JP2002001140A - コンピュータ、oa機器等の廃材の破砕・分離加工方法及びその装置 - Google Patents

コンピュータ、oa機器等の廃材の破砕・分離加工方法及びその装置

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JP2002001140A
JP2002001140A JP2000192701A JP2000192701A JP2002001140A JP 2002001140 A JP2002001140 A JP 2002001140A JP 2000192701 A JP2000192701 A JP 2000192701A JP 2000192701 A JP2000192701 A JP 2000192701A JP 2002001140 A JP2002001140 A JP 2002001140A
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Japan
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crushing
schletter
casing
wall surface
crushed
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JP2000192701A
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Shoichi Fujikawa
正一 藤川
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Original Assignee
FUJIKAWA KINZOKU KK
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Crushing And Pulverization Processes (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】二次公害がなく、簡便かつ確実に、破砕・分離
して商品価値のある金属破砕小片、又はプラスチック並
びにダストに分別できること。 【解決手段】コンピュータを、搬送手段を利用してシュ
レッターケーシングEに順次供給すること、供給物をシ
ュレッターケーシングに設けた高速度鋼製のハンマー1
4aとシュレッターケーシングの中間壁面11の壁面と
の隙間を利用して破砕・折曲げ加工と分離した後、シュ
レッターケーシングのシュレッターダンパー17の枡目
を利用して、シュレッターケーシング外に排出し、この
金属破砕小片及びプラスチック並びにダストに選別分離
する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、O
A機器等の廃材(以下、コンピュータで説明する)の破
砕・分離加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータを処理する方法とし
ては、コンピュータを、二次公害の発生要因となる部
材、再利用可能な部材を取り外した後、そのまま廃棄処
分、又は埋込み処分等されているのが現況である。そし
て、一部では、通常の金属破砕用のシュレッターを利用
して破砕・分離処理している。しかし、十分な対応がな
されていないのが現況である。
【0003】また、先行技術文献で、金属製事務機器の
破砕・分離方法又はその装置に関する一例を挙げる。
(1)特開平3-181379号の廃棄物の処理及び資源回収方法
がある。この発明は、プラスチック、金属を含む固体廃
棄物(自動車、事務器具、家庭用器具、家電製品、)を切断
し、原料ブロック体とした後、造粒機に内蔵された回転
シャフトのハンマーを利用して金属と非金属とに分別処
理し、これらに含まれる有価資源を回収する構成であ
る。(2)特開平3-221157号の粗砕機がある。この発明
は、上部に大きな投入口を有するとともに、その底部に
ロストル状の多孔スクリーン及び底部終端に排出口を有
する前記投入口とほぼ同じ容積となるケーシングと、ケ
ーシング内に横設された低速回転駆動軸の周体に形設さ
れた螺旋羽根及び該螺旋羽根の周縁に沿って隔設された
複数の突刃を具備した横長回転体とより成る構成であ
る。(3)特開平7-256129号の空気分離機構を備えた減容
装置がある。その要旨は、家電品等の被破砕物の投入口
を有する破砕室内にハンマーを備えた横軸受方式のロー
ターを設け、このローターに対向する破砕室底部にクラ
ッシュプレートを有する減容装置において、破砕出口側
近傍に破砕物を風力により分離選別する空気吹込手段を
設け、破砕室に連設した調整排出室内に破砕物を一定粒
形に近づけるための目開き調整手段を配設し、目開き調
整手段の後流側の減容装置本体のケーシング上部に吸引
ダクト、下部に排出シュートを備えたことを特徴とする
構成である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)、(2)の発明
は、金属製事務機器を破砕・分離加工方法及び装置であ
るが、この金属製事務機器をかなり細かく細断及び/又
は分離をした後に、シュレッターに供給する構成となっ
ている。従って、切断及び回収した後に、シュレッター
に供給する等の準備工程・装置等の機器、又は工程・作
業等を要するので、装置・工程・作業等が複雑となるこ
と、又は時間を要すること、等の課題がある。
【0005】また前記(3)の発明は、回収金属の純度の
向上及び回収金属の減容を図り輸送の効率化、又は二次
公害の危険性がある品物の回収・廃棄等を意図する構成
である。従って、破砕・分離加工方法及び装置ではある
が、詳細に検討すると、本発明とは、対象物及び内容が
異なること、及び本発明が対象とするコンピュータを破
砕・分離加工方法及びその装置には採用できない構成で
あることが理解される。
【0006】以上のようなことから、この種のコンピュ
ータを、破砕・分離加工し、商品価値のある金属破砕小
片、又はプラスチック並びにダストに分別できる破砕・
分離加工方法及びその装置として適切な技術がないのが
現況である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、二次公害のな
いコンピュータの破砕・分離加工方法を提供すること、
及び金属製事務機器を、簡便かつ確実に、破砕・分離し
て商品価値のある金属破砕小片、又はプラスチック並び
にダストに分別できる破砕・分離加工方法を提供する。
【0008】請求項1の発明は、コンピュータを、シュ
レッターの上方に位置し、かつmm単位で揺動し、この揺
動した位置にある上側のシュレッターダンパーへの打付
けによる衝撃を介して破砕した後、前記シュレッターの
下方に位置し、かつmm単位で揺動して停止される停止位
置にある中間壁面の壁面と当該シュレッターの高速度鋼
製のハンマーとで形成される破砕・折曲げ隙間に導き、
このmm単位の破砕・折曲げ隙間での圧搾及び折曲げ動作
と、この中間壁面への打付け動作とによる破砕・折曲げ
加工を利用して破砕金属原料とプラスチック並びにダス
トに分離生成し、この破砕金属原料とプラスチック並び
にダストを、前記上側のシュレッターダンパーの枡目状
の透孔から前記シュレッター外に排出するコンピュータ
の破砕加工方法であって、前記上側のシュレッターダン
パーの揺動位置、及び前記中間壁面の壁面と前記高速度
鋼製のハンマーで形成される破砕隙間を、前記破砕金属
原料の用途に適合する形状、寸法、肉厚等の形態に対応
して決定し、この決定した揺動位置におけるこの上側の
シュレッターダンパーへの前記廃材の打付けによる衝撃
を介して破砕・折曲げ加工と、前記決定した揺動位置に
おける中間壁面の壁面と前記高速度鋼製のハンマーとで
形成されたmm単位の破砕・折曲げ隙間を介して圧搾・折
曲げ加工とを介して前記廃材を、用途に適合する形状、
寸法、肉厚等の形態の破砕金属原料とするコンピュータ
の破砕・分離加工方法である。
【0009】本発明は、コンピュータを、簡便かつ確実
に破砕・分離できる構造の簡単な破砕・分離加工装置、
又は商品価値のある金属破砕小片、又はプラスチック並
びにダストに分別できる破砕・分離加工装置を提供す
る。
【0010】請求項2の発明は、コンピュータの破砕・
分離加工方法が、搬入される搬送部及び一対の供給ロー
ルを備えた供給部でなる供給ケーシングと、この供給ケ
ーシングに連設された前記廃材が受け入れられる受入
口、前記廃材を破砕・分離して金属破砕小片及びプラス
チック並びにダストに分離作業をする破砕室と、この金
属破砕小片及びプラスチック並びにダストを送り出す送
出通路とでなるシュレッターケーシングと、このシュレ
ッターケーシングの前記破砕室と前記送出通路との上方
部分を区画する多数の透孔を備えたmm単位で揺動する上
側のシュレッターダンパーと、前記シュレッターケーシ
ングの破砕室と送出通路との中間部分を区画する凹部を
備えたmm単位で揺動する中間壁面ダンパーと、前記シュ
レッターケーシングの破砕室と送出通路との下方部分を
区画しかつ受刃となるmm単位で揺動する中間壁面と、前
記シュレッターケーシングの破砕室に配備する多数の高
速鋼製のハンマーを備えたシュレッタードラムと、前記
上側のシュレッターダンパー及び下側のシュレッターダ
ンパー並びに中間壁面を操作する前記シュレッターケー
シングの側面に付設するシリンダーと、前記シュレッタ
ードラムの回転を司るモータと、このシュレッターケー
シングの送出通路の下方に位置する揺動式分離装置と、
この揺動式分離装置の送出側に設けられた目視選別手段
と、で構成されているコンピュータの破砕・分離加工装
置である。
【0011】
【発明の実施の形態】コンピュータを、直接又は不用
品、備品等の他の付属品を取外した後(原料とする)、
この原料は、搬送手段(コンベア)により供給ケーシン
グに送られる。この供給ケーシングに供給された原料
は、所定量ずつ図3〜図6に示すシュレッターケーシン
グに整然と供給し、かつ当該シュレッターケーシングの
各部品に対する負担を軽減する。
【0012】前記の如く、シュレッターケーシングに供
給された原料は、高速回転するシュレッタードラム及び
高速度鋼製のハンマー(以下ハンマーとする)で掬い上げ
られた後、このシュレッタードラムの高速回転により、
当該シュレッターケーシングの中間壁面の壁面(ライナ
ーが取付けられた壁面)、及び揺動自在の対のシュレッ
ターダンパー(以下、単にシュレッターダンパーとす
る。)への衝止、及び中間壁面の壁面とシュレッタード
ラムのハンマーとの間に形成されるmm単位の隙間で圧搾
・折曲げ加工される。この隙間・折曲げ寸法が、細分化
された金属破砕小片及びプラスチック並びにダスト(ゴ
ム、樹脂、線材等を総称する)の圧搾・折曲げ寸法とな
る。この所定寸法の金属破砕小片等はシュレッターダン
パーの枡目から送出通路に導かれる。また金属破砕小片
等の寸法は、例えば、後日、物件提出書でサンプル提出
する予定の金属破砕小片等となり、ほぼ5mmからほぼ2
mmの塊状の寸法となっている。そして、前記の中間壁面
及びシュレッターダンパーの揺動位置によって、金属破
砕小片等の分離効率化(金属破砕小片への微粒子非金属
の付着“残留”程度の良否である。)、又は金属破砕小
片等の破砕・折曲げ寸法の大小等に直接影響を与える。
即ち、中間壁面をシュレッタードラムのハンマーに近づ
ける操作で、分離効率の向上、及び破砕・折曲げ寸法の
細分化等が期待できる。
【0013】以上のハンマーと中間壁面の壁面又は上・
下側のシュレッターダンパーとのmm単位による隙間調整
を介して、金属破砕小片等の寸法調整、又は破砕時間調
整等の各調整を図りつつ、効率的な破砕・分離を図る。
この所定寸法となった金属破砕小片等は、主として上側
のシュレッターダンパーの枡目を通過して、シュレッタ
ーケーシングの送出通路に導かれた後、それぞれのケー
スに収容される。尚、前記対のシュレッターダンパーの
下側のシュレッターダンパーとハンマーとの隙間をmm単
位で調整し、前記中間壁面への衝撃緩和、又は一層の細
分化を図る構成とすることもできる。
【0014】また前記上側のシュレッターダンパーの枡
目を通過できない金属破砕塊及び非金属破砕塊等は、中
間壁面とシュレッタードラムのハンマーとの間隔からシ
ュレッターケーシングの破砕室の底面に向かって落下
し、シュレッタードラム及びハンマーにより掬い上げら
れ、その後の処理は前述の通りである。従って、投入さ
れた原料は、破砕・分離されて金属破砕小片等に分離さ
れるが、所定寸法の金属破砕小片等に破砕・分離される
まで、以上のような操作及び手順が繰り返される。
【0015】このようにして、シュレッターケーシング
の送出通路より排出された金属破砕小片等は、人的手段
により金属破砕小片及びプラスチック並びにダストとに
区分され、それぞれのケースに収容される。尚、原料を
生成するために、コンピュータを切断することもあり得
る。
【0016】
【実施例】本発明の装置の主構成は、廃材Wを切断する
切断機Aと、当該切断機Aで切断された原料W1を後述
するシュレッターケーシングに供給する搬送手段(コン
ベア)Bと、このコンベアBに連設された傾斜状のシュ
ーターCと、このシューターCの下方に跨設された供給
ケーシングDと、この供給ケーシングDに連設されたシ
ュレッターケーシングEと、このシュレッターケーシン
グEの送出通路(後述する。)下に位置する振動式分離
装置Fと、選別装置Gとで構成されている。以下、各装
置を説明する。
【0017】切断機Aはギロチン切断機であり上下の刃
(図示せず)を利用して、図1に示すスーパーコンピュ
ータ1、又はコンピュータ2、他のOA機器3の廃材W
の大きなものを主体に切断する。切断作業で所定の寸法
のブロック、即ち、原料W1を生成する。
【0018】コンベアBは、その始端が前記切断機A
に、その後端が後述するシューターCにそれぞれ連設さ
れており、このコンベアBにより前記原料W1をシュー
ターCに供給する構成となっている。
【0019】シューターCは、その始端が前記コンベア
Bに、その終端が後述する供給ケーシングDにそれぞれ
連設されており、このシューターCにより前記原料W1
を供給ケーシングDに供給する構成となっている。
【0020】供給ケーシングDは、前記シューターCの
先下り傾斜部位に設けられた一対の供給ロール4,5
と、同駆動側供給ロール4に回転を付与するモータ16
等の駆動手段6と、当該供給ケーシングDを昇降する数
本のシリンダー7とで構成されている。従って、前記供
給ロール4,5間に搬送された原料W1は、同供給ロー
ル4,5の回転を介して、所定量ずつ次工程のシュレッ
ターケーシングEに供給される。
【0021】シュレッターケーシングEは、前記供給ロ
ール4,5側に開放する受入口8と、正面視してほぼ方
形状をなす破砕室9、及び破砕室9と連通する送出通路
10と、この破砕室9と送出通路10の上方部分を区画
し、かつ金属破砕小片等を通過できる多数の透孔117
を備えたmm単位で揺動する上側のシュレッターダンパー
17と、破砕室9と送出通路10の中間部分を区画する
凹部119を備えたmm単位で揺動する下側のシュレッタ
ーダンパー19と、破砕室9と送出通路10の下方部分
を区画するとともに、受刃として機能し、かつmm単位で
揺動する中間壁面11と、で構成されている。尚、mm単
位の揺動は、各上側のシュレッターダンパー17及び下
側のシュレッターダンパー19並びに中間壁面11の自
由端側(反枢着側)の寸法を云う。またこのシュレッタ
ーケーシングEを構成する上部ケーシングD1は、シリ
ンダー12の作用により上方に移動可能に構成され、も
って、当該シュレッターケーシングEのほぼ1/2を、
自由に開放できる構造となっている。図中D2は上部ケ
ーシングD1の枢着部、D3は固定手段を示す。そし
て、前記受入口8、破砕室9及び送出通路10の一部の
各壁面8’、9’、10’は多数のライナー13で構成
されていて、例えば、当該ライナー13が摩耗、損耗、
破損等した時に、前記シュレッターケーシングEのほぼ
1/2の開放を利用して、摩耗等による取り替え対象の
ライナー13を、簡易かつ確実に取り替えることができ
る。図中14は破砕室9の下部で、かつ中間壁面11の
下部との間に僅かな隙間を有するように軸支されたシュ
レッタードラムで、このシュレッタードラム14の軸1
5はシュレッターケーシングEの横方向に延設され、か
つ伝達手段(図示せず)を介してモータ16に連設され
ており、当該モータ16の駆動を介して、例えば、反時
計方向に回転される。これにより、シュレッタードラム
14が反時計方向に回転し、受入口8より搬入された原
料W1を、破砕室9の天井又は側面、中間壁面11等の
壁面9’、11’に叩きつけるとともに、中間壁面11
の上部に揺動自在に設けられた上下側のシュレッターダ
ンパー17、19に叩きつけられる。この叩きつけ操作
を介して原料W1を破砕・折曲げ加工する。この場合、
上下側のシュレッターダンパー17、19のmm単位の微
調整による揺動位置の変更を介して、前記破砕・折曲げ
寸法の大小の決定及び金属破砕小片及びプラスチック並
びにダストとに分離される。
【0022】尚、シュレッタードラム14にはハンマー
14aが適宜位置に多数突出状に設けられており、当該
ハンマー14aを介して、前記の如く、打撃するととも
に、この壁面9’、11’又は上側のシュレッターダン
パー17の打撃を経て、ある程度に破砕された原料W1
は、更に前記中間壁面11の壁面11’の先端(中間壁
面11の壁面11’とする。)とシュレッタードラム1
4にはハンマー14aの頭面で形成されるmm単位の間隔
Sで圧搾される。そして、この圧搾により、更に金属破
砕小片等の破砕・分離を図ることと、この金属破砕小片
等の破砕寸法を決定する。即ち、この中間壁面11の壁
面11’はハンマー14aとの関係で受刃として機能
し、圧搾作業をなす。したがって、前記破砕作業及びこ
の圧搾作業を繰り返すことにより、所定寸法の金属破砕
小片等に分離される。また前記上側のシュレッターダン
パー17には、枡目状の透孔117が設けられており、
当該透孔117を通過した所定寸法の金属破砕小片等
は、その後、送出通路10に送り出される。以上の構成
を採用する上側のシュレッターダンパー17は破砕室9
と送出通路10の上方部分を区画するとともに、下側の
シュレッターダンパー19の上部に揺動自在に設けられ
ている。この上側のシュレッターダンパー17の揺動
は、軸18に止着したシリンダー21を介して、当該軸
18を中心として略5mmで揺動する構造となっている。
即ち、本発明者は、このシリンダー21及び中間壁面1
1及び下側のシュレッターダンパー19の微調整による
揺動を利用して、金属破砕小片及びプラスチック並びに
ダストとに峻別することと、その細分化に成功した。
【0023】また前記下側のシュレッターダンパー19
は軸20に支持され、かつこの軸20によりシュレッタ
ーケーシングEに揺動自在に設けられており、この揺動
はシリンダー21aにより行われる。また前記揺動方向
において、打撃された原料W1の破片が衝止し、当該原
料W1の破砕・折曲げ及び破砕・折曲げ寸法の大小に寄
与できる。尚、下側のシュレッターダンパー19には凹
部119が設けられており、この下側のシュレッターダ
ンパー19が、当該下側のシュレッターダンパー19の
壁厚を超えて揺動し、当該凹部119により中間壁面1
1に間欠式に空洞部(図示せず)が形成され、この状態
により空洞部から金属破砕小片等が送り出される構造と
なっている。
【0024】尚、上下側のシュレッターダンパー17、
19は図示の如く、シュレッターケーシングE内に傾斜
状に設けられていること、及び両者は直接状に整合可能
な構成となっている。従って、所定の破砕・折曲げ寸法
の金属破砕小片及びプラスチック並びにダストを生成す
るのに有益かつ実用的な構造となっている。また上下側
のシュレッターダンパー17、19及び中間壁面11等
は、例えば、コンピュータ制御、手動制御等により自動
等でコントロールされることと、その開度はセンサー
(図示しない。)又は生成された金属破砕小片と非金属
破砕小片の寸法、分離程度等を考慮して、自動コントロ
ールされる。
【0025】振動式分離装置Fは、前記シュレッターケ
ーシングEの送出通路10の下方に配備されており、図
示しない振動装置と、凹凸部を備えた振動板22と、振
動板22を支持する防振バネ23等とで構成されてお
り、当該振動板22上に供給された、金属破砕小片と非
金属破砕小片とを振動分離する。
【0026】選別装置Gは、磁着器30と、網体31と
で構成されており、前記金属破砕小片及びプラスチック
並びにダストに分離する。
【0027】尚、図示しないが集塵装置が付設されてい
ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】本発明は前述の如く、コンピュータの原
料を、シュレッターケーシングに供給し、その後、破砕
・折曲げ及び破砕・折曲げ加工を利用して、破砕・折曲
げ及び破砕・折曲げ寸法の金属破砕小片及びプラスチッ
ク並びにダストに分離し、この金属破砕小片及びプラス
チック並びにダスト内の線材等を再利用する破砕・分離
加工方法である。従って、金属製事務機器を確実に破砕
・分離して、所定の原料として供給でき、かつ簡便かつ
確実に商品価値のある金属破砕小片、又はプラスチック
並びにダストとして提供できる効果がある。また資源と
して有効利用が図れること、細分化により溶解スピード
の向上及び溶解に要する燃料費の節約ができること、等
の特徴がある。また塩素ガスの発生による大気汚染、煤
煙公害等の弊害防止に役立つ特徴がある。
【0029】また本発明は、コンピュータの原料を、シ
ュレッターケーシングのハンマーと中間壁面の壁面との
mm単位調整で形成される隙間を利用して破砕・分離する
装置である。従って、シュレッターケーシングへの負担
の軽減又は設備・装置の小型化を図ること、又は微細で
美麗に破砕・分離された金属破砕小片及びプラスチック
並びにダストを生成できること、等の特徴がある。
【0030】更にシュレッターケーシングにmm単位で揺
動する中間壁面及び傾斜状に設けられた上下側のシュレ
ッターダンパーを備えた構成である。従って、金属破砕
小片及びプラスチック並びにダストの所定寸法及び細分
化に役立こと、及びハンマーの磨耗状況に対応して、当
該ハンマーと中間壁面との隙間をmm単位で調整できるこ
と、等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】廃材の一例を示す斜視図で、(イ)はスーパーコ
ンピュータ、(ロ)はコンピュータ、(ハ)はOA機器の一例
を示す斜視図である。
【図2】(イ)〜(ト)は廃材から原料の過程を経て、金属破
砕小片に至る過程を示す拡大模式図である。
【図3】本発明の全体構成を示す側面図である。
【図4】本発明の全体構成を示す平面図である。
【図5】シュレッターケーシング、供給ケーシング及び
ハンマー軸挿脱装置の相互関係を示す拡大平面図であ
る。
【図6】シュレッターケーシングの拡大断面図である。
【図7】上下側のシュレッターダンパーを示す拡大斜視
図である。
【符号の説明】
A 切断機 B コンベア C シューター D 供給ケーシング D1 上部ケーシング D2 枢着部 D3 固定手段 E シュレッターケーシング F 振動式分離装置 G 選別装置 1 スーパーコンピュータ 2 コンピュータ 3 OA機器 4 供給ロール 5 供給ロール 6 駆動手段 7 シリンダー 8 受入口 8’ 壁面 9 破砕室 9’ 壁面 10 送出通路 10’ 壁面 11 中間壁面 11’ 壁面 12 シリンダー 13 ライナー 14 シュレッタードラム 14a ハンマー 15 軸 16 モータ 17 上側のシュレッターダンパー 117 透孔 18 軸 19 下側のシュレッターダンパー 119 凹部 20 軸 21 シリンダー 21a シリンダー 22 振動板 23 防振バネ 30 磁着器 31 網体 W 廃材 W1 原料 S 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 5/00 ZAB B09B 5/00 ZABC Fターム(参考) 4D004 AA28 AA50 BA05 CA02 CA04 CA08 CA09 CB12 CB13 CB42 CB46 4D021 AA01 AB01 AB02 CA03 CB11 DA01 DA13 EA10 EB01 GB03 HA10 JA09 JB03 KA12 KB10 LA01 LA05 LA11 NA09 4D065 AA05 AA06 BB04 BB07 BB11 EB20 ED02 ED06 ED22 4D067 CG03 DD03 DD07 DD13 EE01 EE12 EE16 GA20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ、OA機器等の廃材を、シ
    ュレッターの上方に位置し、かつmm単位で揺動し、この
    揺動した位置にある上側のシュレッターダンパーへの打
    付けによる衝撃を介して破砕した後、前記シュレッター
    の下方に位置し、かつmm単位で揺動して停止される停止
    位置にある中間壁面の壁面と当該シュレッターの高速度
    鋼製のハンマーとで形成される破砕・折曲げ隙間に導
    き、このmm単位の破砕・折曲げ隙間での圧搾及び折曲げ
    動作と、この中間壁面への打付け動作とによる破砕・折
    曲げ加工を利用して破砕金属原料とプラスチック並びに
    ダストに分離生成し、この破砕金属原料とプラスチック
    並びにダストを、前記上側のシュレッターダンパーの枡
    目状の透孔から前記シュレッター外に排出するコンピュ
    ータ、OA機器等の廃材の破砕加工方法であって、 前記上側のシュレッターダンパーの揺動位置、及び前記
    中間壁面の壁面と前記高速度鋼製のハンマーで形成され
    る破砕隙間を、前記破砕金属原料の用途に適合する形
    状、寸法、肉厚等の形態に対応して決定し、この決定し
    た揺動位置におけるこの上側のシュレッターダンパーへ
    の前記廃材の打付けによる衝撃を介して破砕・折曲げ加
    工と、前記決定した揺動位置における中間壁面の壁面と
    前記高速度鋼製のハンマーとで形成されたmm単位の破砕
    ・折曲げ隙間を介して圧搾・折曲げ加工とを介して前記
    廃材を、用途に適合する形状、寸法、肉厚等の形態の破
    砕金属原料とするコンピュータ、OA機器等の廃材の破
    砕・分離加工方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータ、OA機器等の廃材の破砕
    ・分離加工方法が、搬入される搬送部及び一対の供給ロ
    ールを備えた供給部でなる供給ケーシングと、 この供給ケーシングに連設された前記廃材が受け入れら
    れる受入口、この廃材を破砕・分離して金属破砕小片及
    びプラスチック並びにダストに分離作業をする破砕室
    と、金属破砕小片及びプラスチック並びにダストを送り
    出す送出通路とでなるシュレッターケーシングと、 このシュレッターケーシングの前記破砕室と前記送出通
    路との上方部分を区画する多数の透孔を備えたmm単位で
    揺動する上側のシュレッターダンパーと、 前記シュレッターケーシングの破砕室と送出通路との中
    間部分を区画する凹部を備えたmm単位で揺動する中間壁
    面ダンパーと、 前記シュレッターケーシングの破砕室と送出通路との下
    方部分を区画しかつ受刃となるmm単位で揺動する中間壁
    面と、 前記シュレッターケーシングの破砕室に配備する多数の
    高速度鋼製のハンマーを備えたシュレッタードラムと、 前記上側のシュレッターダンパー及び下側のシュレッタ
    ーダンパー並びに中間壁面を操作する前記シュレッター
    ケーシングの側面に付設するシリンダーと、 前記シュレッタードラムの回転を司るモータと、 このシュレッターケーシングの送出通路の下方に位置す
    る揺動式分離装置と、 この揺動式分離装置の送出側に設けられた目視選別手段
    と、で構成されているコンピュータ、OA機器等の廃材
    の破砕・分離加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005169246A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合材料の粉砕方法とその装置
CN103318582A (zh) * 2013-07-18 2013-09-25 南京康卓环境科技有限公司 自动分类垃圾桶
CN117983540A (zh) * 2024-04-02 2024-05-07 仪陇县林业科学技术推广站 一种油茶种子风干筛选设备

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