JP2002001012A - 沈殿池汚泥掻き寄装置 - Google Patents

沈殿池汚泥掻き寄装置

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JP2002001012A
JP2002001012A JP2000229938A JP2000229938A JP2002001012A JP 2002001012 A JP2002001012 A JP 2002001012A JP 2000229938 A JP2000229938 A JP 2000229938A JP 2000229938 A JP2000229938 A JP 2000229938A JP 2002001012 A JP2002001012 A JP 2002001012A
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sludge
scraper
scraping
plate
backward
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JP2000229938A
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Minoru Tsuchiya
実 土屋
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TAIGA BUSSAN KK
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TAIGA BUSSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 方形の沈殿池において、沈殿汚泥を掻き集め
て移送する従来型のエンドレスチェン式汚泥掻き寄機に
替えて、池内空間を確保できて、構造が簡易であり、省
エネルギー型で、コストダウンが可能な装置を提案する
こと。 【解決手段】 汚泥を掻き寄て、床盤上を滑らせつつ押
して搬送するのにエンドレスチェン式の従来型に替え
て、汚泥を前傾姿勢の大型プレートにより搬送する方式
とするもので、 内懐に抱える方式とするもので搬送速
度を従来より大きく出来る。そのために堆積量は大きく
ならない。又、ローラによる走行であるから駆動も小動
力であり省エネルギーに寄与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、下水、上水等の
処理課程における一次処理水及び二次処理水の固液分離
用沈殿池において、沈殿汚泥を掻き寄せて汚泥貯留槽に
集める汚泥掻き寄せ機の技術改良に係わるもので、上下
水道処理分野に属す。
【0002】
【従来の技術】従来、長方形沈殿池の汚泥掻き寄機とし
ては、エンドレスチェンフライト式が一般的であり、チ
ェンにより池巾のフライト(掻き寄板)を長方形方向に
池の床盤上を這わせて汚泥を掻き寄せながら集めて汚泥
貯留槽に到達して押し落とすものである。近年には、モ
ノレール式掻き寄機、レシプロ式掻き寄機等が開発され
たが、これらも汚泥の掻き寄せ機構は同じであり、汚泥
を掻き寄せ板で押し進めながら貯留槽まで搬送するもの
で、搬送方法が前者は掻き寄板をモノレールを走行する
本体に取付けて掻き寄せるものであり、後者は掻き寄せ
板を何枚かを一体とし、短距離の往復運動を繰り返しつ
つ往路にて汚泥を押し出して前進させ、復路にては汚泥
の戻らぬように掻き寄板を戻し次の掻き寄せ板に汚泥の
前進を引き継ぎながら貯留槽まで搬送するものである。
【0003】これらの方式に対して、特願2000−1
83711により出願中の汚泥掻き寄装置がある。この
方式は、汚泥を集積搬送するのに運搬箱車を使用し積載
搬送するものである。このように基本的な搬送法が異な
る2つの方式がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本案は、沈殿池の汚泥
を集泥し貯留槽へ搬送する従来方式の掻き寄装置、方法
の改良型を提供せんとするものである。既に、新しい方
法として運搬箱車による搬送法案を提案しているもので
あるが、より簡易で経済的かつ確実な装置として提案す
るもので、従来法式に対しつぎの改良を加えるものであ
る。。第1は、床盤上を汚泥を大量に搬送できる搬送方
法の改良。第2は、床盤上のレールを排除して、両側の
側壁に支持レール又は形鋼等を設けて本装置を組み合わ
せる改良。第3は、本改良装置を簡易に操作する方法の
改良。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の改良については、
図1に示すように本システムの基本構造をなすもので、
汚泥掻き寄プレート9を1回の汚泥掻き寄量を押して行
ける高さ容量を有する前傾状プレートと垂直部を設け
る。同時にレール上を走行するローラ5、ローラ箱6、
基軸8等を設ける。
【0006】第2の改良については、第1の改良案の走
行方法を替えるものである。即ち、走行用レール又は型
鋼を両側壁に設け、ローラ箱6を両側レールに乗せて走
行するもので、汚泥掻き寄プレート9形状を単純化する
【0007】第3の改良については、前進の際には汚泥
掻き寄プレート9を所定角度まで前傾状に下げて作業状
態とし、後進の際は水平位置に戻して水抵抗を小さくす
るもので、前操作棒13、スライド溝14、スライドロ
ーラ15、ロッド16、後操作棒17を具備するもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本案は、従来の汚泥を掻き寄板を
エンドレスチェンに掻き寄板を数十枚取付けて池の中を
緩やかな速度で押し進める方式に替えて、1枚で押し進
めるように容量を大きくして、押して運搬する方式と
し、本機の牽引はワイヤロープ又はチェンによるものと
する。第1の改良によると、従来の汚泥掻き寄機に使用
する既設のレールを使用し、両側のローラ箱6に複数の
ローラ5を設け、ローラ箱6の上部支柱7に跨がって基
軸7を設け、基軸を中心に変位可能な掻き寄プレート9
を取付ける。前進方向に作業時には掻き寄プレート9を
前に傾斜して固定し、接地部の一部を垂直としてゴム板
を設け、床盤との接触抵抗を吸収する。この際、前傾角
度と掻き寄プレート9の高さは、1水路の汚泥を掻き寄
プレート9の内懐に抱えて搬送出来る容量とする。これ
により、掻き寄汚泥の舞い上りを防いで安定した作業
と、作業速度の向上が可能となる。次に後進時には、掻
き寄プレート9は水平の位置に固定して後進する。これ
により水中走行時の面抵抗を小さくし、水平保持位置が
高いので沈殿汚泥の舞い上りを防ぎ、走行速度を大きく
できる。また、前傾斜角度を小さくして垂直に近くして
も機能的には支障はない。
【0009】第2の改良によると、沈殿池1の側壁2に
レール又は型鋼を設け、その上にローラを走行させる。
この際は、ローラ箱6を壁側レール上に設置するので、
掻き寄プレートの構造が簡素となるので、大型沈殿池の
大容量型とすることが出来る、また機器コストが安価と
なり、新設に際して有利である。
【0010】第3の改良によると、汚泥掻き寄プレート
9が前進作業を終了する直前に、前側操作棒13がスト
ッパー12に接触し後方に押込まれるとスライドローラ
15を押さえていたロック爪14aを外し、更にスライ
ドローラ15先端のロッド16を押込み汚泥掻き寄プレ
ート9を基軸8を中心に上方に押上げて水平位置にてス
ライドローラをロック爪14bにて固定し、後進姿勢を
完了する。後進の終了する直前においては、前進時と同
様にストッパー12aに後側操作棒17が接触し、スラ
イドローラ15のロック爪14bを外し自重と後側操作
棒17により前傾位置に戻りロック爪14aにて固定さ
れ、前進姿勢を完了し進行開始する。
【0011】
【実施例】図1は、沈殿池汚泥掻き寄装置の横断面図の
各作業状態を示すものである。レール4の上をローラ箱
6が前進状態にて、汚泥掻き寄プレート9が前傾姿勢で
接地部10が垂直で、ゴム板11が僅かに床盤3との間
に隙間を保持して作業を行い、汚泥を掻き集めつつ内懐
に汚泥を抱え込んで前方に押して行く状態を示してい
る。点線は後進時の状態を示すもので、掻き寄プレート
9を水平に挙げて固定し、後進するものである。図2
は、図1の汚泥掻き寄装置の縦断面図を示すものであ
る。即ち、汚泥掻き寄プレート9はローラ箱支柱7の基
軸8より上部分は一体であるが、下部分はローラ箱6と
支柱7により3分割されており、それぞれが掻き寄作業
を行う。
【0012】図3は、両側壁にレール又は型鋼を設けて
ローラ箱を載せて、ローラ箱の基軸8より掻き寄プレー
ト9を吊り下げる形の前傾姿勢で固定し走行させて、汚
泥を掻き寄せて前傾姿勢の内懐へ汚泥を抱えて貯留槽へ
搬送する。点線は後進の際の状態を示すもので、汚泥掻
き寄プレート9を水平位置に挙げて固定し後進する。図
4は、図3の汚泥掻き寄装置の縦断面図を示すものであ
る。この場合は、掻き寄プレートは1枚であり簡易なシ
ステムとなる。
【0013】図5は、図1、図3に示す汚泥掻き寄プレ
ート9の前傾姿勢から水平姿勢への変換方式を示すもの
である。前進の際は、終了点直前にストッパー12に前
側操作棒13が接し、スライド溝14を経て操作棒13
が押込まれると前側操作棒13はスライドローラ15の
ロック爪14aを外してスライドローラ15を押込んで
汚泥掻き寄プレート19を水平位置まで押し挙げ、スラ
イディングローラ15をロック爪14aでロークし後退
することが可能となる。後進より前進への切替えも同様
の課程を経て行われる。
【0014】
【発明の効果】本発明による効果としては、つぎのとお
りである。 1.コスト削減が可能であること。即ち、従来型の汚泥
掻き寄装置に比較して装置が簡易であり、大巾のコスト
ダウンが可能となる。 2.省エネルギー型であること。即ち、従来型に比較し
て走行抵抗が小さいこと、走行速度を大きく出来るので
間欠運転が可能であることより省エネルギー的である。 3.維持管理費用が安価である。即ち、消耗品としては
牽引用ロープを数年に1回交換する程度で足りる。 4.沈殿池の中間上部が空間となり、他の目的に使用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】沈殿池の汚泥掻き寄装置の横断面図
【図2】沈殿池の汚泥掻き寄装置の縦断面図
【図3】沈殿池の側壁懸架式汚泥掻き寄装置の横断面図
【図4】沈殿池の側壁懸架式汚泥掻き寄装置の縦断面図
【図5】沈殿池の側壁懸架式汚泥掻き寄装置の掻き寄プ
レートの前傾−水平変換機構図
【符号の説明】
1は、沈殿池 2は、側壁 3は、床盤 4は、レール 5は、ローラ 6は、ローラ箱 7は、支柱 8は、基軸 9は、汚泥掻き寄プレート 10は、接地部 11は、ゴム板 12、12aは、ストッパー 13は、前側操作棒 14は、スライド溝 14aは、ロック爪 15は、スライドローラ 16は、ロッド 17は、後側操作棒

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形沈殿池の沈殿汚泥掻寄せ装置にお
    いて、2本のレール(4)上にそれぞれ複数のローラ
    (5)をローラ箱(6)内に設置し、ローラ箱上部の支
    柱(7)に基軸(8)を設けて、前進時は掻き寄プレー
    ト(9)を前傾姿勢に保持して、下端の床盤との接地部
    (10)を垂直とし、ゴム板(11)を床盤(3)に接
    するように設けて前進しつつ掻き寄作業を行い、後退時
    は掻き寄プレート(9)を水平に保持して後進すること
    を特長とする沈殿池汚泥掻き寄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の沈殿池汚泥掻き寄装置におい
    て、汚泥掻き寄装置が走行するレール(4)又は形鋼の
    設置場所を側壁(2)とすることを特長とする沈殿池汚
    泥掻き寄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2の沈殿池汚泥掻き寄
    装置において、前進又は後進運転の終点前の位置でスト
    ッパー(12)によりローラ箱(6)内のスライディン
    グバー(14)を押込んでロックを外し、更に押込んで
    ロッド(16)により汚泥掻き寄プレート(9)を前進
    時は前傾姿勢の位置、後進時は水平位置に変位させて固
    定ロックして、前後進運転することを特長とする沈殿池
    汚泥掻き寄装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015051409A (ja) * 2013-09-09 2015-03-19 住友重機械エンバイロメント株式会社 汚泥掻寄機
JP2015174084A (ja) * 2014-03-12 2015-10-05 有限会社フジカ 汚泥掻寄装置
JP2017023978A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 水ing株式会社 掻き寄せ台車および沈殿物掻き寄せ機
CN115417573A (zh) * 2022-09-20 2022-12-02 赵彬 一种污泥预压处理装置

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