JP2002001210A - 塗装物品及びその製造方法 - Google Patents

塗装物品及びその製造方法

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JP2002001210A
JP2002001210A JP2000186312A JP2000186312A JP2002001210A JP 2002001210 A JP2002001210 A JP 2002001210A JP 2000186312 A JP2000186312 A JP 2000186312A JP 2000186312 A JP2000186312 A JP 2000186312A JP 2002001210 A JP2002001210 A JP 2002001210A
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JP
Japan
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pigment
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coating composition
coated
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JP2000186312A
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English (en)
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Shinji Mitsumune
真司 光宗
Masahiko Ishikawa
雅彦 石川
Hideki Suetsugu
英樹 末次
Eiji Fujimori
榮二 藤森
Natsume Nakano
なつめ 中野
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BASF Japan Ltd
Original Assignee
BASF NOF Coatings Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1ベーク方式で塗装することができる高意匠性
と光沢を兼ね備えた塗装物品及びその製造方法を提供す
る。 【解決手段】最大粒径60μm以上の顔料又は光輝材を
含有する塗料組成物を、全光線透過率80%以上かつヘ
イズ5%以下の透明度を有する樹脂成形品の裏面から塗
装してなることを特徴とする塗装物品、及び、最大粒径
60μm以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物
を、全光線透過率80%以上かつヘイズ5%以下の透明
度を有する樹脂成形品の裏面から塗装することを特徴と
する塗装物品の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗装物品及びその
製造方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、高意匠
性と光沢を兼ね備えた塗装物品及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、樹脂成形品に高意匠性を与
え、さらに光沢を与える方法として、樹脂成形品の表面
に、顔料や、アルミフレークなどの光輝材を含むベース
コートを塗装したのち、クリヤーコートを塗装し、2層
を同時に焼き付ける、いわゆる2コート1ベーク方式の
塗装方法が用いられている。現在、さらなる高意匠性と
高光輝感を付与するために、最大粒径60μm以上の顔
料又は光輝材を含有するベースコートを塗装することが
望まれている。しかし、最大粒径60μm以上の顔料又
は光輝材を含有するベースコートを塗装したのち、クリ
ヤーコートを30μm塗装して2コート1ベークした場
合、クリヤーコートが粒径の大きな顔料又は光輝材を覆
い隠せず、クリヤーコート表層から顔料又は光輝材が突
起として現れる。あるいは、クリヤーコートが粒径の大
きな顔料又は光輝材を覆うことができても、顔料又は光
輝材によりクリヤーコートの表面が凹凸となり、満足す
べき光沢が得られないという問題がある。これらの欠点
を補うために、2コート1ベークした塗膜の上に、さら
にオーバーコートクリヤーとしてクリヤーコートを塗装
して焼き付ける、いわゆる3コート2ベーク方式によ
り、突起又は凹凸を解消し、高意匠性と光沢を両立する
ことは可能である。しかし、3コート2ベーク方式は2
回のベーキング処理が必要であり、塗装工程が複雑化
し、塗装工程に長時間を有し、コストアップとなるとい
う問題がある。このために、最大粒径60μm以上の顔
料又は光輝材を含有する塗料組成物を1ベーク方式で塗
装して、高意匠性と光沢を兼ね備えた物品を得ることが
できる塗装物品の製造方法が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、1ベーク方
式で塗装することができる高意匠性と光沢を兼ね備えた
塗装物品及びその製造方法を提供することを目的として
なされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、最大粒径60μ
m以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物を、透明
度の高い樹脂成形品の裏面から塗装することにより、1
ベーク方式で高意匠性と光沢を兼ね備えた塗装物品を安
定的に製造し得ることを見いだし、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)最大粒径60μm以上の顔料又は光輝材を含有す
る塗料組成物を、全光線透過率80%以上かつヘイズ5
%以下の透明度を有する樹脂成形品の裏面から塗装して
なることを特徴とする塗装物品、及び、(2)最大粒径
60μm以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物
を、全光線透過率80%以上かつヘイズ5%以下の透明
度を有する樹脂成形品の裏面から塗装することを特徴と
する塗装物品の製造方法、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の塗装物品は、最大粒径6
0μm以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物を、
全光線透過率80%以上かつヘイズ5%以下の透明度を
有する樹脂成形品の裏面から塗装してなる物品である。
本発明の塗装物品の製造方法においては、最大粒径60
μm以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物を、全
光線透過率80%以上かつヘイズ5%以下の透明度を有
する樹脂成形品の裏面から塗装する。本発明において、
顔料又は光輝材の粒径は、コールターカウンター法で測
定されるものであり、カウントされた顔料又は光輝材の
最大の粒径を、最大粒径と規定する。本発明において、
顔料又は光輝材の最大粒径は60μm以上であり、より
好ましくは80μm以上である。最大粒径が60μm以
上の顔料又は光輝材を用いることにより、塗装物品に従
来にないキラキラとした光輝感を与えることができる。
最大粒径が60μm未満の顔料又は光輝材を用いると、
従来のメタリック調と大差のない平凡な意匠性しか得ら
れない。また、最大粒径60μm未満の顔料又は光輝材
を含有する塗料組成物を、樹脂成形品の表面に塗装した
のち、クリヤーコート30μmを塗装し、2層を同時に
焼き付けて得られる塗装物品は、光沢を有するが、外観
意匠性に乏しい。
【0006】本発明に用いる最大粒径60μm以上の顔
料としては、例えば、酸化アルミニウム、酸化ストロン
チウム、酸化カルシウム、酸化ユウロピウム、酸化ホウ
素の混合物である蓄光顔料などを挙げることができる。
従来から塗料用に常用されている有機系顔料及び無機系
顔料は、塗膜形成樹脂と合わせて混練して顔料分散する
際に、顔料の粒径が微細化するために、本発明には適し
ていない。上記の蓄光顔料は、モース硬度6.5〜7で
あり、鉄のモース硬度4より硬いために、顔料分散する
ことができず、粉砕されたままの顔料粒径を保つ。本発
明に用いる最大粒径60μm以上の光輝材は、塗料組成
物に配合して塗装物品にキラキラした光輝感を与える物
質である。このような光輝材としては、例えば、ノンリ
ーフィング型アルミフレーク、着色アルミフレーク、ニ
ッケルフレーク、銅フレーク、ガラスフレーク、シリカ
フレーク、アルミナフレークなどのフレーク類、パール
マイカ、着色パールマイカなどのマイカ粉末、ガラスビ
ーズ、アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレートエンボス
ホログラムなどを挙げることができる。本発明におい
て、塗料組成物には、最大粒径60μm以上の顔料又は
光輝材に加えて、従来から塗料用として使用されている
塗膜形成樹脂を配合することができる。使用する塗膜形
成樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、アルキッド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリオレフ
ィン樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂、セルロースアセ
テートブチレート樹脂、ニトロセルロース樹脂などを挙
げることができる。これらの塗膜形成樹脂は、1種を単
独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わ
せて用いることもできる。塗膜形成樹脂は、非架橋のラ
ッカータイプとすることができ、あるいは、イソシアネ
ート化合物、メラミン樹脂などの架橋剤と組み合わせて
架橋硬化型とすることもできる。
【0007】本発明においては、必要に応じて、塗料組
成物に、その他の顔料、各種添加剤などを配合すること
ができる。その他の顔料としては、従来から塗料用に常
用されている顔料を用いることができ、例えば、アゾレ
ーキ系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、
ペリノン系顔料、ペリレン系顔料、キノフタロン系顔
料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料などの有
機系顔料や、黄鉛、黄色酸化鉄、ベンガラ、カーボンブ
ラック、二酸化チタンなどの無機系顔料などを挙げるこ
とができる。添加剤としては、例えば、ベンゾトリアゾ
ール、蓚酸アニリド系などの紫外線吸収剤、ベンゾフェ
ノール系などの酸化防止剤、シリコーン系などのレベリ
ング剤、ワックス、有機ベントナイトなどの粘性制御
剤、硬化触媒などを挙げることができる。本発明におい
て、塗料組成物は、有機溶剤に溶解した組成物であるこ
とが好ましい。使用する有機溶剤としては、芳香族炭化
水素系溶剤、エステル系溶剤、ケトン系溶剤、アルコー
ル系溶剤、エーテル系溶剤などを挙げることができる。
【0008】本発明においては、塗料組成物を、全光線
透過率80%以上かつヘイズ5%以下の透明度を有する
樹脂成形品の裏面から塗装する。樹脂成形品は、全光線
透過率85%以上かつヘイズ3%以下であることがより
好ましい。樹脂成形品の全光線透過率が80%未満又は
ヘイズが5%を超えると、塗装物品の透明性が損なわ
れ、塗膜が濁って見えるおそれがある。樹脂成形品の全
光線透過率とヘイズは、積分球式光線透過率測定装置を
用い、JIS K 7105 5.5.2にしたがって測定
することができる。本発明に用いる樹脂成形品の材料に
特に制限はなく、例えば、ポリカーボネート、アクリル
樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン共
重合体などを挙げることができる。これらのプラスチッ
ク材料は、1種を単独で用いることができ、あるいは、
2種以上を組み合わせて、ポリマーブレンド、ポリマー
アロイなどとして用いることもできる。樹脂成形品は、
塗装に先立って適当な脱脂処理を施すことが好ましい。
【0009】本発明において、最大粒径60μm以上の
顔料又は光輝材を含有する塗料組成物は、樹脂成形品の
裏面から第1層目として塗装することができ、あるい
は、樹脂成形品の裏面に、第1層目にプライマークリヤ
ー塗装したのち、第2層目に最大粒径60μm以上の顔
料又は光輝材を含有する塗料組成物を塗装することもで
きる。最大粒径60μm以上の顔料又は光輝材を含有す
る塗料組成物を樹脂成形品の表面に塗装すると、光沢の
低い塗装物品となるが、樹脂成形品の裏面から塗装する
ことにより、光沢と外観意匠性を兼ね備えた塗装物品を
得ることができる。本発明においては、最大粒径60μ
m以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物を、樹脂
成形品の裏面から第1層目に塗装したのち、第2層目を
塗装することなく、1コートで乾燥、焼き付けすること
ができ、あるいは、必要に応じて、最大粒径60μm以
上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物を樹脂成形品
の裏面から第1層目に塗装したのち、第2層目以降の塗
料を塗装することもできる。第2層目以降の塗料組成物
に特に制限はなく、従来から使用されている塗料をその
まま用いることができる。本発明において、最大粒径6
0μm以上の顔料又は光輝材を含有する塗料組成物の塗
装方法に特に制限はなく、例えば、霧化式塗装機を用
い、エアスプレー方式、静電方式など、従来から公知の
塗装方法により塗装することができる。本発明によれ
ば、最大粒径60μm以上の顔料又は光輝材を含有する
塗料組成物を、透明度の高い樹脂成形品の裏面から塗装
することにより、顔料又は光輝材による突起又は凹凸が
発生することなく、高意匠性と光沢を兼ね備えた塗装物
品を安定的に製造することができる。
【0010】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て、樹脂成形品として、ポリカーボネート基材[筒中プ
ラスチック工業(株)]2種類を用いた。寸法はいずれも
厚さ3mm、20cm×30cmであり、積分球式光線透過率
測定装置を用いて測定した結果は、樹脂成形品Aは、全
光線透過率90%、ヘイズ2%であり、樹脂成形品B
は、全光線透過率70%、ヘイズ6%であった。また、
実施例及び比較例において、塗装板の評価は下記の方法
により行った。 (1)鏡面光沢度 JIS K 5400 7.6にしたがって、20度鏡面光
沢度を測定する。20度鏡面光沢度が72以上である
と、合格とされる。 (2)透明性 目視により、下記の基準で評価する。 ○:透明感を有する。 ×:濁り、白濁を感じる。 (3)外観意匠性(光輝材含有塗料組成物) 目視により、下記の基準で評価する。 ○:従来にないキラキラとした光輝感を有する。 ×:従来のメタリック調と変わらない。 (4)外観意匠性(蓄光顔料含有塗料組成物) ○:日光に10分間当てたのち、暗室に置くと、発光す
る。 ×:日光に10分間当てたのち、暗室に置くと、発光が
認められない。
【0011】製造例1(塗料組成物の調製) ノンリーフィング型アルミフレーク[東洋アルミパウダ
ー(株)、アルペースト54−452、最大粒径80μ
m]5重量部、酢酸イソブチル5重量部、アクリル樹脂
[大日本インキ化学工業(株)、アクリディックA−19
0]50重量部、セルロースアセテートブチレート樹脂
[イーストマンケミカルズ社、CAB381−05、3
0重量%溶液]5重量部、ポリイソシアネート化合物
[住友バイエル(株)、スミジュールN−75]8重量部
及び酢酸イソブチル/キシレン[重量比50/50]混
合溶剤27重量部を配合して、塗料組成物Aを調製し
た。 製造例2〜4 最大粒径80μmのノンリーフィング型アルミフレーク
の代わりに、最大粒径110μmのノンリーフィング型
アルミフレーク、最大粒径100μmの蓄光顔料又は最
大粒径40μmのノンリーフィング型アルミフレークを
用い、第1表に示す配合により、製造例1と同様にし
て、塗料組成物B、C及びDを調製した。
【0012】
【表1】
【0013】[注] 1)アルペースト54−452:東洋アルミパウダー
(株)、ノンリーフィング型アルミフレーク、最大粒径8
0μm。 2)アルペースト54−497:東洋アルミパウダー
(株)、ノンリーフィング型アルミフレーク、最大粒径1
10μm。 3)ケミテックピカリコCP05:ケミテック(株)、蓄
光顔料、最大粒径100μm。 4)アルペースト7790N:東洋アルミパウダー
(株)、ノンリーフィング型アルミフレーク、最大粒径4
0μm。 5)アクリディックA−190:大日本インキ化学工業
(株)、アクリル樹脂。 6)CAB381−05:イーストマンケミカルズ社、
セルロースアセテートブチレート樹脂。 7)スミジュールN−75:住友バイエル(株)、ポリイ
ソシアネート化合物。 8)酢酸イソブチル/キシレン:重量比50/50の混
合溶剤。
【0014】実施例1 樹脂成形品Aをイソプロピルアルコールを用いて脱脂
し、被塗物とした。樹脂成形品Aの裏面より、塗料組成
物Aを乾燥膜厚15μmとなるようにエアスプレーで塗
装した。室温で約10分間放置したのち、75℃で30
分間焼き付け、塗装板を得た。20度鏡面光沢度は85
であり、透明感と、従来にないキラキラとした光輝感を
有していた。 実施例2〜3 塗料組成物Aの代わりに、塗料組成物B又は塗料組成物
Cを用いた以外は、実施例1と同様にして、塗装板を作
製し、評価を行った。 比較例1 樹脂成形品Aをイソプロピルアルコールを用いて脱脂
し、被塗物とした。樹脂成形品Aの表面に、塗料組成物
Aを乾燥膜厚15μmとなるようにエアスプレーで塗装
し、室温で約10分間放置した。この塗装板に、アクリ
ル樹脂/ウレタン樹脂系の2液型クリヤー塗料[日本油
脂(株)、ハイウレタンNo.6500クリヤー]を乾燥
膜厚30μmとなるように塗装した。室温で約10分間
放置したのち、75℃で30分間焼き付け、塗装板を得
た。20度鏡面光沢度は30であり、透明感と、従来に
ないキラキラとした光輝感を有していた。 比較例2〜3 塗料組成物Aの代わりに、塗料組成物B又は塗料組成物
Dを用いた以外は、比較例1と同様にして、塗装板を作
製し、評価を行った。 比較例4 樹脂成形品Aの代わりに、樹脂成形品Bを用いた以外
は、実施例1と同様にして、塗装板を作製し、評価を行
った。実施例1〜3及び比較例1〜4の結果を、第2表
に示す。
【0015】
【表2】
【0016】第2表に見られるように、最大粒径80μ
m若しくは110μmのノンリーフィング型アルミフレ
ークを含有する塗料組成物又は最大粒径100μmの蓄
光顔料を含有する塗料組成物を、透明度の高い樹脂成形
品Aの裏面から塗装した実施例1〜3の塗装板は、鏡面
光沢度が高く、透明性と外観意匠性に優れている。これ
に対して、同じ樹脂成形品と塗料組成物を用いても、樹
脂成形品の表面に塗装した比較例1〜2の塗装板は、鏡
面光沢度が低い。最大粒径40μmのノンリーフィング
型アルミフレークを含有する塗料組成物を表面に塗装し
た比較例3の塗装板は、鏡面光沢度は高いが、外観意匠
性は従来のメタリック調なみである。また、透明度の低
い樹脂成形品Bの裏面から塗装した比較例4の塗装板
は、濁りが感じられ、透明性に劣っている。
【0017】
【発明の効果】本発明の塗装物品は、光沢と透明性に優
れ、従来にない外観意匠性にも優れている。本発明方法
によれば、このような塗装物品を、1ベーク方式によ
り、安定して製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 榮二 東京都目黒区五本木3−27−9−403 (72)発明者 中野 なつめ 神奈川県横浜市港北区大曽根台1−7− 203 Fターム(参考) 4D075 CB04 CB13 DB31 EA02 EA05 EC02 EC10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最大粒径60μm以上の顔料又は光輝材を
    含有する塗料組成物を、全光線透過率80%以上かつヘ
    イズ5%以下の透明度を有する樹脂成形品の裏面から塗
    装してなることを特徴とする塗装物品。
  2. 【請求項2】最大粒径60μm以上の顔料又は光輝材を
    含有する塗料組成物を、全光線透過率80%以上かつヘ
    イズ5%以下の透明度を有する樹脂成形品の裏面から塗
    装することを特徴とする塗装物品の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3179417U (ja) * 2012-08-20 2012-11-01 大 長内 プラスチック部品、遊技機及び遊技媒体貸出機、並びに島設備

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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