JP2001515464A - サイトメガロウイルスを阻害するナフチリジン誘導体およびそれらの類縁体 - Google Patents

サイトメガロウイルスを阻害するナフチリジン誘導体およびそれらの類縁体

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JP2001515464A JP53299797A JP53299797A JP2001515464A JP 2001515464 A JP2001515464 A JP 2001515464A JP 53299797 A JP53299797 A JP 53299797A JP 53299797 A JP53299797 A JP 53299797A JP 2001515464 A JP2001515464 A JP 2001515464A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、複素環式化合物、より詳細には抗ウイルス活性を有するナフチリジン化合物に関する。特に、B、W、X、Y、R1、R2、R3、R4およびnを本発明に定義した式(I)の化合物は、哺乳動物のサイトメガロウイルス(CMV)感染を治療および予防するために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 サイトメガロウイルスを阻害するナフチリジン誘導体 およびそれらの類縁体発明の分野 本発明は、複素環式化合物、そしてより詳細にはナフチリジン化合物およびそ れらのサイトメガロウイルス(CMV)感染の治療および予防における使用に関 する。発明の背景 DNAウイルスの中で、ヘルペス群はヒトで最もよく起こるウイルス性疾患の 原因である。この群はIおよびII型単純ヘルペスウイルス(HSV)、帯状庖疹 ウイルス(VZV)、エプスタイン−バーウイルス(EBV)およびサイトメガ ロウイルス(CMV)から成る。 他のヘルペスウイルスの場合と同様に、CMVの感染はウイルスと宿主との終 生の関係を導く。1次感染後に、ウイルスは何年も潜伏することができる。ある いは80%の成人がウイルスを潜伏状態で宿しているように、健康な個体の感染 は無症状であることが多い。化学療法中の患者、臓器移植患者および特にAID に罹患しているような免疫不全状態の個体では、潜在性のCMVが再活性化され 、小頭症、肝脾腫大症、黄痘、精神遅滞を引き起こす痙攣、単球細胞症、網膜炎 および死さえもを引き起こすことがある。AIDS患者では、CMVが発病の主 要な原因である。 ヘルペスウイルス感染を処置するために、天然に存在するタンパク質および合 成ヌクレオシド類縁体を含め様々な薬剤が開発されてきた。ヌクレオシド類縁体 、シトシン−アラビノシド、アデニン−アラビノシド、 ヨードキシウリジンおよびアシクロビル(これは現在、I型単純ヘルペスウイル スを処置するために選択されている)と共に、例えば、天然の抗ウイルスタンパ ク質、インターフェロンがヘルペスウイルス感染の処置のために使用された。 不幸なことには、特定のヘルペスウイルス感染を処置するために効果が証明さ れているアシクロビルのような薬剤は、CMVを処置するために効果が十分では ない。そしてCMVを処置するために現在使用されているガンシクロビル(9-[(1 ,3-ジヒドロキシ-2-プロポキシ)メチル]グアニンおよびホスカルネ(ホスホノギ 酸)のような薬剤は、他のヘルペスウイルスの処置に認められる、薬剤の許容で きる副作用および安全性プロフィールを欠いている。 このように、CMV感染を処置するために効果的な、治療的および予防的な非 −ヌクレオシド剤に対する要望が存在する。したがって、本発明の目的は、哺乳 動物中でCMV複製を阻害する方法を提供することである。また本発明の目的は 、哺乳動物中でCMV複製を阻害するために有用な化合物および医薬組成物を提 供することである。発明の要約 1つの観点では、本発明は哺乳動物におけるサイトメガロウイルスの複製を阻 害する方法を提供し、この方法は式(I): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、C= OおよびCHR4から独立して選択され; Bは、 から成る群から選択され;ここで、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH、ハロゲ ン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されてもよい)C1-4(アルキル、アルコ キシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置 換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置 換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたはC3-7シクロアルキル; ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR’2は、独立してH、C1-4アルキルであるか、あるいはR1および R2は一緒に、場合によってはC6-10アリールまたはヘテロアリールと融合しても よい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2である、 の化合物の抗−サィトメガロウイルス量を該哺乳動物に投与することを含んで成 る。 さらに本発明の別の観点では、式(I)のサイトメガロウイルス阻害化合物お よびそれらの医薬的に許容できる塩が提供され、ただし WおよびYが両方ともNまたはNR5であるとき、R1はアリルまた は2-メトキシベンジル以外であり; NR5である時、WはNまたはNR5であり;そして メチル以外である。発明の詳細な説明 1つの観点では、本発明は哺乳動物中でサイトメガロウイルスの複製を阻害す る方法を提供し、この方法は式(V): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、 C=OおよびCHR4から独立して選択され; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH、ハロゲ ン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されてもよい)C1-4(アルキル、アルコ キシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置 換されて もよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置換されて もよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたはC3-7シクロアルキル:ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2はH、C1-4アルキルであるか、あるいはR1およびR2は一緒に、場合によ ってはC6-10アリールまたはヘテロアリールと融合してもよい飽和もしくは不飽 和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノおよび場合によ ってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6 (アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル) から選択され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2である、 の化合物の抗−サイトメガロウイルス量を該哺乳動物に投与することを含んで成 る。 本発明の別の観点では、哺乳動物中でサイトメガロウイルスの複製を 阻害する方法を提供し、この方法は式(VI): 式中、 W、X、Y、Z、R1ないしR4およびnは、本明細書に定義した通りである、 の化合物の抗−サイトメガロウイルス量を該哺乳動物に投与することを含んで成 る。 本発明の別の観点では、哺乳動物中でサイトメガロウイルスの複製を阻害する 方法を提供し、この方法は式(VII): 式中、 AはOまたはSであり、そしてW、X、Y、Z、R1ないしR4および nは、本明細書に定義した通りである、 の化合物の抗−サイトメガロウイルス量を該哺乳動物に投与することを含んで成 る。 さらに本発明の別の観点では、式(I);(VI);(VI)または(VII)のサ イトメガロウイルス阻害化合物およびそれらの医薬的に許容できる塩が提供され る。 さらに本発明の別の観点では、医薬的に許容できるキャリアー、希釈剤または 補助剤および式(I);(VI);(VI)または(VII)の化合物またはそれらの 医薬的に許容できる塩を含んで成る、抗-サイトメガロウイルス組成物が提供さ れる。 本発明は、CMV複製を阻害する化合物に関する。これらの化合物は、式(I );(V);(VI)または(VII): 式中、A、B、W、X、Y、Z、R1ないしR4およびnは、本明細書に定義し た通りである、 で示される複素二環式部分が特徴である。 本明細書を通して使用する用語「アルキル」は、直鎖または分枝であ り得る飽和炭素鎖を称する。同様に、用語「アルケニル」とは直鎖または分枝炭 素鎖であり得るが、不飽和炭素原子を包含する。しかし便宜的に、用語「アルコ キシ」、「アルキルチオ」、「アシル」、「アシルオキシ」および「アルコキシ カルボニル」は、飽和または不飽和のいずれかであり、そして直鎖または分枝で あり得る鎖を称する。指示する場合は、上述の鎖は種々の置換基を有することが できる。特定しない限り、1つ以上の置換基が存在できると考えられる。 用語「炭素環」とは、飽和または不飽和の環式炭素鎖または環を称する。「複 素環」とは、N、OおよびSから選択されるヘテロ原子を炭素の代わりに包含し ている環である。不飽和炭素環および複素環は、芳香族、すなわちフェニルまた はナフチルのようなアリール、あるいはピリジンまたはキノリンのようなヘテロ アリールであってよい。指示した場合は、上述の任意の環は種々の置換基を有す ることができる。特定しないかぎり、1つ以上の置換基が存在できるとの意味に 解される。 用語「アミノ」は、1級アミン(すなわちNH2)、2級アミン(すなわちNHR) または3級アミン(すなわちN(R)2、ここでRはC1-4アルキルである)を含む。 またこの用語には、NH3 +のような4級アミンも包含する。 本発明の方法では、サイトメガロウイルスの複製は、上に示したような式(I )、(V)、(VI)および(VII)の化合物を投与することにより阻害され、式 中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され;そしてX、Yおよ びZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、C=OおよびCHR4 から独立して選択される。本発明の複素二環式化合 物は、飽和、不飽和または部分的に不飽和であり、そしてW、X、YおよびZは 各々の条件に適当な原子価を有するものと認められる。例えば環が不飽和である とき、WはN、CHまたはCR3であり得る。そして逆に環が飽和であるとき、WはCH2 、C=O、CHR3、NHまたはNR5であり得る。同じ原理をX、YおよびZに適用でき る。 好適な態様では、nは1である。 好適な態様では、WはNまたはNR5であり; 好適な態様では、XはNまたはNR5であり、一方、YおよびZは独立してCH、CR4 、CH2、C=OまたはCHR4である。 好適な態様では、YはNまたはNR5であり、一方、XおよびZは独立してCH、CR4 、CH2、C=OまたはCHR4である。 好適な態様では、ZはNまたはNR5であり、一方、XおよびYは独立してCH、CR4 、CH2、C=OまたはCHR4である。 好適な態様では、W、X、YおよびZを包含する複素二環式環は不飽和である 。 特に好適な態様では、WおよびYは独立してNまたはNR5であり、一方、Xおよ びZは独立してCH、CR4、CH2、C=OまたはCHR4である。 特に好適な態様では、WおよびYは両方ともNであり、一方、XおよびZはCH またはCR4であり、そして複素二環式環は不飽和である。 最も好適な態様では、WおよびYは両方ともNであり、一方、XおよびZはCH またはCR4であり、複素二環式環は不飽和であり、そしてnは1であり、これに より1,6-ナフチリジン環を形成する。 好適な態様では、AはOである。 R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH、ハロゲ ン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されてもよい)C1-4(アルキル、アルコ キシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置 換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置 換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたはC3-7シクロアルキル; ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択される。 好適な態様では、R1はC2-6アルケニル;場合によってはハロゲン、ヒドロキ シ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシカルボ ニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルまたはハロ−置換されたC1-4アルコキシに より置換されてもよい6員のアリールまたはヘテロアリールまたはシクロアルキ ル環により置換されたC1-6アルキルまたはC3-7シクロアルキル;ならびに場合 によってはハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4アルキ ルチオ、C1-4アルコキシカルボニルまたはハロ−置換されたC1-4アルキルによ り置換されてもよい6員のアリールまたはヘテロアリール環と融合したC3-7シ クロアルキルである。 特に好適な態様では、R1は場合によってはヒドロキシ;アミノ、特にNH2また はNH3 +;C1-4アルキル、特にメチル;ハロゲン、特にフルオロ、クロロまたはブ ロモ;C1-4アルコキシ、特にメトキシまたはエトキシ;C1-4アルコキシカルボニ ル、特にメトキシカルボニル;C1-4アルキルチオ、特にメチルチオ;C1-4ハロ −置換されたアルキル、特にトリフルオロメチルから選択される1または2個の 置換基により置換されてもよいベンジル、ピリジニルメチルまたはシクロヘキシ ルメチルである。特により好ましくはR1は、環の2、3、5または6位で、そ して最も好ましくは2および/または6位でメチル、メトキシ、エトキシ、ヒド ロキシ、フルオロ、ブロモ、クロロ、メトキシカルボニル、メチルチオ、トリフ ルオロメチル、トリフルオロメトキシ、NH2またはNH3 +Cl-により場合によっては 単または二−置換されてもよいベンジルである。さらに一層好適な態様では、R1 は2位でフルオロ、クロロ、ブロモ、メチル、メトキシ、エトキシ、メトキシ カルボニル、トリフルオロメチルまたはNH3 +Cl-により場合によっては置換され てもよいベンジルである。 別の特に好適な態様は、R1は場合によってはヒドロキシ、アミノ、C1-4アル キル、ハロゲン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチ オまたはC1-4ハロ-置換されたアルキルから選択される1または2個の置換基に より置換されてもよいフェニルにより置換されたC3-7シクロアルキルである。よ り特別に好ましくは、C3-7シクロアルキルはシクロプロピルである。 別の特に好適な態様では、R1はヒドロキシ、アミノ、C1-4アルキル、ハロゲ ン、C1-4アルコキシ、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキル チオまたはC1-4ハロ-置換されたアルキルから選択される1または2個の置換基 により場合によっては置換されてもよいフェニルに融合したC3-7シクロアルキル である。特により好適には、C3-7シクロアルキルは、シクロペンチルまたはシク ロヘキシルである。 R2およびR’2は、独立してH、C1-4アルキルであるか、あるいはR1および R2は一緒に、C6-10アリールまたはヘテロアリールに融合しても良い飽和もしく は不飽和の5もしくは6員の複素環を形成する。好適な態様では、R2はHまた はメチルであり、そして最も好ましくはHである。R’2はHまたはメチル、そ して最も好ましくはHである。 別の好適な態様では、R2はR1と一緒に、C6-10アリールまたはヘテロアリー ルと融合してもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成する。 適当な5もしくは6員の複素環には、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、ピ ロール、ピラゾールおよびイミダゾールを含む。これらはC6-10アリールまたは ヘテロアリールと融合して、インドール、プリン、ベンズイミダゾール、キノリ ンまたはイソキノリンのような適当な二環式環を形成することができる。 R3およびR4は、H、OH、ハロゲン、アミノ、シアノおよび場合によってはOH 、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(アルキ ル、アルコキシ、アシル、アシルオキシおよびアルコキシカルボニル)から独立 して選択される。X、YおよびZを包含する環は、1−4個の置換基R4で置換 されてよく、一方、Wを包含する環は1−3個の置換基R3で置換されてよいと の意味に解されている。 R3およびR4は独立して、場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト 、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより置換 されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)である。 別の態様では、R3およびR4は独立して、場合によってはハロゲン、ヒド。キ シ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシにより置換されてもよい6員のアリールまた はヘテロアリールまたはシクロアルキル環である。 別の態様では、R4は場合によってはハロゲン、ヒドロキシ、C1-4アルキル、C1-4 アルコキシにより置換されてもよい6員のアリールまたはヘテロアリールま たはシクロアルキル環である。さらなる態様では、R4は6員のヘテロアリール である。さらなる態様では、R4はピリジルである。 好適な態様では、H;OH;ハロゲン、特にフルオロまたはクロロ;およびC1-4 アルコキシ、特にメトキシもしくはエトキシから選択される1つのR3置換基が 存在する。より好ましくはR3はH;クロロ;ヒドロキシまたはメトキシ、そし て最も好ましくはHである。 好適な態様では、R4はH、ハロゲン、アミノ、OH、場合によってはOH、ハロ ゲンまたはアミノにより置換されてもよいC1-6(アルキル、アルコキシ、アシル 、アシルオキシおよびアルコキシカルボニル)から選択される。好ましくは、1 または2個のR4置換基が存在し、そして最も好ましくは、1個のR4置換基が存 在する。 より好適な態様では、R4はアミノである。 より好適な態様では、R4はC1-4アミノアルキルである。 より好適な態様では、R4はOHである。 より好適な態様では、R4はハロゲンである。 より好適な態様では、R4はメトキシである。 より好適な態様では、R4はHである。 R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはアシルである。 好適な態様では、R5はHである。 好適な態様では、R5はC1-4アルキル、そしてより好ましくはメチルである。 好適な態様では、R5はアミノで置換されたC1-4アルキル、そしてより好まし くはNH2で置換されたメチルまたはエチルである。 好適な態様では、R5はC1-4アシル、そしてより好ましくはエタノイルである 。 好適な態様では、R5はアミノで置換されたC1-4アシル、そしてより好ましく はNH2で置換されたエタノイルである。 本発明の好適な化合物には: 化合物#1 N-(2-メチルベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#2 N-ベンジル-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#3 N-(2-ブロモベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#4 N-(2-クロロベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#5 N-(2-ブロモベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#6 N-(3-ブロモベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#7 N-(2-フルオロベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#8 N-(4-クロロロベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#9 N-(2-エチルオキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミ ド; 化合物#10 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸 インダン-1-イルアミド 化合物#11 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフタ レン-1-イル)-アミド 化合物#12 N-(3-メトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#13 N-(2-トリフルオロメチルベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボ キサミド; 化合物#14 N-(2,6-ジメトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミ ド; 化合物#15 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(トランス-2-フェニル-シクロ プロピル)-アミド; 化合物#16 N-(2-アミノ-6-トリフルオロベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカ ルボキサミド; 化合物#17 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(1-フェニル-エチル)アミド; 化合物#18 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(ピリジン-2-イルメチル)アミ ド; 化合物#19 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸 シクロヘキシル-メチルアミ ド; 化合物#20 (3,4-ジヒドロ-1h-イソキノリン-2-イル)-[1,6]ナフチリジン-2- イル-メタノン; 化合物#21 N-(2-メチルチオベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド ; 化合物#22 N-(2-ヒドロキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド ; 化合物#23 N-(2-メトキシカルボニルベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボ キサミド; 化合物#24 (1,6)ナフチリジン-2-カルボン酸 アリルアミド(PFC-029); 化合物#25 N-(2-メトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#26 N-(2プロポキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジン-2-カルボキサミ ド; 化合物#27 (2-{[([1,6]ナフチリジン-2-カルボニル)-アミノ]-メチル}-フェ ニル)-カルボン酸tert-ブチルエステル; 化合物#28 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ [B]オキセピン-5-イル)-アミド; 化合物#29 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(クロマン-4-イル)-アミド; 化合物#30 N-(2'-メトキシベンジル)-5-アミノ-2-[1,6]ナフチリジンカルボ キサミド; 化合物#31 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸2,3-(メチレンジオキシ)-ベン ジルアミド; 化合物#32 7,8-ジヒドロイソキノリン-6-カルボン酸2-メトキシベンジルア ミド; 化合物#33 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチルァミノ ベンジルアミン); 化合物#34 8-ブロモ−[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポキシ ベンジルアミン); 化合物#35 8-ブロモ−[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-メトキシベンジ ルアミン); 化合物#36 8-クロロ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポキシベ ンジルアミン); 化合物#37 8-クロロ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチルアミノベ ンジルアミン); 化合物#38 8-(2ピリジル)-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポ キシベンジルアミン); 化合物#39 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-トリフルオロメチルベ ンジルアミン; 化合物#40 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキシベンジ ルアミン; 化合物#41 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-3-メトキシベンジルアミ ン; 化合物#42 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキ シベンジルアミン; 化合物#43 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸2-メトキシ-ベンジルアミ ド; 化合物#44 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸2-エトキシ-ベンジルアミ ド; 化合物#45 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-メトキシ-シクロヘキシ ルメチル-アミド; 化合物#46 1-(2-イソ-プロポキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; 化合物#47 1-(2-イソ-プロポキシベンジル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; 化合物#48 1-(N-boc-4-アミノブチル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア ; 化合物#49 1-(4-アミノブチル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア ヒド ロクロライド; 化合物#50 1-[(S)-α-メチルベンジル]-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレ ア; 化合物#51 1-[(R)-α-メチルベンジル]-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレ ア; 化合物#52 1-(2-メトキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#53 1-ブチル-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#54 1-(2-メトキシベンジル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#55 1-(2-エトキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イ ル-ウレア; 化合物#56 1-(2-メチル-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#57 8-(2-ピリジル)-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポ キシベンジルアミン)を含む。 本発明のより好適な化合物には、 化合物#2 N-ベンジル-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#4 N-(2-クロロベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#12 N-(3-メトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#14 N-(2,6-ジメトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミ ド; 化合物#19 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸 シクロヘキシル-メチルアミ ド; 化合物#24 (1,6)ナフチリジン-2-カルボン酸 アリルアミド(PFC-029); 化合物#25 N-(2-メトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 化合物#26 N-(2プロポキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジン-2-カルボキサミ ド; 化合物#28 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[ B]オキセピン-5-イル)-アミド; 化合物#31 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸2,3-(メチレンジオ キシ)-ベンズアミド; 化合物#32 7,8-ジヒドロイソキノリン-6-カルボン酸2-メトキシベンジルア ミド; 化合物#33 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチルアミノベ ンジルアミン); 化合物#35 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-メトキシベンジル アミン); 化合物#36 8-クロロ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポキシベ ンジルアミン); 化合物#40 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキシベンジ ルアミン; 化合物#43 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸2-メトキシ-ベンジルアミ ド; 化合物#46 1-(2-イソ-プロポキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; 化合物#47 1-(2-イソ-プロポキシベンジル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; 化合物#51 1-[(R)-α-メチルベンジル]-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレ アを含む。 本発明の最も好ましい化合物には; 化合物#26 N-(2プロポキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジン-2-カルボキサミ ド; 化合物#32 7,8-ジヒドロイソキノリン-6-カルボン酸2-メトキシベンジルア ミド; 化合物#33 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチルアミノベ ンジルアミン); 化合物#36 8-クロロ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポキシベ ンジルアミン); 化合物#40 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキシベンジ ルアミン; 化合物#43 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸2-メトキシ-ベンジルアミ ド; 化合物#46 1-(2-イソ-プロポキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; 化合物#47 1-(2-イソ-プロポキシベンジル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; 化合物#51 1-[(R)-α-メチルベンジル]-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレ アを含む。 さらに好適な態様において、本発明化合物には; 化合物#26 N-(2プロポキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジン-2-カルボキサミ ド; 化合物#32 7,8-ジヒドロイソキノリン-6-カルボン酸2-メトキシベンジルア ミド; 化合物#33 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチルアミノベ ンジルアミン); 化合物#40 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキシベンジ ルアミン; 化合物#46 1-(2-イソ-プロポキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジ ン-2-イル-ウレアを含む。 本発明の化合物は、有機化学の当業者には周知の、従来の製造工程および回収 法を使用して合成することができる。式Vの化合物を製造するための好適な合成 ルートには、式のカルボン酸中間体と式のアミノ中間体とのカップリングが 含まれる。反応は、式Vの最終化合物を生成するために、アミド結合形成のため の適当な条件下、すなわちEDCまたはdCCのような適当なカップリング剤の存在下 である。反応はスキーム1に説明する。式Vの化合物は、それらをLawesson試薬 のようなチオ化剤を用いて反応させることにより、式VIの化合物に転換すること ができる。Lawesson試薬の使用は、当該技術分野では周知である(例えば、Synt hesis ,941(1979);Tetrahedron,35,2433(1979);およびTet.Lett.,21,4061(1980) を参照されたい。 式VIの二環式化合物を製造するための好適な合成ルートには、式の二環式ア ミノ中間体と、アミド部分とのカップリングが含まれた。この反応をスキーム 2で説明する。この反応は、《尿素》結合形成のための適当な条件下、すなわち 適当な溶媒下で式VIIaの化合物を生成する。窒素上へのR2置換基の導入は、当 該技術分野で周知の方法を使用して行うことができる。化合物VIIaおよびVIIb の尿素結合は、上記のチオ化試薬を用いて化合物を反応させることによりチオウ レアに転換することもできる。スキーム1 式中、X、Y、Z、R1ないしR4およびnは既に定義している。 中間体およびは、市販品から得ることができ、例えば2-カルボキシ-[ 1,6]ナフチリジン(ピークダーレ ファイン ケミカルズ:Peakdale Fine Chemic a1s,グロソップ、ダービーシャー、英国、PFC-027);6,7-ジブロモ-4-ヒドロキ シ-[1,5]ナフチリジン-2-カルボン酸(Pomorskiら、Rocz.Chem.,1974,48(2):321 ;1,2,3,4,-テトラヒドロ-8-ヒドロキシ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(Abe ら、Tet.Lett.,1977,9:735)。あるいは中間体およびは、確立された合 成技術に従い製造することができる。スキーム2 特定の置換基には、合成過程での保護およびそれに続く脱保護が必要であると 思われる。例えば、R3またはR4がヒドロキシルであるとき、これをアルコキシ またはエステルへ転換することにより保護し、そして続いて脱保護することが必 要かもしれない。他の置換基のための保護基は、有機合成における保護基(Prote ctive Groups in Organic Synthesis )、第2版、Greeneおよびwuts、ジョン ウ ィリー アンド サンズ(John Wi1ey & Sons、ニューヨーク、1991)に記載され ている。 当業者は、式I、V、VIおよびVIIの化合物が、置換基に依存して1つ以上の キラル中心を含むことができ、すなわち多数の種々の同位体、光学同位体(すな わち鏡像異性体)、およびラセミ混合物を含むそれらの混合物が存在すると考え るだろう。すべてのそのような同位体、鏡像異性体およびそれらの混合物は、ラ セミ混合物を含め本発明の範囲内に含む。 また本発明は、医薬的に許容できるキャリアーまたは補助剤および哺乳動物中 でCMV複製を阻害するために効果的な式I、V、VIおよびVIIの化合物量を含 んで成る抗−サイトメガロウイルス組成物を提供する。各キャリアー、希釈剤ま たは補助剤の比率は、標準的な薬学的プラクチスに従い、化合物の溶解度および 化学的性質ならびに投与経路により決 定される。 本発明の治療法および予防法は、これらの化合物または組成物を用いて、医薬 的に許容される様式で患者を処置する工程を含んで成る。そのような組成物は、 錠剤、カプセル、カプレット、粉剤、粒剤、飴錠剤、座薬、再構成用粉末、また は経口または滅菌非経口用溶剤または懸濁剤のような液体調製物の剤形でよい。 また本発明の化合物は、CMV感染の結果としての網膜炎を処置するための眼内 インプラントを通して投与することもできる。特に、長期間にわたって眼中に放 出する化合物をポリマーを基本とするインプラントに包埋することができる。 投与の一貫性を得るために、本発明の組成物は単位用量の剤形であることが好 ましい。経口投与のための単位用量の提示形態は、錠剤およびカプセルであり、 そして通例の補形剤を含んでよい。例えばアカシア、ゼラチン、ソルビトールま たはポリビニルピロリドンのような結合剤;ラクトース、糖、トウモロコシ−澱 粉、リン酸カルシウム、ソルビトールまたはグリシンのような増量剤;ステアリ ン酸マグネシウムのような錠剤製造用の滑剤;澱粉、ポリビニルピロリドン、グ リコール酸ナトリウム澱粉または微結晶化セルロースのような崩壊剤;あるいは ラウリル硫酸ナトリウムのような医薬的に許容される湿潤剤。 化合物は、非経口的に注射でき;これは筋肉内、静脈内または皮下である。非 経口的投与のためには、化合物は、例えば溶液を等張にするために十分な塩類ま たはグルコースのような他の溶質を含む滅菌溶液の状態で使用できる。非経口的 に投与される有効成分の量は、約0.01−250mg/kg/日、好ましくは約1−10mg/kg/ 日、より好ましくは約0.5−30mg/kg/日、そして最も好ましくは約1−20mg/kg/日 である。 化合物は、澱粉、ラクトース、白糖等の適当な補形剤を含む錠剤、カプセルま たは粒剤の剤形で経口投与できる。化合物は着色剤および/または香料を含んで よい溶剤の剤形で経口投与することができる。また化合物は、トローチ剤または 飴錠剤の剤形で舌下投与することができ、この場合、有効成分は糖またはコーン シロップ、香料および染料と混合されており、そして混合物は固体剤形に圧縮す るために適するように十分脱水される。経口的に投与される有効成分の量は、特 定化合物の生物利用性に依存する。 固体の経口組成物は、通例のブレンド、充填、錠剤製造等により調製すること ができる。繰り返しブレンドする操作は、大量の増量剤を使用する組成物中に有 効成分を分散させるために使用することができる。そのような操作は、もちろん 当該技術分野では通例である。錠剤は通例の薬学的プラクティスで周知の方法に 従い、特に腸溶性コーティングを用いて被覆することができる。 経口液体調製物は、乳液、シロップまたはエリクシルの状態でよく、あるいは 使用前に水または他の適当な賦形剤を用いて再構成するための乾燥生成物として 与えることができる。そのような液体調製物には、通例の添加剤を含んでも、含 まなくてもよい。例えばソルビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン 、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸ア ルミニウムゲルまたは水素化可食性脂肪のような沈殿防止剤;モノオレイン酸ソ ルビタンまたはアカシ(acaci)のような乳化剤;アーモンド油、分別ココナツ油 、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコールおよびエチルアルコ ールから成る群から選択される油状エステルのような非−水性賦形剤(可 食性油を含む);例えばソルビン酸のメチル パラ-ヒドロキシベンゾエート、 エチル パラ-ヒドロキシベンゾエート、n-プロピル パラヒドロキシベンゾエ ートまたはn-ブチルパラヒドロキシベンゾエートのような保存剤;そして所望に より通例の香料および着色剤。 非経口的投与には、流体単位用量剤形は、ペプチドおよび滅菌賦形剤を使用し 、そして使用する濃度に応じて、賦形剤に懸濁または溶解することにより調製で きる。いったん溶液になったら、化合物は注射でき、そして適当なバイアルまた はアンプルに充填する前に濾過滅菌でき、そして続いて容器または保存用の包装 を密閉することができる。局部麻酔剤、保存剤または緩衝剤のような補助剤は、 使用前に賦形剤に溶解することができる。医薬組成物の安定性は、バイアルを充 填し、そして水を真空下で除去した後に凍結することにより(例えば、組成物を 凍結乾燥した後)、強めることができる。非経口懸濁剤は、実質的に同じ様式で 調製できるが、ペプチドは溶解するよりは賦形剤中に懸濁すべきであり、そして さらに濾過による滅菌はできないことが異なる。しかし化合物は滅菌賦形剤中に 懸濁する前にエチレンオキシドにさらすことにより滅菌することができる。化合 物の均一な分散を容易にするために、界面活性剤または湿潤溶液を組成物中に有 利に含むことができる。 本発明の医薬組成物は、式I、V、VIおよびVIIの化合物のサイトメガロウイ ルス複製を阻害する量、ならびに医薬的に許容できるキャリアー、希釈剤または 補助剤を含んで成る。典型的に組成物は、どのような投与法を使用するかに依存 して、約0.1%−約99重量%、そして好ましくは約10%−約60重量%の活性化合 物を含む。 サイトメガロウイルスの複製を阻害する量は、ウイルス複製の進行を を遅くするか、または化合物を投与しなければ発症するであろう感染ウイルス量 (viral load)を減らすために必要な活性化合物の量である。あるいはこの量は、 CMV感染から生じる症状の進行を遅らせ、またはその強さを減少させる、また は排除するために必要な活性化合物の量である。 本発明の活性化合物のサイトメガロウイルスを阻害する活性は、実施例に詳細 に記載するプラーク減少アッセイに従い測定できる。このような特別な条件下で 、そのような活性を有する化合物は約50μg/ml以下、好ましくは約25μg/ml以下 、そしてより好ましくは約10μg/ml以下、そして最も好ましくは1μg/ml以下の IC50を現す。 医師は、最適な本治療薬の用量を決定するだろう。用量は、投与様式および選 択した特別な化合物により変動するかもしれない。さらに、用量は治療中の特定 の患者によっても変動するかもしれない。処置に用いる化合物の用量は、感染ウ イルス量(viral load)、患者の体重、化合物の相対的効力、および処置する医師 の判断に依存して変動するだろう。そのような治療は、数週間または数カ月間、 断続的または連続的に続くかもしれない。 本発明の理解をさらに助けるために、以下の非限定的な実施例を提供する。実施例1 合成 化合物#1 N-(2-メチルベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水THF(5ml)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の撹 拌混合物に、0℃でトリエチルアミン(44ml、0.316ミリモル) を加えた。5分後、イソプロピルクロロホルメート(0.316ml、トルエン中の1M 溶液、0.316mlミリモル)を加えた。混合物を0℃で20分間撹拌し、次に2-メチル ベンジルアミン(53.46ml、0.43ミリモル)を、0℃で混合物に加えた。生成した 混合物を室温に暖め、そして室温で5時間撹拌し、次にCH2Cl2(100ml)中に希釈 した。有機層を水で洗浄し、無水MgSO4上で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を 得た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1−純粋なEtOAc)により、 所望の生成物を白色固体として得た(29.8mg、37%):融点120−121℃。 化合物#2 N-ベンジル-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド; 無水THF(5ml)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)、1- ヒドロキシベンゾ-トリアゾール水和物(42.7mg、0.316ミリモル)、ベンジルアミ ン(45mg、0.42ミリモル)の撹拌混合物に、0℃で1-(3-ジメチルアミノプロピル) -3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(60.6mg、0.316ミリモル)を加えた。 生成した混合物を室温で撹拌した。20分後、DMF(2ml)を反応混合物に加え、そ して混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真 空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2(100ml)に再溶解した。有機層をNaH CO3水で洗浄し、無水MgSO4上で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合 物のクロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1−純粋なEtOAc)により、所望の生成物 を白色固体として得た(97mg、99%):融点113−115℃。 化合物#3 N-(2-ブロモベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(5ml)中の4-ブロモベンジルアミン ヒドロクロライド(97.8mg、98% 、0.431ミリモル)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(60.1μl、0. 431ミリモル)を加えた。5分後、2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287 ミリモル)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg、0.316ミリモル)お よび1-(3-ジメチルアミノ-プロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド (60.6mg、0.316ミリモル)を連続して加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌 し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成し た残渣をCH2Cl2(100ml)に再溶解した。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そ して透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣 をCH2Cl2(100ml)に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水MgSO4上で乾燥 し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:Et0A c=1:1−純粋なEtOAc)により、所望の生成物を白色固体として得た(97mg、99% ):融点149-150℃。 化合物#4 N-(2-クロロベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(5ml)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の撹 拌混合物に、室温で連続的に1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg、0 .316ミリモル)、2-クロロベンジルアミン(54.7μl、95%、0.43ミリモル)および 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(60.0 mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明 になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2 (100ml)に再溶解した。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明になっ たことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2(100ml )に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水MgSO4上で乾燥し、そ して濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1 −純粋なEt0Ac)により、所望の生成物を白色固体として得た(83mg、97%):融 点120-121℃。 化合物#5 N-(2-ブロモベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(5ml)中の2-ブロモベンジルアミン ヒドロクロライド(80.7mg、95% 、0.345ミリモル)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(51.8μl、0.345ミリモル)を 加えた。分後、2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(40mg、0.229ミリモル)、1-ヒド ロキシベンゾトリアゾール水和物(34.2mg、0.253ミリモル)および1-(3-ジメチル アミノ-プロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(48.5mg、0.253ミ リモル)を連続して加えた。生成した混合物を室温で4時間撹拌し、そして透明 になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2 (100ml)に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水MgSO4上で乾燥し、そし て濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のクロマトグラフィー(Hex:Et0Ac=1:1− 純粋なEtOAc)により、所望の生成物を白色固体として得た(70mg、89%):融点 129-130℃ 化合物#6 N-(3-ブロモベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(5ml)中の3-ブロモベンジルアミン ヒドロクロライド(77.5mg、0.345 ミリモル)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(51.8μl、0.345ミリモル)を加えた 。5分後、2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(40mg、0.229ミリモル)、1-ヒドロキ シベンゾトリアゾール水和物(34.2mg、0.253ミリモル)および1-(3-ジメチルアミ ノ-プロピル)-3-エチルカルボジイ ミドヒドロクロライド(48.5mg、0.253ミリモル)を連続して加えた。生成した混 合物を室温で一晩撹拌し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空下で 除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2(100ml)に再溶解した。有機層をNaHCO3水 で洗浄し、無水MgSO4上で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物の クロマトグラフィー(Hex:EtOAc=1:1−純粋なEt0Ac)により、所望の生成物を白 色固体として得た(64mg、81%):融点112−113℃。 化合物#7 N-(2-フルオロベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(6.3mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、2-フルオロベンジルアミン(51.0μL、0.431ミリモル)および 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8 mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明 になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2 (50ml)に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、そし て濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のフラッシュカラムクロマトグラフィー(5 0%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の生成物を白色固体 として得た(79.2mg、98%):融点110−111℃。 化合物#8 N-(4-クロロロベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(6.3mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して-ヒドロキシベンゾトリアゾー ル水和物(42.7mg、0.316ミリモル)、4-クロロベンジルアミン(53.5μL、0.431ミ リモル)および1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロク ロライド(61.8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌 し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成し た残渣をCH2Cl2(50mL)に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水Na2SO4上 で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のフラッシュカラムクロマ トグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の生 成物を白色固体として得た(80.3mg、94%):融点110−111℃。 化合物#9 N-(2-エトキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(6.3mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、2-エトキシベンジルアミン(64.9μL、0.431ミリモル)および 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8 mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明 になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2 (50mL)に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、そし て濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のフラッシュカラムクロマトグラフィー(5 O%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の生成物を白色固体 として得た(85.0mg、96%):融点79−80℃。 化合物#10 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸インダン-1-イルアミド 無水DMF(6.3mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、1-アミノインダン(56.0μL、0.431ミリモル)および1-(3-ジ メチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8mg、0.3 16ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明になっ たことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成した残渣をCH2Cl2(50ml) に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水Na2SO4上で乾燥し、そして濃縮 して粗混合物を得た。粗混合物のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘ キサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の生成物を白色固体として 得た(80.1mg、96%):融点156−157℃。 化合物#11 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(1,2,3,4-テトラヒドロ-ナフ タレン-1-イル)-アミド 無水DMF(6.3ml)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、1,2,3,4-テトラヒドロ-1ナフチルアミン(63.0μL、0.431ミ リモル)および1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロク ロライド(61.8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌 し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去し、そして生成し た残渣をCH2Cl2(50mL)に再溶解した。有機層をNaHCO3水で洗浄し、無水Na2SO4上 で乾燥し、そして濃縮して粗混合物を得た。粗混合物のフラッシュカラムクロマ トグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の生 成物を白色固体として得た(87.0mg、100%):融点164−165℃。 化合物#12 N-(3-メトキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、3-メトキシベンジルアミン(56.6μL、0.431ミリモル)および 1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8 mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明 になったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカラムク ロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望 の生成物を透明な油として得た(79.1mg、94%)。 化合物#13 N-(2-トリフルオロメチルベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボ キサミド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、2-(トリフルオロメチル)-ベンジルアミン(61.6μL、0.431ミ リモル)および1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロク ロライド(61.8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌 し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラ ッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル )により、所望の生成物を白色固体として得た(90.9mg、96%):融点125−127 ℃。 化合物#14 N-(2,6-ジメトキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミ ド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、2,6-ジメトキシベンジルアミン(75.0mg、0.431ミリモル)お よび1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド( 61.8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして 透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカラ ムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、 所望の生成物を白色固体として得た(90.6mg、98%):融点169−171℃。 化合物#15 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(トランス-2-フェニル-シクロ プロピル)-アミド; 無水DMF(1.0mL)中のトランス-2-フェニルシクロプロピルアミンヒドロクロラ イド(75.3mg、0.431ミリモル)の撹拌混合物に、トリエチルアミン(60.0μL、0.4 31ミリモル)を加えた。5分後、2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミ リモル)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg、0.316ミリモル)およ び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61 .8mg、0.316ミリモル)を連続して加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌して 、透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカ ラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により 、所望の生成物を白色固体として得た(79.2mg、95%):融点123−124℃。 化合物#16 N-(2-アミノ-6-トリフルオロベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカ ルボキサミド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、2-アミノ6-フルオロベンジルアミン(60.0μL)および1-(3-ジ メチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8mg、0.3 16ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明になっ たことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカラムクロマト グラフイー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の生成 物を白色固体として得た(80.0mg、94%):融点165(分解)。 化合物#17 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(1-フェニル-エチル)アミド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、1-フェニルエチルアミン(56.1μL、0.431ミリモル)および1- (3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8mg 、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明に なったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカラムクロ マトグラフイー(50%ヘキサン/酢酸エチル−100%酢酸エチル)により、所望の 生成物の透明の油として得た(78.7mg、99%)。 化合物#18 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(ピリジン-2-イルメチル)アミ ド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾ ール水和物(42.7mg、0.316ミリモル)、2-(アミノメチル)ピリジン(45.3μL、0.4 31ミリモル)および1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒド ロクロライド(61.8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩 撹拌し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣の フラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/酢酸エチル−5%メタノ ール/酢酸エチル)により、所望の生成物の明るい茶色の固体として得た(78.7m g、99%):融点123−125℃。 化合物#19 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸シクロヘキシル-メチルアミド; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、シクロヘキサンメチルアミン(57.2μL、0.431ミリモル)およ び1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61 .8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成した混合物を室温で一晩撹拌し、そして透 明になったことを確認した。溶媒を真空下で除去した。残渣のフラッシュカラム クロマトグラフィー(100%酢酸エチル)により、所望の生成物を白色固体として 得た(74.9mg、97%):融点62-63℃。 化合物#20 (3,4-ジヒドロ-1h-イソキノリン-2-イル)-[1,6]ナフチリジン-2- イル-メタノン; 無水DMF(1.0mL)中の2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)の 撹拌混合物に、室温で連続して1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg 、0.316ミリモル)、1,2,3,4-テトラヒジドロイソキ ノリン(55.6μL、0.431ミリモル)および1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチ ルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8mg、0.316ミリモル)を加えた。生成し た混合物を室温で一晩撹拌し、そして透明になったことを確認した。溶媒を真空 下で除去した。残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィー(100%酢酸エチル) により、所望の生成物を白色固体として得た(79.1mg、95%):融点98-100℃。 化合物#21 N-(2-メチルチオベンジル)-2-[1,6]ナフチリジンカルボキサミド ; 無水DMF(1.0mL)中の2-メチルスルファニルベンジルアミンヒドロクロライド(8 1.7mg、0.431)の撹拌混合物に、トリエチルアミン(60.0μL、0.431ミリモル)を 加えた。5分後、2-[1,6]ナフチリジンカルボン酸(50mg、0.287ミリモル)、1-ヒ ドロキシベンゾトリアゾール水和物(42.7mg、0.316ミリモル)および1-(3-ジメチ ルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミドヒドロクロライド(61.8mg、0.316ミ リモル)を連続して加えた。生成した混合物を一晩、室温で撹拌した。溶媒を真 空下で除去した。残渣のフラッシュカラムクロマトグラフィー(50%ヘキサン/ 酢酸エチル−100%酢酸ェチル)により、所望の生成物を明るい色の固体として得 た(88.2mg、99%):融点102-103℃。 化合物#32 7,8-ジヒドロイソキノリン-6-カルボン酸2-メトキシベンジルアミド;工程1 三酸化クロム(15.50、173.10ミリモル)を、1回で0℃のジクロロメタン(175m L)中のピリジン(28mL、346.20ミリモル)に加えた。冷却浴を取り外し、そして混 合物を30分間撹拌した。その溶液に、15mLのジクロロメタン中のアルコール溶液 (Cheng,C.Y.;Hsin,L.W.;Liou,J.P.Tetrahedron,1996,52,10935)(3.851g、25.85 ミリモル)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌し、そして溶液をデカントし、 次に溶媒を除去し、そして残渣をクロマトグラフィーで精製し、2%メタノール (CH2Cl2中)で溶出した。所望の生成物を淡い黄色固体として得た(2.662g、70%) 。 工程2 THF中のLiHMDS(1M、11.0mL、1ミリモル)を、溶液名(リチリウム1,1,1,3,3,3- ヘキサメチルジシラザン)のケトン(115mg、0.78ミリモル)溶液(THF、3mL中)に-7 8℃で加えた。この温度で15分後に、メチル シアノホルメート(0.3mL、3.9ミリ モル)を加え、そして混合物を一晩撹拌した。次に反応を飽和塩化アンモニウム でクエンチングし、そして酢酸エチルで抽出した。乾燥(Na2S04)後。残渣を冷酢 酸エチルでトリチュレートし、所望の化合物を得た。(75mg、47%)。 工程3 メタノール(10mL)中の工程2のエノール型(350mg、1.71ミリモル)の溶液を、 活性炭担持パラジウム(10%、350mg)の存在下で、水素雰囲気下にて1時間撹拌 した。次に触媒はセライトを通して濾過により除去し、そして濾液を濃縮乾固し て、所望の化合物を白色固体として得た。(350mg、100%)。 工程4 メタンスルホニルクロライド(0.18ML、2.37ミリモル)を、0℃で工程3(350m g、1.69ミリモル)からのアルコール溶液およびジクロロメタン(10mL)中のトリエ チルアミン(0.35mL、2.54ミリモル)に加えた。次に混合物を室温で2時間撹拌し 、そして溶液を水、NaHCO3で洗浄し、そしてNa2SO4を使用して乾燥した。次に溶 媒を除去し、そして残渣をジクロ ロメタン(5mL)に溶解し、そしてDBU(1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセ-7-エ ン)(0.5mL)で処理した。溶液を室温で2時間撹拌し、そして溶媒を真空で除去し 、そして残渣をクロマトグラフィーにより精製し(CH2Cl2中の1%MeOH)、所望の 化合物を得た。(アルコールから159mg、50%)。 工程5 NaOH(1N、1.3mL、1.3ミリモル)を、工程4のエステル(159mg、0.84ミリモル) 溶液(ジオキサン、3mL中)に室温で加えた。3時間後、混合物を約1mLに濃縮し 、そしてHCl(6N)を氷冷溶液にpHが5になるまで慎重に加えた。生成した沈殿を 集め、水で洗浄し、そして真空で乾燥した。(92mg、62%)。 工程6 工程5からの酸(60mg、0.34ミリモル)、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エ チルカルボジイミドヒドロクロライド(79mg、0.41ミリモル)、およびHOBT(1-ヒ ドロキシベンゾトリアゾール水和物)(55mg、0.41ミリモル)2-メトキシベンジル アミン(54μL、0.41ミリモル)の溶液(DMF、1mL中)を、室温で24時間撹拌した。 次に溶媒を真空下で除去し、そして残渣をクロマトグラフィーにより精製して、 50−100 EtAc(ヘキサン中)で溶出した。所望の化合物を白色固体として得た。(8 0mg、79%)。 化合物#33 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸2-N-エチルアミノベ ンジルアミン工程1 N-エチル-2-アミノベンゾニトリル リチウム ビス(トリメチルシリル)アミド(7.6mL、1M、テトラヒドロフラン中 )溶液を、テトラヒドロフラン(10mL)およびDMF(2mL)中の2-アミノベンゾニトリ ル(1g、8.5ミリモル)の冷溶液(0℃)に加えた。生成した溶液を30分間撹拌し、 次にヨードエタン(0.68mL、8.5ミリモル)を滴下した。溶液を室温とし、そして 一晩撹拌した。反応混合物を、飽 和NH4Clでクエンチングし、蒸発させ、CH2Cl2で希釈し、水、塩水で洗浄し、そ して合わせた有機抽出物をNa2SO4で乾燥させ、そして濃縮した。生成した液体を シリカゲルでクロマトグラフィーを行い(30%EtOAC−Hex)、標題化合物を分離で きない9:1比のモノおよびビスアルキル化化合物として得た。N- エチル-2-アミノベンゾニトリル: N- ジエチル-2-アミノベンゾニトリル: 工程2 N-エチル-2-アミノベンジルアミン ジヒドロクロライドおよびN-ジエチル-2-ア ミノベンズアミン ジヒドロクロライド N-エチル-2-アミノベンゾニトリル(0.4g、2.7ミリモル)、10%Pd/C(100mg)を 、乾燥フラスコに加え、続いてエタノール(15mL)を加えた。この溶液にHCl(2.7m L、4M、ジオキサン中)を加えた。生成した反応物は、H2(g)雰囲気下においた。 生成した溶液はセライトで濾過し、蒸発させ、エーテルでトリチュレートし、そ して溶媒を蒸発させて上記の中間体を得た。N- エチル-2-アミノベンジルアミン ジヒドロクロライド N- ジエチル-2-アミノベンズアミン ジヒドロクロライド 工程3 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸 Br2を40分間にわたって、[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(3g、17.25ミリモ ル)の懸濁液(酢酸、150mL中)に室温で加えた(18.96ミリモル)。溶液を一晩、室 温で撹拌し、次に混合物を氷でクエンチングし、そして1時間撹拌した。懸濁液 を蒸発乾固し、トリチュレートし、濾過し、そして最少量の冷水で洗浄した。生 成した成分を真空下で一晩乾燥して、標題化合物を59%収量で得た。 工程4 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸2-N-エチルアミノ-ベンジルアミン トリエチルアミン(0.095mL、0.68ミリモル)を、DMF(1.5mL)中の塩溶液に室温 で加えた。溶液を5分間撹拌した。同時に酸(30mg、0.12ミリモル)、HOBT(25mg 、0.19ミリモル)およびEDCIを加えた(36mg、0.19ミリモル)。反応物を一晩、室 温で撹拌しておいた。溶液を蒸発乾固し、そして残渣を最少量のCH2Cl2に溶解し 、そしてフラッシュクロマトグラフィー(50%AcOEt/ヘキサン−100%AcOEt)を使 用して精製して、標題化合物を61%収量で得た。 工程5 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸2-N-エチルアミノベンジルアミン 塩酸塩 HClを、CH2Cl2(0.5mL)中のアミド(28.4mg、0.06ミリモル)溶液に、室 温で加えた(1mL、4Mのジオキサン中)。溶液を室温で20分間撹拌した。懸濁液 を蒸発乾固し、次にエーテルでトリチュレートして標題化合物を定量的に得た。 化合物#39 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-トリフルオロメチルベ ンジルアミン; Lawesson試薬を、撹拌しているBCH-5024(30mg、0.09ミリモル)溶液(トルエン1 .5mL中)に加えた(38mg、0.09ミリモル)。この溶液を90℃に1時間加熱した。溶 媒を蒸発させ、そして生成物をフラッシュクロマトグラフィー(50%AcOEt/He− 100%AcOEt)で精製することにより、25.8mgのチオアミド誘導体を得た。 化合物#46 1-(2-イソ-プロポキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル- ウレア; ジクロロメタン(10.0mL)中の2-イソプロポキシフェニルアミン(400mg、2.64ミ リモル)およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.02ml、5.82ミリモル)溶液を 、管を通してジクロロメタン(6.0mL)のチオホスゲン(274.7mg、0.93ミリモル)溶 液に-78℃で滴下した。溶液を-78℃で1時間、次に0℃で1時間、そして次に室 温で1時間撹拌した。生成した混合物を濃縮し、ペンタンでトリチュレートし、 そして次に濾過した。所望のイソシアネートを茶色い油として単離した(449.7m g、96%): イソシアネート(45.8mg、0.258)およびアミン(25mg、0.172)の混合物(アセト ニトリル1mL中)を、3時間、加熱還流した。溶媒はロータリーエバポレーター を使用して除去した。残渣をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過し、そ してジエチルエーテルで洗浄した。固体を再度、 エタノールおよびジエチルエーテルで洗浄し、そして明るい茶色の固体として単 離した(34.4mg、62%):融点>200℃; 同様な様式で、以下の化合物を製造した: 化合物#22 N-(2-ヒドロキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド ; 化合物#23 N-(2-メトキシカルボニルベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボ キサミド; 化合物#26 N-(2プロポキシベンジル)-2-[1,6]ナフチリジン-2-カルボキサミ ド; 化合物#27 (2-{[([1,6]ナフチリジン-2-カルボニル)-アミノ]-メチル}-フェ ニル)-カルボン酸tert-ブチルエステル; 化合物#28 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2,3,4,5-テトラヒドロベンゾ[ B]オキセピン-5-イル)-アミド; 化合物#29 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(クロマン-4-イル)-アミド; 化合物#30 N-(2'-メトキシベンジル)-5-アミノ-2-[1,6]ナフチリジンカルボ キサミド; 化合物#31 [1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸2,3-(メチレンジオキシ)-ベン ジルアミド; 化合物#33 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチ ルアミノベンジルアミン 化合物#34 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポキシベ ンジルアミン); 化合物#35 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-メトキシベンジル アミン); 化合物#36 8-クロロ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポキシベ ンジルアミン); 化合物#37 8-クロロ-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-N-エチルアミノベ ンジルアミン); 化合物#38 8-(2ピリジル)-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポ キシベンジルアミン); 化合物#40 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキシベンジ ルアミン; 化合物#41 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-3-メトキシベンジルアミ ン; 化合物#42 8-ブロモ-[1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-イソプロポキ シベンジルアミン; 化合物#43 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸2-メトキシ-ベンジルアミ ド; 化合物#44 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸2-エトキシ-ベンジルアミ ド; 化合物#45 [1,6]ナフチリジン-2-チオカルボン酸-2-メトキシ-シクロヘキシ ルメチル-アミド; 化合物#47 1-(2-イソ-プロポキシベンジル)-3-[1,6]ナフチリジ ン-2-イル-ウレア; 化合物#48 1-(N-boc-4-アミノブチル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア ; 化合物#49 1-(4-アミノブチル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア ヒド ロクロライド; 化合物#50 1-[(S)-α-メチルベンジル]-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレ ア; 化合物#51 1-[(R)-α-メチルベンジル]-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレ ア; 化合物#52 1-(2-メトキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#53 1-ブチル-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#54 1-(2-メトキシベンジル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#55 1-(2-エトキシ-フェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; 化合物#56 1-(2-メチルーフェニル)-3-[1,6]ナフチリジン-2-イル-ウレア; および 化合物#57 8-(2-ピリジル)-[1,6]ナフチリジン-2-カルボン酸(2-イソプロポ キシベンジルアミン)。 以下の化合物は、市販品から得た(ピークダーレ ファイン ケミカルズ社:Pe akdale Fine Chemicals Limited、グロソップ、ダビーシャー、英国): 化合物#24 (1,6)ナフチリジン-2-カルボン酸アリルアミド(PFC-0 29); 化合物#25 N-(2-メトキシベンジル)-2-(1,6)ナフチリジンカルボキサミド(P FC-032)。 を含む。実施例2 CMVプラーク減少アッセイ 試験化合物の抗-CMV活性は、以下のプラーク減少アッセイで評価した: 12-ウェルの組織カルチャー皿中に、1.5X10E5またはHs68細胞(ヒト肺繊維芽細 胞系)を、ウェルあたり2mlのDMEM 10%ウシ胎児血清を用いてプレートに播き、 そして5%CO2/空気中で一晩、または細胞の準備ができるまでインキューベー ションした。 次に培地を取り出し、そして各ウェルあたり0.5ml(DMEM2%FBS中に200pfu/ml に希釈したものを含む)のHCMVウイルス細胞を接種した。 37℃で2時間吸着させた後、ウイルスを取り出し、そして種々の濃度の試験化 合物を含む2%FBSを含有するDMEMを用いて細胞の単層(1ml)を上に乗せた。次 に細胞を37℃で8日間インキューベーションし、そして次に1容量(1ml)のホ ルムアルデヒド8%/水またはPBS 1Xで30分間固定した。 ホルムアルデヒド溶液を除去し、そして細胞の単層をクリスタルバイオレット 2%/EtOH 20%で数秒染色し、そして次に水ですすいだ。 単層を顕微鏡下でプラークの存在に関して調査し、各化合物についてプラーク 減少の割合を未処理細胞(試験化合物を含まない)と比較することにより決定し 、そして50%阻害濃度(IC50)を確立した。ガンシクロビルは、陽性の対照として 使用した。 覚書:DMEM培地は1%グルタミンおよび1%ペニ/ストレプ(pen/strep)を含ん だ。実施例3 細胞障害性アッセイ 試験化合物の細胞障害性は、以下の手順に従い評価した: 平底の96ウェルプレートに、5x10E3 Vero-34細胞/ウェルおよび1×10E4 H2-6 8またはWi-38細胞/ウェルをそれぞれプレーティングし、そして37℃にて5%CO2 /空気中で一晩インキューベーションした。インキューベーション後、上清培 地を除去し、そして2%DMEM(150μL)中に希釈した10%試験化合物に置き換えた 。次に細胞を37℃にて5%CO2インキュベーター中で48時間インキューベーショ ンした。 [3H]-メチル チミジンの10uCi/ml溶液を50μl/ウェル(約2Ci/ミリモルの 比活性)を培養基に加え、そして37℃にて5%CO2インキュベーター中で一晩(18 時間)、インキューベーションした。 次に細胞をフィイバーガラスフィルター(Printed Filtermat A 1450-421ウァ ラック:Wallac)上に、Tomtec細胞回収機を使用して回収した。懸濁した細胞を 直接フィルター上に回収する一方、付着した細胞については培地を取り除き、そ して細胞を集める前にPBSで洗浄し、そして2−3分間、トリプシン処理した(50 μlトリプシン/ウェル)。 フィルターを37−40℃で1時間乾燥し、そして4.5mlのBetascintおよびMicrob eta 1450ウァラックで得た(手順1)カウントを含むバックに入れた。 細胞増殖の割合は、対照(試験化合物なし)との比較により決定し、そしてこ れにより50%阻害濃度の樹立を確立した。 本発明の化合物は、プラーク減少アッセイに従いCMVを阻害し、そし てガンシクロビルと匹敵することが分かった。結果を表1にまとめる。化合物は ガンシクロビアと一列にならべて試験され、これは一貫して>0.1<0.5μg/mlの IC50、および〜10−200μg/mlの範囲のCC50を示した。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年5月29日(1998.5.29) 【補正内容】 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年9月3日(1998.9.3) 【補正内容】 請求の範囲 1.哺乳動物中でのサイトメガロウイルスの複製を阻害する方法であって、該哺 乳動物に式(I): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、 C=OおよびCHR4から独立して選択され; Bは、から成る群から選択され;式中、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH、ハロゲ ン、アミノまたはCl-4アルコキシで置換されてもよい)Cl-4(アルキル、アルコ キシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置 換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置 換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたは C3-7シクロアルキル;ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR'2は、独立してHまたはC1-4アルキルであるか、あるいはR1およ びR2は一緒になって、場合によってはC6-10アリールまたはヘテロアリールと融 合してもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2である、 の化合物の抗−サイトメガロウイルス量を投与することを含んで成る、上記方法 。 2.WがNまたはNR5である、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.YがNまたはNR5であり、そしてXおよびZが独立してCH、CR4、CH2、C=O およびCHR4から選択される、請求の範囲第1項に記載の方法。 4.R1が、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4 アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロ−置換されたアルキル から選択される1または2個の置換基により場合によっては置換されてもよいベ ンジルである、請求の範囲第1項に記載の方法。 5.R2およびR'2がHである、請求の範囲第1項に記載の方法。 6.R3がHである、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の方 法。 7.R4がHである、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の方 法。 8.医薬的に許容できるキャリアー、希釈剤または補助剤および式(I) 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、 C=OおよびCHR4から独立して選択され; Bは、 から成る群から選択され;式中、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH、ハロゲ ン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されてもよい)C1-4(アルキル、アルコ キシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置 換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置 換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたはC3-7シクロアルキル; ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR'2は、独立してHまたはC1-4アルキルであるか、あるいはR1およ びR2は一緒になって、場合によってはC6-10アリールまた はヘテロアリールと融合してもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素 環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2である、 の化合物、またはそれらの医薬的に許容できる塩を含んで成る抗−サイトメガロ ウイルス組成物。 9.WがNまたはNR5である、請求の範囲第8項に記載の組成物。 10.YがNまたはNR5であり、そしてXおよびZが独立してCH、CR4、CH2、C =OおよびCHR4から選択される、請求の範囲第8項に記載の組成物。 11.R1が、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ 、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロ-置換されたアルキ ルから選択される1または2個の置換基により場合に よっては置換されてもよいベンジルである、請求の範囲第8項に記載の組成物。 12.R2およびR'2がHである、請求の範囲第8項に記載の組成物。 13.R3がHである、請求の範囲第8項ないし第12項のいずれか1項に記載 の組成物。 14.R4がHである、請求の範囲第8項ないし第13項のいずれか1項に記載 の組成物。 15.式(I): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、 C=OおよびCHR4から独立して選択され; Bは、 から成る群から選択され;式中、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、( 場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されても よい)C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまた はアルコキシカルボニル)で置換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭 素環もしくは複素環)により置換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル またはC3-7シクロアルキル;ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR'2は、独立してHまたはC1-4アルキルであるか、あるいはR1およ びR2は一緒になって、場合によってはC6-10アリールまたはヘテロアリールと融 合してもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2であり、式中、 WおよびYが両方ともNまたはNR5であるならば、R1はアリルまたは2-メトキ シベンジル以外であり; NR5ならば、Wは、NまたはNR5であり;そして1はメチル以外である、 の化合物、およびそれらの医薬的に許容できる塩。 16.WがNまたはNR5である、請求の範囲第15項に記載の化合物。 17.YがNまたはNR5であり、そしてXおよびZが独立してCH、CR4、CH2、C =OおよびCHR4から選択される、請求の範囲第15項に記載の化合物。 18.R1が、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ 、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロ-置換されたアルキ ルから選択される1または2個の置換基により場合によっては置換されてもよい ベンジルである、請求の範囲第15項に記載の化合物。 19.R2およびR'2、R3およびR4がそれぞれHである、請求の範囲第15項 に記載の化合物。 20.サイトメガロウイルス阻害活性を有する、請求の範囲第15項に記載の化 合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/22 A61P 31/22 C07D 217/02 C07D 217/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP ,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU, LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,N Z,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI ,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US, UZ,VN (72)発明者 ワング,ウエイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08543 プリンストン・ピーオーボツクス4000・ビ ーエムエス (72)発明者 ステフアナク,トミスラブ カナダ・オンタリオ エル2ジー 1ジエ イ3・ナイアガラ フオールズ・ノースス トリート5540 (72)発明者 マンサウア,タレク・エス アメリカ合衆国ニユーヨーク州10956ニユ ー―シテイ・オーバールツクロード5 (72)発明者 ヌグエン―バ,ポール カナダ・ケベツク ジエイ5アール 5エ ム5・ラプレイリー・レオタブルデユバク ストリート175 (72)発明者 ラバレー,ジヤン―フランソワ カナダ・ケベツク ジエイ7シー 2ワイ 8・ブレインビル・デロージエアベニユー 297 (72)発明者 フアラルド,ギ カナダ・ケベツク エイチ7ダブリユー 3エス6・サント―ドロテ・クルルブール バード5635

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.哺乳動物中でのサイトメガロウイルスの複製を阻害する方法であって、該哺 乳動物に式(I): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、 C=OおよびCHR4から独立して選択され; Bは、 から成る群から選択され;式中、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH、ハロゲ ン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されてもよい)C1-4(アルキル、アルコ キシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置 換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置 換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたは C3-7シクロアルキル;ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR’2は、独立してHまたはC1-4アルキルであるか、あるいはR1お よびR2は一緒に、場合によってはC6-10アリールまたはヘテロアリールと融合し てもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2である、 の化合物の抗−サイトメガロウイルス量を投与することを含んで成る、上記方法 。 2.WがNまたはNR5である、請求の範囲に記載の方法。 3.YがNまたはNR5であり、そしてXおよびYが独立してCH、CR4、CH2、C=O およびCHR4から選択される、請求の範囲第1項に記載の方法。 4.R1が、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C1-4 アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロ-置換されたアルキルか ら選択される1または2個の置換基により場合によっては置換されてもよいベン ジルである、請求の範囲第1項に記載の方法。 5.R2およびR'2がHである、請求の範囲第1項に記載の方法。 6.R3がHである、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の方 法。 7.R4がHである、請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の方 法。 8.医薬的に許容できるキャリアー、希釈剤または補助剤および式(I): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、 CR4、CH2、C=OおよびCHR4から独立して選択され: Bは、 から成る群から選択され;式中、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合によってはOH)ハロゲン 、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されてもよい)C1-4(アルキル、アルコキ シ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)で置換 されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環もしくは複素環)により置換 されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニルまたはC3-7シクロアルキル;な らびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR’2は、独立してHまたはC1-4アルキルであるか、あるい はR1およびR2は一緒に、場合によってはC6-10アリールまたはヘテロアリール と融合してもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2である、 の化合物、またはそれらの医薬的に許容できる塩を含んで成る抗−サイトメガロ ウイルス組成物。 9.WがNまたはNR5である、請求の範囲第8項に記載の組成物。 10.YがNまたはNR5であり、そしてXおよびYが独立してCH、CR4、CH2、C =OおよびCHR4から選択される、請求の範囲第8項に記載の組成物。 11.R1が、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ 、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロ-置換されたアルキ ルから選択される1または2個の置換基により場合に よっては置換されてもよいベンジルである、請求の範囲第8項に記載の組成物。 12.R2およびR'2がHである、請求の範囲第8項に記載の組成物。 13.R3がHである、請求の範囲第8項ないし第12項のいずれか1項に記載 の組成物。 14.R4がHである、請求の範囲第8項ないし第13項のいずれか1項に記載 の組成物。 15.式(I): 式中、 Wは、CH、CR3、CH2、C=O、CHR3、NおよびNR5から選択され; X、YおよびZの1つがNまたはNR5であり、一方、他の2つはCH、CR4、CH2、 C=OおよびCHR4から独立して選択され; Bは、 から成る群から選択され;式中、 AはOまたはSであり; R1は、 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、カルボキシまたは[場合によってはO H、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、( 場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシで置換されても よい)C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシまた はアルコキシカルボニル)で置換されてもよい]飽和もしくは不飽和のC3-10(炭 素環もしくは複素環)により置換されてもよいC1-6アルキル、C2-6アルケニル またはC3-7シクロアルキル;ならびに 場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、カルボキシ、(場合に よってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよい) C1-4(アルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アシル、アシルオキシルまたはア ルコキシカルボニル)により置換されてもよいC6-10アリールと融合したC3-7シ クロアルキル、 から選択され、 R2およびR’2は、独立してHまたはC1-4アルキルであるか、あるいはR1お よびR2は一緒に、場合によってはC6-10アリールまたはヘテロアリールと融合し てもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環を形成し; R3およびR4は、独立してH、OH、ハロゲン、アミノ、シアノ、場合によって はOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより置換されてもよいC1-6(ア ルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシまたはアルコキシカルボニル)、お よび場合によってはOH、ハロゲン、アミノ、メルカプト、C1-4アルキルチオ、C1 -4 アルコキシカルボニル、ハロ−置換されたC1-4アルキルもしくはハロ−置換さ れたC1-4アルコキシ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシまたはカルボキシにより 置換されてもよい飽和もしくは不飽和のC3-10(炭素環または複素環)から選択 され; R5はH、場合によってはOH、ハロゲン、アミノまたはC1-4アルコキシにより 置換されてもよいC1-6アルキルまたはC1-6アシルであり; そして nは0、1または2であり、式中、 WおよびYが両方ともNまたはNR5であるならば、R1はアリルまたは2-メトキ シベンジル以外であり;NR5ならば、Wは、NまたはNR5であり;そして 1はメチル以外である、 の化合物、およびそれらの医薬的に許容できる塩。 16.WがNまたはNR5である、請求の範囲第15項に記載の化合物。 17.YがNまたはNR5であり、そしてXおよびYが独立してCH、CR4、CH2、C =OおよびCHR4から選択される、請求の範囲第15項に記載の化合物。 18.R1が、ヒドロキシ、アミノ、ハロゲン、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ 、C1-4アルコキシカルボニル、C1-4アルキルチオ、C1-4ハロ-置換されたアルキ ルから選択される1または2個の置換基により場合に よっては置換されてもよいベンジルである、請求の範囲第15項に記載の化合物 。 19.R2およびR’2、R3およびR4がそれぞれHである、請求の範囲第15項 に記載の化合物。 20.サイトメガロウイルス阻害活性を有する、請求の範囲第15項に記載の化 合物。
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