JP2001525106A - ２次ロック機構及び嵌合機構付きコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ２次ロック部材（８）及びスライド嵌合部材（１０）を有するコネクタ組立体は、スライドロック部材及び２次ロック部材間に相互接続手段を具備する。これにより、２次ロック部材がそのロック完了位置にしない限り、スライドロック部材を駆動できない。２次ロック部材は、コネクタハウジングの端子受容端壁（７８）を超えて延びて２次ロック部材をロック完了位置から仮組立位置まで手作業で押下される延長部（７２）を更に具備する。これにより、例えば、端子の取外し及び再挿入が必要な場合に、コネクタの修理又は保守を特に容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】 ２次ロック機構及び嵌合機構付きコネクタ 本発明は、端子をコネクタのキャビティ内にロックする２次ロック機構を有し 、更に相手コネクタへのコネクタの嵌合を補助する嵌合部材を具備する電気コネ クタに関する。 かかるコネクタは、欧州特許第７２６６１７号に開示されている。同特許に開 示されているコネクタは、ハウジング内部に実装され、端子のキャビティ内で係 合するハウジングの弾性ロックランス等の１次保持手段によりロックされた複数 の電気端子を有する絶縁ハウジングを具備する。ハウジングは２次ロック部材を 更に具備し、この２次ロック部材が仮組立位置にある場合、端子はハウジング内 に組み込むことができる。２次ロック部材はロック位置に移動可能であり、２次 ロック手段により端子をハウジング内に固定する。コネクタは、コネクタを互い に嵌合させるために、相手コネクタの相補的な部材と係合するスライドカムを更 に具備する。嵌合部材は、嵌合に必要な力を低減する。嵌合部材は、２次ロック 部材がロック完了位置になるまで可動状態にならないように２次ロック部材と更 に協働する。これにより、端子が各キャビティ内に正規に実装されると共に１次 及び２次ロック手段で確実にロックされるまで、コネクタが嵌合できないことを 保証する。こうして、特に信頼性の高い接続組立体が得られる。更に、コネクタ 内で端子の組込みを完了する前に２次ロック部材によりスライドカムがブロック されると、取扱及び輸送の間にスライドカムが不正な位置に移動できない利点が ある。 上述のコネクタの問題の一つは、スライドカムの有無に関わりなく他の多くの ２次ロック部材付きコネクタの問題でもあるが、２次ロック部材は、ロック完了 位置へ一旦押圧されると、係合解除が困難であることである。特に、ロック完了 位置から仮組立位置に２次ロック部材を移動するために、特殊工具が必要である ことが代表例である。係合解除が偶発的に生じた場合、接続組立体の信頼性を低 下し得るので、一旦２次ロック部材がロック完了位置に位置すると、２次ロック 部材が容易に係合解除しないことが望ましい。しかし、特殊工具は、技能者によ り正しく使用されないとコネクタに損傷を与えかねず、またコネクタの修理又は 保守のコストを増大させる。 コネクタの信頼性を低下させないでコネクタの保守及び修理コストを低減させ ることが望ましい。また、欧州特許第７２６６１７号に記載されたようなコネク タ組立体にかかる効果を嵌合させることが特に有利である。 本発明は、２次ロック手段を有する改良された電気コネクタを提供することを 目的とする。欧州特許第７２６６１７号に記載されたような２次ロック機構と協 働する嵌合補助機構を有するかかるコネクタを提供することが特に有利である。 本発明の目的は、請求の範囲第１項又は第５項のコネクタ組立体を提供するこ とにより達成される。本明細書に開示されるのは、ハウジング、ハウジング内に 実装された電気端子、及び端子がその対応するキャビティ内に挿入されロックさ れ得る第１の仮組立位置でハウジングに実装され得る２次ロック部材を具備する 電気コネクタである。２次ロック部材は、２次ロック手段で端子をキャビティ内 に確実にロックするためにロック完了位置に移動可能である。コネクタは、相手 コネクタとの嵌合を補助する嵌合補助機構を更に具備する。嵌合補助部材及び２ 次ロック部材は、２次ロック部材が嵌合補助部材の移動を防止する仮組立位置に 位置すると互いに係合する。２次ロック部材は、２次ロック部材がロック完了位 置に位置するとコネクタの壁を貫通する解放突起を具備し、解放突起は、２次ロ ック部材をロック完了位置から仮組立位置に変位させるために、手作業で係合可 能である。従って、２次ロック部材を仮組立位置に容易に解放することができ、 コネクタを低コストで保守できる利点がある。 コネクタは、２次ロック部材及び嵌合補助部材に相補的な肩を具備するのが有 利である。一旦２次ロック部材がロック完了位置に位置し、且つ嵌合補助機構が その仮組立位置から移動すると、肩が係合し、その結果、嵌合補助機構が一旦そ の仮組立位置から外れて変位すると、２次ロック機構はロック完了位置から仮組 立位置に移動することができない。これにより、特に信頼性の高い電気接続の提 供が保証されるので、２次ロック機構は、相手コネクタとの嵌合時又はその後に おいて、ロックを解除することはできない。また、嵌合補助機構が、２次ロック 部材のロック解除の前に、仮組立位置に移動することを保証する。 ２時ロック部材の解放突起は、コネクタハウジングの端子受容端で、端壁を超 えてコネクタの嵌合方向に延びる突起として設けられてもよい。これらの突起は 、端子受容端を超えて延びるハウジングの端子受容部に隣接して延びてもよいの で、偶発的な解放を防止するためにハウジングの端面を実質的に超えて延びない 。 本発明の有利な側面は、請求の範囲に記載され、また、以下の詳細な説明及び 図面から明らかであろう。 以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。 図１は、本発明の実施形態の斜視図であり、２次ロック部材及びスライドロッ ク嵌合部材を分解した状態を示す。 図２は、ロック完了位置のスライドロック嵌合部材及び仮組立位置の２次ロッ ク部材を示す、図１のコネクタの断面図である。 図３は、図２の３−３線に沿った断面図である。 図４は、完全に開いた位置のスライドロック部材及びロック完了位置の２次ロ ック部材を示す、図２と同様の断面図である。 図５は、図４の５−５線に沿った断面図である。 図６は、仮組立位置の２次ロック部材及びスライドロック嵌合部材を端子受容 端の方向に見た状態の本発明の実施形態の斜視図である。 図７は、ロック完了位置の２次ロック部材を示す、図６と同様の斜視図である 。 図８は、ロック完了位置の２次ロック部材を部分断面した、図６及び図７の実 施形態の側面図である。 図９は、２次ロック部材及びハウジング間のラッチ手段の詳細図である。 図１０は、仮組立位置の２次ロック部材を示す、図８と同様の部分断面した側 面図である。 図１を参照すると、電気コネクタ２は、複数の電気端子を内部に受容するキャ ビティ６を有する絶縁ハウジング４、２次ロック部材８及びスライドロック嵌合 部材１０を具備する。 図１ないし図３を参照すると、ハウジング４は、嵌合面１２及び端子受容面１ ４間に延びる。ハウジング４は、シュラウド１８により囲まれ且つキャビティ部 ２０によりシュラウド１８から分離された端子受容部１７を有する。キャビティ 部２０内には、２次ロック部材８及びスライドロック嵌合部材１０のアーム２２ が受容される。ハウジングの端子受容部１７は一体的に成形された弾性ロックラ ンス２４を具備し、片持ち梁状のロックランス２４は、端子受容キャビティ１６ 内に突出する自由端近傍にロック突起２６を有する。電気端子がキャビティ１６ 内に挿入できるので、ロックランス突起２６を越えた端子の通過により、突起２ ６が端子の肩の背後に係止して対応するキャビティ１６から端子受容端１４への 端子の抜けを防止するまで、ロックランスに外方への弾性的な偏倚が生ずる。隣 接するキャビティ１６’、１６”の隣接するロックランス２４’、２４”がスロ ット２８により分離されているので、電気端子が対応するキャビティ内に実装さ れる間、ランスは外方へ偏倚できる。 ２次ロック部材８は、嵌合端壁３０と、嵌合端壁３０から延びてハウジングの 端子受容部１７の嵌合端上に嵌まるシュラウド３２とを具備する。また、嵌合端 壁３０から延びるのは、図４に示されるように２次ロック部材８がハウジング４ に対してロック完了位置に位置する際に、ロックランス２４の外面３８に隣接し て配置される短い壁部３４、３６である。こうして、壁３４、３６は、キャビテ ィ１６内に挿入されたと共にロックランス２４のロック突起２６と係合した端子 を確実にロックするために、ロックランス２４、２４’、２４”が外方に偏倚す るのを防止する。 図２及び図１０において、図示の２次ロック部材８が仮組立位置に配置される ことにより、壁部３４、３６及びロックランス外面３８は非係合状態となり、そ の結果、ロックランスは、キャビティ１６内に端子を受容するために外方に自由 に偏倚する。２次ロック部材は、図１０に示され２次ロック部材８を仮組立位置 に維持するラッチ手段３３’により仮組立位置に保持される。しかし、２次ロッ ク部材８は、図４、図８及び図９に示されるように、ロック完了位置にスナップ 係合するために印加された所定の力の下で押下可能になる。ロック完了位置では 、ラッチ手段３３が２次ロック部材をその位置に確実に保持する。ラッチ手段３ ３、３３’は、２次ロック部材と一体で、２次ロック部材の嵌合面３１からラッ チ肩３９を有する自由端３７まで延びる弾性的な片持ち梁ラッチ３５を具備する 。ラッチ肩３９は、対応する仮組立ラッチ突起４１’又はハウジング４の端壁か ら突出するロックラッチ突起４１と係合する。ロック突起４１は、２次ロック部 材がロック完了位置から仮組立位置に接続解除できる傾斜したロック肩４７を具 備する。換言すると、２次ロック部材がロック完了位置から仮組立位置まで押圧 されると、傾斜したロック肩４７により、ラッチ自由端３７が外方へ弾性的に偏 倚できると共にロック突起４１を越えることができる。仮組立突起４１’は、２ 次ロック部材のラッチ３５と仮組立位置に固定的に係合するためにハウジングに 設けられる。２次ロック部材は、特殊工具なしではハウジングが外すことができ ない。 ２次ロック部材８は、シュラウド３２の下部４０に取付けられたロックアーム ４２を更に具備する。 図１を参照すると、スライドロック嵌合部材１０は、基壁４４及びこの基壁４ ４から横方向に延びる側壁４６を有するＵ形状の本体を具備する。側壁４６は、 コネクタハウジングのシュラウド１８の切欠４８を貫通挿入可能であり、側壁４ ６の内面４９（図５参照）に隣接して摺動する。スライドロック嵌合部材の側壁 ４６は、相手コネクタ受容端５４から延びる第１縦部５２を有する複数のカムス ロット５０を具備する。第１縦部５２は、（相手コネクタに対してコネクタ２が 嵌合する方向である）縦方向に対して直交する部分に延びる傾斜部５６に延びる 。 カムスロット５０は、スライドロック嵌合部材１０が図５に示される開位置から 図３に示される閉位置まで移動する際に相手コネクタ（図示せず）をコネクタ２ の方に引張るために、相手コネクタの突部(stud)を受容するためのものである。 こうして、相手コネクタに対するコネクタ２の嵌合が起こる。開位置から閉位置 まで摺動する前に、スライドロック部材１０は、最初にカムスロット５０の縦部 ５２内に相手コネクタの突部を受容し、相手コネクタに対するコネクタ２の初期 係合を達成する。スライドロック嵌合部材１０が相手コネクタと嵌合する前に閉 位置にあると、相手コネクタの突部は、カムスロットの導入部即ち縦部５２に進 入できず、側壁４６の相手コネクタ受容端５４に単に突き当たるのみである。こ のため、コネクタ相互の嵌合が防止される。スライドロック嵌合部材１０が閉位 置に位置すると、カムスロット５０の端部５８が相手コネクタの突部に接し、端 部５８が両コネクタの嵌合方向に対して直交することにより、両コネクタを引き 離そうとする力はこの直交方向に力の成分を生成しないので、スライドロック部 材を開状態にできず、両コネクタを嵌合状態から解放しない。 スライドロック部材１０は、側壁４６の内面に仮組立ロック肩６０（図１及び 図３参照）を更に具備する。図３に示される仮組立位置では、この仮組立ロック 肩６０に対して２次ロック部材のロックアーム４２の端部４５でラッチ突起４３ が係合する。端子がハウジングキャビティ１６内に組み込まれる際に、２次ロッ ク部材８は仮組立位置に位置し、スライドロック部材１０は図３に示されるよう に閉位置に位置する。これにより、ばねアーム突起４３が肩６０と係合する。こ うして、スライドロック部材１０は、開位置に移動することができず、従って相 手コネクタに嵌合することができない。 スライドロック部材が２次ロック部材と係合することにより、図１ないし図５ の実施形態に示されるように閉位置にロックされるよりも、嵌合を防止するため に開位置にロックされる実施形態も可能である。 肩６０に隣接して、肩６０近傍に延びる閉位置ノッチ６４と、端壁４４から離 れた側壁４６の端部近傍の仮組立（開位置）位置ノッチ６６とを有する凹部６２ が延びる。この開位置ノッチ６６近傍に位置するのは、ラッチ突起４３と係合し て図５に示されるようにハウジング４からスライドロック１０の離脱を防止する 保持肩６８である。２次ロック部材８が図２に示される仮組立位置から図４に示 されるロック完了位置に移動すると、ラッチ突起４３は、肩６０と係合解除し、 凹部領域６２内に移動して閉位置ノッチ６４内に係合する。この閉位置ノッチ６ ４は、ラッチ突起４３と係合してスライドロック部材１０の移動に対してある程 度の抵抗になるが、スライドロック部材１０に十分な力が印加されると、ラッチ 突起４３が開位置ノッチ６６内に係合してスライドロック部材１０を開位置に仮 保持する図５に示されるように、開位置まで引くことができる。このため、コネ クタ２は相手コネクタと嵌合することができ、スライドロック部材１０が閉位置 に十分に押下されることにより、両コネクタを一緒に引き、これらコネクタを嵌 合させる。この閉位置では、スライドロック部材１０は、ノッチ６４とばねアー ムのラッチ突起４３との係合により、所定の力でラッチされる。 スライドロック部材が上述の実施形態の選択に依存して開位置又は閉位置のい ずれかに位置する場合、スライドロック部材がその仮組立位置から一旦移動する と、２次ロック部材８は仮組立位置に移動することができない。この状態は、ス ライドロック部材１０の図１及び図４によく示される上肩７０とラッチ突起４３ が係合することにより起こる。従って、ロック位置への２次ロック部材の移動に より両コネクタの嵌合が一旦可能になり、且つスライドロック部材１０が例えば 両コネクタの嵌合の際に変位すると、２次ロック部材がそのロック完了位置から 偶発的に外れるように変位することが最早可能ではない。 ２次ロック部材８は、ハウジング４の端子受容部７４に並んで側壁から延びる アクチュエータ７２を更に具備する。アクチュエータ７２は、コネクタの嵌合端 １２とは反対側の端子受容壁７８のキャビティ７６を貫通して突出する。端子受 容端壁７８は、ハウジングの端子受容部７４の端部を形成する、ハウジングの最 外端子受容端１４から所定距離で離隔される。２次ロック部材が図４に示される ようにロック完了位置に位置すると、アクチュエータ７２は、ハウジング部分７ ４の端子受容端１４近傍の位置まで延びる。この結果、これらアクチュエータは 、２次ロック部材を図２に示されるようにその仮組立位置に戻るよう変位させる ために、（例えば手による）手作業で駆動できる。この位置では、延長部即ちア クチュエータ７２が、実質的に端壁７８又はその近傍に配置されてもよい。 上述したように、２次ロック部材８は、スライドロック部材１０が仮組立位置 、即ち選択された実施形態に依存した開位置又は閉位置に位置するまで駆動する ことができない。主に図８ないし図１０を参照すると、ロック突起４１と協働す る、２次ロック部材のラッチ部３５，３７は、２次ロック部材の仮組立位置での 変位に対してラッチ面４７が傾斜することから、所定の抵抗をを提供する。突起 ４１’は若干傾斜するロック面を有し、ハウジングと関連してきついロック状態 になるようラッチアーム４５の付勢を促進する。換言すると、ラッチは、ロック 完了位置から仮組立位置に押圧できるが、特殊工具を使用しない限り、コネクタ ハウジ ングから解放されない。 アクチュエータ７２が端子受容部７４の側壁７５に並んで延び、側壁７５に近 接するか、又はその側壁７５と接する関係にあると、図４に示されるようなロッ ク完了位置に位置する場合でさえ、アクチュエータは損傷及び不注意な駆動がな いように保護される。しかし、人はその指でアクチュエータ７２に容易にアクセ スできる。また、アクチュエータ７２は、２次ロック部材がそのロック完了位置 にあるか否かの明確な可視表示を提供する。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．ハウジング(４)、該ハウジング内に実装された電気端子、及び該端子がその 対応するキャビティ内に挿入されロックされ得る第１の仮組立位置でハウジング に実装され得る２次ロック部材（８）を具備するコネクタであって、前記２次ロ ック部材は、２次ロック手段（３４，３６）を用いて端子をキャビティ内に確実 にロックするロック完了位置に移動可能であり、前記コネクタは、相手コネクタ との嵌合を補助する嵌合補助部材（１０）を更に具備し、該嵌合補助部材及び前 記２次ロック部材は、該２次ロック部材が前記嵌合補助部材の移動を防止する仮 組立位置に位置すると互いに係合する電気コネクタにおいて、 前記２次ロック部材は、該２次ロック部材が前記ロック完了位置に位置すると 前記コネクタの外壁を貫通して突出する解放アクチュエータ（７２）を具備し、 該解放アクチュエータは、前記２次ロック部材を前記ロック完了位置から前記仮 組立位置に変位させるために手作業で係合可能であることを特徴とする電気コネ クタ。 ２．前記嵌合補助部材は、前記２次ロック部材が前記ロック完了位置に位置し且 つ前記嵌合補助部材がその仮組立位置から外れるよう変位すると前記２次ロック 部材（８）の相補的ロックアーム（４２）と係合するロック肩（７０）を具備し 、この結果、前記２次ロック部材が前記仮組立位置へ変位することを防止するこ とを特徴とする請求の範囲第１項記載のコネクタ。 ３．前記２次ロック部材のロックアーム（４２）は、前記嵌合補助部材の移動を 防止するために、前記２次ロック部材が前記仮組立位置に位置し且つ前記スライ ドロック部材が前記仮組立位置に位置する際に、前記スライドロック部材の相補 的肩（６０）と係合することを特徴とする請求の範囲第２項記載のコネクタ。 ４．前記嵌合補助部材は、基壁（４４）及び該基壁から横方向に延びる側壁（４ ６）を有するＵ形状の本体を具備し、前記側壁は、コネクタハウジングのシュラ ウド（１８）の切欠（４８）を貫通挿入可能であり、前記側壁の内面（４９）に 隣接して摺動し、前記嵌合補助部材の側壁（４６）は、相手コネクタの相補的突 部を受容する複数のカムスロット（５０）を具備することを特徴とする請求の範 囲第１項ないし第３項のうちいずれか１項記載のコネクタ。 ５．ハウジング(４)、該ハウジング内に実装された電気端子、及び該端子がその 対応するキャビティ内に挿入されロックされ得る第１の仮組立位置でハウジング に実装され得る２次ロック部材（８）を具備するコネクタであって、前記２次ロ ック部材は、２次ロック手段（３４，３６）を用いて端子をキャビティ内に確実 にロックするロック完了位置に移動可能であり、前記ハウジングは、前記コネク タと嵌合する相補的コネクタと対面する嵌合端（１２）から、前記端子が前記ハ ウジングのキャビティ（１６）内に受容される端子受容端（１４）まで延び、該 端子受容端（１４）に又は該端子受容端近傍に端壁（７８）を具備し、前記２次 ロック部材（８）が前記嵌合端（１２）から前記ハウジング内に実装可能である 電気コネクタにおいて、 前記２次ロック部材は、前記２次ロック部材がロック完了位置に位置する際に 、前記端壁（７８）のキャビティ（７６）を貫通して突出する少なくとも１個の アクチュエータ（７２）を具備し、その結果、該アクチュエータが前記ロック完 了位置から仮組立位置に前記２次ロック部材を移動するよう手作業で駆動可能で あることを特徴とする電気コネクタ。 ６．前記端子受容キャビティ（１６）が形成される前記ハウジングの端子受容部 （７４）が、前記端壁（７８）を超えて前記端子受容端（１４）まで延び、前記 アクチュエータ（７２）が前記端子受容部（７４）近傍で該端子受容端（７４） に並んで延びることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第５項のうちいずれか １項記載のコネクタ。 ７．前記２次ロック部材がロック完了位置に位置する際に、前記アクチュエータ （７２）が前記端壁（７８）を超えて実質的に前記端子受容端（１４）まで又は 該端子受容端の前まで延びることを特徴とする請求の範囲第６項記載のコネクタ 。 ８．前記２次ロック部材が前記仮組立位置に位置する際に、前記２次ロック部材 のアクチュエータ（７２）が前記コネクタハウジング内に略十分に配置されるこ とを特徴とする請求項第１項ないし第７項いずれか１項記載のコネクタ。 ９．前記前記２次ロック部材及び前記コネクタハウジング（４）が互いに協働す るラッチ手段（３３，３３'）を具備し、そのうち第１ラッチ手段（３３'）は、 前記２次ロック部材が前記ハウジングから手作業で取り外しできないように前記 ２次ロック部材を前記ハウジングの前記仮組立位置に固定し、第２のラッチ手段 （３３）は、前記２次ロック部材がロック完了位置に位置する際に相補的な弾性 的なラッチ部材（３５）と係合可能な傾斜したラッチ面（４７）を有するラッチ 突起（４１）を具備し、その結果、前記アクチュエータ（７２）に解放する力が 印加されると、前記弾性的なラッチが前記ラッチ突起（４１）を越えて偏倚され ることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第８項のうちいずれか１項記載のコ ネクタ。