JP2002000489A - ミスト装置 - Google Patents

ミスト装置

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JP2002000489A
JP2002000489A JP2000190351A JP2000190351A JP2002000489A JP 2002000489 A JP2002000489 A JP 2002000489A JP 2000190351 A JP2000190351 A JP 2000190351A JP 2000190351 A JP2000190351 A JP 2000190351A JP 2002000489 A JP2002000489 A JP 2002000489A
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JP
Japan
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hot water
water supply
mist
nozzle
temperature
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JP2000190351A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Shiraishi
和久 白石
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルの数を減らしてミスト粒径を小さくで
き、しかも良好に給湯機器を着火させることのできるミ
スト装置の提供を目的とする。 【構成】 給湯機器1からの高温湯を給湯配管2を通し
ノズル3などからミスト状に噴霧するミスト装置におい
て、給湯配管2から分岐した排湯経路5を設け、この排
湯経路5の圧損をノズル3側と同等以上に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、浴室内とかシャワー
ユニット内に湯をミスト状に噴霧させるミスト装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、給湯機器などからの
高温湯を給湯配管を通し、浴室内とかシャワーユニット
内でノズルなどからミスト状に噴霧させるミスト装置に
おいては、最低流量以上の湯を流さないと給湯機器が着
火しないので、湯がノズル側へ来ないこととなるため、
給湯機器に最低作動流量を流すためにノズルを沢山設け
る必要があるが、ノズルが沢山であるとサイズが大きく
なり、取付位置が限定されてしまうという問題点があ
り、また、デザイン的な影響も大きく、さらに部材コス
トも上昇してしまうという問題点がある。かと言って、
ノズルの数を減らすために、ノズルから噴出させるミス
トの粒径を大きく設定すると、ミストが人に直接当たる
と熱く感じることとなり、人体に直接当たらないように
ノズルを高い位置に取り付ける必要が生じ、浴室とかシ
ャワーユニット内の空気の換気が悪くなってしまうとい
う問題点があり、また、ミストの粒径が大きいと雨のよ
うで快適ではないという問題点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、給湯機器を良好に着火
させることができ、ノズルの数を減らし、かつミスト粒
径も小さくすることのできるミスト装置を提供せんこと
を目的とし、その第1の要旨は、給湯機器などからの高
温湯を給湯配管を通しノズルなどからミスト状に噴霧す
るミスト装置において、前記給湯配管から分岐した排湯
経路を設け、該排湯経路の圧損を前記ノズル側と同等以
上に設定したことである。また、第2の要旨は、給湯機
器などからの高温湯を給湯配管を通しノズルなどからミ
スト状に噴霧するミスト装置において、前記給湯配管か
ら分岐した排湯経路を設けるとともに、該排湯経路と前
記ノズル側への流路を切り替える切替弁を設けたことで
ある。また、第3の要旨は、前記給湯配管に、湯温検出
部を設け、湯温が設定温度以上では前記ノズル側へ、湯
温が設定温度以下では前記排湯経路側へ前記切替弁を切
り替えるように構成したことである。また、第4の要旨
は、前記排湯経路からの湯を前記給湯配管の周囲に貯湯
し得る貯湯部を設けたことである。また、第5の要旨
は、給湯機器などからの高温湯を給湯配管を通しノズル
などからミスト状に噴霧するミスト装置において、前記
給湯配管の途中に、給湯配管内の湯を高温湯とし得るヒ
ーター部を設けたことである。また、第6の要旨は、給
湯機器などからの高温湯を貯湯部に貯湯し、該貯湯部内
の湯をポンプを介しノズルなどへ供給してミスト状に噴
霧させるように構成したことである。
【0004】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、第1実施例の概略配管構成図であり、給
湯機器1には給湯配管2が接続されており、給湯配管2
は浴室内とかシャワーユニット内に設けられたノズル3
に接続されて、ノズル3から湯をミスト状に噴霧して、
浴室内とかシャワーユニット内でミストを発生させて暖
房できるように構成されており、本例では、給湯配管2
内に分岐状に排湯経路5が設けられており、分岐部に
は、流路を切り替える切替弁4が設置されたものとなっ
ており、切替弁4の上流側の給湯配管2内には、給湯配
管2内を流れる湯の温度を検出できる湯温検出部6が設
けられたものとなっている。
【0005】なお、前記排湯経路5の圧損は、切替弁4
からノズル3に至る圧損と同等以上に設定されており、
排湯経路5内に湯が通されて排湯口5aから流出される
時には、ノズル3から湯が噴出されているのと同等に作
用するように設定されている。即ち、給湯配管2を流れ
る湯がノズル3と排湯経路5に同時に流された状態で
は、複数のノズルから湯が噴出されているのと同等の流
量となり、給湯機器1を着火させるのに最低必要な流量
を良好に確保することができるものとなり、ノズル3を
多数個設ける必要がなく、また、ノズル3から噴出され
るミストの粒径を大きくする必要もなく、良好に給湯機
器1を着火させて高温の湯を発生させ、給湯配管2を通
しノズル3側へ高温の湯を供給することができるものと
なる。
【0006】給湯機器1が着火して高温の湯が給湯配管
2内を流れている時には、切替弁4をノズル3側へ切り
替えて、排湯経路5を閉じ、良好にノズル3から高温湯
をミスト状に噴出させることができ、給湯配管2内に高
温湯がなくなって湯温が低下した時には、切替弁4を切
り替えて、排湯経路5側に湯を流し、給湯機器1が着火
する最低流量以上の流量として、給湯機器1を立ち上
げ、高温の湯を給湯機器1で生成させて再び給湯配管2
に供給することができ、手動で切替弁4を切り替えて、
給湯機器1の立ち上げ時に排湯経路5側へも湯を流し、
給湯機器1が立ち上がった後には、切替弁4を操作して
排湯経路5側を閉じて良好に高温湯をノズル3から噴出
させることができるものである。
【0007】なお、切替弁4を温度検出部6からの信号
で切替制御できる制御器を設けることにより、給湯配管
2内に高温湯がなくなって湯温が低下した時には、自動
的に切替弁4を切り替えて、排湯経路5側に湯を流し、
自動的に給湯機器1を立ち上げさせ、立ち上がった後に
は自動的に排湯経路5閉じて、ノズル3から良好に高温
湯をミスト状に噴出させることができる。従って本例の
構成では、ノズル3の数を少なくでき、しかも噴出され
るミストの粒径を小さくできて、ノズル3への湯の流量
が給湯機器1の最低作動流量以下でも、良好に高温湯を
ノズル3へ供給することができるものとなる。
【0008】なお、切替弁4よりも上流側に温度検出部
6を設けておけば、温度検出部6は1個で済み、コスト
を低減させることができるものとなる。また、排湯経路
5は、浴槽の裏などへ配管するとか、排湯経路5の排湯
口5aを、浴室とかシャワーユニットに設けられた排水
トラップに臨ませておけば、排水トラップに直接排水す
ることもでき、排水トラップに高温湯を流して排水トラ
ップを良好に高温殺菌することができるものとなる。
【0009】なお、図2に示すように、排湯経路5を、
切替弁4の下流側の給湯配管2の外周に形成した貯湯部
7に接続して、排湯経路5を通った湯を貯湯部7に溜め
るように構成しておけば、ノズル3側へ供給される湯の
温度低下を少なくすることができるものとなる。即ち、
ノズル3へ供給される給湯配管2内の湯が冷めにくくな
り、より多くの時間、ノズル3から高温湯のミストを発
生させることができるものとなる。なお、図中7aは貯
湯部7の排湯口である。
【0010】なお、図3は第2実施例を示すものであ
り、本例では、給湯機器1とノズル3を接続する給湯配
管2内に拡径した拡管部2aを設け、この拡管部2a内
にヒーター8を配設したものであり、このヒーター8
は、例えば4キロワット程度のヒーターで構成して、ヒ
ーター8を作動させて瞬時に拡管部2a内の湯を高温湯
とさせるように構成したもので、拡管部2aをノズル3
の近傍に形成させておけば、ノズル3からは高温湯を良
好にミスト状に噴霧させることができるものとなり、給
湯機器1の作動は関係がなくなり、給湯機器1側から低
い温度の湯水が給湯配管2内に流れてきても、良好にヒ
ーター8で高温湯にしてノズル3から噴出させることが
できるものとなる。
【0011】なお、拡管部2aでは流速が遅くなるた
め、この拡管部2a内で昇温させやすくなり、この図3
の構成では湯を捨てる必要がないため、全ての湯を良好
にノズル3から噴霧させて使用することができるものと
なる。なお、この図3の構成は、給湯配管2に限らず、
給水配管にこのような拡管部2aを設けて、内部にヒー
ター8を配置させて構成することもできる。
【0012】次に、図4は第3実施例を示すものであ
り、図4では、給湯機器1からの高温湯を給湯配管2を
通し貯湯部10に貯湯するように構成したものであり、
給湯配管2内に開閉可能な電磁弁9を設けておくことが
でき、また、貯湯部10に溜めた湯を、吐出配管13内
に設けたポンプ12を作動させて吸い上げノズル3へ供
給するように構成したものである。なお、貯湯部10内
の湯の水位を制御するために水位検出器11を設けてお
くことができ、この水位検出器11を制御器を介し前記
電磁弁9に接続して、電磁弁9を良好に開閉制御するこ
とができるものとなる。図4の構成では、ヒーターが存
在しないため電気容量を少なくすることができ、また、
全ての湯をノズル3からミスト状に噴霧させて使用する
ことができ、無駄のないものとなる。しかも、給湯機器
1は十分な流量で着火して湯を生成することができるも
のである。
【0013】次に、図5は変更例を示すものであり、図
5では、貯湯部10の上部にオーバーフロー管10aを
設けたものであり、給湯配管2から流入する湯が貯湯部
10内で溢れた時に、このオーバーフロー管10aか
ら、例えば排水トラップなどへ排水できるように構成し
たものである。このように構成しておけば、常に貯湯部
10には給湯機器1からの高温の湯を貯湯しておくこと
ができるものとなる。
【0014】
【発明の効果】本発明は、給湯機器などからの高温湯を
給湯配管を通しノズルなどからミスト状に噴霧するミス
ト装置において、給湯配管から分岐した排湯経路を設
け、排湯経路の圧損をノズル側と同等以上に設定したこ
とにより、ノズルから噴霧される流量と排湯経路から流
出される流量が給湯機器を着火させるのに必要な最低作
動流量以上となり、良好に給湯機器を着火させて高温湯
を生成させることができ、ノズルを多数設ける必要もな
く、またミスト粒径を大きくする必要もなく、良好にノ
ズルから高温湯を噴霧させてミストを発生させることが
できるものとなる。
【0015】また、給湯機器などからの高温湯を給湯配
管を通しノズルなどからミスト状に噴霧するミスト装置
において、給湯配管から分岐した排湯経路を設けるとと
もに、排湯経路とノズル側への流路を切り替える切替弁
を設けたことにより、切替弁を操作して排湯経路にも湯
を流し、良好に給湯機器を着火させて立ち上げさせ高温
湯を生成させることができ、その後に切替弁を操作して
排湯経路を閉じ、高温湯をノズルから良好に噴霧させる
ことができるものとなり、ノズルを沢山設ける必要もな
く、またミスト粒径を大きくする必要もない。
【0016】また、給湯配管に、湯温検出部を設け、湯
温が設定温度以上ではノズル側へ、湯温が設定温度以下
では排湯経路側へ切替弁を切り替えるように構成したこ
とにより、自動で切替弁を切替操作でき、確実に高温湯
をノズルへ供給することができるものとなる。
【0017】また、排湯経路からの湯を給湯配管の周囲
に貯湯し得る貯湯部を設けたことにより、ノズルへ供給
する湯が冷めにくくなり、より多くの時間、ノズルから
高温湯のミストを発生させることができるものとなる。
【0018】また、給湯機器などからの高温湯を給湯配
管を通しノズルなどからミスト状に噴霧するミスト装置
において、給湯配管の途中に、給湯配管内の湯を高温湯
とし得るヒーター部を設けたことにより、給湯機器の作
動に関係なくヒーター部で高温湯を生成させて、全ての
湯を良好にノズルからミスト状に噴霧させて使用するこ
とができるものとなる。
【0019】また、給湯機器などからの高温湯を貯湯部
に貯湯し、貯湯部内の湯をポンプを介しノズルなどへ供
給してミスト状に噴霧させるように構成したことによ
り、給湯機器で良好に高温湯を生成させて貯湯部に蓄え
て、全ての湯をノズルからミスト状に噴霧させて使用す
ることができ、無駄のないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のミスト装置の概略配管構成図であ
る。
【図2】第1実施例の変更例を示す概略配管構成図であ
る。
【図3】第2実施例の配管構成図である。
【図4】第3実施例の配管構成図である。
【図5】第3実施例の変更例を示す配管構成図である。
【符号の説明】
1 給湯機器 2 給湯配管 2a 拡管部 3 ノズル 4 切替弁 5 排湯経路 5a 排湯口 6 湯温検出部 7 貯湯部 8 ヒーター 9 電磁弁 10 貯湯部 10a オーバーフロー管 11 水位検出器 12 ポンプ 13 吐出配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯機器などからの高温湯を給湯配管を
    通しノズルなどからミスト状に噴霧するミスト装置にお
    いて、前記給湯配管から分岐した排湯経路を設け、該排
    湯経路の圧損を前記ノズル側と同等以上に設定したこと
    を特徴とするミスト装置。
  2. 【請求項2】 給湯機器などからの高温湯を給湯配管を
    通しノズルなどからミスト状に噴霧するミスト装置にお
    いて、前記給湯配管から分岐した排湯経路を設けるとと
    もに、該排湯経路と前記ノズル側への流路を切り替える
    切替弁を設けたことを特徴とするミスト装置。
  3. 【請求項3】 前記給湯配管に、湯温検出部を設け、湯
    温が設定温度以上では前記ノズル側へ、湯温が設定温度
    以下では前記排湯経路側へ前記切替弁を切り替えるよう
    に構成したことを特徴とする請求項2に記載のミスト装
    置。
  4. 【請求項4】 前記排湯経路からの湯を前記給湯配管の
    周囲に貯湯し得る貯湯部を設けたことを特徴とする請求
    項1または請求項2または請求項3に記載のミスト装
    置。
  5. 【請求項5】 給湯機器などからの高温湯を給湯配管を
    通しノズルなどからミスト状に噴霧するミスト装置にお
    いて、前記給湯配管の途中に、給湯配管内の湯を高温湯
    とし得るヒーター部を設けたことを特徴とするミスト装
    置。
  6. 【請求項6】 給湯機器などからの高温湯を貯湯部に貯
    湯し、該貯湯部内の湯をポンプを介しノズルなどへ供給
    してミスト状に噴霧させるように構成したことを特徴と
    するミスト装置。
JP2000190351A 2000-06-23 2000-06-23 ミスト装置 Pending JP2002000489A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255003A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Rinnai Corp 浴室用ミスト装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006255003A (ja) * 2005-03-15 2006-09-28 Rinnai Corp 浴室用ミスト装置
JP4621518B2 (ja) * 2005-03-15 2011-01-26 リンナイ株式会社 浴室用ミスト装置

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