JP2001520816A - 双方向メッセージング・システムにおける柔軟な移動管理およびその方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 複数のセルのそれぞれにおいて複数のメッセージ加入者ユニット（５００）および基地局（２２０）を有する双方向メッセージング・システム（１００）。基地局は、関連セル（２１０）においてメッセージを送信する送信機（２２４）と、セルにおいてメッセージ加入者ユニットから応答信号を受信する関連した受信機（２２８）とを有する。システム・コントローラ（３００）は各基地局（２２０）に結合され、各メッセージ加入者ユニットについてカスタマ・ページング・エリア・データを格納するメモリ（３２０）を有する。システム・コントローラ（３００）はメッセージ要求を受信し、またメッセージング・システム・カバー・エリア（２００）において各メッセージ加入者ユニット（５００）の移動パターンを追跡することにより、各メッセージ加入者ユニット（５００）のカスタマ・ページング・エリア・データを自動的に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】 双方向メッセージング・システムにおける柔軟な移動管理およびその方法 発明の分野 本発明は、双方向メッセージング・システムに関し、さらに詳しくは、加入者 ユニットにおける最小限のシステム複雑度および最適なバッテリ電力利用で、シ ステム容量を効率的に管理する方法および装置に関する。 発明の背景 ページング・システムは、英数字，音声および画像データを携帯受信機に送信 できるより堅牢な通信システムへと進化を遂げる。双方向ページング・システム も間近に控える。双方向ページング・システムでは、携帯装置は、メッセージの 受信に応答して応答メッセージまたは肯定応答(acknowledgment)メッセージを含 む限定内容の応答信号を送信する。従って、「メッセージング」という用語は、 データ・メッセージ，音声メッセージ，ファクシミリ・メッセージなどの送信を 内包し、さらには応答メッセージまたは肯定応答メッセージである応答信号を携 帯ユニットま たは遠隔ユニットから送信することを考慮するより広い用語となる。 複数のメッセージ加入者ユニット（メッセージおよび被送信応答信号を受信で きる）によって構成されるメッセージング・システムはさまざまな種類のメッセ ージ・タイプに対応し、その一部、例えばデータ・メッセージおよびファクシミ リ・メッセージは、それ以外のタイプよりも長い「送信時間(air time)」を必要 とする。ここで課題は、高いシステム容量を維持するためにはメッセージ加入者 ユニットへのメッセージの送信を最適化することである。この課題の一部は、メ ッセージ加入者ユニットが位置するであろうメッセージング・システム・カバー ・エリア(coverage area)の部分にのみメッセージを送信することを伴う。 図面の簡単な説明 第１図は、本発明の好適な実施例による双方向メッセージング・システムを示 す電気的ブロック図である。 第２図は、本発明による基地局と、メッセージ加入者ユニットと、その間の通 信とを示す電気的ブロック図である。 第３図および第４図は、本発明の好適な実施例により双方向メッセージング・ システムの通信を管理する方法を概略的に示すフローチャートである。 第５図は、本発明による双方向メッセージング・システムにおけるメッセージン グ・システム・カバー・エリアと、メッセージ加入者ユニットに関連するダイナ ミックに変化するカスタマ・ページング・エリアとを示す図である。 第６図は、本発明の好適な実施例によるメッセージ加入者ユニットの電気的ブ ロック図である。 第７図は、本発明の好適な実施例によるメッセージ加入者ユニットのデコーダ ／コントローラの電気的ブロック図である。 第８図は、本発明の好適な実施例によりメッセージ要求を受信し、メッセージ 加入者ユニットにメッセージを送信するための手順を示すフローチャートである 。 第９図は、本発明の好適な実施例によりメッセージ加入者ユニットがメッセー ジを受信し、肯定応答するための手順を示すフローチャートである。 第１０図は、本発明の好適な実施例によりメッセージ加入者ユニットの位置を 判定するための手順を示すフローチャートである。 第１１図は、本発明の好適な実施例によりカスタマ・ページング・エリア・デ ータを更新するための手順を示すフローチャートである。 第１２図は、本発明の好適な実施例によりカスタマ・ページング・エリアから 離れるメッセージ加入者ユニットが位置を登録するための手順を示すフローチャ ートである。 第１３図は、本発明の好適な実施例によりカスタマ・ページング・エリアから 離れるメッセージ加入者ユニットからの登録信号を処理するための手順を示すフ ローチャートである。 図面の好適な説明 第１図は、本発明による双方向メッセージング・システムを示す。メッセージ ング・システム１００は、メッセージング・システム・カバー・エリア（ＭＳＣ Ａ：messaging system coverage area）２００を通じて通信を行うように設計さ れる。ＭＳＣＡ２００は複数のセル２１０によって構成され、各セルは基地局２ ２０および少なくとも一つのアンテナ２３０によって構成される。第１図は、Ｃ １〜Ｃ１２の番号が付された１２個のセルがあり、各セルは基地局ＢＳ１〜ＢＳ １２を有することを示すが、１２個のセルは一例に過ぎず、ＭＳＣＡ２００は、 メッセージング・システム内を網羅するために必要な任意の数のセルによって構 成できる。さらに、セルは必ずしも第１図に示すような幾何学的な構成を有しな い。複数のセルは一つのゾーンにグループ化され、ゾーン１はセルＣ１，Ｃ５， Ｃ９からなり、ゾーン２はセルＣ２，Ｃ３，Ｃ６，Ｃ７，Ｃ１０，Ｃ１１からな り、ゾーン３はセルＣ４，Ｃ８，Ｃ１２からなる。 システム・コントローラ３００は各基地局２２０に結合され、ＭＳＣＡ２００ を通じて通信の制御を監視する。システム・コントローラ３００は、メッセージ ・メモリ３１０，カスタマ・ページング・エリア（ＣＰＡ：customer paging ar ea）メモリ３２０およびプロセッサ３３０によって構成される。メッセージ要求 は、公衆電話システム網（ＰＳＴＮ）４００を介してシステム・コントローラ３ ００によって受信され、メッセージ・メモリ３１０に処理のために格納される。 ＣＶＰＡメモリは、カスタマ・ページング・エリア・データを格納し、さらには システム内の各加入者ユニットに関する位置登録情報を格納するためのものであ り、これについては以下でさらに詳しく説明する。また、メッセージは、インタ ーネットを含む電子メール網を介してシステム・コントローラ３００に送られる 。 ＭＳＣＡの規模およびそこにあるセルの数に応じて、ＭＳＣＡについて２つ以 上のシステム・コントローラがあり、それぞれが特定のセルのサブセットに対し て専用となる。 メッセージ要求は、多くの種類のソースの一つから発信でき、そのうち第１図 では数種類を一例として示す。数字メッセージおよび音声メッセージは従来のハ ンドセット電話機４１０（有線または無線）から発信できる。英数字メッセージ および音声メッセージは、モデムを介してパーソナル・コンピュータ（ＰＣ）４ ２０から発信できる。また、英数字メッセージは、モデムを介してパーソナル・ データ・ アシスタント（ＰＤＡ）４３０からも発信でき、また専用英数字入力装置４４０ からも発信できる。 メッセージはメッセージ加入者ユニット（ＭＳＵ： message subscriber unit）５００に送信され、簡単にするためそのうち一つの みを第１図に示す。各ＭＳＵ５００はメッセージを受信し、それに応答して、応 答信号を送信し、この応答信号はシステム・コントローラ３００によって受信さ れる。さらに、ＭＳＵ５００は、従来のページャの寸法またはそれ以下の携帯装 置であり、ＭＳＣＡ２００を通じてユーザによって携帯される。従って、ＭＳＵ ５００はＭＳＣＡ２００の任意のセルにおいてメッセージを受信すべく加入され 、その権利がある。ＭＳＵ５００の移動性のため、ＭＳＵ５００が位置する可能 性がもっとも高いセルにおいてメッセージを送信するように、ＭＳＵ５００の移 動パターンを追跡することが望ましく、また本発明の主な課題である。移動パタ ーンは、以下で詳しく説明するように、ＭＳＵ５００がどのセルにおいてもっと もメッセージを受信するのかを監視することによって追跡され、判定される。 ここで第２図を参照して、基地局２２０をさらに詳しく示す。基地局２２０は 、プロセッサ２２２，送信機２２４，メモリ２２６および受信機２２８によって 構成される。受信機２２８は送信機２２４と同じ位置にあり、あるいはセルの別 の領域に配置される。さらに、任意で、一つの基地 局に関連するいくつかの受信機２２８があり、それぞれはセルの特定のエリアを 網羅するように構成される。基地局２２０と同じ位置にない受信機２２８は、任 意で、システム・コントローラ３０に直接接続される。複数の受信機２２８を有 するセルは、ＭＳＵ５００における送信機が比較的低電力な送信機である（従っ て、ＭＳＵ５００の電力条件を最小限にする）ので有用である。基地局２２０の 詳細な図を第２図のセルＣ１においてのみ示すが、セルＣ２は同様な基地局構成 を有し、セルＣ２に示すＭＳＵ５００と相互動作することが理解される。 システム・コントローラ３００によって受信されたメッセージ要求は、基地局 ２２０に結合され、プロセッサ２２２によって処理するためにメモリ２２６に格 納される。基地局２２０の送信機２２４は、セル識別子（ＩＤ）信号を周期的に 送信し、この信号はＭＳＵによって受信され、そのためＭＳＵはＭＳＣＡのどこ に位置するのかを判定できる。また、基地局２２０の送信機２２４は、セルにお けるＭＳＵによって受信されるように、このセルにおいてメッセージを送信する 。メッセージは、ページングの分野で周知なように、アドレス情報を収容し、そ のためメッセージは、メッセージ（個別のアドレス・メッセージまたはグループ ・アドレス・メッセージ）で送信されたアドレスと一致する格納済みメッセージ 加入者ユニット・アドレスを有するＭＳＵによってのみ受信され、復号される。 ＭＳＵ５ ００は、送信機２２４によって受信されたメッセージを受信したことに応答して 、応答信号を基地局に送信する。 応答信号は、多くの種類のうちの一つをとる。ＭＳＵ５００がメッセージを受 信し、このメッセージを伝搬する信号が適切な品質である場合、応答信号は肯定 応答すなわちＡＣＫである。ＭＳＵ５００がメッセージを受信し、このメッセー ジを伝搬する信号が粗悪な品質であり、正確なメッセージ復号ができそうにない 場合、応答信号はＮＡＣＫと呼ばれる否定応答である。その他の種類の応答信号 には、ＹＥＳ／ＮＯなどメッセージにおいて提起された問い合わせに対する応答 や、他の数字，英数字，図形または短い音声応答が含まれる。さらに別の種類の 応答信号として、以下でさらに詳しく説明するように、セル識別子信号の受信に 応答して生成される登録信号がある。 基地局送信機２２４は、上記の情報で変調された無線周波数信号を送信し、上 記の種類の応答信号などＭＳＵ５００によって送信される無線周波数応答信号を 受信する。特定のＭＳＵに宛てられたメッセージは、特定のＭＳＵに格納された アドレスと一致するアドレスと関連する。従って、ＭＳＵは受信無線周波数信号 を復号し、自局のアドレスが無線周波数信号によって伝搬されるかどうかを検出 し、一致する場合に、このアドレスに関連するメッセージを復号する。アドレス 付きメッセージは、ページング技術分野の当業者には周知である。 第３図および第４図を参照して、双方向メッセージ・システムにおいて通信を 管理するためのプロセスの概略的な説明を示す。このフローチャートおよび説明 は、システムにおける複数のメッセージ加入者ユニットの一つへの送信のために メッセージ要求が受信されるときの一例として、「特定の」メッセージ加入者ユ ニットを指す。なお、第３図および第４図における特定のステップは他のステッ プと並列に実行されることは明らかである。従って、第３図および第４図はイベ ントの単純な流れを厳密に表すものではない。 ステップ６０２は、複数のセルからなるメッセージング・システム・カバー・ エリアを確立することを表す。メッセージ・システム・カバー・エリアは、例え ば、米国全体もしくは複数の州の特定の地域や、一つの州や、一つの大都市地域 などである。さらに、第１図および第２図に示す一つのセルは、任意で、全体的 なメッセージング・システム・カバー・エリア内の特定のサブカバー・エリアを 画定するセルの集合である。一つのセルは、本説明を簡単にするために一例とし て用いられる。 ステップ６０４は、各ＭＳＵがメッセージを受信でき、かつメッセージを受信 することに応答し応答信号を送信できる複数のＭＳＵを設けることを表す。応答 信号は、上記の種類のうちの一つをとる。 ステップ６０６において、各セルにおいてメッセージを 送信し、かつ各セルにおいて応答信号を受信するために、セルにおいて基地局が 設けられる。ステップ６１２と関連して明らかになるように、各基地局はセル識 別子信号を周期的に送信する。 ステップ６０８において、ＭＳＣＡにおける通信を監視するためにシステム・ コントローラが設けられる。各ＭＳＵのＣＰＡデータは、システム・コントロー ラのメモリに格納される。ＣＰＡデータは、対応するＭＳＵがもっともメッセー ジを受信するところのメッセージング・システム・カバー・エリアにおける所定 のセルに対応するセル識別子からなる優先セル・リスト(preferred cell list) によって構成される。これらの「優先」セルは、最初にメッセージング・システ ムのサービス・プロバイダと、特定のＭＳＵのユーザとによって、サービスが設 定されるときに割り当てられる。例えば、初期割当ては、ユーザのオフィスがあ るセルおよびユーザの自宅があるセルである。これら２つのセルのセル識別子は 、このユーザのＣＰＡデータの優先セル・リストの初期項目をなす。 さらに、ステップ６１０において、サービス設定時に、サービス・プロバイダ はこのユーザのＣＰＡデータをこのユーザ用のＭＳＵに格納する。これは、既知 のプログラミング装置および方法によって行われる。 以降、システム・コントローラおよびＭＳＵにおけるＣＰＡデータは、ユーザ の移動習慣に応じて自動的に更新／ 変更される。第３図および第４図における残りのステップは、どのようにしてこ れを行うのかについて説明する。 ステップ６１２は、基地局が対応するセルにおいてセル識別子信号を周期的に 送信することを表す。この信号は、ＭＳＵがＭＳＣＡにおける自局の位置を検出 するために、メッセージング・システムにおけるＭＳＵが同調されるまたは同調 可能な周波数上で変調される。 ＭＳＵがセル識別子信号を受信すると、格納済みＣＰＡデータにおけるセル識 別子と比較される。受信されたセル識別子信号におけるセル識別子がＭＳＵに格 納された優先セル・リストにない場合、ＭＳＵはＣＰＡの外にあり、ステップ６ １４に示すように登録信号を送信する。登録信号は、ＭＳＵが位置するところの セルにおける基地局に関連する受信機によって受信され、基地局はこの情報をシ ステム・コントローラに中継し、どの基地局受信機がＭＳＵからの登録信号を最 良に受信したか（最大信号強度）に基づいて、ＭＳＵの位置を登録する。また、 ＭＳＵがＣＰＡの外のセルからＣＰＡに再度入ると、ＭＳＵは登録信号を送信す る。 ステップ６１６は、例えば、電話４１０，ＰＣ４２０，ＰＤＡ４３０または英 数字入力装置４４０からのメッセージ要求をシステム・コントローラ３００によ って受信することを表す。メッセージ要求は、メッセージング・システムにおけ るＭＳＵのうちの特定の一つについてのメッセー ジを含む。 ステップ６１８において、システム・コントローラは、メッセージを送信する 前に、特定のＭＳＵの位置を判定する。特定のＭＳＵの位置は、最近の登録信号 がメッセージング・システムにおける基地局によって受信された場合に、容易に 判定される。それ以外の場合、システム・コントローラは、特定のＭＳＵについ て格納されたＣＰＡデータを参照する。特定のＭＳＵの位置を判定するプロセス については、第１０図とともに以下でさらに詳しく説明する。 ステップ６２０において、特定のＭＳＵのメッセージは、この特定のＭＳＵが ステップ６１８にて位置すると判定されたところのセルにおいて送信される。 特定のＭＳＵがメッセージを受信すると、このＭＳＵはステップ６２２に示す ように適切な応答信号を送信する。 ステップ６２４において、応答信号は受信機２２８によって受信され、システム ・コントローラ３００に中継され、そのためシステム・コントローラ３００は、 特定のＭＳＵがＭＳＣＡで移動すると、このＭＳＵのＣＰＡデータを更新できる 。ＭＳＵがセルにおいて送信されたメッセージを受信しないと、応答信号は受信 されず、メッセージを送信するためにＣＰＡにおける新たなセルがシステム・コ ントローラによって選択され、ＣＰＡにおけるすべてのセルが試されると、最終 的に失敗が宣言される。 第５図を参照して、ＣＰＡデータについて説明する。Ｃ ＰＡデータは、各ＭＳＵの優先セル・リストによって構成される。優先セル・リ ストとは、被送信メッセージの肯定応答またはセルへの登録に基づいて、ＭＳＵ がもっとも位置するところのセルのリストのことである。上記のように、ＣＰＡ データは、サービス設定時に、ユーザがもっとも位置することを予測するところ のセルとして最初に確立される。ただし、設定以後およびＭＳＵの使用中に、Ｍ ＳＵの移動習慣は追跡され、ＣＰＡデータは更新される。 第５図は、ＭＳＵ１，ＭＵＳ２およびＭＳＵ３についてのＣＰＡデータの特定 の瞬間の「スナッップショット（snap shot)」である。ＭＳＵ１について、ＣＰ ＡはセルＣ１，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４からなり、ＭＳＵ２について、ＣＰＡはセルＣ ９，Ｃ１０，Ｃ１１，Ｃ１２からなり、ＭＳＵ３について、ＣＰＡはセルＣ４， Ｃ９からなる。 いつセルが優先セル・リストの一部である、またはＭＳＵのＣＰＡであるとみ なされるのかを確立するため、各ＭＳＵについてセルの利用の尺度として利用イ ンデクス（ＵＩ：usage index）が確立される。従って、ＵＩは、ＭＳＵがメッ セージを受信する可能性の尺度である。例えば、ＵＩは、セルにおいてＭＳＵに よって受信されたメッセージの数や、このセルについてＭＳＵによって送信され る登録信号の回数からなり、これらは総じてメッセージ受信イベントという。セ ルにおいてＭＳＵによって受信されたメッセージの数およびこのセルについての 登録信号の数が、 Ｔｈ１という所定の閾値を超えると、このセルがＭＳＵの優先セル・リストに割 り当てられる。ＵＩは、ＭＳＵについての受信メッセージの総数が所定の最大値 を超えると、正規化される。優先セル・リストはＵＩ＞Ｔｈ１となるセルのリス トであり、リストにおける最初のセルがＴｈ１よりも大きい最大ＵＩを有するセ ルとなるように、ＵＩの降順で配列される。 正規化後に、ＵＩがＴｈ２という所定の最小値よりも小さくなると、セルはセ ル・リストから削除される。従って、ＵＩが正規化前にＴｈ１よりも大きいが、 正規化後にＴｈ２よりも小さいと、このセルは優先セル・リストから削除される 。 閾値Ｔｈ１およびＴｈ２は、任意で、個別のＭＳＵごとに異なる。ただし、一 般に、Ｔｈ１はＴｈ２よりも大きいか等しい。 第６図を参照して、ＭＳＵ５００をさらに詳しく示す。ＭＳＵ５００は、アン テナ５０２，受信機５０４，デコーダ／コントローラ５０６およびアドレス・メ モリ５１０と宛先メモリ(destination memory)５１２とを含むコード・プラグ・ メモリ５０８によって構成される。任意である周波数シンセサイザ５１４は、デ コーダ／コントローラ５０６の制御に基づき、受信機５０４の同調周波数を調整 するために受信機５０４に結合される。コード・プラグ・メモリ５０８は、当技 術分野で周知なように、遠隔プログラミ ング装置によってプログラム可能である。 送信機５１６は、メッセージが受信されたときに肯定応答信号を送信するため 、デコーダ／コントローラ５０６およびアンテナ５０２（あるいは、図示しない 送信機専用アンテナ）に結合される。さらに、触覚報知器５１８および可聴報知 器５２０などのさまざまな報知装置が設けられる。また、電源スイッチ５２２は 、デコーダ／コントローラ５０６の制御に基づいてＭＳＵ５００の特定の構成要 素を起動および停止させるために設けられる。 選択呼出受信機へのユーザ入力は、セレクタ・スイッチ５２４またはグラフィ カル入力装置５２８によって行われ、この両方は特定の応答信号を生成するため デコーダ／コントローラ５０６と相互動作する。グラフィカル入力装置５２８の 例として、タッチ・スクリーン入力装置，キーボード，タッチ・スクリーン入力 装置上の仮想キーボードなどがある。ＭＳＵ５００によって受信されたメッセー ジは、デイスプレイ５２６上で表示される。 第７図は、デコーダ／コントローラ５０６をさらに詳しく示す。デコーダ／コ ントローラ５０６は、その心臓部で、ＲＯＭ７０２および／またはＲＡＭ７０４ に格納されたソフトウェア命令を処理する中央処理装置７００によって構成され る。デコーダ／コントローラ５０６に出入りするデータ・フローは、入力／出力 （Ｉ／Ｏ）ポート７０６，７０８によって制御される。タイマ・カウンタ７１０ は、特 定のタイミング機能のために発振器７１２に接続される。中央処理装置は、ディ スプレイ・ドライバ７１４を介してディスプレイ５２６を駆動する。報知発生器 ７１６は、第６図に示す可聴報知器５２０および触覚報知器５１８などの報知装 置のためのトリガ信号を発生する。中央処理装置７００の各構成要素は、バス７ １８上で交信する。 受信メッセージの処理、受信信号の品質の評価および応答信号の生成（並びに その他の機能）を実行するためのファームウェアは、ＲＯＭ７０２またはＲＡＭ ７０４に格納され、中央処理装置７００によって実行される。ＭＳＵのためのＣ ＰＡデータは、例えば、ＭＳＵ５００のＲＡＭ７０４に最初に格納され、次にこ のＣＰＡデータへの更新は、受信機５０４によって受信され、かつデコーダ／コ ントローラ５０６によって処理される信号に基づいて行われる。 ここで第８図ないし第１２図のフローチャートを参照して、ＭＳＵのＣＰＡデ ータがどのようにして更新されるのかについて説明する。第８図，第１０図，第 １１図および第１２図はシステム・コントローラ３００において実行される手順 であり、第９図および第１３図はＭＳＵによって実行される手順である。 第８図は、システム・コントローラ３００における主動作手順を示す。最初に 、ステップ８００において、ＭＳＵのシステム要求はシステム・コントローラ３ ００によって受信される。ステップ８１０において、システム・コント ローラはＭＳＵを見つける。ＭＳＵを見つける手順は第１０図に示し、以下で説 明する。 ステップ８１０からＭＳＵの位置が判定すると、ステップ８２０において、Ｃ ＰＡ更新メッセージがＭＳＵに送信されるべきかどうかを判定する。送信される べきでない場合、手順はステップ８４０に進む。送信すべきＣＰＡ更新メッセー ジがある場合、ステップ８３０においてＣＰＡ更新メッセージは、ＭＳＵに送信 するためにシステム・コントローラ３００によって受信された要求メッセージを 「添付(piggyback)」して送信される。ステップ８４０において、メッセージは 基地局に結合され、ここでＭＳＵは、ＭＳＵへ送信のため、場合に応じてＣＰＡ 更新メッセージあり、あるいは更新メッセージなしで、見つかったことが判定さ れる。 次に、ステップ８５０において、システム・コントローラは、応答信号、特に ＭＳＵからの肯定応答信号ＡＣＫを、このＡＣＫを受信した基地局に関連する受 信機を介して受信するのを待つ。ＡＣＫが受信されない場合、手順はステップ８ ７０に進む。ＡＣＫが受信される場合、ステップ８６０において、セルに関連す るマーク（Ｍ１またはＭ２）がもしあれば削除され、このマークに関連するセル は、システム・コントローラ３００においてこのＭＳＵについてのＣＰＡに追加 あるいはＣＰＡから削除される。マークＭ１およびＭ２は、システム・コントロ ーラにおいてＣＰＡ データの更新を確認するために用いられ、以下でさらに詳しく説明する。 ステップ８７０において、ＭＳＵの利用インデクスおよびＣＰＡデータはシス テム・コントローラ３００において更新される。さらに、ステップ８１０におい て判定されたＭＳＵの現在位置もステップ８７０において更新される。 第１０図を参照して、ＭＳＵを見つける手順について説明する。ステップ８１ ２において、システム・コントローラは、ＭＳＵがＣＰＡから離れ、そのため登 録信号をシステムに送信したことを示す登録信号の受信について、システム・コ ントローラが現在位置情報を有するかどうかを判定する。ＣＰＡに再度入ったば かりのＭＳＵから受信した登録信号は、ステップ８１２において現在位置情報で 用いられないが、これはＭＳＵがＣＰＡに最初に再度入ったところのセルとは異 なる、ＣＰＡにおける新たなセルに移動した可能性があるためである。システム ・コントローラがＣＰＡの外のセルについての登録信号を受信すると、ＣＰＡの 外のこのセルにおけるサービスについてＭＳＵを登録し、メッセージをＭＳＵに 送信するためにメッセージ要求が受信されると、このセルをＭＳＵの現在位置と して格納する。システム・コントローラがＭＳＵについてこのような情報を有す る場合、登録信号が受信されたこのセルはメッセージの送信のため選択される（ 第８図）。 それ以外の場合、ステップ８１４において、ＭＳＵに関 する現在位置情報がない場合、システム・コントローラ３００はＭＳＵについて ＣＰＡの優先セル・リストにおけるセルを選択するためにＣＰＡメモリを検索す る。利用のもっとも高い優先度のセルが最初に選択される。ＣＰＡにおいてもっ とも高い優先度を有するセルは、もっとも高い利用インデクスを有するセルであ り（以下で説明する）、あるいはＭＳＵによって最後のメッセージが受信された ところのセルであり、もしくはＭＳＵがＣＰＡに再度入り登録信号を送信したと ころのセルである。 ステップ８１６において、システム・コントローラ３００はＭＳＵに宛てられ た位置確認信号（“ｗhere you are”信号）を、ＭＳＵについて優先セル・リス トにおけるもっとも高い優先度のセルにおける基地局によって送信させる。ステ ップ８１８において、ＭＳＵがこの信号の受信をＡＣＫまたはＮＡＣＫのいずれ かで応答すると、ＭＳＵの位置はこの特定のセルにあると確認される。それ以外 の場合には、位置確認信号の送信のために、次に高い優先度を有する優先セル・ リストにおけるセルが選択され、プロセスはＭＳＵのＣＰＡにおけるすべてのセ ルでステップ８１４〜８１８にて繰り返され、これはＭＳＵが応答信号（ＡＣＫ またはＮＡＣＫ）で応答するまで繰り返されるか、あるいはＭＳＵが優先セル・ リストにあるセルがなくなった後に応答しなくなるまで繰り返され、この場合、 位置手順は失敗する。 ステップ８１４，８１６において、位置確認信号は優先セル・リストにおける優 先度の降順でセル毎に送信され、各セルにおいてＭＳＵからの応答信号を待つこ とが想定され、あるいは位置確認信号は、各セルからの応答信号の受信を待たず に、ＭＳＵについてＣＰＡのすべてのセル（もしくはセル間の干渉を考慮して、 地理的に離間したセル）において独立して送信されることが想定される。 従って、特定のＭＳＵの登録では、前回受信したセル識別子信号が特定のメッ セージ加入者ユニットのカスタマ・ページング・エリア内のセルに対応するセル 識別子を有したときに、カスタマ・サービス・ページング・エリアにないセルに 対応するセル識別子を有するセル識別子信号を受信することに応答して判定され るように、特定のメッセージ加入者ユニットが自局のカスタマ・ページング・エ リアから離れる場合に、あるいは特定のメッセージ加入者ユニットが自局のカス タマ・ページング・エリアの外にあり、かつ前回受信したセル識別子信号におけ るセル識別子とは異なるセル識別子を有するセル識別子信号を受信することに応 答して、新たなセルにいることを判定した場合に、特定のメッセージ加入者ユニ ットから登録信号を送信すること；および特定のメッセージ加入者ユニットのカ スタマ・ページング・エリアの外にあるセルにおいて登録信号を受信し、この登 録信号を、特定のメッセージ加入者ユニットの位置を登録・格納するために、シ ステム・コントローラ に中継することを伴う。 要するに、メッセージの送信のためにどのセルが選択されるかに応じて、優先 度のレベルがある。もっとも高い優先度レベルは、ＣＰＡから離れたＭＳＵにつ いて現在位置情報がある場合で、この場合、登録信号はＭＳＵによって送信され 、システム・コントローラによって格納され、ＣＰＡの外のこのセルを識別する 。次にもっとも高い優先度レベルは、システム・コントローラにおいて登録信号 が見つからず、ＣＰＡデータが用いられる場合である。ＣＰＡにおいて選択され る最初のセルは、もっとも高い利用インデクスを有するセルもしくはＭＳＵがも っとも最近メッセージを受信したところのセルであるか、あるいはＭＳＵがＣＰ Ａに再度入ったばかりのところのセルである。従って、ＣＰＡにおいて低い優先 度を有するセルは、セルがなくなり、位置確認信号への応答は行われなくなるま で用いられる。 システム・コントローラにおいて利用インデクスおよびＣＰＡデータを更新す るための手順を第１１図に示す。ステップ８７２において、ステップ８４０にお いて送信されたメッセージがステップ８５０において肯定応答されるか、ＭＳＵ について登録信号が受信されると、メッセージが送信・肯定応答されたところ、 もしくは登録信号が受信されたところのセルについてのＵＩは増加される。従っ て、利用インデクスは、各セルにおいてメッセージ加入者ユニッ トによるメッセージ受信カウント数を表す。さらに、回数カウンタも増加される 。次に、ステップ８７４において、最後の反復または更新時に、このセルのＵＩ が第１の所定の閾値Ｔｈ１よりも小さいか等しいという条件下で、このセルのＵ Ｉが第１の所定の閾値Ｔｈ１よりも大きいかどうか判定される。ステップ８７４ において、最後の更新時に超えないときに、セルのＵＩが第１の所定の閾値を超 えると判断された場合、セルは追加マークＭ２でマークされる。追加マークＭ２ は、システム・コントローラがＭＳＵについてセルをＣＰＡに追加することを計 画するが、ＭＳＵにそのセルをＣＰＡに追加するように指示するＣＰＡ更新メッ セージの受信をＭＳＵが確認するまで待つことを表す。従って、システム・コン トローラはＭＳＵがＣＰＡ更新メッセージを受信したという肯定応答を受信した 場合にのみ、ＭＳＵのＣＰＡデータを更新するので、システム・コントローラお よびＭＳＵにおけるＣＰＡデータは一致する。 ステップ８７８において、全メッセージ受信イベント（肯定応答されたメッセ ージおよび登録信号を含む）の所定の最大数Ｎｍａｘをカウンタが超えると、ス テップ８８０において、ＵＩは適切に正規化あるいはスケールダウンされ、カウ ンタはリセットされる。ステップ８８２において、正規前にセルのＵＩが第２の 所定の閾値Ｔｈ２よりも大きかったときに、セルのＵＩが第２の所定の閾値Ｔｈ ２よりも小さいか等しいかどうかを判定するため、ステップ ８８０の正規化の後、各セルのＵＩは第２の所定の閾値と比較される。正規化前 にＵＩが閾値Ｔｈ２よりも大きかったときに、セルのＵＩが閾値Ｔｈ２よりも小 さい場合、セルは削除マークＭ１でマークされる。削除マークＭ１は、システム ・コントローラがこのＭＳＵについてＣＰＡからセルを削除することを計画する が、ＭＳＵにセルをＣＰＡから削除するように指示するＣＰＡ更新メッセージの 受信をＭＳＵがまだ確認しないことを表す。 第８図に戻って、ＭＳＵが要求されたメッセージおよびＣＰＡ更新メッセージ を受信したことを示すＡＣＫ信号をシステム・コントローラが受信したとき、シ ステム・コントローラはセルに関連するマークＭ１またはＭ２を削除する。次に 、セルはシステム・コントローラ３００においてそれに応じてＣＰＡに追加され るかあるいはＣＰＡから削除される。 従って、第１１図のＣＰＡ更新手順は、ＣＰＡにいったん追加されたセルは、 ＵＩが著しく低下するとＣＰＡからすぐに削除されないという点でヒステリシス 特性を有する。むしろ、これは極めて適応的で漸進的なプロセスである。 Ｎｍａｘの値は、変化に応答するのが遅くならないように、あまり大きくならな いように選択される。この値は、任意で、システムにおける軽負荷ユーザと重負 荷ユーザについて異なる。第１の所定の閾値Ｔｈ１および第２の所定の閾値Ｔｈ ２は、大きな変動なしにＣＰＡデータの安定した追 跡を行うように選択される。 第１２図は、どのようにしてシステム・コントローラがＭＳＵからの登録信号 の受信を処理するのかを示す。ステップ９００において、システム・コントロー ラは、登録信号を受信したセル位置の受信機によって中継された登録信号を受信 する。ステップ９０２において、ＣＰＡおよびＵＩは、登録信号が受信されたと きに、第１１図に示す同じ手順によって更新される。さらに、ステップ９０２に おいて、システム・コントローラ３００は、どのセルにおいてＭＳＵがもっとも 最近メッセージを受信し、メッセージの受信を肯定応答したかに基づいて、ＭＳ Ｕの現在位置を格納する。これは、第１０図のステップ８１４について説明した ように、どのセルにおいてＣＰＡが次のメッセージ要求の位置確認信号の送信の ために最初に選択されたのかを判定するのに役立つ。 第９図および第１３図を参照して、ＭＳＵがＣＰＡ更新情報および他の信号を 処理するためのプロセスについて説明する。第９図において、ＭＳＵはステップ １０００にてメッセージを受信する。ステップ１０００でいうメッセージは、デ ータ・メッセージ，音声メッセージまたはグラフィック・メッセージなどであり 、このメッセージは、例えば、第１図に示す入力装置４１０〜４４０を介して当 事者によって作成される。ステップ１００２において、受信メッセージの品質が 十分で確実であるかどうかをＭＳＵは判 定する。受信メッセージが十分または確実な品質でない場合、ステップ１０１０ においてＮＡＣＫ応答信号がＭＳＵによって送信される。この次に、システム・ コントローラによってＭＳＵへのメッセージの再送信が行われる。 受信メッセージの品質が十分な場合、ステップ１００４において、このメッセ ージにＣＰＡ更新メッセージが添付されているかどうか判定される。受信メッセ ージにＣＰＡ更新メッセージがある場合、ステップ１００６においてＭＳＵに格 納されたＣＰＡデータはそれに応じて更新される。例えば、ＣＰＡ更新メッセー ジは、ＭＳＵにセルＣ５などの特定のセルを優先セル・リストに追加するように 通知する。メッセージにＣＰＡ更新メッセージが伴わない場合、ステップ１００ ６は迂回され、ステップ１００８においてＡＣＫ信号がＭＳＵによって送信され る。 第１３図のステップ１０２０において、ＭＳＵは、受信されたセル識別子信号 を格納済みＣＰＡと比較することによって、ＭＳＣＡにおける自局の位置を周期 的に判定する。ステップ１０２２において所定の時間期間が経過すると、ＭＳＵ は前回の判定においてＣＰＡ内のセルにいたかどうかをステップ１０２４におい て判定する。前回の起動期間でＣＰＡ内であった場合、ステップ１０２６におい てＭＳＵは現在ＣＰＡ内であるかどうかを判定する。ステップ１０２６において ＣＰＡ内であるとＭＳＵが判定した場合、登録信号を送信する必要はなく、ＭＳ Ｕは通常の監視モー ドに戻り、その間でＭＳＵはセルにおいて送信された信号のアドレスを検出する 。 ＭＳＵが前回の判定でＣＰＡの外であった、あるいは前回の判定でＣＰＡ内で あったが、現在の判定ではもはやＣＰＡ内ではない（ステップ１２０６）とＭＳ Ｕがステップ１０２４において判定した場合、ステップ１０２８において、ＭＳ Ｕはセルにおいて送信されたセル識別子信号が、これもＣＰＡの外である新たな セル（前回の判定でｎｏＣＰＡの外のセルとは異なる）に対応するかどうか、あ るいはＣＰＡ内のセルにいるかどうかを判定する。ステップ１０２８において、 ＭＳＵによって受信されたセル識別子信号が前回の判定における非ＣＰＡとは異 なるＣＰＡの外のセルに対応する場合、ＭＳＵはステップ１０３０において位置 登録信号を送信する。一方、ＭＳＵが異なる非ＣＰＡセルに移動しない場合、報 告すべき新たな位置情報はないので、位置登録信号は送信されない。さらに、Ｍ ＳＵによって受信されたセル識別子信号がＣＰＡ内のセルに対応する場合、これ はＭＳＵがＣＰＡ内に戻ったことを表し、ステップ１０３０においてＭＳＵは位 置登録信号を送信する。従って、ＭＳＵはＣＰＡの外に移動する毎に、登録信号 を送信し、またＭＳＵはＣＰＡの外の異なるセルに移動する毎に、登録信号を送 信する。 ステップ１０３０において送信される位置登録信号は、例えば、この信号を送 信したＭＳＵを識別し、またこの信 号が送信されたセルを（アドレスにより）識別する。従って、システム・コント ローラ３００は、登録信号を受信することによって、どのＭＳＵが信号を送信し たのか、またどのセルから信号が送信されたのかを把握する。 第９図および第１３図の手順は、例えば、ＲＯＭ７０２に格納されたファーム ウェアまたはＭＳＵのＲＡＭ７０４に格納されたソフトウェアによって実行され る。 本発明の具体的な利点は、ＭＳＵを見つけて、ＭＳＣＡにおいてＭＳＵの移動 パターンを追跡するための「インテリジェンス」の大半がシステム・コントロー ラにあるということである。ＭＳＵは優先セル・リストを格納するだけで、この リストは次にメッセージをＭＳＵに送信することでシステム・コントローラによ って更新される。さらに、ＣＰＡ更新メッセージはＭＳＵに送信すべき次のメッ セージとともに送信されるので、ＭＳＵにおけるＣＰＡデータの更新は最小限の 追加「送信時間」で達成される。 上記の説明は一例に過ぎず、以下の請求の範囲に規定する以外は、いかなる点 でも本発明を制限するものではない。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，Ｓ Ｚ，ＵＧ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＲ ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ， ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，Ｓ Ｄ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．双方向メッセージング・システムにおいてメッセージ加入者ユニットへの メッセージの通信を管理する方法であって： メッセージング・システム・カバー・エリアにおいてメッセージを受信すべく 加入した複数のメッセージ加入者ユニットであって、前記メッセージ加入者ユニ ットのそれぞれはメッセージを受信し、メッセージの受信時に応答信号を送信す る、複数のメッセージ加入者ユニットを設ける段階； 各メッセージ加入者ユニットについてカスタマ・ページング・エリア・データ をシステム・コントローラ内に格納する段階であって、前記加入者ユニットはセ ル識別子の優先セル・リストからなり、前記リストは、メッセージ加入者ユニッ トがもっともメッセージを受信するところのメッセージング・システム・カバー ・エリアにおける複数のセルのうちの所定のセルによって構成される、各メッセ ージ加入者ユニットのカスタマ・ページング・エリアを定める、格納段階； 特定のメッセージ加入者ユニットに送信するためのメッセージを含むメッセー ジ要求を、前記システム・コントローラにおいて受信する段階； 前記システム・コントローラに格納された前記特定のメ ッセージ加入者ユニットのカスタマ・ページング・エリア・データに基づいて、 前記特定のメッセージ加入者ユニットが位置するのはどのセルかを判定する段階 ； 前記判定する段階に基づいた特定のセルにおいて、前記特定のメッセージ加入 者ユニットのメッセージを送信する段階； 前記特定のメッセージ加入者ユニットが前記メッセージを受信したときに、前 記特定のメッセージ加入者ユニットから応答信号を送信する段階；および 前記メッセージング・システム・カバー・エリアにおける各メッセージ加入者 ユニットの移動パターに従って、各メッセージ加入者ユニットのカスタマ・ペー ジング・エリアにセルを追加・削除することによって、各メッセージ加入者ユニ ットについて前記カスタマ・ページング・エリア・データを更新する段階であっ て、前記更新する段階は： 各メッセージ加入者ユニットについて各セルと関連する利用インデクスを 生成する段階であって、前記利用インデクスは、セルにおけるメッセージ加入者 ユニットによるメッセージ受信イベントの数を表す、段階と； 各加入者ユニットによるセルにおけるメッセージ受信イベントの発生に応 答して、各メッセージ加入者ユニットについて各セルの利用インデクスを増加す る段階と； 前記増加する段階の後に、前記利用インデクスを第１の所定の閾値と比較 する段階と； 前記増加する段階前の利用インデクスが前記第１の所定の閾値よりも小さ い場合に、前記優先セル・リストに追加されるセルを追加マークでマークする段 階と； からなる前記更新する段階； によって構成されることを特徴とする方法。 ２．前記特定のメッセージ加入者ユニットのメッセージ受信イベントの総数が 所定の最大値を超える場合に、各セルの利用インデクスをスケールダウンする段 階； スケールダウン後に、各セルについて前記特定のメッセージ加入者ユニットの 利用インデクスを第２の所定の閾値と比較する段階；および セルが前記第２の所定の閾値よりも小さい利用インデクスを有し、かつスケー ルダウン前に、前記第２の所定の閾値よりも大きい利用インデクスを有していた 場合に、前記優先セル・リストから削除するためのセルを削除マークでマークす る段階； をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項１記載の方法。 ３．各メッセージ加入者ユニットに関連するカスタマ・ページング・エリア・ データを各メッセージ加入者ユニットに格納する段階をさらに含んで構成される ことを特徴とする請求項１記載の方法。 ４．前記優先セル・リストは優先度の降順で配列され、またセル識別子を含む セル識別子信号を各セルにおいて周 期的に送信する段階をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項３記載の 方法。 ５．前回受信したセル識別子信号が前記特定のメッセージ加入者ユニットのカ スタマ・ページング・エリア内のセルに対応するセル識別子を有するときに、前 記カスタマ・ページング・エリアにないセルに対応するセル識別子を有するセル 識別子信号を受信することに応答して判定されるように、前記特定のメッセージ 加入者ユニットが前記カスタマ・ページング・エリアを離れる場合、あるいは前 記特定のメッセージ加入者ユニットが前記カスタマ・ページング・エリアの外に あり、かつ前回受信したセル識別子信号におけるセル識別子とは異なるセル識別 子を有するセル識別子信号を受信することに応答して、新たなセルにいることを 判定した場合に、前記特定のメッセージ加入者ユニットから登録信号を送信する 段階；および 前記特定のメッセージ加入者ユニットの前記カスタマ・ページング・エリアの 外のセルにおいて前記登録信号を受信し、かつ前記特定のメッセージ加入者ユニ ットの位置を登録・格納するために前記登録信号を前記システム・コントローラ に中継する段階； をさらに含んで構成されることを特徴とする請求項４記載の方法。 ６．双方向メッセージング・システムであって： 複数のメッセージ加入者ユニットであって、それぞれの メッセージ加入者ユニットは、信号を受信する受信機と、信号を受信することに 応答して応答信号を送信する送信機と、メッセージ加入者ユニットがもっともメ ッセージを受信するところのメッセージング・システム・カバー・エリアにおけ る所定のセルに対応するセル識別子からなるカスタマ・ページング・エリア・デ ータを格納するためのメモリとによって構成される、複数のメッセージ加入者ユ ニット； 総じてメッセージング・システム・カバー・エリアを定める複数のセル； 複数の基地局であって、それぞれの基地局がセルと関連し、かつセルにおいて メッセージ加入者ユニットに信号を送信する送信機によって構成される、複数の 基地局； 複数の受信機であって、少なくとも一つの受信機はセルと関連し、かつセルに おいてメッセージ加入者ユニットから応答信号を受信するために基地局に結合さ れた、複数の受信機；および 各基地局に結合され、かつ各メッセージ加入者ユニットについて前記カスタマ ・ページング・エリア・データを格納するメモリによって構成されるシステム・ コントローラであって、前記システム・コントローラは、特定のメッセージ加入 者ユニットへの送信のためのメッセージを含むメッセージ要求を受信し、かつ特 定のセルにおいて基地局による送信のためのメッセージを、前記システム・コン トロ ーラに格納された前記特定のメッセージ加入者ユニットのカスタマ・ページング ・エリア・データに基づいて、前記特定のメッセージ加入者ユニットに結合し、 前記システム・コントローラは、前記メッセージング・システム・カバー・エリ アにおける各メッセージ加入者ユニットの移動パターンを追跡することにより、 かつ各メッセージ加入者ユニットについて各セルと関連する利用インデクスを生 成することによって、各メッセージ加入者ユニットのカスタマ・ページング・エ リア・データを自動的に更新し、前記利用インデクスは、セルにおけるメッセー ジ加入者ユニットによるメッセージ受信イベントの数を表し；各メッセージ加入 者ユニットによるセルにおけるメッセージ受信イベントの発生に応答して、各メ ッセージ加入者について各セルのユニット利用インデクスを増加し；前記増加す る段階の前に、第１所定の閾値よりも小さかった前記利用インデクスを第１の所 定の閾値と比較する、システム・コントローラ； によって構成されることを特徴とする双方向メッセージング・システム。 ７．前記システム・コントローラは： 前記特定のメッセージ加入者ユニットのメッセージ受信イベントの総数が所定 の最大値を超える場合に、各セルについて利用インデクスをスケールダウンし； 各セルについて前記特定のメッセージ加入者ユニットの利用インデクスを、ス ケールダウン後に第２の所定の閾値 と比較し；および 利用インデクスが前記第２の所定の閾値よりも小さく、かつスケールダウン前 に前記第２の所定の閾値よりも大きかった場合に、前記カスタマ・ページング・ エリアから削除するためのセルを削除マークでマークする； ことを特徴とする請求項６記載のシステム。 ８．各基地局の送信機は、関連セルにおいてセル識別子信号を周期的に送信し 、前記セル識別子信号は前記関連セルのセル識別子を含むことを特徴とする請求 項６記載のシステム。 ９．前回受信したセル識別子信号が前記特定のメッセージ加入者ユニットのカ スタマ・ページング・エリア内のセルに対応するセル識別子を有するときに、前 記特定のメッセージ加入者ユニットが、カスタマ・ページング・エリアにないセ ルに対応するセル識別子を有するセル識別子信号を受信することに応答して判定 されるように、カスタマ・ページング・エリアを離れる場合、もしくは前記特定 のメッセージ加入者ユニットがカスタマ・ページング・エリアの外にあり、かつ 前回受信したセル識別子信号におけるセル識別子とは異なるセル識別子を有する セル識別識別子信号を受信することに応答して新たなセルにいることを判定した 場合に、前記特定のメッセージング加入者ユニットは前記セル識別子信号を受信 し、前記セル識別子を格納済みのカスタマ・ページング・エリア・データと比較 し； 前記特定のメッセージ加入者ユニットが登録信号を送信するところのセルにお ける受信機は、前記登録信号を受信し、かつ前記システム・コントローラに中継 し；および 前記システム・コントローラは、前記登録信号に応答して前記特定のメッセー ジ加入者ユニットの位置を登録・格納する； ことを特徴とする請求項８記載のシステム。 １０．前記システム・コントローラは、前記特定のメッセージ加入者ユニット がメッセージをもっとも最近受信したところのカスタマ・ページング・エリアに おけるセルに基づいて、前記特定のメッセージ加入者ユニットの位置を判定し、 また前記システム・コントローラは、前記特定のメッセージ加入者ユニットがメ ッセージをもっとも最近受信したところのセルに優先度を割り当てることを特徴 とする請求項９記載のシステム。