JP2001516632A - ゴルフクラブシャフトにゴルフクラブグリップを装着するための方法及び組成物 - Google Patents

ゴルフクラブシャフトにゴルフクラブグリップを装着するための方法及び組成物

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JP2001516632A JP2000512394A JP2000512394A JP2001516632A JP 2001516632 A JP2001516632 A JP 2001516632A JP 2000512394 A JP2000512394 A JP 2000512394A JP 2000512394 A JP2000512394 A JP 2000512394A JP 2001516632 A JP2001516632 A JP 2001516632A
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golf club
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、概して、ゴルフクラブ、テニスラケット、野球バット等のようなスポーツ用具のためのグリップに関し、また膨潤溶媒及び、例えばゴルフクラブグリップ(10)のような概して管状または円筒状のエラストマー物品を膨張させるための膨潤溶媒の使用に関する。本発明によれば、膨張されたエラストマー物品はゴルフクラブ(20)のグリップ受理部(21)のような長い物品の上に嵌められ、それからの膨潤溶媒の蒸発によって収縮されてエラストマー物品を長い物品と緊密な接触状態となす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、概してゴルフクラブ、テニスラケット、野球バット等のようなスポ
ーツ用具のグリップに関し、そして膨潤溶媒及び、例えばゴルフクラブグリップ
のような概して管状または円筒状のエラストマー物品を膨張させるために膨潤溶
媒を使用することに関する。本発明によれば、膨張されたエラストマー物品は、
ゴルフクラブのグリップ受理部のような長い物品の上に嵌められ、それから溶媒
を蒸発させることにより収縮され、そのエラストマー物品を長い物品と強固に接
触させることができる。 関連技術の検討 多数多様なスポーツ用具グリップが従前から開示されてきている。例えばトス
チのUS特許第48478667号、コバヤシのUS特許第4819939号、
カミンスタインのUS特許第4346890号、ファルコ等のUS特許第534
3776号、ファンのUS特許第5571050号及び第5584482号、ヒ
ィオのUS特許第5524885号、及びアヴェツームのUS特許台91283
6号に開示されているものがある。しかし、最近の使用において、これらはしば
しば単片の管状、非多孔質、加硫または成形ゴムから作られている。例えば、慣
用ゴルフクラブグリップは、典型的には、単片のゴムまたは合成ゴムから成形さ
れ、そして外観がワンピースの、中空、予備成形及び円錐形である。大きい方の
端部は実質的または完全に閉じられており、一方小さい方の端部は開口してグリ
ップの中空部を覗かせる。グリップの中空部は、この凹所へのゴルフクラブシャ
フトの挿入が起こり得るように強制的である。この開示ゴルフクラブグリップは
、典型的には、それが付着されるべきシャフトの外周と実質的に同じ内径、すな
わち凹所直径を有する。グリップは、2面テープのような接着剤及びライター液
等のような石油ベース剤を必要とする方式で、ゴルフクラブシャフトに嵌められ
る。
【0002】 そのような予備成形ゴルフクラブクリップをクラブのシャフトに付着させる慣
用法においては、ゴルフクラブグリップを受理するためのシャフト領域が、それ
に付けられた2面テープまたは接着剤を有する。次いで、石油ベース剤がグリッ
プの空洞へ適用され、またテープの上に注がれる。この操作は、接着剤とグリッ
プ壁とを滑らかとなし、ゴルフクラブシャフトの穴明き小端部がテープ付着また
は接着剤適用シャフトの頂部に嵌まり得る。次いでグリップは、シャフトの端部
がゴルフクラブグリップの被覆または半被覆端部に突き当り隣接するまでシャフ
トを滑り降りる。液体の石油ベース剤が蒸発した後、ゴルフクラブグリップはテ
ープまたは接着剤の結合作用によりゴルフクラブシャフトへ恒久的に付着される
。ゴルフクラブシャフトへグリップを付着させるための別の方策は、マクレンド
ンのUS特許第5419031号、フスのUS特許第4899428号、ヴァル
ド’ヴィアのUS特許第5407026号、クレッセ等のUS特許第54297
06号に開示されている。
【0003】 慣用ゴルフクラブグリップの一連の欠点は、グリップが周期的に交換を必要と
することである。これらのグリップは使用に伴って摩滅し、硬化し、かくしてそ
れらの粘着性を失うことのために、交換が必要である。その結果、グリップ全体
をなり頻繁に交換しなければならず、これには切断、掻き取り、及び接着剤、ク
ランプ及びその他の特殊装置の使用を伴う。かかる操作は、無駄であり、時間を
浪費し、不便かつ経費が掛かる。さらには、例えばゴルフクラブの再グリップ付
けは、典型的にはゴルファー自身によってなされ得ず、普通はクラブを設備施設
に残してそれを集めるために戻すことを意味する。これは経費を要し、不便であ
り、またそれはしばしば一定の間隔で繰り返されなけっればならない処置である
【0004】 慣用ゴルフクラブグリップの別の欠点は、例えば雨天条件下でプレーする時の
ように、、あるいはゴルファーの手の発汗により、湿った時に滑りやすくなる傾
向である。ゴルフクラブグリップとゴルファーの手の滑り易い接触は、ゴルファ
ーのゴルフクラブの感覚を低減させる。
【0005】 上記に鑑み、例えばゴルフクラブの再グリップ付けの単純、迅速、経済的及び
効率的な方法の長期にわたり感じられた必要性があり、この必要性は現在のとこ
ろ満足されていない。本発明は、例えばゴルフクラブシャフトに容易かつ迅速に
付着されうるノンスリップ・グリップまたはハンドルを提供することにより、上
記の諸問題を克服する。本発明に従って製造されるゴルフクラブグリップは、ゴ
ルファー自身でゴルフクラブへ付着でき、かくして従前技術を用いてのクラブへ
の再グリップ付けの時間浪費かつ労働集約的方法により引き起こされた不便及び
遅延を払拭する。
【0006】 また本発明によれば、例えばゴルフグリップの粘着性を増大させる方法及び組
成物が提供され、これは長い間感じられてきた湿った時に滑るようにならないグ
リップの必要性を克服する。
【0007】 ゴルフクラブの再グリップ付着に加えて、長い物品にエラストマースリーブを
緊密に嵌め合わせること、例えば、ジョイントをシールすること、電気的に絶縁
すること、またはおそらく、長い物品がエレメントに露出されてもその長い物品
の腐食を防止することが、有利または必要な多様な場合がある。殊に有利な用途
は、気体及び液体の漏出を防止するのがしばしば困難である自動車、住宅及び工
業的な加熱及び冷却装置が含まれる。エラストマースリーブを膨張させるために
先行技術で使用された方法及び装置の例は、ランバート等のUS特許第5406
871号、チャン等のUS特許第5098752号、及びイズラエリのUS特許
第4391661号に示されている。しかし先行技術の方法及び装置を使用して
長い物品上に緊密嵌め合せエラストマースリーブを導入することは、取扱いが難
しく高価である複雑な装置の製造を必要とする。従って、長い物品上に緊密嵌め
合せエラストマースリーブを導入するための改善された方法も要望される。それ
らは、本発明によって提供される。
【0008】 発明の概要 本発明によれば、長い物品に緊密に付着されるための予備成形されたエラスト
マースリーブを製造する方法であって:(1)実質的に開口した第1の端部を有
する概して管状のエラストマースリーブを準備し、その第1端部はそのスリーブ
内の凹所へのアクセスを与えるものであり、その凹所は前記物品を受け容れるよ
うに形成されており、その凹所は前記物品の外寸法よりも約0%ないし約30%
小さい第1の内寸法を有し;そして(2)そのエラストマースリーブを、イソパ
ラフィン及びハイドロクロロフルオロカーボンを含む液状の膨潤溶媒と接触させ
ることにより膨張させ、それによって第2の内寸法を有するスリーブを与え、そ
の際にその第2内寸法が前記物品の外寸法と少なくとも同じ程度大きい;ことを
特徴とする上記方法が提供される。
【0009】 本発明の別の形態では、予備成形されたエラストマースリーブを長い物品に直
接付着する方法であって:(1)予め定められた外寸法を有する長い物品を準備
し;(2)実質的に開口した第1端部を有する概して管状のエラストマースリー
ブを準備し、かくしてその第1の端部がスリーブ内の凹所へのアクセスを与え、
その凹所が前記物品を受け容れるように成形されており;その凹所が前記物品の
外寸法と少なくとも同じ程度大きい内寸法を有し;この際そのエラストマースリ
ーブがイソパラフィン及びハイドロクロロフルオロカーボンを含む溶媒を吸収し
ており;(3)物品が凹所内に在るように物品に関して定位を持つようにスリー
ブを位置づけし;そして(4)その定位を溶媒がスリーブから蒸発し得るような
時間にわたり維持し、その蒸発がスリーブを物品と接触させ、それによりスリー
ブを物品と緊密に接触するようにさせ、そしてスリーブと物品との間の摩擦によ
って物品に付着するようにさせる;ことを含む上記方法が提供される。
【0010】 本発明のさらに別の形態によれば、 ゴルフクラブシャフトに予備成形ゴルフ
クラブグリップを直接に付着する方法であって:(1)シャフトの第1端部に位
置しかつ予め定められた直径を有するグリップ受理部を含むゴルフクラブシャフ
トを準備し;(2)実質的に閉じた第1端部及び実質的に開口した第2端部をも
つ概して管状のゴルフクラブグリップを準備し;それによりその第2端部が管状
グリップ内の凹所へのアクセスを与え、その第2端部及び凹所がグリップ受理部
受け容れるように成形されており;凹所がシャフトのグリップ受理部と少なくと
も同じ大きさの内径を有し;そのグリップが液状の膨潤溶媒を吸収したエラスト
マー組成物からなり;(3)ゴルフクラブシャフトのグリップ受理部を凹所へ挿
入して、グリップの第1の端部がシャフトの第1の端部に実質的に隣接されるよ
うにシャフトと凹所とが定位をもつようにし;そして(4)その定位を溶媒がエ
ラストマー組成物から蒸発し得るような時間にわたり維持し、その蒸発がエラス
トマー組成物をシャフトと接触させ、それによりグリップををシャフトと緊密に
接触するようにさせ、そしてグリップとシャフトとの間の摩擦によってシャフト
に付着するようにさせる;ことを含む上記方法が提供される。
【0011】 本発明の別の形態によれば、ゴルフクラブシャフトのグリップ受理部にゴルフ
クラブグリップを付着するためにそのグリップを膨潤させるための膨潤溶媒であ
って:イソパラフィン組成物;及びハイドロクロロフルオロカーボン;を含み、
その膨潤溶媒が約5.0から約10.4の溶解パラメター、38℃で少なくとも
約20mmHgの蒸気圧及び約0℃の引火点を有する、上記膨潤溶媒がていきょ
うされる 本発明の一目的は、多大な訓練及び高価な設備や材料の必要なくゴルファー自
身によってゴルフクラブグリップへ容易に付着できるゴルフクラブグリップを提
供することである。
【0012】 高価な装置、溶媒及びその他の洗浄組成物の必要なしにゴルフクラブから容易
に取り外せるゴルフクラブグリップを提供することも本発明の一目的である。 ゴルフクラブグリップをゴルフクラブに迅速にかつ低廉に付着する方法を提供
することは本発明の更なる目的である。
【0013】 長い物品にエラストマースリーブを付着するためにそのスリーブを膨張させる
ために有用な溶媒を提供することは、本発明の別の目的である。 また長い物品上にエラストマースリーブを迅速にそして効率的に固着する方法
を提供する子っとも本発明の目的である。
【0014】 本発明の更なる目的、利点、及び特徴は、ここの詳細な説明から明らかとなろ
う。 好ましい具体例の詳細な説明 本発明の原理の理解を促進する目的で、本発明の個々の具体例を参照すること
にし、また以下特定の用語は同一のものを述べるために使用される。しかしなが
ら、それによって本発明の範囲を限定することいは意図されていないことは了解
されよう。本発明が属する技術における熟練者に通常思い付くような本発明にお
ける変更及び更なる改変、ならびにここに記載される本発明の原理の更なる応用
が黙考されるものである。
【0015】 本発明は、その一面において、ゴルフクラブシャフトへゴルフクラブグリップ
を付着する改善された方法に関する。、かかる本発明の一面は、製造レベルでの
有利な利用を見出し、この場合には初期グリップが新品ゴルフクラブを市場に導
入する前に、新品ゴルフクラブに取付けられる。別の有利な利用は、例えばゴル
フクラブに固着されていたグリップが擦り切れ、硬化し、破れ及び/または滑り
易くなった時に、ゴルファー自身による古いグリップを交換することに関する。
【0016】 更には、グリップの粘着性は、もしそれが無ければ、クラブのスウィングのコ
ントロールが困難となり、従って所与のゴルフショットの正確性をコントロール
するのが困難となる、重要な特性であることは、ゴルフをする人々によく知られ
ている。本発明の別の観点は、それ自体、ゴルフグリップを高分子組成物で含浸
することによりグリップの粘着性を増加させる組成物及び方法を包含する。また
グリップの増加した粘着性は、製造者レベルで、またはゴルファーによって家庭
で、与えられ得る。グリップの粘着性を増加させる本発明の組成物及び方法は、
クラブに新グリップを付着している際に有利に使用される。
【0017】 ここに詳細に説明される好ましい具体例は、殊にゴルフクラブグリップに関し
ているが、本発明がそれに限定されないことは了解されるべきである。むしろ、
本発明の原理は、広範多様なエラストマースリーブを長い物品へ取付けることを
包含し、物品の寸法または形に限定されない。
【0018】 本発明に従って使用のために選択されるっグリップは、エラストマー物質から
なり、エラストマー物品を成形する技術において公知の方法によって製造され得
る。本発明によって使用されるグリップは、多様な形状に成形され得るが、適当
な形状の代表的な例は、アルドリッジのUSデザイン特許Des.322637
号及びアルドリッジのUSデザイン特許Des.307169号に示されており
、これらの特許及びそこに引用されているその他の特許は、それらの全体が参考
のためここに導入される。適当なグリップは、スリット、隆起線、輪郭線等を付
け、または付けないで成形され得る。
【0019】 個々に図面を参照すると、本発明による使用のために選択されるグリップ10
は、好ましくは第1の実質的に閉じた端部13及び第2の実質的に開口した端部
14を有し、それにより第2の端部14は管状グリップ内の凹所へのアクセスを
与える。第2端部14及び凹所は、本発明によりゴルフクラブシャフ20トのグ
リップ受理部21を受け容れるように成形される。グリップ10が付着されるべ
きゴルフクラブシャフト20のグリップ受理部21の直径よりも約0%から約3
0%小さい初期内径11をグリップが有することは、本発明により使用される選
択されるグリップ10の要件特性である。更に好ましくは、グリップ10は、ゴ
ルフクラブシャフト20のグリップ受理部21の直径よりも約2%から約25%
小さい内径11を有し、最も好ましくは約4%から約20%小さい内径11を有
する。本発明を説明する目的で、グリップ10に関連して使用される用語「内径
」11は、中空グリップ内の凹所の直径を指すことを意図されている。ゴルフク
ラブシャフトの「グリップ受理部」21なる用語は、グリップ10が付着される
シャフト20の部分、すなわちクラブヘッドと反対のシャフトの端部、を指す。
【0020】 シャフト20へ付着されるべきグリップ10はエラストマーグリップに膨潤溶
媒を導入してグリップを膨潤させ、それによってグリップの内径を増大させて、
シャフトがグリップ内へ挿入され得るように、調製されるので、内径要件は本発
明の重要な特徴である。グリップの凹所内にシャフトのグリップ受理部を配置さ
せて、膨潤溶媒がグリップから蒸発するにつれて、エラストマー材料が収縮し、
それによって、シャフトと緊密に接触するようになる。凹所内にシャフトが存在
しないとエラストマーグリップは膨潤溶媒の導入前(すなわち、グリップの膨張
前)にそれが有したのと実質的に同じ寸法及び形状にまで収縮しよう。しかし、
溶媒が蒸発する時点に膨張グリップ内にシャフトが存在するときは、グリップの
内面、すなわち、凹所に隣接するエラストマー組成の表面は、グリップの内径が
シャフトと接触する点までしか収縮しないことになる。グリップから更に溶媒が
蒸発するとエラストマー張力がもたらされ、それによりシャフトへグリップを強
固に付着させる。従って、収縮の際にグリップはシャフトと緊密に接触し、エラ
ストマー張力によって引き起こされる摩擦によってシャフトに付着したままであ
る。
【0021】 従って、本発明によって選択されるグリップ10は、適当な膨潤溶媒中に置か
れたときに膨潤する、エラストマー材料からなる。もしもある特定の材料が本発
明の範囲内に入るか否か知れないときには、判定はその材料の膨潤特性を試験す
ることにより過大な実験なしで行うことができる。この点に関して、本発明によ
り使用される好ましいグリップは、約7.0から約8.4の溶解パラメターを有
するエラストマー材料からなる。更に好ましくは本発明による使用のために選択
されるエラストマー材料は、約7.2から約8.2の溶解パラメター、最も好ま
しくは約7.4から約8.0の溶解パラメターを有する。ここで使用の「溶解パ
ラメター」なる用語は、高分子化学の分野において受け容れられた意味を持つこ
とが意図されている。簡潔には、単極有機化合物に付いての定量的溶解度は、溶
解パラメターとして定義される凝集エネルギーの平方根についてのヒルデブラン
ド(Hildebrand)式から計算できる。単極液体中の単極高分子につい
ての臨界溶解パラメター範囲は、約25℃いかの温度において約2ヒルデブラン
ド(H)単位より低いと信じられる。ある化合物の算出溶解パラメターは、殆ど
の溶媒中の殆どの化合物の溶解度を、殊に化合物及び溶媒が単極であるかぎり、
予測するのに使用され得る。
【0022】 本発明に従って使用するのに優れた性質を有する好ましい一つのエラストマー
は、エチレン−ピロピレンターポリマーである。用語「エチレン−プロピレンタ
ーポリマー」は、ここではエチレン、プロピレン及び比較的少量の、例えばヘキ
サジエン、ジシクロペンタジエン、またはエチリデンノルボルネンのような、比
共役ジエンの立体特異性線状ターポリマーに基づくエラストマーであって、本発
明に従って選択される膨潤溶媒を用いて膨潤され得るものを指称するのに使用さ
れる。この共役ジエンのリストは例示的なものであり、本発明を限定しないもの
と、意図されている。ポリマー分子の不飽和部分は、典型的には、実質的に飽和
されている主鎖から垂下している。本発明に従って選択されるエチレン−ピロピ
レンターポリマーは、好ましくは、前記好ましい範囲の溶解パラメターを有する
。エチレン−ピロピレンターポリマーの変更が、ここに述べられた有利な性質を
排除せずに、行い得ることは、容易に理解されよう。そのような変更が本発明の
範囲内になることは、明白に意図されている。
【0023】 本発明の好ましい形態において、発明に係るグリップのベースポリマーとして
選択されたエラストマーは、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマー(「E
PDM」)である。ここで使用される際に、用語「EPDM」は、エチレンモノ
マー、プロピレンモノマー及びジエンモノマーを含み、そして本発明に従って選
択された膨潤溶媒を用いて膨潤され得るポリマーを指称することが意図されてい
る。EPDMがこれらのモノマーの種々な比率を有し得ること、そして更なるモ
ノマーを含み得ることは、理解される。使用のために選択された特定のEPDM
が前記の好ましい範囲の溶解パラメターを有するのが好ましい。広範囲のそのよ
うな比率を有するEPDMポリマーが本発明における有利な利用を見出すことが
期待される。更には、特定のEPDMが本発明の範囲内に入るか否か知られてい
ないならば、その溶解性の測定値は過多の実験なしで容易に決定されよう。
【0024】 本発明に従う有利な利用を見出している別の好ましい種類のエラストマーは、
ブチルゴムである。ここで使用される際に、用語「ブチルゴム」は、ブチレンモ
ノマーを重合させることにより製造され、そして前記の好ましい範囲内の溶解パ
ラメターを有するエラストマーを指称することが意図されている。本発明の好ま
しい具体例において使用されるブチルゴムの一例は、ポリイソブチレンである。
発明に係るグリップは、また、シリコーンゴム、またはシリコーンエラストマー
を用いても製造できる。用語「シリコーンゴム」は、ここでは、非フッ素化シリ
コーンゴムを指称するのに用いられる。フッ素化シリコーンゴムは、有利でない
高い溶解パラメターの故に、本発明には殊に有用ではない。シリコーンゴムの例
は、カヴィティオリのUS特許第4552713号に示されている。本発明に従
う使用のために選択される好ましいシリコーンゴムまたはブチルゴムは、前述の
好ましい範囲内の溶解パラメターを有する。好ましいシリコーンゴムは、シリコ
ーンポリマーの珪素原子に結合したメチル及び/またはフェニル基を含む。
【0025】 本発明に従う使用のために選択される膨潤溶媒は、それと共に使用されるポリ
マーを膨潤させ、そして好ましくは非発癌性であるものである。本発明の好まし
い形態において、膨潤溶媒は、約5.0から約10.4の溶解パラメターを有す
る。更に好ましくは、本発明に従う使用のために選択される膨潤溶媒は、約6.
1から約9.5の溶解パラメター、最も好ましくは約7.2から約8.5の溶解
パラメターを有する。本発明に従って使用される溶媒の取扱いの安全性を増す目
的で、本発明にとって要件ではないが、溶媒が約0℃よりも高い、より好ましく
は約15℃よりも高い、そして最も好ましくは約25℃よりも高い引火点を有す
るのことも好ましい。好ましい溶媒は、38℃において約20mmよりも高い、
より好ましくは38℃において約30mmよりも高い、そして最も好ましくは3
8℃において約50mmよりも高い蒸気圧を有する。
【0026】 本発明の好ましい形態において、膨潤溶媒は、イソパラフィン組成物を含む。
好ましくは膨潤溶媒の少なくとも約25%、更に好ましくは少なくとも約50%
そして最も好ましくは少なくともやく75%がイソパラフィン組成物である。本
発明に従う使用のために選択される好ましいイソパラフィン組成物は、銘柄IS
OPAR(R)の合成製造イソパラフィン系溶媒である。本発明の好ましい形態に おいて、イソパラフィン組成物は、前述の好ましい範囲内の溶解パラメター及び
蒸気圧を有する。ISOPAR(R)溶媒は、エクソン・ケミカル・カンパニー( テキサス州ヒューストン)から商業的に入手できる。好ましくは、イソパラフィ
ン組成物は、容積で少なくとも約50%のISOPAR C(R)を含む。より好 ましくは、イソパラフィン組成物は、ISOPAR C(R)及びISOPAR E(R)を含む。本発明の好ましい形態において、イソパラフィン組成物は、約5 %から約95%のISOPAR C(R)及び約5%から約95%のISOPAR E(R)を、より好ましくは少なくとも約70%のISOPAR C(R)及び約3
0%未満のISOPAR E(R)を、最も好ましくは少なくとも約80%のIS OPAR C(R)及び約20%未満のISOPAR E(R)を含む。
【0027】 例えば、高純度ISOPAR C(R)及び/またはISOPAR E(R)溶媒組
成物の一つの不利は、そのような混合物の引火点が約−7℃から約7℃の範囲と
なることである。従って、本発明の好ましい一具体例においては、ヒドロクロロ
フルオロカーボン(「HCFC」)が容積で約75%迄のHCFCの百分率組成
で、溶媒中に含まれる。更に好ましくは、溶媒は約5%から約50%がHCFC
最も好ましくは約5%から約30%がHCFCである。HCFCの存在は溶媒の
引火点を有利に上昇させ、またHCFCは非発癌性であり、これがそれらを好ま
しい溶媒での利用に適当なものとする。
【0028】 本発明の別の形態において、溶媒はその中にポリブテンポリマーを溶解してい
る。ポリブテンポリマーを含む膨潤溶媒が本発明によりゴルフグリップを膨張さ
せるのに使用される時は、ポリブテン分子が膨張したエラストマー材料に含浸す
る。次いで、グリップが膨潤溶媒から取り出される時に、例えばISOPAR
(R)及び/またはISOPAR E(R)の分子のような溶媒分子が、エラストマ
ーグリップから蒸発し、収縮したエラストマーマトリックス中にポリブテンを分
散されたまま残す。それにより、ポリブテンはエラストマーマトリックスと一体
的に会合され、グリップに粘着性を付与し、そのグリップを取付けたゴルフクラ
ブを使用するゴルファーに与えられるすばらしい感覚を増す。このように利用さ
れるポリブテンは、好ましくは、38℃において80cStよりも低い動粘度(
ASTM D445)、より好ましくは38℃において65cStよりも低い動
粘度、最も好ましくは38℃において50cStよりも低い動粘度を有するポリ
ブテンである。本発明に従って有利に使用されるポリブテンは、AMOCO(R
)ケミカル(イリノイ州シカゴ)から商業的に容易に入手できる。
【0029】 本発明に従ってシャフトにグリップを付着させる好ましい方法を実施するには
、総合して約5.0から約10.4の溶解パラメターを有する膨潤溶媒を作るか
、準備する。更に好ましくは約6.1から約9.5の膨潤溶媒の溶解パラメター
、最も好ましくは約7.2から約8.5の溶解パラメターである。好ましい具体
例において、膨潤溶媒は少なくとも約70容量%のISOPAR C(R)、IS OPAR E(R)またはこれら二つの混合物を含む。別の具体例において、膨潤 溶媒は約30ようりょう%未満のHCFCも含み、HCFCの存在は引火点を上
昇させ、かくして膨潤溶媒を消費者使用のためにより安全にする。
【0030】 膨潤溶媒を作るか、または準備したならば、本発明に従って選択されたエラス
トマーグリップを予め定められた量の膨潤溶媒とその溶媒がエラストマー組成物
を膨潤するのに十分な時間にわたって接触させ、それによってグリップの初期内
径を増大させる。ゴルフクラブシャフト20の部分と膨張した状態のグリップ1
0を示す図2を参照すると、グリップ10の膨張後内径は少なくともゴルフクラ
ブシャフト20のグリップ受理部21の直径22と同じ程度の大きさである。こ
の点に関して、慣用ゴルフクラブシャフトのグリップ樹理部は典型的には、約0
.560から約0.800インチの直径22を有することが理解される。本発明
にとって、グリップをなすエラストマー組成物及び膨潤溶媒の特定の組成は、収
縮状態にあるグリップ10の第1の内径がシャフト20のグリップ受理部21の
直径22よりも約0%ないし約30%小さく(すなわち、典型的には、約0.4
48から約0.640インチ)、そして膨張または膨潤されたグリップの第2の
内径が少なくともシャフト20のグリップ受理部21の直径と同じ大きさである
ように選択される。上記のエラストマー組成及び溶媒組成は、この有利な結果を
達成することが見出されているが、そのような結果を達成する更なる組合わせが
予期される。更には、膨潤溶媒中の組成比率はエラストマー組成物が膨張し、収
縮する速さを調整するように調節できる。有利な比率は過多の実験なしで決定で
きる。
【0031】 グリップの内径がそのグリップが取付けられるべきシャフトのグリップ受理部
の直径と少なくとも同じ内径となるように膨張されたならば、図3に示されるよ
うに、シャフトがグリップの実質的に開口した端部からグリップの凹所へ挿入さ
れる。シャフト20のグリップ受理部21が、膨張グリップ内へ挿入される前に
、屑状物を実質的に有しないことが好ましい。これによって、クラブが再グリッ
プ取付けされる時に、従前のグリップが従前のグリップを所定位置に保持するの
に用いられた接着剤の実質上全てを伴って取り除かれるのが好ましい。本発明は
実質的には清浄でないシャフトを用いて満足に実施され得るが、シャフトに残さ
れた実質的な量の屑状物は交換グリップに凹凸または粒粒感をもたらすことがあ
る。もちろん、例えば新品シャフトに新グリップを付けるために本発明が製造業
者によって実施される時には、屑状物の除去は不要であろう。
【0032】 膨張したグリップの凹所にシャフトが配置されたならば、グリップ及びシャフ
トは、グリップから溶媒が蒸発するのに十分な時間にわたり、望まれる定位に維
持し、すなわちシャフトの端部をグリップの実質的に閉じられた端部に実質的に
隣接させて位置させて置き、それによってグリップを収縮状態に戻す。適切な定
位は、工作台またはそのたのてきとうな物体に対して、ゴルフクラブを直立位置
でもたせ掛けることにより、都合よく維持できる。グリップがその収縮状態へ戻
るにつれて、グリップの内径は、グリップの内面がシャフトのグリップ受理部と
強固に緊密に接触するまで、減少することになる。グリップのエラストマー組成
物のさらなる収縮は、より強固な嵌り合、従ってグリップ及びシャフト間の増大
した摩擦量をもたらすこととなる。これが、グリップを定位置に強固に保持する
機能をなし、かくしてゴルフクラブの通常の使用中に滑らなくなる。
【0033】 エラストマーグリップから溶媒を蒸発させるのに必要な時間は、溶媒中に存在
する組成物及びそれらの比率に左右されよう。例えば、溶媒中の多量の高蒸気圧
を有する組成物は、グリップから溶媒が蒸発し、従ってグリップが収縮する速さ
を増加させることになる。前述のように、溶媒中の組成物の比率もまた、このよ
うにエラストマーグリップを膨潤させる速さを調節するために、選択及び/また
は変更できる。この点に関して、本発明の好ましい形態において、膨潤及び収縮
する速さは、溶媒中のHCFCの割合を増加することにより及びその中のイソパ
ラフィン及び/またはポリブテンの割合を減少することにより、増大することが
できる。あるいは、膨潤及び収縮する速さは、溶媒中のHCFC、イソパラフィ
ン及び/またはポリブテンの割合を、反対方向に調節することによって低減する
こともできる。この点に関して、膨潤または収縮する速さが重要または臨海的で
あるしゅじゅの応用のために出発材料の比率を調節するのが望ましいであろう。
【0034】 関連事項として、ゴルフクラブに対して、例えばパターグリップのようなより
厚いグリップを付着するのに本発明を使用するのが望ましいであろう。この場合
に、エラストマー材料のより厚い層が満足すべき膨潤及び収縮速度を有するよう
に、出発材料の比率を調節するのが望ましいであろう。さらには、より多量の膨
潤溶媒をエラストマー材料の重量と直接比率で使用することとなろう。本発明の
好ましい形態において、溶媒:エラストマー組成物の比は、重量で約0.5:1
.0より大きく、より好ましくは約0.7:1.0より大きく、そして最も好ま
しくは約0.9:1.0より大きい。
【0035】 本発明の別の好ましい具体例によれば、膨潤溶媒は、グリップに大きな粘着性
を与えるためにポリブテンも含む。好ましくは、ポリブテンは低粘度ポリブテン
、すなわち、38℃において約80cStより低い動粘度(ASTM D445
)を有するもの、である。更に好ましくはポリブテンは38℃において約65c
Stより低い動粘度を、そして最も好ましくは38℃において約50Stより低
い動粘度を有する。ポリブテンが、約150℃より低い最低引火点、及び99℃
において10時間後に少なくとも約8wt%の気化損失、より好ましくは少なく
とも約10wt%、そして最も好ましくは少なくとも約12wt%の気化損失を
有することも好ましい。本発明による使用のために選択される有利なポリブテン
は、AMOCO(R)ケミカルス(イリノイ州シカゴ)で製造されているL−14 である。類似の分子量を有する別のポリブテンならびに類似の性質を有するその
他のポリマーも本発明による有利な利用を見出すものと予期される。
【0036】 長い物品に強固に付着されるためのゴルフグリップを製造する好ましい方法に
おいて、ここに記載された他予備成形グリップは気密容器内に入れられ、実質的
に全ての空気をその容器から抜き出す。図2において、容器30が略図で示され
ている。次いで、好ましい量の溶媒をその気密容器に導入し、エラストマーグリ
ップがその溶媒を吸収し、所定量膨張するようにする。記載のように溶媒を吸収
し、真空中に密閉されたエラストマーグリップは、輸送及び/または貯蔵の準備
が完了しており、その容器が密閉されたままであるかぎり膨張した状態にとどま
るであろう。シールが破られた時には、迅速にシャフトの上に配置される、なん
となれば、溶媒が直ちに蒸発し始め、それによりグリップが収縮し始めるのから
である。
【0037】 開示された発明がゴルフクラブにグリップを付着すること以外に広範な応用を
有することは理解される。エラストマースリーブが物体に強固に接触されるよう
に物体の上にエラストマースリーブを導入するのが有利である多くの場合がある
。一例は、ガスまたは液体を運ぶ導管または配管が結合される加熱及び/または
冷却装置にある。そのような装置については、満足すべきシールを達成するのに
共通的に経験される困難のために漏洩が発生することは希ではない。本発明は、
そのような場合に、二つの開口端部を有し、本発明に従って選定されたエラスト
マー組成物からなり、そしてその収縮状態において、スリーブがその上にシール
される物品の外寸法よりも小さい内部寸法を有する概して管状のスリーブを準備
することにより、利用され得る。本発明を実施するためには寸法が一様であるこ
とは必要でないことが理解される。スリーブは本発明により選択された溶媒を使
用することにより膨張させられ、所望の位置の上におかれ、ここで溶媒がエラス
トマー組成物から蒸発させられて、スリーブを収縮させ、かくして導管または配
管へ外部シール機能が与えられる。本発明の他の有利な使用は、長い物品風雨ま
たはその他の腐食性条件に曝される長い物品の腐食を防止するために長い物品を
被覆することである。
【0038】 本発明を以下の特定な実施例を参照してさらに説明する。これらの実施例が説
明的なものであり、限定的なものでないことは了解されよう。 実施例 1 ゴルフクラブグリップの製造 約87.0%のISOPAR C(R)、約5.0%のISOPAR E(R)及び
約8.0%のHCFCを一緒にし、混合することにより、膨潤溶媒を作る。一つ
の閉鎖端部及び一つの解放端部を有し、約52%のエチレンプロピレンジエンモ
ノマー(“EPDM”)を含み、そして約0.570インチの内径を有する予備
成形した、実質的に管状のゴルフクラブグリップを、その膨潤溶媒と、約0.9
:1の溶媒:グリップ材料重量比において接触させると、それは膨張し、その膨
張状態において、約0.620インチの内径を与える。溶媒を吸収保持している
グリップを、次いで実質的に真空の気密容器内に維持し、それによりグリップか
ら溶媒が蒸発するのを防止する。
【0039】 実施例 2 ゴルフクラブシャフトへのゴルフクラブグリップの付着 溶媒を吸収保持しているエラストマーのグリップを実施例1のようにして作り
、そして次に、約0.620インチの直径を有するゴルフクラブのグリップ受理
部をその膨張したグリップの凹所内に挿入して、グリップ内のゴルフクラブシャ
フトの端部がグリップの閉鎖端部と実質的に隣接して置かれるようにする。次い
でこの位置づけは、溶媒がエラストマーのグリップから蒸発してグリップを収縮
させるのに十分な時間にわたり維持される。グリップはその初期寸法及び形状へ
収縮する(すなわち、内径をその初期寸法へ戻す)傾向があるが、グリップがそ
の初期寸法及び形状に達する前にはグリップの内面はシャフトの表面と接触して
いる。次いでエラストマー材料からの更なる溶媒の蒸発がグリップ内のエラスト
マー張力を増加させ、それによりシャフトへのグリップの緊結性を増大させる。
溶媒がグリップから実質的に蒸発する時に、グリップはシャフトに緊密に付着さ
れ、クラブは意図された使用に準備ができている。
【0040】 実施例 3 シャフトへグリップを付着させる際のグリップの粘着力の増加 実施例1および2の操作に従うが、膨潤溶媒は約80%のISOPAR C(R ) 、約5.0%のISOPAR E(R)、約7.0%のポリブテン及び約8.0%
のHCFCを一緒にして、混合することにより調整する。
【0041】 本発明は、図面及び上記の説明で詳細に例示、記載されたが、このものは説明
的なものであり、限定的なものでなく、単に好ましい具体例が示され、記載され
たものであること、ならびに本発明の精神の範囲内になる全ての変化及び改変が
保護されるべく望まれていることが了解される。
【図面の簡単な説明】
本発明の特有な特徴的は特許請求の範囲に特に指摘されるが、本発明自体及び
本発明を作り、使用する方式は説明の一部をなす添付図面と関連してさいようさ
れる説明を参照することによりより一層理解されよう。
【図1】は、ゴルフクラブシャフトとそれに装着されるべきグリップの側面
図であり、グリップは未膨張状態にある。
【図2】は、ゴルフクラブシャフトとグリップとの同様な図であり、ぐりっ
ぷが膨張した状態にある。
【図3】は、膨張した状態にあるグリップであるが、ゴルフクラブシャフト
のグリップ受理部をグリップの凹所内に配置せしめたものの同様な図である。
【図4】は、完成したグリップ及びクラブの組み立て体の同様な図である。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長い物品に緊密に付着されるための予備成形されたエラスト
    マースリーブを製造する方法であって: 実質的に開口した第1の端部を有する概して管状のエラスト
    マースリーブを準備し、その第1端部はそのスリーブ内の凹所へのアクセスを与
    えるものであり、その凹所は前記物品を受け容れるように形成されており、その
    凹所は前記物品の外寸法よりも約0%ないし約30%小さい第1の内寸法を有し
    ;そして そのエラストマースリーブを、イソパラフィン及びハイドロ
    クロロフルオロカーボンを含む液状の膨潤溶媒と接触させることにより膨張させ
    、それによって第2の内寸法を有するスリーブを与え、その際にその第2内寸法
    が前記物品の外寸法と少なくとも同じ程度大きい; ことを特徴とする上記方法。
  2. 【請求項2】 溶媒がエラストマースリーブに吸収される請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 スリーブが実質的に開口した第2端部を有し;第1及び第2
    端部がスリーブ内へのアクセスを与える請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 スリーブが実質的に閉じた第2端部を有する請求項1の方法
  5. 【請求項5】 スリーブがゴルフクラブグリップである請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 スリーブを密閉容器に入れることを更に含み、その容器がエ
    ラストマースリーブから溶媒が蒸発するのを実質的に防ぐ、請求項1の方法。
  7. 【請求項7】 請求項1の方法によって得られる製品。
  8. 【請求項8】 予備成形されたエラストマースリーブを長い物品に直接付着
    する方法であって: 予め定められた外寸法を有する長い物品を準備し; 実質的に開口した第1端部を有する概して管状のエラストマ
    ースリーブを準備し、かくしてその第1の端部がスリーブ内の凹所へのアクセス
    を与え、その凹所が前記物品を受け容れるように成形されており;その凹所が前
    記物品の外寸法と少なくとも同じ程度大きい内寸法を有し;この際そのエラスト
    マースリーブがイソパラフィン及びハイドロクロロフルオロカーボンを含む溶媒
    を吸収しており; 物品が凹所内に在るように物品に関して定位を持つようにス
    リーブを位置づけし;そして その定位を溶媒がスリーブから蒸発し得るような時間にわた
    り維持し、その蒸発がスリーブを物品と接触させ、それによりスリーブを物品と
    緊密に接触するようにさせ、そしてスリーブと物品との間の摩擦によって物品に
    付着するようにさせる; ことを含む上記方法。
  9. 【請求項9】 スリーブ中の溶媒:エラストマー物質の重量比が少なくとも
    約0.5:1.0である請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 スリーブが実質的に開口した第2の端部を有し;第1及び
    第2の端部がスリーブ内の凹所へのアクセスを与える請求項8の方法。
  11. 【請求項11】 スリーブが実質的に閉じた第2の端部を有する請求項8の
    方法。
  12. 【請求項12】 スリーブが約7.0から約8.4の溶解パラメターを有す
    るエラストマー組成物からなる請求項8の方法。
  13. 【請求項13】 ゴルフクラブシャフトに予備成形ゴルフクラブグリップを
    直接に付着する方法であって: シャフトの第1端部に位置しかつ予め定められた直径を有す
    るグリップ受理部を含むゴルフクラブシャフトを準備し; 実質的に閉じた第1端部及び実質的に開口した第2端部をも
    つ概して管状のゴルフクラブグリップを準備し;それによりその第2端部が管状
    グリップ内の凹所へのアクセスを与え、その第2端部及び凹所がグリップ受理部
    受け容れるように成形されており;凹所がシャフトのグリップ受理部と少なくと
    も同じ大きさの内径を有し;そのグリップが液状の膨潤溶媒を吸収したエラスト
    マー組成物からなり; ゴルフクラブシャフトのグリップ受理部を凹所へ挿入して、
    グリップの第1の端部がシャフトの第1の端部に実質的に隣接されるようにシャ
    フトと凹所とが定位をもつようにし;そして その定位を溶媒がエラストマー組成物から蒸発し得るような
    時間にわたり維持し、その蒸発がエラストマー組成物をシャフトと接触させ、そ
    れによりグリップををシャフトと緊密に接触するようにさせ、そしてグリップと
    シャフトとの間の摩擦によってシャフトに付着するようにさせる; ことを含む上記方法。
  14. 【請求項14】 グリップ中の溶媒:エラストマー物質の重量比が少なくと
    も約0.5:1.0である請求項13の方法。
  15. 【請求項15】 グリップが約7.0から約8.4の溶解パラメターを有す
    るエラストマー組成物からなる請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 グリップが約7.2から約8.2の溶解パラメターを有す
    るエラストマー組成物からなる請求項13の方法。
  17. 【請求項17】 グリップが約7.4から約8.0の溶解パラメターを有す
    るエラストマー組成物からなる請求項13の方法。
  18. 【請求項18】 溶媒がイソパラフィン及びハイドロクロロフルオロカーボ
    ンを含む請求項13の方法。
  19. 【請求項19】 溶媒がポリブテンを含み、そのポリブテンは、溶剤がエラ
    ストマー組成物から蒸発した後にエラストマー組成物中に残留する、請求項13
    の方法。
  20. 【請求項20】 ゴルフクラブシャフトに予備成形ゴルフクラブグリップを
    直接に付着する方法であって: シャフトの第1端部に位置しかつ予め定められた直径を有す
    るグリップ受理部を含むゴルフクラブシャフトを準備し; そのグリップ受理部を受け容れるための凹所を有する予備成
    形ゴルフクラブグリップを準備し;そのグリップは液状の膨潤溶媒を吸収してい
    るエラストマー組成物からなり、グリップ中の溶媒:エラストマー物質の重量比
    が少なくとも約0.5:1.0であり; グリップ受理部を凹所中へ入れ;そして グリップから膨潤溶媒を蒸発させることにより収縮させ、そ
    れによってグリップをシャフトのグリップ受理部と強固に接触せしめる; ことを含む上記方法。
  21. 【請求項21】 ゴルフクラブシャフトのグリップ受理部にゴルフクラブグ
    リップを付着するためにそのグリップを膨潤させるための膨潤溶媒であって: イソパラフィン組成物;及び ハイドロクロロフルオロカーボン; を含み、その膨潤溶媒が約5.0から約10.4の溶解パラメター、38℃で少
    なくとも約20mmHgの蒸気圧及び約0℃の引火点を有する、上記膨潤溶媒。
  22. 【請求項22】 その中に溶解されたポリブテンを更に含む請求項21の膨
    潤溶媒。
  23. 【請求項23】 膨潤溶媒が約6.1から約9.5の溶解パラメターを有す
    る請求項21の膨潤溶媒。
  24. 【請求項24】 膨潤溶媒が約7.2から約8.5の溶解パラメターを有す
    る請求項21の膨潤溶媒。
  25. 【請求項25】 膨潤溶媒が約15℃よりも高いの引火点を有する請求項2
    1の膨潤溶媒。
  26. 【請求項26】 膨潤溶媒が約25℃よりも高いの引火点を有する請求項2
    1の膨潤溶媒。
  27. 【請求項27】 イソパラフィン組成物が溶媒の少なくとも約25容量%を
    なし、ハイドロクロロフルオロカーボン組成物が組成物の約75容量%未満をな
    す請求項21の膨潤溶媒。
  28. 【請求項28】 イソパラフィン組成物が溶媒の少なくとも約50容量%を
    なし、ハイドロクロロフルオロカーボン組成物が組成物の約50容量%未満をな
    す請求項21の膨潤溶媒。
  29. 【請求項29】 イソパラフィン組成物が溶媒の少なくとも約70容量%を
    なし、ハイドロクロロフルオロカーボン組成物が組成物の約30容量%未満をな
    す請求項21の膨潤溶媒。
  30. 【請求項30】 イソパラフィン組成物が少なくとも約50%のISOPA
    R C(R)を含む請求項21の膨潤溶媒。
  31. 【請求項31】 イソパラフィン組成物が約5%から約95%のISOPA
    R C(R)及び約5%から約95%のISOPAR E(R)を含む請求項21の膨
    潤溶媒。
  32. 【請求項32】 膨潤溶媒が約5%から約95%のISOPAR C(R), 約5%から約95%のISOPAR E(R)及び約30%までの該ハイドロクロ ロフルオロカーボンを含む請求項21の膨潤溶媒。
  33. 【請求項33】 膨潤溶媒が約50%から約95%のISOPAR C(R) 及び約5%から約50%のHCFCを含む請求項21の膨潤溶媒。
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