JP2002002090A - 記録用シート - Google Patents

記録用シート

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JP2002002090A JP2000187879A JP2000187879A JP2002002090A JP 2002002090 A JP2002002090 A JP 2002002090A JP 2000187879 A JP2000187879 A JP 2000187879A JP 2000187879 A JP2000187879 A JP 2000187879A JP 2002002090 A JP2002002090 A JP 2002002090A
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幸子 村澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】印刷画像に滲みが生じ難い上に、顔料インクを
印刷に用いることのできる記録用シートを得る。 【解決手段】本発明の記録用シート10のインク透過層
13はフィラーとHLB値が9.0以下の界面活性剤と
を含有しており、フィラー粒子表面は界面活性剤の親油
基に覆われた状態になっているので、インク透過層13
表面に塗布されたインクは、インク透過層13表面で広
がらずにインク透過層13内に吸収され、インク透過層
13内では面方向に拡散されず、深さ方向に直進して浸
透される。更に、記録用シート10のインク受容層12
に定着剤としてカチオン基を有する化合物を添加すれ
ば、インク受容層12内での着色剤の定着性が向上する
ので、インク受容層12内でも滲みが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクによ
る記録に用いられる記録用シートに関し、特に、インク
ジェットプリンタに用いられる記録用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピューターやワードプロセッ
サーなどの出力プリンターとして、ワイヤードット記録
方式、感熱発色記録方式、感熱溶融転写記録方式、感熱
昇華転写記録方式、電子写真記録方式、インクジェット
記録方式などの種々の方式が用いられている。
【0003】これらのうちインクジェット記録方式は、
記録用シートとして上質紙を用いることが可能である
上、他の記録方式に比べて印刷コストが安い、印刷時の
騒音が少ない、印刷装置が小型である、印刷速度が速い
となどの優れた特徴を有しており、近年、その用途が急
速に広がっている。
【0004】このようなインクジェット記録方式に用い
られる記録用シートには種々のものが提案されている。
図5(a)の符号110はインクジェット記録方式に用
いられる記録用シートの一例を示している。
【0005】この記録用シート110は透明な基体11
1と、基体111表面に形成されたインク受容層112
と、インク受容層112表面に形成されたインク透過層
113とを有している。
【0006】このような記録用シート110に対しイン
クジェット記録を行う場合には、インクジェットプリン
タのノズルからインク透過層113の表面へ向けてイン
ク114を噴射する(図5(a))。
【0007】このような記録用シート110のインク透
過層113には、一般に無機フィラーや有機フィラーな
どが添加されており、インク透過層113のバインダー
剤となる樹脂中にこれらのフィラー粒子が分散される
と、フィラーの粒子間の間隙によって、インク透過層1
13内に多孔質構造が形成される。
【0008】インク透過層113表面に着弾したインク
114は、この多孔質構造の空孔を通ってインク透過層
113表面から内部へ浸透する。インク透過層113内
に浸透したインク114はインク透過層113内で更に
深さ方向に浸透し、インク受容層112に到達するとイ
ンク受容層112に吸収される。
【0009】インク受容層112に吸収されたインク
は、透明な基体111のインク受容層112を有しない
面からドット117として観察され、これらドット11
7の集合体が印刷画像として観察される(図5
(b))。このような記録用シート110は、近年、オ
ーバーヘッドプロジェクターや電飾広告などに盛んに使
用されている。
【0010】また、特開昭62−280068公報に記
載されているように、インク透過層113に界面活性剤
を添加すれば、特に着色剤として染料を用いた染料イン
クに対するインク透過性をより向上させることが可能で
ある。
【0011】しかしながら、インク中に溶解した状態で
存在する染料とは異なり、インク中で粒子として存在す
る顔料を着色剤として用いたインクは、着色剤である顔
料が上記のようなインク透過層113内に浸透され難
く、顔料がインク透過層内に滞積されてしまう。その結
果、インク受容層112に吸収される着色成分の量が少
なくなってしまい、基体110表面から観察される画像
(反射画像)の印刷濃度が低くなってしまう。
【0012】また、この記録用シート110のインク透
過層113には、疎水性の有機フィラーが用いられてい
るが、このような有機フィラーは一般に無機フィラーに
比べて高価であり、記録用シート110全体のコストが
高くなってしまう。
【0013】疎水性有機フィラーの代わりに安価なシリ
カを用いることは容易に考案されるが、シリカはその表
面がシラノ−ル基のような親水性基で覆われ、水性イン
クに対して親和性を有しているため、インクジェットプ
リンタに一般に用いられる水性インクはインク透過層1
13内で深さ方向だけでは無く、横方向にも浸透し、イ
ンク透過層113内で拡散されてしまう。
【0014】インクが広く拡散されると、インク透過層
113中で異なるインク114同士が混ざりあい、その
結果、印刷画像のドット117が重なり合い、その重な
りあった部分が印刷画像の滲み(バンディング)として
観察されてしまう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の技術の課題を解決するためになされたもので、印
刷画像に滲みの生じ難い記録用シートを製造する技術を
提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】先ず本発明で構成要件と
して採用している界面活性剤のHLB価について説明す
る。界面活性剤は親水性と親油性とを有する物質であ
り、これら親油性と親油性との関係を定量的に表すため
に、一般にHLB(Hydrophilic‐Lipo
philic Balance)と呼ばれる数値が用い
られている。
【0017】界面活性剤のHLB価は数多くの乳化実験
の結果から経験的に求められているが、HLB価は界面
活性剤の化学構造から計算した値とほぼ一致することが
知られている。
【0018】HLB価を化学構造から算出する方法には
種々のものがあるが、それらのうち、本発明に用いるH
LB価の計算式と、その計算式に用いる代表的な親水基
と親油基の基数を下記式(1)及び下記表1に示す。 HLB=7+Σ(親水基の基数)+Σ(親油基の基数)・・・(1)
【0019】
【表1】
【0020】上記式(1)から、HLB価は各基数に対
して化学量論的な意味での加成性が成り立っていること
がわかるので、基数が負の値である親油基の数が多くな
るほどHLB価は小さくなる。逆に、親水基の数が多く
なるほどHLB価は大きくなる。下記表2は、各種油を
水中に分散させる場合に適した界面活性剤のHLB価
(油の所要HLB価)を示している。
【0021】
【表2】
【0022】上記表2に表されるように、極性の高い
(親水性の高い)油ほどHLB価の高い界面活性剤が適
しており、極性の低い(親油性の高い)油ほどHLB価
の低い界面活性剤が適している。このようにHLB価が
低くなるほど親水性の高い物質との親和性が低下する傾
向がある。
【0023】本発明は上記のようなHLB価を用いて構
成されており、請求項1記載の発明はインクを保持する
インク受容層と、前記インク受容層表面に配置され、イ
ンクを透過させて前記インク受容層にインクを輸送する
インク透過層とを有する記録用シートであって、前記イ
ンク透過層にはHLB価が9以下の界面活性剤が含有さ
れることを特徴とする。この場合、インク透過層には炭
酸カルシウム、酸化チタン、水酸化カルシウム、シリカ
のような無機フィラーを添加することができる。請求項
2記載の発明は請求項1記載の記録用シートであって、
前記インク透過層は非水溶性の樹脂を含有することを特
徴とする。請求項3記載の発明は請求項2記載の記録用
シートであって、前記非水溶性の樹脂はポリエステルで
あることを特徴とする。請求項4記載の発明は請求項1
乃至請求項3のいずれか1項記載の記録用シートであっ
て、前記インク受容層には定着剤としてカチオン基を有
する化合物が含有されたことを特徴とする。請求項5記
載の発明は請求項4記載の記録用シートであって、前記
カチオン基を有する化合物はカチオン基を有する樹脂で
あることを特徴とする。請求項6記載の発明は請求項4
または請求項5のいずれか1項記載の記録用シートであ
って、前記インク受容層には前記定着剤とは異なる樹脂
からなる親水性の定着助剤が含有されたことを特徴とす
る。
【0024】本発明は上記のように構成されており、本
発明の記録用シートのインク透過層にはHLB価が9.
0以下の界面活性剤が添加されている。本発明のインク
透過層には種々の無機フィラーを添加することが可能で
あるが、下地効果や価格の点を考慮するとシリカを用い
ることが望ましい。
【0025】図8の符号50はシリカから成るフィラー
粒子を示している。フィラー粒子50の表面にはシラノ
ール基52やシロキサン55のような親水性基が露出し
ており、この状態ではフィラー粒子50は高い親水性を
有している。
【0026】本発明では、インク透過層にHLB価が
9.0以下の界面活性剤が添加されているので、シラノ
ール基52やシロキサン55が界面活性剤の親水基と結
合され、フィラー粒子50表面は界面活性剤の親油基に
覆われた状態となり、インク透過層内に存するフィラー
粒子50の親水性及び吸水性が抑制された状態になる。
【0027】図5〜7の符号201〜203は、樹脂フィ
ルムから成る基体21上に形成されたインク受容層22
表面に、上記のようなフィラー粒子50を含有するイン
ク透過層23が形成された記録用シートを示している。
【0028】この記録用シート201〜203では、イン
ク透過層23表面にインク滴40が着弾し、インク透過
層23内を透過し、インク受容層22内に吸収され、イ
ンクが基体21の裏面まで到達しており、インク透過層
23表面側と、基体21側とから観察した場合、インク
透過層23表面に残留するインクと基体21裏面に到達
したインクとで、それぞれドット25a、25b、26
a、26bが観察される。
【0029】図5に示される記録用シート201のイン
ク透過層23にはHLB価が9.0以下の界面活性剤が
添加されておらず、インク透過層23中に含まれるフィ
ラー表面が親水性を示すため、着弾した水性のインク4
0が深さ方向に浸透され難く、大きく横方向に拡散して
いる。その結果、インク透過層23表面のドット25
a、25bが重なっている。
【0030】図5の符号27はドット25a、25bの
重なった部分を示しており、この重なり部分27におい
て混色や濃淡の差が生じるため、記録用シート201
基体21側から見ると、インクジェットプリンタのヘッ
ドの走行方向に沿った筋が観察されてしまう。つまり、
この記録用シート201に光を照射し、光を照射した側
とは反対側から透過光によって観察される画像(透過画
像)に、画像の滲み(バンディング)が生じた様子が観
察されてしまう。
【0031】他方、図6の記録用シート202は、イン
ク透過層23を構成する樹脂とフィラーの組合せ等によ
り、インク透過層23表面での横方向の拡散は少なくな
っているものの、インク透過層23に形成されるドット
25a、25bの面積に対してインク40の量が多すぎ
る場合や、インク受容層22のインク吸収容量が足りな
い場合には、インクが基体21とインク受容層22との
境界面上で横方向に拡散してインク透過層23及びイン
ク受容層22内で重なり合い、基体21とインク受容層
22との境界で、ドット26a、26bに重なり37が
生じてしまった場合である。
【0032】つまり、この記録用シート202では、上
記のような透過画像にバンディングが生じるだけでは無
く、基体21表面に向かって光を照射した場合に、光を
照射した側から反射光によって観察される画像(反射画
像)にもバンディングが観察されてしまう。
【0033】図7の符号203は、本発明の記録用シー
トを用いて印刷した場合の状態を示しており、インク透
過層23中に含まれる無機フィラー表面が適度な親水性
と親油性を有しているので、水性インクがインク透過層
23中を垂直に浸透している。
【0034】また、インクの吸収容量の大きいインク受
容層22を用いることで、インク透過層23表面に形成
されるドット25a、25bだけではなく、基体21と
インク受容層22の境界面上に形成されるドット26
a、26bにも重なりが生じていない状態になってい
る。つまり、この記録用シート203では透過画像、反
射画像共にバンディングが観察されない。
【0035】
【発明の実施の形態】
【実施例】本発明の記録用シートの一例をその製造工程
と共に図面を用いて説明する。先ず、カチオン基を有す
る樹脂(ここではカチオン変性ウレタン樹脂(大日本イ
ンキ化学(株)社製の商品名「IJ60」、固形分15
重量%)を用いた)40重量部に対し、水溶性樹脂であ
るポリビニルピロリドン(BASF社製の商品名「ルビ
スコールK−90」)6重量部と、水酸化アルミニウム
(昭和電工(株)社製の商品名「H42」)3重量部
と、イオン交換水51重量部とを添加し、これらをジャ
ーミルで3時間攪拌することによりインク受容層用の塗
工液を得た。
【0036】図1(a)の符号11はポリエチレンテフ
タレート樹脂から成る透明な基体を示しており(ここで
は東洋紡(株)社製の商品名「コスモシャインA410
0」を用いた)、この基体11の表面に上記工程で作成
したインク受容層用の塗工液をバーコーターを用いて塗
布し、次いで熱風循環式オーブンによって120℃で3
分間乾燥させ、インク受容層12を形成した(同図
(b))。ここでは乾燥後の厚さが13μmになるよう
にインク受容層12を形成した。
【0037】次に、メチルエチルケトン56重量部にシ
クロヘキサン14重量部を添加し、溶剤とした。この溶
剤をディゾルバーで攪拌しながら、非水溶性の樹脂であ
るポリエステル樹脂(東洋紡(株)社製の商品名「バイ
ロン200」)を15重量部添加し、2時間攪拌してポ
リエステル樹脂が溶媒に溶解された状態の樹脂液を作成
した。
【0038】この樹脂液に無機フィラーであるシリカゲ
ル(水沢化学(株)社製の商品名「ミズカシルP52
7」)15重量部と、界面活性剤であるソルビタントリ
オレート(日本油脂(株)社製の商品名「OP−85
R」、HLB:1.8)2.5重量部とを添加した後、
更に1時間攪拌し、インク透過層用の塗工液を作成し
た。
【0039】次に、図1(b)で示した状態のインク受
容層12表面に上記工程で作成したインク透過層用の塗
工液をマイヤーバーを用いて塗布し、次いで、全体を熱
風循環式オーブンを用いて120℃で3分間乾燥させ、
無機フィラーとしてシリカを含有するインク透過層13
を形成した。
【0040】同図(c)の符号10はインク透過層13
が表面に形成された状態の記録用シートを示している。
ここでは乾燥後の厚さが12μmになるようにインク透
過層13を形成した(同図(c))。同図(c)の符号
10はインク透過層13が形成された状態の記録用シー
トを示している。
【0041】この記録用シート10を実施例1とし、イ
ンクジェットプリンタとして顔料インクが充填された状
態のローランド社製の商品名「FJ−40」を用いてこ
の記録用シート10のインク透過層13表面に所定の印
刷画像(A4横方向に8パターンの人物画像)を印刷
し、試験片を作成した。この試験片を用い、下記に示す
「印刷濃度」、「透過画像バンディング」の各評価試験
を行った。
【0042】〔印刷濃度〕上記印刷画像について、基体
11のインク受容層12及びインク透過層13が形成さ
れていない面からその画像(反射画像)をその記録用シ
ート10から30cm離れた位置で目視により観察し
た。この時、その画像の色濃度が濃い場合を『○』、色
濃度が低い場合を『×』とし、それらの結果を下記表3
に記載した
【0043】〔透過画像バンディング〕記録用シート1
0のインク透過層13が形成された面を下向きにしてラ
イトボックス(富士写真フィルム(株)社製の商品名
「フジカラーライトボックス5000インバータ」)の
光源上に配置し、このライトボックスによって映し出さ
れる画像(透過画像)の滲み(バンディング)の有無を
目視により観察した。
【0044】ここでは、記録用シート10から観察を行
う位置までの距離をそれぞれ変化させて観察を行い、そ
の距離が30cm未満のときでも滲みが確認されないも
のを『○』、その距離が30cm未満のときには滲みが
確認されるが、30cm以上1m未満のときには滲みが
確認されないものを『△』、その距離が1m未満のとき
には滲みが確認されるが、1m以上のときには滲みが確
認されないものを『×』とし、下記表3にそれらの結果
を記載した。
【0045】
【表3】
【0046】<実施例2〜7>実施例1と同じ工程で調
整した樹脂液に、実施例1に用いた無機フィラーと上記
表3に示したHLB価が9.0以下の各界面活性剤とを
それぞれ実施例1と同じ重量比率で混合し、実施例1と
同じ工程でそれぞれ異なる種類の界面活性剤を有するイ
ンク透過層用の塗工液を作成した。
【0047】実施例2〜7はこれらのインク透過層用の
塗工液をそれぞれ図1(b)で示した状態のインク受容
層12の表面に、実施例1と同じ工程で塗布、乾燥し、
それぞれ異なる種類の界面活性剤が含有されたインク透
過層13を形成した場合である。
【0048】異なる種類の界面活性剤として、実施例2
ではHLB価が4.9のポリオキシエチレン(以下PO
Eと略記する)(2)オレイルエーテル(日本油脂
(株)社製の商品名「E−202S」)を、実施例3で
はHLB価が6のPOE(2)オクチルフェニルエーテ
ル(日光ケミカルズ(株)社製の商品名「OP−3」)
を、実施例4ではHLB価が8のPOE(2)セチルエ
ーテル(日光ケミカルズ(株)社製の商品名「BC−
2」)を、実施例5ではHLB価が8のPOE(2)ス
テアレート(日本油脂(株)社製の商品名「S−2」)
を、実施例6ではHLB価が9のPOE(5)オレイル
エーテル(日本油脂(株)社製の商品名「E−205
S」)を、実施例7はHLB価が9のPOE(5)オレ
イルアミン(日光ケミカルズ(株)社製の商品名「TA
MNO−5」)をそれぞれ用いた場合である。
【0049】これら実施例2〜7の記録用シート10に
実施例1と同じ工程でそれぞれ印刷画像を形成して試験
片を作成し、これらの試験片を用い、実施例1と同じ条
件で「印刷濃度」、「透過画像バンディング」の各評価
試験を行った。これらの評価結果を上記表3に示した。
【0050】<比較例1〜4>実施例1と同じ工程で調
整した樹脂液に、実施例1に用いた無機フィラーと上記
表3に示したHLB価が9.1以上の各界面活性剤とを
それぞれ実施例1と同じ重量比率で混合し、実施例1と
同じ工程でそれぞれ異なる種類の界面活性剤を有するイ
ンク透過層用の塗工液を作成した。
【0051】比較例1〜4はこれらのインク透過層用の
塗工液をそれぞれ図1(b)で示した状態のインク受容
層表面に、実施例1と同じ工程で塗布、乾燥し、HLB
価が9.1以上の界面活性剤が含有されたインク透過層
を形成した場合である。
【0052】HLB価が9.1以上の界面活性剤とし
て、比較例1ではHLB価が11.6のPOE(4)ス
テアレート(日光ケミカルズ(株)社製の商品名「S−
4」)を、比較例2ではHLB価が9.9のPOE
(6)ステアリルエーテル(日本油脂(株)社製の商品
名「S−206」)を、比較例3ではHLB価が16.
6のPOE(30)オレイルエーテル(日本油脂(株)
社製の商品名「E−230」)を、比較例4ではHLB
価が11.5のPOE(10)オクチルフェニルエーテ
ル(日光ケミカルズ(株)社製の商品名「OP−1
0」)をそれぞれ用いた場合である。
【0053】<比較例5>実施例1と同じ工程で調整し
た樹脂液70重量部に、実施例1に用いた無機フィラー
を15重量部添加し、実施例1と同じ工程で界面活性剤
を含有しないインク透過層用の塗工液を作成した。
【0054】比較例5はこの塗工液を図1(b)で示し
た状態のインク受容層の表面に、実施例1と同じ工程で
塗布、乾燥し、界面活性剤が含有されていないインク透
過層を形成した場合である。
【0055】これら比較例1〜5の記録用シートに実施
例1と同じ工程でそれぞれ印刷画像を形成して試験片を
作成し、これらの試験片を用い、実施例1と同じ条件で
「印刷濃度」、「透過画像バンディング」の各評価試験
を行った。これらの評価結果を上記表3に示した。
【0056】上記表3を参照し、実施例1〜7では透過
画像にバンディングが見られなかったが、比較例1、
2、4、5ではバンディングが見られた。実施例1〜7
の記録用シート10のインク透過性が比較例1、2、
4、5に比べ高く、インク透過層13に垂直に浸透して
いることが確認された。
【0057】実施例1〜7では「印刷濃度」にも優れた
結果が得られたが、比較例2、3では基体のインク受容
層及びインク透過層が形成されていない面から観察した
画像(反射画像)の色濃度が低く、これは、顔料インク
の着色剤である顔料粒子は染料に比べ大きく、比較例
2、3ではインクの透過性が不良であったため、顔料粒
子がインク透過層内に留まり、インク受容層と基体との
界面まで十分に到達されなかったためと推測される。
【0058】
【実施例】<実施例8〜15>実施例1と同じ条件で調
整した樹脂液70重量部に対し、実施例1と同じシリ
カ、界面活性剤をそれぞれ下記表4に示した量(重量
部)添加し、実施例1と同じ工程で界面活性剤の添加量
(重量部)の異なる8種類のインク透過層用の塗工液を
作成した。
【0059】実施例8〜15はこれらの塗工液を図1
(b)で示した状態のインク受容層12表面に、実施例
1と同じ工程で塗布した後、乾燥させ、図1(c)で示
した状態の記録用シート10を作成した場合である。こ
れらの記録用シート10を用い、実施例1と同じ条件で
「印刷濃度」と「透過画像バンディング」の各評価試験
と、更に、下記に示す「塗膜接着性試験」を行った。
【0060】〔塗膜接着性試験〕記録用シート10表面
に実施例1と同じ条件で印刷サンプルの印刷を行った
後、インク透過層13の印刷サンプルが形成された面
(インクの塗布部分)に透明粘着テープの粘着面を貼着
した後、これを剥離した。インク透過層13の透明粘着
テープが貼着された部分が剥離しなかったものを
『○』、剥離したものを『×』とした。これらの評価結
果を下記表4に示す。
【0061】
【表4】
【0062】上記表4に示されるように、本発明では界
面活性剤の添加量が1重量部以上30重量部以下の範囲
にあるときに、特に、印刷品質に優れ、インク透過層1
3が堅牢な記録用シート10が得られることが確認され
た。
【0063】
【実施例】<実施例16〜22>本発明の記録用シート
10の他の実施例を下記に説明する。先ず、実施例1〜
15に用いたものとは異なる親水性の樹脂(ここではカ
チオン基を有する樹脂である変性ウレタン樹脂(大日本
インキ化学(株)社製の商品名「IJ50」)を用い
た)を用いて樹脂液を作成し、インク受容層用塗工液と
した。
【0064】このインク受容層用塗工液を図1(a)に
示した状態の基体11表面に実施例1と同じ工程で塗布
後、乾燥させ、インク受容層12を形成した。更に、こ
のインク受容層12表面に実施例1と同じインク透過層
用塗工液を実施例1と同じ工程で塗布、乾燥させ、イン
ク透過層13を形成し、記録用シート10を得た(実施
例16)。
【0065】また、上記実施例16で用いた変性ウレタ
ン樹脂に代え、6種類の樹脂、すなわち、変性ポリビニ
ルアルコール(クラレ(株)社製の商品名「CM31
8」、アクリル共重合体(大阪有機化学工業(株)社製
の商品名「IJAP480」)、水溶性ポリエステル
(高松油脂(株)社製の商品名「NS122L」)、け
ん価度が99のポリビニルアルコール(クラレ(株)社
製の商品名「PVA117」)、変性ポリビニルアルコ
ール(クラレ(株)社製の商品名「KM118」、又
は、上記の水溶性ポリエステルとは異なる種類の水溶性
ポリエステル(高松油脂(株)社製の商品名「NS30
0L」)のいずれか1種類の樹脂を用いて6種類のイン
ク受容層用塗工液を作成した。
【0066】これらのインク受容層用塗工液を用いて上
記の工程で基体11表面にインク受容層12を形成した
後、これらのインク受容層12表面に実施例1と同じイ
ンク透過層13を形成し、各記録用シート10を作成し
た(実施例17〜22)。
【0067】これら実施例16〜22の記録用シート1
0を用いて実施例1と同じ条件で印刷画像を形成し、各
試験片を作成した。これらの試験片を、下記に示す「透
過画像バンディング」、「反射画像バンディング」の各
評価試験に用いた。
【0068】〔透過画像バンディング〕上記実施例1〜
15で行った「透過画像バンディング」と同じ条件で、
各試験片の透過画像の滲みの有無を目視により観察し
た。ここでは、記録用シート10から観察を行う位置ま
での距離をそれぞれ変化させて観察を行い、その距離が
30cm未満のときでも滲みが確認されないものを
『○』、その距離が30cm未満のときには滲みが確認
されるが、30cm以上1m未満のときには滲みが確認
されないものを『△』、その距離が1m未満のときには
滲みが確認されるが、1m以上のときには滲みが確認さ
れないものを『×』とし、下記表3にそれらの結果を記
載した。
【0069】〔反射画像バンディング〕室内灯の下で各
試験片に形成された印刷画像を記録用シート10のイン
ク受容層12及びインク透過層13を有しない面から目
視により観察し、観察される画像(反射画像)の滲みの
有無を目視により確認した。ここでは記録用シート10
から30cm離れた位置で観察を行った。この反射画像
に滲みが確認されないものを『○』、滲みが確認できる
ものを『×』とし、下記表5にそれらの結果を記載し
た。
【0070】
【表5】
【0071】<比較例6>上記実施例16と同じインク
受容層用塗工液を用いて基体上にインク受容層を形成し
た後、上記比較例5に用いたものと同じ界面活性剤が添
加されていないインク透過層用塗工液を用いて、実施例
1と同じ工程でインク透過層を形成し、比較例6の記録
用シートを得た。
【0072】この記録用シートに実施例1と同じ条件で
印刷画像を形成して試験片を作成し、この試験片を上記
実施例13〜19と同じ条件で「透過画像バンディン
グ」、「反射画像バンディング」の各評価試験に用い
た。これらの評価結果を上記表5に示した。
【0073】尚、化合物中にカチオン基を有し、水溶液
中で正の電荷を持つもの(ポリカチオン)をカチオン性
の樹脂、化合物中にアニオン基を有し、水溶液中で負の
電荷を持つもの(ポリアニオン)をアニオン性の樹脂、
水溶液中で電荷を有しないものをノニオン性の樹脂とす
ると、実施例16で用いた変性ウレタンと、実施例17
で用いた変性ポリビニルアルコールと、実施例18で用
いたアクリル共重合体はそれぞれカチオン性の樹脂、実
施例19で用いたポリエステルと実施例20で用いたポ
リビニルアルコールはそれぞれノニオン性の樹脂、実施
例21に用いた変性ポリビニルアルコールと実施例22
に用いたポリエステルはそれぞれアニオン性の樹脂とな
る。
【0074】上記表5から明らかなように、インク受容
層12にカチオン性の樹脂を用いた実施例16〜18で
は、アニオン性又はノニオン性の樹脂を用いた実施例1
9〜22に比べ、反射画像、透過画像共にバンディング
が見られず、良好な結果が得られた。
【0075】これは、カチオン性の樹脂を用いた実施例
16〜18では、カチオン性の樹脂がインク着色剤を定
着させる定着剤として機能し、インク受容層12のイン
ク着色成分の定着性が向上されためと推測される。他
方、インク透過層に界面活性剤が添加されていない比較
例6では、反射画像、透過画像共にバンディングが観察
された。
【0076】このように、HLB価が9以下の界面活性
剤が添加されたインク透過層13とカチオン性の樹脂が
添加されたインク受容層12とを有する記録用シート1
0では、インク受容層12内とインク透過層13内の両
方で滲みが生じ難いので、より高品質な印刷画像が得ら
れることが確認された。
【0077】
【実施例】上記実施例1、6、7及び比較例5の記録用
シートのインク透過層13表面に、顔料インクを用いて
印刷サンプルを印刷した。これらの記録用シート10の
インク透過層13表面(印刷面)に形成されたドット
と、基体11のインク受容層12及びインク透過層13
が形成されていない面(観察面)に形成されたドットの
それぞれの径の大きさを測定した。
【0078】図2のグラフはイエローの顔料インクを、
図3のグラフはシアンの顔料インクを、図4のグラフは
マゼンタの顔料インクをそれぞれ用いた場合の各ドット
径を示しており、それぞれのグラフの縦軸は横軸の位置
に記載した各実施例及び比較例のドット径を示してい
る。
【0079】図2〜4のグラフから明らかなように、実
施例1、6、7では比較例5に比べ、観察面と印刷面と
に生じたドットの大きさは近似しており、インク透過層
13に着弾したインクはインク透過層13及びインク受
容層12内で拡散せず、深さ方向に直進して透過された
ことが確認された。
【0080】以上は基体11としてポリエチレンテフタ
レートを用いる場合について説明したが、本発明はこれ
に限定されるものでは無い。基材11の材質としては、
例えば、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、
ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリメチルメタクレー
ト、ポリカーボネイト、透明紙、酢酸セルロース、ポリ
アクリレート、ポリエーテルスルホン等を用いることが
できる。
【0081】特に、OHP用の記録用シートとしては、
基体11の材質にポリエチレンテフタレート、硬質ポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、トリアセテートなどを用
いると良い。
【0082】基体11の厚さも特に限定されるものでは
ないが、一般的には50μmから200μmまでの範囲
である。インク受容層12が十分に堅牢なものであれば
特に基体11を用いる必要が無く、インク受容層12と
その表面に形成されたインク透過層13からなる2層構
造の記録用シート10を形成することが可能である。
【0083】また、上記実施例ではインク透過層13に
添加される無機フィラーとしてシリカを用いたが本発明
はこれに限定されるものでは無く、例えば、アルミナゾ
ル、擬ベーマイトゾル、タルク、カオリン、クレー、酸
化亜鉛、酸化錫、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、炭酸カルシウム、チタンホワイト、硫酸バリウム、
二酸化チタン、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、
酸化マグネシウム、スメクタイト、ゼオライト、珪藻土
などを用いることができる。
【0084】更に、インク透過層13に用いる非水溶性
樹脂もポリエステルに限定されるものでは無く、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリメタクリレート、エラスト
マー、エチレン‐酢酸ビニル共重合体、スチレン‐アク
リル共重合体、ポリアクリル、ポリビニルエーテル、ポ
リアミド、ポリオレファン、ポリシリコーン、グアナミ
ン、ポリテトラフルオロエチレン、尿素樹脂、フェノキ
シ樹脂、エポキシ樹脂、スチレン−ブタジエンゴムなど
も用いることができる。
【0085】また、本発明のインク透過層及びインク受
容層用の塗工液を塗布する際には、マイヤーバーやバー
コーターだけではなく、ナイフコータ、グラビアコータ
等の種々のコーティング装置を用いることができる。
【0086】また、本発明の記録用シート10は特に顔
料インクを用いる場合に優れた印刷結果が得られるが、
本発明はこれに限定されるものでは無い。本発明の記録
用シートには顔料インクだけでは無く、染料インクを用
いて印刷を行うことが可能である。
【0087】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、印刷
画像に滲みが生じ難く、発色濃度が優れた記録用シート
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c):本発明の記録用シートを製造
する工程図
【図2】イエローインクを用いた場合のドットの状態を
説明するための図
【図3】シアンインクを用いた場合のドットの状態を説
明するための図
【図4】マゼンタインクを用いた場合のドットの状態を
説明するための図
【図5】印刷画像に滲みが生じる場合の一例を説明する
ための図
【図6】印刷画像に滲みが生じる場合の他の例を説明す
るための図
【図7】本発明の記録用シートに印刷画像を形成した状
態を説明するための図
【図8】フィラー粒子表面の状態を説明するための図
【図9】(a)、(b):従来技術の記録用シートを説
明するための図
【符号の説明】
10……記録用シート 11……基体 12……インク受容層 13……インク透過層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村澤 幸子 栃木県鹿沼市さつき町18 ソニーケミカル 株式会社第1工場内 (72)発明者 高橋 秀明 栃木県鹿沼市さつき町18 ソニーケミカル 株式会社第1工場内 Fターム(参考) 2H086 BA14 BA15 BA31 BA32 BA35 BA36 BA41

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクを保持するインク受容層と、 前記インク受容層表面に配置され、インクを透過させて
    前記インク受容層にインクを輸送するインク透過層とを
    有する記録用シートであって、 前記インク透過層にはHLB価が9以下の界面活性剤が
    含有されたことを特徴とする記録用シート。
  2. 【請求項2】前記インク透過層には非水溶性の樹脂を含
    有されたことを特徴とする請求項1記載の記録用シー
    ト。
  3. 【請求項3】前記非水溶性の樹脂はポリエステルである
    ことを特徴とする請求項2記載の記録用シート。
  4. 【請求項4】前記インク受容層にはカチオン基を有する
    化合物が含有されたことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれか1項記載の記録用シート。
  5. 【請求項5】前記カチオン基を有する化合物はカチオン
    基を有する樹脂であることを特徴とする請求項4記載の
    記録用シート。
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