JP2002000306A - 釣靴の靴底 - Google Patents

釣靴の靴底

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JP2002000306A
JP2002000306A JP2000189490A JP2000189490A JP2002000306A JP 2002000306 A JP2002000306 A JP 2002000306A JP 2000189490 A JP2000189490 A JP 2000189490A JP 2000189490 A JP2000189490 A JP 2000189490A JP 2002000306 A JP2002000306 A JP 2002000306A
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pin
sole
felt
fishing
ground
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JP2000189490A
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Yasuo Hosomi
康雄 細見
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Shimano Inc
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Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 様々な状況の釣り場に対して十分な耐滑性を
呈する釣靴の靴底を提供する。 【解決手段】 接地面がフェルトで形成された靴底本体
と、前記接地面と共にピン先が接地できるように前記靴
底本体に埋設された複数のスパイクピンとを備えてなる
釣靴の靴底であって、可撓性を有する前記靴底本体に
は、着用時に接地面全体が地面から浮かないよう部分的
に、前記スパイクピンよりもピン先が接地面から突出し
た突出ピンが設けられていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣靴の靴底に関
し、特に、接地面がフェルトで形成された靴底本体と、
該靴底本体に埋設されたスパイクピンとを備えてなる釣
靴の靴底に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の釣靴の靴底としては、接
地面がフェルトで形成された靴底本体と、接地面と共に
ピン先が接地できるように、例えばピン先が接地面と略
面一又は僅かに(1mm未満に)埋没若しくは突出した
状態で前記靴底本体に埋設されたスパイクピンとを備え
てなる、所謂ピンフェルトソールと称されるものが使用
されている。
【0003】スパイクピンを備えたものは、岩、磯場等
の凹凸面にスパイクピンが食い込んで耐滑性に優れると
いう利点を有し、接地面がフェルトで形成されたもの
は、海苔、藻、苔等の付着した岩等に対して耐滑性に優
れているという利点を有するものであるが、上記ピンフ
ェルトソールと称される靴底は、スパイクピンのピン先
がフェルトの接地面と共に接地するようにスパイクピン
が埋設されて、比較的藻の薄い釣り場等においては、フ
ェルトとスパイクピンが接地すると共に、フェルトが着
用者の体重によってある程度圧縮してピン先を砂や岩等
の表面に食い込ますことができ、スパイクとフェルトの
両利点を合わせ持った優れた耐滑性を呈し得るものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、岩等に
付着する海苔、藻、苔等の厚さは、釣り場によって異な
り、例えば、利根川のように岩等に苔が厚く付着してい
る釣り場では、フェルト(接地面)が苔の表面(即ち、
地面)に接触できるものの、スパイクピンのピン先は、
単に接地するのみで苔を貫通して岩等の表面に到達する
ことができないため、フェルトに接触する苔自体が岩等
から剥離した場合等には、苔と共にフェルトが滑動し
て、十分な耐滑性を呈することができないという問題が
あった。
【0005】そこで、上記従来の問題点に鑑み、本発明
の課題は、様々な状況の釣り場に対して十分な耐滑性を
呈する釣靴の靴底を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかる釣靴の靴底は、接地面がフェルトで形成
された靴底本体と、前記接地面と共にピン先が接地でき
るように前記靴底本体に埋設された複数のスパイクピン
とを備えてなる釣靴の靴底であって、可撓性を有する前
記靴底本体には、着用時に接地面全体が地面から浮かな
いよう部分的に、前記スパイクピンよりもピン先が接地
面から突出した突出ピンが設けられていることを特徴と
する。
【0007】上記構成からなる釣靴の靴底は、海苔、
藻、苔等の無い釣り場やこれらの厚さの殆どない釣り場
においては突出ピンの設けられた部分及びその近傍にあ
るフェルトで形成された接地面が地面から離反するもの
の、靴底本体が変形して接地面の他の部分において接地
することから、従来同様、スパイクピン及びフェルトの
両利点を合わせ持った優れた耐滑性を呈するものとな
る。一方、苔等の厚い釣り場では、靴底本体に設けられ
た突出ピンが苔等を貫通してピン先が砂面や岩等の表面
に到達し易く、しかも、他の部分においてフェルトとし
ての利点を呈することができることから、耐滑性に優れ
ている。
【0008】また、本発明にかかる釣靴の靴底は、接地
面がフェルトで形成された靴底本体と、前記接地面と共
にピン先が接地できるように前記靴底本体に埋設された
複数のスパイクピンとを備えてなる釣靴の靴底であっ
て、可撓性を有する前記靴底本体には、爪先部、踵部及
び親指付根部の少なくとも何れかにおいてのみに、前記
スパイクピンよりもピン先が接地面から突出した突出ピ
ンが設けられていることを特徴とする。
【0009】爪先部、踵部及び親指付根部は着用時に着
用者の体重が局部的にかかり易い部分であるが、苔等の
厚い地面にフェルトが局部的に押しつけられると、この
部分から苔等が剥離すると共に苔等の剥離に伴って靴底
が滑るという事態が発生し易くなるが、上記構成によれ
ば、体重が局部的にかかり易い部分に突出ピンが設けら
れてなるので、フェルトが局部的に地面(即ち、苔等の
表面)に押しつけられる虞が抑制されると共に、突出ピ
ンのピン先を岩等の表面に食い込まし易いという利点を
有する。しかも、他の部分に突出ピンが無いため、接地
面の接地する面積が確保され易く、苔等の無い又は薄い
釣り場では、接地が確保された部分において、接地面
(フェルト)を接地させると共にスパイクピンのピン先
を岩等の表面に食い込まし易い。従って、苔の有無や厚
さ等に関わらず、様々な状況の釣り場に対して、十分な
耐滑性を呈するものとなる。
【0010】ここで、爪先部とは、着用者の爪先の下面
側を覆う部分、踵部とは、着用者の踵の下面側を覆う部
分、親指付根部とは、親指の付根の下面側を覆う部分を
意味するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に付い
て、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本
実施形態の釣靴の靴底は、靴底を交換できるタイプの釣
靴において、交換用の靴底として使用され、例えば、面
ファスナー21等によってアッパー部20に着脱可能と
されてなる。
【0012】図1及び図2に示すように、本実施形態の
釣靴の靴底は、フェルトで形成された接地面1a側のフ
ェルト部5と、反接地面(接地面1aと対向する面)側
の合成樹脂板11とを備えた靴底本体1と、該靴底本体
1に埋設された金属製のスパイクピン2とを備え、更
に、前記フェルト部5の爪先部、踵部及び親指付根部に
は前記スパイクよりもピン先が突出した突出ピン4が埋
設されている。更に、この突出ピン4の突出量は、1m
m(好ましくは2mm)〜10mmに設定されている。
【0013】前記フェルト部5は、接地面1aの全面に
亘るように設けられている。このフェルト部5を形成す
るフェルトとしては、ポリプロピレンのフィラメントが
スパンボンド法、接着法、メルトブローン法等によって
フェルト(不織布)に形成されてなる。
【0014】図3は、図1のA−A線断面図である。図
3に示すように、前記スパイクピン2は、2本のピン部
2aと、各ピン部2aの一端をそれぞれ連結する頭部2
bとを備え、略コの字状に形成されてなる。
【0015】また、前記フェルト部5の反接地面側に
は、コの字状のスパイクピン2の頭部2bが嵌合する凹
部12と、該凹部12から接地面1a側に連通する2つ
の連通孔13とが設けられており、該凹部12及び連通
孔13に嵌入された状態でスパイクピン2は靴底本体1
に埋設されている。
【0016】詳しくは、図4に示すように、スパイクピ
ン2のピン部2aを連通孔13にそれぞれ挿入し、頭部
2bを凹部12に嵌入することにより、ピン部2aは連
通孔13を貫通して、ピン先(頭部2bと反対側のピン
部2aの先)が接地面1aと面一又は僅かに(1mm未
満に)フェルト部5に埋没した状態となり(図3参
照)、頭部2bは反接地面と略面一となる状態で前記凹
部12に嵌入されている。尚、ピン先は、前記接地面1
aと面一又はフェルト部5に埋没した状態となっている
ものの、前記連通孔13の接地面1a側の開口部から露
出しており、フェルト部5が圧縮されると、接地面1a
側から突出可能となっている。
【0017】前記突出ピン4も同様に(図3、図4参
照)、2本のピン部4aと、各ピン部4aの一端をそれ
ぞれ連結する頭部4bとを備えて略コの字状に形成され
てなり、ピン部4aが前記と同様の連通孔13に頭部4
bが前記と同様の凹部12に嵌入され、ピン先が接地面
1a側に指向した状態で靴底本体1に埋設されている。
この突出ピン4のピン部4aは、前記スパイクピン2の
ピン部2aよりも長く設定されて、突出ピン4のピン先
は、接地面1aから突出した状態、即ち、前記スパイク
ピン2よりもピン先が接地面1aから突出した状態とな
っている。
【0018】さらに、前記スパイクピン2及び前記突出
ピン4は、エチレン酢酸ビニル共重合体が分散したエマ
ルジョン接着剤6をフェルト部5との間に流し込み硬化
させることにより、接着剤6を介してピン部2aにてフ
ェルト部5に接着されている。突出ピン4は、突出量が
多いことからグラツキ易いものであるが、このようにフ
ェルト部5に接着剤を介して接着されることにより、グ
ラツキを最小限に抑えて、歩きやすいものとなる。
【0019】前記合成樹脂板11は、図4に示す如く、
スパイクピン2が嵌入されて面一となったフェルト部5
の反接地面側の全面に貼着されている。この貼着は、例
えば、接着剤6や熱接着等の接着手段によって成されて
いる。前記合成樹脂板11としては、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体からなる板状体が使用される。
【0020】さらに、前記合成樹脂板11の反接地面側
は、更に、面ファスナー21等の着脱手段によって、上
述の如く、アッパー部20の底面に着脱自在とされてな
る。
【0021】本実施形態の釣靴の靴底を使用する場合、
アッパー部20の底面に、合成樹脂板11の反接地面を
取付けて、通常の釣靴として着用する。
【0022】尚、本実施形態の釣靴の靴底は、上記の如
く構成されたが、本発明においては、上記構成に限定さ
れず適宜設計変更可能である。
【0023】例えば、上記実施形態においては、スパイ
クピン2及び突出ピン4としてコの字状のものを例示し
たが、本発明においては、図5に示すように、円盤状の
頭部2b、4bと、該頭部2b、4bの略中心から延設
されたピン部2a、4aとからなるスパイクピン2及び
突出ピン4を用いる場合であっても良い。
【0024】さらに、上記実施形態において、スパイク
ピン2のピン先は接地面1aと面一又は僅かにフェルト
部5に埋没した状態とされたが、本発明においては、ス
パイクピン2のピン先が接地面1a側から突出する場合
であっても良い。要は、突出ピン4よりも突出量が少な
ければ、フェルト部5に埋没しても(この場合突出量は
マイナスである)、フェルト部5から突出していてもよ
いのである。尚、スパイクピン2がフェルト部5に埋没
している場合、その埋没量は、着用者の体重によってフ
ェルト部5が圧縮されてピン先がわずかでも突出可能な
範囲であることを要し、僅かでもピン先を突出させるこ
とにより、藻等の薄いところでは、フェルト部5を接地
させ且つピン先を岩等の表面に到達させることができ、
それによって優れた耐滑性を呈し得る。
【0025】また、上記実施形態の釣靴の靴底は、靴底
を交換できるタイプの釣靴に使用されるものであった
が、本発明においては、アッパー部20に離脱不能に取
り付けられて使用される靴底であっても良い。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかる釣靴の靴
底によれば、海苔、藻、苔等が付着する厚さに影響を受
けにくく、様々な状況の釣り場に対して十分な耐滑性を
呈するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の釣靴の靴底を示す斜視図。
【図2】同靴底を示し、(イ)は、接地面を示す平面
図。(ロ)は、側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】同靴底の製造途中を示す断面図。
【図5】他実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・靴底本体 1a・・・接地面 2・・・スパイクピン 4・・・突出ピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地面(1a)がフェルトで形成された
    靴底本体(1)と、前記接地面(1a)と共にピン先が
    接地できるように前記靴底本体(1)に埋設された複数
    のスパイクピン(2)とを備えてなる釣靴の靴底であっ
    て、 可撓性を有する前記靴底本体(1)には、着用時に接地
    面(1a)全体が地面から浮かないよう部分的に、前記
    スパイクピン(2)よりもピン先が接地面(1a)から
    突出した突出ピン(4)が設けられていることを特徴と
    する釣靴の靴底。
  2. 【請求項2】 接地面(1a)がフェルトで形成された
    靴底本体(1)と、前記接地面(1a)と共にピン先が
    接地できるように前記靴底本体(1)に埋設された複数
    のスパイクピン(2)とを備えてなる釣靴の靴底であっ
    て、 可撓性を有する前記靴底本体(1)には、爪先部、踵部
    及び親指付根部の少なくとも何れかにおいてのみに、前
    記スパイクピン(2)よりもピン先が接地面(1a)か
    ら突出した突出ピン(4)が設けられていることを特徴
    とする釣靴の靴底。
JP2000189490A 2000-06-23 2000-06-23 釣靴の靴底 Pending JP2002000306A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289063A (ja) * 2005-03-16 2006-10-26 Shimano Inc 靴底材及び釣用靴
CN102166054A (zh) * 2010-02-26 2011-08-31 大和精工株式会社 钓鱼用鞋及其制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006289063A (ja) * 2005-03-16 2006-10-26 Shimano Inc 靴底材及び釣用靴
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