JP2001521768A - 滑り抵抗底を備えた靴カバー - Google Patents

滑り抵抗底を備えた靴カバー

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JP2001521768A
JP2001521768A JP2000518569A JP2000518569A JP2001521768A JP 2001521768 A JP2001521768 A JP 2001521768A JP 2000518569 A JP2000518569 A JP 2000518569A JP 2000518569 A JP2000518569 A JP 2000518569A JP 2001521768 A JP2001521768 A JP 2001521768A
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リーザ エム シー スワンゴ
ティモシー ダブリュー リーダー
トーマス エイチ ルースラー
フランクリン エム シー チェン
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キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B3/00Footwear characterised by the shape or the use
    • A43B3/16Overshoes

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 滑り抵抗特性を有する靴または足カバーを提供する。特に、該足カバーは、高分子材料から作製された滑り抵抗部分であって、好ましくは該足カバーの底表面に取り付けられている滑り抵抗部分を有する。該高分子材料は、メタロセン触媒により得られた分枝コポリマーであって、ゴム類似の特性を有するものを含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に、靴カバーなどの衣類であって、滑り抵抗特性を有するもの
に関する。
【0002】 (背景技術) 一般的に知られているように、手術用ガウン、手術用ドレープ、及び靴カバー
(本願明細書においては集合的に「手術用物品」という。)などの保護衣類は、
液体及び/または空気により伝送される汚染物質が手術用物品を通って透過する
のを、完全に防止することは不可能であるにしても、著しく低減するように設計
されている。手術的処置の状況下におけるそのような液体の出所には、ガウン着 用者の発汗、血液などの患者の体液、並びに血漿及び生理食塩水などの生命維持
用の液体が含まれる。空気により伝送される汚染物質には、バクテリア、ウィル ス及び菌類の胞子などの生物学的汚染物質が含まれるが、これらに限られない。 また、このような汚染物質には、糸くず、鉱物微粒子、塵、皮膚の鱗片及び呼吸
による飛沫などの粒状物質が含まれる場合もある。 これらの手術用物品の多くは、元来綿またはリネンから作製されるものであっ
て、手術室内で使用するに先立って滅菌される。多くの場合、綿またはリネンで
形成されている手術用物品では、空気により伝送される汚染物質が該手術用物品
を通って透過するのを、十分にバリヤし防護することができない。 さらに、これらの物品は費用がかかり、また言うまでもなく、再利用の前には
洗濯及び滅菌が必要とされる。 使い捨ての手術用物品は、これも使用に先立って滅菌が必要とされることがあ
るが、広い範囲でリネンの手術用物品の代用とされている。場合により、このよ
うな使い捨ての手術用物品は、スパンボンドポリエチレンまたは不織ラミネート
(例えば、スパンボンド/溶融ブロー/スパンボンドラミネート)などの不織多
孔質材料で形成されることがある。
【0003】 手術用ガウン及びドレープなど、手術用物品の中には、着用者にゆるやかにフ
ィットし、あるいは被らせるように設計されるのが一般的であるものもある。手
術用ガウン及びドレープは、着用者の動きに対していくらかの引張り力を受ける
ことがあるが、該ガウン及びドレープは、通常、靴カバーなどの形状に一層適合
させる手術用物品が受け得るような負荷圧力または突然の引張りまたは剪断力を
受けることはない。かくして、靴カバーなどの形状に適合させる手術用物品を設
計する者にとっての課題の一つとして、これらの物品を形成しているファブリッ
ク中の縫い目を十分に堅固なものとして、該物品がそのような負荷圧力、引張り
及び/または剪断力に耐え得るものとなるようにすることがある。 また、靴カバーの場合についていえば、一般に滑らかに設計されている手術室
の床または病院の床が、手術的処置の間に発生し得る前記のような液体によって
汚れることは珍しくない。かくして、靴カバーを設計する者にとっての別の課題 として、コスト効率の高い滑り抵抗靴カバーを設計することがある。
【0004】 従来、靴カバーには、該靴カバーに滑り抵抗特性を付与するために、ホットメ
ルト接着剤などの牽引力接着剤がコーティングされていた。該牽引力接着剤は、
一般に、特定のパターンにしたがって該靴カバーの上にスプレー、コーティング
または印刷されていた。このような接着剤は、それ自体限定的な牽引力を付与す
る不織ポリマーラミネートから作製される靴カバーと併用するのに十分に好適で
あることが見出されていた。 しかしながら、残念なことに、ホットメルト接着剤はいくらか粘着性を有する
ため、該接着剤は経時的に塵及び他の微細粒子により覆われるようになる傾向を
有する。一旦そのような粒子によりコーティングされると、接着剤はその滑り抵 抗特性の大半を失い始める。さらに、ホットメルト接着剤はまた、靴カバーを製
造するのに使用する装置を汚染する傾向を有する。 かくして、現在、改良された滑り抵抗特性を有する足カバーに対する要求があ
る。特に、従来使用されていた接着剤に比べて粘着性が低く、また使用の間に塵 及び他の粒子を集めてしまうことにならない、靴カバーに使用するための滑り抵
抗材料についての要求が存在する。このような改良された足カバーが本発明によ って提供され、以下の詳細な説明を参照することによってさらに明らかになろう
【0005】 (発明の開示) 本発明は、上記のような従来技術の構成及び方法の欠点及び不足部分を認識し
、これに取り組むものである。 すなわち、本発明は、滑り抵抗特性を有する改良された靴カバーを提供するこ
とを目的とする。 また、本発明は、滑り抵抗部分を備えた靴カバーであって、該部分が靴カバー
の底部に取り付けられ、従来使用されていた接着剤に比べて粘着性の低い高分子
材料から作製されるものを提供することを目的とする。 本発明はまた、滑り抵抗部分を備えた靴カバーであって、該部分がポリマーか
ら作製され、圧縮された際に表面にしっかりとグリップし、適合するものを提供
することを目的とする。 さらに、本発明は、滑り抵抗部分を備えた靴カバーであって、該部分がメタロ
セン触媒により得られたポリマーから作製されるものを提供することを目的とす
る。 また、本発明は、滑り抵抗部分を備えた靴カバーであって、該部分がメタロセ
ン触媒により得られたエチレンとオクタンとのコポリマーから作製されるものを
提供することを目的とする。 本発明はさらに、滑り抵抗部分を有する靴カバーであって、該部分が、比較的
低い室温での密度及び弾性率を有する高分子材料から作製されるものを提供する
ことを目的とする。
【0006】 本発明のこれらの目的及びその他の目的は、滑り抵抗特性を有する足カバーを
提供することにより達成される。該足カバーは、着用者の足または靴を包囲する
ように形成された形状を有する胴部を備える。該胴部は、前記足カバーが着用さ れた際に地面と接触するように設計された底部分を規定する。1つ以上の滑り抵
抗部分が、胴部の外表面に固定され、底部分に重ねて取り付けられる。該滑り抵
抗部分は、メタロセン触媒により得られたポリマーを含有する高分子材料を含む
。 特に、前記メタロセン触媒により得られたポリマーは、ポリオレフィンの分枝
コポリマーを含む。好ましくは、該コポリマーは、1,000個の炭素原子あた
り30個以上の枝を含有する。前記メタロセン触媒により得られたポリマーは、
例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレンと6個以上の炭素原子からなる炭素
鎖を有する炭化水素(例えばアルキレン)とのコポリマーであってよい。好適な
炭化水素は、オクタンまたはヘキサンであり得る。 一態様において、前記メタロセン触媒により得られたポリマーは、ポリエチレ
ンとオクタンとのコポリマーである。該コポリマーは、約20質量%以下のオク
タンを含んでいてよい。該コポリマーは、約104N/m2(105dyn/cm2 )〜約106N/m2(107dyn/cm2)の弾性率を有していてよく、また約
−40℃〜約−70℃のガラス転移温度を有していてよい。ポリマーの密度は、 該ポリマーが圧縮された際に表面に適合し得るように、比較的低い必要がある。 例えば、ポリマーの密度は、約0.6×103kg/m3(0.6g/cm3)〜 約1.0×103kg/m3(1.0g/cm3)の範囲、特に、約0.7×103 kg/m3(0.7g/cm3)〜約0.95×103kg/m3(0.95g/c
3)の範囲であってよい。
【0007】 本発明の足カバーに取り付けられる滑り抵抗部分は、完全にメタロセン触媒に
より得られたポリマーから作製されるものであってもよく、あるいは、所望によ
り他の添加剤を含んでいてもよい。例えば、該滑り抵抗部分は、メタロセン触媒 により得られたポリマーと混合された接着剤であって、滑り抵抗部分を足カバー
の胴部に接着するために適用されるものを含んでいてよい。接着剤の他に、滑り 抵抗部分はまた、他のポリマー、様々なフィラー、及び着色添加剤を含んでいて
よい。一般に、メタロセン触媒により得られたポリマーは、滑り抵抗部分中に、 約50質量%以上の量で存在する必要がある。 本発明の滑り抵抗材料は、任意の好適な方法により、足カバーに適用すること
ができる。例えば、該滑り抵抗部分を、固体フィルムとして、あるいは繰返しパ ターンとして、靴カバーの底に適用してよい。一態様において、滑り抵抗部分は 、間隔をおいて隔てられた複数のストリップを含んでいてよい。 本発明の足カバーの胴部を形成するのに使用する材料は、一般に臨界的なもの
ではない。例えば、足カバーを、織布、不織ファブリック、あるいはその他の材
料で作製してよい。一態様において、足カバーは、不織高分子ウェブの様々な層
を含むラミネートで作製することができる。例えば、該ラミネートは、第1の不
織スパンボンドウェブと第2の不織スパンボンドウェブとの間に配置された不織
溶融ブローウェブを含んでいてよい。 本発明の他の目的、特徴、及び観点について、以下にさらに詳細に説明する。
【0008】 (発明を実施するための最良の形態) 当業者にとって最良の形態を含む完全かつ実施可能な本発明の開示について、
本願明細書中の以下の記載及び添付した図面に、さらに詳細に記載する。 本願明細書及び図面中、参照されている特徴について繰返し使用している場合
には、本発明の特徴及び要素と同一のものあるいは類似のものを意味することを
意図するものである。 本願明細書において、“不織ファブリック”の語は、認識可能な規則性のない
様式で相互配列されている個々の繊維またはフィラメントの構造を有するファブ
リックを意味する。 本願明細書において、“スパンボンド繊維”の語は、溶融した熱可塑性材料を
、押出されるフィラメントの直径を有する複数の微細な、通常は円形の紡糸口金
のキャピラリからフィラメントとして押出し、次いで直ちに切断することにより
形成される繊維を意味する。これについては、例えば、アペルらの米国特許第4 ,340,563号明細書、ドーシュナーらの米国特許第3,692,618号
明細書、マツキらの米国特許第3,802,817号明細書、キニーの米国特許
第3,338,992号及び第3,341,394号明細書、レヴィの米国特許
第3,502,763号及び第3,909,009号明細書、及びドボらの米国
特許第3,542,615号明細書に記載されており、これら全ての開示内容は
本願明細書に含まれるものとする。 本願明細書において、“溶融ブロー繊維”の語は、溶融した熱可塑性材料を、
複数の微細な、通常は円形のダイキャピラリを通して、溶融した糸またはフィラ
メントとして高速の、通常は加熱したガス(空気)流中に押出し、そこで溶融し
た熱可塑性材料のフィラメントの直径を減少させることにより形成される繊維を
意味する。溶融ブロー繊維は、その後、高速のガス流によって搬送され、集積表 面上に堆積されて、ランダムに分配された溶融ブロー繊維のファブリックを形成
する。溶融ブロー法については、例えば、ブンチンの米国特許第3,849,2
41号明細書、マイトナーらの米国特許第4,307,143号明細書、及びウ
ィスネスキらの米国特許第4,663,220号明細書に記載されており、これ
ら全ての開示内容は本願明細書に含まれるものとする。
【0009】 当業者であれば、ここでの記述は、例示的な態様についての記載に過ぎないの
であって、さらに広い本発明の観点を限定することを意図するものではなく、こ
のさらに広い観点は例示的な構成により具体化されているのであるということが
理解されるはずである。 一般に、本発明は、靴カバーであって、該靴カバーが滑りやすい表面の上で着
用された際に着用者に牽引力を提供するための滑り抵抗特性を有するものに関す
る。該靴カバーは、該靴カバーの底にゴム類似の、エラストマー性高分子材料を 適用することにより、本発明にしたがって滑り抵抗を有するものとされる。圧縮
された際に、該高分子材料は隣接する表面に適合し、靴カバーに強化されたグリ
ップ類似の特性を付与する。特に有利な点は、本発明の高分子材料が、従来使用 されていた接着剤ほど粘着性及び付着性を有することなく、比較的高い摩擦係数
を有することにある。かくして、本発明の高分子材料は、塵及びその他の粒子に 接着しにくく、これらによって汚染されにくい。 牽引力を提供するために本発明にしたがって靴カバーに適用される滑り抵抗高
分子材料は、一般に、一態様において、シングルサイト束縛構造触媒により触媒
された熱可塑性ポリマーとして記述することができる。例えば、本発明の滑り抵 抗ポリマーは、メタロセン触媒により得られたポリオレフィンの分枝コポリマー
であってよい。
【0010】 本願明細書において、メタロセン触媒とは、シクロペンタジエンの金属誘導体
を意味する。メタロセンは、中性の、補助リガンドで安定化した遷移金属錯体で あって、次の一般式で表すことができる:
【0011】
【化1】
【0012】 (式中、 L1は、η−5結合を介して金属に結合したシクロペンタジエニルまたは置換 されたシクロペンタジエニル部分であり、 L2は、有機部分であって、シクロペンタジエニル部分であってもそうでなく てもよく、金属に強く結合しており、重合の間も金属に結合したままであるもの
であり、 Bは随意の橋かけ基であって、L1及びL2の動きを制限し、L1とL2の間の角
を変更するものであり、 Mは、例えばチタンまたはジルコニウムなどの金属であり、 X及びYは、ハロゲン化物または他の有機部分(メチル基など)である。) 例えば、一態様において、メタロセンは次のものであってよい:
【0013】
【化2】
【0014】 メタロセンは、1種またはそれ以上のモノマーの重合を誘導して、ポリマーを
形成させる触媒である。メタロセン触媒により得られたポリマーは、一般に、他
の種類の従来の触媒を用いて得られたポリマーよりも均一な分子量分布を有する
【0015】 本発明のポリマーは、上記の通り、好ましくは分岐したポリオレフィンのコポ
リマー、例えばポリエチレンまたはポリプロピレンのコポリマーである。特に、
メタロセン触媒により得られた分枝コポリマーは、従来使用されていた接着剤ほ
ど粘着性を有するものではないことが見出された。その一方で、該ポリマーはゴ ム類似の特性を有し、このため該ポリマーは滑り抵抗用途に十分好適なのである
。 一態様において、分枝コポリマーは、ポリエチレンまたはポリプロピレンと6
個以上の炭素原子からなる炭素鎖を有する炭化水素とのコポリマーから作製され
るものであってよい。このようなコポリマーの分子構造は、ポリオレフィンが主
鎖を形成し、そこから炭化水素の枝が出ているといったものである。ポリマーが
有する粘着性の大きさが最小となるようにするためには、コポリマ−が1,00
0個の炭素原子あたり約30個以上の枝を有することが必要であると考えられる
。 ポリオレフィンと共重合する炭化水素は、好ましくはアルキレンである。ポリ
マー中に使用する炭化水素の好適な例には、オクタン及びヘキサンが含まれる。 一般に、該炭化水素は、コポリマー中に、約20質量%以下の量で存在していて
よい。 本発明の好ましい一態様において、該ポリマーは、メタロセン触媒により得ら
れたエチレンとオクタンとのコポリマーである。例えば、本発明の足カバー中に
使用してよい市販のエチレン−オクタンコポリマーの一つに、ミシガン州ミッド
ランドのダウ・ケミカル社から入手可能なXU−58380.00プラストマー
がある。XU−58380.00ポリマーのメルトインデックスは、約8〜約1
2dg/分である。
【0016】 粘着性が低いことに加え、本発明の分枝コポリマーはゴム類似の特性を有し、
これがポリマーに高い摩擦係数を付与する。このゴム類似の特性は、該ポリマー が室温において比較的低い密度及び比較的低い弾性率を有するという事実に起因
しているものと考えられる。例えば、該ポリマーは、約104N/m2(105d yn/cm2)〜約106N/m2(107dyn/cm2)の弾性率を有していて よい。該ポリマーの密度は、約0.6×103kg/m3(0.6g/cm3)〜 約1.0×103kg/m3(1.0g/cm3)の範囲、特に、約0.7×103 kg/m3(0.7g/cm3)〜約0.95×103kg/m3(0.95g/c
3)の範囲であってよく、好ましい一態様において、密度は約0.87×103 kg/m3(0.87g/cm3)であってよい。該ポリマーのガラス転移温度は
、約−40℃〜約−70℃の範囲であってよい。 低い弾性率及び低い密度を有するため、前記ポリマーは圧縮性である。さらに
具体的には、靴カバーの底の上に着用がなされた場合のように、表面に対して圧
縮された際に、該ポリマーは該表面のトポロジーにしっかりと適合し、それによ
りポリマーと表面との間の摩擦係数が著しく増加する。 一般に、本発明の分枝コポリマーは、任意の好適な靴または足カバーに適用す
ることができる。さらに、該ポリマーは、様々な異なるデザインまたはパターン
にしたがって靴カバーに適用することができる。例えば、該ポリマーを連続フィ ルムとして、あるいは繰返しまたは非繰返しパターンにしたがって、靴カバーに
適用してよい。例えば、該ポリマーを、任意のデザインにしたがって平行なスト
リップとして、または環状の配置により、あるいは靴カバーに十分な牽引力を提
供し得る任意のパターンにしたがって、靴カバーに適用してもよい。
【0017】 前記分枝ポリマーを本発明にしたがって適用する靴カバーは、織布、ニット、
不織ファブリックなどの様々な材料及びファブリックから形成することができる
。例えば、一態様において、該靴カバーを高分子織布または不織高分子ファブリ
ックから作製することができる。高分子ファブリックは、特に、病院及び他の類
似の環境において着用されるように設計された靴カバーの構成に使用するのに、
格別好適である。例えば、そのような高分子ファブリック、特にそのような不織 高分子ファブリックを、様々な方法にしたがって製造することができる。そのよ
うな方法には、空気集積法、湿式集積法、ハイドロエンタングル法、スパンボン
ド、溶融ブロー、ステープルファイバーのカーディング及びボンディング、及び
溶融紡糸が含まれるが、これらに限られない。繊維自体は、様々な誘電材料から 作製することができる。そのような材料には、ポリエステル類、ポリオレフィン
類、ナイロン類、及びこれらの材料のコポリマーが含まれるが、これらに限られ
ない。繊維は比較的短いステープル長(通常は3インチ未満)の繊維であってよ く、あるいは、一般にスパンボンド法により製造されるようなさらに長い連続繊
維であってもよい。 本発明において使用することのできる不織高分子ファブリックは、単一の層ま
たは複数の層から形成することができる。多層の場合、これらの層を通常は並列
に、あるいは表面対表面の関係に配置し、これらの層の全てまたは一部を隣接す
る層に結合させてもよい。
【0018】 本発明の靴カバーを構成するのに使用し得る市販の不織高分子ファブリックに
は、キンバリー・クラーク社製のポリプロピレン不織ファブリックが含まれる。 例えば、一態様において、該不織ファブリックは、スパンボンド繊維から形成さ
れた少なくとも1層と、溶融ブロー繊維から形成された他の層とを含むラミネー
ト(例えば、スパンボンド/溶融ブロー(SM)不織ラミネート)であってよい
。他の態様において、該ラミネートは、溶融ブロー繊維から形成された少なくと
も1層であって、スパンボンド繊維から形成された2層の間に配置されたものを
含んでいてよい(例えば、スパンボンド/溶融ブロー/スパンボンド(SMS)
不織ラミネートなど)。これらの不織ラミネートの例は、ブロックらの米国特許
第4,041,203号明細書、コリエルらの米国特許第5,169,706号
明細書、及びボーンスレージャーの米国特許第4,374,888号明細書に記
載されており、これら全ての開示内容は本願明細書に含まれるものとする。 ただし、不織布以外の材料を使用することもできる点に留意する必要がある。 そのような他の材料には、織布、フィルム、発泡体/フィルムラミネート、及び
これらの組み合わせ(例えば、スパンボンド/フィルム/スパンボンド(SFS
)ラミネート)が含まれる。 スパンボンド繊維は、ポリプロピレンから形成することができる。スパンボン
ド層に好適なポリプロピレンは、PD−9355としてテキサス州ベイタウンの
エクソンケミカル社から市販されているものである。 溶融ブロー繊維は、ポリプロピレン及びポリブチレンなどのポリオレフィンポ
リマー、あるいはこれらのブレンドから形成することができる。そのような溶融
ブロー繊維は、米国特許第5,165,979号及び第5,204,174号明
細書中に含まれており、これらの開示内容は本願明細書に含まれるものとする。
望ましくは、該溶融ブロー繊維を、ポリプロピレンとポリブチレンとのブレンド
であって、ポリブチレンがブレンド中に約0.5質量%〜約20質量%の範囲で
存在するものから形成する。そのような好適なポリプロピレンの一つに、374
6−Gと呼ばれるテキサス州ベイタウンのエクソンケミカル社製のものがある。
そのような好適なポリブチレンの一つに、DP−8911としてテキサス州ヒュ
ーストンのシェルケミカル社から入手可能なものがある。該溶融ブロー繊維は、
米国特許第5,213,881号明細書(その開示内容は本願明細書に含まれる
ものとする。)にしたがって改良されたポリプロピレンをも含んでいてよい。
【0019】 SMS不織ラミネートは、移動している形成ベルト上に、まずスパンボンド層
を、次いで溶融ブロー層を、最後にもう一つのスパンボンド層を、連続的に堆積
し、さらにこれらの層を結合してラミネートを形成することにより、作製するこ
とができる。あるいは、これらの層を個別に作製し、ロールで集合させ、独立し
た結合工程において結合させてもよい。このようなSMS不織ラミネートの坪量 は、通常約0.1〜12オンス/平方ヤード(osy)(3〜400g/m2( gsm))であり、さらに望ましくは約0.75〜約3osy(25〜100g
sm)である。 本発明のポリマーをファブリックまたは材料に接着させるため、該ポリマーを
その軟化点以上まで加熱し、次いでファブリックまたは材料に適用することがで
きる。例えば、一態様において、特定のデザインにしたがって、該ポリマーをフ
ァブリック上に押出してもよい。押出の間、該ポリマーを約390°Fの温度ま
で加熱してよい。 ポリマーをファブリックに適用した後、所望により、該ファブリックを次いで
ニップロールなどのロールに接触させ、ポリマーをファブリックにさらに固定さ
せてもよい。例えば、圧力約60psiのニップロールにファブリックを接触さ
せる。この方法により、該ポリマーをファブリックの隙間に強制的に侵入させ、 2つの材料間にさらに強固な結合を生み出すことができる。
【0020】 本発明の分枝コポリマーは、単独で、あるいは他の添加剤及び成分と組み合わ
せて、適用することができる。例えば、一態様において、接着剤を該ポリマーと
組み合わせて、ポリマーと靴カバーを構成するのに使用する材料との間にさらに
強固な結合を形成してもよい。例えば、靴カバーがファブリックから作製される
場合、ポリマーと組み合わせるのに好適な接着剤には、ロジン誘導体、αピネン
とβピネンとのオリゴマーなどのタルペン樹脂、デラウェア州ウィルミントンの
ハーキュレス社から入手可能なSTAYBELITEエステルなどのグリセロー
ルエステル、及びやはりハーキュレス社から入手可能なPICOLYTE S7
0などのポリβピネンが含まれる。 接着剤の他に、審美的魅力あるいはその他の目的のために、着色剤を該ポリマ
ーに添加してもよい。 さらなる態様において、前記分枝コポリマーを所望により他のポリマーと組み
合わせてもよい。例えば、ポリエチレンを約50質量%以下の量で該ポリマーと 組み合わせて、該ポリマーの特性及び特徴を変化させてもよい。一般に、本発明
の分枝コポリマーが、靴カバーに適用される配合の少なくとも50%をなす限り
、様々な他のポリマー及び添加剤を該コポリマーと組み合わせることができる。
【0021】 図を参照すると、本発明にしたがって作製された靴カバーの一態様が示されて
いる。図に示されている靴カバーは、病院及び他の類似の環境における使用に特 に良好に適合し、例えば不織高分子材料から作成することができる。ただし、図 に示されている靴カバーは、単に本発明の一態様を表すものであることを理解し
ておく必要がある。一般に、本発明の滑り抵抗ポリマーは、様々な他の種類の靴 及び足カバーに使用することができると考えられる。 図1を参照すると、靴カバー20が示されている。靴カバー20は、1組のパ ネル21及び21’により形成された胴部23を有する。該パネル21及び21 ’は、各々頂部先端22及び22’を有する。該頂部先端22及び22’は、足 または靴の底(図示せず)を受け入れるための開口部30を規定している。パネ ル21及び21’は、共通の底部先端24、並びに各々継ぎ目36及び38を形
成している側部先端26及び28に沿って接合されている。各パネル21及び2
1’は、内表面32及び外表面34を有する。 頂部先端22及び22’は、各々弾性材料のストリップを有する。このように
して、開口部30は、着用者の足関節の周囲の形状に適合するように伸長可能と
なる。底部先端24もまた、弾性材料の他のストリップを固定することにより、
伸長可能に作製されている。このようにして、靴カバー20は、底のつま先部分
及び踵部分の周囲に快適に適合する。 本発明によれば、靴カバー20はさらに、底部先端24付近に配置された、複
数の滑り抵抗部分ないしはストリップ40を有する。上記の通り、本発明による
ストリップ40は、メタロセン触媒により得られたコポリマーなどの分枝コポリ
マーを含む高分子材料から作製される。図1に示されているように、この態様で
は、ストリップ40は、靴カバーの底部表面上に垂直に配向されている。ただし
、靴カバー20に任意の好適なパターンを適用し得ることを理解しておく必要が
ある。 同様に、十分な牽引力が靴カバー20の内表面32と着用者の足または靴の底
(図示せず)との間に形成されるように、底部先端24付近のパネル21及び/
または21’の内表面32に、さらに牽引パターンを適用してもよい。内表面3
2に適用する牽引パターンは、外表面34に適用される牽引パターン40と類似
のものであってよい。 当業者は、特許請求の範囲にさらに明確に記載されている本発明の精神及び範
囲を逸脱することなく、これら及びその他の本発明の改良及び変更を行なうこと
ができる。また、様々な態様の側面は、全体にまたは部分的に互換性を有しうる ことを理解しておく必要がある。さらに、上記記載が例示のためだけのものであ って、特許請求の範囲に記載されている発明を限定することを意図するものでな
いことは、当業者であれば認識し得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にしたがって作製された靴カバーの一態様の側面図である。
【符号の説明】
20 靴カバー 23 胴部 40 滑り抵抗部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 210/16 C08F 210/16 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 リーダー ティモシー ダブリュー アメリカ合衆国 ジョージア州 30024 スウォーニー ヨークシャー ランド 4850 (72)発明者 ルースラー トーマス エイチ アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54952 メナシャ グリーンデイル コー ト 1034 (72)発明者 チェン フランクリン エム シー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 54914 アップルトン ウェスト グレン デイル アベニュー 1820 Fターム(参考) 3B018 AA03 AC01 AC07 AD21 DA01 DB02 DB04 4F050 FA12 HA58 HA63 HA77 4J100 AA02P AA03P AA15P AA19P CA04 DA12 DA19 DA49 FA10 JA51

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】足カバーであって、 着用者の足を包囲するように形成された形状を有する胴部であって、前記足カ
    バーが着用された際に地面と接触するように設計された底部分を規定する、前記
    胴部、及び 前記胴部の外表面に固定され、前記底部分に重ねて取り付けられた、1つ以上
    の滑り抵抗部分であって、メタロセン触媒により得られたポリマーを含有する高
    分子材料を含む、前記滑り抵抗部分 を有する、足カバー。
  2. 【請求項2】前記メタロセン触媒により得られたポリマーが、ポリオレフィン
    の分枝コポリマーを含む、請求項1に記載の足カバー。
  3. 【請求項3】前記分枝コポリマーが、1,000個の炭素原子あたり30個以
    上の枝を含有する、請求項2に記載の足カバー。
  4. 【請求項4】前記分枝コポリマーが、ポリエチレンまたはポリプロピレンと6
    個以上の炭素原子からなる炭素鎖を有する炭化水素とのコポリマーを含む、請求
    項2に記載の足カバー。
  5. 【請求項5】前記メタロセン触媒により得られたポリマーが、エチレンとオク
    タンとのコポリマーを含む、請求項1に記載の足カバー。
  6. 【請求項6】前記メタロセン触媒により得られたポリマーが、約104N/m2 〜約106N/m2の弾性率を有する、請求項1に記載の足カバー。
  7. 【請求項7】前記メタロセン触媒により得られたポリマーが、約0.6×10 3 kg/m3〜約1.0×103kg/m3の密度を有する、請求項1に記載の足カ
    バー。
  8. 【請求項8】前記メタロセン触媒により得られたポリマーが、約0.7×10 3 kg/m3〜約0.95×103kg/m3の密度を有する、請求項1に記載の足
    カバー。
  9. 【請求項9】前記高分子材料が、該高分子材料を前記足カバーの胴部に接着さ
    せるために適用される接着剤をさらに含有する、請求項1に記載の足カバー。
  10. 【請求項10】前記高分子材料が、足カバーの底部分に、繰返しパターンにし
    たがって取り付けられる、請求項1に記載の足カバー。
  11. 【請求項11】足カバーであって、 足または靴を受け入れる開口部を規定する中空の胴部であって、不織材料から
    作製され、前記足カバーが着用された際に地面と接触するように設計された底部
    分を規定する、前記胴部、及び 前記底部分の外表面に固定された、1つ以上の滑り抵抗部分であって、ポリオ
    レフィンと6個以上の炭素原子からなる炭素鎖を有する炭化水素との分枝コポリ
    マーを含む高分子材料を含む、前記滑り抵抗部分 を有する、足カバー。
  12. 【請求項12】前記分枝コポリマーが、メタロセン触媒により得られたもので
    ある、請求項11に記載の足カバー。
  13. 【請求項13】前記分枝コポリマーのポリオレフィンが、ポリエチレンまたは
    ポリプロピレンを含む、請求項12に記載の足カバー。
  14. 【請求項14】前記分枝コポリマーが、エチレンとオクタンとのコポリマーを
    含む、請求項12に記載の足カバー。
  15. 【請求項15】前記ポリマーが、約0.7×103kg/m3〜約0.95×1
    3kg/m3の密度を有する、請求項11に記載の足カバー。
  16. 【請求項16】前記ポリマーが、約104N/m2〜約106N/m2の弾性率を
    有する、請求項15に記載の足カバー。
  17. 【請求項17】前記高分子材料が、該高分子材料を前記不織材料に接着させる
    ために適用される接着剤をさらに含有する、請求項11に記載の足カバー。
  18. 【請求項18】前記不織材料がラミネートを含む、請求項12に記載の足カバ
    ー。
  19. 【請求項19】前記ラミネートが、第1のスパンボンド不織ウェブと第2のス
    パンボンド不織ウェブとの間に配置された溶融ブロー不織ウェブを含む、請求項
    18に記載の足カバー。
  20. 【請求項20】足カバーであって、 着用者の足を包囲するように形成された形状を有する胴部であって、前記足カ
    バーが着用された際に地面と接触するように設計された底部分を規定する、前記
    胴部、及び 前記底部分の外表面に固定された、1つ以上の滑り抵抗部分であって、ポリオ
    レフィンの分枝コポリマーを含有する高分子材料を含み、該分枝コポリマーが、
    約0.6×103kg/m3〜約1.0×103kg/m3の密度を有し、また約1
    4N/m2〜約106N/m2の弾性率を有する、前記滑り抵抗部分 を有する、足カバー。
  21. 【請求項21】前記分枝コポリマーが、メタロセン触媒により得られた、ポリ
    エチレンまたはポリプロピレンと6個以上の炭素原子からなる炭素鎖を有するア
    ルキレンとのコポリマーを含む、請求項20に記載の足カバー。
  22. 【請求項22】前記メタロセン触媒により得られたコポリマーが、エチレンと
    オクタンとのコポリマーを含む、請求項21に記載の足カバー。
  23. 【請求項23】前記オクタンが、前記コポリマー中に、約20質量%以下の量
    で存在する、請求項22に記載の足カバー。
  24. 【請求項24】前記1つ以上の滑り抵抗部分が、前記胴部の底部分に取り付け
    られた複数のストリップを含む、請求項20に記載の足カバー。
  25. 【請求項25】前記足カバーの胴部が、不織高分子ファブリックから作製され
    る、請求項23に記載の足カバー。
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