JP2001292805A - 釣り靴用底部 - Google Patents

釣り靴用底部

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JP2001292805A
JP2001292805A JP2000113581A JP2000113581A JP2001292805A JP 2001292805 A JP2001292805 A JP 2001292805A JP 2000113581 A JP2000113581 A JP 2000113581A JP 2000113581 A JP2000113581 A JP 2000113581A JP 2001292805 A JP2001292805 A JP 2001292805A
Authority
JP
Japan
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felt
pin
fishing
spike
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000113581A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hosomi
康雄 細見
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Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
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Publication date
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピンフェルトソールとしての利点を備えつ
つ、安定した歩行が阻害され難く、しかも、耐滑性が低
下する虞の少ない釣り靴用底部を提供する。 【解決手段】 フェルトで形成されたフェルト部を少な
くとも接地面側に備えた底部本体と、該底部本体に埋設
され且つピン先が接地面から露出したスパイクピンとを
備えてなる釣り靴用底部であって、前記スパイクピン
は、接着剤により前記フェルト部に接着されてなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、釣り靴の底部に使
用される釣り靴用底部に関し、特に、不安定で滑りやす
い釣場に好適な釣り靴用底部。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の釣り靴用底部としては、
フェルトで形成されたフェルト部を少なくとも接地面側
に備えた底部本体と、該底部本体に埋設され且つピン先
が接地面から露出したスパイクピンとを備えてなる、所
謂ピンフェルトソールと称されるものが使用されてい
る。スパイクピンを備えた底部(スパイクタイプ)は、
磯場等の凹凸面にスパイクピンが食い込んで耐滑性に優
れるという利点を有し、接地面側にフェルト部を備えた
もの(フェルトタイプ)は、ピンの食い込むことができ
ない岩場等、特に、海苔やワカメ等の付着した岩等に対
して耐滑性に優れているという利点を有するものである
が、上記ピンフェルトソールと称される底部は、上記両
タイプの利点を合わせ持ち、釣場の様々な足場に対し、
優れた耐滑性を呈するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の底部では、フェルトが比較的柔軟な部材であるた
め、該フェルトに支えられたスパイクピンは、比較的不
安定でぐらつき量が多く、安定した歩行が阻害されると
ともに、大きくぐらついた場合には、耐滑性が低下する
こともあった。
【0004】また、フェルトは、使用による消耗がスパ
イクよりも激しいことから、上記の如き構成の底部は、
長期間に亘る使用によりフェルトがすり減って、スパイ
クピンのフェルトに埋没していた部分が露出することに
なり、フェルトから露出する部分が必要以上に増大する
場合がある。かかる場合にも、フェルトでスパイクピン
が十分に支えられず、歩行に際してスパイクピンが必要
以上にぐらつくことから、安定した歩行が阻害されると
共に、耐滑性が低下するという問題も生じ得た。
【0005】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みなされたもので、ピンフェルトソールとしての利点を
備えつつ、安定した歩行が阻害され難く、しかも、耐滑
性が低下する虞の少ない釣り靴用底部を提供することを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明にかかる釣り靴用底部は、フェルトで形成された
フェルト部を少なくとも接地面側に備えた底部本体と、
該底部本体に埋設され且つピン先が接地面から露出した
スパイクピンとを備えてなる釣り靴用底部であって、前
記スパイクピンは、接着剤により前記フェルト部に接着
されてなることを特徴とする。
【0007】上記構成からなる釣り靴用底部は、フェル
ト部及びスパイクピンを備え、ピンフェルトソールとし
ての利点を備えたものとなる。しかも、スパイクピン
は、フェルト部に接着されてなるので、フェルト部に比
較的強固に支えられ、スパイクピンが必要以上にぐらつ
く虞が減少する。
【0008】本発明においては、前記接着剤が、ゴム系
又は樹脂系の接着剤であるものが好ましい。ゴム系又は
樹脂系の接着剤は、例えばセメント等に比べて硬化後に
おける弾性変形が容易であるため、歩行によってフェル
ト部が変形しても、接着剤層がある程度変形することか
ら、足場の悪い釣り場(例えば、磯場)を歩いても、ス
パイクピンとフェルト部とが、非接着状態となる虞が減
少する。
【0009】ここで、ゴム系接着剤としては、クロロプ
レンゴム系、ニトリルゴム系、スチレン・ブタジエンゴ
ム系、天然ゴム系、ブチルゴム系、ブロックゴム系、ポ
リサルファイド系、シリーコーン系等の従来公知のもの
を使用することができる。これらの接着剤は、通常、ラ
テックス状態のラテックス形接着剤として、フェルト部
とスパイクピンとの間に流し込まれて使用される。
【0010】また、樹脂系接着剤としては、エチレン酢
酸ビニル共重合体等の酢酸ビニル系、ユリア樹脂系、ポ
リエステル系、ポリビニルアルコール系、アクリル系等
の従来公知のものを使用することができる。これらの接
着剤は、通常、エマルジョン状態のエマルジョン形接着
剤として、フェルト部とスパイピンとの間に流し込まれ
て使用される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に付い
て、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、本
実施形態の釣り靴用底部は、底部を交換できるタイプの
釣り靴において、交換用底部として使用され、例えば、
面ファスナー21等によってアッパー部20に着脱可能
とされてなる。
【0012】同図に示すように、本実施形態の釣り靴用
底部は、フェルトで形成された接地面1a側のフェルト
部5と、反接地面(接地面1aと対向する面)側の合成
樹脂板11とを備えた底部本体1と、該底部本体1に埋
設された金属製のスパイクピン2とを備えてなる。
【0013】前記フェルト部5は、接地面1aの全面に
亘るように設けられている。このフェルト部5を形成す
るフェルトとしては、ポリプロピレンのフィラメントが
スパンボンド法、接着法、メルトブローン法等によって
フェルト(不織布)に形成されてなる。
【0014】図2は、図1のA−A線断面図である。図
2に示すように、前記スパイクピン2は、2本のピン部
2aと、各ピン部2aの一端をそれぞれ連結する頭部2
bとを備え、略コの字状に形成されている。
【0015】また、前記フェルト部5の反接地面側に
は、コの字状のスパイクピン2の頭部2bが嵌合する凹
部12と、該凹部12から接地面1a側に連通する2つ
の連通孔13とが設けられており、該凹部12及び連通
孔13に、コの字状のスパイクピン2が嵌入されてい
る。詳しくは、図3に示すように、前記スパイクピン2
のピン部2aを連通孔13にそれぞれ挿入し、頭部2b
を凹部12に嵌入することにより、ピン部2aは連通孔
13を貫通して先端が接地面1a側から露出した状態と
なり、頭部2bは反接地面と略面一となる状態で前記凹
部12に嵌入されている。
【0016】さらに、前記スパイクピン2は、エチレン
酢酸ビニル共重合体が分散したエマルジョン接着剤6を
フェルト部5との間に流し込み硬化させることにより、
接着剤6(図示せず)を介してピン部2aにてフェルト
部5に接着されている。
【0017】前記合成樹脂板11は、図3に示す如く、
スパイクピン2が嵌入されて面一となったフェルト部5
の反接地面側の全面に貼着されている。この貼着は、例
えば、接着剤7や熱接着等の接着手段によって成されて
いる。前記合成樹脂板11としては、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体からなる板状体が使用され、該合成樹脂板1
1の厚さは、フェルト部5の0.5〜0.05倍に設定
されている。
【0018】さらに、前記合成樹脂板11の反接地面側
は、更に、面ファスナー21等の着脱手段によって、上
述の如く、アッパー部20の底面に着脱自在とされてな
る。
【0019】本実施形態の釣り靴用底部を使用する場
合、アッパー部20の底面に、合成樹脂板11の反接地
面を取付けて、通常の釣り靴として着用する。
【0020】尚、本実施形態の釣り靴用底部は、上記の
如く構成されたが、本発明においては、上記構成に限定
されず適宜設計変更可能である。
【0021】例えば、上記実施形態においては、スパイ
クピン2としてコの字状のものを例示したが、本発明に
おいては、図4に示すように、円盤状の頭部2bと、該
頭部2bの略中心から延設されたピン部2aとからなる
スパイクピン2を用いる場合であっても良い。
【0022】また、上記実施形態の釣り靴用底部は、底
部を交換できるタイプの釣り靴に使用されるものであっ
たが、本発明においては、アッパー部20に離脱不能に
取り付けられて使用される底部であっても良い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の釣り靴用底部
は、ピンフェルトソールとしての利点を備えつつ、スパ
イクピンが必要以上にぐらつく虞が減少するため、安定
した歩行が阻害され難く、耐滑性が低下する虞も少ない
という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の釣り靴用底部を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】同実施形態の製造工程を示す断面図。
【図4】他実施形態を示す断面図。
【符号の説明】
1・・・底部本体、1a・・・接地面、2・・・スパイクピン、
5・・・フェルト部、6・・・接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A43B 13/36 A43B 13/36 A43C 15/02 102 A43C 15/02 102

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェルトで形成されたフェルト部(5)
    を少なくとも接地面(1a)側に備えた底部本体(1)
    と、該底部本体(1)に埋設され且つピン先が接地面
    (1a)から露出したスパイクピン(2)とを備えてな
    る釣り靴用底部であって、 前記スパイクピン(2)は、接着剤(6)により前記フ
    ェルト部(5)に接着されてなることを特徴とする釣り
    靴用底部。
  2. 【請求項2】 前記接着剤(6)は、ゴム系又は樹脂系
    の接着剤である請求項1記載の釣り靴用底部。
JP2000113581A 2000-04-14 2000-04-14 釣り靴用底部 Pending JP2001292805A (ja)

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