JP2001526856A - マルチ周波数アンテナ - Google Patents

マルチ周波数アンテナ

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JP2001526856A JP54591198A JP54591198A JP2001526856A JP 2001526856 A JP2001526856 A JP 2001526856A JP 54591198 A JP54591198 A JP 54591198A JP 54591198 A JP54591198 A JP 54591198A JP 2001526856 A JP2001526856 A JP 2001526856A
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Abstract

(57)【要約】 複数周波数アンテナ(122)及びカプラー(10)は、車内の複数周波数無線電話機(14)又は各々単一周波数の複数の電話機から、車外へのローノイズ通信経路を構成する。カプラー(10)は互いに向かい合って設けられた内部(32)及び外部要素(22)を含み、ウインドシールド(26)がそれら要素の間に挟まれて配置される。各要素(22、32)はテーパを有し、一方の要素の幅が広い方の端部と他方の幅が狭い方の端部が逆の方向になる状態で、互いに接近して配置される。複数周波数放射器(112)が外部要素(22)に取り付けられる。この放射器は放射要素(114、116)を含み、該放射要素は互いに分離され、共通ベース(188)に取り付けられ、各々の周波数を放射するよう構成される。

Description

【発明の詳細な説明】 マルチ周波数アンテナ I.発明の技術分野 この発明は例えば車内のマルチ帯域無線電話機に適したマルチ周波数アンテナ に関する。 II.従来の技術 無線電話は個人的通信を容易に与える便利さから広く普及している。無線電話 技術は進歩し続け、更に優れた無線通信システムを構築していると共に、従来の システムも用いられている。 例えば、以前の無線電話システムはアナログ通信を原則とし、通信周波数帯域 は800MHz前後であったのに対し、最近のシステムではデジタル通信の原則 が導入され、周波数帯域は1900MHz前後である。ある地域ではこのような 両方のシステムが用いられ、又ある環境では800MHz前後で動作する以前の システムがデジタル通信の原則を使用できるよう変換されている。 いずれの場合でも、異なる無線電話システムによって使用される異なる周波数 のために、ユーザの無線電話が動作する周波数は、ある地域から他の地域に移動 するときに変化する場合がある。事実、与えられた領域におけるあるユーザは第 1の周波数で動作する電話を要求すると共に、他の領域における他のユーザは第 2の周波数を用いて通信を行わなければならない場合がある。又、2以上の周波 数が1つの領域で動作していることもある。 上記問題の認識に基づき、本発明の目的は、電話が複数のシステムと連結して 使用できるように、少なくとも2以上の周波数のうち1つの周波数を用いて通信 できる無線電話機を提供することである。言い換えれば、1つの無線電話モジュ ールが複数の通信システムにおいて使用でき、電話の動作的柔軟性を増加するこ とが望ましいということを認識した。あまり望ましくない代替えとして、各々単 一の周波数でそれぞれ動作する2つの電話機を提供することもできる。 本発明の目的は、2つの周波数帯域の各々において信号を効率的に導くことが できる車の複数帯域(2帯域)放射器を提供することである。 無線電話が車内で使用されるときに、電話から車外の空中インターフェースへ ローノイズ通信経路を構成する上で、放射器として引用されるアンテナと共にカ ップリング装置を車に提供すると通信が改良される。他の考察の中で、発明的認 識として上記内容は、無線電話は車内で使用されるとき、車内の電話から2つの 周波数帯域の両方で信号を効率的に受信及び送信する信号伝送カップリング装置 に連結すべきであるということを示唆する。 しかし上記考察から、車内で使用される現在の無線電話カップリング装置は、 単一の周波数のみを使用できるよう設計されている。その結果、このような現在 の装置は、マルチ周波数の単一又は複数の電話と共に使用されるとき、その電話 の1つの周波数帯域で信号を空中インターフェースへ効率的に結合できるが、複 数の周波数は無理である。車内で対応する複数帯域アンテナと共に、2つ又はそ れ以上の周波数帯域の信号を無線電話通信システムの空中インターフェースへ効 率的に結合するカップリング装置を提供する必要性が認識された。 従って本発明は、車内の無線電話からのローノイズ通信経路を構成するための 複数帯域(2帯域)放射器に連結できるカップリング装置を提供することを目的 とする。本発明の他の目的は、車の複数帯域(2帯域)放射器に連結し、車のウ インドウを介して該放射器に少なくとも2つの周波数帯域で信号を効率的に結合 できるカプラーを提供することである。更に他の目的は、車内の無線電話機から 複数帯域信号を結合する上で複数帯域(2帯域)放射器と共に用いられ、容易に 使用でき低いコストで製造及び導入が可能カップリング装置を提供することであ る。 発明の概要 本発明によれば、第1及び第2の周波数を各々有する第1及び第2の信号を放 射する放射器が提供され、この放射器は、導電性ベースと、前記ベースに取り付 けられ、第1の信号を導くように該ベースから延長されて構成される少なくとも 第1の放射要素と、前記第1の放射要素近傍及び前記ベースに取り付けられ、前 記第2の信号を導くよう構成された第2の放射要素とを具備する。 又、本発明によれば、車内の無線電話機から車外への通信経路を構成し、前記 電話機に誘導的に結合されたデュアル周波数アンテナが提供され、このアンテナ は、アンテナベースと、車外に取り付けられ、且つ前記アンテナベースに取り付 けられた搭載部と、前記アンテナベースから延長され前記ベースに電気的に接続 された少なくとも第1及び第2の延長放射要素とを具備し、前記第1の延長放射 要素は前記第1の信号を第1の周波数帯域で最適に放射するよう構成され、前記 第2の延長放射要素は第2の信号を第2の周波数帯域で最適に放射するよう構成 されている 更に本発明は、車内の複数周波数無線電話機を含む無線電話システムのカップ リング要素から車外の空中インターフェースに対する通信経路を構成する方法で あって、導電性共通ベースから延長され、各周波数帯域で信号を放射するよう最 適に構成された少なくとも2つの放射要素を有する複数周波数アンテナを提供し 、 前記アンテナのベースを前記カップリング要素に取り付ける工程を具備する マルチ周波数放射器すなわちアンテナが本明細書において開示され、該放射器 は第1及び第2の周波数をそれぞれ有する少なくとも第1及び第2の信号を放射 する。この放射器は、導電性のベース及び該ベースに取り付けられ該ベースから 延長された第1の放射要素を含む。後述されるように、前記第1の放射要素は前 記第1の信号を導くように構成され、又、第2の放射要素は前記第1の放射要素 近傍に前記ベースに取り付けられると共に、前記第2の放射要素は前記第2の信 号を導くよう構成される。他の放射要素が、他の周波数に適合するために、幾つ かの構成において用いられる。 好適に、放射要素は伸長され、ベースに溶接又は蝋付けされる。他の方法とし て、放射要素はネジ、リベット、ピン、又はボルトのようなファスナーでベース に固定することができる。一実施例において、放射要素は前記ベース内に設けら れた導電性のワイヤーである。放射器及びベースは単一ユニットとして材料から 形成でき、このユニットは折ることによりアンテナを形成するか又は鋳造、モー ルド又は圧延加工により形成される。ある実施例では、各放射要素にはテーパが 付けられる。この場合、それぞれの長さは1/4波長の放射要素を適切に構成す るように調節される。放射要素及びベースは、周波数及び許容損失に応じて、金 属で被覆されたプラスチック又は銅、真鍮、アルミ、鋼鉄等異なる材料を用いて 製造できる。アルミの場合、それらは皮膜により保護され、陽極酸化処理され、 又は小型レードームに覆われ保護される。ベースは基本的に円盤状であるが、楕 円、三角形、長方形又は鎌形状を採用できる。 本発明の原則によれば、第1の放射要素は前記第1信号の1/4波長に実質的 に等しい長さを定義する。対象的に、第2の放射要素は、前記第2信号の1/4 波長に実質的に等しい長さを定義する。他の放射要素が適用される場合、それは それら要素に適用される対象波長の1/4波長に実質的に等しい長さを定義する 。 好適実施例において、放射器は車内に配置された無線電話と共に使用される。 この実施例において、放射器はウインドウのような車の構成部品の外部表面に取 り付けられた外部カップリング要素に連結される。この外部カップリング要素は ベースエンド及びテーパードエンドを定義し、該要素はベースエンドからテーパ ードエンドにかけてテーパが設けられている。放射器のベースは外部カップリン グ要素のベースエンドに取り付けられている。内部カップリング要素はウインド ウ又は他の構成部品の内部表面に取り付けられ、無線電話機に電気的に接続可能 である。内部カップリング要素は外部カップリング要素と実質的に同一の構成を 有し、外部カップリング要素方向に向けられると共に内部要素のベースエンドは 前記外部要素のテーパードエンドに並んで設けられる。 他の実施例において、導電性フィード要素が前記ベースに電気的に接続され、 絶縁層が前記フィード要素の少なくとも一部を覆う。更に、接地プレートが前記 フィード要素の反対側に設けられた絶縁層に並んで配置される。このフィード要 素はプレート又はワイヤーである。このマルチ周波数放射器の他の実施例につい て、信号供給機構は、例えば同一平面導波管及び微細供給ラインを含む。 車内の無線電話機から車外への通信経路を構成するデュアル周波数アンテナは 、アンテナベースと、アンテナのベースに取り付けられた搭載部とを含む。この 搭載部は車の外部に取り付け可能である。第1及び第2の伸長放射要素は、前記 ベースから延長され、該ベースに電気的に接続される。本発明によれば、第1の 要素は第1の周波数帯域の第1信号を最適に放射するよう構成され、一方第2の 要素は第2の周波数帯域の第2信号を最適に放射するよう構成される。車内のデ ュ アル周波数無線電話を有する無線電話システムのカップリング要素から車外の空 中インターフェースへの通信経路を構成する方法が開示される。この方法は、導 電性共通ベースから延長された少なくとも2つの放射要素を有するデュアル周波 数アンテナを提供する。各放射要素は各周波数帯域で信号を放射するよう最適に 構成される。そして、アンテナのベースは前記カップリング要素に取り付けられ る。 図面の簡単な説明 この発明の特徴、目的、及び効果は、図面を参照して本発明の実施例を説明し た以下に示す詳細な説明により更に明確となる。これら図面において、同一参照 符号は同一要素を示している。 図1は本発明の原則を実施するカップリング装置及び放射器を具備する車両の 透視図であって、無線電話受台及び電話機を示す。 図2Aは図1のカップリング装置の斜視図。 図2Bは複数周波数アンテナが図1のカップリング装置に接続された構成を示 す斜視図。 図3は図2のカップリング要素に単一アームが設けられた場合の構成を示す上 免ずである。 図4Aは2つの直線中心エッジ及び2つのテーパ付き外側エッジを有する2つ のアームを図2のカップリング要素に設けた場合の構成を示す上面図。 図4Bは2つの直線外側エッジ及び2つのテーパ付き中心エッジを有する2つ のアームを図2のカップリング要素に設けた場合の構成を示す上面図。 図4Cは2つのテーパ付き外側エッジ及び2つのテーパ付き中心エッジを有す るカップリング要素の他の実施例を示す上面図。 図4Dは図4Aのカップリング要素に異なる長さのアームを設けた場合の構成 を示す上面図。 図4Eは図4Cのカップリング要素に異なる長さのアームを設けた場合の他の 実施例を示す上面図。 図5A、5b、及び5cは2つの異なる長さ、3つの長さ、及び同一の長さを 各々有するの3つのテーパ付きアームを有するカップリング要素の一実施例を示 す上面図。 図5Dは6つに副分割された3つのテーパ付きアームを有するカップリング要 素の一実施例を示す上面図。 図6A及び6bは同一及び異なる長さの4つのテーパ付きアームを有するカッ プリング要素の一実施例を示す上面図。 図7A及び7bは指数関数により定義されるカーブ、テーパ付き外側エッジを それぞれ有する単一及び2つのアームを有する好適カップリング要素の上面図。 図7Cはカーブ、テーパ付き外側エッジ、内側に凸の曲面を有する好適カップ リング要素の上面図。 図7Dは段階、テーパ付き外側エッジを有する好適カップリング要素の上面図 。 図8はカップリング要素の透視図であり、その主表面はカーブした車のウイン ドウの形状に沿って二次元にカーブしている。 図9A及び9bは2つのテーパ付きアームを有するカップリング要素の他の実 施例の上面図であり、比較的小さなエンクロージャ内への搭載を容易にするため に、各アームは互いに角度を有して配置された少なくとも2つのセグメントを有 する。 図10は鎌形のカップリング要素の実施例を示す上面図。 図11A〜11cは本発明の放射器の実施例を示す透視図。 図12は図2Aの線12−12から見える本発明の放射器の断面図。 図13は図2Aの線12−12から見える本発明の他の放射器の断面図。 図14は車のウインドシールドから離れて用いられる本発明の放射器の他の実 施例で、図2Aの線12−12から見える断面図であり、供給回路即ち接続機構 を示す。 図15は車のウインドシールドから離れて用いられる本発明の放射器の他の実 施例を示す部分断面上面図であり、供給回路即ち接続機構を示す。 図16は車のウインドシールドから離れて用いられる本発明の放射器の他の実 施例を示す側面図であり、供給回路即ち接続機構を示す。 図17A及び17bは本発明の放射器の他の実施例を示す斜視図であり、テー パが付けられカーブした放射要素を示す。 図18A〜18cは図17の実施例に設けられる材料の上面及び側面図。 好適実施例の詳細な説明 図1及び図2(2A及び2B)には、車12の外部と無線電話機14のような 無線装置との間のローノイズ通信経路を構成するためのカプラーが10として示 されている。無線装置としては以下に示すアンテナカプラーへの周知の接続機構 を使用できるメッセージ受信器及びデータ送信装置(例えば、ポータブルコンピ ュータ、パーソナルデータ補助機、モデム、ファクス装置)のような他の無線装 置も考えられる。図1に示す実施例において、電話機14は車12の乗客室16 内に配置されている。この実施例において、無線電話機14はデュアル周波数電 話であるが、単一周波数電話又は3以上の周波数でもよく、又、互いに異なる周 波数で動作する複数の単一周波数電話でもよい。詳細に無線電話機14は、好適 に少なくとも2つの周波数帯域の1つの帯域で信号を送信及び受信できる電話機 である。例えば周波数帯域は、約859メガサイクル毎秒及び1920メガサイ クル毎秒(859MHz及び1920MHz)で、これら周波数は”セルラ”及 び”パーソナル通信サービス”(PCS)周波数と一般にいわれている。しかし 、他の周波数帯域にも本発明の原則は適用できる。本発明は単一の複数周波数電 話機に加え、単一の受台(cradle)で利用でき各々単一の周波数を用いる複数の電 話機に適用することができる。例えば、共通電話ハウジング構造及び外部構成を 、異なる周波数帯域で動作する無線電話を製造する場合に用いることができる。 電話機14を用いるいわゆるバンドフリー通信を容易にするために、電話機1 4は好適に車室16内の電話受台18内に配置される。受台18は、電話を持た ないで又は電話を操作しないで、電話機14のユーザが電話にしゃべり掛け、そ れからの音声を聞くことができ、電話機14上のディスプレイを見ることができ るようにする従来の技術に従うスピーカ及びアンプを含むことができる。 従って、人は受台18内の電話機14を使って、無線通信システムの電話周波 数の1つを使って、ハンドフリーで通信を行うことができる。図1において、無 線通信システムは、車12の外側にある空中インターフェース20により部分的 に示されている。しかし、電話機14は車12の内側に配置されているので、車 12の構造から生じるノイズ、干渉、及び/又は信号障壁が、電話機14により 送信及び受信される通信信号の送信及び受信品質を低下することがある。従って 、以下に示す構造は、電話機14と空中インターフェース20間のローノイズ通 信経路を、いかなる周波数を電話機14が使用しているかに関らず、確立するた めに提供される。 図2A及び2Bにおいて、カプラー10は外部カップリング要素22を含み、 このカップリング要素22は車12のフロント又はリア透明ウインドウ26のよ うな絶縁車部品の外測表面24に取り付けられている。ある用途では、プラスチ ック又はファイバーグラス形式のパネルのような他の周知の車部品も取り付け面 とすることができる。開示を目的として、外部カップリング要素22は、導電性 金属(例えば銅、真鍮、鋼鉄、又はアルミ)の平らなプレートが、絶縁基板28 上にエッチング又は配置されて示されている。図2(2A及び2B)で、この基 板28は透明になっている。しかし図8を参照して後述されるように、このカッ ブリング要素は平らである必要はなく、カップリング要素が取り付けられる例え ば曲面の車ウインドウに合うように一次元又は二次元に曲がっていてもよい。信 号損失を最小に抑え良好な表面支持力を保つために、表面に対してできるだけ同 一平面となるような曲面又は可変表面が、カプラー10を取り付ける場合に一般 に用いられる。 更に、反対側に粘着表面を有する発泡性の外部粘着層30が、絶縁基板28及 び外部カップリング要素22を貼り付けている。カップリング要素22は外部発 砲粘着層30と絶縁基板28の間に位置している。又、外部発砲粘着層30がウ インドシールド26に張り付いていることにより、外部カップリング要素22を ウインドシールド26に取り付けている。他の方法として、外部カップリング要 素22はエポキシ又は樹脂のコンパウンド、接着剤、ボンド、又は他の材料・技 術を用いることができる。 上記構造に加え、外部カップリング要素22と実質的に同一構造で構成される この実施例の内部カップリング要素32は、ウインドシールド26の内側表面3 4に取り付けられている。この実施例では、外部カップリング要素22と実質的 に同一構造で示されているが、必要であれば、性能を上げるために、内部カップ リング要素32は、外部カップリング要素22に比べて大きく又は小さくてもよ い。 更に、内部カップリング要素32は、外部カップリング要素22と同一形状で ある必要はない。その代わり、このカップリング要素22、32は、カプラー要 素内に流れる電流に基づいて、2つのカプラー間で信号が効率よく送信されるよ うな形状に構成される。この分野では一般に、フィールドシミュレーションスタ ジオ又は他の周知の技術を、カプラーの大きさを決定する場合に用いることがで きる。更に、実際に使用する場合、外部及び内部カブラーは、ある用途に導入さ れるときに、それほど正確には位置合わせされないであろう。 各カプラー22、32は各々中心線22z、32zを定義し、この中心線22 z、32zは互いに接近していなければならない。即ち、中心線が互いに平行で 、中心線間の距離が最小の状態で、互いにウインドシールド26を介して位置合 わせされているのが望ましい。 以下に説明するように、カップリング要素は特に複数の周波数が適用される場 合に、1つ以上のアームを有することができる。例えば、内部及び外部カップリ ング要素は、実質的に同一幅で内側2つのアーム間に中心線を有する偶数個のア ーム、又は中心アームの長さ方向二等分線を中心線として有する奇数個のアーム を有することができる。如何なる場合でも、2つのカップリング要素はそれら中 心線に対して位置合わせされている。更に、内部及び外部カップリング要素は、 異なる数又は異なるサイズのアームを有することができる。例えば、内部カップ リング要素は中心線が2つの内部アーム間にある4つのアームを有し、対応する 外部カップリング要素は、その中心線が中心アームの長手方向の二等分線に沿っ ている3つのアームを有することができる。しかし、これら2つのカプラーにお いても、各々の中心線に対して位置合わせされている。しかし、要素22、32 は特に複数の周波数がこらら要素により結合されるときは、共に同じ数のアーム を有するのが望ましい。又、2つの中心線はカプラーが対向するカプラーの中心 線に対して対称に配置されるように、互いに集中即ちオフセットされていない方 がよい。 外部カップリング要素22のように、内部カップリング要素32は、基板36 が内部カップリング要素32とともに内部発砲粘着層38によりウインドシール ド26に取り付けられ、絶縁基板36上にエッチングにより設けることともでき る。金属又は金属板の接地プレート40が設けられ、これは空気又は絶縁体ギャ ップ42により、絶縁層36から分離している。内部カップリング要素32は、 この例では受台(cradle)18に接続される配線44を介して、無線電話機14に 電気的に接続されている(つまり無線電話機14から信号供給されている)。 図2はカップリング要素22、32の構成及び互いの方向に関する実施例を示 している。一実施例において、カップリング要素22、32は三角形である。つ まり、図2A及び2Bに示す実施例において、及び一般に、外部カップリング要 素22はベースエンド22a、先細りの先端部すなわちテーパードエンド(taper ed end)22bを定義し、その結果、ベースエンド22aからテーパードエンド 22bにかけて内側方向にテーパが付けられている。同様に、内部カップリング 要素32はベースエンド32a及びテーパードエンド32bを定義している。図 2に示すように、内部カップリング要素32のベースエンド32aは配線44に 接続されている。 上記実施例によるカップリング要素の構成は、幾分表現を変えて説明すること ができる。つまり、外部カップリング要素22は端部22a、22b間の長手方 向の大きさL、及び長手方向の大きさLに直交する横断方向の大きさ”T”を定 義する。図2Bに示すように、横断方向の大きさ”T”内の要素22を横断して 延長されている要素22の第1の部分”P1”の単位長さあたりの表面積は、横 断向の大きさ”T”を横断して同様に延長され第1の部分P1よりテーパードエ ンド22bに近い第2の部分”P2”の単位長さあたりの表面積より大きい。更 に他の特徴から、例えば外部要素22を使用する本発明のカップリング要素は、 横断方向の大きさ”T”内で連続しているベースエンド22a、及びベースエン ド22aから離れて長手方向に延長される少なくとも1つのテーパードアームを 定義する。 次に、カップリング要素22、32の相対的な方向について説明する。本発明 によれば、内部カップリング要素32は外部カップリング22と平行で、重なっ ている。更に、本発明では、内部カップリング要素32の外部カップリング要素 22に対する方向は、外部要素22のテーパードエンド22bと内部要素32の ベースエンド32aが接近して配置され、及び内部要素32のテーバードエンド 32bと外部要素22のベースエンド22aが接近して配列される方向を想定す る。 図2A及び2Bにおいて、外部要素22のテーパードエンド22bと内部要素 32のベースエンド32aを結ぶ直線は、要素22、32で各々定義される面と 実質的に直交している。同様に、内部要素32のテーパードエンド32bと外部 要素22のベースエンド22aを結ぶ直線は、要素22、32により各々定義さ れる面に実質的に直交している。従って、2つの要素22、32は、要素22、 32が各テーパの方向を各々定義し、これら要素が互いに他方に対して方向づけ られ、それらのテーパの方向が反対で、それらの各中心線22z、32zが位置 合わせされた状態つまり中心線22z、32z間の距離が最小となる状態で、互 いに重なり、向き合っている。 しかし、2つのベースエンドは互いに正確な位置で重なり、又は垂直方向に位 置合わせされる必要はない。RFエネルギはオフセット又は要素のサイズに違い があっても、要素間で結合する。これはカプラーの効率又は損失に重大に影響す るが、動作を実質的に不可能にするものではない。内部及び外部カプラー要素が 実際に車に設けられるとき、高度に制御された車両工場の設定に反して、精密な 位置合わせを必要とすることはあまりない。 前述の構造は、ローコスト、広帯域(多数帯域)又はデュアル帯域のガラスに 搭載された無線周波数(RF)カプラー10を提供する。実際に、上記構造はカ ップリング要素22、32の一方RFエネルギを他方のカップリング要素32、 22に、ウインドシールド26のような絶縁層を介して誘導的に結合するために 有用である。更に要素22、32を重ね、内部要素32の横断方向幅がベースエ ンド32aでの原点から徐々に小さくなるようにテーパを付けることにより内部 要素32のインピーダンスを徐々に増加することにより、又、外部要素22のイ ンピーダンスを、前述の内部要素とは反対になるように、その大きさにテーパを 付けることにより、徐々に減少させることにより、要素22、32の一方から要 素32、22の他方への効率の良い広帯域なRFエネルギの結合が行われる。 更に、カップリング要素の他の構成が提供される。例えば図3に示すように、 カップリング要素50は長方形のベース部52及びベース部52から延長される 三角形のアーム部54を有することができる。単一のテーパードアームを有する カップリング要素は、周波数が互いに奇数倍のとき、2つ又はそれ以上の周波数 をカップリングする場合に有効である。即ち、それら周波数は互いに奇数倍であ る。これは一般に、それら周波数の各々1/4波長の比が奇数であると表現され る。例えば、一方の信号がλ/4の波長で、他方の信号がnλ/4の場合である 。ここでnは正の奇数である。 図4A及び4Bは他のアンテナアーム構造56及び58を示し、単一アームが 長手方向軸に沿って2つに分割され、カプラーの周波数帯域を広くしている。図 4Aにおいて、アーム56はアーム57と59に分割され、ハーフ(half)57の 側方エッジ全体はハーフ59の側方エッジ全体に平行に接近して並んでいる。図 4Bにおいて、アーム58は長手方向軸に沿って2つに分割され、2つのハーフ 60、62を構成し、互いに向き合っている長いエッジが互いに離れている。各 アーム60、62は直線状外側エッジ60a、62aを有し、外側エッジ60a 、62aは要素58で定義されるテーパの方向”D”に実質的に平行で、直線で ある。又、各アーム60、62は各々テーパ即ち角度が付けられたセンターエッ ジ60b、62bを有し、センターエッジ60b、62bはテーパの方向”D” に対して傾いた角度を構成している。尚、以下に示すマルチアームカプラーのア ームを分割してカプラーの周波数帯域を広げることができる。 図4A及び4Bに示すアーム構造56及び58とは対照的に、図4Cに示すカ ップリング要素64は、ベース66及びベース66から延長される2つのタンデ ムテーパードアーム68、70を含む。各アーム68、70は(ベース66から 要素64の長手方向軸”L”に対して)各々内側方向に角度のついた、外側エッ ジ68a、70a、及び外側方向に角度のついたセンターエッジ68b、70b を有している。長さの同じ複数アームが単一信号周波数のカップリングを改良す る一方で、異なる長さの複数アームは各々複数の周波数(特に、それら周波数が 互いに奇数倍でないとき)をカップリングする場合に有効である。例えば、図4 D及び4Eは2つのアームカプラー内に用いられる異なる長さのアームをアーム セット56’内のペア57’、59’及びアームセット64’内のペア68’、 70を各々示し、この違いは判り易いように誇張されている。 更に当業者には理解されるように、本発明は、様々な実施例をわかりやく説明 するために示した図3〜4Eのカップリング要素の特定の三角形の形状に限定さ れるものではない。図3の点線及び図4Eの点線67に示すように、二等辺三角 形以外の形状の三角形も使用できる。それらの構成では、カプラー要素を互いに 逆テーパに位置合わせするための”中心線”を便宜上使用できるが、その中心線 はアームのベース中心又はこの三角形の中心を通っていない。 結合される周波数の数に応じて、又は周波数帯域を広げるために、2以上のア ームをカップリング要素に設けるものとする。例えば、図5Aは長方形のベース 74及びベース74から延長されウインドシールドを通して3つの周波数を結合 する3つの三角形アーム76、78、80を有するカップリング要素72を示し ている。図5Aに示すように、各アーム76、78、80の両エッジはベース7 4から要素72の長手方向軸に対して内側に角度が付いている。更に、図5Aに 示すように、アーム78の長さはアーム76、80より長く、複数の周波数を容 易に結合している。特にアーム78は、少なくとも第1周波数(及びその奇数倍 の周波数)を結合するために構成され、アーム76、80は少なくとも第2周波 数を結合するために構成されている。 アーム80の長さは、更に第3周波数又は周波数のセットを結合するために、 アーム76(及び78)より短くしてもよい。これを図5Bに示し、アーム80 ’はアーム76’及び78’より短い。図5Cにおいて、カプラーアーム76” 、78”及び80”は同一の長さで示され、マルチ周波数アンテナの帯域を改善 し、点線77は他の三角形(二等辺三角形又は正方形以外)を示している。図5 Dにおいて、アーム77、79、81は副分割され、帯域の更なる拡大を図って いる。しかし、当業者に判るように、収穫逓減(diminishing returns)点は、一 般に製造コスト及びそのように分割することの制約を比べたとき、あまりにも多 くアームを副分割した時に到達される。図5Dはアームが必ずしも同一の形状で 副分割される必要が無いことを示している。この原則は他の構成にも適用される 。 上記原則は他のカップリング要素アームを追加して、他の(即ち4又はそれ以 上の)周波数を車構成要素又はウインドシールドを通して結合する場合に拡大す ることができる。例えば、図6Aは長方形ベース84及びベース84から延長さ れる4つの三角形のアーム86、88、90、92を有している。アーム86〜 92の長さは、単一の周波数の結合を改良するために互いに同一で良く、又、4 つの各異なる周波数を結合する場合のように、この長さは互いに異なっていても よい。例えば、図6Bはベース84から延長される4つの各々違う長さの三角形 のアーム86’、88’、90’、92’を有している。 前述した要素とは対照的に、図7Aは内側に曲がったテーパの付いた外側エッ ジ96を有する要素94を示す。要素94の外側エッジ96°は、指数関数又は 所定形状で定義される曲がりを有し、優れたインピーダンスマッチを提供し、こ のような構成は主に直線テーパに対して好適であることが多い。代替えとして、 外側エッジ96の曲がりは、二次方程式又は他の曲線で定義できる。このように 曲がったエッジは前述の複数アームを有するカプラー構成にも用いることができ る。一例を図7Bの2つのアーム97a及び97bにより示す。カプラーアーム の曲がったエッジは、インピーダンスをマッチングさせる目的として一般的では ないが、図7Cの要素94”の外側エッジ96”に示されるように内側に傾斜し てもよく、又図7Dの要素94”’の外側エッジ96”’により示すように、角 度の付いた別々の又は一連の階段状要素に分割することができる。 更に、図8は、要素94が二次元に曲がっている主表面95を定義し、カーブ した車ウインドシールドに実質的に沿った形をしている。ここで説明される外部 カプラー要素は、車の表面又はウインドシールドに沿った主平面を定義できる。 図8に示す実施例において、主表面95は、薄くフレキシブルな絶縁基板99上 にエッチング又は配置される金属により構成される。しかし、導電性材料は鋳造 、圧延、プレス、又は匣の技術により所望の形に形成できる。この表面形状は滑 らかである必要はなく、一連の小さな段又は或角度で結合された小さな表面とし て実施できる。当業者には理解されるように、形状は、与えられた搭載面に実質 的に又は概ね一致するのが望ましく、損失や的外れの放射パターンを生じたりし ないものがよい。 更に、このカップリング要素は、波長又は1/4波長が、カプラーアームが製 造又は美的目的のために要求される長さより長くなるような値になる場合、又は この要素を収容する十分な大きさを持たない比較的小さなエンクロージャに適合 させるような場合、本発明の範囲から逸脱することなく修正できる。これを図9 Aに示す。図9Aでは、信号入出力のための電気的結合が行われるベース102 、このベースから延長される第1及び第2アーム104、106を有するカップ リング要素が示されている。 前述の要素と同様に、図9Aに示す要素100への接続は、この要素のベース で行われる。しかし前述の要素とは異なり、第2アーム106は、その長さに沿 った単一の軸を定義せず、3つのセグメント(segment)106a、106b、1 06cに曲がっていて、隣接するセグメントは好適に(ベース102から)互い に直交し、連続的セグメントは、第2アーム106がその長さ全体にわたりベー ス102から連続的にテーパが付いているという事実により、横断方向が徐々に 薄くなっている。従って、セグメント106bは長手方向に方向づけられ、アー ム106a、106cは横断方向に方向づけられるのが望ましい。 図9Bはベース103(ここで電気的入出力のための接続が行われる)を有す るカップリング要素101を示す。このベース103は図9Aに示すカップリン グ要素100に似ているが、第1及び第2アーム108及び110がともに複数 部に曲がっている。詳細には、第1アーム108は4つのセグメント108a、 108b、108c及び108dに曲がり、第2アーム110は同様にテーパが 付いた2つのセグメント110a及び110bを有し、隣接するセグメントは互 いに直交し、(ベース103から)連続的なセグメントは、徐々に横断方向が細 くなっている。尚、図9A及び9Bに示すカップリング要素は、図2に示す要素 22と同様に、一方の要素のテーパードエンドが他方のベースエンドと接近して 取り付けらた状態で外部及び内部の要素が用いられる。 当業者には理解されるように、上記アーム部は互いに直交する必要はない。こ のようなアームでの各セグメントは隣接するセグメントにさまざまな角度(90 度が望ましい)で結合することができ、その角度は限定されない。例えば、一連 のアームセグメントは120度または他の角度で互いに形成され、更に複雑な幾 何学的形状を構成することができる。その角度はアーム全体の長さに制限される が、90度以下でよい。更に、3または4つのセグメントを、所望の長さを達成 するために用いることができ、又ある用途では各アームは単一のセグメントを有 することもある。 図10は本発明を実施する他のカップリング要素101を示し、このカップリ ング要素101は鎌の形状を有する。電気的接続は点111aで行われ、この点 はベース102または103のように作用し、2つのアーム111b、111c を構成する。この2つのアームのうち一方は、各々異なる周波数を結合するため に他方より短い。上記のように、この2つのアームの長さは、ある周波数を結合 するために所望であれば同一の長さに製作され、又、帯域幅を拡大するためにハ ーフに分割(平行アーム)してもよい。 尚、図2〜10に示すカップリング要素は図2A及び2Bと同様に、同様な他 の要素と共に、一方の要素のテーパードエンドが他の要素のベースエンドに接近 して取り付けられた状態で用いられる。 図1及び2(2a及び2b)に戻り、外部カップリング要素22は、ベースエ ンド22aで又は22a付近で、一般に112(図1及び2)により示される放 射器に接続される。この放射器112は第1及び第2の延長され堅くて導電性の 放射要素114、116を有する。従って、外部カップリング要素22は放射器 22用の搭載部を構成する。好適に、カプラー10がウインドシールド16のよ うな車表面上に搭載されるときに放射器112が図1に示すように垂直に向くよ うに、角度αがカプラー10及び放射器112の間に構成される。これにより放 射器112が実質的に垂直となる。 放射要素114、116は金属で被覆されたプラスチックまたは銅、真鍮、ア ルミ、鋼鉄等のように幾つかの異なる材料を用いて製造することができる。材料 の選択は、対象とする周波数、及び該特定材料により与えられる損失に大部分依 存する。つまり、材料は損失が最小となるように選択される。これらは周知の技 術または材料を用いで被覆、アルミの場合は陽極酸化処理してもよい。又、この アッセンブリ全体をコンパクトなレードーム(radome)で囲って、放射器を保護ま たは環境からのダメージを受けないようにしてもよい。陽極酸化処理した要素及 びレードームは色を使って個性を付け加える可能性を与える。 図2Aに示すように、放射要素114、116は互いに分離しており、溶接、 蝋付け、はんだ付けまたは他の接合技術を用いて、共通導電ベース118に図示 されるように取り付けられる。又、放射要素が金属で被覆されたプラスチックの 場合、要素はベースに接着剤で接着される。 この放射器が統合的に単一のユニットとして形成される場合、それらは、複数 セグメントと共に構成される捧材、ワイヤー、又はシートの材料から周知の技術 を用いて製造することができる。該セグメントは中央部から外側に出る又は延長 された放射要素であって、この中央部はセグメントがアンテナ112を形成する ために上方に折られたときに導電性ベースとなる。これの一例を図17及び18 を参照して後述する。 好適に、放射要素114、116は金属又は金属で覆われたプラスチックで作 られ、要素114、116を導電性としている。図2Aにおいて、ベース118 はディスク形状をしているが、ベース118は(真上から見たとき)、楕円、三 角形、正方形、長方形、又は鎌型に形成してもよい。 図2Aに示す特定実施例において、各放射要素114、116はカーブして外 側に向く表面114a,116a及び平らで長方形の内側に向いている面114 b、116bを含んでいる。しかし、ベース118と同様、放射要素114は楕 円、鎌型、三角形、又は長方形の断面を有することができる。更に放射要素11 4は、放射要素114、116がそれらの周波数を最適に放射するよう構成され た場合、放射要素116とは異なる形状を有することもできる。更に、この放射 要素は直線的な側方エッジを有する必要はなく、美しいデザインが望まれるとき のように、波打つような断面形状の変更により垂直の広がりに対して変形できる 。 放射要素114、116の内側に向いた面114b、116bは互いに向かい 合っている。しかし所望であれば、各放射要素114、116にはベース118 からテーパをつけることができる。その場合、放射要素114、116の各長さ は以下に説明する原則によって、1/4波長放射要素を構成するように適切に調 整される。 特に、第1放射要素114は第1の周波数帯域の信号を伝えるように最適に構 成され、第2放射要素116は第2の周波数帯域の信号を伝えるように最適に構 成される。好適実施例において、最適な構成は、第1放射要素114の長さ”L ”を第1の周波数帯域、中心周波数の自由空間波長の1/4波長の奇数倍に実質 的に等しくすることで達成される。つまり、L1=2n+1(λ/4)である。 ここでλはカプラーによって送信される対象の周波数の波長であって、nは0又 は正の整数である。同様に、第2放射要素116の長さ”L2”は第2の周波数 帯域中心周波数の自由空間波長の1/4波長奇数倍に実質的に等しい。 図11Aは次の点を除き、図2Bに示した放射要素112に基本的に同一な放 射要素120を示す。すなわち、第1及び第2放射要素122、124は全て金 属又は金属で被覆されたプラスチックの円筒形ベース126に、要素122、1 24及びベース126を介して延長されているファスナー128によって取り付 けられている。このようなファスナーにより放射要素はさまざまな角度でベース にしっかり固定され、傾斜した表面上の垂直位置あわせが行われる。図11B及 び11Cは、前述のようにテーパの付いた側面又は形状が放射要素に用いられる 時の外形線の例を示し、これは図2Aのような他の実施例についていても行うこ とができる。図11Bはアンテナ120’における放射要素122’、124’ の上端部方向に対して内側にテーパの付いた側面を示す。図11Cはアンテナ1 20”における放射要素122”、124”の上端部方向に対して外側にテーパ の付いた側面を示す。 更にこの放射器は、2つ以上の周波数を最適に放射するように構成することが できる。例えば図12は、第1〜第4の放射要素134、136、138、14 0が接続されているベース132を有する放射器130を示す。尚、各放射要素 134、136、138、140は、この分野で周知の前述した原則を用いて、 各周波数を最適に放射及び/又は受信する特定要素を構成する場合に最適な長さ を有する。前述の特定放射要素の構造の代わりとして、図13は放射器142が 導電性の伸長されたワイヤー放射要素144、146、148、150を含むこ とができることを示す。これらのワイヤー放射要素はベース152に内臓又は取 り付けられる。尚、各放射要素144、146、148、150は、前述の原則 を用いて、各周波数を最適に放射及び受信する特定要素を構成する場合に最適な 長さを有している。 図14〜16はこのマルチ周波数放射器の前述した用途(放射器がRFエネル ギを車のウインドシールドを介してカップリングするカプラに関係していた用途 )以外の用途での実施例を示す。例えば図14において、図1及び2Bで説明し た放射器112と基本的に同一の放射器154が金属プレート155に取り付け られ、プレート154は絶縁基板156に内臓又はエッチングにより設けられて いる。この絶縁基板156は接地された金属のプレート158上に配置され、マ イクロストリップ供給ラインを構成している。尚、金属プレート155はアンテ ナフィードを構成している。この構造により、放射器154を車の上で、前述の 2つの周波数を放射及び受信するために使用できる。 図15は前述の原則の異なる構成、即ち同一平面導波管フィードを示す。放射 器160は金属フィードプレート162に取り付けられ、接地金属プレート16 4、166はフィードプレート162の側方に各々配置され、側面方向に互いに 離れている。絶縁ストリップ168、170は接地プレート164、166とフ ィードプレート162の間に各々挟まれている。 上記構造は図15に示すアンテナリードに接続され、同軸ケーブルは中心フィ ード導体172及び接地被覆線174を有している。中心フィード導体172が フィードプレート162に接続されるとともに、接地被覆線174は接地プレー ト164、166に接続されている。 図16は上記原則の更に他の物理的構成を示す。この図において、マルチ要素 放射器176は、図1及び2Bに示す放射器112と基本的に同一であって、ベ ース178を含み、フィードワイヤ180が図示されるようにベース178に内 蔵されるか又は取り付けられる。ベース178は絶縁層182に対向して配置さ れ、金属接地プレート184がベース178の絶縁層182に対して反対側に設 けられている。環状シールド要素186はフィードワイヤ180を環状に囲んで いる。当業者にはわかるように、フィードワイヤ180は前述の他のフィード要 素と同様に、適当なアンテナフィード部品に電気的に接続されている。 次に図17A及び17bにおいて、200で示される放射器は、第1及び第2 の延長された堅い導電性放射要素202、204を有する。図17(17A、1 7B)に示すように、放射要素202、204は互いに分離されていて、溶接、 蝋付け、はんだ付け、又は他の接合技術により、棒状の共通導電性ベース206 に接続されている。ベース206は曲げる前は平行パイプ形状、円筒形、又は他 の形状をとることができる。 図17Aに示す特定実施例において、各放射要素202、204は各々外側に 凸となっている曲面202a、204a、及び内側に凸となっている曲面202 b、204bを含んでいる。放射要素202、204の内側に向いた面202b 、204bは互いに向かい合っている。しかし所望であれば、放射要素202、 204は、図17Bの放射器200’及び放射要素202’、204’により示 されるように、逆にしてもよい。すなわち、カーブ(ここではテーパ)がアンテ ナの外側になるように、外側に凸となった面202a,204aが互いに向き合 うようにしてもよい。 図示されるように、ベース206(206’)は放射要素202、204の各 ベース208、210に接続され、又は各ベース208、210と共に一体構造 をなしている。各要素202、204は各々頂点212、214を定義し、これ は各ベース208、210に対して反対側である。要素202、204の面20 2a、202b、204a、204bは頂点212、214からベース208、 210に沿って広がっている。別の言葉で説明すると、要素202、204はそ れら各ベース208、210からそれら頂点212、214にかけてテーパが付 いている。代替えとして、面202a、202b、204a、204bは逆テー パ、平面及び/又はテーパなし、例えば長方形又は他の幾何学的パターンでよい 。そのようなパターンの幾つがの例を図17Cに示すが、本発明はこれに限定さ れるものではない。いずれの場合でも、要素202、204は平らな金属片又は 金属が被覆されたプラスチックから製作され、ここでベース206はそれらの間 に延長され、図示される構成に曲げられ、又は形成される。又は要素202、2 04は図示される構成に機械加工、鋳造又はモールド(mold)される。 放射要素202、204、共通導電性ベース206を有する放射器200を製 造する1つの方法が図18A〜18cに示されている。図18Aにおいて、導電 性材料220の銅又は真鍮プレートのような平面片が、各放射要素202、20 4及び導電性ベース206の所望の最終幅及び長さに従って所望の形状に形成さ れる。ここで、材料220にはテーパがつけられ、ベース部は最終的な所望形状 により細くなっている(しかしこれは要求項目ではない)。テーパの付け方は直 線的なものではなく、カーブ又は弓型でもよい。 図18Aにおいて、材料220に適用される他の形状を示すために点線が示さ れている。例えば、点線222はテーパの付いていない又は捧材が使用されると きのような、横方向にテーパが付いていないときの材料220に用いられる外形 線を示す。点線224は逆テーパがつけられた材料が用いられるときの外形線を 示す。つまり、曲げられたとき、材料220は外側端部、従って放射要素の最上 部でより広くなっている。もちろん、内側及び外側方向のカーブのようなこれら の形状又は他の形状の合わせた形状も所望であれば用いることができる。これは マルチ周波数信号送信のための入手し易く効率的なアンテナを提供すると共に、 所望であれば美的デザインの自由度を拡大する。様々な周知の製造技術を材料2 20を形成する場合に用いることができる。又、この材料220は捧材又はワイ ヤーでもよい。更に、2つのみの放射要素が説明を明確にするために示されてい るが、勿論、同一の技術範囲内で所望であれば他の要素を用いることができる。 材料形成放射要素202及び204は図18Bに示すように上方に曲げられ、 そして最終的に図18C示されるようにベースに対して垂直方向に位置あわせさ れて配置される。尚、ベース206は、この実施例及び他の実施例において、放 射要素202及び204に対して90度をなす必要はない。ベース206’の点 線に示されるように、望ましい垂直の傾きに対して、アンテナが搭載される傾斜 した表面を補償する場合に、他の角度を使用できる。例えば、前述の角度αを要 素202及び204に対する角度として用いることができる。この点において、 材料形成要素202及び204は各々カーブして、図17A又は17Bの最終的 アンテナの形状を形成することができる。代替えとして、放射セグメントは曲げ る前にカーブをつけることができる。 第1放射要素202は第1の周波数帯域の信号を導くように最適に構成される 一方、第2放射要素204は第2の周波数帯域の信号を導くように最適に構成さ れる。好適実施例において、この最適な構成は、第1放射要素202の長さを第 1の周波数帯域の中心周波数の自由空間波長の1/4の実質的に奇数倍に構成す ることにより達成される。同様に、第2放射要素202の長さは、第2の周波数 帯域の中心周波数の自由空間波長の1/4の実質的に奇数倍である。 好適実施例の上記説明は、当業者が本発明を製造し用いることができように行 われた。当業者は上記実施例に様々の変更を施すことができるが、ここで定義さ れた原則は、発明的な発想を伴わずに、他の実施例にも適用できる。従って、本 発明の範囲は、上記実施例に限定される意図はなく、ここで開示された原則及び 新規な特徴に一致する最も広い範囲に合致する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1及び第2の周波数を各々有する第1及び第2の信号を放射する放射器で あって、 導電性ベースと、 前記ベースに取り付けられ、第1の信号を導くように該ベースから延長されて 構成される少なくとも第1の放射要素と、 前記第1の放射要素近傍及び前記ベースに取り付けられ、前記第2の信号を導 くよう構成された第2の放射要素、 とを具備することを特徴とする放射器。 2.前記放射要素は伸長され、前記ベースに溶接又は蝋付けされることを特徴と する請求項1記載の放射器。 3.前記放射要素は伸長され、前記ベースにファスナーにより固定されることを 特徴とする請求項1記載の放射器。 4.前記第1の放射要素の長さは、前記第1の信号波長の1/4の奇数倍に実質 的に等しく、前記第2の放射要素の長さは、前記第1の信号波長の1/4の奇数 倍に実質的に等しいことを特徴とする請求項1〜3の1項に記載の放射器。 5.前記放射要素は前記ベース内に構成された導電性ワイヤーであることを特徴 とする請求項1〜4記載の放射器。 6.車のウインドウの外側表面に取り付けることができ、ベースエンド及びテー パードエンドを定義し、前記ベースエンドから前記テーパードエンドにかけてテ ーパが付けられた外部カップリング要素と、 前記ウインドウのバイブ表面に取り付けることができ、無線電話機に電気的に 接続可能な内部カップリング要素とを更に具備し、 前記放射器のベースは前記外部カップリング要素のベースエンドに取り付けら れ、 前記内部カップリング要素は、ベースエンド及びテーパードエンドを定義し、 前記外部カップリング要素に対して、この内部カップリング要素の前記ベースエ ンドが前記外部カップリング要素のテーパードエンドに接近して配置され、前記 外部カップリング要素のベースエンドが前記内部要素のテーパードエンドに接近 して配置されるよう方向づけられていることを特徴とする請求項1〜5の1項に 記載の放射器。 7.前記ベースに電気的に接続された導電性フィード要素と、 前記フィード要素を少なくとも部分的に覆う絶縁層と、 前記絶縁層の前記フィード要素とは反対側に、且つ前記フィード要素に接近し て設けられる接地プレート、 を更に具備することを特徴とする請求項1〜5の1項に記載の放射器。 8.前記フィード要素はプレート又は金属ストリップであることを特徴とする請 求項7記載の放射器。 9.前記フィード要素はワイヤーであることを特徴とする請求項7又は8記載の 放射器。 10.車内の無線電話機から車外への通信経路を構成し、前記電話機に誘導的に 結合されたデュアル周波数アンテナであって、 アンテナベースと、 車外に取り付けられ、且つ前記アンテナベースに取り付けられた搭載部と、 前記アンテナベースから延長され前記ベースに電気的に接続された少なくとも 第1及び第2の廷長放射要素とを具備し、 前記第1の延長放射要素は前記第1の信号を第1の周波数帯域で最適に放射す るよう構成され、前記第2の延長放射要素は第2の信号を第2の周波数帯域で最 適に放射するよう構成されていることを特徴とするデュアル周波数アンテナ。 11.前記踏査産は前記無線電話機に誘導的に結合された外部カップリング要素 を含むことを特徴とする請求項10記載のアンテナ。 12.前記放射要素は伸長され、前記ベースに溶接又は蝋付けされることを特徴 とする請求項10又は11記載のアンテナ。 13.前記放射要素は伸長され、ファスナーにより前記ベースに固定されること を特徴とする請求項10又は11記載のアンテナ。 14.前記第1の放射要素の長さは、前記第1の周波数帯域の中心波長の1/4 に実質的に等しく、前記第2の放射要素の長さは、前記第2の周波数帯域の中心 波長の1/4に実質的に等しいことを特徴とする請求項10〜13記載のアンテ ナ。 15.前記放射要素は前記ベース内に設けられた導電性ワイヤーであることを特 徴とする請求項10〜14の1項に記載のアンテナ。 16.前記外部カップリング要素はベースエンド及びテーパードエンドを、前記 外部要素が前記ベースエンドから前記テーパードエンドにかけてテーパ設けられ るように定義し、前記アンテナは更に、 前記ウインドウのバイブ表面に取り付けることができ、無線電話機に電気的に 接続可能な内部カップリン要素を更に具備し、該内部カップリング要素はベース エンド及びテーパードエンドを定義し、前記外部カップリング要素に対して、前 記内部要素のベースエンドが前記外部要素のテーパードエンドに接近して配置さ れ、前記外部要素のベースエンドが前記内部要素のテーパードエンドに接近して 配置されることを特徴とする請求項11又は12〜15の1項に記載のアンテナ 。 17.前記ベースに電気的に接続された導電性フィード要素と、 前記フィード要素を少なくとも部分的に覆う絶縁層と、 前記絶縁層と接近して、且つ前記フィード要素とは反対側に設けられる接地プ レートを更に具備することを特徴とする請求項10〜16記載のアンテナ。 18.前記フィード要素はプレートであることを特徴とする請求項17記載のア ンテナ。 19.前記フィード要素はワイヤーであることを特徴とする請求項17又は18 記載のアンテナ。 20.車内の複数周波数無線電話機を含む無線電話システムのカップリング要素 から車外の空中インターフェースに対する通信経路を構成する方法であって、 導電性共通ベースから延長され、各周波数帯域で信号を放射するよう最適に構 成された少なくとも2つの放射要素を有する複数周波数アンテナを提供し 前記アンテナのベースを前記カップリング要素に取り付ける工程を具備するこ とを特徴とする方法。 21.前記カップリング要素を前記車のウインドウの外部表面に取り付ける工程 を更に具備することを特徴とする請求項20記載の方法。 22.前記カップリング要素を内部カップリング要素に誘導的に結合し、前記内 部カップリング要素を前記無線電話機に電気的に接続する工程を更に具備するこ とを特徴とする請求項21記載の方法。 23.前記アンテナは2以上の放射要素を含むことを特徴とする請求項22記載 の方法。
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