JP2002002016A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002002016A
JP2002002016A JP2000182010A JP2000182010A JP2002002016A JP 2002002016 A JP2002002016 A JP 2002002016A JP 2000182010 A JP2000182010 A JP 2000182010A JP 2000182010 A JP2000182010 A JP 2000182010A JP 2002002016 A JP2002002016 A JP 2002002016A
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led
light
exposure
head
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Yukio Akita
幸雄 秋田
Kazutaka Otsuka
一隆 大塚
Toshiaki Yajima
俊昭 矢島
Masanobu Yamaguchi
正伸 山口
Kenji Takano
研治 高野
Yoshihisa Nomura
好央 野村
Tsutomu Kobayashi
勉 小林
Masayuki Shimizu
雅幸 清水
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はセルフォックレンズを介してLED
の発光を感光面に露光する露光装置に関し、特に露光面
積が一定であり、濃度ムラのない露光装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 本発明はヘッド基板9に配設されたLE
Dチップ8の各LED素子から出力される光をセルフォ
ックレンズ6を介して感光面に印字する露光装置であ
り、セルフォックレンズ6を介して結像される画像情報
の位置を感光面が位置する位置に一致させ、この位置を
仮想空中線上の位置とし、当該位置での光面積が一定と
なるように各LED素子の光量補正データを生成し、光
量補正データに応じて前記LED素子に与える電流値を
調整し、又はLED素子の発光時間を調整して均一な露
光面積を得る構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルフォックレン
ズを介して点発光素子としてのLEDの発光を感光面に
露光する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、LEDヘッドを印字ヘッドに使用
したプリンタ装置が市販されている。このようなプリン
タ装置では、LEDヘッドの各素子から発した光を感光
面に照射するためセルフォックレンズを介装し、露光を
行っている。
【0003】このような用途に使用される露光装置にお
いて、従来の光量補正は、各LED素子を1ドットずつ
順次点灯させ、受光センサで測定する方法が採用されて
いる。そして、全ドットの光量測定後、各LED素子の
平均値を算出し、平均値に対する差分を発光時間、発光
輝度を可変させることで全素子の光量積を一定範囲内に
収めるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
露光装置の光量補正方法では、その露光積が一定値とな
るように制御するので、感光面上における各ドットの大
きさ、即ち感光面上における露光面積が一定にはならな
いという問題がある。
【0005】図17(a)は、従来例の露光装置の断面
図である。尚、同図(a)において、1はセルフォック
レンズであり、2はLED基板であり、3はヘッドのピ
ント軸である。また、同図に示す点線が現像レベルを示
し、A点及びB点の位置は、同図(b)〜(d)におい
て説明するLED素子による2個のドット位置を示す。
ここで、A点のドットaは、同図(c)に示すように露
光面積は広いが、輝度が低い光であり、B点のドットb
は露光面積は狭いが、輝度が高い光である。したがっ
て、上記2個の発光は光量において同じであるが、点線
で示すレベルの現像バイアスによって現像すると、同図
(b)及び(d)に示すようにドット面積の異なるドッ
トとなる。
【0006】したがって、上記露光処理後、現像工程、
転写工程、定着工程を経て得られる用紙上の画像は、各
ドットの大きさが異なり、濃度ムラのある画像となる。
このことは、LEDヘッドを用いたプリンタ装置とレー
ザを用いたプリンタ装置を対比した際の不利な点となっ
ている。
【0007】そこで、本発明は露光面積が一定であり、
濃度ムラのない露光装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、LED素子と自己集光性レンズを使用
した露光装置における光量補正方法において、前記自己
集光性レンズのレンズ面から一定距離離れた仮想空中線
上で光面積が一定となるように各LED素子の光量補正
データを生成し、前記LED素子の発光時には光量補正
データに応じて前記LED素子に与える電流値を調整
し、又はLED素子の発光時間を調整し、均一な露光面
積を得る露光装置を提供することによって達成できる。
【0009】ここで、自己集光性レンズは複数のレンズ
の集合体であり、上記LED素子からの発光を、例えば
感光面に集光するレンズである。また、上記仮想空中線
上の位置は、例えば感光体ドラムの感光面であり、当該
仮想空中線上の位置に露光範囲が同じになるような光量
補正データを生成する。
【0010】このように構成することにより、光量補正
データに従ってLED素子に与える電流値を調整し、又
はLED素子の発光時間を調整し、均一な露光面積を得
る構成である。請求項2の記載は、上記請求項1記載の
発明において、前記光量補正データに応じて前記LED
素子に与える電流値を調整し、LED素子の電流値補正
によって発生した量子化誤差分を前記発光時間調整によ
って調整する構成である。
【0011】このように構成することにより、より精度
の優れた均一露光を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 <第1の実施形態>図1は本実施形態の露光装置の組立
図である。同図において、露光装置5はセルフォックレ
ンズアレイ(自己集光性レンズ:SLA)(日本板硝子
(株)製)が装着されたホルダ7、LEDチップ8とド
ライバ回路が実装されたヘッド基板9、上記ヘッド基板
9とホルダ7を圧接すると共に強度を維持するためのベ
ース部材10、上記ホルダ7とへッド基板9とベース部
材10を固定するためのクランプ11、不図示の感光体
(感光面)との距離を確保するためのヘッドピント軸1
2で構成されている。尚、上記クランプ11は不図示の
箇所に更に3個設けられている。
【0013】上記LEDチップ8はヘッド基板9に複数
配設され、各LEDチップ8は所定個のLED素子で構
成されている。また、各LED素子からの発光はセルフ
ォックレンズ6の各レンズ6a、6b、6c、・・・を
通過して不図示の感光面に照射される。ヘッドピント軸
12はホルダ7、ヘッド基板9、ベース部材10の端部
に形成された穴13に貫入され、ホルダ7、ヘッド基板
9、ベース部材10を組み立てる際にピント調整に使用
される。このため、ヘッドピント軸12にはタップが切
られている。また、ホルダ7、ヘッド基板9、ベース部
材10は前述のようにクランプ11によって固定され
る。
【0014】図2は上記露光装置を組み立てた後の完成
状態を示す図である。上記LEDチップ8を構成する個
々のLED素子を発光させるドライバ回路には、通常1
ドット毎にその順方向電流を制御し、各ドットの発光エ
ネルギが一定となるように制御されている。
【0015】上記機構構成を有する露光装置5は、例え
ばプリンタ装置に配設され、ホスト機器から出力される
印刷データに従って印刷処理を行い、当該印刷処理の際
使用される。図3(a)は上記構成の露光装置が配設さ
れるプリンタ装置のシステム構成図である。同図におい
て、プリンタ装置15はプリントコントロール部16、
エンジンコントロール部17、PPCカラーエンジン部
18で構成され、パーソナルコンピュータ等のホスト機
器19から汎用インターフェイス(汎用I/F)を介し
て印刷データが供給される。さらに、同図(b)は上記
プリンタ装置15のシステム構成をより具体的に示す図
であり、プリントコントロール部16はホスト機器19
から供給される印刷データ(ビデオデータ(VIDE
O))をエンジンコントロール部17に出力する。ま
た、エンジンコントロール部17はプリントコントロー
ル部16から供給されるビデオデータ(VIDEO)を
もとに、印字データ(HDATA)を作成する。この印
字データ(HDATA)は、LEDヘッド駆動用のビデ
オデータであり、印字データ(HDATA)はPPCカ
ラーエンジン部18内のLEDヘッドに出力される。
【0016】また、PPCカラーエンジン部18はイエ
ロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック
(BK)の各色のLEDヘッドY、M、C、Kを有し、
印字データ(HDATA)は対応するLEDヘッドY、
M、C、Kに供給される。尚、各色の上記LEDヘッド
Y、M、C、Kへの印刷データの供給は、一書き込み周
期(TW)間に1ラインの印刷データを出力し、ストロ
ーブ信号(STR)に同期して印刷データを供給する。
また、上記各色毎のLEDヘッドY、M、C、Kは、前
述の図2に示す構成であり、各色毎に配設されている。
【0017】図4はLEDヘッドの構成を示す図であ
り、1個のLEDチップ8の構成を示す図である。1個
のLEDチップ8はN個のLED素子を千鳥状に配設し
て構成され、アノード制御回路24とカソード制御回路
25に接続されている。アノード制御回路24には前述
の印字データ(HDATA)、クロック信号(HCL
K)、一書き込み周期毎に出力されるTW信号等が供給
され、カソード制御回路25にもクロック信号(HCL
K)や、TW信号、STR信号が供給される。
【0018】アノード制御回路24とカソード制御回路
25は、印字データ(HDATA)に従って各LED素
子を駆動する制御回路であり、印字データ(HDAT
A)に従って対応するLED素子を発光する。次に、図
5は本例の露光装置5から出射される光の光量を測定す
る装置の構成を示す図である。具体的には、露光装置5
内のLED素子の発光光量を測定するシステム構成を示
す図である。同図において、5は前述のように露光装置
(LEDヘッド)であり、20は凸レンズ等を含む光学
系、21は受光センサ、22は演算処理部である。受光
センサ21は、例えば内部のCCD素子を有し、露光装
置5(LED素子)から発した光は、受光センサ21の
CCD素子によって光電変換され、演算処理部22に出
力される。演算処理部22では、各ドット毎に露光され
た全画素に対して任意に設定可能なしきい値に相当する
画素数からその割合を算出する。
【0019】上記構成の露光装置において、以下に本例
の処理動作を説明する。先ず、不図示のメモリに記憶さ
れたデータを読み出し、前述のエンジンコントロール部
17から印字データをLEDヘッドに出力する。この
時、出力される印字データはテストデータであり、例え
ばLEDチップ8に配設された全てのLED素子を発光
する信号である。また、LEDヘッドY〜Kについて、
それぞれテストデータが供給され、それぞれのLEDヘ
ッドについてテスト印字が行われる。
【0020】先ず、受光センサ21は光学系20を介し
て供給される光を検知すると光電変換し、更に例えば2
56段階にデジタル変換したデータを演算処理部22へ
出力する。演算処理部22では任意の変換レベルを使用
し、画素数を計算して露光面積とする。そして、上記変
換レベルを現像バイアス相当レベル(閾値)に一致させ
ると、感光体上に形成される露光面積が得られ、これを
全ドットで均一化すれば感光体上での露光面積を均一に
できる。
【0021】次に、全ドットで露光面積を均一化する方
法を以下に示す。各ドットで受光センサ21のデジタル
変換出力を取り込み、現像バイアス相当レベルでの画素
数(=面積)を計算する。そして、LEDヘッドの全ド
ット分の平均値を求める。この平均値は以下のようにな
る。
【0022】LEDヘッド全ドット数:N 閾値での画素数(CCDセンサのピクセル数):Psと
すると、 全ドットの平均値=ΣPs/N(全ドット分の閾値画素数合計をドット数で割 る)・・・・(式1) 次に、各ドットの画素数が平均値に対してどの程度外れ
ているかを求める。
【0023】こうして算出された平均値に対するズレ量
を相殺するよう補正を行う。以下の式は上記ズレ量を相
殺する補正式である。 平均値からのズレ量=(注目ドットの閾値画素数−平均値)/平均値(%)・ ・・・・・・・(式2) 尚、上記補正量は実験によって求めた補正テーブルを予
め用意しておき、平均値に最も近づくように補正量を決
定する。
【0024】図6は、上記補正方法によって露光面積を
均一化する制御例を示すものである。同図に示すよう
に、補正値を大きくすることによって印字ドットの露光
面積は大きくなり、補正値を小さくすることによって印
字ドットの露光面積は小さくなる。したがって、前述の
計算式の結果から適切な補正値を設定することによっ
て、露光面積が一定な露光装置とすることができる。
【0025】また、図7の(a)〜(d)は、前述の図
20の(a)〜(d)と同じ図面であるが、図7の
(e)、(f)に示すように、面積を均一に補正するこ
とができる。例えば、A点のドットの場合、同図(e)
に示すように点線の印字範囲から実線の印字範囲に補正
し、B点のドットの場合、同じく同図(e)に示すよう
に点線の印字範囲から実線の印字範囲に補正する。この
ように補正することにより、同図(f)に示すように、
面積Sが均一なドット(S1 =S2 )とすることができ
る。尚、上記計算式に基づいて決定した補正量の補正方
法は、例えばLED素子に流す電流値を可変させる方法
や、LED素子に対する露光時間の可変方法等を採用す
ることができる。
【0026】このように構成することによって、セルフ
ォックレンズ(SLA)のレンズ面から一定距離離れた
直線上で、露光面積を一定とし、均一なドット形成が可
能となる。したがって、本例の露光装置を使用すること
によって、濃度ムラの少ない画像を得ることができる。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。
【0027】図8は本例で使用する露光装置の断面構成
図であり、露光装置の基本的構成であるホルダ7、ヘッ
ド基板9、ベース部材10の組立構成、及びホルダ7に
配設されたセルフォックレンズ6、ヘッド基板9に配設
されたLEDチップ8等の構成は前述の露光装置5と同
じ構成である。しかし、本例の露光装置はセルフォック
レンズ(SLA)の表面が直線ではなく、同図に示すよ
うに50〜100μm程度波打っている。このような場
合、前述の第1の実施形態に記載の露光面積を均一にす
る手法では、感光面上に得られる露光面積に差異が生じ
る。
【0028】そこで、本実施形態では、波打つセルフォ
ックレンズ(SLA)表面上の任意の2点からの距離が
レンズの結像位置(L0)となる仮想空中線を設定し、
この線上における露光面積を一定とすることで均一な露
光面積を得る構成である。具体的な処理としては前述と
同様、演算処理部22において任意の変換レベルを設定
し、画素数を計算して露光面積とし、全ドットにおいて
均一とし、感光面上での露光面積を同一とする。
【0029】このように構成することにより、露光装置
のレンズ面が直線状ではない場合でも、仮想空中線上に
おいて露光面積が均一となり、濃度ムラの少ない画像を
得ることができる。図9はこの場合の印字処理を説明す
る図である。同図(a)はレンズ面が波打つ露光装置の
断面図であり、同図(c)に示す現像バイアスでそのま
ま印刷処理を行うと、同図(b)に示す照射面積に対応
する印刷画像となる(同図(d))。したがって、上記
の場合印刷画像の面積Sは均一とはならず、Slo。≠S
A ≠SB となる。
【0030】そこで、同図(e)に示すように、補正処
理を施すことによって点線範囲の印字ドットが実線範囲
の印字ドットにすることができ、同図(f)に示す均一
な印字ドットにすることができる(Slo。=SA =SB
)。 <第3の実施形態>次に、本発明の第3の実施形態につ
いて説明する。
【0031】図10は本例で使用する露光装置27の斜
視図であり、感光体(感光体ドラム)28の構成も含め
て示す。ここで、上記露光装置27の基本構成は前述の
図1及び図2と同様であり、ホルダ7、ヘッド基板9、
ベース部材10を組立てて構成され、ホルダ7にはセル
フォックレンズ6が配設され、ヘッド基板9にはLED
チップ8が配設されている。
【0032】本例の場合、露光装置27をプリンタ装置
に実装し、感光体ドラム28上への焦点距離を調整する
ため、前述の露光装置27(LEDヘッド)の長手方向
の両端部にヘッドピント軸12が設けらている。このヘ
ッドピント軸12の先端形状は半球状となっており、装
置側に設けられたヘッドピント軸保持部材29と円滑に
接するよう構成されている。また、ヘッドピント軸12
にはネジ加工が施され、前述のヘッド基板9に設けられ
たネジ溝と螺合する。したがって、上記ヘッドピント軸
12を回転させることで、LEDヘッドは上下に移動可
能であり、結果としてレンズのピント調整が可能な構成
である。
【0033】本例は上記構成の露光装置27において、
前述の光量補正処理を行い、セルフォックレンズ(SL
A)の表面からの一定距離における仮想空中線上での露
光面積を均一化する方法を提供するものである。したが
って、本例においては、先ず仮想空中線位置をヘッドピ
ント軸12の先端位置(感光体表面位置)と一致させた
露光装置(LEDヘッド)27において、前述の補正処
理を行い、露光面積の均一化を図り、その状態で実際の
プリンタ装置に装着する。
【0034】また、プリンタ装置側に設けられたヘッド
ピント軸12の保持部材29とヘッドピント軸12の接
合点は、感光体表面位置あるいは、それと相関のある位
置関係となる。このため、ヘッドピント軸12が突き当
て等によりLEDヘッドを印字装置に実装すれば感光体
表面上で均一化された露光面積が得られる。
【0035】以上のように、本例においては個々のセル
フォックレンズ(SLA)のレンズ面位置の凹凸量を光
量の差として測定し、これに応じた各LED発光素子の
駆動電流補正を行い、感光体面上における各露光ドット
の面積が等しくなるように制御するものである。
【0036】また、本例の場合、セルフォックレンズ6
の表面とヘッドピント軸12の先端間の距離はネジ調整
され、ヘッドピント軸12の先端とヘッドピント軸12
の保持部材29は前述のように当接している。したがっ
て、上記保持部材とドラムカートリッジの筐体間は位置
調整されることになり、感光体ドラムの表面とセルフォ
ックレンズの表面間の距離はヘッドピント軸12によっ
て調整され、例えば最適な作動距離lo となる。 <第4の実施形態>次に、本発明の第4の実施形態につ
いて説明する。
【0037】前述のように、従来の光書き込み装置にお
ける光量補正手法は、各発光ドットに与える電流値に対
して補正を行う方法であり、例えばLEDを発光素子と
して使用する場合、そのバラツキを補正するために多数
の補正ステップが必要であった。しかし、このような制
御を行う場合、例えばドライバICの大きさや、コスト
面で大きな問題がある。
【0038】そこで、本例においては光量補正で発生す
る量子化誤差部分について、発光時間による補正を行う
ことで、従来の光量補正では改善できなかった光量ムラ
を最小限にする構成である。図11は本例のシステム構
成を説明する図であり、前述の図3(a)、(b)に示
すエンジンコントロール部17の具体的なシステム構成
を示す。エンジンコントロール部17は入力ラインバッ
ファ30、光量補正制御回路31、出力ラインバッファ
32、及び制御回路33で構成されている。尚、光量補
正制御回路31は発光電流補正回路31aと発光時間制
御回路31bで構成されている。また、エンジンコント
ロール部17には、上述のプリントコントロール部16
からクロック信号(VCLK)が供給され、クロック信
号(VCLK)に同期して上述のビデオデータ(VID
EO)が入力ラインバッファ30に入力する。
【0039】入力ラインバッファ30は1ライン分のビ
デオデータ(VIDEO)を格納するバッファエリアを
有し、制御回路33から出力される制御信号に従ってビ
デオデータ(VIDEO)をバッファリングする。光量
補正制御回路31は上述のように発光電流補正回路31
aと発光時間制御回路31bで構成され、発光電流補正
回路31aは入力する画像データに対し、供給電流の補
正を行い、また発光時間制御回路31bはLEDヘッド
の発光時間の制御を行う。
【0040】また、出力ラインバッファ32は光量補正
制御回路31で生成された印字データ(HDATA)を
LEDヘッドに出力する。尚、前述のPPCカラーエン
ジン部18から上記制御回路33に対してリクエスト信
号(STREQ)が供給され、一方制御回路33からP
PCカラーエンジン部18に対してHDATA転送用ク
ロック信号(HCLK)、TW信号、発光時間制御信号
(STCLK)、及び発光許可信号(STR)が供給さ
れる。
【0041】次に、本例の処理動作を説明する。先ず、
プリントコントロール部16はホスト機器19から供給
されるビデオデータ(VIDEO)をエンジンコントロ
ール部16に出力し、水平同期信号(HSYN)に同期
して1ライン毎のデータを入力する。このデータは前述
のように、クロック信号(VCLK)に同期してエンジ
ンコントロール部17に供給され、入力ラインバッファ
30を介して、光量補正制御回路31に入力する。
【0042】図12は、光量補正制御回路31(発光時
間制御回路31b)が行う時間階調処理を具体的に説明
する図である。例えば、は発光時間が最も長い場合で
あり、例えば8個のクロック信号(STCLK)が出力
される間LED素子を発光する。すなわち、HDATA
=8のとき、STCLKの周期をtとすると発光時間
(8t)の間LED素子を発光させる。また、は発光
時間が上記場合より短い場合であり、例えば7個のクロ
ック信号(STCLK)が出力される間LED素子を発
光する。すなわち、HDATA=7のとき、STCLK
の周期をtとすると発光時間(7t)の間LED素子を
発光させる。
【0043】さらに、同様にして順次使用するクロック
信号(STCLK)の数を減らし、例えばの時、最も
発光時間が短く、例えば1個のクロック信号(STCL
K)が出力される間LED素子を発光する。すなわち、
HDATA=1のとき、STCLKの周期をtとすると
発光時間(1t)の間LED素子を発光させる。
【0044】上述の図12の説明は、ある一のラインに
対する発光時間を説明するものであるが、例えば上述の
発光制御を複数ライン実行した場合にも同様である。し
たがって、上記処理を光量補正制御回路31(発光電流
補正回路31a)が行う電流値制御によって発生した量
子化誤差分に対して実行し、上記発光時間制御によって
その誤差を最小にすることにより、電流値補正の量子化
における補正精度の限界を更に精度よく補正するもので
ある。
【0045】以上のように、本例によればLEDヘッド
のバラツキの補正を駆動電流の制御と発光時間の制御に
よって実現し、自己集光性レンズを使用した場合におい
ても、画像面積を均一とする印字を行うことができる。 <第5の実施形態>次に、本発明の第5の実施形態につ
いて説明する。
【0046】セルフォックレンズを使用した露光装置に
おいて、セルフォックレンズとセルフォックレンズの固
定部材は接着剤等により固定され、一体構造となってい
るのが一般的であるが、セルフォックレンズの固定部材
にはコスト等の問題から樹脂材料が用いられる場合が多
く、その熱膨張率はセルフォックレンズのそれとは異な
っている。このため、例えば温度上昇時には、両者の膨
張収縮率が異なり、結果としてセルフォックレンズに歪
みが生じ結像位置にズレが発生する問題がある。
【0047】本例は、セルフォックレンズアレイの長手
方向の両端部に、例えばバネ部材を配置し、温度上昇に
より発生する膨張収縮を収縮させることで、結像位置の
ズレを防止するものである。図13は本例の露光装置の
斜視図であり、図14はその上面図である。同図に示す
露光装置は基本的に前述の図2に示す露光装置と同じ構
成であり、セルフォックレンズ6はLEDチップが形成
されたヘッド基板9上に配設され、前述のベース部材1
0にはヘッドピント軸12が立設されている。また、セ
ルフォックレンズ6はレンズ固定部材13に弾性接着部
材13’によって接着されている。
【0048】ここで、特に図14に示すようにレンズ固
定部材13には、セルフォックレンズ6の長手方向の膨
張収縮を吸収する板バネ14が配設されている。この板
バネ14とセルフォックレンズ6は常温での組立時、セ
ルフォックレンズ6の長手方向を抑え込むように取り付
け、この状態でセルフォックレンズ6とレンズ固定部材
13を上記弾性接着剤13’によって固定する。
【0049】したがって、例えば温度上昇時、セルフォ
ックレンズ6及びレンズ固定部材13が膨張した場合、
上記板バネ14の収縮にて伸びを吸収し、両者の膨張収
縮によるピント位置へのズレを抑える構成である。この
ように構成することにより、温度上昇による延縮を吸収
することで結像位置のズレを防止し、温度上昇による画
像劣化を防止する。 <第6の実施形態>次に、本発明の第6の実施形態につ
いて説明する。
【0050】LEDヘッドを用いたプリンタ装置では高
速化に対応するため、LED素子のアノードドライバを
複数個実装し印刷処理を行っており、アノードドライバ
の発熱により、その近傍のLEDチップの光量が低下し
てしまっていた。そのためLEDヘッドとしてみた場合
光量のムラとなって印字品質に影響を与えていた。
【0051】そこで本例は、LEDヘッド(露光装置)
に温度検知素子を実装し、複数の電流制御データの中か
ら温度上昇に合致したデータを選択し、各LED素子別
にそのデータにより光量制御を行う構成である。図15
はLEDヘッドを4分割駆動する例であり、当該ブロッ
ク図である。また、4分割制御のためデータは印字デー
タ1〜4、LEDのアノード制御回路24も24a〜2
4dで構成される。尚、前述の図4は上記4分中の1つ
の駆動構成を示すものである。
【0052】また、本例ではサーミスタや熱伝対などの
温度検知素子35がLEDヘッドに実装され、当該温度
検知素子35の出力はCPU36に出力される。尚、上
記温度検知素子35の数は1つであるが複数配設しても
よく、また温度検知素子35の温度データはCPU36
てよって管理されている。また、上記温度データに対応
した1〜4までの光量ブロックデータがメモリ27に記
憶される。
【0053】このような構成において、LED各素子毎
の補正データとして、例えば光量と補正データの関係を
図16に示す。この例では、1つのLEDヘッドの制御
方法を説明するが勿論カラープリンタに見られるように
複数のLEDヘッドを実装したプリンタにおいても可能
である。
【0054】その場合、本例による前述の制御と併せ、
あるLEDヘッドの補正結果によりその絶対的な光量が
変化した時、当該LEDヘッドの光量に合わせるような
係数を他のヘッドの光量ブロックデータに掛けて転送す
る。その結果、1本のヘッド内の光量ムラと各ヘッド毎
の光量差を防ぐことが可能となり、温度上昇による色変
化防止が可能となる。例えば、図16に示す例では、同
図(a)に示すような発熱による光量変化がある場合、
同図(b)に示す補正データを作成し、LEDヘッドの
光量補正を行い、例えば同図(c)に示すように、主走
査方向(例えばX方向)にフラットな光量を感光体に供
給する。
【0055】すなわち、LEDヘッドの温度上昇を測定
し、各素子毎に光量補正することで、ヘッド内の温度上
昇の差による光量ムラを防止する。また、LEDヘッド
に送る補正データを各ヘッド毎に相関を持たせることに
より色変化を防止する。尚、上記実施形態においては、
点発光素子としてLEDを用いる例を示したが、有機エ
レクトロルミネッセンス(EL)素子等、他の点光源素
子を用いる露光装置にも適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば露
光装置のレンズ面より一定距離で露光面積が一定となる
露光を行うことができる。また、光量補正において発光
輝度と露光時間を1ドット毎に制御し、光量補正データ
に応じて各ドットに与える電流値を調整し、均一な露光
面積が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の露光装置の組立図である。
【図2】露光装置を組み立てた後の完成状態を示す図で
ある。
【図3】(a)はプリンタ装置のシステム構成図であ
り、(b)はプリンタ装置のシステム構成をより具体的
に示す図である。
【図4】LEDヘッドの構成を示す図であり、1個のL
EDチップの構成を示す図である。
【図5】露光装置から出射される光の光量を測定する装
置の構成を示す図である。
【図6】第1の実施形態の補正方法によって露光面積を
均一化する制御例を示す図である。
【図7】第1の実施形態の補正方法によって露光面積を
均一化する制御例を示す図である。
【図8】第2の実施形態の露光装置の構成を説明する図
である。
【図9】第2の実施形態の補正方法によって露光面積を
均一化する制御例を示す図である。
【図10】第3の実施形態の露光装置の構成を説明する
図である。
【図11】第4の実施形態のシステム構成を説明する図
である。
【図12】第4の実施形態の処理を説明するタイムチャ
ートである。
【図13】第5の実施形態を説明する露光装置の斜視図
である。
【図14】第5の実施形態を説明する露光装置の上面図
である。
【図15】第6の実施形態を説明するLEDヘッドのシ
ステム構成図である。
【図16】(a)は、発熱による光量変化を示し、
(b)は、補正データを示し、(c)はX方向にフラッ
トな光量を感光体に供給する状態を示す図である。
【図17】従来例の露光装置を説明する図である。
【符号の説明】
5 露光装置 6 セルフォックレンズ 6a、6b、6c レンズ 7 ホルダ 8 LEDチップ 9 ヘッド基板 10 ベース部材 11 クランプ 12 ヘッドピント軸 13 固定部材 13’ 弾性接着部材 14 板バネ 15 プリンタ装置 16 プリントコントロール部 17 エンジンコントロール部 18 PPCカラーエンジン部 19 ホスト機器 20 光学系 21 受光センサ 22 演算処理部 24 アノード制御回路 24a〜24d アノード制御回路 25 カソード制御回路 27 露光装置(LEDヘッド) 29 保持部材 30 入力ラインバッファ 31 光量補正制御回路 31a 発光電流補正回路 31b 発光時間制御回路 32 出力ラインバッファ 33 制御回路 35 温度検知素子 36 CPU 37 メモリ
フロントページの続き (72)発明者 大塚 一隆 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 矢島 俊昭 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 山口 正伸 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 高野 研治 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 野村 好央 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 小林 勉 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 清水 雅幸 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 2C162 AE28 AE47 AF21 AF70 AF72 AF84 FA04 FA17 FA45 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB08 DB22 DB29 DE03 DE30 EA01 FA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 点発光素子と自己集光性レンズを使用し
    た露光装置における光量補正方法において、 前記自己集光性レンズのレンズ面から一定距離離れた仮
    想空中線上で露光面積が一定となるように各点発光素子
    の光量補正データを生成し、 前記点発光素子の発光時に、前記光量補正データに応じ
    て前記点発光素子に与える電流値を調整し、又は点発光
    素子の発光時間を調整し、均一な露光面積を得ることを
    特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記光量補正データに応じて前記点発光
    素子に与える電流値を調整し、点発光素子の電流値補正
    によって発生した量子化誤差分を前記発光時間調整によ
    って調整することを特徴とする請求項1記載の露光装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101503030A (zh) * 2008-02-08 2009-08-12 精工爱普生株式会社 曝光头、图像形成组件、以及图像形成装置
JP2011183721A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Casio Computer Co Ltd 露光装置及びその駆動制御方法並びに画像形成装置

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