JP2001518058A - ロピニロールおよびそのアナログの経皮投与 - Google Patents

ロピニロールおよびそのアナログの経皮投与

Info

Publication number
JP2001518058A
JP2001518058A JP51345097A JP51345097A JP2001518058A JP 2001518058 A JP2001518058 A JP 2001518058A JP 51345097 A JP51345097 A JP 51345097A JP 51345097 A JP51345097 A JP 51345097A JP 2001518058 A JP2001518058 A JP 2001518058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
skin
ropinirole
layer
reservoir
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP51345097A
Other languages
English (en)
Inventor
チェン,ツン−フェン
チアン,チア−ミン
Original Assignee
スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー filed Critical スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
Publication of JP2001518058A publication Critical patent/JP2001518058A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7038Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer
    • A61K9/7046Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds
    • A61K9/7069Transdermal patches of the drug-in-adhesive type, i.e. comprising drug in the skin-adhesive layer the adhesive comprising macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon to carbon unsaturated bonds, e.g. polysiloxane, polyesters, polyurethane, polyethylene oxide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/40Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil
    • A61K31/4015Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom, e.g. sulpiride, succinimide, tolmetin, buflomedil having oxo groups directly attached to the heterocyclic ring, e.g. piracetam, ethosuximide
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/70Web, sheet or filament bases ; Films; Fibres of the matrix type containing drug
    • A61K9/7023Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms
    • A61K9/703Transdermal patches and similar drug-containing composite devices, e.g. cataplasms characterised by shape or structure; Details concerning release liner or backing; Refillable patches; User-activated patches
    • A61K9/7084Transdermal patches having a drug layer or reservoir, and one or more separate drug-free skin-adhesive layers, e.g. between drug reservoir and skin, or surrounding the drug reservoir; Liquid-filled reservoir patches
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/14Drugs for disorders of the nervous system for treating abnormal movements, e.g. chorea, dyskinesia
    • A61P25/16Anti-Parkinson drugs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Psychology (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明はドーパミンD2アゴニストである特定のインドロン誘導体の経皮投与を記載する。該方法は、パーキンソン病を患っている個体の治療法であって、インドロン誘導体、例えば、ロピニロール塩基または医薬上許容されるロピニロール塩を、該疾患の徴候を軽減するのに効果的な期間および投与速度で皮膚または粘膜組織を介して投与することに関する。該薬物を投与するための医薬処方および薬物デリバリーシステムの同様に提供されている。

Description

【発明の詳細な説明】 ロピニロールおよびそのアナログの経皮投与技術分野 本発明は、一般に、経皮的薬物デリバリーに関する。さらに詳しくは、本発明 はロピニロール(ropinirole)および他のインドロン誘導体を経皮投与するため の方法および薬物デリバリーシステムに関する。さらに、本発明はかかる化合物 を経皮投与するように処方した医薬組成物に関する。発明の背景 薬物の皮膚を介するデリバリーには、多くの利点がある;第1に、そのような デリバリー手段は、薬物を投与するのに苦痛を伴わない、便利かつ非侵襲的な方 法である。経口治療の場合にある吸収および代謝速度の変化は回避され、他の固 有の不都合、例えば、胃腸刺激なども排除される。経皮薬物デリバリーはまた、 ある特定の薬物の血中濃度を高度に調節することも可能とする。 皮膚は、構造的には、相対的に厚い複合膜である。環境から無傷の皮膚に入り 、そこを介して移動する分子は、まず、角質層に浸透しなければならない。次に 、その分子は生存表皮、乳頭状真皮および毛細状壁を介して血流またはリンパチ ャネルに浸透しなければならない。そのように吸収されるためには、分子は各々 の型の組織での浸透力に対する種々の抵抗を克服しなければならない。皮膚膜を 横切る移動は、このように複雑な現象である。しかし、局所用組成物または経皮 投与用薬物の吸収に対して主たる妨げとなる細胞は角質層の細胞である。角質層 は、全身を覆う約10−15ミクロン厚の密集状の高角質化細胞の薄層である。 これらの細胞内で高度の角質化ならびに密集したパッキングが生じ、多くの場合 、薬物浸透に対して実質的に不透過性の障壁を形成すると考えられる。 経皮的薬物デリバリーにおける比較的最近の進歩により、種々の薬物を皮膚を 介して効果的に投与することが可能となった。これらの進歩として、皮膚透過性 を改善するための種々の皮膚浸透性強化剤または「透過性エンハンサー」の開発、 ならびに経皮的デリバリーを促進するための非化学的方法、例えば、イオン導入 法、エレクトロポレーションまたは超音波法の使用が挙げられる。そのような進 歩にもかかわらず、刺激または感作などの付随する問題のない、安全で皮膚を介 して効果的に投与できる薬物の数は、依然として限定されている。 本発明はある種のインドロン誘導体およびその塩の経皮投与に関するものであ る。これらのインドロン誘導体は、米国特許第4452808号(Gallagher,Jr .、1984年6月5日付登録)および米国特許第4912126号(Owen、1 990年3月27日付登録)(共にSmithKhne & French Laboratories Limitedに 譲渡されている)に記載されている。その引用文献には、本発明に関連して用い られるインドロン誘導体に関するさらなる情報が記載されている。 目的とする特定の化合物は、ロピニロール、すなわち、4−[2−(ジプロピ ルアミノ)エチル]−1,3−ジヒドロ−2H−インドール−2−オン、ならび にそのアナログおよび医薬上許容される塩である。 ロピニロールは、パーキンソン病の治療に用いられる新規なドーパミンD2ア ゴニストであり;該化合物は分子量が296.84および融点が約247℃であ る。ロピニロール塩酸塩は、20℃で水1ml当たり133mgの溶解度を有す る。 パーキンソン症候群の早期治療法は、L‐Dopaの使用を包含する;例えば、S.F ahn、”「On−Off」Phenomenon with L−Dopa Therapy in Parkinsonism:Clinica l and the effect of Intramuscular Pyridoxine”Neurology 24:431−4 41(1974)およびC.D.Marsdenら、”「On−Off」Effects in Patients with P arkinson's Disease on Chronic Levadopa Therapy”Lancet I:262−296 (1976)を参照のこと。しかし、これら文献にて示されているよ うに、L-Dopaの治療を受けている患者は、ドーパミン作動性神経末端の進行性変 性の結果として、おそらく、脳内に新たに合成されたドーパミンを貯蔵する能力 の減少に由来して、重度の治療応答動揺を経験することが多い。Marsdenら、前 掲、およびR.J.Edenら、”Preclinical Pharmacology of Ropinirole(SK&F 10 1468−A)a Novel Dopamine D2Agonist”Pharmacol.Biochem.&Behavior 38:147−154(1991)を参照のこと。また、前記した米国特許第4 912126号に示されるように、頻繁に行われる、L−Dopaと末梢ドーパーデ カルボキシラーゼ阻害剤、例えばカルビドーパまたはベンズアセリドとの共同投 与は、吐気、嘔吐、腹部膨満および神経医学的副作用を含め、多くの有害な作用 をもたらしうる。 ロピニロールは、パーキンソン病の治療に有用であるが、L−Dopa療法に伴う 限界を克服する薬物として開発されたものである。加えて、ロピニロールは、ブ ロモクリプチン(bromocriptine)およびペルゴライド(pergolide)などの他の ドーパミン・アゴニストよりもより特異的なドーパミンD2アゴニストであると 同定された。 本明細書にて示される、ロピニロールおよびそのアナログの経皮的デリバリー は、以下に示す多くの利点を提供するものである:連続的デリバリーにより薬物 の血中レベルが持続される;何らかの副作用が生じたならば、パッチは取り外し が容易である;胃腸での副作用および他の副作用を実質的に回避することができ る;および患者が受容する可能性が著しく改善される。一般に、薬物の定常的な 経皮的デリバリーは、一般に、経口投与に伴うよりも、全体として副作用が少な い点で優れていると思われる。 現在まで当該分野において、ロピニロールまたは他のインドロンに関して、皮 膚浸透性または治療投与割合に関するデータを示すものは何もない。したがって 、本明細書にて記載のインドロン、特にロピニロールの効果的な経皮投与は、当 業者に知られておらず、まったく示唆されていないものである。発明の要約 したがって、本発明の主たる目的は、ある種のインドロン誘導体、特にロピニ ロールを経皮投与するための方法、医薬処方およびシステムを提供することによ り、前記した当該分野における要求に取り組むことである。 本明細書に示すインドロン誘導体を、無傷の皮膚または粘膜組織の所定の領域 を介して、パーキンソン病の徴候を緩和するのに効果的な期間、投与速度で患者 に投与することからなる、パーキンソン病の治療法を提供することも本発明のも う一つ別の目的である。 ロピニロール塩基を経皮投与することからなる方法を提供することも本発明の 別の目的である。 医薬上許容されるロピニロール塩を経皮投与することからなる方法を提供する ことも本発明のもう一つ別の目的である。 経皮的デリバリー用に処方したインドロン含有組成物を提供することが本発明 のさらなる目的である。 本明細書で示されるインドロン誘導体を投与するための経皮的システムであっ て、支持層と、薬物を含有し、使用の間、皮膚または粘膜組織と接触する基底面 に供する接触性粘着層との積層複合物からなるシステムを提供することも本発明 の目的である。 本明細書で示されるインドロン誘導体を投与するための経皮的システムであっ て、支持層と、基底面に供し、使用の間、皮膚または粘膜組織と接触する接触性 粘着層と、その間に組み込まれる、薬物を含有し、薬物リザーバーに供するポリ マーマトリックスの積層複合物からなるシステムを提供することも本発明の目的 である。 薬物をその中に分散または吸着させた液状、ゲル状または泡沫状の内部リザー バーを有するパッチの形態にて、本明細書で示されるインドロン誘導体を投与す るための経皮的システムを提供することも本発明のさらなる目的である。 本発明のさらなる目的は、本明細書に示されるインドロン誘導体を投与するた めの経皮的システムであって、本明細書に記載されているような、高吸収性(hig h capacity)ポリウレタンヒドロゲルの薬物リザーバーまたは超吸収性(superab sorbent)材料のリザーバーを有してなる経皮的システムを提供する ことである。 本発明のさらなる目的、利点および新規な特徴は、いくらかは、以下に記載さ れており、以下の記載を考慮すれば当業者に明らかとなるであろう。あるいは本 発明を実施することで学習できるであろう。 本発明の一の態様にて、パーキンソン病を患っている個体に治療上有効量の式 (I)のインドロン化合物またはその医薬上許容される塩を、疾患、例えば、振 せん、運動異常、運動緩徐、体位不安定性、言語障害などの徴候を軽減するのに 効果的な期間および投与速度にて経皮投与することによって、その個体を治療す るための方法が提供される。該方法はこのような化合物およびその医薬上許容さ れる塩が皮膚または粘膜組織を介して投与されると、所望の全身性効果が得られ るという知見を前提とするものである。好ましい具体例において、皮膚透過性エ ンハンサーを薬物と一緒に投与し、皮膚の浸透力を増加させ、さらに迅速なデリ バリーを得る。 式(I)中、Rはアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、ア リルアミノ、ジアリルアミノ、N−低級アルキル−N−アリルアミノ、ベンジル アミノ、ジベンジルアミノ、フェネチルアミノ、ジフェネチルアミノ、4−ヒド ロキシフェネチルアミノまたはジ−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)であり 、R1、R2およびR3は、各々、水素または低級アルキルであり、nは1−3を 意味する。 本発明はパーキンソン病を患っている個体の治療に関するものであるが、該方 法は同様にこれらのインドロン誘導体の他の治療的用途にまで及ぶことが理解さ れるであろう。例えば、式(I)で示されるある化合物は、末梢ドーパミンD2 アゴニスト活性を有し、したがってある種の心臓血管症状の治療に有用であるか もしれない。 本発明のもう一つ別の態様において、ロピニロールまたはそのアナログの経皮 投与用の治療システムが提供される。該システムは積層複合体であって、支持層 と、薬物リザーバーと、該複合体を皮膚に付着させる手段とからなるものである 。薬物リザーバーと付着手段は別々であってもよく、その場合、装置の基底面と して供する別の接触性粘着層が提供されるか、あるいは薬物リザーバーそれ自体 が皮膚に接触し、付着するのに適当な粘着層を有していてもよい。かかる治療シ ステムは、本質的に「固体マトリックス」型経皮パッチの範疇にある。しかしな がら、薬物を液状、ゲル状または泡沫状リザーバー中に含有する別のシステムも 同様に用いることができる。 本発明のさらなる態様において、式(I)のインドロン化合物またはその医薬 上許容される塩を投与するための経皮的デリバリーシステムは、高吸収性ウレタ ンヒドロゲルの薬物リザーバーまたは後記する「超吸収性」材料のリザーバーを 有する。通常の経皮的システムで可能である量よりも、かなり多量の薬物をかか るリザーバーを含むデリバリー装置に充填することができる。したがって、これ らの型のシステムは、より高流量で、より多量の薬物をデリバリーすることがで きる。加えて、かかる経皮的デリバリーシステムはまた、その高吸収性の薬物リ ザーバーにより、皮膚透過性エンハンサーの必要性が減少し、またはある場合に はなくなる。さらには、高吸収性の薬物リザーバーを用いて、より小型の経皮用 パッチ、すなわち、薬物放出および薬物流量の点で、少なくとも従来のパッチと 同様の効果を有するが、大きさの点で有意に減少しているパッチを製造すること もできる。図面の簡単な記載 図1は、本発明に関連して用いることのできる固体マトリックス型の経皮的デ リバリーシステムの一具体例を模式形態にて示す。 図2は、本発明に関連して用いることのできる固体マトリックス型の経皮的デ リバリーシステムの別の具体例を模式形態にて示す。 図3は、本発明に関連して用いることのできる液状リザーバー型の経皮的デリ バリーシステムを模式形態にて示す。 図4は、ロピニロール塩酸塩をデリバリーするための種々の高吸収性の薬物リ ザーバーを用いて得られる流量結果を示すグラフである(実施例2にて評価)。 図5は、超吸収性マトリックスの薬物リザーバーを有し、周辺状粘着体を有す る、ロピニロールを投与するための経皮的デリバリーシステムの断面図である。 図6は、超吸収性マトリックスの薬物リザーバーを含有し、インライン状粘着 体を有する、ロピニロールを投与するための経皮的デリバリーシステムの断面図 である。 図7は、超吸収性マトリックスの薬物リザーバーを含有し、インライン状粘着 体およびインライン状膜を有する、ロピニロールを投与するための経皮的デリバ リーシステムの断面図である。発明の詳細な記載 本発明を詳細に記載する前に、本発明は、特定の処方または経皮的システムに 限定されるものでなく、もちろん、変化しうることが理解されよう。さらに、本 明細書にて用いられる用語は特定の具体例を説明することだけを目的とし、限定 することを意図とするものでないことも理解されよう。 本明細書および添付した請求の範囲にて用いる場合、単数形であっても、特記 しない限り、複数形を包含するものとする。すなわち、例えば、「透過性エンハ ンサー」なる語は2またはそれ以上の透過性エンハンサーの混合物を包含し、「 担体」または「ビヒクル」なる語は担体またはビヒクルの混合物を包含し、「粘 着層」は2またはそれ以上のかかる層に言及するものである。 特に限定しない限り、本明細書にて用いる技術的および科学的用語はすべて、 本発明の属する分野における当業者が通常理解するのと同じ意味を有する。本明 細書に記載の方法および材料と同様または均等なものも本発明を試験するための 実施にて用いることができるが、好ましい材料および方法は本明細書に記載され ている。 本発明を記載またはクレームするにおいて、次の用語を後記する定義にしたが って用いる。 「経皮的」デリバリーとは、経皮(または「皮膚を通して」)および経粘膜投与 の両方、すなわち、皮膚または粘膜組織を介して血流に薬物をデリバリーするこ とを含むものである。 「治療上有効な」量とは、化合物が所望の治療効果を得るのに非毒性であるが 、十分な量、この場合、ロピニロールがパーキンソン症候群を緩和するのに効果 的であろう用量を意味する。本明細書で用いる透過性エンハンサーの「有効な」 量は、皮膚浸透性にて望ましい増加をもたらし、相応して所望の浸透深度、投与 速度、およびデリバリーする薬物の量を増加させる量を意味する。 「皮膚の所定領域」とは、無傷の壊れていない生存皮膚または粘膜組織の一定 領域をいう。その領域は、通常、約5cm2から約100cm2の範囲にあり、よ り一般的には約20cm2から約60cm2の範囲にある。しかし、薬物を投与す る皮膚または粘膜組織の面積が、パッチ構成、用量などに応じて有意に変化しう ることは経皮的薬物デリバリーの分野における当業者には明らかであろう。 「インドロン誘導体」、「インドロン・アナログ」、「ロピニロール誘導体」およ び「ロピニロール・アナログ」は、式(I)の構造を有する化合物およびその医 薬上許容される塩をいう。これらの化合物の経皮的デリバリーが本発明の基礎を 形成するものである。一般に、本明細書にて「ロピニロール」その物の経皮投与 が示されている場合、記載されている方法、処方またはシステムは、同様にロピ ニロール・アナログおよび塩にまで及ぶと解釈すべきである。 本明細書にて用いる「浸透性強化」または「透過性強化」は、皮膚の薬理上活 性な薬剤に対する透過性の増加、すなわち、薬物が皮膚を透過し、血流に入る速 度を増加させるように、透過性を増加させることに関する。そのようなエンハン サーの使用により得られる透過性の強化は、以下の実施例に記載の拡散細胞装置 を用い、薬物の動物またはヒトの皮膚を介する拡散速度を測定することにより観 察することができる。 本明細書にて用いる「担体」または「ビヒクル」は、経皮的薬物投与に適する 担体材料をいい、当該分野にて公知の材料、例えば、非毒性であり、組成物の他 の成分と身体に有害な形式にて相互作用しない、いずれの液体、ゲル、溶媒、液 状希釈体、可溶化剤などを包含する。本明細書にて用いるのに適当な担体として 、例えば、水、シリコーン、液糖、ワックス、ワセリン、種々の他の材料が挙げ られる。本明細書にて用いる「担体」または「ビヒクル」はまた、安定化剤、結 晶化阻害剤または経皮的薬物デリバリーを促進するのに有用な他の添加剤をいう 。「ビヒクル」または「担体」と分類される化合物が、時には、透過性エンハン サーとして作用し、あるいはその逆であってもよく、したがって、これらの2種 の化合物または組成物が、時には、重複する。 本明細書で用いる「高吸収性」の薬物リザーバーは、典型的には、通常の製造 方法または経皮的薬物デリバリー装置を用いて可能である量よりもより多くの量 の薬物または薬物処方を含有するシステムまたはリザーバーを意味する;ロピニ ロールの経皮的デリバリーに関連して用いることのできる「高吸収性」ヒドロゲ ルの薬物リザーバーは、少なくとも30重量%の薬物処方、好ましくは少なくと も約50重量%の薬物処方、最も好ましくはほぼ70重量%程度またはそれ以上 の薬物処方を含有するように製造できる。 「ヒドロゲル]なる語は、慣用的な意味にて、ポリマー分散相を連続的(cont inuous)水相と合し、粘性のコロイド状生成物を形成する、水−膨潤性高分子マ トリックスをいうのに用いられる。 本明細書で用いる「超吸収性材料」は、超吸収性材料1グラム当たりその中に 15グラム以上、好ましくは25グラム以上、最も好ましくは50グラム以上に 相当する量の流体を吸収または吸着する能力を有する材料を意図する。その30 0ないし1000倍の重量の流体を吸収する能力を有する超吸収性材料も知られ ている。典型的には、超吸収性材料は架橋ポリマーである。かかる超吸収性材料 は、吸収した流体に略不溶性のままであるが、流体を吸収するだけでなく、吸収 された流体を保持することもできる。 ロピニロールまたはそのアナログを経皮投与する本発明の方法は、変化させる ことができるが、必然的に、薬物の効果的な血中レベルを所望の期間付与するの に十分な期間、式(I)の化合物を含有する組成物を皮膚または粘膜組織の所定 領域に塗布することを包含する。該方法は、軟膏、ゲル、クリームなどのように 組成物の直接塗布からなっていてもよく、または例えば、米国特許第49159 50号、第4906463号、第5091186号または第5246705号に 教示されているように、もしくは後記されるように薬物デリバリー装置を使用す ることからなっていてもよい。 式(I)の構造式に含まれるロピニロールまたは別のインドロン誘導体は、塩 基としてまたは医薬上許容される酸付加塩の形態にて投与してもよい。当該分野 における当業者に明らかなように、塩基形の薬物は化学量論過剰量の選択された 酸で処理することにより酸付加塩に変えることができる。そのような酸付加塩は 、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン酸などの無機酸で、または酢酸 、プロピオン酸、グリコール酸、ピルビン酸、シュウ酸、リンゴ酸、マロン酸、 コハク酸、マレイン酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、珪皮酸、マン デル酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、サリ チル酸などの有機酸で形成できる。 必ずというわけではないが、式(I)の化合物が塩の形態にて存在する場合、 一般に、透過性ユーンハンサーと関連してこれらの化合物を投与することが好ま しいであろう。一般に、該化合物が塩基の形態で配合される場合、エンハンサー は不要である。 適当なエンハンサーは、限定されるものではないが、ジメチルスルホキシド( DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド(D MA)、デシルメチルスルホキシド(C10MSO)、ポリエチレングリコール・モ ノラウレート(PEGML)、プロピレングリコール(PE),プロピレングリコー ル・モノラウレート(PGML)、グリセロール・モノラウレート(GML)、レシ チン、1−置換アザシクロヘプタン−2−オン、特に1−n−ドデシルシクロア ザシクロヘプタン−2−オン(Whitby Research Incorporated、Richmond、VA より、登録商標Azoneで入手可能)、アルコールなどを包含する。透過性エンハン サーはまた、米国特許第5229130号(Sharma)に記載される植物油であっ てもよい。かかる油として、例えば、サフラワー油、綿実油およびトウ モロコシ油が挙げられる。 式(I)のインドロン化合物の経皮投与に関連して用いるのに特に好ましいエ ンハンサーは、式:[CH3(CH2mCOO]nR(式中、mは8ないし16の整 数であり、nは1または2であり、Rは置換されていないか、または1または2 個のヒドロキジル基で置換されている低級アルキル(C1−C3)残基である)で 示されるエステルである。好ましい具体例において、エステル成分は低級アルキ ル(C1−C3)ラウレート(すなわち、mが10で、nが1である)であり、特 に好ましくは、「PGML」の場合である。「PGML」として市販されている 材料が、典型的には、プロピレングリコール・モノラウレートその物、プロピレ ングリコール・ジラウレート、およびプロピレングリコール、メチルラウレート またはその両方のいずれかの混合物であることは当業者に明らかであろう。した がって、本明細書で用いる「PGML」または「プロピレングリコール・モノラ ウレート」なる語は、純粋な化合物ならびに典型的には商業上入手されるその混 合物の両方を包含するものである。また、例えばオレイン酸などの類似する脂肪 酸も好ましい。 他に、前記したばかりのエステルを、ジエチレングリコール・モノエチルエー テルおよびジエヂレングリコール・モノメチルエーテルからなる群より選択され るエーテル成分と合したものも好ましいエンハンサー組成物である。かかるエン ハンサー組成物は米国特許第5053227号および第5059426号(Chia ngら)に詳細に記載されている。 さらに他の好ましいエンハンサー組成物は、前記したばかりのエステル、特に PGMLを、ベンジルアルコールおよびC2−C6アルカンジオールと組み合わせ たものである。そのようなエンハンサー組成物は1995年2月23日公開のP CT公開番号WO95/05137に詳細に記載されている。 組成物中のエンハンサーの配合量は、同様に、多くのファクター、例えば、個 々のエンハンサーの強度、皮膚透過性の望ましい増加量、投与速度およびデリバ リーされる薬物の量に依存している。 以下に示す薬物デリバリーシステムに組み込まれていないとして、好ましい組 成物は、約0.01重量%ないし10重量%程度の薬物および約1.0重量%ない し20.0重量%程度のエンハンサーを、前記した担体からなる組成物の残りの 成分と一緒に有するのが一般的である。組成物のエンハンサー部は、単独のエン ハンサーを有しでいてもよく、あるいはエンハンサーの混合物であってもよい。 式(I)のインドロン化合物を経皮投与するための経皮的システムの1の型を 図1に示す。全体として10で表される複合体は、支持層11と、そのリザーバ ー層中に分散させるか、粒状の親水性材料に吸着または吸収されているかのいず れかである薬物12aを含有するリザーバー層12と、剥離ライナー13とから なる。 支持層11は装置の一次構造エレメントとして機能し、装置に可撓性、ドレー プおよび好ましくは閉塞性を与える。支持層に用いられる材料は不活性であり、 薬物、エンハンサーおよび装置内に含まれる医薬組成物の他の成分の吸収能を有 していてはならない。支持層は、薬物および/またはビヒクルが該装置の上面を 透過して喪失することを妨げるべく、保護カバーとして供する可撓的な弾性材の 1またはそれ以上のシートまたはフィルムで製造されていることが好ましく、塗 布した場合に被覆された皮膚領域が水和されるように、該装置にある程度の閉塞 性を与えることが好ましい。支持層に用いられる材料は装置が皮膚の輪郭に追従 できるものでなければならず、通常、機械的変形に付される関節または他の屈曲 点で、皮膚と装置の可撓性または弾性の違いにより、装置が皮膚から剥がれる可 能性がほとんどまたは全くなく、皮膚領域に楽に付着するものでなければならな い。支持層に有月な材料としては、例えば、ポリエステル、ポリエチレン、ポリ プロピレン、ポリウレタンおよびポリエーテルアミドがある。その層は、好まし くは、厚みが約15ミクロンないし約250ミクロンの範囲にあり、所望により 着色、金属化または印刷に適する艶消し仕上げがなされていてもよい。 図1のリザーバー層12は、薬物を含有するための手段としての、使用の間に 装置を皮膚に固定するための粘着体としての二役をこなす。すなわち、剥離ライ ナー13は装置を皮膚に塗布する前に取り除かれるため、リザーバー層12は皮 膚に付着する装置の基底面として作用する。リザーバー層12は長期間の 皮膚接触に適する感圧粘着体からなっている。さらに、それは使用するインドロ ン・アナログならびに担体およびビヒクルと物理的または化学的に適合しなけれ ばならない。リザーバー層は、一般に、厚みが約10ないし約100ミクロンの 範囲に、好ましくは約75ミクロンである。この層に用いるのに適する材料とし て、例えば、ポリシロキサン、ポリイソブチレン、ポリアクリレート、ポリウレ タン、可塑化エチレンビニルアセテートコポリマー、低分子量ポリエーテルアミ ドブロックポリマー(例えば、PEBAX)、粘着性ラバー、例えば、ポリイソブチレ ン、ポリスチレン−イソプレンコポリマー、ポリスチレン−ブタジエンコポリマ ーおよびその混合物が挙げられる。現在のところ、リザーバー層12として用い るのに好ましい粘着材料はアクリレート、シリコーンおよびポリウレタンである 。 剥離ライナー13は該装置を塗布前に単に保護するだけに用いられる使い捨て エレメントである。典型的には、その剥離ライナーは、薬物、ビヒクルおよび粘 着体に対して不透過的な材料より形成され、その接触粘着体より容易に取り去ら れる。剥離ライナーは、シリコーンまたはフルオロカーボンで処理されているの が一般的である。目下のところ、シリコーン被覆したポリエステルが好ましい。 この具体例に対する変形において、リザーバー12は、連続的疎水性ポリマー 相と、水和無機シリケートおよびそれにより吸着または吸収された薬物の粒状相 のマトリックスからなっている。かかるシステムは、例えば、PCT公開番号W O94/07468(発明の名称:徐放性薬物デリバリー装置用の2相マトリッ クス)に記載されている。この刊行物に説明されているように、連続的疎水性相 として用いることのできるポリマーは、ポリシロキサン、ポリイソブチレン、溶 媒基材疎水性ポリアクリレート、ポリウレタン、可塑化エチレン−ビニルアセテ ートコポリマー、低分子量ポリエーテルブロックアミドコポリマー、スチレン− ブタジエンポリマー、およびビニルアセテート−基材粘着材であり、その疎水性 ポリマーは、通常、マトリックスの約30重量%ないし95重量%、さらに典型 的には40重量%ないし60重量%を構成する。分散した無機シリケートは、典 型的には、0.001ないし0.1mm、さらに一般的には、0.01ないし0. 05mmの非コロイド状サイズの範囲にある粒径である。 本発明の例において、マトリックスは、付加的に、粒状相を連続相に分散させ 続ける助けとなる分散剤を含有することが好ましい。陽イオン、陰イオン、両性 イオンまたは非イオン性分散剤を用いることができる。好ましくは、分散剤は、 ポリエチレン−ポリオキシプロピレングリコールコポリマー(例えば、「Pluron ic」の登録商標で市販されているもの)またはポリオキシエチレンソルビタンエ ステル(例えば、「Tween」登録商標で市販されているもの)などの非イオン性 界面活性剤である。分散剤は、通常、マトリックスの約0.5重量%ないし10 重量%、さらに一般的には、マトリックスの3重量%ないし6重量%から構成さ れる。 これらのマトリックスは、薬物を水(所望により、さらなる親水性極性溶媒を 含んでいてもよい)に溶かし、親水性粒状材料を得られた溶液と接触させ、水溶 液をその粒状材料により吸収させるようにする。その混合物は、典型的には、ペ ーストの質感を有する。マトリックスと分散剤の疎水性成分を、好ましくは混合 物にて、激しく混合しながらそのペーストに加え、粘性の分散体を形成させる。 この分散体を適当な形状にし、それから過剰量の溶媒を除去する。 図2は、本明細書にて経皮的デリバリーシステムとして供する、異なる型の積 層複合体を示す。このシステムは、支持層15、薬物リザーバー16、接触粘着 層17および剥離ライナー18を有し、全体として14で示されている。支持層 および剥離ライナーは図1の構造に関して前記したとおりである。薬物リザーバ ー16および接触粘着層17に関して、適当な材料は前記したとおりであり、例 えば、ポリシロキサン、ポリイソブチレン、ポリアクリレート、ポリウレタン、 可塑化エチレン−ビニルアセテートコポリマー、低分子量ポリエーテルアミドブ ロックポリマー、粘性ラバーおよびその混合物である。 図3は、ロピニロールまたはそのアナログを経皮投与するための別の装置構造 体を図示する。該装置は「液状リザーバー」の型であり、全体として18で示さ れる。それは、頂部にある不透過性支持層19と、薬物および何らかの結合材料 、例えば、エンハンサーなどを含有し、その端で上にある支持層で密封され、 支持層とその下のモジュレーター層21の間にパッチを形成する液状、ゲル状ま たは泡沫状層20、一般には、液状層と、および装置の基底面に供し、使用の間 、該装置を皮膚に付着させる感圧粘着層22とからなる。モジュレーター層は、 一般には、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの高多孔性材料の 薄い柔軟な層である。前記した具体例で、図3の装置は剥離ライナー(図示せず )を備えており、使用前に粘着層22を保護する。このような装置は、例えば、 米国特許第5124157号(Colleyら)に記載されている。 図5は、本発明に係る積層状のロピニロールデリバリーシステムを、全体的に 23で示す。装置23は薬物、ビヒクル、エンハンサーなどを含有するポリマー マトリックス24の形態のリザーバーを有する。同じ材料でできており、図1な いし3について前記したと同じ目的に供する支持層を25で表し;同様に、剥離 ライナーを小型の装置で27で表す。周辺粘着性リング26は装置を使用の間皮 膚に固定するためのものであり、図1の装置にて層12で前記したような感圧皮 膚接触粘着体からできている。好ましい粘着材料はアクリレート、シリコーンお よびポリウレタンである。 図6は、全体的に28で示される、本発明のさらなる具体例を示すものである 。ポリマーリザーバー29、支持層30および剥離ライナー32は図5に関する 記載と同じであるが、この具体例における粘着体は31で図示されるインライン 状粘着層である。適当な粘着材料は前記したような感圧式皮膚接触粘着体である 。 図7は、全体的に33で示される、本発明のさらなる具体例を示すものである 。薬物リザーバー34、支持層35、インライン状粘着層36および剥離ライナ ー37は図6に関して前記したとおりであるが、この具体例においては、薬物リ ザーバーと皮膚接触粘着体の間に積層された、インライン状速度制限膜が38で 図示されている。全体的に、以下に示すように、かかる膜は薬物以外の成分がそ の薬物リザーバーから流出することを制限するが、薬物の流出を制限しないよう に選択された材料でできている。 式(I)のインドロン誘導体の投与に関連して使用するための経皮的薬物デリ バリーシステムは、当業者に公知の、および/または文献に記載されている通常 の被覆および積層法および装置を用いて製造することができる。一般に、本発明 の装置は、溶媒蒸発フィルムのキャスティング、薄フィルム積層操作、ダイカッ ト技術などで製造される。 式(I)のインドロン化合物またはその医薬上許容される塩を投与するための 特に好ましい経皮的システムは、高吸収性ポリウレタンヒドロゲルの薬物リザー バーを有するシステム、ならびに「超吸収性」材料で製造された薬物リザーバー を有するシステムである。 ヒドロゲル基材のシステム: ヒドロゲル基材の経皮的システムの薬物リザーバーは、典型的には、ポリウレ タンヒドロゲルマトリックスからなる。これらのマトリックスは、水の存在下で 、ポリウレタンを適当な架橋剤と混合することにより形成することができる。薬 物処方は、ヒドロゲルを製造する間に、すなわちポリウレタンを架橋剤および水 と混合する間にそのヒドロゲルに配合してもよく、または製造した後に、すなわ ち水を添加した後にヒドロゲルに配合してもよい。 ヒドロゲルリザーバーを形成するのに有用である適当なポリウレタンは、当業 者に知られている通常の方法または関連文献に記載されている方法を用いて、化 学的に合成できる。ポリウレタンは、ポリマーの分野にて、Air ProductsよりAi rthane(登録商標)、Polathane(登録商標)、Ultracast(登録商標)およびCyanapre ne(登録商標)として、Conap,Inc.よりConathane(登録商標)として、Miles Inc .よりBayte C(登録商標)、Baymidur Vul Kollan(登録商標)、Baydur(登録商標) 、Bayflex(登録商標)またはBaygal(登録商標)として入手可能なポリウレタ ンエラストマーとすることができ;また、工業化学の分野にて、Miles,Inc.より 入手可能である、Desmodur(登録商標)またはMondur(登録商標)樹脂などのポリ ウレタン樹脂を用いることもできる。有機化学の分野にて、W.R.Grace & Co.か らHypol(登録商標)の商品名で入手可能な親水性ポリウレタンプレポリマーも また用いることができ、それが特に好ましく;および本発明に関連して用いるこ とができる特に効果的な市販されているポリウレタンは Hampshire Chemical Corporationより入手可能な、Hypol(登録商標)PreMAG-50 ポリマーである。 ヒドロゲルを形成するために、架橋剤を水の存在下で該ポリウレタンに添加す る。好ましい架橋剤は、脂肪族、シクロ脂肪族および芳香族ジイソシアネートを 含む、ジイソシアネートである。適当なジイソシアネートは、限定されるもので はないが、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート 、トリメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート 、シクロヘキシル−1,2−ジイソシアネート、シクロヘキシレン−1,4−ジ イソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネートおよび2,6−トルエンジ イソシアネートを包含する。用いる架橋剤の量は、所望のヒドロゲルを製造する のに効果的である量であるが、材料が消費されない結果となるような量でないこ とが好ましい。しかしながら、ヒドロゲルを形成した後に、過剰量の架橋剤があ ったとしても、簡単な洗浄工程を用いて除去することができる。 ポリウレタンヒドロゲルを形成するための反応混合物は、通常、約5重量%な いし25重量%のイソシアネート架橋剤および約0.01重量%ないし15重量 %の水、その組成物の残りの成分であるポリウレタンを、製造の間に配合するな らば、薬物処方と一緒に有する。しかし、リザーバーの種々の成分を、例えば、 所望とする粘着度(より多くの水を必要とする)または最終製品の他の所望の特 性に応じて変える必要があることは当業者に明らかであろう。 薬物処方はヒドロゲル形成の間にまたはその後にヒドロゲルに配合することが できる。一般に、多量の薬物をヒドロゲルに配合する場合、後者の操作が好まし い;すなわち、ビドロゲルを製造した後、薬物をヒドロゲルに配合することによ り、65重量%ないし70重量%のような高いまたはそれ以上の薬物の負荷を得 ることができる。 別の具体例において、最初に光硬化性ポリウレタンを用いてヒドロゲルを形成 させる。その場合、架橋剤よりもむしろ、適当な波長を照射することで硬化を起 こさせる。光硬化は、ある場合には、ジイソシアネート型架橋剤を用いて硬化す るよりも、純粋な状態で、より迅速に行うことができる。光硬化を行うには、典 型的には、光開始剤の存在下で硬化工程を実施する必要がある。適当な光開始剤 は当業者に周知のラジカル光開始剤である。そのような光開始剤として、α−ア ルコキシデオキシベンゾイン、α,α−ジアルコキシデオキシベンゾイン、α,α −ジアルコキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2,2−ジアルキルアセトフ ェノン、ベンゾフェノン、チオキサントン、ベンジル、およびH.J.Hagemanら、「 Photoinitiators and Photocatalysis for Various Polymerisation and Crossl inking Processes」、Radiation Curing of Polymers II、D.R.Randell編(The R oyal Society of Chemistry、1991)の46−53頁で同定されている他の 化合物が挙げられる。 リザーバー層は、絶対というわけではないが、一般に、約1ないし約100ミ ルの範囲、好ましくは約25ないし60ミルの範囲の厚みを有する。しかし、リ ザーバーの厚みは、リザーバーに配合する薬物の量、望ましいパッチの大きさな どを含め、種々の事項に依存することは明らかである。 ヒドロゲルリザーバーを製造し、その中に薬物を配合した後、経皮的システム の残りを製造する。一般に、絶対というわけではないが、リザーバーを製造した 後に、支持層をヒドロゲルリザーバーに積層させる。支持層に適する材料は、図 1のシステムに関して前記されているとおりである。ヒドロゲルリザーバーの下 に、すなわち、その皮膚側に、薬物をデリバリーする間、装置を皮膚に付着させ るための医薬上許容される接触粘着体がある。その粘着体は、図1に示すシステ ムに関して前記したように、長期間の皮膚接触に適する感圧性粘着体である。ま た、貯蔵の間および使用直前まで該装置の基底面を保護するために、剥離ライナ ーで、曝されているヒドロゲルまたは粘着面をカバーする。その剥離ライナーは 、前に説明したように、使い捨て部材である。 超吸収性システム: 「超吸収性」薬物リザーバーは超吸収住材料と薬物処方を含む。超吸収性材料 の特性は臨界的な特性ではない。典型的には、ポリ(アクリレート)、ポリ(無水 マレイン酸)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリサッカリドなどの、Chenら、Synth etic and Natural Polymer、Chatteriee(編)Absorbency、第VI章、1 97−216頁(1985)(Elsevier、Amsterdam)に記載されるような、架橋 ポリマーおよび/またはコポリマーの組成物が好ましい。超吸収性材料として、 例えば、限定されるものではないが、所望によりグリセロールなどの多価アルコ ールを有していてもよい、加水分解した澱粉ポリアクリロニトリルグラフト共重 合体の高温および高圧での反応生成物(米国特許第4467012号および第4 412036号(Pedersenら)を参照のこと)、イソシアネート末端のポリ(オ キシアルキレン)ポリオールとカルバモイル、置換カルバモイルおよびカルボキ シからなる群より選択される官能基を有する実質的に線状の付加ポリマーとから 調製される架橋ポリウレタンのポリマー網状体、そのアルカリ金属塩およびアン モニウム塩(その化学構造および調製は米国特許第4731391号(Garvey) に記載されている)、米国特許第4985467号(Kellyら)に記載されている カルボキシメチルセルロース、澱粉グラフト重合のポリアクリル酸ナトリウムお よびポリアクリル酸ナトリウムなどの超吸収性材料を含有する泡沫状の多孔性ポ リマー、好ましくはポリウレタンの骨格網状体、または例えば、米国特許第52 16098号(Ahmedら)に開示されている、アンモニウムカチオンである3− メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムと、スルホネート、2−メチ ルアクリロイルオキシエタンスルホネート、ビニルスルホネート、スチレンスル ホネートなどのスルホネートアニオンなどの超吸収性架橋両性電解質性イオン対 コポリマーが挙げられる。他のこのような超吸収性材料は当業者に周知である。 好ましくは、超吸収性材料はオレフィン/アルキルカルボキシレートであり、よ り好ましい超吸収性材料は無水マレイン酸−イソブチレンコポリマー(Camelot Superabsorbents Incorporated,Charlotte,NCよりFiberdri(登録商標)超吸収 性繊維として入手可能)である。このようなコポリマーからなる超吸収性フィル ムは、Concert Industries Limited(Thurso,Quebec,Canada)より入手可能であ る。 皮膚透過性エンハンサーは、超吸収性リザーバー中に入れてあってもよく;エ ンハンサーが配合されているとすれば、一般に、薬物処方のおよそ約1重量%な いし25重量%で配合されるであろう。適当なエンハンサーとして、限定される ものではないが、前記したエンハンサー、例えば、DMF、DMA、DMSOなどが挙げら れる。 好ましい薬物処方、すなわち、薬物リザーバー中に充填される薬物含有の組成 物は、典型的には、およそ約0.1重量%ないし20重量%、好ましくは1重量 %ないし10重量%の薬物と、エンハンサー、ビヒクルなどの他の成分を意味す る処方の残りを含む。 超吸収性リザーバーは、薬物を水または他の適当な溶媒に溶かし、超吸収性材 料をその得られた溶液と接触させ、その溶液を超吸収性材料に吸収されることに より調製する。溶液は、慣用的手段、例えば、浸すか、被覆するか、スプレーす るか、またはプリントすることにより超吸収性材料に塗布することができる。米 国特許第4915950号(Mirandaら)に開示されている方法を用いて、薬物 処方を超吸収性材料にプリントすることにより塗布することが好ましい。次に、 この材料を、経皮的薬物デリバリー装置に組み込むための積層複合体を調製する のに用いられる適当な形状にしてもよい。 超吸収性薬物リザーバーを有する経皮的システムは、以下のように調製するこ とができる。粘着体を剥離ライナー上にキャストする。そこから溶媒を蒸発させ 、ついで粘着体を超吸収性薬物リザーバー上に積層させ、それを順次、支持フィ ルム上にトランスファー−積層させる。別法として、超吸収性薬物リザーバーを まず支持層に積層させ、その後でプレキャストした粘着層に積層させる。これら 種々の層に関する適当な材料は、本明細書にて前記したシステムについて例示さ れている。 例えば、図6に関して、超吸収性材料の薬物リザーバーを含有するように製造 する場合、超吸収性マトリックスを調製し、そのマトリックスに薬物、ビヒクル 、エンハンサーおよびリザーバーに組み込ませる他の成分を浸し、その調製した マトリックスを剥離ライナーにキャストすることによりその装置を製造すること ができる。ついで、マトリックス層をダイカットし、余白部を除去し、剥離ライ ナーにマトリックス片の間の余白スペースを設ける。ついで粘着層を調製し、支 持材料のシート上にキャストし、ライナー材料の余分なシートで覆う。ついで、 余分な剥離ライナー層を除去し、粘着体の露出面をマトリックスの露出面および 支持層の余白部と接触させることにより、ダイカットしたマトリックスおよび支 持積層体を粘着体および剥離ライナー積層体に積層させる。 これらの経皮的システムのいずれにおいても、薬物リザーバーと接触粘着層の 間に、あるとすれば、速度調節膜を含めることが望ましい。かかる膜を形成する のに用いられる材料は、薬物以外の成分、すなわち、エンハンサー、ビヒクルな どの薬物リザーバーからの流出を制限するが、薬物の流出を制限しないように選 択される。速度調節膜を形成するのに有用な代表的な材料として、ポリエチレン 、ポリアミド、ポリエステル、エチレン−エタクリレートコポリマー、エチレン −酢酸ビニルコポリマー、エチレン−メチル酢酸ビニルコポリマー、エチレン− エチル酢酸ビニルコポリマー、エチレン−プロピル酢酸ビニルコポリマー、ポリ イソプレン、ポリアクリロニトリル、エチレン−プロピレンコポリマーなどのポ リオレフィンが挙げられる。速度調節膜を形成するのに有用な特に好ましい材料 はエチレン−酢酸ビニルコポリマーである。 本発明はその好ましい特定の具体例に関して記載されているが、前記した発明 の記載および以下に示す実施例も本発明の範囲を説明するもので、その範囲を限 定するものではない。本発明の範囲内にある他の態様、利点および修飾は、本発 明の関連する分野の当業者に明らかであろう。 次の実施例において、用いた数値(例えば、量、温度など)に関して正確性を 保証するための努力は行っているが、ある実験誤差および逸脱は考慮すべきであ る。特記しない限り、温度は摂氏度で、圧力は大気圧またはその付近である。 本明細書に示されるすべての特許、特許出願および刊行物(前掲および以下に 示す)は、出典明示により本明細書の一部とする。実施例 材料: ロピニロール遊離塩基および塩は、スミスクライン・ビーチャムから提供され た。すべての化学薬品は、試薬用であった。 溶解度決定: 室温でのロピニロールの様々なビヒクル中における溶解度を測定した。ロピニ ロールの過剰量をビヒクルに添加し、室温で一晩攪拌した。ロピニロールの飽和 溶液を過剰のロピニロールを濾過して得た。試料をHPCLアッセイ用に希釈し た。 アッセイ方法論: 2種のアッセイ法、すなわち、一つは皮膚流出試料の解析のためのアッセイ方 法、および、他は安定性を測定するためのアッセイ方法の2種のアッセイ方法を 開発した。皮膚流出アッセイ用には、試料を250nmでUV−検出を用い、H PCLにより解析した。適当なクロマトグラフィーの分解能がZorbax RX-C8カ ラムを用いて得られた。移動相は45%リン酸緩衝液(pH3.5)および55 %アセトニトリルの混合物であった。保持時間は、約3.0分であった。 用いた安定性測定方法は、SB方法と同じであった。試料を250nmでUV −検出を用い、HPLCにより解析した。クロマシル5μmC8(Kromasil fiv eμm C8)カラムを用いた。移動相は、84%酢酸緩衝液および16%(70% アセトニトリルおよび30%メタノール)であった。流出1ml/minで保持 時間は、18分であった。 プロトタイプシステムの調製: 単一マトリックスシステム:ロピニロールをビヒクル中に分散または溶解し、 ついで、感圧粘着剤と混合し、均一な粘着混合物を形成させた。この混合物をガ ードナーナイフ(Gardner knife)で剥離ライナー上にキャストした。ついで、 キャストフィルムを30分間70℃で乾燥させた。ポリエステルフィルムを支持 層としてキャストフィルムに積層させた。 二相マトリックスシステム:ロピニロールを珪酸カルシウム(マイクロ−セル の親水性混合物を形成させた。界面活性剤、ビヒクルおよび粘着剤を親水性混合 物に添加し、細かく分散した混合物を形成させた。ついで、この混合物を遊離フ ィルム上にキャストし、溶媒を蒸発させた。ついでポリエステルフィルムをキャ ストフィルム上に重ねた。 ロピニロールのインビトロ皮膚透過性: 皮膚調製物:ヒト死体皮膚を透過性実験に用いた。冷凍皮膚を解凍し、表皮層( 角質層および生存可能な表皮)を2分間60℃で水に浸し、完全な厚さの皮膚か ら分離した。この表皮をすぐに流出実験にもちいるか、または後の実験のために -20℃で保存した。 ビヒクルからの皮膚透過性:修飾フランツ(Franz)拡散セルをロピニロール デリバリーに対するビヒクルの作用を評価するために用いた。受け取り室(recie ver compartment)をpH7の緩衝液7.5mlで満たした。ついで、ロピニロー ルで飽和した200μlの選択されたビヒクルを供与室(donor compartment) に置き、皮膚流出実験を開始した。拡散セル内容物の温度を32±1℃に保った 。所定の時間で、1mlの受け取り側の内容物を取り出し、新鮮な緩衝液に移し た。試料をHPLCでアッセイした。 プロトタイプからの皮膚透過性:修飾フランツセルをロピニロールデリバリー に対するプロトタイプシステムを評価するために用いた。プロトタイプシステム からポリエステル剥離ライナーをはがし、薬物粘着層が角質層に向くように表皮 の上に置いた。穏やかな圧力を加え、薬物粘着層と角質層が完全に接触するよう にした。ついで、ロピニロールプロトタイプシステムを有する皮膚膜を注意深く 受け取り及び供与室の間に固定した。受け取り室をpH7の緩衝液で満たし、温 度を実験の期間中32±1℃に保った。1mlの受け取り側の内容物を取り出し 、新鮮な緩衝液に移した。試料をHPLCでアッセイした。 流出決定:皮膚流出(μg/cm2/hr)を時間に対する皮膚透過ロピニロールの累 積量をプロットした定常状態勾配から決定した。定常状態が得られた後、プロッ トの直線部分を用い、勾配から流出を計算した。各処方について実験を3回行い 、値を三回の平均および標準偏差で示す。 皮膚刺激実験: ウサギにおける皮膚刺激実験を修飾Draize刺激プロトコルを用いて行った。 処理として、 1)ロピニロール塩の最高流出を与える選択されたビヒクル中のロピニロールの 異なる活性。 2)2種の選択されたビヒクル中のロピニロール。皮膚流出研究で独占的に用い られているビヒクルを対照として試験した。 鉱油を実験の負の対照として用いた。各処理の平均一次刺激評点を計算した。 3)3種のプロトタイプシステム中のロピニロールおよび塩基(36048C、 36078Gおよび36040F;下記の実施例3、表4を参照) が挙げられる。実施例1 インビトロ流出実験 ロピニロール塩基およびロピニロールHClのインビトロ流出実験を上記した ように行った。種々のビヒクルを用いた。結果を表1に示す。 表2において、2種のプロトタイプのロピニロール流出の相互比較を示す。 136048Cは4%ロピニロール塩、15%緩衝液、10%PG、4%M−E 、3%ツウィーン80、シリコーン4202を含んだ。2 36047Gは4%ロピニロール塩基、シリコーン4202を含んだ。3 溶液36038Dはロピニロール塩で飽和したPGMLであった。 表1および2より推定されるように、本発明の処方およびシステムは、治療上 有用な速度でインビトロでヒト皮膚を介してロピニロールを放出することができ る。実施例2 高吸収性リザーバーを用いる薬物デリバリー (a)ロピニロールHClを様々な処方(表3に示す)中に混合し、飽和させ、 高吸収マレイン酸無水物−イソブチレンコポリマーフィルム(コンサート・イン ダストリーズ・リミテッド、Thurso、Quebec、カナダから入手)に吸収させた。 システムを1.25cm2円形に切り取り、上記に説明したように皮膚上に塗布し た。プロトタイプを表3中の番号1、4および7と定め、流出の結果を図4にグ ラフで示した。 (b)ロピニロールHClを種々の処方中に混合し、飽和させ、水とともにハイ に添加した(水:ポリマー:ビヒクルの比は、約1:2:2であった)。混合物を 不織布(Reemay 2250ポリエステル、Tyconより入手)上にキャストし、室温で乾 燥させ、上述のように皮膚に塗布した。プロトタイプを、表3の番号2および5 と定め、流出の結果を、図4にグラフで示す。Chemical Corporation)を水と混合して形成した(水:ポリマーの比は、約1:2 であった)。混合物を不織布(Reemay 2250ポリエステル、Tyconから得た)にキ ャストし、室温で乾燥させた。乾燥ヒドロゲルを直径約5/8インチの円盤状に 切取り;これらの円盤状物を一晩ロピニロールHClで飽和させた様々な処方( 表3参照)中に浸した。プロトタイプを表3の番号3,6および8と定め、流出 の結果を図4にグラフで示す。 (d)比較の目的で、単にロピニロールHClおよびシリコーン4202だけを 含むシステム(プロトライプ10)と、表3に示した様々な処方中にロピニロー ルHClを含む、単一2層マトリックスシステム(プロトタイプ9)を調製した 。流出の結果を、図4に上述したシステムから得られた結果とともにグラフで示 す。 図4に示す結果から考えられるように、高吸収性ヒドロゲルリザーバーまたは 「超吸収性」リザーバーを用いて製造された経皮的システムは、治療上有用な速 度でインビトロでヒト皮膚を介してロピニロールを放出させるのに本当に効果的 である。 実施例3 刺激実験 様々なロピニロール処方物を調製し、上述したように刺激実験を行った。結果 を表4に示す。 表4に示した結果から、ロピニロールの経皮吸収により生じる刺激は小さいと 結論できるであろう。技術分野における一般的教示が、ロピニロールのpKaが 皮膚刺激と潜在的に有意な度合いで関連すると示唆する限りにおいて、このこと は、重要な結果であった(B.Brnerら,"Relationship of pKa and Acute Skin Ir ritaiton in Humans,"J.Toxicol.--cut.& Ocular Toxicol.8(4):481-492(1989-1 990),and B.Brenerら,"The Relationship between pKa and Skin Irritiation for a Series of Basicpenetrants in Man,"Funfamental and Applied Toxicolo gy 15:760-766(1990)参照)。実施例4 ロピニロール遊離塩基経皮的システム ロピニロール遊離塩基の溶液を以下の処方に従って調製した(すべてのパーセ ンテージは、最終処方のw/wである。) ロピニロール遊離塩基 4% プロピレングリコールモノラウレート 10% ダウ−コーニング#4202シリコーン粘着剤 86% ロピニロール遊離塩基はスミスクライン−ビーチャム・コーポレーションから得 るか、または、出典明示によりその内容を本明細書に含める、米国特許第4,4 52,808(Gallager,Jr.,ら、1984年6月5日発行);4,912,12 6(Owen、1990年3月27日発行)の教示に従って、実質的に調製すること ができる。ダウ−コーニング#4202シリコーン粘着剤は、ダウ・ケミカル(M idland,MI)から市販されている。プロピレングリコールモノラウレートは、G attefosse(Elmsford,NY)から市販されている。 上記の成分を回転容器中で約25℃で1ないし3時間、混合する。上記の薬物 /粘着剤混合物の厚さ100ミクロンの実質的に均一な層を当業者に周知の方法 により、15milのガードナーナイフ装置を用い、0.003インチの St.Paul、MNから市販されている)に塗布する。溶媒を約30分間70℃に加熱し て除去する。 上記で調製したシリコーン粘着性薬物マトリックス/剥離ライナーを横断面の ポレーション)に合わせ、飽和ロピニロール薬物マトリックスが剥離ライナーと 支持ライナーの間に組み込まれており、連続した多層フィルムを形成するような 、連続した多層フィルム組成物を得た。ついで連続した多層フィルムをその後の 投与法および治療される個体の必要に応じ、各表面域が約5−40cm2である 個々の単位にダイカットした。実施例5 ロピニロール塩単一層マトリックス経皮的システム 溶液を以下の処方に従って調製した(すべてのパーセンテージは、最終処方の w/wに基づいでいる) ロピニロールHCl 4% PGML 10% オレイン酸 2% ダウ・コーニング#4202シリコーン粘着剤 84% ロピニロールHClはスミスクライン−ビーチャム・コーポレーションから得 るか、または、米国特許第4,452,808および4,912,126の教示 に従って、調製することができる。 上記の成分を回転容器中で約25℃で1ないし3時間、混合する。上記の薬物 /粘着剤混合物の厚さ250ミクロンの実質的に均一な層を当業者に周知の方法 により、15milのガードナーナイフ装置を用い、0.003インチの St.Paul、MNから市販されている)に塗布する。溶媒を約30分間70℃に加熱し て除去する。 上記で調製したシリコーン粘着剤薬剤マトリックス/剥離ライナーを横断面の ポレーション)に合わせ、飽和ロピニロール薬物マトリックスが剥離ライナーと 支持ライナーの間に組み込まれており、連続した多層フィルムを形成するような 、連続した多層フィルム組成物を得た。ついで連続した多層フィルムをその後の 投与法および治療される個体個々の必要に応じ、各表面域が約5−40cm2で ある個々の単位にダイカットした。実施例6 ロピニロール塩2層マトリックス経皮的システム ロピニロール塩2層薬物分散物を以下の処方に従って調製した(すべてのパー センテージは、最終処方のw/wに基づいている) ロピニロールHCl 4% リン酸ナトリウム緩衝液、pH7 10% ダウ・コーニング#4202シリコーン粘着剤 81% されている。 合し、粘性の親水性混合物を形成させた。界面活性剤、ビヒクルおよび接着剤を 親水性混合物に添加し、細かく分散した混合物を形成させた。上記の薬物/粘着 剤混合物の厚さ100ミクロンの実質的に均一な層を当業者に周知の方法により 、15milのガードナーナイフ装置を用い、25ミクロンポリエステルフィル ム(Mehnex 329,ICIから市販されている)にキャストする。溶媒を約30分間7 0℃に加熱して除去する。 上記で調製したシリコーン粘着剤薬剤マトリックス/剥離ライナーを75ミク ョン)に合わせ、飽和ロピニロール薬物マトリックスが剥離ライナーと支持ライ ナーの間に組み込まれており、連続した多層フィルムを形成するような、連続し た多層フィルム組成物を得た。ついで連続した多層フィルムをその後の投与法お よび治療される個体の必要に応じ、各表面域が約5−40cm2である個々の単 位にダイカットした。実施例7 ロピニロール塩超吸収体経皮的システムI ダウ・コーニング#2675シリコーン粘着剤を当業者によく知られた方法に #1022ポリエステル剥離ライナー(3Mコーポレーション)に均一に塗布し、 剥離ライナー上に約0.002インチの厚さの2675シリコーン接着剤の実質 的に均一な層を形成した。溶媒を約30分間70℃に加熱して除去した。コンセ ルト100136#95068超吸収性フィルム(Concert Industries Ltd.,Th urso,Quebec,Canadaから市販されている)を剥離ライナーで被覆されたシリコー ン接着剤に均一に適用した。 ステルフィルム支持層(3Mコーポレーション)をガードナーナイフを用い、#2 675シリコーン接着剤の約0.002インチ層で均一に被覆し、上記のように 溶媒を除去した。 オレイン酸:ポリエチレングリコールを3:97の比(w/w)で含むビヒク ルの溶液を調製する。ビヒクルのこの溶液に、ロピニロール塩(スミスクライン ・ビーチャム・コーポレーション)の過剰量を添加し、約12時間放置し、ビヒク ル溶液中のロピニロール塩の飽和溶液を得た。ついで、飽和ビヒクル溶液を、飽 和溶液が超吸収層に約10:1の比(飽和ビヒクル溶液:超吸収体;w/w)で適 用される、ミランダらの米国特許第4,915,950に実質的に従う「プリン ティング」により超吸収層に塗布した。 ついで、剥離ライナー/粘着剤/超吸収層をシリコーン粘着剤/支持層にあわ せ、飽和ロピニロール処方が超吸収マトリックスに吸収される、連続した多層フ ィルム組成物を得る。ついで連続した多層フィルムをその後の投与法および治療 される個体の必要に応じ、各表面域が約5−40cm2である個々の単位にダイ カットした。実施例8 ロピニロール塩超吸収体経皮的システムII ロピニロールの飽和溶液を含む超吸収体層を有する多層フィルム組成物を実質 的に上記の実施例7の方法に従って、調製した。しかしながら、ビヒクルの別の 溶液をプリントされる飽和ロピニロール処方中に含ませた。この例では、ビヒク ルの溶液をポリエチレングリコールモノラウレート:ポリエチレングリコール を10:90の比(w/w)で含むように調製する。このビヒクル溶液に過剰量の ロピニロールを添加し、12時間室温で放置し、ビヒクル溶液中のロピニロール塩 の飽和溶液を得た。ついで、飽和ビヒクル溶液を超吸収体層上にプリントし、支 持層で被覆されたシリコーン接着剤に合わせ、実質的に実施例7の手法にしたが って、所望の大きさにダイカットした。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I L,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK ,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK, MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR ,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 チアン,チア−ミン アメリカ合衆国94404カリフォルニア州 フォスター・シティ、シャッド・コート 380番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. パーキンソン病を患っている個体の治療法であって、 式(I): [式中、Rはアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、アリルア ミノ、ジアリルアミノ、N−低級アルキル−N−アリルアミノ、ベンジルアミノ 、ジベンジルアミノ、フェネチルアミノ、ジフェネチルアミノ、4−ヒドロキシ フェネチルアミノまたはジ−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)であり、R1 、R2およびR3は、各々、水素または低級アルキルであり、nは1−3を意味す る] で示される構造を有するインドロン誘導体またはその医薬上許容される塩を有し てなる薬物を治療上有効量、該疾患の徴候を軽減するのに効果的な期間および投 与速度で無傷の皮膚または粘膜組織の所定の領域を介して該個体に投与すること からなる方法。 2. 薬物がロピニロール塩基である請求項1記載の方法。 3. 薬物が医薬上許容されるロピニロール塩である請求項1記載の方法。 4. 医薬上許容されるロピニロール塩がロピニロール塩酸塩である請求項3 記載の方法。 5. 薬物を皮膚透過性エンハンサーと一緒に投与する請求項3記載の方法。 6. 皮膚透過性エンハンサーが、式: [CH3(CH2mCOO]nR (式中、mは8ないし16の整数であり、nは1または2であり、Rは置換され ていないか、または1または2個のヒドロキシル基で置換されている低級アルキ ル(C1−C3)残基を意味する) で示されるエステルおよびその混合物からなる群より選択される請求項5記載の 方法。 7. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ジエチレングリコール・モノエチ ルエーテルおよびジエチレングリコール・モノメチルエーテルからなる群より選 択されるエーテル成分を含んでなる請求項6記載の方法。 8. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ベンジルアルコールおよびC2− C6アルカンジオールを含んでなる請求項6記載の方法。 9. 皮膚透過性エンハンサーが、プロピレングリコール、プロピレングリコ ール・モノラウレートおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項5 記載の方法。 10. 薬物を経皮的薬物デリバリー装置を用いて投与する請求項1記載の方 法。 11. 経皮的薬物デリバリー装置が、薬物源と、システムが皮膚または粘膜 組織に関連して薬物を透過し続ける手段とからなる請求項10記載の方法。 12. 経皮的薬物デリバリー装置が、薬物が実質的に不透過性である支持層 と、その中に薬物を分散させたリザーバー層との積層複合体を有してなる請求項 10記載の方法。 13. リザーバー層が医薬上許容される接触粘着体を有してなる請求項10 記載の方法。 14. リザーバー層が高吸収性ポリウレタンヒドロゲルを有してなる請求項 10記載の方法。 15. リザーバー層が超吸収性架橋ポリマー材料を有してなる請求項10記 載の方法。 16. 経皮的薬物デリバリー装置が、薬物が実質的に不透過性である支持層 と、皮膚または粘膜組織に付着する該装置の基底面を特定する接触粘着層と、そ の間に含まれる、薬物を含有するポリマーマトリックスとの積層複合体を有して なる請求項10記載の方法。 17. 経皮的薬物デリバリー装置が、薬物が実質的に不透過性である支持層 と、可撓性であり、多孔性のモジュレーター層と、皮膚または粘膜組織に付着す る装置の基底面を特定する、該モジュレーター層に隣接する接触粘着層と、支持 層とモジュレーター層の間に薬物を含有する液状またはゲル状リザーバーを有し てなる請求項10記載の方法。 18. 式(I): [式中、Rはアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、アリルア ミノ、ジアリルアミノ、N−低級アルキル−N−アリルアミノ、ベンジルアミノ 、ジベンジルアミノ、フェネチルアミノ、ジフェネチルアミノ、4−ヒドロキシ フェネチルアミノまたはジ−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)であり、R1 、R2およびR3は、各々、水素または低級アルキルであり、nは1−3を意味す る] で示される構造を有するインドロン誘導体またはその医薬上許容される塩からな る薬物、および経皮的薬物デリバリーに適する担体および/または添加剤を有し てなる医薬処方。 19. 薬物がロピニロール塩基である請求項18記載の処方。 20. 薬物が医薬上許容されるロピニロール塩である請求項18記載の処方 。 21. さらに、薬物が治療上効果的な速度で皮膚を透過することを容易にす る量の皮膚透過性エンハンサーを含む請求項20記載の処方。 22. 皮膚透過性エンハンサーが、式: [CH3(CH2mCOO]nR (式中、mは8ないし16の整数であり、nは1または2であり、Rは置換され ていないか、または1または2個のヒドロキシル基で置換されている低級アルキ ル(C1−C3)残基を意味する) で示されるエステルおよびその混合物からなる群より選択される請求項21記載 の処方。 23. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ジエチレングリコール・モノエ チルエーテルおよびジエチレングリコール・モノメチルエーテルからなる群より 選択されるエーテル成分を含んでなる請求項22記載の処方。 24. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ベンジルアルコールおよびC2 −C6アルカンジオールを含んでなる請求項22記載の処方。 25. 皮膚透過性エンハンサーが、プロピレングリコール、プロピレングリ コール・モノラウレートおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項 20記載の処方。 26. 医薬上許容されるロピニロール塩がロピニロール塩酸塩である請求項 21記載の処方。 27.式(I): [式中、Rはアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、アリルア ミノ、ジアリルアミノ、N−低級アルキル−N−アリルアミノ、ベンジルアミノ 、ジベンジルアミノ、フェネチルアミノ、ジフェネチルアミノ、4−ヒドロキシ フェネチルアミノまたはジ−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)であり、R1 、R2およびR3は、各々、水素または低級アルキルであり、nは1−3を意味す る] で示される構造を有するインドロン誘導体またはその医薬上許容される塩からな る薬物を経皮投与するためのシステムであって、 薬物が実質的に不透過性である支持層と; 薬物を含有するリザーバー層と からなる経皮投与用システム。 28. 薬物がロピニロール塩基である請求項27記載のシステム。 29. 薬物が医薬上許容されるロピニロール塩である請求項27記載のシス テム。 30. リザーバー層が、付加的に、薬物が治療上効果的な速度で皮膚を透過 することを容易にする量の皮膚透過性エンハンサーを含む請求項29記載のシス テム。 31. 皮膚透過性エンハンサーが、式: [CH3(CH2mCOO]nR (式中、mは8ないし16の整数であり、nは1または2であり、Rは置換され ていないか、または1または2個のヒドロキシル基で置換されている低級アルキ ル(C1−C3)残基を意味する) で示されるエステルおよびその混合物からなる群より選択される請求項30記載 のシステム。 32. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ジエチレングリコール・モノエ チルエーテルおよびジエチレングリコール・モノメチルエーテルからなる群より 選択されるエーテル成分を含んでなる請求項31記載のシステム。 33. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ベンジルアルコールおよびC2 −C6アルカンジオールを含んでなる請求項31記載のシステム。 34. 皮膚透過性エンハンサーが、プロピレングリコール、プロピレングリ コール・モノラウレートおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項 30記載のシステム。 35. 薬物がリザーバー中の粒状材料に吸着されているかまたは吸収されて いる請求項27記載のシステム。 36. リザーバー層が医薬上許容される接触粘着体を有してなる請求項27 記載のシステム。 37. リザーバー層が高吸収性ポリウレタンヒドロゲルを有してなる請求項 27記載のシステム。 38. リザーバー層が超吸収性架橋ポリマー材料を有してなる請求項27記 載のシステム。 39.式(I): [式中、Rはアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、アリルア ミノ、ジアリルアミノ、N−低級アルキル−N−アリルアミノ、ベンジルアミノ 、ジベンジルアミノ、フェネチルアミノ、ジフェネチルアミノ、4−ヒドロキシ フェネチルアミノまたはジ−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)であり、R1 、R2およびR3は、各々、水素または低級アルキルであり、nは1−3を意味す る] で示されるインドロン誘導体またはその医薬上許容される塩からなる薬物を経皮 投与するためのシステムであって、 薬物が実質的に不透過性である支持層と; 皮膚または粘膜組織に付着する装置の基底面を特定する接触粘着層と; その間に含まれる、薬物を含有するポリマーマトリックスの積層複合体からな る経皮投与用システム。 40. 薬物がロピニロール塩基である請求項39記載のシステム。 41. 薬物が医薬上許容されるロピニロール塩である請求項39記載のシス テム。 42. ポリマーマトリックスが、付加的に、薬物が治療上効果的な速度で皮 膚を透過することを容易にする量の皮膚透過性エンハンサーを含む請求項41記 載のシステム。 43. 皮膚透過性エンハンサーが、式: [CH3(CH2mCOO]nR (式中、mは8ないし16の整数であり、nは1または2であり、Rは置換され ていないか、または1または2個のヒドロキシル基で置換されている低級アルキ ル(C1−C3)残基を意味する) で示されるエステルおよびその混合物からなる群より選択される請求項42記載 のシステム。 44. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ジエチレングリコール・モノエ チルエーテルおよびジエチレングリコール・モノメチルエーテルからなる群より 選択されるエーテル成分を含んでなる請求項43記載のシステム。 45. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ベンジルアルコールおよびC2 −C6アルカンジオールを含んでなる請求項43記載のシステム。 46. 皮膚透過性エンハンサーが、プロピレングリコール、プロピレングリ コール・モノラウレートおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項 42記載のシステム。 47.式(I): [式中、Rはアミノ、低級アルキルアミノ、ジ−低級アルキルアミノ、アリルア ミノ、ジアリルアミノ、N−低級アルキル−N−アリルアミノ、ベンジルアミノ 、ジベンジルアミノ、フェネチルアミノ、ジフェネチルアミノ、4−ヒドロキシ フェネチルアミノまたはジ−(4−ヒドロキシフェネチルアミノ)であり、R1 、R2およびR3は、各々、水素または低級アルキルであり、nは1−3を意味す る] で示されるインドロン誘導体またはその医薬上許容される塩からなる薬物を経皮 投与するためのシステムであって、 薬物が実質的に不透過性である支持層と; 可撓性であり、多孔性の材料からなるモジュレーター層と; 皮膚または粘膜組織に付着する装置の基底面を特定する、該モジュレーター層 に隣接する接触粘着層と; 該支持層とモジュレーター層の間に、薬物を含有する液状、ゲル状または泡沫 状のリザーバーと からなる経皮投与用システム。 48. 薬物がロピニロール塩基である請求項47記載のシステム。 49. 薬物が医薬上許容されるロピニロール塩である請求項479記載のシ ステム。 50. リザーバー層が、付加的に、薬物が治療上効果的な速度で皮膚を透過 することを容易にする量の皮膚透過性エンハンサーを含む請求項49記載のシス テム。 51. 皮膚透過性エンハンサーが、式: [CH3(CH2mCOO]nR (式中、mは8ないし16の整数であり、nは1または2であり、Rは置換され ていないか、または1または2個のヒドロキシル基で置換されている低級アルキ ル(C1−C3)残基を意味する) で示されるエステルおよびその混合物からなる群より選択される請求項50記載 のシステム。 52. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ジエチレングリコール・モノエ チルエーテルおよびジエチレングリコール・モノメチルエーテルからなる群より 選択されるエーテル成分を含んでなる請求項51記載のシステム。 53. 皮膚透過性エンハンサーが、さらに、ベンジルアルコールおよびC2 −C6アルカンジオールを含んでなる請求項52記載のシステム。 54. 皮膚透過性エンハンサーが、プロピレングリコール、プロピレングリ コール・モノラウレートおよびその組み合わせからなる群より選択される請求項 50記載のシステム。
JP51345097A 1995-09-29 1996-09-06 ロピニロールおよびそのアナログの経皮投与 Ceased JP2001518058A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US53732595A 1995-09-29 1995-09-29
US08/708,409 US5807570A (en) 1995-09-29 1996-09-04 Transdermal administration of ropinirole and analogs thereof
US08/708,409 1996-09-04
US08/537,325 1996-09-04
PCT/US1996/014278 WO1997011696A1 (en) 1995-09-29 1996-09-06 Transdermal administration of ropinirole and analogs thereof

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001518058A true JP2001518058A (ja) 2001-10-09

Family

ID=27065463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51345097A Ceased JP2001518058A (ja) 1995-09-29 1996-09-06 ロピニロールおよびそのアナログの経皮投与

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5807570A (ja)
EP (1) EP0873118A1 (ja)
JP (1) JP2001518058A (ja)
AU (1) AU7236596A (ja)
CA (1) CA2233334A1 (ja)
WO (1) WO1997011696A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009107478A1 (ja) 2008-02-27 2009-09-03 久光製薬株式会社 貼付剤及び包装体
JP2010510264A (ja) * 2006-11-21 2010-04-02 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー イオン対マイクロリザーバを含む経皮治療システム
WO2010123103A1 (ja) 2009-04-24 2010-10-28 久光製薬株式会社 貼付剤入り包装袋、及び貼付剤の保存方法
WO2010134433A1 (ja) 2009-05-21 2010-11-25 久光製薬株式会社 経皮吸収製剤
JP2012092127A (ja) * 2003-08-20 2012-05-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag パーキンソン病を処置するための活性成分の組み合わせを含有する経皮適用医薬製剤
WO2012165253A1 (ja) 2011-05-31 2012-12-06 久光製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
WO2012165254A1 (ja) 2011-05-31 2012-12-06 久光製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
WO2013081102A1 (ja) 2011-12-01 2013-06-06 帝國製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤
US8580281B2 (en) 2008-02-27 2013-11-12 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Medicated patch
JP5415645B1 (ja) * 2013-06-28 2014-02-12 久光製薬株式会社 貼付剤の製造方法、貼付剤及び包装体
WO2014084311A1 (ja) 2012-11-30 2014-06-05 帝國製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤
US10149834B2 (en) 2011-12-01 2018-12-11 Teikoku Seiyaku Co., Ltd. Ropinirole-containing adhesive patch
US10716763B2 (en) 2015-04-15 2020-07-21 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Transdermal patch containing ropinirole

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19814087A1 (de) * 1998-03-30 1999-10-14 Lohmann Therapie Syst Lts Feuchtigkeitsaktivierbares therapeutisches System
DE19814084B4 (de) * 1998-03-30 2005-12-22 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag D2-Agonist enthaltendes transdermales therapeutisches System zur Behandlung des Parkinson-Syndroms und Verfahren zu seiner Herstellung
US6277401B1 (en) * 1999-05-07 2001-08-21 U.S. Dermatologics, Inc. Drug delivery device
AR030557A1 (es) * 2000-04-14 2003-08-27 Jagotec Ag Una tableta en multicapa de liberacion controlada y metodo de tratamiento
US20040170672A1 (en) * 2001-03-07 2004-09-02 Thorsten Selzer Transdermal therapeutic system for administration of partial dopamine-d2 agonists
DE10110953A1 (de) * 2001-03-07 2002-09-19 Lohmann Therapie Syst Lts Transdermales therapeutisches System zur Verabreichung von partiellen Dopamin-D2-Agonisten
DE10137082A1 (de) * 2001-07-28 2003-02-13 Hexal Ag Matrixkontrolliertes transdermales therapeutisches System zur Anwendung von Pramiprexol und Ropinirol
DE10137162A1 (de) * 2001-07-30 2003-02-20 Hexal Ag Matrixkontrolliertes transdermales therapeutisches System zur Anwendung von Pramiprexol und Ropinirol
US20040120995A1 (en) * 2002-04-01 2004-06-24 Martin Debra A Transdermal delivery of pergolide
US20040048779A1 (en) * 2002-05-06 2004-03-11 Erwin Schollmayer Use of rotigotine for treating the restless leg syndrome
DE10234673B4 (de) * 2002-07-30 2007-08-16 Schwarz Pharma Ag Heißschmelz-TTS zur Verabreichung von Rotigotin und Verfahren zu seiner Herstellung sowie Verwendung von Rotigotin bei der Herstellung eines TTS im Heißschmelzverfahren
US8211462B2 (en) * 2002-07-30 2012-07-03 Ucb Pharma Gmbh Hot-melt TTS for administering rotigotine
US8246980B2 (en) * 2002-07-30 2012-08-21 Ucb Pharma Gmbh Transdermal delivery system
US8246979B2 (en) 2002-07-30 2012-08-21 Ucb Pharma Gmbh Transdermal delivery system for the administration of rotigotine
ATE295726T1 (de) * 2002-12-02 2005-06-15 Sanol Arznei Schwarz Gmbh Verabreichung von rotigotine zur behandlung der parkinson'schen krankheit durch iontophorese
DE10261696A1 (de) 2002-12-30 2004-07-15 Schwarz Pharma Ag Vorrichtung zur transdermalen Verabreichung von Rotigotin-Base
US20040242669A1 (en) * 2003-05-27 2004-12-02 Filippo Drago Method of treating deficits associated with brain injury
DE10361258A1 (de) 2003-12-24 2005-07-28 Schwarz Pharma Ag Verwendung von substituierten 2-Aminotetralinen zur vorbeugenden Behandlung von Morbus Parkinson
US20050197385A1 (en) * 2004-02-20 2005-09-08 Schwarz Pharma Ag Use of rotigotine for treatment or prevention of dopaminergic neuron loss
DE102004014841B4 (de) * 2004-03-24 2006-07-06 Schwarz Pharma Ag Verwendung von Rotigotin zur Behandlung und Prävention des Parkinson-Plus-Syndroms
AU2007235232B2 (en) 2006-04-06 2013-07-11 Nupathe Inc. Implants for the treatment of dopamine associated states
TW200815045A (en) * 2006-06-29 2008-04-01 Jazz Pharmaceuticals Inc Pharmaceutical compositions of ropinirole and methods of use thereof
DE102007006244B4 (de) * 2007-02-08 2012-03-15 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermales Therapeutisches System zur Verabreichung wasserlöslicher Wirkstoffe
EP1987815A1 (en) * 2007-05-04 2008-11-05 Schwarz Pharma Ag Oronasopharyngeally deliverable pharmaceutical compositions of dopamine agonists for the prevention and/or treatment of restless limb disorders
DE102008013701A1 (de) * 2008-03-11 2009-09-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermales Therapeutisches System mit stabilisierter Membran
US9233080B2 (en) * 2008-03-27 2016-01-12 Agigma, Inc. Compositions and methods for the delivery of agents
KR101292768B1 (ko) * 2010-04-23 2013-08-05 아이큐어 주식회사 경피 흡수 제제
CA2793571C (en) 2010-04-30 2015-10-13 Teikoku Pharma Usa, Inc. Propynylaminoindan transdermal compositions
IT1406067B1 (it) * 2010-07-14 2014-02-06 Torino Politecnico Composizioni eudermiche.
WO2012129429A2 (en) 2011-03-24 2012-09-27 Teikoku Pharma Usa, Inc. Transdermal compositions comprising an active agent layer and an active agent conversion layer
WO2013070526A1 (en) 2011-11-09 2013-05-16 Teikoku Pharma Usa, Inc. Methods for the treatment of skin neoplasms
BR112015007872A2 (pt) 2012-11-02 2017-07-04 Teikoku Pharma Usa Inc composições transdermais de propinilaminoindano
CN111212640A (zh) 2017-08-17 2020-05-29 顾自强 单胺抗帕金森药物的双羟萘酸盐、其制备方法及其用途
CN113924086A (zh) * 2019-04-17 2022-01-11 维奇健康科学有限责任公司 液体药物组合物

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4412036A (en) * 1981-08-05 1983-10-25 Grain Processing Corporation Composition for absorbent film and method and preparation
US4452808A (en) * 1982-12-07 1984-06-05 Smithkline Beckman Corporation 4-Aminoalkyl-2(3H)-indolones
US4731391A (en) * 1986-07-18 1988-03-15 Kimberly-Clark Corporation Process of making a superabsorbent polyurethane foam
US4906463A (en) * 1986-12-22 1990-03-06 Cygnus Research Corporation Transdermal drug-delivery composition
GB8712073D0 (en) * 1987-05-21 1987-06-24 Smith Kline French Lab Medicament
US4915950A (en) * 1988-02-12 1990-04-10 Cygnus Research Corporation Printed transdermal drug delivery device
US4985467A (en) * 1989-04-12 1991-01-15 Scotfoam Corporation Highly absorbent polyurethane foam
US5091186A (en) * 1989-08-15 1992-02-25 Cygnus Therapeutic Systems Biphasic transdermal drug delivery device
US5124157A (en) * 1989-08-18 1992-06-23 Cygnus Therapeutic Systems Method and device for administering dexmedetomidine transdermally
US5118779A (en) * 1989-10-10 1992-06-02 Polymedica Industries, Inc. Hydrophilic polyurethane elastomers
SE8904296D0 (sv) * 1989-12-21 1989-12-21 Pharmacia Ab Transdermal system
US5216098A (en) * 1990-10-31 1993-06-01 Phillips Petroleum Company Superabsorbent crosslinked ampholytic ion pair copolymers
GB2256135B (en) * 1991-05-31 1995-01-18 Orion Yhtymae Oy Transdermal administration of 4-substituted imidazoles
US5203768A (en) * 1991-07-24 1993-04-20 Alza Corporation Transdermal delivery device
US5160328A (en) * 1991-08-07 1992-11-03 Ndm Acquisition Corp. Hydrogel bandage
US5246705A (en) * 1992-04-08 1993-09-21 Cygnus Therapeutic System Occlusive, elastomeric backing materials in transdermal drug delivery systems, and associated methods of manufacture and use
JPH07506823A (ja) * 1992-05-18 1995-07-27 スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー 記憶障害,性的機能不全およびパーキンソン氏病の治療のためのインドロン誘導体の使用
US5989586A (en) * 1992-10-05 1999-11-23 Cygnus, Inc. Two-phase matrix for sustained release drug delivery device
US5503843A (en) * 1994-04-22 1996-04-02 Flora Inc. Transdermal delivery of alpha adrenoceptor blocking agents
WO1997009971A2 (en) * 1995-09-14 1997-03-20 Cygnus, Inc. High capacity, superabsorbent drug reservoirs for use in transdermal drug delivery systems
WO1997024148A1 (en) * 1995-12-29 1997-07-10 Cygnus, Inc. Systems and methods for the transdermal administration of androgenic agents

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012092127A (ja) * 2003-08-20 2012-05-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag パーキンソン病を処置するための活性成分の組み合わせを含有する経皮適用医薬製剤
US8980308B2 (en) 2003-08-20 2015-03-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag Transdermal pharmaceutical preparation containing active substance combinations, for treating Parkinson's disease
JP2010510264A (ja) * 2006-11-21 2010-04-02 エルテーエス ローマン テラピー−ジステーメ アーゲー イオン対マイクロリザーバを含む経皮治療システム
JP2014132020A (ja) * 2006-11-21 2014-07-17 Lts Lohmann Therapie-Systeme Ag イオン対マイクロリザーバを含む経皮治療システム
US9155725B2 (en) 2008-02-27 2015-10-13 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Adhesive skin patch and packaged product
US8871249B2 (en) 2008-02-27 2014-10-28 Hisamitso Pharmaceutical Co., Inc. Medicated patch
WO2009107478A1 (ja) 2008-02-27 2009-09-03 久光製薬株式会社 貼付剤及び包装体
US8580281B2 (en) 2008-02-27 2013-11-12 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Medicated patch
WO2010123103A1 (ja) 2009-04-24 2010-10-28 久光製薬株式会社 貼付剤入り包装袋、及び貼付剤の保存方法
CN102361639A (zh) * 2009-04-24 2012-02-22 久光制药株式会社 内包贴附剂的包装袋、及贴附剂的保存方法
JP5933974B2 (ja) * 2009-04-24 2016-06-15 久光製薬株式会社 貼付剤入り包装袋、及び貼付剤の保存方法
KR101709361B1 (ko) 2009-05-21 2017-02-22 히사미쓰 세이야꾸 가부시키가이샤 경피 흡수 제제
JP5514815B2 (ja) * 2009-05-21 2014-06-04 久光製薬株式会社 経皮吸収製剤
US9238025B2 (en) 2009-05-21 2016-01-19 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Transdermal preparation comprising a ropinirole derivative
KR20120024582A (ko) 2009-05-21 2012-03-14 히사미쓰 세이야꾸 가부시키가이샤 경피 흡수 제제
WO2010134433A1 (ja) 2009-05-21 2010-11-25 久光製薬株式会社 経皮吸収製剤
WO2012165253A1 (ja) 2011-05-31 2012-12-06 久光製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
US9155710B2 (en) 2011-05-31 2015-10-13 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Ropinirole-containing patch and package thereof
WO2012165254A1 (ja) 2011-05-31 2012-12-06 久光製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤及びその包装体
US9918945B2 (en) 2011-05-31 2018-03-20 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Ropinirole-containing patch and package thereof
WO2013081102A1 (ja) 2011-12-01 2013-06-06 帝國製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤
US9849095B2 (en) 2011-12-01 2017-12-26 Teikoku Seiyaku Co., Ltd. Ropinirole-containing adhesive patch
US10149834B2 (en) 2011-12-01 2018-12-11 Teikoku Seiyaku Co., Ltd. Ropinirole-containing adhesive patch
WO2014084311A1 (ja) 2012-11-30 2014-06-05 帝國製薬株式会社 ロピニロール含有貼付剤
US10022336B2 (en) 2012-11-30 2018-07-17 Teikoku Seiyaku Co., Ltd. Ropinirole-containing adhesive patch
EP2818161A1 (en) 2013-06-28 2014-12-31 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Method for producing supersaturated ropinirole patch
JP5415645B1 (ja) * 2013-06-28 2014-02-12 久光製薬株式会社 貼付剤の製造方法、貼付剤及び包装体
US9320728B2 (en) 2013-06-28 2016-04-26 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Method for producing patch, patch and package
US10716763B2 (en) 2015-04-15 2020-07-21 Hisamitsu Pharmaceutical Co., Inc. Transdermal patch containing ropinirole

Also Published As

Publication number Publication date
CA2233334A1 (en) 1997-04-03
WO1997011696A1 (en) 1997-04-03
EP0873118A1 (en) 1998-10-28
US5807570A (en) 1998-09-15
AU7236596A (en) 1997-04-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001518058A (ja) ロピニロールおよびそのアナログの経皮投与
RU2098083C1 (ru) Способ седативного воздействия на пациента и трансдермальная терапевтическая система
EP0910353B1 (en) Transdermal delivery of basic drugs using nonpolar adhesive systems and acidic solubilizing agents
US5843472A (en) Transdermal drug delivery sytem for the administration of tamsulosin, and related compositions and methods of use
KR960007517B1 (ko) 증가된 활성 물질 유동성을 지닌 경피 치료 시스템 및 그 제조방법
US10292942B2 (en) Transdermal therapeutic system comprising active ingredient particles and having increased active ingredient flux
AU666735B2 (en) Transdermal administration of oxybutynin
US4908213A (en) Transdermal delivery of nicotine
US4230105A (en) Transdermal delivery of drugs
US8728514B2 (en) Transdermal preparations containing hydrophoic non-steroidal anti-inflammatory drugs
US20040028726A1 (en) Transdermal systems for the delivery of clonidine
HU195427B (en) Method for producing medicinal adhesive plaster
KR20190035801A (ko) 아민 약물의 나트륨 바이카보네이트 제자리 전환 구동된 경피성 전달
WO2001026705A2 (en) A dual adhesive transdermal drug delivery system
WO1997009985A1 (en) Transdermal administration of olanzapine
JPH06503576A (ja) 皮膚浸透増強剤としてソルビタンエステルを用いた経皮的に薬物を投与するための方法およびシステム
KR20060002997A (ko) 캅사이신을 포함하는 폴리실록산 기질을 갖는 치료학적반창고
KR20080018278A (ko) 바레니클린을 위한 경피적 시스템
KR20060086319A (ko) 테이프 제제
JP2005506297A (ja) ペルゴリドの経皮送達
WO1997024148A1 (en) Systems and methods for the transdermal administration of androgenic agents
CA2010225C (en) Therapeutic system for the retarded and controlled transdermal or transmucous administration of active substances (1)
US4931281A (en) Laminar structure for administering a chemical at a controlled release rate
EP1711170B1 (en) Transdermal delivery device for dihydropyridine type calcium antagonists containing two fatty acids
KR100439659B1 (ko) 툴로부테롤을 함유하는 경피흡수용 패취제

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070613

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070730

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20071031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211