JP2001523219A - カルボキサミド側鎖を有するステロイドの調製方法 - Google Patents

カルボキサミド側鎖を有するステロイドの調製方法

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Abstract

(57)【要約】 カルボキサミド側鎖を有する式(I)で示されるステロイドを調製する方法:式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合であり;Zは一重結合、または直鎖もしくは分岐鎖C1−C5アルキレンであり;部分はステロイドのA環およびB環を表し;R18は水素またはC1−C4アルキルであり;R22、R23およびR24の各々は独立して、任意に置換されているC1−C10アルキル、C5−C7シクロアルキル、C6−C10アルキルシクロアルキル又はシクロアルキルアルキル、C6−C10アリール、C7−C14アリールアルキル又は、アルキルアリール、ヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロシクリルアルキル、及びヘテロアリールアルキルから選択される。この方法は、対応する17−シアノステロイドをアルコール、およびアルケンまたはハロゲン化物と反応させることを含む。式(I)の化合物はテストステロン5α−レダクターゼ抑制剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 カルボキサミド側鎖を有するステロイドの調製方法 本発明は、カルボキサミド側鎖を有するステロイドを調製する方法に関する。 特に、本発明は一般式(I)で示されるステロイドを調製する方法に関する: 式中、 記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合であり; Zは一重結合、または直鎖もしくは分岐鎖C1−C5アルキレンであり; 18は水素またはC1−C4アルキルであり; R22、R23およびR24は、それぞれ独立して、水素;任意 に一またはそれ以上のハロゲン原子で置換されたC1−C10アルキル;C5−C7 シクロアルキル;C6−C10アルキルシクロアルキルまたはシクロアルキルアル キル;C6−C10アリール;C7−C14アリールアルキルまたはアルキルアリール ;ヘテロサイクリル;ヘテロアリール;ヘテロサイクリルアルキル;およびヘテ ロアリールアルキルから選択される。 きる; 1)式中、R3は水素またはC1−C4アルキルであり;およびR2は水素または−OR2 ’(ここで、R2’は水素またはC1−C4アルキル)である; 2) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R1、R6、R7およびR19は、それぞれ独立して、水素またはC1−C4アルキル である; 3) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;およびR19は水素またはC1−C4アルキル である; 4) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R4は水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリール、C7−C10アリールアルキ ル、アセチル、ベンゾイル、またはトシル;R7は水素またはC1−C4アルキル ;R19は水素またはC1−C4アルキルである; 5) 式中、記号−−−は、一重または二重結合;R4は水素、C1−C4アルキル、C6 −C10アリール、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、または トシル;R7は水素またはC1−C4アルキル;R19は水素またはC1−C4アルキ ルである; 6) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R19は水素、C1−C4アルキル、または二重結合炭素原子に結合したとき存在し ない;R7は水素またはC1−C4アルキルである; 7) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;C19は水素またはC1−C4アルキル;R13 およびR14は、それぞれ独立して、水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリー ル、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、トシルまたは、一緒 になってフタリルを表す。 式(I)のステロイド化合物は、薬理学的活性生成物として知られている。例 えば、AB環部分が式(VII)で示される式(I)の化合物は、テストステロ ン5α−レダクターゼ(還元酵素)抑制剤として報告されている(例えば米国特 許第4,191,759号、第4,220,775号、および第4,377,5 84号を参照)。AB環部分が式(IX)で示される式(I)の化合物は、テス トステロン5α−レダクターゼ抑制剤として報告されている(例えばEP−49 49、EP −155046、WO94/20104、EP−484094、EP−2008 59、WO94/03475、WO95/07927、EP−277002;J .Med.Chem.第27巻、1690−1701頁〔1984年〕および第 29巻、2298−2315頁〔1986年〕を参照)。AB環部分が式(X) で示される式(I)の化合物は、テストステロン5α−レダクターゼ抑制剤とし て報告されている(例えばWO93/13124;J.Med.Chem.第3 7巻、2352−2360頁〔1994年〕を参照)。AB環部分が式(XI) で示される式(I)の化合物は、テストステロン5α−レダクターゼ抑制剤とし て報告されている(例えばEP−289327、EP−567271;J.Me d.Chem.第33巻、937−942頁および943−950〔1990年 〕を参照)。AB環部分が式(XII)で示される式(I)の化合物は、テスト ステロン5α−レダクターゼ抑制剤として報告されている(例えばEP−469 548、EP−469549を参照)。 式(I)で示される化合物は、通常、対応する17−カルボン酸またはその誘 導体、例えば塩化物、ピリジルチオエステル、イミダゾールまたはヒドロキシベ ンゾトリアゾール誘導体、と 適当なアミンとの縮合反応により調製される。そのようなプロセスは、特にカル ホン酸と縮合すべきアミンが反応性に乏しい場合、その立体障害またはその乏し い求核性故に、または合成によって容易に得られないので、いくつかの欠点を示 す。例えば、3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β− カルボン酸と1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プ ロピルアミンとの反応の場合、対応するアミドが最大約20%の収率で得られる 。これに対して、本発明により17−シアノ−4−アザ−5α−アンドロスト− 1−エン−3−オンと1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル −2−プロピルトリフレートとを反応させると約40%の収率でアミドが得られ る。 出願人は、カルボキサミド側鎖を有する式(I)で示されるステロイドが、対 応する17−シアノステロイドと適当なアルコールまたは以下に定めるその活性 化誘導体の一つとの反応により有利に調製し得ることを発見した。 すなわち、本発明は式(I)で示される化合物: [式中、 記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; Zは一重結合、または直鎖もしくは分岐鎖C1−C5アルキレンであり; 18は水素またはC1−C4アルキルであり; R22、R23およびR24は、それぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1− C10アルキル;C5−C7シクロアルキル、C6−C10アルキルシクロアルキルま たはシクロアルキルアルキル、C6−C10アリール、C7−C14アリールアルキル またはアルキルアリール、ヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリ ルアルキル、およびヘテロアリールアルキルから選択される] を調製する方法であって、式(II)で示される化合物 上記のように定義される] を、式(III)で示される化合物 [式中、R22、R23およびR24は上記のように定義され、Yは水素、または−O −Yが活性化脱離基となるような基を表す] と反応させることを含んでなる方法を提供する。 式(III)中、Yは好ましくは:アルキルスルホニル基(例えば、メタンス ルホニル(メシル))、任意に一またはそれ以上のフッ素原子により置換された もの(例えば、トリフルオロ メタンスルホニル(トリフィル)または1,1,1−トリフルオロエタンスルホ ニル);またはアリールスルホニル基(例えば、p−トルエンスルホニル(トシ ル)、p−ブロモフェニルスルホニル(ブロシル))である。 好ましくは、である。 式(I)および(II)において、R18は好ましくは、水 のものから選択される: 1) 式中、R3は水素またはC1−C4アルキル;およびR2は水素または−OR2’、 ここで、R2’は水素またはC1−C4アルキルである; 2) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R1、R6、R7およびR19は、それぞれ独立して、水素またはC1−C4アルキル である; 3) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;およびR19は水素またはC1−C4アルキル である; 4) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R4は水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリール、C7−C10アリールアルキ ル、アセチル、ベンゾイル、またはトシル;R7は水素またはC1−C4アルキル ;R19は水素またはC1−C4アルキルである; 5) 式中、記号−−−は、一重または二重結合;R4は水素、C1−C4アルキル、C6 −C10アリール、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、または トシル;R7は水素またはC1−C4アルキル;R19は水素またはC1−C4アルキ ルである; 6) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R19は水素、C1−C4アルキル、または二重結合炭素原子に結合したとき存在し ない;R7は水素またはC1−C4アルキルである; 7) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;C19は水素またはC1−C4アルキル;R13 およびR14は、それぞれ独立して、水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリー ル、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、トシルまたは、一緒 になってフタリルを表す。 C1−C5アルキレンは、例えば、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2 CH2−、−CH2CH2CH2CH2CH2−、−CH(CH3)−、−CH(CH3 )CH2−、−CH(CH3)CH2CH2−、または−CH(CH3)CH2CH2 CH2−であってよい。 C1−C4アルキルは、直鎖または分岐鎖を有してよく;例えば、それは、メチ ル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イ ソ−ブチル、またはtert−ブチルであってよい。 C1−C10アルキルは、直鎖または分岐鎖を有してよく;例えば、それは、メ チル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、 イソ−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペ ンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、またはn− デシルであってよい。 置換される場合、C1−C10アルキルは、好ましくは、一またはそれ以上のハ ロゲン原子、例えばヨウ素、臭素、塩素及び/又はフッ素により置換される。塩 素およびフッ素が好ましく、フッ素が最も好ましい。特に好ましい置換C1−C1 0 アルキル基は、水素原子の全てがフッ素原子により置換されたもの、すなわち ペルフルオロ基、例えば、−CF3−、−CF2CF3、−CF2CF2CF3、また は−CF(CF32である。 C5−C7シクロアルキルは、例えば、シクロペンチル、シクロヘキシルまたは シクロヘプチルであってよい。 C6−C10シクロアルキルアルキルは、例えば、シクロヘキシルメチル、シク ロヘキシルエチル、シクロヘキシルプロピル、シクロペンチルメチル、シクロペ ンチルエチル、シクロペンチルプロピル、シクロヘプチルメチル、シクロヘプチ ルエチル、またはシクロヘプチルプロピルであってよい。 任意に置換されているC6−C10アリールは、任意に例えば:ハロゲン(好ま しくは塩素またはフッ素)、C1−C4アルキル(好ましくは、メチル、エチル、 n−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル)、トリフルオロメチル、シアノ、メ トキシ、エトキシ、及び/又はニトロによりモノ置換またはジ置換されているフ ェニルまたはナフチルである。好ましい任意に置換されているC6−C10アリー ルは、例えば:フェニル、ナフチル、p−クロロフェニル、p−フルオロフェニ ル、p−トリフルオロフェニル、p−シアノフェニル、p−メチルフェニル、p −エチルフェニル、p−n−プロピルフェニル、p−n−ブチルフェニル、p− イソブチルフェニル、p−メトキシフェニル、p−エトキシフェニル、p−ニト ロフェニル、m−クロロフェニル、m−フルオロフェニル、m−トリフルオロフ ェニル、m−シアノフェニル、m−メチルフェニル、m−エチルフェニ ル、m−n−プロピルフェニル、m−n−ブチルフェニル、m−イソブチルフェ ニル、m−メトキシフェニル、m−エトキシフェニル、m−ニトロフェニル、o −クロロフェニル、o−フルオロフェニル、o−トリフルオロフェニル、o−シ アノフェニル、o−メチルフェニル、o−エチルフェニル、o−n−プロピルフ ェニル、o−n−ブチルフェニル、o−イソブチルフェニル、o−メトキシフェ ニル、o−エトキシフェニル、o−ニトロフェニル、o,p−ジメチルフェニル 、o,p−ジフルオロフェニル、o,p−ジクロロフェニル、o,p−ビストリ フルオロメチルフェニル、o,m−ジメチルフェニル、o,m−ジフルオロフェ ニル、o,m−ジクロロフェニル、o,m−ビストリフルオロメチルフェニル、 m,m−ジメチルフェニル、m,m−ジクロロフェニル、m,m−ジフルオロフ ェニル、またはm,m−ビストリフルオロメチルフェニルである。特に好ましい 基は:p−クロロフェニル、p−フルオロフェニル、p−トリフルオロフェニル 、p−シアノフェニル、p−メチルフェニル、p−エチルフェニル、p−n−プ ロピルフェニル、p−n−ブチルフェニル、p−イソブチルフェニル、p−メト キシフェニル、p−エトキシフェニル、またはp−ニトロフェニ ルである。 任意に置換されているC7−C14アリールアルキルは、例えば、ベンジルまた はp−メトキシベンジルである。 任意に置換されているC7−C14アルキルアリール基は、前述の任意に置換さ れているC6−C10アリール基の一つにより置換されているC1−C4アルキル、 例えば:p−クロロフェニルメチル、p−フルオロフェニルメチル、p−トリフ ルオロフェニルメチル、p−メチルフェニルメチル、p−エチルフェニルメチル 、p−n−プロピルフェニルメチル、p−n−ブチルフェニルメチル、p−イソ ブチルフェニルメチル、p−メトキシフェニルメチル、p−エトキシフェニルメ チル、p−ニトロフェニルメチル、p−クロロフェニルエチル、p−フルオロフ ェニルエチル、またはp−トリフルオロフェニルエチルであってよい。それらの うちで、特に好ましいのは、p−クロロフェニルメチルまたはp−フルオロフェ ニルメチルである。 ヘテロサイクリル基は、例えば、4−ピペリジルであってよい。ヘテロアリー ル基は、例えば、4−ピリジルまたは4,6−ジメチル−3−ピリジルであって よい。ヘテロサイクリルアルキル基は、例えば、N−ピペリジルメチル、2−N −ピペリ ジルエチルまたはN−モルホリノメチルであってよい。ヘテロアリールアルキル 基は、例えば、4−ピリジルメチルであってよい。 好ましくは:水素、メチルまたはエチル、およびR2基は、好ましくは:水素、 ヒドロキシ、メトキシまたはエトキシである。特に好ましい部分(VI)は、以 下のものである。 −−−は、一重結合または二重結合、およびR1、R6、R7およびR19基は、好 ましくは、それぞれ独立して、水素またはメチルである。特に好ましい部分(V II)は以下のものである。 −−−は、一重結合または二重結合、およびR7およびR19基は、好ましくは、 それぞれ独立して、水素またはメチルである。特に好ましい部分(VIII)は 以下のものである。は、それぞれ独立して、一重結合または二重結合、R7およびR19基は、好まし くは、それぞれ独立して、水素またはメチル、およびR4基は、好ましくは:水 素、メチル、フェニル、ベンジル、p−メトキシフェニル、アセチル、ベンゾイ ル、またはトシルである。特に好ましい部分(IX)は以下のもので ある。 は、一重結合または二重結合、R7およびR19基は、好ましくは、それぞれ独立 して、水素またはメチル、およびR4基は、好ましくは:水素、メチル、フェニ ル、ベンジル、p−メトキシフェニル、アセチル、ベンゾイル、またはトシルで ある。特に好ましい部分(IX)は以下のものである。 は、それぞれ独立して、一重結合または二重結合、R7は、好ましくは、水素ま たはメチル、およびR19は、好ましくは、水素またはメチル、または二重結合炭 素原子に結合しているときは存在しない。特に好ましい部分(XI)は以下のも のである。 は、それぞれ独立して、一重結合または二重結合、R7およびR19は、好ましく は、それぞれ独立して、水素またはメチル、およびR13およびR14は、好ましく は、それぞれ独立して、水素、メチル、フェニル、ベンジル、アセチル、ベンゾ イル、またはトシル、または一緒になってフタリルである。特に好ましい部分( XII)は以下のものである。 本発明の方法は、17αおよび17βエピマーの両方を調製するため用いるこ とができるが、17βエピマーが好ましい。 本発明の方法の対象は、水素と異なるR22、R23およびR24の少なくとも一つ を有する式(I)のステロイド、特に、低反応性及び/又は立体障害アミンから 誘導することのできるカルボキサミド側鎖を有する式(I)のステロイドを調製 する ために有利に実施することができる。従って、本発明の方法は、第1級カルボキ サミド側鎖(R22、R23およびR24のうちの一つが水素と異なる)、より好まし くは第2級カルボキサミド側鎖(R22、R23およびR24のうちの二つが水素と異 なる)、さらに好ましくは第3級カルボキサミド側鎖(R22、R23およびR24が 水素と異なる)を有する式(I)のステロイドを調製するために実施されること が好ましい。第3級カルボキサミド側鎖を有する化合物(I)のうち、R22、R23 およびR24の一つが、任意に置換されているC6−C10アリール基、他の二つ がC1−C4アルキル基またはC1−C3ペルフルオロアルキル基であるものが特に 好ましい。さらに好ましいものは、R22、R23およびR24基の一つが、任意に置 換されているC6−C10アリール基、他の二つが同じまたはC1−C3ペルフルオ ロアルキル基から選択される化合物(I)である。 本発明の方法は、カルボキサミド側鎖を有する以下のステロイドの一つを調製 するために行われることが好ましい。 1)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カ ルボキサミド; 2)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサ ミド; 3)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン −17β−カルボキサミド; 4)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β −カルボキサミド; 5)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β− カルボキサミド; 6)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エ ン−17β−カルボキサミド; 7)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−3−オキソ−アンドロスト−4− エン−17β−カルボキサミド; 8)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル)−3β−ヒドロキシーアンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミ ド; 9)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェニ ル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エ ン−17β−カルボキサミド; 10)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェ ニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カ ルボキサミド; 11)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフ ェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1 −エン−17β−カルボキサミド; 12)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフ ェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β− カルボキサミド; 13)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2− (p−クロロフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−ア ンドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド; 14)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−クロロフェ ニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カ ルボキサミド; 15)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオ ロメチル)フェニル]プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アン ドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド; 16)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオ ロメチルフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン −17β−カルボキサミド; 17)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3 −オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド ; 18)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3 −オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン −17β−カルボキサミド; 19)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4 −メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カ ルボキサミド; 20)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4 −メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサ ミド; 21)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3 −オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β−カルボキサミ ド; 22)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4 −メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β− カルボキサミド; 23)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3 −オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; 24)N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3 β−ヒドロキシ−アンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド; 25)N−(2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキソ−4−アザ−5α− アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド; 26)N−(2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキソ−アンドロスト−4 −エン−17β−カルボキサミド; 27)17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル プロプ−2−イル)カルバモイル−アンドロスタ−4,6−ジエン−3−カルボ キシレート; 28)17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル プロプ−2−イル)カルバモイル−1,3,5(10)−エストラトリエン−3 −カルボキシレート; 29)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ− 2−イル)−3−オキソ−6−アザ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボ キサミド;および 30)N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ− 2−イル)−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β −カルボキサミド; 通常、ニトリルと、アルコール、アルケン、またはアルキルもしくはハロゲン 化アリールとを反応させて対応するアミドを 得ることが有機化学においてリッター(Ritter)反応またはその修正法と して知られている(例えばJ.J.RitterおよびP.P.Minieri 著、J.Am.Chem.Soc.第70巻、4045頁(1948年);L. I.KrimenおよびD.J.Cota著、Organic Reactio n第17巻、213−325頁(1969年);A.L.J.Beckwith in J.Zabicky、“The Chemistry of amid es”、Wiley、New York、1970年、pp.125−130頁 ;J.Casanova in Z.Rappoport、“The Chem istry of the cyanogroup”、Wiley、New Y ork、1970年、pp.913−915頁;D.DoppおよびH.Dop pin“Methoden der Organischen Chemie( Huben−Weil)”、vol.E5、pp.1032−1041頁;R. Bishop in B.Trost、“Comprehensive Org anic Synthesis”、Pergamon Press、1991年 、vol.6、pp.261−300頁;Synthesis 274−276頁(1979年);Tetr.Lett.第30巻(5)、58 1−582頁(1989年)を参照)。 本発明の方法は、式(II)のニトリルと式(III)、(IV)または(V )の化合物との混合物を、任意に、例えば、氷酢酸、無水酢酸、ジ−n−ブチル エーテル、クロロホルム、四塩化炭素、n−ヘキサン、ニトロベンゼンのような 溶媒の存在下、例えば、過塩素酸、燐酸、98%硫酸、フルオロスルホン酸のよ うな強無機酸または例えば、トリフルオロメタンスルホン酸、トリフルオロ酢酸 のような強有機酸により、略室温から反応混合物の略還流温度までの温度範囲で 、約30分−約8時間、好ましくは例えば窒素またはアルゴンの不活性雰囲気中 において、処理することにより、通常、実施することができる。好ましくは、本 発明の方法は、Yがトリフルオロメタンスルホニル基である式(III)の化合 物を用いて行われる。この場合、方法は、通常、純液状態のまたは溶媒中に溶解 された状態の、式(II)のニトリルと式(III)のトリフレートとの混合物 に、有機酸、例えば、トリフルオロ酢酸、トリフルオロエタノール、トリフルオ ロメタンスルホン酸または氷酢酸を添加し、次に、混合物を、略室温から反応混 合物の還流温度、好 ましくは50℃−70℃で、約30分−約8時間、例えば窒素の不活性雰囲気中 において攪拌することにより行われる。反応混合物を、アルカリ水溶液(例えば 、飽和重炭酸ナトリウム溶液)で処理し、有機溶媒で抽出する。 式(II)、(III)、(IV)および(V)で示される出発化合物は既知 の化合物であり、及び/又は当業者に良く知られている方法により得ることがで きる。特に、AB環部分が式(VI)で示される式(II)の化合物は、例えば 、EP−A−675134に開示され;AB環部分が式(VII)で示される式 (II)の化合物は、米国特許第4,191,759号、第4,220,775 号および第4,377,584号に記載されている対応する17−カルボン酸か ら得ることができ;AB環部分が式(VIII)で示される式(II)の化合物 は、例えば、Collection Czechoslov.第18巻、407 、410、412頁(1953年);Berichte第71巻、1487−1 492頁(1938年)に記載され;AB環部分が式(IX)で示される式(I I)の化合物は、例えば、EP−A−4949、EP−A−277002、J. Med.Chem.第27巻、1690−1701頁 (1984年)および第29巻、2298−2351頁(1986年)に記載さ れ;AB環部分が式(X)で示される式(II)の化合物は、例えば、WO93 /13124およびJ.Med.Chem.第37巻、2352−2360頁( 1994年)に記載されている対応する17−カルボン酸から得ることができ; AB環部分が式(XI)で示される式(II)の化合物は、例えば、EP−A− 289327に記載され;AB環部分が式(XII)で示される式(II)の化 合物は、例えば、EP−469,548およびEP−469,548に記載の対 応する17−カルボン酸から得ることができる。 式(II)で示される17−シアノステロイドは、Synthesis 59 1−592(1982年)に報告されている方法に従って、対応する17−カル ボキサミドを脱水することにより有利に得ることができる。この合成経路は、還 流している高沸点溶媒中の塩素化脱水剤(例えば、ジメチルホルムアミド中の塩 化チオニル)のような、厳しい脱水条件に付することのできない、アザステロイ ドのような化合物にとって特に有利である。 以下の実施例は本発明をよりうまく説明するために提供され、 本発明の範囲を制限するものと解すべきではない。実施例1 N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロピル )−3−オキソアンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド [化合物(I)、部分ABは式(VII)で示され、式中、R1=H、R6=H、 R7=HおよびR19=Me、C4−C5結合は二重結合、R18=Me、Z=一重結 合、R22=R24=CF3、R23=Phである] 17β−シアノアンドロスト−4−エン−3−オン(100mg、0.335ミ リモル)と1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロ ピルトリフルオロメタンスルホネート(252mg,0.669ミリモル)との 混合物に、攪拌下、窒素雰囲気下、室温でトリフルオロ酢酸(0.13ml、1 .806ミリモル)を添加した。その後、混合物を60℃で3時間攪拌した。混 合物を氷浴中で冷却し、炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液(5ml)を添加し、 混合物をジエチルエーテル(3×10ml)で抽出した。併せた有機抽出液を水 で中性になるまで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に 除去した。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:n−ヘキサン/ 酢酸エチル70:30)で精製して表記化合物72mg(40%)を得た。 同様の手順に従って、対応する17β−シアノステロイドおよび適当なトリフ レートから出発して以下に列記する化合物を調製した。 N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3β−ヒドロキシ−アンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキ サミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフェニル )プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボ キサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p− クロロフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオロメチ ルフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17 β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3β−ヒ ドロキシ−アンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド;および N−(2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキソ−アンドロスト−4−エン −17β−カルボキサミド。実施例2 N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロピル )−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−1 7β−カルボキサミド [化合物(I)、部分ABは式(IX)で示され、式中、R4=Me、R7=H、 およびR19=Me、C16−C17結合は二 重結合、R18=Me、A=一重結合、R22=R24=CF3、R23=Phである] 17β−シアノ−4−メチル−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−3 −オン(100mg、0.321ミリモル)と1,1,1,3,3,3−ヘキサ フルオロ−2−フェニル−2−プロピルトリフルオロメタンスルホネート(24 1mg,0.642ミリモル)との混合物に、攪拌下、窒素雰囲気下、室温でト リフルオロ酢酸(129mg、1.605ミリモル)を添加した。混合物を80 ℃で5時間加熱した。氷浴中で冷却後、水(5ml)および炭酸水素ナトリウム の飽和水溶液(5ml)を添加し、混合物を塩化メチレン(2×5ml)で抽出 した。併せた有機抽出液を水で中性になるまで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、 溶媒を減圧下に蒸発させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(溶離液 :トルエン/酢酸エチル/メタノール75:20:5)で精製して表記化合物7 6mg(42%)を得た。 同様の手順に従って、対応する17β−シアノ−16−不飽和ステロイドおよ び適当なトリフレートから出発して以下に列記する化合物を調製した。 N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β−カル ボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン− 17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4−メチ ル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β−カルボ キサミド;および N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド。実施例3 a)3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキ サミド 無水クロロホルム(10ml)中に塩化チオニル(25mL) を含む溶液を、窒素雰囲気下に、無水クロロホルム(250ml)中に3−オキ ソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボン酸(5.0g )を含む懸濁液に、0℃で30分かかって添加した。室温で1時間攪拌後、揮発 性生成物を減圧下に除去し、得られた3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス ト−1−エン−17β−カルボニルクロライドの白色固形物を無水クロロホルム (800ml)に溶解し、0℃に冷却し、気体無水アンモニアで30分間処理し た。溶液を室温で1時間攪拌後、溶媒を減圧下に除去し、残さを1N炭酸ナトリ ウム水溶液(100ml)で処理し、塩化メチレン(3×100ml)で抽出し た。併せた有機抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させた。 粗表記化合物5.0gを得た。IR(ヌジョール)cm-1:3430,3185,1690,1675,165 5,1610 (b)17β−シアノ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン [化合物(II)、部分ABは式(IX)で示され、式中、R4=H、R7=H、 R19=MeおよびC1−C2は二重結合、R18=Me、A=一重結合である] 3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサミ ド(1.00g)を、クロロホルム(35ml)中にトリメチルシリルポリホス フェート(2.94g)を含む溶液に添加し、混合液を4時間還流した。冷却後 、炭酸ナトリウムの25%水溶液(100ml)を添加し、有機層を分離し、水 相を塩化メチレン(3×100ml)で抽出した。併せた有機抽出液を水で中性 になるまで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させた。粗生成 物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:塩化メチレン/ア セトン 70:30)で精製して表記化合物580mgを得た。 IR(ヌジョール)cm-1:3400,2240,1670,1597 c)N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2 −イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カ ルボキサミド [化合物(I)、部分ABは式(IX)で示され、式中、R4=H、R7=H、R19 =MeおよびC1−C2は二重結合、R18=Me、A=一重結合、R22=R24= CF3、R23=Phである] 17β−シアノ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−3−オン(2.5 g)と1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロピル トリフルオロメタンスルホネート(6.4g)との混合物に、攪拌下、窒素雰囲 気下、室温でトリフルオロ酢酸(3.139ml)を添加した。反応混合物を6 0℃で3時間加熱した。約0℃に冷却後、反応混合物をジエチルエーテル(10 ml)で希釈し、飽和重炭酸ナトリウム水溶液(20ml)を添加し、次に、酢 酸エチル(3×30ml)で抽出した。併せた有機抽出液を水で中性になるまで 洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させた。このように得られ た粗固形物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(溶離液:トルエン /酢酸エチル/メタノール 75:20:5)で精製して表記化合物1.90g(42%)を得た。 IR(ヌジョール)cm-1:3440,3260,3210,1705,167 0,1597 同様の手順に従って、対応する17β−シアノ−4−アザ−5α−アンドロス タンおよび適当なトリフレートから出発して、以下に列記する化合物を調製した 。 N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボ キサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド ; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ− 5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カ ルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフェニル )プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン −17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−クロロフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオロメチ ル)フェニル]プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス ト−1−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2− イル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カル ボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4−メチ ル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキ サミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4−メチ ル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド; および N−(2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンド ロスト−1−エン−17β−カルボキサミド。 同様に、対応する17β−シアノステロイドおよびトリフレートから出発して 、以下の化合物が得られる。 17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ −2−イル)カルバモイル−アンドロスター4,6−ジエン−3−カルボキシレ ート; 17β−N−(2−メチル−2−プロピル)カルバモイル−ア ンドロスタ−4,6−ジエン−3−カルボキシレート; 17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ −2−イル)カルバモイル−1,3,5(10)−エストラトリエン−3−カル ボキシレート; 17β−N−(2−メチル−2−プロピル)カルバモイル−1,3,5(10) −エストラトリエン−3−カルボキシレート; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−アミノ−3−オキソアンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミ ド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−アミノ−3−オキソアンドロスタ−4,6−ジエン−17β−カルボ キサミド; N−(2−メチル−2−プロピル)−4−アミノ−3−オキソアンドロスト−4 −エン−17β−カルボキサミド; N−(2−メチル−2−プロピル)−4−アミノ−3−オキソアンドロスタ−4 ,6−ジエン−17β−カルボキサミド; N−(ジフェニルメチル)−3−オキソ−6−アザ−アンドロスト−4−エン− 17β−カルボキサミド; N−[ビス−(p−フルオロフェニル)メチル]−3−オキソ −6−アザ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; N−[ビス−(p−クロロフェニル)メチル]−3−オキソ−6−アザ−アンド ロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−6−アザ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミ ド;および N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−カル ボキサミド。実施例4 N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル]−3−オキソ−4−アザアンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド [化合物(I)、部分ABは式(IX)で示され、式中、R4=H、R7=H、R19 =MeおよびC1−C2は一重結合、C5−C6は二重結合、H5は存在しない、 R18=Me、A=一重結合、R22=R24=CF3、R23=Phである] 17β−シアノ−4−アザアンドロスト−5−エン−3−オン(2.98g) と1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニル−2−プロピルトリ フルオロメタンスルホネート(7.23g)との混合物に、攪拌下、窒素雰囲気 下に、室温でトリフルオロ酢酸(3.7mL)を添加した。反応混合物を60℃ で5時間加熱した。約0℃に冷却後、反応混合物を塩化メチレン(15mL)で 希釈し、35%NaOH溶液(5mL)を4℃で滴下し続いて水(21mL)を 滴下し、塩化メチレン(2×15mL)で抽出する。併せた有機抽出液を水で中 性になるまで洗い、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下に蒸発させた。この ように得られた粗固形物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー(溶離 液:酢酸エチル/n−ヘキサン/メタノール 75:20:5)により精製して 表記化合物912mgを得た。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月18日(1998.5.18) 【補正内容】 請求の範囲 1.式(I)で示される化合物: [式中、 記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合であり; Zは一重結合、または直鎖もしくは分岐鎖C1−C5アルキレンであり; 18は水素またはC1−C4アルキルであり; R22、R23およびR24の一つは、任意に置換されているC6−C10アリール基、 および他の二つはC1−C3ペルフルオロアルキル基である] を調製する方法であって、式(II)で示される化合物 上記のように定義される] を、強酸の存在下、式(III)で示される化合物 [式中、R22、R23およびR24は上記のように定義され、Yはトリフルオロメタ ンスルホニルを表す] と反応させることを含んでなる方法。 に記載の方法: 1) 式中、R3は水素またはC1−C4アルキル;およびR2は水素または−OR2’( ここで、R2’は水素またはC1−C4アルキル)である; 2) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R1、R6、R7およびR19は、それぞれ独立して、水素またはC1−C4アルキル である; 3)式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;およびR19は水素またはC1−C4アルキル である; 4) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R4は水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリール、C7−C10アリールアルキ ル、アセチル、ベンゾイル、またはトシル;R7は水素またはC1−C4アルキル ;R19は水素またはC1−C4アルキルである; 5) 式中、記号−−−は、一重または二重結合;R4は水素、C1−C4アルキル、C6 −C10アリール、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、または トシル;R7は水素ま たはC1−C4アルキル;R19は水素またはC1−C4アルキルである; 6)式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R19は水素、C1−C4アルキル、または二重結合炭素原子に結合したとき存在し ない;R7は水素またはC1−C4アルキルである; 7) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;C19は水素またはC1−C4アルキル;R13 およびR14は、それぞれ独立して、水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリー ル、C7−C10アリー ルアルキル、アセチル、ベンゾイル、トシルまたは、一緒になってフタリルを表 す。 3.式(I)の化合物が以下のものから選択される請求項1に記載の方法: N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボ キサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド ; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−1 7β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カ ルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17−カルボ キサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン− 17−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3β−ヒドロキシ−アンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキ サミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフェニル )プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン −17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフェニル )プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボ キサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−クロロフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−クロロフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキ サミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオロメチ ル)フェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス ト−1−エン−17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオロメチ ルフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17 β−カルボキサミド; 17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ −2−イル)カルバモイル−アンドロスタ−4,6−ジエン−3−カルボキシレ ート; 17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ −2−イル)カルバモイル−1,3,5(10)−エストラトリエン−3−カル ボキシレート; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−6−アザ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミ ド;および N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−カル ボキサミド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I)で示される化合物: [式中、 記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; Zは一重結合、または直鎖もしくは分岐鎖C1−C5アルキレンであり; 18は水素またはC1−C4アルキルであり; R22、R23およびR24は、それぞれ独立して、水素、任意に置換されたC1−C1 0 アルキル;C5−C7シクロアルキル、C6−C10アルキルシクロアルキルまたは シクロアルキルアルキル、C6−C10アリール、C7−C14アリールアルキルまた はアルキルアリール、ヘテロサイクリル、ヘテロアリール、ヘテロサイクリルア ルキル、およびヘテロアリールアルキルから選択される] を調製する方法であって、式(II)で示される化合物 上記のように定義する] を、式(III)で示される化合物 [式中、R22、R23およびR24は上記のように定義され、Yは水素、または−O −Yが活性化脱離基となるような基を表す] と反応させることを含んでなる方法。 記載の方法: 1) 式中、R3は水素またはC1−C4アルキル;およびR2は水素または−OR2’( ここで、R2’は水素またはC1−C4アルキル)である; 2) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R1、R6、R7およびR19は、それぞれ独立して、水素またはC1−C4アルキル である; 3)式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;およびR19は水素またはC1−C4アルキル である; 4) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R4は水素、C1−C4アルキル、C6−C10アリール、C7−C10アリールアルキ ル、アセチル、ベンゾイル、またはトシル;R7は水素またはC1−C4アルキル ;R19は水素またはC1−C4アルキルである; 5) 式中、記号−−−は、一重または二重結合;R4は水素、C1−C4アルキル、C6 −C10アリール、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、または トシル;R7は水素またはC1−C4アルキル;R19は水素またはC1−C4アルキ ルである; 6)式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R19は水素、C1−C4アルキル、または二重結合炭素原子に結合したとき存在し ない;R7は水素またはC1−C4アルキルである; 7) 式中、記号−−−は、それぞれ独立して、一重または二重結合; R7は水素またはC1−C4アルキル;C19は水素またはC1− C4アルキル;R13およびR14は、それぞれ独立して、水素、C1−C4アルキル 、C6−C10アリール、C7−C10アリールアルキル、アセチル、ベンゾイル、ト シルまたは、一緒になってフタリルを表す。 3.R22、R23およびR24の一つが、任意に置換されているC6−C10アリール 基、および他の二つがC1−C4アルキル基またはC1−C3ペルフルオロアルキル 基である請求項1に記載の方法。 4.式(I)の化合物が以下のものから選択される請求項1に記載の方法: N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボ キサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド ; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−1 7β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カ ルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β−カル ボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン− 17β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3β−ヒドロキシ−アンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−メチルフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p− メチルフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフェニル )プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン −17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−フルオロフェニル )プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボ キサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−クロロフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン− 17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−クロロフェニル) プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキ サミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオロメチ ル)フェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロス ト−1−エン−17β−カルボキサミド; N−[1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(p−トリフルオロメチ ルフェニル)プロプ−2−イル]−3−オキソ−アンドロスト−4−エン−17 β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4−メチ ル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−1−エン−17β−カルボキ サミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−4−メチ ル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスタン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2− イル)−4−メチル−3−オキソ−4−アザ−5α−アンドロスト−16−エン −17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキ ソ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミド; N−(1,1,1−トリフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イル)−3β−ヒ ドロキシ−アンドロスト−5−エン−17β−カルボキサミド; N−(2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキソ−4−アザ−5α−アンド ロスト−1−エン−17β−カルボキサミド; N−(2−フェニルプロプ−2−イル)−3−オキソ−アンドロスト−4−エン −17β−カルボキサミド; 17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ −2−イル)カルバモイル−アンドロスタ−4,6−ジエン−3−カルボキシレ ート; 17β−N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ −2−イル)カルバモイル−1,3,5(10)−エストラトリエン−3−カル ボキシレート; N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−オキソ−6−アザ−アンドロスト−4−エン−17β−カルボキサミ ド;および N−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−フェニルプロプ−2−イ ル)−3−ヒドロキシエストラ−1,3,5(10)−トリエン−17β−カル ボキサミド。 5.式(III)において、Yが、任意に一またはそれ以上のフッ素原子により 置換されているアルキルスルホニル基、およびアリールスルホニル基から選択さ れる請求項1に記載の方法。
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