JP2001523257A - カルシトニン受容体結合ペプチド - Google Patents

カルシトニン受容体結合ペプチド

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、放射性金属キレート化剤に共有結合するカルシトニン受容体結合試薬に関する。本発明は、適当な同位元素で放射性標識できるカルシトニン受容体結合ペプチド誘導体およびカルシトニンのアナログとして具体化され、放射性診断剤または放射性治療剤として用いられる。また、哺乳動物体内の診断的および治療的なかかる試薬を製造する、放射性標識する、および使用するための方法およびキットが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 カルシトニン受容体結合ペプチド 本発明は、放射性金属イオンを含めた金属イオンと錯体化できるカルシトニン 受容体結合試薬、および哺乳動物体内の造影部位での使用または治療における使 用、特に癌治療における使用のためのかかる試薬の標識の具体例に関する。 発明の背景 多数の研究は、胃癌のごときいくつかの型の癌の長期死亡率動向を低下させる のに過去60年にわたってなされてきた。しかしながら、同一期間中に、他の癌 についての死亡率動向は、相変わらず安定し、増加した。例えば、肺癌は、世界 中で最高頻度の癌であり、男性および女性間の癌死亡率の主要原因である。乳癌 は、女性の最も一般的な癌であり、女性において癌死亡率の第二の主要原因であ り、卵巣癌死亡率は、何世紀も増加している。また、白血病および非ホジキンリ ンパ腫のごとき小児および成人リンパ性癌は、癌死亡率のかなりの原因であり続 けている。早期診断および有効な治療は、これらの癌の全てにつき依然として目 標である。 何年か前に、部位指向の診断および治療が提唱され、動物体内の特定部位のi n vivoターゲッティングを可能とした。一般的に、部位指向の診断または 治療は、診断剤の場合の標識と、または治療剤の場合の細胞傷害剤と結合した、 疾患部位または疾患を引き起こす生物に特異的な抗体のごときターゲッティング 基を使用する。非常に大きな文献の集合は、診断的造影を目的とする抗体または 抗体断片を放射性標識することに関連して存在する。同様に、モノクローナル抗 体または種々の放射性同位元素を使用した多数の部位指向の治療剤は、米国特許 第4,454,106号;第4,472,509号;第4,828,991号;5,2 46,691号;第5,355,394号;および第5,641,471号;EP4 29624において;EP585986;WO90/15625等に記載される ごとき年月にわたって提唱されて来ている。かかる抗体ベースの薬剤は、抗体断 片またはヒト型抗体がターゲッ ティング基として使用される時でさえ、該抗体に対する処置動物の免疫応答に関 連して副作用が生じる。 抗体ベースの部位指向の診断剤および治療剤の利点は、受容体特異的ペプチド または小分子のごとき低分子量を有するターゲッティング基を使用する場合に、 回避することができる。しかしながら、化合物の受容体特異性を保持しつつ、ペ プチドまたは小分子と標識剤または細胞傷害剤とのカップリングは、技術的に困 難であり得る。受容体に特異的結合するための化合物の能力を保存するペプチド および他の小分子の放射性標識法は、共有の米国特許第5,225,180号;第 5,405,597号;第5,443,815号;第5,508,020号;第5,5 52,525号;第5,561,220号;第5,620,675号;第5,645, 815号;第5,654,272号;第5,711,931号;第5,716,596 号;第5,720,934号;および第5,736,122号;放棄された米国特許 出願第07/955,466;およびWO92/13572、WO93/10747 、WO93/17719、WO93/21962、WO93/23085、WO9 3/25244、WO94/00489、WO94/07918、およびWO94/ 28942に開示される。これらの特許および公開で開示された方法は、部位指 向の診断用造影剤の製造に特に適当である。共通に譲渡された米国特許第5,6 20,675号;第5,716,596号;WO94/00489;WO95/03 330;WO95/00553;WO95/31921;およびWO96/043 08は、部位指向の放射性治療に用いることができるソマトスタチンペプチドア ナログを開示する。共通に譲渡されたWO95/33497は、部位指向の放射 性診断または放射性治療について用いることができるソマトスタチンアナログ、 gpIIb/IIIa受容体結合ペプチドおよび白血球結合ペプチドを開示する。共通 に譲渡されたWO96/30055は、部位指向の放射性診断または放射性治療 に用いることができる血管作用性腸管ペプチド(VIP)受容体結合ペプチドを開 示する。 腫瘍細胞は、受容体結合試験によって示されるごとく、特定の受容体または受 容体サブタイブをしばしば偶然に発現または過剰発現する。いくつかの型の癌に おいて、腫瘍細胞マーカーは、病気が進行するにつれて変化でき、かくして患者 の予後 を恐らくは反映する。腫瘍細胞が発現する種類の受容体は、腫瘍の病因に特有で あり得、かくして腫瘍用の相対的な特異的マーカーを提供できる。例えば、放射 性標識したソマトスタチンアナログは、神経内分泌系腫瘍、黒色腫、肺癌および ある種の乳癌に特異的結合することが示されてきた。かかるアナログの一つので ある111In-OCTREOSCANは、神経内分泌系腫瘍を造影する用途につい て市販認可を受けた。第二の放射性標識したソマトスタチンアナログ、99mTc- デプレオチド(Depreotide)は、肺癌造影の用途について第三相臨床試 験を完了した。123I-血管作用性腸管ペプチドは、結腸および胃の腺癌を標的と して示されてきた。 カルシトニン(CT)は、上昇した血清中カルシウムレベルに応答して、甲状腺 から分泌される32個のアミノ酸ペプチドである。カルシトニンは、多数の生物 学的作用を有し、それは標的臓器の細胞表面上に存在する受容体によって媒介さ れる。CTに高親和性の受容体は、骨、腎臓、肺および中枢神経系において同定 された。骨では、CTは破骨細胞による骨吸収を阻害し;腎臓では、CTはカル シウムイオン排泄を増大させ;および中枢神経系では、該ペプチドは無痛覚、胃 酸分泌および食欲阻害を誘導する。少量のCTは、毒性効果なくして動物および ヒトに投与され、サケCTを臨床的に用いて、パジェット病、悪性腫瘍の高カル シウム血症および骨粗鬆症のごときかかる骨疾患を治療する。静脈内投与したカ ルシトニンは、血液を迅速に清澄にし、主に尿中に排出される。投与したCTに ついての主な局在部位は、腎臓、肝臓および長骨の骨端である。 循環CTレベルは、癌、例えば、髄様甲状腺癌、小細胞肺癌、カルシノイド、 乳癌および胃腸癌のいくつかの型または段階についてのマーカーであると考えら る。高親和性CT受容体は、リンパ様細胞、ヒト肺癌細胞系、ヒト乳癌細胞系お よび初代乳癌組織において同定された。Findlayら(1981)Bioch em.J.196:513−520は、CT受容体がある種の胸、肺、卵巣およ びリンパ腫癌細胞系において過剰発現されることを報告している。 いくつかの種(ヒト、サケおよびウナギ)からのCTのアミノ酸配列は、以下に 記載される:(ここに、アミノ酸の一文字略語は、Zubay、Biochemistry 2ded.、1988、MacMillan Publishing:New Y ork、P.33に見出すことができ、ここに、ペプチドのアミノ末端部分にお いて2つのシステイン残基間に下線を施したアミノ酸は、ジスルフィド結合を表 す)。種の間にカルボキシル末端のプロリンアミドおよび1および7位のジスル フィド結合したシステイン残基を含めた9つの残基は保存されている。サケおよ びウナギのCTは、in vitroおよびin vivoで共にヒトCTより強 力である。 CTペプチドアナログは開発され、化学的に不安定なジスルフィドが、米国特 許第4,086,221号に記載されるごとく2-アミノスベリン酸間に形成され た安定な炭素―炭素架橋と置換された。その分子のアミノ末端、中間領域、カル ボキシル部分を欠失するCTアナログは、CT受容体に弱い結合のみを示す。 多くのアミノ酸置換体をCT分子の残基8および22間に作成して、生物学的 に活性なCTアナログを生成する。いずれかの天然形態のCTに最小の配列相同 性を有するいくつかのCTアナログは、サケCTのものと同様の生物学的活性を 有する。(Cbz−LHKLQY−OMeのごとき)切形CTペプチド誘導体は実 質的な受容体結合活性も保持する。 腫瘍は異なる受容体を発現または過剰発現できるので、さまざまな放射性診断 剤および放射性治療剤が、癌に対する最適な診断的および治療的様相を与えるた めに必要である。 発明の概要 肺および卵巣腺癌、乳癌およびリンパ腫の細胞表面上のCT受容体は、in vivoにてかかる腫瘍を局在、同定および治療するためのマーカーとして開発 できる。本発明者らは、初めて、CT受容体に高親和性結合する能力および有利 な薬物 動態学を所有するCT誘導ペプチドを含めた小さな合成化合物を開発し、それに よって、腫瘍部位での診断剤および治療剤の局在をin vivoで有効にでき る。本発明の試薬は、CT受容体の発現または過剰発現によって特徴付けられた 腫瘍検出、疾患段階付けおよび腫瘍の転移の広がりの評価に有用な、迅速で、費 用効果の優れた、非侵襲性の診断造影法の基礎を提供する。また、本発明の試薬 は、例えば、CT受容体を発現する腫瘍細胞の局在に続いて手術、放射線治療ま たは化学療法によって、他の治療様相の治療的有効性評価の基礎を提供する。本 発明の試薬は、部位指向の放射性治療用のターゲッティング基としても用いるこ とができる。 本発明は、放射性金属キレート剤に共有結合する、好ましくはCTペプチド、 CT誘導体またはCTアナログを含めたCT受容体結合試薬を提供する。本発明 の試薬において使用されるCT受容体結合化合物は、約10,000ダルトン未 満の分子量を有する。いくつかの具体例において、本発明の試薬は、該試薬のC T受容体結合部分のペプチド結合の存在または放射性金属のキレート化剤におけ るペプチド結合の存在によってペプチドとして特徴付けられる。本発明の試薬は 、以下の実施例4に記載されたアッセイのごとく標準化されたアッセイにおいて 比較する場合に、該受容体用の放射性ヨウ素化の天然CTの親和性の約10分の 1以上であるCT受容体結合親和性を有する。好ましい具体例において、本発明 の試薬は、該標準化されたアッセイにおいて比較される場合に、該受容体につい ての天然CTまたは天然CTの放射性ヨウ素化された種以上のCT受容体結合親 和性を有する。 本発明の放射性医薬は、部位特異的診断剤または治療剤として使用できる。テ クネチウム-99m、ヨウ素-123およびヨウ素-131で標識した場合、本発 明の試薬は、シンチグラム造影剤として使用できる。磁性金属、常磁性金属、超 磁性金属または超常磁性金属で標識した場合、本発明の試薬は、磁気共鳴コント ラスト剤として使用できる。細胞傷害性放射性ヌクレオチドで標識した場合、本 発明の試薬は、部位指向の放射性治療において用いることができる。また、本発 明は、本発明の放射性標識したCT受容体結合化合物および薬理学的に許容され る担体を含む医薬組成物を提供する。本発明のCT受容体結合試薬およびその放 射性具体例の製法も提供される。 また、本発明は、本発明の試薬から、放射性標識したCT受容体結合化合物用 のキットを提供する。本発明のキットは、所定量の本発明の試薬、および所望に より該試薬を放射性標識するのに十分な量の還元剤を含有する密閉バイアルを含 む。 本発明は、本発明の放射性標識したCT受容体結合剤の診断的および治療的使 用法を提供する。一の具体例において、方法は、in vivo造影を得ること によって哺乳動物体内の部位を造影するための標識体における本発明の試薬を使 用するのに提供される。 また、本発明は、動物に本発明の治療的に有効量の放射性標識CT受容体結合 試薬を投与する工程を含めたCT受容体の発現または過剰発現によって特徴付け られる疾患を軽減する方法を提供する。 本発明の他の態様および利点は、以下に記載された、次の好ましい具体例のよ り詳細な記載において明らかである。 発明の詳細な記載 本発明は、診断用および治療用のCT受容体結合製剤の調製に有用なCT受容 体結合試薬を提供する。本発明の目的について、「CT受容体結合化合物」なる 用語は、当業者によって認識されたさまざまな細胞型において発現したCT受容 体に特異結合するCT、CTの断片、CTのアナログ、およびCTの誘導体を自 然発生するのを達成することを意図する。また、該受容体結合特性を真似て設計 された化合物は、この定義に含まれ、本発明によって達成される。 本発明の目的について、「CT受容体結合親和性」なる用語は、とりわけ、解 離定数、阻害定数またはIC50値によって結合親和性を測定するこれらの方法を 含めて、当業者に知られたいずれかの方法によって測定されるごとき結合親和性 を意味することを意図する。 「該受容体についての放射性ヨウ素化CTの親和性の少なくとも10分の1のC T受容体結合親和性を有する」なる用語は、CT受容体直接結合または競合的阻 害アッセイにおいて測定されるごとく、該試薬の解離定数(Kd)が放射性ヨウ 素化 CTのKdより10倍以上であること、または該試薬の阻害定数(Ki)またはI C50が、CT受容体競合的阻害アッセイにおいて測定されるごとく、放射性ヨウ 素化CTより10倍以下であることを意味することを意図する。 「該受容体について天然のCTまたはCTの放射性ヨウ素化種以上のCT受容 体結合親和性を有する」なる用語は、CT受容体直接結合または競合的阻害アッ セイにおいて測定されるごとく、非標識CTまたは放射性ヨウ素化CT以上の解 離定数(Kd)を有する試薬を達成することを意図する。あるいは、この用語は 、CT受容体競合的阻害アッセイにおいて測定されるごとき天然のCTまたは放 射性ヨウ素化CT以下の阻害定数(Ki)またはIC50を有することを試薬が達 成するように解釈できる。 本発明に従って、本発明の試薬は、以下に記載のごとき標準化されたアッセイ において比較した場合、該受容体についての放射性ヨウ素化天然CTの親和性よ り少なくとも10倍大きいCT受容体結合を有する。好ましい具体例において、 本発明の試薬は、該標準化されたアッセイにおいて比較した場合、該受容体につ いて、天然のCTまたは天然のCTの放射性ヨウ素化種以上に大きいCT受容体 結合親和性を有する。 CT受容体に関する本発明の放射性医薬の解離定数または結合阻害定数、なら びに125I標識CT自体の結合とかかる結合の親和性または結合活性は、Rec eptors、A Quantitative Approach、A.Levi tzki、The Beniamin/Cummings Publishing Company(California、1984)に記載されたもののごとき公 知の方法を用いて決定できる。好ましくは、以下の実施例4に記載されたアッセ イのごとき標準化されたCT受容体結合アッセイを使用して、本発明の試薬のC T受容体結合親和性を測定する。 該CT受容体結合化合物に加えて、本発明によって供された試薬は、CT受容 体についての該化合物の結合特異性が実質的に変更されるかかる方法において該 化合物と共有結合する放射性キレート化剤を含む。 いずれの放射性金属キレート化剤もCT受容体結合化合物に共有結合して、本 発 明の試薬を提供できる。例えば、CT受容体結合化合物、好ましくはペプチドは 、式: C(pgp)S-(aa)-C(pgp)S [式中、(pgp)Sは水素またはチオール保護基であって、(aa)はチオール基 を含まないいずれかのα-またはβ-アミノ酸である。好ましい具体例において、 該アミノ酸はグリシンである] を有するキレート化剤に共有結合できる。 他の実施例として、本発明の試薬に有用な放射性金属キレート化剤は、式: A−CZ(B)-{C(Rab)}n-X [式中、AはH、HOOC、H2NOC、(ペプチド)-NHOC、(ペプチド)-O OC、Rc 2NCOまたはRd;Bは、H、SHまたは-NHRc、-N(Rc)-(ペプ チド)またはRd;Zは、HまたはRd;Xは、SHまたは-NHRc、-N(Rc)-( ペプチド)またはRd;Ra、Rb、RcおよびRdは、独立してHまたは直鎖もしく は分岐鎖または環状低級アルキル;nは、0、1または2;RcはC1-C2アルキ ル、アミノ酸または2ないし約10個のアミノ酸を含むペプチド;および:(1) ここに、Bは、-NHRcまたは-N(Rc)-(ペプチド)、XはSHであって、nは 1または2;(2)ここに、Xは、-NHRcまたは-N(Rc)-(ペプチド)、BはS Hであって、nは1または2;(3)ここに、BはHまたはRd、AはHOOC、 H2NOC、(ペプチド)-NHOCまたは(ペプチド)-OOC、XはSHであって 、nは0または1;(4)ここに、AはHまたはRd、次いで、ここにBはSH、 Xは-NHRcまたは-N(Rc)-(ペプチド)であって、XはSH、Bは-NHRcま たは-N(Rc)-(ペプチド)であって、nは1または2;(5)ここに、XはHまた はRd、AはHOOC、H2NOC、(ペプチド)-NHOCまたは(ペプチド)-OO Cであって、BはSH;(6)ここに、Zはメチル、Xはメチル、AはHOOC、 H2NOC、(ペプチド)-NHOCまたは(ペプチド)-OOCであり、BはSHで あって、nは0;および(7)ここに、BはSH、XはSHでなくて、ここにXは SH、BがSHでない] の単一チオール含有基を含む。 この放射性金属キレート化剤の好ましい具体例は、化学式: R1-CO-(アミノ酸)1-(アミノ酸)2-Z [式中、(アミノ酸)1および(アミノ酸)2は、各々独立して、チオール基を含まな いいずれかの第一α-またはβ-アミノ酸、Zはシステイン、ホモシステイン、イ ソシステイン、ペニシラミン、2−メルカプトエチルアミンまたは3-メルカプ トプロリルアミンであるチオール含有基であって、R1は低級(C1-C4)アルキル 、アミノ酸または2ないし10個のアミノ酸を含むペプチドである。Zがシステ イン、ホモシステイン、イソシステインまたはペニシラミンである場合、該基の カルボニル基は、ヒドロキシル基、NR34基に共有結合し、ここに各R3およ びR4は、独立してHまたは低級(C1-C4)アルキル、アミノ酸または2ないし1 0個のアミノ酸を含むペプチドである];または Y-(アミノ酸)2-(アミノ酸)1-NHR2 [式中、Yはシステイン、ホモシステイン、イソシステイン、ペニシラミン、2 -メルカプトアセテートまたは3-メルカプトプロピオネートであるチオール含有 基であり、(アミノ酸)1および(アミノ酸)2は、各々独立して、チオール基を含ま ないいずれかの第一α-またはβ-アミノ酸であって、R2はHまたは低級(C1-C4 )アルキル、アミノ酸または2ないし10個のアミノ酸を含むペプチドである。 Yがシステイン、ホモシステイン、イソシステインまたはペニシラミンである場 合、該基のアミノ基は、-H、アミノ酸または2ないし10個のアミノ酸を含む ペプチドに共有結合する] を有する。 本発明のこの態様の特定の具体例において、この放射性金属キレート化剤の式 は: -(アミノ酸)1-(アミノ酸)2-A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}、 -A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}-(アミノ酸)1-(アミノ酸)2、 -(第一α,ω-またはβ,ω-ジアミノ酸)-(アミノ酸)1-A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}、 および -A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}-(アミノ酸)1-(第一α,β-またはα,γ- ジアミノ酸) [式中、(アミノ酸)1および(アミノ酸)2は、各々独立して、いずれかの自然発生 の、修飾された、置換または変更されたチオール基を含まないα-またはβ-アミ ノ酸;AはH、HOOC、H2NOC、(アミノ酸またはペプチド)-NHOC、( アミノ酸またはペプチド)-OOCまたはR4;BはH、SHまたは-NHR3、-N (R3)-(アミノ酸またはペプチド)またはR4;ZはHまたはR4;XはSHまたは -NHR3、-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)またはR4;R1、R2、R3およ びR4は、独立してHまたは直鎖もしくは分岐鎖または環状低級アルキル;nは 、0、1または2のいずれかの整数;(ペプチド)は2ないし約10個のアミノ酸 のペプチド;および:(1)ここに、Bは、-NHR3または-N(R3)-(アミノ酸ま たはペプチド)、XはSHであって、nは1または2;(2)ここに、Xは、-NH R3または-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)、BはSHであって、nは1また は2;(3)ここに、BはHまたはR4、AはHOOC、H2NOC、(アミノ酸ま たはペプチド)-NHOCまたは(アミノ酸またはペプチド)-OOC、XはSHで あって、nは0または1;(4)ここに、AはHまたはR4、次いで、ここにBは SH、Xは-NHR3または-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)であって、Xは SH、Bは-NHR3または-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)であって、nは 1または2;(5)ここに、XはHまたはR4、AはHOOC、H2NOC、(アミ ノ酸またはペプチド)-NHOCまたは(アミノ酸またはペプチド)-OOCであっ て、BはSH;(6)ここに、Zはメチル、Xはメチル、AはHOOC、H2NO C、(アミノ酸またはペプチド)-NHOCまたは(アミノ酸またはペプチド)-OO Cであり、BはSHであって、nは0;および(7)ここに、BはSH、XはSH でなくて、ここにXはSH、BがSHでない] よりなる群から選択される。 本発明のこの態様の特に好ましい具体例は、-Gly-Gly-Cys-、Cys -Gly-Gly-、Gly-Gly-Cys-、-(ε-Lys)-Gly-Cys-、(δ -Orn)-Gly-Cys-、-(γ-Dab)-Gly-Cys-、-(β-Dap)-Ly s-Cys-および-(β-Dap)-Gly-Cys-よりなる群から選択される式を 有する放射性金属キレート化剤を含む。(これらの式において、ε-Lysは典 型的なα- アミノ基よりむしろε-アミノ基が、隣接したアミノ酸のカルボキシル基に共有 結合してペプチド結合を形成するリジン残基を表し;δ-Ornは典型的なα-ア ミノ基よりむしろδ-アミノ基が、隣接したアミノ酸のカルボキシル基に共有結 合してペプチド結合を形成するオルニチン残基を表し;γ-Dabはγ-アミノ基 が、隣接したアミノ酸のカルボキシル基に共有結合してペプチド結合を形成する 2,4-ジアミノ酪酸残基を表し;次いで、β-Dapはβ-アミノ基が、隣接した アミノ酸のカルボキシル基に共有結合してペプチド結合を形成する1,3-ジアミ ノプロピオン酸残基を表すと理解されるであろう) 他の具体例において、本発明の試薬の放射性金属キレート化剤は、 式: [式中、各Rは独立してH、CH3またはC25;各(pgp)Sは独立してチオー ル保護基またはH;m、nおよびpは独立して2または3;Aは直鎖または環状 低級アルキル、アリール、複素環、その組合せまたは置換誘導体;およびXはペ プチドである] を有するビスアミノ-ビスチオールキレート化剤である。 別法として、本発明のこの具体例におけるビスアミノビスチオールキレート化剤 は、式:[式中、各Rは独立してH、CH3またはC25;m、nおよびpは独立して2 ま たは3;Aは直鎖または環状低級アルキル、アリール、複素環、その組合せまた は置換誘導体;VはHまたはCO-ペプチド;R'はHまたはペプチド;VがHの 場合、R'はペプチドであり、R'がHの場合、VはCO-ペプチドである。本発 明の目的では、これらの構造を有するキレート基は「BAT」基という] を有する。 別法として、本発明の試薬において用いられた放射性金属キレート化剤は、ジ エチレントリアミン五酢酸(DTPA) (HOOCCH2)2N(CR2)(CR2)N(CH2COOH)(CR2)(CR2)N(C H2COOH)2 [式中、各Rは独立してH、C1ないしC4アルキル、またはアリールであって、 一つのRは二価のリンカーに共有結合し; エチレンジアミン四酢酸(EDTA): (HOOCCH2)2N(CR2)(CR2)N(CH2COOH) [式中、各Rは独立してH、C1ないしC4アルキル、またはアリールであって、 一つのRは二価のリンカーに共有結合する]; 1,4,7,10-テトラアザドデカン四酢酸; [式中、nは2または3である整数であり、ここに各Rは独立してH、C1ない しC4アルキル、またはアリールであって、一つのRはCT受容体結合化合物お よびデスフェリオキサミンに共有結合する。大部分の放射性金属は、上記の放射 性金属キレート化剤を含む本発明の試薬にキレートできる] よりなる群から選択される式を有し得る。 また、本発明の試薬は、 (i)式: を有する基、 (ii)式: を有する基、 [式中、n、mおよびpは、独立して0または1である各整数;各R'は、独立 してH、低級アルキル、C2-C4ヒドロキシアルキルまたはC2-C4アルコキシア ルキル、および各Rは独立してHまたはR''、ここにR''はチオール基を含まな い置換または非置換低級アルキルまたはフェニル;および一つのRまたはR'は L、ここにLはターゲッティング基に金属キレート化剤を結合する二価のリンカ ー基であって、一つのR'がLである場合、NR'2はアミンである] よりなる群から選択される放射性金属キレート化剤を含むことができる。 好ましい具体例において、LはC1-C6直鎖、分岐鎖または環状アルキル基、 カルボン酸エステル、カルボキシアミド、スルホンアミド、エーテル、チオエー テル、アミン、アルケン、アルキン、1,2-、1,3-または1,4-結合の、所望 により置換されてもよいベンゼン環またはアミノ酸または2ないし約10個のア ミノ酸のペ プチド、またはその組合せである。 好ましい具体例において、R''はC1-C6直鎖、分岐鎖または環状アルキル基 ;-CqOCr-、-CqNHCr-または-CqSCr-基、ここにqおよびrはq+rの 合計が6以下である独立して1ないし5の整数であり;(C1-C6)アルキル-X、 ここにXはヒドロキシル基、置換アミン、グアニジン、アミジン、置換チオール 基またはカルボン酸、エステル、リン酸または硫酸基であり;フェニル基または ハロゲンヒドロキシル、置換アミン、グアニジン、アミジン、置換チオール、エ ーテル、リン酸または硝酸基で置換されたフェニル基;インドール基;1ないし 3個の窒素、酸素またはイオウ原子またはその組合せを含むC1-C6複素環基で ある。 本発明に従って、CT受容体結合試薬の放射性金属キレート化剤は、 式: [式中、R1およびR2は各々独立してH、低級アルキル、C2-C4ヒドロキシア ルキル、またはC2-C4アルコキシアルキル;R3、R4、R5およびR6は独立し てH、チオール基を含まない置換または非置換の低級アルキルまたはフェニル; R7およびR8は各々独立してH、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキルまたは 低級アルコキシアルキル;Lは二価のリンカー基であって、ZはCTペプチドで ある] を有し得る。 本発明のさらに好ましい金属キレート化剤は、 式: [式中、R1およびR2は各々独立してH、低級アルキル、C2-C4ヒドロキシア ルキル、またはC2-C4アルコキシアルキル;R3、R4、R5およびR6は独立し てH、チオール基を含まない置換または非置換の低級アルキルまたはフェニル、 およびR3、R4、R5またはR6のうち一つはZ-L-HN(CH2)n-であり、ここ にLは二価のリンカー基、Zはターゲッティング基、およびnは1ないし6の整 数;R7およびR8は各々独立してH、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキルま たは低級アルコキシアルキル;およびXは、アミノ基、置換アミノ基または-N R1-Y、ここにYはアミノ酸、アミノ酸アミド、または2ないし10個のアミノ 酸を含むペプチドである] のキレート化剤を含む。 本発明のさらに好ましい金属キレート化剤は、 式: [式中、R1およびR2は各々独立してH、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキ ルまたは低級アルケニルアルキル;R3およびR4は独立してH、チオール基を含 まない置換または非置換の低級アルキルまたはフェニル;nは1ないし6の整数 ;Lは二価リンカー基;およびZはCTペプチド基である] を有するキレート化剤を含む。 さらにより好ましいキレート基は、式: [式中、Lは二価リンカー基およびZはCTペプチド基である] のキレート化剤を含む。 本発明の最も好ましいキレート基は、以下の式: (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-システイン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-イソシステイン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-ホモシステイン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-ペニシラミン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-2-メルカプトエチルアミン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-2-メルカプトブロリルアミン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-2-メルカプト-2-メチルプロピルアミン-、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-3-メルカプトプロリルアミン-、 [式中、(アミノ酸)はチオール基を含まない第一αまたはβアミノ酸であって、 ここに、該キレート化剤は、キレート化剤のカルボキシル末端またはアミノ酸基 のうち一つの側鎖と共有結合を介してターゲッティング基またはリンカー基のい ずれかに結合する] を有するキレート化剤を含む。 また、最も好ましいキレート化剤は、上記の式のキレート化剤を含み、ここに 、(アミノ酸)1は、α,ω-またはβ,ω-アミノ酸のいずれかであり、ここに該α- またはβ-アミノ基は、遊離アミンであって、該α,ω-またはβ,ω-アミノ酸は ωアミノ基を介して共有結合する。 他の最も好ましいキレート化剤は、 -システイン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); -イソシステイン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); -ホモシステイン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); -ペニシラミン(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); 2-メルカプト酢酸-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); 2-または3-メルカプトプロピオン酸-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジア ミノ酸); 2-メルカプト-2-メチルプロピオン酸-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジア ミノ酸); [式中、(アミノ酸)はチオール基を含まない第一α-またはβ-アミノ酸であって 、ここに、キレート化剤は、該キレート化剤のアミノ酸末端またはアミノ酸基の うちの一つの側鎖との共有結合を介してターゲッティング基またはリンカー基の いずれかに結合する] よりなる群から選択されるものを含む。 特に好ましい金属キレート化剤は、Gly-Gly-Cys-、Arg-Gly- Cys-、-(ε-Lys)-Gly-Cys-、-(δ-Orn)-Gly-Cys-、-(γ- Dab)-Gly-Cys-、-(β-Dap)-Lys-Cys-および-(β-Dap)-G ly-Cys-よりなる群から選択される。(これらの式において、アミノ酸表示 は、前記と同一の意味を有する) 上記の式IIIを有する放射性金属キレート化剤の例は、該キレート基が構造: を有するGly-Gly-Cys-である。 構造タイプVIIを有するキレートリガンドは、構造:を有するオキソテクネチウム錯体を形成する。 上記の構造タイプVを有する放射性金属キレート化剤の例は、構造: のキレート化剤を形成するLys-(ω-ペプチド)-Gly-Cys.アミドである 。 構造タイプIXを有するキレートリガンドは、構造: を有するオキソテクネチウム錯体を形成する。 上記の構造IIを有する放射性金属キレート化剤を含む本発明の試薬の例は、構 造: のキレート化剤を形成する(ターゲッティング基)-Cys-Gly-α,β-ジアミ ノブロピオンアミドである。 構造タイプXIを有する放射性診断剤は、構造: を有するオキソテクネチウム錯体を形成する。 チオール保護基{(pgp)S}に共有結合したチオールを含む本発明によって提 供された放射性金属キレート化剤およびCT受容体結合試薬において、該チオー ル保護基は、同一または異なることができ、限定されるものではないが、 -CH2-アリール(アリールは、フェニルまたはアルキルもしくはアルキルオキ シで置換されたフェニルである); -CH-(アリール)2、(アリールは、フェニルまたはアルキルもしくはアルキル オキシ置換されたフェニル); -C-(アリール)3、(アリールは、フェニルまたはアルキルもしくはアルキルオ キシ置換されたフェニル); -CH2-(4-メトキシフェニル); -CH-(4-ピリジル)(フェニル)2; -C(CH3)3 -9-フェニルフルオレニル; -CH2NHCOR(Rは、置換または非置換のアルキルまたはアリール): -CH2-NHCOOR(Rは、置換または非置換のアルキルまたはアリール); -CONHR(Rは、置換または非置換のアルキルまたはアリール); -CH2-S-CH2-フェニルであり得る。 好ましい保護基は、-CH2-NHCORを有し、ここに、Rが1および8個の間 の炭素原子を有する低級アルキル、フェニル、または低級アルキル、ヒドロキシ ルアルキル、低級アルコキシ、カルボキシ、または低級アルコキシカルボニル置 換され たフェニルである。最も好ましい保護基は、アセトアミドメチル基である。 本発明の試薬がペプチドであるCT受容体結合化合物を含む場合、該ペプチド は、好ましくは、アミノ酸配列: [式中、Xはシステイン残基、ホモシステイン残基およびホモホモシステイン残 基よりなる群から選択される] を含む。別法として、該ペプチドは、アミノ酸配列: [式中、X1はアラニン残基、グリシン残基、およびセリン残基よりなる群から 選択され;X2はシステイン残基、ホモシステイン残基およびホモホモシステイ ン残基よりなる群から選択される] を含み得る。かかるペプチドは、以下に記載されたアミノ酸配列: および において特に具体化されるもののごとき自然発生のヒトCTおよびCTペプチド アナログを含む。 本発明の試薬の特に好ましい具体例は、 全ての自然発生のアミノ酸は、標準的略語を用いて略記される(G.Zubay 、Biochemistry(2d.ed.).1988(MacMillen、Pu blishing:New York)p.33に見出される)。本発明の目的では 、自然発生のアミノ酸は、親油性(アラニン、イソロイシン、ロイシン、メチオ ニン、フェニルアラニン、チロシン、プロリン、トリプトファンおよびバリンな らびにシステインのS-アルキル化誘導体)、親水性(アスパラギン、グルタミン 、トレオニン、セリン)、酸性(グルタミン酸およびアスパルギン酸)、塩基性(ア ルギニン、ヒスチジンおよびリジン)のごとく特徴付けられる。ε-K、δ-Or n、γ-Dabおよびβ−Dapは、上記の意味を有する。(BAT)は、N6,N9 -ビス(2-メルカプト-2-メチル-プロピル)-6,9-ジアザノナン酸を表し;K.( BAT)およびLys.(BAT)は、(BAT)のアミノ酸側鎖上のε-アミノ基に てアシル化されたアミノ酸リジンを表し;C(BAT)およびCys(BAT)は、 S-(N6,N9-ビス(2-メルカプト-2-メチルプロピル)-6,9-ジアザノナン-1- イル)システインを表し;(BAT)は、(N6,N9-ビス(2-メルカプト-2-メチル プロピル)-1,4,10-トリアザデカン;(BAT-BM)は、N-{2-(N',N'-ビ ス(2-マレイミドエチル)アミノエチル}-N9-(t-ブトキシカルボニル)-N6,N9 -ビス(2-メチル-2-トリフェニル-メチルチオプロピル)-6,9-ジアザノナンア ミド;(BAT−BS)は、N-{2-(N',N'-ビス(2-スクシンイミドエチル)ア ミノエチル}-N6,N9-ビス(2-メルカプト-2-メチルプロピル)-6,9-ジアザノ ナンアミド;(BMH)は、ビス-マレイミドヘキサン;(BSH)は、ビス-スクシ ンイミドヘキサン;(BMME)はビス-マレイミドメチルエーテル;(BSEE) は、ビス-スクシンイミドエチルエーテル;(BMEE)はビス-マレイミドエチル エーテル;および(BSME)は、ビス-スクシンイミドメチルエーテルである。 本明細書に用いるごとく、次のアミノ酸およびアミノ酸アナログは、以下の略語 によって表されることを意図する:Acmは、スルフヒドリル 保護アセトアミドメチル;Penはペニシラミン;Acaは、6-アミノカプロ ン酸;Hlyはホモリジン;Apcは、L-{S-(3-アミノプロピル)システイン ;FDは、D-フェニルアラニン;WDは、D-トリプトファン;YDは、D-チロシ ン;Cpaは、L-(4-クロロフェニル)アラニン;Thpは、4-アミノ-テトラ ヒドロチオピラン-4-カルボン酸;D-Nalは、D-2-ナフチルアラニン;D gpは、ジプロピルグリシン;Nleはノルロイシン;Hcyはホモシステイン ;Hhcは、ホモホモシステイン;Aibは、アミノイソ酪酸;Nalは、2- ナフチルアラニン;D−Nalは、D-2-ナフチルアラニン;Ainは、2-ア ミノインダン-2-カルボン酸;Achxaは、4-アミノ-シクロヘキシルアラニ ン;Amfは4-アミノメチル-フェニルアラニン;Aecは、S-(2-アミノエ チル)システイン;Apcは、S-(3-アミノプロピル)システイン;Aesは、 O-(2-アミノエチル)セリン;Apsは、O-(3-アミノプロピル)セリン;Ab uは、2-アミノ酪酸;Nvaは、ノルバリン;およびAsuは、2-アミノスベ リン酸、ここに、Asu残基を含むペプチドのアミノ末端アミノ酸は、アミノ末 端アミノ基およびAsu残基の側鎖のカルボン酸基間のアミド結合を介して環化 する。 本発明により、CT受容体結合ペプチドは、アミノ酸側鎖に結合した放射性金 属キレート化剤を有する1以上のアミノ酸誘導体を含み得る。好ましくは、放射 性金属キレート化剤は、該CT受容体結合ペプチドのカルボシル末端にて該ペプ チドに組込まれる。さらに好ましくは、放射性金属キレート化剤は、天然ペプチ ドの14位に対応するシステインの側鎖イオウ原子で合成のCT受容体結合ペプ チドに組み込まれる。最も好ましくは、該放射性金属キレート化剤は、該配列: を有するCT受容体結合ペプチドのアミノ酸の側鎖に組込まれる。 最も好ましくは、該放射性金属キレート化剤は、配列番号:9の該ペプチドの 13位のシステインの側鎖イオウ原子にてCT受容体結合ペプチドに組込まれる (配列番号:9で太字強調により区別)。 本発明の該試薬のさらなる具体例は、少なくとも2つの合成CT受容体結合化 合物を含み、各化合物は、放射性金属キレート化剤と共有結合し、多価リンカー は、 各化合物への結合、各キレート化剤への結合およびある化合物および他の化合物 のキレート化剤への結合よりなる群から選択される共有結合を形成する。また、 この具体例のさらなる変更は、本発明に従って生じ得る。本発明のこの具体例に おける用途に適当な多価リンカーは、CTアナログ、CT受容体結合化合物、C Tペプチドまたは放射性金属キレート化剤に共有結合できる、またはCT受容体 結合化合物および放射性金属キレート化剤に共に結合できる少なくとも2つの同 一官能基を含む。好ましい官能基は、限定なくして、第一アミン、第二アミン、 ヒドロキシル基、カルボン酸基またはチオール反応基を含む。好ましい具体例に おいて、該多価リンカーは、ビス-スクシンイミジルメチルエーテル(BSME) 、ビス-スクシンイミドエチルエーテル(BSEE)、4-(2,2-ジメチルアセチ ル)安息香酸(DMBA)、N-{2-(N',N'-ビス(2-スクシンイミド-エチル)ア ミノエチル)}-N6,N9-ビス(2-メチル-2-メルカプト-プロピル)-6,9-ジアザ ノナンアミド(BAT-BS)、トリス(スクシンイミジルエチル)アミン(TSEA )、ビス-スクシンイミドヘキサン(BSH)、4-(O-CH2CO-Gly-Gly- Cys.アミド)-2-メチルプロピオフェノン(ETAC)、トリス(アセトアミド エチル)アミン、ビス-アセトアミドメチルエーテル、ビス-アセトアミドエチル エーテル、α,ε-ビス-アセチルリジン、リジンおよび1,8-ビス-アセトアミド -3,6-ジオキサ-オクタン、またはその誘導体を含む。 本発明によって提供されたCT受容体結合化合物は、いずれかの適当な合成法 を用いてin vitroにて化学合成できる。好ましくは、CTペプチドは、 組換え法を用いて本発明により合成できる。より好ましくは、CTペプチド、C Tペプチド誘導体およびCTペプチドアナログは、ペプチド合成機を用いて本発 明により一般的に有利に調製できる。本発明のCTペプチドは、固相ペプチド合 成法のごとき当業者によく知られた技術を用いて、in vitroにて化学合 成の間に該ペプチドに放射性金属キレート化剤を共有結合させることによって、 好ましく合成される。このように、放射性金属キレート化剤は、該ペプチドの実 質的にいずれかの位置にて基選択的様式の該ペプチドに組込み、それによって、 CT受容体についての該ペプチドの親和性および特異性の減少を防止できる。 本発明に従って、CT受容体結合ペプチドは、保護されたチオール含有アミノ 酸、典型的には、システイン残基を有して調製され、該ペプチドへ組み込まれる 。合成樹脂からの該ペプチドの切断およびアミノ末端残基の環化に続いて、該保 護されたチオール基は、脱保護され、放射性金属キレート化剤およびチオール反 応基を含む置換基で合成される。 上記のごとく、本発明のCT受容体結合試薬は、放射性標識して、放射性診断 剤または放射性治療剤を提供できる。本発明の放射性標識試薬を用いた例示的な 放射性診断の適用は、シンチグラム造影であり、ここに、CT受容体を担う腫瘍 の局在および程度を決定できる。本明細書において用いられた「シンチグラム造 影剤」なる用語は、放射活性を検出する手段(限定されるものではないが、ガン マ-カメラまたはシンチレーション検出プローブを含む)によって放射性標識試薬 を検出できることを達成することを意味する。本発明の放射性治療の具体例にお いて、CT受容体結合試薬は、細胞傷害性放射性ヌクレオチドで標識され、動物 、好ましくはヒトにおける疾患または他の軽い病気に有用であり、かかる疾患ま たは他の軽い病気は、CT受容体の発現または過剰発現によって特徴付けられる 。CT関連疾患または軽い病気は、限定されるものでないが、乳癌、卵巣癌、肺 癌、リンパ腫、およびかかる腫瘍を含む細胞の細胞表面上にCT受容体の発現を 介するCT受容体結合化合物、CTまたはその誘導体ならびにアナログを結合で きる悪性腫瘍または良性腫瘍の増殖によって特徴付けられる他の疾患を含む。 いずれの放射性金属も本発明の試薬と錯体化して、放射性診断剤または放射性 治療剤を供給できる。例えば、本発明の試薬は、テクネチウム-99m、ヨウ素- 125またはヨウ素-123で放射性標識して、シンチグラム造影剤を提供でき る。また、本発明は、磁性、常磁性、超磁性または超常磁性の金属原子、イオン または粒子と錯体を形成できるCT受容体結合試薬を提供する。また、本発明の CT受容体結合試薬は、スカンジウム-47、銅-67、ガリウム-72、イット リウム-90、スズ-117m、ヨウ素-125、ヨウ素-131、サマリウム-1 53、ガドリニウム-159、ジスプロシウム-165、ホルミウム-166、イ ッテルビウム-175、ルテチウム-177、レニウム-186、レニウム-188 、アスタチン-211、ビ スマス-212およびビスマス-213よりなる群から選択される細胞傷害性放射 性同位元素で有利に放射性標識して、放射性治療剤を提供できる。 本発明の該試薬を用いて放射活性テクネチウムまたはレニウムの錯体を形成す る場合、該テクネチウム錯体、好ましくはテクネチウム-99の過テクネチウム 酸の塩、または過レニウム酸塩の形態におけるレニウムを還元剤の存在下、該試 薬と反応させる。好ましい還元剤は、亜ジチオン酸塩、第一スズおよび第一鉄イ オンであり;最も好ましい還元剤は、塩化第一スズである。別法として、該錯体 は、本発明の試薬とテクネチウムまたはレニウムの予め形成された不安定な錯体 、および転移リガンドとして公知のもう一つの化合物とを反応させることによっ て形成できる。このプロセスは、リガンド交換として公知であり、当業者によく 知られている。不安定な錯体は、例えば、酒石酸塩、クエン酸塩、グルコン酸塩 またはマンニトールのごとき転移リガンドを用いて形成できる。本発明で有用な テクネチウム-99mの過テクネチウム酸塩またはレニウム塩には、ナトリウム 塩またはアンモニウム塩ならびに低級アルキルアンモニウム塩のごときアルカリ 金属塩を含む。 また、本発明は、放射性医薬としての用途の放射性標識試薬を調製するための キットにおいて具体化される。本発明のキットは、所定量のCT受容体結合試薬 、および所望により、放射性金属がテクネチウム-99m、レニウム-186また はレニウム-188である場合に、還元剤を含有する密閉バイアルを含む。例え ば、本発明の適当量の試薬は、テクネチウム-99m、レニウム-186またはレ ニウム-188で該試薬を標識するのに十分な量で、塩化第一スズのごとき還元 剤を含むバイアルに導入される。また、(例えば、酒石酸塩、クエン酸塩、グル コン酸塩またはマンニトールのごとき)記載の適当量の転移リガンドは、キット に含まれる。また、該キットは、例えば、浸透圧調整用の医薬的に許容される塩 、緩衝剤、保存剤等のごとき慣用的医薬添加物を含む。該キットの成分は、液体 、凍結または乾燥形態であり得る。好ましい具体例において、キット成分は、凍 結乾燥形態で供される。本発明によるテクネチウム-99m、レニウム-186ま たはレニウム-188標識の放射性医薬は、以下の実施例に記載のごときバイア ルおよび条件下の反応の適当量のテクネチウム-99m、レニウム-186もしく はレニウム-188またはその放 射性ヌクレオチド錯体の添加によって調製できる。 本発明のキットは、診断造影に適した形態で、またはヨウ素-123およびヨ ウ素-131、好ましくはヨウ素-123を含めたヨウ素の放射性元素を用いた治 療剤として具体化できる。この具体例において、該キットは、ヨウ素同位体で放 射性標識できる所定量のCT受容体結合試薬を含む、密閉バイアルを含む。この 具体例での用途に適当なCT受容体結合試薬は、CT受容体に特異結合するCT 自体、CT誘導体、CTアナログ、CTミメティクスおよびCTペプチドミメテ ィクスを含む。ペプチドおよびペプチドミメッティックCT受容体結合試薬が具 体例において使用される場合、試薬中のチロシン残基は、放射性ヨウ素化できる 。かかるチロシン残基は、該ペプチドまたはペプチドミメティックにおいて自然 発生でき、または該チロシン残基は、CT受容体に対する試薬の結合を妨害しな い該ペプチドまたはペプチドミメティックの位置で付加できる。シンチグラムお よび治療用途用のテクネチウムおよびレニウム標識試薬について、この具体例の キットに用いられる、投与用量、投与部位および経路、製剤および投与される特 定の放射性活性は、本明細書に記載される。 本発明によって供された造影剤は、腫瘍の造影、特に、CT受容体を発現また は過剰発現する新生物細胞によって特徴付けられる初代および転移新生物部位を 造影し、特に、通常の方法を用いる検出に対して臨床的に不応性であった初代お よびとりわけ転移胸部、肺および卵巣腫瘍由来細胞のごときにおいて有用である 。本発明によって供された造影試薬は、これらの臓器において疾患を診断するた めの腎臓または骨のごとき臓器を視覚化するために使用できる。 診断目的では、有効な診断の量の本発明の診断剤または放射性診断剤は、好ま しくは、静脈内投与される。放射性診断の具体例において、放射性標識の局在は 、ガンマシンチグラム造影法のごとき慣用的な方法を用いて検出できる。非放射 活性の診断的具体例において、本発明の常磁性金属標識化診断剤の蓄積部位の局 在は、磁気共鳴造影法を用いて達成される。 シンチグラム造影では、本発明によるテクネチウム-99m標識試薬は、単一 の注射用量で投与される。本発明により供されたテクネチウム-99m標識試薬 は、 生理食塩水媒体のごとき静脈内注射用のいずれの通常の媒体または血漿媒体にお いて静脈注射できる。一般的に、投与されるべき単位用量は、約0.01mCi ないし約100mCi、好ましくは、1mCiないし20mCiの放射活性を有 する。単位用量にて注射されるべき溶液は、約0.01mlないし約10mlで ある。静脈内投与後、in vivo造影は、数分間で行うことができる。しか しながら、造影は、放射性標識試薬が患者に注射された後、所望ならば、何時間 もより長く行なうことができる。大部分の場合、十分量の投与用量は、約0.1 時間以内に造影されるべき領域を蓄積して、シンチフォト(scintipho to)を撮るのを可能とする。診断目的のためのシンチグラム造影法のいずれの 慣用的な方法も本発明により利用できる。 本発明の目的では、放射性治療は、疼痛軽減ないし腫瘍切除の範囲のいずれか の治療効果または治療されるべき特定の癌に関連した症状の軽減を達成する。本 発明の該試薬は、治療目的に用いられる場合に、有効量の細胞傷害性放射性同位 元素で放射性標識される。この目的では、約10mCiないし約200mCiの 量の細胞傷害性放射性同位元素は、いずれかの適当な臨床的経路を介して、好ま しくは、静脈内注射によって投与できる。 本発明に従って、有効な放射性診断剤および放射性治療剤は、以下の通り同定 され得る。CT断片、CTペプチドアナログおよびCT誘導体を含めた、CT受 容体結合化合物を含む本発明の試薬は、本発明の方法を用いて合成され、放射性 金属キレート化剤を該化合物と共有結合させる。次いで、該試薬は、所望の放射 性金属と同様なキレート特性を有する放射性金属または非放射活性同位元素と錯 体化し、次いで、CT受容体結合は、放射性ヨウ素化CTを用いて、本明細書で 記載のごとこきin vitro競合結合アッセイにおいて評価した。この方法 の例として、ReOを使用して、以下の実施例4に開示のごとく、99m-テク ネチウム放射性標識シンチグラム造影剤として用いるCT受容体結合ペプチドの 適合性を評価する。 これらの化合物を作成および標識する方法は、以下の実施例においてより十分 に例示され、それは、上記の発明および有利な結果のある態様を示し、例示によ って示されるが、限定されるものではない。 実施例1 BATキレート化剤の合成 とりわけS-システイン由来のBATキレート化剤およびε-アミノリジン由来 のBATキレート化剤を共有された同時係属出願の米国特許第08/414,42 4号(ここに出典明示して本明細書の一部とみなす)の方法に従って調製した。 実施例2 固相ペプチド合成法 固相ペプチド合成法(SPPS)をApplied Biosystems Mo del 431A Peptide Synthesizerを用いて、およびジ シクロヘキシルカルボジイミド/ヒドロキシベンゾトリアゾールまたは2-(1H -ベンゾトリアゾール-1-イル)1,1,3,3-テトラメチルウロニウムヘキサフル オロホスフェート/ヒドロキシベンゾトリアゾール(HBTU/HOBT)でカップ リングする9-フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)アミノ末端保護 を用いて、およびカルボキシル末端酸用のp-ヒドロキシメチルヘノキシメチル- ポリスチレン(HMP)樹脂またはSasrinTMもしくはクロロトリチル樹脂ま たはカルボキシル末端アミド用のRinkアミド樹脂を用いて0.25ミリモル( mmole)スケールで行なった。 適当には、Fmoc-Cys(BAT)-およびNα-Fmoc-Nε-(BAT)L ysを共有および同時係属出願の米国特許第08/414,424号(ここに出典 明示して本明細書の一部とみなす)に記載のごとく合成した。 適当には、2-クロロアセチル、2-ブロモアセチルおよび2-ブロモ-3-フェ ニルプロピオニル基をSPPSの間にカップリングした最終残基として適当な2 -ハロ酸を用いて、または樹脂に結合したN末端遊離アミノ酸ペプチドを2-ハロ 酸/ジイソブロビルカルボジイミド/N-ヒドロキシスクシンイミド/NMPまたは 2-ハロ酸無水物/ジイソプロピルエチルアミン/NMPのいずれかで処理するこ とによって導入する。 適当には、HPLC-精製した2-ハロアシル化ペプチドは、所望により0.5- 1.0mM EDTAまたはアセトニトリルもしくはTHFを含むリン酸塩または 炭酸水素塩緩衝液または希釈水酸化アンモニウムの0.1-1.0mg/mlの溶液 (pH8.0)を1-48時間撹拌することによって環化し、続いて所望により酢酸 で酸性化し、凍結乾燥し、HPLC精製する。 適当には、チオール含有ペプチドをクロロアセチル含有の、チオール保護テク ネチウム-99m錯体化基と室温にてpH10で0,5-4時間反応させ、続いて 酢酸で酸性化し、該溶液を蒸発させて対応するペプチド硫化物アダクトを得る。 脱保護および精製は、記載のごとくルーチン的に行なって、キレート化剤ペプチ ドコンジュゲートを得る。 適当には、BSME、BSEEおよびBSHアダクトは、単一チオール含有ペ プチド(所望により0.5mM EDTAまたはDMFもしくはTHFまたはアセ トニトリルを含有する、N-メチルモルホリンまたはN-エチル-モルホリンでp H7に緩衝したDMF中、またはpH7-8の50mMリン酸ナトリウム緩衝液 中の5ないし50mg/ml)と、アセトニトリルで予め溶解された、各々、0. 5モル当量のBMME(ビス-マレイミドメチルエーテル)、BMEE(ビス-マレ イミドエチルエーテル)またはBMH(ビス-マレイミドヘキサン)とを室温にて、 約1-18時間反応させることによって調製する。該溶液を濃縮し、生成物をH PLCによって精製した。 適当には、TSEAアダクトは、単一チオール含有ペプチド(所望により0.5 mM EDTAまたはDMFもしくはTHFまたはアセトニトリルを含有する、 N-メチルモルホリンまたはN-エチル-モルホリンでpH7に緩衝したDMF中 の10ないし100mg/mlのペプチド、またはpH7-8の50mMリン酸ナ トリウム緩衝液中の5ないし50mg/mlペプチドの濃度)と、アセトニトリル またはDMF中で予め溶解した0.33モル当量のTMEA(トリス(2-マレイミ ドエチル)アミン)とを1モル当量のトリエタノールアミンの有り無しで、室温に て1-18時間反応させることによって調製する。かかる反応混合物を含有する アダクトを濃縮し、次いで、該アダクトをHPLCによって精製する。 適当には、(BAM)(N1,N4-ビス(2-メルカプト-2-メチルプロピル)-1,4 ,10-トリアザデカン)は、最初に該ペプチドカルボン酸塩をDMF、NMPま たは塩化メチレン中のジイソプロピルカルボジイミド、N-ヒドロキシスクシン イミドまたはHBTU/HOBtの混合物で活性化し、続いてジイソプロピルエ チルアミンの存在下のカップリングして、該ペプチドにコンジュゲートする。カ ップリングの後、該コンジュゲートを上記のごとく脱保護する。 適当には、(BAT)(N6,N9-ビス(2-メルカプト-2-メチルプロピル)-6,9 -ジアザノナン酸)は、ペプチド合成の間、(Nα(Fmoc)Nε(N-Boc)-S, S'-ビストリチル-BAT)リジン(共有および同時係属出願の米国特許第08/0 44,825号(ここに出典明示して本明細書の一部とみなす)の実施例2に記 載のごときNα(Fmoc)-リジンおよびNε(N-Boc)-S,S'-ビストリエチ ル-BATから調製)または(N(Fmoc)-S,S'-ビストリチル-BAT)システ イン(共有および同時係属出願の米国特許第08/414,424号(ここに出典明 示して本明細書の一部とみなす)の実施例1Fに記載のごとき調製)のごとき保護 アミノ酸誘導体としてペプチドに組込まれ、次いで、合成樹脂から完成したペプ チドを切断した後脱保護する。 適当には、BAT-BS(N-{2-(N',N'-ビス(2-スクシンイミドエチル)ア ミノエチル)}-N6,N9-ビス(2-メルカプト-2-メチルチオプロピル)-6,9-ジ アザノナンアミド)アダクトは、単一チオール含有ペプチド(所望により0.5m M EDTAまたはDMFもしくはTHFまたはアセトニトリルを含有する、N- メチルモルホリンまたはN-エチル-モルホリンでpH7に緩衝したDMF中、ま たは50mMリン酸ナトリウム緩衝液(pH7-8)中の2ないし50mg/mlペ プチドの濃度)をアセトニトリルまたはTHF中に予め溶解した0.5モル当量の BAT-BM(N-{2-(N',N'-ビス(2-マレイミドエチル)アミノエチル}-N9-( t-ブトキシカルボニル)-N6,N9-ビス(2-メチル-2-トリフェニル-メチルチオ プロピル)-6,9-ジアザノナンアミド)とを室温にて約1-18時間反応させるこ とによって調製する。次いで、該溶液を蒸発させて、乾燥し、(BAT-BS)- ペプチドコンジュゲートを10mlのTFAおよび0.2mlのトリエチルシラ ンで1時間処理することによっ て脱保護する。該溶液を濃縮して、生成アダクトをエーテルで沈澱させ、次いで HPLCによって精製する。 適当には、ペプチド前駆体を側鎖保護した、N末端遊離アミンおよびC末端遊 離酸とジフェニルホスホリルアジドとの反応によって(アミノ-およびカルボキシ ル末端間を)環化させる。 SasrinTM樹脂結合ペプチドは、ジクロロメタン中の1% TFAの溶液 を用いて切断して、保護ペプチドを得る。適当には、保護したペプチド前駆体は 、アミノおよびカルボキシル末端間をジフェニルホスホリルアジドを用いて、側 鎖保護された、アミノ末端遊離アミンおよびカルボキシル遊離酸の反応によって 環化する。 HMPまたはRinkアミド樹脂結合生成物をルーチン的に切断し、保護され た環化ペプチドを所望により100:5:5:2.5:2の比の水、チオアニソ ール、エタンジチオールおよびトリエチルシランまたはトリイソプロピルシラン を含む、トリフルオロ酢酸(TFA)、またはTFAおよび塩化メチレンよりな る溶液を用いて室温にて、0.5-3時間脱保護する。適当には、生成物は、トリ フェノールメタノール/TFA中で再びS-トリチル化され、N-Boc基を(Bo c)2Oを用いて該ペプチドに導入した。 適当には、補欠分子族でさらに修飾するために設計されたペプチドまたはペプ チド様配列内のチオールの官能価をS-t-ブチル(混合したt-ブチル二硫化物の 生成)またはp-メトキシベンジルのごとき化合物を用いて保護した。S-t-ブチ ル基は、ジチオトレイトールまたはメルカプトエタノールの溶液での処理によっ て除去され、一方、p-メトキシベンジル基は、m-クレゾールのごとき遊離ラジ カルスカベンジャーの存在下、トリフルオロ酢酸中の三フッ化ホウ素エーテル化 合物を用いて除去する。放射性金属結合基を含む補欠分子ペプチドをN末端2- ハロアセチル基で終わるSPPSによって調製する。該補欠分子族は、樹脂から 取り去り、いずれかのチオール基を例えば、トリチル基で保護する。次いで、環 状チオエーテルを調製するための上記と実質的に同一条件の下、ハロアセチル化 配列をチオール含有ペプチドとカップリングする。次いで、残りの保護基の除去 は、本明細書中に記載された方法を用いて達成して、最終生成物を得る。 粗ペプチドは、Waters Delta Pak C18カラムおよびアセト ニトリルで修飾された水中の0.1%トリフルオロ酢酸(TFA)を用いる勾配溶 出を用いた予備的高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)によって精製する。ア セトニトリルを溶出画分から蒸発させ、次いでそれを凍結乾燥する。各生成物の 同定は、速電子衝撃質量分光法(FABMS)または電子スプレー分光法(ESM S)によって確認する。 本明細書中に提供される合成のCT受容体結合ペプチド、誘導体およびアナロ グ、ならびにESMSまたはFABMSによって同定されるかかる合成の生成物 を以下の表Iに示す。 実施例3 テクネチウム-99mで放射性標識するための一般的方法 実施例2のごとく調製された0.1mgのペプチドを0.1mlまたは0.2m lの水または0.9%生理食塩水に溶解した。テクネチウム-99mグルセプテー トは、200mCiまで含有する0.25mlのテクネチウム-99mの過テクネ チウム酸ナトリウムで、Glucoscanバイアル(E.I.DuPont De Nemours、Inc.、Wilmington、DE)で復元することによ って調製し、室温で15分間静置した。次いで、25μlのテクネチウム-99 mグルセプテートを該ペプチドに添加し、反応は室温にて15ないし60分間ま たは100℃にて10ないし30分間続け、次いで0.2μmのフィルターを通 して濾過した。 該テクネチウム-99m標識ペプチドの純度は、次の条件を用いて逆相HPL Cによって測定した:Waters Delta Pak C-18、5μ、3.9 mm×150mm分析用カラムに各放射性標識化ペプチドを負荷し、該ペプチド は、1ml/分(Delta-Pak)に等しい溶媒の流れで溶出させた。勾配溶出 は、20-50%溶媒B/溶媒A(溶媒Aは水中の0.1% CF3COOHであって 、溶媒Bは90/10 CH3CN/H2O中の0.1% CF3COOH)の勾配を用 いて20分間、続いて100%B/Aで3分間行った。 放射性成分を積分記録計に連結した直列型放射性金属検出器を用いて検出した 。テクネチウム-99mグルセプテートおよびテクネチウム-99m過テクネチウ ム酸ナトリウムは、これらの条件下、1および4分の間で溶出させたが、該テク ネチウム-99m標識ペプチドは、非常に長い時間の後に溶出した。ペプチドは 、220nmにて分光光度検出によって検出した。 非放射性レニウム錯体は、本発明の各ペプチド試薬をジメチルホルムアミドま たはアセトニトリル/水において、Cottonら(1966、Inorg.Ch em.:9-16)に記載によってごとく調製した約1モル当量のオキソテトラ ブロモレニウム酸テトラブチルアンモニウム(+5)と共に溶解させ、0.5-5日 間撹拌することによって調製した。該レニウム錯体をテクネチウム-99m標識 ペプチドについての上記のごとき逆相HPLCによって単離し、FABMSまた はESMSによっ て特徴付けた。非放射性ペプチドは、直列型分光光度検出器によってペ220n mにてプチドとして検出された。 例えば、Re-186またはRe-188を用いた放射性レニウム錯体は、テク ネチウム-99m標識用の同一プロトコルを用いて、または該ペプチドおよび過 レニウム酸塩の溶液に還元剤を添加することによって、もしくは所望によりクエ ン酸塩のごときリガンド転移剤を用い、室温および100℃の間の温度にて反応 を5および60分の間インキュベートして適当な過レニウム酸塩から調製する。 ペプチド、テクネチウム-99m標識ペプチドおよびReO-錯体化ペプチドの HPLC精製結果を表IIに示す。 実施例4 生物学的アッセイ A.結合阻害アッセイ 本発明の範囲のペプチド試薬、またはそのReO錯体化の具体例は、以下に詳 述するごとく、ラット脳または胸部腫瘍細胞系からの膜を用いて、および胸部腫 瘍細胞系からの全細胞に対する、CT受容体への125I-CTの特異結合を阻害す る能力を測定するin vitroアッセイを用いて試験した。 ラット脳のミクロソーム膜画分およびT-47D細胞(American Ty pe Culture Collection、Rockville、MD、AT CC受入番号.HTB-133から入手)を使用したアッセイを用いて、Fish erら(1977、British J.cancer 35:777−784)の 方法に従ってCT受容体についての高親和性を有するアナログを同定した。略言 すれば、組織を細かく切り、ホモジナイズした。該膜を数回洗浄し、蛋白質含量 をアッセイし、結合アッセイに用いた。膜蛋白質をテストされるべき試薬の変化 させた濃度の存在および不存在下で、0.1μCiの125IのサケCT(Amer sham、Cleveland、OH)とインキュベートした。非錯体化および ReO錯体化試薬の双方を試験した。該CT受容体の125I-CTの100パーセ ント特異結合は、過剰な非標識サケCT(Sigma、St.Louis、MO) の受容体飽和濃度(1μM)の存在下で測定した総125I-CT結合と125I-CTの 非特異的結合間の差と定義した。試験された試薬が50%まで125I-CTの特異 結合を阻害する濃度は、IC50と定義した。 試験された各試薬のCT受容体の膜組織標本に対する結合の結果を表IIIに示 す。これらの結果は、本発明の範囲内にあるペプチド試薬およびかかる試薬のR eO錯体が、CT受容体を発現している腫瘍細胞および脳膜と結合することを示 す。 同様の試験を全T-47D細胞およびMCF-7細胞(ATCC受入番号HTB- 22)を用いて、本発明の範囲内のさらなるペプチド試薬で行った。該細胞は、 実質的にFindlayら(1990、J.Endocrinol.130:32 1-326)の方法によって行なった。略言すれば、細胞を生理食塩水で洗浄し、 ハン クの平衡塩溶液に再懸濁した。1億ないし2億個の細胞を1μMの非標識サケC Tの存在および不存在下で、0.1μCiの125I-サケCTとインキュベートし て、100%の特異結合値を決定した。細胞は、非錯体および/またはReO錯 体形態において、試験されるべき試薬の濃度を変更させることの有無において、 0.1μCiの125I-CTとインキュベートした。IC50値は、上記のごとく決 定した。試験された各試薬の結果を表IVに示した。 これらの結果は、本発明の範囲内にあるペプチド試薬およびかかるペプチドの ReO錯体が全細胞上のCT受容体に特異結合でき、該試薬が2つの異なるCT 受容体を発現している胸部腫瘍細胞系においてCT結合の強力な阻害剤であるこ とを示した。 B.乳癌細胞系におけるCT受容体発現 全細胞への125I-CTの結合を用いて7つの異なるヒト乳癌細胞系におけるC T受容体密度を評価した。該受容体の飽和を達成するために異なる濃度のCTの 存在下、細胞当りの部位密度をMCF-7細胞について測定した。 次いで、データは、Scatchardら(1949、N.Y.Acad.Sci .51:600-672)の方法によって線形化して、受容体密度を概算した。略 言すれば、飽和曲線を線形化し、Kdを(-1/勾配)として計算し、次いでBmaxは 該曲線のX軸切片に等かった。他の細胞系(ATCC、Rockville、M Dから得られた各々)を125I-CTの単一濃度でMCF-7細胞と比較し、それ によって125I-CTおよびそれらのCT受容体密度を概算した。そのデータを表 Vにまとめる。 これらのデータは、アッセイされた乳癌細胞系の86%(7のうち6)がCT受容 体について陽性であったことを示す。かくして、本発明の試薬の標的受容体は、 試 験された大部分の乳癌細胞系に存在する。最近、本発明の試薬についての標的受 容体が初代乳癌において過剰発現することが判明した(Gillespieら( 1997)Int.J.Cancer 73、812-815)。これらの結果は 、本発明のCTペプチドがヒトにおける腫瘍の診断および処置について有用な部 位特異的試薬を調製するのに適当であることを示す。 C.in vivoアッセイ 乳癌細胞系を受容体発現についてスクリーニングし、最良の細胞系を免疫欠損 マウスにおいて異種移植用に選択した。これらの腫瘍モデルを用いて、上記のi n vitroアッセイにおいて確認された高親和性ペプチドのin vivoの 腫瘍ターゲッティング能力を評価した。 CT受容体を発現している乳癌細胞(T47DおよびMCF-7)を免疫欠損マ ウスまたはスプレーグ・ドーリーラットに埋込み、腫瘍を増殖させた。新しい99 m Tc-CTペプチドを試験するために、腫瘍を持つマウスまたはラットに約6m Ci/10nmolペプチドにて約0.025mCiで注射した。該動物を頚部脱 臼させ、ガンマカメラを用いて5分間静止的に像を写す。次いで、99mTc-CT ペプチドの生物学的分布を注射用量の標準的アリコートと一緒にガンマカウンタ ーにおいて血液、腫瘍、標的臓器および筋肉を計算することによって測定した。 生物学的分布の時点を選択して、初期相、中間相および後期相の99mTc-CTア ナログのクリアランスを表した。生物学的分布試験は、至適なシグナル対ノイズ 比が注射後90分に生じることを示した。選択されたアナログの腫瘍造影の能力 を評価するために、血液および種々の組織における放射活性の比を腫瘍のものと 比較した。90分後の代表的生物学的分布データを以下の表VIに示す。 上記の開示は、本発明のある特定の具体例を強調し、全ての修飾およびそれに 等しい変更は、添付した特許請求の範囲に記載のごとく、本発明の精神および範 囲内にあると理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ペアソン,ダニエル・エイ アメリカ合衆国03110ニューハンプシャー 州ベッドフォード、ビールズ・ロード149 番 (72)発明者 リスター−ジェイムズ,ジョン アメリカ合衆国03110ニューハンプシャー 州ベッドフォード、オールド・ストーン・ ウェイ25番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.約10,000ダルトン未満の分子量を有し、放射性金属キレート化剤に共 有結合して試薬を形成し、 該試薬が、カルシトニン受容体に対する放射性ヨウ素化された天然のカルシト ニンの結合親和性以上の該受容体に対する結合親和性を有することを特徴とする 合成の、カルシトニン受容体結合化合物。 2.約10,000ダルトン未満の分子量を有し、放射性金属キレート化剤に共 有結合して試薬を形成し、 該試薬が、カルシトニン受容体についての放射性ヨウ素化された天然のカルシ トニンの結合親和性の約10分の1以上の該受容体に対する結合親和性を有する ことを特徴とする合成の、カルシトニン受容体結合化合物。 3.該キレート化剤が、 a) C(pgp)S−(aa)-(pgp)S [式中、(pgp)SはHまたはチオール保護基であって、(aa)はチオール基を 含まないいずれかの第一α-またはβ-アミノ酸である] b)式: A-CZ(B)-{C(R12)}n-X [式中、AはH、HOOC、H2NOC、(アミノ酸またはペプチド)-NHOC、 (アミノ酸またはペプチド)-OOCまたはR4; Bは、H、SH、-NHR3、-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)、またはR4 ; Xは、H、SH、-NHR3、-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)またはR4; Zは、HまたはR4; R1、R2、R3およびR4は、独立してHまたは直鎖もしくは分岐鎖または環状 アルキル; nは、0、1または2; (アミノ酸)は、チオール基を含まないいずれかの第一α-またはβ-アミノ酸; (ペプチド)は、2ないし約10個のアミノ酸のペプチドであり; および ここに、Bは、-NHR3または-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)、XはS Hであって、nは1または2; ここに、Xは、-NHR3または-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)、BはS Hであって、nは1または2; ここに、BはHまたはR4、AはHOOC、H2NOC、(アミノ酸またはペプ チド)-NHOC、または(アミノ酸またはペプチド)-OOC、XはSH;および nは0または1; ここに、AはHまたはR4、次いで、ここにBはSH、Xは-NHR3または− N(R3)-(アミノ酸またはペブチド)であって、ここに、XはSH、Bは-NHR3 または-N(R3)-(アミノ酸またはペプチド)であって、nは1または2; ここに、XはHまたはR4、AはHOOC、H2NOC)(アミノ酸またはペプチ ド)-NHOC、または(アミノ酸またはペブチド)-OOC;およびBはSH; ここに、Zはメチル、Xはメチル;AはHOOC、H2NOC、(アミノ酸また はペプチド)-NHOC、または(アミノ酸またはペプチド)-OOC;BはSHで あって、nは0; ここに、BはSH、XはSHでなくて、ここにXはSH、BがSHでなく;お よび、ここに、チオール基は還元体である] の単一チオール含有基を含むキレート化剤; c) [式中、各Rは独立してH、CH3またはC25; 各(pgp)Sは独立してチオール保護基またはH; m、nおよびpは独立して2または3; A=直鎖または環状低級アルキル、アリール、複素環、その組合せ、またはそ の置換誘導体である]; d) [式中、各Rは独立してH、CH3またはC25; m、nおよびpは独立して2または3; A=直鎖または環状低級アルキル、アリール、複素環、その組合せまたはその 置換誘導体; V=Hまたは-CO-ペプチド; R'=Hまたはペプチドであって; ここに、V=Hの場合、R'=ペプチド、およびR'=Hの場合、V=-CO-ペ プチドである]; e) [式中:n、mおよびpは、独立して0または1、 各R'は、独立してH、低級アルキル、ヒドロキシアルキル(C2-C4)、または アルコキシアルキル(C2-C4); 各Rは独立してHまたはR''、ここに、R''はチオール基を含まない置換また は非置換低級アルキルまたはフェニル; 一つのRまたはR'はL、ここに、R'がLである場合、-NR'2はアミンであ って; Lは該化合物に該キレート化剤を結合する二価の基である]; f) [式中:n、mおよびpは、独立して0または1、 各R'は、独立してH、低級アルキル、ヒドロキシアルキル(C2-C4)、または アルコキシアルキル(C2-C4); 各Rは独立してHまたはR''、ここに、R''はチオール基を含まない置換また は非置換低級アルキルまたはフェニル; 一つのRまたはR'はL、ここに、R'がLである場合、-NR'2はアミンであ って; Lは該化合物に該キレート化剤を結合する二価の基である]; g) (HOOCCH2)2N(CR2)(CR2)N(CH2COOH)(CR2)(CR2)N( CH2COOH)2 [式中、各Rは独立してH、C1ないしC4アルキル、またはアリールであって、 一つのRは二価のリンカーに共有結合する]; h) (HOOCCH2)2N(CR2)(CR2)N(CH2COOH) [式中、各Rは独立してH、C1ないしC4アルキル、またはアリールであって、 一つのRは二価のリンカーに共有結合する]; i) 1,4,7,10−テトラアザドデカン四酢酸; j) [式中、nは2または3である整数であり、ここに各Rは独立してH、C1ない しC4アルキル、またはアリールであって、一つのRはカルシトニン受容体結合 化合物に共有結合する];および k)デスフェリオキサミン よりなる群から選択される請求項1または2記載の試薬。 4.該キレート化剤が、 -(アミノ酸)1-(アミノ酸)2-{A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}; -{A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}-(アミノ酸)1-(アミノ酸)2; -(第一α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸)-(アミノ酸)1-{A-CZ(B)-{C(R12 )}n-X};および -{A-CZ(B)-{C(R12)}n-X}-(アミノ酸)1-(第一α,β-またはα,γ-ジ アミノ酸); [式中、(アミノ酸)1および(アミノ酸)2は、各々独立して、いずれかの自然発生 の、修飾された、置換されたまたは変更されたチオール基を含まないα-または β-アミノ酸である] よりなる群から選択される請求項3記載の試薬。 5.該キレート化剤が、 (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-システイン; (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-イソシステイン-; (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-ホモシステイン-; (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-ペニシラミン-; (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-2-メルカプトエチルアミン-; (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-2-メルカプトプロリルアミン-; (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-2-メルカプト-2-メチルプロピルアミン-;および (アミノ酸)1-(アミノ酸)2-3-メルカプトプロピルアミン-; [式中、該キレート化剤のカルボキシル末端または側鎖は、該化合物に共有結合 する] よりなる群から選択される請求項4記載の試薬。 6.(アミノ酸)1が、遊離α-アミンを有するα,β-ジアミノ酸および遊離β-ア ミ ンを有するβ,γ-ジアミノ酸よりなる群から選択される請求項5記載の試薬。 7.該キレート化剤が、 -システイン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); -イソシステイン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); -ホモシステイン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); -ペニシラミン-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); 2-メルカプト酢酸-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジアミノ酸); 2-または3-メルカプトプロピオン酸-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジア ミノ酸);および 2-メルカプト-2-メチルプロピオン酸-(アミノ酸)-(α,β-またはβ,γ-ジア ミノ酸); [式中、該キレート化剤のアミノ末端または側鎖は、該化合物に共有結合する] よりなる群から選択される請求項4記載の試薬。 8.該キレート化剤が、 -Gly-Gly-Cys-; -Ala-Gly-Gly-; -(ε-Lys)-Gly-Cys-; -(δ-Orn)-Gly-Cys-; -(γ-Dab)-Gly-Cys-; -(β-Dap)-Lys-Cys-; -(β-Dap)-Gly-Cys-;および -Cys(BAT) よりなる群から選択される請求項1または2記載の試薬。 9.該キレート化剤が、式:[式中、R1およびR2は各々独立してH、低級アルキル、ヒドロキシアルキル( C2-C4)、またはアルコキシアルキル(C2-C4); R3、R4、R5およびR6は独立してH、チオール基を含まない置換または非置 換の低級アルキルまたはフェニル; R7およびR8は各々独立してH、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキルまた は低級アルコキシアルキル; Lは二価の結合基であって、 Zはペプチドである] を有する請求項3記載の試薬。 10.該キレート化剤が、式: [式中、R1およびR2は各々独立してH、低級アルキル、ヒドロキシアルキル( C2-C4)、またはアルコキシアルキル(C2-C4); R3、R4、R5およびR6は独立してH、チオール基を含まない置換または非置 換の低級アルキルまたはフェニル、およびR3、R4、R5またはR6のうち一つは Z-L-(CR2)n-; R7およびR8は各々独立してH、低級アルキル、低級ヒドロキシアルキルまた は 低級アルコキシアルキル; Lは二価の結合基; Zはペプチド;および Xは、-NH2、-NR12または-NR1-Y、ここに、Yはアミノ酸、アミノ 酸アミド、または2ないし約20個のアミノ酸を有するペプチドである] を有する請求項3記載の試薬。 11.該キレート化剤が、式: [式中、R1およびR2は各々独立してH、低級アルキル、ヒドロキシアルキル( C2-C4)またはアルコキシアルキル(C2-C4); R3、R4、R5、およびR6は独立してH、チオール基を含まない置換または非 置換の低級アルキルまたはフェニル; nはlないし6の整数; Lは二価の結合基であって; Zはペプチドである] を有する請求項3記載の試薬。 12.該キレート化剤が、式: [式中、Lはリンカー基;および Zはペプチドである] を有する請求項3記載の試薬。 13.該化合物がペプチドである請求項1または2記載の試薬。 14.該ペプチドが、アミノ酸配列: (配列番号.9)を有して、 該キレート化剤が、該配列のアミノ酸の側鎖で該ペプチドに組込まれる請求項1 3記載の試薬。 15.該ペプチドがチオエーテルによって環化されるカルシトニン受容体結合ド メインを含む請求項13記載の試薬。 16.該ペプチドが、アミノ酸配列: [式中、Xは、システイン残基、ホモシステイン残基、およびホモホモシステイ ン残基よりなる群から選択される] を含む請求項15記載の試薬。 17.該ペプチドが、アミノ酸配列: [式中、X1は、アラニン残基、グリシン残基、およびセリン残基よりなる群か ら選択され; X2は、システイン残基、ホモシステイン残基、およびホモホモシステイン残 基よりなる群から選択される] を含む請求項15記載の試薬。 18. よりなる群から選択される式を有する試薬。 19.式: を有する請求項18記載の試薬。 20.a)各化合物が放射性金属キレート化剤に共有結合した少なくとも2つの 合成の、カルシトニン受容体結合化合物;次いで b)各化合物への結合、各キレート化剤への結合、および一つの化合物および 他の化合物のキレート化剤への結合よりなる群から選択される共有結合を形成す る多価リンカー; を含む試薬であって、 該試薬が約10,000ダルトン未満の分子量を有し;かつ 該キレート化剤が放射性金属にキレートする場合、該試薬が、該受容体の放射 性ョウ素化の天然のカルシトニンの結合親和性の約10分の1以上のカルシトニ ン受 容体についての結合親和性を有することを特徴とする該試薬。 21.請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬およびテクネチウム-99 mを含むシンチグラム造影剤。 22.請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬および第一スズイオンを含 む組成物。 23.請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬および細胞傷害性放射性同 位元素を含む放射性治療剤。 24.該放射性同位元素が、スカンジウム-47、銅-67、ガリウム-72、イ ットリウム-90、スズ-117m、ヨウ素-125、ヨウ素-131、サマリウム -153、ガドリニウム-159、ジスプロシウム-165、ホルミウム-166、 イッテルビウム-175、ルテチウム-177、レニウム-186、レニウム-18 8、アスタチン-211、ビスマス-212およびビスマス-213よりなる群か ら選択される請求項23記載の薬剤。 25.還元剤の存在下、請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬とテクネ チウム-99m、レニウム-186またはレニウム-188とを反応させることに よって形成される錯体。 26.該還元剤が、第一スズイオンである請求項25記載の錯体。 27.請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬を予め還元したテクネチウ ム-99m錯体のリガンド交換によりテクネチウム-99mで標識することによっ て形成される錯体。 28.請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬を予め還元したレニウム錯 体のリガンド交換によりレニウム-186またはレニウム-188で標識すること によって形成される錯体。 29.放射性医薬製剤調製用キットであって、請求項1ないし20のいずれか1 記載の所定量の試薬、および該試薬をテクネチウム-99m、レニウム-186ま たはレニウム-188で標識するのに十分な量の還元剤を含む密閉バイアルを含 む該キット。 30.放射性医薬製剤調製用キットであって、請求項1ないし20のいずれか1 記載の所定量の試薬を含む密閉バイアルを含む該キット。 31.還元剤の存在下、該試薬とテクネチウム-99m、レニウム-186または レニウム-188とを反応させる工程を含む請求項1ないし20のいずれか1記 載の該試薬の標識方法。 32.該還元剤が、第一スズイオンである請求項30記載の方法。 33.化学的in vitro合成による請求項1ないし20のいずれか1記載 の試薬の製法。 34.該合成が固相ペプチド合成である請求項33記載の方法。 35.該キレート化剤が、合成中に該化合物に共有結合する請求項33または3 4記載の方法。 36.哺乳動物体内の部位を造影するための医薬製造用の請求項1ないし20の いずれか1記載の試薬の使用。 37.カルシトニン受容体の存在によって特徴付けられた疾患を治療するための 医薬製造用の請求項1ないし20のいずれか1記載の該試薬の使用。
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