JP2001527297A - クーロン閉塞が可能な多重メモリ装置、該装置の製造方法及び該装置における読出/書込/消去方法 - Google Patents

クーロン閉塞が可能な多重メモリ装置、該装置の製造方法及び該装置における読出/書込/消去方法

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JP2001527297A
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コミツサリア タ レネルジー アトミーク
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    • G11C2216/02Structural aspects of erasable programmable read-only memories
    • G11C2216/08Nonvolatile memory wherein data storage is accomplished by storing relatively few electrons in the storage layer, i.e. single electron memory

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーロン閉塞型の多重メモリ装置を提供することである。 【解決手段】 フローティンググリッド(20)と制御グリッド(28)とを有するMOSFETトランジスタを備えたメモリ装置であって、前記フローティンググリッド(20)と制御グリッド(28)とが互いに離間した複数のナノスケールの導体アイランド(34)を備えた誘電体(32)によって離間されており、前記ナノスケールアイランド(34)が前記フローティンググリッド(20)と制御グリッド(28)との間の誘電体に均一に分布したアイランドの3次元構造(30)を形成していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クーロン閉塞(Coulomb locking)型の多重メモリ装置及びその製 造方法に関するものである。また、本発明はこのタイプのメモリ装置を備えたメ
モリドットのネットワークに対する読取、書込及び消去方法に関するものである
【0002】
【従来の技術】
クーロン閉塞型の多重メモリは電荷が蓄積された導体あるいは半導体のアイラ
ンドを利用する量子デバイスである。
【0003】 クーロン閉塞現象は、環境から電気的に絶縁されかつトンネル効果によって互
いに弱く接合された導体あるいは半導体のアイランドにおいて生じる。周囲温度
近傍の温度でこの現象を実現するには、各アイランドの全キャパシタンスがアト
ファラドのオーダーである。アイランドの寸法はナノメートルのオーダーである
【0004】 メモリは、様々な電荷レベルを保存するために用いることができるときに多重
メモリと呼ばれるが、その電荷レベルは互いに区別可能であり、数ビットで符号
化された情報を保存する。多重メモリは保存される情報がオン−オフ型である従
来型のメモリとは異なっている。電荷が導電性アイランド上に分布しているとい
う事実を用いると、クーロン閉塞を有するメモリは数レベルの保存に応用される
【0005】 本発明は、非常に小さく、高度に集積された高キャパシタンスのメモリネット
ワークの製造への応用に用いられる。
【0006】 以下に述べる全文献は参照番号によって特定される。これらの文献の完全な出
典は詳細な説明の最後に掲載している。
【0007】 初期の周知のクーロン閉塞メモリ装置の一つは文献(1)に開示されている。
この装置は室温で作動するように設計され、ソースをドレインに結合された多結
晶シリコン読込チャネル(read channel)を有する電界効果トランジスタ構造を
備えている。メモリに保存するとき、電子は、チャネルの多結晶シリコン層のナ
ノスケール導電性グレインに貯蔵される。
【0008】 文献(2)には、フローティンググリッドEPRAM(Erasable Programmabl
e Read Only Memory)の構造に非常に類似した構造を有するより従来型に近いク
ーロン閉塞メモリが開示されている。しかしながら、このメモリは、メモリグリ
ッドがあるパターンでレイアウトされたシリコンあるいはゲルマニウムの導電性
グレインのセットによって置き換えられている点でEPRAMメモリとは異なっ
ている。
【0009】 さらに、ドレイン近傍のホットキャリヤの注入によってよりも、全チャネルか
らのトンネル効果を使ってキャリヤをグレインに注入することによって、このタ
イプのメモリにデータが書き込まれる。
【0010】 文献(3)及び(4)に開示された装置も、従来のEPRAMメモリの構造に
非常に近い構造のクーロン閉塞型メモリに応用される。これらのメモリにおける
フローティンググリッドは、単一電荷蓄積グレインのように振る舞うように十分
に狭い。
【0011】 上記の装置では、クーロン閉塞現象は、ナノスケール導体(又は半導体)材料
の一あるいは複数のグレイン又はアイランドの存在によって達成される。装置の
グリッドに印加した所定の電圧に対して、クーロン閉塞現象が各アイランドに貯
蔵された最大電子数を決定する。メモリ効果は主に、グレインを囲繞する誘電体
材料のポテンシャル障壁特性の結果である。
【0012】 上記の構造のチャネル間のトンネル効果によって結合され、かつグレインの導
電性が非常に強いときには、キャリヤを注入するのに用いられた誘電場がキャン
セルされるときに書き込み時に注入されるキャリヤがチャネルに戻される。
【0013】 従来のEPRAM型メモリにおけるフローティンググリッドとチャネルとの間
に存在するエネルギー障壁は十分高いので、1年のオーダーの滞在時間で電荷を
貯蔵することができる。
【0014】 文献(5)は、強いポテンシャル障壁によって電荷を保持することが可能な電
子捕獲が認められた装置を開示している。文献(5)の装置は、キャパシタを少
なくとも2個のトンネル接合で連結することによって形成されたクーロン閉塞構
造を有する。しかしながら、この型の構造はメモリとしては使用できない。これ
は2つの電極しか有さないので、インピーダンス変換及びアドレス機能を持たな
い。
【0015】 文献(6)及び(7)で提案されたように、貯蔵された情報を読むために、電
位計を電子捕獲装置に付加することができる。しかしながら、このタイプの型の
ソルーションは特に大きな装置につながる;これは、小型化及び増加した集積密
度に対する要求とは相容れないものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の装置の制限を有さないクーロン閉塞メモリ装置を提供
することである。
【0017】 特別な目的は、構成要素を形成する基板上の特に小さな表面を占めるメモリ要
素を提供することである。
【0018】 他の目的は、数ビットの情報を記憶することが可能な、このタイプのメモリ要
素を提供することである。
【0019】 他の目的は、クーロン閉塞を有する多重メモリ装置の製造方法を提供すること
である。
【0020】 他の目的は、メモリドットのネットワークと記憶を書込、読出、消去するため
の方法とを提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
さらに詳細には、これらの目的を達成するための本発明の目標は、フローティ
ンググリッドと制御グリッドとを有するMOSFETトランジスタ構造を備えた
メモリ装置である。本発明によれば、フローティンググリッドと制御グリッドと
は、互いに離間した数ナノメートルの導体アイランドを備えた誘電体によって離
間されている。
【0022】 ナノメートルサイズの導体アイランドは、金属あるいは半導体材料のような導
電性材料のグレイン、結晶あるいは原子の集合体を意味する。
【0023】 例えば、アイランドはシリコン結晶であってもよい。
【0024】 導体アイランドは誘電体材料によって互いに孤立している。それらは例えば1n
mから10nmの間の大きさの小型のものである。グリッドに垂直に測定された2つ のアイランド間の距離は、メモリにトンネル電流が流れるように十分に小さい値
が選択されている。こうして、アイランドが物理的に離間しているが、トンネル
効果による電気伝導は異なるアイランド間及びアイランドとグリッド間のいずれ
でも可能である。
【0025】 本発明の特別な態様によれば、アイランドは、フローティンググリッドと制御
グリッドとの間の誘電体に均一に分布したアイランドの3次元構造を形成する。
従って、アイランドは、クーロン閉塞効果によって(1個づつの)電子の移動を
制御することによって2個のグリッド間の直接トンネル効果を可能にする。
【0026】 このタイプの構造を用いて、集積密度の損失なく、制御グリッドとフローティ
ンググリッドとの間の優れた静電結合を得ることが可能である。これは、向かい
合う面が、トランジスタチャネル例えばMOSFETの表面面積と同じ大きさの
オーダーであるという事実から得られることである。
【0027】 この装置の一実施形態では、誘電体は、導体アイランドを形成するようにレイ
アウトされた金属グレインの間に電気的絶縁材料の積層を含んでいてもよい。
【0028】 誘電体は、導体アイランドを形成する、シリカ(SiO2)層と単体のゲルマニウ ムあるいはシリコンの単結晶を備えたシリカ層との交互層を備えてもよい。
【0029】 本発明はまた、以下の段階を順に備えた、上記のようなメモリ装置の製造方法
に関するものでもある: a)基板にチャネル領域を形成する段階と、 b)チャネル上にグリッド酸化物層を形成する段階と、 c)前記グリッド誘電体層上に該グリッド酸化物層側から順に以下の要素: −第1のグリッド層と、 −互いに離間した導体アイランドの3次元構造と、 −第2のグリッド層と、 を含んだスタックを形成する段階と d)前記スタックが前記チャネル領域の少なくとも一部の上に残るようにスタッ
クを形作る段階と、 e)前記の形作られたスタックの上に自己整列(self-aligned)したソース領域
とドレイン領域とを形成する段階。
【0030】 例えば、段階c)においてグリッドの誘電体層がグリッド酸化物層であっても
よい。
【0031】 さらに、このプロセスでは、段階a)と段階b)の順は逆であってもよい。さ
らに、段階c)におけるエッチング中に、グリッド酸化物層はエッチング停止層
として用いることも可能である。さらに、チャネル領域をドーピングによって形
成するときに、ドーピング不純物は犠牲酸化物層を介して注入すると好都合であ
る。
【0032】 プロセスはソース及びドレイン領域上及び形作られたスタック第2のグリッド
層上にコネクターを形成することによって拡張してもよい。
【0033】 本発明の他の目的は、メモリドットを形成する上記のような複数のメモリ装置
を含むメモリドットのネットワークを形成することである。これらの装置はメモ
リ行列として分布し、ワード線とビット線とに接続されている。各メモリ装置は
、共通電極と呼ばれる第1の電極と第2の電極とを含んでおり、第1及び第2の
電極はMOS構造のソース及びドレインを形成する。一つの行に並んだ各メモリ
装置の制御グリッドは同じワード線に接続し、かつ、一つの列に並んだ各メモリ
装置の第2の電極は同じビット線に接続している。
【0034】 上記のようなメモリーのネットワークから選択されたメモリ装置に情報を書き
込む一方法では、正のポテンシャルを全共通電極に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、正の選択ポテンシャルをワード線に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、正の書込ポテンシャルをビット線に印加する。
【0035】 前述のようなメモリーネットワークから選択されたメモリ装置の情報を読み出
す一方法では、近似的にゼロのポテンシャルを全共通電極に印加し、選択された
メモリ装置に対応して、正の選択ポテンシャルをワード線に印加し、選択された
メモリ装置に対応して、正の読出ポテンシャルをビット線に印加し、ワード線に
印加した選択ポテンシャルは閾値より大きい。閾値は十分に高く選択されるので
、メモリドットを読み出すことが可能となるが、十分に低ければ、メモリドット
あるいは隣接メモリドットに記憶された電荷は変化しない。
【0036】 上記のようなメモリネットワークにおいて選択されたメモリ装置の情報を消去
する一方法では、ゼロポテンシャルは全共通電極に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、負の消去ポテンシャルをワード線に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、正の選択ポテンシャルをビット線に印加する。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面の図を参照して以下の詳細な説明を読
めば、より明白になるだろう。
【0038】 図1に示したメモリ装置10は、孤立したグリッド及び電子トラップ14とを
有するMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)構造12を実質
的に備えている。
【0039】 MOSFETトランジスタ構造12は、シリコン半導体基板16と、シリコン
グリッド酸化物のような誘電体層18と、フローティンググリッドと呼ばれる第
1のグリッドとを備えている。このグリッドは、多結晶シリコンあるいは金属か
ら成る。
【0040】 フローティンググリッド20の下に実質的に位置するチャネル領域22と、チ
ャネルの各サイド上に位置するソース領域26とを基板上に形成している。前記
構造は対象であり、ドレイン領域とソース領域とは等価である。
【0041】 電子トラップ14は、上述のフローティンググリッド20と、該グリッドに平
行に面する制御グリッド28と、そのフローティンググリッドと制御グリッドと
の間に位置する構造30とを備えている。構造30は、誘電体32と導体アイラ
ンド34とを備えている。
【0042】 金属あるいは半導体材料から成るアイランド34は、複数のキャリヤ(電子あ
るいは正孔)の電荷を蓄積可能なサイトを形成する。
【0043】 構造30は、アイランド34が該アイランドを被覆する誘電体32によって均
一に分布されかる互いに孤立させられた3次元の構造である。
【0044】 以下に、図1の装置についてのパラメータの値を示す。 −チャネル長:50nm −チャネル幅:50nmから100nm −グリッド酸化物18の厚さ:3nmから5nm −アイランド34間の距離:2nm −チャネルドーピング:2.5×1018cm-2 、例えばボロンあるいはインジウム( N型チャネルに対するアクセプタ不純物) −ソース−ドレイン読込電圧:0.5 V
【0045】 図2の曲線は、制御グリッドに印加されたポテンシャルVg(単位ボルト)と
、電子トラップに蓄積されかつフローティンググリッドに位置する電荷Qとの関
係を示すものである。グリッドのポテンシャルVgはソーズに対して測定され、
蓄積した電荷Qは電子(あるいは正孔)の素電荷の絶対値の倍数として表される
【0046】 曲線の部位100は、蓄積され記憶された電荷が、約0.8Vより小さいグリッ ドポテンシャルがゼロであることを示している。
【0047】 0.8Vから大きくしていくと、蓄積電荷が制御グリッドに印加したポテンシャ ルに対してほぼ線形に増加する。これは曲線の部位102に相当する。
【0048】 部位104は、グリッドに印加したポテンシャルが低下あるいはキャンセルさ
れたときは、蓄積電荷は保持されたままであることを示している。電荷は−0.8 Vのオーダーのグリッド−ソース間電圧になるまで一定を保っている。
【0049】 このヒステリシス現象が、制御グリッドに最初に印加した電圧に比例した電荷
の保存、言い換えると記憶を可能にしている。電荷はグリッド電圧が除去された
後でさえも保持される。
【0050】 図3の曲線は、図2に対応して、制御グリッドに印加したポテンシャルVgに
対する、アンペアで表したドレイン−ソース間電流Idsの変化を示している。横
軸上にマークされたポテンシャルVgはボルト単位で表され、かつソースに対し
て測定される。
【0051】 電流Idsの測定は、メモリに保持された電荷のチェックを可能にする。
【0052】 図4の曲線は、保持された電荷に対する、上述のようなメモリ装置の読込電流
(read current)を示している。電荷は横軸にマークされ、素電荷の倍数として
表され、電流はアンペアで表されている。測定に使用される制御グリッドVg、
ドレインVd、ソースVsの典型的なポテンシャル値は、それぞれ、Vg=2V
、Vd=0.5V、Vs=0Vである。
【0053】 読込電流は100e以下の電荷に対してはゼロである。この電流は200eの電荷に
対して約20μAである。
【0054】 図5は、図1によるメモリ装置を用いたメモリのネットワークを示している。
装置は、非常に線図的に示しており、また符号10でマークしている。
【0055】 図5は、簡単化のために4個のメモリ装置だけを示している。しかしながら、
この図に対応するネットワークは多数のメモリ装置を備えていてもよい。
【0056】 メモリ装置は直交するネットワークに行列にレイアウトされている。
【0057】 一つの行に対応する全装置10における制御グリッド28は、ワード線と呼ば
れる単一の線50に接続されている。
【0058】 同様に、同じ列に配置する全装置10のドレイン24は、ビット線と呼ばれる
同じ線40に接続されている。
【0059】 全メモリ装置10のソースは接続され、そのため、共通ポテンシャルVsによ
ってそれらに印加可能である。
【0060】 下の表Iは、ワード線50によってグリッドに印加された選択電圧Vgの値と
ビット線40を介してドレインに印加された読込/書込/消去ポテンシャルVd
の値と、書込、読込、消去状態の間ソースに印加された共通ポテンシャルVsの
値とを示している。
【表1】
【0061】 表Iに示した値は、選択したメモリ装置に印加したポテンシャルを示している
【0062】 表IIに示した値は、選択されたメモリ装置における線ではなくビット線のポ
テンシャルとワード線のポテンシャルとを示している。
【表2】
【0063】 読込状態の間に選択されたメモリ装置においてワード線に印加した電圧がMO
SFETトランジスタの導電閾電圧より大きく、保持された電荷を乱すことなく
、十分高い読込電流を流すことが可能であることに注意されたい。
【0064】 以下の図6、図7及び図8は、上記のようなメモリ装置を製造する主要な段階
を表している。
【0065】 これらの図と以下の説明は、単一のメモリ装置の製造についてのものである。
しかしながら、多数のメモリ装置を、同じ製造工程を使って同じ基板上に同時に
作ることが可能である。
【0066】 図6に示した第1の段階では、基板16をメモリ装置の製造のための領域15
の範囲を決めるために準備する。記載した例では、基板16はシリコンから成り
、前記領域15は厚い電界酸化物ブロック17の形成によって範囲を決める。例
えば、これらのブロックはLOCOS(Local Oxidation of Silicon)工程ある
いはSTI(Shallow Trench Isolation)工程を用いて形成してもよい。
【0067】 例えばボロンイオンあるいはインジウムイオンのようなイオンのドーピングを
領域15に実施し、NチャネルMOSFETトランジスタの場合に基板にチャネ
ル領域22を形成する。矢印はドーピングイオンの注入を表している。
【0068】 3,5nmあるいはそれ以上のオーダーの厚さを有するグリッド酸化物を、電界 酸化物ブロック17の間の基板表面上に形成する。この層の実質的な機能は、放
電電流がトンネル効果によって記憶された電荷を放出しないようにすることであ
る。
【0069】 図7で示した後の段階では、グリッド酸化物から始めて順に、第1のグリッド
層20と、導体アイランドを有する中間孤立構造30と、第2のグリッド層28
とを備えた基板の表面にスタック形成する。例えば、第1及び第2のグリッド層
は多結晶シリコンから成る。それらは電気伝導性を改善するためにインシチュー
(in situ)でドープされた。中間構造30を作るためには複数の可能な方法が ある。
【0070】 アイランドは金属あるいは半導体あるいは半金属(例えば、スズ)であっても
よい。
【0071】 中間構造は、トンネル効果が可能な絶縁性高分子によって囲繞された金属ある
いは半導体グレインの形のコロイドの堆積によって作ってもよい。
【0072】 一つの可能性は、絶縁材料と導体アイランドを形成する金属グレインとを交互
に作ることである。これらの堆積の説明は、この詳細な説明の最後に掲載した参
考文献に含まれている
【0073】 他の可能な方法は、シリコン酸化物(SiO2)の絶縁層と、堆積中にSiあ るいはGeの濃度を高めたか、あるいはイオン注入によってSi、Geあるいは
Snの濃度を高めたシリコン酸化物(SiO2)の層とを交互に形成することで ある。
【0074】 この場合には、Si、GeあるいはSn原子から始めて導体アイランドを形成
する熱処理によってナノ結晶を形成することができる。
【0075】 文献(9)及び文献(10)は、ナノ結晶の形成についての記載を含んでおり
、また、この詳細な説明の最後に参考文献として掲載している。
【0076】 他の可能性は、シリコンあるいはゲルマニウムの粒状クラスターの製造のため
の交互の段階によって、アイランドを備えた構造30を形成することである。例
えば、シリコンクラスターはシリコンあるいはゲルマニウムのエピタキシャル成
長によって形成することができる。
【0077】 図7における符号36は、層スタック上に形成した樹脂から成るエッチングマ
スクを示している。このマスクが形成する電子トラップの寸法を決める。
【0078】 図8で矢印で示したように、マスク36をエッチングマスクとして使用して、
グリッド層20及び28と中間構造30とをエッチングする。このエッチングは
電子トラップ14を規定する。グリッド酸化物層はエッチング停止層として用い
てもよい。電子トラップを越えて突出したこの層の一部は除去してもよい。
【0079】 エッチングマスク36はエッチングの後に除去し、これは図8において点線で
示している。
【0080】 電子トラップは、複数のメモリ装置のネットワークの形成の間に同時に全てエ
ッチングしてもよいことを注意されたい。
【0081】 MOSFETトランジスタ製造技術を使って、、N、AsあるいはPチャネル
について過剰な電子を含むドーピングイオンを1013at/cm2から1013at/cm2のオー
ダーの照射量で注入することは、形作ったスタックの各サイド、言い換えると、
電子トラップの各サイドの基板にドレイン領域24とソース領域26とを形成す
ることが可能である。
【0082】 形作ったスタックは、この注入の間、注入マスクとして機能する。こうして、
ソース及びドレイン領域が電子トラップ上に自己整列する。
【0083】 参考文献 (1)K.Yano et al, “A room-temperature, single-electron memory device
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hannel”, Appl.Phys.Lett. 70(7), pp. 850-852, 1977. (4)A Nakajima et al.,“Room temperature operation of Si single-electr
on memory with self-aligned floating dot gate”, Appl.Phys.Lett. 70(13),
pp. 1742-1744, 1977. (5)K.Likharev, “Physics and possible applications of single-electron
device”, FED Journal, Vol.6. suppl.1, pp.5-14, 1955. (6)V.Krupenin et al., “Instability of single-electron memory at low
temperature in Al/AlOx/Al structures”, JETP 84(1), pp. 190-196, 1997. (7)K.Matsumoto et al., “Single electron memory on atomically flat α
-Al2O3 substrate made by AFM nano-oxidation process”, submitted to IEDM
1997. (8)H.Armed,“Single atom scale lithography for singleelectron devices
”, Physica B 227, pp.259-263, 1996. (9)H.Hanafi,“Fast and long retentio-time nano-crystal memory”,IEEE
Trans. On Elec. Dev., vol.43, No.9, pp.1553-1558, 1996. (10)A Nakajima et al.,“Single electron charging of Sn nanocrystals
in the thin SiO2 film formed by low energy ion implantation”, submitted
to IEEE IEDM Conf. December 1997.
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るメモリ装置の概略断面図である。
【図2】 本発明に係る装置の制御グリッドの極性の関数としての、本発 明のメモリ装置に蓄積された電荷を示すグラフである。
【図3】 書込状態での装置の制御グリッド電圧の関数としての、ドレイ ン−ソース電流を示すグラフである。
【図4】 蓄積された電荷の関数としての、本発明によるメモリ装置の読 出電流を示すグラフである。
【図5】 本発明によるメモリドットのネットワークの概略図である。
【図6】 本発明のメモリ装置の製造方法の異なる段階におけるそのメモ リ装置の概略断面図であって、第1の段階を示す図である。
【図7】 図7で示した段階の次の段階を示すメモリ装置の概略断面図で ある。
【図8】 図8で示した段階の次の段階を示すメモリ装置の概略断面図で ある。
【符号の説明】
10 メモリ装置 12 MOSFET構造 14 電子トラップ 16 シリコン半導体基板 18 誘電体層 20 第1のグリッド(フローティンググリッド) 22 チャネル領域 26 ソース領域 28 制御グリッド 30 中間構造 32 誘電体 34 導体アイランド 40 ビット線 50 ワード線
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書 【提出日】平成11年12月31日(1999.12.31) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】発明の詳細な説明 【補正方法】変更 【補正内容】 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は、クーロン閉塞(Coulomb locking)型の多重メモリ装置及びその製 造方法に関するものである。また、本発明はこのタイプのメモリ装置を備えたメ
モリドットのネットワークに対する読取、書込及び消去方法に関するものである
。 【0002】 【従来の技術】 クーロン閉塞型の多重メモリは電荷が蓄積された導体あるいは半導体のアイラ
ンドを利用する量子デバイスである。 【0003】 クーロン閉塞現象は、環境から電気的に絶縁されかつトンネル効果によって互
いに弱く接合された導体あるいは半導体のアイランドにおいて生じる。周囲温度
近傍の温度でこの現象を実現するには、各アイランドの全キャパシタンスがアト
ファラドのオーダーである。アイランドの寸法はナノメートルのオーダーである
。 【0004】 メモリは、様々な電荷レベルを保存するために用いることができるときに多重
メモリと呼ばれるが、その電荷レベルは互いに区別可能であり、数ビットで符号
化された情報を保存する。多重メモリは保存される情報がオン−オフ型である従
来型のメモリとは異なっている。電荷が導電性アイランド上に分布しているとい
う事実を用いると、クーロン閉塞を有するメモリは数レベルの保存に応用される
。 【0005】 本発明は、非常に小さく、高度に集積された高キャパシタンスのメモリネット
ワークの製造への応用に用いられる。 【0006】 以下に述べる全文献は参照番号によって特定される。これらの文献の完全な出
典は詳細な説明の最後に掲載している。 【0007】 初期の周知のクーロン閉塞メモリ装置の一つは文献(1)に開示されている。
この装置は室温で作動するように設計され、ソースをドレインに結合された多結
晶シリコン読込チャネル(read channel)を有する電界効果トランジスタ構造を
備えている。メモリに保存するとき、電子は、チャネルの多結晶シリコン層のナ
ノスケール導電性グレインに貯蔵される。 【0008】 文献(2)には、フローティンググリッドEPRAM(Erasable Programmabl
e Read Only Memory)の構造に非常に類似した構造を有するより従来型に近いク
ーロン閉塞メモリが開示されている。しかしながら、このメモリは、メモリグリ
ッドがあるパターンでレイアウトされたシリコンあるいはゲルマニウムの導電性
グレインのセットによって置き換えられている点でEPRAMメモリとは異なっ
ている。 【0009】 さらに、ドレイン近傍のホットキャリヤの注入によってよりも、全チャネルか
らのトンネル効果を使ってキャリヤをグレインに注入することによって、このタ
イプのメモリにデータが書き込まれる。 【0010】 文献(3)及び(4)に開示された装置も、従来のEPRAMメモリの構造に
非常に近い構造のクーロン閉塞型メモリに応用される。これらのメモリにおける
フローティンググリッドは、単一電荷蓄積グレインのように振る舞うように十分
に狭い。 【0011】 上記の装置では、クーロン閉塞現象は、ナノスケール導体(又は半導体)材料
の一あるいは複数のグレイン又はアイランドの存在によって達成される。装置の
グリッドに印加した所定の電圧に対して、クーロン閉塞現象が各アイランドに貯
蔵された最大電子数を決定する。メモリ効果は主に、グレインを囲繞する誘電体
材料のポテンシャル障壁特性の結果である。 【0012】 上記の構造のチャネル間のトンネル効果によって結合され、かつグレインの導
電性が非常に強いときには、キャリヤを注入するのに用いられた誘電場がキャン
セルされるときに書き込み時に注入されるキャリヤがチャネルに戻される。 【0013】 従来のEPRAM型メモリにおけるフローティンググリッドとチャネルとの間
に存在するエネルギー障壁は十分高いので、1年のオーダーの滞在時間で電荷を
貯蔵することができる。 【0014】 文献(5)は、強いポテンシャル障壁によって電荷を保持することが可能な電
子捕獲が認められた装置を開示している。文献(5)の装置は、キャパシタを少
なくとも2個のトンネル接合で連結することによって形成されたクーロン閉塞構
造を有する。しかしながら、この型の構造はメモリとしては使用できない。これ
は2つの電極しか有さないので、インピーダンス変換及びアドレス機能を持たな
い。 【0015】 文献(6)及び(7)で提案されたように、貯蔵された情報を読むために、電
位計を電子捕獲装置に付加することができる。しかしながら、このタイプの型の
ソルーションは特に大きな装置につながる;これは、小型化及び増加した集積密
度に対する要求とは相容れないものである。 【0016】 文献(11)には、SiアイランドがSiO2層に含まれているメモリ構造が 示されている。しかしながら、シリコンアイランドはグリッド間に均一には分布 していない。アイランドを有する2つの領域を離間するアイランドがない領域が ある。 【0017】 文献(12)にも、SiリッチのSiO2領域を使って電子の注入を行うメモ リ構造が示されている。しかしながら、シリコンはアイランドに分布していない 【0018】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、上記の装置の制限を有さないクーロン閉塞メモリ装置を提供
することである。 【0019】 特別な目的は、構成要素を形成する基板上の特に小さな表面を占めるメモリ要
素を提供することである。 【0020】 他の目的は、数ビットの情報を記憶することが可能な、このタイプのメモリ要
素を提供することである。 【0021】 他の目的は、クーロン閉塞を有する多重メモリ装置の製造方法を提供すること
である。 【0022】 他の目的は、メモリドットのネットワークと記憶を書込、読出、消去するため
の方法とを提供することである。 【0023】 【課題を解決するための手段】 さらに詳細には、これらの目的を達成するための本発明の目標は、フローティ
ンググリッドと制御グリッドとを有するMOSFETトランジスタ構造を備えた
メモリ装置である。本発明によれば、フローティンググリッドと制御グリッドと
は、互いに離間した数ナノメートルの導体アイランドを備えた誘電体によって離
間されている。 【0024】 ナノメートルサイズの導体アイランドは、金属あるいは半導体材料のような導
電性材料のグレイン、結晶あるいは原子の集合体を意味する。 【0025】 例えば、アイランドはシリコン結晶であってもよい。 【0026】 導体アイランドは誘電体材料によって互いに孤立している。それらは例えば1n
mから10nmの間の大きさの小型のものである。グリッドに垂直に測定された2つ のアイランド間の距離は、メモリにトンネル電流が流れるように十分に小さい値
が選択されている。こうして、アイランドが物理的に離間しているが、トンネル
効果による電気伝導は異なるアイランド間及びアイランドとグリッド間のいずれ
でも可能である。 【0027】 本発明の特別な態様によれば、アイランドは、フローティンググリッドと制御
グリッドとの間の誘電体に均一に分布したアイランドの3次元構造を形成する。
従って、アイランドは、クーロン閉塞効果によって(1個づつの)電子の移動を
制御することによって2個のグリッド間の直接トンネル効果を可能にする。 【0028】 このタイプの構造を用いて、集積密度の損失なく、制御グリッドとフローティ
ンググリッドとの間の優れた静電結合を得ることが可能である。これは、向かい
合う面が、トランジスタチャネル例えばMOSFETの表面面積と同じ大きさの
オーダーであるという事実から得られることである。 【0029】 この装置の一実施形態では、誘電体は、導体アイランドを形成するようにレイ
アウトされた金属グレインの間に電気的絶縁材料の積層を含んでいてもよい。 【0030】 誘電体は、導体アイランドを形成する、シリカ(SiO2)層と単体のゲルマニウ ムあるいはシリコンの単結晶を備えたシリカ層との交互層を備えてもよい。 【0031】 本発明はまた、以下の段階を順に備えた、上記のようなメモリ装置の製造方法
に関するものでもある: a)基板にチャネル領域を形成する段階と、 b)チャネル上にグリッド酸化物層を形成する段階と、 c)前記グリッド誘電体層上に該グリッド酸化物層側から順に以下の要素: −第1のグリッド層と、 −互いに離間した導体アイランドの3次元構造と、 −第2のグリッド層と、 を含んだスタックを形成する段階と d)前記スタックが前記チャネル領域の少なくとも一部の上に残るようにスタッ
クを形作る段階と、 e)前記の形作られたスタックの上に自己整列(self-aligned)したソース領域
とドレイン領域とを形成する段階。 【0032】 例えば、段階c)においてグリッドの誘電体層がグリッド酸化物層であっても
よい。 【0033】 さらに、このプロセスでは、段階a)と段階b)の順は逆であってもよい。さ
らに、段階c)におけるエッチング中に、グリッド酸化物層はエッチング停止層
として用いることも可能である。さらに、チャネル領域をドーピングによって形
成するときに、ドーピング不純物は犠牲酸化物層を介して注入すると好都合であ
る。 【0034】 プロセスはソース及びドレイン領域上及び形作られたスタック第2のグリッド
層上にコネクターを形成することによって拡張してもよい。 【0035】 本発明の他の目的は、メモリドットを形成する上記のような複数のメモリ装置
を含むメモリドットのネットワークを形成することである。これらの装置はメモ
リ行列として分布し、ワード線とビット線とに接続されている。各メモリ装置は
、共通電極と呼ばれる第1の電極と第2の電極とを含んでおり、第1及び第2の
電極はMOS構造のソース及びドレインを形成する。一つの行に並んだ各メモリ
装置の制御グリッドは同じワード線に接続し、かつ、一つの列に並んだ各メモリ
装置の第2の電極は同じビット線に接続している。 【0036】 上記のようなメモリーのネットワークから選択されたメモリ装置に情報を書き
込む一方法では、正のポテンシャルを全共通電極に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、正の選択ポテンシャルをワード線に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、正の書込ポテンシャルをビット線に印加する。 【0037】 前述のようなメモリーネットワークから選択されたメモリ装置の情報を読み出
す一方法では、近似的にゼロのポテンシャルを全共通電極に印加し、選択された
メモリ装置に対応して、正の選択ポテンシャルをワード線に印加し、選択された
メモリ装置に対応して、正の読出ポテンシャルをビット線に印加し、ワード線に
印加した選択ポテンシャルは閾値より大きい。閾値は十分に高く選択されるので
、メモリドットを読み出すことが可能となるが、十分に低ければ、メモリドット
あるいは隣接メモリドットに記憶された電荷は変化しない。 【0038】 上記のようなメモリネットワークにおいて選択されたメモリ装置の情報を消去
する一方法では、ゼロポテンシャルは全共通電極に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、負の消去ポテンシャルをワード線に印加し、選択されたメモリ装
置に対応して、正の選択ポテンシャルをビット線に印加する。 【0039】 【発明の実施の形態】 本発明の他の特徴及び利点は、添付図面の図を参照して以下の詳細な説明を読
めば、より明白になるだろう。 【0040】 図1に示したメモリ装置10は、孤立したグリッド及び電子トラップ14とを
有するMOSFET(金属酸化物半導体電界効果トランジスタ)構造12を実質
的に備えている。 【0041】 MOSFETトランジスタ構造12は、シリコン半導体基板16と、シリコン
グリッド酸化物のような誘電体層18と、フローティンググリッドと呼ばれる第
1のグリッドとを備えている。このグリッドは、多結晶シリコンあるいは金属か
ら成る。 【0042】 フローティンググリッド20の下に実質的に位置するチャネル領域22と、チ
ャネルの各サイド上に位置するソース領域26とを基板上に形成している。前記
構造は対象であり、ドレイン領域とソース領域とは等価である。 【0043】 電子トラップ14は、上述のフローティンググリッド20と、該グリッドに平
行に面する制御グリッド28と、そのフローティンググリッドと制御グリッドと
の間に位置する構造30とを備えている。構造30は、誘電体32と導体アイラ
ンド34とを備えている。 【0044】 金属あるいは半導体材料から成るアイランド34は、複数のキャリヤ(電子あ
るいは正孔)の電荷を蓄積可能なサイトを形成する。 【0045】 構造30は、アイランド34が該アイランドを被覆する誘電体32によって均
一に分布されかる互いに孤立させられた3次元の構造である。 【0046】 以下に、図1の装置についてのパラメータの値を示す。 −チャネル長:50nm −チャネル幅:50nmから100nm −グリッド酸化物18の厚さ:3nmから5nm −アイランド34間の距離:2nm −チャネルドーピング:2.5×1018cm-2 、例えばボロンあるいはインジウム( N型チャネルに対するアクセプタ不純物) −ソース−ドレイン読込電圧:0.5 V 【0047】 図2の曲線は、制御グリッドに印加されたポテンシャルVg(単位ボルト)と
、電子トラップに蓄積されかつフローティンググリッドに位置する電荷Qとの関
係を示すものである。グリッドのポテンシャルVgはソーズに対して測定され、
蓄積した電荷Qは電子(あるいは正孔)の素電荷の絶対値の倍数として表される
。 【0048】 曲線の部位100は、蓄積され記憶された電荷が、約0.8Vより小さいグリッ ドポテンシャルがゼロであることを示している。 【0049】 0.8Vから大きくしていくと、蓄積電荷が制御グリッドに印加したポテンシャ ルに対してほぼ線形に増加する。これは曲線の部位102に相当する。 【0050】 部位104は、グリッドに印加したポテンシャルが低下あるいはキャンセルさ
れたときは、蓄積電荷は保持されたままであることを示している。電荷は−0.8 Vのオーダーのグリッド−ソース間電圧になるまで一定を保っている。 【0051】 このヒステリシス現象が、制御グリッドに最初に印加した電圧に比例した電荷
の保存、言い換えると記憶を可能にしている。電荷はグリッド電圧が除去された
後でさえも保持される。 【0052】 図3の曲線は、図2に対応して、制御グリッドに印加したポテンシャルVgに
対する、アンペアで表したドレイン−ソース間電流Idsの変化を示している。横
軸上にマークされたポテンシャルVgはボルト単位で表され、かつソースに対し
て測定される。 【0053】 電流Idsの測定は、メモリに保持された電荷のチェックを可能にする。 【0054】 図4の曲線は、保持された電荷に対する、上述のようなメモリ装置の読込電流
(read current)を示している。電荷は横軸にマークされ、素電荷の倍数として
表され、電流はアンペアで表されている。測定に使用される制御グリッドVg、
ドレインVd、ソースVsの典型的なポテンシャル値は、それぞれ、Vg=2V
、Vd=0.5V、Vs=0Vである。 【0055】 読込電流は100e以下の電荷に対してはゼロである。この電流は200eの電荷に
対して約20μAである。 【0056】 図5は、図1によるメモリ装置を用いたメモリのネットワークを示している。
装置は、非常に線図的に示しており、また符号10でマークしている。 【0057】 図5は、簡単化のために4個のメモリ装置だけを示している。しかしながら、
この図に対応するネットワークは多数のメモリ装置を備えていてもよい。 【0058】 メモリ装置は直交するネットワークに行列にレイアウトされている。 【0059】 一つの行に対応する全装置10における制御グリッド28は、ワード線と呼ば
れる単一の線50に接続されている。 【0060】 同様に、同じ列に配置する全装置10のドレイン24は、ビット線と呼ばれる
同じ線40に接続されている。 【0061】 全メモリ装置10のソースは接続され、そのため、共通ポテンシャルVsによ
ってそれらに印加可能である。 【0062】 下の表Iは、ワード線50によってグリッドに印加された選択電圧Vgの値と
ビット線40を介してドレインに印加された読込/書込/消去ポテンシャルVd
の値と、書込、読込、消去状態の間ソースに印加された共通ポテンシャルVsの
値とを示している。 【表1】 【0063】 表Iに示した値は、選択したメモリ装置に印加したポテンシャルを示している
。 【0064】 表IIに示した値は、選択されたメモリ装置における線ではなくビット線のポ
テンシャルとワード線のポテンシャルとを示している。 【表2】 【0065】 読込状態の間に選択されたメモリ装置においてワード線に印加した電圧がMO
SFETトランジスタの導電閾電圧より大きく、保持された電荷を乱すことなく
、十分高い読込電流を流すことが可能であることに注意されたい。 【0066】 以下の図6、図7及び図8は、上記のようなメモリ装置を製造する主要な段階
を表している。 【0067】 これらの図と以下の説明は、単一のメモリ装置の製造についてのものである。
しかしながら、多数のメモリ装置を、同じ製造工程を使って同じ基板上に同時に
作ることが可能である。 【0068】 図6に示した第1の段階では、基板16をメモリ装置の製造のための領域15
の範囲を決めるために準備する。記載した例では、基板16はシリコンから成り
、前記領域15は厚い電界酸化物ブロック17の形成によって範囲を決める。例
えば、これらのブロックはLOCOS(Local Oxidation of Silicon)工程ある
いはSTI(Shallow Trench Isolation)工程を用いて形成してもよい。 【0069】 例えばボロンイオンあるいはインジウムイオンのようなイオンのドーピングを
領域15に実施し、NチャネルMOSFETトランジスタの場合に基板にチャネ
ル領域22を形成する。矢印はドーピングイオンの注入を表している。 【0070】 3,5nmあるいはそれ以上のオーダーの厚さを有するグリッド酸化物を、電界 酸化物ブロック17の間の基板表面上に形成する。この層の実質的な機能は、放
電電流がトンネル効果によって記憶された電荷を放出しないようにすることであ
る。 【0071】 図7で示した後の段階では、グリッド酸化物から始めて順に、第1のグリッド
層20と、導体アイランドを有する中間孤立構造30と、第2のグリッド層28
とを備えた基板の表面にスタック形成する。例えば、第1及び第2のグリッド層
は多結晶シリコンから成る。それらは電気伝導性を改善するためにインシチュー
(in situ)でドープされた。中間構造30を作るためには複数の可能な方法が ある。 【0072】 アイランドは金属あるいは半導体あるいは半金属(例えば、スズ)であっても
よい。 【0073】 中間構造は、トンネル効果が可能な絶縁性高分子によって囲繞された金属ある
いは半導体グレインの形のコロイドの堆積によって作ってもよい。 【0074】 一つの可能性は、絶縁材料と導体アイランドを形成する金属グレインとを交互
に作ることである。これらの堆積の説明は、この詳細な説明の最後に掲載した参
考文献に含まれている 【0075】 他の可能な方法は、シリコン酸化物(SiO2)の絶縁層と、堆積中にSiあ るいはGeの濃度を高めたか、あるいはイオン注入によってSi、Geあるいは
Snの濃度を高めたシリコン酸化物(SiO2)の層とを交互に形成することで ある。 【0076】 この場合には、Si、GeあるいはSn原子から始めて導体アイランドを形成
する熱処理によってナノ結晶を形成することができる。 【0077】 文献(9)及び文献(10)は、ナノ結晶の形成についての記載を含んでおり
、また、この詳細な説明の最後に参考文献として掲載している。 【0078】 他の可能性は、シリコンあるいはゲルマニウムの粒状クラスターの製造のため
の交互の段階によって、アイランドを備えた構造30を形成することである。例
えば、シリコンクラスターはシリコンあるいはゲルマニウムのエピタキシャル成
長によって形成することができる。 【0079】 図7における符号36は、層スタック上に形成した樹脂から成るエッチングマ
スクを示している。このマスクが形成する電子トラップの寸法を決める。 【0080】 図8で矢印で示したように、マスク36をエッチングマスクとして使用して、
グリッド層20及び28と中間構造30とをエッチングする。このエッチングは
電子トラップ14を規定する。グリッド酸化物層はエッチング停止層として用い
てもよい。電子トラップを越えて突出したこの層の一部は除去してもよい。 【0081】 エッチングマスク36はエッチングの後に除去し、これは図8において点線で
示している。 【0082】 電子トラップは、複数のメモリ装置のネットワークの形成の間に同時に全てエ
ッチングしてもよいことを注意されたい。 【0083】 MOSFETトランジスタ製造技術を使って、、N、AsあるいはPチャネル
について過剰な電子を含むドーピングイオンを1013at/cm2から1013at/cm2のオー
ダーの照射量で注入することは、形作ったスタックの各サイド、言い換えると、
電子トラップの各サイドの基板にドレイン領域24とソース領域26とを形成す
ることが可能である。 【0084】 形作ったスタックは、この注入の間、注入マスクとして機能する。こうして、
ソース及びドレイン領域が電子トラップ上に自己整列する。 【0085】 参考文献 (1)K.Yano et al, “A room-temperature, single-electron memory device
using fine-grain polycrystalline silicon”, IEEE International Electron
Devices Meeting, pp. 541-544, 1993. (2)S.Tiwari et al., “Silicon nanocrystal based memory”, Appl.Phys.L
ett. 68(10), pp. 1377-1379, 1996. (3)K.Guo et al., “A room temperature silicon single-electron metal-o
xide-semiconductor memory with nanoscale floating-gate and ultranarrow c
hannel”, Appl.Phys.Lett. 70(7), pp. 850-852, 1977. (4)A Nakajima et al.,“Room temperature operation of Si single-electr
on memory with self-aligned floating dot gate”, Appl.Phys.Lett. 70(13),
pp. 1742-1744, 1977. (5)K.Likharev, “Physics and possible applications of single-electron
device”, FED Journal, Vol.6. suppl.1, pp.5-14, 1955. (6)V.Krupenin et al., “Instability of single-electron memory at low
temperature in Al/AlOx/Al structures”, JETP 84(1), pp. 190-196, 1997. (7)K.Matsumoto et al., “Single electron memory on atomically flat α
-Al2O3 substrate made by AFM nano-oxidation process”, submitted to IEDM
1997. (8)H.Armed,“Single atom scale lithography for singleelectron devices
”, Physica B 227, pp.259-263, 1996. (9)H.Hanafi,“Fast and long retentio-time nano-crystal memory”,IEEE
Trans. On Elec. Dev., vol.43, No.9, pp.1553-1558, 1996. (10)A Nakajima et al.,“Single electron charging of Sn nanocrystals
in the thin SiO2 film formed by low energy ion implantation”, submitted
to IEEE IEDM Conf. December 1997. (11)D.J.DiMaria et al.,“Electrically-alterable read-only-memory usi
ng Si-rich SiO2 injectors and floating polycrystalline silicon storage l
ayer”, 931 Jnal of Applied Physics, vol. 52 (1981), July, No.7, New Yor
k, USA (12)EP-A-0 081 626.
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F001 AA01 AA06 AA19 AA63 AB08 AE02 AE03 AE08 AF20 5F083 EP02 EP17 EP23 EP53 EP56 EP57 JA01 JA31 ZA21

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フローティンググリッド(20)と制御グリッド(28) とを有するMOSFETトランジスタを備えたメモリ装置であって、 前記フローティンググリッド(20)と制御グリッド(28)とが、互いに離
    間した複数のナノスケールの導体アイランド(34)を備えた誘電体(32)に
    よって離間されており、前記ナノスケールアイランド(34)が前記フローティ
    ンググリッド(20)と制御グリッド(28)との間の誘電体内に均一に分布し
    たアイランドの3次元構造(30)を形成していることを特徴とするメモリ装置
  2. 【請求項2】 前記誘電体(32)が、導体アイランド(34)を形成す る金属グレイン間に電気的絶縁材料の重畳層を含んでいる請求項1に記載のメモ
    リ装置。
  3. 【請求項3】 前記誘電体(32)が、シリカ(SiO2)層とシリコンある いはゲルマニウムの単結晶を備えたシリカ層との交互層を備え、 前記単結晶が導体アイランド(34)を形成している請求項1に記載のメモリ
    装置。
  4. 【請求項4】 MOS構造が、3nmと等しいかあるいはそれ以上の厚さを有
    するグリッド酸化物層(18)を備えた請求項1に記載のメモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のメモリ装置を製造する方法であって、 a)基板(16)にチャネル領域(22)を形成する段階と、 b)前記チャネル領域(22)の上に広がったグリッド酸化物層(18)を形成
    する段階と、 c)前記グリッド酸化物層上に該グリッド酸化物層側から順に以下の: −第1のグリッド層(20)と、 −誘電体によって互いに離間された導体アイランドの3次元構造(30)と、 −第2のグリッド層(28)と、 を備えたスタックを形成する段階と d)前記スタックが前記チャネル領域の少なくとも一部の上に残るように、エッ
    チングによって前記の層のスタックを形作る段階と、 e)前記の形作られたスタックの上に自己整列したソース及びドレイン領域(2
    4,26)を形成する段階と、を備えたメモリ装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のメモリ装置(10)を複数含むメモリの ネットワークであって、 前記メモリ装置がメモリの行列として分布し、ワード線とビット線(50,4
    0)とに接続され、各メモリ装置が共通電極と呼ばれる第1の電極(26)と第
    2の電極(24)とを備えており、第1及び第2の電極が印加極性に依存してM
    OS構造のソース又はドレインを形成し、一つの行に並んだ各メモリ装置におけ
    る制御グリッドが同じワード線(50)に接続し、かつ、一つの列に並んだ各メ
    モリ装置における第2の電極(24)が同じビット線(40)に接続しているメ
    モリのネットワーク。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のメモリーのネットワークで選択されたメ モリ装置における書込方法であって、 正のポテンシャルを全共通電極(26)に印加し、選択されたメモリ装置に応
    じて、正の選択ポテンシャルをワード線(50)に印加し、選択されたメモリ装
    置に応じて、正の書込ポテンシャルをビット線(40)に印加するメモリ装置の
    書込方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のメモリーのネットワークで選択されたメ モリ装置における読出方法であって、 近似的にゼロのポテンシャルを全共通電極(26)に印加し、選択されたメモ
    リ装置に応じて、正の選択ポテンシャルをワード線(50)に印加し、選択され
    たメモリ装置に応じて、正の読出ポテンシャルをビット線(40)に印加し、ワ
    ード線(50)に印加した選択ポテンシャルが閾値より大きいメモリ装置の読出
    方法。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のメモリーのネットワークで選択されたメ モリ装置における消去方法であって、 近似的にゼロのポテンシャルを全共通電極(26)に印加し、選択されたメモ
    リ装置に応じて、負の消去ポテンシャルをワード線(50)に印加し、選択され
    たメモリ装置に応じて、正の選択ポテンシャルをビット線(40)に印加するメ
    モリ装置の消去方法
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