JP2002001179A - 電動噴霧機 - Google Patents

電動噴霧機

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JP2002001179A
JP2002001179A JP2000192286A JP2000192286A JP2002001179A JP 2002001179 A JP2002001179 A JP 2002001179A JP 2000192286 A JP2000192286 A JP 2000192286A JP 2000192286 A JP2000192286 A JP 2000192286A JP 2002001179 A JP2002001179 A JP 2002001179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリー式電動噴霧機において、従来、バ
ッテリーとして鉛蓄電池が採用されていた。しかし該鉛
蓄電池は、充電に時間がかかり、また、充電サイクルを
繰り返す寿命が短いという不具合があった。 【解決手段】 薬液タンク2、モーター4、ポンプ5、
バッテリー3、及び枠材からなる噴霧本体と、噴霧竿1
5と、該噴霧竿15と前記ポンプ5間を接続する噴霧ホ
ース14とを備えた電動噴霧機において、バッテリー3
としてニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)
を搭載し、残留噴霧可能条数を表示できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリー式動力
噴霧機のバッテリー及びその残量を表示する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電動噴霧機を用いて噴霧作業は行
われており、例えば背負式の電動噴霧機であれば、背負
い枠上にモーター、ポンプ、バッテリー、及び薬液タン
クを配置し、前記モーターの出力軸に薬液圧送用のポン
プの駆動軸を連結し、該ポンプの吸入口は薬液タンクに
連通し、ポンプの吐出口には噴霧ホース等を介して噴霧
竿のノズルに連通していた。そして、前記バッテリーと
しては鉛蓄電池を搭載し、該鉛蓄電池からの電力の供給
によりモーターを駆動して電動噴霧機に動力を伝達し、
噴霧作業を終えると充電して再度の利用に供されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉛蓄電池は、
充電に時間がかかり、また、充電サイクルを繰り返すと
寿命が短かくなるという不具合があり、また、体積が大
きく重量も重かったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)とし
て電力を供給する。
【0006】請求項2においては、前記電動噴霧機に、
バッテリーの電圧の変化を検知する手段を接続し、該検
知手段を制御回路と接続し、該制御回路に表示部を接続
して、メモリ効果の発生の有無に応じた、残り噴霧可能
時間を表示する。
【0007】請求項3においては、前記制御回路にリフ
レッシュを接続し、メモリ効果が発生している場合、次
の充電時にリフレッシュさせる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明に係る電動噴霧機を全体的に示す図で
あり、図2は同じくバッテリーカバーを外した電動噴霧
機の全体図、図3は同じく全体の制御ブロック図であ
る。図4はバッテリーチェッカの表示部を示す図であ
り、図5は電圧の放電時間変化を示す図であり、図6は
電池の放電特性を示す図、図7は本発明に係る電動噴霧
機における残り噴霧可能条数を表示するための制御ブロ
ック図である。
【0009】まず、本発明に係る電動噴霧機の全体構成
について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0010】図1に示す背負式動力噴霧機のバッテリー
カバー19を外すと、該バッテリーカバー19の内部に
は、図2に示す如く電動噴霧機を構成する部材が組み込
まれている。前記バッテリーカバー19は搭載するバッ
テリーの種類及び大きさが変更されても、同一のカバー
を使用できるよう、一側の空間に幾分の余裕を持って大
きさが定められている。即ち、バッテリーを内蔵する枠
組みは同一であるので、ユーザーのニーズによりバッテ
リーの種類を選択できるのである。例えば、鉛蓄電池で
あったり、ニッカド蓄電池であったりを、ユーザーの希
望により個別に搭載できる。なお、本実施例において
は、ニッカド電池を採用している。
【0011】図2に示す如く、本発明の実施例の一つと
して示す背負い式動力噴霧機は、合成樹脂等によって構
成された枠体を構成する背負い枠1の上部に薬液タンク
2が一体的に形成され、背負い枠1の下部にバッテリー
3とモーター4と薬液圧送用のポンプ5と受信機6が配
置されている。該ポンプ5の吐出口に噴霧ホース14を
介して噴霧竿15と連通される。9は受信機に接続され
るアンテナ、10は背負い枠1側面に配置するメインス
イッチ、8は電圧表示器、17はジャック接続部であ
り、該ジャック接続部17に、図示せぬアダプター(A
C/DC変換器)を介して100V電源と接続して、バ
ッテリー3を充電したり、バッテリー3が放電した時や
長時間の作業等ではアダプターを接続したままモーター
4を駆動したりできるようにしている。
【0012】図3のブロック図に示す如く、前記ポンプ
5の駆動軸はモーター4の出力軸に連結され、該モータ
ー4はモーター駆動制御回路11と接続され、バッテリ
ー3からの電力がモーター駆動制御回路11に供給され
てモーター4を駆動できるようにしている。該バッテリ
ー3とモーター駆動制御回路11との間にはメインスイ
ッチ10が介装され、モーター駆動制御回路には受信機
6が接続され、該モーター駆動制御回路11によりモー
ター4の駆動・停止を制御できるようにしている。
【0013】そして、前記ポンプ5の吸込口はホース等
を介して薬液タンク2と連通され、吐出口にはホース7
を介して取出口12と圧力設定バルブ13と接続され、
取出口12は背負い枠1の側面に配設されて噴霧ホース
14と接続できるようにしている。前記圧力設定バルブ
の二次側は余水ホースと接続され、余水ホースの他端は
薬液タンク2に連通されている。よって、ポンプ5の吐
出圧が設定圧を越えると、設定バルブ13を介して余水
ホースより薬液タンク2に戻されるようにしている。
【0014】さらに、前記噴霧ホース14の他端には噴
霧竿15のグリップ16に接続され、該グリップ16に
は、前記モーター4のON・OFFのための制御信号を
送信する送信機21と送信スイッチ24、薬液の吐出量
制御を行う流量調節コック20が形成される。前記噴霧
ホース14の他端には噴霧竿15のグリップ16に接続
され、該グリップ16には吐出量調節部材としてのコッ
ク20と、該調節部材の操作を検出する部材、つまり、
コック20の開閉を検知するスイッチ24と、該検出信
号を送信する送信機21が一体的に構成されている。
【0015】前記グリップ16の先端には噴杆22が連
通され、該噴杆22の先端にノズル23が配置されてい
る。そして、該グリップ16は、コック20と送信機2
1が一体的に配置され、コック20を回動することによ
って回動軸と共に弁体も回動されて、グリップ16内に
形成した流通路の面積を変更して吐出量を変更できるよ
うにしている。また、前記コック20の回動軸にはカム
が固設され、該カムの外周にスイッチ24の接点が当接
するようにしており、該スイッチ24は閉じ位置でOF
F、薬液の流れ始から全開位置までがONとなるように
している。また、該スイッチ24はグリップ16内に一
体的に設けて送信機21と接続され、該送信機21には
アンテナが接続される。また、送信機21を作動させる
ために送信回路にはボタン電池等のバッテリーが組み込
まれている。
【0016】このように構成した背負式動力噴霧機にお
いて、薬液を薬液タンク2に投入して、メインスイッチ
10をONとして、コック20を「開」側に回動する
と、スイッチ24がONとなり、その信号が送信機21
より送信されて、受信機6に受信してモーター駆動制御
回路11を介してモーター4を駆動する。このモーター
4の駆動によって、ポンプ5が駆動され、吸込口より薬
液を吸って吐出口より噴霧ホース14を介して噴霧竿1
5に送られ、コック20で設定した量がノズル23より
吐出して散布される。なお、コック20の開度が小さい
場合には圧力設定バルブ13を介して薬液タンク2に余
水として戻される。そして前記と逆に、コック20を
「閉」側へ回動すると、スイッチ24がOFFとなり、
送信機21より信号が送信されて、受信機6からモータ
ー駆動制御回路11を介してモーター4が停止される。
【0017】ここで、バッテリー3に関わる構成につい
て詳説する。本発明に係る電動噴霧機はバッテリー3と
してニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)を
搭載しており、ニッカド電池に特有の効果を十分に利用
している。
【0018】ニッカド電池は、その性質上、鉛蓄電池と
比して、出力電圧の安定性に優れ、充放電が500回以
上可能という長い電池寿命を持ち、充電と放電を繰り返
しても、その性能の劣化が少ないので経済性に優れ、取
り扱いが容易な上、保守が不要で過酷な温度条件におい
ても使用できる。また、特筆すべき点として、充電時間
が大幅に短縮されることが挙げられる。なお、リチウム
蓄電池も、ニッカド電池と出力電圧がほぼ等しく、互換
性がある。従って、鉛蓄電池を搭載する従来機では、前
日より十分に長い時間を費やして翌日の作業に備えて充
電を施さなくてはならなかったが、ニッカド電池を搭載
したことにより当日の天候を判断してからでも作業を始
めるまでに急速充電ができ、また、休憩中に充電すれ
ば、長時間に渡る一日中の作業にも対応できる。即ち、
別体のバッテリーを要せず、経済的であるといえる。
【0019】電動噴霧器側面に配設された電圧表示器8
のバッテリーチェッカは、その表示部40が図4に示す
形状であり、バッテリーの出力端子電圧値をバッテリー
チェッカのセンサーが検知して、本実施例においては、
電圧値を満充電44、要充電43、必充電42の3段階
を分かりやすいように色分けして表示している。
【0020】しかしながら、ニッカド電池には該ニッカ
ド電池特有のメモリ効果があり、浅い充放電を繰り返し
た場合に電圧が低下する、見かけ上の電力容量低下がお
こる。図5は動力噴霧機にある鉛蓄電池及びあるニッカ
ド電池を搭載したときの、夫々における完全充電(満充
電)の状態から、前述のバッテリーチェッカが要充電表
示43及び必充電表示42をする状態までの時間、これ
に加えて放電時間の推移に対する電圧の変化を計測した
ものである。なお、本実施例においては、鉛蓄電池は
2.00Vのものを7セル用いて定格電圧を14.00
Vとし、ニッカド電池においては1.20Vのものを1
1セル用いて定格電圧を13.20Vとした。そして要
充電表示43電圧を13.25Vとし、必充電表示42
電圧を12.31Vとした。勿論これは本実施例に限定
されるものではない。特にニッカド電池においては、メ
モリ効果が発生した状態においても計測した。
【0021】上述の、バッテリーチェッカが要充電表示
43及び必充電表示42をする状態までの時間の計測結
果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1及び図5に示すグラフより、バッテリ
ーの電力総容量に変化はないので使用可能時間が短縮さ
れることはないが、バッテリーチェッカの要充電が表示
されるまでの時間が短縮されることがわかる。従って、
メモリ効果が発生した場合はバッテリーチェッカの表示
よりも実際は多くの電力が残存していることになる。こ
のために、メモリ効果を解消するリフレッシュ作業を行
わなければならない。該リフレッシュ作業は、ニッカド
電池を数回完全放電するか、或いは、メモリをリフレッ
シュできる回路を内蔵した充電器を用いても良い。
【0024】また、本実施例における動力噴霧機には、
噴霧可能条数通報装置が装備されており、図7はその仕
組みを示すブロック図である。該噴霧可能条数表示装置
の表示部36はバッテリーチェッカの表示部40と同様
に電圧表示器8の表示プレート上にあるが、表示部36
の位置はこれに限定されるものではない。前記噴霧可能
条数表示装置とは、残り電力量が少なくなったときに、
残りの電力で、更にどれだけの薬剤の噴霧が可能かを表
示する。特に本実施例においては、電圧の低下をセンサ
ーが検知して、予めセンサーのメモリに登録しておいた
電圧値になったときに、残りの電力でどれだけの条数に
薬剤の噴霧が施せるかを示している。条数の代わりに時
間や距離を表示する構成とすることもできる。図6に示
すグラフは、ある鉛蓄電池とニッカド電池1セルあたり
の電圧の特性を示している。鉛蓄電池は徐々に電圧が下
がっていき残り電力が少なくなったときに大きく電圧が
低下するが、ニッカド電池の特性は電圧低下の傾斜が小
さく、残り電力が少なくなったときの変化も小さい。ま
た、図5よりメモリ効果が発生しているときには、途中
の電圧が全体的に低下していることがわかる。
【0025】図7において、39は全体の動作を制御す
る制御回路であり、この制御回路39はニッカド電池3
1に接続され、ニッカド電池31の電圧を検出する電圧
検出回路32が接続してある。同様に制御回路39には
リフレッシュ回路37が接続してあり、更にニッカド電
池31の動作寿命への到達を通報表示する表示部36が
接続してある。また、制御回路39では、前記電圧検出
回路32にニッカド電池31の電圧が予め設定した基準
電圧に低下することを検出する低電圧検出部33が接続
されて、該低電圧検出部33に、ニッカド電池31の動
作寿命を判定し残り噴霧可能条数を判定する残留電力判
定部34が接続されている。更に、前記残留電力判定部
34に電池寿命表示動作の制御をする表示制御部35が
接続してあり、表示制御部35には前記表示部36が接
続してある。
【0026】このような構成において、噴霧作業時にお
いて、設定時間後におけるニッカド電池31の電圧が予
め設定した基準電圧に低下したことが低電圧検出部33
で検出されると、メモリ効果が発生していることが判
り、基準電圧に低下していないと通常の電圧降下が起こ
ることになり標準作業が可能となる。この低電圧検出部
33から残留電力判定部34に低電圧検出信号が入力さ
れる。制御回路39には図5に示すような予め計測され
たデータがメモリに記憶されており、運転時間経過に対
する電圧を検出することにより、この電圧に対する噴霧
可能時間を残留電力判定部34によって演算することが
可能となる。前記低電圧検出部33よりメモリ効果が発
生しているかが判定されて、それに基づく信号が該残留
電力判定部34に入力され、残り噴霧可能時間が演算さ
れる。この残り噴霧可能時間が表示制御部35に送ら
れ、表示部36に信号を送り、表示部36で残り噴霧可
能時間が表示される。これにより、充電を必要とするこ
とを示す表示が出たときに、噴霧箇所が少なければ充電
をする必要が無いので、余分に充放電を繰り返すことな
く、即ちバッテリーの寿命を延ばすことにも繋がる。
【0027】また、制御回路39には切換手段となるス
イッチ38が接続されて、残り噴霧可能時間と残り噴霧
可能条数と残り噴霧可能距離とを切り換えられるように
している。なお、残り噴霧可能条数に切り換えた場合に
は、一条噴霧を終わると設定スイッチ47を押して一条
に費やす時間を設定する必要がある。また、残り噴霧可
能距離に切り換えた場合には、作業者の歩行速度を入力
する必要がある。また、前記制御回路39とニッカド電
池31の間にはリフレッシュ回路37が接続され、前記
低電圧検出部33よりメモリ効果が発生していると判定
された場合には、次回の充電時にリフレッシュ回路37
が作動して完全放電させるようにする。こうして次に充
電した後の作業は標準状態で作業ができるのである。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0029】即ち、請求項1に示す如く、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)とし
て電力を供給するので、充放電サイクルを多く繰り返し
ても性能が低下せず、急速充電が可能となったので、急
な使用や長時間に渡る使用ができるようになった。
【0030】また、請求項2の如く、前記電動噴霧機
に、バッテリーの電圧の変化を検知する手段を接続し、
該検知手段を制御回路と接続し、該制御回路に表示部を
接続して、メモリ効果の発生の有無に応じた、残り噴霧
可能時間を表示するので、確実なバッテリー残量を確認
できるのでオペレータは計画をもって作業を進めること
ができるので作業性が向上する。
【0031】更に、請求項3の如く、前記制御回路にリ
フレッシュを接続し、メモリ効果が発生している場合、
次の充電時にリフレッシュさせるので、無駄に充放電を
繰り返してバッテリーの寿命を縮めることが無くなり、
充電後には標準作業状態で電圧が高く維持された状態で
作業ができ、効率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動噴霧機を全体的に示す図であ
る。
【図2】同じくバッテリーカバーを外した電動噴霧機の
全体図である。
【図3】同じく全体の制御ブロック図である。
【図4】バッテリーチェッカの表示部を示す図である。
【図5】電圧の放電時間変化を示す図である。
【図6】電池の放電特性を示す図である。
【図7】本発明に係る電動噴霧機における残り噴霧可能
条数を表示するための制御ブロック図である。
【符号の説明】
2 薬液タンク 3 バッテリー 4 モーター 5 ポンプ 14 噴霧ホース 15 噴霧竿 39 制御回路 47 リフレッシュ
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月29日(2000.8.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】即ち、請求項1においては、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)とし
て電力を供給して噴霧可能とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】請求項3においては、前記制御回路にリフ
レッシュ回路を接続し、メモリ効果が発生している場
合、次の充電時にリフレッシュさせる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】即ち、請求項1に示す如く、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)とし
て電力を供給して噴霧可能とするので、充放電サイクル
を多く繰り返しても性能が低下せず、急速充電が可能と
なったので、急な使用や長時間に渡る使用ができるよう
になった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】更に、請求項3の如く、前記制御回路にリ
フレッシュ回路を接続し、メモリ効果が発生している場
合、次の充電時にリフレッシュさせるので、無駄に充放
電を繰り返してバッテリーの寿命を縮めることが無くな
り、充電後には標準作業状態で電圧が高く維持された状
態で作業ができ、効率も向上できる。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年7月3日(2001.7.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電動噴霧機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリー式動力
噴霧機のバッテリー及びその残量を表示する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電動噴霧機を用いて噴霧作業は行
われており、例えば背負式の電動噴霧機であれば、背負
い枠上にモーター、ポンプ、バッテリー、及び薬液タン
クを配置し、前記モーターの出力軸に薬液圧送用のポン
プの駆動軸を連結し、該ポンプの吸入口は薬液タンクに
連通し、ポンプの吐出口には噴霧ホース等を介して噴霧
竿のノズルに連通していた。そして、前記バッテリーと
しては鉛蓄電池を搭載し、該鉛蓄電池からの電力の供給
により、モーターを駆動して電動噴霧機に動力を伝達
し、噴霧作業を終えると充電して再度の利用に供されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉛蓄電池は、
充電に時間がかかり、また、充電サイクルを繰り返すと
寿命が短かくなるという不具合があり、また、体積が大
きく重量も重かったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッケル−カドミニウム蓄電池としてモーターに電力
を供給し、前記噴霧竿に設けた噴霧コックの開閉と、ポ
ンプを駆動するモーターのON・OFFとを連動させた
ものである。
【0006】請求項2においては、前記電動噴霧機に、
バッテリーの電圧の変化を検知する手段を接続し、該検
知手段を制御回路と接続し、該制御回路に表示部を接続
して、メモリ効果の発生の有無に応じた、残り噴霧可能
時間を表示する。
【0007】請求項3においては、前記制御回路にリフ
レッシュ回路を接続し、メモリ効果が発生している場
合、次の充電時にリフレッシュさせる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は、本発明に係る電動噴霧機を全体的に示す図
であり、図2は同じくバッテリーカバーを外した電動噴
霧機の全体図、図3は同じく全体の制御ブロック図であ
る。図4は、バッテリーチェッカの表示部を示す図であ
り、図5は電圧の放電時間変化を示す図であり、図6は
電池の放電特性を示す図、図7は本発明に係る電動噴霧
機における、残り噴霧可能条数を表示するための制御ブ
ロック図である。
【0009】まず、本発明に係る電動噴霧機の全体構成
について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0010】図1に示す背負式動力噴霧機のバッテリー
カバー19を外すと、該バッテリーカバー19の内部に
は、図2に示す如く、電動噴霧機を構成する部材が組み
込まれている。前記バッテリーカバー19は搭載するバ
ッテリーの種類及び大きさが変更されても、同一のカバ
ーを使用できるよう、一側の空間に幾分の余裕を持って
大きさが定められている。即ち、バッテリーを内蔵する
枠組みは同一であるので、ユーザーのニーズによりバッ
テリーの種類を選択できるのである。例えば、鉛蓄電池
であったり、ニッカド蓄電池であったりを、ユーザーの
希望により個別に搭載できる。なお、本実施例において
は、ニッカド電池を採用している。
【0011】図2に示す如く、本発明の実施例の一つと
して示す背負い式動力噴霧機は、合成樹脂等によって構
成された枠体を構成する背負い枠1の上部に、薬液タン
ク2が一体的に形成され、背負い枠1の下部にバッテリ
ー3とモーター4と薬液圧送用のポンプ5と受信機6が
配置されている。該ポンプ5の吐出口に噴霧ホース14
を介して噴霧竿15と連通される。9は受信機に接続さ
れるアンテナ、10は背負い枠1側面に配置するメイン
スイッチ、8は電圧表示器、17はジャック接続部であ
り、該ジャック接続部17に、図示せぬアダプター(A
C/DC変換器)を介して100V電源と接続して、バ
ッテリー3を充電したり、バッテリー3が放電した時や
長時間の作業等ではアダプターを接続したままモーター
4を駆動したりできるようにしている。
【0012】図3のブロック図に示す如く、前記ポンプ
5の駆動軸はモーター4の出力軸に連結され、該モータ
ー4はモーター駆動制御回路11と接続され、バッテリ
ー3からの電力がモーター駆動制御回路11に供給され
てモーター4を駆動できるようにしている。該バッテリ
ー3とモーター駆動制御回路11との間にはメインスイ
ッチ10が介装され、モーター駆動制御回路には受信機
6が接続され、該モーター駆動制御回路11によりモー
ター4の駆動・停止を制御できるようにしている。
【0013】そして、前記ポンプ5の吸込口は、ホース
等を介して薬液タンク2と連通され、吐出口にはホース
7を介して取出口12と圧力設定バルブ13と接続さ
れ、取出口12は背負い枠1の側面に配設されて噴霧ホ
ース14と接続できるようにしている。前記圧力設定バ
ルブの二次側は余水ホースと接続され、余水ホースの他
端は薬液タンク2に連通されている。よって、ポンプ5
の吐出圧が設定圧を越えると、設定バルブ13を介して
余水ホースより薬液タンク2に戻されるようにしてい
る。
【0014】さらに、前記噴霧ホース14の他端には、
噴霧竿15のグリップ16に接続され、該グリップ16
には、前記モーター4のON・OFFのための制御信号
を送信する送信機21と送信スイッチ24、薬液の吐出
量制御を行う噴霧コック20が形成される。前記噴霧ホ
ース14の他端には噴霧竿15のグリップ16に接続さ
れ、該グリップ16には吐出量調節部材としてのコック
20と、該調節部材の操作を検出する部材、つまり、コ
ック20の開閉を検知するスイッチ24と、該検出信号
を送信する送信機21が一体的に構成されている。
【0015】前記グリップ16の先端には噴杆22が連
通され、該噴杆22の先端にノズル23が配置されてい
る。そして、該グリップ16は、コック20と送信機2
1が一体的に配置され、コック20を回動することによ
って回動軸と共に弁体も回動されて、グリップ16内に
形成した流通路の面積を変更して吐出量を変更できるよ
うにしている。また、前記コック20の回動軸にはカム
が固設され、該カムの外周にスイッチ24の接点が当接
するようにしており、該スイッチ24は閉じ位置でOF
F、薬液の流れ始から全開位置までがONとなるように
している。また、該スイッチ24はグリップ16内に一
体的に設けて送信機21と接続され、該送信機21には
アンテナが接続される。また、送信機21を作動させる
ために送信回路にはボタン電池等のバッテリーが組み込
まれている。
【0016】このように構成した背負式動力噴霧機にお
いて、薬液を薬液タンク2に投入して、メインスイッチ
10をONとして、コック20を「開」側に回動する
と、スイッチ24がONとなり、その信号が送信機21
より送信されて、受信機6に受信してモーター駆動制御
回路11を介してモーター4を駆動する。このモーター
4の駆動によって、ポンプ5が駆動され、吸込口より薬
液を吸って吐出口より噴霧ホース14を介して噴霧竿1
5に送られ、コック20で設定した量がノズル23より
吐出して散布される。なお、コック20の開度が小さい
場合には圧力設定バルブ13を介して薬液タンク2に余
水として戻される。そして前記と逆に、コック20を
「閉」側へ回動すると、スイッチ24がOFFとなり、
送信機21より信号が送信されて、受信機6からモータ
ー駆動制御回路11を介してモーター4が停止される。
【0017】ここで、バッテリー3に関わる構成につい
て詳説する。本発明に係る電動噴霧機はバッテリー3と
してニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)を
搭載しており、ニッカド電池に特有の効果を十分に利用
している。
【0018】ニッカド電池は、その性質上、鉛蓄電池と
比して、出力電圧の安定性に優れ、充放電が500回以
上可能という長い電池寿命を持ち、充電と放電を繰り返
しても、その性能の劣化が少ないので経済性に優れ、取
り扱いが容易な上、保守が不要で過酷な温度条件におい
ても使用できる。また、特筆すべき点として、充電時間
が大幅に短縮されることが挙げられる。なお、リチウム
蓄電池も、ニッカド電池と出力電圧がほぼ等しく、互換
性がある。従って、鉛蓄電池を搭載する従来機では、前
日より十分に長い時間を費やして翌日の作業に備えて充
電を施さなくてはならなかったが、ニッカド電池を搭載
したことにより当日の天候を判断してからでも作業を始
めるまでに急速充電ができ、また、休憩中に充電すれ
ば、長時間に渡る一日中の作業にも対応できる。即ち、
別体のバッテリーを要せず、経済的であるといえる。
【0019】電動噴霧器側面に配設された電圧表示器8
のバッテリーチェッカは、その表示部40が図4に示す
形状であり、バッテリーの出力端子電圧値をバッテリー
チェッカのセンサーが検知して、本実施例においては、
電圧値を満充電44、要充電43、必充電42の3段階
を分かりやすいように色分けして表示している。
【0020】しかしながら、ニッカド電池には該ニッカ
ド電池特有のメモリ効果があり、浅い充放電を繰り返し
た場合に電圧が低下する、見かけ上の電力容量低下がお
こる。図5は動力噴霧機にある鉛蓄電池及びあるニッカ
ド電池を搭載したときの、夫々における完全充電(満充
電)の状態から、前述のバッテリーチェッカが要充電表
示43及び必充電表示42をする状態までの時間、これ
に加えて放電時間の推移に対する電圧の変化を計測した
ものである。なお、本実施例においては、鉛蓄電池は
2.00Vのものを7セル用いて定格電圧を14.00
Vとし、ニッカド電池においては1.20Vのものを1
1セル用いて定格電圧を13.20Vとした。そして要
充電表示43電圧を13.25Vとし、必充電表示42
電圧を12.31Vとした。勿論これは本実施例に限定
されるものではない。特にニッカド電池においては、メ
モリ効果が発生した状態においても計測した。
【0021】上述の、バッテリーチェッカが要充電表示
43及び必充電表示42をする状態までの時間の計測結
果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1及び図5に示すグラフより、バッテリ
ーの電力総容量に変化はないので使用可能時間が短縮さ
れることはないが、バッテリーチェッカの要充電が表示
されるまでの時間が短縮されることがわかる。従って、
メモリ効果が発生した場合はバッテリーチェッカの表示
よりも実際は多くの電力が残存していることになる。こ
のために、メモリ効果を解消するリフレッシュ作業を行
わなければならない。該リフレッシュ作業は、ニッカド
電池を数回完全放電するか、或いは、メモリをリフレッ
シュできる回路を内蔵した充電器を用いても良い。
【0024】また、本実施例における動力噴霧機には、
噴霧可能条数通報装置が装備されており、図7はその仕
組みを示すブロック図である。該噴霧可能条数表示装置
の表示部36は、バッテリーチェッカの表示部40と同
様に電圧表示器8の表示プレート上にあるが、表示部3
6の位置はこれに限定されるものではない。前記噴霧可
能条数表示装置とは、残り電力量が少なくなったとき
に、残りの電力で、更にどれだけの薬剤の噴霧が可能か
を表示する。特に本実施例においては、電圧の低下をセ
ンサーが検知して、予めセンサーのメモリに登録してお
いた電圧値になったときに、残りの電力でどれだけの条
数に薬剤の噴霧が施せるかを示している。条数の代わり
に時間や距離を表示する構成とすることもできる。図6
に示すグラフは、ある鉛蓄電池とニッカド電池1セルあ
たりの電圧の特性を示している。鉛蓄電池は徐々に電圧
が下がっていき残り電力が少なくなったときに大きく電
圧が低下するが、ニッカド電池の特性は電圧低下の傾斜
が小さく、残り電力が少なくなったときの変化も小さ
い。また、図5よりメモリ効果が発生しているときに
は、途中の電圧が全体的に低下していることがわかる。
【0025】図7において、39は全体の動作を制御す
る制御回路であり、この制御回路39はニッカド電池3
1に接続され、ニッカド電池31の電圧を検出する電圧
検出回路32が接続してある。同様に制御回路39には
リフレッシュ回路37が接続してあり、更にニッカド電
池31の動作寿命への到達を通報表示する表示部36が
接続してある。また、制御回路39では、前記電圧検出
回路32にニッカド電池31の電圧が予め設定した基準
電圧に低下することを検出する低電圧検出部33が接続
されて、該低電圧検出部33に、ニッカド電池31の動
作寿命を判定し、残り噴霧可能条数を判定する残留電力
判定部34が接続されている。更に、前記残留電力判定
部34に電池寿命表示動作の制御をする表示制御部35
が接続してあり、表示制御部35には前記表示部36が
接続してある。
【0026】このような構成において、噴霧作業時にお
いて、設定時間後におけるニッカド電池31の電圧が予
め設定した基準電圧に低下したことが低電圧検出部33
で検出されると、メモリ効果が発生していることが判
り、基準電圧に低下していないと通常の電圧降下が起こ
ることになり標準作業が可能となる。この低電圧検出部
33から残留電力判定部34に低電圧検出信号が入力さ
れる。制御回路39には図5に示すような予め計測され
たデータがメモリに記憶されており、運転時間経過に対
する電圧を検出することにより、この電圧に対する噴霧
可能時間を残留電力判定部34によって演算することが
可能となる。前記低電圧検出部33よりメモリ効果が発
生しているかが判定されて、それに基づく信号が該残留
電力判定部34に入力され、残り噴霧可能時間が演算さ
れる。この残り噴霧可能時間が表示制御部35に送ら
れ、表示部36に信号を送り、表示部36で残り噴霧可
能時間が表示される。これにより、充電を必要とするこ
とを示す表示が出たときに、噴霧箇所が少なければ充電
をする必要が無いので、余分に充放電を繰り返すことな
く、即ちバッテリーの寿命を延ばすことにも繋がる。
【0027】また、制御回路39には切換手段となるス
イッチ38が接続されて、残り噴霧可能時間と残り噴霧
可能条数と残り噴霧可能距離とを切り換えられるように
している。なお、残り噴霧可能条数に切り換えた場合に
は、一条噴霧を終わると設定スイッチ47を押して一条
に費やす時間を設定する必要がある。また、残り噴霧可
能距離に切り換えた場合には、作業者の歩行速度を入力
する必要がある。また、前記制御回路39とニッカド電
池31の間にはリフレッシュ回路37が接続され、前記
低電圧検出部33よりメモリ効果が発生していると判定
された場合には、次回の充電時にリフレッシュ回路37
が作動して完全放電させるようにする。こうして次に充
電した後の作業は標準状態で作業ができるのである。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0029】即ち、請求項1に示す如く、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)とし
て電力を供給して噴霧可能とするので、充放電サイクル
を多く繰り返しても性能が低下せず、急速充電が可能と
なったので、急な使用や長時間に渡る使用ができるよう
になった。
【0030】また、請求項2の如く、前記電動噴霧機
に、バッテリーの電圧の変化を検知する手段を接続し、
該検知手段を制御回路と接続し、該制御回路に表示部を
接続して、メモリ効果の発生の有無に応じた、残り噴霧
可能時間を表示するので、確実なバッテリー残量を確認
できるのでオペレータは計画をもって作業を進めること
ができるので作業性が向上する。
【0031】更に、請求項3の如く、前記制御回路にリ
フレッシュ回路を接続し、メモリ効果が発生している場
合、次の充電時にリフレッシュさせるので、無駄に充放
電を繰り返してバッテリーの寿命を縮めることが無くな
り、充電後には標準作業状態で電圧が高く維持された状
態で作業ができ、効率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動噴霧機を全体的に示す図であ
る。
【図2】同じくバッテリーカバーを外した電動噴霧機の
全体図である。
【図3】同じく全体の制御ブロック図である。
【図4】バッテリーチェッカの表示部を示す図である。
【図5】電圧の放電時間変化を示す図である。
【図6】電池の放電特性を示す図である。
【図7】本発明に係る電動噴霧機における残り噴霧可能
条数を表示するための制御ブロック図である。
【符号の説明】 2 薬液タンク 3 バッテリー 4 モーター 5 ポンプ 14 噴霧ホース 15 噴霧竿37 リフレッシュ回路 39 制御回路 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月27日(2001.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電動噴霧機
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリー式動力
噴霧機のバッテリー及びその残量を表示する技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電動噴霧機を用いて噴霧作業は行
われており、例えば背負式の電動噴霧機であれば、背負
い枠上にモーター、ポンプ、バッテリー、及び薬液タン
クを配置し、前記モーターの出力軸に薬液圧送用のポン
プの駆動軸を連結し、該ポンプの吸入口は薬液タンクに
連通し、ポンプの吐出口には噴霧ホース等を介して噴霧
竿のノズルに連通していた。そして、前記バッテリーと
しては鉛蓄電池を搭載し、該鉛蓄電池からの電力の供給
により、モーターを駆動して電動噴霧機に動力を伝達
し、噴霧作業を終えると充電して再度の利用に供されて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、鉛蓄電池は、
充電に時間がかかり、また、充電サイクルを繰り返すと
寿命が短かくなるという不具合があり、また、体積が大
きく重量も重かったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0005】即ち、請求項1においては、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッケル−カドミニウム蓄電池としてモーターに電力
を供給し、前記噴霧竿に設けた噴霧コックの開閉と、ポ
ンプを駆動するモーターのON・OFFとを連動させ、
前記電動噴霧機に、バッテリーの電圧の変化を検知する
低電圧検出部を接続し、該低電圧検出部を制御回路と接
続し、該制御回路に表示部を接続して、メモリ効果の発
生の有無に応じた、残り噴霧可能時間を表示する。
【0006】請求項2においては、前記制御回路にリフ
レッシュ回路を接続し、メモリ効果が発生している場
合、次の充電時にリフレッシュさせる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は、本発明に係る電動噴霧機を全体的に示す図
であり、図2は同じくバッテリーカバーを外した電動噴
霧機の全体図、図3は同じく全体の制御ブロック図であ
る。図4は、バッテリーチェッカの表示部を示す図であ
り、図5は電圧の放電時間変化を示す図であり、図6は
電池の放電特性を示す図、図7は本発明に係る電動噴霧
機における、残り噴霧可能条数を表示するための制御ブ
ロック図である。
【0009】まず、本発明に係る電動噴霧機の全体構成
について、図1乃至図3を用いて説明する。
【0010】図1に示す背負式動力噴霧機のバッテリー
カバー19を外すと、該バッテリーカバー19の内部に
は、図2に示す如く、電動噴霧機を構成する部材が組み
込まれている。前記バッテリーカバー19は搭載するバ
ッテリーの種類及び大きさが変更されても、同一のカバ
ーを使用できるよう、一側の空間に幾分の余裕を持って
大きさが定められている。即ち、バッテリーを内蔵する
枠組みは同一であるので、ユーザーのニーズによりバッ
テリーの種類を選択できるのである。例えば、鉛蓄電池
であったり、ニッカド蓄電池であったりを、ユーザーの
希望により個別に搭載できる。なお、本実施例において
は、ニッカド電池を採用している。
【0011】図2に示す如く、本発明の実施例の一つと
して示す背負い式動力噴霧機は、合成樹脂等によって構
成された枠体を構成する背負い枠1の上部に、薬液タン
ク2が一体的に形成され、背負い枠1の下部にバッテリ
ー3とモーター4と薬液圧送用のポンプ5と受信機6が
配置されている。該ポンプ5の吐出口に噴霧ホース14
を介して噴霧竿15と連通される。9は受信機に接続さ
れるアンテナ、10は背負い枠1側面に配置するメイン
スイッチ、8は電圧表示器、17はジャック接続部であ
り、該ジャック接続部17に、図示せぬアダプター(A
C/DC変換器)を介して100V電源と接続して、バ
ッテリー3を充電したり、バッテリー3が放電した時や
長時間の作業等ではアダプターを接続したままモーター
4を駆動したりできるようにしている。
【0012】図3のブロック図に示す如く、前記ポンプ
5の駆動軸はモーター4の出力軸に連結され、該モータ
ー4はモーター駆動制御回路11と接続され、バッテリ
ー3からの電力がモーター駆動制御回路11に供給され
てモーター4を駆動できるようにしている。該バッテリ
ー3とモーター駆動制御回路11との間にはメインスイ
ッチ10が介装され、モーター駆動制御回路には受信機
6が接続され、該モーター駆動制御回路11によりモー
ター4の駆動・停止を制御できるようにしている。
【0013】そして、前記ポンプ5の吸込口は、ホース
等を介して薬液タンク2と連通され、吐出口にはホース
7を介して取出口12と圧力設定バルブ13と接続さ
れ、取出口12は背負い枠1の側面に配設されて噴霧ホ
ース14と接続できるようにしている。前記圧力設定バ
ルブの二次側は余水ホースと接続され、余水ホースの他
端は薬液タンク2に連通されている。よって、ポンプ5
の吐出圧が設定圧を越えると、設定バルブ13を介して
余水ホースより薬液タンク2に戻されるようにしてい
る。
【0014】さらに、前記噴霧ホース14の他端には、
噴霧竿15のグリップ16に接続され、該グリップ16
には、前記モーター4のON・OFFのための制御信号
を送信する送信機21と送信スイッチ24、薬液の吐出
量制御を行う噴霧コック20が形成される。前記噴霧ホ
ース14の他端には噴霧竿15のグリップ16に接続さ
れ、該グリップ16には吐出量調節部材としてのコック
20と、該調節部材の操作を検出する部材、つまり、コ
ック20の開閉を検知するスイッチ24と、該検出信号
を送信する送信機21が一体的に構成されている。
【0015】前記グリップ16の先端には噴杆22が連
通され、該噴杆22の先端にノズル23が配置されてい
る。そして、該グリップ16は、コック20と送信機2
1が一体的に配置され、コック20を回動することによ
って回動軸と共に弁体も回動されて、グリップ16内に
形成した流通路の面積を変更して吐出量を変更できるよ
うにしている。また、前記コック20の回動軸にはカム
が固設され、該カムの外周にスイッチ24の接点が当接
するようにしており、該スイッチ24は閉じ位置でOF
F、薬液の流れ始から全開位置までがONとなるように
している。また、該スイッチ24はグリップ16内に一
体的に設けて送信機21と接続され、該送信機21には
アンテナが接続される。また、送信機21を作動させる
ために送信回路にはボタン電池等のバッテリーが組み込
まれている。
【0016】このように構成した背負式動力噴霧機にお
いて、薬液を薬液タンク2に投入して、メインスイッチ
10をONとして、コック20を「開」側に回動する
と、スイッチ24がONとなり、その信号が送信機21
より送信されて、受信機6に受信してモーター駆動制御
回路11を介してモーター4を駆動する。このモーター
4の駆動によって、ポンプ5が駆動され、吸込口より薬
液を吸って吐出口より噴霧ホース14を介して噴霧竿1
5に送られ、コック20で設定した量がノズル23より
吐出して散布される。なお、コック20の開度が小さい
場合には圧力設定バルブ13を介して薬液タンク2に余
水として戻される。そして前記と逆に、コック20を
「閉」側へ回動すると、スイッチ24がOFFとなり、
送信機21より信号が送信されて、受信機6からモータ
ー駆動制御回路11を介してモーター4が停止される。
【0017】ここで、バッテリー3に関わる構成につい
て詳説する。本発明に係る電動噴霧機はバッテリー3と
してニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)を
搭載しており、ニッカド電池に特有の効果を十分に利用
している。
【0018】ニッカド電池は、その性質上、鉛蓄電池と
比して、出力電圧の安定性に優れ、充放電が500回以
上可能という長い電池寿命を持ち、充電と放電を繰り返
しても、その性能の劣化が少ないので経済性に優れ、取
り扱いが容易な上、保守が不要で過酷な温度条件におい
ても使用できる。また、特筆すべき点として、充電時間
が大幅に短縮されることが挙げられる。なお、リチウム
蓄電池も、ニッカド電池と出力電圧がほぼ等しく、互換
性がある。従って、鉛蓄電池を搭載する従来機では、前
日より十分に長い時間を費やして翌日の作業に備えて充
電を施さなくてはならなかったが、ニッカド電池を搭載
したことにより当日の天候を判断してからでも作業を始
めるまでに急速充電ができ、また、休憩中に充電すれ
ば、長時間に渡る一日中の作業にも対応できる。即ち、
別体のバッテリーを要せず、経済的であるといえる。
【0019】電動噴霧器側面に配設された電圧表示器8
のバッテリーチェッカは、その表示部40が図4に示す
形状であり、バッテリーの出力端子電圧値をバッテリー
チェッカのセンサーが検知して、本実施例においては、
電圧値を満充電44、要充電43、必充電42の3段階
を分かりやすいように色分けして表示している。
【0020】しかしながら、ニッカド電池には該ニッカ
ド電池特有のメモリ効果があり、浅い充放電を繰り返し
た場合に電圧が低下する、見かけ上の電力容量低下がお
こる。図5は動力噴霧機にある鉛蓄電池及びあるニッカ
ド電池を搭載したときの、夫々における完全充電(満充
電)の状態から、前述のバッテリーチェッカが要充電表
示43及び必充電表示42をする状態までの時間、これ
に加えて放電時間の推移に対する電圧の変化を計測した
ものである。なお、本実施例においては、鉛蓄電池は
2.00Vのものを7セル用いて定格電圧を14.00
Vとし、ニッカド電池においては1.20Vのものを1
1セル用いて定格電圧を13.20Vとした。そして要
充電表示43の電圧を13.25Vとし、必充電表示4
2の電圧を12.31Vとした。勿論これは本実施例に
限定されるものではない。特にニッカド電池において
は、メモリ効果が発生した状態においても計測した。
【0021】上述の、バッテリーチェッカが要充電表示
43及び必充電表示42をする状態までの時間の計測結
果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】表1及び図5に示すグラフより、バッテリ
ーの電力総容量に変化はないので使用可能時間が短縮さ
れることはないが、バッテリーチェッカの要充電が表示
されるまでの時間が短縮されることがわかる。従って、
メモリ効果が発生した場合はバッテリーチェッカの表示
よりも実際は多くの電力が残存していることになる。こ
のために、メモリ効果を解消するリフレッシュ作業を行
わなければならない。該リフレッシュ作業は、ニッカド
電池を数回完全放電するか、或いは、メモリをリフレッ
シュできる回路を内蔵した充電器を用いても良い。
【0024】また、本実施例における動力噴霧機には、
噴霧可能条数通報装置が装備されており、図7はその仕
組みを示すブロック図である。該噴霧可能条数表示装置
の表示部36は、バッテリーチェッカの表示部40と同
様に電圧表示器8の表示プレート上にあるが、表示部3
6の位置はこれに限定されるものではない。前記噴霧可
能条数表示装置とは、残り電力量が少なくなったとき
に、残りの電力で、更にどれだけの薬剤の噴霧が可能か
を表示する。特に本実施例においては、電圧の低下をセ
ンサーが検知して、予めセンサーのメモリに登録してお
いた電圧値になったときに、残りの電力でどれだけの条
数に薬剤の噴霧が施せるかを示している。条数の代わり
に時間や距離を表示する構成とすることもできる。図6
に示すグラフは、ある鉛蓄電池とニッカド電池1セルあ
たりの電圧の特性を示している。鉛蓄電池は徐々に電圧
が下がっていき残り電力が少なくなったときに大きく電
圧が低下するが、ニッカド電池の特性は電圧低下の傾斜
が小さく、残り電力が少なくなったときの変化も小さ
い。また、図5よりメモリ効果が発生しているときに
は、途中の電圧が全体的に低下していることがわかる。
【0025】図7において、39は全体の動作を制御す
る制御回路であり、この制御回路39はニッカド電池3
1に接続され、ニッカド電池31の電圧を検出する電圧
検出回路32が接続してある。同様に制御回路39には
リフレッシュ回路37が接続してあり、更にニッカド電
池31の動作寿命への到達を通報表示する表示部36が
接続してある。また、制御回路39では、前記電圧検出
回路32にニッカド電池31の電圧が予め設定した基準
電圧に低下することを検出する低電圧検出部33が接続
されて、該低電圧検出部33に、ニッカド電池31の動
作寿命を判定し、残り噴霧可能条数を判定する残留電力
判定部34が接続されている。更に、前記残留電力判定
部34に電池寿命表示動作の制御をする表示制御部35
が接続してあり、表示制御部35には前記表示部36が
接続してある。
【0026】このような構成において、噴霧作業時にお
いて、設定時間後におけるニッカド電池31の電圧が予
め設定した基準電圧に低下したことが低電圧検出部33
で検出されると、メモリ効果が発生していることが判
り、基準電圧に低下していないと通常の電圧降下が起こ
ることになり標準作業が可能となる。この低電圧検出部
33から残留電力判定部34に低電圧検出信号が入力さ
れる。制御回路39には図5に示すような予め計測され
たデータがメモリに記憶されており、運転時間経過に対
する電圧を検出することにより、この電圧に対する噴霧
可能時間を残留電力判定部34によって演算することが
可能となる。前記低電圧検出部33よりメモリ効果が発
生しているかが判定されて、それに基づく信号が該残留
電力判定部34に入力され、残り噴霧可能時間が演算さ
れる。この残り噴霧可能時間が表示制御部35に送ら
れ、表示部36に信号を送り、表示部36で残り噴霧可
能時間が表示される。これにより、充電を必要とするこ
とを示す表示が出たときに、噴霧箇所が少なければ充電
をする必要が無いので、余分に充放電を繰り返すことな
く、即ちバッテリーの寿命を延ばすことにも繋がる。
【0027】また、制御回路39には切換手段となるス
イッチ38が接続されて、残り噴霧可能時間と残り噴霧
可能条数と残り噴霧可能距離とを切り換えられるように
している。なお、残り噴霧可能条数に切り換えた場合に
は、一条噴霧を終わると設定スイッチ47を押して一条
に費やす時間を設定する必要がある。また、残り噴霧可
能距離に切り換えた場合には、作業者の歩行速度を入力
する必要がある。また、前記制御回路39とニッカド電
池31の間にはリフレッシュ回路37が接続され、前記
低電圧検出部33よりメモリ効果が発生していると判定
された場合には、次回の充電時にリフレッシュ回路37
が作動して完全放電させるようにする。こうして次に充
電した後の作業は標準状態で作業ができるのである。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0029】即ち、請求項1に示す如く、薬液タンク、
モーター、ポンプ、バッテリー、及び枠材からなる噴霧
本体と、噴霧竿と、該噴霧竿と前記ポンプ間を接続する
噴霧ホースとを備えた電動噴霧機において、バッテリー
をニッカド電池(ニッケル−カドミニウム蓄電池)とし
て電力を供給して噴霧可能とするので、充放電サイクル
を多く繰り返しても性能が低下せず、急速充電が可能と
なったので、急な使用や長時間に渡る使用ができるよう
になった。また、前記電動噴霧機に、バッテリーの電圧
の変化を検知する手段を接続し、該検知手段を制御回路
と接続し、該制御回路に表示部を接続して、メモリ効果
の発生の有無に応じた、残り噴霧可能時間を表示するの
で、確実なバッテリー残量を確認できるのでオペレータ
は計画をもって作業を進めることができるので作業性が
向上する。
【0031】更に、請求項2の如く、前記制御回路にリ
フレッシュ回路を接続し、メモリ効果が発生している場
合、次の充電時にリフレッシュさせるので、無駄に充放
電を繰り返してバッテリーの寿命を縮めることが無くな
り、充電後には標準作業状態で電圧が高く維持された状
態で作業ができ、効率も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動噴霧機を全体的に示す図であ
る。
【図2】同じくバッテリーカバーを外した電動噴霧機の
全体図である。
【図3】同じく全体の制御ブロック図である。
【図4】バッテリーチェッカの表示部を示す図である。
【図5】電圧の放電時間変化を示す図である。
【図6】電池の放電特性を示す図である。
【図7】本発明に係る電動噴霧機における残り噴霧可能
条数を表示するための制御ブロック図である。
【符号の説明】 2 薬液タンク 3 バッテリー 4 モーター 5 ポンプ 14 噴霧ホース 15 噴霧竿37 リフレッシュ回路 39 制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液タンク、モーター、ポンプ、バッテ
    リー、及び枠材からなる噴霧本体と、噴霧竿と、該噴霧
    竿と前記ポンプ間を接続する噴霧ホースとを備えた電動
    噴霧機において、バッテリーをニッカド電池(ニッケル
    −カドミニウム蓄電池)として電力を供給することを特
    徴とする電動噴霧機。
  2. 【請求項2】 前記電動噴霧機に、バッテリーの電圧の
    変化を検知する手段を接続し、該検知手段を制御回路と
    接続し、該制御回路に表示部を接続して、メモリ効果の
    発生の有無に応じた、残り噴霧可能時間を表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の電動噴霧機。
  3. 【請求項3】 前記制御回路にリフレッシュを接続し、
    メモリ効果が発生している場合、次の充電時にリフレッ
    シュさせることを特徴とする請求項2に記載の電動噴霧
    機。
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