JP2001527141A - シリコーン含有プロポリマーおよび低含水材料 - Google Patents

シリコーン含有プロポリマーおよび低含水材料

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Abstract

(57)【要約】 低含水シリコーン含有エラストマーは、エチレン性不飽和シリコーン含有モノマー、およびプレポリマーのヒドロキシル−またはアミノ官能基と反応性のある少なくとも1つのモノマーから誘導されるヒドロキシ−またはアミノ−末端ポリマーに基づく。このエラストマーは特にコンタクトレンズ材料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の背景) 本発明は一般に、コンタクトレンズ材料に有用なシリコーン含有材料に関する
【0002】 コンタクトレンズの適用のためのポリマー性シリコーン材料は、ヒドロゲルお
よび非ヒドロゲルを包含する。非ヒドロゲルは、硬質ガス透過性コンタクトレン
ズに有用な硬質材料、またはソフトコンタクトレンズに有用な可撓性材料を含み
得る。ヒドロゲルは典型的に、かなりの量の親水性モノマーおよび/または内部
湿潤剤を含有し、これはかなりの量の水を吸収し保持するのに対して、非ヒドロ
ゲルシリコーン材料はかなりの量のそのような親水性モノマーまたは湿潤剤を含
有しない。それ故、これらの「低含水(low water)」非ヒドロゲルシ
リコーン材料はかなりの量の水(例えば、約5重量%未満、そしてより典型的に
は約1または2重量%未満)を吸収または保持しない。
【0003】 特にソフトコンタクトレンズの適用のための低含水シリコーン組成物は、所望
の酸素透過性、弾性率(modulus)、および弾性回復特性を有することが
重要である。このことは、レンズ材料の弾性率(ヤング弾性率)および弾性回復
はレンズの「快適さ」に重要な影響を与え得るため、ソフトコンタクトレンズの
形成において特に重要である。高い弾性率を有するレンズはしばしば知質(pe
rceived)剛性を有し;高すぎる弾性回復を有するレンズは眼球上に対し
て「吸着カップ(suction cup)」効果を示し得る。
【0004】 通常、シリコーン含有コンタクトレンズ材料に使用されるシリコーンモノマー
の1種は、嵩高い(bulky)ポリシロキサニルアルキルメタクリレート(例
えば、メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(通常「
TRIS」と称される))である。これらの「かさ高い」モノマーは、1分子あ
たりに多量のシリコンを含有するため、コンタクトレンズおよび他の医用デバイ
スの適用に望ましい特徴である材料の酸素透過性を増加させるのに有用である。
しかし、TRISはいくつかのシリコーンヒドロゲル、すなわちポリウレタン−
ポリシロキサンヒドロゲル組成物の弾性率を減少させることが公知であり(例え
ば、Lai,Yu Chin,The Role of Bulky Poly
siloxanylalkyl Methacrylates in Poly
urethane−polysiloxane Hydrogels、(Pro
ceeding of the American Chemical Soc
iety Division of Polymeric Materials
:Science and Engineering,第72巻,118〜11
9頁、(1995))を参照のこと)、「低含水」シリコーン組成物中のTRI
Sモノマー単位の使用は一般に、生じる物質の弾性率を増加させる。このような
TRISモノマー単位は一般に、低含水シリコーン材料の弾性率を減少させるの
に役に立たない。
【0005】 シリコーン含有コンタクトレンズ材料について公知のシリコーンモノマーの別
の種類は、エチレン性エンドキャップポリジメチルシロキサン(例えば、米国特
許第4,153,641号で開示されるポリジメチルシロキサン)に基づくエラ
ストマーである。これらの材料は通常、比較的低い弾性率を有するエラストマー
を提供する。
【0006】 要約すると、低含水シリコーン材料は、適切な弾性回復率を伴う比較的低い弾
性率(例えば、20g/mm2〜約150g/mm2)を有するソフトコンタクト
レンズの適用に対して見出される。さらにこのような適用のために、この材料は
光学的に透明、製造可能(例えば、成形するまたは機械にかけることが可能であ
る)でなければならず、受容可能な酸素透過性、生体適合性を有し、沈着物形成
に耐性がなければならない。さらに、低含水材料は、フリーラジカル重合化以外
の方法(例えば、射出成形法)によって、コンタクトレンズのような製品に鋳造
され得ることが望ましい。
【0007】 (発明の要旨) 本発明は、シリコーン組成物、好ましくは低含水シリコーン組成物に関し、こ
れは以下を含有する混合物の重合化生成物である: (A)以下の成分: (a)60〜95モル%のエチレン性不飽和シリコーン含有モノマー、 (b)2.5〜20モル%のヒドロキシルまたはアミノ基を含有するエチレ
ン性不飽和モノマー、 (c)ヒドロキシル−またはアミノ官能基を有するプレポリマーを提供する
、 2.5〜20モル%の連鎖移動剤、および (d)モノマー(a)、(b)または(c)以外の、0〜20モル%のエチ
レン性不飽和モノマー、 を反応させることによって調製されたヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリ
マーであって、ここで、 成分(a)、(b)、(c)および(d)のモル%は上記成分の全モル量に
基づく;ならびに (B)プレポリマーのヒドロキシル−またはアミノ−官能基に反応性を示す少
なくとも1種のモノマー。
【0008】 本発明はさらに、上記のシリコーン含有組成物で形成されたコンタクトレンズ
に関する。
【0009】 (好ましい実施態様の詳細な説明) エチレン性不飽和モノマーから誘導されるヒドロキシ−またはアミノ−末端プ
レポリマーは、当該分野で公知の一般的な技術によって合成され得る。一般に、
これらのプレポリマーは、エチレン性不飽和シリコーン含有モノマー(a)、ヒ
ドロキシルまたはアミノ基を含有するエチレン性不飽和モノマー(b)およびエ
チレン性不飽和モノマー(d)(もし存在するなら)の混合物の、連鎖移動剤(
c)存在下でのフリーラジカル重合によって調製される。この連鎖移動剤は、生
じるプレポリマーがヒドロキシ−またはアミノ−末端官能基を有するように選択
される。
【0010】 従って、ヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリマーは、エチレン性不飽和
シリコーン含有モノマー(a)から誘導される。このシリコーン含有モノマーに
少なくとも60モル%のプレポリマーが含まれ、このプレポリマーは1分子あた
り比較的多量のシリコーンを含有するので(これは比較的高い酸素透過性を有す
るプレポリマーの提供において重要である)、プレポリマーがシリコーン含有モ
ノマー(a)から誘導されるのが好ましい。ヒドロキシ−またはアミノ−末端プ
レポリマーの前駆体は、コンタクトレンズの分野で公知のエチレン性不飽和シリ
コーン含有モノマーを含み得、このモノマーは1官能性(すなわち、ただ1つの
エチレン性不飽和基を含有する)であることが好ましい。式(II):
【0011】
【化3】 で表される公知のかさ高いポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマー
が最も好まく、ここで: Xは−COO−、−CONR4−、−OCOO−、または−OCONR4−を表
し、ここで各々のR4は独立して水素または低級アルキルである;R3は水素また
はメチルを表す;hは1〜10である;各々のR2は独立して、低級アルキル基 、フェニル基または式−Si(R53の基を表し、ここで各々のR5は独立して 低級アルキル基またはフェニル基である。
【0012】 このようなかさ高いモノマーは特に、ペンタメチルジシロキサニルメチルメタ
クリレート、トリス(トリメチルシロキシ)メタクリルオキシプロピルシラン、
フェニルテトラメチルジシロキサニルエチルアクリレート、メチルジ(トリメチ
ルシロキシ)メタクリルオキシメチルシラン、3−[トリス(トリメチルシロキ
シ)シリル]プロピルビニルカルバメート、3−[トリス(トリメチルシロキシ
)シリル]プロピルアリルカルバメート、および3−[トリス(トリメチルシロ
キシ)シリル]プロピルビニルカーボネートを包含する。
【0013】 ヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリマーはまた、ヒドロキシルまたはア
ミノ基を含有するエチレン性不飽和モノマー(b)から誘導される。ヒドロキシ
置換モノマーは、ヒドロキシ(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリルアミ
ド(例えば、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、グリセロールメタクリレート、グリセロールアクリレート、およびN
−2−ヒドロキシエチルメタクリルアミド)を包含する。アミノ−置換モノマー
はアリルアミンを包含する。記載された好ましいモノマーは典型的には親水性で
あるため、生じるプレポリマーがかなりの量の水を吸収または保持しないように
、ヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリマーが、20モル%を超えないこの
モノマーを含有することが好ましい。モノマー(b)は、連鎖移動剤(c)に反
応性を示す官能基(ヒドロキシまたはアミノ)を提供する。
【0014】 ヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーは必要に応じて他のモノマー単位
を含み得る。すなわちこのプレポリマーは必要に応じて、モノマー(a)および
(b)とは異なるエチレン性不飽和モノマー(d)から誘導され得る。一般に、
このプレモノマー前駆体は、生じるプレポリマーが疎水性であるように、非親水
性モノマーである。疎水性の(メタ)アクリル酸((meth)acrylic
)エステルの例として、例えば、アルキル(メタ)アクリレートおよびフルオロ
アルキル(メタ)アクリレートが挙げられ、ここでアルキル部分は1〜5個の炭
素原子を含有する。
【0015】 連鎖移動剤(c)はプレポリマーの分子量を制御するように働き、プレポリマ
ーにヒドロキシ−またはアミノ官能性(functionality)を提供し
、その結果として、プレポリマーは、ヒドロキシ−またはアミノ官能性に反応性
を示す他のモノマーと共重合化され得る。適切な連鎖移動剤は、メルカプトアル
コール(ヒドロキシメルカプタンとも称される)およびアミノメルカプタンを包
含する。好ましい連鎖移動剤は、2−メルカプトエタノールおよび2−アミノエ
タンエチオールを包含する。一般に、連鎖移動剤対モノマー(a)、(b)およ
び(d)のモル比は約0.01〜約0.2である。
【0016】 連鎖移動剤(c)はまた、モノマー(b)のヒドロキシルまたはアミノ基と反
応性を示すように選択される。例えば、モノマー(b)がヒドロキシル基(2−
ヒドロキシエチルメタクリレートのようなモノマーから)を含有する場合、適切
な連鎖移動剤は、2−メルカプトエタノールのような、ヒドロキシル基に反応性
を示す基を含有する試剤である。モノマー(b)がアミノ基(アリルアミンのよ
うなモノマーから)を含有する場合、適切な連鎖移動剤は、2−アミノエタンエ
チオールのような、アミノ基に反応性を示すような試剤である。一般に、連鎖移
動剤は、エチレン性不飽和モノマー(b)に対して1:1のモル比で含まれる。
【0017】 ヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーのさらなる例は、実施例で提供さ
れる。
【0018】 生じるヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーは、プレポリマーのヒドロ
キシル−またはアミノ官能基に反応性を示す少なくとも1つの他のコモノマーと
共重合化されて熱可塑性エラストマーを形成する。本明細書中で使用される用語
「モノマー」または「コモノマー」は、上記のヒドロキシ−またはアミノ−末端
プレポリマーと共重合可能なモノマー物質を表す。従って、これらの用語は、比
較的低分子量のモノマー物質、および当該分野でプレポリマーまたはマクロモノ
マーと称される比較的高分子量のモノマー物質を含む。
【0019】 好ましくは、ヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーには、約10〜約9
0の重量%、より好ましくは、約25〜約75重量%のモノマー混合物(モノマ
ー混合物の全重量%はモノマー成分の重量に基づく)が含まれる。
【0020】 コモノマーの1つの好ましい種類は、シリコーン含有モノマーであり、これは
生じるエラストマーのシリコーン含量を酸素透過性とともにさらに増加させる。
コモノマーの適切な種類の1つは、ヒドロキシまたはアミノ基でエンドキャップ
された、式(III):
【0021】
【化4】 で表されたポリシロキサン含有モノマーである: ここで、各Xはヒドロキシ基またはアミノ基である; 各々のRは独立して、1〜10個の炭素原子を有するアルキレン基から選択さ
れ、ここで炭素原子はエーテル、ウレタンまたはウレイド結合をその間に含み得
る; 各々のR’は独立して一価の炭化水素基または1〜18個の炭素原子を有する
一価のハロゲン置換炭化水素基から選択され、これはその間にエーテル結語を含
み得る、そして aは1以上の整数である。 好ましくは、各々のR’は独立してアルキル基、フェニル基およびフッ素置換ア
ルキル基から選択され、そして各々のRはアルキレン、好ましくは、ブチレンで
ある。好ましくは、aは約10〜約100であり、より好ましくは、約15〜約
60である。
【0022】 コモノマーの別の好ましい種類は、ジイソシアネートであり、これはプレポリ
マーのヒドロキシ−またはアミノ−官能基(および式(III)のシリコーン含
有モノマーのヒドロキシ−またはアミノ−官能基)と反応してポリウレタンブロ
ックエラストマー(式(I)のプレポリマーがヒドロキシル−官能基を含有する
場合)またはポリウレアエラストマー(式(I)のプレポリマーがアミノ−官能
基を含有する場合)を形成する。熱可塑性ウレタンまたはウレアコポリマーを形
成する方法は、当該分野に公知であり、代表的な合成は実施例に記載される。一
般に、任意のジイソシアネートが用いられ得;これらのジイソシアネートは脂肪
族または芳香族であり得、そして、アルキル、アルキルシクロアルキル、シクロ
アルキル、アルキル芳香族および芳香族ジイソシアネート(好ましくは脂肪族ま
たは芳香族部分に6〜30個の炭素原子を有する)を含む。特定の例には、イソ
ホロンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、4,4
’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、4
,4’−ジフェニルジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレン−4,4’−ジ
フェニルジイソシアネート、1,3−ビス−(4,4’−イソシアナト(iso
cyanto)メチル)シクロヘキサンおよびシクロヘキサンジイソシアネート
を含む。他の例は、2:1のモル比でのジイソシアネートと短鎖ジオールとの反
応生成物であるジイソシアネートである。
【0023】 コモノマーとして、比較的低分子量のジオールまたは/およびグリコールがさ
らに含まれることが好ましい。これらは、1〜40個の炭素原子を有するアルキ
ルジオール、シクロアルキルジオール、アルキルシクロアルキルジオール、アリ
ールジオールまたはアルキルアリールジオールを包含し、これらは主鎖にエーテ
ル、チオまたはアミン結合を含有し得る。このような物質は、ポリウレタンまた
はポリウレアエラストマーの鎖伸長剤として有用である。特定の例には、2,2
−(4,4’−ジヒドロキシジフェニル)プロパン(ビスフェノールA)、4,
4’−イソ−プロピリジンジシクロヘキサノール、エトキシル化およびプロポキ
シル化ビスフェノールA、2,2−(4,4’−ジヒドロキシジフェニル)ペン
タン、1,1’−(4,4’−ジヒドロキシジフェニル)−p−ジイソプロピル
ベンゼン、1,3−シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジオール
、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブ
タンジオール、1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、ジエチ
レングリコールおよびトリエチレングリコールが挙げられる。1〜10個の炭素
原子を有するアルキルジオールおよびオキシアルキレンジオールは特に好ましい
【0024】 従って、エラストマーの好ましい種類は、以下を含有する混合物の重合化生成
物である: (A)ヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリマー; (B1)ヒドロキシまたはアミノ基でエンドキャップされたシリコーン含有モノ
マー、好ましくは式(III)のポリシロキサン; (B2)脂肪族または芳香族部分に、好ましくは6〜30個の炭素原子を有する
ジイソシアネート;および (B3)ジオールまたはグリコール、好ましくは、1〜10個の炭素原子を有す
るアルキレンまたはオキシアルキレンジオール。
【0025】 プレポリマー(A)対コモノマー(B1)、(B2)および(B3)のモル比
は好ましくは3:1〜1:3の範囲内、最も好ましくは約1:1である。
【0026】 本発明のモノマー混合物は、コンタクトレンズの分野で公知の着色料またはU
V吸収剤のような添加成分を含有し得る。
【0027】 このモノマー混合物は、射出または圧縮成形法のような方法によって、コンタ
クトレンズのような形付けられた物品に鋳造され得る。より詳細には、ヒドロキ
シ−またはアミノ末端プレポリマーおよびコモノマーを含有するモノマー性混合
物を、コンタクトレンズの所望の形状を有する成形空洞に充填し、次いで、所望
するなら硬化を促進するために熱を加えながら熱可塑性エラストマーを形成する
ために硬化する。この成形は2つの成形部分から構成され、1つの成形部分は前
部分のレンズ表面を形成するように形成され、もう一方の成形部分は後部のレン
ズ表面を形成するように形成され、そしてこの鋳型はプラスチックまたは金属の
いずれかであり得る。本発明の材料の1つの利点は、これらが射出成形法に適切
であることである。
【0028】 コンタクトレンズの形成に使用する場合、本発明の熱可塑性エラストマーは、
約5重量%未満の水含有量を有することが好ましく、より好ましくは約1重量%
未満である。さらにこのようなエラストマーは、約20g/mm2〜約150g /mm2の範囲の弾性率を有することが好ましく、より好ましくは約30g/m m2〜約100g/mm2である。
【0029】 所望するなら、本発明の材料から調製されたコンタクトレンズは湿潤性を増加
するために当該分野に公知の技術(例えば、プラズマ表面処理)を使用して、表
面処理され得る。
【0030】 本発明の例示として、いくつかの実施例が以下に提供される。これらの実施例
は本発明の局面をさらに説明するためのみに供され、本発明を限定すると解釈さ
れるべきではない。
【0031】 (実施例1) ヒドロキシ−末端プレポリマーの合成は以下の合成スキームによって表される
【0032】
【化5】 還流凝縮器に備え付けた乾燥した500mL丸底フラスコに、メタクリルオキ
シプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(TRIS、100g/0.2
3mol)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA、9.36g/0
.072mol)および無水テトラヒドロフラン(THF、100mL)を添加
した。この混合物に窒素流を15分間バブリングすることによって酸素を除去し
た。次いでフラスコの内容物を窒素の受動ブランケット下に置いた。このフラス
コに、2−メルカプトエタノール(5.63g/0.072mol)およびアゾ
イソブチルニトリル(AIBN、0.34g/0.002mol)を添加し、そ
してこの混合物を60℃で48時間加熱した。フラッシュエバポレーションによ
ってテトラヒドロフランを除去した。ポリマーをクロロホルムに溶解し、そして
脱イオン水で3回洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、そして溶
媒をフラッシュエバポレートすることによって得られたポリマーを単離した。サ
イズ排除クロマトグラフィーによる分析によって、数平均分子量(Mn)199
1、重量平均分子量(Mw)2484、1.24の多分散性(Pd)(ポリスチ
レン規準を使用する)を得た。
【0033】 (実施例2,3) 実施例2および3は実施例1で記載されたヒドロキシ−末端プレポリマーの合
成を使用して調製した。表1は処方および得られた特性を示す。
【0034】
【表1】 (実施例4) (熱可塑性コポリマーエラストマーの合成) 乾燥した500ml3つ口丸底フラスコに、イソホロンジイソシアネート(I
PDI、3.3192g/0.0146mol)、ネオペンチルグリコール(N
PG、1.0125g/0.00972mol)、5,050の分子量を有する
α,ω−ビス(ヒドロキシブチル)ポリジメチルシロキサン(約67繰り返しシ
ロキサン単位)(PDMS、12.2753g、0.00243mol)および
実施例1からのプレポリマー(4.5250g/0.0243mol)を添加し
た。IDPI:NPG:PDMS:プレポリマーのモル比は約3:2:0.5:
0.5であった。このフラスコにさらにジブチルスズジラウレート(0.068
3g)およびジクロロメタン(120ml)を添加した。この混合物を窒素下で
還流した。反応生成物のサンプルのIRスペクトル測定を周期的に行い、約14
0時間後、イソシアネートのピーク(2270cm-1)が反応生成物のIRスペ
クトルから消えた時、反応は終結した。次いで、溶媒を真空下で除き、ポリマー
生成物(Tg=48℃)を得た。
【0035】 (実施例5) (フィルムサンプル) 実施例4の生成物をジクロロメタンに溶解し、そしてこの溶液をガラスプレー
ト上にキャスティングし、次いで真空中で溶媒をエバポレートすることによって
フィルムを得た。このフィルムの機械的特性は、ASTM法1708および19
38を使用するInstron Model 4500上で決定した。このフィ
ルムは115g/mm2の引っ張り弾性率および22g/mm2の引き裂き強度を
有した。
【0036】 (実施例6) (コンタクトレンズの鋳造) 前部分のコンタクトレンズ表面を提供するための成形表面を有する、ポリプロ
ピレンから製造された10個の鋳型に、60mgの実施例4で記載された組成物
の熱可塑性エラストマーサンプルを充填した。後部分のコンタクトレンズ表面を
提供するための成形表面を有するポリプロピレン鋳型を、各々の前部分の鋳型の
先端に配置し、それらの間に成形空洞を形成した。2つの鋳型をプレートの間に
固定し、次いで、予め加熱(70℃)された2つの圧盤の間に配置し、そして2
分後圧力下で圧縮した。10分後、圧力を解放した。鋳型が周囲温度まで冷却し
た後、この鋳型を後部分の鋳型を除去することによって分離し、そして前部分の
鋳型からレンズを剥がした。全てのレンズは光学的に透明であり、これらはホウ
酸緩衝化生理食塩水で飽和した場合も透明なままであった。
【0037】 (実施例7) (比較エラストマーの合成(実施例1のプレポリマーなしのエラストマー)) 以下の実施例4に記載されたものと同じ手順に従い、IPDI(2.1982
gまたは0.00966mol)、NPG(0.5045gまたは0.0048
4mol)、ジブチルスズジラウレート(0.0813g)および30mlの塩
化メチレンを添加し、そして16時間還流した。次いで、α,ω−ビス(4−ヒ
ドロキシブチル)ポリジメチルシロキサン(23.9278gまたは0.004
73mol)および50mlの塩化メチレンを添加し、そしてさらに48時間還
流した。生成物のIR測定がイソシアネートのピークがないことを示した後、反
応物を懸濁した。溶媒を除いた後、生成物は固体のエラストマーの代わりに流動
性の透明な流動体であった。
【0038】 (実施例8) (熱可塑性コポリマーエラストマーの合成) 実施例4に記載の手順を続けて、実施例1のプレポリマーとPDMSの比を0
.5:0.5〜0.4:0.6に変えたことを除いて、実施例4に記載されたも
のと同じ成分を用いてエラストマーを調製した。調製したポリマーは46℃のT
gを有した。実施例5と同様に測定した鋳造フィルムの弾性率および引き裂き強
度は、それぞれ62g/mm2および22g/mm2であった。
【0039】 (実施例9) (熱可塑性コポリマーエラストマーの合成) NPGをジエチレングリコールに代えて実施例8の手順を繰り返した。調製し
たエラストマーは、25g/mm2の弾性率、および16g/mm2の引き裂き強
度を有した。
【0040】 (実施例10) (熱可塑性コポリマーエラストマーの射出成形) 実施例8のポリマーサンプルを、以下のパラメーターで引張り試験片に乾燥さ
せ、そして射出成形した:供給領域の温度 10℃;ノズルの温度 110、1
20、130または140℃;形成温度20℃;射出圧力300バール;射出速
度10mm/秒。全ての引張り試験片は光学的に透明であった。
【0041】 本発明の多くの改変および変化は、本明細書中の教示を考慮すると当該分野の
実施者にとって可能である。従って、本発明は請求の範囲内で本明細書中で明確
に記載された以外に実施され得る。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月6日(2000.1.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 通常、シリコーン含有コンタクトレンズ材料に使用されるシリコーンモノマー
の1種は、嵩高い(bulky)ポリシロキサニルアルキルメタクリレート(例
えば、メタクリルオキシプロピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン(通常「
TRIS」と称される))である。これらの「かさ高い」モノマーは、1分子あ
たりに多量のシリコンを含有するため、コンタクトレンズおよび他の医用デバイ
スの適用に望ましい特徴である材料の酸素透過性を増加させるのに有用である。
しかし、TRISはいくつかのシリコーンヒドロゲル、すなわちポリウレタン−
ポリシロキサンヒドロゲル組成物の弾性率を減少させることが公知であり(例え
ば、Lai,Yu Chin,The Role of Bulky Poly
siloxanylalkyl Methacrylates in Poly
urethane−polysiloxane Hydrogels、(Pro
ceeding of the American Chemical Soc
iety Division of Polymeric Materials
:Science and Engineering,第72巻,118〜11
9頁、(1995))を参照のこと)、「低含水」シリコーン組成物中のTRI
Sモノマー単位の使用は一般に、生じる物質の弾性率を増加させる。このような
TRISモノマー単位は一般に、低含水シリコーン材料の弾性率を減少させるの
に役に立たない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】 シリコーン含有コンタクトレンズ材料について公知のシリコーンモノマーの別
の種類は、エチレン性エンドキャップポリジメチルシロキサン(例えば、米国特
許第4,153,641号で開示されるポリジメチルシロキサン)に基づくエラ
ストマーである。これらの材料は通常、比較的低い弾性率を有するエラストマー
を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 要約すると、低含水シリコーン材料は、適切な弾性回復率を伴う比較的低い弾
性率(例えば、20g/mm2〜約150g/mm2)を有するソフトコンタクト
レンズの適用に対して見出される。さらにこのような適用のために、この材料は
光学的に透明、製造可能(例えば、成形するまたは機械にかけることが可能であ
る)でなければならず、受容可能な酸素透過性、生体適合性を有し、沈着物形成
に耐性がなければならない。さらに、低含水材料は、フリーラジカル重合化以外
の方法(例えば、射出成形法)によって、コンタクトレンズのような製品に鋳造
され得ることが望ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 (発明の要旨) 本発明は、シリコーン組成物、好ましくは低含水シリコーン組成物に関し、こ
れは以下を含有する混合物の重合化生成物である: (A)以下の成分: (a)60〜95モル%のエチレン性不飽和シリコーン含有モノマー、 (b)2.5〜20モル%のヒドロキシルまたはアミノ基を含有するエチレ
ン性不飽和モノマー、 (c)ヒドロキシル−またはアミノ官能基を有するプレポリマーを提供する
、 2.5〜20モル%の連鎖移動剤、および (d)モノマー(a)、(b)または(c)以外の、0〜20モル%のエチ
レン性不飽和モノマー、 を反応させることによって調製されたヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリ
マーであって、ここで、 成分(a)、(b)、(c)および(d)のモル%は上記成分の全モル量に
基づく;ならびに (B)プレポリマーのヒドロキシル−またはアミノ−官能基に反応性を示す少
なくとも1種のモノマー。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 本発明はさらに、上記のシリコーン含有組成物で形成されたコンタクトレンズ
に関する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 (好ましい実施態様の詳細な説明) エチレン性不飽和モノマーから誘導されるヒドロキシ−またはアミノ−末端プ
レポリマーは、当該分野で公知の一般的な技術によって合成され得る。一般に、
これらのプレポリマーは、エチレン性不飽和シリコーン含有モノマー(a)、ヒ
ドロキシルまたはアミノ基を含有するエチレン性不飽和モノマー(b)およびエ
チレン性不飽和モノマー(d)(もし存在するなら)の混合物の、連鎖移動剤(
c)存在下でのフリーラジカル重合によって調製される。この連鎖移動剤は、生
じるプレポリマーがヒドロキシ−またはアミノ−末端官能基を有するように選択
される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 従って、ヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリマーは、エチレン性不飽和
シリコーン含有モノマー(a)から誘導される。このシリコーン含有モノマーに
少なくとも60モル%のプレポリマーが含まれ、このプレポリマーは1分子あた
り比較的多量のシリコーンを含有するので(これは比較的高い酸素透過性を有す
るプレポリマーの提供において重要である)、プレポリマーがシリコーン含有モ
ノマー(a)から誘導されるのが好ましい。ヒドロキシ−またはアミノ−末端プ
レポリマーの前駆体は、コンタクトレンズの分野で公知のエチレン性不飽和シリ
コーン含有モノマーを含み得、このモノマーは1官能性(すなわち、ただ1つの
エチレン性不飽和基を含有する)であることが好ましい。式(II):
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【化3】 で表される公知のかさ高いポリシロキサニルアルキル(メタ)アクリルモノマー
が最も好まく、ここで: Xは−COO−、−CONR4−、−OCOO−、または−OCONR4−を表
し、ここで各々のR4は独立して水素または低級アルキルである;R3は水素また
はメチルを表す;hは1〜10である;各々のR2は独立して、低級アルキル基 、フェニル基または式−Si(R53の基を表し、ここで各々のR5は独立して 低級アルキル基またはフェニル基である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 ヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーは必要に応じて他のモノマー単位
を含み得る。すなわちこのプレポリマーは必要に応じて、モノマー(a)および
(b)とは異なるエチレン性不飽和モノマー(d)から誘導され得る。一般に、
このプレモノマー前駆体は、生じるプレポリマーが疎水性であるように、非親水
性モノマーである。疎水性の(メタ)アクリル酸((meth)acrylic
)エステルの例として、例えば、アルキル(メタ)アクリレートおよびフルオロ
アルキル(メタ)アクリレートが挙げられ、ここでアルキル部分は1〜5個の炭
素原子を含有する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 連鎖移動剤(c)はプレポリマーの分子量を制御するように働き、プレポリマ
ーにヒドロキシ−またはアミノ官能性(functionality)を提供し
、その結果として、プレポリマーは、ヒドロキシ−またはアミノ官能性に反応性
を示す他のモノマーと共重合化され得る。適切な連鎖移動剤は、メルカプトアル
コール(ヒドロキシメルカプタンとも称される)およびアミノメルカプタンを包
含する。好ましい連鎖移動剤は、2−メルカプトエタノールおよび2−アミノエ
タンエチオールを包含する。一般に、連鎖移動剤対モノマー(a)、(b)およ
び(d)のモル比は0.01〜0.2である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 連鎖移動剤(c)はまた、モノマー(b)のヒドロキシルまたはアミノ基と反
応性を示すように選択される。例えば、モノマー(b)がヒドロキシル基(2−
ヒドロキシエチルメタクリレートのようなモノマーから)を含有する場合、適切
な連鎖移動剤は、2−メルカプトエタノールのような、ヒドロキシル基に反応性
を示す基を含有する試剤である。モノマー(b)がアミノ基(アリルアミンのよ
うなモノマーから)を含有する場合、適切な連鎖移動剤は、2−アミノエタンエ
チオールのような、アミノ基に反応性を示すような試剤である。一般に、連鎖移
動剤は、エチレン性不飽和モノマー(b)に対して1:1のモル比で含まれる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 ヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーのさらなる例は、実施例で提供さ
れる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 生じるヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーは、プレポリマーのヒドロ
キシル−またはアミノ官能基に反応性を示す少なくとも1つの他のコモノマーと
共重合化されて熱可塑性エラストマーを形成する。本明細書中で使用される用語
「モノマー」または「コモノマー」は、上記のヒドロキシ−またはアミノ−末端
プレポリマーと共重合可能なモノマー物質を表す。従って、これらの用語は、比
較的低分子量のモノマー物質、および当該分野でプレポリマーまたはマクロモノ
マーと称される比較的高分子量のモノマー物質を含む。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】 好ましくは、ヒドロキシ−またはアミノ末端プレポリマーには、10〜90の
重量%、より好ましくは、25〜約75重量%のモノマー混合物(モノマー混合
物の全重量%はモノマー成分の重量に基づく)が含まれる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】 コモノマーの1つの好ましい種類は、シリコーン含有モノマーであり、これは
生じるエラストマーのシリコーン含量を酸素透過性とともにさらに増加させる。
コモノマーの適切な種類の1つは、ヒドロキシまたはアミノ基でエンドキャップ
された、式(III):
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【化4】 で表されたポリシロキサン含有モノマーである: ここで、各Xはヒドロキシ基またはアミノ基である; 各々のRは独立して、1〜10個の炭素原子を有するアルキレン基から選択さ
れ、ここで炭素原子はエーテル、ウレタンまたはウレイド結合をその間に含み得
る; 各々のR’は独立して一価の炭化水素基または1〜18個の炭素原子を有する
一価のハロゲン置換炭化水素基から選択され、これはその間にエーテル結語を含
み得る、そして aは1以上の整数である。 好ましくは、各々のR’は独立してアルキル基、フェニル基およびフッ素置換ア
ルキル基から選択され、そして各々のRはアルキレン、好ましくは、ブチレンで
ある。好ましくは、aは10〜100であり、より好ましくは、15〜60であ
る。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 コモノマーの別の好ましい種類は、ジイソシアネートであり、これはプレポリ
マーのヒドロキシ−またはアミノ−官能基(および式(III)のシリコーン含
有モノマーのヒドロキシ−またはアミノ−官能基)と反応してポリウレタンブロ
ックエラストマー(式(I)のプレポリマーがヒドロキシル−官能基を含有する
場合)またはポリウレアエラストマー(式(I)のプレポリマーがアミノ−官能
基を含有する場合)を形成する。熱可塑性ウレタンまたはウレアコポリマーを形
成する方法は、当該分野に公知であり、代表的な合成は実施例に記載される。一
般に、任意のジイソシアネートが用いられ得;これらのジイソシアネートは脂肪
族または芳香族であり得、そして、アルキル、アルキルシクロアルキル、シクロ
アルキル、アルキル芳香族および芳香族ジイソシアネート(好ましくは脂肪族ま
たは芳香族部分に6〜30個の炭素原子を有する)を含む。特定の例には、イソ
ホロンジイソシアネート、ヘキサメチレン−1,6−ジイソシアネート、4,4
’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トルエンジイソシアネート、4
,4’−ジフェニルジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、p−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレン−4,4’−ジ
フェニルジイソシアネート、1,3−ビス−(4,4’−イソシアナト(iso
cyanto)メチル)シクロヘキサンおよびシクロヘキサンジイソシアネート
を含む。他の例は、2:1のモル比でのジイソシアネートと短鎖ジオールとの反
応生成物であるジイソシアネートである。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 プレポリマー(A)対コモノマー(B1)、(B2)および(B3)のモル比
は好ましくは3:1〜1:3の範囲内、最も好ましくは1:1である。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 本発明のモノマー混合物は、コンタクトレンズの分野で公知の着色料またはU
V吸収剤のような添加成分を含有し得る。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 このモノマー混合物は、射出または圧縮成形法のような方法によって、コンタ
クトレンズのような形付けられた物品に鋳造され得る。より詳細には、ヒドロキ
シ−またはアミノ末端プレポリマーおよびコモノマーを含有するモノマー性混合
物を、コンタクトレンズの所望の形状を有する成形空洞に充填し、次いで、所望
するなら硬化を促進するために熱を加えながら熱可塑性エラストマーを形成する
ために硬化する。この成形は2つの成形部分から構成され、1つの成形部分は前
部分のレンズ表面を形成するように形成され、もう一方の成形部分は後部のレン
ズ表面を形成するように形成され、そしてこの鋳型はプラスチックまたは金属の
いずれかであり得る。本発明の材料の1つの利点は、これらが射出成形法に適切
であることである。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】 コンタクトレンズの形成に使用する場合、本発明の熱可塑性エラストマーは、
5重量%未満の水含有量を有することが好ましく、より好ましくは1重量%未満
である。さらにこのようなエラストマーは、20g/mm2〜150g/mm2
範囲の弾性率を有することが好ましく、より好ましくは30g/mm2〜100 g/mm2である。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 所望するなら、本発明の材料から調製されたコンタクトレンズは湿潤性を増加
するために当該分野に公知の技術(例えば、プラズマ表面処理)を使用して、表
面処理され得る。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 本発明の例示として、いくつかの実施例が以下に提供される。これらの実施例
は本発明の局面をさらに説明するためのみに供され、本発明を限定すると解釈さ
れるべきではない。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】 (実施例10) (熱可塑性コポリマーエラストマーの射出成形) 実施例8のポリマーサンプルを、以下のパラメーターで引張り試験片に乾燥さ
せ、そして射出成形した:供給領域の温度 10℃;ノズルの温度 110、1
20、130または140℃;形成温度20℃;射出圧力300×105ニュー トン/メーター2(300バール);射出速度10mm/秒。全ての引張り試験 片は光学的に透明であった。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】 本発明の多くの改変および変化は、本明細書中の教示を考慮すると当該分野の
実施者にとって可能である。従って、本発明は請求の範囲内で本明細書中で明確
に記載された以外に実施され得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AU,BA,BB,BG,BR,CA,CN, CU,CZ,EE,ES,FI,GB,GE,HR,H U,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,LC,LK,LR,LT,LV,MD,MG, MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TR ,TT,UA,UZ,VN,YU (72)発明者 ライ, ユ−チン アメリカ合衆国 ニューヨーク 14534, ピッツフォード, コッパー ウッズ 23 (72)発明者 クイン, エドモンド ティー. アメリカ合衆国 ニューヨーク 14622, ロチェスター, イースト リッジ ロ ード 2373, アパートメント 94 (72)発明者 アモン, ダニエル エム. ジュニア アメリカ合衆国 ニューヨーク 14609, ロチェスター, ハーストボーン ロー ド 179 Fターム(参考) 2H006 BB01 BB04 BB05 BB07 4J034 BA03 BA07 BA08 CA04 DA01 DA03 DB04 DB05 DM01 DM06 DP18 HA01 HC03 HC12 HC17 HC22 HC61 HC64 HC65 HC67 HC71 HC73 QD01 QD06 RA13

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性エラストマーであり、以下: (A)以下の成分: (a)少なくとも60モル%のエチレン性不飽和シリコーン含有モノマー
    、 (b)2.5〜20モル%のヒドロキシルまたはアミノ基を含有するエチ
    レン性不飽和モノマー、 (c)ヒドロキシル−またはアミノ−官能基を有するプレポリマーを提供
    する、2.5〜20モル%の連鎖移動剤、および (d)モノマー(a)、(b)または(c)以外の、0〜20モル%のエ
    チレン性不飽和モノマー、 を反応させることによって調製したヒドロキシ−またはアミノ−末端プレポリマ
    ーであって、ここで、 成分(a)、(b)、(c)および(d)のモルパーセントは前記成分の全モ
    ル量に基づく;ならびに (B)プレポリマーのヒドロキシル−またはアミノ−官能基に反応性を示す少
    なくとも1種のモノマー、 を含有するモノマー混合物の重合化生成物である、熱可塑性エラストマー。
  2. 【請求項2】 前記モノマー混合物の成分Bがジイソシアネートを含有する
    、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー。
  3. 【請求項3】 前記モノマー混合物の成分Bが、ヒドロキシまたはアミノ基
    でエンドキャップされたシリコーン含有モノマーをさらに含有する、請求項2に
    記載の熱可塑性エラストマー。
  4. 【請求項4】 前記モノマー混合物の成分Bが、1〜40個の炭素原子を有
    するジオールまたはグリコールをさらに含有する、請求項3に記載の熱可塑性エ
    ラストマー。
  5. 【請求項5】 前記モノマー混合物の成分Bが、1〜10個の炭素原子を有
    するアルキレンまたはオキシアルキレンジオールを含有する、請求項4に記載の
    熱可塑性エラストマー。
  6. 【請求項6】 前記モノマー混合物が、ジヒドロキシ−またはジアミン−末
    端シリコーン含有モノマーを含有する、請求項3に記載の熱可塑性エラストマー
  7. 【請求項7】 前記シリコーン含有モノマーが、式: 【化1】 を有する、請求項6に記載の熱可塑性エラストマーであり、 ここで、各々のRは独立して、1〜10個の炭素原子を有するアルキレン基か
    ら選択され、ここで該炭素原子はエーテル、ウレタンまたはウレイド結合をその
    間に含有し得る; 各々のR’は独立して、1〜18個の炭素原子を有し、その間にエーテル結合
    を含有し得る1価の炭化水素基または1価のハロゲン置換炭化水素基から選択さ
    れる、そして aは1以上の整数である、熱可塑性エラストマー。
  8. 【請求項8】 前記ジオールがネオペンチルグリコールである、請求項5に
    記載の熱可塑性エラストマー。
  9. 【請求項9】 前記ジイソシアネートがイソホロンジイソシアネートである
    、請求項8に記載の熱可塑性エラストマー。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の熱可塑性エラストマーであり、ヒドロキ
    シ−またはアミノ−末端プレポリマー(A)、ジヒドロキシ−末端シリコーン含
    有モノマー、ジイソシアネートおよび1〜10個の炭素原子を有するアルキレン
    またはオキシアルキレンジオールを含有する混合物の重合化生成物である、熱可
    塑性エラストマー。
  11. 【請求項11】 前記プレポリマーの成分(a)が式(II)の化合物: 【化2】 である、請求項1に記載の熱可塑性エラストマーであり、 ここで、 Xは−COO−、−CONR4−、−OCOO−または−OCONR4−を表し
    、各々のR4は水素または1〜5個の炭素原子を有するアルキル部分である;R3 は水素またはメチルを表す;hは1〜10である;そして、各々のR2は独立し て、1〜5個の炭素原子を含有するアルキル部分、フェニル基または式−Si(
    53の基(ここで、各々のR5は独立して、1〜5個の炭素原子を含有するア ルキル部分またはフェニル基である)を表す、熱可塑性エラストマー。
  12. 【請求項12】 前記プレポリマーの成分(b)が、ヒドロキシル−置換(
    メタ)アクリレート、ヒドロキシル−置換(メタ)アクリルアミド、アミノ−置
    換(メタ)アクリレートおよびアミノ−置換(メタ)アクリルアミドから成る群
    から選択される、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー。
  13. 【請求項13】 前記プレポリマーの成分(b)が、2−ヒドロキシエチル
    メタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルメタクリレー
    ト、グリシジルアクリレート、ポリエチレングリコールメタクリレートおよびポ
    リエチレングリコールアクリレートから成る群から選択される少なくとも1個の
    ヒドロキシル−置換(メタ)アクリレートである、請求項12に記載の熱可塑性
    エラストマー。
  14. 【請求項14】 前記プレポリマーの連鎖移動剤(c)が2−メルカプトエ
    タノールである、請求項11に記載の熱可塑性エラストマー。
  15. 【請求項15】 前記プレポリマーが、トリス(トリメチルシロキシ)メタ
    クリルオキシプロピルシラン、2−ヒドロキシエチルメタクリレートおよびメル
    カプトエタノールの共重合体に基づく、請求項1に記載の熱可塑性エラストマー
  16. 【請求項16】 請求項1に記載の熱可塑性エラストマーから形成されたコ
    ンタクトレンズ。
  17. 【請求項17】 請求項6に記載の熱可塑性エラストマーから形成されたコ
    ンタクトレンズ。
  18. 【請求項18】 請求項10に記載の熱可塑性エラストマーから形成された
    コンタクトレンズ。
  19. 【請求項19】 請求項15に記載の熱可塑性エラストマーから形成された
    コンタクトレンズ。
  20. 【請求項20】 5重量パーセント未満の含水量および20g/mm2〜1 50g/mm2の範囲の弾性率(ASTM 1708で測定)を有する、請求項 16に記載のコンタクトレンズ。
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