャフト48には圧縮バネ62が挿入されて
おり、その一端は一方のスライダ36aの端面に係合さ
れている。また、その他端は本体ケース12の一方側の
側面14bに係合されている。この圧縮バネ62によ
り、一方のスライダ36aは他方のスライダ36bに向
かって付勢され、この圧縮バネ62の付勢力によって用
紙ロールが一対の押さえ板32a、32bに挟持され
る。そして、ポータブルプリンタ10の落下時には、そ
の衝撃を吸収するように作用する。
【0033】一方、上記のようにスライダ36aを他方
のスライダ36bに向けて付勢すると、用紙ロールが無
い状態において、一対の押さえ板32a、32bの間隔
が必要以上に狭まってしまう。この状態から、新しい用
紙ロールをセットするためには、圧縮バネ62の付勢力
に抗して一対の押さえ板32a、32bの間隔を拡げな
ければならない。
【0034】そこで、本実施の形態の用紙ホルダ30に
は、一対の押さえ板32a、32bの間隔が必要以上に
狭まらないようにするためにストッパ64a、64bが
設けられている。このストッパ64a、64bはOリン
グで構成されており、ガイドシャフト48の外周面に嵌
合して取り付けられている。一対のスライダ36a、3
6bは圧縮バネ62に付勢されて互いに近づく方向に移
動すると、所定の位置でこのストッパ64a、64bに
係止されて、必要以上に間隔が狭まらないように規制さ
れる。
【0035】以上のように構成された本実施の形態のポ
ータブルプリンタ10の用紙ホルダ30の作用は次のと
おりである。
【0036】まず、本実施の形態の用紙ホルダ30の組
み立て方法について説明する。まず、押さえ板32a、
32bをスライダ36a、36bのコラム38a、38
bに取り付ける。次に、スライダ36a、36bの先端
片44a、44bを本体ケース12に形成されたガイド
溝42に嵌合させる。この際、互いのボス34a、34
bが対抗するように配置して、スライダ36a、36b
の先端片44a、44bをガイド溝42に嵌合させる。
【0037】次に、本体ケース12の一方側の側面14
aに形成されたシャフト孔50aからガイドシャフト4
8を嵌入する。そして、その挿入したガイドシャフト4
8を各スライダ36a、36bに形成されたシャフト溝
46a、46bに嵌合して、先端部を本体ケース12の
他方側の側面14bに形成されたシャフト孔50bに嵌
合する。このとき、同時に圧縮バネ62に挿通するとと
もに、ストッパ64a、64bに挿通する。これによ
り、スライダ36a、36bが移動自在に支持される。
【0038】次に、本体ケース12の底面に形成された
ボス54にピニオン52を回転可能に取り付けて、各ス
ライダ36a、36bに連結されたラック60a、60
bに噛合させる。そして、ボス54にビス58を介して
押さえ部材56を取り付けて、ピニオン52とガイドシ
ャフト48とを固定する。
【0039】以上により用紙ホルダ30が組み上がる。
組み上がった用紙ホルダ30は、いずれか一方の押さえ
板を移動させると、一対の押さえ板32a、32bの間
隔が拡縮する。
【0040】このように、本実施の形態の用紙ホルダ3
0は簡単に組み立てることができる。
【0041】次に、用紙ロールをセットする場合につい
て説明する。用紙ロールをセットする場合は、フロント
カバー14を開け、用紙ホルダ30を露出させる。次い
で、一対の押さえ板32a、32bの間隔を拡げる。こ
のとき、本実施の形態の用紙ホルダ30では、ストッパ
64a、64bによって一対の押さえ板32a、32b
の間隔が必要以上に狭まらないようにされているため、
簡便に一対の押さえ板32a、32bの間隔を拡げるこ
とができる。
【0042】次に、押し拡げた一対の押さえ板32a、
32bの間に用紙ロールをセットする。そして、一対の
押さえ板32a、32bの間隔を狭めつつ、各押さえ板
32a、32bに形成されたボス34a、34bを用紙
ロールの両側から巻芯に嵌め込む。
【0043】ここで、一対の押さえ板32a、32b
は、圧縮バネ62によって互いに近づく方向に付勢され
ているため、ボス34a、34bが嵌入された用紙ロー
ルは、その巻芯が一対の押さえ板32a、32bによっ
て挟持され、これにより用紙ロールのセッティングが完
了する。
【0044】用紙ロールがセットされたポータブルプリ
ンタ10は、フロントカバー14を閉めたのち、電源ス
イッチ13を入れて使用する。
【0045】このように、本実施の形態のポータブルプ
リンタ10は、簡単に用紙ロールをセットすることがで
きる。
【0046】一方、用紙がなくなった巻芯を取り外す場
合は、まず、フロントカバー14を開け、用紙ホルダ3
0を露出させる。そして、一対の押さえ板32a、32
bの間隔を押し広げて、巻芯を取り除く。新たな用紙ロ
ールをセットする場合は、このあと続けて上記のセッテ
ィング作業を行う。
【0047】このように、本実施の形態のポータブルプ
リンタ10では、簡単に用紙ロールの交換作業を行うこ
とができる。
【0048】ところで、ポータブルプリンタ10は、携
帯して使用するものであるため、作業者が誤って地面に
落としてしまう場合もある。
【0049】しかしながら、本実施の形態のポータブル
プリンタ10では、用紙ロールが圧縮バネ62で付勢さ
れた押さえ板32a、32bで挟持されているため、ポ
ータブルプリンタ10が地面に落下した場合であって
も、その落下時の衝撃を圧縮バネ62で吸収して、用紙
ホルダ30が破損するのを効果的に抑止することができ
る。
【0050】以上説明したように、本実施の形態のポー
タブルプリンタ10によれば、用紙ロールを簡単に交換
することができるとともに、落下時の破損を効果的に抑
止することができる。また、組み立ても極めて簡単に行
うことができる。
【0051】なお、本実施の形態のポータブルプリンタ
10では、一対の押さえ板32a、32bを互いに近づ
く方向に付勢する手段として圧縮バネ62を用いている
が、一対のスライダ36a、36bを引張バネで連結し
て付勢するようにしてもよい。また、バネの他、ゴムや
互いに反発又は吸引する磁石を用いて付勢するようにし
てもよい。
【0052】また、本実施の形態では、ストッパとして
ガイドシャフト48に嵌挿したOリングを用いている
が、スライダ36a、36b又は押さえ板32a、32
bの移動を規制できるものであれば、これに限定される
ものではない。たとえば、ガイド溝42内に突起を形成
して係止させたり、スライダ36a、36bの走行路に
突起を形成して係止させたりしてもよい。
【0053】また、本実施の形態では、スライダ36
a、36bの先端片44a、44bをガイド溝42に嵌
合させるとともに、シャフト溝46a、46bにガイド
シャフト48を嵌合させることにより、スライダ36
a、36bをスライド自在に支持しているが、スライダ
36a、36bを支持する方法は、これに限定されるも
のではない。たとえば、一対のガイドシャフトでスライ
ダ36a、36bをスライド自在に支持するようにして
もよい。
【0054】なお、本実施の形態で説明したように、ス
ライダ36a、36bの先端片44a、44bをガイド
溝42に嵌合させるとともに、シャフト溝46a、46
bにガイドシャフト48を嵌合させることによってスラ
イダ36a、36bをスライド自在に支持する構成とす
ることにより、組み立てを容易に行うことができるよう
になる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
付勢手段によって互いに近づく方向に付勢された一対の
押さえ板で両側から挟持して用紙ロールを保持すること
により、ポータブルプリンタを落とした場合でも、その
落下時の衝撃を付勢手段で吸収することができるように
なり、用紙ホルダの破損を防止できる。また、一対の押
さえ板を押し拡げるだけで簡単に用紙ロールの交換がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポータブルプリンタの構成を示す斜視図
【図2】用紙ホルダの構成を示す斜視図
【図3】用紙ホルダの構成を示す分解斜視図
【図4】スライダの支持構造を示す側面断面図
【符号の説明】
10…ポータブルプリンタ、12…本体ケース、13…
電源スイッチ、14…フロントカバー、15…バッテリ
ー収納蓋、16…開閉レバー、17…コネクター、18
…データ受信部、20…支軸、22…操作部、24…フ
ィードボタン、26…プリントボタン、28…ラベル取
出口、30…用紙ホルダ、32a、32b…押さえ板、
34a、34b…ボス、36a、36b…スライダ、3
8a、38b…コラム、40…リブ、42…ガイド溝、
44a、44b…先端片、46a、46b…シャフト
溝、48…ガイドシャフト、50a、50b…シャフト
孔、52…ピニオン、54…ボス、56…押さえ部材、
58…ビス、60a、60b…ラック、62…圧縮バ
ネ、64a、64b…ストッパ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙ロールを回転自在に支持するプリン
    タの用紙ホルダにおいて、 互いに対向する面にボスを有し、該ボスを前記用紙ロー
    ルの円筒状の巻芯に両側から嵌入させることにより前記
    用紙ロールを挟持する一対の押さえ板と、 該各押さえ板を支持し、前記用紙ロールの軸方向に沿っ
    て移動自在に設けられた一対の移動部材と、 前記一対の移動部材の間に配設され、回転自在に支持さ
    れたピニオンと、 前記一対の移動部材にそれぞれ連結され、前記ピニオン
    に噛合する一対のラックと、 一方の移動部材を他方の移動部材に向けて付勢する少な
    くとも1つの付勢手段と、からなることを特徴とするプ
    リンタの用紙ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記一対の移動部材の間に配設され、前
    記一対の移動部材が互いに近づく方向に移動すると、少
    なくとも一方の移動部材に当接して前記一対の移動部材
    間の距離が一定以上に狭まらないように規制する規制部
    材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ
    の用紙ホルダ。
  3. 【請求項3】 本体に設けられ、少なくとも一方が移動
    可能となって用紙ロールを軸方向両側から支持する一対
    の押さえ板を設けたプリンタの用紙ホルダにおいて、 前記移動可能な押さえ板は、本体側に形成されたガイド
    部と、前記押さえ板を装着後に本体に挿通されるガイド
    シャフトとにより、本体に移動可能に抜け止めされるこ
    とを特徴とするプリンタの用紙ホルダ。
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