JP2001521142A - 出発地点から目的地点までのルートを求める方法および装置 - Google Patents

出発地点から目的地点までのルートを求める方法および装置

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JP2001521142A JP2000517253A JP2000517253A JP2001521142A JP 2001521142 A JP2001521142 A JP 2001521142A JP 2000517253 A JP2000517253 A JP 2000517253A JP 2000517253 A JP2000517253 A JP 2000517253A JP 2001521142 A JP2001521142 A JP 2001521142A
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シュタイナー ドナルド
ディーターリッヒ ハルトムート
ブルト アラスタール
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    • G01C21/34Route searching; Route guidance
    • G01C21/3446Details of route searching algorithms, e.g. Dijkstra, A*, arc-flags, using precalculated routes

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Abstract

(57)【要約】 反復的手法により出発地点から目的地点までルートが求められる。この場合、それぞれ1つサブルートマップの割り当てられたサブモジュールへ、ディジタル形式のメッセージが送られる。このメッセージには、個々のメッセージを受け取るサブモジュールのサブルートマップ内に位置する少なくとも1つの部分出発地点と部分目的地点が含まれている。各サブモジュールにより、個々の部分出発地点と個々の部分目的地点との間のサブルートが求められる。そしてこれらのサブルートからルートが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、出発地点から目的地点までのルートを求めることに関する。
【0002】 コンピュータ支援によるルートプラニングシステムにおいて重要であるのは、
まえもって定められたスタートポイントすなわちルートプラニングシステムのユ
ーザが旅を始めたい出発地とユーザが旅をしたい目的地との間で、ルートの計算
自体ができるかぎり速く行われるようにするとともに、所定の様々な要求に関し
てルートが最適化されるようにルートを求めることである。
【0003】 ここでは要求とはたとえば、ルート全体に必要とされる旅行時間やルートの長
さ、あるいは特定の交通手段を優先的に利用すべきであるという所定の条件など
とすることができる。
【0004】 以下ではルートとは経路の記述のことであり、つまりノード(Knoten)とエッ
ジ(Kanten)をもつグラフにより経路を表すときの一群のノードとエッジすなわ
ちノードとエッジの集合のことである。
【0005】 ルートの計算はできるかぎり速くかつフレキシブルに実行しなければならない
【0006】 最短経路を求める手法の概略については文献[1]に示されている。
【0007】 この課題は、請求項1記載の方法ならびに請求項9記載の装置により解決され
る。
【0008】 この場合、ルートは出発点から目的地点まで反復的手法により求められる。出
発地点と目的地点はそれぞれ異なるサブルートマップ内に位置しており、その際
、各サブルートマップはディジタル形式で格納されている。そしてこの方法は以
下のステップを有している。すなわち、それぞれ1つサブルートマップの割り当
てられたサブモジュールへディジタル形式のメッセージを送り、このメッセージ
に、個々のメッセージを受け取るサブモジュールのサブルートマップ内に位置す
る少なくとも1つの部分出発地点と部分目的地点を含めるようにしたステップと
、各サブモジュールにより、個々の部分出発地点と部分目的地点との間における
少なくとも1つのサブルートを求めるステップと、それらのサブルートからルー
トを形成するステップを有している。
【0009】 装置にはプロセッサユニットが設けられており、このプロセッサユニットは、
それぞれ異なるサブルートマップ内に位置する出発地点から目的地点まで、反復
的手法によりルートが求められるように構成されている。その際、サブルートマ
ップはディジタル形式で格納されている。この手法は以下のステップを有してい
る。すなわち、それぞれ1つサブルートマップの割り当てられたサブモジュール
へディジタル形式のメッセージを送り、このメッセージに、個々のメッセージを
受け取るサブモジュールのサブルートマップ内に位置する少なくとも1つの部分
出発地点と部分目的地点を含めるようにしたステップと、各サブモジュールによ
り、個々の部分出発地点と部分目的地点との間における少なくとも1つのサブル
ートを求めるステップと、それらのサブルートからルートを形成するステップを
有している。
【0010】 本発明によれば、(所定の時刻において)まえもって定められた出発地点から
まえもって定められた目的地点まで、ユーザのためにルートを高速かつフレキシ
ブルに求めることができるようになる。この場合、ルート算出のきわめて複雑な
問題が部分的な問題に分割され、それらは互いに無関係に解かれる。これにより
中央の知識もローカルな知識も、サブルートまたはルートの算出における副次条
件において考慮できるようになる。
【0011】 従属請求項には本発明の有利な実施形態が示されている。
【0012】 1つの実施形態において有利であるのは、サブルートマップがノードとエッジ
を有するサブルートグラフの形式で格納されており、サブルートを求めるために
最短経路を求める手法がそれぞれ用いられることである。
【0013】 最短経路を求める手法を使用することにより個々のサブモジュールにおいて簡
単に、所定の最適化基準に関して最適化されたサブルートを形成することができ
る。最短経路を求める手法の使用とは、所定のコストファンクションないしは費
用関数(最適化基準)に関してサブルートをそれぞれ最適化して求めるようなこ
とである。各エッジには、所定の最適化基準に対応するコスト値がそれぞれ割り
当てられている。
【0014】 所定の最適化基準は経路長やルートの時間のほかに、たとえば折れ曲がる過程
の最小化殊に市内における左折過程の最小化などとすることができる。
【0015】 さらに本発明によれば、ルートを計画すべき時刻を考慮することができる。つ
まりたとえば、旅行の時間がどうしても重要となる場合がある。なぜならば、ル
ートのために個人的な交通を選択するか公共交通を選択するかの判定は、選択さ
れた時刻に依存する可能性があるからである(勤務時間帯の交通の場合、自動車
を利用すると町の中心部では公共交通よりもおそらく長く時間がかかり、夜はそ
の状況が逆になる可能性がある)。
【0016】 次に、図面を参照しながら本発明の実施例について詳しく説明する。
【0017】 図1は、装置ならびにソフトウェアエージェント間におけるメッセージの交換
について示したブロック図であり、図2は、本発明について説明するための複数
のサブルートマップの概略図である。
【0018】 送られてくるユーザの問い合わせ102に基づきルートを求めるための装置1
01は以下のコンポーネントを有する。
【0019】 まず、複数のソフトウェアエージェントが設けられている。ここでソフトウェ
アエージェントとはデータ処理装置用のプログラムのことであり、このプログラ
ムは、内部的な目標設定に基づき外部から制御することなく課された役割を自立
的に解決することができる。以下ではソフトウェアエージェントのことをエージ
ェントと称する。
【0020】 中央エージェントにおいてルート計算が実行され調整される。
【0021】 この実施例では、装置101内に様々なマップおよび交通網がノードとエッジ
をもつグラフの形式で格納されていることを前提とする。交通網とはたとえば鉄
道網のことである。
【0022】 交通網にはたとえば公共交通網の時刻表を対応づけることができる。それらも
ディジタル形式で格納されている。
【0023】 装置101内には複数のサブモジュールが設けられている。各サブモジュール
には1つのサブルートマップが割り当てられている。サブルートマップとはたと
えば、装置により考慮されるグラフィカルな領域全体の少なくとも一部分を含む
交通網などである。
【0024】 各サブルートマップはそれぞれ異なるグラフィカル領域をもつようにしてもよ
いし、あるいは部分的に重なり合ったグラフィカル領域をもつようにしてもよい
【0025】 ソフトウェアエージェントにより実現されている各サブモジュールは、最短経
路を求める手法を利用して、個々のサブモジュールに割り当てられているサブル
ートマップ内で少なくとも1つのサブルートが求められるように構成されている
。サブルートの結果は、サブルートマップの周縁に位置するそれぞれ1つの部分
目的地点および部分出発地点と、部分出発地点から部分目的地点に至るサブルー
トマップ内のルートである。
【0026】 次に、これらのサブルートからルートを求めるやり方について詳しく説明する
【0027】 以下では、第1のサブモジュールUsに第1のサブルートマップTUSが割り当
てられており、このサブモジュールには Muenchen 市内の個人的な交通のための
道路網が含まれているものとする。
【0028】 なお、個人的な交通とは、自動車や自転車を利用した交通のことである。
【0029】 第2のサブモジュールUVには第2のサブルートマップTUVが割り当てられて
おり、これにはグラフとしてディジタル形式で格納された Bayern のアウトバー
ン(高速自動車道)および幹線道路の道路網が含まれている。
【0030】 第3のサブモジュールURには第3のサブルートマップTURが割り当てられて
おり、これには Nuernberg-Erlangen-Fuerth という広域の個人交通のための道 路網が記述されている。
【0031】 第4のサブモジュールUEには第4のサブルートマップTUEが割り当てられて
おり、これには Bayern 州内の公共交通(バス、市街電車、鉄道交通)全体の格
納された交通網が含まれている。
【0032】 ここで重要であるのは、出発地点Sと目的地点Z(さらに選択的に出発時刻ま
たは到着時刻)を含むユーザの問い合わせ102に基づき、できるかぎり最適化
されたルートすなわち出発地点Sから目的地点Zまでの関連するノードとエッジ
の集合を求めることであり、この場合、様々な交通手段の利用が可能である。
【0033】 この実施例ではユーザの問い合わせ102において、ユーザは Muenchen の O
tto-Hahn-Ring 6 (出発地点S)から Nuernberg の Flaschenhofstr.55 (目的
地点Z)まで、1997年10月6日の月曜日に旅行をしたい、ことが表されて
いる。ユーザは少なくとも10:00には目的地Sに到着していなければならな
い(ルート計算のための副次的な条件)。この実施例では、交通手段選択にあた
っての制約はない。この旅行に関して、最適化基準は所要時間である。
【0034】 最初のステップにおいて出発地点Sと目的地点Zのための中央エージェントI
により、その出発地点Sと目的地点Zとの間のルート計算に関して考慮の対象と
なるエージェントの集合すなわちサブモジュールUS,UV,UR,UEが求められ
る。
【0035】 このため中央エージェントIは、このエージェントにとって既知であるすべて
のサブモジュールUi(i=1...m、m=サブモジュールUiの個数)へ第1
のメッセージ1を送る。第1のメッセージ1には、出発地点Sおよび/または目
的地点Zが個々のサブモジュールUS,UV,UR,UEのサブルートマップTUS ,TUV,TUR,TUE内に含まれているか否か、という問い合わせが含まれて いる。
【0036】 すべてのサブモジュールUS,UV,UR,UEは中央エージェントIへ、応答す
なわち肯定または否定のメッセージを含む第2のメッセージ2を送り戻す。
【0037】 この場合、第1のサブモジュールUSと第4のサブモジュールUEは出発地点を
知っており、つまり出発地点Sはそれらの個々のサブルートマップTUS,TUE 内に位置している。
【0038】 また、第3のサブモジュールURと第4のサブモジュールUEは目的地点Zを知
っており、つまり目的地点Zはそれらの個々のサブルートマップTUR,TUE
に位置している。
【0039】 第1のサブモジュールUS、第3のサブモジュールURおよび第4のサブモジュ
ールUEから中央エージェントIへそれぞれ伝送される第2のメッセージ2には 、ルート計算にあたり個々のサブモジュールUS,UR,UEを算入するという情 報が含まれている。
【0040】 第2のサブモジュールUVはこのモジュールに割り当てられたサブルートマッ プ内に、出発地点Sも目的地点Zも有していない。したがって第2のサブモジュ
ールUVならびにこの装置内に含まれている他のサブモジュールUi(図示せず)
は、これらのサブモジュールUV,Uiは出発地点Sも目的地点Zも知らない、す
なわちそれらは個々のサブルートマップTUV,TUi内には位置していない、と
いうことを表す第2のメッセージ2を送り戻す。
【0041】 出発地点Sまたは目的地点Zが個々のサブルートマップ内に含まれている場合
には第2のメッセージ2内に、サブルートマップ内の出発地点Sまたは目的地点
Zを一義的に識別することのできる識別情報が収容されている。この実施例の場
合、複数のサブモジュールUS,UR,UEがそれぞれ出発地点Sまたは目的地点 Zの「管轄」である。なぜならば、第1のサブモジュールUSと第3のサブモジュ
ールURは個人交通のためのルートを求めるためのサブモジュールであるのに対 し、第4のサブモジュールUEは公共交通のためのルートを求めるからである。
【0042】 次のステップにおいて中央エージェントIにより、ルート計算にあたり出発地
点Sから始まって目的地点ZまでサブモジュールUS,UR,UE,UVがどのよう
な順序で考慮されるかを表した順序の集合が求められる。この目的でローカルな
知識ベースKBIがデータバンクのかたちで用いられ、これは中央エージェント Iによりアクセス可能である。この知識ベースには出発地点または目的地点が位
置する可能性のあるサブモジュールの各々組み合わせについて、出発地点Sから
目的地点Zに到達するために相前後して使われるサブルートをもつ一連のサブモ
ジュールが格納されている。
【0043】 中央エージェントIの問い合わせに対しローカルな知識ベースKBIは、求め られたシーケンスを含む第3のメッセージ3を中央エージェントIへ送信する。
これはこの実施例では以下のとおりである。
【0044】 1.US→UV→UR 2.US→UV→UE 3.US→UR→UE 4.US→UE 5.UE これらのシーケンスは以下では1の場合には(US→UV→UR)と記述するよ うに解される。このルートは、第1のサブモジュールUSのサブルートマップT US、これに続いて第2のサブモジュールUVにおけるサブルートマップTUVの 部分ルート、ついで第3のサブモジュールURにおけるサブルートマップTUR
部分ルートのシーケンスとして形成することができる。
【0045】 同じことは他の上述の事例2〜5についてもあてはまる。
【0046】 さらに次のステップにおいて、第1のサブモジュールUS、第2のサブモジュ ールUVおよび第3のサブモジュールURにより形成される各部分ルートの部分出
発地点と部分目的地点が求められる。具体的にはこのことは、個々のサブモジュ
ールUS,UV,URに割り当てられているサブルートマップTUS,TUV,TUR 間に生じ得る移行地点USV,UVRが求められることを意味する。
【0047】 中央エージェントIの知識ベースKBIには、個々のサブルートマップTUS
TUV,TURについて理論的に可能なすべての部分目的地点と部分出発地点のリ
ストが格納されており、それらは以下では移行地点USV,UVRと称する。すべて
の可能な移行地点USV,UVRの集合からできるかぎり少ない個数の部分出発地点
と部分目的地点が選び出され、このことは求めるべきサブルートの個数をこのよ
うにしてできるかぎりわずかに抑えることを目的としている。
【0048】 この選択は、移行地点USV,UVRを求めるためのヒューリスティック(Heuris
tic)ないしは発見的方法論に入り込むローカルな知識を考慮しながら行われる 。
【0049】 このヒューリスティックによれば、出発地点Sから目的地点Zまでの総距離が
100kmを越えているときには(Muenchen から Nuernberg までの最短直線距
離は100kmよりも長い)、ルートのできるかぎりたくさんの部分をアウトバ
ーンを用いてカバーするように試みる。つまり中央エージェントIはその知識ベ
ースKBI内で、アウトバーンの一部分すなわちアウトバーンの接続を表す移行 地点USV,UVRを探すようにする。
【0050】 具体的にいえば、第1のサブルートマップTUSと第2のサブルートマップT UVまたは第2のサブルートマップTUVと第3のサブルートマップTURとの間 において、アウトバーン内に含まれている地点またはすぐにアウトバーンに至る
地点を表すノードをもつ移行地点が求められる。
【0051】 第4のメッセージ4内で中央エージェントIの知識ベースKBIへ、移行地点 USV,UVRを求めるための要求が送られる。
【0052】 知識ベースKBIから第5のメッセージ5において結果が送り戻され、つまり 第1のサブモジュールUSと第2のサブモジュールUVのサブルートマップTUS ,TUVの間の移行地点USVの集合と、第2のサブモジュールUVと第3のサブモ
ジュールURのサブルートマップTUV,TURの間の移行地点UVRの集合が送り 戻される。これらの移行地点USV,UVRは、図2に点で表されている。
【0053】 各サブルートマップ間の移行地点の集合UXY(X、Y∈N)は、個人交通網か
ら公共交通網へ移行する場合、ここではUR→UE、UV→UEおよびUR→UEの場
合、公共交通手段の駅近くに存在する一群の自動車用駐車場から成る。
【0054】 公共交通網から個人交通網への移行地点の場合、リストはタクシー乗り場から
成る。
【0055】 個人交通網から隣接する個人交通網への移行地点の場合にはリストは、それぞ
れ一方の交通網から他方の交通網へ道路が推移している所定の地点から成る。
【0056】 中央エージェントIから第1のサブモジュールUS、第2のサブモジュールUV および第3のサブモジュールURへ送信される第6のメッセージ6内で、個々の サブモジュールUS,UV,URに一義的に対応づけられているローカルな知識ベ ースKBS,KBV,KBR内のローカルな空間条件の考慮により、所定の最適化 基準に適した別の移行地点USV,UVRが存在するか否かが、各サブモジュールU S ,UV,URにおいて問い合わせられる。
【0057】 このようなローカルな知識とは、第1のサブモジュールUSがそれに割り当て られたローカルな知識ベースKBSを使用することで、(ヒューリスティックお よびローカルな知識ベースからの区域特有の知識に基づき)Muenchen のかなり 南部に位置する所定の出発地点から北の方角へ向かう比較的長距離の旅行のため
に、第1のサブルートマップTUSの南東および北の移行地点USVを考慮すべき である、という知識を得るようなことである。
【0058】 第2のサブモジュールUVに割り当てられているローカルな知識ベースKBV
よれば、Muenchen から Nuernberg への旅行のために第2のサブモジュールUV の第2のサブルートマップTUVの移行地点UVR(これらは第2のサブルートマ ップTUVの北に位置する)が有利であることが表される。
【0059】 個々のサブモジュールUS,UV,URから中央エージェントIへ供給される付 加的な提案から、中央エージェントIにより第1のサブルートマップTUSと第 2のサブルートマップTUVとの移行地点に関する部分集合TUSVが求められる 。同様に、第2のサブルートマップTUVと第3のサブルートマップTURとの間
の移行を表す移行地点UVRについて、移行地点UVRの第2の部分集合TUVRが求
められる。
【0060】 第7のメッセージ7は中央エージェントIから第1のサブモジュールUS,第 2のサブモジュールUVおよび第3のサブモジュールURへ送信される。第7のメ ッセージ7には、所定の最適化基準である時間に関して最適である1つまたは複
数のサブルートを求めるための問い合わせがそれぞれ含まれている。
【0061】 この実施例では第1のサブモジュールUSへ送られる第7のメッセージ7にお いて、出発地点Sから第1の部分集合TUSVにおける5つの移行地点USVへのサ
ブルートの算出が問い合わせられる。
【0062】 また、第2のサブモジュールUVへ送られる第7のメッセージ7には、第1の 部分集合TUSVにおける各移行地点USVと第2の部分集合TUVRにおける各移行
地点UVRとの間におけるすべての組み合わせによるサブルートの算出のための問
い合わせが含まれている。
【0063】 さらに第3のサブモジュールURへ送られる第7のメッセージ7には、第2の 部分集合TUVRにおける2つの移行地点UVRから目的地点Zへのサブルートの算
出のための問い合わせが含まれている。
【0064】 このやり方の場合、求めるべきサブルートの総数は5+10+2=17となる
。考慮の対象となるサブルートマップのすべての移行地点UVS,UVRについてす
べての可能なサブルートを求めるようにするならば、この実例では(50という
オーダの可能な移行地点の総数に基づき)2000〜3000という算出のオー
ダが必要となってしまう。
【0065】 各サブモジュールにおけるサブルートの算出は、最短経路を求める手法たとえ
ば Dijkstra による手法を用いて行われる。サブルートマップの個々のノードお
よび/またはエッジにはそれぞれコスト値が割り当てられており、これはサブル
ートマップ内のサブルートを求めるための最適化の枠内で費用関数において考慮
される。コスト値ならびに考慮の形式は最適化基準の形式に依存する。可能な最
適化基準は、旅行全体にとって必要な時間、最小化すべきルート全長、または他
の空間条件である。したがって特定の交通手段を使用すべきでない場合であれば
、その交通手段の「管轄」である個々のサブモジュールはサブルートの計算を委
託されない。各サブモジュールから中央エージェントIへすべてのサブルートが
送られた後、中央エージェントIによりルートが求められ、その際、このルート
は、出発地点Sから始まって目的地点Zまでの関連するノードとエッジの集合で
ある。この場合、最適化基準「時間」に関して最良のルートが、中央エージェン
トIによって選び出される。
【0066】 第1のシーケンスUS→UV→URのための上述の手法は、他のすべてのシーケ ンスにも同じようにして実行される。
【0067】 しかしここで注意しなければならないのは、個人交通網と公共交通網との間の
移行にあたり、交通手段乗り換えや個々の公共交通手段のばらばらな出発時刻の
ための移行時間もそれぞれ考慮しなければならないことである。このことは、各
個人交通網間の移行の際には不要である。
【0068】 ルートとして結果全体の中から、最適化基準に関して最適なルートが選び出さ
れる。
【0069】 選び出されたルートはユーザに対し、そのユーザのユーザ問い合わせ102の
結果である応答103として与えられ、たとえばディスプレイに表示された利他
の形式で出力されたりする。
【0070】 以下では、上述の実施例に対するいくつかの択一的な実施形態について説明す
る。
【0071】 上述の実施例では中央エージェントIは、ルート確定に必要な相当のサブモジ
ュールすべてについての知識を得ている。しかし1つの変形実施形態によれば、
必要なサブモジュールに関する情報が別のエージェント内に格納されるように構
成されている。この場合、その情報が中央エージェントIにより問い合わせられ
る。
【0072】 さらに本発明の1つの変形実施形態によれば、サブルートマップの可能な順序
が中央エージェントIの知識ベースKBI内に格納されているのではなく、別の エージェント内に格納されているように構成されている。このようにした場合に
は、別のエージェントのこれらの情報も中央エージェントIにより問い合わせら
れる。
【0073】 また、シーケンス2〜5について1つの変形実施形態によれば、旅行の最後の
区間をタクシーを利用して進むような状況の生じる可能性がある。つまり、順序
を別のサブモジュールURによって補う必要がある(末尾の”→UR”により順序
が補われる)。なぜならば、たしかに最後のサブモジュールURは目的地点Zま での精確な経路ではないが、この場合には最後の部分区間に必要な時間を求めな
ければならないからである。
【0074】 この出願の中で以下の刊行物を引用した: [1] B.V. Cherkassky 等による Shortest Path Algorithms, Theory and Exp
erimental Evaluation Mathematical Programming, Vol. 73, No. 2, p. 129 -
174, 1996
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置ならびにソフトウェアエージェント間におけるメッセージの交換について
示したブロック図である。
【図2】 本発明について説明するための複数のサブルートマップの概略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アラスタール ブルト ドイツ連邦共和国 カイザースラウテルン クルト−シューマッハー−シュトラーセ 76 (72)発明者 ユルゲン リント ドイツ連邦共和国 ザールブリュッケン マインツァー シュトラーセ 187

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル形式で格納されたそれぞれ異なるサブルートマッ
    プ内に位置する出発地点から目的地点までのルートをコンピュータ支援により求
    める方法において、 それぞれ1つサブルートマップの割り当てられたサブモジュールへディジタル
    形式のメッセージを送り、該メッセージに、個々のメッセージを受け取るサブモ
    ジュールのサブルートマップ内に位置する少なくとも1つの部分出発地点と部分
    目的地点を含めるようにしたステップと、 各サブモジュールにより、個々の部分出発地点と部分目的地点との間における
    少なくとも1つのサブルートを求めるステップと、 それらのサブルートからルートを形成するステップを有する反復的な手法によ
    り、出発地点から目的地点までルートを求めることを特徴とする、 出発地点から目的地点までのルートをコンピュータ支援により求める方法。
  2. 【請求項2】 前記サブルートマップを、ノードとエッジを有するサブルー
    トグラフの形式で格納する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ルートは、出発地点と目的地点との間の関連するノード
    とエッジの集合である、請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 中央モジュールにデータバンクを格納し、該データバンクに
    基づきサブモジュールの可能な連鎖を求める、請求項1から3のいずれか1項記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 前記サブモジュールはソフトウェアエージェントである、請
    求項1から4のいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 各サブモジュールにサブデータバンクを格納し、該サブデー
    タバンクに基づきサブモジュール内で少なくとも1つの最適化されたルートを求
    める、請求項1から5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 サブルートを求めるために最短経路を求める手法を使用する
    、請求項1から6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 コスト関数に関してサブルートが最適化されるようにサブル
    ートを求める、請求項1から7のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 ディジタル形式で格納されたそれぞれ異なるサブルートマッ
    プ内に位置する出発地点から目的地点までのルートをコンピュータ支援により求
    める装置において、少なくとも1つのプロセッサユニットが設けられており、該
    プロセッサユニットは、 それぞれ1つサブルートマップの割り当てられたサブモジュールへディジタル
    形式のメッセージを送り、該メッセージに、個々のメッセージを受け取るサブモ
    ジュールのサブルートマップ内に位置する少なくとも1つの部分出発地点と部分
    目的地点を含めるようにしたステップと、 各サブモジュールにより、個々の部分出発地点と部分目的地点との間における
    少なくとも1つのサブルートを求めるステップと、 それらのサブルートからルートを形成するステップを有する反復的な手法によ
    り、出発地点から目的地点までルートが求められるように構成されていることを
    特徴とする、 出発地点から目的地点までのルートをコンピュータ支援により求める装置。
  10. 【請求項10】 前記プロセッサユニットは、サブルートマップがノードと
    エッジを有するサブルートグラフの形式で格納されるように構成されている、請
    求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記プロセッサユニットは、ルートが出発地点と目的地点
    との間における関連するノードとエッジの集合であるように構成されている、請
    求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記プロセッサユニットは、中央モジュールにデータバン
    クが格納され、該データバンクに基づきサブモジュールの可能な連鎖が求められ
    るように構成されている、請求項9から11のいずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記プロセッサユニットは、サブモジュールがソフトウェ
    アエージェントであるように構成されている、請求項9から12のいずれか1項
    記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記プロセッサユニットは、各サブモジュールにサブデー
    タバンクが格納され、該サブデータバンクに基づきサブモジュール内で少なくと
    も1つの最適化されたルートが求められるように構成されている、請求項9から
    13のいずれか1項記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記プロセッサユニットは、サブルートを求めるために最
    短経路を求める手法が使用されるように構成されている、請求項9から14のい
    ずれか1項記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記プロセッサユニットは、コスト関数に関してサブルー
    トが最適化されるようサブルートが求められるように構成されている、請求項9
    から15のいずれか1項記載の装置。
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