JP2001527054A - 結晶化、吸着および異性化による混合ジメチルナフタレンからの2,6−dmnの製造方法 - Google Patents

結晶化、吸着および異性化による混合ジメチルナフタレンからの2,6−dmnの製造方法

Info

Publication number
JP2001527054A
JP2001527054A JP2000526457A JP2000526457A JP2001527054A JP 2001527054 A JP2001527054 A JP 2001527054A JP 2000526457 A JP2000526457 A JP 2000526457A JP 2000526457 A JP2000526457 A JP 2000526457A JP 2001527054 A JP2001527054 A JP 2001527054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dmn
dimethylnaphthalene
mixture
isomers
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000526457A
Other languages
English (en)
Inventor
マンソン、カーチス、エル
ビゴット、パトリック、シー
ヒー、ザンキング、アリス
Original Assignee
シェブロン ケミカル カンパニー エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シェブロン ケミカル カンパニー エルエルシー filed Critical シェブロン ケミカル カンパニー エルエルシー
Publication of JP2001527054A publication Critical patent/JP2001527054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C15/00Cyclic hydrocarbons containing only six-membered aromatic rings as cyclic parts
    • C07C15/20Polycyclic condensed hydrocarbons
    • C07C15/24Polycyclic condensed hydrocarbons containing two rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/12Purification; Separation; Use of additives by adsorption, i.e. purification or separation of hydrocarbons with the aid of solids, e.g. with ion-exchangers
    • C07C7/13Purification; Separation; Use of additives by adsorption, i.e. purification or separation of hydrocarbons with the aid of solids, e.g. with ion-exchangers by molecular-sieve technique
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C7/00Purification; Separation; Use of additives
    • C07C7/14Purification; Separation; Use of additives by crystallisation; Purification or separation of the crystals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2521/00Catalysts comprising the elements, oxides or hydroxides of magnesium, boron, aluminium, carbon, silicon, titanium, zirconium or hafnium
    • C07C2521/02Boron or aluminium; Oxides or hydroxides thereof
    • C07C2521/04Alumina
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/02Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of the alkali- or alkaline earth metals or beryllium
    • C07C2523/04Alkali metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/14Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of germanium, tin or lead
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/16Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of arsenic, antimony, bismuth, vanadium, niobium, tantalum, polonium, chromium, molybdenum, tungsten, manganese, technetium or rhenium
    • C07C2523/32Manganese, technetium or rhenium
    • C07C2523/36Rhenium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of noble metals
    • C07C2523/40Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of noble metals of the platinum group metals
    • C07C2523/42Platinum
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of noble metals
    • C07C2523/40Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of noble metals of the platinum group metals
    • C07C2523/44Palladium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of noble metals
    • C07C2523/40Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of noble metals of the platinum group metals
    • C07C2523/46Ruthenium, rhodium, osmium or iridium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2523/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00
    • C07C2523/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group C07C2521/00 of the iron group metals or copper
    • C07C2523/74Iron group metals
    • C07C2523/755Nickel

Abstract

(57)【要約】 一連の分別工程、結晶化工程および吸着工程により、供給材料中に存在する特別な異性体の制約なしに、ジメチルナフタレン異性体の混合物から高純度および高収率において、ポリエチレンナフタレート製造用の2,6−ジメチルナフタレン(2,6−DMN)を製造する方法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、他のDMN異性体から2,6−DMNを分離する方法および非2,
6−DMN異性体を所望の2,6−DMN異性体生成物に転化する方法に関する
【0002】 (発明の背景) 2,6−DMNは、2,6−ナフタレンジカルボン酸(2,6−NDA)およ
び2,6−ナフタレンジカルボキシレート(2,6−NDC)の製造中に造られ
る中間体である。2,6−NDAおよび2,6−NDCは、そのどちらもエチレ
ングリコールと化合させたときに反応し、フィルム、繊維および包装において独
特かつ有利に商業上に適用されるポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエ
ステルを生成するモノマーである。
【0003】 ジメチルナフタレンの異性体は、それらの沸点が非常に類似しているので、蒸
留によりお互いを分離することは難しい。しかし、結晶化により、または吸着に
より、または吸着次いで結晶化により2,6−DMNを回収する技術は存在して
いる。2,7−DMNから2,6−DMNを結晶化だけで分離することは、それ
らが共晶(eutectic)を形成しているので難しい。また、吸着だけで混
合DMNから2,6−DMNを回収することは高価である。なぜなら、選択的に
2,6−DMNを吸着する物質が知られていないからである。先行技術において
は、吸着工程および結晶化工程を組み合わせたときに、吸着工程は、大部分の所
望しないDMN異性体を除くために常に使用された。さらに、所望の生成物純度
を得るために、吸着工程の後に追加の結晶化工程がしばしば行なわれた。
【0004】 2,6−DMNの工業的製造における追加の複雑さは、2,6−DMN以外の
DMN異性体を所望の2,6−DMN異性体に転化することの難しさである。D
MNの異性化中において、ナフタレン環上のメチル基をアルファ位置(すなわち
、1、4、5または8)からベータ位置(すなわち、2、3、6、または7)に
移行させるときに、またはそれらの逆の時に、ナフタレン上のメチル基を移動さ
せることは容易であるが、メチル基を1つのベータ位置から他のベータ位置に再
配列させるときには難しい、ことはよく知られている、DMN異性体は、異性化
が容易に達成される範囲内で「三っ組(triads)」と称されるグループに
分類された。これらの三っ組は、(1)1,5−DMN、1,6−DMN、およ
び2,6−DMN;(2)1,7−DMN、1,8−DMN、および2,7−D
MN;および(3)1,3−DMN、1,4−DMN、および2,3−DMNで
ある。第10の異性体、1,2−DMNは、隣り合ったアルファ位置およびベー
タ位置の2つのメチル基からなり、そして前述の三っ組の1つの範囲に入らない
【0005】 製造者は、2,7−DMNの存在下に高収率で2,6−DMNを回収すること
が難しいので、2,7−DMN異性体が共に造られるのを避けることによって2
,6−DMNの工業用品質を生じさせる方法を開発した。さらに、製造者は、三
っ組を渡って異性化をすることの難しさのために、2,6−三っ組の範囲外の異
性体が生じるのを避けることを試みた。2,6−DMNに転化できない異性体は
、収率の損失および原料を非効率で使用することを表している。その上、供給流
中の2,6−DMNの濃度が低いときは、吸着は実際的でない。なぜなら、他の
異性体を越えて2,6−DMNを優先的に吸収する既知物質が存在しないからで
ある。これらの制約は、しばしば、高価な原料の使用および2,6−三っ組の中
の異性体だけを造ることができる調節された有機合成反応、例えばブタジエンお
よびオルソキシレンのアルキル化、およびメチルナフタレンのメチル化の使用を
必要とする。
【0006】 結晶化、吸着および蒸留によってDMN異性体混合物から2,6−DMNを精
製することに関する技術は、非2,6−DMNから2,6−DMNへの異性化に
関する技術として知られている。
【0007】 結晶化によるDMN異性体の分離は、もし供給組成物が2,6−DMN異性体
においてかなり高いならば、またはもし低収率が受け入れられるならば、または
もし結晶化すべき供給物が三っ組の範囲内の異性体からなっているならば、比較
的容易である。もし2,6−DMNの濃度が共晶組成物のかなり上であるならば
、単純な結晶化により高収率で純粋な2,6−DMNを造ることができる。もし
2,6−DMNの濃度が共晶組成物の僅かに上であるならば、高純度のDMNを
低収率で得ることができる。もし混合物が、2,6−DMN三っ組、未回収物質
、1,5−DMN、1,6−DMNおよび2,6−DMNの混合物の範囲内の異
性体から成っているならば、容易に異性化して共晶組成物以上の2,6−DMN
を有する混合物を造ることができる。結晶化単独では、2,6−DMN異性体お
よび2,7−DMN異性体の両方が存在しているときに混合DMNを精製して2
,6−DMNを造ることは不十分となる。なぜなら、それらは共晶混合物を生成
するからである。
【0008】 DMN異性体のための吸着分離の実現可能性が例証された。しかし、混合DM
Nsの供給物から2,6−DMNを選択的に吸着する物質は発表されなかった。
この制限された状態は、吸着単独によって混合DMNから2,6−DMNを回収
することを高価にする。なぜなら、吸着装置は、少量の2,6−DMNを含有す
る供給流から2,6−DMN以外の全ての成分を除くために、非常に大きくしな
ければならないからである。
【0009】 結晶化によるまたは吸着による2,6−DMNの精製の限界を克服するための
1つの技術は、2つの技術を組み合わせることである。そのような組み合わせは
、結晶化工程の前に供給物の前処理として吸着工程を使用することにより常に前
もって行われた。
【0010】 2,6−DMN/2,7−DMNの共晶を分けるための別法による技術は、ナ
フタレン環を部分的にまたは完全に飽和することである。その結果得られたデカ
リンまたはテトラリンは、ジメチルナフタレンと同じ組成物において共晶を生成
せず、こうして、2,6−異性体および2,7−異性体の増加量は、DMN供給
物を別法で水素化または脱水素化によって回収することができる。
【0011】 少量の他の炭化水素と一緒に2,6−DMNおよび2,7−DMNを含有する
非共晶DMN混合物は昇華できるので、残留固体は2,6−DMNおよび2,7
−DMNの混合物であることは開示されている。しかし、昇華を使用して共晶組
成物の形態にある2,6−DMN/2,7−DMN混合物を精製できることは教
示されていない。
【0012】 従来の異性化技術は、三っ組み内の転化、すなわち隣り合ったアルファ位置と
ベータ位置との間のメチル基だけの移動、に限定されていた。1997年7月1
4日に出願されたサンチリ(Santilli)およびチェン(Chen)の米
国特願第08/892,508号(この特願の明細書の記載は、本明細書の記載
として本明細書に挿入される)には、各環上にメチル基を有する混合ジメチルナ
フタレンのあらゆる組成の供給物を、各環上にメチル基を有する混合ジメチルナ
フタレン(すなわち、2,6−DMNの三っ組および2,7−DMNの三っ組)
の平衡混合物に近い生成物に異性化する方法が開示されている。本発明方法には
、2つの三っ組を渡って異性化させるこの方法が組み入れられている。
【0013】 研究者は、2,6−DMN製造の全体にわたる方法の改良を試み分離技術およ
び異性化技術を結合した。技術を結合させるこれらの種々の試みには、制約され
た成功があった。なぜなら、方法の種々な工程は、低収率または三っ組と三っ組
との間の異性化の不能のような問題に悩まされていたからである。
【0014】 前述において論じた技術は、一般的または特別のいずれにしても、本願で特許
請求された発明のある種の態様に関係している。これらの技術は、2,6−三っ
組の範囲外の種々なDMN異性体を含有する供給物から実質的に純粋な2,6−
DMNを得るためにはあまり効果的でもなくまたは経済的でもない。要求されて
いる方法は、供給物中に存在している特別な異性体に制約されることなしに、D
MN異性体の混合物から高純度および高収率で2,6−DMNを製造する経済的
方法である。新規な方法は、供給源から許容できる2,6−DMNの収率をもた
せるために、2,6−DMN以外の異性体を所望の2,6−異性体に転化しなく
てはならない。本発明はこれらの目標を達成している。
【0015】 (発明の概要) 本発明の1つの目的は、相対的に高いかつ安定な収率でDMN異性体の混合物
から2,6−DMNを分離する経済的方法を提供することである。本発明の方法
は、ジメチルナフタレン異性体にその方法を使用すると極めて効率的であり、そ
れにより方法の工業的意義を強化できる。
【0016】 本発明の他の目的は、ジメチルナフタレン異性体と接近した沸点の化合物との
供給混合物を結晶化させて2,6−ジメチルナフタレンおよび2,7−ジメチル
ナフタレンを含む共晶組成物を沈殿させ;場合により、共晶組成物を溶剤に溶解
し;そして吸着カラム上に非2,6−ジメチルナフタレンを吸着させることによ
って、溶解した共晶組成物から主として2,6−ジメチルナフタレン組成物を回
収する;諸工程を含む、前記混合物から2,6−DMNを精製する方法を提供す
ることである。結晶化は、存在する異性体の影響を受けないで2,6−DMNの
高回収を達成させ、そして一方、吸着工程は、存在する異性体の影響を受けない
で2,6−DMNの高純度を達成させる。
【0017】 さらに本発明の他の目的は、ジメチルナフタレン異性体および接近した沸点の
化合物の供給混合物を結晶化および吸着により精製する前に、前記混合物を分別
し、2,6−DMNおよび2,7−DMNよりも多い揮発性または少ない揮発性
のいずれの化合物も除くことである。この分別工程は、下流側の精製を単純化し
、かつ下流側の装置の大きさを減少させる。
【0018】 なお、さらに、本発明の他の目的は、DMN異性体、主として、結晶化工程の
間に母液中に保有されるかまたは異性化すべき吸着工程の間に抽出流中に回収さ
れるかどちらかの2,6−DMN以外の異性体を、ジメチルナフタレン異性体の
平衡分布に密接に近づく混合物であって、次いで分別工程にもどして循環させる
ことができる混合物に、循環することである。水素異性化/脱水素化は、2,6
−DMN以外の異性体を所望の2,6−異性体へと高度に効率的にほとんど平衡
に転化することである。
【0019】 (発明の詳細な説明) 混合ジメチルナフタレン異性体を含有する炭化水素供給原料から2,6−DM
Nを回収し精製するための連続方法が開発された。本発明の方法は、分別工程、
結晶化工程、吸着工程、および異性化工程を含んでいる。本方法の好ましい態様
の簡単なプロセスの流れ図を第1図に示した。
【0020】 新規方法のための供給材料は、ジメチルナフタレン(DMN)の異性体を含む
炭化水素混合物である。供給材料中のDMNの濃度は、好ましくは5重量%以上
、さらに好ましくは50重量%以上、そして最も好ましくは80重量%以上であ
る。炭化水素供給材料の潜在的な供給源は、石油精製流、コールタール液体、ま
たは合成化学の加工処理経路の反応生成物である。石油精製流の例には、高オク
タンガソリンを造るために石油ナフサの改質によって造られた高沸点の芳香族画
分(留分);接触改質されたガソリンの熱分解によって造られた芳香族画分;熱
的に改質されたナフサの接触分解によって造られた芳香族画分;石油または接触
分解によって造られた接触ガス油から得られた芳香族濃縮物;および粗製装置の
ガス油が含まれるが、それらに限定されない。混合DMNは、ペンテンおよびト
ルエンのアルキル化から造られたペンチルトルエンの脱水素環化、オルソ−キシ
レンおよびブタジエンのアルケニル化から造られたペンテニルトルエンの脱水素
環化、またはメチルナフタレンのメチル化のような化学合成経路から造ることが
できるが、これらに限定されない。好ましい態様において、新鮮な供給材料は、
この方法の下流側の異性化工程からの再循環流と混合される。別法として、循環
流は分別装置の下流側で導入することができる。
【0021】 好ましい態様においては、供給材料は、DMN異性体が豊富でかつ480〜5
20°Fのおおよその範囲、好ましくは500〜510°Fの範囲で沸点する中
間留分を得るために分別する。分別は、1個またはそれより多くの蒸留カラムに
おいて従来の蒸留によって達成することができる。もし1個のカラムを使用する
ならば、マルチ供給流およびドロー流(multiple feed and
draw streams)が必要である。好ましい配置は2つのカラムを使用
することである。第1のカラムにおいて、2,6−DMNより揮発性の高い成分
がオーバーヘッドから蒸留され、価値のある副生成物として回収され、DMN製
造プロセスのより早い工程に循環することができ、または燃料として使用するこ
とができる。第2のカラムにおいて、2,6−DMNより揮発性が低い成分が底
部から集められ、価値のある副生成物として回収され、DMN製造プロセスのよ
り早い工程に循環することができ、または燃料として使用することができる。も
し供給材料がDMNの十分に高い濃度を有しているならば、分別は結晶化の前に
必要とされなくてもよい。
【0022】 分別されたDMNは、次のような接近した沸点の成分を含有することができる
が、これらに限定されない:ペンチルトルエン、ペンテニルトルエン、メチルナ
フタレン、エチルナフタレン、ジメチルヒドロナフタレン、ジメチルテトラリン
、ジメチルデカリン、トリメチルインダン、トリメチルナフタレン、同様に他の
接近した沸点の芳香族化合物、パラフィン系化合物、およびナフテン系化合物。
所望の2,6−DMN生成物と不純物の同時回収を最小にするために、2,6−
DMNの結晶化温度以上の温度において結晶化する成分の濃度を最小にすること
が望ましい。
【0023】 好ましい態様において、分別されたDMN混合物を冷却し、2,6−DMNお
よび2,7−DMNとの共晶組成物を沈殿させる。最終冷却温度は、供給組成物
および溶剤が添加されているかどうかに依存する。溶融結晶化のためには、最終
冷却温度は、2,6−DMNの高度に濃い供給材料について230°Fぐらいの
高さであり、または2,6−DMNの薄い供給材料について3°Fぐらいの低さ
である。関心のある濃度範囲に関して、最終冷却温度は、155°F〜80°F
の範囲である。溶剤結晶化のためには、最終冷却温度は、溶剤および供給材料の
濃度によって広範囲にわたって変わり得るが、230°F〜−120°F、好ま
しくは80°F〜40°Fの範囲であり得る。圧力は0〜3000psiであり
得る。冷却に対する別法は、システムを冷却して7000〜20,000psi
以上に加圧する組み合わせによって、2,6−DMNおよび共晶を沈殿させるこ
とである。また、結晶化は、蒸発によって溶剤を除くことにより、または溶液中
のDMNの溶解度を減少させる薬剤を加えることにより、誘発され得る。
【0024】 結晶化は、バッチ法によりまたは連続的に実施されてもよい。1個の容器中で
または1個より多くの連続した物理的に別個の容器中で実施してもよい。
【0025】 好ましい構成は、2,6−DMNおよび共沈殿する他の化合物、特に2,7−
DMN、の相対濃度に依存する。もし結晶化が1個の容器中で実施されるならば
、2,6−DMNの最大回収率は、2,6−DMN/2,7−DMN共晶組成物
に、分別されたDMNを、全ての2,6−DMNが沈殿するまで冷却することに
よって達成される。もし多数の晶析器が連続して使用されるならば、2,6−D
MNは第1の晶析器中で母液から部分的に沈殿され、上澄み液から分離され、次
いで上澄み液は、2,6−DMNの追加回収用の1個またはそれより多くの下流
側の容器に移される。プロセスの至る所で、2,6−DMNおよび2,6−DM
N/2,7−DMN共晶結晶は一緒に集められる。2,6−DMN以外の異性体
が1個の晶析器中で共沈殿せず、そして共晶組成物より大きい2,6−DMNの
十分な高濃度が存在している場合には、共晶点に達する前に、本質的に純粋な2
,6−DMNを集め、回収することが有利であり得る。
【0026】 もしDMNsの供給混合物中の2,6−DMNプラス2,7−DMNの組成が
、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも50重量%、より好ましくは少
なくとも90重量%であるならば、最も簡単な結晶化技術は溶融結晶化である。
溶融結晶化は、静的なまたは動的な設計のどちらにおいても実施できる。DMN
異性体の混合物を晶析器中に入れ、その内容物を、非接触の伝熱媒体(heat
transfer medium)で冷却する。所望の結晶が伝熱表面上に形
成され付着される。本質的に2,6−DMNの全てが固化したときに、冷却を止
め、残留液体内容物を晶析器中から排出する。次いで、伝熱媒体を僅かに加熱し
、伝熱表面から離して固体を溶融する。初めの溶融物は生成物の本体(bulk
)よりも高い不純物濃度を含んでいるので、吸着工程に行く2,6−DMN/2
,7−DMN溶液の純度を増加させるために、当該本体を分離して集め、そして
他のDMN異性体と共に水素異性化/脱水素化装置に送ることができる。液体の
2,6−DMNおよび2,7−DMNの混合物は吸着工程に直接送り出す。
【0027】 別法として、溶剤結晶化は、2,6−DMN/2,7−DMN共晶を分離する
ために使用することができ、低濃度の2,6−DMNプラス2,7−DMNを有
する供給材料のための好ましい結晶化法であろう。溶剤、例えば、トルエン、キ
シレン、オクタン、またはヘプタンのような低沸点の炭化水素、またはメタノー
ル、エタノール、またはイソプロパノールのようなアルコール、またはエーテル
のような他のクラスの溶剤、または酢酸のような低分子量のカルボン酸、または
溶剤の組み合わせ物は、使用することができる。軽芳香族炭化水素は好ましい溶
剤であり、トルエンおよびメタ−キシレンは最も好ましい。非溶剤を加えて沈殿
を強化してもよいが、これらは、吸着工程において適当に分離できないならば、
最終生成物の純度に影響を与えるかもしれない。溶剤結晶化法において、2,6
−DMNおよび2,7−DMNの結晶は、例えば、フィルターまたは遠心機、お
よび吸着工程に送る前の溶融または再溶解のいずれかを使用して、溶液から機械
的に分離される。上澄み液混合物は、接近した沸点の化合物と同様に微量の2,
6−DMNを包含する全てのDMN異性体を含んでおり、さらに処理するために
、水素異性化/脱水素化の装置に送られる。
【0028】 溶剤結晶化法において造られた結晶は、場合によりメタノールのような他の薬
剤で洗い、粒子の表面に付着している異物と粒子との間に保持されている母液を
除去する。結晶は、例えばフィルターまたは遠心機を使用して洗浄溶液から再び
1回機械的に分離する。洗浄剤を結晶化温度近くに冷却し、洗浄溶剤中に溶解す
るDMNを最小にする。洗浄に続いて、結晶を場合により穏やかに加熱して乾燥
し、残留する洗浄剤を除去し、かつ2,6−DMN以外のDMN異性体を部分的
に昇華させてもよい。溶剤洗浄の許容できる別法は、DMN結晶を部分的に溶融
し、洗浄カラムで行われるように液体不純物を除去することである。
【0029】 最終の精製工程は2,6−DMNからの2,7−DMNの吸着分離である。吸
着は、単純な振れ床装置(swing−bed unit)またはより好ましく
は模造向流可動床装置(simulated countercurrent
moving bed unit)のいずれかによって行うことができる。振れ
床装置のためには、1つの床を吸着方式で操作し、そして一方において他の床は
再生方式で操作する。吸着剤物質は、供給流から2,7−DMNを選択的に吸収
し、流出液中に本質的に純粋な2,6−DMNを残す。2,7−DMNの許容で
きない量が流出液中に出てくるときは、操作している床は、2,7−DMNを除
くためにその能力の有用な限界に達したと考えられ、施設から取り出す。他の床
は一列になって置かれ、そして一方において、最初の床は再生され、それ自体そ
のサイクルが繰り返される。多数の床は、吸着方式および再生方式を互い違いに
して資本および作動のコストを最小にすることができる。吸着および再生は、バ
ッチ法によりまたは連続的に実施することができる。模造向流可動床装置のため
には、2,6−DMN/2,7−DMN供給材料および適当な脱着剤が、2つの
別の場所で、固定床吸着カラムに導入される。2つの生成物の流れがカラムに沿
って別の場所から取り出される:供給材料の中に存在した2,7−DMNおよび
他の不純物と共に脱着剤を含有する抽出物、および脱着剤および本質的に純粋な
2,6−DMNを含有するラフィネート(raffinate)。DMNsは、
蒸留によってそれぞれのアドソーバー(adsorber)流出液流から回収さ
れる。脱着剤をアドソーバーにもどし、2,7−DMNを晶析器からの上澄み液
と一緒にし、そして水素異性化/脱水素化装置に送り、そして2,6−DMNを
所望生成物として集める。
【0030】 適当な吸着剤には、結晶性アルミノシリケート、L−ゼオライト、X−ゼオラ
イト、Y−ゼオライト、Yオフレイタイト(Y Offreitite)、およ
びアンバーソルブ(登録商標) 563(Ambersorb 登録商標563
)(炭素吸着剤)が含まれる。好ましい吸着剤は、第I族および/または第II族
の金属(すなわち、Na、K、Ca、Ba、等)で置換されたY−ゼオライトで
あり、最も好ましい第I族金属はカリウムである。適当な脱着剤には、トルエン
、パラ−キシレン、エチルベンゼン、およびパラ−ジエチルベンゼンのような軽
芳香族炭化水素が含まれるが、それらに限定されない。好ましい脱着剤は芳香族
炭化水素であり、最も好ましいのはパラ−キシレンである。脱着剤はジメチルナ
フタレンよりも高い沸点を有する化合物であってもよい。
【0031】 吸着法のための好ましい操作条件は、DMN供給混合物を溶剤に溶解すること
が必要である。DMNはあらゆる濃度に溶解し得るが、好ましい濃度範囲は5%
〜60%DMNである。溶剤は、DMNを溶解することができ、かつ同時に吸着
の選択性を強化することができるあらゆる液体であり得る。適当な溶剤は、5〜
20個の炭素数を有する軽芳香族炭化水素、または脂肪族炭化水素であり、オク
タンまたはヘプタンは好ましい溶剤である。操作温度は濃度によって80°F〜
220°Fの範囲にすることができ、好ましい温度は140°F〜180°Fで
ある。操作圧力は変えてもよいが、溶剤およびDMN供給材料をカラムを通して
液体状態に維持するのに十分に高くセットする。流速は変えてもよいが、好まし
い条件は、液体の1時間ごとの空間速度(liquid hourly spa
ce velocity)(LHSV)は0.1〜10hr-1である。
【0032】 吸着剤は、2,6−DMNと2,7−DMNとの間の分離因子を最大にするた
めに、適当な水分含量に注意深く乾燥しなければならない。Y−ゼオライトは低
シリカのゼオライトであり、それ自体、空気からの湿分を容易に吸着する。もし
吸着剤上の水分含量が余りにも高いならば、吸着された水は、ゼオライトの高表
面領域への吸着物分子の受け入れ易さを減少させるであろう。しかし、水分含量
が余りにも低いならば、2,6−DMNおよび2,7−DMNの吸着選択性は減
少する。
【0033】 2つの工程である水素異性化/脱水素装置への供給材料は、接近した沸点の成
分と同様に水分を減少させた2,6−DMNの混合DMNsから成っている。好
ましい態様においては、これらのDMNs源は、前述したように、晶析器の上澄
み液およびアドソーバー抽出物である。さらに、石油精製流、コールタール液体
のような2,6−DMN、または合成化学の加工処理経路の反応生成物、におい
て実質的に水分を減少させたすべての供給材料を、独占的に、または上澄み液お
よび抽出物との共供給材料として、使用することができる。
【0034】 水素異性化/脱水素化は、1997年7月14日に出願された米国特願第08
/892,508(SantilliおよびChen)(この特願の明細書の記
載は、本明細書の記載として本明細書に挿入される)に記載されているようにし
て実施される。供給材料中のDMN分子の芳香族環を部分的にまたは完全に飽和
させて、二元−機能金属−酸触媒(例えば、硫化PdS/Boron−Beta
with Al、硫化PtS/Boron−Beta with Al、硫化
PdS/Y−ゼオライト、または非硫化Pd/Boron−Beta with
Al)上に、ジメチルテトラリン(DMTs)およびジメチルデカリン(DM
Ds)を生成する。メチル基の移行は反応条件において容易に起こり、各環上に
1個のメチル基を有するDMTsおよびDMDsの分布を生じる。異性化された
構造は、次の脱水素化反応器中の第2の触媒上を通過させることによってDMN
sの本質的な平衡分布にもどって転化される。第2の触媒は、アルキル交換反応
、脱アルキル化反応、およびクラッキング反応を抑制する改質用触媒(例えば、
硫化Pt/Re/Al23、硫化Pt/Na−ZSM−5、またはPtS/Cs
/Boron−SSZ−42)である。好ましい態様においては、水素異性化反
応から部分的に飽和された種(DMT)の収率は、少なくとも5重量%でなけれ
ばならない。さらに好ましい態様においては、部分的に飽和された種(DMT)
の収率は、少なくとも10重量%でなければならない。重量で1時間ごとの空間
速度(WHSV)は、約0.1〜100hr-1に変えることができ、圧力は、0
〜3000psiに変えることができ、水素/炭化水素のモル比は、<0.1〜
100に変えることができ、そして反応器の温度は、約300°F〜1000°
Fに変えることができる。メチルナフタレン、1,2−DMN、1,3−DMN
、1,4−DMN、2,3−DMNまたはトリメチルナフタレンをほとんど生成
させないで、または全く生成させないで、2,7−三っ組ジメチルナフタレンか
ら2,6−三っ組ジメチルナフタレンへの約50%の転化を、この2工程の方法
を用い、方法の最適条件によって、達成させることができる。水素異性化/脱水
素化法のすべての態様において、ジメチルナフタレン供給材料は、水素ガスと一
緒に触媒上に流すことができ、または、反応はバッチ法で実施することができる
【0035】 水素異性化/脱水素化装置において造られたDMNは生成物として循環され回
収される。そして2,6−DMN以外のDMN異性体は、エクスチンクション(
extinction)に循環される。好ましい態様においては、水素異性化/
脱水素化装置から造られた混合DMN生成物(以後、異性体物(isomera
te)と呼ぶ)は循環され、軽質および重質の異物の除去のために分別装置への
炭化水素の新鮮な供給材料と一緒にされる。別法として、異性体物中の異物は、
分離したかつ別個の蒸留装置で除き、副生成物または燃料として回収することが
できる。例えば、MNおよびTMNは、アルキル交換反応させてDMNを造り、
この方法の全収率を増加させることができる。さらに他の態様において、軽質ま
たは重質の異物の不存在下に、異性体物は、結晶化装置への供給材料として、分
別カラムからの蒸留DMNsと混ぜ合わせることができる。
【0036】実施例 実施例1 次の実施例は、DMN異性体の複雑な混合物が、それらを溶剤に溶解し、その
溶液を吸着剤カラムに通すことによって分離できることを例示している。また、
さらに、この実施例は、2,6−DMN異性体および2,7−DMN異性体がこ
の方法においてお互いからよく分離されることを例示している。また、この実施
例は、1,6−DMN、1,5−DMNおよび1,7−DMNのような他の異性
体が、2,7−DMNの前に溶離され、そして2,6−DMNに近づくことを例
示している。それ故、先行技術のように、供給材料が1,6−DMN、1,5−
DMNおよび1,7−DMNの異性体を含有するときに、2,6−DMNを回収
するために吸着精製法を使用することは、減少された効率を有しており、そのた
めに、操作のためには非常に高価になる。吸着法は、先行技術を使用して2,6
−DMNおよび2,7−DMN以外の異性体の量を除きまたは減少するときに、
ずっと効率的になる。
【0037】 8.93%の1,7−DMN;1.88%の1,5−DMN;8.94%の1
,6−DMN;31.05%の2,7−DMN;および49.20%の2,6−
DMNの組成を有するDMN異性体の混合物をメタ−キシレンに溶解し、カリウ
ム−交換Y(K−Y)ゼオライト吸着剤のカラムに通した。吸着剤の重量は2.
12gであり、カラムの液体の1時間ごとの空間速度(LHSV)は1.2hr -1 であった。40分と50分との間の間隔の実験時間において、流出液中のDM
Nは約100%の2,6−DMNであり、そして50分の実験時間において、流
出液の濃度の供給材料の濃度に対する割合、Ceff/Coは、約0.2であっ
た。50分と60分との間の間隔において、流出液中のDMNは約91.2%の
2,6−DMNであり、そして60分の実験時間において、Ceff/Coは約
0.75であった。60分と70分との間の間隔において、流出液中のDMNは
約81.5%の2,6−DMNであり、そして70分の実験時間において、Ce
ff/Coは約0.975であった。70分と80分との間の間隔において、流
出液中のDMNは約74.5%の2,6−DMNであり、そして80分の実験時
間において、Ceff/Coは約1.05であった。時間に対する流出液中の種
々なDMN異性体の量のさらに完全な図的表示を第2図に示した。
【0038】実施例2 次の実施例は、非2,6/2,7−異性体のレベルを減少させるために、粗結
晶化工程(coarse crystallization step)の使用
を例示している。
【0039】 6.3gの1,6−DMN、5.7gの1,7−DMN、1.8gの1,5−
DMN、6.3gの2,7−DMN、および6.3gの2,6−DMNの異性体
の混合物を15gのトルエンに溶解し、次いで、攪拌された容器中で32°Fに
冷却した。その溶液を濾過し、そして沈殿を回収した。沈殿を冷メタノールです
すぎ、次いで周囲温度において真空下で夜通し乾燥した。生成物は、90%の2
,6−DMN、6%の2,7−DMN、および3%の他のDMN異性体であるこ
とが見出された。
【0040】実施例3 この実施例は、改質油の供給材料から純粋な2,6−DMNを製造するための
全分離プロセスを例示している。
【0041】 化学合成からの改質油を精製し純粋な2,6−DMNを造った。改質油は、下
記の表Aに示した組成を有していた。
【0042】
【表1】
【0043】 第1の精製工程は、500°Fと520°Fとの間の中間流分(heart
cut)を蒸留することであった。得られた留出物の組成を下記の表Bに示した
【0044】 留出物の38gをトルエンの38gで希釈し、攪拌されたバッチの晶析器中で
0.3°F/分の速度で80°Fから−5°Fに冷却した。このプロセス中の溶
液中の種々なDMN異性体の相対濃度を第3図に示した。第2図において、2,
6−DMNの濃度は、温度が30°F以下に減ずるにつれて減少した。また、5
°F以下の温度において、2,7−DMNの濃度も減少した。しかし、存在して
いる他の異性体は、溶液中において実質的にそのままであった。それ故、これら
の異性体は、2,6−DMNおよび2,7−DMNから分離された相であった。
生成した固体沈殿を集め、付着している大量の流体から分離した。得られた沈殿
の組成を表Bに示した。
【0045】 沈殿をm−キシレンに溶解し、K−Yゼオライトを有する吸着剤のカラムに供
給した。流出液を回収し乾燥した。生成物は実質的に純粋な2,6−DMNであ
った。
【0046】
【表2】
【0047】実施例4 この実施例は、供給材料が高割合の2,6−DMNを有している場合に、粗結
晶化(rough crystallization)の使用、次いで吸着の使
用を例示している。
【0048】 DMNsおよびメタ−キシレンの混合物(表Cに示した組成を有している)の
83.5gを、250mLのガラス製ジャケットつきの攪拌機を備えた容器に仕
込んだ。冷却液をジャケットに通して、溶液を、75°Fから45°Fに、7分
ごとに1.8°Fの速度で冷却した。固体が沈殿し、得られた結晶を8ミクロン
の濾紙を通して濾過し、回収した。結晶を少量のメタノールで洗い、真空下で乾
燥した。精製された結晶を秤量し1.25gを得た。分析した固体の組成を表C
に示した。この結晶化の例における2,6−DMNの回収率は16.4%である
と計算された、
【0049】
【表3】
【0050】 回収した結晶をメタ−キシレンに溶解し5%DMNの溶液を得た。前記溶液を
、K−Yゼオライト粉末の5.7gを詰めたステンレス鋼カラム(幅3/8”;
長さ12”)を通してポンプで入れた。DMN異性体の流出液濃度を時間に対し
て測定し、第4図に示した。溶液を105分間回収し、そのときにおいて2,6
−DMNの漏出を検出した。回収した流出液を乾燥した。生成物は純粋な2,6
−DMNであった。
【0051】実施例5 この実施例は、乾燥しながら生じる部分的昇華プロセスによって得ることがで
きる追加の精製を例示している。
【0052】 他のDMN異性体を含有する2,6−DMN試料を冷メタノールですすいだ。
メタノールで湿った該混合物を分析し、表Dに報告された組成(溶剤なしの基礎
)を有することを見出した。該湿った固体を室温において真空下で夜通し乾燥し
た。また、得られた組成を表Dに報告した。
【0053】
【表4】
【0054】実施例6 この実施例は、乾燥工程中に生じる部分的昇華プロセスによって得ることがで
きる追加の精製を例示している。
【0055】 2,7−DMN異性体を含有する2,6−DMN試料を冷アセトンですすいだ
。アセトンで湿った該混合物を分析し、表Eに報告された組成(溶剤なしの基礎
)を有することを見出した。該湿った固体を室温において真空下で夜通し乾燥し
た。また、得られた組成を表Eに示した。
【0056】
【表5】
【0057】 本発明の少数の態様を前述で詳細に説明したが、種々の変更および修正が、本
発明の教示および有利性から実質的に逸脱することなしに、示された特別な態様
になすことができることは、当業者によって認識されるであろう。従って、その
ような変更および修正は、特許請求の範囲によって定義されるような本発明の概
念および範囲の中に含まれることは理解されるべきである。
【0058】 脚注: 「Ambersorb(登録商標)」は、ローム アンド ハース コンパニー
(Rohm and Haas company)の登録商標である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい態様の簡単な工程の流れ図である。
【図2】 時間に対する流出液中の種々なDMN異性体量の図的表示である。
【図3】 溶剤結晶化実験の図的表示である。
【図4】 時間に対する流出液中の2,6−DMN対2,7−DMNの量の図的表示であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ヒー、ザンキング、アリス アメリカ合衆国 カリフォルニア、サン ラファエル、ウォリス ウェイ 97 Fターム(参考) 4H006 AA02 AC11 AC13 AC23 AC27 AC28 AD15 AD17 BA02 BA11 BA16 BA21 BA22 BA25 BA26 BA66 BB11 BE20 4H039 CA41 CC10 CH20

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジメチルナフタレン異性体と接近した沸点の化合物との供給
    混合物から2,6−ジメチルナフタレンを精製する方法であって、 (a) 前記混合物を結晶化して、上澄み液から2,6−ジメチルナフタレン
    および2,7−ジメチルナフタレンを含む沈殿物を沈殿させ、 (b) 前記沈殿物を溶剤に溶解し、そして、 (c) 溶解された沈殿物を吸着剤に通して2,6−ジメチルナフタレンを含
    む流出液を回収する 諸工程を含む、前記混合物から2,6−ジメチルナフタレンの精製方法。
  2. 【請求項2】 工程(a)の前に、2,6−ジメチルナフタレンおよび2,
    7−ジメチルナフタレンよりも多い揮発性および少ない揮発性の化合物を除くた
    めの分別工程をさらに含む、請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 工程(a)からの上澄み液中に保有されている2,6−ジメ
    チルナフタレン以外のジメチルナフタレン異性体または工程(c)からの吸着剤
    に吸着されている2,6−ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレン異性体
    を異性化し、前記異性体を、本質的にジメチルナフタレン異性体の平衡混合物か
    ら成る混合物に転化することをさらに含む、請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 ジメチルナフタレン異性体の平衡混合物を分別工程にもどし
    て循環させる、請求項3の方法。
  5. 【請求項5】 ジメチルナフタレン異性体の平衡混合物を結晶化工程にもど
    して循環させる、請求項3の方法。
  6. 【請求項6】 工程(c)の後に、 (a) 流出液を冷却して固体沈殿を造り、 (b) 固体沈殿を洗い、そして (c) 洗った沈殿を、沈殿から2,6−ジメチルナフタレン以外の異性体の
    部分的昇華を可能にする条件下で乾燥する ことを含む方法によって、流出液を精製することをさらに含む、請求項2の方法
  7. 【請求項7】 供給混合物は、 (a) トルエンを、アルカリ金属の存在下に、C5オレフィンまたは混合C5 オレフィンでアルキル化して、ペンチルトルエンを生成し、そして (b) ペンチルトルエンを、第VIII族金属または第VIII族金属の混合物およ
    び支持物質を含む触媒上で脱水素環化する 諸工程を含む方法によって製造される、請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 第VIII族金属は、Pt、Pd、NiおよびIrから成る群か
    ら選ばれる、請求項7の方法。
  9. 【請求項9】 支持物質がアルミナである、請求項7の方法。
  10. 【請求項10】 触媒は、Re、GeおよびSnから成る群から選ばれた金
    属をさらに含む、請求項7の方法。
  11. 【請求項11】 供給混合物が、 (a) オルソ−キシレンをブタジエンでアルケニル化してペンテニルトルエ
    ンを生成し、そして (b) ペンテニルトルエンを、1つまたはそれより多くの工程において脱水
    素環化してジメチルナフタレン異性体の混合物を生成する 諸工程を含む方法によって製造される、請求項1の方法。
  12. 【請求項12】 供給混合物が、メチルナフタレンをアルキル化して混合ジ
    メチルナフタレンを生成することを含む方法によって製造される、請求項1の方
    法。
  13. 【請求項13】 供給混合物が、石油精製から得られる混合炭化水素流の分
    別を含む方法によって製造される、請求項1の方法。
  14. 【請求項14】 供給混合物が、コールタール液体中に見出される混合炭化
    水素流の分別を含む方法によって製造される、請求項1の方法。
  15. 【請求項15】 工程(a)において、混合物を冷却する、請求項1の方法
  16. 【請求項16】 工程(a)において、混合物を溶剤中で冷却する、請求項
    1の方法。
  17. 【請求項17】 工程(a)において、混合物を溶剤に加え、溶剤を蒸発さ
    せる、請求項1の方法。
  18. 【請求項18】 工程(a)を1つの容器中で実施する、請求項1の方法。
  19. 【請求項19】 工程(a)を、第1の容器中の上澄み液から2,6−DM
    Nおよび2,7−DMNを部分的に沈殿させることにより、次いで、上澄み液を
    第2の容器に移して上澄み液から2,6−DMNおよび2,7−DMNをさらに
    沈殿させることによって実施する、請求項1の方法。
  20. 【請求項20】 工程(a)の前に、供給混合物を、2,6−DMN/2,
    7−DMNの共晶点のすぐ上まで冷却し、そして純粋な2,6−DMNを回収す
    ることをさらに含む、請求項1の方法。
  21. 【請求項21】 工程(c)において、模造向流可動床装置として操作する
    2個またはそれより多くの吸着用容器が使用される、請求項1の方法。
  22. 【請求項22】 工程(c)において、振れ床装置として操作する2個また
    はそれより多くの吸着用容器が使用される、請求項1の方法。
  23. 【請求項23】 吸着剤には、結晶性アルミノシリケート、L−ゼオライト
    、X−ゼオライト、Y−ゼオライト、Yオフレタイト、炭素吸着剤、およびそれ
    らの混合物から成る群から選ばれた物質が包含される、請求項1の方法。
  24. 【請求項24】 吸着剤が、第I族金属、第II族金属およびそれらの混合物
    から成る群から選ばれた金属で交換される、請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 吸着剤が第I族金属で交換される、請求項24の方法。
  26. 【請求項26】 吸着剤がカリウムで交換される、請求項25の方法。
  27. 【請求項27】 工程(b)における溶剤が軽芳香族炭化水素である、請求
    項1の方法。
  28. 【請求項28】 工程(b)における溶剤が5〜20個の炭素数を有する脂
    肪族炭化水素である、請求項1の方法。
  29. 【請求項29】 溶剤がヘプタンである、請求項28の方法。
  30. 【請求項30】 溶剤がオクタンである、請求項28の方法。
  31. 【請求項31】 工程(c)の吸着剤を、有機溶剤を含む脱着剤で再生する
    ことをさらに含む、請求項1の方法。
  32. 【請求項32】 有機溶剤が、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、およ
    びパラ−ジエチルベンゼンから成る群から選ばれた軽芳香族炭化水素である、請
    求項31の方法。
  33. 【請求項33】 有機溶剤がパラ−キシレンである、請求項32の方法。
  34. 【請求項34】 工程(c)の後に、 (a) 酸触媒上で、工程(a)からの上澄み液中に保有されている2,6−
    ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレン異性体または工程(c)の吸着剤
    上に吸着されている2,6−ジメチルナフタレン以外のジメチルナフタレン異性
    体を水素異性化してジメチルデカリンおよびジメチルテトラリンの混合物を造り
    、そして (b) ジメチルデカリンおよびジメチルテトラリンの前記混合物を脱水素化
    する 諸工程をさらに含む、請求項1の方法。
  35. 【請求項35】 諸工程を連続法で実施する、請求項1の方法。
  36. 【請求項36】 諸工程をバッチ法で実施する、請求項1の方法。
JP2000526457A 1997-12-30 1998-11-18 結晶化、吸着および異性化による混合ジメチルナフタレンからの2,6−dmnの製造方法 Pending JP2001527054A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/000,858 US6057487A (en) 1997-12-30 1997-12-30 Method for producing 2,6-DMN from mixed dimethylnaphthalenes by crystallization, adsorption and isomerization
US09/000,858 1997-12-30
PCT/US1998/024643 WO1999033770A1 (en) 1997-12-30 1998-11-18 Method for producing 2,6-dmn from mixed dimethylnaphthalenes by crystallization, adsorption and isomerization

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001527054A true JP2001527054A (ja) 2001-12-25

Family

ID=21693318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000526457A Pending JP2001527054A (ja) 1997-12-30 1998-11-18 結晶化、吸着および異性化による混合ジメチルナフタレンからの2,6−dmnの製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6057487A (ja)
EP (1) EP1047654A1 (ja)
JP (1) JP2001527054A (ja)
KR (1) KR20010033746A (ja)
CN (1) CN1285811A (ja)
AU (1) AU1418799A (ja)
BR (1) BR9814564A (ja)
CA (1) CA2315628A1 (ja)
WO (1) WO1999033770A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297364A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Hyosung Corp 2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
JP2008001680A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Hyosung Corp 異性化反応および結晶化工程を含む2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
WO2008050691A1 (fr) 2006-10-26 2008-05-02 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Procédé pour la production de 2,6-diméthyl-1-naphtaldéhyde

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0962477A3 (en) * 1998-06-04 2002-08-07 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method of producing polyester and charging apparatus therefor
IT1318508B1 (it) * 2000-05-10 2003-08-27 Eni Spa Processo per la separazione di 2,6-dimetilnaftalene da miscele che locontengono.
ITMI20011205A1 (it) * 2001-06-07 2002-12-07 Enichem Spa Processo integrato di produzione di 2,6 dimetilfaftalene
KR100621823B1 (ko) * 2004-07-21 2006-09-14 재단법인서울대학교산학협력재단 2,6-디알킬테트랄린의 제조 방법
GB0504079D0 (en) * 2005-02-28 2005-04-06 Davy Process Techn Ltd Process
JP4919086B2 (ja) * 2005-04-06 2012-04-18 三菱瓦斯化学株式会社 2,7−ジメチルナフタレンの精製方法
KR100782677B1 (ko) * 2006-12-29 2007-12-07 주식회사 효성 고순도 2,6-디메틸나프탈렌의 제조방법
KR100894785B1 (ko) * 2006-12-29 2009-04-24 주식회사 효성 고순도 2,6-디메틸나프탈렌 연속 결정화 분리정제 방법 및그 장치
FR3024662B1 (fr) * 2014-08-05 2016-12-09 Ifp Energies Now Procede de separation du meta-xylene utilisant un adsorbant zeolithique a haute surface externe
CN112010727A (zh) * 2020-08-31 2020-12-01 辽宁科技大学 一种用于制备2,6-二甲基萘的装置及方法

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3153675A (en) * 1961-06-27 1964-10-20 Sun Oil Co Preparation of naphthalene and dimethylnaphthalenes
US3153676A (en) * 1961-06-27 1964-10-20 Sun Oil Co Preparation of naphthalene and 2, 6-dimethylnaphthalene
US3235615A (en) * 1961-10-10 1966-02-15 Sun Oil Co Preparation of naphthalene and certain dimethylnaphthalenes
US3109036A (en) * 1961-10-12 1963-10-29 Sun Oil Co Isomerization of dimethylnaphthalenes
US4014949A (en) * 1962-06-06 1977-03-29 Sun Ventures, Inc. Separation of cyclic compounds with molecular sieve adsorbent
US3244758A (en) * 1963-03-20 1966-04-05 Sun Oil Co Reaction of aromatic hydrocarbons with diolefins
US3249644A (en) * 1963-05-28 1966-05-03 Sun Oil Co Process for the production of 2, 6-dimethylnaphthalene
US3336411A (en) * 1964-10-09 1967-08-15 Marathon Oil Co Process for producing 2, 6-dimethylnaphthalene
US3485885A (en) * 1968-04-22 1969-12-23 Sun Oil Co Process for the purification of 2,6-dimethylnaphthalene
US3590091A (en) * 1968-08-16 1971-06-29 Sun Oil Co Crystallization and purification of 2,6-dmn
US3541175A (en) * 1968-11-29 1970-11-17 Sun Oil Co Separation of 2,6 - dmn and 2,7 - dmn eutectic via trans 2,6-dimethyldecalin crystallization
US3594436A (en) * 1969-02-03 1971-07-20 Sun Oil Co Separation of 2,6-and 2,7-dmn eutectic via 2,6-dimethyltetrahydronaphthalene crystallization
US3668267A (en) * 1970-01-30 1972-06-06 Sun Oil Co Separation of 2,7-dimethylnaphthalene from 2,6-dimethylnaphthalene with molecular sieves
US3772399A (en) * 1970-01-30 1973-11-13 Sun Research Development Separation of 2,6-dimethylnaphthalene from 1,5-dimethylnaphthalene with molecular sieve
JPS5228792B1 (ja) * 1971-01-27 1977-07-28
US3803253A (en) * 1971-12-14 1974-04-09 Sun Research Development Hydroisomerization of dimethylnaphthalenes using a calcium zeolite catalyst
US3775498A (en) * 1972-06-09 1973-11-27 Sun Research Development Preparation of 2,6-dimethylnaphthalene
US3839479A (en) * 1972-09-18 1974-10-01 Sun Research Development Sublimation of 2,6-and 2,7-dimethyl-naphthalene mixture
US3890403A (en) * 1973-11-14 1975-06-17 Teijin Ltd Process for separating and recovering 2,6-dimethylnaththalenes
US4735929A (en) * 1985-09-03 1988-04-05 Uop Inc. Catalytic composition for the isomerization of paraffinic hydrocarbons
DE3740313C2 (de) * 1986-11-28 1996-02-15 Mitsubishi Chem Corp Verfahren zur Abtrennung von 2,6-Dimethylnaphthalin
DE3703291A1 (de) * 1987-02-04 1988-08-18 Ruetgerswerke Ag Verfahren zur herstellung von 2,6-dialkylnaphthalin
ES2053664T3 (es) * 1987-09-24 1994-08-01 Nippon Mining Co Un procedimiento para producir dimetilnaftalenos.
GB8800045D0 (en) * 1988-01-04 1988-02-10 Exxon Chemical Patents Inc Zeolite l
US5146040A (en) * 1988-01-04 1992-09-08 Exxon Chemical Patents Inc. Process for separating dimethylnaphthalene isomers with zeolite L agglomerates
US4835334A (en) * 1988-03-29 1989-05-30 Uop Two-stage adsorptive separation process for purifying 2,6 Dimethylnaphthalene
US5004853A (en) * 1988-03-29 1991-04-02 Uop Continuous process for the production of 2,6-dimethylnaphthalene
JP2553392B2 (ja) * 1988-06-13 1996-11-13 三菱石油株式会社 2,6―ジメチルナフタレンの分離方法
US4962260A (en) * 1989-02-27 1990-10-09 Amoco Corporation Preparation of a dimethylnaphthalene
US5268523A (en) * 1989-07-24 1993-12-07 Catalytica, Inc. Selective sorption of dialkylated multinuclear aromatic compounds
US5043501A (en) * 1990-03-15 1991-08-27 Mobil Oil Corp. Process for preparing dimethylnaphthalene
US5300721A (en) * 1990-08-27 1994-04-05 Nippon Steel Chemical Co., Ltd. Method for separating 2,6-diethylnaphthalene
JP2766059B2 (ja) * 1990-09-12 1998-06-18 財団法人石油産業活性化センター 2,7―ジメチルナフタレンの分離方法
US5254769A (en) * 1991-06-21 1993-10-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Method of isomerization of dimethylnaphthalenes
JP2885260B2 (ja) * 1993-04-01 1999-04-19 三菱瓦斯化学株式会社 ジメチルナフタレンの異性化方法
JP2921541B2 (ja) * 1993-04-19 1999-07-19 三菱瓦斯化学株式会社 ジメチルナフタレンの異性化方法
US5510563A (en) * 1993-12-29 1996-04-23 Amoco Corporation Crystallizaiton of 2,6-dimethylnaphthalene
US5744670A (en) * 1996-06-10 1998-04-28 Kobe Steel, Ltd. Process for preparing dialkylnaphthalene

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007297364A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Hyosung Corp 2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
JP4646886B2 (ja) * 2006-05-01 2011-03-09 株式会社暁星 2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
JP2008001680A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Hyosung Corp 異性化反応および結晶化工程を含む2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
JP4647572B2 (ja) * 2006-06-23 2011-03-09 ヒョスング コーポレーション 異性化反応および結晶化工程を含む2,6−ジメチルナフタレンの分離および精製方法
WO2008050691A1 (fr) 2006-10-26 2008-05-02 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Procédé pour la production de 2,6-diméthyl-1-naphtaldéhyde

Also Published As

Publication number Publication date
US6057487A (en) 2000-05-02
KR20010033746A (ko) 2001-04-25
WO1999033770A1 (en) 1999-07-08
EP1047654A1 (en) 2000-11-02
BR9814564A (pt) 2000-10-17
CA2315628A1 (en) 1999-07-08
CN1285811A (zh) 2001-02-28
AU1418799A (en) 1999-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5866740A (en) Production of para-xylene from an effluent from paraselective toluene disproportionation using a crystallization process combined with simulated moving bed adsorption
US4341914A (en) Transalkylation process with recycle of C10 hydrocarbons
KR100357003B1 (ko) 2개이상의고온결정화단계를포함하는파라크실렌의분리방법
US7915471B2 (en) Method for producing paraxylene comprising an adsortion step and two isomerization steps
JP5159765B2 (ja) パラキシレンの生成方法
US3813452A (en) Process for separating para-xylene
US4039599A (en) Xylene isomerization process
US5329060A (en) Integrated selective adsorption and crystallization process for para-xylene recovery
MXPA96004312A (en) Production of paraxylene from an effluent of paralelective dismutation of toluene, by a procedure of crystallization associated to an adsorption in simulated mobile bed
US6399846B1 (en) Process for production of paraxylene comprising a high-temperature crystallization with at least one stage and a partial melting of the crystals
US4642406A (en) High severity process for xylene production employing a transalkylation zone for xylene isomerization
US5763714A (en) Process and apparatus for the production and recovery of p-xylene
US4783568A (en) Xylene producing process having staged catalytic conversion of ethylbenzene
US5300715A (en) Olefin process with removal of aromatic by-products
US4014949A (en) Separation of cyclic compounds with molecular sieve adsorbent
JP2001527054A (ja) 結晶化、吸着および異性化による混合ジメチルナフタレンからの2,6−dmnの製造方法
US4697039A (en) Xylene producing process having staged catalytic conversion of ethylbenzene
US6376734B1 (en) Process for the production of at least one isomer of xylenes that comprise an adsorption stage and an isomerization stage with an euo-structural-type catalyst
US3773846A (en) Process for the production of high purity meta-xylene
US3729523A (en) Recovery of isomers from aromatic mixtures
US4899017A (en) Process for the selective separation of para-xylene from C8 aromatic mixtures
US6512154B1 (en) Production of a xylene isomer in three stages: separation, isomerization with a catalyst with an EUO zeolite base and transalkylation with recycling of C10-aromatic compounds
US3840610A (en) Separation of cyclic hydrocarbons with molecular sieve adsorbent
US3249644A (en) Process for the production of 2, 6-dimethylnaphthalene
US3849508A (en) Process for producing para-diethylbenzene