JP2001527374A - 差込み栓 - Google Patents
差込み栓Info
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/36—Installations of cables or lines in walls, floors or ceilings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B19/00—Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
- F16B19/002—Resiliently deformable pins
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/26—Installations of cables, lines, or separate protective tubing therefor directly on or in walls, ceilings, or floors
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S411/00—Expanded, threaded, driven, headed, tool-deformed, or locked-threaded fastener
- Y10S411/913—Self-expanding anchor
Abstract
(57)【要約】
本発明は、プラスチックから成る差込み栓であって、穿孔内に導入されるべき少なくとも1つの軸部(2)が設けられていて、該軸部(2)に、対になって互いに向かい合って位置するように複数の拡開セグメント(4)が設けられており、軸部(2)に引張力が作用すると、前記拡開セグメント(4)が穿孔壁に支持されて、自動的にくさび止めされるようになっている形式のものに関する。保持力を改善するために、拡開セグメント(4)が、軸部(2)の外面(3)に軸方向移動可能に保持されたくさびエレメント(5)により形成されており、穿孔内に当該差込み栓(1)が押し込まれると、前記くさびエレメント(5)が、当該差込み栓(1)の差込み端部(14)に向かう方向で上昇する、軸部(2)に形成された傾斜面(6)の手前に位置する位置にまで移動させられるようになっている。
Description
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の差込み栓(Steckdue
bel)に関する。
bel)に関する。
【0002】 刊行物G8328369.2に基づき、固定の目的で、特に電子技術において
ケーブルを固定するために使用される差込み栓が公知である。このような差込み
栓の場合、保持力は差込み栓にねじ込まれるねじの拡開作用に拠るのではなく、
可動の拡開セグメントにより形成される。
ケーブルを固定するために使用される差込み栓が公知である。このような差込み
栓の場合、保持力は差込み栓にねじ込まれるねじの拡開作用に拠るのではなく、
可動の拡開セグメントにより形成される。
【0003】 これらの拡開セグメントの、差込み栓の軸部に対する接続部の範囲は、軸部の
長手方向軸線に対して直角に位置するジョイント軸線が形成されるように狭隘部
またはくびれ部を有している。差込み栓の幅よりも小さな孔直径を有する穿孔内
に差込み栓が差し込まれると、拡開セグメントは前記ジョイント軸線を中心にし
て旋回させられる。差込み栓の、前記ジョイント軸線の範囲に位置する材料は、
差込み栓が穿孔内に差し込まれた際に、比較的小さな戻し力を形成し、この戻し
力は、拡開セグメントと、固定ベースに設けられた穿孔壁との間の小さな摩擦力
を生ぜしめる。
長手方向軸線に対して直角に位置するジョイント軸線が形成されるように狭隘部
またはくびれ部を有している。差込み栓の幅よりも小さな孔直径を有する穿孔内
に差込み栓が差し込まれると、拡開セグメントは前記ジョイント軸線を中心にし
て旋回させられる。差込み栓の、前記ジョイント軸線の範囲に位置する材料は、
差込み栓が穿孔内に差し込まれた際に、比較的小さな戻し力を形成し、この戻し
力は、拡開セグメントと、固定ベースに設けられた穿孔壁との間の小さな摩擦力
を生ぜしめる。
【0004】 こうして穿孔内に固定された差込み栓が、固定したい対象物の重量または別の
引張荷重によって負荷されると、拡開セグメントと穿孔壁との間の当付け力およ
び摩擦係数に関連した前記摩擦力に基づきモーメントが生ぜしめられ、このモー
メントは負荷方向とは反対の方向における差込み栓の引き起こし効果(Aufs
telleffect)を生ぜしめる。この引き起こし効果に基づき、差込み栓
は負荷時に穿孔内に自動的に緊定され、これによってその保持力を高める。この
ような拡開セグメントが両側に設けられているような中央の1つの軸部を備えた
差込み栓が知られているが、しかし、U字形部材の形の差込み栓も知られており
、この場合、U字形部材の両脚部が外方に向かってこのような拡開セグメントを
保持している。
引張荷重によって負荷されると、拡開セグメントと穿孔壁との間の当付け力およ
び摩擦係数に関連した前記摩擦力に基づきモーメントが生ぜしめられ、このモー
メントは負荷方向とは反対の方向における差込み栓の引き起こし効果(Aufs
telleffect)を生ぜしめる。この引き起こし効果に基づき、差込み栓
は負荷時に穿孔内に自動的に緊定され、これによってその保持力を高める。この
ような拡開セグメントが両側に設けられているような中央の1つの軸部を備えた
差込み栓が知られているが、しかし、U字形部材の形の差込み栓も知られており
、この場合、U字形部材の両脚部が外方に向かってこのような拡開セグメントを
保持している。
【0005】 このような差込み栓の決定的な利点は簡単な組付けにある。すなわち、固定ベ
ースに穿孔を設け、そしてこの穿孔に差込み栓を差し込むだけで済むわけである
。慣用の栓の場合に使用されるようなねじのためにかかる組付け時間やコストは
不要である。差込み栓がねじを収容しなくて済むので、たとえばケーブルを取り
囲むための保持エレメントに対する接続部を自由に設計することができる。
ースに穿孔を設け、そしてこの穿孔に差込み栓を差し込むだけで済むわけである
。慣用の栓の場合に使用されるようなねじのためにかかる組付け時間やコストは
不要である。差込み栓がねじを収容しなくて済むので、たとえばケーブルを取り
囲むための保持エレメントに対する接続部を自由に設計することができる。
【0006】 公知の構成の欠点は、ジョイント軸線の範囲における小さな戻し力、ひいては
拡開セグメントと穿孔壁との間の相応して小さな摩擦力にある。不都合な外側事
情、たとえば穿孔壁が極めて平滑な場合や、穿孔直径が許容上限範囲にある場合
には、穿孔壁と拡開セグメントの間に、事実上もはや著しい摩擦効果が生じなく
なるので、所望の引き起こし効果が形成され得なくなり、ひいては外部引張負荷
に抗する差込み栓の保持力が不十分にしか形成されなくなる。公知の差込み栓の
別の欠点は、十分な引き起こし効果が得られた場合でも、ひいては穿孔内におけ
る差込み栓の良好な緊定が得られた場合でも、比較的小幅に形成されたジョイン
ト軸線の剪断強さにより、最大達成可能な引出し値が制限されてしまう点に認め
られる。
拡開セグメントと穿孔壁との間の相応して小さな摩擦力にある。不都合な外側事
情、たとえば穿孔壁が極めて平滑な場合や、穿孔直径が許容上限範囲にある場合
には、穿孔壁と拡開セグメントの間に、事実上もはや著しい摩擦効果が生じなく
なるので、所望の引き起こし効果が形成され得なくなり、ひいては外部引張負荷
に抗する差込み栓の保持力が不十分にしか形成されなくなる。公知の差込み栓の
別の欠点は、十分な引き起こし効果が得られた場合でも、ひいては穿孔内におけ
る差込み栓の良好な緊定が得られた場合でも、比較的小幅に形成されたジョイン
ト軸線の剪断強さにより、最大達成可能な引出し値が制限されてしまう点に認め
られる。
【0007】 本発明の課題は、組付けが簡単であり、かつ差込み栓を拡開させるためのねじ
が不要となるという公知の利点と共に、いかなる使用条件のもとでも、より高い
保持力を有するような差込み栓を提供することである。
が不要となるという公知の利点と共に、いかなる使用条件のもとでも、より高い
保持力を有するような差込み栓を提供することである。
【0008】 この課題は、請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。
【0009】 保持力が拡開セグメントの引き起こし効果により生ぜしめられるような公知の
解決手段とは異なり、本発明による解決手段では、引張負荷が増大するにつれて
、軸部に形成された傾斜面にくさびエレメントが乗り上げることにより増幅する
、拡開セグメントのくさび止め効果が達成される。
解決手段とは異なり、本発明による解決手段では、引張負荷が増大するにつれて
、軸部に形成された傾斜面にくさびエレメントが乗り上げることにより増幅する
、拡開セグメントのくさび止め効果が達成される。
【0010】 差込み栓が穿孔内に押し込まれると、拡開セグメントの個々のくさびエレメン
トは穿孔開口部の方向へ移動させられるので、くさびエレメントは軸部に沿って
、傾斜面の手前に位置する位置へ到達する。差込み栓が穿孔内に完全に差し込ま
れた後に、差込み栓の軸部に引張負荷が作用すると、くさびエレメントは穿孔壁
の外面におけるくさびエレメントの摩擦に基づき、軸部の差込み端部の方向へ移
動させられるので、くさびエレメントは上昇する傾斜面に乗り上げて滑動し、そ
して穿孔内で自動的にくさび止めされる。このように強制的に生じるくさび止め
は、少しだけ大きく形成された穿孔においても、極めて高い保持力を生ぜしめる
。穿孔誤差は、比較的小さな軸方向移動または少しだけ大きな軸方向移動により
補償される。
トは穿孔開口部の方向へ移動させられるので、くさびエレメントは軸部に沿って
、傾斜面の手前に位置する位置へ到達する。差込み栓が穿孔内に完全に差し込ま
れた後に、差込み栓の軸部に引張負荷が作用すると、くさびエレメントは穿孔壁
の外面におけるくさびエレメントの摩擦に基づき、軸部の差込み端部の方向へ移
動させられるので、くさびエレメントは上昇する傾斜面に乗り上げて滑動し、そ
して穿孔内で自動的にくさび止めされる。このように強制的に生じるくさび止め
は、少しだけ大きく形成された穿孔においても、極めて高い保持力を生ぜしめる
。穿孔誤差は、比較的小さな軸方向移動または少しだけ大きな軸方向移動により
補償される。
【0011】 くさびエレメントが、その長さの一部にわたって円筒状の横断面を有していて
、軸部の長手方向に対して直交する横方向に配置されていると有利である。穿孔
壁における好都合な当付けを達成するためには、くさびエレメントの外面に、穿
孔直径に適合された丸みを付与することが有利である。
、軸部の長手方向に対して直交する横方向に配置されていると有利である。穿孔
壁における好都合な当付けを達成するためには、くさびエレメントの外面に、穿
孔直径に適合された丸みを付与することが有利である。
【0012】 くさびエレメントは直角に、つまりL字形に成形された射出成形ウェブを介し
て軸部に一体に結合されていると有利である。このような結合は、穿孔内への差
込み栓の導入時における穿孔開口部の方向への軸方向移動を可能にすると同時に
、差込み栓をくさび止めするための軸方向移動をも可能にする。射出成形ウェブ
により、戻し力も生ぜしめられ、この戻し力に基づき、軸部に引張負荷が作用し
ない場合でも、穿孔内への差込み栓の導入後に既に「前くさび止め」が行われる
ようになる。
て軸部に一体に結合されていると有利である。このような結合は、穿孔内への差
込み栓の導入時における穿孔開口部の方向への軸方向移動を可能にすると同時に
、差込み栓をくさび止めするための軸方向移動をも可能にする。射出成形ウェブ
により、戻し力も生ぜしめられ、この戻し力に基づき、軸部に引張負荷が作用し
ない場合でも、穿孔内への差込み栓の導入後に既に「前くさび止め」が行われる
ようになる。
【0013】 軸部に、互いに向かい合って位置する複数対の拡開セグメントが相前後して配
置されていると有利である。全ての拡開セグメントが均一に作用することを確保
するためには、順次に配置された拡開セグメントを1つのウェブを介して互いに
結合することが有利である。
置されていると有利である。全ての拡開セグメントが均一に作用することを確保
するためには、順次に配置された拡開セグメントを1つのウェブを介して互いに
結合することが有利である。
【0014】 横方向力を良好に吸収しかつ穿孔開口部の範囲で差込み栓を支持するために、
本発明のさらに別の有利な構成では、差込み端部とは反対の側の後端部に、互い
に向かい合って位置しかつ穿孔内に係合する2つの長手方向リブが配置されてい
てよい。差込み栓はその後端部に、差し通し組付けの形で対象物を固定するため
のフランジを有していてよい。しかし、ケーブル固定のためには、ケーブルのた
めの保持部材を直接に差込み栓の後端部に、クランプまたはU字形部材の形で一
体成形することが有利である。
本発明のさらに別の有利な構成では、差込み端部とは反対の側の後端部に、互い
に向かい合って位置しかつ穿孔内に係合する2つの長手方向リブが配置されてい
てよい。差込み栓はその後端部に、差し通し組付けの形で対象物を固定するため
のフランジを有していてよい。しかし、ケーブル固定のためには、ケーブルのた
めの保持部材を直接に差込み栓の後端部に、クランプまたはU字形部材の形で一
体成形することが有利である。
【0015】 本発明による差込み栓のさらに別の構成では、当該差込み栓が、それぞれ外面
に配置された拡開セグメントを備えた2つの軸部エレメントを有しており、該軸
部エレメントが、U字形部材の両脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
が保持部材を形成している。このような構成では、さらに、前記両軸部エレメン
トの内面に、拡開セグメントの範囲で有利には横方向リブの形の刻み目を設ける
ことが有利である。
に配置された拡開セグメントを備えた2つの軸部エレメントを有しており、該軸
部エレメントが、U字形部材の両脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
が保持部材を形成している。このような構成では、さらに、前記両軸部エレメン
トの内面に、拡開セグメントの範囲で有利には横方向リブの形の刻み目を設ける
ことが有利である。
【0016】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0017】 図1に示した実施例には、プラスチックから成りかつ射出成形法で製造された
差込み栓1が示されている。この差込み栓1はプレート状の細長い軸部2を備え
ており、この軸部2の外面3には、対(ペア)になって互いに向かい合って位置
する複数の拡開セグメント4が配置されている。各拡開セグメント4はくさびエ
レメント5と、軸部2の外面3に一体成形された傾斜面6とによって形成される
。くさびエレメント5は直角に成形された、つまりL字形に成形された射出成形
ウェブ7を介して軸部2に結合されており、この場合、差込み栓1が穿孔内に押
し込まれたときに、くさびエレメント5が穿孔開口部の方向で傾斜面6の手前に
まで軸方向に移動させられるようになっている。これにより、それぞれ互いに向
かい合って位置する2つのくさびエレメント5の外側寸法が、築壁9に設けられ
た穿孔8の直径に相当する外側寸法にまで押し合わされる(図2参照)。穿孔壁
におけるくさびエレメント5の面接触による当付けを達成するために、横断面円
筒状のくさびエレメント5の、外側へ向けられた面に、穿孔直径に対応する丸み
10を備えている。
差込み栓1が示されている。この差込み栓1はプレート状の細長い軸部2を備え
ており、この軸部2の外面3には、対(ペア)になって互いに向かい合って位置
する複数の拡開セグメント4が配置されている。各拡開セグメント4はくさびエ
レメント5と、軸部2の外面3に一体成形された傾斜面6とによって形成される
。くさびエレメント5は直角に成形された、つまりL字形に成形された射出成形
ウェブ7を介して軸部2に結合されており、この場合、差込み栓1が穿孔内に押
し込まれたときに、くさびエレメント5が穿孔開口部の方向で傾斜面6の手前に
まで軸方向に移動させられるようになっている。これにより、それぞれ互いに向
かい合って位置する2つのくさびエレメント5の外側寸法が、築壁9に設けられ
た穿孔8の直径に相当する外側寸法にまで押し合わされる(図2参照)。穿孔壁
におけるくさびエレメント5の面接触による当付けを達成するために、横断面円
筒状のくさびエレメント5の、外側へ向けられた面に、穿孔直径に対応する丸み
10を備えている。
【0018】 図2には、図1に示した差込み栓1が、組み付けられた状態で示されている。
差込み栓1は、3対の拡開セグメント4を有しており、各対は互いに向かい合っ
て位置するそれぞれ2つの拡開セグメント4から成っている。差込み栓1を組み
付けるためには、固定したい対象物12に設けられた孔11を通じて差込み栓1
が穿孔8に差し込まれ、その後に、差込み栓1の後端部に配置されたフランジ1
3が、固定したい対象物12の外面に載着する。射出成形ウェブ7の戻し力と、
固定したい対象物12の重量により生ぜしめられる引張負荷とにより、くさびエ
レメント5は軸部2に配置された傾斜面6に乗り上げて差込み栓1の差込み端部
14の方向へ移動させられ、この場合、穿孔8内でのくさび止めが行われる。固
定したい対象物12に設けられた孔11内と穿孔開口部の範囲内とにおいて差込
み栓1を固定するために、軸部2には互いに向かい合って位置しかつ長手方向に
延びる2つのリブ15が配置されており、これらのリブ15の外側寸法は穿孔直
径にほぼ相当している。
差込み栓1は、3対の拡開セグメント4を有しており、各対は互いに向かい合っ
て位置するそれぞれ2つの拡開セグメント4から成っている。差込み栓1を組み
付けるためには、固定したい対象物12に設けられた孔11を通じて差込み栓1
が穿孔8に差し込まれ、その後に、差込み栓1の後端部に配置されたフランジ1
3が、固定したい対象物12の外面に載着する。射出成形ウェブ7の戻し力と、
固定したい対象物12の重量により生ぜしめられる引張負荷とにより、くさびエ
レメント5は軸部2に配置された傾斜面6に乗り上げて差込み栓1の差込み端部
14の方向へ移動させられ、この場合、穿孔8内でのくさび止めが行われる。固
定したい対象物12に設けられた孔11内と穿孔開口部の範囲内とにおいて差込
み栓1を固定するために、軸部2には互いに向かい合って位置しかつ長手方向に
延びる2つのリブ15が配置されており、これらのリブ15の外側寸法は穿孔直
径にほぼ相当している。
【0019】 図3には、差込み栓の変化実施例が示されている。この差込み栓1aでは、順
次に配置された拡開セグメント4が、それぞれくさびエレメント5から射出成形
ウェブ7にまで通じた射出成形糸16によって互いに結合されている。これによ
って、3つの対全ての拡開セグメント4が均一に拡開されることが達成される。
図3に示した実施例は、フランジ13の代わりに、ケーブルクランプとして形成
された保持部材17を有している。
次に配置された拡開セグメント4が、それぞれくさびエレメント5から射出成形
ウェブ7にまで通じた射出成形糸16によって互いに結合されている。これによ
って、3つの対全ての拡開セグメント4が均一に拡開されることが達成される。
図3に示した実施例は、フランジ13の代わりに、ケーブルクランプとして形成
された保持部材17を有している。
【0020】 図4には、差込み栓のさらに別の変化実施例が示されている。この差込み栓1
bは2つの軸部エレメント2a,2bを有しており、両軸部エレメント2a,2
bの外面には、それぞれ拡開セグメント4が配置されている。両軸部エレメント
2a,2bはU字形部材の2つの脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
18は穿孔の外側に位置する保持部材17を形成している。両軸部エレメント2
a,2bの間のずれを回避するために、両軸部エレメント2a,2bの内面は、
拡開セグメント4の範囲で部分範囲にわたって、横方向リブとして形成された刻
み目19を備えている。くさびエレメント5の外面にも、刻み目を施与すること
ができる(図示しない)。
bは2つの軸部エレメント2a,2bを有しており、両軸部エレメント2a,2
bの外面には、それぞれ拡開セグメント4が配置されている。両軸部エレメント
2a,2bはU字形部材の2つの脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
18は穿孔の外側に位置する保持部材17を形成している。両軸部エレメント2
a,2bの間のずれを回避するために、両軸部エレメント2a,2bの内面は、
拡開セグメント4の範囲で部分範囲にわたって、横方向リブとして形成された刻
み目19を備えている。くさびエレメント5の外面にも、刻み目を施与すること
ができる(図示しない)。
【図1】 フランジを備えた差込み栓の斜視図である。
【図2】 図1に示した差込み栓を、穿孔内に固定された状態で示す図である。
【図3】 一体成形された保持部材を備えた差込み栓の変化実施例を示す図である。
【図4】 U字形部材を形成する2つの軸部エレメントを備えた差込み栓の別の変化実施
例を示す図である。
例を示す図である。
1,1a,1b 差込み栓、 2 軸部、 2a,2b 軸部エレメント、
3 外面、 4 拡開セグメント、 5 くさびエレメント、 6 傾斜面、
7 射出成形ウェブ、 8 穿孔、 9 築壁、 10 丸み、 11 孔、
12 対象物、 13 フランジ、 14 差込み端部、 15 リブ、 16
射出成形糸、 17 保持部材、 18 ベース区分、 19 刻み目
3 外面、 4 拡開セグメント、 5 くさびエレメント、 6 傾斜面、
7 射出成形ウェブ、 8 穿孔、 9 築壁、 10 丸み、 11 孔、
12 対象物、 13 フランジ、 14 差込み端部、 15 リブ、 16
射出成形糸、 17 保持部材、 18 ベース区分、 19 刻み目
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月26日(2000.2.26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、プラスチックから成る差込み栓(Steckduebel)であっ
て、穿孔内に導入されるべき少なくとも1つの軸部が設けられていて、該軸部に
、対になって互いに向かい合って位置するように複数の拡開セグメントが設けら
れている形式のものに関する。このような形式の差込み栓は、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第19607516号明細書に基づき公知である。
て、穿孔内に導入されるべき少なくとも1つの軸部が設けられていて、該軸部に
、対になって互いに向かい合って位置するように複数の拡開セグメントが設けら
れている形式のものに関する。このような形式の差込み栓は、ドイツ連邦共和国
特許出願公開第19607516号明細書に基づき公知である。
【0002】 この公知の差込み栓では、拡開セグメントが、軸部から直角に、つまりL字形
に突出した保持ブラケットとして形成されており、これらの保持ブラケットの外
側寸法は、差込み栓を収容する穿孔の直径よりも大きく形成されている。これに
より、穿孔内への差込み栓の押込み時に、保持ブラケットは穿孔開口部の方向で
矢状に旋回させられ、この場合、保持ブラケットの戻し力によってアンカ固定作
用が生じる。しかし、材料の弾性的な戻し力に基づく押圧力は極めて小さいので
、特に穿孔壁が極めて平滑である場合には、公知の差込み栓を用いると小さな保
持値しか得られない。 刊行物G8328369.2に基づき、固定の目的で、特に電子技術において
ケーブルを固定するために使用される差込み栓が公知である。このような差込み
栓の場合、保持力は差込み栓にねじ込まれるねじの拡開作用に拠るのではなく、
可動の拡開セグメントにより形成される。
に突出した保持ブラケットとして形成されており、これらの保持ブラケットの外
側寸法は、差込み栓を収容する穿孔の直径よりも大きく形成されている。これに
より、穿孔内への差込み栓の押込み時に、保持ブラケットは穿孔開口部の方向で
矢状に旋回させられ、この場合、保持ブラケットの戻し力によってアンカ固定作
用が生じる。しかし、材料の弾性的な戻し力に基づく押圧力は極めて小さいので
、特に穿孔壁が極めて平滑である場合には、公知の差込み栓を用いると小さな保
持値しか得られない。 刊行物G8328369.2に基づき、固定の目的で、特に電子技術において
ケーブルを固定するために使用される差込み栓が公知である。このような差込み
栓の場合、保持力は差込み栓にねじ込まれるねじの拡開作用に拠るのではなく、
可動の拡開セグメントにより形成される。
【0003】 これらの拡開セグメントの、差込み栓の軸部に対する接続部の範囲は、軸部の
長手方向軸線に対して直角に位置するジョイント軸線が形成されるように狭隘部
またはくびれ部を有している。差込み栓の幅よりも小さな孔直径を有する穿孔内
に差込み栓が差し込まれると、拡開セグメントは前記ジョイント軸線を中心にし
て旋回させられる。差込み栓の、前記ジョイント軸線の範囲に位置する材料は、
差込み栓が穿孔内に差し込まれた際に、比較的小さな戻し力を形成し、この戻し
力は、拡開セグメントと、固定ベースに設けられた穿孔壁との間の小さな摩擦力
を生ぜしめる。
長手方向軸線に対して直角に位置するジョイント軸線が形成されるように狭隘部
またはくびれ部を有している。差込み栓の幅よりも小さな孔直径を有する穿孔内
に差込み栓が差し込まれると、拡開セグメントは前記ジョイント軸線を中心にし
て旋回させられる。差込み栓の、前記ジョイント軸線の範囲に位置する材料は、
差込み栓が穿孔内に差し込まれた際に、比較的小さな戻し力を形成し、この戻し
力は、拡開セグメントと、固定ベースに設けられた穿孔壁との間の小さな摩擦力
を生ぜしめる。
【0004】 こうして穿孔内に固定された差込み栓が、固定したい対象物の重量または別の
引張荷重によって負荷されると、拡開セグメントと穿孔壁との間の当付け力およ
び摩擦係数に関連した前記摩擦力に基づきモーメントが生ぜしめられ、このモー
メントは負荷方向とは反対の方向における差込み栓の引き起こし効果(Aufs
telleffect)を生ぜしめる。この引き起こし効果に基づき、差込み栓
は負荷時に穿孔内に自動的に緊定され、これによってその保持力を高める。この
ような拡開セグメントが両側に設けられているような中央の1つの軸部を備えた
差込み栓が知られているが、しかし、U字形部材の形の差込み栓も知られており
、この場合、U字形部材の両脚部が外方に向かってこのような拡開セグメントを
保持している。
引張荷重によって負荷されると、拡開セグメントと穿孔壁との間の当付け力およ
び摩擦係数に関連した前記摩擦力に基づきモーメントが生ぜしめられ、このモー
メントは負荷方向とは反対の方向における差込み栓の引き起こし効果(Aufs
telleffect)を生ぜしめる。この引き起こし効果に基づき、差込み栓
は負荷時に穿孔内に自動的に緊定され、これによってその保持力を高める。この
ような拡開セグメントが両側に設けられているような中央の1つの軸部を備えた
差込み栓が知られているが、しかし、U字形部材の形の差込み栓も知られており
、この場合、U字形部材の両脚部が外方に向かってこのような拡開セグメントを
保持している。
【0005】 このような差込み栓の決定的な利点は簡単な組付けにある。すなわち、固定ベ
ースに穿孔を設け、そしてこの穿孔に差込み栓を差し込むだけで済むわけである
。慣用の栓の場合に使用されるようなねじのためにかかる組付け時間やコストは
不要である。差込み栓がねじを収容しなくて済むので、たとえばケーブルを取り
囲むための保持エレメントに対する接続部を自由に設計することができる。
ースに穿孔を設け、そしてこの穿孔に差込み栓を差し込むだけで済むわけである
。慣用の栓の場合に使用されるようなねじのためにかかる組付け時間やコストは
不要である。差込み栓がねじを収容しなくて済むので、たとえばケーブルを取り
囲むための保持エレメントに対する接続部を自由に設計することができる。
【0006】 公知の構成の欠点は、ジョイント軸線の範囲における小さな戻し力、ひいては
拡開セグメントと穿孔壁との間の相応して小さな摩擦力にある。不都合な外側事
情、たとえば穿孔壁が極めて平滑な場合や、穿孔直径が許容上限範囲にある場合
には、穿孔壁と拡開セグメントの間に、事実上もはや著しい摩擦効果が生じなく
なるので、所望の引き起こし効果が形成され得なくなり、ひいては外部引張負荷
に抗する差込み栓の保持力が不十分にしか形成されなくなる。公知の差込み栓の
別の欠点は、十分な引き起こし効果が得られた場合でも、ひいては穿孔内におけ
る差込み栓の良好な緊定が得られた場合でも、比較的小幅に形成されたジョイン
ト軸線の剪断強さにより、最大達成可能な引出し値が制限されてしまう点に認め
られる。
拡開セグメントと穿孔壁との間の相応して小さな摩擦力にある。不都合な外側事
情、たとえば穿孔壁が極めて平滑な場合や、穿孔直径が許容上限範囲にある場合
には、穿孔壁と拡開セグメントの間に、事実上もはや著しい摩擦効果が生じなく
なるので、所望の引き起こし効果が形成され得なくなり、ひいては外部引張負荷
に抗する差込み栓の保持力が不十分にしか形成されなくなる。公知の差込み栓の
別の欠点は、十分な引き起こし効果が得られた場合でも、ひいては穿孔内におけ
る差込み栓の良好な緊定が得られた場合でも、比較的小幅に形成されたジョイン
ト軸線の剪断強さにより、最大達成可能な引出し値が制限されてしまう点に認め
られる。
【0007】 本発明の課題は、組付けが簡単であり、かつ差込み栓を拡開させるためのねじ
が不要となるという公知の利点と共に、いかなる使用条件のもとでも、より高い
保持力を有するような差込み栓を提供することである。
が不要となるという公知の利点と共に、いかなる使用条件のもとでも、より高い
保持力を有するような差込み栓を提供することである。
【0008】 この課題は、請求項1の特徴部に記載の特徴により解決される。
【0009】 保持力が拡開セグメントの引き起こし効果により生ぜしめられるような公知の
解決手段とは異なり、本発明による解決手段では、引張負荷が増大するにつれて
、軸部に形成された傾斜面にくさびエレメントが乗り上げることにより増幅する
、拡開セグメントのくさび止め効果が達成される。
解決手段とは異なり、本発明による解決手段では、引張負荷が増大するにつれて
、軸部に形成された傾斜面にくさびエレメントが乗り上げることにより増幅する
、拡開セグメントのくさび止め効果が達成される。
【0010】 差込み栓が穿孔内に押し込まれると、拡開セグメントの個々のくさびエレメン
トは穿孔開口部の方向へ移動させられるので、くさびエレメントは軸部に沿って
、傾斜面の手前に位置する位置へ到達する。差込み栓が穿孔内に完全に差し込ま
れた後に、差込み栓の軸部に引張負荷が作用すると、くさびエレメントは穿孔壁
の外面におけるくさびエレメントの摩擦に基づき、軸部の差込み端部の方向へ移
動させられるので、くさびエレメントは上昇する傾斜面に乗り上げて滑動し、そ
して穿孔内で自動的にくさび止めされる。このように強制的に生じるくさび止め
は、少しだけ大きく形成された穿孔においても、極めて高い保持力を生ぜしめる
。穿孔誤差は、比較的小さな軸方向移動または少しだけ大きな軸方向移動により
補償される。
トは穿孔開口部の方向へ移動させられるので、くさびエレメントは軸部に沿って
、傾斜面の手前に位置する位置へ到達する。差込み栓が穿孔内に完全に差し込ま
れた後に、差込み栓の軸部に引張負荷が作用すると、くさびエレメントは穿孔壁
の外面におけるくさびエレメントの摩擦に基づき、軸部の差込み端部の方向へ移
動させられるので、くさびエレメントは上昇する傾斜面に乗り上げて滑動し、そ
して穿孔内で自動的にくさび止めされる。このように強制的に生じるくさび止め
は、少しだけ大きく形成された穿孔においても、極めて高い保持力を生ぜしめる
。穿孔誤差は、比較的小さな軸方向移動または少しだけ大きな軸方向移動により
補償される。
【0011】 くさびエレメントが、その長さの一部にわたって円筒状の横断面を有していて
、軸部の長手方向に対して直交する横方向に配置されていると有利である。穿孔
壁における好都合な当付けを達成するためには、くさびエレメントの外面に、穿
孔直径に適合された丸みを付与することが有利である。
、軸部の長手方向に対して直交する横方向に配置されていると有利である。穿孔
壁における好都合な当付けを達成するためには、くさびエレメントの外面に、穿
孔直径に適合された丸みを付与することが有利である。
【0012】 くさびエレメントは直角に、つまりL字形に成形された射出成形ウェブを介し
て軸部に一体に結合されていると有利である。このような結合は、穿孔内への差
込み栓の導入時における穿孔開口部の方向への軸方向移動を可能にすると同時に
、差込み栓をくさび止めするための軸方向移動をも可能にする。射出成形ウェブ
により、戻し力も生ぜしめられ、この戻し力に基づき、軸部に引張負荷が作用し
ない場合でも、穿孔内への差込み栓の導入後に既に「前くさび止め」が行われる
ようになる。
て軸部に一体に結合されていると有利である。このような結合は、穿孔内への差
込み栓の導入時における穿孔開口部の方向への軸方向移動を可能にすると同時に
、差込み栓をくさび止めするための軸方向移動をも可能にする。射出成形ウェブ
により、戻し力も生ぜしめられ、この戻し力に基づき、軸部に引張負荷が作用し
ない場合でも、穿孔内への差込み栓の導入後に既に「前くさび止め」が行われる
ようになる。
【0013】 軸部に、互いに向かい合って位置する複数対の拡開セグメントが相前後して配
置されていると有利である。全ての拡開セグメントが均一に作用することを確保
するためには、順次に配置された拡開セグメントを1つのウェブを介して互いに
結合することが有利である。
置されていると有利である。全ての拡開セグメントが均一に作用することを確保
するためには、順次に配置された拡開セグメントを1つのウェブを介して互いに
結合することが有利である。
【0014】 横方向力を良好に吸収しかつ穿孔開口部の範囲で差込み栓を支持するために、
本発明のさらに別の有利な構成では、差込み端部とは反対の側の後端部に、互い
に向かい合って位置しかつ穿孔内に係合する2つの長手方向リブが配置されてい
てよい。差込み栓はその後端部に、差し通し組付けの形で対象物を固定するため
のフランジを有していてよい。しかし、ケーブル固定のためには、ケーブルのた
めの保持部材を直接に差込み栓の後端部に、クランプまたはU字形部材の形で一
体成形することが有利である。
本発明のさらに別の有利な構成では、差込み端部とは反対の側の後端部に、互い
に向かい合って位置しかつ穿孔内に係合する2つの長手方向リブが配置されてい
てよい。差込み栓はその後端部に、差し通し組付けの形で対象物を固定するため
のフランジを有していてよい。しかし、ケーブル固定のためには、ケーブルのた
めの保持部材を直接に差込み栓の後端部に、クランプまたはU字形部材の形で一
体成形することが有利である。
【0015】 本発明による差込み栓のさらに別の構成では、当該差込み栓が、それぞれ外面
に配置された拡開セグメントを備えた2つの軸部エレメントを有しており、該軸
部エレメントが、U字形部材の両脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
が保持部材を形成している。このような構成では、さらに、前記両軸部エレメン
トの内面に、拡開セグメントの範囲で有利には横方向リブの形の刻み目を設ける
ことが有利である。
に配置された拡開セグメントを備えた2つの軸部エレメントを有しており、該軸
部エレメントが、U字形部材の両脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
が保持部材を形成している。このような構成では、さらに、前記両軸部エレメン
トの内面に、拡開セグメントの範囲で有利には横方向リブの形の刻み目を設ける
ことが有利である。
【0016】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0017】 図1に示した実施例には、プラスチックから成りかつ射出成形法で製造された
差込み栓1が示されている。この差込み栓1はプレート状の細長い軸部2を備え
ており、この軸部2の外面3には、対(ペア)になって互いに向かい合って位置
する複数の拡開セグメント4が配置されている。各拡開セグメント4はくさびエ
レメント5と、軸部2の外面3に一体成形された傾斜面6とによって形成される
。くさびエレメント5は直角に成形された、つまりL字形に成形された射出成形
ウェブ7を介して軸部2に結合されており、この場合、差込み栓1が穿孔内に押
し込まれたときに、くさびエレメント5が穿孔開口部の方向で傾斜面6の手前に
まで軸方向に移動させられるようになっている。これにより、それぞれ互いに向
かい合って位置する2つのくさびエレメント5の外側寸法が、築壁9に設けられ
た穿孔8の直径に相当する外側寸法にまで押し合わされる(図2参照)。穿孔壁
におけるくさびエレメント5の面接触による当付けを達成するために、横断面円
筒状のくさびエレメント5の、外側へ向けられた面に、穿孔直径に対応する丸み
10を備えている。
差込み栓1が示されている。この差込み栓1はプレート状の細長い軸部2を備え
ており、この軸部2の外面3には、対(ペア)になって互いに向かい合って位置
する複数の拡開セグメント4が配置されている。各拡開セグメント4はくさびエ
レメント5と、軸部2の外面3に一体成形された傾斜面6とによって形成される
。くさびエレメント5は直角に成形された、つまりL字形に成形された射出成形
ウェブ7を介して軸部2に結合されており、この場合、差込み栓1が穿孔内に押
し込まれたときに、くさびエレメント5が穿孔開口部の方向で傾斜面6の手前に
まで軸方向に移動させられるようになっている。これにより、それぞれ互いに向
かい合って位置する2つのくさびエレメント5の外側寸法が、築壁9に設けられ
た穿孔8の直径に相当する外側寸法にまで押し合わされる(図2参照)。穿孔壁
におけるくさびエレメント5の面接触による当付けを達成するために、横断面円
筒状のくさびエレメント5の、外側へ向けられた面に、穿孔直径に対応する丸み
10を備えている。
【0018】 図2には、図1に示した差込み栓1が、組み付けられた状態で示されている。
差込み栓1は、3対の拡開セグメント4を有しており、各対は互いに向かい合っ
て位置するそれぞれ2つの拡開セグメント4から成っている。差込み栓1を組み
付けるためには、固定したい対象物12に設けられた孔11を通じて差込み栓1
が穿孔8に差し込まれ、その後に、差込み栓1の後端部に配置されたフランジ1
3が、固定したい対象物12の外面に載着する。射出成形ウェブ7の戻し力と、
固定したい対象物12の重量により生ぜしめられる引張負荷とにより、くさびエ
レメント5は軸部2に配置された傾斜面6に乗り上げて差込み栓1の差込み端部
14の方向へ移動させられ、この場合、穿孔8内でのくさび止めが行われる。固
定したい対象物12に設けられた孔11内と穿孔開口部の範囲内とにおいて差込
み栓1を固定するために、軸部2には互いに向かい合って位置しかつ長手方向に
延びる2つのリブ15が配置されており、これらのリブ15の外側寸法は穿孔直
径にほぼ相当している。
差込み栓1は、3対の拡開セグメント4を有しており、各対は互いに向かい合っ
て位置するそれぞれ2つの拡開セグメント4から成っている。差込み栓1を組み
付けるためには、固定したい対象物12に設けられた孔11を通じて差込み栓1
が穿孔8に差し込まれ、その後に、差込み栓1の後端部に配置されたフランジ1
3が、固定したい対象物12の外面に載着する。射出成形ウェブ7の戻し力と、
固定したい対象物12の重量により生ぜしめられる引張負荷とにより、くさびエ
レメント5は軸部2に配置された傾斜面6に乗り上げて差込み栓1の差込み端部
14の方向へ移動させられ、この場合、穿孔8内でのくさび止めが行われる。固
定したい対象物12に設けられた孔11内と穿孔開口部の範囲内とにおいて差込
み栓1を固定するために、軸部2には互いに向かい合って位置しかつ長手方向に
延びる2つのリブ15が配置されており、これらのリブ15の外側寸法は穿孔直
径にほぼ相当している。
【0019】 図3には、差込み栓の変化実施例が示されている。この差込み栓1aでは、順
次に配置された拡開セグメント4が、それぞれくさびエレメント5から射出成形
ウェブ7にまで通じた射出成形糸16によって互いに結合されている。これによ
って、3つの対全ての拡開セグメント4が均一に拡開されることが達成される。
図3に示した実施例は、フランジ13の代わりに、ケーブルクランプとして形成
された保持部材17を有している。
次に配置された拡開セグメント4が、それぞれくさびエレメント5から射出成形
ウェブ7にまで通じた射出成形糸16によって互いに結合されている。これによ
って、3つの対全ての拡開セグメント4が均一に拡開されることが達成される。
図3に示した実施例は、フランジ13の代わりに、ケーブルクランプとして形成
された保持部材17を有している。
【0020】 図4には、差込み栓のさらに別の変化実施例が示されている。この差込み栓1
bは2つの軸部エレメント2a,2bを有しており、両軸部エレメント2a,2
bの外面には、それぞれ拡開セグメント4が配置されている。両軸部エレメント
2a,2bはU字形部材の2つの脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
18は穿孔の外側に位置する保持部材17を形成している。両軸部エレメント2
a,2bの間のずれを回避するために、両軸部エレメント2a,2bの内面は、
拡開セグメント4の範囲で部分範囲にわたって、横方向リブとして形成された刻
み目19を備えている。くさびエレメント5の外面にも、刻み目を施与すること
ができる(図示しない)。
bは2つの軸部エレメント2a,2bを有しており、両軸部エレメント2a,2
bの外面には、それぞれ拡開セグメント4が配置されている。両軸部エレメント
2a,2bはU字形部材の2つの脚部を形成しており、U字形部材のベース区分
18は穿孔の外側に位置する保持部材17を形成している。両軸部エレメント2
a,2bの間のずれを回避するために、両軸部エレメント2a,2bの内面は、
拡開セグメント4の範囲で部分範囲にわたって、横方向リブとして形成された刻
み目19を備えている。くさびエレメント5の外面にも、刻み目を施与すること
ができる(図示しない)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H023 AA04 AB04 AB07 AE07 3J022 DA11 EA02 EB02 FA05 FB07 FB13 GB02 3J036 AA01 BA01 CA05 5G363 AA07 BA01 DA13
Claims (10)
- 【請求項1】 プラスチックから成る差込み栓であって、穿孔内に導入され
るべき少なくとも1つの軸部(2)が設けられていて、該軸部(2)に、対にな
って互いに向かい合って位置するように複数の拡開セグメント(4)が設けられ
ており、軸部(2)に引張力が作用すると、前記拡開セグメント(4)が穿孔壁
に支持されて、自動的にくさび止めされるようになっている形式のものにおいて
、拡開セグメント(4)が、軸部(2)の外面(3)に軸方向移動可能に保持さ
れたくさびエレメント(5)により形成されており、穿孔内に当該差込み栓(1
)が押し込まれると、前記くさびエレメント(5)が、当該差込み栓(1)の差
込み端部(14)に向かう方向で上昇する、軸部(2)に形成された傾斜面(6
)の手前に位置する位置にまで移動させられるようになっていることを特徴とす
る差込み栓。 - 【請求項2】 くさびエレメント(5)が、その長さの一部にわたって円筒
状の横断面を有していて、軸部(2)の長手方向に対して直交する方向に配置さ
れている、請求項1記載の差込み栓。 - 【請求項3】 くさびエレメント(5)の外面が、穿孔直径に適合された丸
み(10)を有している、請求項2記載の差込み栓。 - 【請求項4】 くさびエレメント(5)が、直角に成形された射出成形ウェ
ブ(7)を介して軸部(2)に一体に結合されている、請求項1記載の差込み栓
。 - 【請求項5】 軸部(2)に、互いに向かい合って位置する少なくとも2対
の拡開セグメント(4)が相前後して配置されている、請求項1記載の差込み栓
。 - 【請求項6】 相前後して配置された拡開セグメント(4)が、射出成形糸
(16)を介して互いに結合されている、請求項5記載の差込み栓。 - 【請求項7】 軸部(2)の、差込み端部(14)とは反対の側の端部に、
互いに向かい合って位置しかつ穿孔内に係合する2つの長手方向リブ(15)が
配置されている、請求項1記載の差込み栓。 - 【請求項8】 当該差込み栓(1)が、差込み端部(14)とは反対の側の
端部に、フランジ(13)および/または保持部材(17)を有している、請求
項1記載の差込み栓。 - 【請求項9】 当該差込み栓(1)が、それぞれ外面に配置された拡開セグ
メント(4)を備えた2つの軸部エレメント(2a,2b)を有しており、該軸
部エレメント(2a,2b)が、U字形部材の脚部を形成しており、U字形部材
のベース区分(18)が保持部材(17)を形成している、請求項1記載の差込
み栓。 - 【請求項10】 前記両軸部エレメント(2a,2b)の内面が、拡開セグ
メント(4)の範囲で部分範囲にわたって、横方向リブとして形成された刻み目
(19)を有している、請求項9記載の差込み栓。
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---|---|---|---|
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DE19756764.9 | 1997-12-19 | ||
PCT/EP1998/006613 WO1999033153A1 (de) | 1997-12-19 | 1998-10-19 | Steckdübel |
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---|---|
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TR (1) | TR200001924T2 (ja) |
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WO (1) | WO1999033153A1 (ja) |
YU (1) | YU38600A (ja) |
ZA (1) | ZA9810674B (ja) |
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