JP2001521878A - 植物病原性微生物に対する農薬 - Google Patents

植物病原性微生物に対する農薬

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Abstract

(57)【要約】 ラクトペルオキシダーゼ、チオシアン酸塩および/またはヨウ化物、および過酸化水素供与系、特にグルコースオキシダーゼおよびグルコースを含む処方が、真菌および細菌などの植物病原性微生物の制御に有用である。好ましくは、この処方は油を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、草木などの植物の病原性の細菌および/または真菌を制御する組成
物、およびその組成物を適用する方法に関する。
【0002】 (背景技術) 細菌および/または真菌などの微生物に対しては、種々のタイプの農薬(殺微
生物剤)がある。その多くは合成薬剤であって、ヒト、動物および環境に対して
障害を与える可能性がある。これらの薬剤には、制御対象の微生物が耐性を有す
ることになるという欠点がしばしばある。従って、関連病原菌を制御する新しい
薬剤が待たれている。
【0003】 いくつかの殺真菌剤について知られているところによると、その効力は温度に
関連し、また一定の湿気にも依存する。野外で生育するような草木を処置するの
に、このような使用上の制限条件は大きい欠点となる。同様の問題が温室で農作
物を栽培する場合にも生じる。
【0004】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 従って、本発明の目的は、上記したような欠点がなく、草木の病原性細菌およ
び真菌をその場で制御するのに用い得る新しい農薬(殺微生物剤)を提供するこ
とである。
【0005】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 本発明の目的を達成するための組成物は、ラクトペルオキシダーゼ、チオシア
ン酸塩(SCN-)および/またはヨウ化物(I-)、および過酸化水素供与系、
特にグルコースオキシダーゼおよびグルコースを含む。グルコースオキシダーゼ
/グルコース系に加えて、他の水素供与系も使用でき、例えば、過炭酸ナトリウ
ムや安定化過酸化水素が使用できる。
【0006】 本発明のこの新しい薬剤の利点は、耐性が生じるおそれが非常に少ないか、ま
ったくないことである。さらに、この薬剤は天然のものに基礎を置いている。
【0007】 ラクトペルオキシダーゼの抗微生物作用自体は公知であり、例えば、ヨーロッ
パ特許第0514417および国際出願WO97/26908に記載されている
。しかし、これらは、化粧品の保存やヒトおよび動物の医療目的にこのいわゆる
LP系(ラクトペルオキシダーゼ系)を適用することに関する。草木やその部分
における微生物感染の処置は、ヒトや動物におけるのとまったく異なる(そして
しばしば非常に多様な)条件でなされるので、ラクトペルオキシダーゼに基づく
既知系が、植物病原菌に対しその場での殺生物作用をも有するかどうかは明確で
はない。
【0008】 上記したように、農産物や樹木などの植物の多くは、野外で生育し、風、雨、
日光、温度変化などの気象条件の支配を受ける。これらのすべての因子は酵素を
基とする系の効力を低下し得る。酵素は化学農薬に比べると比較的敏感である。
このことから当業者は、ラクトペルオキシダーゼを基とする農薬の有用性と広範
な適用性をすぐには評価しないであろう。
【0009】 本発明の好ましい実施態様において、油ベースも本組成物に添加される。組成
物中に比較的少量の油ベースを含有すると、組成物の効果がさらに驚くべき程度
に改善される。
【0010】 油を入れる目的は、植物の葉などの部分における組成物の優れた分布とその蒸
発の防止である。蒸発は水性組成物ではよく起きる。この組成物の活性は具体的
な温度および相対湿度に依存しない。組成物に対する耐性が生じる可能性は小さ
い。この系には、抗生物質などが有するような微生物に対する特殊な作用がない
からである。植物、動物およびヒトの細胞は、この系に感受性がない。
【0011】 本発明の組成物は、例えば、水性溶液1リットルにつき、少なくとも10mg
のラクトペルオキシダーゼ;少なくとも50I.Eのグルコースオキシダーゼ;
少なくとも0.05%のグルコース;少なくとも25mgのヨード化物(I-) ;少なくとも5mgのチオシアン酸塩(SCN-);所望により最大1%の油ベ ースを含む。最大0.2%の拡散剤が所望によりさらに存在し得る。 本発明の
組成物は、好ましくは、水性溶液1リットルにつき、少なくとも50mgのラク
トペルオキシダーゼ;少なくとも100I.Eのグルコースオキシダーゼ;少な
くとも0.1%のグルコース;少なくとも50mgのヨード化物(I-);少な くとも10mgのチオシアン酸塩(SCN-);所望により最大0.1%の油ベ ースを含む。最大0.1%の拡散剤が所望によりさらに存在し得る。
【0012】 組成物の優れた活性が得られるのは、組成物が水性溶液1リットルにつき、1
0−100mg、好ましくは30−70mgのラクトペルオキシダーゼ;50−
1000I.E、好ましくは100−250I.Eのグルコースオキシダーゼ;
0.05−2%、好ましくは0.1−1%のグルコース;25−200mg、好
ましくは50−100mgのヨード化物(I-);5−50mg、好ましくは1 0−20mgのチオシアン酸塩(SCN-);所望により0.01−2%、好ま しくは0.2−1%の油ベースを含む。所望により加えられる拡散剤は、0.0
1−0.2%、好ましくは0.05−0.07である。
【0013】 油ベースは、少なくとも油と水性溶液中の油を乳化する物質とから常になり、
水中油型エマルションを形成する。乳化する物質は、単独の乳化剤であり得るが
、油自体で形成されることもある。この場合、油が自己乳化性を有す。この自己
乳化性油の製造は、油の修飾、例えばエキソキシ化によりなされる。当業者は、
その専門知識を基に特定の油に最も適した乳化剤を選択できる。
【0014】 油ベースに使用される油は、鉱物油、植物油、動物油の群から選ばれる。ある
いは、1以上のこれらの群に由来する1以上の油の混合物である。推奨される油
は、抗微生物作用を大なり小なりすでに本来有しているものである。
【0015】 植物油の例としては、ピーナッツ油、胡麻油、種油、亜麻仁油、ヒマシ油、大
豆油トウモロコシ胚芽油、綿実油がある。これらのうちピーナッツ油が本発明の
目的に特に適していることが分かった。
【0016】 動物油の場合、例えば、ニシン油やサバ油などの魚油が選ばれる。適当な鉱物
油は、例えば、種々のタイプのパラフィン油やケロシンタイプ油である。
【0017】 処理する表面への組成物の分布をさらに容易にするために、1以上の拡散剤を
組成物または油ベースに加えることができる。この分野の当業者は適当な拡散剤
の選択が容易にできる。この拡散剤は通常、非イオン性の表面張力低下物質であ
る。エトキシ化アルコール、例えば Volpo T7(商標)およびホスファチディル 脂質、例えば Nathin 130(商標)が推奨される。
【0018】 本発明の組成物の特に適切な態様において、油ベースは、少なくとも80−9
0、好ましくは85部の油;5−15、好ましくは10部の乳化剤;所望により
1−10、好ましくは5部のレシチン・フラクションからなる。所望により0.
01−0.2%、好ましくは0.05%の拡散剤を水性溶液1ルットル当り組成
物に添加できる。
【0019】 好ましい態様において、本発明の組成物は、ピーナッツ油からなる油ベース、
乳化剤 Atlas 1086 (ICI)(商標)などのポリオキシエチレン・ソルビトール・ ヘキサオレエート、および Nathin (ENR)(商標)などのホスファチディル脂質か
らなるレシチン・フラクション、さらに volpo T7 (CRODA)(商標)などのエト キシ化アルコールを含む。
【0020】 組成物の活性をその場で長くするために、1以上の接着剤を添加できる。接着
剤によって、例えば、組成物の構成成分が雨などの状態のために植物から流出す
るのが防がれる。接着剤の選択もこの分野の当業者なら市販品から簡単に選択で
きる。例として、デンプン、キサンテンガムやアラビアゴムなどのガム類、カル
ボキシメチルセルロース(CMC)がある。
【0021】 組成物の適用は、噴霧、スプリンクラー、噴射、上方噴霧、散水、投入、滴下
灌漑などの手段でなされる。組成物を適用するのに特に優れた方法は、低量法(
霧状)と高量法の両方による噴霧である。滴下灌漑は鉱物ウールなどの生育基質
の培養系に使用できる。本発明の薬剤は消毒滴下灌漑系でも使用できる。この2
種の場合、油性基質の存在は最適の結果を得るために厳密には必ずしも必要でな
い。組成物を含有する浴への投入は、植物の部分、特に球根、塊茎、果実などの
収穫可能な部分を処置するのに特に適当である。
【0022】 本発明の組成物は種々の形で市販できる。推奨される形態は、酵素のラクトペ
ルオキシダーゼの活性をできるだけ長引かせ得るものであり、これによって製品
の在庫寿命が伸びる。酵素ラクトペルオキシダーゼの活性は、過酸化水素供与体
が存在するとすぐに始まる。本例では、グルコースオキシダーゼ/グルコース系
が過酸化水素供与体である。従って、推奨されるのは、少なくとも決まった形の
適用においては、過酸化水素供与体と酵素ラクトペルオキシダーゼとは隔離する
ことである。さらに、油ベースと拡散剤とも所望により別個に包装される。
【0023】 本発明の特定の態様において、従って、組成物を形成するキットが形成される
。キットは、少なくともラクトペルオキシダーゼおよび所望により接着剤からな
る所望による濃縮の酵素組成物、少なくともグルコースオキシダーゼおよびグル
コース、チオシアン化塩および/またはヨウ化物および所望により他の接着剤か
らなる過酸化水素供与組成物、および少なくとも油、所望により乳化剤、所望に
より拡散剤および所望により他の接着剤からなる油組成物を含む。これらの3組
成物は、本発明の組成物が得られるような比率で使用前に、互いに混合される。
【0024】 本発明の組成物は、乾燥または非乾燥の濃縮形態で所望に応じて市販できる。
それから最終組成物を得るのに水などで希釈または溶解する。
【0025】 本発明の組成物でよく制御される真菌類は、とりわけ下記のものである。Botr
yotinia spp(ハイイロカビ)、例えば B.fuckeliana (変態形成 Botrytis cine
rea)、Didymella spp、例えば D. bryonia(カボチャの Mycospherella)、D. l
ycopersici(トマトの癌)、Puccunia spp(銹菌)、例えば P. horiana(日本銹
菌)、Sphaerotheca spp(真性ウドンコ病)、例えば S. fuliginea(キウリの ウドンコ病)、S. pannose(バラのウドンコ病)、Erysiphe spp、Oidium spp、
Leveillula(真性ウドンコ病型)、Fusarium spp(足腐敗症および/または凋枯
病)、Phytophtora spp(足病および/または根病)、Pythium spp(足病)、Pl
asmopara、Peronospora、Sclerospora spp(綿毛状ウドンコ病型)、Rhizoctoni
a、Verticillium、Sclerotinia spp(斑点の原因)、Rhizopus、Penicillium sp
p((貯蔵)腐敗の原因)、Venturia spp(痂皮の原因)。
【0026】 本発明の組成物で処理し得る細菌感染は、とりわけ次のものである。Erwinia
chrysanthemi、Pseudomonas syringae、Xanthomonas campestris、Curtobacteri
um flaccumfaciens。
【0027】 本発明の組成物および方法が使用できるのは、広い意味での植物保護および病
原菌制御であって、例えば、農業、園芸、野菜栽培、装飾植物栽培,果実栽培、
球根栽培、鉢植植物栽培、林業、室内植物の消費者用産物である。樹木自体に加
えて、植物の部分も処置できる。球根、根茎、花、切り枝、果実などである。
【0028】 植物保護および病原菌制御の意味は、本発明においては予防的および治療的な
活動と理解される。大部分の事例において、すでに存在する病原菌を殺すことに
関する。しかし、いくつかの他の事例では、植物部分の予防的処置もなされる。
本発明の組成物は、活性となるのに遊離の水を必要とするが、乾燥した後に水を
加えて活性とすることもできる。
【0029】 本発明の組成物は、天然の農薬であるので、環境に優しい。 本発明はさらに、草木およびその部分についての植物病原性の細菌および/ま
たは真菌を制御する方法に関し、草木およびその部分に本発明の組成物を適用す
ることを含む。 本発明は下記の実施例でさらに明かにされる。なお、実施例は説明のためにの
み示される。
【0030】 (発明を実施するための最良の形態) 実施例1:Verticillium Lecanii に対する本発明の薬剤の直接的な活性 約10×1010個の胞子/gの濃度で、試験生物として使用される菌類のVert
icillium Lecaniiの胞子粉末を使用した。10gを秤り分け、100mlの水に懸 濁した。次いで、最短でも30分間、その胞子を浸漬したままにしておく。 本発明の該薬剤(500ml)を、表1に記載の成分で調製した。
【0031】
【表1】
【0032】 水溶液をクエン酸でpH6.5に調整した。次いで、胞子懸濁液(10ml)
を90mlの薬剤に添加した。続いて、ラクトペルオキシダーゼ系を、1、3、
5および15分で添加し、胞子に作用させ、各々の時点で1mlを取出し、ラク
トペルオキシダーゼ系を希釈するために水道水を用いて1000x希釈した。
【0033】 30μlを希釈溶液から取出し、SDA(Sabouraudデキストロース寒天)プ レート上にピペットで移した。24および48時間後の胞子の発生(萌芽)率(
%)を測定した。
【0034】 この率(%)をブランク(対照)と比較した。ブランクは、水(90ml)に
よって1000x希釈された10mlの胞子懸濁液と、SDA上に置いた液滴(
30μl)を包含する。この実験を21℃で実施した。
【0035】 このやり方において、1分以内に本発明の薬剤によって、Verticillium Lecan
iiが99%殺生されたということが明らかになった。
【0036】 実施例2:本薬剤が24時間活性であった後のVerticillium Lecaniiに対する
活性 この実験は、ラクトペルオキシダーゼ系を最初に24時間、500mlのレト
ルト(蒸留器)で貯蔵し、その後に胞子懸濁液を添加する違いはあるが、実施例
1に記載のように行った。これは、該系が24時間後も依然活性であるかどうか
を探索する目的であった。
【0037】 この薬剤によって、およびその系が24時間活性であった後でも、Verticilli
um Lectaniiは、なお1分以内に99%殺生された。
【0038】 実施例3:Verticillium Lecaniiに対するI-を含まない薬剤の活性 この実験は、KI-が存在しない薬剤を用いて実施例1に記載のように行った 。酵素系を開始直後の胞子に対する活性のみをここでは試験した。
【0039】 Verticillium Lecaniは、この組成物および態様によって25%殺生されただ けであった。これは、I-の添加が菌類に対する殺生物活性を顕著に増加させる ことを示す。
【0040】 実施例4:Verticillium Lecaniiに対するSCN-を含まない薬剤の活性 この実験は、KSCN(SCN-)が存在しないという違いはあるが、実施例 1に記載のように行った。胞子に対する直接の活性を試験した。 Verticillium Lecaniiは、本発明の薬剤によって99%殺生された。
【0041】 実施例5:異なる温度でのVerticillium Lecaniiに対する薬剤の活性 この実験は、2つの異なる温度(37℃±10℃)以外は、実施例1に記載の
ように行った。 Verticillium Lecaniiは、本発明の薬剤によって1分以内に両温度で99%殺
生された。
【0042】 実施例6:Botrytis cinereaに対する薬剤の活性 Verticillium Lecanii胞子の代わりにBotrytis cinerea胞子を用いて実施例1
に記載のように行った。30および60分間のインキュベーションの後、胞子の
生存数を測定した。 99%以上のBotrytis cinerea胞子が30分以内で該薬剤によって殺生された
【0043】 実施例7:Sphaerotheca fuliginea(キュウリウドンコ病原菌)に対する本発 明の薬剤の直接的な効果 プラスチックのペトリ皿(直径9cm)を5つ用いて、バイオアセッセイのた めに使用した。各ペトリ皿を、8〜10mm寒天の層で充填した。この寒天は、
1リットルの水で寒天粉末(10g)を溶解させ、これを沸騰させて調製された
。この後、この寒天をビーカーに移し、冷水浴中に静置した。この寒天溶液を約
50℃に冷却したときに、ペトリ皿に充填した。固体化する直前(30〜40℃
で)に、打ちぬいた丸いキュウリの葉を寒天に並べた。打ちぬいた葉は、ペトリ
皿と同じ直径を持ち、寒天に葉の裏面を下向きに並べる。この方法において、こ
の葉の新鮮さを約14日間保持することができる。
【0044】 次に、打ちぬいた葉をSphaerotheca fuligineaによって接種した。新しいウド
ンコ病を持つキュウリの葉を、この目的のために十分な噴霧によってすすぎ流し
た。ウドンコ病胞子を有するすすぎ水をビーカーに集めた。打ちぬいた葉を有す
るバイオアッセイの各皿を、Badger sprayer(2バール)を用いて、このすすぎ水 で噴霧した。これらの皿を空気中で乾燥させ、相対湿度(RH)75%の空間に入れ
て蓋をする。RH75%は、NaCl(150g)を水(100ml)に溶解させる
ことによって得られた。このNaCl溶液を、ガーゼで覆ったバイオアッセイ用
シャーレを並べ得る密閉容器中に入れた。
【0045】 打ちぬいた葉にドンコ病原菌による接種1〜2日間後、バイオアッセイ皿を本
発明の種々の薬剤を用いて噴霧した。水および化学噴霧は、対照として包含する
【0046】 バイオアッセイ皿をBadger 噴霧器(2バール)を用いて噴霧し、空気中で乾燥さ
せた。密閉ペトリ皿を、RH75%を有する飽和塩溶液の上に置いた。
【0047】 ウドンコ病原菌を接種した6〜7日後に、ウドンコ病の出現およびウドンコ病
葉の百分率についてバイオアッセイ皿を調べた。必要で、可能であれば、打ちぬ
いた葉を再び本発明の薬剤で、ウドンコ病原菌接種7日後に噴霧した。2度目の
噴霧5日後、打ちぬいた葉をもう一度調べた。500mlの薬剤を表2の成分で
調製した。
【0048】
【0049】 この濃度で、この薬剤は、Sphaerotheca fuligineaに対して約20〜25%の
対照結果を与えた。
【0050】 実施例8:種々のラクトペルオキシダーゼ濃度での薬剤の活性 この実験は、30mg/lのラクトペルオキシダーゼの代わりに、濃度100 mg/lのラクトペルオキシダーゼ(50mg/500ml)を使用するを違い はあるが、実施例7に記載のように行った。 この濃度で、該薬剤は、Spharotheca fuligineaの約55〜65%の対照結果 を与えた。
【0051】 実施例9:種々のラクトペルオキシダーゼ濃度および油ベースでの薬剤の活性
この実験は、実施例7に記載の成分に加えて、ピーナッツ油からなる油ベース、
乳化剤 Atlas 1086(商標)(ICI)および拡散剤Nathin130(商標)+Vol
poT7(商標)を添加する違いはあるが、実施例7に記載のように行った。油ベ
ースを1:250の濃度で添加した。
【0052】 30mg/lラクトペルオキシダーゼ+油ベースを有する薬剤は、Sphaerothe
ca fuligineaに対して約50〜55%の対照結果を与え、100mg/lラクト
ペルオキシダーゼ+油ベースを有する薬剤は、Sphaerotheca fuligineaに対して
約80〜95%の対照結果を与えた。
【0053】 化学対照は、Sphaerotheca fuligineaに対して約80〜90%の対照結果を与
えた。水は、Sphaerotheca fuligineaに対する顕著な対照結果を示さなかった。
【0054】 実施例10:キュウリ植物体でのSphaerotheca fuligineaに対する薬剤の活性
を試験するための半野外実験 10〜15の若いキュウリ植物体を、温室に置いた密閉ケージ中に静置した。
キュウリ植物体は、噴霧されず、ウドンコ病に耐性ではない。約60cmの高さ
で、4〜5枚のキュウリ植物体の葉を持つ。該植物体は、ウドンコ病の胞子溶液
を該植物に噴霧することによって、1日目にウドンコ病を接種した(ウドンコ病
胞子を得るためには実施例7を参照)。7日目に該植物体を本発明の薬剤、水ま
たは化学対照で処理した。処理は、約5バールで噴霧ランス(lance)によって 、植物の上から噴霧した。8日目および次の日の植物体について、ウドンコ病損
傷率(%)を調べた。必要であれば、本発明の種々の薬剤によって2回目の噴霧
を14日目に行った。 噴霧前の初期損傷は、本発明の薬剤で処理した植物に対して50%であり、化
学対照で処理した植物に対して50%であった。 1000mlの薬剤を表3の成分から調製した。
【0055】
【0056】 この濃度での該薬剤は、Sphaerotheca fuligineaに対して約80%の対照結果
を与えた。化学対照は、Sphaerotheca fuligineaに対して約40%の対照結果を
与えた。
【0057】 実施例11:キュウリ植物体でのSphaerotheca fuligineaに対する拡散剤の添
加による該薬剤の活性を試験するための半野外実験 拡散剤を添加する違はあるが、実施例10に記載のように行った。拡散剤Volp
o T7(商標)の濃度は0.05%であった。噴霧前のウドンコ病による初期損傷
は、35〜40%であった。 この濃度で、拡散剤を含まない薬剤は、水に関して約85%のSphaerotheca f
uligineaに対する対照結果を与えた。この濃度で、追加の添加物として拡散剤を
有する薬剤は、Sphaerotheca fuligineaに対して約99%の対照結果を与えた。
【0058】 実施例12:キュウリ植物体でのSphaerotheca fuligineaに対する拡散剤を含
むおよび含まない薬剤の活性を試験するための野外実験 野外実験のために使用した方法は、完全に成長した植物体を温室内で使用し、
噴霧をナップサック噴霧器または噴霧barrowどちらかによって実施する違いはあ
るが、実施例10の半野外試験に記載の方法と同様であった。 1000 lの薬剤を表4の成分で調製した。
【0059】 噴霧前のキュウリ植物体でのSphaerotheca fuligineaによる初期損傷は、80
〜90%であった。拡散剤なしでまたは拡散剤を用いる処理を行った。
【0060】
【0061】 拡散剤を有する薬剤は、Sphaerotheca fuligineaに対して約90%の対照結果
を与えた。拡散剤を含まない薬剤は、約75%の対照結果を与えた。
【0062】 実施例13:ラクトペルオキシダーゼの種々の濃度による、キュウリ植物体での
Sphaerotheca fuligineaに対する薬剤の活性 この実験は、ラクトペルオキシダーゼ(LP)濃度を次のように(70mg/
l、60mg/lおよび50mg/l)変える違いはあるが、実施例12に記載
のような方法で行った。 この実験において、ラクトペルオキシダーゼの種々の濃度には、違いは見出さ
れなかった。この3つのLP濃度の全ての対照結果は、約75〜85%であった
【0063】 実施例14:パプリカ植物体でのLeveillula trauricaに対する薬剤の活性 この実験は、キュウリの代わりに、それと関連するウドンコ病原菌(Leveillu
la traurica)を持つパプリカを使用する違いはあるが、ナップサック噴霧器を 用いる実施例12に記載のような方法で行った。拡散剤は使用しなかった。
【0064】 この濃度で、該薬剤は、パプリカでのウドンコ病原菌(Leveillula traurica )に対して約60〜70%の対照結果を与える。
【0065】 実施例15:トマト植物体上のOiduim lycopersicumに対する薬剤の活性 この実験は、キュウリの代わりに、それと関連するウドンコ病原菌(Oiduim l
ycopersicum)を持つトマトを使用する違いはあるが、ナップサック噴霧器を用 いる実施例12に記載のような方法で行った。
【0066】 この濃度で、本発明の薬剤は、トマトでの病原菌(Leveillula traurica)に 対する約80〜85%の対照結果を与える。
【0067】 実施例16: Xsanthomonas campestrisに対する薬剤の活性 細菌溶液を、約108胞子/ml栄養培養基から調製した。500mlの薬剤 を表5の成分から調製した。
【0068】
【0069】 細菌懸濁液(10ml)を90mlの薬剤に添加した。次いで、該薬剤を5、
10、15および30分、細菌に作用させ、各時点毎に1mlを採取し、薬剤を
希釈するために栄養培養基で1000x希釈した。
【0070】 この希釈溶液からの0.1mlを取り出し、NUA(栄養寒天)上にピペット で移しかえ、培養した。72時間後のプレートについて細菌増殖を調べた。これ
をブランクと比較した。
【0071】 この実験を、21℃の温度、約pH7.5で行った。細菌(Xanthomonas camp
estris)をこの実験において使用した。
【0072】 このやり方において、本発明の薬剤によって5分以内でXanthomonas campestr
isが100%殺生された。
【0073】 実施例17:Pseudomonas syringaeに対する薬剤の活性 この実験は、Xsanthomonas campestrisの代わりに細菌(Pseudomonas syringa
e)を試験する違いはあるが、実施例16に記載のように行った。 該成分およびこのやり方で5分以内で、Pseudomonas syringaeが100%殺生
された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 リチャード・カレル・ファン・デル・パス オランダ、エヌエル−3066ヘーデー・ロッ テルダム、ヨシネ・シモンス−メースパド 20番 (72)発明者 クラース・ダニエル・クセンドラガー オランダ、エヌエル−5467デーエヌ・フェ ーヘル、エクスタードンク17番 (72)発明者 ヨハネス・アントニウス・マリア・マース オランダ、エヌエル−5421エヌケイ・ヘメ ルト、シント・ミカエルストラート12番 Fターム(参考) 4H011 AA01 BA01 BA05 BA06 BB18 BB21 BC03 BC06 BC10 BC18 BC19 BC20 BC22 BC23 DA16 DH10 DH14

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラクトペルオキシダーゼ、チオシアン酸塩(SCN-)およ び/またはヨウ化物(I-)、および過酸化水素供与系、特にグルコースオキシ ダーゼおよびグルコースを含み、植物病原微生物の制御、特に真菌および細菌の
    制御に使用するための組成物。
  2. 【請求項2】 さらに油ベースを含有することを特徴とする、請求項1の組
    成物。
  3. 【請求項3】 水性溶液1リットルにつき、 少なくとも10mgのラクトペルオキシダーゼ; 少なくとも50I.Eのグルコースオキシダーゼ; 少なくとも0.05%のグルコース; 少なくとも25mgのヨード化物(I-); 少なくとも5mgのチオシアン酸塩(SCN-); 所望により最大1%の油ベース を含む、請求項1または2の組成物。
  4. 【請求項4】水性溶液1リットルにつき、 少なくとも50mgのラクトペルオキシダーゼ; 少なくとも100I.Eのグルコースオキシダーゼ; 少なくとも0.1%のグルコース; 少なくとも50mgのヨード化物(I-); 少なくとも10mgのチオシアン酸塩(SCN-); 所望により最大0.4%の油ベース を含む、請求項1−3の組成物。
  5. 【請求項5】 水性溶液1リットルにつき、 10−100mg、好ましくは30−70mgのラクトペルオキシダーゼ; 50−1000I.E、好ましくは100−250I.Eのグルコースオキシ
    ダーゼ; 0.05−2%、好ましくは0.1−1%のグルコース; 25−200mg、好ましくは50−100mgのヨード化物(I-); 5−50mg、好ましくは10−20mgのチオシアン酸塩(SCN-); 所望により0.01−2%、好ましくは0.2−1%の油ベース を含む、請求項1−4の組成物。
  6. 【請求項6】 油ベースが、少なくとも油と、水性溶液中の油を乳化する物
    質、特に乳化剤とからなり、水中油型エマルションを形成することを特徴とする
    、請求項2−5の組成物。
  7. 【請求項7】 水性溶液中の油を乳化する物質が油自体からなり、油が自己
    乳化性を有することを特徴とする、請求項6の組成物。
  8. 【請求項8】 油ベースに使用される油が、鉱物油、植物油、動物油の群か
    ら選ばれることを特徴とする、請求項6または7の組成物。
  9. 【請求項9】 植物油が、ピーナッツ油、胡麻油、種油、亜麻仁油、ヒマシ
    油、大豆油、トウモロコシ胚芽油、綿実油よりなる群から選ばれることを特徴と
    する請求項8の組成物。
  10. 【請求項10】 動物油が、ニシン油およびサバ油よりなる群から選ばれる
    魚油であることを特徴とする請求項8の組成物。
  11. 【請求項11】 鉱物油が、パラフィン油およびケロシンタイプ油よりなる
    群から選ばれることを特徴とする請求項8の組成物。
  12. 【請求項12】 組成物がさらに1以上の拡散剤を含有することを特徴とす
    る、請求項2−11の組成物。
  13. 【請求項13】 拡散剤が非イオン性の表面張力低下物質であって、例えば
    、Volpo T7(商標)などのエトキシ化アルコールおよび Nathin 130(商標)な どのホスファチディル脂質から選ばれることを特徴とする、請求項12の組成物
  14. 【請求項14】 拡散剤の濃度が、水性溶液1ルットル当り0.01−0.
    2%、好ましくは0.05%であることを特徴とする、請求項12または13の
    組成物。
  15. 【請求項15】 油ベースが、少なくとも 80−90、好ましくは85部の油; 5−15、好ましくは10部の乳化剤; 所望により1−10、好ましくは5部のレシチン・フラクション からなることを特徴とする、請求項2−14の組成物。
  16. 【請求項16】 油がピーナッツ油、乳化剤がICI Atlas1087(商標)、レシ
    チン・フラクションがNathin 130(商標)、拡散剤が Volpo T7(商標)であるこ
    とを特徴とする、請求項15の組成物。
  17. 【請求項17】 組成物がさらに1以上の接着剤を含むことを特徴とする、
    請求項1−16の組成物。
  18. 【請求項18】 接着剤が、例えば、デンプン、キサンテンガムやアラビア
    ゴムなどのガム類、カルボキシメチルセルロース(CMC)から選ばれることを
    特徴とする、請求項17の組成物。
  19. 【請求項19】 水性溶液1リットルにつき、 70mgのラクトペルオキシダーゼ; 250I.Eのグルコースオキシダーゼ; 0.25%%のグルコース; 100mgのヨード化物(I-); 20mgのチオシアン酸塩(SCN-); 所望により、85部のピーナッツ油、10部のICI Atlas1087(商標)乳化剤、
    5部のNathin 130(商標)レシチン・フラクションからなる0.4%の油ベース
    ; 所望により、0.5%の Volpo T7(商標)拡散剤 を含む、請求項1−18の組成物。
  20. 【請求項20】 草木およびその部分、特に球根、塊茎、果実などの収穫可
    能な部分に対する植物病原性細菌および/または真菌を制御する方法。
  21. 【請求項21】 草木およびその部分に請求項1−19の組成物を適用する
    ことを含む、草木およびその部分に対する植物病原性細菌および/または真菌を
    制御する方法。
  22. 【請求項22】 組成物が、噴霧、スプリンクラー、噴射、上方噴霧、散水
    、投入、滴下灌漑の手段で適用される、請求項21の方法。
  23. 【請求項23】 請求項1−19の組成物の濃縮形態。
  24. 【請求項24】 請求項1−19の組成物を形成するためのキットであって
    、少なくともラクトペルオキシダーゼおよび所望により接着剤からなる所望によ
    る濃縮の酵素組成物、少なくともグルコースオキシダーゼおよびグルコース、チ
    オシアン化塩および/またはヨウ化物および所望により他の接着剤からなる過酸
    化水素供与組成物、および少なくとも油、所望により乳化剤、所望により拡散剤
    および所望により他の接着剤からなる油組成物を含み、これらの3組成物が、本
    発明の組成物が得られるような比率で使用前に、互いに混合されるキット。
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